【がっこうぐらし】安価ぐらしDAY1【生き延びよう!】

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149 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/14(月) 12:10:02.21 ID:Xxt/+gFI0
【由紀たちと話す:判定:6】


アリス「起きてる?」

そう声をかけてみると、子供達はモゾモゾと動いて私のほうへと目を向けてくる
本当に、誰も眠れていなかったらしい

胡桃「アリス……さんは、寝れるのか?」

アリス「私は問題なく。そう言う人間だもの」

胡桃「……声がするんだ。ずっと、昨日だって……」

スコップの子は恐怖に駆られたように震えだして
その手を隣の園芸部が掴む
二人は帽子の子を除いて仲が良いらしい

悠里「胡桃、落ち着いて」

胡桃「分かってるけど……っ」

私は戦えるなら戦えるなりに、何かがあったのではないかと最初に考えた
そして、それは間違っていなかったらしい
君は何を殺したのかな……
トラウマになってしまうほど、やってはいけないことをしたの?

アリス「ごめんね。君を怖がらせるつもりは無かったんだけど」

胡桃「!」

ぽんっと項垂れる頭に手を乗せる
撫でないけど、友人のような軽く叩くことはしないけど

アリス「君は良く頑張ってる。だから無理はしちゃいけない。辛いなら言えば良い、苦しいのなら言えば良い」

胡桃「そん、な……こと」

アリス「仕方がないと割り切れるのは頭だけだよ。心までそれで何とか出来たりはしない」

私は先生ではないし、医者でもない
慈ほどの人生経験を積んできたわけでもないけれど
でも、私だって一応は24年間生きてきた人間だから

アリス「君はもっと頼って良い。みんなが頼る分だけ頼って良い。少なくとも私はそう思う」

悠里「そうよ、胡桃……一人で頑張らないで」

胡桃「りーさん……」
150 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/14(月) 12:43:21.45 ID:Xxt/+gFIo

園芸部の子の言葉にスコップの子は頷く
辛そうな笑いかただったけど
少しは、解消できるようになったはずだ

由紀「ぁ……」

帽子の子も言葉をかけようとして、手を伸ばして
スコップの子がなんだよ。と、少し呆れ気味に受け取る

由紀「私も……」

胡桃「ありがとな」

由紀「わわっ」

がしがしと頭を頭を弄くられて驚く帽子の子
多少の無理はまだあるだろうけど
笑顔を見せるスコップの子、園芸部

アリス「……」

何があったのかは……まだ聞くべきじゃないだろう
私とみんなはまだ他人でしかないから
そう思って距離を置いていると

胡桃「アリスさんも……頼らせて貰います」

許可していないのに、そう言ってきた
151 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/14(月) 13:35:55.57 ID:Xxt/+gFI0
【巡ヶ丘学園高校3階 物理準備室(仮拠点) DAY2:集計】
【アリス:体力:30/42  状態:普通】→【アリス:体力:42/42  状態:良好】

関係性変動

【由紀 他人(大人)→知合(怖い)】
【胡桃 他人(不信)→大人(優しい)】
【悠里 他人(警戒)→他人(普通)】
【 慈 友人(信頼)→友人(信頼)】


巡ヶ丘学院高校解放率変化無し
152 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/14(月) 14:00:18.04 ID:Xxt/+gFI0
【巡ヶ丘学園高校3階 物理準備室(仮拠点) DAY3】
【アリス:体力:42/42  状態:良好】
【食料残り40】
【合流:慈.由紀.胡桃.悠里】



胡桃「食料が、無い」

朝、スコップの子は切迫した表情でそう言った
まぁ、仕方が無いことだとは思うけれど
現在確保できた区画で食料が調達できるのは屋上の園芸部の栽培している野菜のみ
それもまだ完全に育ち切っているとは言いがたい野菜

アリス「それは大変ね」

胡桃「それは大変ねって……アリスさん」

アリス「何か?」

少し挑発するように聞き返すとすぐに間に入ってくる影が見えた
確認するまでも無く、慈だ

慈「アリスさん、ちょっと良い?」

アリス「緊急の話?」

慈「そう……大切な話」

これから適度に朝食をとろうと思ってや矢先の呼び出し
少し不快ではあったけれど、字が言うのならと承諾して一緒に部屋を出る
向かったのは、すぐ傍の2-Aの教室だった
153 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/14(月) 14:16:28.92 ID:Xxt/+gFI0

アリス「……なんとなく言いたいことは分かるよ」

教室に入ってすぐ、背中を見せる慈に向かって言う
むしろ分からないわけがない
この食糧危機の状況で、食料がある自分への申し出なんだから

アリス「食料のこと、よね?」

慈「うん……」

一昨日の夕方から何も口に出来ていない(水は除く)なら、
空腹は相当なものだろうし、健康面でも心配になってくる頃だろう
それに、寝ているときにも子供達の空腹の音は聞こえていたし

慈「アリスさんも、それが大事だって言うのは分かるの……分かるけど」

アリス「……」

慈はとても切り出しにくそうに
罪悪感さえ抱いていそうな表情で、願うように口を開く

慈「私はいいから。せめてみんなには分けてあげて欲しいの」

アリス「……そう来るのね。慈らしいわ」

慈「お願い、アリスさんっ」

そんなに”他人”が大事なのか
自分も苦しい状況なのに、自分はいいからと自分を切り捨ててまで
他人に尽くすほどなのか
私にはまるで理解が出来ないよ。慈

慈「お願い」

別に威嚇するつもりで目を細めたわけじゃないけど
慈は私が怒っているように見えたらしい
なんともはや、優しい目つきをしていないのはそれだけでマイナスということか



1.私と慈は友人でしょう? だから食料を譲るくらい気にはしないよ。それをどう扱うかもね
2.なら、一つ条件がある。慈は私に何をしてくれる?
3.申しわけないけど私も底を尽きる寸前で、分ける余裕は無いのよ
4.なら、私がみんなの命を救うわけだ。その命、貰ってもいいかな?


↓1
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/14(月) 14:18:42.24 ID:FiW0ktj5O
1
155 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/14(月) 14:32:32.20 ID:Xxt/+gFI0

アリス「はぁ……」

慈「!」

びくりと慈の体が震える
私は別に怒っていないし、怯えさせるつもりも無かったのだけど……
まぁ、仕方が無い
天使だったのは小学生まで
怠惰に伸ばした長い髪、翡翠の瞳、少しつった感じの目
24年間の完成系がこれなのだから

アリス「そう怖がられると少し傷つくわ」

慈「ごめん……なさい」

アリス「私がため息をついた理由、分かる?」

慈「えっと……」

急な質問に困惑する慈は、
答えに迷って視線をさまよわせて、恐る恐ると言った目を私に向けてくる
正直、そういうのが気に入らなかったりするんだけど

慈「こ、交換条件……?」

アリス「本気で言っているの? 君は」

慈「うっ」

アリス「君と私は友人でしょう? 食料を譲るくらい構わないし、それを君がどう扱おうと気にはしない」

分かってくれない友人に向かって投げやりに食料を渡してため息をつく
唯一、本当に友人といえる相手だからこそ、呆れることもある

アリス「それを慈はこう……畏まって」

慈「ご、ごめんなさい。でも、大切なものだから」

アリス「こんな世界になって君に会いに来た私にとって、佐倉慈はどういう存在なのかな」

慈「そ、そう、よね……」

慈は少し照れくさそうにはにかみながら
私が譲り渡した食料を大切そうに抱きしめる

アリス「慈もしっかり食事を取りなさい。彼女達のリーダーは君であって私じゃないんだから」
156 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/14(月) 14:54:32.75 ID:Xxt/+gFI0

慈「え、ええ……ありがとうアリスさん」

アリス「気にしなくて良い」

慈「でも……そうだわ。私に出来ることがあったら何でも言ってね? 何でもするから」

アリス「何か、あったらね」

嬉しそうな笑顔を見せる慈に、とりあえずそう返しておいて
ふと、落ち着いたため息を零す
食糧難……解消するためにはせめて購買まで解放区画を広げる必要がある
あるいは、もう少しだけ安全圏を広げて、
購買部との距離を縮めていく必要がある

アリス「慈、君はこのままでいいと思う?」

慈「ううん……でも、無理はさせられないから。少しずつ安全圏を広げられたらなって」

アリス「そっか」

慈「アリスさんは……ここから出て行くべきだと思う?」

アリス「さて。雨風凌げる拠点というだけでも運がいいからね。甲乙付けがたいわ。慈に任せるわ」

本心で告げた言葉に、慈は意表をつかれた表情を見せて
どこか儚さを感じるような笑みを浮かべて、私の服の袖を掴む

慈「貴女がいてくれて……良かった。きてくれて、良かった」

アリス「それは良かったよ。頑張って来た甲斐はあったみたいだね」

私の方が背が低いから、慈の頭を全うになでてあげることもできないけれど
すがるような慈に体を貸してあげる事くらいはできる

こんな私でも……まだ、”天使”であれるということだろうか
157 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/14(月) 15:46:44.76 ID:Xxt/+gFI0
【巡ヶ丘学園高校3階 物理準備室(仮拠点) DAY3 昼の部】
【アリス:体力:42/42  状態:良好】


慈「ということで、まずはせめて購買部にいけるようにしたいの」

アリス「それはこの3階を放置して……ということ?」

慈「食糧問題が深刻だから、まずは少しでも集めておきたいわ」

慈はそう言って不安そうに眉を潜める
まだ未解放の物理実験室から先、職員室側には平然とゾンビが闊歩してる
食糧問題が無ければ、真っ先に3階の全域解放をしてから、
2階の購買部に攻め入るというのが理想系
だけど……

胡桃「めぐねえの言うとおりだよな。今回はアリスさんのおかげで何とかなったけどさ」

悠里「せめて作物がもう少し育っていれば……すみません」

由紀「りーさんのせいじゃ、ないよ」

理想だけでは生きていけない
それに、物資が調達できるというのは希望にもなる
だからこそ少しでも購買部に近付いておきたい


”だが、本当にそれでいいのだろうか”


あまり良い予感がしない
購買部に攻め入ることが悪いこととはいわないし
そこで何かが起きるわけではないと思いたいけど

アリス「とはいえ、現実を見なくちゃいけないのよね」

慈「アリスさんは……不安?」

慈のその言葉につられたように、他3人の視線が私へと向けられる
そんな期待するような目を向けられても困る


1.慈に従う
2.3階を確保するべきだと思う

↓1

【2のみ判定 1.3.5.7 不可】
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/14(月) 16:09:38.46 ID:GrpCXJBt0
2
159 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/14(月) 17:25:14.93 ID:Xxt/+gFI0
【反対:判定:通過】


アリス「悪いけど、まずは3階の掃除をすべきだと思うよ」

はっきりと、反対意見を述べると
アリスさん聞きたいんだけど、と礼儀正しく挙手をしながら
スコップの子が私を見る

胡桃「あたしは食料確保すべきだと思う。圧倒的に足りないし、無いとどうにもならなくなると思うから」

アリス「そうね」

胡桃「だけど、アリスさんは反対するんだろ? 理由を教えてくれないか?」

彼女の言葉に同意といわんばかりにみんなが頷いて、私への視線が再び集まってくる
こういうのにはなれていないから、正直止めて欲しいし
でたらめなことを言いたくなってしまうので、止めて欲しい

アリス「例えば、私達が購買に言っている間にバリケードが崩されたら?」

悠里「囲まれる……?」

アリス「そう。急く気持ちはわかるけど、安全圏はしっかりと作っていきたいわ」

別に死ぬのが怖いわけではないけれど
だからと言って死にたいわけじゃないんだから
安全性は確実に考慮していきたい
どうせ、生きていくのなら

由紀「で、でも……私達がアリス、さんの……」

アリス「食料はいいわよ。あれは慈にあげた物だから。どう扱おうと気にしないから」

胡桃「でも、足らないのは事実なんだ」

アリス「分かってる。でも、死に急ぐ理由にはならないわ。まだ完全じゃなくても園芸部の作物が少しなら繋いでくれるでしょ?」

反対意見はあるかどうか
最初に異議を示そうとしたスコップの子から順番に目を向けて
最後、慈の方へと目を向ける

慈「……分かったわ。そうしましょう」

慈は何か気になる様子だったけれど
それに関しては何か言うことなく頷いて私の提案を肯定する
別にみんなが間違っているわけじゃなかった
でも、何か嫌な予感がした
ただの思い過ごしなら、よかったけど。
コンテニューが出来ない現実だから
160 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/14(月) 17:56:21.13 ID:Xxt/+gFI0

【ルート変更:3階の解放】
【メンバー変更:悠里・由紀離脱】



慈「それじゃ、いってくるわね」

悠里「先生、気をつけてください。胡桃と、アリスさんも」

胡桃「任せろ」

私の意見で3階制圧へと目的が切り替わり、
向かうにも逃げるにもバリケードを肥えなければいけないという状況のため、
帽子の子とその子守役として、園芸部の子を残すことにした

正直二人組でもいい気がしたけど、
支援としていた方がいいという慈の強い要望を下しきれず
仕方が無く、3人になった

アリス「慈はどんくさいんだから、無茶しないで」

慈「アリスさんだって、決して戦えるタイプじゃないでしょう?」

アリス「その否定は出来ないけど……慈よりはマシだわ」

そんな場所が場所なら他愛ない会話に「しーっ」とスコップの子が割り込んで
二人とも静かに、と小声で抑える

アリス「失礼」

慈「ごめんなさい」

まだ不確定ではあるけれど、ゾンビは光と音に反応する可能性が高いらしい
昨日と一昨日で大体そんな兆候が感じられたというのだ
確証が持てない以上危険ではあるけれど
その可能性があるなら、経過はするべきだろう

胡桃「石を投げるぞ」

バリケードの上から、園芸部で使っているであろう石をヒョイッと投げる
からからと音がするのに遅れてうめき声がどこからともなく聞こえてくる

胡桃「成功だ。音に反応するのは確実だな」

悠里「本当に、気をつけてください」

由紀「気をつけて、めぐねえ」

留守番組の不安な送り出しを受けて、
私たちはバリケードの向こう側へと向かった
161 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/14(月) 18:07:31.12 ID:Xxt/+gFI0

胡桃「アリスさん、どっちに行く?」

アリス「………」


左手に科学準備室、右手に音楽準備室
どちらに行くべきか

1.科学準備室
2.音楽準備室

↓1

【判定: 1.3.5 無し 6.7 1人 8.9 2人 0 3人 ぞろ目4人】
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/14(月) 18:09:25.34 ID:IeAD6xXWo
163 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/14(月) 19:24:51.58 ID:Xxt/+gFI0

アリス「まずは音楽準備室に行こう」

警戒を死ながら、極力音を立てないように扉を開けて音楽準備室へと忍び込む
昼間の明かりが入る室内は多少荒らされてはいるが、彼らの姿は無い

胡桃「いない、な」

慈「良かった……」

私の隣、私の後ろ。それぞれから声がして辺りを見渡す
荒らされているため、彼らが来なかったことはないのだろうが
襲われた人が感染が中途半端なうちに抜け出し、扉を閉めていったのだろう

でなければ、何もいないのに閉まっていた理由の説明がつかない

アリス「他の部屋も全部これなら楽だけど……」

胡桃「いや、それは難しいと思う」

アリス「準備室はって、話」

胡桃「分かってるよ、ごめん」

別に怒ったつもりは無いけど、なんだか怒っていると思われたらしい
小学校以降から良く言われるようになったのは
やっぱり、顔つきの問題なんでしょうね

アリス「ねぇ」

音楽準備室の軽くとも荒れた状況に悲しそうな顔をする慈に声をかける
一度では返事が無くて、もう一度名前を呼ぶと
はっとしたような驚きが私へと向けられて

アリス「私の顔って怖いの?」

慈「え?」

アリス「いや、スコップの子もそうだけど昔から良く謝られるから」

慈「あ、えーっと……少し、ね?」

遠慮がちな言い方は怖いってことだ
まぁ、他人からどう思われているのかというのは別にそんな気にはしないけど
少しだけ、ほんの少しだけ、ちょっぴり傷つく
特に同年代ではなく、子供だと。
164 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/14(月) 19:36:31.03 ID:Xxt/+gFI0

胡桃「めぐねえ、アリスさん。次行こう」

慈「めぐねえじゃなくて佐倉先生でしょ?」

アリス「めぐねえ、今は呼びやすいほうが良いわ。下手に矯正して呼びかけが遅れるのは怖い」

慈「うぅ……なら、今だけよ」

怖いと認めた本の仕返しのつもりだったのだけど、
本気にしてしまったらしい
けれど、めぐねえと愛称で呼ばれることは信頼されているということだ
馬鹿にされているとか、下に見られているようにも思われるけど
別にそんなことはないだろう。と、勝手に思う

胡桃「科学準備室もドアが閉まってる……どううる? アリスさん」

アリス「……」

隣の音楽室も、科学室もドアが開いていて、通路にはゾンビがちらほらと見えている
なら科学準備室をチェックするか
すぐ傍にいるゾンビをとりあえず叩いておくか


1.科学準備室へ
2.科学室へ
3.音楽室へ
4.ゾンビを叩く

↓1

【2.3判定: 1.3.5 無し 6.7 1人 8.9 2人 0 3人 ぞろ目4人 2.4 5人】
【1判定: 1.3.5.7.9 無し 2.6 1人 8 2人 4 3人 ぞろ目4人 0 5人 】
【4判定: 1.3.4 普通 2.5.7 不可 8.9 成功 0ファンブル ぞろ目(奇)成功 (偶)ファンブル大】
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/14(月) 19:39:50.91 ID:wgeEz4AVO
1
166 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/14(月) 19:59:52.16 ID:Xxt/+gFI0
【科学準備室:判定 無】


アリス「ううん、科学準備室に行きましょ」

胡桃「でも閉まって……」

アリス「油断したくないから。一つの穴が壊滅を招くのよ」

少しでも奥に進みたい
そんな気持ちが先行してしまうのもわかるけれどそれは良くない
急がば回れという言葉があるように、しっかりと一つずつしらみつぶしに見て行く必要がある

アリス「あの園芸部の子。泣かせたくはないでしょ?」

胡桃「分かったよ」

ちょっと意地悪な説得だっただろうか
ふいっと顔を逸らしたスコップの子は扉から顔を覗かせてゾンビの様子を伺い、
さっと科学準備室の扉前へと移動
私達も続き、ゆっくり扉を開ける

慈「いない……わね」

アリス「良かった。これで後ろから襲撃される心配は無いわ」

胡桃「ふぅ……」

アリス「………」

ゾンビは扉を壊すことはあっても
引き戸を開けて中に入ることはない
なら、この扉を閉めれば一応安全圏という事になる
スコップの子は緊張感で精神的に疲れてきているし、
ここは下がるべきだろうか
それとも……私だけもう少し様子を見る?



1.先に進む
2.撤退
3.アリスだけ進む


↓1

【1.3判定: 1.3.5 無し 6.7 1人 8.9 2人 0 3人 ぞろ目4人 2.4 5人】
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/14(月) 20:08:03.29 ID:IeAD6xXWo
168 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/14(月) 21:11:40.74 ID:yu9S+o2CO
【撤退】

アリス「二人とも、撤退するわ」

胡桃「な……」

アリス「分かるはずよ」

スコップの子は不満しかなさそうな表情で強く唇を噛むと、俯く
私がなぜ撤退だと言い出したのか
それはきっと分かってくれているとは思う
だけど子供だから
そして分かってしまうからこそ、スコップの子は不服なのだろう
自分はまだやれると

アリス「慈も、それでいい?」

慈「……」

慈はすぐに答えなかったけど
私とスコップの子を交互に見つめると、心配そうに眉を潜めた

慈「分かったわ」

胡桃「! めぐ……」

言いかけて、スコップの子はぎゅっと強く握りしめた拳を震わせながら首を振る
このまま行こう。そう言ってくれると思っていたのが
私に同調してしまったからだろう

場所が場所なら怒鳴ってさえいたと思う
169 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/14(月) 21:24:38.47 ID:yu9S+o2CO

胡桃「……分かった」

悔しそうに絞り出した彼女は落胆した様子でバリケードの方へと移動していき、
置いていかれる形になった私が動こうとした途端
慈が私の手を掴んだ

アリス「何?」

慈「後で……良い?」

後で話がしたいということなのは明白で
今は変に迷っている場合ではないからと
とりあえず後でと流して
慈の手を引いてバリケードの方へと向かう

【撤退:心象変化】
170 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/14(月) 22:34:24.62 ID:yu9S+o2CO
【巡ヶ丘学園高校3階 物理準備室(仮拠点) DAY3 夕方の部】  
【アリス:体力:42/42  状態:良好】  

アリス「……」

胡桃「……」

アリス「……」

何と言えば良いか、対応を間違ってしまった感じがする
あのままこまを進めていても、それはもちろん、無事に解放区画を広げられた可能性だってあるにはある
けれど、それは身体的な意味であって、精神的な部分までなんとかできたのか? と言われれば
そんなことはない気がする

アリス「……なんて」

別に私が考えてあげることではないのに、
なぜか考えてあげてしまう
これは有難迷惑というやつで、頼まれてもいないのに

アリス「はぁ……」

別にここの生徒に好かれるつもりはないし
英雄的な何かになるつもりも毛頭ないけど
こう言うのは少し気分が悪い

死にたければ死ねばいい。はっきりそう言って――

慈「アリスさん」

アリス「?」

不意に声をかけられて、振り向く
ちょっと、良い?と伺うように手招きする慈は
ちらりとスコップの子へと目を向ける
彼女に関しての事だろうか?


1.慈と話す
2.胡桃に声をかける
3.一人で出る

↓1
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/14(月) 22:36:21.52 ID:k5Zm6MVfo
1
172 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/14(月) 23:21:26.85 ID:yu9S+o2CO
アリス「ん、良いよ」

スコップの子の視線だけが私へと向いたのを感じたけれど
それに目を向けることなく、私は慈と一緒に仮眠室を出て、教室へと向かう

慈「恵飛須沢さんについて、話しておこうと思って」

アリス「本人を置いて話しても平気な事なの?」

慈「アリスさんは思慮深い人だって、分かってるから」

慈は信頼を置いていると言った笑みを浮かべて見せたけれど
私は別に、そんな思慮深いわけじゃない
私の勝手な言動がたまたまそんな方向へと動いているだけで……
そもそも、私は慈よりも
下手をしたら現高校生よりも頭が悪い可能性だってあるのに

アリス「!」

ガラリと扉が開いた音がして前を向くと 教室へと入った慈が手招きをしていて
大人しく後に続いて教室の中へと入る
いけない、いつもの余裕が薄れてるわ……

慈「恵飛須沢さんは最初、部活のOBの先輩を連れてきたの」

アリス「……それだけで嫌な予感がするんだけど」

慈「ええ、そう。私と若狭さん。それと丈槍さんは屋上の出入り口まで来たゾンビを押しとどめるのに必死で、手が回せなかった」

慈は辛そうに語る。 罪悪感の滲む表情で語る
それはきっと、生徒の誰にも見せられない表情だ
恵飛須沢胡桃は、自らが想いを抱いた先輩を自らの手で殺したのだという
すぐそばにあったスコップで頭を殴り、ただただ追い込まれ過ぎたがゆえの無感情、無意識なままに
見るも無残に、残虐な殺し方をしてしまったという

なるほどと。思った
そんな体験をしたのだから、有象無象のゾンビと戦うことだってできるだろう
戦力にならない帽子の子、戦力と呼ぶには少しばかり不十分な園芸部
失うわけにはいかなくて、戦って貰うわけにはいかない慈

アリス「自分がやらなくちゃいけない……か。君はそれでいいと思っては、いないのね……」

慈は自分の腕を抱きしめるようにしながら、首を振る
それはそうだ、あの慈が平然としていられるわけがない
自分が年長者なのに、トラウマになってもおかしくない経験をした生徒に戦いを任せてしまっていること
そんなことがありながら、普段通りという時点で慈もおかしかったのだ
173 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 00:16:08.11 ID:MnzAUcsHO
慈「でも、私が戦ったところで、力になることはできないの」

アリス「君は私と同じくらいに非力なのに、どんくさいからね」

園芸部はともかくとして
足手纏い二人を連れてスコップの子がどこまで頑張ることが出来るのか
そう考えて、最悪の想像が出来てしまった私はため息をついて流す

今でも危ういと言うのに
そんなストレスのたまる状況に陥ったら確実に壊れてしまう
ゾンビ以上に厄介な存在になり果ててしまうだろう

アリス「それで、まさかとは思うけれど……私にスコップの子を救ってほしいと?」

慈「ううん、もしものことがあったら。アリスさんにみんなのことをお願いすることになると思うから」

アリス「勘弁してほしいのだけど……私は慈がいるからここに来たしここにいるのよ? 君が死んだあとあの子達を見てあげるような人間じゃないわ」

はっきりと拒絶する。
慈は私がどんな人間なのかよく知っているはずだ
興味がないものに対しては守るだとかどうとかするような人間ではないって

慈「やっぱり……だめ。かしら」

私の答えが分かっていた
けれど少しは期待していたのよとでも言いたげな口ぶり
浮かべる笑みは切なくて、儚くて

同じ年長者。頼れるのが自分だけというのは分かっているけれど
私は人付き合いなんて得意な方じゃない
むしろ苦手と言ってもいい

本当の意味で友人と呼べるのが慈だけしかいない、
そんな軽い付き合いしかしてこなかった時点で、明白だ
174 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 00:30:51.29 ID:MnzAUcsHO
アリス「まったく……」 

慈はきっと、生徒に弱音を吐くことはできない
先生であるべきだと 年長者であるべきだと
自分が常に先導していかなければいけないのだと気を張って生きていくことになるだろう

アリス「…………」

さて、どうするべきだろうか
慈の死後、彼女たちの事を見捨てずにいてあげると約束して安心させてあげるべきか
それとも、頑張ってくれと突き放すべきか

慈「アリスさん、あの。数日考えて貰っても良いから」

アリス「数日、慈が生き残れる保証はあるの?」

慈「約束はできない。けど、全力で生きるために頑張るつもりよ」

その力強い言葉に反して
慈の握って見せたこぶしはとても弱弱しくて、頼りには出来そうもなかった


1.解ったわ。何とかしてあげる
2.私は嫌よ。心配なら、君が全力で生き残ればいい
3.あぁそうだ……慈は私に何でもしてくれるのよね?(自由安価。慈へのお願い)

↓1
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 00:34:35.18 ID:F5HPHOtWO
1
176 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 00:40:22.28 ID:MnzAUcsHO
さて続きは明日
今回は音楽準備室と科学準備室を解放しました
あとアリスさんがただのツンデレ疑惑浮上しました
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 01:10:45.34 ID:0KQfDE5mO
乙乙
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 06:17:33.91 ID:TQ9XkB69o
179 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 08:12:22.15 ID:dJJJg5/UO
http://i.imgur.com/FSDyFPo.png
【開放率変動】
180 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 08:32:16.64 ID:qfqXPxBkO
アリス「はぁ……君という人は本当に狡いわ」

慈「えっ?」

アリス「…………」

恍けている……ということはないと思いたいけど
呆けたように声を漏らした慈をちらりと一瞥して、またため息をつく
なぜそんなにも信頼しているのか
私は他人に対して優しい人間ではないのに
なぜ、私が直接的関係のない子供を守ってあげるなどと思うのか

アリス「解ったわ。何とかしてあげる」

慈「本当?」

アリス「嘘と言って欲しいの?」

慈「あ、ううん。ごめんなさいっ」

嬉しさのにじみ出ている謝罪は謝罪らしくはなくて
相変わらずだなと、思ってしまう
私が佐倉慈を友人として認めた理由は何だったか
そもそも、そう言う関係であると定まったのはいつの事だったか

アリス「会いに来てしまった私の負けよ。出来る限り慈の我儘に付き合ってあげるわ」

慈「アリスさ――」

アリス「だからと言って」

ぐっと距離を詰めて、慈の首元
少し汚れているように見える白いリボンを指で押し込んで、
慈の驚いた顔を見上げる

アリス「そう簡単に死なれても困る。私は君を死なせるために君の願いを引き受けるわけじゃない。その自覚はあるわね?」

慈「もちろんよ……私はあの子達の先生だから」

アリス「その言葉を忘れないべきよ。君はあの子達を支えているのだから。君の死はみんなを苦しめることになる」
181 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 08:48:30.53 ID:qfqXPxBkO
慈「……そうね」

アリス「…………」

慈は呟きながら顔を逸らす
解っていてもどうにもならないことがあると
そう言っているような気がした

アリス「私は教師ではないけれど、君の友人ではあるつもりよ。同級生には我慢する必要はないわ」

慈「本当……アリスさんは優しいわ」

アリス「私は別に優しいなんて」

慈「あるわ」

慈は嬉しそうに言う。懐かしむような表情で幸せそうな表情を見せる
この世界において似つかわしくないような笑顔は、なんだか少し異質ではあったけれど
でも、その笑顔を見せられる慈は凄いのだと、感じた

慈「アリスさんはいつも冷たく言うことが多いけど、でも裏を返せば心配してくれてるから」

アリス「受け取り方は十人十色。私は思ったことを口にしてるだけ、優しさじゃないわ」

慈「私が優しいって思ってるんだから、優しいってことでいいかしらっ」

アリス「……」

引こうとしない慈の冗談めいた雰囲気、弾んだ声
呆れて言葉も出ないとはこういうことか。と
開いただけの口を閉じて、ため息をつく

アリス「そんなだから、君はいつまでたっても子供なのよ」

慈「うっ」

アリス「めぐねえ」

慈「はうっ……せめて慈にしてっ皆がそれで良いって思っちゃうからっ」

アリス「さて、どうするかな」

この壊れてしまった世界がまるで幻想であったかのように
今、私達を取り巻く空気はいつもと何も変わらない、日常的なものだった
けれど、どこかから聞こえるゾンビの声が、
血まみれの床、散らばった教材、乱暴に扱われた机や椅子
その光景が私達の目を覚ます

アリス「慈、前にも言ったけど。それは君の長所だと私は思うよ」

慈「……」

アリス「誰かが短所というそれを、君は君のやり方で上手に扱えばいい。愛されることは、誰にでも出来る事ではないからね」
182 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 08:51:35.63 ID:qfqXPxBkO
↓1(慈判定 2.7.0)
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 08:55:19.10 ID:dBAaHV1iO
はい
184 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 09:05:05.02 ID:qfqXPxBkO

アリス「さて、そろそろ戻ろう」

そう言って慈の隣を通って出口へと向かった時だった
後ろから腕を取られたかと思えば引かれて
後頭部にはふくよかな感触がぶつかり、
私の体を力の弱い細腕が抱き締めた

慈「……」

アリス「……みんなが心配するわよ?」

慈「分かってる……けど。少しだけ」

耳元で慈の声がする。か細く震えている声が…

アリス「……」

私と比べると、慈の身長は10cmは上になる
だから私は抱かれるだけに留まる
私が抱いてやっても、それは子供が親に抱きつく程度でしかないから

アリス「慈……」
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/15(火) 09:48:19.51 ID:VkYsGr070

私はどうしてあげることができるだろう
こんな状況は今までおきたことがない
完全な経験不足

慈が求めていることはなんなのかを考えても
確実にこれが答えだという断定が出来そうもない

慈「……みんなの前では、ちゃんと、してないといけないから」

アリス「そうね」

慈「だから、少しだけ」

慈だってこの状況で強くいられるわけじゃないのは分かっていた
ただ、自分が最年長であり教師であるということだけを支えにして
無理矢理に強く見せていただけ

アリス「…………」

私の存在はそれを揺らがせてしまうのじゃないかと
いざという時に強くいられないんじゃないかと
少しだけ、不安になった

慈「…………」

そう思うと、体に触れる慈の腕はしがみついているようにも感じて


1.じっとする
2.後ろ手に頭を抱く
3.甘えん坊だね……やっぱり、君は子供だ


↓1
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 09:49:59.25 ID:gZ6vYrnCo
187 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 10:07:38.22 ID:VkYsGr070

少しだけ頑張って、肩に触れる慈の頭を後ろ手に優しく抱きこむ
これが正しいのかは分からない
けれど、離れるのは何か違うと思うし
茶化すのも、ちょっと違うような気がしたから

慈にとって私は同級生だ
この学園に現存する(分かっている中で)生存者
その中で唯一、自分と歳が同じで頑張って見せる必要が無い存在

だからこそ、こうやって弱さを見せてくる
はちきれそうな心、それを守るためにすがろうとしてくる
だったら私は、それを受け止めてあげよう

私が慈にしてあげられることそれがまだ分からないから
とりあえずは、受身の姿勢でいてあげていいのだろう

アリス「好きなだけ甘えるといい。車椅子にはなれないけれど、松葉杖くらいにはなってあげるから」

慈「ありがとう……アリスさん」

アリス「気にすることはないよ」

元々、ここに来たのは慈を心配してのこと
最悪、慈を楽にしてあげるため
その楽という意味合いが変わっただけでしかない

あぁ、そういえば……お母さんは無事だろうか?

アリス「……」

私はしばらく慈に抱きしめられながら、
慈の頭のみを抱くようにして、その場に留まった



【 慈 友人(信頼)→友人(信頼・強)】
188 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 10:18:20.72 ID:VkYsGr070
【巡ヶ丘学園高校3階 物理準備室(仮拠点) DAY3 夜の部】
【アリス:体力:42/42  状態:良好】


さて、夜だけどまだ時間的余裕はある
明日の朝もまた区画解放するために頑張る必要があるし
早めに休むべきだろうか

それとも、誰かと話しでもするか
慈とあんな約束をしてしまった手前、もう無関係の子供達として
見限っておくのはダメだろうから

アリス「はぁ……」

そう考えると、途端に面倒くささがこみ上げてきた
約束は約束だから、破棄するつもりは無いけれど。
いつもそう、何かをした後に後悔することばかり

アリス「……そうさせるから、慈。君はずるいのよ」

彼女には聞こえないことと承知の上でぼやいて、ふと息をつく


1.慈
2.胡桃
3.悠里
4.由紀
5.早めの就寝(翌朝バフ:快調・クリティカル及び回避率の上昇)
6.一人で廊下に出る

↓1
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 10:19:26.34 ID:dBAaHV1iO
6
190 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 11:19:22.24 ID:VkYsGr070

判定↓1

【1.3 慈 2.4 悠里 5.7 由紀 6.8 胡桃 9 ゾンビ 0 発見】
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 11:21:23.74 ID:gZ6vYrnCo
192 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 11:32:44.24 ID:VkYsGr070

アリス「……ふぅ」

少しだけ一人になりたいと、物理準備室を出て解放区画にある教室へと向かうと
偶然なのか、潜めているのか
僅かに聞き取りにくい足音が聞こえて振り向くと
園芸部の子が、背後に立っていた

アリス「なにか?」

悠里「一人で出歩くのは危険です」

アリス「私は大人よ?」

悠里「それでも、危険が危険であることには変わり有りませんから」

維持でも私を一人にするつもりがなさそうな園芸部の子は
細めた目を私へと向けて、頭を下げる

悠里「ありがとうございました」

アリス「はい?」

突然のことに困惑する私の前で園芸部の子は下げた頭を上げると
困った表情を浮かべて、仮眠室へと振り返る

悠里「胡桃のこと……止めてくれたと聞いたので」

アリス「……ああ」

何の話かと思えば、恵飛須沢胡桃のことだったらしい
彼女は私に対して、何で止めたのかという不満が有りそうだけど
その友人であろう園芸部の子は、感謝したいと。
……というか、名前。忘れたわ

アリス「別に助けたつもりは無いわ。私はそうすることが最善だと考えただけ」

悠里「それでもあのまま戦い続けたら、胡桃は倒れるくらい疲弊していたと思います」

だから、ありがとう御座いました。と、園芸部の子は礼を述べる
193 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 11:49:15.69 ID:VkYsGr070

アリス「彼女は一応、私達の重要な戦力だから。損なわないようにしたというのは事実だし……」

はぁ。と、癖になってしまいそうなため息をつきながら
園芸部の子から目を逸らす
高校生のくせして、私よりも背が高いのは少し許せない
いや、殆ど全員私より上なのだけど。

アリス「分かったわ。その礼、受け取っておく」

悠里「ありがとう御座います」

礼に礼を重ねてきた園芸部の子
振り返ってみるとぱっと目を開く
意外にしっかりと、目を開くことができるらしい

悠里「それで、その……アリスさんは先生と同級生なんですよね?」

アリス「見た目で疑うなら、相応の対応させてもらうけど?」

悠里「いえ、そう言うわけではなく」

軽い脅しに後退りした園芸部の子は何かを言おうとしたのか、口を開いて
けれど、考え直したかのように口を閉ざす
別に本気ではなかったのに

悠里「どこかの先生とかだったり、するんですか?」

アリス「私のことについて聞きたいと?」

悠里「はい。こうして出会えたのも何かの縁かと」

アリス「…………」

なるほど。
確かに自分の知っている慈の同級生とはいえ
そうおいそれと信じられるわけが無いわね
礼を言うのと信頼は別。はっきりとしたそう言う姿勢は嫌いじゃない


1.私は大学生よ。自由奔放に生きてきた結果、ちょっとばかり留年とかしてね
2.それなら、君はどうなの? まずは自分を語るべきだわ
3.先生ではないけど、あまり言いたい事じゃないわ。とりあえず、自由を謳歌してる最中だった


↓1
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 11:54:22.50 ID:G3OAI4rK0
3
195 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 13:44:22.12 ID:VkYsGr070

アリス「そうね……」

留年しているだのなんだのは正直、人に誇って言うようなことではないだろうと飲み込んで
答えでは無く見つめてくる私に疑問符を浮かべる園芸部に意味ありげな視線を送って、苦笑する
大した意味は無いけど

アリス「先生ではないけど、あまり言いたいことじゃないわ。とりあえず、自由を謳歌してる最中だった」

悠里「自由ですか?」

アリス「そうよ」

悠里「……大学……あ、いえ、すみません」

高校生にとって自由とは大学生ということなのだろうか
確かに、私達が進学か就職かで悩むことのあった高校生時代、
大学生は自由であるのだと夢を見ている人が多くいたような気がしないでもない

実際はアルバイトしなければお金が無いので、殆どがその時間に持っていかれて
自由といえば自由だけれど、ある意味現実的な窮屈感、拘束感に苛まれることもあるわけで
もちろん、私はそんなことなかったけど

悠里「一度お話を聞いてるとは思いますが、私は園芸部の活動中でした。活動自体は終わっていたんですが、少し手入れしようと残っていたのが幸いして……」

アリス「……運が良かった。というべきかな」

園芸部の表情は幸いした。という割には幸福感を感じることができるものではなく
何か思うことがあるような、そんな気さえしてきてしまう

アリス「私は家にいたよ。何か外が騒がしいなとは思っていたけど、最初は気にしなかったのよ」

悠里「家から、ここまで……?」

アリス「訪問者もあったし、こんな世界では一瞬で死にそうな人がここにいたから」

悠里「佐倉先生……」

アリス「ゾンビになっていたなら、私がこの手で処分してあげようと思ってたけど。それはしなくて済んでよかったわ」
196 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 14:04:54.79 ID:VkYsGr070

それは冗談のようなものだったから笑ったのに
園芸部は困惑した様子で私を見つめてきて、苦笑へと切り替える
冗談が通じない子達ばかりね

悠里「ためらいとか、無いんですか?」

アリス「慈が自分の意志を持って行動しているのなら、殺すのにも躊躇いはあるわ」

そこには明確な佐倉慈の考え、思いがあって
私がそれを止めること、それを阻むこと
その願いを打ち砕いてしまうことが本当に正しいのかを迷うからだ

けれど、ゾンビになってしまったのなら迷いは無い
そこに慈の意志がないから、考えも思いも何も無く
生前の慈が望み、願い、思い続けてきたことすら壊してしまいかねないから

アリス「でもああなってしまったら、介錯してあげること、それがその人の為だと私は思うもの」

窓から見える外の世界を歩く彼ら
それを見下ろす私の隣に園芸部も近付いてきて、彼らへと目を向ける

悠里「強い……ですね」

アリス「別に強く無いわ。それに私は”異常”なだけ。君達が普通よ」

悠里「…………」

戻りましょ。そう声をかけて園芸部の隣を過ぎると
少しの間をおいて、ゆっくりと足音がついてくる
慈との約束が無ければ関わる必要も無かったのに……
余計な話をしちゃったわね

アリス「あ……」

名前、聞きそびれたわ
197 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 14:27:14.20 ID:VkYsGr070
【巡ヶ丘学園高校3階 物理準備室(仮拠点) DAY3:集計】
【アリス:体力:42/42  状態:良好】→【アリス:体力:42/42  状態:良好】

関係性変動

【由紀 知合(怖い)→知合(怖い)】
【胡桃 大人(優し)→大人(酷い)】
【悠里 他人(普通)→知合(強者)】
【 慈 友人(信頼)→友人(信頼・大)】


巡ヶ丘学院高校解放率上昇(音楽準備室・科学準備室解放)
http://i.imgur.com/FSDyFPo.png
198 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 16:03:37.74 ID:VkYsGr070
【巡ヶ丘学園高校3階 物理準備室(仮拠点) DAY4 朝の部】
【アリス:体力:42/42  状態:良好】
【食料:100(園芸)・00(備蓄)】



―――――――【 問題発生:食料が不足しています!! 】―――――――



胡桃「食料が完全に足らない」

朝、全員の朝食をとろうという時間の直前に
見たことか。と言いたげに私を敵視しながら、恵飛須沢胡桃はそう言った

アリス「満足な食事をするには……足らなそうね」

強始めてみる園芸部の作物の状況に対して、冷静に呟く
予想以上よりも少ない園芸部の作物量
とはいえ、少し空腹感は残るかもしれないけれど、そこは贅沢を言わなければいいだけだからだ

慈「アリスさん、みんなは子供なのよ……?」

深刻そうな子供達から少し距離を置いている私の隣にいた慈が、
他には聞こえないような小さな声で言う
考えを見透かされたのかもしれない
そんな分かりやすい顔はしていなかったはずだけど

アリス「それは分かっているけど……まぁ、私が考える食事料は確かに厳しいかしらね」

本来、私を含めた5人が満足な食事をするには、1日150程度の食料が必要になる
しかし現状、食べられるものを見れば大体100あるかないか
通常の食事料なら1日も持たないし、多少減らして1日分
私の予定では……2日分だったのだけど

それは流石に厳しかったみたいだ

アリス「食料が足らないのなら、購買部に行くしかない……わね」

胡桃「だから昨日行っておけば良かったんだ」

悠里「胡桃、アリスさんにだって考えが」

胡桃「その結果がこれだろ? 違うか、りーさん」

悠里「それは……」

慈「恵飛須沢さん、落ち着いて」

パンパンッと手を叩いて、みんなの注目を一手にひきつけた慈は、
場の濁った空気に対して困り顔の笑みを浮かべると、大丈夫。と言った
199 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 17:30:13.88 ID:VkYsGr070

慈「でも、彼らに入り込まれる前に、たった一部屋分だけど3階を取り返すことができたわ」

胡桃「…………」

慈「小さいけど、でも確かな一歩。それは私達がやっていけるって証になると思うの」

慈は明るい声で語る
みんなに目を向けながら、時折ちらりと私を見て優しく微笑む
安心して。
そういわれているような気がした

慈「それは同時に、何かを為すには昨日みたいに落ち着いていなきゃいけないってことでもあるの」

胡桃「っ」

恵飛須沢胡桃は思うところがあるのだろう、慈の視線と言葉から逃れるように顔を背けて
手に持っていたスコップを下ろして、一息

胡桃「ごめん、めぐねえ」

慈「私じゃなくて、アリスさんにね」

胡桃「…………」

慈の諭すような声に、彼女は一瞬だけ私に目を向けて、向き直る
アレだ。あの声、あの表情
私が結局従うことになるのはアレのせいだ

胡桃「ごめん……アリスさん。分かってたんだ。あたしが焦りすぎてるって、でも、なんていうか」

私が誰かと険悪になるのなんて今回に限ったことじゃない
それに、切羽詰った状況で目の前の重要そうな問題に食いつこうとするのは、人間誰しも起こり得ることだ

胡桃「ごめんなさい」

言葉が見つからなかった彼女は、私へと頭を下げる
わだかまりを払拭したい、そんな意志が彼女からは感じられて

慈「アリスさん」

慈の目が私を見る

――私は小学生でも中学生でも高校生でも子供でもないのに


1.――必ずしも私が正しいとは限らない。
2.――気にしてないわ。
3.頭ナデナデ
4.なら、仲直り


↓1
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 17:32:24.79 ID:1kf1cAkyo
201 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 17:53:59.83 ID:VkYsGr070

アリス「恵飛須沢胡桃」

胡桃「は、はいっ」

アリス「必ずしも私が正しいとは限らないわ。だから異論を述べるその姿勢、忘れないようにね」

胡桃「う、うん……分かった……」

恵飛須沢胡桃が呆気にとられた表情で私を見る
いつもだ、私が普通のことを言うとみんな驚く
人によっては私が熱を出したとか入れ替わったとか記憶喪失だとか言い出す始末
そんなに私は異常か

――否定はしないけど。

悠里「アリスさんが……名前を……」

そっちか

ふと見れば慈も嬉しそうな笑みを浮かべていて
恵飛須沢胡桃は「なんか知らないけど凄く嬉しい」と、
本心からのことだと示すような笑みを浮かべていた

アリス「…………」

けど……帽子の子は相変わらず塞ぎこんだままね
無理もないし、アレが普通
段々と明るさを取り戻しつつあるほか二人が精神的に強いのよね
もっとも酪農部……じゃなかった、園芸部は不確かだけど。
202 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 18:58:19.45 ID:VkYsGr070

慈「さて、それじゃ問題の方に取り掛かりましょうか」

もう一度手を叩き合わせると、またみんなの注目が慈へと集まっていく
こういうのを見ると、慈が先生なのだという実感が沸いてくる

やっぱり、生き残ったのが慈であってよかったと思う
そうでなかったらそもそも私はここに残っていることはなかったけど
この生き残った女子生徒の進む道はより、過酷なものになったいただろうから

男性教師とか……ぞっとしてしまう

悠里「先生、提案が有ります」

しゅっと手を上げた園芸部は実に優等生らしい

悠里「昨日もそうでしたが、非戦闘員は庭の手入れに回るのはどうでしょうか」

慈「ん〜……」

悠里「安全性を考慮して仮眠室待機は理解できますが、やはり……手を余らせるというのは」

最もな意見だと私も思う
それに、分担するのならあの帽子の子だって何かやることができて
少しは、あの落ち込んだ状況から抜け出すことができるはず

アリス「……いや、別に気にしてないけど」

慈「?」


1.良いわね……私は園芸部の手伝いに回るわ(由紀・悠里)
2.良いわね……私は食料調達に向かうわ  (胡桃・慈)

↓1

【園芸部に行くと収穫量等が多少多めに確保できます・食料調達サイドはフラグを立てていなければ無事生還します】
【購買部に行くと食料や物資が多少多めに確保できます・園芸サイドはフラグを立てていなければ失敗せずに収穫できます】
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 18:59:59.13 ID:X//G40ocO
2
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 19:00:13.56 ID:TQ9XkB69o
2
205 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 19:42:48.29 ID:VkYsGr070

【食料調達ルート】


アリス「じゃぁ、私は購買部の方に向かうわ」

胡桃「あたしとめぐねえで十分……じゃ、ないか」

慈「えっ!?」

ちらっと慈を見て恵飛須沢胡桃は笑う
本気で言ったわけじゃないだろうけど、慈はしょぼんと落ち込んで
私へと目を向けてくる

アリス「いや、慈がドン臭いのは事実だから」

慈「えぇっ!?」

アリスさんまで……と悲しそうに落ち込む慈の傍ら、
私と恵飛須沢胡桃は互いに目を向け合って、苦笑する
それにつられるようにして、園芸部も笑みを見せて、
一人、帽子の子だけが「めぐねえが可哀想だよ……」と呟く

そういった冗談に乗れるのなら、まだ大丈夫……だろうか?
園芸部が何とかしてくれると救われるのだけど。

胡桃「アリスさん、よろしくな」

アリス「一応、私は年上よ……まぁ、良いけれど」

堅苦しく敬語を使われるのは、それはそれで困るから
とりあえず少しくらいは距離を縮められた……だろうか

慈「……うぅ」

アリス「慈、落ち込んでないで行くわよ。言ったでしょ? 君には君の長所がある。気にすることはないよ」

慈「アリスさんが言ったんでしょーっ!」

そんな慈の声を耳に、私と胡桃は揃って廊下へと出て、

悠里「では、済みませんが、よろしくお願いします」

由紀「アリスさん、胡桃ちゃん、めぐねえ……気をつけてね」

アリス「任せなさい。行くといった手前、必ず持ち帰るわ」

中央の階段で園芸の手入れを行う園芸部と帽子の子の二人と別れた
206 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 19:44:29.99 ID:VkYsGr070

すまないけどちょっと今日はこれ以上無理かもしれない
再開は明日になるかな

毎度安価さんくす
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 19:47:44.50 ID:TQ9XkB69o
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 19:54:00.82 ID:X//G40ocO
乙です
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 19:57:39.32 ID:1kf1cAkyo
乙でした
いつも楽しみに読んでます
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 20:13:29.57 ID:hH5YJhvao

>>197とかの校内マップがめちゃくちゃ見やすくてワロタ
よくできてる
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 22:46:45.65 ID:0KQfDE5mO
乙乙
212 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 08:41:46.60 ID:PzXyucy7O
【巡ヶ丘学園高校2階 中央階段(未解放区画) DAY4 朝の部】
【アリス:体力:42/42:精神:108/108 状態:良好】
【 胡桃:体力:80/80:精神:60/60 状態:良好】
【  慈:体力:60/60:精神:75/75 状態:良好】


──────未解放区画──────

・未解放区画について
未解放区画には必ずゾンビが徘徊しています
区画内の部屋は(状態:閉鎖)の場合のみ一定確率で安全圏です
未解放区画では、戦闘によって倒しても追加でゾンビが入り込んできます
(状態:良好)であれば基本問題はありませんが、戦闘回数、ダメージによって
(疲労・疲弊・衰弱・軽傷・重傷・恐慌)
様々な変化をし、連戦では治癒が出来ないため死亡率及び感染率が上昇します
また、時間経過によって精神が磨り減るので精神にも注意して下さい

戦闘は適度に、安全圏(休憩拠点)を確保しつつ目的地まで向かいましょう
213 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 10:06:34.02 ID:CLPUiYF10
【巡ヶ丘学園高校2階 中央階段(未解放区画) DAY4 朝の部】
【アリス:体力:42/42:精神:108/108 状態:良好】
【 胡桃:体力:80/80:精神:60/60 状態:良好】
【  慈:体力:60/60:精神:75/75 状態:良好】
【校内図(2階):現在位置:○部分:http://i.imgur.com/TbQGTnO.png

――――――――――――――――――――――――――――――――


アリス「…………」

階段を静かに下りて、壁沿いに身を隠しながら購買部側の通路、逆の通路
それぞれに目を向ける
どちらにもゾンビはぞろぞろと徘徊しており、
そう簡単に目的地まで向かわせてくれそうには無い

胡桃「難しい……な」

アリス「そうね……2人とも2階の造りは頭に入ってる?」

慈「ええ」

胡桃「あたしも問題ないぞ」

それはそうだ。
慈はこの学校の教師、恵飛須沢胡桃は丁度この階を使う3年生
把握していない方がおかしいというものだろう

購買部は現在位置から左手側に曲がり5つほどの教室の先にある
そこまで真っ直ぐ行くのは難しいし
仮にいけたとしても、購買部で用事を済ませている間に襲われてしまう可能性は非常に高まってくる

慈「多分、美術室と家庭科室、購買部、図書室は通常通り解放されている状態だと思うから……」

胡桃「ってことは、奴らで溢れてるか」

恵飛須沢胡桃は緊張感のある表情で呟くとスコップの持ち手を強く握って、息を吐く
慈も、上の階にいるときと比べて緊張感があるし、精神的に疲れ始めているように見える

急がば回れとは言うけれど、回りすぎては精神的に持たないかもしれない


1.女WCへ
2.男WCへ
3.美術室へ
4.被服準備室へ

↓1

【1.2判定:1.3 無 2.4.6 2人 5.7 3人 8.9 4人 0 5人 (室内)+(コンマ左側÷2)】
【3判定:1.2.4.6 2人 3.5.7 3人 8.9 4人 0 5人 (室内)+(コンマ左側×0.75)】
【4判定:1 無 2.4.6 2人 3.5.7 3人 8.9 4人 0 5人 (室内)+(コンマ左側)】
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/08/16(水) 10:11:32.19 ID:teHmvfzHO
1
215 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 10:53:41.04 ID:CLPUiYF10
【巡ヶ丘学園高校2階 中央階段(未解放区画) DAY4 朝の部】
【アリス:体力:42/42:精神:108/108 状態:良好】
【 胡桃:体力:80/80:精神:55/60 状態:良好】
【  慈:体力:60/60:精神:70/75 状態:良好】
【校内図(2階):現在位置:○部分:http://i.imgur.com/TbQGTnO.png


【女WC 内部4+1=5人】
【精神影響5:アリス・鋼の精神】
――――――――――――――――――――――――――――――――

まずは一部屋先の様子を見ることにしよう
私達はそう決めて、階段のすぐ隣にある女子トイレのドアノブをゆっくりと捻り隙間を開けて中を覗く

胡桃「!」

慈「ぁ……」

警戒する私の背後、先んじて中を確認した二人の押し殺した悲鳴が聞こえた
口を押さえてフルフルと首を振る慈の肩を軽く叩いて避けさせる
中を見て、その理由を悟る

女子トイレは、3階の準備室が比にならないほど凄惨な状況だった
割れた鏡、砕けた木の扉、排水溝に詰まった髪と、赤黒い血みどろに変色した床
そして何も無く彷徨う4人の女子生徒だった”モノ”

アリス「恵飛須沢」

胡桃「く……」

アリス「しっかりしなさい、恵飛須沢胡桃」

茫然自失、そうなりかけの恵飛須沢胡桃の肩を突き扉を絞めさせようとした瞬間だった
慈の弱い力で服がつかまれて、引かれる
何かと目を向けると、慈は通路を指差していて

慈「こっち、来てるわ」

アリス「…………」

一人ではあるけれど、呻きながら近付くゾンビ
その進行方向も、目的も、間違いなく私達だった
一体なら確実にやれるとは思う
けれどその戦闘音が、周りのゾンビをひきつけてしまう

アリス「極力……避けたかったのに」

文句は言っても仕方の無いことだ


1.胡桃に戦ってもらう(力55+武器15=70)
2.アリスが戦う (力29+武器7=36)
3.階段側へ引き返す


↓1
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 10:57:11.87 ID:Vby3+DSRo
217 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 11:20:18.96 ID:CLPUiYF10

【階段側へ引き返す】


アリス「2人ともついてきて」

胡桃「そっちは――」

アリス「良いから」

一体ならやれる。そう確信している恵飛須沢胡桃の手を引いて階段の方へと引き返す
恵飛須沢胡桃なら確かに一体なら倒すのは簡単だと思う
けれど、だからと言って、戦わせても良いというわけじゃない

胡桃「アリスさん、なんで」

アリス「下手に戦えば他のを引き付ける事になるわ。女子トイレが安全圏ではなかった以上、引くべきよ」

慈「でも……」

ひょこっと角から顔を覗かせて”ソレ”の状況を確認した慈が振り返る
最後まで言わなかったけど
何が言いたいのかは表情で分かった
私達が視界から外れてなお追跡しているのかはともかく直線状に進もうとしているのだ
そうすると、結局はこっちに来ることになる

慈「!」

胡桃「…………」

うめき声が少しずつ近付いてくる
ずりずりと足をするような音が近付いてくる
それに連れて、2人の表情が厳しくなっていく



1.一旦3階へ
2.迎撃・胡桃
3.迎撃・アリス
4.手持ちの木製武器を資料室側へ投げる

↓1

【2判定 コンマ70以下なら成功(ぞろ目大成功) 70以上失敗  一桁1.3.5 負傷 44 ファンブル】
【3判定 コンマ36以下なら成功(ぞろ目大成功) 36以上失敗  一桁 1.3 負傷 44 ファンブル】
【4判定 コンマ1.3.5.7.8 成功 0.9 大成功 2.4.6 普通】
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 11:38:40.58 ID:QS3l8O+vO
4
219 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 13:32:30.84 ID:CLPUiYF1o
【木製武器破棄:成功】

アリス「……仕方ない」

手元の武器を見て頷く
武器を失うのは少し惜しい気もするけど
この状況を打破するには仕方ない

アリス「……」 

壁に背中を合わせて足音を聞き、自分の姿が見えない位置から購買部と逆側
資料室の方へと木製武器を投擲

数秒の沈黙、背後の微かな緊張感
ゾンビの手先が見えた瞬間に、カンッと乾いた接触音が通路に響き、
階段側へと姿を見せたゾンビは私たちに目もくれずに真っ直ぐ歩いていく

アリス「……」

どうやら、資料室側への誘導は成功したようだ

【アリスは武器を失いました】

↓1判定 精神影響(コンマ右)
 偶数ゾロ半減 奇数ゾロ倍増
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 13:38:16.58 ID:98ZV06YBo
221 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 15:23:07.57 ID:CLPUiYF10
【巡ヶ丘学園高校2階 中央階段(未解放区画) DAY4 昼の部】
【アリス:体力:42/42:精神:108/108 状態:良好】
【 胡桃:体力:80/80:精神:42/60 状態:良好】
【  慈:体力:60/60:精神:57/75 状態:良好】
【校内図(2階):現在位置:○部分:http://i.imgur.com/TbQGTnO.png


【時間経過@ 精神影響-5】
【ゾンビ対応 精神影響-8(判定>>220)】
【アリス・鋼の精神】
――――――――――――――――――――――――――――――――


目の前をゾンビが通り過ぎたのを確認し、通路左右を確認してから
とりあえずの一息をつく
戦えば勝てないわけじゃない
でも、戦わずに済むのならそれが良い

胡桃「っはぁ」

慈「はぁ……はぁ……」

後ろからの大きな呼吸に振り向く
胸元に手を宛がって安心したように座り込んでいる2人
緊張感は相当なもので、呼吸さえとめてしまっていたらしい
底までしなくても良かった気がするけど

アリス「大丈夫?」

慈「え、ええ……」

胡桃「なんとか」

とは言うが。
精神的には大きく磨り減ってしまったに違いない
私は問題ないけれど、このまま続けるのは危険だろうか
せめて、学生である恵飛須沢胡桃には戻ってもらうべきか


1.胡桃を3階に帰す
2.慈を3階に帰す
3.2人を3階に帰す
4.もう一度移動(男子トイレ)


↓1

【4判定:1.3 無 2.4.6 2人 5.7 3人 8.9 4人 0 5人 (室内)+(コンマ左側×0.8)】
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 15:29:49.78 ID:zLn1ivuho
4
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 15:35:08.96 ID:Bp963uw20
厳しいな
224 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 16:55:27.60 ID:CLPUiYF10
【巡ヶ丘学園高校2階 中央階段(未解放区画) DAY4 昼の部】
【アリス:体力:42/42:精神:108/108 状態:良好】
【 胡桃:体力:80/80:精神:37/60 状態:不安】
【  慈:体力:60/60:精神:47/75 状態:消極】
【校内図(2階):現在位置:○部分:http://i.imgur.com/TbQGTnO.png

【判定4(WC)+5(通路)=9】
【精神影響 胡桃5 慈10】
【胡桃精神影響により、状態:不安】
――――――――――――――――――――――――――――――――


胡桃「な――」

アリス「しっ」

女子トイレから一つ進んだ男子トイレの中を覗くと、そこにも無残な光景が広がっていて
思わず声を上げかけた恵飛須沢胡桃の口を塞いで、首を振る
叫びたい気持ちも少しは理解できる
でも、それをされたら困る

慈「ぅ……」

慈は叫ばずに口元を手で覆うと、首を横に振って目を伏せる
3階は3年生の教室、慈は国語教師で、3年の授業も行っていて、だから――そう
あの中には慈の教え子がいるのかもしれない

分かっていたはずなのだ、覚悟はしていたはずなのだ
それでも、いざ目の前にソレが現実として姿を露わしたとき、
考えていたように行動できる人間なんて、そう多くは無い

――だけど

「あ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛……」

胡桃「!」

慈「ぁっ」

”彼ら”はそんな隙間を見逃さない
そして、私達を見逃してはくれない
5人もの”死者”が、私達へと迫ってきていた
225 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 17:45:27.39 ID:CLPUiYF10

状況は最悪だった
私には武器が無いし慈には戦う力が無い
唯一戦うことができるのは恵飛須沢胡桃のみ
だけど、慈が彼女だけに押し付けてこの場を立ち去ることができるだろうか?
いや、出来ない

出来たとしても深く抱え込むことになる
そこに関しては私が後から何とかでき……るかはともかくとして、
今は考えないということもできるけれど。

胡桃「くそ……」

アリス「待――」

胡桃「もう逃げてられないっ」

恵飛須沢胡桃はこの追い詰められた状況で
自分達の成否がみんなにかかっているという重圧で


――彼女は戦うという選択をする


まずい。支援が出来ない
5対1なんて状況は絶対に許容できない
私じゃない、私の隣に控える慈が


1.胡桃からスコップを奪う
2.何か探す
3.2人を強引に引っ張って逃げる


↓1
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 17:50:16.59 ID:98ZV06YBo
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 17:50:26.36 ID:m1AWb5RY0
2
228 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 18:13:35.75 ID:CLPUiYF10
【何かを探す】


アリス「こうなったら……」

あたりを見渡す。
何かが無いだろうか、何かあってくれないか
ここで2人を失うのはもちろん
どちらか片方を損なうのは生存者の誰にとっても問題で

――慈がいなくなるのは困る。個人的に

ちらりと慈を一瞥して、息をつく
せめて一石でも投じるものがあれば……



↓1

【0130 無 31以降数値に応じた拾得物】
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 18:14:17.07 ID:98ZV06YBo
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 18:20:38.55 ID:m1AWb5RY0
やべぇよ・・・やべぇよ・・・
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 18:20:43.44 ID:eHBCWb/Yo
厳しい
232 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 18:36:11.74 ID:CLPUiYF10

【現実は非情、何も無い】


アリス「……あぁ、もう」

手元には武器が無い
周りを見ても扱えそうなものは見当たらない
私が天使だと他称させるくらいなら
そんな哀れな天使に何かくれても良いはずなのに。

いや、それを認めないから助けなんて無いのか

アリス「……これが現実逃避って、やつかしら」

今考えることじゃないことを考える
そんなくだらないことを考えて、苦笑する
生まれてこの方感じたことのない本当の緊張感というものを感じることができたような気がした


――死ぬ?


アリス「……私は怖くは無いわ」

前にいる恵飛須沢胡桃がスコップを構えて、慈がその名前を呼ぶ
ダメだと、止めてと。それはそうだ。
彼女一人で5人相手はただの無謀でしかない

アリス「…………」

アリスはウサギを追って穴へと落ちた
ねぇアリス? 君が追うのは一兎かい? それとも二兎かい?


1.彼らの合間を縫い、音を響かせながら一人購買部へ
2.素手で応戦する
3.慈のみを連れて下がる

↓1


【1判定:敏捷補正  ゾロ目奇数以外成功】
【2判定: 0.8 負傷 奇数ゾロ ファンブル・感染】
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 18:37:01.25 ID:m1AWb5RY0
1
234 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 19:00:34.77 ID:CLPUiYF10
【一人購買部へ】


アリス「胡桃、君はここで終わるべきじゃない」

生き残ったみんなの中で、唯一戦える重要な戦力
これからもきっと、みんなの命を救っていく、重要な存在

胡桃「何言って――」

アリス「慈、君も生き残るべきだ」

慈「え……?」

生き残った女子生徒たち
その精神的支柱として、その引率者として、この学校の教師として
責任を取るべきだとは言わない、だが、寄り添うことの出来る心強く優しい姉として
その存在は、この絶望的な世界を生きていくうえで大切だ

どちらも損なわれてはいけないもの
ならば、どうするか
いるじゃないか、後から割り込んできた”余所者”が
なんて都合が良いのだろう
天使が自ら進んでいくなんて、聖書にでも載るのではないだろうか

アリス「後は任せて、君達は退くのよ」

胡桃「任せろって――」

慈「アリスさん、まさか……」

察したように、慈が口を開く
生徒のすぐ傍だというのに、弱さを曝け出しそうになってしまう
だから私は、笑みを浮かべてみせる
気にするなと、嘆く必要はないと

アリス「私はウサギを追って穴へと向かう。そしていつか、姉の膝の上で目を覚ます」

慈「そんなことっ」

ただの童話、ただの非現実的な物語
だろうとも。

アリス「そうね……めぐねえ。柔らかい枕を所望するよ」

告げて、駆け出す
最後の最後で、どうでも良い、くだらない一言
床をつよく蹴飛ばして大きな足音を響かせながら、彼らの合間を縫って全速力で駆け抜けていく
横を抜けた”彼ら”のうめき声が私を追う
それで良い、これで良い

アリス「こっちに来なさい!」

最後の一押し、声を張り上げて注目を集めて購買部へと転がり込む
周囲から聞こえてくる”彼ら”の声は私を取り囲んでいく
235 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 19:15:07.89 ID:CLPUiYF10

アリス「はぁっ……はぁ……はぁ……」

疲れ切って、乱れた呼吸
整うのが先か”彼ら”が私に食いつくのが先か
すぐそこにまで近付いてきている人間だった者達へと目を向けて、苦笑する

こんなのが笑わずにいられるものかと。

アリス「ねぇ、女王……私は二兎を追ったわ。それでも穴に落ちるのかしら」

大丈夫、アリスの体は二つに引き裂かれて二つの穴へと落ちていくから

アリス「あぁ……そう……まぁ、別に。興味は無いけど」

刻一刻と近付いてくる死に対しての恐怖は無かった
それは誰に対しても起こることであり、それが早いのか遅いのかただそれだけだから
別に悔いはないし、ここで死ぬのならそういうものなんだと、ずっと考えてきたし
そう考えるつもりでいたから

アリス「ねぇ、慈。君は私を殺せる?」

恵飛須沢胡桃は、園芸部は、帽子の子は
誰が私を殺せるのだろうか、殺してくれるのだろうか
壁に背中を預けて、笑う。笑う。笑う

アリス「名前……聞きそびれた」

一度は聞いた。でもすぐに忘れてしまった2人の名前
どうして今更気にする必要があるのだろう
もう、死ぬのに。

アリス「…………」

アリス、君は女王に死刑宣告を受けたんだ。だから、死ぬしかないんだよ



1.ならば抗おう。たとえ死ぬのだとしても、ただの”トランプ”には屈しない
2.それで良い。誰かの死を免れたことがその罪ならば、認めるほか無いのだから


↓1
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 19:18:04.55 ID:0DtlBiKyo
237 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 19:24:35.80 ID:CLPUiYF10

【ならば、抗おう】



↓1

【判定:付近に置かれている武器 コンマ=強さ ゾロ目最上級】
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 19:27:56.52 ID:jso43vzLO
たのむ
239 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 19:54:58.50 ID:WQEfs/qDO
【判定:52:少し強い】

アリス「……ん?」

壁伝いに後ろ手で探ると、細長い筒のようなものに触れた
冷たくなくて、少しざらついていて
先端は丸みを帯びている
久しく触れたことのない感触

アリス「やっぱり私は非力ね」

重かった。持ったり振ったりする分にはさほど問題はないが
女子の…少なくとも私に取っては重い

アリス「こんなもので頑張れなんて……天使も楽じゃないわね」

ーー金属バット

それが私に与えられた抵抗手段
さぁ、どこまでやれる?そう、女王に笑われている気がした
240 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 20:09:42.24 ID:WQEfs/qDO

アリス「さて……」

目の前には5体の"彼ら"奇しくも恵飛須沢胡桃が抗おうとした人数と同じ
私は彼女でさえ無謀だと止めようとしたのに
私にも、同じ試練を課すなんて……

アリス「二兎を追うなら」

そのくらいは成し遂げて見せろというのか
厳しい話ね……でも、良いわ

アリス「抗うと決めたのだから」


先制↓1
【判定:0149 成功 5080失敗 8100成功 ゾロ目大成功】

(29+20=49:金属バット)
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 20:16:32.26 ID:eHBCWb/Yo
頑張って
242 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 20:43:55.88 ID:WQEfs/qDO
アリス「慈……」

引き抜いたバットの先端を床へと落とす
金属感のある乾いた音色
吐き気さえしそうなおぞましい"彼ら"の声を遮るそれは心地好くて、走馬灯を見るには十分で
そして思う、それを歪ませるのは自分なんだと。

アリス「私は別にキリシタンではないけど……」

右手に握る金属バットをゆっくりと引き上げて
手持ち無沙汰な左手で、胸の前に十字を切る

アリス「どうせ君も祈るでしょう? なら、割り勘よ」

クスリと笑って手首だけを回しバットを背面へと引き絞る

そしてーー

アリス「ふっ……!」

ーー振り抜く

力を込めた一打一刀は的確に死体の首もとへとめり込む
ベキリ、バキリ……砕ける音がする
けれど、それはまだ"生きていた"殺しきれていなかった

アリス「!」

瞬間、捕まれそうになったバットを引き戻して、何気なく口元をぬぐう
あぁ手強い…死ぬかもしれない
そう思うと、妙に高ぶる感じがして

アリス「これが……死にたくないってことなの?」

私は……笑っていた
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 21:16:01.31 ID:9J40zTQHO
も……もうダメぽ…
244 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 21:47:32.49 ID:WQEfs/qDO
【エネミーフェイズ】

↓1(ゾンビ)
↓2(アリス)

アリス側が”コンマ+25以内またはぞろ目偶数”の場合、反撃
ゾンビ側判定”1.2.7 切り裂く 3.4.8 体当たり 5. 噛みつき 6.9.0押し倒し”
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 21:49:12.80 ID:bymdeK9tO
あん
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 21:51:44.52 ID:9J40zTQHO
ダメぽ
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 21:59:36.61 ID:IiRS/1mEO
なかなかコンマが振るわんね
248 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 22:14:46.04 ID:WQEfs/qDO
【回避失敗・押し倒し】


アリス「……防戦一方にすらなれないわね」

ちらりと後ろを見ると 壁が見える
逃げ場のない今”彼ら”の攻撃を躱すことは難しいだろう
なら、何とかするしかない
意を決して”彼ら”と向かい合い、振り下ろされた手をバットで受ける

一対一ならそれでも十分だった
けれど今ここにいるのは、それだけじゃない

アリス「!」

すぐ横から伸びてきた腕がバットに余分な力を加えて、バット逸れていく
二人の手の重み、耐えきる力など私にはなくて
最初に受け止めていた腕が私の体に触れる 

アリス「まずっ」

少しずつ、肌に指が食い込んでいき ”彼ら”の体がゆっくりと斜めに傾いて
私の体までもが傾く
疲弊し始めた体に力を込めても、死体一つの重さは相当なもので――

アリス「っあ゛!」

押し倒されて、背中に鈍い痛みが走って息を吐き出す
私の体を這いずるように”ソレ”は動いてただれた口が開き、ぬらりとした不気味な光が視界に入る

アリス「く……」

食われる。食い殺される
いや、”彼ら”の仲間にされてしまう
あぁ……もうだめか


1.自決する
2.抵抗する


↓1

【2判定:0.2.4 抑え込む 1.3.5.クリーンヒット 6.7.8 無情 9 チャンスタイム】
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