京太郎「彼女欲しいなー」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/05(金) 18:55:16.78 ID:KlXaXaiIO


咲「京ちゃん、今なんて言ったの?」

京太郎「あん?なんでもねーよ……」

咲「彼女が欲しいとかなんとか」

京太郎「そんな大声出してたか」

咲「いきなりびっくりしちゃったよ」

京太郎(油断した……こいつ気配消して部室の隅っこで本読みやがって)

咲「……」ペラッ ペラッ

京太郎(気まずい……早くタコスでもこねーかなぁ)

京太郎『今何やってんの?』ポチポチ

優希『ホームルーム長引いてるじぇ』

京太郎(学校祭シーズンだしなぁ)
2 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/05(金) 18:59:41.36 ID:KlXaXaiIO

咲「来月学校祭だね」

京太郎「おう。ウチのクラス何になるんだろうなー」

咲「お化け屋敷か喫茶店だって」

京太郎「高校生にもなってお化け屋敷かよ……麻雀部でなんかやらないのかねぇ、面白いこと」

咲「雀荘くらいしか思いつかないけど」

京太郎「Roof-top出張所になるのか……」

咲「和ちゃん目当てでたくさんお客さん来そうだね〜」

京太郎「そこをしっかり巻き上げてくれよ〜咲〜」

咲「私を何だと思ってるのさ」

京太郎「しかし咲はいいよな〜」

咲「何が」

京太郎「和と仲良くってよ」

咲「うーん」
3 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/05(金) 19:05:16.62 ID:KlXaXaiIO

京太郎「2人はどこまでいったの?」

咲「……それ、どういう意味で?」

京太郎「いや、和って咲の事好きだろ?LikeじゃなくてLoveで」

咲「一応、ウチ部内恋愛禁止だよぅ」

京太郎「とはいってもさ、和の目、ガチやで……鈍くさい俺にも分かるんだけど」

咲「そのことで前、竹井先輩にも相談したんだけどさあ」

咲「和と咲でリザベーション出来ればインハイ優勝は頂きね♪ってまともに取り合ってくれなかったよぉ」

京太郎「さすが部長……マキャベリズムの申し子っすなぁ」

咲「例えリザベーション出来ても和ちゃんが牌効率を捨てて高めを狙うとは思えないんだけどなぁ」

京太郎「まあそれが和の強さなんだろ」

咲「京ちゃんは和ちゃんのそんなとこが好きなの?」

京太郎「……ま、まあな」

咲「目が泳いでるよ。好きなのはあの立派なものでしょ?」
4 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/05(金) 19:10:26.35 ID:KlXaXaiIO

京太郎「ええい、その通り!おっしゃる通りですよぉ!俺は和のおっぱいが好きだ!」

咲「そこまで開き直られても困るよ……」

京太郎「男に生まれたからには一度は揉んでみてぇぜ……あの極上の果実を」グヘヘ

咲「うわわ」

京太郎「はぁ……咲はいいよなぁ〜あのパイオツ揉みしだき放題だろ?」

咲「いや、別に……あっ、でも練習中、背中から押し付けられるのはちょっとドキッとするかも」

京太郎「あ〜〜俺も和に『役無しドラ4、リーチですね』ってやって欲しい〜!」

咲「さっきから欲望丸出しだね……大丈夫、京ちゃん、疲れてない?」

京太郎「うーん、大会終わって最近雑用減ってきたんだけどなぁ」

咲「はぁ……なんで私のは大きくならないのかなぁ……淡ちゃんだけおかしくない?」

京太郎「しらんがな」

咲「いや、あそこまで下品に大きくしろっては言わないよ?でもさ、せめて憧ちゃんくらいは貰っても良いんじゃないかなぁ。相対的に私の地位が落ちてるんだよ、全国編で。昔から貧乳気味のキャラではあったけど、今の十把一絡げの壁キャラの括りじゃなかったのに!」

京太郎「咲、お前も溜まってんだな……」
5 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/05(金) 19:12:53.21 ID:KlXaXaiIO

咲「まあそれはそれとして、京ちゃんは和ちゃんと付き合いたい訳?」

京太郎「改めて聞かれると……うーん、それは例えるなら『はやりんとお付き合いしたいか?』っていう質問に通じるものがある気がする」

咲「つまり?」

京太郎「そりゃ答えは絶対YES!なんだけどさ、恥じらいもなくYES!って言えちゃうのが……なんか違うっていうか」

京太郎「和と付き合ってる自分がイメージできねぇ」

咲「そりゃ和ちゃん、レズだしね」

京太郎「やっぱりかー……ってさらっと言われるとドキドキするなぁ」

咲「というか、強くて可愛くておっぱいが大きい雀士なんてみんなレズだよ」

京太郎「……」

咲「ちょっと京ちゃんにはショックが強すぎたかな」
6 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/05(金) 19:14:47.31 ID:KlXaXaiIO

京太郎「いや、待て待て……ホラ、反例は……あるだろ、例えば、ええっと」

京太郎「うーん……うーん……か、霞さん!石戸霞さん!あの人は……レズちゃいますやん……筆おろししてくれそうだし」

咲「いや、レズだよ」

京太郎「うおおおお!!あんまりだぁー!!信じたくなかったぁーー!!!死ぬ!今から俺はその窓から飛び降りて死ぬ!止めるな、咲!」

咲「ついでに言うと、雀士の95%がレズです」

京太郎「分っていたけど辛いぜ……出る漫画間違えたわ。普通なら俺のハーレムものだろJK」

咲「まあもうちょっと和ちゃんの人気なかったらそうなってたかもね」

京太郎「まあ絆パワーが雀力に影響するからなぁ……そりゃレズも増えますわ」

咲「男子の部でも強豪校はみんな男子校らしいよ」

京太郎「ヴォエ!!想像しただけで恐ろしいぜ……男子インターハイ、地上波中継されていなくてよかったぁ」

咲「実はBSで中継されていたのを見ていたなんて言えない……きゅふふ」

京太郎「え?今なんて?(難聴)」

咲「何でもないよぉ……ところでみんな遅いね〜」

7 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/05(金) 19:19:12.59 ID:KlXaXaiIO

京太郎「竹井先輩はまだ学生議会の仕事手伝ってるらしいし、染谷先輩は今日は部長会議だろ?和と優希のクラスはまだ出し物話し合ってるって」

京太郎「優希とLINEしてるんだけど、今メキシコ料理屋にするかメイド喫茶にするかで熱い激論が交わされてるらしい」

咲「メキシコ料理屋を支持しているのが一人しか思いつかない件」

京太郎「言ってやるな、咲」

咲「まあ和ちゃんのメイド喫茶とか大繁盛間違い無しだよね〜」

京太郎「あ〜俺も絶対行くわ!」

咲「そういえば京ちゃん、学校祭は誰かと回る予定あるの?」

京太郎「和と回りたいな〜って、和と回ったらメイド喫茶行けないやんけ!」

咲「私、和ちゃんから誘われてるんだけど、一緒に回ろうって」

京太郎「うん」

咲「一応、優希ちゃんも一緒だよねって聞いたら、2人で回りたいって」

京太郎「そうか」

咲「どうしたらいいかな」

京太郎「……だ、ダメ元で俺も一緒に回っていいか聞いてもらってくれない?」

咲「流石に怒ると思う」

京太郎「……」
8 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/05(金) 19:29:58.61 ID:KlXaXaiIO

京太郎「優希の奴、おせーな!まだ話し合いしてんのか〜」

咲「……」

京太郎「部長会議ってのも長引きそうだし、2人で練習始めちゃう?」

咲「別に私はいいけど……」

京太郎「じゃあカイジの17歩やろうぜ、せっかく二人きりだしさ」

咲「何それ」

京太郎「ルール知らなかったら、あれでいいぜ。ナイン。知ってるだろ、麻雀打ちなら。面子が揃うまでの時間つぶしで昔よくやったもんや。お互いイーピンからキューピンまで9牌を1牌づつ出し合って、数が多いほうが勝ちね」

咲「何賭ける?」

京太郎「そうだな〜アイスでも賭けるか?120円までね」

咲「ケチだなぁ」

9 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/05(金) 19:36:59.16 ID:KlXaXaiIO

咲「はい、私の勝ち〜」

京太郎「くぅ〜〜!相変わらず強いぜ……」

咲「京ちゃん表情に出るんだもん」

京太郎「お前に言われたかね―よ」

咲「じゃ、今日の帰りコンビニ寄っていこう」

京太郎「お好きなアイスをお選び下さい、お姫様」

咲「もうっ……はぁ……どうしようかなぁ……」

京太郎「どうしようって、何を」

咲「和ちゃんの事。インハイ終わってからアプローチが凄いんだよね。週末も遊びに誘われているし」

京太郎「意外と肉食系なんやね……咲とか簡単に食われそうだな〜」

咲「はぁ……チームメイトだから無碍に断りにくいし」

京太郎「ん?何で断る必要あるの?和なんて優良物件じゃん、お父さんは弁護士先生、お母さんは検事さんなんですよ!」

咲「いや、私レズじゃないから」

京太郎「さいですか」

咲「……」
10 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/05(金) 19:39:29.25 ID:KlXaXaiIO

京太郎「咲ってレズじゃないんですか」

咲「そんな驚くところ??」

京太郎「いや、さっき雀士の95%はレズだって」

咲「100%とは言ってないじゃん」

京太郎「そっかー……咲は男の子が好きなのか……」

咲「……」

京太郎「タコスおせえな、来るの」

咲「実はね、インハイ終わった後に一度和ちゃんから告白されてるの」

京太郎「まじっすか」

咲「流石に祝勝ムードに水差すのもあれだったから、保留にしてるんだけど……いい加減、良心の呵責って奴が、ね」

京太郎「まあ、そういうのははっきりさせた方が良いぞ、早めに」

咲「そうだよね……」

京太郎「男のどこがいいんだ?」

咲「それ、同じ質問していいかな、京ちゃん。女の子のどこがいいの?」

11 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/05(金) 19:46:04.64 ID:KlXaXaiIO

京太郎「ま、価値観は色々だよな!うん、レズだからって友達やめたりするなよ、二人とも」

咲「京ちゃんはホモの友達欲しい?」

京太郎「うっ」

咲「冗談冗談、意地悪かったね。和ちゃんは友達だから、さ……あんまり傷つけたくないんだよね」

咲「だから、たまーに、付き合っちゃおうかな―って思う時もあるんだ」

咲「でもその度に思い返すの。譲れないところはあるよって。だから、自分の気持をスッキリさせてから返事しようって」

咲「あー、私も彼氏欲しいなー」

京太郎「……」

咲「……」

12 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/05(金) 19:54:23.40 ID:KlXaXaiIO

京太郎「なんだ、その、何でこんな話になったんだっけ」ポリポリ

咲「京ちゃんのせいじゃないかな」

京太郎「咲って好きな男いるの?」

咲「いるよ」

京太郎「そうかー……」

咲「ねえ、京ちゃん。誰だか当ててみて」

京太郎「そりゃ難しい、質問だな。うーん、ヒント、ヒントくれ。俺の知ってる奴?」

咲「うーん、多分YESになるのかな」

京太郎「俺の知ってるやつね〜……友達あんまりいねーからなぁ……大分絞られた気がするぜ……高校からの知り合いか?」

咲「違うよ」

京太郎「ってことは地元の中学校の人になるのかね。誰だろう、お前、まともに男と会話してたか?」

咲「まあ、よく話す方ではあったかな?」

13 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/05(金) 19:58:28.02 ID:KlXaXaiIO

京太郎「咲がよく話す相手ね……」

咲「はい、制限時間あと10秒ね。10、9、8、7……」

京太郎「ストーップ、確認!もし間違えたら何かあるわけ?あんまり自信ねーんだけど」

咲「そうだね、間違えたらカンするよ、カン!」

京太郎「カンはちょっと……」

咲「はい、残り5秒、4、3、2……」
京太郎「笑わないでくれよ。例えば……その……俺、とか」

咲「……」

京太郎「やっぱ今のな〜し!ノーカン、ノーカン、あー、恥ずかしいわ!これ、ゼッテー後でみんなから弄られる奴だろ!ちくしょう、咲、竹井先輩だけには言うなよ!あの人、多分、末代まで馬鹿にしてくるわ!」

咲「……」

京太郎「はー……今のは冗談だ。なあ、咲。もし、その……良かったらだな、俺と……」

…………
14 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/05(金) 20:04:15.94 ID:KlXaXaiIO

優希「おタようコざいまース!」バン!※放課後

和「遅くなってすみません、ホームルームが長引いてしまいまして」

優希「男子共が抵抗するせいだじょ。そもそもウチのクラスの出し物はメキシコ料理屋で決定していたんだじぇ、私が所属している時点でな」

和「すごいゴリ押しを見ました」

優希「京太郎、特別にウチのクラスでコックとして働く名誉を与える!クラスのバカどもに特性タコスの作り方を伝授するんだじぇ」

京太郎「結局タコス屋になったんかーい!しかしタコスの世界にはこんな言葉がある……生地焼き3年味付け5年包み一生……血の滲むような努力の果てにしか得られないものはあるんだぜ、ゆーき」

和「あなたは麻雀を強くなる努力をして下さい。さ、染谷先輩が来る前に練習始めましょ」

京太郎「へーい」

和「咲さん?どうしました?なんかいいことでもありましたか?」

咲「な、なんでもない!じゃあ練習、張り切っていくよー!」

優希「咲ちゃん、もうインハイは終わったのにそこまで頑張らなくても」

15 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/05(金) 20:06:38.17 ID:KlXaXaiIO

咲「おまたせ、京ちゃん。待った?」

京太郎「い、今来たとこ」

咲「二人っきりでお出かけって初めて……だね」

京太郎「まあ学校くらいでしか話さなかったからなぁ」

咲「そだね」

京太郎(咲の私服姿……一応、こいつもお洒落するのね)

咲「変じゃない?」

京太郎「新鮮だな。いつもどこで服買ってんの?」

咲「このブラウスとスカートは東京で、竹井先輩に見繕って貰ったんだ〜」

京太郎「あの人お洒落だからな〜」

咲「京ちゃんもパリッとしてるね」

京太郎「ああ(和とのデート用のを下ろしてきたとは言えない……)」

咲「どこ行くの〜?」

京太郎「そうだな、ま、映画でも見に行く?」

咲「おおっ。王道だね〜」
16 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/05(金) 20:07:42.04 ID:KlXaXaiIO

京太郎「やっぱ駅前の映画館は混んでますな」

咲「長野の娯楽は少ないからね」

京太郎「ちょ、失礼だぞぉ」

咲「駅前にパチンコと映画館と雀荘くらいしかないもん」

京太郎「まーなぁ……どの映画観る?」

咲「京ちゃんが考えてきたのでいいよ」

京太郎「じゃあ……あれだな、今話題のアニメ映画でも見とくか」

咲「それ話題になったの結構前だよね……」

京太郎「ひょっとしてもう見た?」

咲「ううん、一緒に見に来る人いなかったから。和ちゃんに誘われたけど断った」

京太郎「ならちょうどいいぜ〜」

〜〜〜〜
17 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/05(金) 20:09:27.02 ID:KlXaXaiIO

京太郎「あ〜〜流石におもしれー!準決勝編は是非新海誠監督にお願いしたいぜ!」

咲「口噛み酒ってなんか……想像しちゃうよね〜」

京太郎「想像しないで下さい!というかあの舞台って実は長野の諏訪湖がモチーフらしいぜ」

咲「諏訪湖か〜今度行ってみたいな〜」

京太郎「バスで2時間くらいだろ、今度の週末行ってみる?」

咲「行く行く!」

京太郎「来週晴れるといいなぁ」

咲「でも長野が舞台か〜親近感湧いてきたよ〜ヒロインの名前も似てるし」

京太郎「顔も咲にちょっと似てたよな」

咲「京ちゃんだって、あの男の子に雰囲気似てない?」

京太郎「いやー、俺は三枚目ですから」

咲「そうかなぁ、あ、初恋の女の先輩は、竹井先輩に雰囲気ちょっと似てるよね〜」

京太郎「うーん、あの人ああいう大人になりそうだ」

咲「憧れちゃうな〜」

京太郎「歩きながらもなんだから、どこか入ってお茶でもしようぜ」

咲「うんっ」
18 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/05(金) 20:10:45.30 ID:KlXaXaiIO

京太郎「しかし今日は和に誘われていたんだろ?」

咲「まあ、一応……別の約束あるって断ったけど」

京太郎「大丈夫か?俺のせいで友情にヒビいったら嫌なんだけど」

咲「うーん……友情のラインを越えようとしてくる和ちゃんが悪いよぅ」

京太郎「しかし意外だったな……咲もまんざらでもなさそうだったから」

咲「だって……無理やりなんだもん、和ちゃん……」

京太郎「なんかあったの?」

咲「うん……告白されて答え保留しているときにね、デートに誘われて」

咲「断るのも悪いかな―って遊びに行った後でね、強引に……き、キスされそうになって」

京太郎「うわわっ」

咲「そういうのは順序ってものがあるよね?」

京太郎(順序……)

咲「あっ、キスはされなかったから!頑張って押しのけたから……その……心配しないで」

京太郎「心配って何の……(咲の唇……)」

咲「そう言えば京ちゃんは女の子と付き合ったこと、あるの?」

京太郎「ないけどさ」

咲「そっかー……じゃあお互い、初めてだね……」

京太郎「初めてっすか……」

咲「あっ……あうぅ……」

京太郎(咲と初めて……)ゴクッ
19 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/05(金) 20:11:47.57 ID:KlXaXaiIO

咲「……」

京太郎「……(意識したら何もお互い話せなくなりました)」

咲・京太郎「あ、あのっ」

咲「あ、きょ、京ちゃんから」

京太郎「咲からいいぞ、なんだ?」

咲「大したことじゃないから、京ちゃんからでいいよ!」

京太郎「ええっと……ああ、そうだな。部活のみんなには秘密にするってことだけど」

咲「うん……和ちゃんの事もあるし……出来れば秘密にしたいなーって……駄目かな?」

京太郎「駄目じゃねーけど、さ……バレた時、どうなるんだろうか」

京太郎(和がどんな反応するか、正直全く想像できね―)

咲「その時はその時。うん、きっとみんな……和ちゃんも、優希ちゃんも、認めてくれる、と思うよ……」

京太郎「まあ、だといいけどさ」

咲「そろそろ、お店出ない?京ちゃんと街歩きたいなーって」

京太郎「なんか欲しいものあるの?」

咲「特に。でも本屋さんとか行きたいな」

京太郎「さすが文学少女」
20 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/05(金) 20:20:48.85 ID:KlXaXaiIO

京太郎(その日は結局日が暮れるまで咲と街歩きに興じた。最初に重たい本を買ったせいで、中々移動が大変だったが、雑用で鍛え上げた俺の筋肉は根をあげず、服屋や鞄屋を巡って咲の好きなものを買って、時々俺のものをちょこっと買って……)

咲「京ちゃん、重くない?」

京太郎「これくらい平気でい!」

京太郎(とは言ったものの、坂の上にある咲の家まで歩いて運ぶのはちっとしんどいぜ)

京太郎(中学校同じだったから割りと近所だから、そのまま家に帰ればいいんだけど)

咲「ふふふ、ありがと、京ちゃん。一緒に持つよ」ギュッ

京太郎「うわわっ」

京太郎(その時、咲の手が俺の紙袋を持つ手に触れた。ぎょっとするほど冷たかったんだ。それで、俺は情けない声を出してしまった)

京太郎「いいってば、咲、お前の力じゃ屁の足しにもならねー」

咲「いいじゃん、いいじゃん。少しでも京ちゃんの力になりたいなーって」

京太郎(咲の握る力が強くなった。そして、次第に俺の手の熱が移ったのか暖かくなって)

京太郎(俺達は手を繋いで無言で坂を登った)

21 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/05(金) 20:27:22.89 ID:KlXaXaiIO

京太郎「ここ、お前の家かー結構デカいのね、親父さんと二人暮らしだったっけ?」

咲「うん……まぁ」

京太郎(咲が顔を曇らせる話題の一つは家族の話だった。インハイの後も、俺達の誰も咲とそのお姉さんがどうなったのか、聞くことはできなかったし、誰も話題には出さなかった)

京太郎「荷物ここまででいいか?」

咲「京ちゃん、今日は晩御飯は?お家で用意しているの?」

京太郎「作ってって頼まなきゃ作ってくれないぜ、ウチの親。いつも面倒だから遊びに行った時は自分で作ってるわ」

咲「ならさ、晩御飯ウチで食べてかない?」

京太郎「え?流石に親父さんに悪いぜ……それに、気まずいし」ゴニョゴニョ

咲「お父さんなら気にしなくていいよ。いないから」

京太郎「そうか、なら……」

京太郎(お邪魔します、といいかけて、俺はふとした考えが頭を過ぎった)

咲「運んでくれたお礼。腕によりをかけて作るよ―!」

京太郎(その時、咲の顔には少しの戸惑いの色もなく、変なことを考えてしまったのは俺だけだったみたいで)

京太郎(我ながら恥ずかしくなって)

京太郎「じゃ、お言葉に甘えて、ごちそうになろうかな」

京太郎(そう言って咲の家の玄関を跨いだ)

京太郎(まるで友達気分だったんだ)

京太郎(俺と咲は、もう友達ではないのに)
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/05/05(金) 23:51:03.00 ID:iUwbLUqJ0
なんていいところで中断するんだ
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/05/05(金) 23:56:24.11 ID:zG3d//T7o
majiでkanする5秒前か
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/05/06(土) 00:56:26.09 ID:mbeCtbQro
続きはよ!!
25 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/06(土) 20:18:51.87 ID:+unpelCNO

京太郎(女の子の家あがるの初めてだぜ……っていかんいかん、何考えてんだ)

京太郎(お父さんと二人暮らしらしいけど、綺麗に掃除されてるなあ、咲の仕事か?)

京太郎(時間はまだ7時30分を回ったところだ)

咲「京ちゃーん、テレビでも見ててー、あっ、うわわ」ガチャーン

京太郎「おいおい、大丈夫か」

咲「大丈夫ー」

京太郎(あのドジな咲が料理なんて出来るんかね)

京太郎(そんなことを考えて待っていると、台所から豆板醤のいい香りがこちらまでしてきて)

京太郎(つられるように台所を覗くと、エプロンをした咲が中華鍋を混ぜていた)

京太郎(その後姿は妙に所帯じみていた)

京太郎(俺は見てはいけないものを見てしまったように、バツが悪くなって、居間に引き返した)

京太郎(テレビを付けたけれども、内容は全く頭に入ってこなかった)

京太郎(ただ、咲のエプロン姿が妙に脳裏にこびり付いていた)

26 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/06(土) 20:21:44.22 ID:+unpelCNO

咲「おまたせっ、京ちゃん」

京太郎「おお〜回鍋肉にエビチリ、麻婆豆腐にホカホカの白米!」

咲「今日は中華風にしてみました!」

京太郎「それじゃあいただきまーす」

京太郎「んっ、美味しい!八角入ってて本格的な中華だなぁ」

咲「えへへ〜」モグモグ

京太郎「結構自分で作るの?」

咲「というか、毎日だよ、毎日!作ってくれる人いないからね〜」

京太郎「そっか〜」モグモグ

咲「うん」

京太郎「このエビチリも旨いな」モグモグ

咲「あっ、気にしてる?私の家族のこと」

京太郎「ま、まあな……その、なんだ……」

咲「もう吹っ切れたからいいよ、別に〜」

京太郎「親父さん、今日は仕事?」

咲「あの人、お母さんのとこに帰ったんだ」

京太郎「じゃあ今、一人暮らしなのか?」

咲「うん」
27 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/06(土) 20:22:41.90 ID:+unpelCNO

京太郎「あ〜美味しかったぁ、ごちそうさまでした」

咲「お粗末さまでした」

京太郎「台所あっち?洗うぜ」

咲「いいよいいよ、私が洗うから」

京太郎「少しは俺にも雑用させちくり〜」

咲「さては染谷体制になってから物足りないと見た」

京太郎「まこ先輩優しいけど、もっと命令して欲しいぜ」

咲「変態!変態だよぅ」

京太郎「その分咲たちと麻雀できて楽しいっちゃ楽しいんだけどな」

咲「私も……京ちゃんと麻雀できて……楽しいよ」
28 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/06(土) 20:25:25.49 ID:+unpelCNO

京太郎(一緒に皿洗いした後、咲がコーヒーを淹れてくれて、ソファに座って2人ではやりんの出てるバラエティを見た)

咲「あざといな〜あのプロ」

京太郎「だがそれがいい」

咲「お笑い芸人たちと脱衣麻雀、3回和了られたら水着姿披露って……もう2回和了られてるけど、絶対手抜いてるよぅ」

京太郎「冷めた目でバラエティ見ないで下さいよ、咲さん!」

咲「和ちゃんも将来こういう仕事するのかな〜」

京太郎「和はやっぱプロなのかな?」

咲「あまり考えてないみたい。お父さんが反対しているんだって〜」

京太郎「お前はどうなんだ、プロ」

咲「プロでやってけるほど強くないよ……私」

京太郎「咲がプロになって俺を養ってくれたらな〜」

咲「ちょ、京ちゃん、それ冗談だよね!?」

京太郎「そんな顔真っ赤にしなくても」

咲「もうっ……で、京ちゃんはどうするの、将来」

京太郎「とりあえず近場の専門学校行って地元就職かな〜〜それか体力自信あるから、そのまま消防か警察もありっちゃありだな」

咲「真剣に考えてるんだね……私と大違い」

京太郎「お前はプロになれよ。お姉さんもそうなんだろ?」

咲「もう私が、お姉ちゃんと卓で語り合うことはないと思うよ」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/05/06(土) 20:26:28.73 ID:1gVSP4VA0
この世界の京太郎の家事力は高くないのか
30 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/06(土) 20:27:16.19 ID:+unpelCNO

京太郎(時計の針だけが、ただ静かに進んでいた)

実況恒子『あーっと、残りLIFEポイント1で後がない瑞原プロ、大明槓からの嶺上開花が決まった―!やはり、牌のお姉さんは年季がちが〜う!』

はやりん『はやや〜〜危なかったぁ〜〜代表戦よりひょっとしたら緊張したかもっ』

解説すこやん『あざとっ!このおばさん、あざといよっ!』

はやりん『うるせぇ〜ボケぇ〜文句あったらとっとと代表戦戻ってこいや〜!』

京太郎(チッ……結局水着はなしなのね……)

咲「……」ギュッ

京太郎(やっぱ家族ネタは不味かったな……無言で俯いちまった)

31 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/06(土) 20:30:16.22 ID:+unpelCNO

京太郎(しかし、さっきから俺にもたれ掛かってきて……咲の匂いが)

京太郎(つーか、この広い家に一人って寂しいだろーなぁ)

京太郎(あの時、とりあえずお試しで付き合ってみない?みたいな事言って、二つ返事でOK貰ったけど)

京太郎(なんか、咲の心の隙間に漬け込んだような気がして)

京太郎(俺の心は罪悪感でいっぱいになった。別に咲の事は嫌いじゃねー、むしろ好きだ)

京太郎(ただ、それは友達やチームメイトとしての好き、であって)

京太郎(こう、女として好きって言うなら、まずは和。その次に福路さん……あとは南から石戸霞さん、神代小蒔さん、滝見春ちゃん、北九州飛んで大阪は清水谷竜華さん、園城寺怜さん、愛宕の妹さん、上重漫さん、奈良は松実姉妹に憧ちゃん、長野は……と、数えればきりがないんだけど)

京太郎(ヤリたいってだけ。まあ、おもちな人に惹かれるのは男のサガさ。ただ、一人の女の子として付き合ってんの想像した相手は)

 優希『パンチラ!ほれ!』優希『タコスまーだー』優希『(タコス作りが)上手くなったな、京太郎』

京太郎(意外!それはタコスッ!だったりする……)

32 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/06(土) 20:34:11.78 ID:+unpelCNO

京太郎(というか、ダラダラ回想してたけど、もう9時半だ。そろそろいい子は寝る時間だぜ)

咲「……」キュッ

京太郎(ソファの上で寄りかかってる咲、いつの間にかお互い手を握っていて、無言でずっとくだらないバラエティを見ていて)

京太郎(まだ少しだけ、こんな時間が続けばいいな、と思っている自分がいる)


京太郎「咲、そろそろ……」

京太郎(もう22時を回って、賑やかなバラエティ番組が、謎の旅行番組に切り替わったところで、切り上げる事に決めた時)

咲「もうちょっと」ギュッ

京太郎「……」

京太郎(いつまで?)

京太郎(横にもたれかかって俯いているせいで、それまで咲の顔は見えなかった。ただ、この時、咲は俺の方を見ていた。目を合わせるか、どうか、逡巡し、咲を握る手がじっとりと汗で湿ってきた。)

33 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/06(土) 20:35:29.84 ID:+unpelCNO

咲「……」

京太郎(咲は俺の顔をじーっと見ていた。妙に近い。)ドキドキ

京太郎「あっ……」

京太郎(変な汗が出るのが分かる。頭に血が上っているのが分かる。脳から何かが出ているのがわかる!)

咲「……いいよ」

良子『ここはバクダット。かつて栄華を極めたユーフラテス文明発祥の地……』

京太郎(謎の番組のナレーションまでハッキリ聞こえる。空調の音、時計の針が動く音までハッキリと……)

咲「……」

京太郎(意外と整ってんな、こいつの顔。肌綺麗だし。目も大きく、ちょっと潤んでて……頬がほんのり朱に染まって)

京太郎(ええい、南無三!)
34 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/06(土) 20:36:30.81 ID:+unpelCNO


んっ……んっ……ちゅっ…ぷはっ

またお互い見つめ直る。咲は泣きそうな顔になっていた。

濡れた咲の唇。

気がついたら今度は咲の肩に手を回していた。

ちゅっ……んっ…はむっ……あっ……ちゅっ

次は長めに、お互い探り合うように。

んっ………んっ……んんっ……ぷはっ……あむっ、んっ、んっ

舌を咲の中に入れた。生暖かく、気持ちの悪い感触があった。お互い、舌を中で絡ませるように。

良子『バグダットから車で30km。私たちは、かつてソロモン王が作らせたという――』プチッ

んっ、ちゅっ、ちゅぷ……んちゅ……ちゅ、ちゅっ……

咲の口の中を拙く舐める。舌が攣りそうになっても、ただ、無我夢中に、舌を絡めあって……

喉の奥が乾いてきた。それから次第に、口の中も乾いてきて、そこでお互い口を離した。

咲「んっ……あっ……」

いつの間にか咲の体の上に俺が覆いかぶさるようになっていた。咲は小動物のように、少し震えて、小さくなっていた。

はぁ……はぁ……

お互いの息の音が聞こえる。
35 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/06(土) 20:42:04.88 ID:+unpelCNO

京太郎(このまま長い夜を超えてしまうのか……いやいや、待て待て!俺達はまだ高校生だし……興味はあるっちゃあるけどよォー!咲は……嫌いにならないかね、こんなことして)

京太郎(つーか、デートの前にそういう妄想はしなかったと言えば嘘になるけどさ)

京太郎(いざそういう状況に追い込まれると、頭が真っ白だぜ)

京太郎(いや、まさか咲と初キスを付き合って3日でしちまうなんて……俺の予習では高校生は平均2週間らしいから覚悟してなかった……)

咲「京ちゃん、痛い……」

京太郎「あっ、すまん」

京太郎(気がついたら、咲の手を強く握っていた)

36 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/06(土) 20:42:51.57 ID:+unpelCNO

咲「……しちゃったね、私達」

京太郎「お、おう…」

京太郎(咲は、一緒に小さな悪戯でもした後のように笑った)

咲「どうだった、京ちゃん」

京太郎「や、柔らかかったかな……」

咲「暖かいんだね、京ちゃんの、口の中」

京太郎「お前もな」

咲「ふふっ……で、どうする?」

京太郎(時計を見た。まだ、長い時間は経っていないようだった。時計の針は10時25分を指していた)

京太郎(咲の体に目がいく。華奢な体だ。ただ、少しだけ膨らんだ胸は、こいつも女なんだと再認識させられる)

咲「私の部屋……二階なんだけど」

京太郎「ゴクッ」

咲「どうする?」

37 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/07(日) 01:13:30.73 ID:oC4qj29+O

京太郎「ここが咲の部屋か―」

京太郎(本棚いっぱいの活字本はさすがってところか。後は勉強机とクローゼット、ベット……意外と何もねーんだな、女の子の部屋って)キョロキョロ

京太郎(もっとぬいぐるみとかあるイメージだけど。咲だからか?)

咲「座って待ってて。飲み物持ってくるから」ガチャッ

京太郎(はぁー……とりあえず床に座って待ってるか)

京太郎(というか、マジでヤッちゃうの!?俺たち……まだお付き合いして3日っすよ!?早すぎませんかね……というか、咲はいいのか?男を部屋にホイホイあげて)

京太郎(念のためスマホで予習しとこ。ん?)

38 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/07(日) 01:15:07.44 ID:oC4qj29+O
京太郎(LINE通知来てた)

京太郎(優希からかい……明日(日曜)練習あったか??って。俺はオメーのマネージャーじゃねーっつーの)

京太郎『ないよ』

優希『返信遅いじぇ!』

優希『お怒りスタンプポーン』

優希『なら明日暇か?』

優希『いつもの店で新メニューが出たらしいじょ』

京太郎(とりあえず暇な時俺をタコス屋に誘うのやめーや……タコスは高校生にとって贅沢品っすよ)

京太郎『何時?』

優希『とりあえず11時駅前な!』

京太郎『OKスタンプポーン』

京太郎『はやく寝ろよ』

咲「おまたせー。アイスティーで良かった?」ガチャ

39 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/07(日) 01:17:36.28 ID:oC4qj29+O
京太郎「おう」

咲「誰とらいんしてたの?」

京太郎「優希が明日の練習あるのか?だってさ」

咲「あれ?私に連絡来てたかな?」

京太郎「お前スマホ使いこなしてるの?LINEの返事いつも遅いけど」

咲「ううっ……まだよく使えないよ……使い方教えて下さい」

京太郎「ほれ、スマホ貸してみ?うわっ、全然アプリ入ってね―」

咲「とりあえず部長が設定してくれたまま使ってるよ―」グイッ

京太郎(ちょ、距離近いわ)

咲「ね、京ちゃんのも見せてよ」

京太郎「ほれ。アプリってわかる?」

咲「この四角いのでしょ?」

京太郎「そうそう、LINEの他にも色々あるんだぞー例えば今じゃスマホでネト麻もできるんだぜ!」

咲「京ちゃん4月頃はガラケーでコンピュータ相手に一人で遊んでたよね〜」

京太郎「科学技術の進歩は恐ろしい」
40 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/07(日) 01:20:07.22 ID:oC4qj29+O

咲「あっ、京ちゃん、らいんの四角の隣の数字が増えた!」

京太郎「お、タコスからかな?」

咲「ゆーきちゃん?」

京太郎「まーたへんてこなスタンプ見つけたな、アイツ。暇な時、いつも試しで送ってくるんだわ」

京太郎「『勉強しろ!』っと。」

咲「……」

京太郎「オマエモナーって。俺の方が成績はちょっと上なんだぞ。崇め奉れ」

咲「……」

京太郎「なにぃ!?『先週から和ちゃんと朝の勉強会している』だとぉ!?『次のテストは首を洗っておけ』って……やばっ。『そっちが和ならこっちは咲だ』っと。咲、今度勉強教えてくれよな?」

咲「私も成績は中の下だよ」

京太郎「ま、下の下よりはいいだろ……一緒に勉強してタコス娘には負けないようにしようぜ」

咲「……うん」

京太郎「あれ?優希寝た?返事来なくなった」
41 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/07(日) 01:21:15.90 ID:oC4qj29+O

咲「ふあぁ……私も眠いや」

京太郎「いつも何時に寝てるんだよ」

咲「10時には寝てるよ」

京太郎「小学生か!ならもう俺はかえ」

咲「ねえ京ちゃん、床硬いよね?気がきなくてごめん、ベット座っていいよ」

京太郎「サンキュ」

咲「んっ」

京太郎(俺がベットに腰掛けたら、隣に咲も座ってきた)

京太郎「……』

咲「……」
42 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/07(日) 01:27:09.38 ID:oC4qj29+O

京太郎(咲も黙りこくって。なんか喋れよ!)

京太郎「今日、楽しかったか?」

咲「うんっ」

京太郎「あー……その、色々あったよな。映画見て、お茶して買い物して……晩御飯食べて」

咲「ホントに美味しかった?」

京太郎「ああ!というか、お前が料理出来たの知らなかったからびっくりしたよ」

咲「料理出来る女の子の方が嬉しいよね?」

京太郎「でも俺は料理振る舞われるより振る舞うほうが好きかな。今度は俺がごちそうするよ」

咲「そっかー……だから優希ちゃんにタコス作ってあげてるの?」

京太郎「タコスぢからとかいう謎のオカルトがあったからな……当時の部長からも裏で命令されてたし」

咲「でも今も作ってる」

京太郎「……ひょっとして嫉妬してる?」

咲「馬鹿」

43 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/07(日) 01:29:58.79 ID:oC4qj29+O

ちゅ………んっんっ……ちゅぷっ…ちゅっちゅ…

京太郎(それからどちらともなく、またキスが始まって)

咲「んっ……あー…」

あむっちゅっ……ちゅっ

京太郎(今度はベットに倒れ込んで横になりながらお互いの口の中を貪りあった)

ぷはぁ……

京太郎「すまん、咲、触るぞ」

咲「いやっ……んっ」

もみもみ、さわさわ

京太郎(膨らみはわかるけど、下着のせいで固いな)

咲「んんっ……ちょ、京ちゃん……電気消すよ……」リモコンカチッ

京太郎(服の下に手を突っ込んだら電気消された…)

44 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/07(日) 01:37:27.54 ID:oC4qj29+O

ふにゅっ……もみもみっ……もみもみっ……

咲「やっ……んっ……」

京太郎(とはいっても真っ暗闇じゃなくて薄い黄色灯は付いている訳で)

京太郎(次第に目が慣れてくると、目の前に咲の顔があった。鼻と鼻が触れる距離で、目があった)

もみもみっ……

京太郎(想像してたよりありますわ。それに、柔らかさの中にまだ硬い芯があるみたい……揉み応えは及第点…否!初めてということを考慮して……80点、80点を上げたいと思いますゥー)

京太郎「咲、脱がすぞ」

咲「……」

しゅるしゅる……

京太郎(薄暗いけど……控えめな咲の胸を)

もみゅっもみもみっ……くりっくりくりっ…

咲「あっ駄目っ……んっ……やっ」

京太郎(程よく硬いな……咲の先っぽ……ぷぷぷ)

京太郎「ふーっ、ふーっ……」

あむっ……ペロペロ……ちゅぷちゅぷ

45 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/07(日) 01:42:45.50 ID:oC4qj29+O
咲「んんんっ!」

ちゅーっ、ちゅ、ぺろぺろーちゅううう

京太郎(とりあえず舐めて吸ってみた……幾度となく和でイメージした動きであったためか、初めてにも関わらず俺は淀みなく、吸い付くことに成功するも)

咲「やっ……摘みながら舐めないでぇ……んっ……ああっ…吸っちゃいやっ」

京太郎(和とだったらぱふぱふもやりたかったのに……)

咲「京ちゃんも……脱いで」カチャカチャ

京太郎(ちょ、下から脱がす奴がありますか!)ズルッ

ぼろんっ

咲「あっ……」

京太郎「……///」ボッキーン

咲「あううっ……」

京太郎「と、とりあえず俺だけ不公平だから咲も脱げ!」

咲「ッ!」ビクッ
46 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/07(日) 01:50:53.93 ID:oC4qj29+O

京太郎「あっ、ごめ」

咲「京ちゃんなら……いいよ」カチャリッ……シュルシュル

京太郎(暗くてよく見えないけど)

咲「……あんまり見ないでぇ」

京太郎(やっぱ暗くてよく見えないんだけど!とりあえず、薄っすら生えてて……こいつももう……大人なのか……体は…)

京太郎「ふーっ……触っていい?」

咲「んっ……」

じょりっ……すりすり…

京太郎(まるで盲牌だな。どこがどうなってんだかよくわかんねぇ)

久『私くらいになると小指で萬子全部わかるのよー』スリスリ

京太郎(なぜここで回想……しかし力を貸してください、先輩!)

咲「あっ……んっ…あっ」ビクッ

すりすり……すりすり……
47 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/07(日) 01:53:22.30 ID:oC4qj29+O

京太郎(もうちょっと奥かな?)

くちゅっ……ぬちゃ…

咲「あんっ……はぁ、はぁ……あっ…そこっ…そこはまだっ…」

京太郎(すごい、湿ってる……ここかぁ)

くちゅくちゅっずぷっ

咲「だめっ……だよ……んっ、痛いっ!」

京太郎「あ、すまん!」バッ

咲「はぁ……はぁ……」

京太郎「……」ドキドキ

京太郎(痛いのか……指1本で……)

48 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/07(日) 01:57:33.51 ID:oC4qj29+O

京太郎(次はどうすりゃいいんだ)

咲「……」

京太郎「……」ドキドキ

咲「……京ちゃんのそれ……触っていい?」

京太郎(流石に駄目とはいえねーぜ……こっちだって触ったんだし)

京太郎「ああ」

咲「んっ……熱い」

ペタペタ……ぎゅっ

京太郎(咲は両手で軽く握って、おっかなびっくり動かしてみたり、硬さを確かめたりしている様子だった)

京太郎(俺は、咲の手の冷たさにまず驚き、それから他人の手に触れられる異様な落ち着きの無さを覚えていた)

京太郎(そして、この時が初めてだった。俺が咲に恐怖を覚えたのは)

49 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/05/07(日) 02:02:47.47 ID:4mI202Ewo
すごく積極的だしなww
50 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/07(日) 02:04:09.38 ID:oC4qj29+O

もぎゅっ

京太郎「あっ……ちょ、咲!それは優しく、優しく……そう、殻のない生卵を握るようにだ!」

咲「なんかこりこりしてるね」

もみもみっ

京太郎(咲ー!意外と好奇心旺盛なのねっ!金玉いきなり掴まれるとは思わなかった……冷や汗出たわ)

咲「あっ。ちょっとやわらかくなってきた」すりすり

京太郎(テクニックとかそういう次元じゃないな……まあしかたねーか、こいつに期待しても)

咲「ねえ、京ちゃん……どうすれば……その……教えて下さい」

京太郎(どうって……上目遣いで……やべっ、咲にアレの扱い方仕込むとか。純真無垢で高原植物みたいな咲に――信じられねぇ)

51 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/07(日) 02:07:26.60 ID:oC4qj29+O
京太郎「とりあえず、優しく手で擦って」

咲「こう?」スリスリ

京太郎「もうちょっと力入れて。あ〜そうそう」

咲「ん〜」スリスリ

京太郎「あー……」

咲「先っぽからなんか出てるよ、京ちゃん……」スリスリ

京太郎「舐めてみる?なんつって」

咲「舐める……ものなの?」

京太郎「まあ……世界にはそういう奇特な文化も……あるかもしれないぞ」

咲「……」

京太郎(上目遣いで見るのやめてっ。というか、咲、お前分ってて聞いてんだろ?)

京太郎「舐めてみて」

咲「……はい」

れろっ
52 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/07(日) 02:09:08.11 ID:oC4qj29+O

………

咲「んっ……んっ……ちゅぷ、ちゅぷ」

京太郎(拙い……ただ棒をシャブッてるだけ)

咲「ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぷ、んっ、ぷはっ……あむっ……ちゅぷ、ちゅぷ」

京太郎(でも、今、咲の方を見たら暴発してしまう気がする)

咲「んちゅぷ、んちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぷ」

京太郎(ひたすら単調にしゃぶり続けるだけ。咲は歯を当てないように必死に口をすぼめて、しゃぶっている)

京太郎(時々、歯が当たると、申し訳なさそうに口を離して、上目遣いで俺を見た後、息継ぎしてまたしゃぶる)

京太郎(それの繰り返し。時間にして10分も経ってないと思うけど)

京太郎「もういい、もういいぞ、咲」

咲「んっ、ちゅっ……はぁ、はぁ……もういいんだ」

京太郎(まさか咲に根をあげさせられるとは……所詮俺も未熟者よ)

53 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/07(日) 02:24:20.68 ID:oC4qj29+O

京太郎(とりあえずクールダウンしないと次の動作に移れねえ)

咲「はぁ……はぁ……」

暗い部屋に咲の息が漏れていた。

咲はベッドに仰向けになって、俺をじっと見つめていた。

俺の心臓はもう、爆発しそうなくらい脈打っていて。

とてもクールダウンを考える余裕などなく。

先程から脳幹から出続ける、液体みたいなものが、俺のまともな思考をドロっと溶かしてしまう。

そのせいで、考えがまとまらない。これから俺がやろうとしていることの意味。そこに至った過程。そしてこれからの事。

薄暗い部屋ですっかり、目が慣れてしまった。咲の黒目までしっかり見える。もう咲しか見えない。

京太郎「俺っ……咲の事が――」

言わなきゃならない気がして、何かを言おうとした。
54 : ◆giEdoEKBb. [saga]:2017/05/07(日) 02:43:18.96 ID:oC4qj29+O

だが、すんでのところで俺は踏みとどまった。

京太郎(卑怯じゃあないか。なんて恥ずかしいんだ、俺は)

気が付いたんだ。俺は、今、咲の事が好きか?

――……

京太郎「その……良かったらだな、俺と……付き合ってみねーか?」

咲「……」

京太郎「あ、いや、そのだな、ま、お試しっつーか……そういう経験ってのも悪くないと思うんだが」

京太郎「俺は彼女が欲しい。お前は彼氏が欲しい。お互いの需要と供給を満たす、Win-Winの関係を提案しているんだぜ」

京太郎「ど、どうかな?まー、とりあえず次の土曜日一緒に遊びに行こうよ」

京太郎「そうすりゃ咲も和の誘い断りやすいだろー?」

京太郎「……」

咲「うん」コクリ

京太郎(あ、あっさりOKするのね……)

バン!

優希「おタようコざいまース!」

……――

俺は、咲をどうしたかったんだ?
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/05/07(日) 04:00:29.77 ID:4mI202Ewo

かわいいなこいつら
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/05/07(日) 10:49:54.06 ID:QvnviXQX0
思春期は付き合ってから好きになるなんて良くある事だし
82.77 KB Speed:0   VIP Service SS速報R 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)