【マギレコ】いろは「好感度測定のウワサ……?」【コンマ】

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119 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 02:07:36.08 ID:wJaQpJ0K0
もう全ルート見たい……。
バッドだとしても梨花いろ見たい……。絶対二人は幸せになるカプだと思うし
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 02:18:13.11 ID:pd/0xe7ao
現状だと好感度極端に分かれている状態だから
鶴乃と梨花はゴール近そう
なお唯一真ん中に近い都先輩という存在感
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 05:38:04.54 ID:Qx7dfXJuO
乙です
>>118
梨花ちゃんが自分以外と結ばれて祝福しなきゃいけないのにモヤモヤしてソウルジェムがスーっと濁ってドッぺルが…
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 21:08:00.52 ID:pd/0xe7ao
そういえば何気にいろはとれんって4章以降だと同じ学校な件
これ気まずいってレベルじゃない
123 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2017/11/20(月) 04:43:54.09 ID:YEfILXrh0

『1を選ぶと、そのまま梨花と恋人関係スタート。選択肢次第が出る限りは可能性は色々あります』

『それと、やろうと思っていた新要素を今まで条件を満たしていたのに見逃していたので、今度条件に触れたらいきなり始まるので察してください』



いろは「……ごめんね。やっぱり簡単には答えられないかな」

 このまま流されて解放への道を目指してもいいかもしれない。梨花ちゃんはいい人だし、彼女が私と恋人になりたいって思ってくれてることは嬉しい。
 でも、今はそれ以上に気にかかることがあった。

れん「……」

 さっきから一言も発しないれんちゃんのことだ。

 このまま放っておくのも危ういし、一回きちんと話しておかないと。

梨花「――ん。だよね。じゃあ今日はもう帰ろっかな。れんちゃん、用事ない?」

れん「ぁ……。うん」

 声をかけられてようやく反応するれんちゃん。梨花ちゃんは彼女の異変に気づいてないみたいで、あっさりとした様子でソファから降りた。

梨花「今日はほんと急にごめんね。どうさしても聞いてほしくて」

やちよ「……えぇ。気持ちはなんとなく分かるわ」

梨花「……。やちよさんも、ありがとうございました。じゃ、おやすみっ。二人とも」

れん「……」ペコッ

 いつも通りの表情を見せて、何もなかったみたいに家から出ていく二人。
 ドアが閉まると重苦しい雰囲気は一気に解放され――
124 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2017/11/20(月) 04:44:23.49 ID:YEfILXrh0

『1を選ぶと、そのまま梨花と恋人関係スタート。選択肢次第が出る限りは可能性は色々あります』

『それと、やろうと思っていた新要素を今まで条件を満たしていたのに見逃していたので、今度条件に触れたらいきなり始まるので察してください』



いろは「……ごめんね。やっぱり簡単には答えられないかな」

 このまま流されて解放への道を目指してもいいかもしれない。梨花ちゃんはいい人だし、彼女が私と恋人になりたいって思ってくれてることは嬉しい。
 でも、今はそれ以上に気にかかることがあった。

れん「……」

 さっきから一言も発しないれんちゃんのことだ。

 このまま放っておくのも危ういし、一回きちんと話しておかないと。

梨花「――ん。だよね。じゃあ今日はもう帰ろっかな。れんちゃん、用事ない?」

れん「ぁ……。うん」

 声をかけられてようやく反応するれんちゃん。梨花ちゃんは彼女の異変に気づいてないみたいで、あっさりとした様子でソファから降りた。

梨花「今日はほんと急にごめんね。どうさしても聞いてほしくて」

やちよ「……えぇ。気持ちはなんとなく分かるわ」

梨花「……。やちよさんも、ありがとうございました。じゃ、おやすみっ。二人とも」

れん「……」ペコッ

 いつも通りの表情を見せて、何もなかったみたいに家から出ていく二人。
 ドアが閉まると重苦しい雰囲気は一気に解放され――
125 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2017/11/20(月) 04:45:52.51 ID:YEfILXrh0
『二重投稿申し訳ないです』




やちよ「……疲れたわね」

いろは「本当に……」

 私達は二人して背もたれにぐったりと寄りかかった。
 悪意なんてないのに、人と人がうまくいかない。そんなことは当たり前だって分かってた筈だけど、こうも見せつけられると気分が落ち込んで仕方がない。
 ……明日も学校。好感度見ながら生活かぁ……大変そう。
 とりあえず、明日の朝にれんちゃんへメールをしようかな。やり方は覚えてるし、多分大丈夫。
126 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2017/11/20(月) 04:47:21.11 ID:YEfILXrh0

 翌日、メールを送ってから学校へ行ってみると意外なことが分かった。
 通学の時から既に気づいていたけど、周りの人の好感度が見えないのだ。関係性がある人だけが見えるらしい。クラスメイトの中にはちらほらと見える人もいた。
 あ。あとそういえば、家に帰ってからご飯食べて、眠って、通学して……当然、あの二人とも顔を合わせたんだけど――


 ↓1 フェリシアの好感度測定
 ↓2 さなの好感度測定 
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 04:58:23.90 ID:Mmv7sEpPo
いろは飯の効果や如何に
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 05:09:51.86 ID:JO96FK1RO
こうかはばつぐんだ!
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 06:17:12.75 ID:NrdolnITo
タカァイ!
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 06:42:41.36 ID:tLAa/SdaO
やったぜ
131 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2017/11/20(月) 07:59:33.11 ID:TBuCT3FkO

 フェリシア 90 恋愛対象
 さな    86 恋愛対象

 続けて↓1、↓2でフェリシア、さなの好感度の理由
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 08:10:34.50 ID:NwrgarwDO
こいつのお陰で今は一人ぼっちじゃないんだよな…
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 08:11:27.74 ID:tLAa/SdaO
傭兵やってた頃の自分を最後まで見限らなかったから
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 08:12:06.96 ID:tLAa/SdaO
すみません自分のは無しで(汗)
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 08:30:34.15 ID:WTsnWugeO
必要としてくれるってそういうことですよね?
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 08:31:40.11 ID:L7LFOMLvO
自分のことを頼りにしてくれるから
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 11:48:10.26 ID:niSAg2BdO
ななみけ陥落してる…
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 14:57:44.73 ID:MtFYsqHAo
いきなり恋愛対象勢が4名に増えたよ
やったね、いろはちゃん!
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 15:16:53.22 ID:NwrgarwDO
えろはちゃんモテモテですなぁ
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2017/11/21(火) 01:05:13.60 ID:CvF6g9ZQ0
レズパレスの名は伊達じゃないな
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 04:25:30.58 ID:iRns3Elio
このままだとメルルのアトリエの人気者エンドみたいなコースを迎えそうなえろはちゃん(一日中みんなで奪い合い)
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/22(水) 00:11:31.27 ID:1ZkhYsDn0
いろはちゃんはエロいからね
仕方ないね
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/01(金) 11:37:47.77 ID:231CkZ42O
今回のドッペル解放イベでつるのんの夢一つは決まったな…いろはちゃんと一つになるって夢が…
144 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2017/12/04(月) 01:11:54.10 ID:Tu802dzS0
【最初に土曜の夕方だとか言っていたので明日学校展開は修正。
  みゃーこ先輩に白衣常に着させてたのも修正――クラスのみんなには内緒だよっ☆】



 
 意外と言っちゃうのもあれなんだけど――すごく高かった。
 でも私が意外だなって思っちゃうのも仕方ないと思う。二人とも梨花ちゃんより高かったから。
 フェリシアちゃんが90。さなちゃんが86。
 告白してくる女の子よりも高いって、どうなんだろう……。

 一応二人にも私の事情を話して、二人の好感度を説明したけど――これからお家どうなっちゃうんだろう。
 なんて思っていた私の心配はどこへやら。普通にご飯食べてお風呂入ってテレビ観て、なにもなく一日が終わっちゃった。

 ちなみにやちよさんに言われて好感度の理由も聞いてみた。一人目はフェリシアちゃん。


フェリシア『いろはって最初は困った顔で笑ってる、なんてゆーか偽善者? みたいな感じだって思ったんだよな』

フェリシア『でも馬鹿みたいにオレのこと信じて心配して、叱ったりしてさ。こんなヤツ今までいなかった』

フェリシア『……こいつのお陰で今は一人ぼっちじゃないんだよな。家もできて仲間もできて――全然考えられなかったよな』

フェリシア『何もしてないみたいな態度するけど、あいつが何人助けてきたか。……今度はオレが助けてやりたいな。できれば、あいつのすぐそばで』


 ……なんだろう、この感動。これが母親の気持ちなのかな。フェリシアちゃんが私にこんなこと思ってたなんて。
 っと、つい満足感に浸っちゃった。
 でも良かった。フェリシアちゃん、私とかやちよさん、鶴乃ちゃんが決めたこと喜んでくれてたんだね。
 見た目のこととか、また、その……え、エロいとか言われなくて安心したのは内緒だ。

 で、次はさなちゃん。
 控えめで大人しい彼女が私のことをどう思っているのか。好感度抜きでもちょっと気になっちゃう。
145 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2017/12/04(月) 01:12:30.41 ID:Tu802dzS0
さな『……。いろはさんと一緒にいるとつい意識しちゃう。私のために危険を冒して、探しにきてくれて――私に居場所を与えてくれて。お友達もいっぱいできて』

さな『いつもは綺麗で優しくて、ちょっと頼りない感じだけど、時々凛としてかっこよくて。同じ女の子だけどドキドキしちゃう』

さな『いろはさんは色々な人に好かれてると思うけど――あの人に必要とされた人は何人いるのかな』

さな『いろはさんに直接必要に……。ひ、必要としてくれるってそういうことですよね?』

さな『……いつでもいいように身体は綺麗にしておかないと。――ぁ、べ、勉強もがんばろう。やちよさんに聞いてみようかな』

 何故か私が告白というか、身体を求めた人的なニュアンスで評されていた。
 これ、私が一緒に寝ようかなんて言ったら頷いちゃうんじゃ……。そ、そんなつもりはないけどねっ?

 二人とも梨花ちゃん超えなのは納得できちゃう理由であった。
 この理由を二人に話しても特にはリアクションがなかったのが今となっては怖い。
 やちよさんは自分みたいな理由の子がいなくて落胆したり、さなちゃんの理由の最後の部分を話したら優雅に逃亡したりしたのに。ちょっと赤くなっただけだもんね……。


 ――さて。
 学校へ来た私は校舎裏、人気の少ないベンチへと向かっていた。朝、れんちゃんをメールで呼び出した場所である。
 校舎裏で屋外なのは暴走の可能性を恐れて。人前でいきなり変身して暴れだしたら大変なことになっちゃうからね。
 他にもいい場所があるんだろうけど……やっぱり学校が話しやすいと思った。
 れんちゃんと私はおなじ学校だし、私服でどっか別の場所で話すよりも緊張しないでいいだろう。れんちゃんも私も。
146 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2017/12/04(月) 01:15:08.15 ID:Tu802dzS0
れん「……あ」

いろは「おはよう、れんちゃん」

 何をどう話そうか。頭を悩ませているとすぐ目的地へ到着した。
 ちょっと薄暗い校舎裏。ベンチにちょこんと座っているのは私と同じ、制服姿のれんちゃん。返信してくれた通りちゃんと来てくれたみたいだ。
 うう……あの好感度が見える。下がってないのが不思議だけど、昨日のことは梨花ちゃんの独断って割り切ってくれてるのかな。

れん「――その、おはようございます。いろはちゃん」

いろは「うん。えっとそれで……」

れん「……」ジー

いろは「……」

 れんちゃんの隣に座る。
 自然と私はその間話を途切れさせてしまい、沈黙が。
 ……そうだ。れんちゃんは私と同じであんまり会話とか苦手なんだった。
 やちよさんとかは「『それで』、話って?」みたいに繋いでくれるからつい。
 ここは私が私で話題を提供しないと。

いろは「えっとね――」


 1 昨日の告白について思ったことを語る
 2 これから遊びに行こうと誘う
 3 れんの気持ちを尋ねる
 4 れんの好感度の理由を聞いたことについて語る

 ↓1



【平日の日常にネジ集めとイベント周回、ミラーズと忙しすぎて更新遅れて申し訳ないっす】
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/12/04(月) 01:18:25.92 ID:B1QYIJtn0
2sage
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 01:18:52.12 ID:B1QYIJtn0
すまんsageの位置ミスった
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 01:50:59.51 ID:QzBlLpQK0
矢継ぎ早にイベント来るからね、仕方ないね
嬉しい悲鳴
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 03:31:16.77 ID:WXi40Y+cO
乙です
フルボイス化でいろはちゃんの初調整の時の声が楽しみですね
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 04:28:20.68 ID:/lVNCC5ho
更新乙です
最近のマギレコは色々頑張ってて嬉しい
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 21:31:38.78 ID:Ulf+FJjD0
更新乙。
放課後じゃなくこれから? サボりはそれはそれで乙だけど
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/05(火) 00:25:56.12 ID:eMGyQ5veO
安価コンマ任せなのに意外とキャラ崩壊せずに纏まってて凄い
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/05(火) 02:12:57.01 ID:c8JrmwozO
さなちゃんとやちよさんのえろはちゃん談義が聞きたい
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 16:05:02.98 ID:UMo9g8CPO
つるのんが星5になった途端にスパッツ履いた理由がいろはちゃんにパンツ見られるの恥ずかしいからだったら萌える
156 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2017/12/14(木) 04:02:39.75 ID:SL0X2XjJ0
『またミスしました。通学展開修正すると言ったのに、地の文で語らないミスを。>>1の通り土曜日のその翌日、日曜日として再開しております。本当に申し訳ないです』


 ……休日、日曜日の朝。部活動くらいしか学校で活動していないようなお昼ちょっと前に呼び出したのは理由がある。
 お話をするのは勿論、私はれんちゃんと――

いろは「これから遊びに行かない?」

れん「えっ……?」

 遊びに行こうと思っていたのだ。
 ……よくよく考えれば、れんちゃんと私は間に人が入ってることが多くて、二人きりになったことが少なかったような気がするから。
 お互いのことを知らなければ、苦手意識を持っちゃうのは当然。昨日、あの場であんなリアクションをしていたのだ。梨花ちゃんへの返事を考えるなら、彼女のことも知っておかないといけないだろう。
 少なくとも私はそう思ったのだけれど……。

れん「……なんで、ですか?」

 れんちゃんは違うみたいだ。戸惑った様子で私を見、口数少なく問いかける。
 当然の反応だ。梨花ちゃんのことが好きならあの場で梨花ちゃんの告白を受けるべきだし、意識してないなら昨日断って係わらなければいい。
 私がしていることは中途半端で理解し難いことだろう。
157 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2017/12/14(木) 04:04:04.48 ID:SL0X2XjJ0

 でも、ウワサで知ってしまった以上、私は中途半端にならざるを得ない。極端な決断はそれこそ破滅を導くのだから。

いろは「……昨日のこと、判断する材料が色々欲しいから。混乱しちゃってて、まともに答えが出せそうにないし」

 ……嘘半分に本音が半分。頭は落ち着いてるけど答えが出せない。男の子の知り合いが少ないのもそうだけど、今のところ好感度が表示されるのは女の子のみ。
 梨花ちゃんや鶴乃ちゃんと深い仲になろうと口にするのは簡単だろうけど……でも、それが正しいのか分からない。
 だからこそ私は選んだ。答えを先延ばしにして人の気持ちを理解しようとすることを。

 自分がこれから、女の子を運命の相手にするとするなら――周りのフォローも考えないと。

 ……女の子同士ってどうなんだろう、って気持ちもあるし。

 そしてなにより、れんちゃんがどう思っているのか、どうしたいのかが知りたい。梨花ちゃんのことが好きなら、私はそれ相応の責任感を持つべきだから。

れん「昨日の……そう、ですか」

 ……まずい。
 なんとなく空気が重くなるのを察する私。お出かけに誘うのは悪くなかったけど……それ以前に、もっと悪いことを選択していたのかもしれない。
158 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2017/12/14(木) 04:04:42.10 ID:SL0X2XjJ0
いろは「――さ、さぁっ、出かけよう?」

 このままじゃいつ暴走してもおかしくはない。
 私は強引にれんちゃんの手を引く。れんちゃんは驚いたのか目を見開いて、何かを言いかけたみたいに口を一回開いたけど、すぐに閉じてしまう。
 出かけることに抵抗はないみたい。手を引く私にれんちゃんは黙ってついてきてくれる。

いろは「……」

 ――よし、と。ここまでは順調かな。
 手応えを感じる私。けどここで、私の頭の中に一つの疑問が浮かび上がった。
 鶴乃ちゃんに梨花ちゃん、フェリシアちゃん、さなちゃん……私に好意を持ってくれてる人達だけじゃない。好感度が低い人達と仲良くなろうとして、その人たちのことを知ろうとして――私自身はどうしたいんだろう?

 結局は八方美人で丸くおさめたいだけじゃないのかな。
 変わりたくないだけなのかもしれない。

 答えの出ない問いから逃げるように、私は足早に学校の外を目指した。
159 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2017/12/14(木) 04:06:12.68 ID:SL0X2XjJ0

 ○


 家から出て少し歩いて、待ち合わせ場所に。
 彼女は今朝、呼び出された先に向かうとそこには小さな少女が気難しそうな顔をしてテーブルの席に座っていた。

梨花「……。みゃこ先輩、おはーっ」

ひなの「梨花。早かったな」

 休日にも関わらず、喫茶店のテラス席にいる少女――ひなのは制服姿。余りに余った袖越しに器用にコップを持ち、物音一つなくテーブルに置いてみせる。
 気さくな挨拶の前に一呼吸置いた彼女は、気づいていた。ひなのの表情がいつもより真剣なことに。
 真面目な話なのだろう。待ち合わせに五分ほど遅れたというのに、遅いと責める気配もない。

梨花「でさ、なんの用? いきなり朝から呼び出しなんて」

ひなの「わかってるだろ?」ジトー

梨花「……うっ」

 たった一言。それだけで、ひなのの向かい側に座った彼女はギクリと動きを止めた。どうやら思い当たることがあるらしい。
 さながら悪いことをした子供が、それを親へ打ち明けるように彼女は恐る恐る口にする。

梨花「……ウワサのこと?」

ひなの「……」コクリ

梨花「やっぱお見通しかぁー」

 テーブルに突っ伏す彼女。むっつり頷いたひなのは深くため息を吐いた。
160 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2017/12/14(木) 04:07:06.09 ID:SL0X2XjJ0
ひなの「誰だって分かるだろ。話終わった途端一方的に挨拶してぶつ切りだからな」

梨花「あはは……だよねー」

 昨晩の電話の件だろう。確かに、話を聞いた直後に電話を切られれば嫌な予感がするもの。事実、彼女はいろはへ会いに行っていた。

ひなの「それで、いろはに会いに行って何したんだ? ウワサを自分に移してほしい、とかか?」

梨花「えっ? あー、うーん……」

 ただし、会いに向かってそれから何をしたかまでは予想できなかったらしい。
 顔を上げた彼女は曖昧に言葉を濁し、髪を指先でいじる。ほんのりと赤くなりながら。

ひなの「その反応ってことは……他の何かか」

梨花「う、うん……その、ね? みゃこ先輩。引くかもしれないけど」

ひなの「……なんだ? いいから言ってみろ」

梨花「――告白したの」

ひなの「ん、なるほど。告白――はっ?」

 こくこくと頷いていたひなのだが、言葉の意味を理解した瞬間固まってしまう。告白。その言葉が何を意味するかは目の前の彼女の表情を見ていれば誰でも分かる。そして、向かった先から対象が同性であることも。

ひなの「ま、マジか……」

梨花「うん。いろはちゃんのこと好きだったから」

ひなの「そうなのか……気付かなかった」

 彼女の過去を知るひなの。最初こそ驚いたものの、彼女の気持ちを考えればその行動は仕方ないもの。すぐに冷静さを取り戻す。
 そして落ち着いた頭が、何かを思い出したようだ。ひなのは何かしらに気づいたように目を少し大きく開いた。
161 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2017/12/14(木) 04:07:59.88 ID:SL0X2XjJ0

ひなの「……昨日電話したとき、れんも居たよな?」

梨花「えっ? うん。告白の時もいたけど」

 五十鈴れん。梨花と親しく、ひなの自身も梨花が連れてきたのをきっかけに何度か会話したことのある友人である。
 れんが電話の会話を聞いて、尚且つ梨花の行動を目にすればどうなるか……恋愛云々は置いといて、親友が同性に告白しはじめれば衝撃を受けるのはまず間違いない。

ひなの「……そうか」

 彼女はれんの気持ちに気づいているのかいないのか。一度、怒りからかムッとした表情になるものの……ひなのは怒鳴ったりはせず静かに息を吐く。

ひなの「もう嫌だろうな、順番待ちを見てるのは」

 自分は追い越されるだけ、順番か来ない列を親しい距離で見てるだけ。幸せそうにしている好きな人を見てるだけ。
 彼女は元々デリカシーがない女性ではない。昨日の一件は気が回らないだけ必死だったのだ。
 ひなのもそれは察しがついたようだ。

梨花「……うん。だからさ、今度は遠慮なく前に出ることに決めたの。普通じゃないからなんだ、ってね。結局保留にされちゃったけど、好きになってもらうために頑張る!」

ひなの「――分かった。本気ならいいんだ」

 開き直って前へ。成長を感じさせる彼女の表情に、ひなのは頷いた。
162 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2017/12/14(木) 04:08:45.70 ID:SL0X2XjJ0
ひなの(不安も怖さもあっただろうに、一人で決断して行動して……)

ひなの(悪い、れん。とても叱る気になれないな)

 心の中で、一言謝る。
 ウワサきっかけではあるが、叶うはずないと諦めていた彼女が目標へ進み出した。その出鼻をくじくようなことは誰でもしたくはないだろう。

ひなの(しかし、皮肉なもんだ。梨花がある意味逆の立場に立つことになるなんてな……)

ひなの(れん、何もないといいが)

 キラキラと輝く目の彼女を前に、ひなのは遠い目をして考えた。

163 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2017/12/14(木) 04:09:53.01 ID:SL0X2XjJ0

 ○


みたま「……で、なんで調整屋さんに来たのかしら?」

みたま「いやまぁ、私は嬉しいけれど……何もないわよ?」

いろは「あはは……つい無意識に。不甲斐ないです」

 れんちゃんと学校から外に出てちょっと。
 行き先に頭を悩ませて歩いていると、私は自然と調整屋さんへと辿り着いていた。だったらついでにと調整やメモリアのあれこれを見ようという話になったんだけど……。

  ↓1 みたまの好感度判定
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/14(木) 04:11:20.48 ID:OFLXkdBfo
はい
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/14(木) 04:15:08.27 ID:HjHrr2Cho
あらあら
166 : ◆HTrEUwqtEM :2017/12/14(木) 04:49:02.24 ID:SL0X2XjJ0

 みたま 好感度48 普通のお友達レベル


 ……あ、みたまさんは普通くらいだ。
 嫌われてなくて良かった。色々お世話になる人だから。

いろは「ちょっと困っちゃってるのかも。私から誘ったんですけど、れんちゃんの好きなものってよく分からないから」

みたま「なるほどねぇ。梨花ちゃんはどう?」

いろは「どうって言われても……」

みたま「ふふ、冗談冗談。そうねぇ、なにかいいものがあるかしら……」

 そう言って、みたまさんはごそごそと棚の中を漁りはじめる。チラッと見てみればれんちゃんは遠くの方に座って、飲み物を飲んでいた。
 いいもの、ってなんだろう。

 ↓1 みたまの好感度の理由


 ↓2 調整屋さんのアドバイス判定

 コンマで判定
 01から20 何もなかった
 21から50 水族館の割引券発見
 51から70 動物園の広告
 71から90 ???来訪
 91から99、00、またはゾロ目 このメモリアでメロメロよ



 『今回はここまでで』
 
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/14(木) 06:32:41.65 ID:bRZ7/+gzo
色々面白いものを見せてくれそうだから
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/14(木) 06:39:44.04 ID:n4giG5LbO
ぬ
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/14(木) 06:47:53.53 ID:wZj+ovbyO
乙です
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/14(木) 20:49:58.47 ID:6q0wBSRh0
ここのみゃこ先輩すげー好き……
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/15(金) 00:54:48.02 ID:LRkHKAXt0
乙
みたまさんが好感度高かったらいろいろヤバそう
172 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2017/12/18(月) 03:08:26.49 ID:ISPx2xhzO

いろは「……」

 聞いておこう。みたまさんが何かを探している後ろ姿を眺めつつ、私は彼女の好感度の理由を聞くことにする。
 勝手に聞くのもどうかと思ったけど、開放のため。できるだけ情報は多い方がいい。好感度が高い人が運命の相手とは限らないから。

みたま『面白そうな子よねぇ、いろはちゃんって』

みたま『彼女がやって来てから神浜は劇的に変わりはじめたし……ちょっと期待しちゃうわ』

みたま『色々面白いものを見せてくれそうで、仲良くしてても損はなさそうね。ふふっ』

 うんうん、この好感度ならそういう理由だよね。友達……くらいには思われてるのかな?

みたま「――ごめんね、何もなかったわ」

いろは「ふえっ? ――あ、はいっ。謝ることなんて全然っ」

みたま「……? まぁ、何も案は出せないけれど、やっぱりお出かけなら食事とか映画とか、公園とか――多分、れんちゃんならなんでも喜んでくれそうだと思うわ」

いろは「そう……ですよね」

 それが嫌ってる相手とじゃないなら、そうなんだろうなぁとは思うけど。れんちゃん良い子だし。

みたま「だから放っておいて私とお話しちゃダメよ? 相談は嬉しいけど。頑張ってきてね」

いろは「はい、ありがとうございました」 

 話は終わり。そう言うように笑顔で私の頭の上に手を置くみたまさん。……そうだよね。ぼんやり調整屋さんに来てるようじゃ、誘ったのに失礼だよね。
 真面目に、れんちゃんのことを知れるように何か考えないと。――どうしようかな?


 1 喫茶店へ
 2 ゲームセンターへ
 3 雑貨屋へ

 ↓1 行き先選択 コンマ50以上で……
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 03:11:43.85 ID:1yMQEvC0o
3 
174 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2017/12/18(月) 03:19:23.81 ID:X6hjrYIJ0

 コンマ50以上なので、追加で安価

 ↓1  お出かけ中遭遇する魔法少女を一人指名
      今まで出た子でもそうでなくても。初登場のキャラなら好感度判定も同時に行われます
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 03:23:44.39 ID:w+WUKI6Yo
自害さん
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 04:01:38.78 ID:fOy1yF7FO
れんぱすは思い込み一直線のあすきゃん苦手そうだな
177 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2017/12/18(月) 04:23:19.59 ID:X6hjrYIJ0

 明日香 好感度 39 ちょっと苦手


 調整屋さんから出て、私は雑貨屋へと向かうことにした。れんちゃんの趣味がどんなものかよく分からないし、食事には早いし、これが最善だろう。

いろは「連れ回しちゃってごめんね? 行きたいところとかあったらすぐ言ってね」

れん「……は、はい」コクン

れん「……」

 街中を歩きながら声をかけるけど、やっぱり彼女は黙ってしまう。何か言いたげにも見えるのに、どうしたんだろう。

いろは「あ、ほらここ。最近友達に教えてもらったんだ」

 雑貨屋に到着。まるで童話に出てくるような洋風な建物で、外から見ても可愛らしいお店である。
 お洒落なものが色々売ってて、見てるだけでも楽しいんだよね。

れん「かわいいお店、です。はい」

いろは「だよね。良かった。中、見ていこうか」

 ドアを開いて店内へ。するとところ狭しと並べられた商品が目に入る。様々なジャンルのものが店内いっぱいに広がっている様子は、まさに雑貨屋さんという感じ。
 落ち着いた雰囲気の店内に、きちんと並べられている数多くの商品。ちょっとした博物館とか展示会みたいだ。
178 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2017/12/18(月) 04:24:31.84 ID:X6hjrYIJ0

いろは「今日は何見ようかな……あっ、そうだ」

れん「?」キョトン

いろは「ちょっと欲しいものがあったんだ。いいかな?」

れん「はい。大丈夫、です」

 いつもよりゆったりと、棚を眺めながら歩く。そうして、文具のコーナーにやって来ると私は目についたそれを手にしてみる。

いろは「れんちゃんって何色が好き?」

れん「何色、ですか?」

いろは「うん。せっかくだからお揃いのペンとか買いたいなぁと思って」

れん「……っ」

 言って、私が手にしたボールペンを見せるとれんちゃんはちょっと辛そうな表情をする。
 あ、あれっ? 何かやっちゃった?
 笑顔のまま背筋を凍らせる私。すると少し時間を空けて、れんちゃんが口を開いた。

れん「なんで、ですか?」

 なんで? それは……

 1 「仲良くなりたいから」
 2 「何もしなかったから」

 ↓1

179 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 04:29:03.67 ID:fOy1yF7FO
1
180 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2017/12/18(月) 05:00:14.73 ID:X6hjrYIJ0
いろは「仲良くなりたいから」

 ……れんちゃんと仲良くなりたい。それが一番大きな理由だ。
 昨晩、知っておきながら何もしなかったから――っていうお詫びの意味もあるけど……でも、本当に私は彼女と仲良くなりたいのだ。

れん「……どうして。聞いたんですよね?」

 私が答えると、れんちゃんは今まで黙ってたのが嘘みたいに質問を続けた。朝に会った時から――いや、メールが来た時から抱いていた疑問なのかもしれない。
 自分のことを苦手に思ってる相手を、その心境を耳にしたというのに誘って、仲良くなりたいだなんて断言するなんて。

いろは「うん。……でもね、思うんだ。お互い嫌ってないのに苦手意識とか友達のことで離れて、傷ついて――なんか、もったいないなって」

 人柄を嫌ってもいない、ってれんちゃんは好感度の理由で言っていた。私もそう。だったら、梨花ちゃんのことでお互い気まずくなったけど、もっと仲良くなれるはず。

いろは「それに、れんちゃんがいい人だって知ってるから。友達でいたくて」

れん「……」

 ……すごく恥ずかしいことを言ったかもしれない。でもこれは紛れもない本心だから――少しは、伝わってくれると嬉しいかな。


 ↓1 好感度プラス判定 今回は試験的にコンマ二桁分を普通にプラス


『寝落ちます』
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 05:01:25.90 ID:1yMQEvC0o
こい
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 05:54:17.94 ID:lyBy83UUo
上がり過ぎぃ!
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 06:31:40.93 ID:JKIgxUzlO
えろはちゃんの本領が発揮され始めたな
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 06:39:29.90 ID:A0YsSGogo
上がりすぎてコワイ!
185 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2017/12/18(月) 07:34:48.36 ID:X6hjrYIJ0
 24 + 90 = 114

 ということで、続きはまだですが新たな好感度理由を↓1で
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 08:00:20.66 ID:1oEw8115o
自分のことを苦手だと思っている相手と仲良くなろうとするという姿勢に感銘をうけたから
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 20:52:18.96 ID:nyoyeA2E0
れん→いろは←ななみけ
|   ↑
┗―→梨花

……いろはちゃんったらえろはちゃんっ
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 21:22:59.98 ID:lyBy83UUo
彼女候補が増えるよやったね、えろはちゃん!
※泥沼化から目を逸らしつつ
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/19(火) 00:29:35.33 ID:MIQ68LFJO
フェリシアとか独占欲とか嫉妬深そうだから拗ねそう
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 01:21:33.28 ID:XbTMVG16o
まだかな
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 22:19:50.34 ID:engSIxj8O
まだかな…本編のやちよさんはこんなに積極的なのに…
https://i.imgur.com/ODmUHdS.jpg
192 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2018/02/13(火) 01:56:45.73 ID:vwZ+Csro0
いろは「……はっ?」

 期待を込めてれんちゃんを見ていると、それは起こった。
 れんちゃんの頭上に見えていた数字が突如輝いて――数値が変わったのだ。
 つまり、好感度が変わった。
 加えて彼女の新たな好感度の近くにはまた一言コーナーが。

 えっと、好感度……114!?
 一言コーナーもそれっぽい感じに……。ど、どうして?

『あら、初めてね。遅かったじゃない』

 戸惑う私の頭に響く声。女の子の姿をしたウワサの声だ。楽しそうに笑みを零している。

『あなたの対応によって好感度が変わる……当たり前のこと。驚くものでもないわ』

 それはそうだけど、これって上がりすぎじゃ……。心を操ったり――

『しないから安心なさい。全てが真実よ』

 ……。信じていいのかな。
 ――けど、今までもなんだかんだと嘘はなかったしそこまでおかしな心変わりもない。
 苦手から恋愛感情くらいにレベルアップ――女の子同士じゃなかったら少しは信用できたのに。

いろは「……」

 小さく息を吐き、私は再びれんちゃんの頭の上を見る。今度は好感度が上がった理由を聞いてみよう。これで不自然じゃなかったら、認めるしかないだろう。

『いろはちゃん……私に気を遣ってくれて、それだけでも申し訳なかったのに』

『面と向かって仲良くなりたいだなんて、私には言えない』

『……やっと分かったような気がする。私はこの真っ直ぐさに憧れていたのかもしれない。控えめだけど自分をしっかり持ってて、素直に気持ちを伝えてくれる』

『梨花ちゃんがいろはちゃんを好きなのも今なら分かる。私も今、いろはちゃんを見てると女の子同士なのにドキドキしちゃうから』

『見た目も心も綺麗で、それに……さっき、すごくかっこよくて。こんなこと思ったの初めて――かも』
193 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2018/02/13(火) 01:57:49.30 ID:vwZ+Csro0

 ……。
 ど、どうしよう。筋は通ってるけど、到底信じられないというか……。

いろは「……」ウーム

れん「……聞こえ、ました?」

いろは「えっ!?」

 真実か嘘か。頭を悩ませていると、れんちゃんから先に口を開いた。
 ……そうだ。彼女は事情を知ってる子。ぼんやり頭上を見て悩んでいては丸分かりだろう。こうなったら誤魔化せないよね。

いろは「……うん。ちょっとびっくりしたけど、嬉しいかな。私のこと好いてくれて」

れん「そ、そう、ですか……」

 顔を赤くさせて、あたふたした様子で前髪に触れるれんちゃん。いつもより落ち着きがなく、時折少しだけだけど悲しげな顔をする。
 梨花ちゃんのことが気にかかっているのかもしれない。梨花ちゃんが先に私へ告白したのだから。

れん「こんな、形ですけど……本当です……はい」

いろは「う、うん」

 ……うぅ、この面と向かっての告白は中々慣れないなぁ。複雑を通り越して歪な状況が出来上がり始めてるのに、どこか浮ついたような気持ちになってしまう。

いろは「その……私は――」

 ひとまず先延ばしにしてもらおう。判断するにはまだまだ整理が必要だ。
 そう思い口を開いた私はれんちゃんの後ろ、棚の後ろからひょっこり顔を出している人物に気づいた。39という数字が嫌でも目についてしまう。……そう。知り合いの魔法少女だ。

 学校が休みなのにきっちり制服を着ていて……流石お嬢様な学校なだけはあるなんて感心してしまう。驚いた私は、無意識に彼女の好感度の理由を聞こうと思ってしまうのだけど……


↓1 ロマンチック気味な二人の光景を目撃した明日香の好感度 39(ちょっと苦手)の理由

194 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/13(火) 02:19:12.18 ID:LeGJVts+o
いろはの前で持ちネタの「自害します!」を言うと凄く怒るから
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/13(火) 21:08:02.35 ID:Cn99wzkyo
くぅ〜!
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 13:06:53.03 ID:BXOf1Nn9o
再開してた!期待
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/28(水) 15:03:27.08 ID:vBU+S/6mo
舞ってる
198 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2018/05/04(金) 19:20:28.41 ID:rwV/4AZZO
【アリナ先輩引けなくて破産しかねないから離れてたの。遅れてしまって、めんご!】



明日香『いろはさん……最近ご一緒に戦うことが多い魔法少女ですね。他の方たちとも仲良くて――

明日香『優しくてとても良い方なのですが……少し苦手な点が』

 あれ? 私、彼女――明日香さんの理由聞こうとしちゃってた?
 頭に響いてくる声に驚く私だけど、もうこうなったら止める術が分からない。せめてしっかり聞こう。好感度的には苦手に思われてるんだろうけれど。
 でも明日香さんに何で嫌われちゃってるのかな? 明日香さんいい人で行動力もあって、私結構好きなのに。

明日香『私の……』

 ……私の?

明日香『私の持ちネ――自害しますを本気で怒ってくるところが申し訳なくて申し訳なくて……っ!』

 な、なるほど……。確かに何回か怒ったような……? というか持ちネタとか言いかけなかった?

199 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2018/05/04(金) 19:21:06.44 ID:rwV/4AZZO

 〜回想〜


 私が最初に怒っちゃった時。それは確か、明日香さんとささらさんの二人とも協力関係を結んだちょっと後だったような。

 公園でたまたま見つけた結界の中に入り、その中で既に戦っていた二人と協力をして使い魔を討伐。結界が消えた直後のことだ。

いろは「――ふぅ。終わりましたね。何もなくて良かったぁ」

ささら「おつかれ、いろはちゃん。怪我は大丈夫?」

いろは「は、はい。少し痛みますけど大丈夫です。それより明日香さん、さっきはすみま――」

明日香「いろはさん!」ガバーッ

いろは「え? あ、明日香さん!? どうしたんですか、土下座して……」

 魔女は倒していないものの、あの結界内の使い魔は全て倒した。これで被害者は少なくとも減るだろうと安堵した刹那に、明日香さんがスライディング気味に土下座してきた。
 戸惑う私へ、明日香さんは潤んだ目で顔を上げ、
 
明日香「先程は攻撃の軌道に入ってしまい、すみません! そのせいでお二人に怪我を――」

いろは「あ、あはは。大袈裟ですよ。私の方こそ明日香さんの背中に思い切り撃ち込んじゃいましたし……すみません」

 実際、あれは私の愚策だった。あそこで撃って、当たっていれば何事もなく終わっていたのだけどリスクが大きすぎた。
 前に出ていた明日香さんのすぐ近くの敵へ援護射撃。明日香さんから私やささらさんへ攻撃対象が移る前に討伐。
 選択肢には入る高リターンな作戦ではあったものの、それは失敗するであろう難易度を度外視した決断で。
 結果、撃った瞬間に横へ移動し射線へ入ってしまった明日香さんの背中に矢がクリーンヒット。刺さるものではなく炸裂するタイプだったから重傷にはなり難いけど、多分すごく痛かっただろう。
 悶絶する明日香さんを飛び越え、使い魔は私やささらさんの元へ。そして乱戦。なんとか乗り越えて現在、というわけだ。
 明らかに格下だったからよかったけど、これがもっと強い敵だったらどうなるか。前衛中衛後衛ごちゃまぜの乱戦がどれだけ危険なことか。
200 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2018/05/04(金) 19:21:52.65 ID:rwV/4AZZO
明日香「いえ! あそこで私が怯まず、敵を押さえていれば……」

いろは「いや、それは流石に……全力で撃っちゃいましたから」

明日香「ですが不用意に動いたのは私です! 少なくとも私が動かずに、後ろのいろはさんを気にしていればこんなことには」

いろは「だ、だからっ。掛け声もなしに危ないところに撃っちゃった私の方が悪」

明日香「ですから、責任をとって自害します!」

いろは「い――えっ!?」

 急に立ち上がり、明日香さんがそんなことを大声で宣言する。自害。自分で自分を殺めること。
 私が全体的に悪いのにそれを責めず、自分が悪いと思い込み自害すらしようとする。この時、付き合いの浅かった私は明日香さんが思い込みで突っ走って、責任感の強さ故に口癖的に自害するという言葉を使うことを全く知らなかった。
 だからここで宥めて私も悪いのだとしっかり言い聞かせてあげれば良かったんだけど……。

いろは「や、やめてください! どうしてそんなことするんですか! 悪いのは私なのに!」

 ――怒っちゃった。
 私が悪いって言ってて、謝ろうとしても聞いてくれなくて、果ては自害するなんて言い出すから、すごく惨めな気分になっちゃって。
 明日香さんにそんな気はないのは分かるけど、失敗したことを遠回しに強調する皮肉みたいにも聞こえて。

 振り返ると、大人げなかったなぁと思う。

明日香「で、ですが、私が未熟なせいで……」

いろは「それ以上に私が未熟で、判断ミスしたんです! 迷惑かけたのは私なんです! だから自害なんてしないでください!」

明日香「うぅ……ですけど」

いろは「い い ん で す ! 迷惑かけてごめんなさい!」

明日香「ひっ。いえ……こちらこそ……」

ささら「なにこれ……」

 謝る側が怒って、謝られる側が縮こまる。奇妙な光景にささらさんが苦笑した。
201 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2018/05/04(金) 19:22:37.32 ID:rwV/4AZZO

明日香「で、ですが、私が未熟なせいで……」

いろは「それ以上に私が未熟で、判断ミスしたんです! 迷惑かけたのは私なんです! だから自害なんてしないでください!」

明日香「うぅ……ですけど」

いろは「い い ん で す ! 迷惑かけてごめんなさい!」

明日香「ひっ。いえ……こちらこそ……」

ささら「なにこれ……」

 謝る側が怒って、謝られる側が縮こまる。奇妙な光景にささらさんが苦笑した。


 と、いうのが一回目。
 普段なら軽めに宥めても止まるんだけど、命がかかっていた場面。明日香さんも引き下がらなくて、私も私が悪いと思っていて。結果、すごく揉めちゃった。
 あの後も何回かこういうことがあって……。


明日香「じ、自害しますー!」

いろは「あ、あの自害は止め――」

明日香「私の失態の責任を取りま」

いろは「やめてくださいって言ってるでしょ!? どうしてそんなこと言うんですか!」クワッ

明日香「ひぇっ!? ご、ごめんなさい!」

 ――とか。つい自害っていう言葉に反応して真面目に叱りつけちゃうから、あの明日香さんが怯え気味である。
 でもやっぱり、自害とか言ってほしくないよね……。

202 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2018/05/04(金) 19:23:10.10 ID:rwV/4AZZO
 ……と。こんな感じで回想終わり。
 好感度の理由も納得だ。あんな理不尽に怒られて、申し訳ないなんて思ってくれる辺り明日香さんの人柄の良さが窺える。

明日香「じー……」

いろは「あ、あの……明日香さん?」

明日香「はっ!? 気付かれた!?」

 好感度がチラついて、れんちゃんと話している気にはなれなかった。このまま私とれんちゃんが好きだとか嫌いだとか好感度だとか話していたら、またすごく誤解されそうだし……。

いろは「えっと、ごめんなさい。お店の中でこんな目立つこと……」

明日香「ぁ、いえっ! つい見てしまったのは私ですから! お二人の邪魔をしてしまって、この責任は――」

いろは「……」ニコッ

明日香「な、なんでもありません!」

 ……まだ怖がられていそう。
 つい自然に笑顔で威圧しちゃった私も私だけど。

れん「……」

 さてどうしよう。そんなことをのんびり考えながら明日香さんから、れんちゃんへ視線を移す。
 れんちゃんは――


↓1 コンマ判定
  01〜40 のほほん
  41〜80 やや嫉妬
  81〜100 暴走?
203 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2018/05/04(金) 19:25:03.43 ID:rwV/4AZZO
文章ダブった部分が……申し訳ないです
コンマはここから↓1で
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/04(金) 20:06:18.86 ID:NBJ4sZ5yO
どうだ
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/04(金) 22:12:59.56 ID:V1nJvvva0
ヤベーイ!
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 12:20:34.65 ID:8wjhjTygO
修羅場レコードすぎる…
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/06(日) 19:38:21.09 ID:HY07TBuF0
愛に生きる女れんぱす
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/31(木) 11:13:06.15 ID:ltizdAm9O
ウワサ鶴乃実装されるけど鶴乃→いろは←ウワ鶴って状況にはならないんです?
209 : ◆Kij4Tqc12U [sage saga]:2018/06/14(木) 08:11:02.84 ID:hZ9Lj7nm0

 86 暴走
 【れんちゃんストーリー進行】


れん「……」

 ――あ、あれっ?
 さっきまでなんともなかったのに何故だかすごく暗い雰囲気。
 ジーッと私のことを見つめて微動だにしない。

いろは「れ、れんちゃん? どうしたの?」

れん「……いろはさん。告白した、私のこと放って置いて……どうしてですか?」ガシッ

いろは「ふぁっ!?」

 なにやら不穏な空気を感じとった私。様子を窺うように声をかけると、彼女の腕が私の肩に伸びてきた。
 片手で右肩を信じられないほどの力で握る彼女。
 まるで幽霊みたいな重たいトーンでれんちゃんは囁き、光のない目を向けてゆっくり顔を近づけてくる。
 こ、怖い……。実際悪いの私だから否定できないし。

いろは「ごめんなさい! でもお店の中だし、明日香さん見てたし……」

れん「また、他の女の人の話……。そういうのダメ、だと思います……はい」ギュウウ

いろは「え、うん気をつけ――ぁイタたたたた!」

 肩にかかる力が強まる。制服に皺が、と思ったのは一瞬のことで、すぐ痛みと恐怖で頭の外へ吹っ飛んだ。片手なのにまるで振り払える気がしない。
210 : ◆Kij4Tqc12U [sage saga]:2018/06/14(木) 08:11:30.24 ID:hZ9Lj7nm0
明日香「れんさんっ、いろはさんっ!」

いろは「あ、明日香さん……」

 確実によからぬことが起きそうになっている。急な危機に目を白黒させていると、唖然としていた明日香さんが意を決した様子で口を開く。
 そ、そうだ。明日香さんもいたんだ。助けてくれそうだし頼りになるけど……好感度39。前に助けてくれたレナちゃんがももこさんに釣られるように暴走してたし、頼っていいのか微妙な線だ。
 でも一人じゃ逃げられそうにない。それに明日香さんなら、という気持ちもあった。誰よりも真っ直ぐで誠実であろうとする彼女ならば、私のことも好感度関係なく助けてく――

明日香「ふ、ふしだらな行為は店外でお願いします!」

いろは「これのどこがそう見えるんですかっ!?」

 ――そうだった。明日香さん、かなりそそっかしいんだった。
 頬を赤らめて叫ぶ明日香さんへ、私は必死に突っ込んだ。

れん「これから……そうなり、ます。はい」

 れんちゃんはれんちゃんですごいこと言ってる!
 なのにドキドキどころかメキメキ言いかねない握力を私に込めてくるのはどうなのだろう。
 言動はともかく行動は暴走していると見て間違いない。前は低い好感度の二人に殺されかけたけど、今は高好感度のれんちゃんに拘束されてしまっている。
 ウワサの説明から考えて……ど、どうしよう。明日香さんの言うようなピンク色なことになるか、愛しさ余って憎さ百倍みたいな血みどろ展開しか想像できない。
 で、現在はれんちゃんの言動から前者の可能性が高くて、行動は後者。どちらに転ぶにせよ私には損しかないし、ここは逃げたい……。
211 : ◆Kij4Tqc12U [sage saga]:2018/06/14(木) 08:12:06.00 ID:hZ9Lj7nm0

いろは「れ、れんちゃん、痛いからっ。正気に戻って?」

れん「……」ジー

 明日香さんの言葉に反応するなら、私の言うことを聞き入れてくれるかもしれない。一縷の望みをかけて再度訴えかけると、れんちゃんが私のことを見つめてずいっと顔を近づけてきた。
 腕の力が弱まってホッと安堵する暇もない。れんちゃんの整った顔立ちが息がかかりそうな距離に。驚いて後退りしそうになる私を、彼女は更に一歩前へ出て抱き締める。
 両肩ではなく今度は身体を拘束。痛くはないしふわふわと柔らかくて、いい匂いがして無性に落ち着いてしまう自分がいるけど――

れん「いろはさん……」サワッ

いろは「ひっ……!?」ビクッ

 お、お尻触られるのはちょっと……。
 感じたことのない感覚に戸惑い、驚きの声を短く上げる私。れんちゃんはそんな私の顔を間近で眺め、ちょっと嬉しそうなご様子。
 自分では嫌がってるつもりだけど、その様子が良かったり……?

 って、そんなこと考えてる場合じゃない! れんちゃんのためにも早く離れないと!

いろは「れんちゃ、ん――ちょっと、くすぐったいから止め」

れん「……かわいい、です。いろはさん。はい」

いろは「んんっ、耳元で囁かないで……っ」

れん「いろはさんも……満更で」

明日香「た、たあああ!」ブンッ

れん「はぶっ!?」ドンガラガッシャーン

 いきなりの大きな音と衝撃。身体の拘束が解けた私はその場にへたりこんだ。
212 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2018/06/14(木) 08:13:25.34 ID:hZ9Lj7nm0
いろは「……あ、ありがとうございます明日香さん」

明日香「へっ!? ああっ!? わ、私、れんさんの行動につい! 申し訳ありません!」

 よっぽど見てられなかったのだろう。顔を真っ赤に赤面させた明日香さんが魔法少女の姿を解除。目を回して倒れたれんちゃんにぺこぺこと頭を下げている。
 あ、危なかったぁ……。あのまま流されちゃいそうだったよ……。
 ……私、女の子に興味あるのかな。

 一度深呼吸。落ち着いて周囲を見ると、周囲がちょっと明るくなったような気が。結界が広がっていたみたいで、周りのお客さんは全然こちらを気にしていない。長物で女の子がぶっ叩かれて昏倒したのに。
 良かった。一連のれんちゃんの奇行が公にならなくて。

いろは「明日香さん」

明日香「は、はいっ! この責任は――」

いろは「だ、大丈夫です! 私もれんちゃんも感謝してますから」

明日香「様子がおかしかったのは、分かりましたけど……いきなり頭を殴りつけられて、ですか?」

いろは「あはは、そこは色々と事情があって……」

 まあ頭を叩いて叩かれた本人から感謝されるのは奇妙でしかないよね。奇妙でしかないけど、れんちゃん絶対安心してると思う。普段の彼女からしたら恥ずかしいだろうし。満更でもじゃない、とか言ってお尻撫で回すなんて。おじさんじみてる。
213 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2018/06/14(木) 08:14:05.80 ID:hZ9Lj7nm0
いろは「後で説明しますから、れんちゃん頼んでも大丈夫ですか?」

明日香「は、はぁ。ご迷惑をおかけしましたし、勿論。ですがいろはさんはどこかへ?」

いろは「これもまた事情の一つなんですけど、れんちゃんの暴走は私が近くにいるから起きたんです。だから一旦離れておこうかなと思って」

明日香「……大変そうですね」

いろは「はい……すごく……」

 苦笑する明日香さんへ、私は肩を落として頷いた。
 大変だけど、自分が原因で巻き込まれたこと。今はとにかく落ち着くまで距離をとらないと。
 明日香さんがれんちゃんを抱える。それを手伝う最中、私はふと思い出した。

いろは「……お揃いのペン」

 それどろじゃなくなっちゃって、すっかり忘れてた。お詫びの意味も込めて買っておこうかな。

明日香「では、私は近くのベンチに連れて――」

いろは「明日香さん、ちょっと待っててください」

 言って、私はボールペンを二本手に取ると小走りでレジへと向かった。


 高い好感度の暴走。
 同性の友達に身体を触られて、その先も――なんてことも起こりうるのに、嫌だという気持ちはなかった。
 むしろあの時、私はドキドキしちゃって……私もれんちゃんが好きってことなのかな?
 もう一回、ちゃんと考えておかないと。



【遅れました。メインのストーリーか進んで、いつの間にか呼称が変わってたりするやも】




↓1 店を出たいろはが会った魔法少女(登場済の子でも、そうでない子でも)
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 09:26:01.65 ID:FsNeAbMRo
アリサ
215 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2018/06/14(木) 12:45:47.81 ID:hZ9Lj7nm0

 【申し訳ないですが、ルールを変えておきます。他原作とのコラボキャラはあまり知識がなく、うまく書けないと思うので再安価でお願いします

 今回はマギレコのオリジナル魔法少女と、まどかマギカの魔法少女で書いていこうかと。後出しで申し訳ないです】

 ↓1 人物指定再安価です
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 12:57:15.51 ID:1yn9mEeOO
かりん
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 18:01:00.42 ID:FsNeAbMRo
アリナと間違えちゃったすまん
218 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2018/06/17(日) 08:45:45.99 ID:iiDXKZ6M0

【では、かりんとアリナで行きます】


いろは「……ふぅ。何も起こらなくてよかった」

 ペンを買って、それを明日香さんに預けた私はお店を出て、ひとまず家へ帰ることにする。今日は休日だし疲れることだらけだし、休んでおきたかった。

いろは「部屋でごろごろしたい……」

 嗚呼、ベッドが私を待っている……。

???「アーリーナーせーんーぱーい!」

???「――だから、シャラップって言ってるのが聞こえないワケ?」

いろは「ア、アリナ……?」

 まさか。
 突然お店の横辺りから聞こえてきた声と、覚えのある口調に私はピクッと反応する。
 見れば店の横、裏路地へと入る道へ続く曲がり角からどこかの制服らしいものを着た女の子の姿がチラチラと見えていた。
 あれは……どこの学校なんだろう? 見たことがあるような。

いろは「……いや、それよりも……」

 制服よりも、問題はあの長い黄緑色の髪。
 ……強く記憶に刻み込まれているからか、見た瞬間間違いないと本能的に確信を得た。
 怖い。怖いけど、人前。堂々と襲ってくることはない――よね?
 ちょこちょこと足を進め、遠回りめに路地が見える位置へ移動。
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