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花丸 「最近お腹大きくなった? そんなことないずら」
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1 :
◆5p1fCBcpUo9w
:2017/12/28(木) 22:44:17.93 ID:oVlZbdbC0
パサッと音を立て、制服のスカートは私の体から離れていった。
家に着くなり制服を脱ぐのはみんな同じだろうが、私の場合は“目的”が違う。…そもそもこのあとしばらく、服を着ることはないのだから。
向かって座る男は、私の身を包む衣が一つ一つ剥がれていくのを、不敵な笑みを浮かべながら見つめている。
…身を包むものが一つもなくなると、男は立ち上がり、私の肩を優しく抱く。
花丸 「…………今日もよろしくお願いします。“お父さん”」
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2 :
◆5p1fCBcpUo9w
:2017/12/28(木) 22:44:48.15 ID:oVlZbdbC0
※近親相姦描写を含みます※
苦手な方はご注意ください
3 :
◆5p1fCBcpUo9w
:2017/12/28(木) 22:45:18.21 ID:oVlZbdbC0
曜 「千歌ちゃん、いい場所あった?」
千歌 「うーん…なかなか無いんだよねぇ」
二学期が始まってまもなく、私達は早速壁にぶつかっていた。練習場所が無いのだ。
この時期は日が落ちるのが早く、加えてここは田舎ときたものだ。終バスも早くなる。
となると学校以外の場所で練習場所を探さなければいけないのだが、これがなかなか見つからない。
4 :
◆5p1fCBcpUo9w
:2017/12/28(木) 22:46:19.57 ID:oVlZbdbC0
善子 「…ずら丸んちお寺でしょ? 大広間とかないの?」
花丸 「……ッ!」
ルビィ 「花丸ちゃん…? どう?」
花丸 「……ふっ…ふふっ……。ウチのお寺で本当にいいずらかぁ?」
善ルビ 「「ひぃっ!!?」」
5 :
◆5p1fCBcpUo9w
:2017/12/28(木) 22:47:21.13 ID:oVlZbdbC0
花丸 「あと、ウチは遠いから無理ずら」
ルビィ 「そっかぁ…」
花丸 (……はぁ、なんとか誤魔化せたずら)
この話題になれば、自分の家を練習場所にしようと提案されるのは分かりきっていた。
いざという時のために断る理由を考えておいてよかった。
…“あの家”に、友達なんか呼べるわけがない
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ーー
6 :
◆5p1fCBcpUo9w
:2017/12/28(木) 22:48:01.80 ID:oVlZbdbC0
花丸 「…んっ………ちゅる………ふぁ…///」ツー…?
父 「……ふぅ。キスも随分上手くなったな」
花丸 「…は、はい。ありがとう…ございます」
父 「もうこんなに濡れてるぞ? 最初は嫌々だったが、今は自分から…。お前も好きだなぁ」
花丸 (…よく言うずら。そうしないとすぐに殴るくせに)
父 「準備もいいみたいだし、挿れるぞ? 祥子」
……祥子。母の名前だ。
7 :
◆5p1fCBcpUo9w
:2017/12/28(木) 22:48:53.75 ID:oVlZbdbC0
母を亡くしたのは2年前。不慮の事故だった。
その時、父が乱暴な人間だと知らなかった私は、母を轢き殺した男を突然殴りつけたことに衝撃を受けたことを、今でもよく覚えている。
――父が壊れたのは、それから半年が経ってからのことだった。
父 『……祥子? 祥子じゃないかっ!!?』
花丸 『な、何言ってるずら? オラは花丸ずら! しっかりしてよお父さん!』
父 『よかった…! やっぱり死んだなんて嘘だったんだっ!』
8 :
◆5p1fCBcpUo9w
:2017/12/28(木) 22:49:40.57 ID:oVlZbdbC0
花丸 『お父さん……』
…私は何を思ったのだろう。
多分、もう一度元気なお父さんの姿を見たい、そんなありふれた想いだったんだと思う。
花丸 『……お久しぶりです、あなた』
父 『…っ!! 祥子…! やっぱり祥子なんだなっ!!?』
花丸 『はい。…突然姿を消して申し訳ありませんでした』
9 :
◆5p1fCBcpUo9w
:2017/12/28(木) 22:50:21.91 ID:oVlZbdbC0
父 『祥子…祥子ォっ!!』ガバッ!!
花丸 『あ、あな……むぅっ!? …ん…っ///』
濃厚なキス。…“夫婦”だから当然だ。
己の浅はかさを悔いた。母のふりをするというのは、つまりこういうことなのだ。
花丸 『ちゅる…っ……んっ…/// はぁ……』ツー…?
父 『祥子…もうこんなに…』クチュ…
花丸 『ふぁぁ…っ!?』
10 :
◆5p1fCBcpUo9w
:2017/12/28(木) 22:51:08.73 ID:oVlZbdbC0
モゾ…クチュチュ……?
花丸 (ふぁぁ…っ…指、入ってるぅ…///)
花丸 (やだ…お父さんなのに…絶対嫌なはずなに…///)グチュグチュ?
クチュクチュ…?? グチュ…グチュ??
花丸 (ふぁぁ…っ…/// こんな音…が…ぁっ…。オラから…?///)
11 :
◆5p1fCBcpUo9w
:2017/12/28(木) 22:51:50.45 ID:oVlZbdbC0
グチュグチュ!!??? グチュグチュ!!???
花丸 「んあぁぁ…っ…!?///」
花丸 (き、急に…っ…/// はげしく…っ!! 嫌なはずなのに…ぃっ…!)
父 『祥子…そろそろ、いい…よな?』ボロンッ
花丸 (あっ……男の人の…お父さんの……///)
12 :
◆5p1fCBcpUo9w
:2017/12/28(木) 22:52:53.02 ID:oVlZbdbC0
花丸 (…ううん、お父さんも喜んでるんだもん。ここで断るわけには…)
花丸 『…きて、ください。あなた…///』
ズププッ!??
花丸 『ずら……ぁ…っ!? い、痛い…っ!!』
父 『…! す、すまん祥子。久しぶりだからつい…』
花丸 『だ、…大丈夫です。大丈夫で…すか…らぁ…っ…!///』
13 :
◆5p1fCBcpUo9w
:2017/12/28(木) 22:53:21.78 ID:oVlZbdbC0
ズチュ…ヌプッ…?
花丸 (あっ…ゆっくり、してくれてる…///)
花丸 『…あなた、私のこと…は気にしないで。す、好きに動いてください……っ///』
父 『祥子…っ! 愛してる…愛してるぞ…っ!』
ズン…ッ! ズン…ッ!
花丸 『あっ…!/// ふぁ…ぁん…っ!!///』
14 :
◆5p1fCBcpUo9w
:2017/12/28(木) 22:53:54.86 ID:oVlZbdbC0
花丸 (んぁ…/// ダメ、お腹のおく…? へんな感じして…///)
花丸 『んぁっ…/// ふぁ…はっ…ひぅ…っ!?』
パチュン!! パチュン!!
花丸 『ふぁっ…!?/// んぁっ…! き、急に激しく…っ? ダメ、だめずらぁっ…///』
花丸 『おく…っ? とどいてるずら…っ/// きゅんきゅんして…っ/// だめぇっ…!!///』
15 :
◆5p1fCBcpUo9w
:2017/12/28(木) 22:54:31.79 ID:oVlZbdbC0
父 『祥子…ッ! イくぞっ!!』パチュン?パチュン?
花丸 『んぁっ…!!? いぃ…よ…っ/// そのまま奥で…っ/// ふぁっ…あっ…!? あんっ!??』
花丸 『おらも…っ!? おらもイクっ/// イっちゃうずらぁぁぁぁっ!!???????』
ドプッ!! ドビュルルルル!! ビュルッ…!!
花丸 『んぁぁっ…???? ふぁ…いっぱぁい出た…ずら………///』
16 :
◆5p1fCBcpUo9w
:2017/12/28(木) 22:55:10.94 ID:oVlZbdbC0
父 『はぁっ…はぁっ……。祥子、だいじょ……』
花丸 『…? あなた?』
父 『…………お前、祥子じゃ……ない…?』
花丸 『…落ち着いた? お父さん』
お父さんは頭を抱え、膝から崩れ落ちた。
…もしかして、私はとんでもないことをしてしまったのではないか? いや、きっと大丈夫。
17 :
◆5p1fCBcpUo9w
:2017/12/28(木) 22:55:47.50 ID:oVlZbdbC0
花丸 (だってお父さんのためなんだもん。きっとお父さんも喜んで……)
バシーンッ!!!
花丸 『っ……!!』ヒリヒリ…
父 『なんてことをしてくれたんだっ…!! 取り返しのつかないことをしてくれたなッ!!』
花丸 『だ、大丈夫ずら。オラは気にしてなんか…』
父 『そういう事じゃないんだっ!! 俺は…俺は…』
18 :
◆5p1fCBcpUo9w
:2017/12/28(木) 22:56:21.54 ID:oVlZbdbC0
父 『…もう戻れない。手遅れだ』
花丸 『手遅れ…?』
父 『…俺はな、もうお前が祥子にしか見えない』
父 『最初はただの幻だったのかもしれない。…だが、さっきので確信に変わった』
花丸 『確信? ……いったい何の?』
父 『……お前は、“国木田祥子”だ』
19 :
◆5p1fCBcpUo9w
:2017/12/28(木) 22:57:02.26 ID:oVlZbdbC0
花丸 『な、何言ってるずら? オラは国木田花…』
父 『うるさいッ!!』バシーンッ!!!
花丸 『い……っ…!!』
父 『お前のせいだぞ? お前が俺のことを惑わすからだ。変な幻覚を見せて、せっかく必死に忘れようとしていた祥子のことを…!』
花丸 『そんな…オラはお父さんの為になると思って…!!』
父 『…なぁ、頭のいいお前ならわかるだろ?』
20 :
◆5p1fCBcpUo9w
:2017/12/28(木) 22:57:55.27 ID:oVlZbdbC0
お父さんは私の方を力強く抱き、顔を近づけた。…子供の頃怒られたときも、こんなふうにされたっけ。
父 『お前が今…いや、これからどうするべきか』
花丸 『オラ……オラは…』
父 『……責任、とれよ?』
花丸 『……ッ!!』
改めて、自分の浅はかさを悔いた。
母のふりをするということは、つまり“こういうこと”だったのだ。
21 :
◆5p1fCBcpUo9w
:2017/12/28(木) 22:58:36.76 ID:oVlZbdbC0
花丸 『……はい。これからもよろしくお願いします』
花丸 『…………あなた』
父 『…あぁ、それでいい。祥子』
ーーーーーー
ーーーー
ーー
22 :
◆5p1fCBcpUo9w
:2017/12/28(木) 23:01:00.93 ID:oVlZbdbC0
「……ら…る…? …ずー……まー…?」
善子 「ずーらーまーるーってばーっ!!」
花丸 「ふぁぉぁぁっ!!?」
善子 「ぷっ。何よその声」
花丸 「よ、善子ちゃんが急に呼ぶからだよ!」
善子 「さっきから何度も呼んでるってば。てかヨハネ」
花丸 「そうだったの? ごめんね気付かなくて」
23 :
◆5p1fCBcpUo9w
:2017/12/28(木) 23:01:28.04 ID:oVlZbdbC0
善子 「別にいいわよ。それより練習、行くわよ」
花丸 「練習…? まだ放課後までは時間あるよ?」
善子 「まだ寝ぼけてんの? もう放課後よ。あんた5時間目からずっと寝てたんだから」
花丸 「えぇっ!? ど、どうしよう、今日数学なのにぃっ!!」
ルビィ 「…はい、花丸ちゃん。今日のノート」
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