勇者「魔王? 知らんよ俺は女とイチャイチャするんだ!」

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151 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 18:46:38.94 ID:PONT+8r/o

勇者「うーし、じゃあ風呂入りに行こうぜー」

魔法使い「………?」

勇者「なにやってんだよ? 行くぞお前ら?」

魔法使い「……え」

賢者「い、一緒に入るんですか!?」

勇者「当たり前だろ、貸切でって言ってたんだから」

盗賊「ゆうしゃ男湯でいいじゃん」

賢者「そ、そうですよ! なにも男女が一緒に入らなくたって!」

魔法使い「……そうだそうだ」

勇者「はぁーまたそうやって男だからハブか」

勇者「……俺はさ、ただみんなと裸の付き合いをしてさ? 仲良くなりたいだけなのにさ?」

勇者「そうやってまた俺だけハブるんだろ?」

賢者「ぐっ……そう言われちゃうと……」

勇者「風呂くらいさ、別にいいじゃねえかなぁ」

魔法使い「……うーん」

盗賊「なんでもいいから行こうよー」

勇者「……はぁーーークソデカため息出るわ」チラッ

賢者「うぅー……分かりましたよぉ」


ちょろいぜ
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 18:50:42.74 ID:PONT+8r/o

盗賊「わー! ひろーい!」

勇者「うぉーこれ貸切はやべーなテンションあがるわ」

魔法使い「……おー」

賢者「…うぅっ……」

勇者「じゃ、入ろうぜー」

盗賊「泳いでもいいかな!?」

勇者「俺に勝てると思うなよチビ助」

賢者「あ! お風呂はちゃんと体を洗ってから入ってください!」

勇者「後で洗うよー」

賢者「んも〜〜〜〜!!」

魔法使い「……まぁまぁ賢者」

魔法使い「……お酒」

賢者「それは忘れてください」カァ///
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 18:56:49.02 ID:PONT+8r/o

勇者「はーいい湯だ」

盗賊「……ゆうしゃおじさんっぼい」

勇者「えー……俺まだ20歳なんですけど」

魔法使い「……温まりますねぇ勇者さんや」

勇者「おい、こっちにババアいんぞ」

盗賊「魔法使いは可愛いじゃん」

勇者「それを言うなら俺はかっこいいだろ」

盗賊「うーん……?」

勇者「はぁ!? 俺かっこいいよな魔法使い!?」

魔法使い「……温まりますなぁ」

勇者「そのキャラもういいだろ……」

魔法使い「……む?」

勇者「で、いつまでそこに突っ立ってんの賢者」

賢者「う〜…… だってー……」

勇者「早く入ってこいって」

賢者「う〜……」

魔法使い「……受け入れるのです生娘よ」

賢者「生娘って言わないでくださいよ……」
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 19:01:16.72 ID:PONT+8r/o

勇者「ちょーっと待った賢者ちゃんよぉ」

勇者「まさか風呂入るのに、体にタオル巻いたまま入ろうってのか?」

賢者「え゛」

勇者「さっき風呂には体洗ってから入れとか説教垂れてた賢者自ら……」

勇者「マナーを破ろうなんてこと、ないよなぁ?」

賢者「う゛」

盗賊「そうだよ賢者? お風呂は裸で入るところだよー」

賢者「盗賊までー! 裏切り者!」

賢者「はぁーもう……こんな明るいところで勇者に裸見られるなんて……」

賢者「……あんまりジロジロ見ないでくださいね……?」ハラッ
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 19:07:45.21 ID:PONT+8r/o

勇者「おぉー!」

賢者「〜〜〜〜!」カァ///

魔法使い「……そうやって腕で隠すから余計にエロい」

賢者「これは譲れませんっ!」

盗賊「わー、賢者おっきい」

賢者「好きで大きくなったんじゃないです……」

賢者「…………」ブクブク

勇者「ちょっと肉付きがいいところがまたそそるよな」

賢者「もういやー!」
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 19:11:41.71 ID:PONT+8r/o

魔法使い「……ぺターン」

勇者「自分で言うなよ悲しくなるだろ」

魔法使い「……私も賢者みたいになれるならなりたかった」

賢者「魔法使いはスリムで綺麗じゃないですか…… こんな大きいの肩が凝るだけで動きづらいしいいことないですよ」

勇者「どれどれ、俺が持って軽くしてあげるよ」

賢者「や!」

盗賊「……本当にいつか賢者に嫌われるよ」
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 19:15:27.28 ID:PONT+8r/o

勇者「さて、身体洗うかなー」

勇者「じゃ、誰かひとり俺の体洗ってくれる人募集な」

賢者「なんでそうなるんですか!」

勇者「なに、むしろ洗われたかったの賢者ちゃん」

賢者「違いますー!」

魔法使い「……はぁ、勇者はこういうこと言ったら聞かない」

盗賊「自分の思い通りにならないとふてっくされるクズ」

勇者「てめぇゴルァそこまで言うことねえだろ」

盗賊「諦めよ」

賢者「うー……どうしていつもこういうことに……」

勇者「大人しくジャンケンで決めな」

魔法使い「……負けなければいい」

盗賊「だねー」

賢者「こういう時に限って負けるもんじゃないですか……」


>>158 誰が勇者の体を洗うことになったか
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/15(水) 19:17:40.54 ID:RrFH0B/x0
盗賊
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 19:25:03.47 ID:fZQB7Jleo

じゃーんけんぽんっ


盗賊「うぇーウチ!?」

賢者「ほっ……よかった」

魔法使い「じゃあ頑張って盗賊」

賢者「勇者になにかされたらすぐ大声を出すんですよ」

盗賊「うげー……」
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 19:28:49.91 ID:fZQB7Jleo

勇者「お、負けたのかガキんちょ」

盗賊「うるさいなぁ……」

勇者「じゃ、よろしく頼むわ」

盗賊「自分で洗えばいいでしょー?」

勇者「まぁそう言うなって。 スキンシップだよ」

盗賊「うーん……まぁいいけどさ」

盗賊「……ゴシゴシっと」

勇者「いてててっ! つえぇよ! 雑だよ!」

盗賊「文句言うなら自分で洗いなよ!」

勇者「さいやそんな力入れて洗ってたら肌ボロボロになるわ!」

盗賊「ボロボロって……」

盗賊「……勇者の体、もうボロボロじゃん」

勇者「……あぁ、そうだな」
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 19:33:46.46 ID:fZQB7Jleo

盗賊「背中のこの大きな傷は?」

勇者「それは昔の仲間を助けるために庇った時に斬られた傷だな」

盗賊「……肩のこれは?」

勇者「つえーボスがいて、まだ弱かった俺が死ぬ気で戦った時の傷だ」

盗賊「足にもあるね」

勇者「あーそれは剣を突き立てられて動けなかったんだけど、目の前で仲間が殺されかけて、足をちぎり落とす覚悟で助けた時の傷だ」

盗賊「……お腹のこのボコってなってるやつは?」

勇者「……町娘を助けるためにお父さんを見捨てなきゃいけないことがあった」

勇者「その後、その町娘に刺された傷だ」

盗賊「……無茶しすぎ」

勇者「勇者なんてそんなもんだよ」
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 19:40:00.93 ID:fZQB7Jleo

盗賊「痛くない?」

勇者「あぁ、いい力加減だぞ」

盗賊「そうじゃなくて、傷」

勇者「もう痛くねえよ」

勇者「心が痛むことは何度もあったけどよ」

盗賊「そっか」

盗賊「はい、前は自分で洗って」

勇者「おう、サンキューな」

盗賊「…………」

勇者「何か言いたげだな」

盗賊「ウチ、ゆうしゃのことただのちゃらんぽらんな人だと思ってた」

勇者「あーん?」

盗賊「いつも賢者のおっぱい見てて、魔法使いにもちょっかいかけてふざけてて」

盗賊「誤解してた。 ごめんね」

勇者「あー? なんだよそりゃ」

勇者「そういうのも含めて俺だからな」

勇者「さっき言ったろ? 俺はかっけえんだよ」

盗賊「そうだね、ちょっとかっこいい」

盗賊「腕も太いし、お腹割れてるし」

盗賊「頑張った証が沢山体に刻まれてる」

勇者「おう」

盗賊「かっこいいよ」
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 19:43:12.40 ID:fZQB7Jleo

勇者「なーに、しんみりさせてんだよ!」

勇者「頭洗ってやる! こっちこい!」

盗賊「わぁっ!」

勇者「シャンプーってのはこうやって、ゴシゴシやんだよぉ!」

盗賊「わっ! わあああっ! 頭揺れるー!」

勇者「おらおらおらぁっ!」

盗賊「いーたーいっ! ばかゆうしゃ!」


賢者「……なんか楽しそうですね」

魔法使い「……うんうん」

魔法使い「……賢者がいけばよかったのに」

賢者「か、勘弁してくださいよぉ」
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/15(水) 19:43:39.03 ID:fZQB7Jleo

今日はおわーり
気が向けば夜中に書くかもですが
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/15(水) 20:20:26.17 ID:dRTbCH+Zo
おっぱい
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/15(水) 21:57:31.73 ID:Iouxvg3vO

お風呂での描写が、就寝時の布石になりそうで、とても楽しみ
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 14:09:58.35 ID:3efKexSUO

勇者「じゃ、もう遅いし寝るぞー」

賢者「盗賊? もし勇者になにかされたらすぐに助けを呼ぶんですよ?」

勇者「おい? おいおいおい? おかしくないか賢者」

盗賊「なにかって?」

魔法使い「……さすがに12歳に手を出したらだめでしょ」

賢者「人間として終わりですよね」

盗賊「んー??」

勇者「俺どんだけ信用ねえんだよおい」

勇者「あーつまんね。 おらいくぞチビ」

盗賊「うん。 じゃあおやすみ賢者、魔法使い」

賢者「はい、おやすみなさい」

魔法使い「…………」フリフリ

168 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 14:11:26.66 ID:3efKexSUO

勇者「あーねみ」

盗賊「うん」

勇者「さて、寝るか」

盗賊「うん」

勇者「あーベッドはいいなぁ」

盗賊「うん?」

勇者「なぁ? 野宿に比べたら格段にマシってことが分かっただろ?」

盗賊「うん」

勇者「うん、うん…… ってなんだよおい」

勇者「大人しいかよ。 他人の家に連れてこられた猫か?」

盗賊「何いってんの?」

勇者「なんで通じねえんだよ」

盗賊「うん……? ゆうしゃは時々難しいこと言う」

勇者「……俺がわりーのかよ」
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 14:13:21.92 ID:3efKexSUO

勇者「ほら、こっちこい」

盗賊「え゛、同じベッドで寝るの?」

勇者「なんだよ文句あんのか」

盗賊「ぅー……」

盗賊「ない、ケド……」

勇者「じゃあ早く来い、さみーんだから」

盗賊「う、うん……お邪魔します」

盗賊「……あ、あったかいね」

勇者「だろ? 一緒に寝るとこうやって暖かいんだぞ」

盗賊「うん……よく眠れそう」

勇者「寝袋は寝づらかっただろ」

盗賊「少しね? でも星が見えて綺麗だった」

勇者「ふーん、星空ねぇそんなもん見飽きるぞ。 俺の布団になれることを光栄に思え」

盗賊「何いってんの」

勇者「なんでもねえよ……」

盗賊「…………」

勇者「…………」

盗賊「……ねぇゆうしゃ」

勇者「あん?」

盗賊「抱っこ……して……?」

勇者「…………」

170 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 14:15:37.58 ID:3efKexSUO

俺は言われた通り盗賊を抱き寄せる
ちょっと引き寄せただけで小さな体は簡単に持ち上がり、俺の腕の中にすっぽりと収まった

ひゃっと声を漏らした盗賊は、もぞもぞと身の置き所を探し、やがて静かになった


盗賊「ゆうしゃ、パパみたい」

勇者「おめーみたいなデカいガキいねーよ」

盗賊「そうじゃなくてさ、昔パパに抱っこされながら寝たのを思い出した」

盗賊「おっきな太い腕で抱きしめられて、暖かくて、どこか優しくて……」

勇者「ふーん」

盗賊「パパも体に沢山傷があったの」

盗賊「盗賊って荒くれ家業でしょ? だからパパの傷は絶えなかったよ」

盗賊「もちろん、ゆうしゃほどじゃないけどね? パパは家族を守るために傷を蓄えてたんだって今になって思うんだ」

盗賊「ゆうしゃも、仲間や人々を守るために沢山戦ってるんでしょ」

勇者「そうだな」

盗賊「……ウチね、勇者のことを守りたいなってさっき思った」

盗賊「勇者は沢山の人を守って傷ついてる。 ウチはまだ弱いからそんな沢山の人守れないけど」

盗賊「でもゆうしゃ1人なら守れるかな、って」

勇者「……おめーはまだまだガキで弱っちいから無理だ」

盗賊「そうだけどさ…… そうじゃなくて……うまく……言えないんだけど……」

勇者「そっか」

勇者「もういい、言わなくてもわかる」
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 14:17:02.16 ID:3efKexSUO

ありがとな、と一言いい、頭を撫でてやると盗賊は嬉しそうに鼻を鳴らして顔を寄せてきた

その嬉しそうな顔が年相応で、笑顔とその気持ちがたまらなく愛おしかった

たったの、12歳の子が俺を守りたいと言ってくれたのだ
その大人びた気持ちは馬鹿になどできず、素直に心を優しく満たした

思わず彼女を抱きしめる腕に力が籠る


盗賊「んっ……ゆうしゃ?」

勇者「ありがとう盗賊。 マジで嬉しかった」

盗賊「うん…… なんかいつもふざけてガキって言われてるから真剣に名前呼ばれるとドキドキする」


へへへとはにかむ顔も本当に可愛かった
いつもの小生意気な悪戯っ子が素直になるとここまで可愛いのかと俺の心臓を鷲掴みにする
ドクドクと脈打つのが自分でも怖いくらいに思えた

俺は1人の女として盗賊のことを感じている
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 14:17:36.37 ID:3efKexSUO

盗賊「……ねえゆうしゃ」

勇者「ん?」

盗賊「……ん」


盗賊は真剣な眼差しで俺を見つめたあと、意を決したように目を閉じた

一体俺のどこをそんなに気に入ったのか
いつも酷い罵声の浴びせ合いをするクズにお前は心を開いてくれるのか

なら、それに俺は……


>>174
@応えない

A応える

B応えまくる
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/03/16(木) 14:21:55.32 ID:rRvtiC80O
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/16(木) 14:24:18.17 ID:jAwtQWJHo
B
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/16(木) 14:24:45.92 ID:is+pVCzF0
2

傷つけるようなら1
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 14:36:12.23 ID:3efKexSUO

彼女の、小さな唇を俺は乱暴に奪い、舌を口の中へとねじ込む


盗賊「んんっ!? んんんっ! んぅ〜〜!!」


予想だにしなかった暴力的な口付けに盗賊はじたばたと暴れる
しかし暴れれば暴れるほど舌はさらに絡んで唾液は混ざり合い、いやらしい水音が部屋に響いた


盗賊「んちゅ、んぅっ、はっんん…!」


彼女の後頭部を押さえ、さらに密着する
盗賊は溺れているかのように、酸素を求め必死に息を継ぐ

俺の胸をどんどんと叩く、抗議は虚しく彼女は舌を吸われ、唇を舐められ、歯肉をなぞるように口腔内を蹂躙される


盗賊「あぅぅ…… はぁっはぁっ…… 苦しい……」


盗賊はみるみるうちに息が上がってきた
舌は絡ませたまま少しだけ距離を置いてやる
新鮮な酸素を吸い、肩で息をする彼女をまた強く抱き締めた

最早力での抵抗を諦めた彼女は目に涙を浮かべながら俺を見つめてくる
顔は真っ赤に上気し、口は泣いたあとのように熱を帯びていた


盗賊「……どうして」
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 14:43:41.19 ID:3efKexSUO

こんなはずじゃなかったと盗賊はうーうー唸る
涙目でキッと睨んでくるが凄みなど微塵も感じず、ただ可愛さだけが残る


盗賊「初めてだったのに」

勇者「ご馳走様」

盗賊「サイテー……」


プイとそっぽを向く彼女の唇を再び貪る
うーうーと声を上げるも本気では抵抗せず、なされるがまま俺の舌を迎え、そしてゆっくりと俺の舌に絡ませるように彼女もキスを求めてくる


盗賊「恥ずかしい……」

勇者「大人は、こうやってキスをするんだぜ」

盗賊「うー……キスってもっとロマンチックなものだと思ってた」

勇者「あんまり気持ちよくなったか?」

盗賊「分かんないよ……びっくりしてそれどころじゃなかったもん」

勇者「じゃあ次は味わいながらしてみ」

盗賊「うぇっ!?」


慌てて舌をベーっと出してくる盗賊が可愛くてたまらなかった
ほっぺたをつついて笑ってやると盗賊は頬を膨らまし、ばしばしと俺の胸を叩いてきた

そんな意地悪をしてみたくなってしまうほど、俺は彼女に心を奪われていたのだろう
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 14:53:06.34 ID:3efKexSUO

勇者「目、閉じて」

盗賊「ん……」


次はさっきまでとは違う優しいキス
唇をゆっくりと優しく重ね、彼女が苦しくないよう手加減をしながら抱きしめる
そうして心を通わせた後、ゆっくりと舌を絡ませる

彼女も抵抗なく受け入れ、その小さな舌を一生懸命に動かして俺の舌を求めてきた


勇者「舌には力を入れないで、優しく動かしてごらん」

盗賊「うん……」


恐る恐る俺の唇を舐め、舌をつついてくる盗賊
彼女の、動きに合わせるように俺も動かしていく


盗賊「あー……きもちいー……」

勇者「ハマるだろ?」

盗賊「うん……」


しばらくそうして舌を絡ませあった
彼女もどんどん、積極的になり俺が逃げるように舌を動かせば必死に捕まえようとし、小さな口を一杯に開きながらねじ込んできた

179 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 14:56:15.85 ID:3efKexSUO

盗賊「きもちいー…… ふわふわする」

盗賊「もっと、気持ちいいキスしてたい」

勇者「キス、気持ちいいだろ?」

盗賊「うん……」


答える彼女の顔はボーッとし、目はとろんと蕩けていた
口元はヨダレでベトベトになり年不相応な淫らな姿となっている


>>180
@キスして寝る

A手だけで気持ちよくさせる

Bやるとこまでやる

C自由安価
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/16(木) 14:59:17.36 ID:P6AAsEuzO
3
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/16(木) 15:00:38.63 ID:1mcYCtZjO
しっかりと愛撫して一度イカせた後にB
182 :だよね…… [saga]:2017/03/16(木) 15:05:17.29 ID:3efKexSUO

勇者「もっと気持ちいいことしたくないか?」

盗賊「もっと……気持ちいいこと……?」

勇者「あぁ、セックスだ」

盗賊「……? なにそれ」

勇者「知らねえの?」

盗賊「う、うん……」

勇者「そっか、じゃあ優しくしてやるからな」


俺は彼女の下着を脱がせる
浴衣の紐を解き、顕になった彼女の裸体はまだ成熟しておらず、陰毛の1本すら生えていない

いきなり、脱がされたことに恥ずかしさは感じているようだが、顔を赤らめながらも嫌がりはせず俺の顔をじっと覗き込んでいた

俺も自分の浴衣を脱ぎ、そしてパンツも脱いだ
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 15:16:41.93 ID:3efKexSUO

盗賊「わっ、おっきい」

勇者「勃起したチンコ見るのは初めてか」

盗賊「ぼっき?」

勇者「男は興奮するとチンコがこうやって大きくなんだよ」

盗賊「へー……」

勇者「女は、こうやってな」


割れ目に指を沿わせるときゃんと盗賊は声を上げた
濡れた指を、わざとらしく見せつけ匂いを嗅がせる


盗賊「いや!」

勇者「お前ビッショビショだな」

勇者「大人のキスで大興奮?」

盗賊「気持ちよかったもん……」
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 15:22:10.86 ID:3efKexSUO

勇者「挿れるぞ」

盗賊「え?」


盗賊の小さな割れ目にイチモツをあてがう
ぬちょぬちょと愛液を馴染ませるように塗りたくり、その小さな穴にペニスを押し当てる


盗賊「そこ、おしっこの穴」

勇者「そこじゃねーよ」

盗賊「???」


俺はグッと腰に力を入れる
魔法使いとした時にも抵抗は感じたが、盗賊はその比ではなかった
まだまだ発達していない膣穴は俺のペニスを拒むかのように固く閉ざされている


盗賊「いった……!」

勇者「我慢しろ」

盗賊「待って無理無理! そんなの、入らないよ……?」

勇者「やる気見せろ」

盗賊「いーやー! 気持ちよくないっ!」
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 15:26:14.91 ID:3efKexSUO

盗賊の腰をがっちりと捕まえ、ゆっくりゆっくりと入れていく
ギチギチの処女膜を押し広げ、その度に彼女の可愛い顔は痛みに歪む

バカバカと毒を吐きながら俺の胸を叩き、そして背中に爪を立てる

痛みを少しでも誤魔化すようにキスをしてやれば落ち着きを取り戻し、うーうーと唸りながら俺の背にその小さな腕をまわす

ようやく根元まで入る頃には盗賊はすっかりと大粒の涙をこぼし、泣きじゃくっていた


盗賊「痛いってずっと言ってるのに!」

勇者「しょうがねえだろ最初は痛いんだ」

盗賊「ばかー本当に痛いんだよ」

勇者「俺だっていてえっつうの!」
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 15:30:37.55 ID:3efKexSUO

盗賊「お腹、苦しい」

勇者「そりゃ勇者様サイズのぶつが入ってるからな」

盗賊「なにそれ」

勇者「ナニだろ」


俺はゆっくりとペニスを動かす
痛みがまだ残っているのか、盗賊の顔が少し歪んだ
ぬぷりっと奥まで再び突く


盗賊「ひゃぁっ!」

勇者「お、いい声でた」

盗賊「今の、ウチの声……?」

勇者「気持ちよくなってきたんだろ?」

盗賊「えー? うーん……分かんない」

勇者「じゃ、分からせてやらないとな」
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 16:14:42.65 ID:3efKexSUO

俺は先よりも徐々に動かす幅を大きくしていく


盗賊「うっ……うううんっ、あっ……」

勇者「痛くないか?」

盗賊「うん、なんとか……大丈夫そう」

勇者「ならよかった」

盗賊「ゆうしゃは……? さっき、俺も痛いって」

勇者「痛くねえよ。 むしろ盗賊の中がすげー狭くてきもちいー……」

盗賊「そうなの……?」

勇者「盗賊は?」

盗賊「ウチ? うーん……なんだか変な感じ」

盗賊「多分、きもちいい?」

勇者「なんだそりゃ」
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 16:20:15.24 ID:3efKexSUO

俺は眠くなるようなピストンから徐々に早めていく


盗賊「あっ……はっ……あぁっ」

盗賊「ひゃあ……んんっ、はっああんっ!」

勇者「だんだんエロい顔になってきたな」

盗賊「エロい……?」

勇者「さすがに気持ちよくなってきただろ?」

盗賊「うん……すごい……きもちいいかも」

盗賊「あっ、ひゃあああっああ! あぁあんっ!」

勇者「おーすげーいい声」

勇者「中がぎゅうぎゅう締めてきてどエロいマンコだな」

盗賊「え、エロくないよぉ」

勇者「そんな顔してか?」

盗賊「や、やぁ……あんまりみないでぇ?」
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 16:42:13.01 ID:3efKexSUO

甘ったるくなった声は俺をさらに駆り立てる
腰を強く打ち付け、その度に盗賊は大きな嬌声があがる

小さな体では子宮口まで容易にペニスが到達し、打ち付ける度に子宮をねじ込む特有の感覚が伝わったくる


盗賊の顔色からは痛みなどは感じさせず、ただ快感によがれる女の顔になっていた

知らず知らずの間にお互いに手を強く繋ぎ、舌を再び絡めた


盗賊「あひゅっ、はあっ! きもちいっ! あぁんっ!!」

盗賊「ゆうしゃぁ! ゆうしゃぁ!」

勇者「ここにいるぞ盗賊! ちゃんと感じろよ」

盗賊「もっと! もっとぉ〜〜っ」


徐々に呂律がまわらなくなり、真っ赤に耳まで紅潮させ、全身に広がった熱と快感は混ざりあって頭を真っ白にさせる


盗賊「あぁああ! なんかくる!」

勇者「大丈夫だぞ、安心して俺に身を任せろ」

盗賊「ゆうしゃっ! だめ、なんか変っ!」

盗賊「あぁっおかしくなる!! あああきたなんかくるっ!」

盗賊「あああああッ! んんぅぅああ〜〜〜〜!」


体を弓なりに反らし、雷を受けたように全身の筋肉が張る
絶頂しきり、弛緩した体は弱々しくベッドに横たわった


盗賊「はぁっ……はぁっ……」

盗賊「ゆうしゃ……?」


耐えきれない快感の津波に襲われ勇者の体を離した盗賊は、子猫のように勇者を探した
ふわふわと漂う手を握ってやり、盗賊の小さな唇にキスをする


盗賊「んうっ……ふわふわするよー?」

勇者「気持ちよかっただろ」

盗賊「うん……すごかった」

勇者「とかいって俺が一番やばかったんだけどな」

盗賊「ん?」

勇者「……アホみたいに出た」


俺がペニスを引き抜くとその刺激で盗賊はまた一度喘いだ
結合部からは破瓜の血と、精液の白が混じりあったものがとろりと溢れてきた


盗賊「なにこれ」

勇者「チンコの腫れの原因」

盗賊「……?」

勇者「さっき教えた勃起あるだろ? あれはこの白いのを出さないと治まらないんだよ」

盗賊「今のしたら出るの?」

勇者「あぁそうだぞ?」

盗賊「……そっか」

盗賊「じゃあ、ゆうしゃが勃起したら」

盗賊「……またしよ?」
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 16:44:53.05 ID:3efKexSUO

俺は盗賊の頭をわしゃわしゃと撫でてやる
きゃーとわざとらしい悲鳴を、あげた盗賊は俺にぎゅうと抱きついてきた


盗賊「……幸せかも」

勇者「だろ?」

盗賊「うん」

勇者「まだまだ子供なんだからいっぱい甘えていいんだぞ」

盗賊「子供扱いしないでよ」

勇者「そうだな、悪い。 もうエッチもしたんだからな」

盗賊「……ばか」


俺と彼女は裸のまま肌を重ね、そして眠りの中へと落ちていった
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/16(木) 16:45:36.43 ID:3efKexSUO

今日は終わります
やっぱりロリは最高だぜ!
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/16(木) 18:18:50.83 ID:D8af7wNho
乙盗賊エッッロ
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/16(木) 18:49:25.70 ID:pAgX0hWwO
乙です
お風呂のシーンと相俟って、とても良かったです
盗賊はエロ可愛いなぁ
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/16(木) 20:20:17.53 ID:1r5W2wsoo
やっぱりロリはいいな
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/17(金) 02:49:27.92 ID:cAJWtx8jO

盗賊可愛い
そして一人遅れをとった賢者…
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/17(金) 06:34:45.90 ID:puU7VgxPo

盗賊になって途端にレスが増えるのワロタ
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 16:53:17.08 ID:DmPL/gsmo

陽がまだ登っていない明朝、俺は目が覚めていた
長年旅を続けていた習慣の一つ、朝日と共に出発するという行動原理が体に染み付いている
こうなってしまっては俺はもう二度寝はできない

まだ少し重たい瞼をこすり、仕方なく習慣の二つ目である素振りをしに行くことにした


玄関を開けるとそこは別世界だった
暖炉の火がない外は、真冬を超えたとはいえ朝方の空気はキンと冷たく、体の隅々まで神経が張り詰めていく

白い息をフゥーと吐き、剣を中段に構えた
型をなぞるだけの素振りではない
まるでそこに1人の強者がいるようにイメージし、死を意識した斬り合いを頭の中で行う
間合い、相手の動き、そしてそれに対する自分の体の振り方、全てに手を抜くことなく斬り合いを行うのが勇者のいう素振り

達人の域を超えた常人では到達することの出来ない殺陣がそこにはある

そうして1日1000回の素振り、もとい斬り合いを始めた
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 17:02:46.91 ID:+o1HLnEZO

勇者「ふんっ!!」


1000回目になる袈裟斬りを行うが頭の中の敵には当たらない

まだまだだな、と思いながらも陽が登り始めていたことに気がつく


勇者「そろそろ誰かしら起きただろ」


剣を鞘に収め、暖が聞いた宿に戻る
じわっと汗がさらに滲み、風呂に入りたいと思いながら俺は部屋に戻った


盗賊「……っ!」

勇者「お、盗賊。 おはよ」

盗賊「〜〜〜っ!」


ベッドにボーッと座っていた盗賊と目が合った
俺を見つけるなや否や裸のままズンズンと俺に歩み寄り、目に涙を浮かべながら思い切り抱きついてきた


盗賊「ゆうしゃのばかっ!」

勇者「なんだよ朝一番に……」

盗賊「どこいってたの!」

勇者「外で剣の素振りだよ」

盗賊「……なんで一言、言ってくれなかったの?」

勇者「寝てたじゃん」

盗賊「置いてかれたかと思った……」

勇者「あん?」

盗賊「昨日の幸せな時間も全部夢かと思った…… でもウチ起きたら裸で……やっぱり夢じゃなくて……」

盗賊「いるはずのゆうしゃがいなくて…… 寂しくて……」

勇者「あぁ、そうか」

盗賊「〜〜〜っ! 寂しかった!」ギュゥ

勇者「……悪かった」

199 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 17:05:16.39 ID:+o1HLnEZO

盗賊「……ぐすっ」

勇者「よしよし、寂しくさせちまったな」

盗賊「……うん」

勇者「悪い」

盗賊「ほんとだよ……」

勇者「その分、抱き締めさせてくれ」

盗賊「……いいよ」

盗賊「ゆうしゃ、汗臭い」

勇者「嫌だったか、悪い」

盗賊「嫌じゃないよ」

盗賊「……嫌じゃないから、もっと抱きしめて」

勇者「あぁ」
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 17:08:59.55 ID:+o1HLnEZO

俺達はしばらくの間抱きしめ合い、二人の時間を共有する
盗賊も落ち着き、お互いに目が合うと、彼女は昨日と同じように目を瞑った

俺もそれに応えようと口付けをかわそうとした時……


コンコン


賢者「勇者ー? 盗賊ー? 起きてますかー?」

勇者「っ!?」

盗賊「…………」

賢者「入りますよー」


鍵をかけ忘れた!
と思うも時すでに遅し

ドアは無常にも開き、賢者は俺が裸の盗賊を抱きしめている場面に遭遇した
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 17:12:27.61 ID:+o1HLnEZO

賢者「なっ、ななななななにやってるんですか!?」

勇者「賢者! 違うんだこれは!」

賢者「盗賊がなんで裸で勇者と抱き合ってるんですか!!」

賢者「まさか勇者……! あなたって人は!!」

勇者「ち、違うんだこれは!! 誤解だ!!」

賢者「何が誤解なんですか、盗賊は裸なんですよ!?」

勇者「ああああああ」


終わった
俺は終わった

賢者に12歳の年端もいかない子供を犯した変態だと思われた

もうダメだ


>>202 救いはあるか
@盗賊が助けてくれる

A盗賊が助けてようとしてくれるも事態悪化

B救いはない、ならば賢者を犯し恥の上塗りしかない

C自由安価
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/17(金) 17:14:29.47 ID:pGVhlYxT0
2
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 17:23:22.72 ID:scAyr/s1o

賢者「盗賊! 本当のこと教えてくださいよ!」

盗賊「うん?」

賢者「勇者に無理矢理エッチなことされたんですか?」

勇者「あわわわわわわわ」

盗賊「違うよーゆうしゃそんなことしない」

賢者「え? そうだったんですか。 なんだ私の勘違いでしたか」

盗賊「ゆうしゃは優しくしてくれたよ」

勇者「oh……」

賢者「勇者? いえクズ勇者」

勇者「クズ……!?」

賢者「あなた、12歳の子を穢して恥ずかしくないんですか!!」

盗賊「ゆうしゃを悪く言わないで! ウチが抱っことかキスとかせがんだの!」

盗賊「……エッチなのはゆうしゃが教えてくれたケド……」

勇者「……終わった」

賢者「現行犯逮捕ですね。衛兵に突き出しましょう」

魔法使い「……どしたのなんの騒ぎ」

賢者「魔法使い! 聞いてください!!」

勇者「あぁ……本当に終わった」

204 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 17:32:58.71 ID:scAyr/s1o

俺は最後の風呂を楽しんでいた
鬼の形相の賢者と、少し悲しい顔をした魔法使いから逃げるように俺は汗を流していた

これが最後の風呂か、なんて思いながら今までの旅路を思い返す

長く苦しい戦いの日々だった
それがまさかこんな形で終わりを迎えようとは思いもしなかった


勇者「すまねー元仲間達、慣れないことはするもんじゃねえなー」

勇者「今そっちに向かうぜー」


目に涙を貯めながら、死んでいった仲間達のことを思う


そんな時、まだ風呂に入れない貸切の時間なのに風呂の戸が開いた


>>205 入ってきたのは誰か
@盗賊

A賢者

B魔法使い

C複数
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/17(金) 17:38:42.55 ID:gOLKyK6iO
@
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 17:47:17.62 ID:Cj2K3WORo

盗賊「ゆうしゃー?」

勇者「なんだちびっ子ー? ここにいるぞー」


全ての元凶
いや、俺が悪いのだが俺を欲情させた元凶がそこにはいた

トコトコと濡れて滑る床に注意しながら、盗賊は湯船に入り、そして抱きついてくる


盗賊「んふふ」

勇者「何しに来たんだよ」

盗賊「ゆうしゃに会いに」

勇者「今生の別れだな」

盗賊「??」

勇者「これで俺達はもう二度と会えないなってことだよ」

盗賊「ばかっ!」


耳元でいきなり叫ばれ俺の耳はキーンとなる
浴場の壁に盗賊の声が反響し、山彦のように鳴り響いた


盗賊「二度と会えないなんて言わないで」

勇者「賢者が俺を衛兵に突き出すって言ってるしなぁ」

盗賊「それは二人の誤解を解いておいたよ」

勇者「ほ?」

盗賊「ウチがちゃんとフォローしておいたってこと」

勇者「おめぇ本当かよ…… 大丈夫だろうな」

盗賊「信用ないなぁもう」
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 17:54:36.08 ID:Cj2K3WORo

盗賊「暖かいね」

勇者「そうだな」

盗賊「ゆうしゃに抱っこされて入るお風呂、暖かい」

勇者「そりゃな」

盗賊「キスは」

勇者「お前もキス魔か」

盗賊「も?」

勇者「あぁー! いや、なんでもねえ!」


慌てて誤魔化す俺に盗賊は怪訝な視線を向けてくる
その視線から逃れようとあさっての方向を向くも盗賊は俺を逃がしてはくれない
俺の後頭部を押さえ驚くまもなく舌をねじ込まれ口腔内を蹂躙される

舌を絡め、ねっとりとした唾液を送り込まれ、ようやく彼女は俺を離した

名残惜しそうに舌をだらしなく垂らしたままの俺達の間に、弧を描いた線が俺たちの結びを繋ぎ止める

どちらからともなくまた俺達は唇を重ね、体を密着させ、お互いの全てを貪るようにもがき、手を這わせた
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 17:59:12.49 ID:Cj2K3WORo

盗賊「ゆうしゃの、勃起してる」

勇者「お前のせいだろ」

盗賊「ドキドキした?」

勇者「あんなキスしてドキドキしないわけないだろ」

盗賊「ウチ、まだ子供だって賢者たちは言ってたよ」

盗賊「子供がエッチするなんてまだ早いって」

勇者「…………」

勇者「>>209


>>209
@「確かにそうだ。 もうエッチはこれっきりだ」

A「そんなもん言わせとけよ。 俺は盗賊が好きなんだ。 もっと盗賊とこうやってキスして、エッチしてえんだよ」

B「自由安価」
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/17(金) 18:05:40.81 ID:Ot471VUXo
子供と大人の違いの定義などない(ので合意の上ならOK)
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 18:18:53.02 ID:YGi2d1o2o

勇者「子供と大人の違いの定義などない」

盗賊「え?」

勇者「だから俺と盗賊が合意の上ならOKなんだよ」

盗賊「……?」

勇者「俺は盗賊のことが好きだ」

盗賊「え、う、うん」カァ//

勇者「盗賊は俺のこと、好きか?」

盗賊「うん、好き」

勇者「俺とエッチしたいと本心から思ったか?」

盗賊「うん、心からゆうしゃとエッチできてよかった」

勇者「あぁ、俺も盗賊とエッチできてよかったと思ってる」

勇者「これが合意だ。この気持ちに嘘偽りはない」

勇者「好き同士なら誰もが抱く普通の感情だ。 それは20歳の俺だろうが、12歳の盗賊だろうが違いはないよ」

勇者「……もし盗賊に後ろ指を指す奴がいるなら俺が守ってやる」

勇者「だからお前は安心して俺を好きでいろよ」

盗賊「……うん」
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 18:21:02.19 ID:YGi2d1o2o

盗賊「ありがとう勇者」

勇者「いいよ、盗賊が気にすることじゃない」

盗賊「本当に気にしなくていいの……?」

勇者「あぁもちろんだ」

盗賊「じゃあゆうしゃ」

盗賊「今、エッチしたい」

勇者「俺もだよ」

盗賊「だよね、ゆうしゃのおちんちんカチカチ」

盗賊「ウチの中で気持ちよくなってほしい」

212 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 18:32:43.57 ID:fRh030S7o

盗賊は少し腰を浮かして、俺の陰茎を手に取り割れ目にあてがう
そのままゆっくりと腰を落とし、性器同士が結合した
ビクビクと身体を震わせながら、最奥に陰茎が突き刺さると彼女の、口からピンク色の吐息が吐き出される


盗賊「はあぁぁ……っ!」

勇者「お前の中、狭いのによく入るな」

盗賊「んぇ……? 変……?」

勇者「いや、最高だ。 気持ちよすぎんだよ」


今日何度目かのキスが開始の合図
小さな彼女の、体を持ち上げそしてまた沈める
水面がはねてチャポンと水音が響く

ゴリゴリと中を抉りながら奥を挿し、盗賊の脳内を揺らす


盗賊「あぁ、すごいよぉ……」

盗賊「ゆうしゃのおちんぽ、気持ちいいっ」

盗賊「奥、グリグリ当たって、あぁっ、きもちいっ…!」

勇者「最高だ、盗賊のマンコの中気持ちよすぎんだよ!」


えへへと笑う彼女を下からさらに、突き上げた


ばしゃばしゃと湯がはね、水音と盗賊の甘ったるい声が響き渡る
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 18:36:59.49 ID:fRh030S7o

盗賊「んんっ、あんっ、やぁあぁああ!」

盗賊「気持ちいいっ! あぁっ、だめっ!!」

盗賊「〜〜〜はうっ! ああああ!!」


ビクンと、数度体が跳ねて絶頂する
ハァハァと肩で息をする彼女に俺はさらにペニスを突き立てた


214 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 18:42:42.94 ID:fRh030S7o

盗賊「ああああ!! ひゃあぁんっ! だめぇっ!」

盗賊「気持ちいいっ!! おかしくなっひゃう!!」


イったばかりの彼女には一突き一突きがさらに敏感に感じるのだろう
数度奥を突き立てただけで、彼女は再び絶頂しそのままイキ続けた


盗賊「あああああん!! やあああーー!!」

盗賊「ゆうひゃ、やぁぁっん! らめぇぇっ!!」


最早悲鳴となった絶叫
もう彼女に何かを考える余裕はない
頭は真っ白になり、腹の奥底から感じる暴力的な性感にひたすら耐えるしかない


勇者「盗賊っ、イキ死ねたら本望だろ」

盗賊「らめっ、ほんとに! ほんとに死んじゃうからぁ〜っ!」


215 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 18:49:02.43 ID:An5plmaio

だが俺はなにも悪戯で何度も突き立てているのではない
彼女の子宮口が収縮して俺のペニスをぎゅっと離さないのだ
まるで、ロックされた俺のイチモツは、その精を吐き出し萎んでいくまで彼女から離れることは許されなくなっていた


苦しいだろう、早く解放されたいだろう
しかしそれが叶うには俺に責め立てられ続けるしかないのだ


盗賊の整った顔は快感の嵐でぐしゃぐしゃに崩れていた
顔に湯をかけてやり、気付けさせる


勇者「今楽にしてやるぞ」

盗賊「あひっ……あっ……え……?」


叫ぶ体力すら残っていない盗賊の子宮内に精子を吐き出す
昨日ほどの量は出なかったがそれでも幼い彼女の中には収まりきらず精液が湯を濁した


射精の刺激を受けた彼女は、もう数十度目の絶頂を、迎え意識を手放した
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 18:57:02.81 ID:An5plmaio


誰かの声が聞こえた
でもそれどころじゃないの。 体が熱い、お腹の奥底がギュンってする

ゆうしゃが笑いながらキスしてくれる
あぁ、幸せ
もっとキスして欲しい

ゆうしゃが私の中におちんちんを入れた
すごい気持ちいい……幸せ
もっともっと突いてほしい
そう、そうやってウチの右手を強く繋いでてほしい

あぁ、そっかウチはゆうしゃとエッチしてるから体が熱いんだ
それならしょうがない、今のこの時を楽しもう


また誰かが呼ぶ
うるさいなぁウチは今ゆうしゃとエッチしてるのに

あれ、でもゆうしゃがいない
おかしいなエッチしてたはずなのに

ゆうしゃ、どこだろう

探しに、いかないと



賢者「大丈夫ですか! 盗賊っ!!」

盗賊「んぅ……」


ゆっくりと目を開ける
明かりが眩しい
なんだか、頭がぐわんぐわん揺れて気持ちが悪い


賢者「よかったぁ……」

盗賊「賢者……?」

盗賊「あれ?」

賢者「ゆうしゃとお風呂に入ったらのぼせちゃったんですよ?」

盗賊「そう、だっけ」


よく、思い出せない
ウチは確かゆうしゃと……

ゆうしゃ……

そうゆうしゃ! ゆうしゃはどこ!!
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:01:38.39 ID:An5plmaio

盗賊「うっ……!」


慌てて体を動かそうとすると、今まで感じたことのない倦怠感がウチを襲った

ゆうしゃを探さなきゃ


盗賊「ゆうしゃは……?」

勇者「ここにいるぞ」

盗賊「あ……ゆうしゃ」カァ///


ゆうしゃ、ずっとうちの右手を握っててくれたんだ
さっき暖かく感じたのは気のせいじゃなかったんだ

ゆうしゃが近くにいてくれたことにホッとして体の力がスッと抜けた


賢者「もう、心配しましたよ……!」


そう言って額に賢者が手を乗せてくれた
ヒンヤリとしていて気持ちよく、でもどこか温かみを感じる優しい手

ゆうしゃのゴツゴツとして逞しい手とはまた少し違った


その冷たい手に導かれるように眠気がやってきて、ウチはそのまま眠りについた
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:05:08.64 ID:An5plmaio

賢者「眠ったようですね」

勇者「あぁ、そうみたいだな」

魔法使い「……心配した」

賢者「本当ですよ……勇者がいてくれなかったらどうなってたことか」

勇者「あ、あぁ」


勇者(また俺が悪いんだけどね!!)


賢者「それにしても、盗賊がこうダウンしては滞在期間を伸ばさなければいけませんね」

勇者「しょうがねえだろ。 ガキんちょの体力が回復するまでここで世話になろうぜ」

魔法使い「……それがいい」

勇者「つっても今日は暇だなー」


>>219 勇者は誰と過ごすか
@盗賊

A賢者

B魔法使い

C一人でぶらぶら街を探索
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/17(金) 19:05:35.78 ID:rbS0noRlO
2
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/17(金) 19:07:40.38 ID:3cvTjEIZo
安価了解
また明日書きます
盗賊エロく書きすぎたかな
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/17(金) 19:57:46.25 ID:gOLKyK6iO

性知識の乏しい娘がエッチにドはまりするのは鉄板なので問題なし
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/17(金) 19:58:33.11 ID:aIGEXjJ9o


>勇者「だからお前は安心して俺を好きでいろよ」
カッコよすぎだろ
俺も惚れそう
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/17(金) 22:16:30.02 ID:NgFzkSd2o
>>222
アーッ♂

乙でした
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/18(土) 10:24:35.20 ID:mljYE3lMo


魔法使い「……痛く、ない?」

勇者「あぁ、気持ちいいよ」

魔法使い「……んふふ」


一定のリズムでしごかれるそれは爆発的な気持ちよさではなかったが、巧みに射精を導くものだ


勇者「ぐっ……あぁっ……」

魔法使い「……かわいい」

魔法使い「……でもダメ。 キスし続けないとやだ」

勇者「離して欲しくないのか?」

魔法使い「……うん」
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 09:18:54.08 ID:Fl9WSo95O

勇者「ぶらっと街に出てくるかー」

賢者「では私はここで盗賊の看病をしておきますね」

魔法使い「……賢者、いい。 私がするから」

賢者「え?」

魔法使い「……賢者は勇者といってきて」

魔法使い「……さっきのことちゃんと謝るべき」

賢者「そうですね……」

勇者「おん?」

賢者「じゃあ魔法使い、盗賊のこと宜しくお願いしますね」

魔法使い「……任されましょう」

賢者「じゃ、行きましょうか勇者」

勇者「へーい」

226 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 09:20:08.55 ID:Fl9WSo95O

賢者「勇者、さっきはごめんなさい」

勇者「あぁ?」

賢者「盗賊から話は聞きました」

賢者「本当に好きになったからしたって」

賢者「勇者は何も悪くないって泣きながら言ってました」

勇者「泣きながら……? あいつが?」

賢者「なんだかその姿がとても健気で…… 12歳だからまだ子供だなんて思ってましたけど」

賢者「あの子の気持ちは本気なんだってすごく伝わってきました」

勇者「そうだな」

賢者「だから……ごめんなさい。 なんだか彼女と勇者のこと少し誤解してました」

勇者「いいよそんなの。賢者は何も気にすることねえだろ」

賢者「でもさすがに12歳の子とするのは大人としてどうなんだとはやっぱり思いますけどね」

勇者「ははっ、賢者にもそのうちな」

賢者「ちょっと…… やめてくださいよいきなりそういうの」
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 09:21:05.98 ID:Fl9WSo95O

賢者「あれ、あの子……」

勇者「泣いてるな?」

賢者「どうしたんでしょうか、声をかけてきますね」

勇者「お、おい」


賢者「こんにちはお姉ちゃん」

少女「……ひっく、ぐすっ……」

賢者「お名前、教えてくれるかな?」

少女「えぐっ、……しょうじょ」

賢者「少女ちゃんね、どうしたの? お父さんかお母さんはいるのかな?」

少女「ママとはぐれちゃった……うわあぁぁあん」

賢者「あぁーよしよし、寂しかったね」ナデナデ

賢者「大丈夫だよーお姉さんと一緒に探しに行こうね」

少女「ぐす……うん……」

勇者「なになにどしたーん」

少女「……ぐすん」

賢者「あぁ勇者。 この子お母さんとはぐれて迷子になっちゃったみたいで」

勇者「はーそっか」
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 09:21:44.14 ID:Fl9WSo95O
勇者「こんにちはお嬢さん、よろしければママに会えるまでエスコートさせて頂けますか?」

少女「……へ」

賢者「もう! なにしてるんですか」

勇者「あれー? 女の子ってこうやってお姫様感出しておけば喜ぶんじゃねえの?」

賢者「時と場合に寄ると思います」

勇者「俺じゃナイトにはなれないか?」

賢者「もう少し女の子の扱いが上手になってからしてください」

少女「……くすっ」

賢者「あっ少し笑った」

勇者「じゃ、いくぞ少女ちゃん。 ママ探しの旅に出発だー」

少女「うん」

229 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 09:22:37.54 ID:Fl9WSo95O

賢者「ママとはどこではぐれたのか覚えてる?」

少女「うーん、あっち」

勇者「商店街の方か?」

賢者「人通りも多いですし、見つけるのも大変そうですね……」

勇者「じゃ少女、肩車するぞー」ヒョイ

少女「わっ!」

勇者「おっちゃん目あんまり良くないから代わりに頑張ってママ探してくれよー?」

少女「うんっ」

賢者「そんな強引な……」

勇者「さすがに肩車されてたら目立つだろー」

勇者「お母さんもきっと見つけてくれるよ」

賢者「そうですね…… 早く見つけてあげましょうね」
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 09:23:17.61 ID:Fl9WSo95O

勇者「どうだーママいるかー?」

少女「いなーい」

勇者「本当かー? よく探せよー」

少女「いなーい」

勇者「本当に見てんのかよ」

賢者「まぁまぁ勇者、怒らないでください」

少女「たこやきがある」

勇者「ほらみろ、全然見てねえじゃねえか」

賢者「あはは……」

少女「たこやき……」

勇者「ママはどうすんだ」

少女「おなかすいた」ダラーン

勇者「うわっ、きたねえヨダレ垂らすな!!」

賢者「ふふ、買ってあげましょうよ。 私もお腹すきましたし」
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 09:24:28.25 ID:Fl9WSo95O

勇者「うまいかー?」

少女「おいしい」

賢者「熱いから気をつけてね?」

少女「ちゃんとふーふーする」

少女「ゆうしゃもたべる?」

勇者「お、くれるのか、さんきゅー」

少女「あーん」


べちょ


勇者「あっつ!! 目にたこ焼き押し当てる奴がいるかあほ!!」

賢者「お笑いを分かりすぎじゃないですか。 少女ちゃん、ナイスですよ」

勇者「鬼か! 油断してたわ!!」

少女「あはは」

勇者「わざとじゃなさそうだけど酷くね」

賢者「ふふ、綺麗に拭いてあげますからじっとしてて下さい」
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 09:26:11.67 ID:Fl9WSo95O

勇者「いたかー」

少女「仮面屋さんいたー」

勇者「お前欲しいものねだってるだけだろ」

賢者「まぁまぁ勇者、優しくしてあげましょうよ?」

勇者「何が欲しいんだ?」

少女「これ、ゆうしゃに似合うよ」

勇者「うっそだろおい……」

賢者「ぷふっ、つけてみてくださいよ」

勇者「えぇー、しょうがねえな」カチャッ

勇者「ゴルァー悪い子はいねえかぁー!」

勇者「って鬼か! さっき確かに鬼かよって行ったけど本当に鬼の仮面か!」

少女「あははは」

勇者「こら、少女待てっ!」

少女「きゃーー! あはは」

賢者「ふふ、仲良しですね」

仮面屋主人「本当仲良しだねぇお子さんかい?」

賢者「い、いえ! 子供どころか私たち結婚してないですよ!!」

仮面屋主人「そうなのかい? なんだー仲がいいからてっきりそうなのかと」

賢者「……結婚、したいですねぇ」

仮面屋主人「うん??」

賢者「なんでもありません! お代ここに置いておきますね」

仮面屋主人「はいよー毎度あり!」
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 09:27:29.78 ID:Fl9WSo95O

勇者「商店街にはママいなかったなー」

少女「うん……」

勇者「大丈夫だって、兄ちゃんと姉ちゃんがちゃんと見つけてやるからな」

賢者「安心して、少女ちゃん」

少女「うん……」

勇者「ほら、手繋ぐぞ」

賢者「もう迷子にならないように両手繋ぎましょうね」

勇者「右は俺」

賢者「左は私」

勇者「これで寂しくないだろ?」

少女「うんっ!」

賢者「ふふ、こうやって歩いてると家族みたいですね」

勇者「賢者ちゃんがお嫁さんかー」

賢者「なんでそんな不満そうなんですか!」

勇者「ふ、不満じゃねえって! いいなーって思ってだんだよ」

賢者「どうだかー」ジトー

少女「あはは、おもしろーい」

賢者「少女ちゃんはこんなお父さんどう?」

少女「かっこいー!」

勇者「へへっ、だろー?」

賢者「ダメですよーそういうこと言ったらすぐ調子乗るんですから」

勇者「ぐっ……」

少女「あはは、お兄ちゃん怒られてる」

賢者「本当、ふざけてなければかっこいいんですけどねぇ」

勇者「ん? なんか言ったー?」

賢者「なんでもないですよーだ」

少女「……〜♪」ニコニコ
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 09:28:31.21 ID:Fl9WSo95O

「少女っ!!」

少女「あっ! ママー!!」

勇者「お?」

ママ「あぁ、少女…… 本当によかった……」ギュッ

少女「うん」

ママ「もう…… 本当に探したのよ? あなたすぐどこかに行っちゃうんだから」

少女「えへへ」

賢者「ふふ、よかったね少女ちゃん」

ママ「娘がご迷惑をおかけしたようで……本当に申し訳ありませんでした」

賢者「いえ、お気になさらないでください。 私達は少女ちゃんと遊べてすごく楽しかったですから」

ママ「ほら、少女もちゃんとお礼言いなさい」

少女「お兄ちゃん、お姉ちゃん、ありがとー!」

賢者「どういたしまして」ナデナデ

勇者「こら、少女。 あんまりママ困らせちゃダメだぞ? ママとちゃんと手繋いどけよ」

少女「うんっ!」

ママ「本当にありがとうございます。 何かお礼をさせて頂けませんか」

勇者「いいですよそんなの、気にしないでください」

ママ「あ…… 貴方は……勇者様ではありませんか?」

勇者「へ? そうですけど」

ママ「あぁやっぱり! 以前街に魔物が襲ってきた時、助けて頂いた者です」

勇者「あー…… あー!! 分かった!」

勇者「ちっちゃい子を抱きしめてたお母さん!」

ママ「はい! 一度ならず二度も助けていただくなんて…… これも神の思し召しでしょうか」

235 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 09:29:37.71 ID:Fl9WSo95O

勇者「そっか、まだ赤ん坊みたいなもんだった子がこんなに大きくなったのか」

少女「……?」

ママ「はい…… 勇者様のお陰で私も、少女もこうして生きております」

勇者「いやぁ、俺なんか腕っ節以外なんもないですからね」

少女「ねえねえ、お兄ちゃんがママの話してたゆうしゃさま?」

勇者「おう、そうだぞー! お兄ちゃん強いんだぞー?」

少女「そうなんだ! えっとねー」

少女「助けてくれて、ありがとー!」

勇者「くはぁ! 可愛いなぁ!」

ママ「この子、いつか勇者様にお礼が言いたいってずっと言ってて」

勇者「そっかそっか、こちらこそありがとうな。 お兄ちゃん元気貰っちゃったよ」

少女「うん!」

賢者「ふふ、また遊ぼうね少女ちゃん」

勇者「じゃあ俺達はこれで失礼します」

ママ「はい本当に、本当にありがとうございました」

少女「ばいばーい!」

賢者「またねー」

勇者「もうママの手離してどっかいくなよー」

236 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 09:30:25.17 ID:Fl9WSo95O

賢者「少女ちゃん、可愛かったですね」

勇者「ああ、そうだな」

賢者「ふふ、それにしてもその鬼の仮面似合ってますよ」

勇者「俺鬼っぽいかなー?」

賢者「さぁ、どうでしょうね」

賢者「私には……ちゃんと勇者様って感じがします」

勇者「お、本当に?」

賢者「今日の勇者、かっこよかったですよ」

賢者「小さい子に優しくしてあげてて、でも面白いお兄さんでいてちゃんと安心させてあげてて」

賢者「そういうことが出来るの、かっこいいなって思いました」

勇者「やめろよ、なんか恥ずかしいわ」

賢者「ふふ、そうやって照れ隠しが下手なところも好きですよ」

勇者「悪い子はいねぇかー!」カチャッ

賢者「仮面被っても中身は優しい勇者のままなんですから意味無いですよそれ」

勇者「…………」スポッ
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 09:31:20.18 ID:Fl9WSo95O

賢者「やっぱり、私勇者のこと好きです」チュッ

勇者「ん……」

賢者「えへへ、キスしたくなっちゃいました」

勇者「かぁ……賢者は可愛いなぁもう」

賢者「んふふ、照れてる勇者もかわいい……」

勇者「男は可愛いって言われても嬉しくねえんだよ」

賢者「えーそうなんですか?」

勇者「かっこいいって言われたいもんなんだよ」

賢者「勇者はもう充分かっこいいじゃないですか」

勇者「下から覗き込むな、あざとい」

賢者「あ、ひどいです!」

勇者「なぁ賢者」

賢者「ふんっ、なんですか」プイッ

勇者「少女ちゃんと繋いでた手が寂しいんだよ」

賢者「……もう、しょうがないですね」

賢者「宿までですよ?」ニギニギ

勇者「さんきゅ」

賢者「ふふ、勇者」

勇者「うん?」

賢者「大好きっ」ギュ

238 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 09:31:47.87 ID:Fl9WSo95O
また後で
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/19(日) 09:39:26.88 ID:uXZhfPl9O
一旦乙
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2017/03/19(日) 10:25:04.29 ID:ogUdx9ic0
おつ
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/19(日) 12:47:34.29 ID:waVRM2tT0
舞ってる
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 16:49:33.75 ID:42OSCkbQo

勇者「ただいまんこー」

魔法使い「……おかえりんこ」

賢者「……はぁ突っ込む気力も起きませんね」

勇者「お、ガキんちょ。 もう起きて大丈夫なのか、ぐぇぇっ!!」

勇者「な、なにしやがる……」

盗賊「腹パン」

勇者「だから……なんで……」

盗賊「外みてたらゆうしゃと手繋いで帰ってきてたのが見えたの!」

賢者「えっ……!」

勇者「別にいいだろそんぐらい……」

盗賊「んーーー!!」バタバタ

魔法使い「……盗賊、勇者帰ってくるの楽しみにしてたから」

勇者「あーそうなん。 でも腹パンはなくね」

盗賊「ばーかゆうしゃの、ばーか」

盗賊「ふんっ」プイッ

勇者「えぇ……理不尽だわ……」
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 16:53:07.19 ID:qNwYg7vio

勇者「さて、夜のお楽しみカードゲームの時間だな」

魔法使い「……死闘が今、始まる」

勇者「負けたヤツが買ったやつの言うことを聞くポーカーだ」

賢者「……俗物的です」

盗賊「嫌な予感しかしませーん」

勇者「もちろんそんなハードすぎるものはダメだぜ?」

魔法使い「……良識の範囲で」

勇者「よし、やるぞゴルァ」
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 16:56:12.24 ID:qNwYg7vio

勇者「……ブタ」

賢者「ほっ、よかったワンペアです」

魔法使い「ツーペア」

盗賊「フラッシュ!」

勇者「ぐおおおぉぉぉあああ」

盗賊「えっとねー何してもらおっかなー」

勇者「きついのはやめろよー……」

盗賊「じゃあ……頭、撫でて?」

賢者「……!」ガタッ

勇者「なんだよ、そんなこといくらでもやってやるのに」

盗賊「やった!」

勇者「ほれーよしよし」

盗賊「〜〜♪」

賢者「ずるい…… 私もやってもらう」

魔法使い「……聞こえてるよ賢者」
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 17:01:54.72 ID:i6i6rmw1o

勇者「ワンペア」

盗賊「ワンペアだけどゆうしゃより札強いね!」

賢者「ツーペア」

魔法使い「……スリーカード」 

勇者「畜生ッ!!」

魔法使い「……ふっふっふ観念するのです」

勇者「やめろー! 高いものはダメだぞ!」

魔法使い「……ぎゅーってして」

勇者「えぇ……」

盗賊「ずるい!」

賢者「そうですよ!」

魔法使い「……みんなが勝てばいい」

勇者「俺負ける前提やめて?」

勇者「ほら、こっち来い魔法使い」

魔法使い「……うん」トコトコ

勇者「ほい、ぎゅー」ギュー

魔法使い「……えへへ」

賢者「ぐぬぬ」
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 17:09:40.04 ID:pxL7Yom+o

盗賊「手繋いで」

賢者「変顔して」

盗賊「散歩してる犬のモノマネして」

魔法使い「賢者から髪の毛3本抜かれて」

盗賊「賢者の髪の匂い嗅いで」

魔法使い「賢者の耳に息をフッてして」

盗賊「賢者と20秒間見つめあって」

魔法使い「賢者が勇者を1分間膝枕」

247 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 17:13:01.99 ID:D6qB0aufo

賢者「ちょっと待ってください!!」

盗賊「賢者大丈夫? 顔赤いよ?」

賢者「誰のせいですか! 途中いい感じに罰ゲームだったのになんで私がこんな目に……」

勇者「俺は役得だったけどな?」

賢者「私は恥ずかしいんです!」

魔法使い「……賢者耳まで真っ赤」

賢者「うー……もうやめてくださいよー」

魔法使い「……はい、次の勝負」

賢者「いかさまだ…… 私が1回も勝てないなんて」

勇者「俺なんか負け続けてるんだが?」

248 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 17:15:36.82 ID:D6qB0aufo

賢者「あ、勝った!」

盗賊「まずいよ!」

魔法使い「……ギリギリを攻められすぎた賢者はとんでもない事を言いかねない」

賢者「人聞きの悪いこと言わないでください!」

勇者「俺負ける運命なん?」


賢者(勇者に好きなことさせてもいいし)

賢者(2人に仕返ししても面白そうですね……)


>>249
賢者がやらせた罰ゲーム内容
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/19(日) 17:18:09.42 ID:m2sj85IKo
勇者に三人の中で誰が一番魅力的か聞かせてもらう
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 17:28:41.64 ID:zR/c6DG2o

それに対する勇者の反応は?
>>251

@賢者

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B盗賊

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