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【けものフレンズ】俺「アライさん・・・ゆるさねぇ・・・絶対に!」
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1 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/11(日) 16:20:07.17 ID:X2gMCGkS0
【閲覧注意】
このSSは残酷な描写があります
けものフレンズが好きな方、中でもアライさんが好きな方や
残酷、エログロ、汚物がでてくる描写が苦手な方は閲覧をしないようにお願いします
また、このSSに登場するアライさんは結構うざいのでアライさん嫌いな人も不快に感じるかもしれません
適当に設定も作ってますので、そのあたりもご了承ください
このSSは下記のSSの続きになります
【けものフレンズ】俺「アライさん・・・ゆるさねぇ・・・絶対に」
2 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/11(日) 16:26:02.93 ID:X2gMCGkS0
数年前〜
ズズ・・・ズズ
アライさん「はあ・・・はあ・・・」
アライさん「痛いのだ・・・苦しいのだ・・・」
アライさん「うう・・・アライさんはなんとしても生き延びるのだ・・・」
アライさん「辛いのだ・・・もうダメかもしれないのだ・・・」バタッ!
アライさんはひどい怪我を負っていた
アライさん(どうしてこんなことに・・・アライさんが何をしたというのだ・・・)
??「?森の中に何か倒れてる」
アライさん「アライさんはまだまだ生きるのだ・・・」
??「アライ?」
??「おーい、アラーイさ〜ん?だいじょーぶ?」
・・・・
??「パークのひとに頼んで助けてもらおうかなー」
??「・・・いや、わたしがここにいる間だけアライさんの面倒を見てあげるねー」
アライさん「誰なのだ?・・・アライさんをたすけてくれるのか?」
??「ホントは何日かしたらパークに戻らないといけないけど・・・」
??「私はフェネックこれからよろしくねアラーイさーん」
アライさん「よろしくなのだ!・・・ふぇねっく!」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/06/11(日) 18:00:48.99 ID:TO/VPmr20
応援してる
4 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/11(日) 18:18:27.51 ID:X2gMCGkS0
>>3
ありがとうございます
まだ全部書いてはいないので、一気に投下出来ませんが続けます
5 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/11(日) 18:29:38.65 ID:X2gMCGkS0
-----------------------
それからアライさんはフェネックと友達になったのだー
フェネックはやさしいのだーいっぱい食べ物ももってきてくれるのだ!
アライさん「美味しいのだ!美味しいのだ!はぐっはぐ!」
フェネック「アライさん美味しい?」
アライさん「美味しいのだ!これはなんて食べ物なのだ?」
フェネック「これはねーじゃぱりまんていうんだよーアライさん」
アライさん「じゃぱりまんおいしいのだ!」ガツガツ
6 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/11(日) 18:31:00.94 ID:X2gMCGkS0
それからアライさんはフェネックと森をたんけんしたりしてあそんだのだ
アライさん「ふぇねっくーついてくるのだー!」
フェネック「アライさ〜んあまり遠くまで行かないでよ〜」
ん?なにかひかる丸いものがあるのだ
アライさん「?これは何なのだ?これで遊ぶのだー!」
害獣用の罠「かみついたるで〜」ギラギラ
アライさん「ふぇねっくー!キラキラしたものを見つけたのだー!きっとおたからなのだ!」
フェネック「なぁにーアライさ〜ん・・・!!」
アライさん「これで一緒にあそぶのだー!ところでこれはなんなのだ?」
フェネック「それは・・・危ないから離れた方がいいよ、アライさん」
アライさん「ふはははは、ひとりじめしようとしてるのだ、ふぇねっく!! アライさんはだまされないのだー」テヲイレル
害獣用の罠「くいつたで」ガブッ!
7 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/11(日) 18:33:56.09 ID:X2gMCGkS0
アライさん「ああああああああああ!い、痛いのだああああ!わあああああん!」ミシッミシッ
フェネック「っ!」
アライさん「うわああああああああああん!痛いのだあああ!びえええええええええん!」
アライさん「ふぇねっくーふぇねっくーえぐっ!ひぐッ!」
フェネック「だいじょーぶーアライさん?今助けてあげるね」ガチャ
アライさん「助かったのだ・・・痛いのだ」
フェネック「痛かったねー包帯巻いとくねアライさん」
ふぇねっくのおかげで助かったのだ!
やっぱりふぇねっくはすごいのだー!
そんな友達ができるアライさんはもっとすごいのだ!きっと人気者なのだー!
フェネック「今日は大変だったねーアライさん」
アライさん「ふぇねっくがいてくれてよかったのだ!」
フェネック「じゃあねーアライさ〜ん」
アライさん「またあしたなのだ」
8 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/11(日) 18:36:31.27 ID:X2gMCGkS0
-----------------------
-----------------------------
〜翌日
フェネック「アライさ〜んおはよー」
アライさん「はぐっはぐっ!」
フェネック「アライさんはお食事中かー、どうしたの?その果物?」
アライさん「すぐ近くにたくさんおちていたのだ!たくさん積み上げてあったのだ」
フェネック「それって・・・・」
アライさん「これはアライさんのなのだ!アライさんが見つけたのだー!」モグモグ
フェネック「・・・・・・・」
アライさんはどうやら近くの畑や民家から食べ物を盗んでいるようだった
それだけでなく・・・・
9 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/11(日) 21:59:47.21 ID:X2gMCGkS0
〜その翌日
フェネック「今日はなんだか道中騒がしかったけど何かあったのかなー?」
フェネック「アライさ〜んきたよ〜・・・・!!」
わたしは目の前のアライさんを見た瞬間、頭が真っ白になった
フェネック「アライさん!どうしたの!!」
アライさん「なんなのだふぇねっく?」
アライさんの口の周りは血だらけだった
アライさん「きょうはおそとで食べ物をさがして食べたのだ! アライさんはえらいのだー!」
アライさん「それから食べ物がつけていたものを持ってきたのだー!これはすごいのだーあったかいのだー!」
幼児用の紙オムツを身に着けたアライさんは自慢げに私に話した
それは明らかに人間を・・・・
フェネック「アライさん・・・そんなことしちゃだめだよ・・・」
アライさん「??何を言っているのだ? アライさんはお腹が空いていたのだ、だから食べたのだ」
フェネック「アライさん・・・・」
今朝の騒ぎはきっとアライさんが原因だ
今すぐ通報すべきだろう
でもそうしたらアライさんは・・・
その時私の頭にはある言葉がよぎった
『害獣』
10 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 00:08:33.83 ID:lHB3qcia0
-----------------------
-----------------------------
きのうはゴハンをたべていたら人間に食事のじゃまをされて追い回されたのだ
アライさんは人気者なのに
おかげでひどい目にあったのだ、でもふぇねっくが来てくれたからたのしかったのだ!
フェネック「アライさ〜ん近くに川があるんだって、お水のみにいこうよー」
アライさん「お水があるのか?やったのだーアライさんはお水が好きなのだー」
・・・・・
フェネック「ついたよアライさん」
アライさん「うわーこんなところ初めてなのだー!さっそく手をあらうのだ!」
バシャバシャ
アライさん「痛いのだ・・・怪我にしみるのだ・・・」
フェネック「だめだよ?アライさん、ちゃんと傷口を洗わなきゃ」
アライさん「ふぇねっく?・・・っ! 痛い!痛いのだ!!」ゴシゴシ
フェネック「じっとしててねぇ、アライさん」
アライさん「ふぇねっく!へねっくー!あああああああああ!」
アライさん「うぅ・・・痛かったのだ」
アライさん「のどがかわいたのだ・・・お水をのむのだ!」
11 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 00:13:06.24 ID:lHB3qcia0
ごくっごくっ
フェネック「・・・・・」
ゲシッ
アライさん「ふぇねっく?」
バシャーン!
アライさん「あ、うあ・・・ゴポッ・・ぷはっ!」
アライさん「沈むのだっアライさんは泳げないのだ!ふぇねっくふぇねっくー」
フェネック「・・・」
アライさん「はあはあ・・・なんとか岸にあがれたのだ・・・」
フェネック「ごめんねアライさん突き飛ばしちゃって。危険なハチがアライさんを刺そうとしてたのー」
アライさん「そ、そうなのか?助かったのだー!」
フェネック「アライさ〜ん、濡れてると風邪引くよ〜なんとかしないと」
アライさん「かぜ? あ、むこうにもくもくが見えるのだ!」
フェネック「きっと焚き火だねー、行ってみようか」
アライさん「しゅっぱつなのだー!」
12 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 00:14:33.78 ID:lHB3qcia0
アライさん「到着なのだー!なんか赤いものがみえるのだ?近づくのだ」
アライさん「ひっ!なんかこわいのだ!」
フェネック「あーこれは火だねー、怖いけど近づいてあたれば温まるよ?」
アライさん「わかったのだ!・・・・あったかいのだー!もっとちかづくのだ!」
フェネック「あんまり近づくと危ないよアライさん」
アライさん「大丈夫なのだー」チリチリボッ
アライさん「!!!」
フェネック「!!!!アライさん!!」
13 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 00:15:46.87 ID:lHB3qcia0
アライさん「あああああああ!熱いのだああああああ!」
フェネック「大変!火が全身に!」
アライさん「ふぇねっくーふぇねっぐぅぅぅぅ!ひああああああああ!」
フェネック「近くに水はない!砂をかけて消そう!」バサッバサッ
アライさん「ひぎぃぃぃぃ!うぐっ・・・ゴホッゲホッ」シュー
アライさん「ヒュー・・・ヒュー・・・う・・・ぁ」
フェネック「なんとか火は消えたわ、アライさん大丈夫?」
アライさん「ふ・・・ぇ・・・げっ・・ぐ」コヒューコヒュー
フェネック「アライさん、巣に運んですぐに手当するね」
14 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 00:18:40.25 ID:lHB3qcia0
アライさんはいっぱい痛い目にあったのだ
そとのせかいは危険がいっぱいなのだ
でもふぇねっくが助けてくれたのだ
だからアライさんは大丈夫なのだ
アライさん「コヒューコヒュー」モゾモソ
゙
フェネック「とうとう包帯ぐるぐる巻きになっちゃったねぇアライさん」
アライさん「ぁ・・・ぅ・・へね・・・く」ヒューヒュー
フェネック「・・・・・アライさん・・・」
フェネック「アライさん火傷と傷に効く薬、おいておくね・・・」
フェネック「ちゃんと塗るんだよ」
アライさん「の・・・・あー」ヒューヒュー
フェネック「アライさん・・・」
フェネック「聞いて、アライさん、わたしがここにいられるのも明日だけなの・・・」
アライさん「へね・・っく?」コフーコフー
フェネック「ごめんね、アライさん・・・」
アライさん「へね・・っく、どおして?どおして、そんなことおいう・・のだ?」
アライさん「アライさんはへねっくと・・・ずっと・・いはいの・・ら」
フェネック「また明日ね、アライさん」
アライさん「へねっく・・・へね・・・っく」
15 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 00:21:55.61 ID:lHB3qcia0
〜そして最後の日
フェネック「アライさん・・・来たよ」
アライさん「へねっく!よくきたのだ!」
フェネック「!!!? アライさん!もう動けるの!!!」
アライさん「アライさんは、すぐけがが治るのだー」
フェネック「・・・アライさん」ゾッ
アライさん「アライさんはふぇねっくと一緒にいられる方法をかんがえたのだー!」
フェネック「そうなんだー・・・(アライさんのことだから大したこと考えてないだろうけど)」
アライさん「さっそくはじめるのだー!」
16 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 00:24:28.73 ID:lHB3qcia0
フェネック「・・・・」
ガブッ!!
フェネック「・・・・え?」
じわぁ
フェネック「あ、あぁ」ダラダラ
アライさん「なのだー!」バリッガブッ!
フェネック「あ、あああああああああああ!」ブシャァ
アライさん「もうちょっとなのだ!」
ガブッバリバリバリッ
フェネック「いやああああああああああああ!」
アライさん「おとなしくするのだ!」ガンッ!
フェネック「あ・・・あ」
アライさん「これでふぇねっくは動けないのだ!」
17 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 00:26:04.35 ID:lHB3qcia0
アライさん「アライさんはこれでふぇねっくとずっと一緒なのだー!」
目の前のアライさんはとても嬉しそうにわたしに話しかける
フェネック「どうして? アライさん、どうしてこんなことするの?」
アライさん「? アライさんはふぇねっくと一緒にいたいのだ!」
アライさん「だからふぇねっくを帰らせなければいいのだー!アライさんはあたまいいのだー!」
フェネック「」
アライさん「アライさんはえらいのだー!ふぇねっく、アライさんをほめるのだー!」
18 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 00:33:02.95 ID:lHB3qcia0
-----------------------
〜数日後
飼育員1「おい!いたか!?」
飼育員2「こっちにはいません!!」
飼育員1「フェネック・・・一体どこへ行ったんだ」
飼育員3「おーい!大変だー」
飼育員1「どうした!?」
飼育員3「あっちでアライさんが目撃されたらしいぞ!」
飼育員1「こんな時に害獣なんて相手にできんぞ! 害獣駆除は我々の職務ではない!」
飼育員3「そうじゃない!あっちにじゃぱりまんらしきものを抱えたアライさんがいたらしいんだ」
飼育員1「!!!」
飼育員2「!!!」
飼育員2「じゃぱりまんって・・・・パーク関係者やそのフレンズ以外支給されないはずです!」
飼育員1「ああ、野生動物がパーク関連施設に侵入し、盗むとも考えられない」
飼育員2「そういえばフェネックが最近外出を許可されて、よく外でじゃぱりまんを食べていたそうですね」
飼育員3「そういうことだ、恐らくフェネックは野生のアライさんに食べ物目的で襲われたに違いない」
飼育員1「すぐに人員を集めてアライさんの目撃された場所へ急行するぞ!」
飼育員2、3「了解!」
19 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 00:40:08.80 ID:lHB3qcia0
-----------------------
アライさん「じゃぱりまん美味しいのだ!」ガツガツ
フェネック「・・・・」
足をやられて数日たった
わたしは身も心も弱っていた
あの日動けなくなったわたしをアライさんは満足そうに見下ろして笑っていた・・・
アライさん『ふはははは、あらいさんはてんさいなのだー!』
アライさん『これでフェネックと一緒にいられるのだー!』
それからアライさんはわたしに食べ物を与えようとしていたときのことだった
恐らくそれは木の実か、わたしが持ってきたじゃぱりまんなのだろうと思った
アライさん『今からアライさんがゴハンをだしてやるのだ!食べるのだふぇねっく!』
しかし・・・・
アライさん『〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪』ブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリュブリュブリュブリュ
アライさん『きもちい〜のだー』ブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリ
アライさん『じゃぱりまんはおいしいからアライさんが食べたのだ!』ブリブリブリブリブリブリュブリュブリュ
アライさん『ふぇねっくにはアライさんのうんちをあげるのだ!きっとおいしいのだー!』ブリブリブリブリブリ
フェネック『』
アライさんの紙オムツから大量の排泄物が漏れ出していった
20 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 00:41:35.56 ID:lHB3qcia0
アライさん『食べるのだ!』
アライさんは自らの排泄物を手で掴み、わたしに押し付けてきた
アライさん『フェネックはきっとお腹が空いているのだ、アライさんが食べさせるのだ』
アライさん『まだまだいっぱいあるのだ』
アライさんは自分の履いている紙オムツに手を突っ込んで排泄物をつかんで私に見せつけてきた
フェネック『あ・・・いやぁ・・・』
わたしは当然食べられるわけがなかった
それからというものアライさんはわたしに食べ物を渡すことなく、自分の排泄物を
食べさせようとしてきたのだ・・・
21 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 00:45:45.86 ID:lHB3qcia0
それからこんなこともあった
アライさん『ふぇねっく!退屈なのだ、遊びにいくのだ!』
フェネック『アライさ〜ん・・・わたし足が痛くてうごけないよぅ』
アライさん『そうなのか? むむむ、しかたがないのだ』
アライさん『アライさんが連れていってあげるのだ!』
フェネック『え?』
ガシッ
アライさんはわたしの手を掴むと、森の奥へ走り出した
フェネック『い、痛い・・・アライさんやめて』
アライさん『ふはははは、たーのしーのだー』
フェネック『あ、足が・・』ズザザザザ〜
森の木々の間をすり抜けてアライさんは走っていった
そして・・・
フェネック『! アライさん!危ない!』
アライさん『〜〜〜〜〜〜〜♪』
ドガッ!
フェネック『ああああああああああああああ!』
わたしの足は折れてしまった
フェネック『う・・ぐ、ひっく・・・うぅ』
アライさん『ふぇねっく?どうしたのだ?』
アライさん『!! ふぇねっく! 足が!』
22 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 00:47:38.91 ID:lHB3qcia0
そしてわたしの足を見たアライさんはとんでもないことを言い出した
アライさん『すごいのだーどうなっているのだ!ふぇねっくで遊ぶのだー!』
フェネック『え・・・ちょっ』
アライさん『ぷらぷらしているのだ、たくさんまがるのだー、たーのしーのだー』
フェネック『いやあああああああああああああ!』
アライさん『〜〜〜〜〜〜〜〜♪』グニグニ
フェネック『あっ・・・・』
わたしはそこで気絶した
気がつくとアライさんの巣で寝ていた
遊び飽きたアライさんが運んだのだろう
そして今に至る
アライさん「じゃぱりまん美味しいのだ!美味しいのだ!」ガツガツムシャムシャ
フェネック「・・・・・」
ここでわたしは終わってしまうのか、諦めかけた時だった
23 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 00:49:44.99 ID:lHB3qcia0
飼育員1「いたぞ!こっちだ!!」
飼育員さん達がわたしを迎えに来てくれた
飼育員2「!!! フェネック!」
飼育員3「こ、これは・・・」
飼育員さんは足を骨折し、排泄物に囲まれてボロボロになったわたしに駆け寄ってきた
飼育員1「大変だ!フェネックは衰弱仕切っている!! 救護班!応答せよ!!」
飼育員2「すぐに搬送しましょう!」
アライさん「? なんなのだ? ここはアライさんのおうちなのだ、あらしてはいけないのだ」
飼育員3「なんだ、こいつ?」
アライさん「もしかしてアライさんのおうちに遊びにきたのだ?」
飼育員1「そんな奴相手にするな! 早くフェネックを! 救護班の到着はまだか!?」
アライさん「お前たちふぇねっくの友達なのだ? ふはははは、だったら一緒に遊んでもいいのだ」
飼育員1「っ!! こ、の害獣がああああ!」
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/06/12(月) 00:51:57.65 ID:KxBNs1+H0
フェネックが可哀想だがそれ以上にアライさんがひどい目にあうのならセーフ
25 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 00:52:41.98 ID:lHB3qcia0
飼育員2「まってください!」
飼育員1「!! なぜだ!」
飼育員2「アライさんもフレンズです、事情を聞いてみましょう」
飼育員1「・・・救護班が来るまでの間だけだ」
アライさん「?」
飼育員2「アライさんこんにちは、私たちはフェネックの友達なの」
アライさん「こんにちはなのだ、お前たちはふぇねっくの友達なのだ?」
飼育員2「そうそう、それでね? アライさん、フェネックはとっても辛そうだけどどうしたのかな?」
アライさん「そうなのだ、だからアライさんはお世話をしていたのだ!」
アライさん「ふぇねっくは友達なのだ、だから一緒にいたいのだ」
飼育員2「そうなんだ、ありがとねアライさん」
飼育員2(よかった、こんな無垢なフレンズが同じフレンズに酷いことをするはずが・・・)
26 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 01:02:13.79 ID:lHB3qcia0
アライさん「ふぇねっくがもうアライさんのおうちに来られないって行ってたのだ!」
アライさん「だから、アライさんはふぇねっくを動けなくしたのだ!」
飼育員2「・・・・え?」
飼育員1「!!!」
飼育員3「!!!」
アライさん「ふぇねっくの足を何度も何度も噛んだり引っ掻いたりしたのだ! がんばったのだ」
アライさん「そしたらふぇねっくは動けなくなったのだ! アライさんのけいさん通りなのだ!ふはははは!」
飼育員2「そ、そんな」
アライさん「ふぇねっくはアライさんにじゃぱりまんをくれるのだ、じゃぱりまんは美味しいのだ」
アライさん「でもふぇねっくのゴハンがないのだ、だからアライさんはゴハンを出してあげたのだ」
アライさん「じゃぱりまんは美味しいからアライさんが食べたのだ」
アライさん「ふぇねっくにはアライさんのうんちをあげたのだ、きっとおいしいのだー」ブリブリブリブリブリュブリュ
飼育員2「え、あ・・・そんな、ひどい」
飼育員1「・・・」
飼育員3「・・・」
27 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 01:04:34.96 ID:lHB3qcia0
アライさん「お前たちにもアライさんのうんちを分けてあげるのだ! 感謝するのだ」ムリュムリュムリュ
アライさんはまたも紙オムツに手を突っ込み、自らの排泄物を取り出した
アライさん「じゃぱりまんのうんちなのだ、きっと美味しいのだ」グチャグチャ
そして、飼育員さん達に差し出した
飼育員1「っ!!!」バチッ
アライさん「?」
飼育員さんはアライさんの手を払い除けた
アライさん「何をするのだ、いっぱい、いっぱいあるのだ! 受け取るのだ」グチャグチャ
飼育員1「」ブチッ
ドカッ!
飼育員さんは排泄物を拾いながらうつむいているアライさんの顔面を思いっきり蹴り上げた
アライさん「ぶべっ!」
ベシャッ!
アライさん「うぅ・・・あ、が・・・い痛いのだ」プルプル
28 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 01:08:29.54 ID:lHB3qcia0
前歯が折れ、鼻が潰れ血を撒き散らした
アライさんは苦しいのか顔面を両手で抑えて四つん這いのような状態で震えている
アライさん「痛い・・・痛いのだ・・・うう」ブリュ!
あまりのダメージからかアライさんは苦しみながら脱糞を始めた
アライさん「あうぅ・・・・ああぁ〜」ブリュッブリュッブリュブリュブリュブリブリブリブリブリブリブリブリ
突き上げられたアライさんのお尻の紙オムツは膨れ上がり、大量の排泄物が漏れ出している
アライさん「あぁー・・・うう・・・」ボトボトボトボト
飼育員1「!!! ・・・・きたねぇやつだぜ、オラァ!!!」ドガッ!
飼育員さんは四つん這い状態のアライさんの首を踏みつけた
アライさん「あぐぇ!! ・・・・あ・・・ひ・・・だ・・・い・・・おだ」ゴフェッ
アライさん「」ピクピク・・・ジョーーーー
糞尿を垂流しそのままアライさんは動かなくなってしまった
29 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 01:09:50.57 ID:lHB3qcia0
飼育員1「二度と起き上がるんじゃねぇぞ!!! 害獣が!!」
飼育員2「なんで・・・こんな・・フェネックが、こんなやつに」
飼育員3「油断した、少しでも良心があると期待してたんだが・・・所詮は害獣か」
救護班「救護班、到着しました!」
飼育員1「ようやく来たか!! 頼む、すぐにフェネックを保護してくれ!!!」
救護班「わかりました、すぐに救助を・・・・うっ!! これは・・・ひどい」
飼育員1「安心しろ、フェネック! 今すぐ助けてやるからな!!!」
飼育員2「フェネック、救護班が来たからもう大丈夫ですよ!!」
飼育員3「しっかりしろ、フェネック!! お家に帰れるんだぞ!!」
救護班「患者1名搬送です!!」
それからわたしはパークの車に乗せられ病院へ搬送されることとなった
救護班「よし!! みんな車に乗り込んだな!!! 出発するぞ!!」
ブロロロロ〜
30 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 01:12:22.65 ID:lHB3qcia0
〜車内〜
飼育員1「くそっ!! あの害獣が!! ゆるさねえ」
飼育員2「私は・・・・・甘かったのかな・・・・・フレンズはみんな、いい子たちばかりだと」
飼育員3「確かに、認識を改める必要があるようだな、奴は紛れもなく害獣だった」
なのだー
飼育員1、2、3「!!!!」
アライさん「へ・・・ねっく、ふぇねっく」ヨタヨタ
アライさん「ふぇねっくぅ、ふぇねっくー!!!」ヨジヨジ
飼育員1「!!! あのっ!! 害獣がぁ!!まだ生きてやがったのか!!!!」
飼育員2「ひいぃ、な・・なんでぇ」
飼育員3「凄まじい生命力だ・・・」
31 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 01:13:38.71 ID:lHB3qcia0
アライさん「ふぇねっく!ふぇねっくー!ふぇねっくー!!」
フェネック(アライさん・・・)
フェネック「あっ・・・・」
フェネック(ダメだ、ここでアライさんを呼んでしまったら・・・)
アライさん「ふぇねっく!ふぇねっぐぅ!なんで連れて行くのだ?」
アライさん「アライさんが可愛そうなのだ、ふぇねっくー」
この子はやはり害獣だ・・・
助けたけど、駆除しなきゃという気持ちも同時にあって・・・
だがわたしには通報できなかった・・・
やっぱりアライさんがかわいそうだったから・・・
でも・・もう二度とあうことはないでしょう
さよならアライさん
ブロロロロ〜
32 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 01:16:46.31 ID:lHB3qcia0
---------------------
その後治療を受けたわたしは、なんとか一命をとりとめた
あのあと飼育員さんが保健所に通報したらしい
しかし、あの場所にアライさんはいなかったそうだ
わたしは今まで感じたことのない恐怖と憤りを感じていた
同時に、何故かホッとした気持ちを覚えた
やはりわたしは、まだアライさんに未練があるのだろうか
いや、もうあの子には会わない・・・
でも・・・
フェネック「そろそろ季節は秋かー、寒くなってきたなー」
フェネック「大丈夫かな・・・・-----」
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/06/12(月) 06:47:41.07 ID:6sn4yAXWo
フェネックかわいい
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/06/12(月) 08:02:32.12 ID:HrPdVgMm0
害獣どうこうというか、サイコパスの話になっとるな
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/06/12(月) 18:17:10.02 ID:P1ErW+bTO
害獣よりオナペットとして闇取引されてるやろ
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/06/12(月) 21:01:00.18 ID:hpz7uZQN0
待っとるぞ
37 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 21:50:06.33 ID:lHB3qcia0
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アライさん「はぁ、はぁ・・・ごふっ」ズリズリ
アライさん「ふぇねっくぅ、ふねっくぅ、」
アライさん「あの人間たちがふねっくを連れて行ってしまったのだ」
アライさん「ふぇねっくはアライさんと一緒にいたかったのに」
アライさん「せっかくふぇねっくが動かなかったのに、アライさんが可哀想なのだ」
アライさん「うぅ・・・寒くなってきたのだ」ブルブル
アライさん「どこかあったかい場所へいくのだ」
アライさん「あ、あそこをアライさんのおうちにするのだ」
アライさんは目の前の民家に目をつけた
38 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 21:55:39.64 ID:lHB3qcia0
〜民家〜
アライさん「開けるのだ、入れるのだ」ドンドン
アライさん「アライさんが来たのだー」ガンガン
主人「はーい、どちら様ですか」ガチャ
アライさん「やっと開けたのだ、人間なのだ」
主人「げっ!!」
アライさん「おそとは寒いのだ・・・アライさんはここに住むのだ、早くおうちに入れるのだ」
主人「こ、こいつ、もしかしてこの間近所で赤ん坊をかじったっていうアライさんか?」
アライさん「アライさんを知っているのだ? アライさんは人気者なのだ」
主人(はやく保健所に通報しないと・・・)
アライさん「?」
主人(足止めしないと逃げられちゃうよな、お菓子で釣るか。 こいつバカそうだし・・・)
主人「アライさんお菓子あげるから、お庭で遊ぼうか」
アライさん「おかし? 遊んでくれるのだ? やったのだー」
主人「じゃあ向こうへいこうねぇ、アライさん」
アライさん「わかったのだ」
39 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 21:56:48.99 ID:lHB3qcia0
主人に促されてアライさんは庭へ向かった
主人(隙を見て通報するか・・・・それにしても、なんでこいつオムツ履いてんだ?)
主人「アライさん、お菓子持ってきたよ。 おいしいよ〜」
アライさん「食べ物なのだ? はぐはぐ・・・美味しいのだぁ!」
主人(アライさんは物を洗う習性があったな、たらいに水張って適当な石でも洗わせておくか)
主人「アライさん、洗うのが得意なんだって? じゃあこれを洗ってくれる?」イシドサー
アライさん「アライさんは洗うのが得意なのだー、アライさんにおまかせなのだー」エッヘン
主人「・・・じゃあ、ここで石を洗っててね?」イラッ
主人はアライさんに気づかれないように通報した
主人「もしもし、アライさんが自宅に現れました。 駆除をお願いします。 住所は・・・・」
40 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 21:58:34.20 ID:lHB3qcia0
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アライさん「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪」バシャバシャ
アライさん「たーのしーのだー」バシャバシャ
保健所「こんにちはー」
主人「どーも、こちらにいます」
アライさん「えへへへへ、たーのしーのだー」バシャバシャ
保健所「アライさ〜ん」
アライさん「?」
保健所「アライさん、これから楽しい所に連れて行ってあげるね」
アライさん「たのしいところなのだ? ついていくのだー」
保健所(さあ、こっちへこい)
41 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 22:00:06.89 ID:lHB3qcia0
犬「ワンワン!!!」
アライさん「!?」
犬「グルルルル・・・ワンワン!!!」
アライさん「ひぃ!! 怖いのだ!! 逃げるのだー!!!」
保健所「!!! 逃げるぞ!! 捕まえろ!!!」
アライさん「はっはっ・・・逃げるのだ」ビクビク
--------------------------
アライさん「はぁはぁ、逃げ切ったのだ。 あのおうちはアライさんのなのに・・・」
アライさん「美味しいものもあったのに、怖いのがいるから戻れないのだ」
アライさん「違うおうちを探すのだ」
アライさんは自分の棲家を探すべく歩き出した
42 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 22:02:50.41 ID:lHB3qcia0
〜別の民家〜
アライさん「開けるのだ!! アライさんなのだー」ドンドン
アライさん「おうちに入れるのだー!! ここはアライさんのおうちにするのだー!!」ドンドン
・・・・・何度呼びかけても返答はない、どうやらここの家は留守のようだ
アライさん「何でだれも応えないのだ? ・・・・あっ」
アライさんは民家の2階の屋根に隙間があることに気がついた
アライさん「あそこから入るのだー」
流石は動物、アライさんは民家の2階の屋根まで登り始めた
アライさん「のぼるのだー、もうちょっとなのだー」ヨジヨジ
アライさん「ついたのだー」ヨジヨジ
そしてアライさんは屋根裏へ入り込もうとする
アライさん「ここに入るのだー、 おしりが引っかかったのだ」バタバタ
ちょうどアライさんの履いているオムツが引っかかり、オムツ内に蓄えた排泄物が庭に落下していく
アライさん「もうちょっと、もうちょっと」ムギュー・・・スポッ
アライさん「入れたのだー」ドサッ
そこには思いのの外、広い空間が広がっていた
43 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 22:05:21.75 ID:lHB3qcia0
アライさん「うわー今日からここがアライさんのおうちなのだー!! ふははははは!!」
アライさん「さっそくたんけんするのだー!!」バタバタバタッ
アライさんは勢い良く屋根裏で走り出した、家に誰もおらず見つからなかったのは幸いである
アライさん「・・・・たんけん飽きたのだー、ねどこを作るのだー」
アライさんは近くの柱にかじりつき、木を削っていく
アライさん「ふははははは!! ・・・・ん?」ガジガジガジ
近くにあった断熱材に気がついたようだ
44 :
araiaraiarai
[sage saga]:2017/06/12(月) 22:06:23.21 ID:lHB3qcia0
アライさん「なんなのだ? このふわふわは? かじるのだ」ガジガジガジ
アライさん「これでお布団をつくるのだー」
屋根裏を破壊していくアライさん
数時間後には立派にアライさんの生活スペースが出来ていた
アライさん「ふははははは、かいてきなのだー!!!」ノダー
アライさん「眠くなったのだ、きょうはもう寝るのだ」zzzz
家主「ただいまー・・・・なんで庭に糞が落ちてんだ?」
--------------------------
〜夜
アライさん「zzzzz〜〜 のだぁ〜」zzzz
アライさん「目がさめたのだ」パチッ
ぐぅ〜
アライさん「お腹がすいたのだ・・・じゃぱりまん食べたいのだ、ふぇねっくー」
アライさん「そうなのだ、ふぇねっくはいないのだ、じゃぱりまんが食べられないのだ」
アライさん「おそとに食べ物を探しに行くのだ」
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