あなたの目の前に、ひとりの少女が座り込んでいます。

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552 : ◆ALICE2/HGg [saga]:2018/01/05(金) 22:55:26.44 ID:THk0nn+5o
>>550
 ではあなたは意識を朦朧とさせながらも、意志力を振り絞ってその道を進んでいきます。
 あなたの嗜好は既に靄がかかっており、何のためにこの道を進んでいるのかすら、あなたの大部分は忘れ去っています。
 それでも残ったあなたの理性と決意が、あなたの足を留め、背を向けることを許しません。
 歩む毎に背中からは命が流れ出ており、あなたは死へと近づいていきます。

 やがて、あなたは開けた、小さな部屋へと辿り着きます。
 背後にあった怪物の気配はとうに消え失せ、不思議な事に背中にあった熱い苦痛も、綺麗サッパリと消え失せています。
 流れ出ているはずだった血は、あなたの背中に存在していません。それは愚か、切り傷の痕すらそこには残されていないのです。

 部屋には澄んだ鈴の音が、流麗な音を奏でています。
 部屋の中央には小さな硝子の丸机が置かれており、それは動かすことも、壊すことも叶いません。
 机の上には月白色の鍵が置かれています。その形状は、これまであなたが見てきた数々の鍵と全く同様です。
 机の奥には1つの台座と、その上に像が置かれています。像は「眠り続ける顔の整った男性」を象っています。
 それ以外に、この部屋に何らかのオブジェクトは確認できません。

>>551
 ではあなたは少女の足枷に顔を近づけると、血を流し続ける少女の踝に舌を這わせます。
 少女は無表情ながら、舌が肌の上を這いずり回る感覚に、僅かに身を震わせます。しかし、少女があなたを拒絶することはありません。
 少女の血液を舐めれば、口内には僅かに鉄っぽい香りが広がります。それは、普通の血液と全く同質に思えます。
 次にあなたは少女に片腕を挙げさせ、その脇を擽ります。
 脇を擽られても、少女の無表情が変わることはありません。ただ擽ったそうに、無表情なまま身を捩ります。
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