勇者「魔王? 知らんよ俺は女とイチャイチャするんだ!」

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252 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 17:43:10.96 ID:zR/c6DG2o

賢者「じゃ、じゃあ……えっと」

賢者「勇者がこの中で1番魅力に思う人は誰ですか……?」

盗賊「……っ!」

魔法使い「……戦争勃発」

勇者「お、おう……マジか、ぶっ込んできたな賢者」

賢者「……知りたいんです」

勇者「んぁー……そうだなぁ」
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 17:48:36.58 ID:zR/c6DG2o

勇者「盗賊も生意気だけど可愛いし、魔法使いも美人でおもしれえけど」

勇者「やっぱ賢者かなー俺は」

賢者「えっ……」ドキッ

盗賊「……っ!」ギリッ

魔法使い「…………」

勇者「可愛らしくて、しっかりしてるようで隙だらけで、でも一生懸命でさ」

勇者「顔よし、性格よし、身体よしで最高じゃん」

賢者「の割には私以外の人には手を出してるみたいですけど」

勇者「うーんまぁ……それはそれね」
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 17:52:21.97 ID:zR/c6DG2o

賢者「本当に私が1番なんですか?」

勇者「罰ゲームのリップサービスかもな」

賢者「もー! そういうとこひどいです!」

勇者「あはは、しょうがねえだろそういう空気なんだから」

盗賊「むー……」

魔法使い「…………」

盗賊「うち、部屋帰る」

盗賊「おやすみ!」


バタンッ!


賢者「…………」

勇者「なんだよあいつ」

賢者「うー……なんか一番やっちゃいけないことやってしまいました……」

勇者「は?」

賢者「我ながら大人げなかったですかね」

魔法使い「……あの子には酷だったかもしれない」

賢者「そうですね…… 今日はこれでお開きにしましょうか」

魔法使い「……うん」

賢者「盗賊にも謝らないと」

勇者「は? はぁ??」
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 17:54:20.36 ID:zR/c6DG2o

勇者「一体なんだったんだよさっきの……」

勇者「みんないきなり帰りやがって…… 空気悪くなるっつーの」

勇者「はーぁ…… 酒でも飲むか」

勇者「ってか、今日は誰がこっちの部屋で寝るんだ?」

勇者「あっちの部屋3人は無理だろ」


>>256 誰が部屋に来るか
@賢者

A魔法使い

B盗賊

C自由安価
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/03/19(日) 17:54:36.15 ID:vje4tpAH0
1
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/19(日) 17:57:11.00 ID:zR/c6DG2o
安価了解
また明日までに投下します

エロありで行くと決めてます
してほしい内容↓1〜3
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/19(日) 17:57:13.71 ID:P5qBXmVEO
3
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/19(日) 17:59:04.53 ID:b1BHa1EE0
巨乳なお胸に吸い付く
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/03/19(日) 18:16:14.88 ID:vje4tpAH0
本番
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/19(日) 18:51:42.37 ID:TPyaV4Rao
ふぇら
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2017/03/19(日) 21:24:53.12 ID:eAS9A0sIO
アソコ周辺を舐めて焦らしてからクン二
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/20(月) 13:06:15.58 ID:OzPd/qEZo

窓から月夜を眺めながら1人、酒を煽る
部屋に明かりもつけず暗い空間にグラスの中の氷が弾ける音が響いた

しばらくそうして1人で飲み続け、グラスが3度ほど空になったところで、コンコンコンと小気味よいノックの音が響いた


勇者「どうぞ」


ドアを開けて入ってきたのは賢者だった
寝巻きの浴衣姿に、髪を束ねて上で結った姿は、素直に色っぽい

トコトコと俺の元へと歩いてきて、そのまま何も言わず優しく抱きしめられた


勇者「どうした?」

賢者「分かってるくせに…… 意地悪です」


彼女の身体に俺も手を回す
俺の頭一つ半小さい彼女はそれだけですっぽりと腕の中に収まる

すりすりと俺の胸板に頬ずりをし、照れながらはにかむ彼女に俺の胸は高鳴った
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/20(月) 13:07:55.54 ID:OzPd/qEZo

賢者「……すき」


真剣な瞳でじっと見つめられながら言われた一言に、一体どれだけの意味が含まれていたのだろうか

一人の男として好かれているのは間違いない

だがその男が他の女を抱いていることへの不信感はないだろうか

そしてなにより自分が最後に取り残された現状に彼女は何かを思い詰めているのかもしれない

はたまたそんなことは気にせず、他の2人よりも私が一番好きだとそう宣言されたのかもしれない


考えても考えても彼女の一言に含まれる意味の答えは出ない
つまりはなんて言い返せば正解なのかが分からないのだ

俺が何も言い返せずに、彼女の目を見つめていると、そのまま優しく唇を塞がれる


賢者「いいんですよ、私は」

勇者「うん?」

賢者「……私を好きにしてください」

賢者「……一人の女にしてください」


懇願ともとれる悲痛な一言は、目に涙を浮かべながら紡がれた必死の一言だった

俺はそこまで彼女を追い詰めていたのかと思い知らされる
自分の軽率な行動が彼女をここまで言わせるほどに苦しめていたのかと

ならばせめてその想いに優しく、礼儀をもって応えるべきだろうとも

265 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/20(月) 13:09:44.20 ID:OzPd/qEZo

言葉で返事はしなかった
彼女を抱き抱え、そのままベッドに押し倒す
口付けを交わし、見つめあったままその浴衣の紐を解いた

顕になったの二つの大きく膨らんだ乳房は月夜に照らされ、その白い肌が映える
真っ白な彼女の柔肌は芸術であり、これを画に残すことが出来ればその者は伝説の画家として名を馳せる

そう思わせるほどの美しい裸体だった


賢者「あんまり見ないでください……恥ずかしい……」


内股をくねらせ、恥ずかしさ故に彼女の頬は赤く染まる

ぼうっと見つめてきた彼女へ顔を近づけると彼女の方から求めるようにキスをしてきた

最初は優しく、お互いの熱をじんわりと伝え合う口付け
だが徐々にお互いが熱を帯び、その口の動きは激しくなる

舌を絡め互いの吐息を混ぜ合い、唾液までも交換し合う


賢者「んっ……ふっ……んちゅ」

勇者「キス上手だな? 意外とし慣れてたり?」

賢者「そんなわけないじゃないですか」

賢者「勇者が初めてです……よ?」


恥ずかしそうに目を伏せながら賢者はポツポツと呟く


勇者「そりゃ光栄なことだな」


俺は彼女の胸に手を触れた
程よく弾力がありながらも手に吸い付き、指が埋まる

しばらくそうして乳房の柔らかさを堪能し、膨らんだ胸の形を歪める


賢者「ふっ……んん……楽しいですか…?」

勇者「あぁ、ずっと触っていたくなるな」

賢者「どうして男の人ってそんなにおっぱいが好きな、あんっ……! 好きなんですか?」

勇者「そうやって相手が感じてくれるからだろ?」

賢者「か、感じてなんか……」


強がる彼女の乳首を指で弾いた


賢者「ひゃんっ!」


彼女の大きくなった乳首は鋭い快感を脳に届ける
弾けば声が漏れ、なぞれば息が止まり、コリコリと押せば口からヨダレが垂れる


賢者「っ……はぁっ……や……そんなに、乳首いじめないで……?」


すっかり甘くなった彼女の言葉はむしろもっとやって欲しいとお願いをしているようにしか聞こえない

266 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/20(月) 13:11:53.50 ID:OzPd/qEZo

右の乳房へ口を寄せ、柔らかな胸へ舌を這わせる
そうしてゆっくりと歩き回らせ、乳首へ至る

舌でねっとりと乳頭をなぞると彼女は弓なりに体を反らして声を震わせた


賢者「あぁんっ! ひゃっ、やぁぁっ!」

賢者「いい……っ! はあっ! きもちよくてっ、おかしくなっちゃいますっ!」

勇者「かわいすきるだろおい……」

賢者「だって、ゆうしゃがー……はぅっ……」


くすぐったいような快感に彼女は無意識に右手で俺の頭を払いのけようとする
その邪魔な手首を掴んでベッドに押し付け、俺は再び彼女の乳頭を口に含んだ

じゅるると音を立てながら胸の突起を吸い、もう片方の空いた手で片方の寂しそうな乳首を転がした


賢者「ひゃぁぁぁあっ! 気持ちいい! うっあああんっ!」

賢者「もっと……もっとぉ……っ!」

賢者「私のおっぱい、気持ちよくしてください……はっ……やっ……」


俺はさらに舌の動きを早める
ビンビンに硬くなった乳首を弾き、軽く甘嚙みをする
手は乳首をつまみ上げたまま、親指でこするようにし絶え間ない快感を届けた

彼女は口を閉じることなく、甘い嬌声をあげ続け、口角からヨダレが垂れる

そして、人生で初めて達した

267 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/20(月) 13:13:27.19 ID:OzPd/qEZo

ビクビクと体を震わせる彼女を抱きとめ、胸から唇を離す
あっ……という少し喪失感を含ませた声を無視して、彼女のパンツに手をかけ、これを脱がせる

ヌルッとした蜜がパンツをこれでもかと濡らし、糸を数本引いた

濡れた秘部が外気に晒され少し体を震わせる

胸を責められた彼女は既に高まり、出来上がっていた
だが俺はそれでも性感を高めるために内股に舌を這わせる

神経が張り巡らされた内股は、舌の肌触りと熱を敏感に感じさせる
徐々に性器に近づくほどにその快感は高まり、気分が高揚していく
もう少しで割れ目に舌が到達しようとした頃、勇者は口を離し、反対の足をまた舐めだした


賢者「あぅぅ……なんでぇ……」


期待が最高潮を迎えた途端に味わう喪失感に彼女は思わず抗議の声を上げる

だがそれでも勇者は執拗に足を舐め続けるばかりで肝心なところに求めている刺激は来ない

焦らされ、胸の奥がモヤモヤとする
ヒクヒクと膣穴が蠢き、体が意識せずとも快感を求めていたことに彼女は気が付かない
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/20(月) 13:14:09.59 ID:OzPd/qEZo

賢者「勇者……意地悪しないでください……」

勇者「んー? じゃあどうして欲しいのか言ってご覧」

賢者「うー……」

賢者「おまんこ、舐めてください……」


突如として彼女に電撃が走った
気付けば秘部をむしゃぶられ、溢れていた愛液ごと陰核をしゃぶりあげられる


賢者「やぁっ! うぐっ、激しすぎっ……きゃぁ!」


びちゃびちゃとぬめった水音が響き渡る
左右の陰唇を伸ばすように舐め尽くし、勃起した陰核を舐め、コリコリと刺激を与えればおもしろいほどに愛液が溢れ出す



賢者「いやっ……やぁっ、こんな、はげし……!!」

賢者「おかしく、なっちゃうっ!!」


止めと言わんばかりに膨らんだクリトリスを乱暴に吸い上げる


賢者「あっ、やぁぁぁあ!!」


びくんと大きく体が跳ねた後、ビクビクと痙攣をみせ彼女はまたも達してしまった
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/20(月) 13:17:40.84 ID:OzPd/qEZo

肩で息をする彼女の余韻を邪魔しないよう、優しく抱きしめる
しばらくそうして、またどちらからともなくキスをすると彼女が俺の陰部へと手を伸ばしてきた


賢者「次は私の番ですね」

勇者「無理しなくていいんだぞ」

賢者「ううん、私がしたいんです」

賢者「私ばっかり気持ちよくして頂いてるんですから……お返しくらいさせてくださいね」


優しい手つきでパンツを脱がせてくれるのがなんだか無性にいやらしく感じる
そうして現れたそそり立つモノに彼女は目を丸くした


賢者「おっきい……」

賢者「口に入るでしょうか」

勇者「無理しなくていいんだよ、本当に」

賢者「もう、同じこと言わせないでください」

賢者「でも、気持ちよくなかったらごめんなさい」


そういうと彼女は鈴口に優しくキスをしてくる
ペロペロと舌先で舐められ、そのくすぐったい刺激に血が巡る

溢れた我慢汁が彼女の舌に舐め取られ、1本の線を結んだ


賢者「んふ、ビクビクしてる」

勇者「気持ちいい……」

賢者「よかった」


汁を再び舐め取るようにペロッと舐めた後に俺をじっと見つめながら亀頭の先を口に含んだ

さっきも思ったが彼女は自分を魅せるのがうまい
意識してやっているのではないだろうが、目線や表情が彼女の女らしさを引き立たせているのだ

じっと真ん丸な目で見つめながらちゅぱちゅぱとしゃぶる彼女の頭を撫でる
少しはにかんだ彼女はゆっくりとペニスを口の中に含んでいった

チロチロと舌が中で動き、拙い力で吸われる


賢者「あむ……おっきくふぇ、難しいれす……」

勇者「いや、充分気持ちいいよ賢者」


横顔をそっと撫でると嬉しそうににっこりと笑う彼女が愛おしくてたまらない
決して上手ではない口淫も、その献身さで充分満たされた


耐えられない
もう我慢は出来なかった

彼女の口からペニスを抜き、優しく押し倒した
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/20(月) 13:19:34.70 ID:OzPd/qEZo

勇者「もう、我慢出来ない」

賢者「私も、もうさっきからしたくて……」

勇者「いいよな」

賢者「はい、来てください勇者」


彼女のとろんとした顔を見つめながら先端を割れ目に宛てがう
熱くぬめった腟内はギチギチと締め付けながらも、ゆっくりとペニスを飲み込んだ


賢者「はぁっ…… うぅんっ…… 勇者の入ってきます……」

勇者「痛くないのか?」

賢者「少し痛いですけど……それより、きもちよくて、しあわせで……」

勇者「そうか…… 俺も賢者と繋がれて幸せだよ」

賢者「んふふ……うれしい」


さらにペニスをゆっくりと進めていく
その度に賢者の大きな胸がふよふよと揺れる

ゆっくりと上がってくる快感を彼女は目を閉じて感じようとする
甘い息を漏らしながら、俺に身を任せる彼女が可愛くてたまらない
今すぐにめちゃめちゃにしてやりたい

そんな邪念を必死で振り払う

たぷんたぷんと揺れる胸を両手で鷲掴みにすると


賢者「んにゃっ!?」

勇者「うぉ、なんだその声」

賢者「びっくりしちゃって…… ごめんなさい」

賢者「おっぱい、舐めて?」

賢者「いっぱい…… いっぱい勇者で気持ちよくさせてください……」

賢者「あなたのことを、これでもかってくらい感じたいんです」


……かわいい
俺の中の獣はもう理性では抑えきれなくなっていた

271 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/20(月) 13:21:17.08 ID:OzPd/qEZo

賢者「んっ、んぅぅっ!」

賢者「ひっああああっ!!」

賢者「ひゃうっ! あっ! はげしっ…! おかしく、なっひゃう!!」


俺は気づけば夢中で腰を振っていた
何度もペニスを奥深くまで突き刺し、中の肉を抉った
何度も何度も出し入れをしているうちに蜜は溢れ、じゅぶじゅぶといやらしい水音をたて泡立つ

胸が嬉しそうに弾み、賢者の声は普段の落ち着いた優しい声ではなく獣のように感じるメスの声へと変貌していた


賢者「あぁんっ、あぁっ!」

賢者「ひゃっ、はぅっ…… あっ……はぁっ!」


腕が相手を離すまいとお互いに強く抱きしめ合う
それではたりず彼女の足は俺の体を捕まえるようにホールドしてきた

汗と愛液が混ざり合い、セックス独特の淫靡な匂いが部屋に充満する


賢者「いいっ! 奥気持ちいい!!」


ピンク色の声は懇願する
もっと気持ちよく、もっと奥を突き刺せと
彼女が永く自分と向き合い、賢者となった今、知らない自分がここに来て現れた

愛する者との性行がここまで自分を狂わせるのかと彼女はぼうっとする頭の中で考えていた

夢中で口を貪り、突かれる度に甘い吐息を漏らし続けることが幸せでたまらない


彼女が数度目の絶頂を迎える時、勇者も自分の中の膨らみを感じていた


勇者「賢者、一緒にイクぞ」

賢者「はっ……い」

272 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/20(月) 13:22:44.69 ID:OzPd/qEZo

呼びかけられ、焦点をうまく合わせられない目で彼を見つめる
お互い視線を離さず、見つめあったまま愛を伝え合うようにその時を迎えた


賢者「あぁっ……イクっ……! だめ、我慢出来ない……っ!」

勇者「いいんだよ、俺もイクからな」

賢者「はいっ……いっぱい、私の、なか…… ゆうしゃので、いっぱいにして……?」


汗で前髪は張り付き、涙で潤んだ瞳と、ヨダレでだらしなくなった顔で作った必死の笑顔
それが今まで見た賢者の中で一番可愛いと素直に思った

我慢出来ないのは俺の方だ
彼女が絶頂の声を上げるのにも気が付かず、賢者の中に溜め込んだ精をこれでもかと吐き出した

子宮全てを精液で満たしたのではないかと思うほどの長い射精。 同時に彼女の膣のヒダが一滴残らず搾り取ろうと収縮する


賢者「勇者、ビクビクってしてます」

勇者「ごめん、やばいくらい気持ちよかった」

賢者「ほんと……?」

勇者「あぁ、最高だった」

賢者「嬉しい……」


手を伸ばされ首の後ろに回された手に引きずられまたキスをする
唇を合わせながら彼女は笑顔で涙を流していた

273 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/20(月) 13:26:22.85 ID:OzPd/qEZo

賢者「私、やっと女になれました」

勇者「こんな悩ましい他に女がいるか」

賢者「んふふ、勇者が私のこと一番好きって言ってくれましたもんね」

勇者「そうだな」

賢者「あぁ、だめ! 抜かないでください……」

勇者「ん?」

賢者「なんだか、抜いたら勇者がどこか、遠くへ言っちゃうような気がして……」

勇者「そうか。 じゃあこのまま抱き締めさせてくれ」

賢者「はいっ!」

勇者「その笑顔なんだよなー」

賢者「……?」

勇者「その笑顔が、賢者は反則なんだよ」

賢者「え? うーん……」

賢者「ありがとう、ございます?」

勇者「その照れた笑い方もなんだよぉ!」

賢者「えー!? 分かりませんよぉ」



274 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/20(月) 13:26:49.56 ID:OzPd/qEZo

今日は終わります

頑張った、気がする
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2017/03/20(月) 13:49:13.53 ID:O+5H11/3O
一番股間にきた描写ですばらしい!
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/20(月) 14:26:21.57 ID:ymiP0pLQO
んにゃっに萌えた乙
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/21(火) 04:01:26.58 ID:prMiCQRoo
おっつ!
賢者大正義
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/21(火) 07:19:23.93 ID:65p4sQzlo

賢者「あむ……ちゅ……」

勇者(ん……?)

賢者「ちゅぅ…… ゆうしゃ……」

勇者(賢者か…… 朝から寝てる俺にキスですか)

賢者「……しゅき……あむ……」

勇者(寝てる人に普通舌いれるか?)

賢者「んぅ……ゆうしゃ……?」

賢者「起きてます……?」

勇者「…………」

賢者「気のせいかな……?」

賢者「つんつん」

賢者「かわいい寝顔……」チュ










賢者「んしょ……」

賢者「勇者の腕、筋肉質すぎて重いですっ……」

勇者(なにやってんだ?)

賢者「えいっ……」グイッ

賢者「んしょっ」コロン

賢者「んふふ、勇者に抱きしめられちゃいました」

勇者(……こういうのどこで覚えんだよ)

賢者「ぎゅー♪」

勇者(かわいいなぁ)スリスリ

賢者「ひゃぁ!」

賢者「勇者……? 起きてるんですよね……?」

勇者「…………」

賢者「えー…… うーん……」

賢者「まぁいっか…… ちゅーしちゃお」

勇者(うーん可愛い)

勇者(でもなんかイタズラしたい気分だな)


>>280
@完全寝たフリ全スルー

Aキスやスリスリなどのソフトタッチ

B胸や股をまさぐるハードなタッチ

Cこちょこちょしてお仕置き

D自由安価

279 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/21(火) 07:45:55.56 ID:P9vv+S49O
3
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/21(火) 07:47:06.42 ID:YkQoOe10O
3
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/21(火) 08:14:22.01 ID:CXgps1HwO
3
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/21(火) 11:03:09.05 ID:E8eTeD19o
すまんねちょっと待ってね
夕方か夜に更新
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/21(火) 14:02:19.38 ID:RUp3epWVo

俺は寝返りをうつ振りをして賢者に抱きかかる

そのまま運良く手が胸と股ぐらに伸びてしまった


賢者「んぇっ!?」

勇者(なんつー声出してんだ)


左手でたわわに実った果実を持ち上げるようにしながら鷲掴む
その柔らかい乳房はグネグネと形を自在に歪め、指に吸い付くようにして離れない
手のひらと指先を交互に力を入れ、乳首と乳房全体を満遍なく刺激した


賢者「あんっ……んふっ……」

賢者「ゆうしゃぁ……」


切なげに呻く彼女の声を俺は無視する
心がズキズキと痛むがそれもまた楽しみ方の一つだ

息は熱を帯び、舌は甘く絡み合う
くちゅくちゅとわざとらしく賢者は俺の舌に吸いつき、刺激する

するりと彼女の縦筋に指を滑らす
先程まで勝手にキスしていたことで彼女の下はもう、蜜をたっぷりと含んでいた

指で撫で上げ、膨らんだ陰核を刺激する
その度にキスをしながら甘い声があがり、必死に声を我慢しようと俺の唇に吸い付いてくる


賢者「あぁぁあっ……気持ちいい……っ!」

賢者「おっぱいと、おまんこ、同時にされて、おかひくなっちゃうぅ!」


秘部に指が沈み込み、愛液がこれでもかと滲み出てくる
まるで水を含んだスポンジのように、刺激をすればするほど蜜は流れ出て、俺の手首までも濡らしてくる

284 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/21(火) 14:03:03.68 ID:RUp3epWVo

賢者「ゆうしゃぁ……ゆうしゃぁ……」

賢者「気持ちいい…… もっと……っ……もっと気持ちよくして…?」

勇者「……っ!」

賢者「イキ、たぃ……勇者の手でイキたいよぉっ……!」


俺は求められるがまま、乳首とクリトリスへ刺激を集中させる

すっかり固くなった乳首は充血し、ピンと弾く度に喉を震わせる

秘部からはびちゃびちゃと下品な水音を響かせながら、溢れんばかりの快感が頭の中を真っ白にしていく


賢者「っ……だめ、もうっ……い…くっ……!」


全身に広がる絶頂の波は彼女の全身を飲み込む
びくんっと強く何度も体が跳ね狂う
そして同時に緩んだ穴から、噴水のように潮が吹かれた

痙攣するようにビクビクとすると同調するように潮をふく


賢者「あっ、ああぁっ!!」

賢者「い、イクのが…とまらない、あぁっ……!」


さらに続けて彼女は絶頂を迎える
電気が走ったように全身の筋肉が収縮と弛緩を激しく繰り返し、脈打つ

シーツをたっぷりと水浸しにした彼女は冷たくなったシーツに身を寄せ、膨れ上がった熱を覚ましていくように、しばらくの間余韻に浸っていた

285 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/21(火) 14:06:05.53 ID:RUp3epWVo

彼女がむくりと顔を上げる
柔らかな光の黒い瞳がじぃっと俺を射抜く

少し頬を膨れさせた彼女の横顔を撫で、唇を近づける

ゆっくりと目を閉じた彼女の口先に温度が伝わり、そして唇が合わさる
合わさるのは体温だけでなく、心をも繋がり、言葉にせずともお互いの気持ちを伝え合う


賢者「んふふ♪」

勇者「ん?」

賢者「すき」

勇者「俺も大好きだよ」

賢者「んふふ、嬉しいです」


ニコニコと太陽のように笑う彼女を抱きしめると、さらに、嬉しそうに声を上げる


賢者「ゆうしゃっ!」ギュー

勇者「うぉわっ、くるしい」

賢者「んふふ〜♪」

賢者「ちゅぅー」

勇者「ん…… おはよう賢者」

賢者「おはようございます…… って! いつから起きてたんですか!?」

勇者「……あー……賢者が寝てる俺にちゅっちゅしてたとこから?」

賢者「全部じゃないですか!」

勇者「そりゃ起きるだろあんなにされたら」

賢者「怒りました!」

賢者「んふふ、でもやっぱり許してあげます」

勇者「そう? よかった」

賢者「えへへ…… だって大好きなんですもん」

勇者「残念だったな、俺の方が賢者のこと好きなんだわ」

賢者「そんなの嘘ですー! ばかー!」
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/21(火) 14:06:45.32 ID:RUp3epWVo
また夜に
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/21(火) 18:42:05.38 ID:tkKfYGZtO

盗賊「おっはよー!」

魔法使い「……おっはー」

勇者「うぃーす」

賢者「おはようございます♪」

盗賊「…………」

魔法使い「…………」

賢者「……? どうかなさいましたか?」

魔法使い「……賢者元気」

盗賊「わっかりやすー」ジトー

賢者「え?」

盗賊「夜、声がこっちの部屋まで聞こえてきたもん」

賢者「えーーーー!?」

盗賊「朝もさー? どうせしてたんでしょ?」

賢者「そ、そんな聞こえてきたんですか!?」

盗賊「え……まじ?」

賢者「え……?」

魔法使い「……全部うそぴょーん」

盗賊「ぴょーん」

賢者「…………」イラッ

賢者「お二人共? お話があります」ゴゴゴ

盗賊「ひっ!?」

魔法使い「……私は無実。 全部盗賊が言った」

盗賊「ちょっと!?」

勇者「朝からお前ら元気だなおい」

288 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/21(火) 18:53:11.24 ID:tkKfYGZtO

賢者「今日はどうします?」

勇者「あーそうだなぁ。 なんかしたいことある?」

魔法使い「……特に」

盗賊「うーん……」

勇者「何もねえのかよ……」


>>289 イベント発生(したいことでもおけ)

@ボス出現

Aエロボス出現

B自由安価
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/21(火) 18:54:33.78 ID:l6XfxrcGO
修行
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/21(火) 19:15:40.81 ID:tkKfYGZtO
安価了解

また明日書きますごめんなさい
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/21(火) 20:43:47.19 ID:CXgps1HwO
みんな勇者と関係持つごとに強くなってるのかな?
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 01:14:28.82 ID:bKkiuaYJo
ランスかよ
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 04:36:17.78 ID:wRy05Xvco
魔法使い好きなのは俺だけか
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 05:27:16.49 ID:W7GXd/5gO
俺も好きだぞ
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 05:37:13.38 ID:dsYuK0W2O
修行とは肉体的な修行なのかエロ的修行なのか
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 06:04:39.28 ID:+PcXdUtFO
自分は盗賊が好きです

>>295
修行の後に頑張ったご褒美(エロ)の可能性も
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/22(水) 11:56:12.07 ID:aYNbF6yLO

勇者「んじゃ、今日は修行だな」

盗賊「えぇー」

勇者「えぇーじゃねえんだよ!!」

魔法使い「……私今日は体調悪い」

勇者「嘘つけ朝からパン3枚にシチューとサラダ平らげてたぞ」

賢者「あ、あのー…… やらなきゃダメですか?」

勇者「あぁん?」

盗賊「そうだよ、旅していく内に強くなってくもんじゃないの!」

勇者「はぁぁぁ〜〜〜? クソデカため息出るわ」

勇者「あのさ、お前ら外の世界舐めすぎだからな?」

盗賊「………っ!」ゾッ

魔法使い「……ぅ」

賢者「ちょっと……殺気たてないでください……!」
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/22(水) 11:57:51.54 ID:aYNbF6yLO

勇者「何言ってんだ、今みたいに殺気剥き出しで敵は襲ってくるぞ?」

勇者「そんな時俺らはやるしかない。 分かるよな?」

勇者「そのうち強くなるなんて甘っちょろいこと言ってる場合じゃねえんだよ」

盗賊「分かった、分かったってばー」

魔法使い「……先生、怖いです」

勇者「こっちは真剣なんだよ!」ゾォ

魔法使い「……!」ビクッ

勇者「よし、じゃあ町外れまでいくぞ」

299 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/22(水) 11:59:01.29 ID:aYNbF6yLO

勇者「さて諸君。 戦いの中で一番重要なことはなんだと思う?」

魔法使い「……やる気」

盗賊「元気!」

賢者「勇気」

勇者「精神論の話してんじゃねえんだよ!!」

魔法使い「……ちなみに正解は?」

勇者「それはな……攻撃を食らわないことだ」

勇者「小さいダメージなら回復魔法ですぐに治る」

勇者「だがデカいダメージは回復するのに手間も時間もかかる、そしてなにより回復するまで動けなくなっちまうのがヤバい」

勇者「戦闘中動けなくなることは死を意味するぞ」

魔法使い「……うーんそれは何となくわかるけど」

賢者「後衛職の私達も重要なことなんですか?」

勇者「はぁー…… 頭いてぇなぁもう」

魔法使い「……むかっ」

勇者「必ずしもお前らに有効な間合いで戦えるとは限らないだろ?」

勇者「前衛が突破された時、後ろから敵が来た時、特にやばいのが前衛がやられた時!」

勇者「自分の身は自分でなんとかしなきゃいけないんだよ」

勇者「それどころかうまく立ち回って前衛を助けなきゃいけないことだってある」

勇者「だから、ちゃんと賢者と魔法使いにも身のこなし方は覚えてもらう必要があるんだよ。 お分かり?」

賢者「なるほど……」

300 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/22(水) 12:02:28.56 ID:aYNbF6yLO

勇者「よし、じゃあ実践あるのみだな」

勇者「俺が今から手加減しながら木刀で戦うからそれを必死に避けろよ?」

勇者「得物でガードするのももちろんOKだ」

勇者「ただ、当たったら痛いから気をつけろよ」

盗賊「い、痛いの!?」

勇者「当たり前だろ! 痛みにある程度慣れるのだって重要なんだからな!!」

魔法使い「……スパルタだ」

賢者「うー…… 帰りたいです」

勇者「はい、じゃあまずガキンチョ!!」

盗賊「いーやーだーー!!」

勇者「逃げんなゴルァ! お前がやられたら後ろの2人がやられるんだぞ!」

盗賊「ゆうしゃが全部やっつけてくれればいいんだよー!」

勇者「人に頼りっきりでどうすんだあほ!!」

盗賊「やだー! 鬼ー! 悪魔ー! 魔王!」

勇者「勇者だ!!」

盗賊「いけずー! ばかゆうしゃー! 鬼ー!」

勇者「語彙が残念すぎるわ」

301 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/22(水) 12:03:52.56 ID:aYNbF6yLO

勇者「おらいくぞぉー!」

盗賊「くんな!」

勇者「らぁっ!!」

盗賊「ひっ!? 速っ!」

勇者「おらおらぁっ!!」

盗賊「待って! 本当に! 危ないってー!」

勇者「喋ってたら舌噛むぞ!」

盗賊「ぐっ……!」


勇者(こいつ盗賊なだけあってすばしっこいな)

勇者(俺の攻撃にもなんとかだけど交わして対応できてる)

勇者(もう一段階レベル上げてもいいか)



ひゅっ!

かぁんっ!!


盗賊「あっ!!」

勇者「あーあー、短剣簡単に弾かれたぞ?」

盗賊「わっ、わわっ!」ヨロヨロ


ドテン


盗賊「いたた……」

勇者「ほら、かわすだけじゃなくてちゃんと短剣も使えよ?」ゴンッ

盗賊「いたぁっ!!」
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/22(水) 12:05:39.97 ID:aYNbF6yLO

盗賊「ばかゆうしゃ! なにも頭叩かなくてもいいのに!!」

勇者「ペナルティがねえとなぁ?」


ヒュッ!!


盗賊「はっ!」


ヒュォンッ!!


盗賊「あぶなっ……!」

勇者「ほらここぉー!!」

勇者(避けきれなくなった時、短剣で弾かねえとジリ貧になんぞ?)

盗賊「ぐぬぬっ!!」


カンッ!!


盗賊「やぁぁぁっ!!」

勇者「おおっ!?」

盗賊「はぁっ……はぁっ…… どうだ!」

勇者(なかなかやるじゃねえかこいつ)

勇者(子供なだけあって飲み込みが早いな…… でもなんかムカつく)

勇者「どうだじゃねえ、気抜くな」ゴンッ

盗賊「〜〜〜っ!!? っああぁぁぁ〜〜〜!!」

303 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/22(水) 12:06:34.85 ID:aYNbF6yLO

勇者「はい次ィ!!」

魔法使い「……うー」

勇者「いくぞおらぁ!」

魔法使い「……ベギラマ」

勇者「はっ!?」


ゴォォッ!!


勇者「あぶね!!」

魔法使い「メラミ、ヒャダルコ」

勇者「おい!! 避ける練習って言ってんだろ!!」

魔法使い「……攻撃は最大の防御」

勇者「てめぇ……」

304 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/22(水) 12:07:54.37 ID:aYNbF6yLO

ひゅんっ!!


魔法使い「!?」

勇者「舐めんなよー?」

魔法使い「バリア!」

勇者「あめぇ!!」スッ

魔法使い「……横っ!」

勇者「防いでみろやー!」

魔法使い「ピオリム!」サッ


勇者「なんだよ、やるじゃん」

魔法使い「……はぁっ、はぁっ」

勇者「まだまだいくぞ!」

魔法使い「うーん! もう!」

勇者「ふっ!」

魔法使い「バシルーラ!!」


ビユォォォォオオオオオッッ!!!


勇者「うおおおおおああああ!!」

勇者「バカっ! やめろ!!」

魔法使い「……ぐぬぬ!! はぁぁぁーー!!」

勇者「うおわあああああ!!」


ピューン


魔法使い「……はぁ、はぁ、勝った……」

賢者「ちょ、ちょっと!? 勇者どこか飛んでいっちゃいましたよ!?」

魔法使い「……緊急事態だった」

盗賊「……そう?」


ビリリ……


バァァァァンッ!!!


魔法使い「……ひっ!?」

勇者「お前よくも遠慮なく吹っ飛ばしてくれたな?」

魔法使い「え……あ……どうして……」

勇者「魔法装備までさせやがって、覚悟しろよ」

魔法使い「や……やだ……こないで……」

魔法使い「……こわい……怖いよぉ……」


ゴンッ!!!

305 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/22(水) 12:09:30.25 ID:aYNbF6yLO

魔法使い「……ぐすん」

盗賊「痛そ」

魔法使い「……盗賊ぅ」

盗賊「痛かったねーよしよし」

魔法使い「……勇者許さない。 寝込みメラミの刑」

盗賊「それ死ぬんじゃない?」

賢者「行きたくないんですけど……」

勇者「さぁ来い賢者ちゃん」

賢者「痛くしないでくださいよぉ」

勇者「なら頑張ってかわすんだな」

賢者「ふぇ……」

306 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/22(水) 12:10:31.80 ID:aYNbF6yLO

賢者「こ、こないでー!」

勇者「甘ったれてんじゃねえ!!」


ひゅんっ!!


賢者「えいっ、」


スカッ


勇者「そんな大振りじゃ全然ダメだぜ?」


むにゅ


賢者「ひゃぁっ///」

勇者「うーん、やっぱりこの胸の弾力は素晴らしい」

賢者「な、なにしてるんですか!」ブン

勇者「そんな無駄に動いたらおっぱいも揺れちゃうぜ?」

賢者「この! このこのっ!!」ブンブン

勇者「いやあたまらない」モミモミ

賢者「なんで! なんで当たらないんですか!!」スカスカ

勇者「うーん! 最高」

307 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/22(水) 12:11:23.47 ID:aYNbF6yLO

勇者「ほいっと」

賢者「きゃああぁっ! なんで後ろから揉むんですか!?」

勇者「うひょひょーたまんねー!!」

賢者「やっ、やぁ……だめっ……んぅ」

勇者「おいおい? 感じちゃってんのか?」

賢者「お、お願い…… やめてください……」

勇者「んー? どうしよっかなー?」

賢者「ち、力が抜けちゃう…… やっ……ん、あっ……」

勇者「お?」

勇者「パンツまで濡れてきてんじゃん? 賢者エロいなぁ」

勇者「盗賊と魔法使いに見られながら感じちゃってんの?」

賢者「や、やだぁ…… 見ないで……んっ、あぁっ」

勇者「すっかりいい声にな……ぶふぅっ!?」


ゴロゴロ……がんっ!!


盗賊「はぁっ! はぁっ! なにやってんのばかゆうしゃ!!」

魔法使い「……イオラ」

勇者「ぐああぁぁっ!!」

魔法使い「……賢者、大丈夫?」

賢者「ぐすっ……ありがとうございます2人とも……」

盗賊「賢者、もう大丈夫だからね」

盗賊「たっぷりと、仕返ししないとね」

魔法使い「……そうだね」

賢者「女を怒らせたらどんなに怖いか、思い知らせてあげないとですね」

勇者「待て、待て待て?」

盗賊「さよならゆうしゃ、短い付き合いだったね」

魔法使い「……辞世の句は読めた?」

賢者「絶対許しませんから」

勇者(あ、もうダメだこれ)
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/22(水) 12:12:12.31 ID:aYNbF6yLO
また明日
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 04:27:43.00 ID:EF/jDLmkO
おつ
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/23(木) 22:03:06.78 ID:Jy4wizcnO

魔法使い「……いい湯だね」

魔法使い「……あははん」

盗賊「魔法使い、おばちゃんじゃないんだからさ」

魔法使い「……おばちゃんって言われた」

賢者「なんで私の方見るんですか!? 酷くないですか!?」

盗賊「一番年上だもんね」

魔法使い「……年増なんて言ってない」

賢者「今言いましたよ?」

魔法使い「……お背中流しますよお姉さま」

賢者「白々しいです」

盗賊「それにしてもさー今日のゆうしゃありえなくない?」

魔法使い「……スパルタ」

盗賊「なにが修行だよ、ただ木刀で殴りたかっただけじゃん」

魔法使い「……賢者に至っては胸揉まれただけ」

賢者「やめてください……思い出したら恥ずかしくて……」

盗賊「賢者、すんごいエッチな顔してたもんね」

魔法使い「……メスの顔」

賢者「うー……」

311 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/23(木) 22:04:22.17 ID:Jy4wizcnO

賢者「そういう2人だって勇者とエッチしたくせに!」

盗賊「うぇっ!?///」

魔法使い「……成り行きで」

賢者「な、成り行き!?」

魔法使い「……うん、勇者に私の昔の話したら襲われた」

盗賊「い、意味分かんないよ!?」

魔法使い「無理やりちんちんしごかされて」

魔法使い「することになった」

盗賊「えぇー!」

賢者「ひ、ひどくないですかそれ? 話聞く限りレイプですよ」

魔法使い「……うーん、でも勇者優しいの分かってたから」

魔法使い「……私も嫌じゃなかったし……」

盗賊「わー、魔法使い大胆…… なのに顔真っ赤だよ」

賢者「なんだかすごい話聞いちゃいました、私がのぼせそうですよー」
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/23(木) 22:05:45.20 ID:Jy4wizcnO

魔法使い「……盗賊は?」

盗賊「え?」

魔法使い「……勇者と初めてした時のこと」

盗賊「うーんゆうしゃのこと好きになったきっかけはなんていうか……意外と真面目に勇者してるんだなって思って」

盗賊「それがなんかかっこよかった」

賢者「ギャップってやつですね」

魔法使い「かっこよく見えるマジック」

盗賊「うん…… ゆうしゃが俺のこと好きでいろって、守ってやるって言ってくれたから」

盗賊「この人のこと、好きでいてもいいかなーって」

盗賊「いっぱいキスして、優しくしてくれてくれて幸せだった」

魔法使い「……ところで、勇者の入った?」

盗賊「うぇ!?」

賢者「あれは大きいですもんね……」

盗賊「う、うん…… 気持ちいいよね」

魔法使い「…………」

賢者「あはは……」

盗賊「ちょっと! なんでそこで黙るの!」

魔法使い「……こんな子でもやることやってるんだなって」

賢者「乱れてますね」
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/23(木) 22:08:11.35 ID:Jy4wizcnO

盗賊「じー」

魔法使い「……じー」

賢者「な、なんですか」

盗賊「勇者明らかに賢者のことを特別扱いしてるよね」

魔法使い「……おっぱい触るしね」

賢者「勘弁してくださいよ…… 胸触られるのなんて嬉しくないです」

盗賊「で、昨日の夜勇者の部屋に行ってどうだったの?」

魔法使い「……あんあんした?」

賢者「え、えぇっと……」

賢者「私から、求めちゃいました……」

盗賊「えぇーっ!!」

魔法使い「……見かけ通り大胆」

賢者「すごく幸せでしたね。 本で読んで知識では知っていましたが、本当にこんな気持ちになるんだって思いました」

盗賊「ひゃーなんかすごいね」

魔法使い「……おっぱい揉まれたんだ」

賢者「……はい」

魔法使い「……こんな大きくて、柔らかいなんてけしからん」モミモミ

賢者「きゃぁっ! やだ、やめて魔法使いっ!」

魔法使い「……少しでいいから分けて」

盗賊「そうだそうだ!」

賢者「やだぁ! 助けてくださいぃ……」

魔法使い「……実にけしからん。 揉みごたえがいい」

盗賊「わ、マジでがっつり揉んでる……」

賢者「盗賊、見てないで助けて……!」
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/23(木) 22:09:25.30 ID:Jy4wizcnO

賢者「本当にみんな勇者のこと好きなんですね」

魔法使い「……そうだね」

盗賊「うん、好き」

賢者「なんですかね、恋のライバルのはずなのに」

賢者「不思議と嫌じゃないんですよね」

魔法使い「……分かる」

盗賊「勇者があんな感じだからねー毒気抜けちゃう」

賢者「勇者のどこがいいんですかね」

魔法使い「……なんだかんだ優しいとこ」

盗賊「……男らしいとこ」

賢者「ちょっとエッチなとこ……?///」

盗賊「ねぇ思うんだけどやっぱり賢者が一番エロいよね!」

魔法使い「……思った」

賢者「ちょ、ちょっと!」

賢者「私知ってるんですよ! 魔法使いなんて御者台でエッチしてたんですよ!?」

魔法使い「……なっ!///」

盗賊「えぇ……」

魔法使い「……勇者がその方が興奮するだろって…」

盗賊「で、興奮した?」

魔法使い「……うん」

盗賊「うわぁ…… みんなエロかったぁー」

賢者「うぅ……聖職者ともあろう者が……」

魔法使い「……バレてたなんて」

盗賊「みんなの黒歴史になること必至」
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/23(木) 22:26:36.45 ID:Jy4wizcnO

勇者「おせーよ! 風呂にどんだけ時間かかんだ!」

魔法使い「……女子会してた」

賢者「盛り上がっちゃいましたね」

勇者「なにそれ? 俺も混ぜろよ」

盗賊「女子会は男子禁制だよ!」

勇者「ケチケチしやがってよぉ、こういう時だけハブになるのはいつも俺だ」

賢者「もー、怒らないでくださいよ」

勇者「けっ、もう知らん」

魔法使い「……怒っちゃった」

盗賊「めんどくさーっ!!」

勇者「もうしーらね」

賢者「もー…… 今日も一緒に寝てあげますから」

魔法使い「……ちょっと賢者勝手に決めるのはよくない」

盗賊「賢者が寝たいだけだねー」

勇者「ふーん? 賢者ちゃん俺と寝たいんだ?」

賢者「はい♪ 大好きですから」

魔法使い「……むむ、勇者と私まだ一緒に寝たことないよ」

勇者「あぁ、そういえばそうだな?」

魔法使い「……今日は私と」

盗賊「…………」

勇者「お前は?」

盗賊「……ウチは別にいいもん」

勇者「何膨れてんだよー」

盗賊「膨れてなんかないよ! 勇者はウチより大人の2人の方がいいんでしょ」

勇者「おい」

盗賊「……ウチだって本当は勇者と寝たいよ!

盗賊「でもさ……」

勇者「分かった。 お前の気持ちだってちゃんと分かってるからな」ナデナデ

盗賊「あぅ……」
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/23(木) 22:28:51.76 ID:Jy4wizcnO

勇者「さて、寝るか」

勇者「……今日は誰も来ねえのか?」

勇者「さっきあんだけ俺を取り合ってたってのに」

勇者「俺のハーレムがついに形成されてきたじゃないの」

勇者「女なんてチョロいぜ」


>>317 部屋に来るのは
@賢者

A魔法使い

B盗賊

C複数(誰か)

D誰も来ない
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 22:30:24.50 ID:0ImSYuP4O
3
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/23(木) 22:45:17.30 ID:Jy4wizcnO
安価了解また後日
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 22:55:23.72 ID:0ImSYuP4O
乙です
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/26(日) 19:33:47.27 ID:HEsbJhyEO
官能小説のサイト見たけどカスだな
続き早くしてくれ
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/03/29(水) 16:15:09.07 ID:IGYRSfPnO
終わっまな
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/29(水) 16:50:28.35 ID:LbjyBnTE0
あげるなよ。
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/03/30(木) 00:51:18.46 ID:5dct5N2do
うるせえ
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/30(木) 07:19:20.46 ID:MwQp5MrFO

コン、コンコンと少しリズムが狂ったノックが響く
躊躇いのような心情がそれだけで読み取れ、俺は努めて明るい声で入れとドアの向こうへ声をかけた


盗賊「…………」


来客者は俯きながらドアの前に立っているが
その表情は読み取れず、足に鎖が繋がれているようにその場から動かない


勇者「どうした? おいで盗賊」

盗賊「うん……」


テトテトと小さな歩幅で歩いてくる彼女を迎え、何も言わずに抱きしめた
力なく寄りかかってきた彼女はそのまま泣きそうな息をつく


盗賊「ゆうしゃ……」

勇者「どうしたんだ」

盗賊「すき……」

勇者「え?」

盗賊「ウチ、ちゃんとゆうしゃのこと好きだよ……?」

勇者「どうしたんだよいきなり」

盗賊「……やだ、賢者と魔法使いに負けたくないの」

勇者「負けてるとかそんなことないだろ?」

盗賊「ゆうしゃならそう言うの分かってるよ…… でもウチは賢者みたいに可愛くて胸も大きくないし、魔法使いみたいに綺麗で甘え上手じゃない!」

盗賊「ウチ、ゆうしゃにワガママしか言ってない……!」

勇者「…………」


思春期によくある深く考えすぎてしまうもの
ネガティブな思考に自分が負けてしまい、自分が価値のない人間だとか他より劣っているだとかそんな考え方

この不安定な時期は俺にも経験があるからなんとなく分かる
その気持ちを思春期特有のものだからとバカにしていいはずがなかった

盗賊にとって、周りの女性は魅力的で自分はまだ女として未成熟なのだ
それが彼女に焦りや不安を生じさせるのは必然と言っていいのだろう

だからせめて今日はいつもよりさらに甘く、愛してあげる他ないのだろう

325 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/30(木) 07:23:14.25 ID:MwQp5MrFO

盗賊「んっ……」


抱きしめた腕に少し力を入れる
体を反らせる窮屈な姿勢になりながらも、密着度が増したことで盗賊の息が小さく漏れた


勇者「お前はワガママなんか言ってないよ」

盗賊「言ってるよ……」

勇者「少なくともそれを俺はワガママなんて思ったことはない」

勇者「好きな子がねだってくれるんだぞ? それをワガママなんて思うわけないだろ」

盗賊「…………」


彼女の薄い唇にキスをした
少し熱を帯びた唇は俺の気分を昂らせるが、グッと堪える
初めての恋人同士のキスのように優しく、長く、お互いの愛を再確認するように体温を繋げ合う
そして彼女の頬に涙が一筋こぼれ落ちた


勇者「納得出来ないか?」

盗賊「よく分かんない」

盗賊「……ゆうしゃはウチのこと好き?」

勇者「当たり前だろ」

勇者「この気持ちは誰にも嘘とは呼ばせねえよ。 俺は盗賊のことしっかり一人の好きな女として見てる」

勇者「だからお前には胸張って、いつもの可愛い笑顔で俺を見ててほしい」


彼女をお姫様抱っこし、体を抱き寄せる
触れ合った頬と頬が盗賊の涙で濡れ、最初は冷たくも徐々にお互いの体温で暖かくなる


勇者「盗賊、俺は本気でお前のこと好きだ」

勇者「たまらなく好きだよ、ずっとこうしてたいとすら思う」

盗賊「うん……」

勇者「信じてくれるか?」


どちらからともなくキスをし、好きという二文字を囁き合う
目を開け、唇を離す

えへへと恥ずかしそうに笑う彼女の目にはもう涙は浮かんでいなかった


盗賊「そんな事言われたら、信じるしかないじゃん」

盗賊「ウチも、ゆうしゃのことだいだいだいだーいすきっ」
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/30(木) 08:07:49.77 ID:MwQp5MrFO

盗賊「んちゅ……」

勇者「盗賊、甘いな」

盗賊「へ……?」

勇者「甘い味がする」

盗賊「お、お菓子なんて食べてないよ?」

勇者「んな事言ってねえよ」

勇者「もっとしたくなるって言ってんの」

盗賊「んむっ……!」

盗賊「はぁっ…… やっ、んぐっ…!」

盗賊「ん…んんっ! ゆうしゃ、くるし……」

盗賊「ぷはっ……!」

勇者「うーわ、エロい顔」

盗賊「んぅ……?」

勇者「理性飛んじまうよなぁーこんな顔されたら」

盗賊「……?」

勇者「可愛いってことだよ」

盗賊「ほんと?」

盗賊「もっかい、ちゅーして」

盗賊「今の少し苦しいちゅーがいいな…… ちょっと気持ちよかった」

勇者「お? マゾ開花か」

盗賊「マゾ?」

勇者「男のことが好きでたまらない女のことだよ」

勇者「苦しいことされても男のことが好きで好きで平気になっちゃう子だ」

盗賊「うーんそうなのかな…… 私マゾなのかな」

勇者「ちなみにマゾが進化するとドMって言われるようになる」

盗賊「どえむ……?」

勇者「おう、ドM目指して頑張れよ」

盗賊「うーん……よく分かんないけど分かった!」

327 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/30(木) 08:21:18.68 ID:MwQp5MrFO

……………………
………………
…………
……


盗賊「おわぁっ!」

勇者「よいしょっと」

盗賊「もう! そうやっていつもいきなり持ち上げるのやめてよー」

勇者「だって盗賊軽いんだもん」

盗賊「びっくりするじゃん」

勇者「じゃあ抱っこされたくねえんだな?」

盗賊「……そうじゃないけどさ? ベッドで寝てるのにいきなり体持ち上げられたら誰でもびっくりするもん」

勇者「寝返りうつのにいちいち、今から寝返りうちまーすって言うのも変だろ」

盗賊「私ごと持ち上げて寝返り打たなくてもいいじゃん!」

勇者「あーもーギャーギャーうるさいな! またエッチすんぞごら」

盗賊「ま、まだするの!? さっき2回もしたんだよ?」

勇者「お前がもうやめてって叫ぶからやめただけでまだ行けるぞ俺は」

盗賊「だ、だめ…… 気持ちよくて本当におかしくなっちゃってたから」

勇者「へー? どこがどんな風に気持ちよかったって?」

盗賊「ゆうしゃの、熱いので奥ぐりぐりってされて…… 気持ちよくて頭真っ白になっちゃって」

盗賊「息もできないくらいすごくて…… 苦しくて……」

盗賊「って苦しいの分かってるのにさっきの苦しいちゅーしたんだ!!」

勇者「え?」

盗賊「本当に息できなくて苦しかったんだよ!!」

勇者「でも気持ちよかっただろ?」

盗賊「〜〜〜〜っ!」

盗賊「……うん」

勇者「ならいいじゃねえか」
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/30(木) 08:25:48.15 ID:MwQp5MrFO

盗賊「……勇者に激しくされた次の日ヒリヒリするの」

勇者「そうなの?」

盗賊「足とかグイグイ押してきたりするでしょ? 筋肉痛にもなる」

勇者「あー……」

盗賊「唇貪られるからカピカピになる」

勇者「うーん」

盗賊「中に出しすぎて次の日も垂れてくる」

勇者「えっろ」

盗賊「……でもしたくなっちゃうね」

勇者「気持ちいいからな?」

盗賊「うん…… 気持ちいいよね」

勇者「お前は特に気持ちいいわー可愛いしよく締まるし最高だわ」

盗賊「体ばっかりじゃん!」

勇者「そうゆって不貞腐れるとこがまたいいんだよなー」ワシャワシャ

盗賊「いーやー!」
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/30(木) 08:26:37.11 ID:MwQp5MrFO

更新すいません狩りに忙しくて
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/30(木) 09:34:42.34 ID:sb3zji0eO

まだ幼さの残る娘をドMに仕立てようとするなんて変態すぎぃ!(いいぞ!もっとやれ!)
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/30(木) 19:15:36.98 ID:yt88ggZRO
おつ
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/04/01(土) 20:54:45.17 ID:ubDKw6gLO

勇者「なんだか外が騒がしいなおい」

盗賊「なになに?」


ベッドで盗賊を抱きながら耳を澄ますと外の騒がしさに気が付く
夜中だというのに叫び声や、剣を打ち合う音が聞こえた


勇者「こんな夜中に喧嘩か?」

盗賊「……しかもこんな街のど真ん中で」

勇者「…………」ピクッ

盗賊「ねぇ、ゆうしゃぁ…… 続きしてください……」



キスをされる寸前でお預けをくらった盗賊は俺の首に腕を絡めてくる
淫靡な娼婦のように体をくねらせ、俺を求めてキスをしてくる盗賊を俺は押し倒した

しかしどうにも盗賊に集中が出来ない

外の喧騒は嘘のように一瞬静まり返る
だがそれはやがて、圧縮された空気が爆発するかのように大きな騒ぎへと変わった

敵襲を知らせる鐘がガンガンと鳴らされ、何人もの走る足音が夜の街に響き渡る

そして絶え間なく魔法の爆発音や、剣がかち合う音を響かせ、静かだった夜の街は瞬く間に戦場の雰囲気へと変貌した

333 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/04/01(土) 20:58:11.77 ID:ubDKw6gLO

勇者「おい、盗賊服着ろ」

盗賊「な、なに? 何が起きてるの?」

勇者「なんかやべえのがいる。 規格外の魔力感じるぞ」

盗賊「それ、敵ってこと?」

勇者「だろうな。 多分いま街の兵士が応戦してるんだろ」


脱ぎ捨てていた服に袖を通し、剣を腰に差す
それだけで先までとは違い一気に気が引き締まる
体の中で魔力も力も漲るようだった

部屋のドアを開けると不安そうな面持ちで俺を迎えた賢者と、額に脂汗を浮かべた賢者がいた


賢者「あ、勇者…… これは一体何が……」

勇者「やばそうな敵が来てるってことは分かるぞ」

魔法使い「……かなりやばめ。 邪悪な魔力が爆発してる」

盗賊「邪悪な魔力?」

魔法使い「……魔物が放つ嫌な魔力。 それを尋常じゃないくらい蓄えてる敵がいる」

勇者「1人か?」

魔法使い「……そうみたい」

勇者「あーそりゃ腕に自信があるタイプの馬鹿だな」

魔法使い「……うん。 普通の人には太刀打ちできる相手じゃない」

賢者「勇者……」

盗賊「いく……んだよね?」

勇者「マジかよ……めんどくせぇなー…」


そう言いながらも柄を持つ手に力が入っていることに自分でも苦笑する
多分勇者として行かなきゃいけないんだろうってことは俺は勿論、この3人にも分かっているようだ
この騒ぎを止めるのは俺しかいない

女たち3人の心配と、期待する目が小っ恥ずかしく見ることが出来ない

だが、覚悟は決まった


勇者「曲がりなりにも勇者だしな、行ってくるわ」

盗賊「あうっ……」


盗賊の頭をワシャワシャと撫でてから俺は宿屋のドアを開いた
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/04/01(土) 21:02:35.83 ID:ubDKw6gLO

兵士一個人の戦闘力は高が知れている
所詮は剣術の模擬戦ばかりで、殺陣の場数は少ないなのだから

だが個々が弱い兵士達は陣形を作り、一つの生き物のように統一した動きを練り上げることで攻撃力も防御力も格段に跳ね上げることができた

幾数もの剣と盾、そして魔法戦術を駆使した陣形戦術こそ、人間が編み出した戦い方の一つだ

だが誇るべきそれは遥か格上の相手の一撃で容易く崩壊してしまった


ただ剣を振り下ろしただけで起こった無数の爆発が、盾を構えていた兵を吹き飛ばした
その威力は中規模爆発魔法イオラを強化したようなもの
それが幾百というとんでもない数となって起こり、魔法耐性など関係なく人だったものを挽肉へと変えた


「な、なんだありゃ……」

「くそっ! 化け物め!!」


後方から攻撃魔法による援護を行っていた魔術師たちが毒づく
詠唱を行い、いざ魔法が発動する瞬間、それ以上の詠唱の言葉は紡がれず1人の魔術師の首が落ちた

ひぃっと隣にいた魔術師が驚く間もなく、その魔術師も体が縦に半分に切り崩される


暗黒騎士「弱い…… 弱すぎる」

暗黒騎士「俺を満足させる猛者はここにもいないのか」
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/04/01(土) 21:05:29.87 ID:ubDKw6gLO

勇者が見たのは、真っ黒な剣と鎧、装備に身を包んだ成人男性ほどの人型の魔物(?)

それは無謀にも突っ込んでいった兵を、ずしゃっと剣で突き刺し、串刺しになった兵の頭を振り下ろす
血飛沫が地面に線を作り、返り血で真っ黒な鎧は赤く染まっていた



暗黒騎士「…………」

勇者「派手にやってんなぁおい」

暗黒騎士「貴様は?」

勇者「おいおい? 名乗るならまず自分からだろ」

暗黒騎士「ふっ、そうだな。 これは失礼した」

暗黒騎士「俺は人間から暗黒騎士と呼ばれている者だ」

勇者「くはは、おいおいマジかよ噂で聞いたことあるぞ」

勇者「強者を求め続けて魔王に仕える人間がいるって」

勇者「人の身体ほどもある得物の大剣を振り回し、全身を呪われた暗黒の装備で包んだ化け物がいるってよ」

暗黒騎士「ふんっ。 人間だった頃など遠い昔の話だ。 そして俺は魔王に仕えて等いない」

勇者「ま、どうでもいいや。 俺は勇者だ。 なんとなく聞いたことあんだろ?」

暗黒騎士「ほう、これは嬉しいな」

暗黒騎士「ずっと探していた者にやっと出会えたのだからなッ!!」

336 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/04/01(土) 21:07:39.23 ID:ubDKw6gLO

不意打ちともいえる、目にも止まらぬ暗黒騎士の一閃
見えない剣圧が確かな殺人の斬撃となって襲いかかってきた

避けることは出来る
が、そうすれば後ろに控えている兵士達は間違いなく即死だ

僅かな時間で導き出した答えに体はすぐに動き出す
鞘から剣を抜き、瞬間の抜刀術
空を斬る中に確かに刃物のような手応えを感じ、剣圧を斬った



暗黒騎士「ほう? やるな」

勇者「どーも。 伊達に勇者やってねえよ」

暗黒騎士「嬉しいよ勇者。 俺はお前のような強敵をずっと探し求めていた!!」

勇者「キモいんだよ! 俺はホモじゃねえんだぞ!!」


10数メートルある距離を互いに1歩で詰める
誰も目視することが出来ない速さでの切迫、そして斬撃

視覚、意識が加速した勇者でさえ暗黒騎士の動き全ては視えない
だが経験と勘から暗黒騎士の一撃に真正面から剣を当てて対抗した

全身全霊を掛けてのお互い本気の一振りがかち合い、空気を震わせ、地面が耐えきれずに割れる

腕にかかった衝撃は凄まじく、剣どころかこちらの全身の骨が砕けるのではないかと錯覚するほどの一撃

それを歯を食いしばって耐え、ギリギリと鍔迫り合いとなる


暗黒騎士「面白い! 面白いぞ勇者ッ!」

勇者「あ゛あ!?」

暗黒騎士「俺が本気を出して戦えると、今確信したぞ!!」

勇者「ふざけんな! 今のが本気じゃねえってのか!!」


鍔迫り合いの中、ふと暗黒騎士が剣を引く
バランスが少し崩れるが、すぐに振り抜かれた剣をしゃがんで交わす
カウンターの一太刀を入れようとするも簡単にかわされ、お互いに距離をとって相手の出方を伺う


勇者がすぐに動いた
上段からの斬りかかりと見せかけ、すぐさま腕と手首を返しての速攻の刺突
狙いは暗黒騎士の鎧と兜の間の喉元を穿つ一閃

しかしそれも暗黒騎士は難なくいなし、俺の伸びきった体めがけて先の馬鹿みたいに重たい一撃が飛んでくる

剣を当てることは出来るだろうが、相手の勢いを殺すことは出来ないと瞬時に判断し、地面を蹴って無理やりに体を反転
紙一重で回避し、雷撃魔法を見舞う


勇者「ギガデイン」


337 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/04/01(土) 21:11:00.32 ID:ubDKw6gLO

闇夜を昼間のように明るく照らす神の一撃

鼓膜がいかれるほどの轟音と光の筋が止み、白煙と共に現れたのは鎧から焦げ臭い臭いを漂わせる暗黒騎士の姿だった


勇者「まぁ、倒せるとは思ってなかったが案外ダメージねえのな。 ちょっとショックだわ」

暗黒騎士「良い一撃だったぞ?」

勇者「そいつぁどうも。 まさか敵に慰められるとはね」

暗黒騎士「ふっ、次は此方の番だぞ?」


真っ黒な大剣を両手には抱えての斬撃
先ほど兵の陣形を一振りで崩した連続爆発の技

だが俺はあえてその爆発の中を突き進んだ
肌が捲られ、ダメージを積み重ねてでも突破する意味
それは爆炎の中から突如現れる神速の一撃に意味があった

ゼロ距離から現れた必殺の一撃
さすがの暗黒騎士も爆発の中を抜けてくるとは分かっていたとはいえ見えない中からの一撃に反応が遅れる

それでもこちらの剣の軌道上に刃を置いてくる反応に舌打ちをしつつ、剣を交わす

自分の体ほどもある大剣を薙ぎ払い、返す手でさらに二太刀目を走らせる

左から右への斬撃は確かに暗黒騎士の体を捉え、鎧を切り裂きながら腹部に大きな一文字の傷を負わせた

338 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/04/01(土) 21:14:05.25 ID:ubDKw6gLO

暗黒騎士「うぐっ……!!」

勇者「はぁっ、はぁっ」


暗黒騎士の傷からは赤い人間と同じ血が流れる
致命傷とまではいかないが浅くない傷は確かな手応えを感じさせるものだった


暗黒騎士「これは……これこそ俺の求めたもの!」

暗黒騎士「俺が本気で戦える相手だッ!!」

勇者「やめろよ今ので本気じゃないとか笑えねえんだけど」

暗黒騎士「俺はお前と戦える事を誇りに思うよ」

勇者「おめー話聞けよな」

暗黒騎士「話す事などもうないだろう? 後は剣で語り合うのみだ」


暗黒騎士は集中する
魔力と生命のエネルギー、それらを溶け合わせ、全身に漲らせる

敵に向ける殺気
それを抑え自らへと迎え、己の力とする達人の成せる技
外に放出されるは殺気ではなく闘気

振り切った殺気、士気、活気を一つのものへと溶け合わせ闘気という力に変える奥義

暗黒騎士の体から紫炎が発せられる


剣を交えるまでもない
勇者も本気を出さねば一太刀で地に伏せられるほどの強さがそこにはあった


339 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 21:14:37.66 ID:MmnU/e6G0
鎧の中が楽しみ
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/04/01(土) 21:16:01.58 ID:ubDKw6gLO

勇者「なら、俺も本気を出すぜ」

勇者「暗き雨雲の上天翔ける雷、闇を照らし打ち払う聖なる雷よ! 神の御業と勇者の名の元にここに顕現せよ!! ギガデインッ!!」


爆発的に膨らみ、今まさに雷撃が放たれる瞬間での魔法キャンセル

そしてそれを体内に留め、雷と肉体を強制的に融合させる勇者オリジナルの技


勇者「魔法装備ッ!」


バリバリバリバリと音を立て、勇者の体が真っ白に輝く
紫電が放出され、大気を震わせるように龍のような電気が走る


勇者「いくぞ!」

暗黒騎士「応ッ!」



最初の斬り合いと同じ一瞬での間合い詰めと斬撃
先こそ常人では目で追えないものだったが、今度は正真正銘2人だけの世界
いや、最早2人すらも見えない反射だけの斬り合い

瞬きの間に幾十もの斬撃が踊り合う
ずばばばばばと空気が引き裂かれるが2人とも互いにまだ刃は届かない


雷の速さで勇者が背後に瞬時に回り込み勢いそのままでの袈裟斬り
しかしそれはやはり暗黒騎士の大剣が打ち払った
もう100回を超える打ち合いで驚きもしないが、勇者はすぐさま右脚を鞭のようにしならせ暗黒騎士の顔面めがけて蹴りあげた

ピンボールのように吹き飛んだ暗黒騎士をすぐさま追撃する

その時勇者は確かに暗黒騎士と目が合った


紅く光る目はこちらを見据えており、吹き飛んでいる中で勇者を待っていた
その深い瞳は次の一撃で全てを終わらすと、そう言っているのが聞こえた
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/04/01(土) 21:20:27.82 ID:ubDKw6gLO

体を返し地面を砕きながら踏み込んだ暗黒騎士の今日最速の一薙ぎ

空駆ける雷の如く、神速を体現した勇者の持てる限りの最速の一閃


暗黒騎士「破ァッ!」

勇者「うらあぁぁぁぁっ!!」


その互いの剣は交錯する

擦り切れる金属音、爆発するような雷撃音、轟々と燃える炎の音

音以外の全てを置き去りにした互いの一振りは、相手の身体をめがけて剣閃を描く



無音



そしてたっぷりと一拍おき、ドサッと力なく倒れる音


立っていたのは勇者だった

しかしその左肩から右下腹部まで大きく切り裂かれ、血が溢れる


膝が折れそうになるのをぐっと堪え、胴体と、下半身が切り離された暗黒騎士の元へ歩み寄った

血は溢れて止まらない。 それは水たまりのように広がり彼の命を吐き出しているかのようだった
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/04/01(土) 21:22:40.82 ID:ubDKw6gLO

暗黒騎士「見事……ッ!」

勇者「……危うく負けるとこだったぞ」

暗黒騎士「くははっ…… あと1歩。 俺もまだまだ精進が足りなかったということか」

暗黒騎士「あぁ…… 俺はやっと死ぬ事が出来るのだな……」

勇者「ふざけんなよそんなに強いのに。 お前がいれば魔王を倒せたかもしれねえってのに」

暗黒騎士「ふっ……それは、がはっ……無理だろうな」

暗黒騎士「俺は……魔王に敗れ、永遠の命と闘争心、殺戮の呪いを受けた人間」

暗黒騎士「魔王の……強さは……はぁ……人が太刀打ちできるものでは…ない」

勇者「……お前も魔王と戦ったのか」

暗黒騎士「くはは……それはもう……刃が立たぬ…とは、このことよ………はぁっ……」

暗黒騎士「はぁっ……勇者よ……はぁ……俺を……呪いから解放してくれて……」

暗黒騎士「本当に……有難うッ!」

勇者「…………」

343 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/04/01(土) 21:26:08.46 ID:ubDKw6gLO

勇者「ただいまー」

盗賊「おかえ……ひっ!?」

魔法使い「……っ! 早く治療を」

賢者「ひどい傷! 今、回復魔法をかけますから!」

勇者「あぁ、悪ぃね」

盗賊「勝ったんだよね?」

勇者「おう、勝ったぞ?」

賢者「すごい音と迫力でした。 建物の中にいるのに、まるで戦場みたいな感じで」

魔法使い「……魔力やら衝撃やらで建物が吹き飛ぶんじゃないかと思った」

勇者「あぁ……本気で戦ったよ。 相手は元人間」

勇者「いや、元勇者だったよ」

賢者「え……?」

勇者「多くは語らなかったが、かつて俺と同じように勇者として生まれ、そして戦った勇者だろうな」

勇者「負けて……呪いを受けて嫌々生かされ続けてたようだな」

盗賊「なに、それ……」

勇者「俺も詳しくは聞いてねえけどさ、元勇者が人間を殺し続けなきゃいけないんだぜ?」

勇者「人を守る勇者が一転、人を殺す殺戮マシーンだ」

勇者「きっとあいつにとって生きてることは地獄だったんだろうな」

魔法使い「……ひどい」

勇者「最後は殺してくれてありがとうだってさ。 後味悪いったらありゃしねえ」

賢者「……許せません、魔王」

勇者「あぁ…… 俺もだよ」

勇者「やっぱり俺は魔王をぶっ殺したいと思った」

勇者「だからこの気持ちを忘れないようにさ傷残しておきたいんだ」

賢者「え?」

勇者「このデケェ傷は勇敢だった元勇者の生きた証と、俺の魔王討伐の再決意の証ってこと。 傷残る程度までしか回復しなくていいから」

盗賊「い、痛いよそれじゃ!?」

魔法使い「……盗賊」

勇者「ははっ、いいんだよ。 怠けてた俺への戒めってことなんだから」

勇者「だから、頼むな賢者」

賢者「もう、痛くて泣きついてきても知りませんからね?」

勇者「ありがと」

賢者「もう…… どういたしまして」
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/04/01(土) 21:26:38.30 ID:ubDKw6gLO
唐突にバトルを書きたくなったんだ
真剣に書いたけどエロと同じくらい疲れる

それではまた
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 21:28:52.26 ID:va6tmXxkO
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 21:33:51.82 ID:ZxRWSgKJ0
暗黒騎士の中身が美人さんでハーレムに加わるかと思ったけどそんなことはなかった。
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 21:39:18.31 ID:MmnU/e6G0
中身が美人さんって思ってた時期が私にもありました
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 21:50:33.27 ID:iASEfC8lo
俺も思ってたけどバトル描写がかっこよくて忘れてました
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 22:09:17.34 ID:+v1XOgxr0
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 22:18:00.23 ID:ubDKw6gLO
ハーレム増やすの……?
増やしたい?
じゃあ今度安価するね
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 22:36:02.65 ID:I0ITBO3I0
でも増やしすぎると他の子の出番ががくんと減るから増えても2,3人がいいなぁ
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