【マギレコ】いろは「好感度測定のウワサ……?」【コンマ】

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1 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2017/09/25(月) 00:45:48.19 ID:SNq7WCF/0
 キャラ崩壊、独自設定に注意



 神浜市を調べるようになってからちょっと。
 やちよさんの助手として私は空いた時間を利用してウワサの調査をしていた。
 聞き込みはもちろん、足で情報を探し回り――命懸けの場面も多かったはずなのに、思い返してみれば不思議と充実した日々であった。

 そう。あの日あれを見つけるまでは。

いろは「……?」

 とある土曜日の夕方。いつものように神浜を探索していた私は、不思議なものを見つけた。
 オレンジ色の陽の光に照らされた一本の看板。町に看板があることはおかしくない。けれど私の視線は一目見た瞬間それに釘付けになってしまっていた。
 それほどその看板は異質だった。
 細めの丸太一本と木の板一枚だけで作られ、きっちりしたサイズの紙が貼り付けられているチープな作り。
 地面のコンクリートにまるで最初から穴が空いているかのように綺麗に刺さっており、住宅街――車も普通に通る道なのにど真ん中に配置されている。

 ……うん。常識的に考えてすごくおかしい。
 『町に看板!』ってところだけだよね……。おかしくないのは。

いろは「もしかして新しいウワサ……?」

 危ないことに巻き込まれるかもしれない、なんてことは考えず私は思うまま近づいてしまう。実際それで危ない目に遭ったこともあるのに。
 それでもフラフラ近づいていくのは私の中で「ウワサ」イコール「手がかり」みたいな方程式が出来上がっているからに違いない。
2 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2017/09/25(月) 01:13:01.28 ID:SNq7WCF/0

いろは「……」フムフム

 看板にはたった一文。『あなたは好感度を見たいですか?』。
 ……なんだろう? この問いかけは。

いろは「好感度……好感度。どれだけ好かれてるってことかな」

いろは「そんなの見られるなら、見てみたいよね」

 やちよさんに鶴乃ちゃん、フェリシアちゃんにみたまさん。それに手を貸してくれる魔法少女のみんな。
 全員の気持ちを見られるなら喜んで頷く。でもこうも露骨に怪しいものを頼る気にはならな――

??『見てみたい? 見てみたいの?』

いろは「へぇっ!?」

 くすくすと笑い、ささやくような声がすぐ間近から聞こえた。
 驚き飛び跳ねて周りを見回すけど誰もいない。
 なんだかまずい気がする。否定しないと……!

いろは「あ、あのっ。見てみたいけど、見えなくてい――」

??『なら力を貸してあげる』

いろは「いいんですけど!?」

??『いいならいいじゃないの』

いろは「そのいいじゃなくて――えと」

??『はいじゃあ頑張って』

いろは「ちょっ! 本当に要らない――」

 妙に砕けた口調になった声の適当さに戸惑っていると、私の前から看板が消えた。

 ……完全に巻き込まれちゃった。

 ど、どどどうしよう……。

いろは「そもそも何に巻き込まれたのかも分からないし……」

 誰かに助けを求める、とか?


 ↓1、2 ちょうどよく会う人 実装されているマギレコの魔法少女で一人指定 被ったら安価下
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 01:55:27.30 ID:sxTofP6pO
鶴乃
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 02:03:36.26 ID:ZgPbVjXgo
ももこ
5 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2017/09/25(月) 03:58:08.73 ID:SNq7WCF/0

鶴乃「あっ、いろはちゃんだ! おーい!」

ももこ「ちょ、鶴乃? 街中だぞ」

 どうしようとあたふたしていると、前の方から見慣れた女の子二人が。
 私を見つけると笑顔で手を振り小走りでやって来る明るい女の子、鶴乃ちゃん。彼女の少し後ろで呆れ顔をしながら早歩きで進むもう一人、ももこさん。
 二人とも心強い私の味方で、これまで何度お世話になったかは分からない。

いろは「ぁ――鶴乃ちゃん、ももこさん!」ダッ

ももこ「いろはちゃんまで……なにかあった?」

 だから彼女達の姿を見た直後、私も走り出していた。
 何かに巻き込まれた不安と焦り。自分からフラフラ近寄ったのに、と思わなくはない。
 でもああ簡単に巻き込まれるなんて――

いろは「――あれっ?」

 二人に近づいた私は足を止めた。
 いつもの制服姿の二人の頭上。そこに不思議な数字が浮いているのだ。

 これが好感度……?


 ↓1、2 鶴乃、ももこ のいろはへの好感度 コンマで測定 00は100
      ゾロ目は二倍にして計算。奇数は通常の二倍。偶数のゾロ目は――

     『01から20』 顔見知り……むしろ敵対?
     『21から40』 ちょっと苦手な知り合い
     『41から60』 普通のお友達
     『61から80』 親友レベル。信頼している
     『81から100』 恋愛対象。意識している?
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 04:43:45.77 ID:MHgo9Z320
ほい
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 05:09:02.07 ID:xFUexrGao
あい
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 07:03:56.21 ID:s6gfDXFp0
ももこ低っ
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 02:17:10.69 ID:Fb8IB4AdO
愛情たっぷりの50点のチャーハン食べさせてくれるんだ…
10 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2017/09/27(水) 08:12:57.36 ID:jg6ppdCUO
鶴乃 77×2 154
   『いろはちゃん愛してる! いろはちゃんと一緒にいたい!』

ももこ 7
   『まぁ……苦手だけど約束しちゃったからなぁ』



いろは「……」ゴシゴシ

 立ち止まり、目を擦る私。
 何かの見間違えであって。そんな願いも目を開いてすぐ打ち砕かれた。

 ……うう。やっぱり見える。
 数字と一言コーナーみたいなのが。

 あれが好感度だよね?
 どれくらいが普通なんだろう。鶴乃ちゃん3桁いってるけど、ももこさんはたった1桁で……考えるのが怖い。

 一言のところも不穏だし――

鶴乃「ぼんやりしてるところにドーンッ!」ガバッ

いろは「わひゃっ!? つ、鶴乃ちゃん?」

 いっそ逃げ去ってしまおうか。なんて思っていた私の真正面から衝撃。反射的にそれを受け止めようと手を伸ばせば、すぐ目の前にいたのは鶴乃ちゃん。人懐っこい笑顔を浮かべて私に飛び付いている。
11 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2017/09/27(水) 08:13:47.34 ID:jg6ppdCUO

鶴乃「えへへ、いろはちゃんはくっつき心地最高だね! むしろ最強。あぁー癒される」ナデナデ

いろは「あはは……ちょっとくすぐったいかな」

 ニコニコと笑いながら私を抱きしめ、頭を撫でてくれる鶴乃ちゃん。いつも通りな過剰スキンシップだけど――好感度を見てしまった今、どうしても意識してしまう。
 ももこさんが一桁で、鶴乃ちゃんが3桁。単純に百倍近くの好感度があるわけで――どこまで想われちゃってるんだろう。的な自意識過剰な悩みが頭に浮かんでしまう。

ももこ「こら、鶴乃。いろはちゃん困っちゃうだろ」

鶴乃「そーかなー。わたしのハグはやちよにも好評――っていう設定なんだけど」

ももこ「設定ならそれは勘違いだな」

鶴乃「むー。そうでも離れないからね」ギュウウウ 

 ももこさんも私の近くへ。三人揃い、自然と道の恥へ。
 好感度が本当に高いのならば、鶴乃ちゃんは私のことを嫌ってはないはず。私は実験も兼ねて、普段はまったくしないであろう行動をとった。

いろは「ぅ――うん。私は嬉しいよ。その、鶴乃ちゃんが抱き締めてくれると」

 自分からもギュッと少しの力を込めて鶴乃ちゃんを抱き締める。
 恥ずかしさでちょっと吃ったのは秘密だ。いつもはされるがままだったけど、どうかな?
12 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2017/09/27(水) 08:14:23.72 ID:jg6ppdCUO

鶴乃「へっ? や、やだなーいろはちゃん。嬉しくなっちゃうよ」

 ……すごく分かりやすい。頬を赤らめニコニコと笑う鶴乃ちゃん。動揺しているのか、腕の力が緩んでいた。
 やっぱり本当に好感度が見えるみたい。でもなんでこんなに鶴乃ちゃんに好かれているんだろう? ももこさんに嫌われている理由も気になる。

『あら見てみたい? 知ってみたい?』

 うん。――って、あ、あれ!?
 消えたと思ったのに、どこに――

『周りには聞こえてないからお気になさらず』

『気になっていること、教えてあげるわ』


 ↓1 鶴乃の好意の理由――その判定
   コンマ末尾の数字が高いほど不純。0は10とする

 ↓2 ももこの理由判定
    数字が高いほど深刻
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 08:32:11.33 ID:B4nZQzOIO
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 10:18:48.47 ID:8yE0DyctO
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 15:27:13.72 ID:tggaGJubO
二人ともなんとも言えない数字で
16 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2017/09/28(木) 08:02:58.44 ID:kEhODrcSO


鶴乃 3
   わりと純粋な方

ももこ 7
   わりと深刻め


ももこ『……なんか、納得できないんだよなぁ』

 ――ッ? も、ももこさんの声?
 これが『理由』?

ももこ『いろはちゃんが悪いってわけじゃないけど……四人チームになるのかなぁなんて思ったりもして』

ももこ『――けど結局、やちよさんと一緒に行動することになってるし……モヤモヤする』

 ……ぁ。
 そうだよね。やちよさんとももこさんは今はあんまり仲良くないし……お世話になったももこさんに何も言わないで、やちよさんとウワサ調査をしようと決めたのは複雑な気持ちになるかもしれない。
 全然考えなかった……。

ももこ『ウキウキしてたアタシもいるし、あーっ恥ずかしい!』

ももこ『……まぁ、やちよさんみたいに綺麗な人の方がいいのかもなぁ。一緒にいてウザいっていろはちゃんに思われたんだろうな、アタシ』

 ――え? そ、そんなこと……

鶴乃『いろはちゃんはパッと見て一目惚れだったけど――話していて、わたし思ったんだよね』

 あ、あれっ? ももこさんの話終わり?  というか、一目惚れって――

鶴乃『一つになるべき運命だって』

いろは「ふぁっ!?」

 低音の恐ろしい一言に、私は思わず叫んだ。
17 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2017/09/28(木) 08:03:57.24 ID:kEhODrcSO

鶴乃「……」
ももこ「……」

 そして二人にきょとんとした顔で見られる辛い現実へカムバック。鶴乃ちゃんがまだくっついているのを見るに、さっきのは脳内で起きたことみたいで時間はあまり経過していないらしい。

ももこ「いろはちゃん、大丈夫? なんかぼけーっとしてたけどさ」

鶴乃「急に叫んでどしたの? ラーメン屋の屋台でも見つけた?」

いろは「な、なんでもないです! 気にしないでください」

 気にしない気にしない……気にしないようにしないと。
 まさかももこさんがあんなネガティブなこと思ってるなんて……そしてそれを私に知られたなんて考えたくもないだろうし。
 鶴乃ちゃんは……なんだろう。あの台詞だけ聞くとすごく怖いんだけど。でも、鶴乃ちゃんがそんな物理的に捕食みたいなこと……。

 うぅん……人の心の中って、私が思ってる以上に複雑ってことなんだろう。

 一言謝って鶴乃ちゃんを引き剥がし、私は苦笑する。二人は不思議そうな顔をしていたけど大して気に止めてないみたいで、またいつもの調子に。
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