【マギレコ】いろは「好感度測定のウワサ……?」【コンマ】

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169 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/14(木) 06:47:53.53 ID:wZj+ovbyO
乙です
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/14(木) 20:49:58.47 ID:6q0wBSRh0
ここのみゃこ先輩すげー好き……
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/15(金) 00:54:48.02 ID:LRkHKAXt0
乙
みたまさんが好感度高かったらいろいろヤバそう
172 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2017/12/18(月) 03:08:26.49 ID:ISPx2xhzO

いろは「……」

 聞いておこう。みたまさんが何かを探している後ろ姿を眺めつつ、私は彼女の好感度の理由を聞くことにする。
 勝手に聞くのもどうかと思ったけど、開放のため。できるだけ情報は多い方がいい。好感度が高い人が運命の相手とは限らないから。

みたま『面白そうな子よねぇ、いろはちゃんって』

みたま『彼女がやって来てから神浜は劇的に変わりはじめたし……ちょっと期待しちゃうわ』

みたま『色々面白いものを見せてくれそうで、仲良くしてても損はなさそうね。ふふっ』

 うんうん、この好感度ならそういう理由だよね。友達……くらいには思われてるのかな?

みたま「――ごめんね、何もなかったわ」

いろは「ふえっ? ――あ、はいっ。謝ることなんて全然っ」

みたま「……? まぁ、何も案は出せないけれど、やっぱりお出かけなら食事とか映画とか、公園とか――多分、れんちゃんならなんでも喜んでくれそうだと思うわ」

いろは「そう……ですよね」

 それが嫌ってる相手とじゃないなら、そうなんだろうなぁとは思うけど。れんちゃん良い子だし。

みたま「だから放っておいて私とお話しちゃダメよ? 相談は嬉しいけど。頑張ってきてね」

いろは「はい、ありがとうございました」 

 話は終わり。そう言うように笑顔で私の頭の上に手を置くみたまさん。……そうだよね。ぼんやり調整屋さんに来てるようじゃ、誘ったのに失礼だよね。
 真面目に、れんちゃんのことを知れるように何か考えないと。――どうしようかな?


 1 喫茶店へ
 2 ゲームセンターへ
 3 雑貨屋へ

 ↓1 行き先選択 コンマ50以上で……
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 03:11:43.85 ID:1yMQEvC0o
3 
174 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2017/12/18(月) 03:19:23.81 ID:X6hjrYIJ0

 コンマ50以上なので、追加で安価

 ↓1  お出かけ中遭遇する魔法少女を一人指名
      今まで出た子でもそうでなくても。初登場のキャラなら好感度判定も同時に行われます
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 03:23:44.39 ID:w+WUKI6Yo
自害さん
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 04:01:38.78 ID:fOy1yF7FO
れんぱすは思い込み一直線のあすきゃん苦手そうだな
177 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2017/12/18(月) 04:23:19.59 ID:X6hjrYIJ0

 明日香 好感度 39 ちょっと苦手


 調整屋さんから出て、私は雑貨屋へと向かうことにした。れんちゃんの趣味がどんなものかよく分からないし、食事には早いし、これが最善だろう。

いろは「連れ回しちゃってごめんね? 行きたいところとかあったらすぐ言ってね」

れん「……は、はい」コクン

れん「……」

 街中を歩きながら声をかけるけど、やっぱり彼女は黙ってしまう。何か言いたげにも見えるのに、どうしたんだろう。

いろは「あ、ほらここ。最近友達に教えてもらったんだ」

 雑貨屋に到着。まるで童話に出てくるような洋風な建物で、外から見ても可愛らしいお店である。
 お洒落なものが色々売ってて、見てるだけでも楽しいんだよね。

れん「かわいいお店、です。はい」

いろは「だよね。良かった。中、見ていこうか」

 ドアを開いて店内へ。するとところ狭しと並べられた商品が目に入る。様々なジャンルのものが店内いっぱいに広がっている様子は、まさに雑貨屋さんという感じ。
 落ち着いた雰囲気の店内に、きちんと並べられている数多くの商品。ちょっとした博物館とか展示会みたいだ。
178 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2017/12/18(月) 04:24:31.84 ID:X6hjrYIJ0

いろは「今日は何見ようかな……あっ、そうだ」

れん「?」キョトン

いろは「ちょっと欲しいものがあったんだ。いいかな?」

れん「はい。大丈夫、です」

 いつもよりゆったりと、棚を眺めながら歩く。そうして、文具のコーナーにやって来ると私は目についたそれを手にしてみる。

いろは「れんちゃんって何色が好き?」

れん「何色、ですか?」

いろは「うん。せっかくだからお揃いのペンとか買いたいなぁと思って」

れん「……っ」

 言って、私が手にしたボールペンを見せるとれんちゃんはちょっと辛そうな表情をする。
 あ、あれっ? 何かやっちゃった?
 笑顔のまま背筋を凍らせる私。すると少し時間を空けて、れんちゃんが口を開いた。

れん「なんで、ですか?」

 なんで? それは……

 1 「仲良くなりたいから」
 2 「何もしなかったから」

 ↓1

179 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 04:29:03.67 ID:fOy1yF7FO
1
180 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2017/12/18(月) 05:00:14.73 ID:X6hjrYIJ0
いろは「仲良くなりたいから」

 ……れんちゃんと仲良くなりたい。それが一番大きな理由だ。
 昨晩、知っておきながら何もしなかったから――っていうお詫びの意味もあるけど……でも、本当に私は彼女と仲良くなりたいのだ。

れん「……どうして。聞いたんですよね?」

 私が答えると、れんちゃんは今まで黙ってたのが嘘みたいに質問を続けた。朝に会った時から――いや、メールが来た時から抱いていた疑問なのかもしれない。
 自分のことを苦手に思ってる相手を、その心境を耳にしたというのに誘って、仲良くなりたいだなんて断言するなんて。

いろは「うん。……でもね、思うんだ。お互い嫌ってないのに苦手意識とか友達のことで離れて、傷ついて――なんか、もったいないなって」

 人柄を嫌ってもいない、ってれんちゃんは好感度の理由で言っていた。私もそう。だったら、梨花ちゃんのことでお互い気まずくなったけど、もっと仲良くなれるはず。

いろは「それに、れんちゃんがいい人だって知ってるから。友達でいたくて」

れん「……」

 ……すごく恥ずかしいことを言ったかもしれない。でもこれは紛れもない本心だから――少しは、伝わってくれると嬉しいかな。


 ↓1 好感度プラス判定 今回は試験的にコンマ二桁分を普通にプラス


『寝落ちます』
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 05:01:25.90 ID:1yMQEvC0o
こい
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 05:54:17.94 ID:lyBy83UUo
上がり過ぎぃ!
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 06:31:40.93 ID:JKIgxUzlO
えろはちゃんの本領が発揮され始めたな
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 06:39:29.90 ID:A0YsSGogo
上がりすぎてコワイ!
185 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2017/12/18(月) 07:34:48.36 ID:X6hjrYIJ0
 24 + 90 = 114

 ということで、続きはまだですが新たな好感度理由を↓1で
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 08:00:20.66 ID:1oEw8115o
自分のことを苦手だと思っている相手と仲良くなろうとするという姿勢に感銘をうけたから
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 20:52:18.96 ID:nyoyeA2E0
れん→いろは←ななみけ
|   ↑
┗―→梨花

……いろはちゃんったらえろはちゃんっ
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 21:22:59.98 ID:lyBy83UUo
彼女候補が増えるよやったね、えろはちゃん!
※泥沼化から目を逸らしつつ
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/19(火) 00:29:35.33 ID:MIQ68LFJO
フェリシアとか独占欲とか嫉妬深そうだから拗ねそう
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 01:21:33.28 ID:XbTMVG16o
まだかな
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 22:19:50.34 ID:engSIxj8O
まだかな…本編のやちよさんはこんなに積極的なのに…
https://i.imgur.com/ODmUHdS.jpg
192 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2018/02/13(火) 01:56:45.73 ID:vwZ+Csro0
いろは「……はっ?」

 期待を込めてれんちゃんを見ていると、それは起こった。
 れんちゃんの頭上に見えていた数字が突如輝いて――数値が変わったのだ。
 つまり、好感度が変わった。
 加えて彼女の新たな好感度の近くにはまた一言コーナーが。

 えっと、好感度……114!?
 一言コーナーもそれっぽい感じに……。ど、どうして?

『あら、初めてね。遅かったじゃない』

 戸惑う私の頭に響く声。女の子の姿をしたウワサの声だ。楽しそうに笑みを零している。

『あなたの対応によって好感度が変わる……当たり前のこと。驚くものでもないわ』

 それはそうだけど、これって上がりすぎじゃ……。心を操ったり――

『しないから安心なさい。全てが真実よ』

 ……。信じていいのかな。
 ――けど、今までもなんだかんだと嘘はなかったしそこまでおかしな心変わりもない。
 苦手から恋愛感情くらいにレベルアップ――女の子同士じゃなかったら少しは信用できたのに。

いろは「……」

 小さく息を吐き、私は再びれんちゃんの頭の上を見る。今度は好感度が上がった理由を聞いてみよう。これで不自然じゃなかったら、認めるしかないだろう。

『いろはちゃん……私に気を遣ってくれて、それだけでも申し訳なかったのに』

『面と向かって仲良くなりたいだなんて、私には言えない』

『……やっと分かったような気がする。私はこの真っ直ぐさに憧れていたのかもしれない。控えめだけど自分をしっかり持ってて、素直に気持ちを伝えてくれる』

『梨花ちゃんがいろはちゃんを好きなのも今なら分かる。私も今、いろはちゃんを見てると女の子同士なのにドキドキしちゃうから』

『見た目も心も綺麗で、それに……さっき、すごくかっこよくて。こんなこと思ったの初めて――かも』
193 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2018/02/13(火) 01:57:49.30 ID:vwZ+Csro0

 ……。
 ど、どうしよう。筋は通ってるけど、到底信じられないというか……。

いろは「……」ウーム

れん「……聞こえ、ました?」

いろは「えっ!?」

 真実か嘘か。頭を悩ませていると、れんちゃんから先に口を開いた。
 ……そうだ。彼女は事情を知ってる子。ぼんやり頭上を見て悩んでいては丸分かりだろう。こうなったら誤魔化せないよね。

いろは「……うん。ちょっとびっくりしたけど、嬉しいかな。私のこと好いてくれて」

れん「そ、そう、ですか……」

 顔を赤くさせて、あたふたした様子で前髪に触れるれんちゃん。いつもより落ち着きがなく、時折少しだけだけど悲しげな顔をする。
 梨花ちゃんのことが気にかかっているのかもしれない。梨花ちゃんが先に私へ告白したのだから。

れん「こんな、形ですけど……本当です……はい」

いろは「う、うん」

 ……うぅ、この面と向かっての告白は中々慣れないなぁ。複雑を通り越して歪な状況が出来上がり始めてるのに、どこか浮ついたような気持ちになってしまう。

いろは「その……私は――」

 ひとまず先延ばしにしてもらおう。判断するにはまだまだ整理が必要だ。
 そう思い口を開いた私はれんちゃんの後ろ、棚の後ろからひょっこり顔を出している人物に気づいた。39という数字が嫌でも目についてしまう。……そう。知り合いの魔法少女だ。

 学校が休みなのにきっちり制服を着ていて……流石お嬢様な学校なだけはあるなんて感心してしまう。驚いた私は、無意識に彼女の好感度の理由を聞こうと思ってしまうのだけど……


↓1 ロマンチック気味な二人の光景を目撃した明日香の好感度 39(ちょっと苦手)の理由

194 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/13(火) 02:19:12.18 ID:LeGJVts+o
いろはの前で持ちネタの「自害します!」を言うと凄く怒るから
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/13(火) 21:08:02.35 ID:Cn99wzkyo
くぅ〜!
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 13:06:53.03 ID:BXOf1Nn9o
再開してた!期待
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/28(水) 15:03:27.08 ID:vBU+S/6mo
舞ってる
198 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2018/05/04(金) 19:20:28.41 ID:rwV/4AZZO
【アリナ先輩引けなくて破産しかねないから離れてたの。遅れてしまって、めんご!】



明日香『いろはさん……最近ご一緒に戦うことが多い魔法少女ですね。他の方たちとも仲良くて――

明日香『優しくてとても良い方なのですが……少し苦手な点が』

 あれ? 私、彼女――明日香さんの理由聞こうとしちゃってた?
 頭に響いてくる声に驚く私だけど、もうこうなったら止める術が分からない。せめてしっかり聞こう。好感度的には苦手に思われてるんだろうけれど。
 でも明日香さんに何で嫌われちゃってるのかな? 明日香さんいい人で行動力もあって、私結構好きなのに。

明日香『私の……』

 ……私の?

明日香『私の持ちネ――自害しますを本気で怒ってくるところが申し訳なくて申し訳なくて……っ!』

 な、なるほど……。確かに何回か怒ったような……? というか持ちネタとか言いかけなかった?

199 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2018/05/04(金) 19:21:06.44 ID:rwV/4AZZO

 〜回想〜


 私が最初に怒っちゃった時。それは確か、明日香さんとささらさんの二人とも協力関係を結んだちょっと後だったような。

 公園でたまたま見つけた結界の中に入り、その中で既に戦っていた二人と協力をして使い魔を討伐。結界が消えた直後のことだ。

いろは「――ふぅ。終わりましたね。何もなくて良かったぁ」

ささら「おつかれ、いろはちゃん。怪我は大丈夫?」

いろは「は、はい。少し痛みますけど大丈夫です。それより明日香さん、さっきはすみま――」

明日香「いろはさん!」ガバーッ

いろは「え? あ、明日香さん!? どうしたんですか、土下座して……」

 魔女は倒していないものの、あの結界内の使い魔は全て倒した。これで被害者は少なくとも減るだろうと安堵した刹那に、明日香さんがスライディング気味に土下座してきた。
 戸惑う私へ、明日香さんは潤んだ目で顔を上げ、
 
明日香「先程は攻撃の軌道に入ってしまい、すみません! そのせいでお二人に怪我を――」

いろは「あ、あはは。大袈裟ですよ。私の方こそ明日香さんの背中に思い切り撃ち込んじゃいましたし……すみません」

 実際、あれは私の愚策だった。あそこで撃って、当たっていれば何事もなく終わっていたのだけどリスクが大きすぎた。
 前に出ていた明日香さんのすぐ近くの敵へ援護射撃。明日香さんから私やささらさんへ攻撃対象が移る前に討伐。
 選択肢には入る高リターンな作戦ではあったものの、それは失敗するであろう難易度を度外視した決断で。
 結果、撃った瞬間に横へ移動し射線へ入ってしまった明日香さんの背中に矢がクリーンヒット。刺さるものではなく炸裂するタイプだったから重傷にはなり難いけど、多分すごく痛かっただろう。
 悶絶する明日香さんを飛び越え、使い魔は私やささらさんの元へ。そして乱戦。なんとか乗り越えて現在、というわけだ。
 明らかに格下だったからよかったけど、これがもっと強い敵だったらどうなるか。前衛中衛後衛ごちゃまぜの乱戦がどれだけ危険なことか。
200 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2018/05/04(金) 19:21:52.65 ID:rwV/4AZZO
明日香「いえ! あそこで私が怯まず、敵を押さえていれば……」

いろは「いや、それは流石に……全力で撃っちゃいましたから」

明日香「ですが不用意に動いたのは私です! 少なくとも私が動かずに、後ろのいろはさんを気にしていればこんなことには」

いろは「だ、だからっ。掛け声もなしに危ないところに撃っちゃった私の方が悪」

明日香「ですから、責任をとって自害します!」

いろは「い――えっ!?」

 急に立ち上がり、明日香さんがそんなことを大声で宣言する。自害。自分で自分を殺めること。
 私が全体的に悪いのにそれを責めず、自分が悪いと思い込み自害すらしようとする。この時、付き合いの浅かった私は明日香さんが思い込みで突っ走って、責任感の強さ故に口癖的に自害するという言葉を使うことを全く知らなかった。
 だからここで宥めて私も悪いのだとしっかり言い聞かせてあげれば良かったんだけど……。

いろは「や、やめてください! どうしてそんなことするんですか! 悪いのは私なのに!」

 ――怒っちゃった。
 私が悪いって言ってて、謝ろうとしても聞いてくれなくて、果ては自害するなんて言い出すから、すごく惨めな気分になっちゃって。
 明日香さんにそんな気はないのは分かるけど、失敗したことを遠回しに強調する皮肉みたいにも聞こえて。

 振り返ると、大人げなかったなぁと思う。

明日香「で、ですが、私が未熟なせいで……」

いろは「それ以上に私が未熟で、判断ミスしたんです! 迷惑かけたのは私なんです! だから自害なんてしないでください!」

明日香「うぅ……ですけど」

いろは「い い ん で す ! 迷惑かけてごめんなさい!」

明日香「ひっ。いえ……こちらこそ……」

ささら「なにこれ……」

 謝る側が怒って、謝られる側が縮こまる。奇妙な光景にささらさんが苦笑した。
201 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2018/05/04(金) 19:22:37.32 ID:rwV/4AZZO

明日香「で、ですが、私が未熟なせいで……」

いろは「それ以上に私が未熟で、判断ミスしたんです! 迷惑かけたのは私なんです! だから自害なんてしないでください!」

明日香「うぅ……ですけど」

いろは「い い ん で す ! 迷惑かけてごめんなさい!」

明日香「ひっ。いえ……こちらこそ……」

ささら「なにこれ……」

 謝る側が怒って、謝られる側が縮こまる。奇妙な光景にささらさんが苦笑した。


 と、いうのが一回目。
 普段なら軽めに宥めても止まるんだけど、命がかかっていた場面。明日香さんも引き下がらなくて、私も私が悪いと思っていて。結果、すごく揉めちゃった。
 あの後も何回かこういうことがあって……。


明日香「じ、自害しますー!」

いろは「あ、あの自害は止め――」

明日香「私の失態の責任を取りま」

いろは「やめてくださいって言ってるでしょ!? どうしてそんなこと言うんですか!」クワッ

明日香「ひぇっ!? ご、ごめんなさい!」

 ――とか。つい自害っていう言葉に反応して真面目に叱りつけちゃうから、あの明日香さんが怯え気味である。
 でもやっぱり、自害とか言ってほしくないよね……。

202 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2018/05/04(金) 19:23:10.10 ID:rwV/4AZZO
 ……と。こんな感じで回想終わり。
 好感度の理由も納得だ。あんな理不尽に怒られて、申し訳ないなんて思ってくれる辺り明日香さんの人柄の良さが窺える。

明日香「じー……」

いろは「あ、あの……明日香さん?」

明日香「はっ!? 気付かれた!?」

 好感度がチラついて、れんちゃんと話している気にはなれなかった。このまま私とれんちゃんが好きだとか嫌いだとか好感度だとか話していたら、またすごく誤解されそうだし……。

いろは「えっと、ごめんなさい。お店の中でこんな目立つこと……」

明日香「ぁ、いえっ! つい見てしまったのは私ですから! お二人の邪魔をしてしまって、この責任は――」

いろは「……」ニコッ

明日香「な、なんでもありません!」

 ……まだ怖がられていそう。
 つい自然に笑顔で威圧しちゃった私も私だけど。

れん「……」

 さてどうしよう。そんなことをのんびり考えながら明日香さんから、れんちゃんへ視線を移す。
 れんちゃんは――


↓1 コンマ判定
  01〜40 のほほん
  41〜80 やや嫉妬
  81〜100 暴走?
203 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2018/05/04(金) 19:25:03.43 ID:rwV/4AZZO
文章ダブった部分が……申し訳ないです
コンマはここから↓1で
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/04(金) 20:06:18.86 ID:NBJ4sZ5yO
どうだ
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/04(金) 22:12:59.56 ID:V1nJvvva0
ヤベーイ!
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 12:20:34.65 ID:8wjhjTygO
修羅場レコードすぎる…
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/06(日) 19:38:21.09 ID:HY07TBuF0
愛に生きる女れんぱす
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/31(木) 11:13:06.15 ID:ltizdAm9O
ウワサ鶴乃実装されるけど鶴乃→いろは←ウワ鶴って状況にはならないんです?
209 : ◆Kij4Tqc12U [sage saga]:2018/06/14(木) 08:11:02.84 ID:hZ9Lj7nm0

 86 暴走
 【れんちゃんストーリー進行】


れん「……」

 ――あ、あれっ?
 さっきまでなんともなかったのに何故だかすごく暗い雰囲気。
 ジーッと私のことを見つめて微動だにしない。

いろは「れ、れんちゃん? どうしたの?」

れん「……いろはさん。告白した、私のこと放って置いて……どうしてですか?」ガシッ

いろは「ふぁっ!?」

 なにやら不穏な空気を感じとった私。様子を窺うように声をかけると、彼女の腕が私の肩に伸びてきた。
 片手で右肩を信じられないほどの力で握る彼女。
 まるで幽霊みたいな重たいトーンでれんちゃんは囁き、光のない目を向けてゆっくり顔を近づけてくる。
 こ、怖い……。実際悪いの私だから否定できないし。

いろは「ごめんなさい! でもお店の中だし、明日香さん見てたし……」

れん「また、他の女の人の話……。そういうのダメ、だと思います……はい」ギュウウ

いろは「え、うん気をつけ――ぁイタたたたた!」

 肩にかかる力が強まる。制服に皺が、と思ったのは一瞬のことで、すぐ痛みと恐怖で頭の外へ吹っ飛んだ。片手なのにまるで振り払える気がしない。
210 : ◆Kij4Tqc12U [sage saga]:2018/06/14(木) 08:11:30.24 ID:hZ9Lj7nm0
明日香「れんさんっ、いろはさんっ!」

いろは「あ、明日香さん……」

 確実によからぬことが起きそうになっている。急な危機に目を白黒させていると、唖然としていた明日香さんが意を決した様子で口を開く。
 そ、そうだ。明日香さんもいたんだ。助けてくれそうだし頼りになるけど……好感度39。前に助けてくれたレナちゃんがももこさんに釣られるように暴走してたし、頼っていいのか微妙な線だ。
 でも一人じゃ逃げられそうにない。それに明日香さんなら、という気持ちもあった。誰よりも真っ直ぐで誠実であろうとする彼女ならば、私のことも好感度関係なく助けてく――

明日香「ふ、ふしだらな行為は店外でお願いします!」

いろは「これのどこがそう見えるんですかっ!?」

 ――そうだった。明日香さん、かなりそそっかしいんだった。
 頬を赤らめて叫ぶ明日香さんへ、私は必死に突っ込んだ。

れん「これから……そうなり、ます。はい」

 れんちゃんはれんちゃんですごいこと言ってる!
 なのにドキドキどころかメキメキ言いかねない握力を私に込めてくるのはどうなのだろう。
 言動はともかく行動は暴走していると見て間違いない。前は低い好感度の二人に殺されかけたけど、今は高好感度のれんちゃんに拘束されてしまっている。
 ウワサの説明から考えて……ど、どうしよう。明日香さんの言うようなピンク色なことになるか、愛しさ余って憎さ百倍みたいな血みどろ展開しか想像できない。
 で、現在はれんちゃんの言動から前者の可能性が高くて、行動は後者。どちらに転ぶにせよ私には損しかないし、ここは逃げたい……。
211 : ◆Kij4Tqc12U [sage saga]:2018/06/14(木) 08:12:06.00 ID:hZ9Lj7nm0

いろは「れ、れんちゃん、痛いからっ。正気に戻って?」

れん「……」ジー

 明日香さんの言葉に反応するなら、私の言うことを聞き入れてくれるかもしれない。一縷の望みをかけて再度訴えかけると、れんちゃんが私のことを見つめてずいっと顔を近づけてきた。
 腕の力が弱まってホッと安堵する暇もない。れんちゃんの整った顔立ちが息がかかりそうな距離に。驚いて後退りしそうになる私を、彼女は更に一歩前へ出て抱き締める。
 両肩ではなく今度は身体を拘束。痛くはないしふわふわと柔らかくて、いい匂いがして無性に落ち着いてしまう自分がいるけど――

れん「いろはさん……」サワッ

いろは「ひっ……!?」ビクッ

 お、お尻触られるのはちょっと……。
 感じたことのない感覚に戸惑い、驚きの声を短く上げる私。れんちゃんはそんな私の顔を間近で眺め、ちょっと嬉しそうなご様子。
 自分では嫌がってるつもりだけど、その様子が良かったり……?

 って、そんなこと考えてる場合じゃない! れんちゃんのためにも早く離れないと!

いろは「れんちゃ、ん――ちょっと、くすぐったいから止め」

れん「……かわいい、です。いろはさん。はい」

いろは「んんっ、耳元で囁かないで……っ」

れん「いろはさんも……満更で」

明日香「た、たあああ!」ブンッ

れん「はぶっ!?」ドンガラガッシャーン

 いきなりの大きな音と衝撃。身体の拘束が解けた私はその場にへたりこんだ。
212 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2018/06/14(木) 08:13:25.34 ID:hZ9Lj7nm0
いろは「……あ、ありがとうございます明日香さん」

明日香「へっ!? ああっ!? わ、私、れんさんの行動につい! 申し訳ありません!」

 よっぽど見てられなかったのだろう。顔を真っ赤に赤面させた明日香さんが魔法少女の姿を解除。目を回して倒れたれんちゃんにぺこぺこと頭を下げている。
 あ、危なかったぁ……。あのまま流されちゃいそうだったよ……。
 ……私、女の子に興味あるのかな。

 一度深呼吸。落ち着いて周囲を見ると、周囲がちょっと明るくなったような気が。結界が広がっていたみたいで、周りのお客さんは全然こちらを気にしていない。長物で女の子がぶっ叩かれて昏倒したのに。
 良かった。一連のれんちゃんの奇行が公にならなくて。

いろは「明日香さん」

明日香「は、はいっ! この責任は――」

いろは「だ、大丈夫です! 私もれんちゃんも感謝してますから」

明日香「様子がおかしかったのは、分かりましたけど……いきなり頭を殴りつけられて、ですか?」

いろは「あはは、そこは色々と事情があって……」

 まあ頭を叩いて叩かれた本人から感謝されるのは奇妙でしかないよね。奇妙でしかないけど、れんちゃん絶対安心してると思う。普段の彼女からしたら恥ずかしいだろうし。満更でもじゃない、とか言ってお尻撫で回すなんて。おじさんじみてる。
213 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2018/06/14(木) 08:14:05.80 ID:hZ9Lj7nm0
いろは「後で説明しますから、れんちゃん頼んでも大丈夫ですか?」

明日香「は、はぁ。ご迷惑をおかけしましたし、勿論。ですがいろはさんはどこかへ?」

いろは「これもまた事情の一つなんですけど、れんちゃんの暴走は私が近くにいるから起きたんです。だから一旦離れておこうかなと思って」

明日香「……大変そうですね」

いろは「はい……すごく……」

 苦笑する明日香さんへ、私は肩を落として頷いた。
 大変だけど、自分が原因で巻き込まれたこと。今はとにかく落ち着くまで距離をとらないと。
 明日香さんがれんちゃんを抱える。それを手伝う最中、私はふと思い出した。

いろは「……お揃いのペン」

 それどろじゃなくなっちゃって、すっかり忘れてた。お詫びの意味も込めて買っておこうかな。

明日香「では、私は近くのベンチに連れて――」

いろは「明日香さん、ちょっと待っててください」

 言って、私はボールペンを二本手に取ると小走りでレジへと向かった。


 高い好感度の暴走。
 同性の友達に身体を触られて、その先も――なんてことも起こりうるのに、嫌だという気持ちはなかった。
 むしろあの時、私はドキドキしちゃって……私もれんちゃんが好きってことなのかな?
 もう一回、ちゃんと考えておかないと。



【遅れました。メインのストーリーか進んで、いつの間にか呼称が変わってたりするやも】




↓1 店を出たいろはが会った魔法少女(登場済の子でも、そうでない子でも)
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 09:26:01.65 ID:FsNeAbMRo
アリサ
215 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2018/06/14(木) 12:45:47.81 ID:hZ9Lj7nm0

 【申し訳ないですが、ルールを変えておきます。他原作とのコラボキャラはあまり知識がなく、うまく書けないと思うので再安価でお願いします

 今回はマギレコのオリジナル魔法少女と、まどかマギカの魔法少女で書いていこうかと。後出しで申し訳ないです】

 ↓1 人物指定再安価です
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 12:57:15.51 ID:1yn9mEeOO
かりん
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 18:01:00.42 ID:FsNeAbMRo
アリナと間違えちゃったすまん
218 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2018/06/17(日) 08:45:45.99 ID:iiDXKZ6M0

【では、かりんとアリナで行きます】


いろは「……ふぅ。何も起こらなくてよかった」

 ペンを買って、それを明日香さんに預けた私はお店を出て、ひとまず家へ帰ることにする。今日は休日だし疲れることだらけだし、休んでおきたかった。

いろは「部屋でごろごろしたい……」

 嗚呼、ベッドが私を待っている……。

???「アーリーナーせーんーぱーい!」

???「――だから、シャラップって言ってるのが聞こえないワケ?」

いろは「ア、アリナ……?」

 まさか。
 突然お店の横辺りから聞こえてきた声と、覚えのある口調に私はピクッと反応する。
 見れば店の横、裏路地へと入る道へ続く曲がり角からどこかの制服らしいものを着た女の子の姿がチラチラと見えていた。
 あれは……どこの学校なんだろう? 見たことがあるような。

いろは「……いや、それよりも……」

 制服よりも、問題はあの長い黄緑色の髪。
 ……強く記憶に刻み込まれているからか、見た瞬間間違いないと本能的に確信を得た。
 怖い。怖いけど、人前。堂々と襲ってくることはない――よね?
 ちょこちょこと足を進め、遠回りめに路地が見える位置へ移動。
219 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2018/06/17(日) 08:46:26.84 ID:iiDXKZ6M0
アリナ「アリナは重要なミッション中なの。フールガールはお呼びじゃないカラ」

かりん「えーっ、ひどいの。せっかくのお休みの日なのに」

 ……や、やっぱり。
 アリナさんだ。
 一緒にいるのはかりんちゃん。杏子ちゃんとはまた違うタイプで一匹狼な魔法少女で、頼れば助けてくれるけど誰かとチームを組んでるところは見たことがない。
 ……アリナさんは言わずもがな。マギウスの一人でみんなに悪事を働く……よく分からない人だ。ただ、唐突に怒りだしたり趣味や趣向が危ない人だなぁとは思う。暢気な感想に聞こえるかもしれないけど、とにかく悪い人なのだという印象しかない。
 かりんちゃん、アリナさんと仲いいのかな……。思い返せばクールな先輩がどうとか言ってたような。
 私の中にはニヤニヤ笑いを浮かべて、私達の苦境を楽しんでる姿とか、怒って叫び散らしてる姿とか……とてもクールとは言えないイメージがあるけど。

いろは「……早く帰ろう」

 二人の関係は気になるけどアリナさんに見つかって良いことはない。私は素早く、そのまま路地を通り過ぎ……

アリナ「ミッション対象が勝手にどこ行くワケ? 大人しくしてほしいんですケド」

いろは「っ……」

 うぅ、そうだよね……のこのこ見に行ってバレない人じゃないよね……。背中を向けたまま声をかけてくるとは流石に思ってなかったけど。

アリナ「家に帰られると無駄骨なんだヨネ。せっかくの休日出勤なのに」

かりん「え? 先輩、急に何言って――あ、いろはちゃんなの。ん? じゃあアリナ先輩、もしかしてさっきからいろはちゃんをストーキングしてたの!? ミッションとか言って、ほんとは個人的趣味なの?」

アリナ「……。少し、トークしていかない?」

 振り向いたアリナさんは真面目な顔で静かに問いかける。その間近のかりんちゃんがうろちょろと忙しなく動いたり、彼女の頬をつついたりしても完全なるスルー。

かりん「先輩、白状するの!」

 ……。
 かりんちゃんのこと尊敬しちゃうかも。


 ↓1 かりんの好感度判定
 ↓2 アリナの好感度判定
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/17(日) 08:55:08.26 ID:/3DBQYgt0
ハロウィン寄りのアリナになるのか本編寄りのアリナになるのか
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/17(日) 09:00:29.52 ID:rwGf83NQO
フールガールひっく!
222 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2018/06/17(日) 09:26:26.48 ID:iiDXKZ6M0

 かりん 好感度26 ちょっと苦手な知り合い
 アリナ 好感度52 普通のお友達

 ↓1 かりんの好感度の理由
 ↓2 アリナの好感度の理由
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/17(日) 09:28:40.01 ID:gkuD091Fo
強い魔法少女とコネをたくさん持ってるから
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/17(日) 10:22:15.41 ID:NPRt20XaO
見た目はライクだけど邪魔ばかりしてくるからプラマイ0なんですケド
225 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2018/06/25(月) 01:07:36.65 ID:rKP+rS3cO

 返事をどうしようか迷っている間にも、二人の好感度が嫌でも目に入ってくる。
 アリナさんは52。かりんちゃんは26。どちらも意外といえば意外で……アリナさんに至ってはマイナスとかになってても驚かないつもりだったのに、友達ぐらいには好感度が高かった。
 ――気になる。理由を聞いてみたい。

いろは「……」

 誘いに答えるのは後回しにしよう。
 せっかくの機会だから、敵であるアリナさんのこと、頼もしい助っ人のかりんちゃんのことを知りたい。
 私は理由を聞きたいと念じた。

アリナ『んー……アイツの見た目はすごく好みな方だけど』

アリナ『アリナと違う清廉潔白なホワイト? とにかく綺麗で、手がつけられてないキャンバスみたいで……染めてあげたくなるヨネ』

アリナ『でもこうも計画の邪魔されると、いくら見た目がライクでも結局プラマイゼロなワケ』

アリナ『……アンダースタン? いろは』

いろは「っ!?」

 こちらへと声をかけてくる心の声。まるで私へ好感度の理由を聞かれると分かっているかのような台詞に、私は息を呑んだ。
226 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2018/06/25(月) 01:08:18.36 ID:rKP+rS3cO

アリナ「ふーん……本当にウワサのターゲットになったワケ」

いろは「――なっ。なんで知ってるんですか」

アリナ「ホント、鈍いヨネ。ミッション対象って言ってて分からない?」

 そういえばそんなことを……。
 退屈そうな顔を、楽しげなものに変えてからかうように私を見てくるアリナさん。
 私の見た目が好みとか、理由では言われてたけど……変なことされないよね?

アリナ「アナタは『好感度測定のウワサ』のターゲットになった。で、アリナはアナタの観察と接触をお願いされたワケ」

アリナ「すごいらしいよ? エネルギー。さすが色恋沙汰。人間の主な娯楽なだけはあるヨネ」

いろは「……」

 ……そう、だ。
 巻き込まれてすっかり頭から抜けてたけど、ウワサに関係するイコールマギウスに協力すると言っても過言じゃない。
 それも人の感情を暴走させるようなウワサ。得られるエネルギーも相当なものだろう。

アリナ「今まで見つけることもできなかったウワサだから、そのまま長く巻き込まれてくれると、アリナとしても助かるワケ」

 見つけることもできなかった……?
 よっぽど特殊なウワサなのかな。というか、何を思ってこんなウワサ作っちゃったんだろう。

かりん「??? アリナ先輩、いろはちゃん。全然意味が分からないの。何を話してるの?」

いろは「ぁ……。ご、ごめんねかりんちゃん。ちょっと事情があって」

 きょとんとした顔のかりんちゃんへ、私は苦笑いしながら答える。かりんちゃんはアリナさんがマギウスなのを知らないみたい。知ってても大変なことにしかならないし……私としても穏便に済ませたいこと。大事になる前に終わらせるつもりなら、あえて真実を教えることもないだろう。

いろは「――アリナさん」

 考えて、私はアリナさんへ一言

アリナ「……なに?」


 1 アリナさんもターゲットですよ、私の
 2 立ち話もなんですし……
 3 かりんちゃんと仲良さそうですね?

 ↓1 一つ選択
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/25(月) 01:45:24.27 ID:YrQEAOt10
3
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/25(月) 22:39:01.56 ID:75GZrl7mO
独自設定全開で行くのかと思ったら最新話の設定も反映されるのね
229 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2018/07/30(月) 03:24:22.20 ID:QIdJNp2a0

いろは「かりんちゃんと仲良さそうですね?」

 話題を変えるがてら、私はすごく気になっていたことを尋ねてみる。アリナさんの制服から、かりんちゃんと同じ学校なのは予想がつくけど……かたやマギウス。かたや魔法少女。その二人が仲良さげな光景を見てしまうと、想像に容易い結論が一つある。

アリナ「フッ……」

 平然を装っていたけれど、そんな思惑はお見通しらしい。私が訊くとほぼ同時にアリナさんは鼻で笑う。
 「そんな下らないこと」。なんて感じに。

かりん「そうなのっ。アリナ先輩とはいい先輩後輩なの」

 対して、かりんちゃんは嬉しそう。
 ……うーん、マギウスはかりんちゃんと関係なさそうかな。かりんちゃん思い切り態度に出るから、マギウスの敵の私を見たらすぐ分かる反応をしてくれるだろうし。
 けどちょっと好感度の理由が気になるから――彼女の理由も聞いておこう。

 はしゃぐかりんちゃんに返事をしつつ、私は念じた。

かりん『いろはちゃんは気に入らないの』

 ちょ、直球な……。明るい声で言い切られた。
 なんでここまで苦手意識というか嫌われちゃってるのかな。
230 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2018/07/30(月) 03:25:00.70 ID:QIdJNp2a0

かりん『私は一人で戦う魔法少女……。対して、いろはちゃんはすっごい群れてるの』

かりん『やちよさんに鶴乃ちゃん、なぎたん――特にやちよさんのお家の魔法少女はいろはちゃんを見る目が熱いの』

 そ、それは……気づいてなかったけど、つい最近好感度を見て気づきました。

かりん『とにかく、強い魔法少女といっぱいコネ持ちすぎなの! 軟派なの!』

 ……。調整屋行きすぎなのかな、私。
 はっきりした理由で嫌われてて若干ショックだ。唐揚げにレモンとかならちょっと笑えたんだけど。それで殺されかけたのは置いといて。

かりん「? いろはちゃんどうしたの?」

いろは「あ、や、なんでもないよ」

 理由を聞いて考え込んでいた私は彼女の声で我に帰る。なんとか誤魔化そうと苦笑しつつ答え――彼女の隣、アリナさんの意地悪い笑みに気づく。
 私が嫌われてる理由を聞いたのだと分かっているかのようなリアクションだ。

かりん「フフフ、やっぱり他の人から見ると仲良しさも一目瞭然みたいなの、アリナ先輩」

アリナ「アリナがフールガールと仲良しなんてあり得ないんですケド」

かりん「またまたぁ」

 ご機嫌だなぁ、かりんちゃん。何気なく選んだ話題だけど、これなら彼女の好感度もちょっとは上がるかな?


 ↓1 かりんの好感度上昇判定
     (前回が上がりすぎたため、今回はコンマの右から2桁の半分の値だけ上昇)
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 03:29:33.58 ID:1cVXBLlW0
さてさて
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 05:54:42.47 ID:VmHiraLm0
よし、普通!
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 08:34:05.14 ID:866kFsFVO
乙です
(うい…お姉ちゃん東西とマギウスのボスと面識あってその内二人と仲の良いかりんちゃんも中々のコネだと思うからね…)
234 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2018/08/20(月) 05:45:41.20 ID:9v3OOtnG0

 かりん 好感度26 → 55


 
いろは「……!」

 やっぱり来た。予想通りにかりんちゃんの好感度が変動する。一言コメントみたいなところは全然変わってないけど、中間点より上に好感度は上がってくれた。
 
かりん「あ、そうだ。せっかくだからみんなでご飯でも……」

アリナ「それはパス。ターゲットと同席なんて、面倒すぎるんですケド」

いろは(かりんちゃんとならいいのかな……?)

 なんて冗談を考えつつ、私は苦笑いを浮かべる。
 アリナさんの口振りからして誰かに私の監視を依頼されたみたいだし。でも――

かりん「えー? でもさっきはストーキング対象のいろはちゃんに帰ってほしくないって」

アリナ「……」

 わぁ、アリナさん面倒そう。すごく誤解されてるし。
 ま、まぁでもかりんちゃんの疑問は私も考えていたことだ。監視するなら一緒にいるほうが都合いいような。
 不機嫌そうな目をする彼女を見ていると、不意に頭へ声が。魔法少女のテレパシーだ。
235 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2018/08/20(月) 05:46:40.24 ID:9v3OOtnG0

アリナ(環いろは――アナタの恋愛事情、それとなく見させてもらうから)

アリナ(フフフ、楽しみだヨネ。誰かに乱暴されたり、殺されたりしちゃうかも)

いろは「……」

 なるほど。あくまでも監視、ということみたい。
 いや観察の方が正しいのかな。ももこさん、レナちゃん、れんちゃんとのことも見ていたのかもしれない。
 マギウスの邪魔をする私が振り回される姿に喜んでいるらしい。

アリナ(たまにアリナに会いにきてもいいケド。外見は好みだから)

 ……。何されるか分かったものじゃないし、多分それはしないと思うけど一応頭に留めておこう。

アリナ「じゃ、アリナは学校行くカラ」スタスタ

かりん「えっ? ちょ、アリナ先輩っ? いろはちゃん、またねなのっ」

いろは「あ、うん。またね、かりんちゃん」

 私の心の整理がつかない内に去っていく二人。
 監視、かぁ。ウワサが憑いていることは勘付かれてるみたいだし、マギウスにいつ見られててもおかしくはない。
 ……公共の場で暴走が起きないことを祈るばかりだ。


 ……さて。
 家に戻ろうと思ってたけど、どうしようかな。



 ↓1 人物安価 次に会う魔法少女を一人。既に出た魔法少女でもオーケー
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/20(月) 07:12:33.05 ID:d0F4tByIo
フェリシア
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/20(月) 17:30:06.18 ID:d27FOiF0O
高好感度キャラ来た!
238 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2018/09/03(月) 04:53:59.08 ID:N+EWXvSM0


フェリシア 好感度90 イベント一段階進行


 人目のないところにいないとマギウスに観察させる機会を与えちゃうかもしれない……。やっぱり家に帰ろうかな。
 一番はさっさと終わらせてウワサをどうにかすることだけど、先は見えないし。

フェリシア「おっ、いたいた。いろはー!」

いろは「……あれっ? フェリシアちゃん」

 アリナさんとかりんちゃんが見えなくなるくらいまで悩んでいると、そこへ代わるようにフェリシアちゃんがやって来た。
 いつもの制服姿で金色の髪を揺らし、元気に走っている。
 何か用事かな。すごく嬉しそうにしてるのが分かるけど。

フェリシア「やっと見つけた。今日もウンメーの相手探しか?」

いろは「うん。便利といえば便利だけど、やっぱり危ないから」

いろは「って……『見つけた』? 何か急ぎの用事?」

 尋ねると、フェリシアちゃんはフフンと鼻を鳴らし得意気に胸を張ってみせる。

フェリシア「ああ! 運命の相手って聞いたら黙ってらんねーし」

いろは「……。あっ」

 運命の相手。私の視界に映っている好感度。それで彼女が私を探してた理由の察しがついた。
239 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2018/09/03(月) 04:54:59.05 ID:N+EWXvSM0

フェリシア「いろはとオレ、その……結構運命的だと思うしな!」

 高好感度のフェリシアちゃんは、私に好意を抱いてて――つまるところ、私の運命の相手になろうと思って探してくれていたのだろう。
 もしくは単純に私の身を心配してくれたのかな。
 いずれにせよむずがゆい思いだ。頬をほんのり赤らめ笑うフェリシアちゃん。今までは家族的だったり、友情的だったり、そんな感情を向けられていると思っていたのに実際は違って。
 嫌な気は全然しないけど、未だに私がどうしたいのかは分からないままで。

いろは「うん、確かに。フェリシアちゃんに会ってから色々あったなぁ」

フェリシア「すごい昔みたいに言うのな。いろは、年寄りみたいだぞ」

いろは「と、年寄り……」

 味覚がそれ寄りとは言われるけど、ついに感性のほうまで影響が……。

フェリシア「で、どこで何する?」

いろは「えっ? あ、どこか行きたいの?」

フェリシア「当ったり前だろー。オレといろはが運命的だってガツンと示してやる!」
   
 フェリシアちゃん、すごく楽しそう。私も自然とのほほんとした気持ちになっちゃう。けど、注意しないと。高い好感度の人と係る時も暴走の危険性があるから。
 れんちゃん、明日香さんがいなかったらどうなってたか分からないし……。

 慎重に選ばないと。


 1 自室へ招待
 2 公園で遊ぶ
 3 その他(行き先、すること、自由に記載。あんまりなものは再安価有り)

 ↓1 一つ選択
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/09/03(月) 13:09:17.41 ID:9p2FAWWt0
1
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/20(土) 22:36:33.15 ID:bRC8bP+iO
更新キテた!
乙です
242 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2019/04/04(木) 03:30:12.04 ID:RxPOUEPb0
『1 自室へ招待』


 アリナさんへやめてほしいと言われたけど、従う理由はまったくない。私自身休みたいし、フェリシアちゃんとは同じ家に住んでる関係。部屋に誘っても問題はないよね。
 何もない場所だからガッカリされちゃうかもしれないけど……今後を考えるとゆっくりしたい。

いろは「それじゃあ……私の部屋に行こう? ちょっとウワサのことで疲れちゃって。休憩したいなぁって」

フェリシア「ええっ!?」

 申し訳なく思いつつ私は提案を口にする。するとフェリシアちゃんがとてもびっくりした様子で叫んだ。
 やっぱり行き先が私の自室だと退屈だったかな? ――あれ? なんだかフェリシアちゃん、顔が赤い?

いろは「どうしたの? フェリシアちゃん」

フェリシア「な、なんでもない……」

 とフェリシアちゃんは答えるけれど、なんでもないように見えるかは言わずもがな。妙にしおらしく縮こまり、もじもじとする彼女は小さく呟く。

フェリシア「いろはの部屋……休憩……いや、なにもねえって……うん」

いろは「? なにもない?」

フェリシア「……ほら分かってない」ジトー

 今度はすごい冷たい目で見られてしまった。
243 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2019/04/04(木) 03:31:12.80 ID:RxPOUEPb0

フェリシア「いいぜー、いろはの部屋でも。大変なのは分かってるし」

いろは「うん。ごめんね。今度一緒に出かけよう?」

フェリシア「じゃ、ごはん連れてってくれよな。ニクニク!」

いろは「あはは……あんまり高くないところなら」

 ふぅ、良かった。事情を説明してあったとはいえ、失礼だと思われても仕方ない選択だったから。
 話がまとまり、自然と家へ向かって歩き出す私達。そういえば、フェリシアちゃんと一緒にいる時間は結構長いけど、こうして二人きりでいるのは久しぶりなような気がする。外にいる時は他の魔法少女の子もいたり、家にはやちよさんもさなちゃんも鶴乃ちゃんもいるから、二人きりとなると案外その時間は短いのかもしれない。

フェリシア「やりーっ。どこ連れてってもらおっかなー」

 嬉しそうなフェリシアちゃんの横顔を眺めつつ私は考える。
 フェリシアちゃんは高い好感度。今までのルールに当てはめるのなら恋愛感情を持っていてくれているということ。わざわざアピールしに来てくれたんだし、できるだけ真摯に対応しないと。

 ……あっ。さっきの反応の意味、分かっちゃったかも。好きな人から自室に、休憩したいからだなんて誘われたら変な風に聞こえちゃうよね……。誤解されなかったみたいだけど気をつけないと。
244 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2019/04/04(木) 03:32:08.93 ID:RxPOUEPb0

 私はみんなのことをただの仲間だと思ってた。けど実際はちょっと違ってて。女の子同士がどうなのか。私は考えたこともなかったからちょっと分からない。
 けれどれんちゃんに迫られたとき、全く嫌な感じはしなかった。

 うーん……女の子を好きかどうか。難しいなぁ。
 というか何で女の子――それも魔法少女限定なんだろう? 男の子に好感度判定は反応しないし。私とうい、灯花ちゃんにねむちゃん……誰が考えたウワサなのかな。気になってきた。そこはかとなくアダルティというか、子供っぽくないウワサだけど。

フェリシア「いろは? なにボーッとしてんだ?」

いろは「――あっ。ごめんね。何か言った?」

フェリシア「何も。でもすげー上の空だったぞ」

 呆れた様子のフェリシアちゃん。真摯に、なんて考えていた途端にこれ。私は苦笑しか返せず。

フェリシア「これじゃ休まなきゃいけねーな。早く行こうぜ」
 
いろは「う、うん。ごめんね」

フェリシア「気にすんなって! ほら、行くぞ」

 にっこりと笑うフェリシアちゃん。彼女は私の手を取ってグイグイと引っ張っていく。ちょっと乱暴な誘導の仕方に、以前なら戸惑ってたかもしれない。でも今は私に早く休んでもらいたいんだなぁ、と微笑ましく思ってしまう。
 これだけ気を遣ってもらっているんだから、少しでも休んでおかないと。
 それで、納得のいく結論を……。
245 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2019/04/04(木) 03:33:14.44 ID:RxPOUEPb0

いろは(うう、気が重い……)

子供の声「うわーん!」

いろは「……っ!?」

 突然の大声にびっくりして思考を引き上げる私。慌てて声の方を見れば、そこには親子らしき人達が。お母さんとお父さん、それに小さな女の子。
 泣いている女の子を、両親であろう人達が宥めている。
 どこかの買い物帰りかな。両親さん達は買い物袋を持っていて、女の子もお菓子らしきものを持っている。女の子はそんな気分じゃないかもだけど、微笑ましく見える光景だ。

フェリシア「……」ジーッ

いろは「フェリシアちゃん?」

フェリシア「あっ。だ、だいじょーぶ、なんでもねえって!」

 そうは言うけれど、何かあるのは一目瞭然で。
 フェリシアちゃんは時折こういうことがある。家族を見て止まっちゃうというか、何か考えているわけでもなく、ただ『何も無い』状態になるというか……。
 思い返してみれば彼女の家族の話は全然聞いたことがない。魔女に殺された、ということは知っているけどそれだけ。
 本人も思い出したくないのかもしれない、と私は思っていたから尋ねることは今までしてこなかった。
 フェリシアちゃんが止まる理由は多分、考えることを必死に抑えてるからだと思うから。
246 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2019/04/04(木) 03:34:19.43 ID:RxPOUEPb0

いろは「そっか。前に気をつけてね」ニコッ

フェリシア「っ……ああ」

 何も聞かない私に、フェリシアちゃんは少し戸惑う様子を見せる。それから我慢するみたいに口を固く結んで歩き出した。
 何故追及しないのか。その疑問を呑み込んでいつも通りに戻る。私もフェリシアちゃんも同じ。深く問おうとはしないで、いつか知ることになるその時を待つ。
 それは決して先延ばしにしてるわけじゃない。私達は知っているから。どんな秘密や真実であっても、みんなと支え合って乗り越えていけるんだ、って。

 無言なのにどこか心地よくて、気持ちが落ち着く。フェリシアちゃんの手から伝わる体温と優しさを感じながら、私は家への道を進んでいった。
247 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2019/04/04(木) 03:36:03.74 ID:RxPOUEPb0
 

 みかづき荘に到着。今日はみんな出かけてるのか部屋にいるみたいで、いつものリビングには誰もいなかった。朝はみんないたのに、珍しい。
 リビングを確認してからフェリシアちゃんに手を引かれバタバタと自室に。

フェリシア「よーしっ、いろは。はやくはやく」

いろは「ちょ、ちょっと待って」 

 そのままの流れでベッドに座らされそうになり、私は慌てて抵抗する。

フェリシア「ん? なんか忘れ物か?」

いろは「ううん。まだ制服のままだから」

 休むにしてもまずは着替えなくちゃ。皺がついちゃうし。と言いながら服に手をかけ――フェリシアちゃんがいることに気づく。
 フェリシアちゃんの好感度は高い。私を意識してくれてる人の前で脱いだりしたら、ウワサの暴走も有り得る……よね?

フェリシア「……?」キョトン

 けどそんなことなさそうな様子でもあるんだよね……。
 ど、どうしよう。二人きりだし暴走が起こったら大変なことになりそうだし、慎重に考えないと。

 ……どうしよう?


 1 そのまま着替える
 2 一旦部屋の外へ出てもらう
 3 その他。いろは、フェリシア、その他の台詞など記載化

 ↓1 一つ選択。選択肢、内容によって判定発生も
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/04(木) 14:26:59.42 ID:KRAjSgiz0
1
後ろ向いててもらえば大丈夫っしょー(棒)
249 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2019/04/08(月) 08:00:58.04 ID:Kt6sqaYK0

【1 そのまま着替える
     (後ろを向いてもらう)】

 ということで、↓1で追加のコンマ判定です
   コンマが80以上で……


  大変久しぶりの更新になって申し訳ないです。すっかりメインクエストの方も終わってしまって。色々キャラも増えましたがとりあえず、現段階ではマギウスの灯花、ねむと万年桜のウワサを除くオリジナル魔法少女を攻略対象にしようかと。
 最初は見滝原の魔法少女も対象に入れていましたが、手が回らなそうなので除外しておきます。
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/08(月) 08:35:46.22 ID:gEVoiUJ5O
ほい
251 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2019/04/11(木) 07:38:42.42 ID:7MCOBOdp0
 
【22 暴走なし
    偶数ゾロ目なので、イベント発生】



 大丈夫……だよね。
 フェリシアちゃんはみかづき荘に一緒に住む仲間で家族なんだなら、信用しないと。着替えるから外に出てなんて、同性で警戒しすぎだと言われても仕方ない。
 でも万が一ということもあるから――

いろは「フェリシアちゃん。ちょっと着替えるから、後ろ向いててくれる?」

フェリシア「んー? 別にそれくらい――はっ!?」

 一度快諾しかけるフェリシアちゃんだけど、意外だったみたいで大きな声を出す。彼女は私を足元から顔まで視線を移し、ほんのりと赤くなる。
 ……意中の相手からそんなこと言われたら緊張しちゃうよね。つい自意識過剰かな、なんて自信がなくなっちゃうけど、常識的に考えてフェリシアちゃんの反応は妥当だ。
252 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2019/04/11(木) 07:39:20.58 ID:7MCOBOdp0

フェリシア「着替えるっ? ここで?」

いろは「うん。えっと……恥ずかしい?」

フェリシア「オレは別にいいけどさ……はぁ。もう、さっさと終わらせろよ?」

 クルッと素早く背を向けるフェリシアちゃん。少し呆れ気味だったのは、私の無防備さが原因だろう。
 女の子複数人に恋愛感情を抱かれている……つまり、普通の女の子とは違う魅力を私は持っている、ということなんだろうけど――正直、まだ自覚がないんだよね。
 出ていってもらうのは警戒しすぎ、みたいな思考がまず働く辺り、私は自分が置かれている立場を客観的に見れていないのかもしれない。
253 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2019/04/11(木) 07:39:47.57 ID:7MCOBOdp0

いろは「う、うん。すぐ着替えるから……」

 あれこれ思考が展開し、後ろで堂々と着替えるなんてどこのラブコメなんだろうなんて思いつつ、引っ込みがつかなくなった私は急いで着替えを始める。
 リボンを解いて制服を脱ぎ、下着姿に。いつも以上にテキパキとそれをハンガーにかけて壁のフックに引っ掛ける。
 フェリシアちゃんのすぐ後ろでこの姿。意識するとすごく恥ずかしい。
 肌に触れる空気をこそばやく思いながら、ふと私は気になったフェリシアちゃんの背中に視線を向け――

??『ごきげんよう』

いろは「わひゃぁっ!?」

 いつの間にか私とフェリシアちゃんの間に現れていた女の子に驚いて、思い切り絶叫した。
254 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2019/04/11(木) 07:41:06.02 ID:7MCOBOdp0

フェリシア「うわっ!? な、なんだ、いろは――っ!?」

 振り向いたフェリシアちゃんも、急に現れた女の子に驚いたみたい。目を見開いて視線を上下に忙しなく動かし、顔を真っ赤にさせて……あれ? 私のこと見てる?
 ……。あ。下着にニーソックス姿だった、私……。

いろは「ご、ごめっ、着替えてる途中で――っ!」

 これは流石に恥ずかしい。驚きもあるんだけど、それ以上に。自分の顔が赤くなるのを感じながら私は着替えにと取り出していた部屋着で身体を隠す。
 ……といっても胸と下半身、下着を隠すくらいの効果しかないんだけど。ま、まあこれでちょっとは安心……

フェリシア「いろは、それ逆効果だぞ……」

 ……安心、できないみたい。
 どうしてか丸見えよりむしろいかがわしい要素を増やしちゃったみたいで、フェリシアちゃんが目を逸らしてしまう。直視できないほどなのかな……。
255 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2019/04/11(木) 07:59:35.32 ID:2p+EUGrzO

いろは「うう……。あ、あの……あなたは?」

 ベッドの掛け布団を身体に巻いて、部屋着を身に着ける。ゴソゴソとしながら、私は謎の女の子に声をかけた。
 突然現れた女の子。私は彼女に見覚えがなく、フェリシアちゃんもそうみたい。身長はフェリシアちゃんより低いくらいで赤髪のロングヘア。
 年齢は……小、中学生くらいに見えるかな。お人形さんみたいに綺麗な顔立ちで、幼い容姿なのに綺麗だと思えてしまう。
 これまた見覚えのない学校の制服みたいなものを着た彼女は、私を見てにっこりと笑う。

??『この姿でははじめましてかしら? 誰だか分からない?』

いろは「え……? あっ」

 服を身に着け掛け布団を戻し、落ち着いたところでもう一度声を聞き、私はハッとする。
 この声……ウワサだ。
256 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2019/04/11(木) 08:00:18.67 ID:2p+EUGrzO

いろは「好感度測定少女……」

??『そうそう。ちょっと用があって現れたの』

 やっぱり、彼女みたい。
 これまで聞こえてきた声と同じように、気さくに楽しそうな様子で彼女は頷く。
 用……? いや、今はそれよりも……。

??『ああ。今の私を叩いても解決しないから。大人しく見てて』

フェリシア「へっ、そんなの信じるわけねーだろ。いろはにみんなにメーワクかけてんだ。とりあえずぶっ叩いてやる!」

??『意味ないのに』

いろは「……フェリシアちゃん、多分本当だから変身は解いて」

 本体が出たなら倒せるかも、と私も思っていたのだけど、どうもウワサの余裕が気にかかる。変身し、今にも殴りかかりそうなフェリシアちゃんを止め、私は手を伸ばす。すると女の子の肩をすり抜けてしまう。
 やっぱり触れないみたい。
257 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2019/04/11(木) 08:00:55.56 ID:2p+EUGrzO

フェリシア「クソ……」

いろは「心配してくれてありがとう、フェリシアちゃん」

フェリシア「当たり前だろ。こんなのすぐ終わらせた方がいいに決まってるし」

 フェリシアちゃんが変身を解除。制服姿に戻る。
 触れられない状態で姿を現す。当然そうした理由がある筈で。私は心の中で身構えながら、ウワサの言葉を待つ。
 私とフェリシアちゃんに睨まれるウワサは、数秒間をおいて不意に手を叩いた。

??『おめでとう! あなたはついさっき低確率の『不幸』を引き当てたわ、環いろは!』

いろは「不幸……? それって――」

 ウワサに憑かれた初日。やちよさんの説明がフラッシュバックする。

 『時々振りかかる不幸を乗り越えて』。

 説明された時は、好きと嫌いの暴走がその不幸だと思っていた。でも、ウワサの口振りからするとまさか……。
258 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2019/04/11(木) 08:01:22.05 ID:2p+EUGrzO

いろは「ランダムで悪いことが……?」

??『そ。ランダムで起こって、ランダムで内容を決める罰ゲームみたいなもの』

フェリシア「んなっ。そんなの聞いてねーぞ!」

いろは「……」

??『そんなに睨まないの。誰かが死んだりはしないから、その辺りは安心していいけれど……フフフ』

 それを聞いてほんの少し不安が和らいだ。
 でもこのウワサは人の感情を扱うもの。それが不幸に作用するのだから、一体どうなるのか……。

??『ということでルーレット、始めるよ!』

 軽いノリでウワサが言うと、虚空に大きな円盤が現れる。バラエティ番組で見るようなルーレット盤。上には矢印がついていて、恐らくそこに止まったものを実行するのだろう。
 細かい仕切りの線の中に小さな文字が見える。多分これが不幸の内容なのかな。目を凝らしてしっかり確認してみる。
259 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2019/04/11(木) 08:02:01.90 ID:2p+EUGrzO

 確かに誰かの命にかかわるものは無い。
 けど、『セックスしないと出られない部屋』とか、『妄想シチュエーション』とか不穏な単語がちらほらと。『ふたなり』……とかよく分からないワードもあるけど。

 あと、すごく気になることが一つ。

『マギウスにタライが落ちる』
『マギウスの服が脱げる』
『マギウスの物が一つ消える』

 ルーレットの内容からマギウスの三人に対しての恨みを感じる。

いろは「えっと、この突拍子のないマギウスの登場は……?」

??『腹いせ。今まで自由がなかったから』

 わ、わぁ……はっきり言う。

フェリシア「だったら全部マギウスでいいじゃん。あいつらだけに一日中雨降らせたり。室内でも」

いろは(寝られないし結構辛い……)

??『馬鹿、消されるでしょ。デメリットに天秤が傾かないようにするのよ。敵のメンバーを撹乱してるメリット以上のことはやらかさないわ』

 服消されるのは余程なメリットが無いと物凄い迷惑だと思うんだけど……。ウワサも色々大変なんだろうなぁ。
260 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2019/04/11(木) 08:02:53.54 ID:2p+EUGrzO
??『ルーレット回すわよ。好きなタイミングでストップって言いなさい』

いろは「――えっ? あ、はい、ストップ! って言っちゃった!」

 気が緩んだ瞬間に声をかけられ、つい言われるままにストップの宣言をしてしまう。内容について交渉したりできたかもしれないのに。
 ハッと口を押さえる私の前で、回転していたルーレットはゆっくりと止まり――


 ↓1 不幸の内容をコンマ一桁目で判定
    1 妄想シチュエーション
    2 キャラ追加(プラス補正付き)
    3 しないと出られない部屋
    4 判定の中で一つを選択し実行
    5 いろはちゃん、ふたなり
    6 この場で暴走(いろはor他)
    7 妄想シチュ
    8 ピーヒョロ
    9 選択実行(4と同じ)
    0 高好感度でキャラ追加
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/11(木) 08:53:00.61 ID:yvtsmsCto
ほ!
262 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2019/04/12(金) 04:42:46.04 ID:dWqGqguo0

【妄想シチュエーション】

いろは「あっ……変なのに止まっちゃった」

フェリシア「なんたらシチュエーション? なんだそれ」

??『ちいっ。マギウスマスに止まらなかった……』

??『説明はここに』

 ルーレットが消え、入れ替わりに看板が一枚現れる。妄想シチュエーションの説明らしい。

いろは「えっと……」フムフム

『妄想シチュエーション!
   今からあなたは夢を見ます。夢はあなたとあなたの知る攻略対象との夢です。夢の内容は攻略対象の妄想。たまに不具合もあるかもしれないけれど、あなたとしたいこと、あなたで一度妄想したことがまるで現実のように展開されます。
 夢の中であなたは記憶があり、相手は妄想の役柄になりきります。相手に夢を見た記憶はうっすら残り、運が良ければあなたを苦手な人もあなたを意識してくれるかもしれません。

  簡単に言えばあなたと攻略対象のパロディショートストーリー。妄想の中であなたや攻略対象は先生だったり、ファンタジー世界の住人だったり――はたまた恋人だったり。

 罰ゲームになるかは攻略対象さんの妄想次第!』
263 : ◆HTrEUwqtEM [saga]:2019/04/12(金) 04:43:47.06 ID:dWqGqguo0

いろは「……」

 えっ。大体言葉の通りの意味だけど……妄想のシチュエーションでシミュレーション、みたいな。
 でも、これってあれだよね?
 鶴乃ちゃんが選ばれたりしたら、わたしと鶴乃ちゃんが一つになる妄想が繰り広げられたりするんだよね。
 ひょっとしたらアリナさんかもしれないし……そ、そう考えると恐ろしい。

フェリシア「なーいろはー。なんて書いてあるんだ?」

いろは「夢を見るって書いてあるけど、内容は決まってないみたい。ごめんね、ちょっと寝ちゃうかも――はれっ?」

 ちらっとフェリシアちゃんの方を見て答える。すると突然、強烈な眠気に襲われる。心構えも何もない状態から、一気にまどろみの中へ。抵抗する間も思考の暇もなく私は眠りの中に落ちた。


 ↓1 本SSに登場済のキャラクターを一人指名
 ↓2 妄想内容。いろはと相手の役や、世界の設定やその他諸々。書けなそうなのは再安価をとりますのであしからず。不幸の内容から察せるかもですが、えっちいのも可です
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/12(金) 23:08:24.25 ID:Upk63kRr0
マジカルかりん、ここにとうじょーっ!
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/13(土) 02:21:43.10 ID:fo3UYJkPO
天才大怪盗かりんのアジトを突き止めた新米探偵いろは
捜査の為にアジト内部に潜入するも、そこはいろはを誘き寄せ閉じ込める為の偽物のアジトだった!
アジトに仕掛けられたロボットアームで拘束され一糸纏わぬ姿でかりんに体を調べ尽くされるいろは
必死の抵抗も虚しくかりんのテクニックの前に徐々に快楽の虜へと堕とされてゆき…
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 21:34:57.90 ID:9I0lHn+V0
性知識が38のいろはにクリムゾン的な魔の手が迫る

鶴乃 77×2 154『一つになるべき運命だって』
ももこ 7 『一緒にいてウザいっていろはちゃんに思われたんだろうな、アタシ』
レナ 10 から揚げにレモンをかけられた
やちよ 38 変身後の格好がえろはちゃん過ぎて直視しづらい
ひなの 64 見た目を馬鹿にせずに頼ってくれるかわいい後輩だから
梨花 81 一目惚れ
れん 24 梨花がいろはが居る時の方が楽しそうにするから  
 自分のことを苦手だと思っている相手と仲良くなろうとするという姿勢に感銘をうけたから→114
フェリシア 90 こいつのお陰で今は一人ぼっちじゃないんだよな…
さな 86 必要としてくれるってそういうことですよね?
みたま 48 色々面白いものを見せてくれそうだから
明日香 39 いろはの前で持ちネタの「自害します!」を言うと凄く怒るから
かりん 26 強い魔法少女とコネをたくさん持ってるから
 → 55
アリナ 52 見た目はライクだけど邪魔ばかりしてくるからプラマイ0なんですケド
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 21:46:41.45 ID:OWrt3ZYiO
くやしい……でもビクンビクン されてしまうのか
268 : ◆HTrEUwqtEM [sage saga]:2019/04/19(金) 04:18:48.65 ID:dvXqRX5q0
【反応遅れてすみません!
  安価把握済です。かりんちゃんの妄想で今書いておりますので】
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