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【マギレコ】いろは「好感度測定のウワサ……?」【コンマ】
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302 :
◆HTrEUwqtEM
[sage saga]:2020/02/10(月) 07:58:42.67 ID:VoFUtFFJO
五十鈴れん。
梨花と仲の良い後輩である。つい最近までは世間話ですら中々話せない子だったのだが、呼び出してきたということはおそらく個人的な話。または相談か。信頼関係が少し進展したということなのだろうか。
普段の彼女を知っているからこそ、ひなのは断る気にはなれなかった。……れんの親友が女性に告白した、という複雑な状況があるタイミングでも。
ひなの「フフ……アタシも大人の頼り甲斐というものが身についてきたかな」
単純に頼られて嬉しい、という気持ちが大きいのも承諾した理由ではあるが。
さて、待機して十分ほど。電話してから外へ出るとなるとこの倍以上はかかる筈だが、意外にも待ち人はすぐに店へやって来た。
ひなの「来たか。こんにちは、れん」
れん「あ……こ、こんにちは。お忙しいところ、ありがとうございます……」
ぺこりと頭を下げ、れんは着席。
見たところ落ち込んでいたり、暗い様子はない。メニューを渡しつつ観察する。部活があるひなのは休みの日も大抵そうなのだが、目の前の彼女も制服姿。
303 :
◆HTrEUwqtEM
[sage saga]:2020/02/10(月) 07:59:20.25 ID:VoFUtFFJO
ひなの(……学校に行ってきた、それとも行くのか? もしかして、いろはに会ったり……)
それで自分にアドバイスを、とそこまで考えて有り得ないと断定する。
ひなの(いや、それだとれんの様子と食い違うよなぁ……。いつも通りに見えるし)
メニューを開き、それをじーっと見つめる彼女。しばらくするとボタンを押して店員を呼び、小声で注文。
至って普通。れんが悩んでいたり、落ち込んでいる時は言葉に詰まることが多い。が、今はそれがまるでない。
ひなの(……むしろ浮かれてる? それは無いか)
れん「ぁ、あの……」
ひなの「――っと。悪い。ぼんやりしてた。今日はどうしたんだ?」
問うと、れんは視線を下に。少しだけ俯いてしまう。頬はほんのり赤く、けれどこの時初めて悲しげな感情を表情に出す。矛盾しているような、複雑な気持ちの現れ。不意にひなのは梨花の姿を思い出した。
ひなの「……恋愛の話か?」
普段ならからかい口調で言うようなこと。けれどそんな気にはなれなかった。
304 :
◆HTrEUwqtEM
[sage saga]:2020/02/10(月) 07:59:46.72 ID:VoFUtFFJO
れん「……」コクリ
ひなの(ま、マジか……)
恋愛。タイミングがタイミングだ。
いろはのウワサ騒動に梨花の告白。それらが起こった後に梨花と親しい彼女が恋愛相談。――考えられるのは一つしかない。
ひなの(そうか……梨花のことを……)
やはり、梨花のことが頭に浮かんでしまう。友人の告白をきっかけに自分の気持ちを知って――
れん「その……でも、女の子同士で……」
ひなの「……単刀直入に聞くが、それは恋愛感情だとはっきり言えるか?」
れん「……はい」
コクン、と小さく頷く。頭を上げたれんはひなのと目を合わせる。嘘や強がりは感じられない。正真正銘、本心から好きなのだろう。
れんの真剣な表情に、ひなのも気持ちを引き締める。状況は複雑だ。魔法少女の感情の揺れは死を招くこともある。自分を頼ってくれた後輩を悲しい目に会わせることはしたくなかった。
――と、真面目に考えて椅子に座り直すひなのの前。膝の上でギュッと拳を握っていたれんが、今度は恥ずかしそうに両手の指をもじもじと弄り始める。
305 :
◆HTrEUwqtEM
[sage saga]:2020/02/10(月) 08:00:25.03 ID:VoFUtFFJO
ひなの(……本当に複雑だな)
シリアスなやり取りをしていたつもりが、次の瞬間は和やかな雰囲気に。コロコロ変わるれんの表情に、ひなのは改めて思った。
顔を真っ赤にさせ、チラチラとひなのを見、落ち着きなくれんは口を開く。
れん「……ぇっと、さっきはウワサの影響もあるんですけど……そういう、邪な気持ちにも……なって。は、はぃ……。抱きしめて……触って、しまいました……」
ひなの「――ぶっ!?」
心構えも何もしていないところにいきなり爆弾投下。しどろもどろに話すれんの言葉に、梨花を襲うれんの図が脳内に浮かびひなのは口にしていたコーヒーを吹き出した。
恋愛感情に気づいたその時から、もうお手つき済みとは完全に想定外であった。
が、そういう対象として見ていると、分かりやすくはある。
ひなの(そうだ、落ち着けアタシ。触っただけだ。ウワサの影響も……ん? ウワサ?)
ピンク色の想像に気を取られていたが、クールダウンした頭に一つの単語が引っかかる。
ウワサ。今、そのワードを聞いて思い出すのは……
306 :
◆HTrEUwqtEM
[sage saga]:2020/02/10(月) 08:01:09.17 ID:VoFUtFFJO
れん「都さん、大丈夫ですか……?」
ひなの「あ、あぁ。……その、もしかしてだが、梨花じゃないのか? 相手は」
れん「……えっ!? り、梨花ちゃんとなんてそんな……っ。違います、はいっ……」
『梨花ちゃんとなんて』釣り合い、と思っているのだろう。聞かれて盛大に狼狽えるれん。ひょっとしたら無意識に遠慮して引いてるいるだけで、梨花にも……とひなのは感じてしまうが、今はそれどころではない。
れん「私が好きなのは……い、いろはさんです……」
――恋する乙女な顔で、環いろはの名前を口にする五十鈴れん。彼女の相談に乗っているのだから。
ひなの(そっ、そっちかぁぁ! 完全に読み違えてた! いやそもそも読めるか! 昨日鶴乃の好感度カンストに、やちよさんの下心に、梨花の告白で驚いてたとこにコレだぞ。いろはは何だ、サキュバスか何かなのか! いやその言い方はよくないけど、女性人気すごいな!)
ひなの「そ、そうかぁ……で、いろはに触ったわけだ」
脳内は駄々こね状態で、本体は努めて冷静に、けれど訳の分からないセクハラ発言。ひなのは完全に混乱していた。
307 :
◆HTrEUwqtEM
[sage saga]:2020/02/10(月) 08:01:46.58 ID:VoFUtFFJO
れん「はい……その、お尻を……」
そしてそれに素直に答えてしまう彼女もまた混乱しているのは言うまでもない。
れんの頭が一連の出来事についていけていないのは当然のこと。恋心もないうちから恋愛感情を抱き、告白し、ついには暴行未遂、そして頭部強打。目覚めてからは明日香にギクシャクした感じで説明をされ……彼女と別れた後はほぼ反射的にひなのを呼び出していた。
普通の人間ならば、ベッドで半日は頭を抱えてようやく呑み込める案件。その時間がほぼ皆無というなら、どうなるかはお分かりだろう。
ひなの「……ウワサって、大変だな」
れん「はい……とても……」
遠い目をして二人でしばし沈黙。少々落ち着いたところで、ひなのはため息を吐く。
ひなの「まぁ……ここに呼ばれた理由は大体分かった。梨花のことで申し訳なくなったんだろ?」
れん「……」
黙秘。視線を下に向け、口を閉ざしてしまうれん。
けれどもそれが肯定を意味していると流れで分かるし、彼女の表情がそう物語っていた。
告白した友達のことを知っていての行動。それは彼女を裏切ることと同義。
308 :
◆HTrEUwqtEM
[sage saga]:2020/02/10(月) 08:02:14.01 ID:VoFUtFFJO
ひなの「……。気にすることはないんじゃないか?」
考えて、ひなのは一言口にした。
適当そうな言葉を意外に思ったのか、れんは勢いよく顔を上げる。しかしひなのの表情を見て、本気で言ったのだと理解する。
ひなの「アタシは……梨花のこと、少し知っていてな。今のれんの行動を知ったら、きっとあいつは喜ぶと思う」
れん「……」
自分のようにはなってほしくはないから。梨花ならばそう思うはず。それに多分、同じ人を同じ性別の友人が好きになったと、仲間ができたと喜びすらすると思うのだ、彼女は。
はしゃぐ梨花を想像し、ひなのはフッと笑う。
ひなの「それにな……」
それに、れんの行動が問題ないともう一つ言える理由があった。それは梨花の過去や優しさ、れんの気遣いや不安――それらとはまた違う、シンプルな事実。
ひなの「いろは争奪戦は凄まじい激戦区だ」
みかづき荘に加え、梨花を含むその他魔法少女まで。今更れんが加わっても全体的に見れば些事に違いない。
309 :
◆HTrEUwqtEM
[sage saga]:2020/02/10(月) 08:02:56.80 ID:VoFUtFFJO
れん「えっと……あの……女の子同士、ですよね?」
ひなの「ああ……」
間違いなくマイノリティなのだが、ここ神浜、ひいてはいろはの周囲では例外なようだ。それがウワサの影響ならまだ分かりやすいのだが、みかづき荘メンバーの好意は既に外部の人間も認知しているもので。特別いろはが好かれやすいと考える他ない。
ひなの「とにかくだ。今更れんが参加しても卑怯だなんだと騒ぎ立てる奴はいない。堂々としてればいい」
れん「……はい。ありがとうございます……」
安堵した様子の後輩に、ひなの自身もまたホッと胸を撫で下ろす。恋愛の、それも女性同士の悩み相談。自信はなかったがどうやら少しでも力にはなれたらしい。
ひなの(れんが恋か……。それも、いろはに)
我が子の成長を感慨深く思うような気持ちで、ひなのはこれまでを思い返す。自分と話すこともままならなかった少女が、友達と同じ人を好きになって想い人に気持ちを伝えた。色々と複雑な気持ちはあれど、喜ばしいことであった。
310 :
◆HTrEUwqtEM
[sage saga]:2020/02/10(月) 08:03:30.94 ID:VoFUtFFJO
ひなの(……まぁ、いろはが大変なことになるだろうし、もうなっているだろうが……)
ひなの(応援するしかないだろう。後輩達の成長を)
止めて、忠告したってやめたりはしない。
自分も恋に関しては暴走気味な自覚はあるため、止める気にはなれなかった。ましてや消極的な彼女が告白、それを先輩に相談までしてきたのだ。
ひなの(5人以上から好意を……。今度そのモテモテさの秘訣を教えてほしいものだな……)
今回は黙って成り行きを見守るしかない。
どんどん厄介さを増していく後輩の状況に、ひなのは苦笑しつつ彼女の無事を祈った。
311 :
◆HTrEUwqtEM
[sage saga]:2020/02/10(月) 08:04:04.57 ID:VoFUtFFJO
家にいるだけじゃウワサは解決しない。
危険だけれど外にも出なきゃ。そんな想いで、仮眠から昼食をみかづき荘のみんなで食べて、私は一人午後の外出に。
いろは「……どうしよう」
外出……したのだけど、私は困っていた。
原因は少し遠くに見える二人の少女と数字。なんで私が困っているのかは言わずともなんとなく分かるだろう。
低いか、それとも極端に高いか。今回は……
かえで「それでね、レナちゃんとももこちゃんがいろはちゃんに――」
かこ「そ、そんなことがあったんだ……。フェリシアちゃん大丈夫かな……」
かえでちゃんは好感度4 。
かこちゃんは好感度68。
312 :
◆HTrEUwqtEM
[saga]:2020/02/10(月) 08:04:37.32 ID:VoFUtFFJO
私のことを嫌っている子と、友達と思ってくれてる子の二人組。それだけなら勇気を出して飛び込んでいくところだけど……二人は同じチームを組んでいて、とっても仲が良い。
それに加えて、かえでちゃんが所属しているもう一つのチーム……レナちゃんとももこさん達とも仲良し。
で、かえでちゃんの好感度が判明した今、ももこさんのチームメイト全員から嫌われちゃってることが確定したわけで。
そんな彼女が、私が昨日二人を巻き込んだことを話しているのだから――行くべきか見て見ぬフリをすべきか迷ってしまう。
せめてかえでちゃん一人なら、頑張ろうと思えるのだけど、今行くとかこちゃんとかえでちゃんの仲も悪くさせてしまいそうで怖い。
かえでちゃんが暴走してしまったら、間違いなくかこちゃんも巻き込まれるだろうから。
いろは「うーん……」
??『何迷ってるの? とりあえず理由、行くわよ』
いろは「――へっ? えっ、ちょ」
休日の通学路。私服姿で談笑している二人を、曲がり角から顔を出してじーっと観察していると不意に声が聞こえる。それがウワサのものと分かった時には遅く、私の頭に二人の言葉がどこからともなく聞こえてきた。
↓1 かえでの好感度4の理由
↓2 かこの好感度68の理由
313 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/02/10(月) 22:53:16.78 ID:WVdzXzKP0
両替に行っている間に5000円吸い込まれたクレーンゲームでハイエナされた
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/02/11(火) 00:30:49.58 ID:hUAkTcaGO
みかづき荘で戴いたいろは作の「あっさり魚介ネギ塩ラーメン」が忘れられない
315 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/08/18(火) 00:15:52.09 ID:KJ1KjZPV0
もうイッチ帰ってこないのん?
316 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2021/02/25(木) 07:24:01.23 ID:L+qY0BqtO
帰ってきてほしいんよ
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2021/02/25(木) 21:17:40.26 ID:q54Hp5alO
続き
318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/25(木) 21:51:33.09 ID:SnC5wOeuO
そんなものはない
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