アライさんトラップ研究所 専用チャンネル 2時間目

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

364 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/05/12(土) 14:49:59.26 ID:1URWnxTv0
>>363
その点については、自分で自分の首を絞めてる感はありますね。
アライさんVer.を書きたくても、どうすれば整合性が取れるかいろいろ検討中のため、中々書けない...
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/12(土) 15:58:58.68 ID:Gak78EpIO
いっそ鏡像認識できないことを利用した罠を作ってみては?
聖なるバリア的な
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/13(日) 04:12:35.42 ID:Z4GXe3vK0
アライさんの不妊化とかやりました?
害虫だと不妊化放飼なる手段があるし、不妊化を誘発するガスを撒いたり不妊因子を持つ遺伝子の開発とか気になる
最近は「他の個体を見て罠を回避する」って問題が課題だし、即効性はハンターに任せて長期戦に対応する体制も必要だと思う

トラップなら水を用いた仕掛けなんてどうでしょう、マインクラフトの水流トラップが元ネタです
死体も水洗トイレよろしく流せば警戒されないかも
367 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/05/13(日) 04:24:20.53 ID:8meul/Lm0
>>366
不妊化は忘れてましたね。
確かにそれは必要ですね。

水のネタも思いつかなかったので、ぜひ活用しようと思います。

ありがとうございます。
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 14:15:52.06 ID:yfkGs8dP0
いっそダンゴを複数用意したら?
ダンゴ甲を食べて一定期間内にダンゴ乙を食べると中毒になるとかそういうの
それかアナフィラキシーを応用した定期的な摂取が条件のダンゴとか

好評休載中の某漫画には被毒者が感染源になる兵器があったけど、アライさんの場合は土壌汚染や臭害が課題だよな

現実にはドックゴーンなるプレーリードッグ用の掃除機があるし掃除機タイプのトラップとか希望
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 16:04:41.63 ID:XkciB04Q0
サンドスターを排出させる薬品をえさに混ぜるとか?
370 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/05/15(火) 23:21:12.65 ID:bithKjka0
案を出していただき、ありがとうございます。
私が思いつかなかった内容がほとんどで、これを元に話を作っていこうと思います。

ご協力ありがとうございます。
371 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/05/19(土) 23:00:41.55 ID:Aj7pwcYB0
私の想像力が足りないのか、頂いたアイディアを話にするのがうまくいっていません。
もうしばらく、時間がかかってしまうかもしれません。
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/19(土) 23:13:04.78 ID:J9nm9EdNo
焦らずごゆっくりー、楽しみにして待ってます
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/22(火) 13:08:59.07 ID:8quLg9gR0
失礼を承知で言わせてもらうけど、アライさんのセリフの読点が多い気がする。
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/22(火) 18:24:20.96 ID:FiYwsfLn0
整合性とかトラップの図解とかボリューム満点のスレなのに読点なんて気にするかね?
文法まで気にするならお堅い本でも読んでればいいのに

鏡像認識がどうとか難癖をつける毒者様が少なくないし>>1の更新を遅らせる行為はどうかと思うぞ?
まぁゆ虐厨をも受け流すスルースキルのあるスレだし気長に待ってれば更新されるさ
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/23(水) 00:34:36.49 ID:BxIg2F9uo
>>373
わざわざ同じこと他スレに書き込まなくていいから
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/23(水) 01:06:08.88 ID:lKRLhNa10
作者宛の書き込みなんだし、その件をどう判断するかは作者次第だしさ、

問いかけ → 作者の返答

だけで簡潔に済むんだからさ、関係ないところに口出しするとややこしくなったり、
荒れる原因になるだけだと思うよ?
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/23(水) 12:49:25.11 ID:nlftspzA0
文句を放置すると読者様が注文厨や性格地雷になるから自治厨にならない程度に文句は防いでいくべきだと思う
378 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/05/24(木) 21:13:49.38 ID:pFtcpGuq0
みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

我が研究所が某メーカーと共同で開発したトラップが初めて商品化されます。

今回はそれをご覧いただきましょう。
379 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/05/24(木) 21:14:35.64 ID:pFtcpGuq0
「アライフレグランス 無香料タイプ」

こちらは「アライフレグランス−」を用いた商品になります。
スプレータイプと置き型タイプの2種類となっています。
380 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/05/24(木) 21:17:12.12 ID:pFtcpGuq0
まず、スプレータイプの紹介をしましょう。

こちらは、門や塀、さらには玄関や窓といった、侵入されやすい場所に吹きつけて下さい。
最大で、1ヵ月は持続します。

ただ、雨などの影響で効果が薄れてしまうことが確認されているため、梅雨や雪の時期には注意が必要でしょう。

ちなみに、スプレータイプだからといって虫よけスプレーのように体に吹き付けないでください。
人体への影響はありませんが、感触がベタッとしています。

内容量は500mlで、お値段は1200円(税抜)となっています。
381 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/05/24(木) 21:17:47.15 ID:pFtcpGuq0
次に置き型タイプの紹介です。

こちらは、8畳用の1種類のみになります。
持続期間は、3ヵ月です。

仮に侵入されても、置き型があれば匂いですぐに追い出すことが出来ます。
また、屋根裏がある部屋に置いておけば、隙間からの匂いで追い出すことが出来ます。

どちらの場合も実験をおこなっており、90%近くの成功例があります。

内容量は500mlで、お値段は900円(税抜)となっています。
382 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/05/24(木) 21:19:05.85 ID:pFtcpGuq0
聞いていただいて分かるように、お値段が少々高くなっています。

これは、商品化のための生産ラインをようやく確保することには成功しましたが、まだ安定に供給するための量が確保できていないためです。
こちらは販売元に頑張っていただくしかないですね。

また、持続期間が短い、という問題点もあるため、これからの研究で努力していきます。

今後は、テレビCM等のメディア展開もしていただけるとのことで、販売元にも取材のお話があるそうです。
近日中に放映される、とのお話は頂いていますが、具体的な日時は決まっていないそうです。

ちなみに、我が研究所は一切のメディアの取材を受け付けていないため、全て販売元にお願いしています。
その点に関しては、ご迷惑をおかけして申し訳なく思っています。
383 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/05/24(木) 21:19:44.13 ID:pFtcpGuq0
ここで一つお気付きになった方もいるのではないでしょうか?

そう、「アライフレグランス+」はどうなったのか?

こちらについての商品化は見送らせていただきました。
それは何故か?

一部の愛好家に悪用される可能性がある、との反対意見から「アライフレグランス+」は研究用のみとして所内運用していく方向となりました。

そのため、「アライフレグランス+」の商品化は今後もすることはありません。
384 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/05/24(木) 21:23:22.80 ID:pFtcpGuq0
如何だったでしょうか?

我が研究所の研究結果が実を結んだ商品ではありますが、課題も多いです。
持続効果の延長、質感の向上などが挙げられるでしょう。
ですが、近日中にグレードアップした商品を提供できるように、職員ともども研究を重ねていきます。
そして今後も、トラップ開発や研究を通して社会に貢献できるように邁進していきます。

では、今回はこれで失礼します。
385 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/05/24(木) 21:23:56.91 ID:pFtcpGuq0
また、タイトル忘れてた...


【商品情報】 アライフレグランス 無香料タイプ
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/24(木) 21:26:14.44 ID:9EcGJv600
乙ー
こういう身近な対処法があるとやっぱり安心感が増しますね
テレビCMがどうなるかも楽しみ
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/24(木) 21:28:20.65 ID:1LTM8ahfo
おつー
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/24(木) 22:30:30.30 ID:g9ilTWVt0
更新まってました、
それにしても財源とか大変そうだな
有効性の確立と同じくらいにコストダウンが大切な気がする
389 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/06/02(土) 18:57:51.65 ID:CS6grQZv0
タイトル「アライさんネットランチャー」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回は、街中に潜むアライさんを捕獲するための道具を開発したため、それを紹介しようと思います。
390 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/02(土) 18:59:40.52 ID:CS6grQZv0
モノはこちらです。

名付けて、「アライさんネットランチャー」です。

一般的なネットランチャーと形状が似ているため、このように見た目の違いは分からないかと思います。

https://i.imgur.com/26nKsPY.jpg

しかしながら、違いはネットにあります。
ネットに「アライさんホイホイスプレー」の成分を染み込ませています。
そのため、このネットに包まれたアライさんはネットにくっついて絡んでしまう、という仕組みです。

何故、一般のネットランチャーではダメなのか?

それは、アライさんの爪にあります。

一般的なネットランチャーでは、絡んでしまっても多少手足を動かすことが出来てしまいます。
そのため、爪でネットを引き裂いてしまい、抜け出してしまう、という事例がありました。

これを改善するため、「アライさんホイホイスプレー」をネットに染み込ませる、という方法になっているのです。

では、これを使用するメリットは何でしょうか?

山などに生息するアライさんは、猟銃で射殺することが出来ます。
しかし、街中では流れ弾の影響などから、銃の使用禁止となっている自治体がほとんどです。
そのため、住民への被害が無く、アライさんを安全に捕まえる方法として、このネットランチャーが使われていた経緯があります。

さて、前置きはこれくらいにして、街中に潜むアライさんを捕獲している映像をご覧いただきましょう。
391 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/02(土) 19:00:16.35 ID:CS6grQZv0
今回、ハンターの資格を持っている職員に依頼し、フィールドテストへ出かけてもらいました。
場所は、とある空き家です。

映像は職員の頭に取り付けた、ウェアラブルカメラ用ヘッドマウントでお送りします。
392 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/02(土) 19:01:11.81 ID:CS6grQZv0
映像は、空き家の前からです。

職員「空き家の前に来ました。」

職員「窓から中の様子を見てみましょう。」

職員「見えますか?」

窓ガラスの反射で見えにくいですが、アライさんが1匹とアライちゃんが4匹います。
後の映像で分かることですけど。

職員「入り口は別のところにあるため、そちらから回り込みたいと思います。」

ザッ ザッ ザッ
393 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/02(土) 19:01:57.65 ID:CS6grQZv0
ザッ ザッ ザッ

職員「さて、入り口に回り込んできました。」

職員「突入まで、3、2、1...」

バッ

職員「GO!」

タッタッタッ

アライさん「な、何なのだ!?」ビクッ

アライちゃん1「みたことないやつなのりゃ。」
アライちゃん2「おまえは、なんなのりゃ?」キョトン
アライちゃん3「アライしゃんのおうちにかってにはいってくるな、なのりゃ!」シッポブンブン
アライちゃん4「ピィ! こわいのりゃ!」ビクビク

職員「アライさん、お前を捕まえに来た。」

職員は「アライさんネットランチャー」をアライさんのへ向けていますね。

アライさん「そんな変な筒でどうするつもりなのだ?」

アライさん「アライさんはな、賢いんだぞ!」

アライちゃん1「おかーしゃん、あんなやつ、やっつけりゅのりゃ。」
アライちゃん2「それで、あれはなんなのりゃ?」キョトン
アライちゃん3「そんなこといいから、おねーちゃんもおかーしゃんをおーえんするのりゃ!」シッポブンブン
アライちゃん4「お、おかーしゃん...、がんばるのりゃ!」

職員「アライさん、それでどうする?」

職員は「アライさんネットランチャー」を構えたまま、話しかけていますね。

アライさん「そんなの簡単なのだ。」

アライさん「お前を倒して、今晩のご飯にしてやるのだ!」タッ

アライさんが職員に向かってきましたね。

アライさん「ターーーーー!」

バシュ

アライさん「のだーーーーー!」ドッタン

見事、アライさんを包み込むようにネットが被さりましたね。

アライさん「あ、あれ? 何なのだ?」

アライさん「この白いの、アライさんにくっついて離れないのだ!」ビクンビクン

どうやら、ネットの「アライさんホイホイスプレー」の効果で完全に絡めとられたようですね。

アライさん「手が自由に動かせないのだ!」ビクンビクン

アライちゃん1「おかーしゃん!?」ビクッ
アライちゃん2「おかーしゃんがへんなやつにやられちゃったのりゃ!」ビクッ
アライちゃん3「おねーちゃんたちはうるさいのりゃ!」シッポブンブン
アライちゃん4「...ア、アライしゃんたちが、おかーしゃんをたすけるのりゃ!」
アライちゃん3「いもーとのゆうとーりなのりゃ!」シッポブンブン
アライちゃん1「わかったのりゃ!」
アライちゃん2「おかーしゃん、まってるのりゃ!」

アライちゃん's「のりゃーーーーー!!」

ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ
ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ

アライさん「チ、チビ達! り、立派になって、アライさんは、嬉しいのだ!」ウルウル
394 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/02(土) 19:03:21.08 ID:CS6grQZv0
アライさんたちは職員の動きに気付いていないようですが、流石ですね。
アライちゃんたちの様子が分かりやすいように立ち位置を移動していますね。

アライちゃん1「ちいさくても、りっぱなつめがあるのりゃ!」キラッ
アライちゃん2「ちいさくても、りっぱなきばがあるのりゃ!」キラッ
アライちゃん3「これでおかーしゃんをたすけうのりゃ!」キラッ
アライちゃん4「がんばるのりゃ!」キラッ

アライちゃん達がネットに触れましたね。
さぁ、どうなるのか。

アライちゃん1「のりゃ!? てがくっついたのりゃ!」グイグイ
アライちゃん2「ほあ!? ああいあんお、おういあああえあいおあ!」グイグイ
アライちゃん3「なんでなのりゃ!? とれないのりゃ!」グイグイ
アライちゃん4「ビエーーーーーン!! おかーしゃん、たしゅけてぇ!!」ビエーン

やはりこうなるんですね。
美しい親子愛ではありましたが、所詮は害獣ですね。

考えが足りなかったようです。

職員「さてと、あとは回収業者に連絡して、っと。」

アライさん「おい、そこのヒト! アライさんに一体何をしたのだ!?」

職員「答える義務は無い。」

アライさん「じゃあ、アライさんはどうなってもいいのだ! チビ達だけでも助けてほしいのだ!」

アライちゃん1「おかーしゃん!?」グイグイ
アライちゃん2「おあーあん、おおあえいえああいあんあいおおおお!」グイグイ
アライちゃん3「そうなのりゃ! はやくこれをとるのりゃ!」グイグイ
アライちゃん4「おかーしゃーん!」ビエーン

職員「何言ってんだ? 一家まとめて殺処分に決まってるだろ?」

タッ タッ タッ

職員「もうすぐ訪れる一家の最後まで、暫しのご歓談を。」

アライさん「待ーつーのーだ―! アライさん達を、助けるのだーーーーー!!」
395 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/02(土) 19:04:32.80 ID:CS6grQZv0
映像は以上になります。
アライさん一家は、無事に回収業者に引き取られました。

如何だったでしょうか?

まだデータ取りが不十分なため、様々なデータから改良の余地が無いか調査をしていきます。
楽しみに待っていてください。

では、これで失礼します。
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/02(土) 19:55:28.46 ID:KLUS6Frwo
おつ!
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/02(土) 21:47:26.65 ID:v9TW3Lr90
現実でもカラスやネズミと闘ってる人がいるんだよな、農家や畜産家が死活問題ってのは盲点だった
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/03(日) 00:06:09.37 ID:6JKG+Sna0
おつ
399 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/06/03(日) 22:17:38.01 ID:hdIYOtnh0
今、アラ日で書かれているような「殺アライスプレー」みたいなのは考えていました
ですが、人体の影響を考えると安全性が保たれないような気がしたため、「アライフレグランス」の方向に落ち着きました。

アラ日の方ではどのような形に落ち着くのか、楽しみです。
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/06(水) 14:05:52.59 ID:iFCxuhn00
安全面を考えると途端に難易度が上がりますよね
401 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/06(水) 21:42:30.92 ID:VIjhZNVH0
>>400
その通りなんですよね。
安全面をしっかり固めるのが出来そうになかったので「アライフレグランス」に逃げたのかもしれないですね。
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/06(水) 22:55:01.55 ID:dm/FYq3a0
どちらも方向性は似てても対策は違っていて両方とも楽しめる幸せ
403 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/07(木) 21:07:07.18 ID:9IUZ6WXA0
タイトル「変わったアライちゃんたち その後A」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

以前、一風変わったアライちゃんたちのその後をご紹介しました。
データの関係上、LTとSTのみでしたが、今回は欠損個体の成長について紹介しようと思います。

欠損個体には、毎日健常アライさんの様子を見てもらい、歩き方について学ばせています。

そのため、各欠損個体がどのような受け止め方をしているか、という点についても併せて見て頂きたいと思います。
404 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/07(木) 21:07:44.35 ID:9IUZ6WXA0
まずは、片腕欠損から見て頂きましょう。

便宜上、腕欠損ということから「Arm Deficit」を略して、ADと呼ぶようにしています。

アライしゃんAD「ア、アライしゃんは、やれば、できるこ、なの、ら...!」

ヨチ ヨチ ヨチ ヨチ ヨチ ヨチ ヨチ ヨチ

アライしゃんAD「い、いつか、にほんあしで、あるいて、みせる、のら...!」

ヨチ ヨチ ヨチ ヨチ ヨチ ヨチ ヨチ ヨチ

肩腕が無いため、重心移動を慎重に行いながら歩いていますね。

アライしゃんであれば二足歩行をしていてもおかしくありませんが、ADはヨチヨチ歩きなのが分かりますか?

これは、LTの時と同じと考えられます。
アライちゃんの時には重心の取り方、手足の出し方が分かっていませんでしたが、成長するにつれて理解できた証拠です。

両足がしっかりしているため、順調に成長すれば二足歩行もできるようになるでしょう。
405 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/07(木) 21:08:46.58 ID:9IUZ6WXA0
では、両腕欠損はどうでしょうか?

こちらは、両腕欠損ということから「Both Arm Deficit」を略して、BADと呼ぶようにしています。

アライしゃんBAD「きょうこそは!」

アライしゃんが座っていますね。

アライしゃんBAD「せーの!」

おーっと、立ち上がりましたね。

アライしゃんBAD「わ、わ!」

ドテーン

あー、バランスを崩してしまいましたね。

アライしゃんBAD「いたいのらーーー!!」ビエーン

思いっきり顔から転倒したため、仕方がないですね。

このようにBADは両腕が無いため、ヨチヨチ歩きが出来ません。
そのため、重心の捉え方を分からないままに立とうと試みます。
ですが、当然転んでしまうわけですね。

諦めずに続けていれば、いつかは立ち上がることも夢ではないでしょう。
いつまでかかるか、分かりませんが、ね。
406 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/07(木) 21:09:29.92 ID:9IUZ6WXA0
次に、片足欠損の個体を見てみましょう。

こちらは、足欠損ということから「Leg Deficit」を略して、LDと呼ぶようにしています。

アライしゃんLD「よいしょ。」

アライしゃんが四つん這いになっていますね。
いや、この場合は三つん這いですかね?

アライしゃんLD「フンーーーーー!!」

気合の入った声は聞こえますが、一歩も前に進んでいませんね。

アライしゃんLD「ど、どうすればいいか、わからないのらーーーーー!!」ビエーン

三つん這いのまま、泣き出してしまいましたね。

これは、歩くための推進力が足りていないためです。
四つん這いにしろ、歩くためには両足が必要になります。

そのため、片足が欠損しているだけで歩けなくなります。
しかしながら、この状態でも歩く方法が一つだけあります。

それは、下半身を引きずりながら両腕で前に進む、ということです。

歩く、という表現が正しいか分かりませんが、一先ず前に進む、という点ではクリアしているでしょう。

アライしゃんLD「だれか、あるきかたをおしえてほしいのらーーーーー!!」ビエーン

果たしてこの個体はどのように成長するか、楽しみですね。
407 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/07(木) 21:10:16.52 ID:9IUZ6WXA0
次に、両足欠損の個体を見てみましょう。

こちらは、両足欠損ということから「Both Leg Deficit」を略して、BLDと呼ぶようにしています。

アライしゃんBLD「アライしゃんは、あきらめないのら!」

ズルズルズルズル

当然足が無いため、腕だけで前に進もうとすると腰を引きずる形になります。

アライしゃんBLD「ぎにゃーーーーー!! いたいのらーーーーー!」ゴロゴロ

よく見ていただくと分かりますが、このようなことを何度も繰り返しているため、腰のあたりが真っ赤になっています。

アライしゃんBLD「なんで、アライしゃんにはあんよがないのら!! おかしいのら!!」ゴロゴロ

そのような体で産まれてしまったから仕方ない、と一言で片づけることが出来てしまうのが辛いですね。

そんな一言を浴びせてしまったら生きることを放棄してしまいかねません。
研究材料として、最後まで足掻いていただきましょう。

アライしゃんBLD「おかーしゃーーーーーん!!」ゴロゴロ

この個体も、どのように成長するかが楽しみですね。
408 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/07(木) 21:11:01.94 ID:9IUZ6WXA0
では、最後に四肢欠損の個体を見て頂きましょう。

こちらは、四肢欠損ということから「Limb Deficit」になります。
ですが、略称が片足欠損の個体と被ってしまいます。
そこで、この個体はダルマモードと名付けることにしました。

略称もそれに合わせて「Dharma Mode」から、DMと呼ぶようにしています。

アライしゃんDM「はやく、アライしゃんのためにごはんをもってくるのら!!」

四肢が無いため、歩行訓練のしようがありません。
そのため、ご飯も満足に自分で食べれません。

両腕欠損、BADもモノを掴む手段はありませんが、足があります。
そのため、あちらに関しては這ってでも食べ物のところに辿り着き、食事をします。

つまり、DMはすべての世話をしてもらわないと生きていけないのです。
そのため、性格は通常のアライさん以上にふてぶてしくなります。
そう、世界が自分を中心に回っているかの如くです。

そして、運動をしないため、ふっくらとしています。
いや、デブ、と直接的に言ってあげた方がいいかもしれませんね。

この個体はこれ以上観察しても成果はなさそうなので、初潮を迎え次第、【アライちゃんライン】送りになるでしょう。

アライしゃんDM「どうしたのら!? はやくごはんをもってくるのら!!」
409 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/07(木) 21:11:38.63 ID:9IUZ6WXA0
如何だったでしょうか?

欠損個体でも欠損した場所によっては、このような考え方の差が産まれる、というわけですね。
この後の成長も楽しみですね。

...ここだけの話ですが、アライちゃんについて体毛が通常と異なる個体が産まれています。
通常の個体は灰色と紫色といった薄汚いカラーリングでしたが、今回の個体は少々異なります。

こちらについては映像の準備が出来次第、公開したいと思います。

お楽しみに。

では、今回はこれで失礼します。
410 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/07(木) 21:12:28.59 ID:9IUZ6WXA0
>>404

7行目に誤字

× 肩腕
○ 片腕

久々にミスった...
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/07(木) 21:28:17.01 ID:s4JoLrgP0
乙ー
アライしゃん達(ダルマ除く)結構努力してて驚いた
両手両足以外でも目とか耳とかが機能してなくても訓練次第では順応しそう
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/07(木) 21:37:38.72 ID:Cptj07dq0
乙です
四肢欠損にバリエーションあって面白かったです
視覚や聴覚といった五感が欠損したパティーンとかも気になってきました
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/07(木) 21:50:44.58 ID:B8+o/Zgeo
乙乙ー
反応のパターンが多いとやっぱりいいですね
ここのアライしゃん達みたいに産まれた時からじゃなくて
アライさんに成長した後に意図的に欠損するとどういう
反応するのかも気になります
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/07(木) 23:45:08.80 ID:FNmwWHzn0

今の所は欠損が主流だけど逆に強化個体とかも出てくんのかな?
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/08(金) 07:38:21.37 ID:4/iuVT1A0
>>414
想像してる方向とは違うかもしれないけどボディビルダーアライさんとかもその一種かな?
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/08(金) 17:43:29.29 ID:eDBm6d/M0
アライさん強化個体って需要あるのかな?
ターミネーターやメタルギアみたいな軍事産業くらいじゃない?
最悪アンブレラ社のT-ウイルスみたいな生物兵器になりかねないかもよ
417 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/08(金) 22:18:58.33 ID:cz61jYml0
流石に強化個体は出す予定はないですけど、話の流れではどうなるか分かりませんね。

そもそも、マッスルアライさんに関しては、夢でムキムキのアライさんに追いかけられる、ってのを見たところから勢いで作ってしまったので。
418 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/10(日) 20:20:31.39 ID:4RQ6Rtay0
タイトル「アライさん流し」


みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回は、スポンサーからの声を形にしたトラップを開発しました。

頂いた意見としては、

「水を用いた仕掛けを作ることはできないか。」

「引っ掛かった個体を水洗トイレのように流してしまえば、警戒されないのでは。」

というものでした。
419 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/10(日) 20:22:12.61 ID:4RQ6Rtay0
トラップを紹介する前に、名前を教えておきましょう。
名付けて、「アライさん流し」です。

...別に、アライさんが流れてくるわけではないですよ。
これから説明しますからね。

ですが、その前にアライさんの習性についておさらいしましょう。

アライさんが手を擦る習性は、元となったアライグマの習性から進化したと考えられています。

元々アライグマは視覚が良くないため、前足を水中に入れて獲物を探る姿が手を洗っているように見えることからその名がついています。
そして、乾燥したものでも手を擦り合わせて確認することもあります。
そのため、フレンズ化してアライさんになってもその習性は残っており、アライさんは何故か水に執着する習性が確認されています。

では、アライさんがよく目撃されている場所はご存知でしょうか?

それには、水が大きく係わってくるのです。

アライさんは食料確保のため、ゴミ漁りや畑からの窃盗をしていますが、他にも川や湖でモノを洗っている姿が確認されています。

では、市街地に暮らすアライさんはどこで洗っているのでしょうか?

それは、公園です。
水飲み場やトイレといった水資源が多いため、公園で張っていれば大体遭遇できるでしょう。

というわけで、そろそろ本題に入っていこうと思います。
420 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/10(日) 20:22:55.60 ID:4RQ6Rtay0
今回の「アライさん流し」は、公園にある公衆トイレの見た目になっています。
おそらく、パッと見ただけでは区別はつかないでしょう。

そのため、公衆トイレに入ってすぐの壁に警告文が書かれています。


 ここはアライさん専用トイレです。
 人間は使用禁止です。


まず、アライさんは文字が読めません。
読めるとしたらそれなりの教育を受けてないといけませんが、野生のアライさんではまずありえないでしょう。

そして、誘導を確実なものにするために「アライフレグランス」を活用します。

人間用の公衆トイレには「アライフレグランス−」を、「アライさん流し」には「アライフレグランス+」を振りかけておきます。
念のため、人間用の公衆トイレには「アライフレグランス 無香料タイプ」の置き型を用意すれば完璧でしょう。

以上が下準備になります。
では、そろそろトラップの説明に入っていきましょう。
421 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/10(日) 20:23:58.51 ID:4RQ6Rtay0
まず、アライさんが個室に入ってきます。

https://i.imgur.com/uxSgyJs.png

トイレで何かしらの行動をした後、レバーハンドルを回します。
すると、個室の床が全て開いてアライさんは落とされる、というものです。

https://i.imgur.com/kHF04Mo.png

ここを利用するアライさんは、大体レバーハンドルを回すと水が流れることを知っています。
そこを利用したトラップとなっています。

ちなみに、落下先は下水道の一歩手前、公共ますです。
アライさんとしても、同種と一緒の空間に入れて喜ばしいことでしょう。

説明が長くなってしまいましたね。
そろそろ、デモを見て頂きましょう。
422 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/10(日) 20:25:18.51 ID:4RQ6Rtay0
今回も、とある街をテストケースにして協力していただいています。

住民の皆様には回覧板などですでに通告されているため、特に問題は無いでしょう。

では、公園周辺の映像を見て頂きましょう。

アライさん「今日も大量なのだ!」

アライさんが来ましたね。
両手に抱えているのは、ゴミ袋でしょうか?

アライさん「フハハハハハ! アライさんの手にかかれば簡単なのだ!」ピカピカガイジガオ

ゴミとは言え、窃盗なんですがね。

アライさん「お、うるさいのが終わってるのだ。」

このアライさんは、公園の工事の様子を知っているようですね。
近くに巣があるのでしょうか?

アライさん「久しぶりに洗っていくのだ!」

ゴミ袋を抱えたまま、公園に入っていきましたね。
そのまま、昔からこの公園にある公衆トイレの方に向かっていますね。

おや? 歩みが止まりましたね。

アライさん「何だか臭いのだ。今までこんな匂いしなかったのだ。」スンスン

鼻をスンスンさせて、周囲の匂いを嗅いでいますね。

アライさん「あっちの新しいところから、いい匂いがするのだ。」

アライさんは、早速トラップの方に興味を示したようですね。

アライさん「あっちを見てみるのだ。」

アライさんが方向転換しましたね。
うまくトラップの方へ誘導が出来たようです。

では、カメラを切り替えてみましょう。
423 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/10(日) 20:27:18.25 ID:4RQ6Rtay0
アライさん「おぉ〜、すごくキレイなのだ!」

アライさんが感動してくれてますね。
それもそのはず、まだ使用者がいないからですね。

アライさん「これだけキレイなら、いつも以上にピカピカになるはずなのだ!」

さっそく、個室に入っていきましたね。

アライさん「あれ? 入らないのだ。」

ゴミ袋ごと入ろうとしていますね。
ですが、入り口が狭くてゴミ袋がつっかえているみたいですね。

アライさん「仕方ないのだ。 これは入らないから、ここに置いておくのだ。」

どうやら諦めて、個室の入り口前に置いておくようですね。

アライさん「早速洗うのだ!」ビリビリ

袋を引き裂いて、中から取り出していますね。

アライさん「ジャブジャブなのだ!」チャプチャプ

アライさん、楽しそうですね。
顔にトイレの水が撥ねていますが、気にしていないようですね。

アライさん「ふぅー。次のを洗うのだ。」

アライさん、ゴミの中から食べれそうなものを取り出して洗っているようですね。
ですが、それでは水が少しづつ濁ってきてしまうんですよね。

アライさん「水が汚れてしまったのだ。」

アライさん「でも、アライさんはそうめいなのだ。これを動かすと水がきれいになるのだ。」

ようやく、レバーハンドルに手を掛けましたね。

クイッ

パカッ

アライさん「のだ!?」

アライさん「落ちるのだーーーーー!!」ヒュー

キィー パタン

ジャー

こうして、公衆トイレ内にビリビリになったゴミ袋と散乱する中身が残されてしまいましたね。
424 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/10(日) 20:31:29.66 ID:4RQ6Rtay0
このトラップはこれだけでは終わりません。

このまま公共ますに落ちるだけでは、そこのマンホールから出てこられる可能性もあります。
そのため、公共ますにも工夫をしています。

まず、下水道に繋がる穴には、アライさんが通れない程度の網目の荒い金網を設置しています。
つまり、アライさんは公共ますに閉じ込められるというわけです。
網目が荒い理由としては、えーっと、その...、あれですね。
汚物が...、はい、流れなくなってしまうからですね。

また、マンホールの裏面と梯子には「アライさんホイホイスプレー」を吹きかけています。
登ろうと思っても、くっついてしまってそれが出来ません。

そして、公共ますの中には一定の間隔で「アライフレグランス−」を散布する装置を取り付けます。
これで、精神的な攻撃でアライさんを追い詰めるのです。

では、公共ますに入り込んでしまったアライさんの行方を見てみましょう。

先に言っておきますが、汚い表現があるためモザイク処理をしていますが、それでもダメだ、という人は飛ばしてくださいね。
425 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/10(日) 20:32:34.60 ID:4RQ6Rtay0
アライさん「のだーーーーー!!」ボチャン

アライさんが公共ますに落ちてきましたね。

アライさん「一体、ここはどこなのだ!」

アライさんが周りを見回していますね。

アライさん「!? 臭いのだー! ここにいてはおかしくなってしまうのだ!」

バシャバシャ

アライさんが下水道の方へ向かいましたね。

ガシャガシャ

アライさん「あっちに行きたいのに、これが外れないのだ!」

ガシャガシャ

アライさん「あーーーーー!! 臭いのだーーーーー!」

アライさん、だいぶ混乱していますね。

アライさん「ほ、他に出れそうな場所は!?」キョロキョロ

おや? 上を見上げましたね。

アライさん「あそこから出れそうなのだ!」

バシャバシャ

アライさんが梯子の方へ向かいましたね。

アライさん「これで上がっていけば、出れるのだ!」

ガシッ

アライさん「あ、あれ? 手が動かないのだ!」グイグイ

今回の「アライさんホイホイスプレー」は、水に濡れても大丈夫な新型を使用しています。
こちらのテストも兼ねていたりしますがね。

アライさん「マズいのだ!! アライさんの危機なのだ!!」グイグイ

アライさん「誰か、アライさんを助けるのだーーーーー!!」グイグイ
426 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/10(日) 20:34:37.83 ID:4RQ6Rtay0
如何だったでしょうか?

あのアライさんは「アライフレグランス−」にやられたみたいで、気をおかしくして死んでいきましたよ。
他にも何匹か捕まえれましたが、時間の関係上、カットいたしました。

課題については、色々考えられます。
人間の誤落下、公共ますからの音漏れ、などですね。

まだまだ検証は必要ですが、データ結果からより良いものを作っていこうと思います。

では今回はこれで失礼します。
427 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/10(日) 20:35:33.71 ID:4RQ6Rtay0
久しぶりに、スポンサーネタです。

アイディアは、>>366 から。
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/10(日) 20:41:24.99 ID:BtE239bao
乙乙ー
スプレー散布装置は他にも色々使えて便利そう
下水道とかで暮らしてるアライさんも居そうだし追い出しにも今回みたいに移動制限出来るし良いですよね
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/10(日) 20:57:35.61 ID:rtmw062aO
乙です
いいですねこれ
あとはゴミが残されるので怪しまれそうなのと、大規模な工事が必要で金が掛かりそうなのをなんとかできないかなーなんて
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/10(日) 21:08:54.98 ID:sZyCjf8u0
けもフレ未視聴なんだけどアライさんとやらって害悪なの?
というか食べるなり毛皮を刈るなり牧場経営すればいいんじゃね?
431 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/10(日) 21:12:50.75 ID:4RQ6Rtay0
>>429
ゴミが落ちてても、アライさんなら、

「いいものが落ちてるのだ。アライさんの日ごろのおかげなのだ。」

とかいって、疑わなさそうですね。
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/10(日) 22:34:54.90 ID:KoXPXjibO
>>431
確かにそうですね
となると、残されたゴミがさらにハエを呼ぶのか…
使えば使うほど効率が良くなるとは凄い施設です
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/11(月) 22:43:28.80 ID:PmSbokqx0
>>432
その代わり、公共ますがうるさくなりますけどね。
434 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/12(火) 22:47:52.20 ID:b/dfcIaF0
アライさん流しの補足

https://i.imgur.com/BAvmb7b.png

全体図を作ってみました。

扉の開き方がおかしい、って指摘は無しでお願いします。
「個室」って言葉を入れたかったから、外開きになっちゃっいました...
435 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/13(水) 22:56:53.75 ID:OyJqkhLb0
タイトル「アライちゃんクロン」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回はスポンサーからの声を形にしたモノを作成しました。
そのデモの様子を見て頂きましょう。

スポンサーの方から頂いた意見としては、

「プレーリードッグ専用の掃除機があるらしい。」

「ならば、アライさん専用の掃除機を開発してはどうか?」

といったものです。

この申し入れは、実に面白いと思い、着手しました。
436 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/13(水) 22:57:32.88 ID:OyJqkhLb0
まず、プレーリードッグ専用の掃除機について簡単に説明しましょう。

名前を「ドッグゴーン」といい、プレーリードッグ専用の掃除機です。

プレーリードッグは北米を中心に生息しており、土の下に巣を形成します。
ですが、巣を作ることによって、土地が荒れてしまう被害が出ているそうです。

そのため、清掃車を改造してプレーリードッグを吸い込む設備が「ドッグゴーン」というものです。

興味のある方は調べてみるといいかもしれません。

さて、前置きはこれくらいにして本題に進みましょうか。
437 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/13(水) 22:59:44.62 ID:OyJqkhLb0
今回開発した、アライさん専用の掃除機はこちら!

「アライちゃんクロン」です。

概要はこちらです。

https://i.imgur.com/uYmAm9a.png

背負う形の掃除機、といったところです。

右肩から吸い込み口を伸ばし、右手をトリガーに、左手を持ち手に添えます。
トリガーを引くと「アライちゃんクロン」の排気口から空気を出しながら、吸引します。

概要にある緑色の矢印は、ざっくりとした空気の流れを表しています。

サイクロン方式を採用しており、アライちゃんを吸い込むと、遠心力と重力からアライちゃんは下に落ちて、空気は外に出ていく仕組みです。

「サイクロン」と「アライちゃんクロン」の「ちゃんクロン」をかけているんですよ。
面白いでしょ?
...あれ? 意外に面白くない?

んん! 気を取り直して、説明に戻りましょうか。

アライちゃんの吸引するためにモーターの出力がネックでしたが、モーターを三個使用することによって強力な吸引力を確保しました。
ですが、ホースの関係上、アライちゃんしか吸い込めません。
また、タンクの関係上、アライちゃんは二十匹前後しか詰めることが出来ません。

仮にアライちゃんがよじ登ってきても、排気口への道には頑丈な金網が用意されています。
「アライさんキャッチ Ver.2.0」でも使用していた金網です。
また、吸い込み口への経路にはウナギテボの原理を利用した返しを付けています。

トリガーからタンクまでは蛇腹式のホースを使用しているため、可動域は十分と言えるでしょう。

本来ですと、「ドッグゴーン」のような車を計画していました。
しかし、アライさんが巣として利用する場所はプレーリードッグとは違い、屋根裏、樹の上、など、車では行きづらい場所ばかりであることから、人が活動しやすい今の形に収まりました。

さて、説明はこれくらいにして、デモを見て頂きましょう。

「アライさんネットランチャー」の時と同様に、ハンターの資格を持っている職員に依頼し、フィールドテストへ出かけてもらいました。
場所は、とある山の中です。

映像は職員の頭に取り付けた、ウェアラブルカメラ用ヘッドマウントでお送りします。
438 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/13(水) 23:02:59.67 ID:OyJqkhLb0
映像は、入山前ですね。

職員「これからアライちゃんを探しに山を探索します。」

ザッ ザッ ザッ ザッ ザッ ザッ

職員「目撃ポイントに到着。周囲の警戒に当たります。」

さて、目撃ポイントに到着したとのことです。
この周辺にアライさんの巣があるはずですね。

アライさん「あ、ヒトがいるのだ!」

アライさんの声がしましたね。

職員「そっちか。」

職員が向いた方向にアライさんがいましたね。

アライさん「また、アライさんの邪魔をしに来たのだ! 許せないのだ!」キラッ

どうやら、有無を言わさずに戦闘態勢のようですね。

アライさん「のだーーーーー!」ブンッ

アライさんが腕を振りかぶってきましたね。

ブンッ

ピチャッ

職員「遅いな。」

アライさん「あ?」キョトン

アライさんが自分の右手『があった場所』を見ていますね。

ポタッ ポタッ

アライさん「あ...、あーーーーー!!」ゴロゴロ

映像では分かりにくかったですが、職員は鉈を常備していました。
そのため、それで切り落としたしたようですね。

職員「おい、アライさん。お前の巣へ案内しろ。子供がいるはずだ。」

アライさん「あ...? なんで、アライさんが人の言うことを聞かないといけないのだ!?」ビクビク

職員「死にたくなければ、教えろ。」

鉈を向けて、アライさんを恐喝していますね。

アライさん「ひぃ!? お、教えるのだ! チビ達はやるから、助けてほしいのだ!」

アライさんが右肩の辺りを押さえながら歩いていますね。

職員「せっかくだし、こいつを吸い取っていくか。」

ヒュッ

グシャ

切り落とした腕を肘の辺りから二つに切断したようですね。

カチッ

ゴーーーーーッ

スポン

確かに、あのままでは長すぎますからね。
いい判断です。

職員は腕の処理後、アライさんを追っていきましたね。
439 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/13(水) 23:07:33.88 ID:OyJqkhLb0
職員「お前の子供は産まれたばかりか?」

アライさん「そ、そうなのだ... アライさんに似て、とてもかわいいのだ...」ハァハァ

職員「産むのは何回目なんだ?」

アライさん「これで、3回目なのだ...」ハァハァ

職員「今までの子供たちはどうした?」

アライさん「生き残ったチビ達は、巣立っていったのだ...」ハァハァ

移動しながら情報を引き出していますね。
流石です。

アライさん「つ、着いたのだ...」ハァハァ

職員「巣はどこだ?」

アライさん「樹の上なのだ...」ハァハァ

職員のカメラが樹の上に向きましたね。
確かに、穴が空いています。
おそらくあのことでしょう。

職員「ここに連れてこい。」

アライさん「え? む、無理なのだ... 右手が無いから、登れないのだ...」ハァハァ

職員が再度樹の上に視線を向けてますね。
うーん、それほど高くはなさそうですかね。
脚立があれば十分かと。

職員「仕方ない。」

アライさん「なら、アライさんはこれで」

ヒュッ

グシャ

アライさん「ぐぇ!」

背を向けたアライさんに鉈を振りかざしましたね。

職員「巣の在処が分かれば、用済みだ。」

ヒュッ グシャ ヒュッ グシャ ヒュッ グシャ

アライさん「そ、ぐふっ! アラ、さ、たす、げっ!」ゴホッ

ヒュッ グシャ ヒュッ グシャ ヒュッ グシャ

職員「ふぅ、大体こんなものか?」

アライさん「...」ピクピク

アライさんはもう死にかけのようですね。
長くはないでしょう。
440 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/13(水) 23:09:32.72 ID:OyJqkhLb0
職員「さて、と。」

職員が腰にぶら下げていた小さめの脚立をセットしましたね。

職員「届くかな?」

カッ カッ カッ カッ

職員「ギリギリ届きそうだな。」

職員が巣を覗き込んでいますね。
さて、巣の様子を見てましょう。

アライちゃん1「すぅー... すぅー...」
アライちゃん2「むにゃむにゃ...」
アライちゃん3「おかー、しゃ...」
アライちゃん4「すぅー... すぅー...」
アライちゃん5「むにゃむにゃ...」
アライちゃん6「すぅー... すぅー...」

気持ちよさそうにアライちゃんたちが寝ていますね。
441 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/13(水) 23:09:58.45 ID:OyJqkhLb0
職員「フィールドテスト開始。」

ホースを巣の中に入れましたね。

カチッ

ゴーーーーーッ

アライちゃん3「だい」

スポン

アライちゃん1「!? なんのおとなのりゃ!?」ビクッ
アライちゃん2「うるさ...、ぴぃ!? へんなのがいるのりゃ!」ビクッ
アライちゃん4「どうしたの...、あれ? おねーしゃんがいないのりゃ?」キョロキョロ
アライちゃん5「むにゃむにゃ...」
アライちゃん6「すぅー... すぅー...」

まだ寝ているアライちゃんにターゲットを絞ったようですね。

ゴーーーーーッ

アライちゃん6「す」

スポン

アライちゃん1「いもーとがきえちゃったのりゃ!」ビクッ
アライちゃん2「いもーと、おきるのりゃ!」ユサユサ
アライちゃん4「いもーともいなくなったったのりゃ!」ビクッ
アライちゃん5「まだ、ねむいのりゃ...」

ゴーーーーーッ

アライちゃん2「こっちにき」
アライちゃん5「おやす」

スポン スポン

アライちゃん1「いやなのりゃーーーーー!」ヨチヨチ
アライちゃん4「おかーしゃん、たすけてーーーーー!」ヨチヨチ

残されたアライちゃんがヨチヨチ歩きで逃げ出しましたね。
とはいっても、巣の入り口は職員がいるので、ただの鬼ごっこですね。

ゴーーーーーッ

アライちゃん4「たすけ」

スポン

アライちゃん1「いもーとーーーーー!」ビクッ

職員「足が止まった今がチャンス。」

ゴーーーーーッ

アライちゃん1「いやな」

スポン

ゴーーーーーッ

職員「これで、六匹回収完了。」

カッ カッ カッ カッ

職員「さて、アライさんの死体は回収業者に依頼しますか。」

この後も、アライちゃんの回収作業を実施してもらうため、アライさんの死体に関しては業者にお願いするように指示しています。
442 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/13(水) 23:10:28.98 ID:OyJqkhLb0
この後、追加で三家族分、計十六匹のアライちゃんを確保しました。
タンクの中はアライちゃんでごった返していて、ヤバい状況だったとか。

始めに吸引したと思われるアライちゃんは押しつぶされる形で、息絶え絶えだったようです。

ですが、今回「アライちゃんクロン」で捕獲したアライちゃんは回収業者が使用している専用トラックに移し替えて、回収されていきました。
性能を試す意味では、成功だったといえるでしょう。
443 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/13(水) 23:10:56.57 ID:OyJqkhLb0
如何だったでしょうか?

まだまだ課題が多いですが、素早い回収作業は実現できるかと思います。
課題については、タンクの軽量化及び頑丈性の向上、モーターの静音化、などが挙げられるでしょうか。

改良品の開発が完了しましたら、またご報告させていただきます。

では、今回はこれで失礼します。
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/06/13(水) 23:32:46.64 ID:WDXVYsPH0
おつ。パークの続きも楽しみにしてます。
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 00:40:58.72 ID:8DXeeYWJ0
アライさんの成長具合で反応が違う仕組みとか出来ないですか?
フレグランスは分からないですが、モスキート音とかを応用すれば可能な気がします

今回の掃除機はアライちゃん限定との事なのでふと思いました
アライちゃんだけをを呼び寄せたり、逆にアライさんのみを遠ざけたりできれば今後のトラップにも使えそうな気がします
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 15:29:49.80 ID:7+7xo1Vh0

職員さんの鉈捌きすごい
447 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/14(木) 19:25:52.57 ID:kd4LMr2U0
今回の「アライちゃんクロン」は、>>368 の意見を参考にしました。
448 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/18(月) 21:26:58.29 ID:MfbhO4Bt0
タイトル「アライさんダンゴ アルコールver.」

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回は「アライさんダンゴ」についてお話しします。

今までの「アライさんダンゴ」とは違ったアプローチで開発しているため、その点についても説明しながら見て頂きましょう。

今回、ダンゴに混ぜたのは毒物ではありません。
代わりに混ぜたのは、アルコールです。

「アライさんダンゴ」の大きさは3cmほどで、今までとほとんど変わっていません。
ですが、この大きさにウイスキーをたっぷり染み込ませています。

つまり、アライさんに新型の「アライさんダンゴ」を食べてもらい、急性アルコール中毒になってもらおう、というものです。

仕掛けに関しては、前回と同じ状態にしています。
知らない、という人は前回の動画を見て頂ければ幸いです。

では、映像を見て頂きましょう。
449 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/18(月) 21:27:51.13 ID:MfbhO4Bt0
さて、山の中に設置したトラップの映像です。

アライさん「こっちの方からいい匂いがするのだ。」

アライちゃん1「スンスン... たしかにこっちからいいにおいがするのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん2「きょうはなにがたべれるかたのしみなのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん3「おかーしゃーん! まってほちいのりゃ!」ヨチヨチビエーン
アライちゃん4「おかーしゃーん! あるくのがはやいのりゃ!」ヨチヨチビエーン
アライちゃん5「おねーしゃんばかり、じゅりゅいのりゃ!」ヨチヨチビエーン

アライさん一家がやってきたようですね。
アライさんがアライちゃんを二匹抱えて歩いてきますね。
残りは、必死なヨチヨチ歩きでついてきてますね。

アライちゃん1「あ! あそこになにかあるのりゃ!」シッポフリフリ

アライさん「お、ホントなのだ。 流石、アライさんのチビなのだ!」

アライちゃん1「のりゃ〜ん!」シッポフリフリフリフリ

アライさん「急いで向かうのだ!」タッタッタッ

アライちゃん1「おかーしゃん、さすがなのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん2「わー! はやいのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん3「まつのりゃーーーーー!」ヨチヨチビエーン
アライちゃん4「おかーしゃーん! おいてかないでほちいのりゃ!」ヨチヨチビエーン
アライちゃん5「アライしゃんたちにもやさしくしてほちいのりゃ!」ヨチヨチビエーン

ヨチヨチ歩きをさせられているアライちゃんとの距離が離れている気がしますが、大丈夫でしょうか?
450 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/18(月) 21:28:44.53 ID:MfbhO4Bt0
アライさん「これなのだ。」

アライさんは抱えていたアライちゃんを下ろして、ケースを確認しているようですね。

アライちゃん1「なにがあるか、かくにんするのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん2「のりゃ? おかーしゃん、いもーとたちがいないのりゃ。」シッポフリフリ

どうやら、アライちゃんの言葉でようやく他のアライちゃんたちがいないことに気付いたようですね。

キョロキョロ

アライさん「ホントなのだ。 でも、すぐに追いついてくるのだ!」

放任主義というか、だいぶ適当な育児をしているみたいですね。

バンバン

アライさん「これはどうやって中身を取り出せばいいのだ?」

バンバン

アライさん、開け方が分からなくてケースを叩いていますね。

アライちゃん1「はやくするのりゃ!」ウーッ
アライちゃん2「のりゃ? うえにへんなれっぱりがあるのりゃ。」ユビサシ

アライちゃんが取っ手の存在に気付いたみたいですね。

アライさん「ホントなのだ。 これをどうすればいいのだ?」

カチャ

アライさん「おぉ、開いたのだ!」

ゴソゴソ

アライさん「これからいい匂いがするのだ!」

アライちゃん1「でもたべれそうにないのりゃ。」ウーッ
アライちゃん2「うゆ? どうするのりゃ?」クビカシゲ

アライさん「中に何かありそうなのだ。」

さて、アライさんたちが巾着袋を開くまで眺めていましょう。
451 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/18(月) 21:30:30.78 ID:MfbhO4Bt0
五分が経過しました。

アライさん「よ、ようやく開いたのだ...」ハァハァ

巾着袋を開けるだけで、時間がかかりましたね。

アライちゃん1「なにがはいっているのりゃ?」シッポフリフリ
アライちゃん2「はやくたべたいのりゃ!」シッポフリフリ

アライさん「少し待つのだ。」ハァハァ

ゴソゴソ

アライさんが袋の中からダンゴを取り出しましたね。

アライさん「見たことないのだ。」ハァハァ

アライちゃん1「それはなんなのりゃ?」クビカシゲ
アライちゃん2「それはたべれるのりゃ?」クビカシゲ

アライさん「アライさんが見つけたのだ。 食べれるはずなのだ。」ハァハァ

パクッ クチャクチャ

アライちゃん1「おかーしゃんがたべたのりゃ!」
アライちゃん2「どうなのりゃ?」クビカシゲ

アライさん「お、おいしいのだ!」ピカピカガイジガオ

アライさんの顔が輝いてますね。

アライちゃん1「ほんとなのりゃ!?」シッポフリフリ
アライちゃん2「はやく、アライしゃんもたべたいのりゃ!」シッポフリフリ

アライさん「チビ達、落ち着くのだ。」

ゴソゴソ

アライさん「いっぱい食べて早く大きくなるのだ。」

アライちゃん1「どんなあじかきになるのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん2「さっそくたべるのりゃ!」シッポフリフリ

クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ

やはり、アライちゃんのサイズでは一気に食べることはできないようですね。

アライちゃん1「おいしいのりゃ!」ピカピカガイジガオ
アライちゃん2「ひさしぶりのごちそうのりゃ!」ピカピカガイジガオ

クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ

アライちゃんたちは夢中で食べていますね。
452 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/18(月) 21:32:17.26 ID:MfbhO4Bt0
アライちゃん3「よ、ようやく、おいついたのりゃ...」ヨチヨチハァハァ
アライちゃん4「おねーしゃんたち、なにかたべてるのりゃ...」ヨチヨチハァハァ
アライちゃん5「ズ、ズルいのりゃ...」ヨチヨチハァハァ

置いて行かれたアライちゃんたちが弱弱しい歩みで、ようやく追いついたみたいですね。

アライさん「お、ようやくチビ達が来たのだ。 こっちなのだー!」ブンブン

アライさんはアライちゃんたちの存在に気付いたようで、手を振ってますね。

アライちゃん3「つかれたのりゃ...」ヨチヨチハァハァ
アライちゃん4「あんなのおかーしゃんじゃないのりゃ...」ヨチヨチハァハァ
アライちゃん5「しょ、しょのとおりなのりゃ...」ヨチヨチハァハァ

アライちゃん達は恨み節を言いながら、少しづつ距離を縮めていますね。

アライさん「チビ達遅いのだ。」

アライちゃん3「こ、これでも、いっしょーけんめーあるいたのりゃ...」ハァハァハァハァ
アライちゃん4「あんなの、おいつけないのりゃ...」ハァハァハァハァ
アライちゃん5「おねーしゃんばかりじゅりゅいのりゃ...」ハァハァハァハァ

アライさん「悪かったのだ。」

表情からはあんまり反省してないように見えますね。

アライちゃん3「あれ? おねーちゃんたちがしじゅかなのりゃ...」ハァハァ

アライさん「本当なのだ。」

アライさんとアライちゃんたちは、食事をしていたはずのアライちゃんに目を向けたようです。

アライちゃん1「...」シーン
アライちゃん2「...」シーン

アライちゃん4「しじゅかなのりゃ...」ハァハァ

アライさん「きっとお腹いっぱいになったから、寝ちゃったのだ。」

ヒョイ

アライさんは食べかけのダンゴを遅れてやってきたアライちゃんの前に差し出しましたね。

アライさん「これはおいしい食べ物なのだ。きっと驚くのだ。」

アライちゃん3「こんなのみたことないのりゃ...」ハァハァ
アライちゃん4「とりあえずたべてみるのりゃ...」ハァハァ
アライちゃん5「のりゃ...」ハァハァ

クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ

アライちゃん3「ん!? これはおいちいのりゃ!」ピカピカガイジガオ
アライちゃん4「はじめてのあじなのりゃ!」ピカピカガイジガオ
アライちゃん5「おいちいのりゃ!」ピカピカガイジガオ

クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ

アライちゃんたちは夢中でダンゴを食べていますね。

アライさん「良かったのだ。 さて、アライさんも食べるのだ。」

パクッ クチャクチャ

アライさん「うん、やっぱりおいしいのだ。」
453 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/18(月) 21:32:56.24 ID:MfbhO4Bt0
さて、先に食べていたアライちゃんが静かになっていたことにお気付きかと思います。

やはりアライちゃんサイズではアルコールの分解能力が十分に備わっていません。
しかも、一気に食べてしまえば血中アルコール濃度が高くなるのは当たり前でしょう。

これが、今回のダンゴの特徴です。
454 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/18(月) 21:35:11.39 ID:MfbhO4Bt0
アライさんA1「こっちからいい匂いがするのだ。」

おや、別のアライさんが嗅ぎつけたようですね。
どうやら、アライさんだけのようです。

アライさんA1「ん? 誰かの声がするのだ。」

ザッ ザッ ザッ

アライさんが先ほどの一家の所に向かっていますね。

アライさんA1「誰かいるのだ?」

アライさん「ほにゃ? ありぇ〜? アリャイしゃんがいるのだぁ〜。」ヒック ヒック

先ほどのアライさんはだいぶ酔っているのか、顔が真っ赤になって呂律が怪しくなっていますね。
目も虚ろですね。

アライさんA1「ど、どうしたのだ?」

異様な雰囲気に、後から来たアライさんは戸惑っていますね。

アライさん「おかしなことをきくのだぁ〜。 アリャイしゃんはおかしくないのだぁ〜。」ヒック ヒック

後から来たアライさんは周りを見ていますね。

アライさんA1「この子たちはどうしたのだ?」

アライちゃん3「...」シーン
アライちゃん4「...」シーン
アライちゃん5「...」シーン

アライさん「おなかがいっぱいになったかりゃ、ねちゃったのだぁ〜。」ヒック ヒック

酔っぱらって、自分の子供の状態が正常に判断できなくなってしまっているようですね。

アライさん「おまえもこれをたえりゅのだぁ〜。」ヒック ヒック

ゴソゴソ

アライさんがダンゴを取り出して、後から来たアライさんにあげましたね。

アライさんA1「どうも...、なのだ。」

スンスン

アライさんA1「特に変な匂いはしないなのだ。」

匂いを嗅いで、警戒してますね。

パクッ クチャクチャ

アライさんA1「んんっ!? おいしいのだ!」ピカピカガイジガオ

アライさん「アライさんはなぁ〜、これをたえていたりゃぁ〜、きうんがよくなってきたのだぁ〜。」ヒック ヒック

アライさんA1「こ、これを分けてほしいのだ!」

アライさん「おまえもかそくがいるのだぁ〜?」ヒック ヒック

アライさんA1「そうなのだ!」

アライさん「だったらぁ〜、ここにつれてきていっしょにたえりぇばいいのだぁ〜。」ヒック ヒック

アライさん「そうすればぁ〜、たのしいしかんをすおせりゅのだぁ〜。」ヒック ヒック

アライさんA1「わ、分かったのだ!」

こうして、後から来たアライさんは子供たちを連れに戻ったのでした。
455 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/18(月) 21:37:10.90 ID:MfbhO4Bt0
如何だったでしょうか?

尺の関係上、続きをお見せ出来なくて非常に残念です。

あの後、芋づる式に他の家族を巻き込みながらどんちゃん騒ぎをしつつ、息絶えていきましたよ。
死因は、急性アルコール中毒と思われます。

死体はこちらで回収して、血中アルコール濃度などの様々な観点から調べています。

本来でしたら、危機管理能力が高い個体の警戒状況など確認したいこともありましたが、それは今後の実験で確認すればよいでしょう。

「アライさんダンゴ」の改良は、奥が深いですね。
これからも、「アライさんダンゴ」を使ったチャレンジを進めていきます。

では、今回はこれで失礼します。
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/18(月) 22:22:13.75 ID:b2hSYC4l0
乙です
幼体が苦しむ様子もなく死ぬのは警戒されなくて良いですね
成体、幼体も含めて死後の表情が苦しそうでなければ寝てるだけと同類に判断されるのかな?
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/18(月) 23:18:11.34 ID:bTaJTOO3o
乙ー
酔って判断力が鈍ったのも有るかもしれないですが
文字通り死ぬまで食べ続けるとはこのアライさん達は食い意地はってますね
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/19(火) 00:02:01.43 ID:Mql/5dyM0
おつ
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/19(火) 04:25:40.98 ID:c6z5K+z/0
アルコールを密封できて飲み込んだら溶けるカプセルみたいなものに封入しないと、
団子に酒を染み込ませただけだと、時間と共にアルコールが蒸散してしまうのでは?

それと、急性アルコール中毒はめまいや頭痛、嘔吐などの症状が出るので、
眠るように倒れるどころか、頭痛でうめき叫び、嘔吐し嗚咽する、
かなり悲惨な状況になると思うんですけどね。
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/20(水) 03:06:36.06 ID:PliB7K950
>>459
死ぬ前には全身の力が抜けてしまうからか、糞尿が垂れ流しになるそうな。

暮らしに役立つ情報 政府広報オンライン
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201804/2.html
461 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/20(水) 20:22:42.41 ID:Tdzr0MCe0
>>459>>460
ご指摘ありがとうございます。
裏付けが足りていなかったですね。

今後の作品作りでは、今以上にきちんと調べて取り組んでいこうと思います。
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/21(木) 02:40:46.77 ID:8452ovmb0
ウイスキーの代わりにメタノールに香料を混ぜたのを使うべきだろう
視神経がやられて失明するから、例えアライさんが急性中毒で死ななくても確実にダメージが加わる
何よりアライさん駆除にウイスキーだなんて、凛やトリスを使ったって勿体無いからね
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/21(木) 03:46:05.94 ID:/kvoq+TB0
ローコストで仕留めるってのは賛成だけど確実に無力化しないと
失明だけしても恐らく騒音で周囲への迷惑は減らない

神話の時代から猛獣は泥酔させてしまえばいいって発想は存在するし悪くないと思うトラップだと思う。
ネコにマタタビみたいにアライグマは酔う成分があればそれがいいのだろうけど
…ネコにユリ科みたいな作物があればイチコロなんだろうけど…
464 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/22(金) 22:55:48.82 ID:hSUdvx6l0
>>462>>463

ご意見、ありがとうございます。
アライさんダンゴのアルコールverに関しては、もう少し勉強してから次の展開を書いていきます。
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/22(金) 23:58:58.22 ID:LXADuq4L0
猫や犬には玉ねぎが毒であるように
アライグマにも毒となるものってあるのか気になるなぁ
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 00:35:26.91 ID:lzMZm7gP0
捕獲したアライさんをアライさん駆除に協力するように調教するのはどうだろうか?
逃亡防止用に爆弾付き首輪やGPSを埋め込むとか
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 10:53:25.09 ID:bVy8mGlpO
私は多少整合性取れてなくても作者さんの思うように書いてほしいです
考え過ぎのせいで面白いアイデアが消えてしまうのはもったいない
468 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/23(土) 20:22:33.82 ID:mxtGUJ670
タイトル「トラッシュキャッチャー」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回はアライちゃんに限定した捕獲トラップを開発したので、そちらを見て頂こうと思います。
469 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/23(土) 20:23:15.14 ID:mxtGUJ670
開発の経緯としては、親のアライさんが何かしらの原因によって巣に帰ってこなくなってしまった時、取り残されたアライちゃんをどのように確保するか、という問題がありました。

アライちゃんは動きが鈍いですが体が小さいため、人間では届かないようなところに入り込んでしまうことがあります。

また、アライちゃんは成長期であるため、食欲旺盛です。
そのため、早急に対策を取らないと糞害などの異臭被害も考えられるのです。

以上のことは別にアライちゃんに限った話ではありませんが、手軽な捕獲トラップを作る、という目的をもって開発しました。

前置きはこれぐらいにして、実際のトラップを見て頂きましょう。
470 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/23(土) 20:23:51.84 ID:mxtGUJ670
全体図としてはこのようなものです。

https://i.imgur.com/0y5vRYW.png

本体は左手の二段重ねの装置になります。
右手の坂はオプションパーツです。

まず、アライちゃんは坂を上って装置のステージに辿り着きます。
アライちゃんが登りやすいように、坂には凹凸を作っています。

ステージに辿り着くと、匂いに引き寄せられたアライちゃんは上部の部屋に入ります。
誘導には「アライフレグランス+」を使用します。

これが今回のトラップの概要です。

...これで終わりか、って?

いえ、終わりではありませんよ。
装置の下部の鍵付きの扉が気になりませんか?

では、部屋に入った後のことについてお話ししましょう。
471 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/23(土) 20:26:09.58 ID:mxtGUJ670
装置の中身は透過するとこのような感じになります。

https://i.imgur.com/earHSkL.png

紫になっている床は説明のために塗っているだけで、実際は他の床と同じ色になっており、簡単に区別がつかないようになっています。
また、上部の部屋の一部は、「アライフレグランス+」発生装置、及び、エサの排出装置になります。
そう、上部の部屋の右側ですね。

では、捕獲のメカニズムを説明しましょう。

まず、少量のエサを排出し、「アライフレグランス+」で誘き寄せます。

そして、アライちゃんが部屋の中に入り、エサを食べているときに床が開きます。
それが、紫で示した場所です。

センサーには重力センサーを採用し、一定時間重みが加わると開く仕組みになっています。

では、下部の装置はどうなっているのでしょうか?
それは、冷蔵庫になっています。

センサーに引っ掛かったアライちゃんは冷蔵庫に落とされます。
灰色に見えるのは金網で、その下は猫砂を敷いておきます。

アライちゃんが出した糞尿は金網をすり抜けて、猫砂にたまります。
猫砂は匂い問題を解決してくれます。
何より、匂いは空気より重いため、上から下に流れる傾向があることから上部の部屋に匂いが漏れることはありません。

また、アライさんは一般的に低温では半冬眠状態になりやすく、無駄なカロリーを消費しまいと静かになります。
これは多くの観察記録で確認されています。

つまり、匂いも音も両方解決してくれる夢のトラップなのです!
472 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/23(土) 20:26:43.89 ID:mxtGUJ670
ちなみに、冷蔵庫の電源は野外コンセントを利用します。

https://i.imgur.com/bhhuOYV.jpg

また、上部の部屋に誘導するために坂を用意しましたが、棒を用意して登り棒の要領でアライちゃんを登らせる方法もアリだと思います。
その方が野生に近いかもしれません。

さて、説明が長くなってしまいましたが、実際のトラップのデモを見て頂きましょう。
473 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/23(土) 20:28:12.33 ID:mxtGUJ670
今回はとある街の路地裏に設置しました。
果たして、どのような映像が撮れるのか、楽しみですね。

アライちゃん1「いもーとたち、しっかりついてくるのりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃん5「かってにすをはなれちゃったけりょ、りゃいじょうぶなのりゃ?」ヨチヨチ
アライちゃん2「かえってこないおかーしゃんがわるいのりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃん3「そうなのりゃ! アライしゃんたちはしまいりゃけれいきていくのりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃん4「うつくしいきずななのりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃん6「あたらしいすがみつかるといいのりゃ!」ヨチヨチ

奥の方からアライちゃん姉妹がやってきたようですね。
いい実験材料です。

アライちゃん3「スンスン... むこうからいいにおいがしてるのりゃ。」ヨチヨチ
アライちゃん1「スンスン... ほんとなのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん2「いそぐのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん4「おねーちゃん!?」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん5「おいてかないでほしいのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん6「あたらしいすにするのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ

どうやら匂いに引き寄せられてアライちゃんたちがトラップに向かっているようですね。

アライちゃん1「あそこにのぼれるところがあるのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん2「いってみるのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん3「アライしゃんをほめるのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん4「おねーちゃん、まってほしいのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん5「はやいのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん6「アライしゃんもおねーちゃんみたい、ぎぃ!?」ヨチヨチヨチヨチ グシャ

アライちゃん1「うしろからへんなこえがきこえたのりゃ。」ピタッ クルッ
アライちゃん2「いもーと、どうしたのりゃ?」ピタッ クルッ
アライちゃん3「アライしゃんはさきにいってるのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん4「いもーとのへんなこえがきこえたのりゃ?」ピタッ クルッ
アライちゃん5「どうしたのりゃ?」ピタッ クルッ

アライちゃん6「いぃぃたいぃぃーーーーー!! ぴぃーーーーー!!」ジタバタ

野良猫「ニャー...」グチャグチャ

カメラをズームにしてみましょう。

あぁー...、これはどうやら姉妹の内の一匹が、野良猫に足をやられたみたいですね。
で、野良猫はそのアライちゃんの肉を貪っていますね。

何気に、一匹抜け駆けしているアライちゃんがいたような気がしますが。

アライちゃん1「のりゃ!! に、にげるのりゃ!!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん5「はやく、あたらしいおうちにいくのりゃ!!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん2「いもーとがぬけがけしてるのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ

アライちゃん6「おねーちゃーーーーーん!! たすけてーーーーー!!」ジタバタ

アライちゃん4「しまいのために、ぎせいになるのりゃ!!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん1「いもーとのことはわすれないのりゃ!!」ヨチヨチヨチヨチ

アライちゃん6「おねーちゃんのばかーーーーー!! ぎにゃーーーーー!!」ジタバタ

野良猫「ニャー...」グチャグチャ

果たして、「美しい絆」とは何だったのでしょうか。

こちらは置いておいて、抜け駆けしたアライちゃんの様子を見てみましょう。
474 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/23(土) 20:28:53.45 ID:mxtGUJ670
アライちゃん3「けっこうしんどかったのりゃ...」ヨチヨチハァハァ

お、このアライちゃんは難なく坂を上ってきましたね。

アライちゃん3「こっちからいいにおいがするのりゃ。」ヨチヨチハァハァ

ステージを歩いて部屋の前まで来ましたね。

アライちゃん3「なかにはいってみるのりゃ。」ヨチヨチハァハァ

アライちゃん3「おぉ!! きれいなのりゃ!」ハァハァ

キレイといっても、何もないんですけどね。

キョロ キョロ

アライちゃん3「あ、たべものがあるのりゃ!」ハァハァヨチヨチ

順調に誘導されていますね。

アライちゃん3「いただくのりゃ!」パクッ

さて、落とし穴の上で止まりましたね。

アライちゃん3「おいしいのりゃ! でも、ひとくちしかないからものたりな」

パカッ

アライちゃん3「のりゃ!?」ヒュー

キィー パタン

これで、捕獲完了です。

ポロッ

そして、新しいエサの補充です。

どうですか?
エサが一口サイズなのは、食べこぼし防止のためです。
食べこぼしから警戒されてしまうかもしれませんからね。

下の冷蔵庫の様子は後でまとめて見ることにしましょう。

まずは、野良猫から逃げ惑う姉妹の続きに戻りましょう。
475 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/23(土) 20:30:14.17 ID:mxtGUJ670
アライちゃん1「こ、このさかをのぼるのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチハァハァ
アライちゃん2「いそぐのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチハァハァ
アライちゃん5「アライしゃん、そろそろつかれたのりゃ。」ヨチヨチヨチヨチハァハァ
アライちゃん4「あとちょっとなのりゃ! がんばるのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチハァハァ

姉妹は坂を上り始めたところですね。

アライちゃん6「...」シーン

野良猫「ニャーン。」クシクシ

捕まったアライちゃんは食べられて、野良猫は前足で顔を擦っているようですね。

野良猫「...」ジーッ

おや、野良猫が姉妹の方を見ていますね。

ノソ ノソ ノソ ノソ

野良猫がアライちゃんに近づいていますね。

アライちゃん1「い、いもーとのようになりたくないのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチハァハァ
アライちゃん2「あとちょっとなのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチハァハァ
アライちゃん4「これをのぼりきれば、あたらしいおうちなのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチハァハァ
アライちゃん5「アライしゃんはもうあるけ、にゃ!」ヨチヨチヨチヨチハァハァ グシャ

あ、野良猫が新しいアライちゃんを捕らえましたね。

アライちゃん2「なんなのりゃ!」ハァハァ ピタッ ハァハァ クルッ ハァハァ
アライちゃん1「い、いもーとのひめいがひこえたのりゃ!」ハァハァ ピタッ ハァハァ クルッ ハァハァ
アライちゃん4「のりゃ?」ハァハァ ピタッ ハァハァ クルッ ハァハァ

アライちゃん5「のりゃーーーーーん!! いちゃいのりゃーーーーー!!」ジタバタ

野良猫「ニャー!」
476 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/23(土) 20:31:02.28 ID:mxtGUJ670
アライちゃん1「いもーとたち、さきにいくのりゃ!」ハァハァ
アライちゃん2「おねーちゃん!?」ハァハァ
アライちゃん4「どうするのりゃ!?」ハァハァ
アライちゃん1「さっきはおもわずにげちゃったけど、アライしゃんがいもーとをまもるのりゃ!」ハァハァ

妹のために自分の体を張るとは...、アライさんの行動原理では考えられませんね。
やはり、研究は奥が深いですね。

アライちゃん2「おねーちゃん...」ハァハァ
アライちゃん1「はやくするのりゃ!!」ハァハァ
アライちゃん2「さきにいってるのりゃ!!」ヨチヨチヨチヨチハァハァ
アライちゃん4「おねーちゃんのことはわすれないのりゃ!!」ヨチヨチヨチヨチハァハァ

勝手に足止め役が死んだ事になっている気がしますが、それは置いておきましょう。

アライちゃん1「おい、おまえ! それはアライしゃんのたいせつないもーとなのりゃ!」ハァハァ
アライちゃん5「お、おねーちゃん...」ハァハァ

野良猫「...」ジーッ

野良猫が手を止めて、アライちゃんの方を見ていますね。
襲撃されたアライちゃんは足がズタズタで、歩けそうにありませんね。

アライちゃん1「さっさと、はなすのりゃ!」ハァハァ

野良猫「...」アム

アライちゃん5「ぴぃーーーーー!」ジタバタ

おや、野良猫がアライちゃんを咥えましたね。

タッ タッ タッ タッ タッ

アライちゃん1「い、いもーとーーーーー!!」ハァハァ

アライちゃん5「おねーちゃーーーーーん!!」ジタバタ

アライちゃんは野良猫と一緒に消えてしまいましたね。
おそらく、巣に持ち帰ってゆっくり食べるのでしょう。
真相は分かりませんがね。

アライちゃん1「い、いもーと...」ペタァ

アライちゃん1「うぅ、のりゃーーーーーん!!」ビエーン

おやおや、泣き出してしまいましたね。
妹を殺されて悲しいのか、恐怖から解放されて泣いているのか。
興味深いですね。

さて、こちらのアライちゃんが泣き止むまで、先に向かわせた二匹がどうなったか見てみましょう。
477 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/23(土) 20:31:46.63 ID:mxtGUJ670
アライちゃん2「こ、ここまでくればいいはずなのりゃ。」ヨチヨチヨチヨチハァハァ
アライちゃん4「あ、あそこからなかにはいれそうなのりゃ。」ヨチヨチヨチヨチハァハァ
アライちゃん2「いそぐのりゃ。」ヨチヨチヨチヨチハァハァ

二匹はステージを歩いて、部屋の入り口まで来ましたね。

アライちゃん2「なかはそれなりにひろいのりゃ。」ハァハァ
アライちゃん4「あれ? おねーちゃんがいないのりゃ。」ハァハァ

二匹は中に入っていきましたね。

アライちゃん2「ホントのりゃ。 いもーとがいないのりゃ。」ハァハァ
アライちゃん4「どこにいっちゃったのりゃ?」ハァハァ

キョロ キョロ キョロ キョロ

部屋の中を見回していますが、当然いるはずもありません。
なぜなら、この下にいるのですから。

アライちゃん2「あれ? あそこにごはんがあるのりゃ。」ハァハァヨチヨチ
アライちゃん4「のりゃ? ホントなのりゃ。」ハァハァヨチヨチ

エサの方に向かいましたね。

アライちゃん2「少ししかないのりゃ。」ハァハァ
アライちゃん4「どうするのりゃ?」ハァハァ
アライちゃん2「アライしゃんがたべるのりゃ。」ハァハァ
アライちゃん4「ズルいのりゃ!」ハァハァ
アライちゃん2「おねーちゃんであるアライしゃんにゆずるべきなのりゃ!」ハァハァ
アライちゃん4「だったら、かわいいいもーとにゆずるべきなのりゃ!」ハァハァ

あぁ、喧嘩を始めてしまいましたね。

アライちゃん2「かわいげのないいもーとなのりゃ!」ハァハァ
アライちゃん4「こころのせまいおねーしゃんなのりゃ!」ハァハァ
アライちゃん2「のりゃ!」フシャー
アライちゃん4「のりゃ!」フシャー

パカッ

アライちゃん2「のりゃ!?」ヒュー
アライちゃん4「のりゃ!?」ヒュー

キィー パタン

姉妹揃って捕獲完了ですね。

ポロッ

さて、最後の一匹の動向を見てみましょうか。
478 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/23(土) 20:32:36.75 ID:mxtGUJ670
アライちゃん1「うぅ...、いもーと...」グシュグシュ

鼻声になりながら、すすり泣いていましたね。

アライちゃん1「いもーとのぶんまでせいいっぱいいきるのりゃ。」

ようやく、歩き出しましたね。

アライちゃん1「いいにおいはこっちからするのりゃ。」ヨチヨチ

追われるものが無くなったためか、歩みがゆっくりですね。
さて、ステージまで来ましたよ。

アライちゃん1「あそこからはいれそうなのりゃ。」ヨチヨチ

さて、入り口に来ましたが、どんな反応をするのでしょうか?

アライちゃん1「うゆ? いもーとたちがいないのりゃ。」キョトン

中に入ってきましたね。

アライちゃん1「おーい、いもーとたちー! ...へんじがないのりゃ。」

中を見回してますね。

アライちゃん1「おかしいのりゃ。 においをおってここまできたから、ここにいるはずなのりゃ。」

キョロ キョロ

アライちゃん1「ん? あれはなんなのりゃ?」

アライちゃんがエサの方に向かってきてますね。

アライちゃん1「スンスン... とりあえずたべれそうのりゃ。」パクッ

他の姉妹とは違い、警戒しながら食べましたね。

キョロ キョロ

アライちゃん1「さて、いもーとをさがさな」

パカッ

アライちゃん1「のりゃ!?」ヒュー

キィー パタン

これで、このアライちゃんも捕獲完了です。

ポロッ

エサの補充を忘れなく、ね。

さて、ここまでとある姉妹の捕獲までの過程を見て頂きました。
次は、下部の冷蔵庫の様子を見て頂きましょう。
479 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/23(土) 20:34:31.89 ID:mxtGUJ670
冷蔵庫内は撮影のためにごくわずかな明かりを灯しています。

まずは、始めのアライちゃんが落ちてくるところから見て頂きましょう。

パカッ

アライちゃん3「のりゃ!?」ヒュー

キィー パタン

アライちゃん3「のりゃ!?」ギシッ

金網は、アライちゃんが落下してきても壊れないように設計されています。
ご安心を。

アライちゃん3「うぅー。 しゃ、しゃむいのりゃ...」ブルブル

流石のアライちゃんも寒さで震えていますね。

アライちゃん3「あんまりうこきたくないのりゃ...」コスリコスリブルブル

アライさんが良く見せる、空中手擦りをしていますね。

アライちゃん3「このままりゃと、ねちゃうのりゃ...」コスリコスリブルブル

アライちゃん3「おかーしゃん... しゃむいのりゃ...」コスリコスリブルブル

パカッ

アライちゃん2「のりゃ!?」ヒュー
アライちゃん4「のりゃ!?」ヒュー

キィー パタン

おっと、他の姉妹も落ちてきましたね。
エサは、金網をすり抜けて下に落ちたようですね。

アライちゃん2「さむいのりゃ!」ブルブル
アライちゃん4「どこなのりゃ!」ブルブル

アライちゃん3「しずかにするのりゃ...」コスリコスリブルブル

アライちゃん2「いもーと!」ブルブル
アライちゃん4「おねーしゃん!」ブルブル

アライちゃん3「ここはさむいのりゃ...」コスリコスリブルブル

アライちゃん2「た、たしかに、おおきなこえをりゃしてるばあいじゃないのりゃ...」ブルブル
アライちゃん4「とりあえず、かたまるのりゃ...」ブルブル

お、三匹のアライちゃんが固まりましたね。

アライちゃん3「しゃむいのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん2「からだをうごかさないとあったかくならないのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん4「でも、ここはさむいのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん3「うごきたくないのりゃ...」コスリコスリブルブル

さて、このアライちゃんダンゴがどこまで大きくなるのでしょうか?
少なくとも、あと一匹は落ちてくるのは確定してますよね。
480 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/23(土) 20:35:40.65 ID:mxtGUJ670
パカッ

アライちゃん1「のりゃ!?」ヒュー

キィー パタン

アライちゃん1「さ、さむいのりゃ...」ブルブル

アライちゃん2「おねーしゃんなのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん3「おねーしゃんもおちてきたのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん4「いきていたのりゃ...」コスリコスリブルブル

アライちゃん1「ア、アライしゃんもそこにいれてほしいのりゃ...」ブルブル

さて、これでアライちゃんダンゴは四匹ですね。

アライちゃん1「いもーとたち、こんなところにいたのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん2「おねーしゃんもぶじでよかったのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん3「のりゃ? ほかのいもーとはどうしたのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん4「のらねこにたべられたのりゃ...」コスリコスリブルブル

さて、この後沈黙が続くんですよね。
寒い中、思考が停止していますからね。

アライちゃん3「ん、んーーー...」ブリュブリュブリュ
アライちゃん1「いもーと、こんなところでうんちしちゃダメのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん2「へやのすみでしてくるのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん4「きたないのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん3「うごきたくなかったのりゃ...」コスリコスリブルブル

アライちゃんが大を催したようですね。
食事中にこの動画を見ていた方は、大変申し訳ございませんでした。

アライちゃん3「うゆ? うんち、のこってないのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん1「ホントなのりゃ...」コスリコスリブルブル
アライちゃん2「このすきまからおちたのりゃ?」コスリコスリブルブル
アライちゃん4「それならそれでいいのりゃ...」コスリコスリブルブル

そして、沈黙。
無駄なカロリーを消費しないためとはいえ、これは面白いですね。

寒さを凌げそうな場所があれば、多少は動き回るのでしょうけどね。
481 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/23(土) 20:38:09.49 ID:mxtGUJ670
如何だったでしょうか?

この後、二組のアライちゃん姉妹がやってきて...、九匹ですかね?
追加で捕獲できました。

このトラップは、「アライフレグランス+」発生装置、及び、エサの排出装置、猫砂の交換など、一ヵ月に一回は補充、交換が必要です。
また、冷蔵庫の扉を鍵付きにしているのは、アライさんが開けられないようにするためです。
アライちゃんは扉を開ければ捕獲できますし、しばらくなら静かなため、持ち運びも問題ないでしょう。

まだ改良の余地がありそうですが、データを収集してうまくフィードバックできたら、と考えています。

それでは、今回はこれで失礼します。
482 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/23(土) 20:40:03.46 ID:mxtGUJ670
SS速報Rの「アライちゃんのいる日常4」に出てきた『ゴミパンドラの箱』をATL風に書きました。

作者から使用許可は頂いています。
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 20:49:42.02 ID:Lw9DmvxQo
おつー!
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 20:55:06.33 ID:SAKNlR8To
乙乙ー
身を寄せあって寒さに耐えてるの好き
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 21:50:28.41 ID:ojd/mm6i0
乙でした
落ちたアライちゃん同士が頭ぶつけて脳震盪起こしたり、金網がめり込んで無様な顔になる様子が目に浮かびますねぇ
餌はヨチヨチでは届かない高さに吊るせば、重力センサーの上に留まる可能性が上がって補充の頻度も落とせるかと
それに互いに踏み台にしようとする姉妹の醜い争いも見れそう
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 23:45:09.27 ID:IuxwCCwy0
乙でした
向こうはインターンシップで街に成体が基本的にいない設定ですが
もし親もいたらどういう結果になるかが気になりますね
487 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/24(日) 00:05:58.37 ID:svh/Hzum0
>>485
エサのところは、アラ日を読んだ時に自分が書いた内容だと思い込んでました。
後で、作者さんに確認したら >>485 と同じ仕組みを言われました。

自分が勘違いした方向で書いたらどうなるか試したかったので、このような形にしました。
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/06/24(日) 16:33:12.30 ID:hvRhzpTS0
面白かった
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/06/24(日) 16:33:45.96 ID:hvRhzpTS0
乙でした
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/24(日) 23:06:16.74 ID:ucTXUaz30
ふと思った事、元ネタでもなんだけど、これアライちゃんだけじゃなく、
普通に野ネズミとか野良猫とかその他の動物も罠にかかっちゃうよね?
野良ならいいけど、飼い猫とか飼い犬だったら大問題よね。
491 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/06/25(月) 19:41:03.87 ID:6u4nQtON0
>>490

そうなんですよね。
そこのところも含めて改良版を書いていこうと思います。
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/25(月) 19:54:22.79 ID:wHTTp0jW0
>>490
フレグランスもろもろで対策してるだろ
ペットなら飼い主がトラップに近付けさせないし
493 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/25(月) 20:37:22.43 ID:6u4nQtON0
>>492
フレグランスはあくまでも匂いだけで、他の動物には有効ではないんですよね。
なので、指摘の通り、飼い猫が入り込む可能性は考えられます。

そう考えると、私の書き上げたトラップは大抵、他の動物もかかる可能性があるものばかりですね。

改良、頑張ります。
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/06/25(月) 23:02:44.75 ID:PWjlp6xWO
アライさんを引き付ける匂いはありますし、
動物が近寄らない匂いとかで遠ざければ、
今までのトラップの改良になるかな?
他にも改良案を考えれば一つお話が書けますね。
改良応援してます、頑張ってください。
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/26(火) 13:44:12.95 ID:l8lrsmiKO
音声認識とモーションセンサーで「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチシッポフリフリを検知した時だけが開く…とか
顔認証でアライさんの顔を検知したら開く…とか?
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/26(火) 15:39:18.42 ID:LIN6xfbi0
>>495
サンドスターで検知すればどうだろう?
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/26(火) 16:37:19.56 ID:ffEc4jpQ0
サンドスターでセンサー作れるならアライさん探知機とかも作れそう
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 16:41:56.89 ID:e+fLH3nH0
サンドスターに放射線を当てたらどうなるのかとアライちゃんたちに放射線を当てると悪影響があるを見てみたいですね
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/06/27(水) 20:52:19.53 ID:dJy3WKNt0
放射線障害に苦しむアライちゃんですか、いいですね
きっとこう、髪の毛や尻尾の毛なんかかが抜けて「ハゲガイジなのりゃ!」って仲間に罵倒されたりして…
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 21:01:59.29 ID:bVwFRUlRo
>>499
是非とも放射線被害に苦しむ人への治療法を発見するためのモルモットとして役立ってほしい
501 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/27(水) 21:06:52.99 ID:GKMMsqMq0
意見をいただきまして、ありがとうございます。

作品の感想以外に、こんなのがあったらいいな、という意見をくだされば、スポンサーからいただいた意見として書かせていただきます。
ですが、すぐに取り掛かれるものではないので、長い目で見て頂けたらな、と思います。

ここの閲覧者は、読者であり、スポンサーでもあると思っています。
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 21:15:19.97 ID:31/Til/aO
>>495
アライさんってどの個体も服装も顔もほぼ同じだし、画像認識による識別はすごく有効かもしれないですね
ただソフト開発や罠一つ一つに付けるカメラやコンピュータでコストが嵩みそうです
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 21:18:21.35 ID:bVwFRUlRo
>>502
勃起した雄アライグマの剥製(匂い付き)を置くとかどうでしょ
猫やネズミは怖がって近寄らないけど、アライさんだけは近づいてくる
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/28(木) 08:48:06.63 ID:PYWdOemf0
顔認識は生産ライン保有のラボならサンプルに困らなそう
それとソフト開発の求人として一話できそうだし

ただ曲がりなりにもアラ虐が原点のスレだったのに
顔認識のネタっていろんな意味ですげーな…
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/28(木) 10:12:15.31 ID:f982sBOto
トラップ系じゃないけどアライさんを徹底駆除したいときとかにドローンとかでアライさんだけに有効なガスを撒いて駆除するとか。
(元ネタは某特撮から)
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/28(木) 18:40:02.53 ID:eBbs6POLO
アライさんって農薬にあたらないのかな?
野菜生で食べてるけどアライちゃんだったら農薬で苦しんで死んでることってないんですかね?
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/28(木) 18:46:15.84 ID:JuaJjqZlO
>>505
そんなのが作れるんだったら、
世界からアライさんだけが消滅するスイッチも作れそう
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/29(金) 02:03:34.96 ID:+X81pc0mo
>>507
独裁○イッチかな?
実際どれぐらい現実的的な案ならいいんだろう?
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/29(金) 12:41:48.00 ID:YoYJxKI60
逆にローコストを突き詰めた原始的なトラップとかどうですか?
川口浩探検隊ばりのワイルドな方向で
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/29(金) 14:45:17.70 ID:HZqzPBBmo
防音の部屋でアライさんを認識すると入り口が閉まった後天井が降りてきて
ミンチに変えてそれを次の撒き餌に使えるトラップとか
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/29(金) 15:06:59.36 ID:8DDhVHT6O
既存のトラップに犬猫の嫌がる臭いをつけるだけでも改良になりそう。
アライさんを誘き寄せるのは、例のアライフレグランス+でいいものね。
512 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/04(水) 21:38:48.02 ID:0GS8WH/t0
みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今回は我が研究所のお話をさせて頂こうと思います。
尺稼ぎ、という意味もありますが、少々お付き合いください。
513 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/04(水) 21:39:57.85 ID:0GS8WH/t0
我が研究所の設立は今年で八年目を迎えます。

思えば、十二年前のフレンズパニックから一年ほど経った時に「フレンズ生態研究所」が設立されました。
そこで活動していた五人がアライさんに特化した研究をするために退社し、立ち上げたのがこの研究所でした。

「フレンズ生態研究所」ではフレンズの生態のみが研究されており、個々のフレンズを研究することはありませんでした。
理由はよくわかりませんでしたけどね。

フレンズと我々は始めこそ打ち解けることはできませんでしたが、徐々に手を取り合うことが出来ました。
しかし、創設メンバーが抜ける直前ぐらい前まで打ち解けることが出来ないフレンズがいました。

それがアライさんです。
他のフレンズでもうまく打ち解けていない者はいましたが、完全に打ち解けていなかったのはアライさんだけでしょう。

アライさんだけ打ち解けることが出来ない。
その思考に疑問を抱いたメンバーが独自の研究をさせてほしい、と懇願しましたが上に取り合ってもらえませんでした。

そのため、専用の研究所を設立したのです。

ちなみに「NameD」こと、堂本も創設メンバーの一人ですよ。
動画ではふざけているような喋り方をしていますが、仕事はしっかりやっていますよ。
514 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/04(水) 21:42:06.42 ID:0GS8WH/t0
しかしながら、設立一年目は研究環境の整備で時間を使ってしまいました。
その時は当然のことながら、まともな研究は出来ていないんですよね。

設立以前からアライさんによる被害も確認され始め、そのデータを元に、省庁に呼びかける日々が続きました。
データに関しては、創設メンバーが秘密裏にかき集めていました。

二年目の半ばか終わりぐらい...だったと思います。
その頃にようやく我々が動けそうな法整備がされましたが、幾分資金が足りない。
そこからは地獄のような日々でしたね。

ですが職員一同、被害を減らしたい思いで研究に邁進してまいりました。
我々の熱意が伝わったのか、今我々に賛同してくださる企業、個人スポンサーがいるのです。

彼らの支援無くして我々はここまでやってはこれなかったでしょう。

大変感謝しています。
515 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/04(水) 21:42:53.72 ID:0GS8WH/t0
今話した内容を、簡単に年表を作ってみました。

十二年前:
 フレンズパニック 発生

十一年前:
 フレンズ法 制定
 フレンズ生態研究所 設立

七年前:
 創設メンバー 退社
 アライさんトラップ研究所 設立

六年前:
 フレンズ特別法 制定

今年:
 研究所の成果が初の商品化 「アライフレグランス 無香料タイプ」
516 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/04(水) 21:43:45.27 ID:0GS8WH/t0
如何だったでしょうか?

もし興味を示していただける人が多くいれば、この話に関して詳しくお話ししてもいいかもしれませんね。

今回は息抜きがてらのお話をさせていただきました。
次回の更新では、何かしらの研究成果を報告できるかと思います。

短いですが、これで失礼します。
517 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/04(水) 21:44:14.60 ID:0GS8WH/t0
またタイトル忘れてた

「研究所の歴史」

ダメだなぁ...
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 01:13:06.07 ID:Vd4B+FWm0
乙です
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 23:35:55.66 ID:ogCVLszx0
おなじみのNameDが堂本だってはじめて知った

ついでにハンター資格まわりの設定もあれば書いて下さい
研究員が資格を後から取得したのか取得者をラボに勧誘したのか、とか気になります
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 00:13:35.94 ID:m5ykX7sH0
アライさんホイホイスプレーの粘着成分が他の生物に影響を与えなければ、粘着成分を配合したアライさんダンゴでアライさんだけを駆除できるかも?
521 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/07(土) 22:23:52.79 ID:ZZSHh3AV0
>>519

自分の中で設定は考えていますし、終わり方も考えてはいます。
そのための伏線を回収していくために、こうして名前を出しました。
522 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/17(火) 21:19:30.53 ID:RaDE4SKW0
タイトル「避妊化に向けた取り組み」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

スポンサーの方から、とある提案を頂きました。

「野生のアライさんを避妊化してみてはどうか。」

アライさんの数を減らす取り組みとしては面白いだろう、と思い、構想してみました。
523 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/17(火) 21:21:17.78 ID:RaDE4SKW0
まずは、避妊化をする上でのメリットは何か。

それは、アライさんの増殖を抑えることです。

アライさんは多産であるため、出産時には四〜六匹ほど産んでいます。
妊娠をして大体三ヶ月後には出産をするため、数の増え方が問題です。

さすがに、野生の個体は産んだらすぐに交尾して妊娠する、といった節操のないことはしていないみたいですがね。
まぁ、例外はあったりしますが。

それでも毎年産んでいたら、マズいことは分かると思います。

つまり、避妊化をすることでその個体から先の繁殖を抑えることができるのです。
524 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/17(火) 21:25:47.68 ID:RaDE4SKW0
一方で、デメリットもあります。

まず一つ目に、数の問題です。

昨年度のアライさん、アライしゃん、アライちゃんの駆除数をご存知でしょうか?
推定になりますが、合わせて二万匹を超えていたそうです。

それだけ駆除されていても被害報告が減らないことを考えると、相当数のアライさん達が生息していることになります。
つまり、それだけの数を対処しなければいけない、ということです。

それに付随して、費用の問題も出てきます。
まぁ、それに関して、ここでは割愛させていただきます。

二つ目の問題として、手術に関してです。

避妊化については、下腹部を切開して子宮と卵巣を取り除くことになるでしょう。
しかし、手術をする場所をどうするのか、と考えなければいけません。

我が研究所に連れてくる場合、麻酔の時間の問題があります。
遠方になれば不可能といっていいでしょう。

また、我が研究所は実験や観察で使用するアライさんを自らの生産ラインで賄っているので、外から受け付ける入り口、というものですかね?
そう言ったものがありません。
仮に研究所内に手術スペースを作るのであれば、受け入れ態勢を作る手間が出てきます。

では、受け入れが出来ないなら専用車両を作って山の麓などで作業をするのはどうか、という方法も考えました。
しかし、その場合は他のアライさんに目撃されてしまう危険性が考えられます。

そこから噂で広がって警戒されては元も子もありませんからね。
525 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/17(火) 21:26:24.17 ID:RaDE4SKW0
これまでの情報を整理するに、メリットよりデメリットの方が大きいのです。
そのため、我が研究所では避妊化に対する取り組みは一時中断することにしました。

もし、デメリットを改善できそうなアイディアをお持ちの方がいましたら、是非ご提案ください。
我が研究所で精査いたします。

では、今回はこれで失礼致します。
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 21:44:39.15 ID:rOtc1eUHo
読者が不妊化オスを放つとか不妊化ガスを撒くとか様々な選択肢を用意してくれてるのになぜか子宮・卵巣の全摘に拘るのなんで?
>>366のネタ出しを受けて書いたのがこれ?ってのが正直な感想だな
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 22:36:46.61 ID:2mouhKZSo
乙乙ー
これだけ増えてると一度大規模な駆除が必要かもしれませんね。
528 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/17(火) 22:46:55.84 ID:RaDE4SKW0
>>526

確かに、>>366の話を受けて書きました。
不妊化放飼と聞いて、メスのことしか頭になかったので、私の想像力不足ですかね。

また後日、ガスも含めて私なりに考えたものを書いてみます。
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 23:16:51.97 ID:VSKr4TA3o
検索するひと手間を惜しんだのがアレなんであって、想像力は関係ないかな
ttp://column.odokon.org/2013/1223_100700.php
不妊化放飼(不妊虫放飼)についてはこのページとかwikiに詳しく書いてるから読んでみると面白いかも
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 20:27:39.53 ID:+tVeBRlrO
不妊化といえば何と言っても放射線だよ
手術と違って明確になんかするわけじゃないからアライさんに勘づかれることも無いだろう
揚げパンでもあげれば「美味しいご飯が食えるらしいのだ!」と噂が広まって向こうから来るようになるかも
まずはアラ体実験で致死線量を確かめよう
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 20:28:20.89 ID:tztYWSrz0
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/tokuteinohonyuuruiwohyouteki.htm
こんなのがありました。しかしサンドスター効果でウィルスは消滅してしまうのかもしれません。
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 20:32:23.35 ID:tztYWSrz0
>>530 放射線路線は面白そうですね。
ついでに放射線障害に関する研究も出来るので一石二鳥ですね。
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 20:52:39.49 ID:TPBlE+Tz0
不妊化に詳しい方々が意外と多いんだな

設定上スポンサーからの提言みたいだし、あっちの世界にはインテリな資金源が少なくないんだろう
ラボも予算が一杯でウハウハだな


生殖機能を不全にする他にも、性欲を消失させたりとかはいかがでしょうか
人間でもネトゲ廃人とか食事も放棄して衰弱死とかあるし、アライさんの本能や欲求を代替行為で上書きしてしまえば
食事も生殖も行わず数が減っていくと思います
534 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/07/20(金) 19:26:18.37 ID:8MBDYMYA0
色々と意見を出していただきまして、ありがとうございます。

不妊化放飼や放射線などの不妊化については、調べたのちに改めて書こうと思います。

今後もご指摘など、よろしくお願いします。
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 21:08:53.01 ID:eRNTScEB0
蚊と同じように雄アライグマの精子を無力化して発情期に放つのがいいと思う
アライさんの性欲を発散させれば子供が生まれなくとも問題なさそう
あとは大人のおもちゃを配布して自慰を覚えさせるとか
人間用ならアライグマより快楽を得られそう

あと思いついたんだけど、摂取すると糞と一緒にサンドスターを強制的に排出させる餌をまくのはどう?
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 21:54:56.89 ID:FfC16gvW0
研究所の本領はアライさんの捕獲や排除だかんね、遺伝子工学に疎いのはしょうがないでしょ。

生産ラインがあるんだし研究サンプルには困らないだろうけど、開発費用は厳しいだろうな。
放射線でもガスでも新規分野の機材や人材の確保でシャレにならない位の出費になると思われるし。

というか、放射線方式は都市で使っても大丈夫なのだろうか?
健康上問題ないとしても、試験協力を了承してくれるかどうか…
537 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/22(日) 22:22:06.91 ID:VGS5KIWW0
タイトル「変わったアライちゃんたち 番外編」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

前回の動画で、通常とは異なる体毛のアライさんについてお話したかと思います。
今回はそれについてお見せしようかと思います。
538 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/22(日) 22:27:21.69 ID:VGS5KIWW0
白アライしゃん「あいつはあいかわらずきたないからだなのら。」ケラケラ

白アライちゃん1「アライしゃんたちみたいにきれいじゃないのりゃ!」ケラケラ
白アライちゃん2「きたないのりゃ!」ケラケラ

アライちゃん「アライしゃんはきたなくないのりゃ!」ビエーン

如何ですか?
この全身が白いアライさん。

体毛や「けものプラズム」で形成されている服やスカートに見えるものなど、全てが白くなっています。
我が研究所ではアルビノのアライさん、ということで「アラビノ」と命名することにしました。

アラビノしゃん「でも、おまえはアライしゃんみたいにしろくないのら。」ケラケラ

アラビノちゃん1「そうなのりゃ!」ケラケラ
アラビノちゃん2「おかちなやつなのりゃ!」ケラケラ

アライちゃん「ア、アライしゃんはおかしくないのりゃ!」ビエーン

このアラビノは、大体1/5000で産まれています。
野生でも目撃情報は存在します。
やはり、白い体は目立つみたいですね。

アラビノは産まれた時から白く、その一生を終えるまで色が変わることはありません。

我が研究所では「アラビノ」のタイプ関係なく、三〜五匹ほどをまとめて一部屋で管理しています。
血の繋がりは無いことがほとんどですが、まるで家族のように振舞っています。
物心が付く前から共同で生活をさせるとそうなるのでしょうか?
こればかりはもう少し研究が必要ですね。

ちなみに、今では四部屋がアラビノ観察室となっています。

先ほど見ていただいたように、それぞれの観察室には一匹だけ通常のアライちゃんを混ぜることにしています。

それは何故か。

比率的に「アラビノ」の数が多ければ、自分たちが普通であると思い込んでしまいます。
そのため、そのような思い込みをした場合、アライちゃんに対してどのような行動をとるのか。
そして、真実を知ったときにどのような反応をするのか。

こういった検証のために特殊な集団生活をさせているのです。

結果としては今見ていただいたように、集団生活の中では通常個体を虐げる場合がほとんどですけどね。

アラビノしゃん「さて、きょうもけるくろいをするのら。」

アラビノちゃん1「みんなでけりゅくろいをするのりゃ!(≧∀≦)」キャッキャッ
アラビノちゃん2「まずはおねーしゃんをのけりゅくろいをてつらりゃのりゃ!(≧∀≦)」キャッキャッ

アライちゃん「アライしゃんもまじぇてほしいのりゃ...」グジュグジュ

アラビノしゃん「おまえはひとりでやってるのら!」フゥー

アラビノちゃん1「おまえとやると、きたないいろがうつるのりゃ!」フゥー
アラビノちゃん2「まじぇてほちいなら、そのよごれたからりゃをきれいにしてからにするのりゃ!」フゥー

アライちゃん「なんれ、そんなのつめたいのりゃ! アライしゃんはわるくないのりゃ!」ビエーン

アラビノしゃん「こっちによってくるな、なのら!」フゥー

アラビノちゃん1「へんなきんがうつるのりゃ!」フゥー
アラビノちゃん2「ちかよるな、なのりゃ!」フゥー

アライちゃん「アライしゃんはわるくないのりゃーーーーー!」ビエーン
539 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/22(日) 22:30:24.16 ID:VGS5KIWW0
如何でしたか?
見た目の色が違うだけで、ここまで虐げられてしまうんですね。

さて、「アラビノ」の話はここまでにしておきましょう。
何故なら、「アラビノ」以外にも通常とは異なる体毛のアライさんがいるので、そちらも見ていただきましょう。

それではどうぞ。
540 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/22(日) 22:38:01.99 ID:VGS5KIWW0
ピンクアライしゃん「ごはんおいしいのら!」クチャクチャ

ピンクアライちゃん1「おいしいのりゃ!」クッチャクッチャ
ピンクアライちゃん2「おいちいのりゃ!」クッチャクッチャ

アライちゃん「...」クッチャクッチャ

如何ですか?

通常のアライさんに比べて、全体的にピンク色になっているのが特徴です。
ピンクというよりも桜色に近いでしょうか。
そのため、我が研究所では桜色のアライさん、ということで「サクライ」と命名することにしました。

このサクライは、大体1/8000で産まれています。
ただ、野生での目撃情報は存在しないみたいですね。
もしかしたら、我が研究所に話が来ていないだけで、目撃者はいるのかもしれませんね。

一応、念のために言っておきますが、我が研究所で無理やり染めたわけではありませんよ。
ミラーテストのあれは、あくまでもテスト用で染めているだけですからね。

サクライしゃん「あいつがいなければもっとおいしいのら。」クチャクチャ チラッ

サクライちゃん1「きたないやつがいるときぶんがわるいのりゃ。」クッチャクッチャ チラッ
サクライちゃん2「なんであんなやつがいっしょなのりゃ。」クッチャクッチャ チラッ

アライちゃん「う...」クッチャクッチャ

サクライしゃん達は輪になって食事をしているようですね。
通常のアライちゃんはそこから離れて俯きがちに食事をしていますね。

ここでも例に漏れず、虐げられているみたいですね。

アライちゃん「ア、アライしゃんは、なにもわるいことしてないのりゃ...」クッチャクッチャ

サクライしゃん「そんざいがいけないのら。」クチャクチャ

サクライちゃん1「アライしゃんみたいにきれいなからだになるのりゃ。」クッチャクッチャ
サクライちゃん2「なれないなら、さっさといなくなればいいのりゃ。」クッチャクッチャ

アライちゃん「ア、アライしゃんはわるくないのりゃ!」ビエーン

サクライしゃん「うるさいのら!」

サクライちゃん1「しずかにたべるのりゃ!」
サクライちゃん2「まったく、れきそこないはこまるのりゃ。」クッチャクッチャ

アライちゃん「のりゃーーーーーん!」ビエーン

あぁ、アライちゃんは周りから責められて泣き出してしまいましたね。

サクライしゃん「あんなのほっとくのら。」クチャクチャ

サクライちゃん1「あとで、きょういくしないといけないのりゃ。」クッチャクッチャ
サクライちゃん2「たのしみなのりゃ。」クッチャクッチャ

アライちゃん「!?」ビクッ

おや?
泣き止みましたね。

サクライちゃんが話していた「教育」というのは簡単に言うと、「いじめ」ですね。
暴力で相手を従わせよう、という考えのようです。

怖いですね。

アライちゃん「も、もう、いやなのりゃ...」ビクビク
541 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/22(日) 22:40:18.58 ID:VGS5KIWW0
如何だったでしょうか?

最後にお見せした、暴力行為による服従行為はあまり好ましいものではありません。
そのため、「アラビノ」や「サクライ」のみで育成する計画も考えています。

数が揃い次第、計画に移したいですね。

さて、今回のように体毛が変化して産まれてくる例もあることが分かったかと思います。
今後は体毛の遺伝について研究してみるのもいいかもしれませんね。

では、今回はこれで失礼します。
542 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/07/22(日) 22:41:17.50 ID:VGS5KIWW0
「アラビノ」 → パルコアライさん
「サクライ」 → バレンタインのときのアライさん

これをイメージして書きました。
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 22:42:38.29 ID:XG8juYUco
乙です
アラビノ軍団とサクライ軍団を同数会わせてみたらどうなるか気になりますね
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 22:42:59.87 ID:CYu+UctFO

体色以外は通常個体と変化ないのかな?
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 22:43:31.50 ID:cgT+r9mO0
乙です
今度はアラビノちゃんとサクライちゃんを通常のアライちゃん部屋に移した時の反応を見てみたいですね。
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 22:50:25.84 ID:rtHJvlmk0
乙ー
アラビノの1匹の毛皮の色を落ちにくい塗料で塗り替えて
また巣に戻したらちゃんと同種と見抜けるかな?
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 03:47:10.59 ID:1FubN1jz0
乙です
それぞれ体毛の色を強制的に変えたらどんな反応するのかも気になっちゃいますね
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 04:13:31.17 ID:VIASSuYy0
乙です
通常部屋に移したverが是非みたいですね
続きはあるんですか?
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 15:51:58.09 ID:4gw9GE7sO
>>546
無理だろうなあ
ミラーテストの時耳をちょっと染めただけで雲霞の如く虐められたし
550 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/07/23(月) 19:26:21.52 ID:r1ABvyK70
様々な意見を頂き、ありがとうございます。

アラビノやサクライの実験については、続きを書く意思はあります。
すぐに、とはいかないと思いますが。

お待ちください。
551 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/07/23(月) 19:27:00.81 ID:r1ABvyK70
あと、アライさんってコラボで体色が変わるようなもの、ありましたかね?
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 10:12:18.81 ID:luEL8Tak0
異色アライちゃん案
コバルトブルーのアライちゃん
脳下垂体の一部が欠落して生まれた個体
10万匹に1匹の割合で生まれる超激レア個体
免疫力は乏しく繁殖ができない不妊個体

コバルトマスをモデルにしています(というよりそのまま)
553 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/07/26(木) 20:46:21.17 ID:QuaSkoHJ0
みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

今まで数々のトラップや観察報告をしてきましたが、アライさんの詳しい身体能力をご存知でしょうか。

これについては、知っているようで意外に知られていないことが多いかもしれませんね。

今一度、アライさんの身体能力について把握しておき、遭遇してしまったときの参考としていただければ幸いです。
554 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/26(木) 20:47:44.94 ID:QuaSkoHJ0
まずは陸上での活動です。

手先が大変器用で、木登りも難なくこなすことは周知の事実かと思います。

では、木登りが出来るのはいつぐらいからか、ご存知ですか?

それは、ヨチヨチ歩きが出来始めてから一月ほどです。
個体差はありますが、大体それくらいでしょう。

ヨチヨチ歩きが出来始めたころはまだ腕や手の力が弱いため、上手く登れません。
しかし、一月もすればコツを掴み始めて木登りが出来るようになります。
まぁ、親から教えてもらえない場合は、さらに時間がかかるデータもありますがね。

では次に、走ることはどうでしょうか?

こちらは二足歩行が出来始めてから二月ほどです。
こちらも個体差があるため、注意が必要です。

ヨチヨチ歩きで腕は鍛えられていますが、足は腕ほど鍛えられていません。
そのため、歩くことが出来てから馴染ませなければいけないため、時間がかかるのです。

アライさんを捕まえるなら足を狙え、と言われるのはそういう意味もあったりします。

さて、巣についてもお話ししておきましょう。

アライさんは天敵から身を守るために高い所に巣を作りたがる習性があります。
そのため、山などの自然では高い樹の上に、都会では家屋の屋根裏を巣にします。

また、元のアライグマと同じように自ら巣を作ろうとしません。
他の動物が作った巣を再利用しようとします。
そのため、山などの自然では他の動物が地中に掘った巣穴、都会では空き家を巣にします。

ただ、どうしても巣が無い場合は渋々地面を掘る光景が見られますけどね。

このため、どこでも巣にしてしまう傾向がある、ということが言えるでしょう。
555 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/26(木) 20:49:29.25 ID:QuaSkoHJ0
次に水上での活動です。

元のアライグマと変わらずに、難なく泳ぐことが出来ます。
しかし、それは親から教えてもらっている場合です。

体の構造はヒトと変わらないため、水中での力の使い方が分からなければ、浮くことも泳ぐこともできないのです。

そのため、自然の中で育ったアライさんは泳ぐことが出来る場合が多いです。
一方で、都会のアライさんは泳げないことが多いです。

では、アライさんはどのような泳ぎ方をするか、ご存知ですか?

それは犬かきです。

クロールや平泳ぎなど、スマートな泳ぎ方は出来ません。
何故なら、元のアライグマ自身が犬かきでしか泳げないからです。
その辺りは元の動物から遺伝しているようですね。
そもそも、アライさんはテレビなど見ないため、犬かき以外の泳ぎ方を知らないでしょう。

今までの話を整理するに、都会のアライさんはいきなり水の中に落ちてしまうと体の浮き方を知らないため、パニックになってしまいます。
そのため、河川に落ちた場合は溺死します。

まぁ、自然に住んでいても、急に落ちてしまえばパニックになって溺死してしまう例はありますけどね。
それでも、都会に住んでいる個体に比べれば、確率は少ないでしょう。
556 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/26(木) 20:50:33.17 ID:QuaSkoHJ0
次に知能です。

皆さんご存知のとおり、世界が自分中心に回っていると勘違いしているような思考をしています。
一方で、生存本能が高く、一度でも食べたり見たりしたモノの情報を忘れない、という驚異的な記憶力も持っています。

そのため、一度食べておいしいと思ったモノを何度も食べに来たり、他の個体がかかってしまったトラップについて警戒して以後は回避するようになります。
しかしながら、細かいところまで覚えていないことが多く、ヒトから危害を加えられたら特定のヒトを警戒するのではなく、ヒト全体を警戒するようになります。
逆も然りで、ヒトから優しくされたら特定のヒトに媚びるのではなく、ヒトを見かけたら構わず媚びるようになります。

簡単に言ってしまえば、大まかに理解した物事をずっと覚えている、といったところでしょうか。

ですが、気を付けて下さい。
このような情報は伝言ゲームの如く、親から子へと引き継がれていきます。
そうやって、知識を蓄えて生存率を上げていくのです。

しかし、聞いただけではしっかりと理解はできないのがアライさんです。
実際に伝聞されたモノに遭遇したときには、百聞は一見に如かず、といった具合に行動に起こしてみます。

その結果、トラップにかかったり、おいしくない食べ物を口にしたりするわけです。

賢いのかバカなのか、よく分かりませんね。

要するに、「馬鹿な奴だ」と侮ってはいけない、ということだけ伝えておきましょう。
557 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/26(木) 20:52:58.40 ID:QuaSkoHJ0
如何だったでしょうか?

アライさんのスペックについて一通りお話しできたかと思います。

もし気になることがあれば、気軽に我が研究所のホームページのお問い合わせから質問をお願いします。
また、様々な疑問を載せたQ&Aのページもあるのでそちらも良かったらご覧ください。

では、今回はこれで失礼します。
558 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/26(木) 20:53:31.32 ID:QuaSkoHJ0
タイトル、また忘れてた...


アライさんの身体能力
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 23:05:33.67 ID:i1dBnMz20
乙でしたー
こうしてみるとアライさんの(残念な)習性って一杯ありますね
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 23:26:43.11 ID:VTLBPylw0
おつ
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 15:34:37.69 ID:p82JNPx+0
かつての光彦を彷彿とさせる雑な扱い
562 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/08/22(水) 21:36:36.16 ID:LwNQT1Ks0
今回、長いです
563 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 21:37:03.29 ID:LwNQT1Ks0
タイトル「トラッシュキャッチャー 大型版 <導入>」

みなさん、こんにちわ。

アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。

以前ご紹介した「トラッシュキャッチャー」を覚えていますか?
アライちゃんを捕獲することに特化させたトラップです。

あちらを改良して、アライさん一家丸ごと捕獲してしまおう、というトラップを開発しました。
例の如く、大型化しています。

では、ご覧頂きましょう。
564 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 21:37:52.61 ID:LwNQT1Ks0
まずは外観です。

https://i.imgur.com/2UMMYhj.png

このような2階建ての一軒家のような外観をしています。

一般的なものと異なる点としては、一階に当たる場所に扉が無いこと。
そして、二階に当たる場所にしか出入りする場所がないこと。

アライさんの身体能力についてお話ししたときに、アライさんの巣についてお話ししましたよね?
そう、外敵から身を守るために高いところを巣にしようとする。
つまり、習性を利用して誘導しようというわけです。
565 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 21:39:24.89 ID:LwNQT1Ks0
次に内部の説明をしましょう。

https://i.imgur.com/IdgTffR.png

透過するとこんな感じですね。

建物の中央に立っている柱は大黒柱であり、重要な役割を持っています。
それについては後で説明いたします。

それでは、それぞれの階層について順番に説明していきましょう。
566 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 21:41:33.12 ID:LwNQT1Ks0
まずは二階部分です。

https://i.imgur.com/esQDEMQ.png

見て頂いて分かるように、全部で四部屋あります。

四方のどこからでも入れる仕組みになっています。
入り口は灰色で示したところですね。

次は、一つの部屋をピックアップして細かな説明をしてきましょう。
567 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 21:42:04.68 ID:LwNQT1Ks0
部屋の大きさとしては結構広めで、十五畳ほどの大きさがあります

https://i.imgur.com/Y5jScKB.png

アライさん一家がゆったりと過ごせる空間になるでしょう。
ただし、床はコンクリートです。
寝るときは辛いでしょう。

そこについては我慢して頂く形で、ね。

次に、落とし方について説明しましょう。
568 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 21:44:28.55 ID:LwNQT1Ks0
落とし穴はバッテンで示している場所です。

https://i.imgur.com/iMSrCzz.png

柱寄りの四分の一の広さが落とし穴になっているわけです。

広すぎ、と思われるかもしれませんが、これには理由があります。

アライさん一家は親子一緒になって寝ています。
寒さを凌いだり、外敵から身を守ったりするためですね。

落とし穴を奥に作った理由は、先ほど話したように外敵から身を守るために巣の奥で生活する習性を利用しています。
そして、落とすタイミングは一家が寝ているときにおこないます。

こうして、一家まとめて落とし穴に嵌めてしまおう、というわけです。

ただ、無防備な状態で落下するので、アライしゃんやアライちゃんが無事かどうかまでは保証できませんがね。
569 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 21:46:03.33 ID:LwNQT1Ks0
では次に、落ちた後にアライさん一家を待っている冷凍室の話をしましょう。

https://i.imgur.com/vplnSC1.png

こちらは業者用の冷凍設備を採用しています。
では電力はどこからきているのか。

はい、今回もソーラーパネルを利用します。
この建物の屋根部分、全てがソーラーパネルになっているわけです。
そして、中央の柱の中には電力系のケーブルが仕込んであります。
外観からケーブルが見えないようにスマートな形にしました。

ちなみに、ソーラーパネルだけでは必要な電力が賄えないので、ある程度は電力会社から供給していただかないといけないところが難点です。
こちらのケーブルは地下を通して、これまた中央の柱を通しています。

大型にすればするほど、費用が嵩んでしまうんですよね。
まぁ、何事も挑戦することが大事だと考えています。

それだけにスポンサーを説得するのには時間がかかってしまいましたが。

ちなみに、外壁には防音対策を施しています。
万が一、アライさんが騒いでも外に音は漏れ出ないようになっています。
570 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 21:48:35.34 ID:LwNQT1Ks0
最後に、糞尿の対策です。

https://i.imgur.com/8RajF7D.png

冷凍室の床に当たる場所は、糞尿を通過させるために金網にしています。
ここら辺は、元のトラップと変わりませんね。

こちらの糞尿を貯めておく場所は地面を掘って対処することで、場所を確保しました。

今回のトラップはアライさんたちを取り出すことを考えていないため、匂い対策は皆無です。
まぁ、大丈夫でしょう。
571 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 21:49:05.90 ID:LwNQT1Ks0
大まかな説明は以上になります。

では実際に、この大型装置が稼働している様子を見て頂きましょう。

今回の実験場所は、今までの実験で協力していただいた街とは違う所でおこなっています。
572 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 21:54:01.42 ID:LwNQT1Ks0
アライさん「あぁ、ツラいのだ...」

アライしゃん1「おかーさん、げんきらすのら。」
アライしゃん2「そうなのら、おかーさんにはアライさんたちがいるのら。」

深夜の時間帯ですね。
街灯のおかげで時々映るアライさんとアライしゃんが二匹分かりますね。
それぞれの腕に、ひー、ふー、みー...、四匹のアライちゃんの姿も見えますね。
アライさんが二匹、アライしゃんがそれぞれ一匹ずつ抱えてますね。

アライちゃん1「あのヒトしゃん、いじわるなのりゃ!」
アライちゃん2「あれはおかーしゃんたちがさきにみつけたばしょなのりゃ!」
アライちゃん3「いつかしかえししてやるのりゃ!」
アライちゃん4「ぜーーーーーったいにゆるさないのりゃ!!」

アライしゃん1「いもーとたち、しずかにするのら。」
アライしゃん2「ヒトにみつからないようにしないといけないのら。」

アライさん「早く新しいお家を見つけないといけないのだ...」

どうやら、自分たちの巣から追い出されたようですね。
この会話だけでは、公園の樹なのか、民家の屋根裏なのか分かりませんね。

アライさんが夜行性ということもあって、暗いうちに新しい場所を探しているようですね。

アライさん「どこかいい場所はないのだ?」キョロキョロ

そろそろ、トラップに辿り着くのではないでしょうか。

アライさん「何やらいい匂いがするのだ。」スンスン

アライしゃん1「このさきからするのら。」スンスン
アライしゃん2「とりあえずいってみるのら?」スンスン

トラップの周辺には「アライフレグランス+」を散布してあります。
有効活用できるものはどんどん使っていかないといけませんよね。

アライさん「おぉ、立派な家があるのだ。」

アライしゃん1「まえすんれたところとぜんぜんちがうのら。」
アライしゃん2「まろがみあたらないのら。」キョロキョロ

アライちゃん1「おっきなところなのりゃ!」
アライちゃん2「はやくはいるのりゃ!」
アライちゃん3「たのしみなのりゃ!」
アライちゃん4「はやくするのりゃ!!」

アライしゃん1「らから、うるさいのら。」
アライしゃん2「しずかにするのら。」

アライさん「念のため、周囲を確認してくるのだ。」

アライさん「お前たちはここで待ってるのだ。」

アライさんは抱えていたアライちゃんたちを地面に下ろして、歩いて行ってしまいましたね。

アライしゃん1「とりあえず、すわってまってるのら。」
アライしゃん2「ひさしぶりにあるいてつかれたのら。」

アライちゃん1「おかーしゃん、りょこえいくのりゃ!?」ヨチヨチ
アライちゃん2「あらいしゃんたちをおいていかないれほしいのりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃん3「おねーちゃん、りょこえいくのりゃ?」ヨチヨチ
アライちゃん4「アライしゃんもつれてくのりゃ!」ヨチヨチ

アライしゃん1「いもーとたち、いっちゃらめなのら。」ガシッ
アライしゃん2「おかーさんのゆーことをきかないといけないのら。」ガシッ

アライちゃん1「おねーしゃん!?」ジタバタ
アライちゃん2「あらいしゃんのしっぽをつかんじゃらめなのりゃ!」ジタバタ
アライちゃん3「はーなーすーのーりゃー!」ジタバタ
アライちゃん4「おかーしゃーん! おねーちゃんがいじめるのりゃ!」ジタバタ

アライしゃん1「いもーとたち、いいかげんにしずかにするのら。」フンッ
アライしゃん2「いもーとのせわもらくじゃないのら。」フンッ

アライしゃんたち、大変そうですね。
それぞれの両手にアライちゃんの尻尾を握って、妹たちの動きを必死に食い止めたりして。

ご愁傷様です。

さて、アライさんの様子を見てみましょうか。
573 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 21:58:23.83 ID:LwNQT1Ks0
アライさん「特に変なものはなさそうなのだ。」

トラップの裏手まで来ましたね。

アライさんA「おい、そこのお前!」

アライさんの後ろから別のアライさんが声を掛けましたね。

アライさん「?」キョロキョロ

アライさんA「お前しかいないのだ。」

アライさん「えーっと、アライさんに何か用なのだ?」

声を掛けたアライさんは両手に何か抱えてますね。
何かの袋でしょうか?

アライさんA「あっちで騒いでる奴を知っているのだ?」クイッ

両手が塞がっているためか、顎で何かを指し示したようですね。
どうやら、置いてきた子供たちのことを言っているのでしょうか?

アライさん「あっちには、アライさんのチビ達がいるのだ。」

アライさんA「うるさいから、黙らしてくるのだ!」

このアライさんも十分うるさいですけどね。

アライさん「それは悪かったのだ。」

アライさん「アライさんたちは住んでいた場所を追い出されてしまったのだ。」

アライさん「良い場所が無いか探していたらここを見つけたのだ。」

アライさんA「ここはアライさんたちが住んでいる場所なのだ。」

そうなんです。
この両手の塞がったアライさんはこのトラップに住んでいます。

え?
何で冷凍室に落ちていないのか、ですって?

それは後で説明しましょう。

アライさん「もう先に住んでいるのがいたのだ...」ショボン

アライさんは肩を落として、声を掛けたアライさんの横を通り過ぎていきましたね。

アライさんA「ちょっと待つのだ。」

アライさん「? どうしたのだ。」

アライさんA「この上に穴が空いてるのは見えるのだ?」

アライさんが上を見上げて、何か確認していますね。

アライさん「うーん、開いているようにも見えるのだ。」

アライさんA「そこの穴がアライさんのお家なのだ。」

アライさん「もう住んでいるのがいるなら、ここに用は無いのだ。」

アライさんの目尻が下がっていますね。

アライさんA「最後まで話を聞くのだ。」

アライさんA「ここには、四つの穴が開いているのだ。」

アライさんA「つまり、残りの三つの場所は空いているはずなのだ。」

アライさん「そうなのだ?」

アライさんA「一度、それらを確認してみるのだ。」

アライさん「教えてくれるなんて、お前は親切な奴なのだ。」

アライさんA「あっちのがうるさいからサッサとするのだ!」

アライさん「わ、分かったのだ!」

アライさんは走って去ってしまいましたね。
574 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 21:59:53.07 ID:LwNQT1Ks0
アライさんA「まったく...」

残されたアライさんが溜め息をついているみたいですね。

アライさんA「おーい、チビ達!」

上に向かって声を掛けていますね。

アライしゃんA1「おかーさんなのら!」
アライしゃんA2「おはなし、おわったのら?」
アライしゃんA3「おかえりなのら!」

アライさんA「いつものを寄こすのだ!」

アライさんが合図を送ると、上から何か垂れ下がってきましたね。
これは、ロープのようですね。

アライさんがそのロープに持っていた袋を結んでいますね。

アライさんA「よしっ、準備良いのだ!」

アライさんが合図を送ると、袋が上がっていきますね。

各部屋に内部カメラを仕込んでいるため、様子を見ることもできますが、あえてそこはカットします。
大体想像できるでしょうからね。

アライさんA「さて、アライさんもお家に戻るのだ。」

袋はまだ上がりきっていませんが、アライさんは壁を登り始めましたね。

アライさん「まったく、チビ達は非力で困るのだ。」

アライさんが袋に追いついたと思ったら、頭で袋を押し上げてますね。

しばらくすると、袋と一緒にアライさんの姿が消えましたね。

今回のメインはこのアライさん一家ではないので、一旦置いておきましょう。
では、戻ったアライさんの様子も含めて、観察に戻りましょうか。
575 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 22:01:03.48 ID:LwNQT1Ks0
アライさん「あ、確かにこっちにもあるのだ。」

アライさんが別の側面に開いた穴を見上げながら歩いてますね。

アライちゃん1「おかーしゃん! おかーしゃーん!」ジタバタ
アライちゃん2「おかーしゃん! おねーちゃんがいじめるのりゃ!」ジタバタ
アライちゃん3「たすけてなのりゃ!」ジタバタ
アライちゃん4「のりゃーーーーー!! おかーしゃーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

アライしゃん1「いいかげんつかれたのら。」フンッ
アライしゃん2「アライしゃんもつかれたのら。」フンッ

今までアライちゃんたちは騒ぎ倒していたみたいですね。
アライしゃんたちがげんなりしてますよ。

アライさん「静かにするのだ!」

アライちゃん1〜4「「「「!?」」」」ビクッ

アライさんの一喝でアライちゃんたちが静かになりましたね。

アライさん「アライさんは今から上の様子を見てくるのだ。」

アライさんが穴に向かって指差してますね。

アライさん「もうしばらくそこで待ってるのだ。」

そう言うとアライさんは壁を伝って穴の中に入っていきましたよ。

アライしゃん1「おかーさん、ひさしぶりにおこったのら。」ポカーン
アライしゃん2「いつもやさしいおかーさんもおこるとこわいのら。」ポカーン

アライしゃんたちは怒られたわけではありませんが、アライちゃんたちの尻尾を握ったまま呆然としてますね。
一方のアライちゃんたちはというと、

アライちゃん1〜4「「「「...!」」」」プルプル

あー、涙目になりながらプルプル震えてますね。
これはマズいですね。

アライちゃん1「おかーしゃんのばかーーーーー! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん2「アライしゃんはなにもわるくないのりゃ! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん3「おかーさんのわからずやーーーーー! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

アライちゃんたちが爆発してしまいましたね。
576 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 22:01:34.51 ID:LwNQT1Ks0
アライちゃんの内は愛に飢えています。
そのため、すごい甘えたがりなんです。

親とはぐれてしまったアライちゃんがヒトに媚を売ってくることがあるのはご存知ですか?
その行動は、親の代わりにヒトに対して愛を求めているからです。
何故そのような行動をするのか、と問われるとまだそこまで研究が進んでいないため、発言は控えさせていただきます。

では、アライしゃんになったらどうなのか。
それは愛よりも別の感情が生まれることが分かっています。
その感情とは、自立心です。

母親の姿を見て、憧れ、母親のように振舞おうと努力し始めます。
そして外の世界に触れ、独り立ちのための知識を得ていくのです。

まぁ、そのような行動はこちらとしたら、はた迷惑な話なんですけどね。

とにかく、アライちゃんは甘えたがりで愛に飢えた獣、ということですね。
577 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 22:03:37.68 ID:LwNQT1Ks0
おっと、アライさんが穴から出てきましたね。
器用に壁を伝って降りてきましたね。
そして、子供たちの元へ近づいていきましたね。

ペシ ペシ ペシ ペシ

あ。

アライしゃん1「おかーさんが...」ポカーン
アライしゃん2「たたいたのら。」ポカーン

あー...

アライさん「いい加減にするのだ!」

アライちゃん1「おかーしゃんがたたいたーーーーー! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん2「なんで!? なんでーーーーー! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん3「あらいしゃんはわるくないのりゃーーーーー! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

ペシ ペシ ペシ ペシ

また叩きましたね。

アライさん「何で言うことが聞けないのだ!」

アライさん「お姉ちゃんたちを見習うのだ!」

アライさん「お姉ちゃんは静かにアライさんの帰りを待っていたのだ!」

アライさん「お姉ちゃんたちを見習うのだ!」

『外の奴ら、いい加減うるさいのだー!』

どうやら、先ほど注意していたアライさんが部屋の中から叫んだようですね。

アライさん「とにかく、続きは後にしてあの中に入るのだ。」

アライしゃん1「えーっと...、おかーさん。」ポカーン
アライしゃん2「さっきのこえはなんなのら?」ポカーン

アライさん「気にしなくていいのだ。」

アライちゃん1〜4「「「「...!」」」」プルプル

アライさんは立ち上がると、トラップに近づいていきましたね。

おや?
壁に手を掛けたところで、子供たちの方を見ましたよ。

アライさん「いい機会なのだ。」

アライさん「チビ達は自分たちの力で登ってみるのだ。」

アライしゃん1「おかーさん、あらいさんたちはいいとして、いもーとたちはどうするのら?」

アライさん「登り方を確認する、いい勉強のときなのだ。」

アライさんはそう言うと壁を登って行きましたね。

アライしゃん1「あらいさんたちもいくのら。」
アライしゃん2「いもーとたち、いっしょにいくのら。」

尻尾を掴んでいたアライしゃんたちが立ち上がり、アライちゃんたちに声を掛けていますね。

アライちゃん1「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん2「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん3「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

アライしゃん1「ほ、ほら、なきやむのら。」
アライしゃん2「おかーさんもわるぎがあったわけじゃないのら。」

アライちゃん1「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん2「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん3「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

あーぁ、叩かれたことが相当ショックだったようですね。
578 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 22:04:41.33 ID:LwNQT1Ks0
アライさんの教育方針は二つに分かれます。
自分のために暴力で黙らせるパターンと丁寧に育てるパターンです。

後者の場合、親が叱ると泣き出したら止まらなくなります。
甘やかされていた分、驚きの反動も大きいために悲しみの感情が爆発しやすいのだと考えられています。

このアライさん一家は後者のようですね。
579 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 22:05:39.60 ID:LwNQT1Ks0
アライちゃん1「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん2「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん3「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

アライしゃん1「どうするのら?」
アライしゃん2「ほっとくわけにもいかないのら。」

アライしゃんたちがアライちゃんを見つめながら途方に暮れていますね。

アライさん「お前たち!」

アライさんが穴から顔を出しましたね。

アライしゃん1「おかーさん!」
アライしゃん2「どうすればいいのら?」

アライさん「放っておいて中に入るのだ!」

アライしゃん1「でも!」

アライさん「いいから!」

アライしゃんたちは顔を見合わせると、言う通りに穴に向かって歩いていきましたね。

アライさん「チビ達!」

アライさんは泣いているアライちゃんたちに向かって叫んでいますね。

アライさん「その程度で泣き出すなんて情けないのだ!」

アライちゃん1「あらいしゃんはわるくないのりゃーーーーー! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん2「おかーしゃんのばかーーーーー! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん3「おかしいのりゃ!! こんなのおかしいのりゃーーーーー! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

アライさん「そんなところで泣いていると危ないから早く中に入るのだ!」

アライさんはそう言うと中に引っ込んでしまいましたね。

アライしゃん1「わっちぇ。わっちぇ。」
アライしゃん2「わっちぇ。わっちぇ。」

一方、アライしゃんたちは壁を登っていますね。
あと少しで穴に入れそうですね。

アライしゃん1「つ、つかれたのら...」ハァハァ
アライしゃん2「うんろうしないといけないのら...」ハァハァ

あまり登り慣れていないのか、アライしゃんたちは疲れていますね。

アライしゃん1「いもーとたち、はやくこっちにくるのら...」ハァハァ
アライしゃん2「なきやんれほしいのら...」ハァハァ

疲れているせいで、声が出ていませんね。

アライちゃん1「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん2「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん3「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

まぁ、アライちゃんたちは大声で泣いているため、届いていないと思いますが。

アライしゃんたちは顔を見合わせた後、中に引っ込んでしまいましたね。

アライちゃんたちは一旦置いておいて、新しい家を確保したアライさんたちの様子を見てみましょうか。
580 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 22:08:16.63 ID:LwNQT1Ks0
アライしゃんたちが来る少し前から映像を再生しましょう。

アライさん「下は...、硬いのだ。」

アライさんが手で床を確認していますね。

アライさん「どっかから柔かい物を持ってこないと、寝るときに痛いのだ。」

アライしゃん1「わっちぇ。わっちぇ。」
アライしゃん2「わっちぇ。わっちぇ。」

アライしゃんたちがやって来ましたね。

アライしゃん1「つ、つかれたのら...」ハァハァ
アライしゃん2「うんろうしないといけないのら...」ハァハァ

入り口の所で疲れ切っていますね。
そして、穴から顔を出しましたね。

アライしゃん1「いもーとたち、はやくこっちにくるのら...」ハァハァ
アライしゃん2「なきやんれほしいのら...」ハァハァ

疲れているせいで、声が出ていませんね。

アライさん「チビ達は放っておいて、今日はもう休むのだ。」

アライさんがアライしゃんたちに声を掛けましたね。

あ、顔を見合わせましたよ。
先ほどのあれは、アライさんから声を掛けられたためのようですね。

アライしゃん1「あ、あれは、あのままでいいのら?」ハァハァ
アライしゃん2「すこしかわいそうなのら...」ハァハァ

アライさん「今までチビ達を甘やかしすぎたと思っていたのだ。」

アライさん「外のことを知るいい機会なのだ。」

アライしゃんの話では丁寧に育てている様子かと思いましたが、ちゃんと考えながら育てているようですね。

アライしゃん1「ねこさんがやってきたらろうするのら?」ハァハァ
アライしゃん2「ねこさんに、おねーちゃんもいもーともやられたのら...」ハァハァ

アライさん「あれは、アライさんの言いつけを守らずに外に出たチビ達が悪いのだ。」

アライしゃん1「たしかにそうらったのら...」ハァハァ
アライしゃん2「あのときはこわかったのら...」ハァハァ

アライさん「アライさんの言うことが絶対、とは言わないのだ。」

アライさん「でも、アライさんはお前たちより長く生きてるから、ある程度の危険は分かるのだ。」

アライしゃん1「やっぱり、おかーさんはさすがなのら...」ハァハァ
アライしゃん2「はやく、おかーさんみたいになりたいのら...」ハァハァ

アライしゃんたちはアライさんの所まで来ると、膝枕をしましたね。

アライしゃん1「あらいさんたち、つかれたのら...」ハァハァ
アライしゃん2「おかーさんのひざ、かしてほしいのら...」ハァハァ

アライさん「仕方ないのだ。今はしっかり休むのだ。」ナデナデ

胡坐を掻いたアライさんがアライしゃんの頭を撫でていますね。

このまま入り口から誰が来るか見るのも面白いですが、表も面白いことになっているみたいですよ。
というわけで、アライちゃんたちがどうなったか、戻ってみてみましょうか。
581 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 22:14:46.61 ID:LwNQT1Ks0
アライちゃん1「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん2「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん3「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

まだ泣いていますね。
あの体力はどこから来るのか、興味がありますね。

猫「ニャー...」

おや、道路を挟んだ家の塀の上に猫がいますね。
ちょっと、首元をズームしてみましょう。

これは...、首輪がありませんね。
野良猫でしょうか?

猫「ニャー...」

あの猫、アライちゃんたちをジッと見ていますね。
もしかして、襲うつもりでしょうか?

お、塀から降りましたね。
そして、一気に

アライちゃん3「ぴぎぃ! いちゃいーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

間合いを詰めるのが早かったですね。
一瞬でしたよ。

アライちゃん1「のりゃ!!」ビクッ
アライちゃん2「のりゃ!!」ビクッ
アライちゃん4「のりゃ!!」ビクッ

他のアライちゃんは驚いていますね。

アライちゃん1「おまえはなんなのりゃ!!」フゥー
アライちゃん2「いもーとからはなれるのりゃ!!」フゥー
アライちゃん4「おねーちゃんをいじめるなぁ!!」フゥー

襲われたアライちゃんを守ろうと威嚇しているのでしょうか?

猫「ニャー!」

アライちゃん4「いちゃいーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ゴロゴロ

近くにいたアライちゃんの顔を引っ掻きましたね。
思わず、顔を押さえて転げ回ってますね。

アライちゃん1「に、にげるのりゃ!!」ヨチヨチ
アライちゃん2「まつのりゃ!!」ヨチヨチ

どうやら、無傷の二匹は抵抗を諦めて逃げることを選んだようですね。
582 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 22:15:41.02 ID:LwNQT1Ks0
そして、猫はその逃げる二匹の方を見てますね。

アライちゃん3「せなかがいたい!! いたいのりゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「おかおがいちゃいーーーーー!! なにもみえないのりゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ゴロゴロ

奇襲を受けたアライちゃんは逃げるどころの騒ぎではありませんね。

おっと、猫が動くみたいですね。

猫「ニャー!」

アライちゃん1「じびぃ!!」ビクン
アライちゃん2「おねーちゃん!?」クルッ

猫が逃げていたアライちゃんのお尻を引っ掻きましたね。

アライちゃん1「おちりがいたいのりゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん2「いまのうちににげるのりゃ!」ヨチヨチ

無傷のアライちゃんは他を見捨てて逃走を続けるようですね。

猫「...」アム

アライちゃん1「ぎにゃーーーーー!! アライしゃんのかわいいかわいいしっぽをかんじゃりゃめなのりゃ!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

猫がアライちゃんの尻尾を噛んでいるようですね。
そして、後ろに引っ張っていきますね。

アライちゃん1「やめるのりゃ!! しっぽをかんりゃままズルズルしちゃりゃめなのりゃ!!」ジタバタ

この猫、意外に顎が丈夫ですね。
専門外ではありますが、興味深いですね。

猫「...」フンッ

アライちゃん1「ぎにゃーーーーー!!」ゴロゴロ

猫は引っ張ったアライちゃんを怪我を負ったアライちゃんのところに転がしましたね。

アライちゃん1「しっぽ!! しっぽがいたいのりゃ!!」コスリコスリ
アライちゃん3「せなかがいたいのりゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「いちゃいーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ゴロゴロ

傷を負ったアライちゃん三匹が集まってますね。

さて、何とか逃げることが出来たアライちゃんはどうなっているでしょうか。

アライちゃん2「わっ、ちぇ... わっ、ちぇ...」

先ほどのアライしゃんたちより登り方がたどたどしいですが、何とか登れてますね。

猫「ニャー!」

おっと、猫がアライちゃんに襲い掛かりましたね。

アライちゃん1「なんでなのりゃーーーーー!! おかおもいちゃいのりゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ゴロゴロ

先ほど引っ張ってきたアライちゃんの顔に攻撃したようですね。

猫「ニャー!」ガブッ

アライちゃん1「アライしゃんのあんよをかんじゃりゃめなのりゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

猫がアライちゃんに対して追撃してますね。
全体的にアグレッシブですね。
もしかしたら、ご飯にしようとしているのでしょうか。
583 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 22:18:28.96 ID:LwNQT1Ks0
ピカッ

猫「ニャッ!」

アライちゃん1「いちゃいーーーーー!! あんよもおかおもいちゃいのりゃ!! 。(≧д≦。 )」ゴロゴロ
アライちゃん3「せなかがいたいのりゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「おかおがいちゃいーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ゴロゴロ

警官「うるさい、と通報があったから来てみたら、野良のアライちゃんか。」

どうやら、近所の住民が警察に通報したようですね。

え?
警官の声がおかしい?
これには諸事情がありまして、ご覧の通り、モザイクと変声加工をしています。

警官「またここか。研究所の試験運用とは言え、毎回出動する身にもなってくれよ。」

警官への負担があるみたいですね。
今後はトラップの周囲の防音についても考えないといけませんね。

猫「フシャ―!」

警官「ほら、どっかに行きな。シッシ。」

警官が猫に向けて手を払う動作をしていますね。

猫「ニャー。」クルッ

おや、猫が方向を変えて去っていきましたね。
潔いですね。
584 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 22:20:44.39 ID:LwNQT1Ks0
警官「まったく...」

アライちゃん1「いちゃい!! いちゃいーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ゴロゴロ
アライちゃん3「いちゃい!! いちゃいーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん4「いちゃい!! いちゃいーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ゴロゴロ

警官が泣き叫ぶアライちゃんたちを見下ろしていますね。

警官「おい、お前ら。」

アライちゃん1「どこからこえがきこえるのりゃ!?」ビクッ
アライちゃん3「ヒ、ヒトしゃん!?」ビクッ
アライちゃん4「ヒトしゃんがいるのりゃ!?」ビクッ

顔を攻撃されたアライちゃんたちは顔を擦っているため、警官のことをうまくとらえれていないようですね。

警官「うるさいから、さっさと巣に帰れ。」

アライちゃん3「ヒトしゃん、でも、アライしゃんのせなか、いたいのりゃ! うごけないのりゃ!!」グスッグスッ
アライちゃん4「アライしゃんはおかおがいちゃいのりゃ!!」グスッグスッ
アライちゃん1「おまえたちはいいのりゃ!! アライしゃんはおかおとちっぽ、おちりもいちゃいのりゃ!!」グスッグスッ

警官「お前らの都合なんてどうでもいいんだよ。もしかして、親とはぐれたのか?」

アライちゃん1、3、4「「「...!」」」プルプル

アライちゃん3「おかーしゃん、アライちゃんたちのことをみすてたのりゃ!! 。(≧д≦。 )」ビエーン
アライちゃん4「おかーしゃんのばかーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ビエーン
アライちゃん1「もういやなのりゃ!! 。(≧д≦。 )」ビエーン

どうやら「お母さん」という単語に反応して先ほどのことを思い出してしまったようですね。

警官「ったく、研究所の施設の近くじゃなかったら、これでぶん殴って黙らせるんだけどな。」

腰にある警棒を触りながら呟いていますね。

いつものように周辺住民に対して、アライさんを刺激しないように、と通達しています。
そのため、警官も無暗に攻撃しないようですね。

警官「ま、一匹ぐらいならバレないか。」

この警官、意外に物騒ですね。

アライちゃん1「ぴぎぃ!!」ビクン
アライちゃん3「ヒ、ヒトしゃん!?」ビクッ
アライちゃん4「おねーちゃん!?」ビクッ

警官「静かにしろ。そして、巣に帰れ。」

この警官、アライちゃんの足を踏んでいますね。

アライちゃん1「あんよが、あんよがーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
アライちゃん3「おねーちゃんをいじめるなぁ!!」フゥー
アライちゃん4「どうしたのりゃ!? なにがあったのりゃ!?」ビクッ

警官「もう一度言うぞ。静かにして、巣に帰れ。そうしないと、もっとひどい目に合わせるぞ。」

警官が脅迫とは、これ如何に。
まぁ、市民に対してやってはいませんから問題ないでしょうが、これはちょっといただけませんね。

アライちゃん3「ぴぃ!!」
アライちゃん4「それはいやなのりゃ!!」
アライちゃん1「いろんなところがいちゃいのりゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

警官「いい加減、黙れ。」

ボキボキ

アライちゃん1「ぴぎゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

骨の折れた音がしましたね。
あれではもう片足は使えないでしょうね。

残されたアライちゃんたちは驚いた顔をしてますね。
ようやく状況が飲み込めた、というところでしょうか。

アライちゃん3「わかったのりゃ! せなかがいたいけりょ、おうちにいくのりゃ。」ヨチヨチ
アライちゃん4「アライしゃんはおめめがうまくみえないけりょ、おねーちゃんについてくのりゃ。」ヨチヨチ
アライちゃん1「あんよが、あんよがーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

足を踏みつぶされなかったアライちゃんたちはトラップの方へ向かっていきましたね。
足取りはかなりゆっくりのようですね。
まぁ、怪我を負っているのですから、仕方ないでしょう。
585 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 22:22:42.20 ID:LwNQT1Ks0
警官「さてと。」

警官がようやく足をどけましたね。

警官「で、お前はどうするんだ?」

アライちゃん1「ヒトしゃんがあんよをふんりゃせいれ、あるけないのりゃ!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

足の痛みから警官の話を聞ける状況ではないようですね。

警官「仕方ないな。」

アライちゃん1「うぐっ!!」ビクッ

警官がアライちゃんを踏みましたね。
首、いや、背中辺りでしょうか?

警官「いいか。俺が足を離したら静かにしてろよ。」

アライちゃん1「うぐっ! きゅるるる!」ビクビク

警官「少しでもうるさくしたら、二度と話せなくしてやるからな。」

アライちゃん1「きゅるるる!」ビクンビクン

警官「分かったか?」

アライちゃん1「は、はかった、おりゃ...」ビクンビクン

警官が足をどけましたね。

アライちゃん1「きゅるるるる...」ハァハァ

アライちゃんが喉を鳴らして、息を整えていますね。

アライちゃん1「ヒ、ヒトしゃん。アライしゃんのあんよ、うごかないのりゃ...」ハァハァ

アライちゃん1「りょーやって、おうちまれいけばいいのりゃ?」ハァハァ

警官「知らねぇよ。這ってでも帰れ。」

アライちゃん1「...!」プルプル

あ、アライちゃんが涙目になってますね。
これはまずいですね。

警官「泣くんじゃねぇぞ。泣いたら、どうなるか分かってるよな?」

アライちゃん1「...!」プルプル

アライちゃん、泣くのを必死でこらえているようですね。

警官「早く行け。」

アライちゃん1「わ、わかったのりゃ...」プルプル

アライちゃん1「うんしょ、うんしょ」ズルズル

アライちゃんが匍匐前進で進んでいきますね。

警官「しばらく監視してやるか。」

うーん。
無駄だとは思いますが、警察の方に抗議の連絡でも入れておきましょうか。
せっかくの観察対象を減らされてしまうと、こちらとしては困ってしまいますからね。

さて、残りのアライちゃんがどうなったのか、順番に見ていきましょうか。
586 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 22:23:33.44 ID:LwNQT1Ks0
まずは、無傷のアライちゃんから見てみましょう。

アライちゃん2「わっ、ちぇ... わっ、ちぇ...」ハァハァ

アライちゃん2「よ、ようやく、のぼりきったのりゃ...」ハァハァ

どうやら、登り切ったようですね。

アライちゃん2「つ、つかれたのりゃ...」ハァハァ

入り口のところで息を整えているようですね。

アライちゃん2「あ、おかーしゃんとおねーちゃん...」ハァハァ

部屋の奥にいる家族に気付いたようですね。

アライちゃん2「うんしょ...」ヨチヨチハァハァ

疲れた体で必死に前に進んでいますね。

アライさん「ようやく、チビが来たのだ。」

アライしゃん1「んー、ほんとうなのらぁ...」ネムネム
アライしゃん2「あれぇ? ひとりしかいないのらぁ...」ネムネム

頭を撫でられながらゆっくりしていたアライしゃんたちは眠たいようですね。

アライちゃん2「うんしょ...」ヨチヨチハァハァ

アライちゃん2「ようやく、おかーしゃんたちのところまれきたのりゃ...」ハァハァ

アライちゃんがうつ伏せ、しかも大の字になって疲れていますね。

アライさん「お前たち、一回膝からどくのだ。」

アライしゃん1「わかったのらぁ...」フアー
アライしゃん2「よいしょ、っと...」フアー
587 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 22:25:53.45 ID:LwNQT1Ks0
アライさん「さてと。」

アライさんがアライちゃんのところに近づきましたね。

そして、持ち上げると自分の太ももの上に置きましたよ。

アライちゃん2「お、おかーしゃん...」ハァハァ

アライさんが手を上げましたね。

パァン

アライさんがアライちゃんのお尻を叩きましたね。

アライしゃん1「!?」ビクッ
アライしゃん2「おかーさん!?」ビクッ

いきなりのことで、アライしゃんたちの目も覚めたようですね。

アライちゃん2「い、いちゃい!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

パァン パァン

アライさんはアライちゃんが逃げないように、左手でしっかり掴まえていますね。

アライさん「散々駄々をこねてお姉ちゃんたちを困らせた罰なのだ!」

パァン パァン

アライちゃん2「いちゃい!! いちゃいーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

パァン パァン

アライさん「反省するまで続けるのだ!」

パァン パァン

突然始まったお尻叩きに対して、アライしゃんはというと...

アライしゃん1「...」ポカーン
アライしゃん2「...」ポカーン

あぁー、口をあんぐりとして、茫然としてますね。
時折顔を合わせていますが成す術もないため、見守るしかありませんね。

パァン パァン パァン パァン

アライちゃん2「いちゃい!! はんせい、はんせいしたのりゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

お、アライさんの手が止まりましたね。

アライさん「チビ、何を反省したのか行ってみるのだ。」

アライちゃん2「おねーしゃんたちにめいわくかけたことをはんせいしたのりゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

アライさん「どんな迷惑をかけたか分かっているのだ?」

アライちゃん2「そんなのしらないのりゃ!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

アライさん「迷惑を掛けないためにどうすれば良かったと思うのだ?」

アライちゃん2「そんなのわからないのりゃ!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

アライちゃん2「アライしゃんは、もうはんせいしたからペンペンはやめるのりゃーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

パァン

アライちゃん2「いちゃいーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

アライさん「ちゃんと理解してない内は反省したとは言わないのだ!!」

パァン パァン パァン パァン

アライちゃん2「やべで!! やべでーーーーー!! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

これはお仕置きは終わりそうにありませんね。
見ている分には楽しいとは思いますが、他のアライちゃんの様子も確認したいですよね?

というわけで、手負いのアライちゃん二匹の様子を見てみましょう。
588 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 22:27:30.92 ID:LwNQT1Ks0
アライちゃん3「あるくたびにせなかがいたいのりゃ...」ヨチヨチハァハァ
アライちゃん4「おねーしゃん、こっちであってるのりゃ?」ヨチヨチ

背中を怪我したアライちゃんが先導役となって進んでいますね。
顔を怪我したアライちゃんはまだ視界が回復してないようですね。

ではどうして、顔を怪我したアライちゃんはピッタリと後ろを歩けるのでしょうか?
589 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 22:28:04.00 ID:LwNQT1Ks0
それは「匂い」です。
嗅いだことがある人は少ないとは思いますが、アライさんが放つあの独特の匂いがポイントになっています。

私たちにとっては、アライさんは同じ顔、同じ匂いだと思っています。
ですが、それは違うようなのです。

ヒトがそれぞれ違う顔、違う匂いであるように、アライさんも違っているのです。
そのため、優れた嗅覚を駆使して家族のアライさんと、別のアライさんを区別しているようです。
590 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 22:30:11.61 ID:LwNQT1Ks0
さて、話を戻しましょう。

アライちゃん3「こ、ここなのりゃ...」ハァハァ
アライちゃん4「おねーしゃん、ここになにがあるのりゃ?」

スンスン

アライちゃん3「おかーしゃんがいっていたおうちがこのうえにあるのりゃ...」ハァハァ
アライちゃん4「あらいしゃんはうまくみえないから、おねーしゃんのあとについていくのりゃ。」

背中を怪我したアライちゃんが、周囲の匂いを嗅いでいましたね。
アライさんたちがトラップに入って時間もあまり経っていないことから、家族の匂いが残っていることを確認していたんでしょう。

先ほどいたところからそれほど離れていませんが、どうやら背中を怪我したアライちゃんはだいぶ疲れていますね。
これ、登れるのでしょうか?

アライちゃん3「ふぅー...、よし、のぼるのりゃ...」ヨチヨチハァハァ
アライちゃん4「あらいしゃん、のぼれるかふあんなのりゃ。」ヨチヨチ

背中を怪我したアライちゃんは登り始めましたね。
ですが、背中の痛みからか進みが遅いですね。

ゴン

アライちゃん4「ぴぃ!! いたいのりゃ!! 。(≧д≦。 )」ビエーン

顔を怪我したアライちゃんはうまく見えてないため、壁にぶつかってしまいましたね。
モロ直撃でしたね。

アライちゃん3「いもーと、しずかにするのりゃ...」ハァハァ
アライちゃん4「いたいのはいたいのりゃ!! 。(≧д≦。 )」ゴロゴロ

先に上っているアライちゃんは壁に捕まりながら、下に向かって声を掛けていますね。
大変でしょうに。

アライちゃん3「うるさくしたら、さっきのヒトしゃんがいたいめにあわせにくるのりゃ...」ハァハァ

ピタッ

アライちゃん4「うぅー!! それはいやなのりゃ...!」プルプル

おぉ、泣き止みましたね。
やはり、他のアライちゃんの足が折られる、という体罰を見ているせいか、ちょっと名前を出しただけで泣き止むんですね。
この内容は実験としていつかやってみたいですね。

アライちゃん3「においをたどりながらゆっくりのぼるのりゃ...」ハァハァ
アライちゃん4「うぅー...、わかったのりゃ...!」プルプル

先に登っていたアライちゃんは、登るのを再開しましたね。
そして、顔を怪我したアライちゃんはというと、地面に顔を擦りつけながらヨチヨチ歩きをしていますね。

コン

アライちゃん4「ぶつかったのりゃ。」

ようやく二匹目のアライちゃんも登り始めましたね。

では、しばらくアライちゃんが登る様子でも眺めましょうか。
591 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 22:30:38.05 ID:LwNQT1Ks0
アライちゃん3「わっ、ちぇ... わっ、ちぇ...」ハァハァ
アライちゃん4「わっ、ちぇ... わっ、ちぇ...」ハァハァ

アライちゃん3「わっ、ちぇ... わっ、ちぇ...」ハァハァ
アライちゃん4「わっ、ちぇ... わっ、ちぇ...」ハァハァ

アライちゃん3「わっ、ちぇ... わっ、ちぇ...」ハァハァ
アライちゃん4「わっ、ちぇ... わっ、ちぇ...」ハァハァ

この二匹、登るのが遅いですね。
手負いだとこんな感じなんですかね?

アライちゃん3「ア、アライしゃんは、もう、ちゅかれたのりゃ...」ハァハァ
アライちゃん4「おねーしゃん、りょーしたのりゃ?」ハァハァ

一方のアライちゃんが先に登り始めたので二匹の間に差があったはずですが、今はほぼ差がない感じですね。

アライちゃん3「いもーと、よくきくのりゃ...」ハァハァ
アライちゃん4「おねーしゃん?」ハァハァ

先に登り始めたアライちゃんの手が止まりましたね。

アライちゃん3「このままのぼれば、もんりゃいないのりゃ...」ハァハァ

アライちゃん3「おかーしゃんたちによろしくなのりゃ...」ハァハァ

あ、アライちゃんの手が離れて

グシャ

背中から落ちましたね。

バタバタビクンビクンバタバタビクンビクン

頭を打ち付けたのか、激しく痙攣してますね。

アライちゃん4「おねーしゃん? けはいがなくなったのりゃ...」ハァハァ

アライちゃん4「おねーしゃんのゆーとーりにのぼるのりゃ...」ハァハァ

アライちゃん4「わっ、ちぇ... わっ、ちぇ...」ハァハァ

後から登り始めたアライちゃんはうまく見えてないのか、姉が落ちたことに気付いていないみたいですね。

アライちゃん4「おねーしゃんの、よろしく、ってりょーゆーいみなのりゃ?」ハァハァ

アライちゃん4「わっ、ちぇ... わっ、ちぇ...」ハァハァ

こっちは登り終えるまでまだ時間がかかりそうなので、足を潰されたアライちゃんの様子を見てみましょうか。
592 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 22:32:22.05 ID:LwNQT1Ks0
アライちゃん1「ようやく、みえるようになったのりゃ...」ズルズル

お尻に尻尾、それに顔と片足。
ボロボロになったアライちゃんの体で匍匐前進するにはかなり長い距離だったのではないでしょうか。
ですが、もうすぐでトラップの建物ですかね。

アライちゃん1「ながかったのりゃ...」ズルズル

グシャ

アライちゃん1「のりゃ!?」ビクッ

バタバタビクンビクンバタバタビクンビクン

アライちゃん1「なにがふってきたのりゃ!?」

アライちゃん、恐る恐る近づいていますね。
目に見えて進行速度が下がってますね。

アライちゃん1「こ、こわいのりゃ...」

目の前に謎の物体が降ってきたんです。
怯えるのも仕方ありませんよね。

ようやく、落下物のところまで来ましたね。

アライちゃん1「これは、いもーと!?」

先ほど落下したアライちゃんのようですね。

アライちゃん1「いもーと、しっかりするのりゃ!?」

アライちゃんが揺さぶっても、反応がありませんね。
どうやら、死んでいるようですね。

アライちゃん1「う、うぅ、いもーと...」プルプル

アライちゃん1「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン

あぁー、大声で泣き出してしまいましたね。
家族を失って悲しんでいるのでしょう。

アライちゃん1「のりゃーーーーーん!! のあーーーーーーん! 。(≧д≦。 )」ジタバタ ビエーン
593 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/08/22(水) 22:35:12.84 ID:LwNQT1Ks0
え?
もう録画容量が無い?

まだ話したいことが話せてないですよ。

映像を編集した方が良かった?

ノーカットでお送りした方がいいじゃないですか。

コロコロと視点を変えすぎ?

その場その場の状況をちゃんと伝えた方がいいでしょう。

はぁ...、仕方ありません。

手短に結論だけ言っておきますか。

登っていたアライちゃんは無事に部屋に入ることが出来て、母親からのお尻ペンペンを受けてました。
先に受けていたアライちゃんと合わせて、自分の非を認めていませんでしたが。

足を砕かれたアライちゃんは結局登ることが出来ずに、死んだアライちゃんの傍で夜を明かしていました。
ちなみに、襲った猫が戻ってきて一悶着ありましたが。

こんな感じですかね?

すぐに落とさない理由について話せていませんが、それはまた次回ということで。

最後は急ぎ足になりましたが、これで失礼します。
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 22:49:40.20 ID:GB5dB9sro

コロコロと視点変えすぎ
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 22:59:40.85 ID:wZ7pE2jlo
乙ー
アライちゃん1はまた猫に襲われちゃったのかな
猫はここら辺いい狩り場として認識してそう
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 23:49:50.33 ID:BqatRR5H0
乙です。次回も楽しみです
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/23(木) 18:34:36.48 ID:85fcot2OO
おかしい・・・
立ってるものは親でも使うゴキブリ生命体アライさんが自ら死を選ぶだなんて・・・
598 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/08/23(木) 21:35:00.76 ID:I2vBIDtB0
>>594
ご指摘の通りだと思います。
今回は構成がまずかったかなって思ってます。

>>597
アライちゃん3のことですかね?
面倒だったんで、退場してもらいました。
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/23(木) 23:25:54.12 ID:egazsikoo
>コロコロと視点を変えすぎ?

その場その場の状況をちゃんと伝えた方がいいでしょう。

こういう言い訳がましいことを書くから良くない
自信満々で何も言わずにお出しすれば、みんなそういう演出なのね……って納得すると思うぞ
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/24(金) 09:41:20.00 ID:34AAQx3cO
じゃあハプニング無しで全員に同じ動きさせるか?と言われるとそれはそれで退屈だと思う
トラップからは脱線してるけど家族の仲違いと野良猫や人による純粋な暴力と満身創痍からの力尽きが見られてよかったわ
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/18(木) 21:43:04.64 ID:42JTygJQ0
復活age
390.56 KB Speed:0.2   VIP Service SS速報R 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)