勇者「魔王? 知らんよ俺は女とイチャイチャするんだ!」

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119 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/14(火) 11:40:51.02 ID:D9NUtTf8O
普通に楽しんでるよ
もっと焦らしたかったけど本番モード一直線だな
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 13:52:37.36 ID:XjzgoA8uO

魔法使い「はぁっ……はぁっ……」

勇者「大丈夫か?」

魔法使い「……うん……はっ……イッちゃった……」

魔法使い「……キス……して?」


息を切らせて顔を赤くした魔法使いが俺を求めてる
ヨダレで濡れた唇に優しくキスをすると、彼女はゆっくりとした呼吸になり落ち着きを見せた

唇を重ねたまま、ぐっしょりと濡れた割れ目にペニスをあてがう
彼女は何も言わず、腰をそっとくねらせこちらの目を見つめてきた
わざわざしてもいいかと改めて聞くのも野暮だろう


昨日とは違い、軽く押し込むだけでズブズブと挿入され膣壁を押し分けていき、ペニスを根元まで容易く飲み込んだ

121 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 13:55:18.53 ID:XjzgoA8uO

魔法使い「ぁっ……きもちいっ……」

勇者「痛くないか?」

魔法使い「……全然だよ?」

魔法使い「……勇者の気持ちいい……」

勇者「何が気持ちいいんだ?」

魔法使い「……分かってるくせに」

勇者「言ってくれなきゃ分かんねえよ」

魔法使い「……ぅー……勇者の、、、おちんちん」

魔法使い「……ぐりぐり当たって、気持ちいいよ」

勇者「よく言えたな、偉い」

魔法使い「……えへへ」

魔法使い「……早く、いっぱい、しよ?」


細い身体を抱きしめ、密着したまま腰を振り始める
ぱちゅんぱちゅんと水音が響き、後ろの荷台にまで聞こえないかドキドキハラハラだ
魔法使いは快感の波に耐えるようにぐっと目を閉じ、堪えている

ぎゅうぎゅうとヒダがペニスを飲み込み、離さないように収縮する
彼女が息継ぎをするように、ぐっと力が入るとその収縮力はさらに強まり気を抜けばあっという間に、こちらが射精へと持っていかれそうだった


魔法使い「……勇者の、びくびくって…してるよ?」

勇者「魔法使いの中が気持ちよすぎんだよ」

魔法使い「……えへへ、名器?」

勇者「どこで覚えたんだそんな言葉」

魔法使い「……ふふん」

122 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 13:56:21.37 ID:XjzgoA8uO

彼女のどこか余裕そうな表情が気に食わなかった
うねり、しごき上げてくるような腟内に俺だけが達しそうだという事実が腹立たしかった

そんな子供みたいな劣等感を久方ぶりに覚え、その思いを腰に託す


魔法使い「ひゃあんっ!!」


突然奥まで力一杯に突き刺された彼女は耳をつんざくような声を上げた

もう一度グリグリとカリが彼女の壁を抉りながら出口付近まで引き抜く
そして再び奥まで突き刺した

体重が乗ったストロークを受けた彼女の子宮口が、壊れるのではないかと錯覚するほどの一撃は彼女の頭を揺らし、一気に感覚の全てを支配する

急激に高まった性感に彼女の腰は反らされ、見る者を魅了する身体をさらに欲情的な姿へと変えた
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 13:57:26.83 ID:XjzgoA8uO

腰を打ち付ける度に彼女は息を漏らした
必死に自分の手で口を押さえるが、どうしても小さく声が漏れてしまう
むしろそうして我慢している分逃げ場を失った性感が彼女を昂らせていた

普段は無口でリアクションの薄い彼女とは思えないほどに今は乱れ、欲に忠実な姿はまさに女性的で彼女の魅力を高めている


彼女の耳を甘く噛み、耳内へ舌を入れると彼女は不意に達した


魔法使い「くふっ、あっ! だめぇっ、そこっ!」


腟内はぐわんと大きく波打ち、精子を絞り出すかのようにギューと締め付けてくる
その強い刺激に歯を食いしばって耐え、彼女の身体を抱きしめた
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 13:59:10.71 ID:XjzgoA8uO

魔法使い「ちゅーして……ちゅう」

目が虚ろになり熱い息をする魔法使いは唇を貪る

昨日もしてて思ったが魔法使いは、かなりのキス魔だ
お互いの存在を確かめるように舌を絡め唾液を交換する
ぬちゃぬちゃという下品な音を立てながらそのいやらしくも、満たされた時間は彼女を落ち着かせた


魔法使い「……私だけ、イッてごめんね」

勇者「耳舐めたらすぐイッたな」

魔法使い「……んぅ……耳弱いみたい」


彼女を抱きしめるふりをしてまた耳を甘嚙みするとひゃんと小さく鳴いた後、俺の背中をペシペシと叩いて抗議した


魔法使い「……勇者、まだイッてない」

勇者「お前もうクタクタじゃねえか」

魔法使い「……いいよ。勇者にもイッほしい」

魔法使い「……好きなようにして?」

勇者「知らねえぞ?」

魔法使い「……いいよ、私のおまんこ使って気持ちよくなって」
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 14:00:16.31 ID:XjzgoA8uO

彼女は幾度もゴリゴリと抉られる
その度に彼女は声にならない嬌声をあげ続ける

もう何度目かの絶頂か
既に身体は力が入らなくなり、残っている感覚は子宮を突かれる度に全身を走る圧倒的な性感のみ


歯をガチガチと鳴らせながら、充分に酸素を吸い込めないがために意識が朦朧とする中で彼女はまたも達する


魔法使い「ぁ……また、イクっ……!」

魔法使い「……っ……あぁああああ! イグっ!!」


達したと同時に止まる息
そしてその快感に彼女は意識を手放す
だが止まらないピストンにより再び強制的に覚醒させられる

もう限界はとっくに超えていた
本当は獣のように叫び声を上げたい

全身を襲う快感を少しでも逃がすために身体をよじり、発狂したい

しかしそれらは勇者によって口を塞がれ、体を強く抱きしめられることで叶わなかった
魔法使いに出来ることは勇者が達するのをイキながら待つことのみ

その時間はあっという間にも、永遠にも感じられた
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 14:04:15.77 ID:XjzgoA8uO

勇者も彼女がもう本当に限界なのは分かっていた
それでもイキ狂い、涎を垂らしながらこちらを虚ろな瞳で見つめてくる彼女を満たしてやりたかった
決して先ほどの余裕な態度がムカついたからではなく、彼女の瞳がもっとと求めてくるのだ

呂律が回らず言葉を紡ぐことが出来なくなった彼女に、一言いくぞとだけ伝える

彼女は地獄にも感じた性交からのようやくの解放に喜びと喪失感を感じた

焦点が合わない目で必死に見つめ、彼の絶頂を助ける
私はここだよと、ちゃんと受け止めるよと、言葉にならない想いを胸に彼の吐く余裕がなくなってきた息に胸が満たされていく


そして並ではない量の精が吐き出され、彼女はそれのためにまたも絶頂した

弛緩と収縮を繰り返し搾り取ってくる腟内に、たっぷりと十数秒かけての長い長い射精

熱くなったお腹の感覚に幸福感を覚え、そしてようやく解放されたことで気絶するように瞼を閉じた
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 14:04:43.74 ID:XjzgoA8uO

休憩
エロシーンってなんでこんなに疲れるの
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/14(火) 15:01:44.87 ID:zVo3YLBR0
エロ描写が濃厚だからじゃない?そこらのエロ小説にも使えそうなレベル
俺はうれしいけど
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/14(火) 16:29:02.81 ID:5KioKk0qo
興奮してドキドキするからだろ
もしくは手が忙しいか
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/14(火) 18:15:01.36 ID:0TN0/xgTO
凄く面白いけど個人的には>>1にトリップをつけてほしい
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/03/14(火) 19:01:25.77 ID:eKQuvinr0
前にも勇者と魔王の安価SS書いてそうだな
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/14(火) 19:11:00.87 ID:X6w3lAP2o
1レス書くごとに抜いて確認してそう
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 22:46:49.87 ID:XjzgoA8uO

盗賊「やっとついたー!」

勇者「あーケツいてぇ」

賢者「御者ありがとうございます勇者」

勇者「ありがとう賢者ちゃん。 俺の尻をマッサージしてくれてもいいんだぜ」

賢者「考えておきますね」

魔法使い「…………」ボー

魔法使い「……ふぁ」

盗賊「魔法使い眠そうだねぇ?」

魔法使い「……ん」

賢者「昨晩はあんまり休めませんでしたか?」

魔法使い「……うーん……激しかったから」

勇者「ぶふっ!」

盗賊「ん? 激しかったって?」

魔法使い「…………」ンー

魔法使い「……なんだっけ?」

賢者「くす……変な魔法使い」

魔法使い「……??」

盗賊「あははー魔法使いボケボケだね!」

勇者「…………」

勇者(あいつとぼけるのうますぎだろ……)

勇者(女子ってこえー)
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 22:52:47.02 ID:XjzgoA8uO

勇者「さーてまず新しい街についたら何をするでしょうか」

盗賊「はいはーい! ご飯食べる!」

勇者「食いしん坊め。 それは後でいいんだよ」

魔法使い「……お昼寝」

勇者「それ選択肢にも入ってこねえよ……」

勇者「はい、じゃあ賢者ちゃん正解わかる?」

賢者「旅の常識ですからね。 宿の手配ですね?」

勇者「びんぽーんぴんぽーん。 正解した賢者には勇者の投げキッスのプレゼント」

勇者「んーまっ♡」

賢者「…………」ヒョイッ

勇者「…………」

賢者「…………」ジトー

盗賊「……ゆうしゃは賢者にセクハラするの好きだね」

魔法使い「……嫌われる」

勇者「え!? 賢者ちゃん俺のこと嫌いになった!?」

賢者「…………」

勇者「ガン無視やめてぇっ!?」
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 22:58:08.23 ID:XjzgoA8uO

魔法使い「……で、なんで宿の手配が大事?」

勇者「あぁ……街につくのが遅くなるとその分宿が埋まりやすいってのがひとつ」

勇者「あと宿さえ手配できればそこを拠点にして街中で行動しやすいってこと」

勇者「そして、宿で情報が手に入りやすいっていうメリットがある」

魔法使い「……なるほど」

盗賊「なんか、ゆうしゃのくせに勇者っぽくてムカつく」

勇者「あぁん? 俺様が正真正銘勇者様だぞゴルァ」

賢者「喧嘩はやめてください! ほら
宿探しに行くんでしょ?」

魔法使い「……喧嘩するほど仲がいい」

盗賊「誰が!」

勇者「そうだ、こんなチビと一緒にするな」

盗賊「……本当にムカつくぅー」
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 23:06:30.18 ID:XjzgoA8uO

宿屋「おぉ、これはこれは勇者様!」

勇者「こんちわっすー覚えててもらえて何よりっす」

宿屋「この街の恩人の顔を忘れるはずもありませんよ!」

宿屋「ですが……先の戦いの件は残念でした」

勇者「……あぁ、そうだな」

勇者「ところで部屋を借りたいんだが空いてるか?」

宿屋「おぉこれは失礼いたしました! ただ現在二部屋しか空いておりませんで」

勇者「あーいいよそれで」

宿屋「お代は結構ですからね、そして……遅い時間でよろしければ大浴場を貸切で是非お使い下さい」

勇者「いいのか?」

宿屋「はい、恩のある勇者様ですからね、これぐらい当然のことでございます」

勇者「じゃ、ありがたくそうさせてもらうぜ」
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 23:15:39.19 ID:XjzgoA8uO

賢者「なんだか、勇者の人望のすごさを知っちゃいましたね」

魔法使い「……意外とちゃんと勇者やってたんだ」

勇者「俺だってなぁ昔は正義感に溢れた勇者だったんだよ」

盗賊「今はー?」

勇者「そんな気持ち屁と一緒に捨ててきた」

盗賊「サイテー」

賢者「ところで、部屋割りはどうしますか?」

魔法使い「……ツインベッドが二部屋」

盗賊「ついんべっどってー?」

賢者「お部屋にベッドが二つしかないんですよ」

勇者「つまり誰かが男の俺と一緒の部屋ってことだ」

盗賊「え゛」

魔法使い「……盗賊と私と賢者の誰かが一緒に寝るのもあり」

勇者「なんだよー俺1人かよー」

勇者「俺男ひとりだからなぁ分かってはいるけどさー……寂しいんだよなぁ」

賢者「ぐっ……」

魔法使い「……賢者、気にしたら負け」

盗賊「そうだよ? どうせあいつ変なことする気だよ?」

勇者「本当に失礼だな!!」
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 23:16:58.68 ID:XjzgoA8uO

部屋割りどうするか

>>139 勇者と誰か
@賢者

A魔法使い

B盗賊

C勇者1人(なにかしらイベントはあり)
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/14(火) 23:17:43.01 ID:3cz1/1DpO
3
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 23:22:16.85 ID:XjzgoA8uO

勇者「さぁ、誰が俺と一緒に寝るんだ!」ワキワキ

魔法使い「……その手の動きはアウト」

盗賊「ねぇゆうしゃやっぱり変態だよ? 一緒に寝たら危ないよ」

賢者「……そうですねぇ密室に二人っきりですしね」

魔法使い「……ヒューヒュー」

勇者「じゃあ盗賊、お前がこい」

盗賊「なんで!?」

賢者「まぁ盗賊ちゃんなら勇者も手は出さないでしょうし」

魔法使い「……寂しがり勇者を助けてあげて」

盗賊「ひ、ひどいよ2人ともー! うちを売るの!?」

勇者「観念しろちびっ子。 お前は今日は俺の抱き枕となるのだァ!」

盗賊「いーやー!!」
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 23:24:07.23 ID:XjzgoA8uO

眠いのでまた明日書きます
お部屋イベントの前にお風呂があるんやで(ニッコリ
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/14(火) 23:24:35.24 ID:3cz1/1DpO
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/14(火) 23:29:18.82 ID:zM/NIXjZ0
乙!!

明日…つまり30分後ですね!(ニッコリ)
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 07:57:45.96 ID:jSXC/8j6O

盗賊「わっ! 美味しそう!」

賢者「こんなに食べたら太っちゃいますね」

勇者「そうして栄養が胸にいくのか、なるほど」

賢者「もう! 勇者はいつもそういうことばっかり」

魔法使い「…………」ベターン

盗賊「…………」チラッ

勇者「おい盗賊。 今魔法使いのこと横目で見てただろ」

盗賊「え!? 見てないよ!? う、うううウチそんなことしない!」

魔法使い「……いい。自分が一番よく分かってる」

盗賊「えぅー…… うちも大きくなったら賢者みたいになれるかな」

賢者「盗賊ちゃん? 女の子は胸の大きさで善し悪しが決まるんじゃないんですよ?」

魔法使い「……それ賢者が言うと嫌味」

賢者「どうしてですか!」

勇者「なんつうか反則だよな。 パッツンパッツンだもん」

賢者「うー……やめてくださいよ私だって気にしてるんですから」

勇者「自然と目がいく」

賢者「見ないでください」

魔法使い「……そういう仕草がエロいんだぜべいべー」

賢者「なんですかそのキャラ……」
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 07:59:02.81 ID:jSXC/8j6O

勇者「じゃ、食おうぜ」

盗賊「うんうん! お腹空いた!」

勇者「じゃ、新しい仲間の出会いと、賢者ちゃんのおっぱいに」

「「「かんぱーい!」」」

賢者「ちょっと待ってください! おかしくないですか!」

勇者「かぁー! このエールがうめぇんだ」

盗賊「ねえねえ、お酒っておいしいの?」

賢者「無視しないでくださいっ!」

勇者「あー? なんだチビ、飲んでみるか?」

盗賊「いいの?」

賢者「ふんだ。 ダメですよ子供にお酒なんて飲ませたら」

勇者「いいんだよ、何事も経験。これも旅の醍醐味だ」

盗賊「いただきまーす」ゴクッ

盗賊「〜〜っ!? びゃぁぁぁー!!」

勇者「わっはははは!」

盗賊「にがーーい! しかもなんかピリピリする!」

勇者「ガキにゃまだ早かったな」

魔法使い「……盗賊、こっちの甘いお酒がいい」

盗賊「……まずくない?」

魔法使い「……甘くて美味しい。 でも少しだけだよ」

盗賊「わぁ! これおいしい!」

勇者「ガキにゃそっちのがお似合いだな」

盗賊「……あんな不味いもの飲むゆうしゃは味覚音痴なんだよ」

魔法使い「……ねー」

盗賊「ねー!」

勇者「おい」
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 08:00:20.61 ID:jSXC/8j6O

勇者「賢者は飲まないの?」

賢者「私、実はお酒飲んだことがなくて」

魔法使い「……聖職者は飲めない?」

賢者「いえ、そんなことないですよ。 自制せよとは神の言葉の中にありますが」

賢者「私は強い気が欠片もしないので……飲むのが怖くて」

勇者「そうなん? じゃあ一口だけ舐めてみ?」

盗賊「そうだよ! うちだって飲んだんだから!」

賢者「えー……でもぉ」チラッ

魔法使い「……Go」ビシッ

賢者「うー……分かりました」

勇者「じゃあ、ホイ。 さっきのエール」

賢者「うっ……」

勇者「味わうより、のどごしを楽しむ感じでサッと飲んじゃいな」

賢者「はい」ゴクッ

賢者「あ……おいしいですね」

盗賊「えぇー!!」

魔法使い「……まさかの展開」

賢者「おいしいですこれ」ゴクゴク

勇者「さすがだな、賢者。 真理に辿り着くのが早い」


ガンっ!


賢者「真理ですってぇ〜? ヒック」
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 08:05:05.77 ID:jSXC/8j6O

賢者「ゆうしゃぁ〜? 真理なんてそんな簡単に辿り着けるものじゃないんですよぉ」

勇者「え」

賢者「私達が何年何十年とかけてありとあらゆる事象を考え、そして最後に辿り着く境地こそが真理なんれすっ!」バンッ

賢者「それをぅ! たかだかお酒の1杯の中に真理を見つけようだなんて、甘いんれすよぉ〜!!」

盗賊「け、賢者どうしちゃったの!?」

魔法使い「……酔いが回るのが早すぎ」

勇者「ちょっと落ち着け賢者、な?」

賢者「私は落ち着いてましゅっ! なんなんれすか、私がまるでおかしいみたいにゃ、言い方」

魔法使い「……おーこれはすごい。呂律がすごいことにぃ」

盗賊「そんな楽しんでる場合なのかな!?」

勇者「賢者、他の客の目もあるからな?」

賢者「他の客の目って、何よっ! いつもじろじろ胸ばっかり見てぇ〜!」

賢者「勇者もらよ? いつもおっぱいおっぱいって。 私はおっぱいちゃんじゃ、、な〜い!」バタンッ

勇者「おいおいおい!」

148 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 08:10:14.14 ID:jSXC/8j6O

勇者「大丈夫かよ賢者」

賢者「ふわふわしましゅ〜。 あれー? 起きれないぞぉ〜?」

勇者「仕方ねぇなぁよっこらせ」

賢者「んぅ〜!」ギュッ

魔法使い「……あ」

盗賊「あー!」

勇者「お、おい? 賢者?」

賢者「ゆうしゃ〜耳貸しれ?」

勇者「な、なんだよ」

賢者「……さっき魔法使いとエッチしれらの、知っれるんらからぁ〜」コソコソ

勇者「なっ……!」

賢者「ひ〜ど〜い! 私らって、まだなのに」

賢者「聖職者とはいえね? もう22なんれすからねっ、周りはどんどん結婚していくんれすよ」

賢者「私は売れ残りなんれす〜わーん」バタンッ

勇者「そんなことねえって! 賢者かわいいよ!」

賢者「じゃあ、お嫁に貰ってくれましゅ?」

勇者「えー? そりゃ考えとくけど」

賢者「じゃあちゅーしてくらさい!」ガバァ

勇者「うわっ!」

賢者「んちゅ〜〜〜♡」

勇者「んんんっ!!!」

盗賊「あわわわわわっどうしよう」

魔法使い「……濃厚」

勇者「た、助けろー!」

賢者「んふふ〜ちゅっちゅ〜♡」ブチュー

魔法使い「……いいなぁ」
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 08:31:37.67 ID:jSXC/8j6O
きゅーけ
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/15(水) 08:51:55.78 ID:KV77nioKO
一旦乙
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 18:46:38.94 ID:PONT+8r/o

勇者「うーし、じゃあ風呂入りに行こうぜー」

魔法使い「………?」

勇者「なにやってんだよ? 行くぞお前ら?」

魔法使い「……え」

賢者「い、一緒に入るんですか!?」

勇者「当たり前だろ、貸切でって言ってたんだから」

盗賊「ゆうしゃ男湯でいいじゃん」

賢者「そ、そうですよ! なにも男女が一緒に入らなくたって!」

魔法使い「……そうだそうだ」

勇者「はぁーまたそうやって男だからハブか」

勇者「……俺はさ、ただみんなと裸の付き合いをしてさ? 仲良くなりたいだけなのにさ?」

勇者「そうやってまた俺だけハブるんだろ?」

賢者「ぐっ……そう言われちゃうと……」

勇者「風呂くらいさ、別にいいじゃねえかなぁ」

魔法使い「……うーん」

盗賊「なんでもいいから行こうよー」

勇者「……はぁーーークソデカため息出るわ」チラッ

賢者「うぅー……分かりましたよぉ」


ちょろいぜ
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 18:50:42.74 ID:PONT+8r/o

盗賊「わー! ひろーい!」

勇者「うぉーこれ貸切はやべーなテンションあがるわ」

魔法使い「……おー」

賢者「…うぅっ……」

勇者「じゃ、入ろうぜー」

盗賊「泳いでもいいかな!?」

勇者「俺に勝てると思うなよチビ助」

賢者「あ! お風呂はちゃんと体を洗ってから入ってください!」

勇者「後で洗うよー」

賢者「んも〜〜〜〜!!」

魔法使い「……まぁまぁ賢者」

魔法使い「……お酒」

賢者「それは忘れてください」カァ///
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 18:56:49.02 ID:PONT+8r/o

勇者「はーいい湯だ」

盗賊「……ゆうしゃおじさんっぼい」

勇者「えー……俺まだ20歳なんですけど」

魔法使い「……温まりますねぇ勇者さんや」

勇者「おい、こっちにババアいんぞ」

盗賊「魔法使いは可愛いじゃん」

勇者「それを言うなら俺はかっこいいだろ」

盗賊「うーん……?」

勇者「はぁ!? 俺かっこいいよな魔法使い!?」

魔法使い「……温まりますなぁ」

勇者「そのキャラもういいだろ……」

魔法使い「……む?」

勇者「で、いつまでそこに突っ立ってんの賢者」

賢者「う〜…… だってー……」

勇者「早く入ってこいって」

賢者「う〜……」

魔法使い「……受け入れるのです生娘よ」

賢者「生娘って言わないでくださいよ……」
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 19:01:16.72 ID:PONT+8r/o

勇者「ちょーっと待った賢者ちゃんよぉ」

勇者「まさか風呂入るのに、体にタオル巻いたまま入ろうってのか?」

賢者「え゛」

勇者「さっき風呂には体洗ってから入れとか説教垂れてた賢者自ら……」

勇者「マナーを破ろうなんてこと、ないよなぁ?」

賢者「う゛」

盗賊「そうだよ賢者? お風呂は裸で入るところだよー」

賢者「盗賊までー! 裏切り者!」

賢者「はぁーもう……こんな明るいところで勇者に裸見られるなんて……」

賢者「……あんまりジロジロ見ないでくださいね……?」ハラッ
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 19:07:45.21 ID:PONT+8r/o

勇者「おぉー!」

賢者「〜〜〜〜!」カァ///

魔法使い「……そうやって腕で隠すから余計にエロい」

賢者「これは譲れませんっ!」

盗賊「わー、賢者おっきい」

賢者「好きで大きくなったんじゃないです……」

賢者「…………」ブクブク

勇者「ちょっと肉付きがいいところがまたそそるよな」

賢者「もういやー!」
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 19:11:41.71 ID:PONT+8r/o

魔法使い「……ぺターン」

勇者「自分で言うなよ悲しくなるだろ」

魔法使い「……私も賢者みたいになれるならなりたかった」

賢者「魔法使いはスリムで綺麗じゃないですか…… こんな大きいの肩が凝るだけで動きづらいしいいことないですよ」

勇者「どれどれ、俺が持って軽くしてあげるよ」

賢者「や!」

盗賊「……本当にいつか賢者に嫌われるよ」
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 19:15:27.28 ID:PONT+8r/o

勇者「さて、身体洗うかなー」

勇者「じゃ、誰かひとり俺の体洗ってくれる人募集な」

賢者「なんでそうなるんですか!」

勇者「なに、むしろ洗われたかったの賢者ちゃん」

賢者「違いますー!」

魔法使い「……はぁ、勇者はこういうこと言ったら聞かない」

盗賊「自分の思い通りにならないとふてっくされるクズ」

勇者「てめぇゴルァそこまで言うことねえだろ」

盗賊「諦めよ」

賢者「うー……どうしていつもこういうことに……」

勇者「大人しくジャンケンで決めな」

魔法使い「……負けなければいい」

盗賊「だねー」

賢者「こういう時に限って負けるもんじゃないですか……」


>>158 誰が勇者の体を洗うことになったか
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/15(水) 19:17:40.54 ID:RrFH0B/x0
盗賊
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 19:25:03.47 ID:fZQB7Jleo

じゃーんけんぽんっ


盗賊「うぇーウチ!?」

賢者「ほっ……よかった」

魔法使い「じゃあ頑張って盗賊」

賢者「勇者になにかされたらすぐ大声を出すんですよ」

盗賊「うげー……」
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 19:28:49.91 ID:fZQB7Jleo

勇者「お、負けたのかガキんちょ」

盗賊「うるさいなぁ……」

勇者「じゃ、よろしく頼むわ」

盗賊「自分で洗えばいいでしょー?」

勇者「まぁそう言うなって。 スキンシップだよ」

盗賊「うーん……まぁいいけどさ」

盗賊「……ゴシゴシっと」

勇者「いてててっ! つえぇよ! 雑だよ!」

盗賊「文句言うなら自分で洗いなよ!」

勇者「さいやそんな力入れて洗ってたら肌ボロボロになるわ!」

盗賊「ボロボロって……」

盗賊「……勇者の体、もうボロボロじゃん」

勇者「……あぁ、そうだな」
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 19:33:46.46 ID:fZQB7Jleo

盗賊「背中のこの大きな傷は?」

勇者「それは昔の仲間を助けるために庇った時に斬られた傷だな」

盗賊「……肩のこれは?」

勇者「つえーボスがいて、まだ弱かった俺が死ぬ気で戦った時の傷だ」

盗賊「足にもあるね」

勇者「あーそれは剣を突き立てられて動けなかったんだけど、目の前で仲間が殺されかけて、足をちぎり落とす覚悟で助けた時の傷だ」

盗賊「……お腹のこのボコってなってるやつは?」

勇者「……町娘を助けるためにお父さんを見捨てなきゃいけないことがあった」

勇者「その後、その町娘に刺された傷だ」

盗賊「……無茶しすぎ」

勇者「勇者なんてそんなもんだよ」
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 19:40:00.93 ID:fZQB7Jleo

盗賊「痛くない?」

勇者「あぁ、いい力加減だぞ」

盗賊「そうじゃなくて、傷」

勇者「もう痛くねえよ」

勇者「心が痛むことは何度もあったけどよ」

盗賊「そっか」

盗賊「はい、前は自分で洗って」

勇者「おう、サンキューな」

盗賊「…………」

勇者「何か言いたげだな」

盗賊「ウチ、ゆうしゃのことただのちゃらんぽらんな人だと思ってた」

勇者「あーん?」

盗賊「いつも賢者のおっぱい見てて、魔法使いにもちょっかいかけてふざけてて」

盗賊「誤解してた。 ごめんね」

勇者「あー? なんだよそりゃ」

勇者「そういうのも含めて俺だからな」

勇者「さっき言ったろ? 俺はかっけえんだよ」

盗賊「そうだね、ちょっとかっこいい」

盗賊「腕も太いし、お腹割れてるし」

盗賊「頑張った証が沢山体に刻まれてる」

勇者「おう」

盗賊「かっこいいよ」
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 19:43:12.40 ID:fZQB7Jleo

勇者「なーに、しんみりさせてんだよ!」

勇者「頭洗ってやる! こっちこい!」

盗賊「わぁっ!」

勇者「シャンプーってのはこうやって、ゴシゴシやんだよぉ!」

盗賊「わっ! わあああっ! 頭揺れるー!」

勇者「おらおらおらぁっ!」

盗賊「いーたーいっ! ばかゆうしゃ!」


賢者「……なんか楽しそうですね」

魔法使い「……うんうん」

魔法使い「……賢者がいけばよかったのに」

賢者「か、勘弁してくださいよぉ」
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 19:43:39.03 ID:fZQB7Jleo

今日はおわーり
気が向けば夜中に書くかもですが
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/15(水) 20:20:26.17 ID:dRTbCH+Zo
おっぱい
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/15(水) 21:57:31.73 ID:Iouxvg3vO

お風呂での描写が、就寝時の布石になりそうで、とても楽しみ
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 14:09:58.35 ID:3efKexSUO

勇者「じゃ、もう遅いし寝るぞー」

賢者「盗賊? もし勇者になにかされたらすぐに助けを呼ぶんですよ?」

勇者「おい? おいおいおい? おかしくないか賢者」

盗賊「なにかって?」

魔法使い「……さすがに12歳に手を出したらだめでしょ」

賢者「人間として終わりですよね」

盗賊「んー??」

勇者「俺どんだけ信用ねえんだよおい」

勇者「あーつまんね。 おらいくぞチビ」

盗賊「うん。 じゃあおやすみ賢者、魔法使い」

賢者「はい、おやすみなさい」

魔法使い「…………」フリフリ

168 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 14:11:26.66 ID:3efKexSUO

勇者「あーねみ」

盗賊「うん」

勇者「さて、寝るか」

盗賊「うん」

勇者「あーベッドはいいなぁ」

盗賊「うん?」

勇者「なぁ? 野宿に比べたら格段にマシってことが分かっただろ?」

盗賊「うん」

勇者「うん、うん…… ってなんだよおい」

勇者「大人しいかよ。 他人の家に連れてこられた猫か?」

盗賊「何いってんの?」

勇者「なんで通じねえんだよ」

盗賊「うん……? ゆうしゃは時々難しいこと言う」

勇者「……俺がわりーのかよ」
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 14:13:21.92 ID:3efKexSUO

勇者「ほら、こっちこい」

盗賊「え゛、同じベッドで寝るの?」

勇者「なんだよ文句あんのか」

盗賊「ぅー……」

盗賊「ない、ケド……」

勇者「じゃあ早く来い、さみーんだから」

盗賊「う、うん……お邪魔します」

盗賊「……あ、あったかいね」

勇者「だろ? 一緒に寝るとこうやって暖かいんだぞ」

盗賊「うん……よく眠れそう」

勇者「寝袋は寝づらかっただろ」

盗賊「少しね? でも星が見えて綺麗だった」

勇者「ふーん、星空ねぇそんなもん見飽きるぞ。 俺の布団になれることを光栄に思え」

盗賊「何いってんの」

勇者「なんでもねえよ……」

盗賊「…………」

勇者「…………」

盗賊「……ねぇゆうしゃ」

勇者「あん?」

盗賊「抱っこ……して……?」

勇者「…………」

170 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 14:15:37.58 ID:3efKexSUO

俺は言われた通り盗賊を抱き寄せる
ちょっと引き寄せただけで小さな体は簡単に持ち上がり、俺の腕の中にすっぽりと収まった

ひゃっと声を漏らした盗賊は、もぞもぞと身の置き所を探し、やがて静かになった


盗賊「ゆうしゃ、パパみたい」

勇者「おめーみたいなデカいガキいねーよ」

盗賊「そうじゃなくてさ、昔パパに抱っこされながら寝たのを思い出した」

盗賊「おっきな太い腕で抱きしめられて、暖かくて、どこか優しくて……」

勇者「ふーん」

盗賊「パパも体に沢山傷があったの」

盗賊「盗賊って荒くれ家業でしょ? だからパパの傷は絶えなかったよ」

盗賊「もちろん、ゆうしゃほどじゃないけどね? パパは家族を守るために傷を蓄えてたんだって今になって思うんだ」

盗賊「ゆうしゃも、仲間や人々を守るために沢山戦ってるんでしょ」

勇者「そうだな」

盗賊「……ウチね、勇者のことを守りたいなってさっき思った」

盗賊「勇者は沢山の人を守って傷ついてる。 ウチはまだ弱いからそんな沢山の人守れないけど」

盗賊「でもゆうしゃ1人なら守れるかな、って」

勇者「……おめーはまだまだガキで弱っちいから無理だ」

盗賊「そうだけどさ…… そうじゃなくて……うまく……言えないんだけど……」

勇者「そっか」

勇者「もういい、言わなくてもわかる」
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 14:17:02.16 ID:3efKexSUO

ありがとな、と一言いい、頭を撫でてやると盗賊は嬉しそうに鼻を鳴らして顔を寄せてきた

その嬉しそうな顔が年相応で、笑顔とその気持ちがたまらなく愛おしかった

たったの、12歳の子が俺を守りたいと言ってくれたのだ
その大人びた気持ちは馬鹿になどできず、素直に心を優しく満たした

思わず彼女を抱きしめる腕に力が籠る


盗賊「んっ……ゆうしゃ?」

勇者「ありがとう盗賊。 マジで嬉しかった」

盗賊「うん…… なんかいつもふざけてガキって言われてるから真剣に名前呼ばれるとドキドキする」


へへへとはにかむ顔も本当に可愛かった
いつもの小生意気な悪戯っ子が素直になるとここまで可愛いのかと俺の心臓を鷲掴みにする
ドクドクと脈打つのが自分でも怖いくらいに思えた

俺は1人の女として盗賊のことを感じている
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 14:17:36.37 ID:3efKexSUO

盗賊「……ねえゆうしゃ」

勇者「ん?」

盗賊「……ん」


盗賊は真剣な眼差しで俺を見つめたあと、意を決したように目を閉じた

一体俺のどこをそんなに気に入ったのか
いつも酷い罵声の浴びせ合いをするクズにお前は心を開いてくれるのか

なら、それに俺は……


>>174
@応えない

A応える

B応えまくる
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/03/16(木) 14:21:55.32 ID:rRvtiC80O
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/16(木) 14:24:18.17 ID:jAwtQWJHo
B
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/16(木) 14:24:45.92 ID:is+pVCzF0
2

傷つけるようなら1
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 14:36:12.23 ID:3efKexSUO

彼女の、小さな唇を俺は乱暴に奪い、舌を口の中へとねじ込む


盗賊「んんっ!? んんんっ! んぅ〜〜!!」


予想だにしなかった暴力的な口付けに盗賊はじたばたと暴れる
しかし暴れれば暴れるほど舌はさらに絡んで唾液は混ざり合い、いやらしい水音が部屋に響いた


盗賊「んちゅ、んぅっ、はっんん…!」


彼女の後頭部を押さえ、さらに密着する
盗賊は溺れているかのように、酸素を求め必死に息を継ぐ

俺の胸をどんどんと叩く、抗議は虚しく彼女は舌を吸われ、唇を舐められ、歯肉をなぞるように口腔内を蹂躙される


盗賊「あぅぅ…… はぁっはぁっ…… 苦しい……」


盗賊はみるみるうちに息が上がってきた
舌は絡ませたまま少しだけ距離を置いてやる
新鮮な酸素を吸い、肩で息をする彼女をまた強く抱き締めた

最早力での抵抗を諦めた彼女は目に涙を浮かべながら俺を見つめてくる
顔は真っ赤に上気し、口は泣いたあとのように熱を帯びていた


盗賊「……どうして」
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 14:43:41.19 ID:3efKexSUO

こんなはずじゃなかったと盗賊はうーうー唸る
涙目でキッと睨んでくるが凄みなど微塵も感じず、ただ可愛さだけが残る


盗賊「初めてだったのに」

勇者「ご馳走様」

盗賊「サイテー……」


プイとそっぽを向く彼女の唇を再び貪る
うーうーと声を上げるも本気では抵抗せず、なされるがまま俺の舌を迎え、そしてゆっくりと俺の舌に絡ませるように彼女もキスを求めてくる


盗賊「恥ずかしい……」

勇者「大人は、こうやってキスをするんだぜ」

盗賊「うー……キスってもっとロマンチックなものだと思ってた」

勇者「あんまり気持ちよくなったか?」

盗賊「分かんないよ……びっくりしてそれどころじゃなかったもん」

勇者「じゃあ次は味わいながらしてみ」

盗賊「うぇっ!?」


慌てて舌をベーっと出してくる盗賊が可愛くてたまらなかった
ほっぺたをつついて笑ってやると盗賊は頬を膨らまし、ばしばしと俺の胸を叩いてきた

そんな意地悪をしてみたくなってしまうほど、俺は彼女に心を奪われていたのだろう
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 14:53:06.34 ID:3efKexSUO

勇者「目、閉じて」

盗賊「ん……」


次はさっきまでとは違う優しいキス
唇をゆっくりと優しく重ね、彼女が苦しくないよう手加減をしながら抱きしめる
そうして心を通わせた後、ゆっくりと舌を絡ませる

彼女も抵抗なく受け入れ、その小さな舌を一生懸命に動かして俺の舌を求めてきた


勇者「舌には力を入れないで、優しく動かしてごらん」

盗賊「うん……」


恐る恐る俺の唇を舐め、舌をつついてくる盗賊
彼女の、動きに合わせるように俺も動かしていく


盗賊「あー……きもちいー……」

勇者「ハマるだろ?」

盗賊「うん……」


しばらくそうして舌を絡ませあった
彼女もどんどん、積極的になり俺が逃げるように舌を動かせば必死に捕まえようとし、小さな口を一杯に開きながらねじ込んできた

179 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 14:56:15.85 ID:3efKexSUO

盗賊「きもちいー…… ふわふわする」

盗賊「もっと、気持ちいいキスしてたい」

勇者「キス、気持ちいいだろ?」

盗賊「うん……」


答える彼女の顔はボーッとし、目はとろんと蕩けていた
口元はヨダレでベトベトになり年不相応な淫らな姿となっている


>>180
@キスして寝る

A手だけで気持ちよくさせる

Bやるとこまでやる

C自由安価
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/16(木) 14:59:17.36 ID:P6AAsEuzO
3
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/16(木) 15:00:38.63 ID:1mcYCtZjO
しっかりと愛撫して一度イカせた後にB
182 :だよね…… [saga]:2017/03/16(木) 15:05:17.29 ID:3efKexSUO

勇者「もっと気持ちいいことしたくないか?」

盗賊「もっと……気持ちいいこと……?」

勇者「あぁ、セックスだ」

盗賊「……? なにそれ」

勇者「知らねえの?」

盗賊「う、うん……」

勇者「そっか、じゃあ優しくしてやるからな」


俺は彼女の下着を脱がせる
浴衣の紐を解き、顕になった彼女の裸体はまだ成熟しておらず、陰毛の1本すら生えていない

いきなり、脱がされたことに恥ずかしさは感じているようだが、顔を赤らめながらも嫌がりはせず俺の顔をじっと覗き込んでいた

俺も自分の浴衣を脱ぎ、そしてパンツも脱いだ
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 15:16:41.93 ID:3efKexSUO

盗賊「わっ、おっきい」

勇者「勃起したチンコ見るのは初めてか」

盗賊「ぼっき?」

勇者「男は興奮するとチンコがこうやって大きくなんだよ」

盗賊「へー……」

勇者「女は、こうやってな」


割れ目に指を沿わせるときゃんと盗賊は声を上げた
濡れた指を、わざとらしく見せつけ匂いを嗅がせる


盗賊「いや!」

勇者「お前ビッショビショだな」

勇者「大人のキスで大興奮?」

盗賊「気持ちよかったもん……」
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 15:22:10.86 ID:3efKexSUO

勇者「挿れるぞ」

盗賊「え?」


盗賊の小さな割れ目にイチモツをあてがう
ぬちょぬちょと愛液を馴染ませるように塗りたくり、その小さな穴にペニスを押し当てる


盗賊「そこ、おしっこの穴」

勇者「そこじゃねーよ」

盗賊「???」


俺はグッと腰に力を入れる
魔法使いとした時にも抵抗は感じたが、盗賊はその比ではなかった
まだまだ発達していない膣穴は俺のペニスを拒むかのように固く閉ざされている


盗賊「いった……!」

勇者「我慢しろ」

盗賊「待って無理無理! そんなの、入らないよ……?」

勇者「やる気見せろ」

盗賊「いーやー! 気持ちよくないっ!」
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 15:26:14.91 ID:3efKexSUO

盗賊の腰をがっちりと捕まえ、ゆっくりゆっくりと入れていく
ギチギチの処女膜を押し広げ、その度に彼女の可愛い顔は痛みに歪む

バカバカと毒を吐きながら俺の胸を叩き、そして背中に爪を立てる

痛みを少しでも誤魔化すようにキスをしてやれば落ち着きを取り戻し、うーうーと唸りながら俺の背にその小さな腕をまわす

ようやく根元まで入る頃には盗賊はすっかりと大粒の涙をこぼし、泣きじゃくっていた


盗賊「痛いってずっと言ってるのに!」

勇者「しょうがねえだろ最初は痛いんだ」

盗賊「ばかー本当に痛いんだよ」

勇者「俺だっていてえっつうの!」
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 15:30:37.55 ID:3efKexSUO

盗賊「お腹、苦しい」

勇者「そりゃ勇者様サイズのぶつが入ってるからな」

盗賊「なにそれ」

勇者「ナニだろ」


俺はゆっくりとペニスを動かす
痛みがまだ残っているのか、盗賊の顔が少し歪んだ
ぬぷりっと奥まで再び突く


盗賊「ひゃぁっ!」

勇者「お、いい声でた」

盗賊「今の、ウチの声……?」

勇者「気持ちよくなってきたんだろ?」

盗賊「えー? うーん……分かんない」

勇者「じゃ、分からせてやらないとな」
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 16:14:42.65 ID:3efKexSUO

俺は先よりも徐々に動かす幅を大きくしていく


盗賊「うっ……うううんっ、あっ……」

勇者「痛くないか?」

盗賊「うん、なんとか……大丈夫そう」

勇者「ならよかった」

盗賊「ゆうしゃは……? さっき、俺も痛いって」

勇者「痛くねえよ。 むしろ盗賊の中がすげー狭くてきもちいー……」

盗賊「そうなの……?」

勇者「盗賊は?」

盗賊「ウチ? うーん……なんだか変な感じ」

盗賊「多分、きもちいい?」

勇者「なんだそりゃ」
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 16:20:15.24 ID:3efKexSUO

俺は眠くなるようなピストンから徐々に早めていく


盗賊「あっ……はっ……あぁっ」

盗賊「ひゃあ……んんっ、はっああんっ!」

勇者「だんだんエロい顔になってきたな」

盗賊「エロい……?」

勇者「さすがに気持ちよくなってきただろ?」

盗賊「うん……すごい……きもちいいかも」

盗賊「あっ、ひゃあああっああ! あぁあんっ!」

勇者「おーすげーいい声」

勇者「中がぎゅうぎゅう締めてきてどエロいマンコだな」

盗賊「え、エロくないよぉ」

勇者「そんな顔してか?」

盗賊「や、やぁ……あんまりみないでぇ?」
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 16:42:13.01 ID:3efKexSUO

甘ったるくなった声は俺をさらに駆り立てる
腰を強く打ち付け、その度に盗賊は大きな嬌声があがる

小さな体では子宮口まで容易にペニスが到達し、打ち付ける度に子宮をねじ込む特有の感覚が伝わったくる


盗賊の顔色からは痛みなどは感じさせず、ただ快感によがれる女の顔になっていた

知らず知らずの間にお互いに手を強く繋ぎ、舌を再び絡めた


盗賊「あひゅっ、はあっ! きもちいっ! あぁんっ!!」

盗賊「ゆうしゃぁ! ゆうしゃぁ!」

勇者「ここにいるぞ盗賊! ちゃんと感じろよ」

盗賊「もっと! もっとぉ〜〜っ」


徐々に呂律がまわらなくなり、真っ赤に耳まで紅潮させ、全身に広がった熱と快感は混ざりあって頭を真っ白にさせる


盗賊「あぁああ! なんかくる!」

勇者「大丈夫だぞ、安心して俺に身を任せろ」

盗賊「ゆうしゃっ! だめ、なんか変っ!」

盗賊「あぁっおかしくなる!! あああきたなんかくるっ!」

盗賊「あああああッ! んんぅぅああ〜〜〜〜!」


体を弓なりに反らし、雷を受けたように全身の筋肉が張る
絶頂しきり、弛緩した体は弱々しくベッドに横たわった


盗賊「はぁっ……はぁっ……」

盗賊「ゆうしゃ……?」


耐えきれない快感の津波に襲われ勇者の体を離した盗賊は、子猫のように勇者を探した
ふわふわと漂う手を握ってやり、盗賊の小さな唇にキスをする


盗賊「んうっ……ふわふわするよー?」

勇者「気持ちよかっただろ」

盗賊「うん……すごかった」

勇者「とかいって俺が一番やばかったんだけどな」

盗賊「ん?」

勇者「……アホみたいに出た」


俺がペニスを引き抜くとその刺激で盗賊はまた一度喘いだ
結合部からは破瓜の血と、精液の白が混じりあったものがとろりと溢れてきた


盗賊「なにこれ」

勇者「チンコの腫れの原因」

盗賊「……?」

勇者「さっき教えた勃起あるだろ? あれはこの白いのを出さないと治まらないんだよ」

盗賊「今のしたら出るの?」

勇者「あぁそうだぞ?」

盗賊「……そっか」

盗賊「じゃあ、ゆうしゃが勃起したら」

盗賊「……またしよ?」
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 16:44:53.05 ID:3efKexSUO

俺は盗賊の頭をわしゃわしゃと撫でてやる
きゃーとわざとらしい悲鳴を、あげた盗賊は俺にぎゅうと抱きついてきた


盗賊「……幸せかも」

勇者「だろ?」

盗賊「うん」

勇者「まだまだ子供なんだからいっぱい甘えていいんだぞ」

盗賊「子供扱いしないでよ」

勇者「そうだな、悪い。 もうエッチもしたんだからな」

盗賊「……ばか」


俺と彼女は裸のまま肌を重ね、そして眠りの中へと落ちていった
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 16:45:36.43 ID:3efKexSUO

今日は終わります
やっぱりロリは最高だぜ!
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/16(木) 18:18:50.83 ID:D8af7wNho
乙盗賊エッッロ
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/16(木) 18:49:25.70 ID:pAgX0hWwO
乙です
お風呂のシーンと相俟って、とても良かったです
盗賊はエロ可愛いなぁ
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/16(木) 20:20:17.53 ID:1r5W2wsoo
やっぱりロリはいいな
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/17(金) 02:49:27.92 ID:cAJWtx8jO

盗賊可愛い
そして一人遅れをとった賢者…
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/17(金) 06:34:45.90 ID:puU7VgxPo

盗賊になって途端にレスが増えるのワロタ
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 16:53:17.08 ID:DmPL/gsmo

陽がまだ登っていない明朝、俺は目が覚めていた
長年旅を続けていた習慣の一つ、朝日と共に出発するという行動原理が体に染み付いている
こうなってしまっては俺はもう二度寝はできない

まだ少し重たい瞼をこすり、仕方なく習慣の二つ目である素振りをしに行くことにした


玄関を開けるとそこは別世界だった
暖炉の火がない外は、真冬を超えたとはいえ朝方の空気はキンと冷たく、体の隅々まで神経が張り詰めていく

白い息をフゥーと吐き、剣を中段に構えた
型をなぞるだけの素振りではない
まるでそこに1人の強者がいるようにイメージし、死を意識した斬り合いを頭の中で行う
間合い、相手の動き、そしてそれに対する自分の体の振り方、全てに手を抜くことなく斬り合いを行うのが勇者のいう素振り

達人の域を超えた常人では到達することの出来ない殺陣がそこにはある

そうして1日1000回の素振り、もとい斬り合いを始めた
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 17:02:46.91 ID:+o1HLnEZO

勇者「ふんっ!!」


1000回目になる袈裟斬りを行うが頭の中の敵には当たらない

まだまだだな、と思いながらも陽が登り始めていたことに気がつく


勇者「そろそろ誰かしら起きただろ」


剣を鞘に収め、暖が聞いた宿に戻る
じわっと汗がさらに滲み、風呂に入りたいと思いながら俺は部屋に戻った


盗賊「……っ!」

勇者「お、盗賊。 おはよ」

盗賊「〜〜〜っ!」


ベッドにボーッと座っていた盗賊と目が合った
俺を見つけるなや否や裸のままズンズンと俺に歩み寄り、目に涙を浮かべながら思い切り抱きついてきた


盗賊「ゆうしゃのばかっ!」

勇者「なんだよ朝一番に……」

盗賊「どこいってたの!」

勇者「外で剣の素振りだよ」

盗賊「……なんで一言、言ってくれなかったの?」

勇者「寝てたじゃん」

盗賊「置いてかれたかと思った……」

勇者「あん?」

盗賊「昨日の幸せな時間も全部夢かと思った…… でもウチ起きたら裸で……やっぱり夢じゃなくて……」

盗賊「いるはずのゆうしゃがいなくて…… 寂しくて……」

勇者「あぁ、そうか」

盗賊「〜〜〜っ! 寂しかった!」ギュゥ

勇者「……悪かった」

199 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 17:05:16.39 ID:+o1HLnEZO

盗賊「……ぐすっ」

勇者「よしよし、寂しくさせちまったな」

盗賊「……うん」

勇者「悪い」

盗賊「ほんとだよ……」

勇者「その分、抱き締めさせてくれ」

盗賊「……いいよ」

盗賊「ゆうしゃ、汗臭い」

勇者「嫌だったか、悪い」

盗賊「嫌じゃないよ」

盗賊「……嫌じゃないから、もっと抱きしめて」

勇者「あぁ」
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 17:08:59.55 ID:+o1HLnEZO

俺達はしばらくの間抱きしめ合い、二人の時間を共有する
盗賊も落ち着き、お互いに目が合うと、彼女は昨日と同じように目を瞑った

俺もそれに応えようと口付けをかわそうとした時……


コンコン


賢者「勇者ー? 盗賊ー? 起きてますかー?」

勇者「っ!?」

盗賊「…………」

賢者「入りますよー」


鍵をかけ忘れた!
と思うも時すでに遅し

ドアは無常にも開き、賢者は俺が裸の盗賊を抱きしめている場面に遭遇した
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 17:12:27.61 ID:+o1HLnEZO

賢者「なっ、ななななななにやってるんですか!?」

勇者「賢者! 違うんだこれは!」

賢者「盗賊がなんで裸で勇者と抱き合ってるんですか!!」

賢者「まさか勇者……! あなたって人は!!」

勇者「ち、違うんだこれは!! 誤解だ!!」

賢者「何が誤解なんですか、盗賊は裸なんですよ!?」

勇者「ああああああ」


終わった
俺は終わった

賢者に12歳の年端もいかない子供を犯した変態だと思われた

もうダメだ


>>202 救いはあるか
@盗賊が助けてくれる

A盗賊が助けてようとしてくれるも事態悪化

B救いはない、ならば賢者を犯し恥の上塗りしかない

C自由安価
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/17(金) 17:14:29.47 ID:pGVhlYxT0
2
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 17:23:22.72 ID:scAyr/s1o

賢者「盗賊! 本当のこと教えてくださいよ!」

盗賊「うん?」

賢者「勇者に無理矢理エッチなことされたんですか?」

勇者「あわわわわわわわ」

盗賊「違うよーゆうしゃそんなことしない」

賢者「え? そうだったんですか。 なんだ私の勘違いでしたか」

盗賊「ゆうしゃは優しくしてくれたよ」

勇者「oh……」

賢者「勇者? いえクズ勇者」

勇者「クズ……!?」

賢者「あなた、12歳の子を穢して恥ずかしくないんですか!!」

盗賊「ゆうしゃを悪く言わないで! ウチが抱っことかキスとかせがんだの!」

盗賊「……エッチなのはゆうしゃが教えてくれたケド……」

勇者「……終わった」

賢者「現行犯逮捕ですね。衛兵に突き出しましょう」

魔法使い「……どしたのなんの騒ぎ」

賢者「魔法使い! 聞いてください!!」

勇者「あぁ……本当に終わった」

204 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 17:32:58.71 ID:scAyr/s1o

俺は最後の風呂を楽しんでいた
鬼の形相の賢者と、少し悲しい顔をした魔法使いから逃げるように俺は汗を流していた

これが最後の風呂か、なんて思いながら今までの旅路を思い返す

長く苦しい戦いの日々だった
それがまさかこんな形で終わりを迎えようとは思いもしなかった


勇者「すまねー元仲間達、慣れないことはするもんじゃねえなー」

勇者「今そっちに向かうぜー」


目に涙を貯めながら、死んでいった仲間達のことを思う


そんな時、まだ風呂に入れない貸切の時間なのに風呂の戸が開いた


>>205 入ってきたのは誰か
@盗賊

A賢者

B魔法使い

C複数
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/17(金) 17:38:42.55 ID:gOLKyK6iO
@
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 17:47:17.62 ID:Cj2K3WORo

盗賊「ゆうしゃー?」

勇者「なんだちびっ子ー? ここにいるぞー」


全ての元凶
いや、俺が悪いのだが俺を欲情させた元凶がそこにはいた

トコトコと濡れて滑る床に注意しながら、盗賊は湯船に入り、そして抱きついてくる


盗賊「んふふ」

勇者「何しに来たんだよ」

盗賊「ゆうしゃに会いに」

勇者「今生の別れだな」

盗賊「??」

勇者「これで俺達はもう二度と会えないなってことだよ」

盗賊「ばかっ!」


耳元でいきなり叫ばれ俺の耳はキーンとなる
浴場の壁に盗賊の声が反響し、山彦のように鳴り響いた


盗賊「二度と会えないなんて言わないで」

勇者「賢者が俺を衛兵に突き出すって言ってるしなぁ」

盗賊「それは二人の誤解を解いておいたよ」

勇者「ほ?」

盗賊「ウチがちゃんとフォローしておいたってこと」

勇者「おめぇ本当かよ…… 大丈夫だろうな」

盗賊「信用ないなぁもう」
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 17:54:36.08 ID:Cj2K3WORo

盗賊「暖かいね」

勇者「そうだな」

盗賊「ゆうしゃに抱っこされて入るお風呂、暖かい」

勇者「そりゃな」

盗賊「キスは」

勇者「お前もキス魔か」

盗賊「も?」

勇者「あぁー! いや、なんでもねえ!」


慌てて誤魔化す俺に盗賊は怪訝な視線を向けてくる
その視線から逃れようとあさっての方向を向くも盗賊は俺を逃がしてはくれない
俺の後頭部を押さえ驚くまもなく舌をねじ込まれ口腔内を蹂躙される

舌を絡め、ねっとりとした唾液を送り込まれ、ようやく彼女は俺を離した

名残惜しそうに舌をだらしなく垂らしたままの俺達の間に、弧を描いた線が俺たちの結びを繋ぎ止める

どちらからともなくまた俺達は唇を重ね、体を密着させ、お互いの全てを貪るようにもがき、手を這わせた
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 17:59:12.49 ID:Cj2K3WORo

盗賊「ゆうしゃの、勃起してる」

勇者「お前のせいだろ」

盗賊「ドキドキした?」

勇者「あんなキスしてドキドキしないわけないだろ」

盗賊「ウチ、まだ子供だって賢者たちは言ってたよ」

盗賊「子供がエッチするなんてまだ早いって」

勇者「…………」

勇者「>>209


>>209
@「確かにそうだ。 もうエッチはこれっきりだ」

A「そんなもん言わせとけよ。 俺は盗賊が好きなんだ。 もっと盗賊とこうやってキスして、エッチしてえんだよ」

B「自由安価」
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/17(金) 18:05:40.81 ID:Ot471VUXo
子供と大人の違いの定義などない(ので合意の上ならOK)
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 18:18:53.02 ID:YGi2d1o2o

勇者「子供と大人の違いの定義などない」

盗賊「え?」

勇者「だから俺と盗賊が合意の上ならOKなんだよ」

盗賊「……?」

勇者「俺は盗賊のことが好きだ」

盗賊「え、う、うん」カァ//

勇者「盗賊は俺のこと、好きか?」

盗賊「うん、好き」

勇者「俺とエッチしたいと本心から思ったか?」

盗賊「うん、心からゆうしゃとエッチできてよかった」

勇者「あぁ、俺も盗賊とエッチできてよかったと思ってる」

勇者「これが合意だ。この気持ちに嘘偽りはない」

勇者「好き同士なら誰もが抱く普通の感情だ。 それは20歳の俺だろうが、12歳の盗賊だろうが違いはないよ」

勇者「……もし盗賊に後ろ指を指す奴がいるなら俺が守ってやる」

勇者「だからお前は安心して俺を好きでいろよ」

盗賊「……うん」
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 18:21:02.19 ID:YGi2d1o2o

盗賊「ありがとう勇者」

勇者「いいよ、盗賊が気にすることじゃない」

盗賊「本当に気にしなくていいの……?」

勇者「あぁもちろんだ」

盗賊「じゃあゆうしゃ」

盗賊「今、エッチしたい」

勇者「俺もだよ」

盗賊「だよね、ゆうしゃのおちんちんカチカチ」

盗賊「ウチの中で気持ちよくなってほしい」

212 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 18:32:43.57 ID:fRh030S7o

盗賊は少し腰を浮かして、俺の陰茎を手に取り割れ目にあてがう
そのままゆっくりと腰を落とし、性器同士が結合した
ビクビクと身体を震わせながら、最奥に陰茎が突き刺さると彼女の、口からピンク色の吐息が吐き出される


盗賊「はあぁぁ……っ!」

勇者「お前の中、狭いのによく入るな」

盗賊「んぇ……? 変……?」

勇者「いや、最高だ。 気持ちよすぎんだよ」


今日何度目かのキスが開始の合図
小さな彼女の、体を持ち上げそしてまた沈める
水面がはねてチャポンと水音が響く

ゴリゴリと中を抉りながら奥を挿し、盗賊の脳内を揺らす


盗賊「あぁ、すごいよぉ……」

盗賊「ゆうしゃのおちんぽ、気持ちいいっ」

盗賊「奥、グリグリ当たって、あぁっ、きもちいっ…!」

勇者「最高だ、盗賊のマンコの中気持ちよすぎんだよ!」


えへへと笑う彼女を下からさらに、突き上げた


ばしゃばしゃと湯がはね、水音と盗賊の甘ったるい声が響き渡る
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 18:36:59.49 ID:fRh030S7o

盗賊「んんっ、あんっ、やぁあぁああ!」

盗賊「気持ちいいっ! あぁっ、だめっ!!」

盗賊「〜〜〜はうっ! ああああ!!」


ビクンと、数度体が跳ねて絶頂する
ハァハァと肩で息をする彼女に俺はさらにペニスを突き立てた


214 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 18:42:42.94 ID:fRh030S7o

盗賊「ああああ!! ひゃあぁんっ! だめぇっ!」

盗賊「気持ちいいっ!! おかしくなっひゃう!!」


イったばかりの彼女には一突き一突きがさらに敏感に感じるのだろう
数度奥を突き立てただけで、彼女は再び絶頂しそのままイキ続けた


盗賊「あああああん!! やあああーー!!」

盗賊「ゆうひゃ、やぁぁっん! らめぇぇっ!!」


最早悲鳴となった絶叫
もう彼女に何かを考える余裕はない
頭は真っ白になり、腹の奥底から感じる暴力的な性感にひたすら耐えるしかない


勇者「盗賊っ、イキ死ねたら本望だろ」

盗賊「らめっ、ほんとに! ほんとに死んじゃうからぁ〜っ!」


215 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 18:49:02.43 ID:An5plmaio

だが俺はなにも悪戯で何度も突き立てているのではない
彼女の子宮口が収縮して俺のペニスをぎゅっと離さないのだ
まるで、ロックされた俺のイチモツは、その精を吐き出し萎んでいくまで彼女から離れることは許されなくなっていた


苦しいだろう、早く解放されたいだろう
しかしそれが叶うには俺に責め立てられ続けるしかないのだ


盗賊の整った顔は快感の嵐でぐしゃぐしゃに崩れていた
顔に湯をかけてやり、気付けさせる


勇者「今楽にしてやるぞ」

盗賊「あひっ……あっ……え……?」


叫ぶ体力すら残っていない盗賊の子宮内に精子を吐き出す
昨日ほどの量は出なかったがそれでも幼い彼女の中には収まりきらず精液が湯を濁した


射精の刺激を受けた彼女は、もう数十度目の絶頂を、迎え意識を手放した
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 18:57:02.81 ID:An5plmaio


誰かの声が聞こえた
でもそれどころじゃないの。 体が熱い、お腹の奥底がギュンってする

ゆうしゃが笑いながらキスしてくれる
あぁ、幸せ
もっとキスして欲しい

ゆうしゃが私の中におちんちんを入れた
すごい気持ちいい……幸せ
もっともっと突いてほしい
そう、そうやってウチの右手を強く繋いでてほしい

あぁ、そっかウチはゆうしゃとエッチしてるから体が熱いんだ
それならしょうがない、今のこの時を楽しもう


また誰かが呼ぶ
うるさいなぁウチは今ゆうしゃとエッチしてるのに

あれ、でもゆうしゃがいない
おかしいなエッチしてたはずなのに

ゆうしゃ、どこだろう

探しに、いかないと



賢者「大丈夫ですか! 盗賊っ!!」

盗賊「んぅ……」


ゆっくりと目を開ける
明かりが眩しい
なんだか、頭がぐわんぐわん揺れて気持ちが悪い


賢者「よかったぁ……」

盗賊「賢者……?」

盗賊「あれ?」

賢者「ゆうしゃとお風呂に入ったらのぼせちゃったんですよ?」

盗賊「そう、だっけ」


よく、思い出せない
ウチは確かゆうしゃと……

ゆうしゃ……

そうゆうしゃ! ゆうしゃはどこ!!
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:01:38.39 ID:An5plmaio

盗賊「うっ……!」


慌てて体を動かそうとすると、今まで感じたことのない倦怠感がウチを襲った

ゆうしゃを探さなきゃ


盗賊「ゆうしゃは……?」

勇者「ここにいるぞ」

盗賊「あ……ゆうしゃ」カァ///


ゆうしゃ、ずっとうちの右手を握っててくれたんだ
さっき暖かく感じたのは気のせいじゃなかったんだ

ゆうしゃが近くにいてくれたことにホッとして体の力がスッと抜けた


賢者「もう、心配しましたよ……!」


そう言って額に賢者が手を乗せてくれた
ヒンヤリとしていて気持ちよく、でもどこか温かみを感じる優しい手

ゆうしゃのゴツゴツとして逞しい手とはまた少し違った


その冷たい手に導かれるように眠気がやってきて、ウチはそのまま眠りについた
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:05:08.64 ID:An5plmaio

賢者「眠ったようですね」

勇者「あぁ、そうみたいだな」

魔法使い「……心配した」

賢者「本当ですよ……勇者がいてくれなかったらどうなってたことか」

勇者「あ、あぁ」


勇者(また俺が悪いんだけどね!!)


賢者「それにしても、盗賊がこうダウンしては滞在期間を伸ばさなければいけませんね」

勇者「しょうがねえだろ。 ガキんちょの体力が回復するまでここで世話になろうぜ」

魔法使い「……それがいい」

勇者「つっても今日は暇だなー」


>>219 勇者は誰と過ごすか
@盗賊

A賢者

B魔法使い

C一人でぶらぶら街を探索
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