Pの姉妹はトレーナー!【アイドルマスターシンデレラガールズ】

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245 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/07(日) 23:16:03.45 ID:ZfRiWLFG0
>>244の補足
>>時系列は繋がっていますが、それ以降はそれぞれのIFルートとしてお読みください。

この文章の『それ』以降とは>>214までの『お話の本筋』以降ということを指しています。失礼しました。
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:45:17.50 ID:Z3ISlOF2o
おつー
247 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:38:28.14 ID:B9iILSOY0
『卯月アフター』

卯月「私、誕生日のお祝いは詠さんとの初夜が良いなぁ」

付き合って三年。
アイドルは引退したがタレントとしてまだ活躍する大学生の卯月ちゃんはそう言った。

俺は飲んでいた珈琲を噴き出して、心配されたが、彼女からそういう話題を振ってくるとは思ってなかったのだ。

卯月「大丈夫ですか?」

詠「うん、大丈夫。それより、初夜って……エッチするってことでいいの?」

卯月「そ、そうですよ? キスだけでも全然いいんですけど……詠さんが一人で、その、やってるのが申し訳なくて……」

詠「いやいや、それは俺が決めたことだから気にしないでよ。ていうか成人したら俺も手出すつもりだったし……」

卯月「え、そうだったんですか?」

詠「いや、そりゃあね? 俺だって卯月ちゃんとエッチしたいもんなぁ」

卯月「あ、あはは……そ、そんなエッチエッチって言わないでくださいよぉ」

詠「でも卯月ちゃんからそんなこと言ってくれるなんて嬉しいなぁ」
248 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:39:10.71 ID:B9iILSOY0
卯月「本当は私がどれだけアピールしてもなかなか手出してくれないから不安だったりして……」

詠「え?」

卯月「な、何でもないですよ!」

詠「ごめん、バッチリ聞こえちゃったから」

卯月ちゃんはみるみるうちに顔を真っ赤にさせていく。
その様子が可愛くて、彼女を抱き寄せると有無を言わさずキスをする。

卯月「ちゅっ……んっ……」

軽いキスから始めて、徐々に深く熱いキスへ。
とろんと蕩けた表情になる卯月ちゃん。

俺もギンギンになった息子を鎮めるために、この後一人で抜くのだが、卯月ちゃんも隠れてオナニーしてるのを俺は知っている。

しかし今日は彼女の二十歳の誕生日。
彼女を抱えてベッドへ向かった。
249 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:40:00.89 ID:B9iILSOY0
卯月「ま、まだお昼ですよ?」

詠「今日まで我慢してたんだよ? もう我慢できない」

卯月「この後お出かけしますし……」

詠「まだ時間あるから大丈夫」

卯月「でも……」

詠「怖い?」

卯月「……ちょっと」

詠「キスしよ」

そう言うと黙って目を閉じる卯月ちゃん。
ベッドに寝かせた彼女の顔に自分の顔を近づけて唇を重ねる。

卯月「んっ……ちゅ……」

彼女の身体を部屋着の上から弄る。
彼女の身体を撫でると時折、ぴく、ぴく、と可愛らしい反応が窺える。

詠「起きて」

そう言うと、彼女は頬を紅潮させたまま、上体を起こす。
250 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:41:18.16 ID:B9iILSOY0
俺は彼女の服に手を掛けて、脱がせた。
可愛らしい清楚な下着と、きめ細やかで透き通るような肌を露にさせる。

腰に触れると、あっ、と小さく喘ぐ。
かと思えば、ふふっ、と笑顔を見せる。ちょっとくすぐったいのかもしれない。

耳や首、鎖骨あたりにキスしたり、舐めたりしながら腰やお腹回りを擦る。
徐々に息も荒くなっていき、卯月ちゃんは激しくキスを求める。

卯月「詠さん! もっとぉ……もっとぉ、キスして!」

唾液と唾液が厭らしく混ざり合い、官能的に音を立てる。
それが卯月ちゃんの口の端を濡らし、それを舌で舐めとる彼女はとても妖艶に映る。

俺の手は彼女の下着の下に入り込み、柔らかい胸に触れる。
手の平全体で包み込んで、優しく、時に強く揉んだ。

卯月「はっ……ふっ……ふあぁっ!」

乳首を弾いたり、摘まんだりすると、声を我慢した吐息が漏れるが、我慢できない時にちゃんと声を上げてくれるのが愛おしい。

俺は彼女の下の服と下着も脱がすと、全身を曝け出した彼女の股に手を掛けた。
251 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:41:48.77 ID:B9iILSOY0
卯月「あうぅ……くすぐったいです……」

詠「そ、そう?」

彼女の中は、音を立てられるくらいに濡れていて、俺の指をすんなりと受け入れた。

卯月「あっ……!」

小さな喘ぎ声と共に、ぴくんと跳ねる彼女の身体。

卯月「ふあぁっ! ……ダメっ! 詠さんっ!」

俺は興奮冷め止まないまま、卯月ちゃんの制止の言葉を聞かずになおも彼女の中で指を掻きまわし続けた。

卯月「ああぅ……! あっ! あっ! きゃああぁぁ!!」

詠「はぁ……はぁ……イッた?」

卯月ちゃんは甲高い声を上げると、腰を小刻みにかくかくと震わせて荒く息を切らしていた。

詠「どうだった?」

卯月「き、聞かないでください……」

顔は真っ赤に茹で上がり、じんわりと滲む汗が彼女の肢体や髪を艶めかしく照らし出す。
252 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:42:47.96 ID:B9iILSOY0
すぐ後に「すごく気持ちかったです」と聞こえるか聞こえないかくらいの大きさで声に出す。
きっと本人は聞こえてないと思ってるのであろうが、俺にはバッチリ聞こえてます。

詠「自分でするより良かったんだ」

そう耳元で囁くと、また一度跳ねた卯月ちゃんの身体。

卯月「意地悪言わないでください」

優しい声音と視線に、咎めるような意味合いはもちろん含まれない。
むしろ、いじらしく言う彼女に愛おしさと興奮を覚えてしまうほどであった。

横になったまま卯月ちゃんは俺に抱き付き、自分から何度もキスをしてきた。

長いキスと短いキスを何度も繰り返して、ようやくお互いの顔を離す。

詠「卯月ちゃんとセックスしたい」

卯月「私も……その、したいです」

自分のズボンに手を掛けて、下着も脱ぐ。
卯月ちゃんがじっと見てる中で自分の勃起した陰茎を見せるのは何となく恥ずかしかった。
253 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:43:18.00 ID:B9iILSOY0
ゴムを付けて、卯月ちゃんを押し倒す。
彼女は抵抗なくベッドに仰向けになりもじもじと恥ずかしそうにしている。

卯月「あの、私、初めてで……」

気にしていたのはそんなことだ。
俺は別に初めてでも初めてじゃなくても構わない。

詠「大丈夫、任せて……目を閉じて、力を抜いて」

俺がそう言うと、卯月ちゃんはすぅっと目を閉じて、少しリラックスした。
閉じていた股をゆっくり開かせそこにペニスをあてがう。

彼女の身体に再び力が入る。

俺はキスしたり、胸を触ったり、なるべく痛みが和らぐようにと考えながら、いよいよ彼女の膣に自分のを挿入した。

膜を突き破る感覚。
ぎゅっと抱き付くそれに合わせて目を強く閉じて、ぎゅっと抱きしめてくる。

卯月「んぅ……ううぅ……」
254 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:44:08.49 ID:B9iILSOY0
少し苦しそうに呻く卯月ちゃんは、その気を紛らわそうと積極的にキスをせがむ。
ぴちゃぴちゃとやらしく音を立てるそのキスは、いつもの卯月ちゃんからはあまり想像できないくらいに積極的だった。

詠「動くよ?」

卯月「は、はい……」

俺はゆっくりと腰を動かす。
ゆっくりと抜く時に、きゅうぅと締め付ける感触が俺の陰茎を刺激する。

徐々に早くすると、最初こそ苦しそうだった呻き声は、次第に甘美な嬌声に変わってきた。

卯月「あっ、あっ、何これ……気持ちいっ! あっ! ふあぁっ!!」

詠「卯月ちゃん、俺も気持ちいよ」

卯月「詠さんの、気持ちいっ!」

詠「はぁ……卯月ちゃんの中、はぁ……すっごい締まる」

卯月「あぁっ! あっ……あっ……だめっ! やっ! 気持ちい! 詠さんっ!」

詠「俺もだめかも、もう出そう……」

卯月「あ、あぅ、んっ……〜〜〜〜〜〜っ!!」

卯月ちゃんは声にならない声を発しながら、ビクビクと痙攣をする。
彼女の脚がぎゅぅっと俺の腰を挟み、腕も俺の首に回してぐっと強く抱き付いている。
255 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:44:56.24 ID:B9iILSOY0
詠「うっ……」

彼女の痙攣と同時に俺も射精する。
包み込まれてるような安心感と同時に絶頂する幸福感で、快楽も凄まじかった。

二人してしばらく息を切らしながら抱き合った。

…………。

ようやく落ち着いてシャワーを浴びる。
二人でシャワーも実は付き合ってから初めてのことである。

彼女のシャワー姿を生で見て息子が大きくなってしまうのはしかたないと思います。
チラチラと気にして、ちょっと恥ずかしそうにする卯月ちゃんも可愛い。

卯月「詠さん」

詠「うん?」

卯月「……また、します?」

俺のペニスを優しく触って、見上げてくる。
自分の心臓が大きく跳ねて心停止するかと思うくらいに驚いたし、興奮した。
今すぐにでも襲いかかって、めちゃくちゃに犯してやりたい。

しかし、さっきしたばかりというのもあって、やりたがりな俺の身体とは裏腹に、理性の糸はプッツンしなかった。

詠「これから誕生日お祝いしなきゃだから、今はちょっと……」

卯月「あ、そ、そうですよね!」

詠「ん? もしかして、卯月ちゃんがしたかった?」
256 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:45:41.19 ID:B9iILSOY0
卯月「ふぇっ!? ……い、いえいえ、全然そんなことなくて、詠さんのがそのアレだったので……」

詠「そうなの? 俺とはもうしたくなくなった?」

卯月「その聞き方はずるいですよ。いじわるです!」

ぷくっと膨れる卯月ちゃんも、あまり見ない表情だ。可愛い。

卯月「実は、私がしたかったりして……」

詠「そうなんだ?」

卯月「き、聞こえてました?」

詠「うん」

かぁ、と赤くなる卯月ちゃん。
毎回、独り言が聞こえないと思ってるみたいだ。
俺の近くで言ってるやつは全部聞こえてるんだけど。

詠「俺は卯月ちゃんの誕生日もちゃんとお祝いしたいから、セックスは今夜しようね」

卯月「は、はい……」

もじもじと可愛らしい反応をする卯月ちゃんだったが、この日の夜は人が変わったくらいに情熱的だった。
それはまた別のお話。

『卯月アフター』 終わり
257 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:46:52.98 ID:B9iILSOY0
『渋谷凛』

ポジパのミニライブから数週間が経過し、本日、凛ちゃんからの指令メールが届いた。

指令メールというのはいわゆる皮肉で、実際は先日に行われたらしい学校の定期テストで学年三十位以内に入れたら俺が何でも言うことを聞くという権利を彼女に与え、彼女はそれを行使しただけだ。

メールの内容は『明日の朝十時、私の家に集合。花屋さんだよ』

詠「おい、これはいきなりお家デートってことか?」

ちょっと凛ちゃん、脇甘すぎない?
お兄さん心配しちゃうんだけど……。

しかも花屋って、彼女の実家では?
まあ何回も通ってるからお母さまと顔見知りではあるけどさ。

うーん、今回は前回まで気軽に訪問してた時と訳が違うぞ。

俺はとりあえず『自宅デート? それはハードル高くないかな? 俺、彼氏じゃないしさ』って送っておいた。

ぶーっぶーっ……! 返信早いな。まだ一分経ったかどうかだけど。
258 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:48:02.06 ID:B9iILSOY0
『詠さん、何でも言うこと聞くって言ったよね。これで二回はぐらかされた。嘘つきだね。いいから私の家に来てね。』

『嘘つきだね』の一文がすごい心に刺さるのです。
俺はがっくりと頭を垂れながら『はい。すみませんでした。行かせていただきます。』とお返事させていただくのであった。

その後、凛ちゃんが送ってきたメールにはにっこり笑った絵文字がただ一つ。
俺はちょっと笑ってしまった。

結局翌日の朝、いつもと変わらぬルーティンを終えた後、私服で凛ちゃんの実家である花屋の前に来ている。

凛「あ、詠さん、おはよう。早いね、5分前行動?」

詠「おはよう。できるだけ時間通りに行こうと思ったら5分前になったよ」

凛「さすがだね。じゃあ早速上がってよ」

詠「ちょっと待って」

凛「何?」

詠「本当に凛ちゃんの部屋に上がっていいの?」

凛「え、今更何言ってんの?」
259 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:48:42.53 ID:B9iILSOY0
キョトンとした顔で凛ちゃんが言う。
いやいや、ちょっと待ってほしい。
女子高生の部屋に社会人の男が招かれる。

いやいや、それはおかしいでしょうよ。
一体、何をするというわけ?

というかその……怪しくありませんか?
そんなのがバレたら、俺が世間様から向けられる視線って、犯罪者に向けられるそれと同じになるよね?

詠「あのさ、やっぱまずいと思うんだけど……」

凛「私、詠さんのこと大好きだから問題無いよ。問題があるとしたら詠さんが私のこと愛してないからじゃない? 愛してくれたら問題無いよ」

一理ある……のか?
俺は確かに体裁ばっか気にしているが、彼女を心の底から好きになれば色んな壁を突き破れるのだろうか。

それにしても凛ちゃんは本当に吹っ切れたというか……。
以前は睨んでくるばかりで嫌われてるかと思った。
260 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:49:21.74 ID:B9iILSOY0
でもよくよく考えれば、俺にスカウトされたのに、実の兄にプロデュースされ始めたら話が違うもんだと言って俺のこと嫌うよな。
自分で言って納得して、悲しくなってしまった。

詠「まあ、たまにはいいか……」

凛ちゃんにあてられて俺も少し吹っ切れたかもしれない。

お店の奥へ入り、階段を上って二階へ。

とある部屋の扉には、花のあしらわれた掛札が掛けられており、その札にローマ字で『Rin』と書かれている。どうやら凛ちゃんの部屋らしい。

凛「ん、どうぞ」

詠「お邪魔します」

一人部屋にしてはやや広め、片付けも十分にされており、快適に過ごせそうな空間だ。
お花の良い香りも漂ってくる。何ていう花か知らないけど。

凛「好きなとこに座って」

詠「あ、うん、じゃあ、ベッドに座っていい?」

凛「いいよ」
261 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:49:57.40 ID:B9iILSOY0
ぽふっと、ふんわりしたベッドで、これもいい香りを漂わせている。
凛ちゃんと目が合う。
緊張して背筋がピッと伸びてしまう。凛ちゃんはそんな俺の様子を微笑ましく見つめていた。

凛「ちょっと待ってて」

そして、そう言うと凛ちゃんは部屋を出て行ってしまう。

俺一人が女子高生の部屋に取り残されて、どうしたもんか。
何だか最近はいろいろあって疲れた、なんて考える。こんな状況にも若干戸惑っているし。

俺は今一人ということもあって、ベッドに倒れこんだ。
壁際に設置されてるベッドに倒れこみ、壁と自分の頭がスレスレの位置だ。

トントンと控えめな足音が聞こえてきて、俺は慌てて姿勢を正す。
凛ちゃんは部屋の前で立ち止まったようだ。

凛「詠さん、悪いけど開けてもらえないかな」

詠「あ、はい」

そう言われて俺は素直に扉を開けた。
262 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:50:34.84 ID:B9iILSOY0
凛ちゃんはお菓子の並んだお皿と飲み物の入ったコップが二つ乗った、お盆を両手で持っており、確かにこれでは扉を開けられない。

凛「ありがと」

詠「いえ、こちらこそお気遣いなく……」

凛「ふふっ、社交辞令?」

詠「いや、上がっておいておもてなしされるのが少し申し訳なく……」

凛「私が呼んだんだし、気にしないでよ」

詠「あー、うん。ありがとう」

凛「ん、そういう言葉の方が嬉しいかな」

微笑んだ凛ちゃんが部屋に入り、小さなテーブルにお盆を置いた。

俺は扉を閉めて、再びベッドに座る。

凛「はい、どうぞ、詠さん」

言われて差し出された珈琲の入ったカップを受け取る。
263 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:51:13.96 ID:B9iILSOY0
詠「ありがとう」

凛「珈琲でよかったかな?」

詠「うん、珈琲好き」

凛「私は?」

詠「凛ちゃんも好きだよ」

流れで聞いてきたのだろう。
俺は特に疑問に思う事も無くそう返すと、彼女は大きく溜息を吐いた。

凛「詠さん、そういうの色んな女の子に言ってるんでしょ? 一体何人の女の子を勘違いさせたの?」

詠「え……」

いきなりお説教されて、面食らってしまった。

凛「多分、私じゃなくてお姉さんたちや卯月に言われても同じこと言うんだろうね」

詠「……ごめん」

図星過ぎて参ってしまった。
多分、姉ちゃんたちや卯月ちゃんに言われても同じように返すだろう。
それに担当アイドルに同じように言われても、同じように返してしまうはずだ。
264 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:52:00.73 ID:B9iILSOY0
凛「だから今は私だけを特別に見て」

彼女の柔らかな両手で顔を押さえられて、目と目を合わせられる。
俺が数回首を縦に振ると、彼女は優しい笑顔を見せて俺に寄りかかるような形で隣に座った。

詠「凛ちゃん……」

俺の左肩に寄りかかる凛ちゃん。
そして俺の左手は彼女の肩に手を掛けようかというところで宙を彷徨っていた。

凛「抱いてもいいよ。左手、余ってるんじゃない?」

彼女は男の理性を崩すのが上手い。
今すぐに押し倒したい衝動を抑えて、彼女の肩を抱き寄せる。
少し強く引き寄せてしまったかもしれない。

俺の心臓がうるさくて、こめかみの近くもガンガン響いてくる。

凛「……詠さんはさ」

詠「うん?」

凛「どうして私をスカウトしたの?」

詠「……何となく、かな? 直感だったけど、そん時は『原石見つけた』って思ったよ」

凛「ふーん」
265 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:52:48.12 ID:B9iILSOY0
詠「まさか蓮さんの妹とは思わなかったし、俺がプロデュース出来ないのも残念だったけどさ……」

凛「だよね。兄妹の方がプロデュースするのに向いてるって訳分かんないし……」

詠「凛ちゃんもさ、何でスカウトを引き受けてくれる気になったの? 最初は嫌がってたじゃないか」

凛「何でだろうね。最初は本当に嫌だったけど、どこかの誰かがしつこく誘ってくるからかな? そんな人の熱意に色々心を打たれちゃったみたい」

詠「あはは……」

凛「まあやりたいことも別に無かったし、お母さんも勧めてくれたし、兄貴もそういうところで働いてるって知ってたから多少興味もあったのかも」

詠「そっか」

凛「でも一番の理由は……」

凛ちゃんは顔を上げて俺を見る。
名前の通り凛とした瞳に吸い込まれそうだ。

凛「詠さんの近くにいられるから」

気が付いたら俺は彼女を抱きしめていた。
266 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:53:29.74 ID:B9iILSOY0
凛「あっ」

漏れる吐息を肌で感じて、我に返り慌てて距離を取る。

詠「ご、ごめん! いや、今のはそう邪な意味じゃなくて……」

必死で言い訳する自分がぎこちなくて、恥ずかしくてどうしようもない。

凛「ふふっ! あはははは……!」

急に笑い出す凛ちゃんは本当に可笑しいそうで、俺は呆然として何も言えなくなった。

凛「ううん、詠さんでもそういう気持ちになるんだなぁって」

詠「ま、まあ男だし……これでも結構お誘いはお断りできないタイプなんだよ」

凛「それって邪な意味じゃない?」

詠「……そういうのもあるかも」

凛「かも? 私が隣に座ってから胸がすっごい音してたけど」

詠「き、聞こえてたんだ」

凛「まあね……おかげでこっちも恥ずかしかったよ」

詠「ははは……」

力なく笑うけど、それでもまた心臓の鼓動は速くなっていく。
267 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:54:34.83 ID:B9iILSOY0
凛「また聞こえる」

詠「ちょ、聞くの禁止で」

凛「無理」

近付いて来る凛ちゃん。
彼女は俺の横まで移動すると、ベッドの上にぺたりと座ってから俺の胸に頭を預けてきた。

緊張と、あとよく分からない感情で心臓が元気になるのに身体は言うことを聞いてくれなくなる。

不意に凛ちゃんは俺の両腕を引っ張って、背中からベッドに倒れこむ。
俺はつられて、彼女に覆いかぶさるような格好になってしまい動けない。

退こうと思ったが、それよりも早く凛ちゃんの両手が俺の後頭部に回って引き寄せられる。

俺もきっとそれを望んでいて、すぐに退かなかったのだと思う。
唇が重なり合って、俺の後頭部に置かれた彼女の両手はさらに深く俺を抱く。

十秒以上のキスはとても長い。
脳味噌が蕩けそうな感覚は、きっと理性が融けていくのと同じだ。

俺は彼女の胸に手を掛け……ようとして止めた。

口を離して、覆いかぶさっていた体勢を元に戻す。
268 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:55:24.11 ID:B9iILSOY0
凛「詠さん?」

詠「ごめん、凛ちゃん」

凛「……やっぱり、私じゃ、だめ?」

彼女の声は震えていた。
ぎゅうっと歯を食いしばって、への字に曲がりそうになる口元を見せまいと強がっている様子が窺える。

詠「ダメ、じゃないんだ。むしろダメじゃないからこそ、なし崩しは止めたい」

凛「私、勇気出して! 詠さんに告白して! こんなにアピールして! いつでも私のこと好きにできるのに!」

ぽろぽろと涙を流す凛ちゃんの口を今度は俺から塞いだ。

詠「泣かしてごめん。あと、好きでいてくれてありがとう。こんな俺でも、君のことを好きになっていいかな?」

そう言うと、凛ちゃんは俺の胸に飛び込んで顔を見せないように埋めていた。

凛「当然じゃん……」

擦れた声の彼女の頭を黙って撫でる。
269 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:55:56.47 ID:B9iILSOY0
彼女が泣き止むと、俺は自分の膝の上に彼女を対面で座らせた。

詠「凛ちゃんが好きだ。もう凛ちゃん以外誰も映らない」

凛「私も詠さんが好き」

そう言い合って、何度も何度もキスをする。

自分でも信じられないと思ったが、こんなに一瞬で誰かに心を奪われるってことがあるのだと自覚するのだ。

凛「詠さん……」

紅潮しきった凛ちゃんの顔。
彼女の視線は下に向けられ、俺の股間を見つめていた。

凛「今日、うちの親居ないんだけど……」

詠「女の子にそんなこと言わせてこう言うのは申し訳ないんだけど……」

凛「うん、分かった。そういうところも好き」

蕩けた表情は微睡んでるようにも見えて、魅力も増して可愛い。
270 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 20:56:23.19 ID:B9iILSOY0
凛「うん、今はゆっくりでいいかな。最近、ちょっと早足だったから」

詠「そうだね。凛ちゃんが大学出たら結婚しよう」

凛「将来のこと考えすぎ、あと何年かかるの?」

詠「ストレートで行ったら七年かな?」

七年か……。
この関係が続くかどうかも分からないのに無責任なこと言ってるかも。

凛「心配しすぎ、私は詠さん以外眼中に無いから安心してよ」

詠「いや、確かにそっちの心配もあるけど……」

凛「他の人の方に振り向いたりなんかさせてあげないから、安心して」

彼女はとても察しが良い。
俺は一言、よろしくお願いします、と言って彼女の頬に触れたのだった。

『渋谷凛』 終わり
271 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/18(木) 21:02:42.13 ID:B9iILSOY0
中断します。

そしてお待たせしました。
……いや別に期間もそんなに空いてないし待ってた人もいないのでやっぱり撤回します。

こんな感じでR要素もあーるよ。なんてね。
272 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/19(金) 22:55:43.76 ID:jqUK4oZY0
『凛アフター』

唐突だが、ここで346プロダクションのアイドル事情について他プロとの比較をしてみようと思う。

うちの抱えるアイドルは総勢180名を越え、その中で毎年総選挙が行われる。
トップになったものはシンデレラガールと呼ばれ、一気に注目を浴びることになるし、いろんなメディアから引っ張りっだこだ。

それに346プロダクションは人気アイドルを何人も輩出しており、かつての961プロや765プロ、それに人気男性アイドルを多く輩出している315プロとも肩を並べている。

まあこれは俺の見解ではあるが、過言ではないと思う。
つまり何が言いたいかというと、346プロのトップ、シンデレラガールに輝いたものは実質アイドル界のトップだと思う。

俺が一年目の時にスカウトしたアイドル渋谷凛ちゃん。

最初の内は兄である渋谷蓮さんにプロデュースされていたが、俺が四年目の時にプロデュースの権利を譲ってくれた。

しかしながらユニット解散でということにはならず、ユニット単位で見るときは蓮さん。
彼女がソロで活動するときは俺、と少しばかりややこしいプロデュース方法だった。

もちろん、俺は未央、茜、藍子の三人の面倒も見ており、プロデュース対象が四人に増えただけである。
273 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/19(金) 22:56:11.27 ID:jqUK4oZY0
そして凛ちゃんは着々と知名度を伸ばしていき、去年シンデレラガールに輝いた。

その半年後に引退発表。

凛「女性としての幸せを歩んでいきたいと思います」

というのは記者会見時の彼女のコメント。

それからさらに半年、スケジュールがパンパンに詰まった多忙の日々を過ごして彼女は芸能界を引退した。

凛ちゃんのスケジュール帳を繰ってみて、次の月のページが真っ白だった光景は今でも印象深い。

そんな彼女も今では優秀な学生で、二人で暮らすには少し広めのマンションで俺と暮らしている。

実はここの所、彼女と上手くいってないような気がする。
セックスレスも数週間続いて、俺はやりたいのだけど、同棲しているのに彼女と時間が合わないことも多くて、先に寝ちゃったり、寝られちゃったり。

会話も少しばかり減ってきたように思える。同棲してるのに……。
今日あたりにでも旅行に行かないかと誘ってみよう。
274 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/19(金) 22:56:36.28 ID:jqUK4oZY0
本日は俺の方が早い帰りのようだった。
学生で、遅い時間に帰ってくるのは心配だ。

連絡を入れてもあまり返事がこないし……。

そう思っていると、インターホンが幾度も鳴り響いた。
画面を見ると、二人の女子学生に両肩を抱えられた凛ちゃんの姿が

詠「ど、どうしたのっ!?」

『す、すみません。飲み会で潰れちゃって……』

酒に溺れる渋谷凛。
彼女は引退したとはいえ、有名人には変わらないから世間が知ったらネタにされるぞ。

とにもかくにも、こんな姿の凛ちゃんを見るのは初めてだったから、マンションのオートロックを解錠すると、慌てて家を飛び出した。

冬の寒い時期ではあったが、そんなことも気にしてられず薄めの部屋着、そして裸足で外に出ていた。

階段で急いで一階に降り、マンション入り口に行くと二人に抱えられた凛ちゃんがぐったりとしている。

詠「凛ちゃん! 大丈夫!?」

……じゃなさそうだ。
アル中とかやめてくれよ。怖すぎる。救急車呼ぶか?
275 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/19(金) 22:57:32.05 ID:jqUK4oZY0
俺までそんな感じでパニックになった。

凛「んぁ、詠さんだぁ……」

何とか意識があるみたいでホッとした。
俺は急いで凛ちゃんを引き取り、彼女の身体を支えながら強く抱きしめた。

凛「すぅ……」

抱きしめられてるのにも関わらず、静かに寝息を立て始める凛ちゃん。
全体重を俺に預けているようで、安心したし、こう抱きしめるのが久しぶりで嬉しくもあった。

詠「よかったぁ……アル中ってわけじゃないんですね」

「はい、途中途中で眠ってただけです」

詠「でも、どうしてこんなになるまで飲んじゃったんだよ……」

「あれ、彼氏さんがどうのこうの言ってましたよ?」
「お兄さん、浮気してるんじゃないですか?」

凛の学友二人に問われて、俺も素っ頓狂な声を上げた。
276 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/19(金) 22:58:08.28 ID:jqUK4oZY0
詠「何ですかそれ、身に覚えがないんですけど」

「え? だってこの前女の人と一緒に歩いてたとか……」
「女性と二人で食事に行っていたとか……」

…………。

それ仕事だ。営業で必要なやつだ。
アイドルから誘われた時はアフターケアと思って付き合ってたし、重役との食事でご機嫌取りをしていたり……。

詠「あー、何か誤解されてるみたいですね。俺なんかてっきり歳の差もあるし、本当は別れたいんじゃないかって覚悟してたくらいですけど」

「いやいや、あんなに惚気られたら……ねぇ」
「そうですよ。最初はグチグチ言ってましたけどそれでも『愛してる』って何回も言ってましたよ?」

そっか、そういえば面と向かってお互いの愛を確かめ合ったのはいつだったかを正確に憶えていない。

そういう言葉を直接聞きたい。
そして俺も言いたい。凛ちゃんが好きだから。

俺は凛ちゃんの学友二人に感謝を述べて、凛ちゃんを抱っこして階段を上る。
抱える分には問題無いけど、階段を三階分上っていくとなるとさすがに足腰に応える。

彼女を部屋のベッドまで運んで横に寝かせる。
277 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/19(金) 22:58:48.80 ID:jqUK4oZY0
ぼさぼさに乱れた髪はアイドル時代じゃ考えられない。
彼女がズボラというわけではないが、こんな油断した姿を見せるのは珍しい。
いや、俺は毎日見ているのか。

凛「詠さん……」

詠「ん、どうしたの?」

彼女の横に座って考えていた俺は彼女に振り返る。
しかし、凛ちゃんは寝息を立てているだけで起きるような気配は無かった。
俺を呼んだのはただの寝言だった。

横になった彼女の髪を梳く。
見た目はぼさぼさだが、髪質は艶があり、その手にさらっと通った。

愛おしく思って、寝てる彼女の頬にキスをする。

詠「酒臭い……」

そう呟いて笑ってしまう。

詠「愛してるよ凛ちゃん」

見つめたまま、彼女に言う。
聞いているはずもなく、少し寂しい、虚しい感覚に襲われる。
起きてる時に改めて言おう。
278 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/19(金) 22:59:27.19 ID:jqUK4oZY0
翌日になって。

凛「あれ、私……頭イタッ!」

凛「何時!?」

凛「やばっ、講義始まって……!」

詠「……」

凛「え、詠さん? 何でこんな所で寝てるの?」

凛「詠さん、起きて、風邪引くよ」

揺さぶられるような感覚が次第に大きくなって、俺は自分が寝てしまっていたことに気が付いた。

詠「凛ちゃん」

凛「詠さん、風邪引くって」

凛ちゃんが昨日の姿のまま、ベッドから起きて俺の身体を揺さぶっていたようだ。

俺は愛おしさが込み上げてきて、いつの間にか彼女を抱きしめていた。
279 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/19(金) 22:59:54.00 ID:jqUK4oZY0
凛「どっ、どうしたの!?」

詠「愛してる」

凛「あ……」

慌てふためいていた彼女の動きが止まる。
というか、こんなに慌てるのも珍しい。いつもは俺が慌てさせられてたっけ。

凛「あ……頭痛い……」

台無しだった。
今日は祝日、三連休なので彼女もお休みなのだが、講義が……とか言ってるし。

詠「昨日、飲みすぎだよ。お友達がわざわざ送ってくれたんだよ? あと今日は祝日でお休みじゃないの?」

凛「あ、そうだった」

というか、俺の心を込めた一言はあえなくスルーされてしまったようだ。
まあいいか、彼女に愛情を伝えることはいつだって出来る。

詠「今日から三日はゆっくりしなよ。俺もちょうど三連休だし、久しぶりに二人きりで過ごそう。でも今日はお風呂入って、歯磨きして、寝た方がいいかもしれないね。頭痛いんでしょ?」

凛「……うん、ありがとう」

そう言う彼女は、頬を紅潮させて恥じらいを見せつつも、嬉しそうに笑むのだった。
結局彼女はパジャマ姿になって昼過ぎまで寝ていた。
280 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/19(金) 23:01:15.27 ID:jqUK4oZY0
凛「おはよう……」

詠「おはよう」

まだ眠そうな眼をこすって、うーん、と伸びをした。
その動きに合わせて見た目もこふわのパジャマの下の部分から、ちらりとキメ細かな肌を覗かせる。

詠「よく眠れた?」

凛「うん、おかげさまで」

彼女は少しだけぼさっとした髪の毛先を指先でいじる。
俺の方をチラチラ窺いながら、恥ずかしそうに身をよじらせている。

詠「ど、どうしたの?」

そんな彼女の気にあてられて俺もわずかに動揺してしまった。

凛「あのさ……」

詠「うん」

凛「昨日の夜、愛してるって言ったよね?」

詠「へ?」

素っ頓狂な声が出てしまった。
あの言葉は別にスルーされていたわけではなかったのか。
281 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/19(金) 23:01:45.32 ID:jqUK4oZY0
詠「え、まあ、うん、言った」

そんなことを昼過ぎに面と向かって言われるのは恥ずかしい。

しかしながら、俺も昨日聞かされたことと自分の仕事のことをそれぞれ伝えて、誤解を正してもらおうと彼女と話し合った。

結局俺たちに足りなかったのは会話だったらしい。
一緒に暮らすうちに何となく距離が縮まってると思い込んでいたみたいだ。
物理的な距離は縮まっても、心の距離は開いていって、言いたいことも言えずに疑心暗鬼になってしまっていたようなのである。

俺としても、嫌われたのではないかと不安になっていたところであった。

凛「詠さん、仕事だからしょうがないけど、私にも話してほしいな」

詠「うん、ごめん。隠すつもりは無かったんだけど、凛ちゃんも同業だったし、理解してくれてるって勘違いしてた」

凛「そうだね、私も理解してるつもりだったけど実際詠さんが女の人と歩いてるの見た時、頭真っ白になっちゃったよ」

詠「俺も凛ちゃんの帰りが遅いときはすごく心配だった」

凛「ごめん、私も連絡するべきだった」

そう。それでもお互い何も言わなかった。
だから俺は言葉にしなきゃいけないんだと思った。
282 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/19(金) 23:02:15.05 ID:jqUK4oZY0
詠「俺が愛してるのは凛ちゃんだけだから」

そう言って抱きしめる。

凛「私も詠さん以外いらない」

抱きしめ返してくる凛ちゃん。

その日の夜は二人で出かけた。
食事をしに街へと出て、家に帰っただけだが……。

久しぶりに二人で一緒に寝る。

同じベッドに入り、同じ布団に包まる。
……多分、俺も凛ちゃんも今は同じ気持ちでいる。

凛「詠さん……」

彼女が俺の耳元でぼそっと語りかけてくる。
俺は彼女に顔を向け、視線だけでどうしたの? と尋ねた。

凛ちゃんは少し逡巡した後、俺の眼を真っ直ぐ見る。
暗い中でもはっきりと見える凛と澄んだ吸い込まれそうな瞳。

凛「しよ……?」

その一言は凛ちゃんのおねだりだ。
俺は彼女の口を塞いだ。
283 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/19(金) 23:03:52.18 ID:jqUK4oZY0
ベッドの中でお互い横になりながら何度も何度も唇を重ねる。
凛ちゃんの吐息は次第に荒くなっていき、瞼がとろんと蕩ける様に官能的に垂れる。

凛ちゃんはエッチなスイッチが入るなり、その行為が激しくなる。
横になっていた彼女だったが、起き上がり俺に跨ると、全身を密着させるようにしてさらに接吻を続ける。

舌を入れて、絡めて、強く抱きしめながら……。
俺の全身を離さない。

俺が勃起したと凛ちゃんに知られると、彼女は膝で衣服の上からそれを撫でる。
優しく撫でたり、強く撫でたり、器用な足の使い方をする。

どちらかというと気の強い彼女はベッドの上でも強い立場で、大体いつも俺が攻められるような状況である。

彼女は俺の衣服を脱がすと、舌を這わせる。
片手で乳首を摘ままれ、弄られる。
俺がびくっと震えると、彼女はとても満足そうに恍惚な表情を見せるのだ。

凛「ふふっ……詠さん、力入ってるね」

耳を舐められ、首筋を吸われ、乳首を甘噛みされ、ズボンとパンツを同時に一気に脱がされる。

凛「わ、詠さんやる気満々だ」

口元をもにょりと歪ませて嬉しそうなのを隠そうとする彼女。
284 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/19(金) 23:04:36.75 ID:jqUK4oZY0
詠「嬉しそうだね」

凛「ふぇ? ……ベ、別にそんなことないけど」

キッとした眼差しで俺を見る凛ちゃん。
けれど口元は依然として緩んでおり、可愛いばかりで迫力は無い。

凛「そんなこと言ってるとすぐ射精させちゃうよ?」

そう言って彼女は俺の膨れ上がったペニスを口に含んだ。
顔を上下に動かし、時折舌で裏筋を舐めたり、カリを歯で優しくこすったり……。

詠「凛ちゃん」

凛「ふぁい?」

何? と聞いているのだろう。
彼女は陰茎を口に含んだまま返事をする。

詠「……入れたい」

俺がそう言うと、にまーっと無邪気に可愛らしく笑む彼女の表情。

凛「ふふっ! どうしよっかな〜?」

なんて言ったりして楽しそうだ。

詠「お願い」

凛「しょうがないなぁ」
285 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/19(金) 23:05:26.39 ID:jqUK4oZY0
火照った顔の彼女は下の服を脱ぐ。そのまま下着も脱ぐ。
跨る彼女の秘部に俺の一物が当たっている。
そして彼女は俺の目の前に今脱いだ下着を見せつけてきた。

凛「見て、私、詠さんの弄っただけでこんなにびちょびちょになっちゃったんだよ?」

暗くて正直よく分からないのだが、その言動に興奮した。

凛「あ、今詠さんのおちんぽピクってした」

そう言う彼女の表情は楽し気だ。

凛「慌てなくてもすぐ入れてあげるから」

上体を起こした凛ちゃんは腰を振って彼女の股間と俺の股間を何度か擦り合わせ、そのまますっと膣内に俺のペニスは吸い込まれるように入った。

凛「んっ……んっ……」

彼女が好きなように動いてしばらくすると、小さく喘ぎ声を上げ始める。
暑くなってきたのか、凛ちゃんは上のパジャマと下着も脱いで、適当にベッドに放る。

俺は成長した彼女の胸を手で包み、指先で乳首を弾いたりすると、凛ちゃんはより大きな嬌声を出して身をよじらせる。
286 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/19(金) 23:06:21.19 ID:jqUK4oZY0
凛「あっ! あぅ、んんぅ……ふっ……うぁ……っ! イクッ……!!」

そう一言叫んだ直後彼女の腰がピクピクと数回痙攣する。
挿入したまま、ぐったりと俺の胸に倒れこむ。

ビクッビクッ……ビク……ビク…………ビク…………。

そんな風に痙攣の間隔がだんだん空いていき、落ち着いたところで凛ちゃんは俺を見て顔を近づけてくる。

やらしい音を立てて何度もキスをした後、凛ちゃんが唇を離さないまま、また腰を振ってきた。

凛「ふっ……ん……ちゅっ……ちゅぱっ……んっ……」

数秒どころか、数十秒、キスしたままのセックスが続く。

俺は彼女が愛おしいのと同時に、自分の興奮も抑えることができず、凛ちゃん騎乗のまま下から突き上げるように腰を振る。

凛「きゃっ! ……うぁ! あっ……あっあっ!! だめっ!! イクッ! ……イクッ! ……イクッ!!」

良いところに当たってるのか、堪らずにキスしていた口を離して俺のピストンに身を委ねるようにしがみついてきた。

彼女の手にも力が入り、再び痙攣。
そしてキス。

それを何度も何度も繰り返した。
凛ちゃんが絶頂して、キスをして、という行為を七回は繰り返したと思う。
287 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/19(金) 23:06:54.28 ID:jqUK4oZY0
そのくらいで俺もようやく射精しそうという感覚に襲われた。
暗くてあまり見えないが、顔をこれでもかというくらい紅潮させているだろう凛ちゃん。
そんな彼女の膣内に陰茎を突っ込んだまま対面座位、そして正常位へと体位を変える。

凛「〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」

これ以上は限界だと言わんばかりに、焦点が合っていないであろう瞳孔と、だらしなく開いた口、蕩け切った表情を俺に見せて、声にならない声を上げていた。

詠「凛ちゃん、可愛いよ。大好きだ。愛してる」

耳元でそう声をかけるたびに、キュンキュンと膣の中がうねるのを感じる。
俗に言うイキっぱなしという状態だ。
これを体験するのは三回目に彼女とセックスした時以来だったかな。

俺のペニスを無意識に刺激してくるその状態は、彼女を満足させてあげられてるという充足感と自分も彼女と一緒にイキたいという焦燥感を駆り立てる。

ずっとこのまま彼女をイカせ続けたいだなんていう傲慢な考え。
そのせいで股間に集まってくる気持ちよさに思わず自分の振る腰が止まった。
ここで出したら終わってしまうのが何だか勿体なく感じられるのだ。

しかし俺の動きが止まっても凛ちゃんの膣内がうねって刺激してくる。

凛「詠……さん……。イッて、いいよ。私の中で出して……」

そう言って彼女は四肢を使って俺にがっちり抱き着くと、正常位で自分が下にいるのに器用に腰を振る。
288 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/19(金) 23:07:27.86 ID:jqUK4oZY0
凛「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!」

自分から動き始めて数秒程度で彼女は絶頂した。
だが動きを緩めることはない。
痙攣した勢いでなおも腰を振り続ける。

詠「うあっ! やばいっ! 凛ちゃんっ! ……ぐぅっ!!」

彼女の激しい下からの攻めで俺はあっけなく射精した。
彼女の中に大量の精子が流れ込む。

凛「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」

お互いに動けなくなったまま息を切らす。

凛「……あはっ、嬉しいな」

先に口を開けたのは凛ちゃんだった。

凛「詠さんの精子、いっぱい入ってきた。気持ちよかった?」

詠「うん、すごくよかった」

凛「ふふっ、私も今までで一番気持ちよかった」

そのまま何回か優しくキスをしながらペニスを抜いた。
彼女の膣からドロリとしたものが流れ出てきて、できちゃったかな? と問う。
289 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/19(金) 23:08:01.91 ID:jqUK4oZY0
凛「今日、安全日。私まだ学生だからね」

詠「そうだよね。ごめん、実は俺、妊娠させる勢いだった」

凛「あははっ、詠さん気が早いよ」

彼女はくすくす笑って俺を見つめる。
そのまなざしを向ける彼女は可愛くて、愛おしくて、やっぱり凛ちゃんのことが大好きだって改めて思った。

後片付けもしないで、二人でもう一度布団に包まり寝ようと思ったのだが、凛ちゃんがまた俺の身体をあちこち触り弄ってきた。

チラッと彼女の方を向いてまだ起きてるよ、と伝える。

凛ちゃんは視線を泳がせて、もじもじとして、ようやく恥ずかしそうに口を開いた。

凛「もっかいしよ……?」

どうやら今日は寝られないみたいだ。

『凛アフター』 終わり
290 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/19(金) 23:11:14.97 ID:jqUK4oZY0
中断します。
そろそろ終わりが見えてきましたので近いうちに完結すると思います。
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 05:35:03.97 ID:B48ucm8nO
終わるだなんてまたまたご冗談を
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 17:12:18.88 ID:N+nkNi0cO
まだ6人中4人も残ってますぜ!?

それにハーレムルートと二股ルートもありますぜ!?
293 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:38:52.67 ID:/XJTWmdk0
『青木明』

明「遅いよー」

珍しくもジャージではなく私服を着こなす明姉ちゃんは会って早々、俺に文句を言ってきた。

詠「ごめん。だって仕事……」

明「無いって言ってたじゃん!」

詠「急に入ったんだって」

社会人ならこういうこともあるだろう。
先方からの突然の電話で、ありがたいことにポジパの営業が功を奏したのだ。

しかしながら、『今日はこれから空いてますか?』という一言で俺の予定は後ろ倒しになっていく。

ちなみにこの言葉を無下にすると次に『この話は無かったことに……』と言われるのがオチだ。

そういうわけで、明姉ちゃんとお出かけの予定も三時間ほど後ろに遅らせてもらい、結局19時待ち合わせとなってしまった。
294 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:39:25.81 ID:/XJTWmdk0
明「今度埋め合わせよ!」

詠「だから、ごめんって。これから忙しいから難しいよ」

ぷぅっと膨れる明姉ちゃんだが、時間が惜しいのか俺の腕を取って夜の街に二人、紛れていく。

明「今日はどこに連れてってくれるの?」

詠「まあ近くのショッピングモールでいいかな?」

明「味気無いわねー」

詠「いいでしょ別に」

明「まあいいよー。詠と二人きりだし!」

そう言ってぎゅっと距離を詰める。
腕にしがみつくように密着してくる明姉ちゃんに女を感じて、ドキッと高鳴る。

彼女の私服姿は珍しく、改めて見ると可愛い。
花柄のワンピにロングのブーツ、腰丈のトップスは内側がもこもこしてて暖かそうだ。

首には去年俺が贈ったネックレスを身に着けていた。
当時は『こんなの着けるタイミング無いわよ〜』なんて笑っていたが、今まで大事にしくれていたみたいだ。ちょっと嬉しい。

普段はしないようなメイクもして、めかしこんでいる彼女はいつになく色気もあるように感じられる。
295 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:40:19.70 ID:/XJTWmdk0
詠「あ、あの、姉ちゃんさ」

明「ん、どうしたの?」

詠「何て言うか今日、可愛いね。服も似合ってて良い……です」

街灯に照らされる彼女の顔は次第に赤みを帯びていく。
多分寒いからってだけでも無いだろう。むしろ俺は今暑いくらいだ。

明「え、あ、その……あ、ありがと……」

そんな初心な反応を見せてくれる明姉ちゃん。
照れてる彼女を見るとこちらまで照れてしまうので止めてほしい。
と思ったが、先に照れたのは俺だった。

詠「それも、嬉しいよ……やっぱ姉ちゃんに良く似合うね」

俺は明姉ちゃんの首のネックレスを指して言ったのだが、これも失敗だ。
自分で言って恥ずかしくなる。

明「えへへ……そうかな? せっかくだから着けてみたの」

照れくさそうに笑う明姉ちゃん。
この日、何かが変わりそうだと俺の中でちょっとした鐘が鳴ったのだった。
296 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:40:57.43 ID:/XJTWmdk0
……十数分電車を乗り継ぎ、さらに歩くこと数分。

目的のショッピングモールまでたどり着いた。
食品、医薬品、アパレル、雑貨、本、家電、旅行代理、眼鏡、楽器、ファンシーグッズ、スポーツ、ゲームセンター、レストラン、映画館などなど、何でもござれな青木家(両親除く)の行きつけである。

デートするのも、何か買いに来るのも、大体ここで事足りてしまったりするのだ。

確かに明姉ちゃんの言った通り見慣れた場所でのデートはちょっと味気無いのだが、今はイルミネーションが施され、ここからも目の前にある駅前広場では椅子に腰かけながらその作品群を一望できる。

冬にうってつけなデートスポットでもあるのだ。

遠出するなら、海の側の煌びやかな街でもいいのだが、時間が押してしまったものだから、ここで妥協するしかない。

詠「着きましたー」

明「いつもの場所ねー」

詠「贅沢は敵です」
297 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:41:24.72 ID:/XJTWmdk0
明「もう! 誰のせいでこんなことになったと思ってるの?」

詠「はい、すみません」

明「まったく……」

詠「まあ、明姉ちゃんも楽しめるでしょ?」

明姉ちゃんは大きくを溜息を吐いて、まあねと答える。
次にキッと俺に振り返ると、人差し指をピッと立てて俺の前に突き出した。

詠「な、何?」

明「今は姉ちゃん禁止!」

詠「えーっと……明?」

俺がそう言うと明姉ちゃんは、満足そうに笑みを浮かべて頷いた。

明「私は今詠の恋人なんだから」

そう言って彼女はまた俺の腕にしがみつく。
傍から見たらカップルそのものだろうなぁ、とドキドキするのを隠すため考えつつ、俺たちはショッピングモールに入ったのだった。
298 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:42:00.10 ID:/XJTWmdk0
歩いていると、意外にもカップルが多く目に付いた。
本日、クリスマス・イブ・イブであるのだが、クリスマス二日前から盛況なのだ。

俺も仕事があって恐らく早く帰れない社畜の一人。
今のうちに楽しんでおこう。

幸い明日はお休みだ。
今日の振り替え休日的な感じである。
しかし明姉ちゃんは明日仕事があるため、日程を今日に合わせるしかないのだった。

とまあそんなことはさておいて、腕を組みながら歩いていると明姉ちゃんの動きが止まる。
それに合わせて俺も動きを止めて彼女を見てみると、その視線はショーケースに釘付けという感じだ。

どうやら心惹かれるような服に出会ったらしい。

詠「それ、可愛いね」

俺もそれを見て率直な感想を述べる。
しかし明姉ちゃんにしてはちょっと幼さの残るようなふんわりとしたコーディネートだが、どうだろう?

俺は無神経にも彼女とそのコーデを交互に見比べてみる。

明「ちょっと止めてよ」

苦笑しつつ、ぺしっと俺の肩を軽くたたく明姉ちゃん。
299 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:42:41.81 ID:/XJTWmdk0
詠「いや、こういう明姉……明って見たことないし、想像したら意外と似合うんじゃないかって思うけど……」

明「そ、そうかな?」

詠「うん、試着してみたら?」

そう言うと明姉ちゃんは、うーん……と考える。

明「じゃあそうするわね」

そう言って嬉しそうにはにかんだ。

それからお店に入って店員さんに言って試着する。

明姉ちゃんは案内された試着室に入り、シャッとカーテンを閉めるが、思い付いたようにそこから顔だけ覗かせて『覗かないでね』と悪戯っぽく言った。

詠「うーん、どうだろ? 今日の明、一段と可愛いから分かんないよ?」

明「ば、ばかっ!」

何の気無しで答えた俺を丸い目で見つめて、かぁっと頬を紅潮させる明姉ちゃんは、勢いよくカーテンを閉め直す。

口元がちょっとニヤついてたのを俺は見逃さない。
してやったりと軽く笑ってしまうが、改めて今日の姉ちゃん可愛いなと思ってしまうのだった。
300 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:43:10.59 ID:/XJTWmdk0
俺がスマホをイジイジし始めて少し経った頃、明姉ちゃんは再びカーテンを開けてちょいちょい、と手招きして俺を呼ぶ。

詠「どうしたの?」

見せるのならカーテン開けちゃえばいいのに。
俺がそう考えていると、明姉ちゃんが少しばかり自信無さげに眉を顰める。
俺は明姉ちゃんの掴むカーテンをぐいっと開ける。

明「わっ!? ちょっと!」

そこにはふんわりとした衣服で身を包むいつもよりも幼いコーデで可愛らしい明姉ちゃんがいた。
可愛らしいミニの下から覗く防寒対策であろうタイツが何やら艶やかなギャップを演出している。

上半身もふんわりフリフリないつも着ないような、彼女が恥ずかしく思ってるファッションは俺には新鮮で、可愛らしく思えた。

明姉ちゃんは自分自身を抱くように服を隠して、恨めしそうに一瞬俺を睨むが、観念したようにがっくりと項垂れる。
301 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:43:38.60 ID:/XJTWmdk0
明「はぁ……。鏡見てあんまり似合わないってことくらい私でも分かるから」

詠「え? いや、すごく可愛いと思うけど……明がそう思うんなら……」

明「はい? 今、なんて?」

詠「だから可愛いって」

明「本当に?」

詠「本当だよ」

そんなやり取りを何回もして、俺は『可愛い』と言うのもさすがに恥ずかしくなってきてしまった。

明姉ちゃんも笑顔で嬉しそうではあるが、顔を火照らせているのを見るとやっぱり恥ずかしいんじゃなかろうか。

明「本当かなー? 嘘じゃなくって?」

詠「しつこいってば」

顔を近づけて聞いてくる姉ちゃんに対して、俺はそっぽを向いて答える。
302 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:44:22.17 ID:/XJTWmdk0
明「えへへ……」

詠「ちょっ……何さ?」

急に抱き付いてくる姉ちゃん。
俺は身体を引き気味にして、彼女の肩を軽く押し返す。

可愛すぎて勃起したナニが当たっちゃいますから。

詠「どうする? 買ってく?」

俺はホカホカの頭を冷やすために話題を変える。

明姉ちゃんは自分の服装を試着室の姿見で確認すると、もう一度俺に振り向いた。

明「うーん、詠が可愛いって言ってくれるのは嬉しいんだけど、やっぱり私には似合わないかな? まだ慶ちゃんの方が可愛げあるよ」

そうかな……とは思うけど、姉ちゃんたちにはロリータ系のファッションよりはシックな大人コーデの方が合うような気がするのは俺も同意だ。

慶ちゃんならきっと可愛く着こなせそうではあるな。
何て言うか、四人とも顔は似てるんだけどね。
303 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:44:50.89 ID:/XJTWmdk0
ただ、このギャップにはグッとくる。
きっとそれで外を歩いたって人目を惹くだろう。

後でこっそり買っておこうと思ったのだった。

ショップを出て俺たちはレストランで食事を済ませ、外の広場へ。

複数のツリーに施されたイルミネーション。
周囲の壁や手すりにもそういった電飾が施されており、俺達はベンチに座ってほぅ……と白い吐息を吐きながらそれらを見入っていた。

明「綺麗よね」

詠「うん」

明「そこは『明の方が綺麗だよ』とか無いの?」

詠「普通自分で言うか?」

明「別にいいじゃない」

姉ちゃんはふいっと顔を背けて照れ隠しをする。
暗がりの中に彩られたイルミネーションが照らす姉ちゃんの横顔。
物静かでどことなく儚さを帯びた物憂げな表情と、潤んだ瞳に俺は心臓を跳ねさせる。

その様子からは、これからのことを見据えるような、あるいは一歩前に踏み出すのを恐れるような不安が感じられる。

彼女の考えることは分かる。
きっと俺のことで悩んでるんだと思う。
304 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:45:24.37 ID:/XJTWmdk0
彼女はこの恋に真剣だ。
今日以外のやり取りでもそのことは十分に伝わってきているし、俺も無下に扱うことはできない。

この半年ほど前にそんな彼女の本気を知ってしまったからには俺も本気の気持ちで返さねばならないのだ。

そして俺の出す答えは既に決まっている。

ベンチに座って何も言わずに白い息を吐くだけの俺達だったが、俺は着けていた手袋を外すと、彼女の手袋の上からその手を握った。

ちら、と彼女がこちらを窺う。
ゆっくりと俺の手をどかしてから手袋を外すと、彼女もまた素手で俺の手を握り返した。

こてん、と肩に乗っかる頭。
小柄で、それだけの仕草が可愛らしい。

お互いに頭を寄せ、どちらからともなく、視線を向け合う。
徐々に顔の距離は近くなっていき、外にいるにもかかわらず、唇を重ね合った。

軽く触れあうだけのキスをして、すぐに離す。
手を握る力は強くなっていた。
305 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:46:09.87 ID:/XJTWmdk0
詠「明、好きだ」

俺は告白していた。

彼女は恍惚な表情を見せたが、すぐに破顔した。

明「えー、ヤりたいだけじゃないの?」

明姉ちゃんは茶化してそんなことを言う。

詠「だったら既に誰かと関係持ってるよ」

明「本当に持ってるんじゃないでしょうね?」

失言だったみたいだ。
俺はそんなことあるわけないと否定する。未遂はあるけれど。

明「でも、詠が本気だって言うんなら私は嬉しいな」

詠「あのさ、キスと告白してこんなにドキドキするの久しぶりなんだけど……」

俺がそう暴露すると、明姉ちゃんはどれどれ、と俺の胸に耳を当てる。

明「あっ、凄い……」

彼女が耳を当てて密着することでさらに大きく鼓動が騒ぎ出す。
306 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:46:48.71 ID:/XJTWmdk0
詠「分かったでしょ?」

明「うん……」

明姉ちゃんはしばらくその体勢のまま動かない。

明「でも、何だろう。すごく落ち着くわ」

詠「あ、ああ、そう? そろそろ離れてもらってもいいかな?」

明「えっ? ちょっと、詠はもう私の彼氏ってことでいいんでしょ?」

詠「や、そうなんだけど。さすがに周りに見られて恥ずかしい……」

俺が言うと、気が付いた明姉ちゃんもさっとたたずまいを整える。

明「そういうのはもっと早く言いなさいよ」

詠「姉ちゃんが大胆なんだよ」

お互いに憎まれ口を叩いて、くすくすと笑い合う。

電飾の光彩ももう目には飛び込んでこないまま、目の前にいる彼女のさまざまな色の光を吸い込んだ瞳に吸い込まれそうになる。

見惚れていると、明姉ちゃんはさっきよりも深く口付けをしてきた。
不意に交わされたそれに為す術も無く、いや、何も抵抗する必要は無く身を委ね、人目も気にせずたっぷり数秒交わした後、彼女の顔をはっきりと認識する。

明「これからよろしくね」

明姉ちゃんはにっこりと満面の笑みと朱に染まる頬を見せたのだった。

『青木明』 終わり
307 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:47:40.53 ID:/XJTWmdk0
『明アフター』

相変わらず俺は四姉妹と暮らしている。
もちろん彼女たちに俺と明姉ちゃんの関係は認めてもらっているのだが、職場からも近いし、仕事が安定するまでということで、未だに住んでいる。

他の姉ちゃんたちも、慶ちゃんも、俺のことを諦めると言ってそれぞれ新しい出会いを探している最中である。

とは言いつつも、意外と親しい様子で男性と話をする彼女たちを見たことがあるので、その点は意外と早く解決しそうだ。

ただし、家の中で俺と明姉ちゃんがイチャイチャすることはほとんど無い。
他の姉妹にやめろと言われており、イチャイチャを目撃すると超不機嫌になっちゃうからである。

つまり、デートに出かけているこの時間がイチャイチャし放題のタイムなのである。

明「詠〜、この後どこ行く?」

詠「うーん、たまには二人きりでゆっくりしたいよね」

と俺が言うのも、二人きりになれる時は大体外に出かける時だけであり、あっちへ行ったりこっちへ行ったりでデートを満喫するわけだが、たまには自宅のソファで二人ゆったり微睡むのもありかなーと思ったりする。

そう思っての俺からの提案である。

明姉ちゃんもその考えには概ね賛成らしく、二人で何もしないような時間を過ごしたいと思ってるらしい。
308 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:48:31.75 ID:/XJTWmdk0
詠「じゃあさ、これから旅館行こうよ」

明「え、今から?」

詠「そう。姉ちゃん、明日も休みでしょ? 温泉入って、姉ちゃんとだらだら過ごしたいな」

明「まあ、詠がそれでいいって言うならいいわよ」

あっという間に旅行が決まり、その日の内にお出かけとなる。

一旦家に帰って宿を調べて、良さそうな所に電話を掛ける。
運良く部屋が空いており予約を済ませると、早速荷物を纏めて出立した。

電車に二時間ほど揺られて、着いた場所は自然豊かな観光地。

結局、一通り観光するあたり、自分たちは結構アクティブなんだなと再認識する。

陽が落ちる頃、宿に着いて、女将さんに部屋に案内される。
その女性の年齢も若く綺麗な方だった。
名刺を取り出しそうになったが、横の明姉ちゃんに睨まれて、名刺入れをスッと戻す。

値段は多少張るが、サービスが良く、価格よりも得したと思えるほどだ。
平日ということもありお客さんも少ない。

それに温泉には混浴もあり、明姉ちゃんと二人で貸し切り状態だった。

詠「ふぃ〜……落ち着くなぁ」

明「本当、良いところだねぇ」

二人で露天の温泉にに浸かる。
もちろん、身体にタオルを巻いて隠しているが、俺は明姉ちゃんが見せる柔和でキメ細かな肌に思わず見惚れてしまう。
309 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:49:49.92 ID:/XJTWmdk0
明「ん? 何見てんの?」

詠「や、別に……」

明「ふーん」

明姉ちゃんは特に咎めるようなこともせず、彼女自身は自然体だ。

俺はまたも彼女を盗み見る。
肌はしっとりと湯気で濡れ、じんわりと滲む汗が髪の根を徐々に濡らす。

鎖骨の窪みが汗や蒸気の受け皿になってほんのりと艶めかしさを醸し出し、艶やかに紅潮する頬に視線は吸い込まれ、同じように綺麗な桃色の唇にも目を奪われる。

ゴクリと生唾を飲み込んだのと同時に、明姉ちゃんはこちらに微笑みかけてくる。

明「何か意識してない?」

困ったように、呆れたように、あるいは嬉しそうに彼女は首を傾げて問いかける。

詠「……してる。姉ちゃん綺麗だし可愛いし」

嘘をついても仕方ない。
俺は素直に彼女に今の気持ちを話した。
310 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:51:11.22 ID:/XJTWmdk0
姉ちゃんは少し驚いた様子であったが、すぐに表情を綻ばせて俺に抱き付いてくる。

明「ありがとっ! 詠も今すっごく可愛いよ」

詠「やめて、可愛くないから……」

布の上からだけどおっぱいが当たってることを意識せずにはいられない。
思わず勃起してしまいそうだ。

姉ちゃんいい匂いするし……。

明「ねぇ」

不意に彼女は呟く。

明「上がろ?」

詠「へ、まだそんなに浸かってないだろ?」

混浴風呂に入ってからまだ数分しか経っておらず、満喫したというにはいささか物足りない。

明姉ちゃんは顔をさらに近づけてきて、

明「何かすごく興奮してきちゃったのよ……」

ドキッとしたとか、そんな乙女チックなものでは断じてなく、ただ一瞬で勃起した。
311 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:52:03.89 ID:/XJTWmdk0
頬や額に張り付く髪も、いつもより荒々しい吐息も、俺を見上げるその仕草も、彼女の全てが俺の理性を殺しにかかっているかのようだ。

明「あはっ、勃った」

俺のタオルの盛り上がりを見て、恍惚な表情でありながら笑顔な姉ちゃん。
片手で俺の陰茎をいじりながら、もう片方の手で顔を押さえられ、キスされる。

詠「ちょ、姉ちゃん……」

解放されたタイミングで、困るよ、というニュアンスを込めてそう言う。

明「続きは戻ってからしよ?」

そう言って彼女は女性風呂へと戻る。

詠「な、勝手なやつ……」

彼女の背に向けて恨み言を放つが艶めかしい背中は離れていき、扉の向こうへと消えていった。

詠「俺はしばらく戻れないぞ……」

俺は痛むくらい膨らんだ自分の股間を見てがっくりと肩を落としたのだった。

しばらくして何とか勃起も治まった俺はもう一度身体を洗い、部屋へと戻る。

明「遅いよー」

満面の笑みの明姉ちゃんの横にはすでに布団が敷いてある。
312 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:53:02.32 ID:/XJTWmdk0
詠「や、遅いよって言われても、姉ちゃんのせいだからな?」

明「ずっと興奮しちゃってた?」

からかうように尋ねてくる彼女を相手に俺は口を噤む。
その通りだから言い当てられて恥ずかしい。

明「私もすごい興奮してたのよ?」

姉ちゃんが、そう言って布団の上に横になる。
ちらっと着物がはだけており、艶やかな肩が見えている。
風呂上がりの上気した身体から漂う色香は筆舌に尽くしがたい。

胸の谷間も着物からちらりと見え、俺はまた唾を飲んだ。

明姉ちゃんはおもむろに自分の股に手を突っ込んで、くちゅくちゅ、という水音を部屋に響かせながら息を荒げる。
顔を真っ赤にさせ、目はトロンとだらしない。

明「ほら、すっごく興奮してるの」

股に突っ込んだ手を引き戻して俺に見せつける。
照明の光が彼女の指の液体を反射して、輝きを放つ。

彼女の指先から液が垂れるのと同時に俺は彼女に抱き付いていたと思う。
313 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:54:00.93 ID:/XJTWmdk0
息を荒げて、一心不乱にキスをした。
舌を入れたり、上下の唇を吸ったり、とにかく一分以上にわたってキスをし続けていた。

すっかりはだけた着物を雑に脱がせて、下着も付けてなかった胸が露になる。スレンダーな割にはそれなりにふくらみのある胸。

多分パンツも履いてない。そう思うとさらに興奮した。

自分も下着を脱いで、お互い裸に着物だけを雑に着てるというマニアックなシチュエーション。
興奮しないわけが無かった。

俺は舌を這わせ、彼女の耳、首、胸へと降りてくる。

明「ん……あっ……はぁ、はぁ……あんっ! ……んぅ」

彼女から嬌声が聞こえ始める。
乳首を舐めると小さな喘ぎ声と、気持ちいい、という言葉が耳に入る。

舌で転がしたり、ついばむように吸ったり、指で弾いたりすると、きゅっきゅっと力が入るのを何だか愛おしく感じる。

明「やば、私すっごく興奮してる……! 詠っ!」

そう言って直後、彼女は俺の下から強く抱きしめてくると、密着してキスを何度も何度も求めてきた。
314 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:54:34.23 ID:/XJTWmdk0
俺はそれに応える。
何度激しくキスをしても堪らないほどに彼女の熱は収まらない。

明「あむっ……ちゅ、くちゅ、ちゅ……んっ……んむっ……ちゅ……」

しまいにはお互いの位置がくるりと逆転して明姉ちゃんは足を絡ませ、手を俺の頭に回し、強く押し付けるようにキスを繰り返す。

さらには腰を振って、俺の陰茎と彼女の陰核が擦り合う刺激が延々と続く。

気持ちよくて頭がぼうっとする。
亀頭への刺激で自然と力が入る。

姉ちゃんも陰核への刺激で、時折ビクッと痙攣する。
しばらくお互いがビクビクと痙攣し合う中、不意にぬるりとした感じが陰茎を襲う。

手を使わず器用に挿入されたようだ。
密着した状態、繰り返される貪るようなキス、刺激を求めて振り続けられる腰は変わらない。

ただ、より強くなった刺激が二人の腰回りを支配する。
315 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:55:09.65 ID:/XJTWmdk0
俺も次第に突き上げるように腰を振る。

明「あうっ! だめっ! 嘘ッ、気持ちいい!! あ、あっんっああっ……!!!!」

嬌声が大きくなる。
そのまま何度も何度も突き上げて、徐々にそのスピードも増していくと、加速度的に彼女の喘ぎ声もその量を増やしていく。

明「〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」

明姉ちゃんは言葉にならないような声を発して、大きく痙攣を繰り返す。
俺が動き始めてから早々に姉ちゃんはイッてしまった。

明「はぁ……はぁ……あっ! またっ!? 今、イッたばっかで……うぁっ! あっあっ……!!」

それでも俺は止まることなく数回突き上げると、姉ちゃんはまた強く痙攣した。

明「ちょっ……早っ! 待って! まっ……!! あぁっ!! だっ……めっ!! あぅ……いっ……くぅ……〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」

騎乗位から突き続け、ぐてっとする姉ちゃんを支えるように対面座位へと体位を変えて、腰を振る。

力が抜けたように俺に身を預ける明姉ちゃんだったが、すぐに膣内への刺激に耐えられなくなって、強く俺に抱き付いてきた。

明「きゃあああああっ!! 〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」

叫んだかと思えばまた声にならない喘ぎ声で喉を枯らし、痙攣のせいでまた腰を動かす。
対面座位でも姉ちゃんは強く性的興奮を覚えるようで、自発的にしがみついたり、キスしたりを繰り返していた。
316 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:56:05.68 ID:/XJTWmdk0
詠「もっと甘えていいよ。ほら、明」

そんな言葉をかけると、膣肉がペニスをきゅぅっと締めてくる。

そうして痙攣する姉ちゃんは勝手に前後する腰に抗えず、だらしない顔をしてイキっぱなしだ。
イキっぱなしと分かるのは、膣肉が時間を置くことなく忙しなく蠢いているのがハッキリと感じられるからだ。

耳に息を吹き掛けたり、舐めたりしてあげるとさらに大きくビクビクする。

明「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」

詠「気持ちいいの?」

明「いいっ……! きもちいっ……!!」

俺は陰茎を抜かないまま、彼女を寝かして正常位に体位を移す。
お互いの両手を貝殻合わせに繋いで、ぎゅっぎゅっと腰を打ち付ける。

俺も次第に射精しそうな感覚に陥ってきて、腰を振る速度も上がる。
姉ちゃんも痙攣が治まらないままずっとセックスしているので、俺の下から腰を本能のままに振っているようだ。

詠「姉ちゃん、イキそうっ!!」

明「あぁっ!! 一緒にっ! あぅっ!! あ、あ、あああああっ!!!!」

二人の動きが一瞬止まる。
俺は小さな喘ぎ声と共に射精する。
彼女の中でわずかに腰がヒクついて、凄まじい幸福感と満足感の余韻に浸る。
317 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:56:32.80 ID:/XJTWmdk0
姉ちゃんも腰のヒクつきが止まらない。
気持ちい、幸せ、という言葉を繰り返して満面の笑みを俺に向ける。

しばらくして抜いた膣穴から白濁液がつつと流れる。
明姉ちゃんはちょん、とその液に触れて指先で弄んだ。

明「えへへ……子供出来ちゃうわね」

汗でしっとりと濡れた布団の上で、変わらない笑顔のまま彼女は挑発的にそう言ってみせた。

詠「姉ちゃん、気持ちよかった……」

明「私も……でも詠やりすぎ。イキすぎて疲れちゃったわ」

詠「それは、ごめん。でも着物着ながらってのも何かすげぇ興奮して……」

明「それも……そうだけど……」

お互いに気恥ずかしくなって、しばらく沈黙する。

明「でもすっごく気持ちよかった……」

それを破るのは恍惚な表情を浮かべて頬に手を当てる明姉ちゃん。

明「だから、また連れてってね?」

妖しく輝く彼女の瞳。
それを新鮮に感じるのだった。

『明アフター』 終わり
318 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:57:04.77 ID:/XJTWmdk0
『青木聖』

ここの所、聖姉ちゃんの様子がおかしい。
というのも俺に実害があるわけでなく、全くの逆だからである。

夜這いされた日以来、十分に積極的だった姉ちゃんは見る影もなく、今ではちょっかいをかけてくることも少ない。

俺としては、やっとのことで常識を手に入れてくれた聖姉ちゃんを称賛したい気持ちでいっぱいなのだが、気味悪く思ってしまう自分もいる。

まあ深くは考えずに、きっと反省したんだろう、という程度に考えることにしている。

そうして今夜も業務が終われば聖姉ちゃんが事務室までやって来る。

聖「詠、仕事が終わったなのなら一緒に帰らないか?」

こんな風に大人しくなったのだ。

積極的じゃないか、だって?
いやいや、積極的と言っても当社比と注意書きが付きそうなものではあるだろう。

以前なんかは業務中にハグは当たり前で、隙あらばキスに耳舐め、股間を弄ってきたりもしたのだから堪ったものではない。

それさえなければ尊敬できる先生と称される姉が次女の聖なのだ。
曰く、厳しいながらも時には優しく、いつも凛々しく、カッコいい……ブラコンですべてを台無しにしている人間、との評価である。
319 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:57:42.37 ID:/XJTWmdk0
酷い言われよう。
そのせいで俺に向けられる視線も何だか奇怪なものが多かった気がする。

そんな姉がブラコンという大きな鳴りを潜めたことによって、またしても噂に尾ひれどころか翼やらその他諸々やらが付いていき、ついに義弟とデキちゃっただとか、逆に義弟にフラれただとか、こちらも散々な言われようだ。

しかし、まあ俺は姉ちゃんが落ち着いてくれたことで接しやすくなっていたのも確かだし、頼ることも増えるようになったと思う。

以前は何されるか分からないのが怖くて、頼れなかったんだけどね。

詠「うん、ちょうど終わったから帰ろうか」

というわけで俺も彼女の提案を断ることはあまり無いのだった。

詠「姉ちゃん変わった?」

俺は帰り道、そんなことを聞いてみる。
聖姉ちゃんはしばらくキョトンとしていたが、俺の顔を覗き込むようにしてニッと笑う。
これはからかう時の顔だな、と思いつつも久しぶりに見たその表情に思わずドキッとしてしまう。

聖「そう思うか?」

詠「あー、や、どうだろう?」

聖「まあお前が変わったと思うんなら変わったんだろうな」
320 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:58:27.66 ID:/XJTWmdk0
詠「そうかもね」

聖「でもな、詠」

詠「ん?」

聖「お前を好きなのは変わってないぞ」

じっと目を合わせてから微笑む姉ちゃん。
しばらく目が離せない俺は頭が、かぁっ……と熱を帯びて、心音が胸から直接耳に響いてくるのを感じた。

詠「そ、そっか……ありがと」

俺は曖昧にお礼を返すことしかできなくて、そんな自分を情けなく思った。

そういう言いたいことをハッキリと言う男らしい一面も、また彼女の人気に拍車をかけ始めている。

そうして変わり始めたある日、社内のカフェテラスで聖姉ちゃんを見つけた。
聖姉ちゃんがカフェにいるのは珍しい。

俺は声を掛けようと思ったのだが視界を少しずらすと見知らぬ男が彼女の向かいに座っている。

何か談笑しているようで親し気な雰囲気が伝わってくる。

詠「だ、誰……?」

俺は酷く動揺した。
あんな男知らないし、姉ちゃんが男の人と親しそうに話すのも初めて見たかもしれない。
321 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:58:58.87 ID:/XJTWmdk0
俺は結局、黙ってその場を離れた。
一体誰なんだ……。

もちろん午後の業務は全く集中できないで蓮さんに叱られたり、葉月さんに心配されたりして、俺の悩みを話すことにした。

詠「実は……姉の聖が知らない男の人と親しげに話してるのを見て、何か……」

それから、うーん、と唸ってしまって言葉を紡げない。
話を聞いてくれた二人はキョトンとした視線を俺に向ける。

蓮「それってよぉ……」

葉月「あれですよね……」

二人はお互いに顔を見合わせて、一瞬のうちに破顔した。

え? 何その反応?
ていうか、あれって何ですか? やっぱりそういう関係なんですか?

そう考えると、悶々とした思いは一層強くなって感情がごちゃごちゃと複雑に渦巻いていくようだ。

蓮「まあ、そんな落ち込みなさんな」

葉月「そうですよ。気になるなら直接聞いてみればいいじゃないですか」

二人ともやけに嬉しそうですね。
俺はこんな思いをしてるっていうのに……。酷い先輩たちだ。
322 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 22:59:33.70 ID:/XJTWmdk0
蓮「葉月の言う通りだな。聞けばすべてが解決すると思うぞ」

詠「そりゃそうですよ。だって聞いたらどんな関係か分かるんですから」

葉月「あはは……。多分、それだけじゃないと思うんですけどね」

詠「はい? それってどういう……」

尋ねようとする俺を蓮さんが遮った。

蓮「ストップ。これ以上は俺達じゃなくて本人に聞け。いや、聞くべきだ」

葉月「きっと悪いことにはならないと思いますよ」

そう言って先輩たちはこの話を終わりにした。
俺としてはまだ心残りが多く、先輩たちのことを少しだけ頼りなく感じた。

どこか放心状態で終業を迎える。
蓮さんに声を掛けられてそのことに気が付いたのだが、同時に進捗状況が悪いことにも気が付いた。

詠「ぐえぇ……」

蓮「どうした?」

詠「全然進んでないです……」

蓮「ふーん。残業、頑張れよ」
323 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 23:00:00.32 ID:/XJTWmdk0
蓮さんは俺のことなど全く気にしていない様子で、ポンと肩を叩いてそう言い残す。

蓮「それと、さっさとお姉さんのこと解決させとけ」

事務所の冷蔵庫から346印のスタミナドリンクを取り出して俺のデスクにトン、と置いてくれた。
派手なスーツを着た美人の事務員さんがよく差し入れしてくれるものだ。

無関心だと思っていたが、蓮さんなりに心配してくれているらしい。

蓮さんが帰って一時間程経過し、俺はようやく自分が満足できる所まで仕事を進められた。
ちなみに葉月さんは蓮さんよりも早くご帰宅なさっている。

あとはこのメールを送信して終わり……。
というところで、カチャリ、と事務所のドアが遠慮がちに開けられる。

蓮さんが忘れ物でもしたのかと思ったが、違った。

聖「詠、いるか?」

詠「聖姉ちゃん!?」

驚きのあまり声が上ずる。

聖「な、何だ?」

詠「あ、いや、何でもないけど……。どうしたの?」
324 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 23:00:44.77 ID:/XJTWmdk0
聖「どうしたって、お前が呼んだんだろう?」

詠「はい?」

俺は呼んでないですけど。

聖「渋谷から詠が呼んでると言われたのだが……」

蓮さん、余計なことを……。
しかしながら手間が省けたし、これで聞くしかなくなったわけで、蓮さんには感謝するべきなのかもしれない。
おそらくこのままグダグダ時間が過ぎていっただけだろうし、蓮さんもそれを危惧したのだろう。

詠「とりあえず、一緒に帰ろうよ。このメール送ったら終わりだからさ」

聖「お前から一緒に帰ろうだなんて、珍しいな」

詠「まあ、たまにはね」

聖「そうか」

聖姉ちゃんはニヤッとやらしい笑みを浮かべて近づいてきたと思ったら、まだ座ってる俺の後ろからぎゅぅっと抱き付いて、彼女は自分の頬を俺の頬に密着させてくる。
325 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 23:01:10.76 ID:/XJTWmdk0
聖「どういう風の吹きまわしだ?」

詠「ちょ、姉ちゃん、やめて!」

聖姉ちゃんの顔がすぐ横にある。
柔い頬がぴっとりと密着する感触が心地いいが、同時に恥ずかしい。
かぁっと自身の身体が、熱を帯びていくのが分かる。

聖「おや?」

若干の静寂に漂う、ドキドキという自分の心音がけたたましい。

聖「緊張してるのか?」

詠「……」

何も言えなかった。
事実、緊張していた。

聖姉ちゃんに魅力を感じるし、こんなに密着されたら動くどころか、生唾を飲み込むことさえできない。

聖「詠?」

徐々に心配そうに俺の顔を覗き込む聖姉ちゃん。
どうして、こういうことには疎いんだと説教の一つでもしたくなる。
326 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 23:01:40.15 ID:/XJTWmdk0
そうして選択した俺の行動は自分でも少し意外に思えるものだった。

聖「んむっ……!」

覗き込む彼女の顔に自分の顔を近づけてお互いの唇を重ねる。
もちろん積極的な彼女からではない。

キスした瞬間、彼女は驚き目を見開いていたが、すぐにそれを閉じて俺に身を委ねているようだった。

十数秒という短いようで長い時間。

顔を離して彼女の様子を見てみると、糸を引いた唾液が彼女の口元につつと張り付き、耳まで紅潮し、とろんと蕩けた目元の表情は色っぽい。

自分の劣情を全て聖姉ちゃんにぶつけたいという気持ちを抑えて、俺は彼女に向き合いって彼女の肩をしっかりと掴み、真っ直ぐに目を見た。

交わる視線、その瞬間にピリッとしたものが全身を駆け巡ったような気がした。

詠「好きだ」

気付いた時にはそんな言葉が口から出ていた。

聖「私も」

彼女の泣きそうで、嬉しそうで、艶っぽいような、初めて見るその表情を俺は一生忘れないだろう。

『青木聖』 終わり
327 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 23:02:14.40 ID:/XJTWmdk0
『聖アフター』

詠「姉ちゃん、今してもいい?」

これは告った直後の俺の言葉だ。
ちなみに会社での出来事である。

これが非常識なことだと重々承知ではあるが、本能には逆らえないのです。

聖「うん、いいよ」

いつになく恥じらいを浮かべるその表情に興奮した俺は遠慮することも無く、彼女の唇を貪るようにして何度もキスをした。

聖「あむっ、んちゅ……ちゅっ……んぅ……んむっ……」

ここは会社なのだが、俺達はお構いなしに接吻をする。
もう夜の十時を回っており、誰の気配もしていないので結構油断しているのかもしれない。

聖「ちゅぅっ……はむっ……ちゅ、ちゅ……んぅっ! 詠っ!」

聖姉ちゃんは俺の名前を何度も呼んでは、その度にキスを重ねる。
328 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 23:02:53.21 ID:/XJTWmdk0
熱は徐々にその温度を増していく。
俺の姉ちゃんの肩を抱く力は強くなる。
その手を腰に回し、さらに強く抱きしめる。

また数秒程続けていると聖姉ちゃんからぐっと押し返される感覚で俺はいったん彼女との距離をとる。

聖「ちょっと痛い」

咎めるわけでもなく、頬を朱に染めて困ったように笑う姉ちゃんが儚げで、俺の胸も痛む。

詠「ご、ごめん……」

聖「いや、そんなに落ち込まなくても……」

彼女はくすくすと笑って、こちらに顔を寄せる。
俺を見上げてゆっくりと目を瞑り、少しだけ口を尖らせる。

彼女の求める顔が愛おしいが、同時に躊躇いを覚える。
いつもと違って無理に迫ってこない聖姉ちゃんが別人に見える。

自分からキスすることもあまりないので、その点についても恥ずかしく思う。

心臓の鼓動は数段早くなったが、俺は姉ちゃんの唇に自分の唇を重ねた。
覚悟を決めて、さっとキスしてすぐ離す。

聖姉ちゃんはパチリと眼を開けると、にへらっと無防備な笑みを浮かべた。
329 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 23:03:24.74 ID:/XJTWmdk0
聖「何だか照れくさいな……」

きゅぅと心臓を締め付けられるような感覚に眩暈を覚えたが、ぐっとこらえる。

俺は彼女の顎に指を添えて、その親指で唇をなぞる。
あ、と艶めかしい声を発する聖姉ちゃんは再び瞑目する。

詠「姉ちゃん、可愛いよ」

そう言ってまたキスをした時、俺はもう止まれないと分かった。
片手は彼女の肩に掛け、空いたもう一方の手で彼女の胸を服の上から触れる。

下着、シャツ、セーターと着こむ聖姉ちゃんの胸はその衣服の感触に阻まれていたが、彼女の息はだんだんと荒くなる。

俺はしばらく服の上から彼女の胸を弄り、今度はセーターとシャツの下に手を突っ込んで下着の上からその程よい大きさの乳房を揉む。

下から手全体で包むように優しく触り、時折柔らかなそれに指を沈める。

その間もキスをし続けてお互いの唾液を交換するのも忘れていない。
むしろそちらが俺たちにとってのメインで、聖姉ちゃんも夢中になって舌を動かしているくらいだ。

詠「姉ちゃん」

十分に愛し合った俺たちは一度唇を離す。
330 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 23:03:51.76 ID:/XJTWmdk0
彼女に語り掛けて、セーターとシャツを脱がす。
幸い部屋は暖房が効いており、異性交遊の真っ只中ということもあって下着姿でも若干汗が滲む程度には暖かい。

俺もスーツを脱いで椅子に掛ける。
ネクタイを外して無造作にデスクに置き、ワイシャツのボタンも緩めた。

さらにしばらくキスの続きをする。
胸もさっきまでと同じく、撫でるように触って焦らす。

聖「あんっ……ふっ……ん、ちゅ……あっ……」

いつの間にか俺は彼女の下着をはだけさせており、時折乳首を指で弄る。
聖姉ちゃんの嬌声が事務室に響いて、どことなく覚える背徳感をスパイスに感度も鋭敏になっていく。

聖「あうぅ……詠ぃ……そこ、だめだって……」

つー、と舌を彼女の耳まで這わせて息を吹きかけながら耳を愛撫する。
これが姉ちゃんにはお気に入りみたいで、脚をかくかくと震わせて、俺に強くしがみつく。

詠「どうしたの? 震えてるよ?」

聖「あぁっ……あっ、あっあっあっあぅ…………!」

構わずに彼女を攻めると、膝が崩れ腰をがくがくと震わせて痙攣する。
断続的にびくっびくっと震わせて前のめりに俺に体重を乗せる。
331 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 23:04:19.39 ID:/XJTWmdk0
聖「あっ……はぁ……はぁ…………」

だいぶ息を切らした彼女であったが、その熱は途切れることなく再びキスを求めてくる。
それに応えながらも、俺は彼女の衣服を全て脱がして応接室に移動した。

詠「姉ちゃん、こっち」

応接室のソファに押し倒し、彼女の身体に愛撫する。
聖姉ちゃんの乳首や脇腹、臍の周囲、太腿の内側を強く吸うと彼女の身体に強く力が入って時折跳ねるようだ。

股に指をなぞらせると、小さく嬌声を発し身体を強張らせる。

聖「きゃっ! ああああああっ!!」

数分の間で身体を跳ねる回数は二桁を越える。
声を我慢しないで叫ぶ聖姉ちゃんは汗をびっしょりと流して息遣いも荒い。

詠「姉ちゃん、もう入れてもいい?」

ぐっしょりと濡れた股間から滴る愛液を彼女に見せつけて恥ずかしがる様子を楽しみつつ、彼女の返事も待たずに俺は自分の陰茎を彼女の膣に当てがった。

聖「うぐぅ……!」

それを入れようとすると、姉ちゃんの身体には力が入って少し苦しそうだ。
そういえば姉ちゃん処女だった。
332 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 23:04:49.13 ID:/XJTWmdk0
詠「力を抜いて」

優しく語りかけてキスで気を紛らわせ、ソファの上で彼女の処女は喪失した。

聖「痛っ……!」

詠「大丈夫?」

聖「ん、ちょっと痛いけど、動いてくれる方が嬉しいかも……」

詠「わかった、じゃあ動くね」

そう言って俺はゆっくりと腰を動かして、姉ちゃんの膣内をペニスで擦る。
しばらくして苦悶の表情から艶っぽいそれへと変化していく。

聖「あ、気持ちいい……」

初めてで、正常位にも関わらず、自分から腰を振り始める聖姉ちゃんはやっぱりかなりスケベだと思う。

喘ぎ声を漏らし、嬌声は大きくなり、いやらしく乱れる。

聖「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」

そうして絶頂を迎えるたび痙攣で腰を振り続けているので、また絶頂を迎え、また腰がビクビクと痙攣し……とその繰り返しだ。
333 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 23:05:39.64 ID:/XJTWmdk0
彼女の膣内は狭く、俺もこんなに激しくされたらすぐに射精感が高まってくる。

詠「……イキそう」

聖「私もっ! ……〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」

って姉ちゃんは何度もオーガズム達してるじゃん。
と言う間もなく俺も彼女の中で射精してしまう。

精子は最初の一発を勢いよく出してから、あと4、5回ほど、残りを絞るようにぴゅっぴゅっと発射される。

聖「あはっ、いっぱい出た?」

詠「はぁ……はぁ……いっぱい出た」

お互いに息を切らす。
姉ちゃんは恍惚の表情で幸せそうに微笑んでいる。

聖「もっと〜」

彼女も疲れて余韻に浸ってるかと思えば、全くそんなことはなく、また腰を振り始めて好き勝手にイッてしまう。

口をだらしなく開けて、涎を垂らしながらもふにゃりと笑む顔はやはり幸せそうで、次に苦悶の表情を浮かべるのは俺の方だった。
334 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 23:06:40.86 ID:/XJTWmdk0
射精したばかりで鋭敏どころか擦れた刺激で失神しそうなほどの俺は、先ほどの姉ちゃんと同じように勝手に腰を揺らしてしまう。

聖「そんなに私の気持ちよかったか?」

オーガズムに慣れてきたのか、だいぶ余裕のできた彼女は挑発するように俺に語り掛ける。
とは言いつつも彼女もかなりイッてるようで、膣の内壁がうねうねと蠢いているのを常に感じる。

その度に俺も腰がビクついて、締め付けられる感触に気を失いそうになる。
実際、意識は若干朦朧としていた。

詠「あぅ……やばい、何か出る……出そう……」

聖「私の中にぶちまけるのか?」

恍惚な表情は崩さずに意地の悪い笑みを浮かべて、俺が離れないように俺の身体の下から上半身を押さえながらも、腰を振るスピードを上げてパンパンと音を響かせる。

詠「やばいって! 出るっ!! うあぁぁぁっ!!!!」

射精とは違う、不思議な快感に襲われて俺は尿が出たような感覚を味わうが、段違いの気持ちよさに戸惑わざるを得なかった。

聖「あっ! ……何か液体出てきた? おしっこ?」

姉ちゃんも小さく震える。軽くイッたみたいだ。
だが、彼女は俺が漏らしたことに興味津々なようで、精子と一緒に流れてくる透明な液体を確認すると悶絶する俺の陰茎を握って、さらにしこしこ動かしてきた。
335 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 23:07:14.34 ID:/XJTWmdk0
聖「何を出したんだ〜?」

心底楽しそうな姉ちゃんからは、最近身に着けたと思われた淑やかさが一切消えて、性欲の権化のような彼女が戻ってきた。

聖「ほら、姉ちゃんにもう一度見せてみろ」

詠「わあああぁぁぁっ!! ストップ!! やめてっ!! 無理だからっ!!!! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」

そんな俺の制止の声も聞くはずなどなく、またしても射精や放尿とは違った快感に襲われ、透明な液体を彼女の顔や身体にぶちまけた。

聖「ふふふ……。まだいっぱい出るじゃないか。詠のその反応もすごく興奮するぞ」

その後は完全に姉ちゃんに主導権を握られ、膣内でもう一発、精子と透明の液体を出された。
後で調べたが、射精の直後に手を止めず刺激を続けると噴き出す液体で、男の潮吹きとも言われてるらしい。

女の人に潮吹きさせられたと思うと、何だかとても恥ずかしく、しばらく悶えることになるのだった。
ちなみにその行為は聖姉ちゃんのお気に入りとなるのだが、それはまた別のお話。

十二時近くの応接室でとりあえず下着を付けた俺と聖姉ちゃん。
会社内でヤッてしまったことに不安と罪悪感とちょっぴり興奮を覚える。
隣の事務室に移動し、衣服を適当に着る。

詠「帰ろうか」

聖「そうだな」

お互い賢者タイムか……。
と思ったが聖姉ちゃんはそうでもないらしい。
336 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 23:08:10.48 ID:/XJTWmdk0
聖「キス」

詠「んっ」

彼女の要望に応えて、イチャコラしながら帰路に着く。

詠「ところでさ」

聖「何だ?」

詠「昼にカフェテラスで話してた男の人って誰?」

俺が彼女の顔を見ずに言う。

聖「……」

彼女はきっと目を丸くしてこちらを見てるだろう。
そして次の瞬間にはニヤニヤしてるに違いない。だから本人に聞きたくなかったのだ。

聖「あれ、詠くん、焼きもちか?」

詠「……そ、そうかも」

姉ちゃんに馬鹿にされながらも、その男性は別の会社のプロデューサーで、アイドルのレッスンを見てくれないかという依頼だったということを教えてくれた。
姉ちゃん曰く受けてもいいけど断ったとのことだ。

聖「私には詠のいる所が一番だからな」

そう語った姉ちゃんの顔はいつになく無邪気で、そしていつになく大人びていた。

余談だが、翌日、応接室で変な匂いがすると話題になった。
あげく、その翌週、俺と姉ちゃんの行為がバレたのはこれまた別のお話。

『聖アフター』 終わり
337 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/20(土) 23:10:23.23 ID:/XJTWmdk0
中断します。
残り二人。明日の更新で終わると思います。
338 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/21(日) 19:14:43.96 ID:M/4VaMYQ0
『青木慶』

346プロダクション、社内。

詠「世間は休みでも俺は仕事〜♪」

「その悲壮漂う歌、やめてもらえるかしら?」

トレーニングウェアを着こなすモデル体型の女性が俺につっかかる。

詠「おー、お久しぶりです」

彼女は服部瞳子さん。
俺がマネージャー時代にマネジメントしていたアイドルだ。

プロデューサーになった今ではあまり接点も無く、たまに飲みに行くくらいだ。

彼女は数年前にもアイドルをやっていたらしく、一度引退した経歴を持つ。
現在、復帰して活動中であるが、復帰までの経緯は分からない。

詠「瞳子さんもお仕事ですか?」

俺が何の気なしにそう尋ねると、彼女はつまらなそうに溜息を吐く。

瞳子「いいえ、自主トレよ」

詠「精が出ますね」
339 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/21(日) 19:15:12.02 ID:M/4VaMYQ0
瞳子「年齢はアイドルにとってハンデなの。だから努力しないといけないのよ」

詠「俺、瞳子さんのそういうストイックな所、好きですよ」

自然とそんな言葉が出る。
口説こうと思って言ったセリフではないのは恐らく周知だろう。

瞳子「そう? ありがとう」

とまあ、こんな風に大人な対応でいなされるのだ。
クールな対応もかっこいい。

これが一年間、アイドルとマネージャーとして培ってきた関係である。
まあ、ちょっと仲が良い程度の関係だろう。
ちなみに瞳子さん以外にも何人かそういう関係の人がいる。

瞳子「それより貴方、最近大変そうじゃない」

詠「そうですか? いつも通りですよ」

瞳子「違う違う。何か、青木詠モテ期突入だって噂になってるわよ」

ああ、そっち……。
340 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/21(日) 19:15:54.85 ID:M/4VaMYQ0
瞳子「まさかその相手がうら若き女子高生と義理の姉妹だなんて……」

詠「ちょっと! 何で引いてるんですか……」

瞳子「いや、まさか姉妹だけでなくうちの若いアイドルまでたぶらかしてるとは思わないじゃない?」

詠「自分で言うのもあれですけどね、俺、あんまり悪くないと思います」

瞳子「あのね、嫌われたくないからって周囲に愛嬌を振りまくこと自体が悪いこともあるのよ? 突っぱねるときは突っぱねなきゃ」

詠「はぁ、それが一度挫折して復活した教訓系アイドルのお言葉ですか」

瞳子「何?」

ワントーン落ちた声音。瞳子さんが俺を睨む。
嫌味なことを言った自覚がある俺は飄々とした態度で肩を竦めた。

瞳子「どんな呼ばれ方されたって構わないけど」

彼女はすぐに思い直したようで、一つ溜息を吐くだけに留めていた。
お互いに多少気の許せる相手ということもあって、軽口は叩き合っても無駄な争いはあまりしないのだ。
341 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/21(日) 19:16:21.95 ID:M/4VaMYQ0
瞳子「そういえば妹の慶ちゃんもトレーニングルームにいたわよ」

詠「ああ、慶ちゃんはよく利用するんですよ。姉ちゃんも週に二回くらいでプログラム組んだりしてるみたいですし」

瞳子「確かにやってるわね。一般の人も参加可能だとか」

詠「そうですよ。慶ちゃんもたまにトレーナーとして参加してます」

瞳子「へぇ、姉妹のことに詳しいじゃない」

詠「や、そんな顔で言われても」

瞳子「あら、顔に出てたかしら、貴方がシスコンだって」

詠「出てましたよ。ていうか、もう言っちゃってるじゃないですか」

瞳子「否定はしないのね」

詠「ええ、重症なのは自他共に認めてます」

瞳子さんはまたしても引き気味に顔を顰めた。
そんな瞳子さんは無視して、最近運動なんてしてなかったことを思い出す。

詠「俺も久しぶりに行ってみよう」

瞳子さんはレッスンルームを借りているらしいので、ダンスの練習をするのだと意気込んでいた。
復帰してから相変わらずの努力家で、そんな瞳子さんを内心で応援した。
342 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/21(日) 19:16:49.45 ID:M/4VaMYQ0
それから三十分後くらいに自分のロッカーに常備してあるトレーニングウェアに着替えて、息抜きがてらトレーニングルームへと向かう。

346プロダクションはアイドル事業の他にも様々な事業を抱えている。
つまり何が言いたいかというと、この会社は大きいのだ。
その分様々な施設も存在し、またここに所属している者はそれらを特別価格で利用できる。

アルバイトの慶ちゃんも多分に漏れず、しっかりとその恩恵を受けられる。

さて、俺がトレーニングルームへ行くと意外や意外、所属のアイドルや社員、それに一般客も多く利用しているではないか。

何となく出遅れた気分になる俺の顔をひょっこりと覗き込んでくる女の子がいる。

慶「おにーちゃん! 珍しいね」

妹の慶ちゃんだ。
さっき瞳子さんが、妹がいると言っていたが、まだいるとは思わなかった。

詠「おー、慶ちゃん。まあ久しぶりに身体動かしたくなってね」

慶「そうなんだ。よかったら私がレクチャーしてあげようか?」

詠「姉ちゃんたちから教わったの?」

慶「やー、何となくかな? ここで働き始めてから健康とか運動とかいろいろ勉強してるし、そういうのお兄ちゃんで試そうかなって」

詠「実験台かよ」

慶「そういうことー」
343 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/21(日) 19:17:32.77 ID:M/4VaMYQ0
実験と言ってるにもかかわらず、彼女は悪びれることなく笑顔を浮かべる。
俺も何から始めていいか分からないのでとりあえず慶ちゃんにお願いすることにした。

詠「好きに始めちゃっていいの?」

慶「え、ダメだよお兄ちゃん。まずは準備運動しないと」

詠「あ、ああ、準備運動ね。大事だよね」

頷く俺に向けられる慶ちゃんのじとーっとした視線が少しばかり痛い。

慶「もう、お兄ちゃん、準備も無しに急に激しい運動したら身体壊しちゃうから気を付けてよね。お仕事に支障が出るどころか日常生活に支障が出るよ」

慶ちゃんは何だかそれっぽいことを語り始める。
こうして見ると、アルバイトとは言えどもやはりしっかりトレーナーさんやってるんだなと実感してしまう。

彼女の成長を嬉しく思う反面、どこか寂しくもある。

慶「運動するにも、その人の目的に合わせた適度な量が必要になってくるの。この量は多くても少なくてもダメだからね」

詠「まあ、そのくらいは俺でも分かる」

慶「じゃあまずはストレッチしよ!」

慶ちゃんの話もそこそこに、早速実践しながらその都度教えてもらう。

準備運動はラジオ体操レベルの簡単な体操と、ストレッチ、補助付きで柔軟。
344 : ◆Xx4o45zWU. [saga]:2018/01/21(日) 19:18:39.78 ID:M/4VaMYQ0
慶「ねえ、お兄ちゃん」

それらを一通りこなすのだが、またしても呆れたような視線が向けられる。

詠「な、何……?」

慶「それ、ふざけてるの?」

詠「ばっ、バカ言え……これで……精一杯だ……」

慶「絶対嘘だよ。だって手が足首に届くか届かないかくらいの柔軟なんて私見たことないもん」

いや『見たことないもん』じゃなくてさ……。
自分でも分かっていたことなのだが、俺はこのように嘘だと思われるほど体が固い。

慶「私が後ろから押してあげる」

そう言って慶ちゃんは俺の後ろに回って、両手で肩甲骨辺りを押してくる。

詠「あ、ちょっと、待って……痛っ! まっ! あだだだだだっ……!」

慶「え、嘘でしょ?」

力を弱める慶ちゃん。
後ろから覗き込んでくる彼女の顔は、やはりありえないといったような表情だ。

慶「まだ全然強く押してないよ」

それから慶ちゃんに手伝ってもらいながら、時間をかけて柔軟運動をする。
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