【がっこうぐらし】安価ぐらしDAY1【生き延びよう!】

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202 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 18:58:19.45 ID:VkYsGr070

慈「さて、それじゃ問題の方に取り掛かりましょうか」

もう一度手を叩き合わせると、またみんなの注目が慈へと集まっていく
こういうのを見ると、慈が先生なのだという実感が沸いてくる

やっぱり、生き残ったのが慈であってよかったと思う
そうでなかったらそもそも私はここに残っていることはなかったけど
この生き残った女子生徒の進む道はより、過酷なものになったいただろうから

男性教師とか……ぞっとしてしまう

悠里「先生、提案が有ります」

しゅっと手を上げた園芸部は実に優等生らしい

悠里「昨日もそうでしたが、非戦闘員は庭の手入れに回るのはどうでしょうか」

慈「ん〜……」

悠里「安全性を考慮して仮眠室待機は理解できますが、やはり……手を余らせるというのは」

最もな意見だと私も思う
それに、分担するのならあの帽子の子だって何かやることができて
少しは、あの落ち込んだ状況から抜け出すことができるはず

アリス「……いや、別に気にしてないけど」

慈「?」


1.良いわね……私は園芸部の手伝いに回るわ(由紀・悠里)
2.良いわね……私は食料調達に向かうわ  (胡桃・慈)

↓1

【園芸部に行くと収穫量等が多少多めに確保できます・食料調達サイドはフラグを立てていなければ無事生還します】
【購買部に行くと食料や物資が多少多めに確保できます・園芸サイドはフラグを立てていなければ失敗せずに収穫できます】
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 18:59:59.13 ID:X//G40ocO
2
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 19:00:13.56 ID:TQ9XkB69o
2
205 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 19:42:48.29 ID:VkYsGr070

【食料調達ルート】


アリス「じゃぁ、私は購買部の方に向かうわ」

胡桃「あたしとめぐねえで十分……じゃ、ないか」

慈「えっ!?」

ちらっと慈を見て恵飛須沢胡桃は笑う
本気で言ったわけじゃないだろうけど、慈はしょぼんと落ち込んで
私へと目を向けてくる

アリス「いや、慈がドン臭いのは事実だから」

慈「えぇっ!?」

アリスさんまで……と悲しそうに落ち込む慈の傍ら、
私と恵飛須沢胡桃は互いに目を向け合って、苦笑する
それにつられるようにして、園芸部も笑みを見せて、
一人、帽子の子だけが「めぐねえが可哀想だよ……」と呟く

そういった冗談に乗れるのなら、まだ大丈夫……だろうか?
園芸部が何とかしてくれると救われるのだけど。

胡桃「アリスさん、よろしくな」

アリス「一応、私は年上よ……まぁ、良いけれど」

堅苦しく敬語を使われるのは、それはそれで困るから
とりあえず少しくらいは距離を縮められた……だろうか

慈「……うぅ」

アリス「慈、落ち込んでないで行くわよ。言ったでしょ? 君には君の長所がある。気にすることはないよ」

慈「アリスさんが言ったんでしょーっ!」

そんな慈の声を耳に、私と胡桃は揃って廊下へと出て、

悠里「では、済みませんが、よろしくお願いします」

由紀「アリスさん、胡桃ちゃん、めぐねえ……気をつけてね」

アリス「任せなさい。行くといった手前、必ず持ち帰るわ」

中央の階段で園芸の手入れを行う園芸部と帽子の子の二人と別れた
206 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/15(火) 19:44:29.99 ID:VkYsGr070

すまないけどちょっと今日はこれ以上無理かもしれない
再開は明日になるかな

毎度安価さんくす
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 19:47:44.50 ID:TQ9XkB69o
乙
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 19:54:00.82 ID:X//G40ocO
乙です
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 19:57:39.32 ID:1kf1cAkyo
乙でした
いつも楽しみに読んでます
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 20:13:29.57 ID:hH5YJhvao
乙
>>197とかの校内マップがめちゃくちゃ見やすくてワロタ
よくできてる
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 22:46:45.65 ID:0KQfDE5mO
乙乙
212 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 08:41:46.60 ID:PzXyucy7O
【巡ヶ丘学園高校2階 中央階段(未解放区画) DAY4 朝の部】
【アリス:体力:42/42:精神:108/108 状態:良好】
【 胡桃:体力:80/80:精神:60/60 状態:良好】
【  慈:体力:60/60:精神:75/75 状態:良好】


──────未解放区画──────

・未解放区画について
未解放区画には必ずゾンビが徘徊しています
区画内の部屋は(状態:閉鎖)の場合のみ一定確率で安全圏です
未解放区画では、戦闘によって倒しても追加でゾンビが入り込んできます
(状態:良好)であれば基本問題はありませんが、戦闘回数、ダメージによって
(疲労・疲弊・衰弱・軽傷・重傷・恐慌)
様々な変化をし、連戦では治癒が出来ないため死亡率及び感染率が上昇します
また、時間経過によって精神が磨り減るので精神にも注意して下さい

戦闘は適度に、安全圏(休憩拠点)を確保しつつ目的地まで向かいましょう
213 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 10:06:34.02 ID:CLPUiYF10
【巡ヶ丘学園高校2階 中央階段(未解放区画) DAY4 朝の部】
【アリス:体力:42/42:精神:108/108 状態:良好】
【 胡桃:体力:80/80:精神:60/60 状態:良好】
【  慈:体力:60/60:精神:75/75 状態:良好】
【校内図(2階):現在位置:○部分:http://i.imgur.com/TbQGTnO.png】

――――――――――――――――――――――――――――――――


アリス「…………」

階段を静かに下りて、壁沿いに身を隠しながら購買部側の通路、逆の通路
それぞれに目を向ける
どちらにもゾンビはぞろぞろと徘徊しており、
そう簡単に目的地まで向かわせてくれそうには無い

胡桃「難しい……な」

アリス「そうね……2人とも2階の造りは頭に入ってる?」

慈「ええ」

胡桃「あたしも問題ないぞ」

それはそうだ。
慈はこの学校の教師、恵飛須沢胡桃は丁度この階を使う3年生
把握していない方がおかしいというものだろう

購買部は現在位置から左手側に曲がり5つほどの教室の先にある
そこまで真っ直ぐ行くのは難しいし
仮にいけたとしても、購買部で用事を済ませている間に襲われてしまう可能性は非常に高まってくる

慈「多分、美術室と家庭科室、購買部、図書室は通常通り解放されている状態だと思うから……」

胡桃「ってことは、奴らで溢れてるか」

恵飛須沢胡桃は緊張感のある表情で呟くとスコップの持ち手を強く握って、息を吐く
慈も、上の階にいるときと比べて緊張感があるし、精神的に疲れ始めているように見える

急がば回れとは言うけれど、回りすぎては精神的に持たないかもしれない


1.女WCへ
2.男WCへ
3.美術室へ
4.被服準備室へ

↓1

【1.2判定:1.3 無 2.4.6 2人 5.7 3人 8.9 4人 0 5人 (室内)+(コンマ左側÷2)】
【3判定:1.2.4.6 2人 3.5.7 3人 8.9 4人 0 5人 (室内)+(コンマ左側×0.75)】
【4判定:1 無 2.4.6 2人 3.5.7 3人 8.9 4人 0 5人 (室内)+(コンマ左側)】
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/08/16(水) 10:11:32.19 ID:teHmvfzHO
1
215 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 10:53:41.04 ID:CLPUiYF10
【巡ヶ丘学園高校2階 中央階段(未解放区画) DAY4 朝の部】
【アリス:体力:42/42:精神:108/108 状態:良好】
【 胡桃:体力:80/80:精神:55/60 状態:良好】
【  慈:体力:60/60:精神:70/75 状態:良好】
【校内図(2階):現在位置:○部分:http://i.imgur.com/TbQGTnO.png】


【女WC 内部4+1=5人】
【精神影響5:アリス・鋼の精神】
――――――――――――――――――――――――――――――――

まずは一部屋先の様子を見ることにしよう
私達はそう決めて、階段のすぐ隣にある女子トイレのドアノブをゆっくりと捻り隙間を開けて中を覗く

胡桃「!」

慈「ぁ……」

警戒する私の背後、先んじて中を確認した二人の押し殺した悲鳴が聞こえた
口を押さえてフルフルと首を振る慈の肩を軽く叩いて避けさせる
中を見て、その理由を悟る

女子トイレは、3階の準備室が比にならないほど凄惨な状況だった
割れた鏡、砕けた木の扉、排水溝に詰まった髪と、赤黒い血みどろに変色した床
そして何も無く彷徨う4人の女子生徒だった”モノ”

アリス「恵飛須沢」

胡桃「く……」

アリス「しっかりしなさい、恵飛須沢胡桃」

茫然自失、そうなりかけの恵飛須沢胡桃の肩を突き扉を絞めさせようとした瞬間だった
慈の弱い力で服がつかまれて、引かれる
何かと目を向けると、慈は通路を指差していて

慈「こっち、来てるわ」

アリス「…………」

一人ではあるけれど、呻きながら近付くゾンビ
その進行方向も、目的も、間違いなく私達だった
一体なら確実にやれるとは思う
けれどその戦闘音が、周りのゾンビをひきつけてしまう

アリス「極力……避けたかったのに」

文句は言っても仕方の無いことだ


1.胡桃に戦ってもらう(力55+武器15=70)
2.アリスが戦う (力29+武器7=36)
3.階段側へ引き返す


↓1
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 10:57:11.87 ID:Vby3+DSRo
3
217 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 11:20:18.96 ID:CLPUiYF10

【階段側へ引き返す】


アリス「2人ともついてきて」

胡桃「そっちは――」

アリス「良いから」

一体ならやれる。そう確信している恵飛須沢胡桃の手を引いて階段の方へと引き返す
恵飛須沢胡桃なら確かに一体なら倒すのは簡単だと思う
けれど、だからと言って、戦わせても良いというわけじゃない

胡桃「アリスさん、なんで」

アリス「下手に戦えば他のを引き付ける事になるわ。女子トイレが安全圏ではなかった以上、引くべきよ」

慈「でも……」

ひょこっと角から顔を覗かせて”ソレ”の状況を確認した慈が振り返る
最後まで言わなかったけど
何が言いたいのかは表情で分かった
私達が視界から外れてなお追跡しているのかはともかく直線状に進もうとしているのだ
そうすると、結局はこっちに来ることになる

慈「!」

胡桃「…………」

うめき声が少しずつ近付いてくる
ずりずりと足をするような音が近付いてくる
それに連れて、2人の表情が厳しくなっていく



1.一旦3階へ
2.迎撃・胡桃
3.迎撃・アリス
4.手持ちの木製武器を資料室側へ投げる

↓1

【2判定 コンマ70以下なら成功(ぞろ目大成功) 70以上失敗  一桁1.3.5 負傷 44 ファンブル】
【3判定 コンマ36以下なら成功(ぞろ目大成功) 36以上失敗  一桁 1.3 負傷 44 ファンブル】
【4判定 コンマ1.3.5.7.8 成功 0.9 大成功 2.4.6 普通】
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 11:38:40.58 ID:QS3l8O+vO
4
219 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 13:32:30.84 ID:CLPUiYF1o
【木製武器破棄:成功】

アリス「……仕方ない」

手元の武器を見て頷く
武器を失うのは少し惜しい気もするけど
この状況を打破するには仕方ない

アリス「……」 

壁に背中を合わせて足音を聞き、自分の姿が見えない位置から購買部と逆側
資料室の方へと木製武器を投擲

数秒の沈黙、背後の微かな緊張感
ゾンビの手先が見えた瞬間に、カンッと乾いた接触音が通路に響き、
階段側へと姿を見せたゾンビは私たちに目もくれずに真っ直ぐ歩いていく

アリス「……」

どうやら、資料室側への誘導は成功したようだ

【アリスは武器を失いました】

↓1判定 精神影響(コンマ右)
 偶数ゾロ半減 奇数ゾロ倍増
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 13:38:16.58 ID:98ZV06YBo
あ
221 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 15:23:07.57 ID:CLPUiYF10
【巡ヶ丘学園高校2階 中央階段(未解放区画) DAY4 昼の部】
【アリス:体力:42/42:精神:108/108 状態:良好】
【 胡桃:体力:80/80:精神:42/60 状態:良好】
【  慈:体力:60/60:精神:57/75 状態:良好】
【校内図(2階):現在位置:○部分:http://i.imgur.com/TbQGTnO.png】


【時間経過�@ 精神影響-5】
【ゾンビ対応 精神影響-8(判定>>220)】
【アリス・鋼の精神】
――――――――――――――――――――――――――――――――


目の前をゾンビが通り過ぎたのを確認し、通路左右を確認してから
とりあえずの一息をつく
戦えば勝てないわけじゃない
でも、戦わずに済むのならそれが良い

胡桃「っはぁ」

慈「はぁ……はぁ……」

後ろからの大きな呼吸に振り向く
胸元に手を宛がって安心したように座り込んでいる2人
緊張感は相当なもので、呼吸さえとめてしまっていたらしい
底までしなくても良かった気がするけど

アリス「大丈夫?」

慈「え、ええ……」

胡桃「なんとか」

とは言うが。
精神的には大きく磨り減ってしまったに違いない
私は問題ないけれど、このまま続けるのは危険だろうか
せめて、学生である恵飛須沢胡桃には戻ってもらうべきか


1.胡桃を3階に帰す
2.慈を3階に帰す
3.2人を3階に帰す
4.もう一度移動(男子トイレ)


↓1

【4判定:1.3 無 2.4.6 2人 5.7 3人 8.9 4人 0 5人 (室内)+(コンマ左側×0.8)】
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 15:29:49.78 ID:zLn1ivuho
4
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 15:35:08.96 ID:Bp963uw20
厳しいな
224 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 16:55:27.60 ID:CLPUiYF10
【巡ヶ丘学園高校2階 中央階段(未解放区画) DAY4 昼の部】
【アリス:体力:42/42:精神:108/108 状態:良好】
【 胡桃:体力:80/80:精神:37/60 状態:不安】
【  慈:体力:60/60:精神:47/75 状態:消極】
【校内図(2階):現在位置:○部分:http://i.imgur.com/TbQGTnO.png】

【判定4(WC)+5(通路)=9】
【精神影響 胡桃5 慈10】
【胡桃精神影響により、状態:不安】
――――――――――――――――――――――――――――――――


胡桃「な――」

アリス「しっ」

女子トイレから一つ進んだ男子トイレの中を覗くと、そこにも無残な光景が広がっていて
思わず声を上げかけた恵飛須沢胡桃の口を塞いで、首を振る
叫びたい気持ちも少しは理解できる
でも、それをされたら困る

慈「ぅ……」

慈は叫ばずに口元を手で覆うと、首を横に振って目を伏せる
3階は3年生の教室、慈は国語教師で、3年の授業も行っていて、だから――そう
あの中には慈の教え子がいるのかもしれない

分かっていたはずなのだ、覚悟はしていたはずなのだ
それでも、いざ目の前にソレが現実として姿を露わしたとき、
考えていたように行動できる人間なんて、そう多くは無い

――だけど

「あ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛……」

胡桃「!」

慈「ぁっ」

”彼ら”はそんな隙間を見逃さない
そして、私達を見逃してはくれない
5人もの”死者”が、私達へと迫ってきていた
225 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 17:45:27.39 ID:CLPUiYF10

状況は最悪だった
私には武器が無いし慈には戦う力が無い
唯一戦うことができるのは恵飛須沢胡桃のみ
だけど、慈が彼女だけに押し付けてこの場を立ち去ることができるだろうか?
いや、出来ない

出来たとしても深く抱え込むことになる
そこに関しては私が後から何とかでき……るかはともかくとして、
今は考えないということもできるけれど。

胡桃「くそ……」

アリス「待――」

胡桃「もう逃げてられないっ」

恵飛須沢胡桃はこの追い詰められた状況で
自分達の成否がみんなにかかっているという重圧で


――彼女は戦うという選択をする


まずい。支援が出来ない
5対1なんて状況は絶対に許容できない
私じゃない、私の隣に控える慈が


1.胡桃からスコップを奪う
2.何か探す
3.2人を強引に引っ張って逃げる


↓1
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 17:50:16.59 ID:98ZV06YBo
2
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 17:50:26.36 ID:m1AWb5RY0
2
228 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 18:13:35.75 ID:CLPUiYF10
【何かを探す】


アリス「こうなったら……」

あたりを見渡す。
何かが無いだろうか、何かあってくれないか
ここで2人を失うのはもちろん
どちらか片方を損なうのは生存者の誰にとっても問題で

――慈がいなくなるのは困る。個人的に

ちらりと慈を一瞥して、息をつく
せめて一石でも投じるものがあれば……



↓1

【0130 無 31以降数値に応じた拾得物】
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 18:14:17.07 ID:98ZV06YBo
あ
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 18:20:38.55 ID:m1AWb5RY0
やべぇよ・・・やべぇよ・・・
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 18:20:43.44 ID:eHBCWb/Yo
厳しい
232 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 18:36:11.74 ID:CLPUiYF10

【現実は非情、何も無い】


アリス「……あぁ、もう」

手元には武器が無い
周りを見ても扱えそうなものは見当たらない
私が天使だと他称させるくらいなら
そんな哀れな天使に何かくれても良いはずなのに。

いや、それを認めないから助けなんて無いのか

アリス「……これが現実逃避って、やつかしら」

今考えることじゃないことを考える
そんなくだらないことを考えて、苦笑する
生まれてこの方感じたことのない本当の緊張感というものを感じることができたような気がした


――死ぬ?


アリス「……私は怖くは無いわ」

前にいる恵飛須沢胡桃がスコップを構えて、慈がその名前を呼ぶ
ダメだと、止めてと。それはそうだ。
彼女一人で5人相手はただの無謀でしかない

アリス「…………」

アリスはウサギを追って穴へと落ちた
ねぇアリス? 君が追うのは一兎かい? それとも二兎かい?


1.彼らの合間を縫い、音を響かせながら一人購買部へ
2.素手で応戦する
3.慈のみを連れて下がる

↓1


【1判定:敏捷補正  ゾロ目奇数以外成功】
【2判定: 0.8 負傷 奇数ゾロ ファンブル・感染】
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 18:37:01.25 ID:m1AWb5RY0
1
234 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 19:00:34.77 ID:CLPUiYF10
【一人購買部へ】


アリス「胡桃、君はここで終わるべきじゃない」

生き残ったみんなの中で、唯一戦える重要な戦力
これからもきっと、みんなの命を救っていく、重要な存在

胡桃「何言って――」

アリス「慈、君も生き残るべきだ」

慈「え……?」

生き残った女子生徒たち
その精神的支柱として、その引率者として、この学校の教師として
責任を取るべきだとは言わない、だが、寄り添うことの出来る心強く優しい姉として
その存在は、この絶望的な世界を生きていくうえで大切だ

どちらも損なわれてはいけないもの
ならば、どうするか
いるじゃないか、後から割り込んできた”余所者”が
なんて都合が良いのだろう
天使が自ら進んでいくなんて、聖書にでも載るのではないだろうか

アリス「後は任せて、君達は退くのよ」

胡桃「任せろって――」

慈「アリスさん、まさか……」

察したように、慈が口を開く
生徒のすぐ傍だというのに、弱さを曝け出しそうになってしまう
だから私は、笑みを浮かべてみせる
気にするなと、嘆く必要はないと

アリス「私はウサギを追って穴へと向かう。そしていつか、姉の膝の上で目を覚ます」

慈「そんなことっ」

ただの童話、ただの非現実的な物語
だろうとも。

アリス「そうね……めぐねえ。柔らかい枕を所望するよ」

告げて、駆け出す
最後の最後で、どうでも良い、くだらない一言
床をつよく蹴飛ばして大きな足音を響かせながら、彼らの合間を縫って全速力で駆け抜けていく
横を抜けた”彼ら”のうめき声が私を追う
それで良い、これで良い

アリス「こっちに来なさい!」

最後の一押し、声を張り上げて注目を集めて購買部へと転がり込む
周囲から聞こえてくる”彼ら”の声は私を取り囲んでいく
235 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 19:15:07.89 ID:CLPUiYF10

アリス「はぁっ……はぁ……はぁ……」

疲れ切って、乱れた呼吸
整うのが先か”彼ら”が私に食いつくのが先か
すぐそこにまで近付いてきている人間だった者達へと目を向けて、苦笑する

こんなのが笑わずにいられるものかと。

アリス「ねぇ、女王……私は二兎を追ったわ。それでも穴に落ちるのかしら」

大丈夫、アリスの体は二つに引き裂かれて二つの穴へと落ちていくから

アリス「あぁ……そう……まぁ、別に。興味は無いけど」

刻一刻と近付いてくる死に対しての恐怖は無かった
それは誰に対しても起こることであり、それが早いのか遅いのかただそれだけだから
別に悔いはないし、ここで死ぬのならそういうものなんだと、ずっと考えてきたし
そう考えるつもりでいたから

アリス「ねぇ、慈。君は私を殺せる?」

恵飛須沢胡桃は、園芸部は、帽子の子は
誰が私を殺せるのだろうか、殺してくれるのだろうか
壁に背中を預けて、笑う。笑う。笑う

アリス「名前……聞きそびれた」

一度は聞いた。でもすぐに忘れてしまった2人の名前
どうして今更気にする必要があるのだろう
もう、死ぬのに。

アリス「…………」

アリス、君は女王に死刑宣告を受けたんだ。だから、死ぬしかないんだよ



1.ならば抗おう。たとえ死ぬのだとしても、ただの”トランプ”には屈しない
2.それで良い。誰かの死を免れたことがその罪ならば、認めるほか無いのだから


↓1
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 19:18:04.55 ID:0DtlBiKyo
1
237 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 19:24:35.80 ID:CLPUiYF10

【ならば、抗おう】



↓1

【判定:付近に置かれている武器 コンマ=強さ ゾロ目最上級】
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 19:27:56.52 ID:jso43vzLO
たのむ
239 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 19:54:58.50 ID:WQEfs/qDO
【判定:52:少し強い】

アリス「……ん?」

壁伝いに後ろ手で探ると、細長い筒のようなものに触れた
冷たくなくて、少しざらついていて
先端は丸みを帯びている
久しく触れたことのない感触

アリス「やっぱり私は非力ね」

重かった。持ったり振ったりする分にはさほど問題はないが
女子の…少なくとも私に取っては重い

アリス「こんなもので頑張れなんて……天使も楽じゃないわね」

ーー金属バット

それが私に与えられた抵抗手段
さぁ、どこまでやれる?そう、女王に笑われている気がした
240 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 20:09:42.24 ID:WQEfs/qDO

アリス「さて……」

目の前には5体の"彼ら"奇しくも恵飛須沢胡桃が抗おうとした人数と同じ
私は彼女でさえ無謀だと止めようとしたのに
私にも、同じ試練を課すなんて……

アリス「二兎を追うなら」

そのくらいは成し遂げて見せろというのか
厳しい話ね……でも、良いわ

アリス「抗うと決めたのだから」


先制↓1
【判定:0149 成功 5080失敗 8100成功 ゾロ目大成功】

(29+20=49:金属バット)
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 20:16:32.26 ID:eHBCWb/Yo
頑張って
242 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 20:43:55.88 ID:WQEfs/qDO
アリス「慈……」

引き抜いたバットの先端を床へと落とす
金属感のある乾いた音色
吐き気さえしそうなおぞましい"彼ら"の声を遮るそれは心地好くて、走馬灯を見るには十分で
そして思う、それを歪ませるのは自分なんだと。

アリス「私は別にキリシタンではないけど……」

右手に握る金属バットをゆっくりと引き上げて
手持ち無沙汰な左手で、胸の前に十字を切る

アリス「どうせ君も祈るでしょう? なら、割り勘よ」

クスリと笑って手首だけを回しバットを背面へと引き絞る

そしてーー

アリス「ふっ……!」

ーー振り抜く

力を込めた一打一刀は的確に死体の首もとへとめり込む
ベキリ、バキリ……砕ける音がする
けれど、それはまだ"生きていた"殺しきれていなかった

アリス「!」

瞬間、捕まれそうになったバットを引き戻して、何気なく口元をぬぐう
あぁ手強い…死ぬかもしれない
そう思うと、妙に高ぶる感じがして

アリス「これが……死にたくないってことなの?」

私は……笑っていた
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 21:16:01.31 ID:9J40zTQHO
も……もうダメぽ…
244 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 21:47:32.49 ID:WQEfs/qDO
【エネミーフェイズ】

↓1(ゾンビ)
↓2(アリス)

アリス側が”コンマ+25以内またはぞろ目偶数”の場合、反撃
ゾンビ側判定”1.2.7 切り裂く 3.4.8 体当たり 5. 噛みつき 6.9.0押し倒し”
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 21:49:12.80 ID:bymdeK9tO
あん
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 21:51:44.52 ID:9J40zTQHO
ダメぽ
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 21:59:36.61 ID:IiRS/1mEO
なかなかコンマが振るわんね
248 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 22:14:46.04 ID:WQEfs/qDO
【回避失敗・押し倒し】


アリス「……防戦一方にすらなれないわね」

ちらりと後ろを見ると 壁が見える
逃げ場のない今”彼ら”の攻撃を躱すことは難しいだろう
なら、何とかするしかない
意を決して”彼ら”と向かい合い、振り下ろされた手をバットで受ける

一対一ならそれでも十分だった
けれど今ここにいるのは、それだけじゃない

アリス「!」

すぐ横から伸びてきた腕がバットに余分な力を加えて、バット逸れていく
二人の手の重み、耐えきる力など私にはなくて
最初に受け止めていた腕が私の体に触れる 

アリス「まずっ」

少しずつ、肌に指が食い込んでいき ”彼ら”の体がゆっくりと斜めに傾いて
私の体までもが傾く
疲弊し始めた体に力を込めても、死体一つの重さは相当なもので――

アリス「っあ゛!」

押し倒されて、背中に鈍い痛みが走って息を吐き出す
私の体を這いずるように”ソレ”は動いてただれた口が開き、ぬらりとした不気味な光が視界に入る

アリス「く……」

食われる。食い殺される
いや、”彼ら”の仲間にされてしまう
あぁ……もうだめか


1.自決する
2.抵抗する


↓1

【2判定:0.2.4 抑え込む 1.3.5.クリーンヒット 6.7.8 無情 9 チャンスタイム】
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 22:16:00.44 ID:F51rk7TVO
2
250 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 22:35:12.22 ID:WQEfs/qDO
【抑え込む】


アリス「くぅっ!」

バットの持ち手の部分を口に押し込んで、抑え込む
力は強い、けれどこの状態なら抑え込まれても噛まれることはない

「ア゛ー……」

――その一体には。だが

アリス「どきなさい!」

段々と近づいてくるゾンビの顔、胸元に滴るけがらわしい唾液
その不快感に眉をしかめながらタイミングを見計らって……ゾンビの顎を蹴り上げる
咥えさせたバットがガチリと音を立て、揺れる

アリス「じゃ……ま!」

その重みを何とか受け止めて、浮き上がった僅かな隙間、
ゾンビの腹部に膝を押し込み、ぐいっと押しのけ、蹴り飛ばす
それでは致命傷にはなり得ない
けれど、窮地は脱した

アリス「こんなに必死になって生きようとするなんて……」

穢れたバットを投げ捨て、新しいバットを手に取る
投げ捨てたバットの立てた音に、”彼ら”の意識が向かう

それは――チャンスだ

アリス「私、まるで人間のようだわ!」


先制↓1  
【判定:0149 成功 5080失敗 8100成功 ゾロ目大成功】  
(29+20=49:金属バット) 
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 22:39:33.81 ID:98ZV06YBo
あ
252 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 23:01:43.65 ID:WQEfs/qDO
【巡ヶ丘学園高校2階 購買部(未解放区画) DAY4 昼の部�A】  
【アリス:体力:37/42:精神:108/108 状態:軽傷】  
【校内図(2階):現在位置:○部分:http://i.imgur.com/2Uq2uLr.png】  

【ダメージ追加:HP-5】 
【鋼の精神】  
―――――――――――――――――――――――――――――――― 

アリス「はぁ……はっ……んっ!」

視線の逸れたゾンビの側頭部を全力で叩く
良い感触だった……はず
けれど、倒れ込んだゾンビはぴくぴくと痙攣し、収まったかと思えばまた呻き声を上げて動き出す

完全に潰せていない
完全に叩き割れていない
それは紛れもなく私の力不足、非力さゆえの、致命的なエラー

アリス「良く……漫画とか。金属バット一回で頭われてるのに」

バットを扱っているのが男女の違い
たったそれだけでこんなにも差が出てくるものなのかと、笑う
無駄に時間がかかれば先に力尽きるのは私だ

その間に、救助は来てくれるのだろうか?
いや、来なくていい
こんな場所に来るのだけでも大変なのに
戦力が恵飛須沢胡桃しかいない現状でそんな無茶、させられるわけがない

アリス「……疲れた。もう死んでもいいんじゃない?」

充分抵抗して見せた
ここで死んでも、慈はただ死んだだけじゃないと気づいてくれるだろう
生きようとしたのだと分かってくれるだろう
そうすれば、慈もより……生きようとしてくれるだろう

「ア゛ァ゛ァ」

アリス「うるさい……珍しく私、毎日頑張ってるのよ……だから、そんな……耳障りな声を出さないで」
253 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/16(水) 23:07:00.36 ID:WQEfs/qDO
【エネミーフェイズ】  

↓1(ゾンビ)  
↓2(アリス)  

アリス側が”コンマ+25以内またはぞろ目偶数”の場合、反撃  26以上は回避 
ゾンビ側判定”1.2.7 切り裂く 3.4.8 体当たり 5. 噛みつき 6.9.0押し倒し” 
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 23:10:24.87 ID:98ZV06YBo
あ
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 23:10:55.80 ID:kq2vvM8DO
きつい
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 23:34:49.77 ID:IiRS/1mEO
このまま時間稼げばなんとかなるのか?
257 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 00:09:33.21 ID:sBiMap4lO
5体のゾンビ、 その内2体は怪我を負わせたけれど
残り3体は無傷
あぁ、辛い、あぁ、苦しい
そう思いながら、疲れを感じながら、 気分が高揚する

死に際が美しいというのはこう言うことなのだろうかと思うほどに
そして、死にたくないなぁ。と、思ってしまう
もっとこの気分を――

アリス「あ……」

死肉が、肌に食い込む
ぐじゅりとと抉られるようなヒリつく痛み
隙を作ったわけじゃない
さっきまでと同じように、耐えて、耐えて、また殴り飛ばせればいいと……そう、頑張ろうと

アリス「ぅ……あ……」

カランッ……っと、取り零した金属バットが音を立てる

アリス「ぐっ……あぁぁぁっ!」

肉を掠め盗られた右腕から血が滴り落ちていく
死にそうなほどというには大げさで、けれども確かな痛みと言える痛みを感じながら 思わず呻く
今まで感じたことが無かった、生きているという感覚
死にかけているという緊張感、死に近づきつつある恐怖
私が今まで無感情に受け流していた感覚

アリス「あぁ……痛い……こんなの、凄く……はぁ……」
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/08/17(木) 00:12:34.80 ID:ilCrvoEmO
うわあああ……これは……
259 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 00:39:53.38 ID:sBiMap4lO
【巡ヶ丘学園高校2階 購買部(未解放区画) DAY4 昼の部�A】  
【アリス:体力:29/42:精神:108/108 状態:中傷】  
【校内図(2階):現在位置:○部分:http://i.imgur.com/2Uq2uLr.png】  

【ダメージ追加:HP-8】 
【鋼の精神】  
――――――――――――――――――――――――――――――――  

体が昂ぶりに熱を増して火照っていく 
冷汗がどこかしこを流れて落ちて
傷口に染みていくのが……痛い

アリス「やられた……」

噛まれなければセーフなのか
傷を負わされた時点でダメなのか
どちらなのか、分からないけれど
きっと、これは駄目なやつだ

アリス「はぁ……はぁ……っ」

無限に湧き出してきそうな唾液を飲み込み、 落とした金属バットを手に取る
もうだめだとしても、最終的に死ぬのだとしても
それでも、私は抗うと決めたのだ

アリス「死ぬなら、失血死で死ぬわ」

妙に重みが増したように感じるバットの先端をゾンビへと向けて笑う
もしかしたら笑えていないかもしれないけれど
今私が出来る、最高の笑みを浮かべて見せる
きっと、人間相手なら脅しにさえなっていたかもしれない

アリス「……慈」

運動部に、入っておけばよかったかな
少しは力をつけておけばよかったかな
あぁ……もっと、そうじゃなくて……

アリス「君に出会わなければよかったんだ」

そうすればここになんて来なかった

こんな無謀な事なんてしなかった

アリス「ふふっ……柄にもないことをしてしまったわね」


↓1

【判定:13 Aルート 04 Bルート 678 喰われる 259 殴り飛ばす】 
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/08/17(木) 00:42:58.71 ID:ilCrvoEmO
あ
261 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 01:22:18.22 ID:sBiMap4lO
【判定:ルートA】


アリス「さぁ……死――」

”全校生徒の御南に、お知らせします――”

”全校生徒の皆さん――”

アリス「え……?」

どこからともなく、放送が鳴り響いた
電気の死んだ学校で聞こえる放送……そんなわけがない
なら、何なのか
電気がなくても音を出せる、機械とは……

アリス「あ……」

ふと、ポケットを叩いて携帯がないことに気づく
電源を切っていたから
もう使う機会はないと思っていたから
忘れて来てしまったのだろう

アリス「…………」

突如なり出した放送に、周囲の”彼ら”は興味を惹かれて、私の傍を離れていく
ぞろぞろと、購買部から抜け出して、そして
私だけが取り残された

アリス「……助かった?」

思ってもいないことを呟くと、割かれた傷がずきりと痛む
その痛み、その熱は傷口から徐々に体中へとめぐっていくような、気がして
ここに居てはいけない気がした
皆に救われてはいけない気がした
それでは……過ちを犯してしまう気がした

1.動かない
2.高校を出る

↓1

【2判定  1.5.9】
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/17(木) 01:24:52.67 ID:pKaZeJAYO
1
263 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 01:40:51.01 ID:sBiMap4lO
【巡ヶ丘学園高校2階 購買部(未解放区画) DAY4 昼の部�A】  
【アリス:体力:29/42:精神:108/108 状態:中傷】  
【校内図(2階):現在位置:○部分:http://i.imgur.com/2Uq2uLr.png】  
――――――――――――――――――――――――――――――――  

けれど動けなかった、動かなかった
体の疲労感があまりにも強くて、怪我の痛みが重くて
その場にズルズルと座り込んで、ため息をつく

アリス「私……弱いわね…… 」

一人も倒せなかった
5人いて、何回も殴ったのに……負傷させる程度にとどまって
誰も殺すことは出来なかった

恵飛須沢胡桃のように戦う力があったのなら、
こんなダメージを負うこともなく無事に倒しきれていたのだろうか
もし仮に倒しきれていなかったとしても
感染するような怪我をせずに済んだのではないだろうか

アリス「はぁ……」

仮定の話ばかり、頭に受かぶ
疲れに降りてくる瞼に抵抗しようとしてもしきれなくて
私はその場で体が崩れて床に倒れ込んでいくのを感じた

目が開かない、身体が重い
死ぬのかな、彼らと同類になるのかな
同類は、嫌ね……なんだか殺して貰えなそう……

アリス「あぁ……慈……膝枕の約束、守れなくて……」

不思議の国のアリス。 彼女が最後どう目覚めたのか
そのリアルな経験が出来ると思ったのにと、かんがえながら
混沌の中へと、私の全ては溶けていった


↓1

【判定:感染率:使用コンマ:そのまま:偶数ゾロ半減】
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/17(木) 01:55:51.15 ID:hfrTwdvJo
あ
265 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 01:59:09.97 ID:sBiMap4lO
感染率は15
時間も時間だしここまでにしとこう
安価さんくす

あと一応別にめぐねえヒロインではないです
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/17(木) 09:11:10.42 ID:EmrKTei50
ヒロインは誰なんだ(´・ω・`)
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/17(木) 11:09:33.16 ID:heXpT/r8O
乙乙
268 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 12:44:36.79 ID:rdiRIVoGO

↓1【再開時判定】

1.3.夜 0.2.4.翌朝 5.7.9.翌昼 6.8.翌夜
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/17(木) 12:49:35.46 ID:bxNmLETno
にゅ
270 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 13:12:15.27 ID:rdiRIVoGO
【判定:6:翌夜】
【巡ヶ丘学園高校3階 物理準備室(解放区画) DAY5 夜の部】
【アリス:体力:42/42:精神:108/108 感染15% 状態:小感染】

・リザルトは夜の部終了後に一括で行います

――――――――――――――――――――――――――――――――

アリス「ぁ……」

中途半端に惰眠を貪ってしまったかのような体の重さ、頭の痛み
死ぬ……いや、気を失う直前まで潤っていたはずの口腔の乾き
呻くことすら辛く、ただ重い瞼を上げていく

持ち上げたそれはどこか……

アリス「……………」

全身の感覚が戻り始めるに連れて、
頭を支える優しさと柔らかさが普通の枕とは違うことに気づく
ぼんやりとしか見えていなかった視界が鮮明になって
危なっかしく上下する、お人好しの顔が見えた

アリス「馬鹿ね……」

慈「zzzz……」

疲れ切った顔、汚れた服、乱れた髪
今は、いつだろうか
ふと目を向けると、時間を刻む時計
真っ暗闇な辺り一面、つまり今は夜
どれだけ……時間が経ったのだろうか


1.自分の体を確かめる
2.慈に声をかける
3.もう少し寝る
4.起きる

↓1
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/17(木) 13:13:49.66 ID:hA/ggA1PO
1
272 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 13:39:20.74 ID:rdiRIVoGO
【自分の体を調べる】


とりあえず怪我をしたところに目を向けると
綺麗な包帯が巻かれていて、一応の治療は施して貰えたのが、分かる
体に関しても、汚れた服の一部は取り払われていて
大きなけがとは言わなくても、擦り傷を作ってしまった部分、ぶつけてしまった箇所
万全ではないかもしれないけれど、手当をして貰えたことが伺えた

アリス「…………」

それをしたのはきっと、慈だ
私が”彼ら”によって怪我をして感染し、同類になり果てている危険すらあったのに
いや、きっとその可能性があったからこそ
自分と私以外を排除したこの教室にいるのだろう
襲われることを覚悟のうえで、治療をしてくれたのだろう

アリス「同類には……ならずに済んだわね」

爪で引き裂かれる程度では、完全なご同類になるほどの感染力はないということだろうか
やっぱり、唾液が傷口から入り込んだりしない限りはギリギリ問題がないのかもしれない
もちろん、油断が出来るわけではないけれど。

アリス「…………」

あの高揚感は死にたくないという願望だったのか
それともただただ、私が今までにないほどに死に追い込まれていたがゆえの
徹夜明けの妙な気の高ぶりと似た一過性のものだったのか
……解らない

アリス「布団……救急セット」

私は服を脱がされた分、布団をかぶせられていた
救急セットならいざ知らず、布団まで購買部で入手できるとは思えない
なら……まだ安全圏ではない職員休憩室まで行ったということだろう

アリス「流石に私の為……ではないでしょうね」

その可能性が高いのだけども。
273 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 14:06:05.61 ID:rdiRIVoGO

アリス「ふぅ……」

同類になり果ててしまう可能性が完全に拭えたわけではないけれど
今はまだ大丈夫そうだから、休んでおくことにしよう
このまま起きていて目を覚ました慈に怒られるのは避けたい

夜からお説教なんて、面倒くさいにもほどがあるから

アリス「……膝枕の感想でも言えば、誤魔化せるかな」

数日着たままで、お風呂にさえ入れていないせいか
ちょっぴり臭うと言ったら、さらに怒られるだろうか

そんな余計なことを考えている自分が、
柄にもなく笑みを浮かべてしまっていることに気づいて、ため息一つ
彼女の寝息を子守歌のように、目を瞑る

アリス「…………」

生き残ってしまった
救われてしまった
潰える予定だった命……さて、どう扱おうか
君は教師だよね? 聞けば教えてくれるかな?
274 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 14:16:04.71 ID:rdiRIVoGO
【巡ヶ丘学園高校3階 物理準備室(仮拠点) DAY4・5:集計】

【アリス:体力:42/42  状態:良好】→ 【アリス:体力:42/42:精神:108/108 感染15% 状態:小感染】

関係性変動

【由紀 知合(怖い)→知合(尊敬)】
【胡桃 大人(酷い)→恩人(無鉄砲)】
【悠里 他人(強者)→知合(不安)】
【 慈 友人(信頼・大)→友人(心配)】


巡ヶ丘学院高校解放率:変化なし)
【http://i.imgur.com/FSDyFPo.png】

【疑問:ゾンビの習性】→【1/3展開:音に反応】
【疑問:アリスの生きる意味】→【変化:命の使い方】
【約束:男子生徒の介錯】
275 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 14:44:25.67 ID:rdiRIVoGO

【戦闘リザルト:戦闘難易度(very hard)】

・アリス
体力【42】 →【48】
精神【108】 →【110】
筋力【29】 →【34】
敏捷【112】 →【118】
知力【10】 →【14】
器用【25】 →【30】
感染【00】 →【15】


アビリティ

【鋼の精神】
どのような状況下においても決して行動を鈍らせることはなく
脅しや脅迫と言った人間による敵対行為にも屈することもない

【????】←NEW

詳細不明
276 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 15:09:22.63 ID:rdiRIVoGO
【感染率について】

感染率は特殊な薬を用いることで下げることが出来ますが
それ以外の方法では基本的に下げることは不可能です
感染は”噛みつき”、”引っかき”等の負傷が原因で起こります

噛みつきによる感染による死、及び、同類化は防ぐことがほぼ不可能で、時間経過�@で50%�A75%�B以上100%ゲームオーバーになります
また、感染率が高い状態でかみつかれた場合は即死します

引っかきによる感染は感染率の上昇が低い為、即死は基本的に避けられるほか、一度で同類化することはあまり起こりません
ただし、この負傷による感染率は判定(上限値50)で決まるので、場合によっては大きな痛手となります

しかし感染した場合、同類化の前兆として一部ステイタスが上昇します(上昇させられます)
程よく感染出来れば、力強いステイタスの持ち主に慣れますが、いわゆるドーピングになるので
身の保証は全くもってされることはありません


なお、上昇できるステイタスは【知力】、【精神】以外の全てのステイタスになります
277 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 15:24:35.64 ID:rdiRIVoGO
今回の感染率は15%なのでステイタスを最大15上昇させられます
↓1から↓3まで、各5ずつの計15をどこかのステイタスに振り分けてください

1.体力(HP)
2.筋力(攻撃力・武器装備可能枠)
3.敏捷(回避・逃走)
4.器用(戦闘時反撃と武器利用)


↓1
↓2
↓3
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/17(木) 15:25:01.51 ID:KFN7QJ1R0
1
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/17(木) 15:26:16.32 ID:heXpT/r8O
2
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/17(木) 15:28:47.68 ID:MNtxvGQXO
2
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/17(木) 15:39:38.83 ID:qsu22d+rO
何にいくつって意味だと思う

筋力 5
282 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 15:45:57.81 ID:rdiRIVoGO
複数選択できる場合は複数選択できるって明記した方が良かったかな
普段いずれか一つのみでやってるから分かりにくいし

問題がなければ下記で割り振ります
再安価希望であれば、再安価します

体力5
筋力10
283 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 16:23:55.94 ID:rdiRIVoGO
問題なさそうだからそのまま

・アリス
体力【48】→【53】
精神【110】
筋力【34】→【44】
敏捷【118】
知力【14】
器用【30】
感染【15】


アビリティ

【鋼の精神】
どのような状況下においても決して行動を鈍らせることはなく
脅しや脅迫と言った人間による敵対行為にも屈することもない

【????】←NEW

詳細不明
284 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 16:50:03.73 ID:rdiRIVoGO
【巡ヶ丘学園高校3階 物理準備室(仮拠点) DAY6  朝の部】
【アリス:体力:53/53:精神:110/110 感染15% 状態:小感染】

――――――――――――――――――――――――――――――――


アリス「あー……」

二度寝というのは言い得て妙というか
少しおかしな話になるかもしれないけれど
昨日の夜に目を覚ました時よりは大分調子は良かった
もちろん、体の痛みはまだ……残っているけど

慈「ん……ぅ?」

目の前で眠りから戻ってきた慈が小さく声を漏らしながらこしこしと目元を擦る
ぼんやりとしていて、まだ覚醒しきっていない間の抜けた表情
大人らしからぬ表情を見せる慈の瞼が段々と開かれて

慈「アリス……さん……?」

まるでそこに控えていたかのような素早さで涙が溜まる
ぽつりと私の頬に滴って、流れ落ちる
怒るよりもまず、泣くのか……

アリス「目覚ましもなく目を覚ませるなんて、少しは大人になれたのね」

慈「アリスさん……っ!」

アリス「うぎゅっ」

よく言われる標準サイズ
それよりは若干大きめなのか小さめなのか、肉欲の獣たちの理解のない私としては判別し難いけども。
少なくとも小柄ゆえに小顔に近い私の顔を埋め窒息に持っていくことのできる慈の胸が私を圧し潰していく

アリス「めぐっ……ぅ」

抱きしめられている
目が見えない。でも、声は聞こえる
嬉しいのか悲しいのか、濁ってぐちゃぐちゃなみっともない声
いや、これは嗚咽というものだろうか

男の子なら、嬉しいしチェーションというものだろうか?


1.ありがとう、流石に死んだかと思ったよ
2.頭を撫でる
3.良い膝枕だった。でも、やっぱり着のみ着のまま約1週間は流石に臭うね
4.悪かったよ。でも、あの言葉が私の答えだ。あのbで君たちが失われるのはあってはならない事だったのよ

↓1
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/17(木) 16:52:15.48 ID:hrIg8+p8o
1
286 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 17:22:14.96 ID:rdiRIVoGO

アリス「慈、少し離れて」

私を殺そうとしてくる慈の体を手で押しのける
当然本人にそんな気はないのだろうけど
私が死にそうになるのだから、つまりそう言うことだ

アリス「ありがとう、流石に死んだと思ったよ」

慈「そう思うなら無茶しないでっ」

アリス「!」

慈「皆で引き返せばよかっただけなのに、なのに……」

慈の怒りももっともだ
そう考えて目線を下げると、私の体の上に落ちた彼女の手にはくっきりと十字架の痕が刻まれているのが見えた
ずっと、祈っていたに違いない

アリス「あのままでは私ではなく恵飛須沢胡桃が出ていたわ。分かってるはずよ」

慈「それは……」

アリス「彼女は今、”義務感”で動いてる。それはつまり”死を厭わない”」

まるで自分のことだと言ってから思った
違うことと言えば、私には義務感など存在していないという所だ
でも、だからこそ私は私が出ていくべきであったと思う
義務感での殿なんて、いつの時代の話なのか分からなくなる

アリス「そもそも、あそこまでの数が今のバリケードに押し寄せたら破られるのは確実でしょう?」

慈「そうだけど、また立てこもって、ほとぼりが冷めたら一つずつ……それもできたはず」

アリス「君は正しいと思う。だけど、彼女たちにそんなジリ貧な生き方が出来ると思う? 体じゃない。心がだよ」
287 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 17:58:53.69 ID:rdiRIVoGO

慈「そうかもしれないわ……」

アリス「…………」

慈だって精神的に余裕があるわけじゃない
慈が言う方法を取ったと仮定し、みんなが少しずつ神経をすり減らしていったとする
その調和を保とうとするのは確実に慈自身だ
その神経は周囲の回ろうとする歯車に削られて瞬く間に摩耗していく

そもそも、他人の精神的なケアをしようということ自体が間違いなのだけど。
それは私が言えたことじゃないし、言っても無駄でしょうね
それに関わら無いことが出来る人間なら、教師にはなってない
こんな人外のような馬鹿げた考え方をする私なんかと関わろうとなんてしないはずだ

もっとも、万が一の”類は友を呼ぶ”なんて言うことがあるけども

アリス「だから、ある意味これでよかったんだと思う」

慈「…………」

アリス「恵飛須沢胡桃がいたから、あの後私を助ける行動や、この布団のあっただろう休憩室まで行けたんだから」

慈「それは結果でしょ……? 私……怖かったんだから」

それは頼ることのできる人間が居なくなってしまうからかな
それとも、友人だから。かな
私はどちらであってほしいと願うのだろうか
私は私という人間が読めない

窮地に陥った時、願わくば君が私の奮闘を見てより生に貪欲であれと願った
なぜそんなことを思ったのだろうか
君が私が真に友人と呼べる唯一の人間だからなのかな



1.頭を撫でる
2.終わり良ければ全て良し。さる偉人の言葉があるじゃない
3.私は正直死んでもいいと思った。でも、なぜかしらね。君の顔を見れて良かったと、心から思う
4.私は一度死んだようなもの。これから私は、どうして行ったらいいのかな


↓1
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/17(木) 18:00:36.05 ID:9WKrF53DO
3
289 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 18:31:22.35 ID:rdiRIVoGO

ふぅ……と、沈み込み始めた空気を払拭するようにため息をつく
起きた時からそうだけど、慈はずっと複雑な表情のままで
私はと言えば、なんだか良く分からない感じで。

どうせならば慈先生(呼ぶと怒る)に悩みでも聞いてもらおうかと
ちらりと目を向けると、視線が交わった

慈「……まだ言い訳があるの?」

アリス「言い訳? 私が言ったのはあくまで私の行動理由だよ。自分自身の正否を紛らわそうとしたつもりはないわ」

戻りそうな会話を区切るためにはっきりと告げておいて
そうじゃなくてね。と、先手を打つ

アリス「私は正直死んでもいいと思ったのよ。だから君にもちゃんと別れを告げたつもりだったんだ」

慈「…………」

ふざけないで。そう言いたげな慈に、ほほ笑みを傾ける
あまりにも予想通りな反応過ぎて、逆に面白かったから

アリス「でもなぜかしらね。君の顔を見れて良かったと心から思うの」

慈「え?」

アリス「君が生きているのは当たり前なの。だからね、安心したとかそう言うものではないはずなんだけど」

体がそうなのかもしれない
けれど、精神的にというべきか……心が少しだけ、温まった気がするのだ
真冬の冷え切った体にココアを流し込むかのような
そう言う、アレな感じ

アリス「君は先生でしょ? そういうの、分からないかな」

慈「心理学を専攻していたわけじゃないから……」

アリス「そっか」

慈「でも……それはきっとアリスさんが生きていたかったからだと思うわ」

私が……生きていたかった?
死んでもいいと思っていたのに
これで終わるのも構わないと自分で自分を動かしていたはずなのに

アリス「まるで支離滅裂じゃない」

私が言うと、慈はどこか嬉しそうにほほ笑む

慈「でも、そっか。私の顔が見れて……なのね。ふふっ、なんだか嬉しいわ」

アリス「……否定はしないよ。否定するのは何か、もっと支離滅裂になりそうだから」

彼女の茶化すような笑みにむけて、私は肯定する
より明確に言えば、私は君の笑みを見れてよかったと思う
トゥルーエンドとハッピーエンド。もしかしたらそう言う類の心境なのかもしれない

慈「でも本当に止めてね? 私……アリスさんまで居なくなってしまうのは嫌だから」

アリス「そうね……」

ちらりと、傷を見る。まだ同類になる様子はない”彼ら”による傷

アリス「場合によるわ。こんな世界だから……居なくならない約束なんて出来やしない」

慈「……出来る限り、お願い」

祈るような彼女の声
私の選択した言葉は間違いだった。約束すると言ってあげるべきだった。そんな気がする
これは後悔しているということなのかな
なんでかな……少し、自分が複雑になってしまった気がする
面倒くさい、自分のことで考えないといけないなんて……

アリス「そうね、出来る限りはね」

だからとりあえず答えておく
そこで見られた彼女の不満半分な表情が、なぜだか印象に残った
290 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 18:34:25.84 ID:rdiRIVoGO
ちょいと席を外しますまたあとで出来たら続きやる
1レス長いか…?半分でよさそうだね
あと、めぐねえがヒロイン化してる…あれかな、初期から友人枠にしたせいか
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/17(木) 19:42:41.60 ID:bxNmLETno
アリスが欲も感情も希薄なキャラで行動の動機がめぐねえしかないからねえ。
292 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 20:58:12.93 ID:Mb3UD2/gO
【巡ヶ丘学園高校3階 物理準備室(仮拠点) DAY6  昼の部】
【アリス:体力:53/53:精神:110/110 感染15% 状態:小感染】
【食料:150(園芸)・700(備蓄)】

――――――――――――――――――――――――――――――――


アリス「なるほどね」

私が購買部で囮になり、救出されて、眠り込んで
1日半……いや、時間的に二日間
その間に職員休憩室に行くことが出来たというのもあって、
食糧や寝具の問題は流れるように解決できたという

そして、朝になって恵飛須沢胡桃と園芸部こと若狭悠里が調査に出た結果、
屋上にある太陽光パネル等の設備が生きていることが判明し
それらを用いることでお湯や電化製品等のしようが出来るようになり、
飛躍的な生活環境の向上が出来たらしい

とんとん拍子に事が進むと、
逆に何か悪いことの前触れのような気がしてならないけれど……
こんな世界になってから早くも約一週間が経とうとしているのだから
このくらいは許して欲しいものだと思う

胡桃「それにしても本当に噛まれてなくてよかったよ」

悠里「そうね……奇跡。と、言って良いのかしら。そのくらいのことだと思うわ」

胡桃「そうだな……あ、アリスさん、聞いてくれよ!」

間を置かずに矢継ぎ早に言葉を並べ立てようとする恵飛須沢胡桃は、
私が制止の言葉を投げかけるよりも先に、帽子の子こと丈槍由紀の両肩をがしりと掴んで私の前に差し出す

由紀「わわっ」

胡桃「由紀が携帯使おうって発案してくれたんだ。大きな音、携帯のやつとかどうかなって」

由紀「わ、私はただスマホが目に入っわわわっ!」

謙遜すんなよーと、恵飛須沢胡桃が丈槍由紀の頭をガシガシとめちゃくちゃにする
その光景を、若狭悠里と慈は微笑ましそうに見つめて

悠里「体の痛みなどは大丈夫ですか?」

アリス「怪我の痛みはあるけど、特に変わった感じはしないわ」

悠里「そうですか……」

少し不安げに、彼女は呟いて

悠里「やはり、噛み付かれたりなどして唾液等が体の内部に入り込むことが”アレ”になってしまう原因なんでしょうか?」

慈「分からないわ……けど、その可能性は十分高いと思う」
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/17(木) 21:06:54.90 ID:XV62OOnk0
女ばかりでよかったかもな
R板だけどグロのほうが強いし、男だとこのメンバーだと色々ツライ
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/17(木) 21:07:27.66 ID:XV62OOnk0
×女ばかりでよかったかもな
〇主人公が女でよっかたかもな
295 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 21:26:52.22 ID:Mb3UD2/gO

アリス「…………」

”噛みつかれなければ感染しない”
それは恐らく違うはずだ
昔からよくよく聞くことではあるけれど
唾液だったか、口だったかにはかなりの量の細菌が潜んでいるという話だ
それゆえに、唾液による感染力は他に比べて爆発的であることは抗いようのない事実だと思う

けれど、私は確かに体が侵されていくのを感じた
妙な話ではあるけれど、注射で血を抜かれていく時に
ほんの少し流れを乱されているのを感じるような、あれだ

微弱ながら感染しているのは間違いない
それはきっと、みんな分かっていること
だから、若狭悠里は私を警戒しているのだろう

悠里「…………」

慈「ねぇ、みんな」

各々好き勝手に(と言っても恵飛須沢と丈槍くらいだが)行動し始めたところで
一瞬、神妙な顔つきをしていた慈が手を叩いて声をかける
皆の目が向けられたのを確認してから、慈は小さく息をついた

慈「予定通り、まずは3階の開放を目指そうと思います」

胡桃「だな……じゃないと夜も安心できない」

慈「そうね……だけど、3階にある使うことのできる机はもう使っちゃってるから、新しくバリケードを作るには2階のを使うしかないの」

悠里「ですが先生、それでは2階に……」

慈「うん……そう。だから、少しずつ確実に。誰かみたいな無謀な囮なんてしなくて良いように」

ちらりと慈が私を見て、皆の視線が私に刺さる
誰かなんて言わずに私を名指しすればいいものを……相当不快だったわね。アレ

慈「慎重に解放を目指していこうと思うの。早く学校全体を取り返したい気持ちはわか――」

胡桃「大丈夫だってめぐねえ! もう焦ったりする必要はないんだからさ。あたしも、気を付けるから」
296 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 21:43:47.62 ID:Mb3UD2/gO

慈「ありがとう、恵飛須沢さん」

胡桃「良いってめぐねえ」

そう言った恵飛須沢胡桃は、ふと気が付いたように首を傾げて慈を見つめる
何か顔についてる? と不思議そうにする慈に、彼女は笑みを浮かべて

胡桃「いや、そう言えば昨日からめぐねえって呼んでも反応しないなって思って」

由紀「そういえば!」

今更ながらに気づいて声を上げる丈槍由紀
最初に疑問を述べた恵飛須沢胡桃
その両者へと目を向けた慈は「忘れてたわ……」と
意味ありそうで何もない拍子抜けな言葉を返す

悠里「先生、ずっとアリスさんのことを気にしていたから……」

アリス「私のせいとでも言いたいの?」

悠里「いえ、そう言うわけでは……」

アリス「冗談よ。別に怒ったりしていないから怯えないで」

少し詰め寄るような視線を向けただけで、彼女は怯えたように足を引いて否定する
ほんの軽い冗談のつもりだったのに、
いつもこればっかりだから、興ざめしてしまう
それとも、私の冗談が悪いのだろうか

慈「でもね、それでもいいかなって思うの」

アリス「?」

悠里「先生?」

慈「立場としてはやっぱり私はみんなの先生。だけど、こうして生きていく上ではそう言うのじゃなくても良いかなって」

慈は少し照れくさそうにしながら、私を見る
その意思決定に私が関係しているとでも言いたいのだろうか

慈「だから、めぐねえって呼ぶことを許可します!」
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/17(木) 21:49:12.47 ID:XV62OOnk0
死亡フラグだってばよ……
298 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 21:54:06.33 ID:Mb3UD2/gO

やったあ! と一番喜んだのは丈槍由紀だった
次に恵飛須沢胡桃が癖で呼んじゃうからなーと
丈槍由紀よりは控えめながら嬉しそうに笑って

悠里「では、先生……めぐねえも。みんなのことは下の名前で呼んでください」

いいよね? と、彼女が言うと二人は「もちろん」と声を揃えて言う
そんな予測できて当たり前のようなこと
それを予想できていなかったのか、慈は少しばかり困ったように
けれどもどこか嬉しそうな笑みを浮かべながら、眼を逸らす

慈「ゆ、由紀……ちゃん」

由紀「はいっ」

慈「胡桃……ちゃん」

胡桃「おうっ」

慈「悠里……さん」

悠里「私だけ仲間外れですか?」

珍しく(と言っても私は大して知らないが)若狭悠里は不服だと表すように
むっとしたような表情で慈を見つめてしょぼんっと落ち込んで見せる
優等生だからこそ効果のあるそれは、少しずるい気もした

慈「ごめんなさい、悠里さ……悠里ちゃんって、中々。その、大人びてるから」

悠里「有難うございます。でも、私もみんなと一緒が良いです」

大人びているという評価
それ自体は喜ばしく受け取りながらも、若狭悠里は”さん”ではなく”ちゃん”であることを求めて

慈「アリスちゃん」

アリス「せめて躊躇いなさい……それで、釈明の言葉は用意できてるかしら?」

慈「冗談だから、冗談っ!」
299 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 22:20:19.46 ID:Mb3UD2/gO

アリス「…………」

生活レベルが飛躍的に上昇したことで浮かれているわけではないけれど、
それでも、いつまでも暗いままではなく心機一転切り替えようという気持ちの表れだろう
慈自身も普段と比べて大分明るい声色になっていた

それは確かに良いことだとは思う
他人に”機械のよう”と言われる私としては
そんな大雑把な心境の変化なんて起こっている様子はないけれど
でも、この騒々しくなりそうな空気が悪くないと思えるのだから
少しは変わっているのだろう

だけど、だけど。なんだかそれではいけないような気がしてくる
そもそも私はこの空気感は得意じゃない
苦手でも、ないけれど。
だからかもしれない、気のせいかもしれない

アリス「……曇り、か」

物理準備室、その窓から見える空は私達を取り巻く空気とは正反対な曇天
まるで台風の目の中に紛れ込んでしまったかのよう

慈「アリスさん?」

アリス「寝すぎたかもしれないわ」

ぼーっとしていたのかもしれない
心配そうに聞いてくる慈に、笑みを返して取り繕う
私は昔から”卑屈”だと言われることがあった
だからかもしれない
慈がポジティブに考えることのできる人間だとすれば
私はネガティブに考えてしまうような人間だから

慈「とりあえず今日は探索を打ち切ってお休みの予定だから。ゆっくりして大丈夫よ」

アリス「そっか」

慈「さっき話してたことなのに」

ちょっぴり心配そうに、慈がぼやく
あまり話を聞いていなかったけれど、今日探索に出ないのなら
今日のこの不安はきっと杞憂だろう
部屋にいるのなら、安全だから


1.由紀とお話
2.悠里とお話
3.胡桃とお話
4.慈とお話
5.少し運動しておこう

↓1
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/17(木) 22:21:39.36 ID:1ii84FEyO
2
301 : ◆JIAuvu1PvIJ6 [saga]:2017/08/17(木) 22:53:02.99 ID:mjlC3VFoO
アリス「少し、いいかしら」

悠里「……」

園芸部こと若狭悠里は声をかけた途端に閉じていた目を開いて
私のことを真っ直ぐ見つめてきた
警戒している。というのが、はっきりとわかる

悠里「どうかしたんですか?」

下手なことは言わない方が良いと思う
ましてや、今の空気感はあまりよくないとか
ネガティブに流れていくような考えに通ずることは。

きっと彼女の心証を余計に悪くしてしまうだろうし
面倒なことに繋がりかねない

だけど……


1.園芸、見に行かない?
2.私には、呼び方をどうこう言わないのね
3.あまり……気を抜かない方が良いわ
4.ちょっと、隣の教室に行きましょ
5.この後の事、かんがえてあるの?

↓1
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