アライさん虐待SS投稿スレ【けものフレンズ】

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267 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/19(金) 14:52:40.57 ID:kWta2Yrh0
@ だけど情報収集に利用する フラウィが信用できるのか、この世界のことがよくわからないからね
アライさんがこの世界でどの程度の能力があるのかわからないし、うかつに手を出せない
利用価値がなくなったらどうやって殺せるか実験を兼ねて[ピーーー]
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/24(水) 01:45:25.60 ID:J4FZb7vZ0
展開が雑だな。

それに人間とフレンズが治めていたって割りに、人間とアライグマのフレンズとの争いに、他のフレンズはノータッチなのは酷くね?
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/25(木) 03:27:44.85 ID:01WX88Wq0
短い戦いの末、人間と他のフレンズは戦いに勝ちってあるじゃん
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/26(金) 01:19:36.97 ID:TcFLy0QP0
よしんば雑だったとしても虐待描写が良ければ問題ないと思ふ
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/31(水) 02:17:58.91 ID:e9zRRrFL0
アライさん通販ショッピング

司会「こんにちは!アライショッピングです!」

司会「今日ご紹介するのはこちら!錆びに強いチタンコーティングの包丁です!」

司会「普通の包丁では中々刃が通りにくい冷凍したアライちゃんも一刀両断!」スパッ

巨大なまな板に貼り付けにされているアライさん「ち、ちびー!?」

司会「アライさんも生きたまま骨ごと切れます!」ズパッ

右足を切断されたアライさん「あぎゅぃいいいいいいいい!!!???」シッポフリフリテアシジタバタジタバタ

司会「鮮やかに切れるでしょう?実はこれ対アライさんように作られた専用の刃なんです!」

司会「お肉やお魚、野菜切ろうとしても御覧の通り全然切れませんが」

アライさん「このクソ人間!とっととアライさんを離すのだ!足を早くこすこすしないとアライさん死んじゃうのだ!」フゥーフゥー!

司会「アライさんならこの通り!」ズパッ!ズパッ!ズパッ

左足を輪切りにされていくアライさん「いじぃ!?や、やめるの、びぎぃ!?も、もうやめのぎゃああああああああああぁぁぁ!?」シッポフリフリオテテパタパタ

司会「チタンコーティングをしてあるから丈夫で強く長持ち切った後の臭いや汚れが付きにくく、おまけにアライさん特有の自己再生機能を阻害する機能もついています!」

司会「いくらアライさんがしぶとくてもある程度切りつければ出血多量でそのままお陀仏という優れもの!」

両足が無くなったアライさん「アライさんが何をしたっていうのだぁ!よくわからないけど謝るからもう止めて欲しいのだぁ!」

司会「そして今なら同じ包丁を2本セットでお付けしちゃいます!」グサッ

包丁をお腹に突き立てられるアライさん「ぴぎぃ!そこはちびを作る大切な所なのだ!天下とれな、ぎゅるるるるるっるるぅぅぅう!?」グリグリグリ

司会「この3本セットで1万円と、言いたいところですが本日は何と先着百人の方にさらにペットの生餌にピッタリ!生まれたてのアライちゃん10匹をセットに付けちゃいます!」


拘束を解かれて番組スタッフに巨大なミキサーみたいな機械に入れられるアライさん「ふひぃ、ひぃひぃ、やっとアライさんの偉大さが分かったのか!さぁ早くアライさんを助けるのだ!」


司会「こんなチャンス滅多にありませんよ?お申し込みはこちらの番号からどうぞ!」スイッチオン

暗転

司会「こんかいご紹介する商品はこちら!とあるフレンズらか抽出した天然サンドスターエキスです!」


終わり
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/31(水) 07:30:53.57 ID:MsgTmFxlo

イイハナシダナー
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/03(土) 13:20:06.88 ID:z+llSXfWO

アラ虐生放送って豪勢だなー
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/11/07(水) 08:24:49.54 ID:EL6gjnTJ0
275 :アライちゃん蹴り [sage]:2018/11/14(水) 18:16:08.10 ID:jFczhfCs0
時刻は午後3時過ぎ。夕暮れ色を探すには早すぎるものの、正午を過ぎて色あせた晴れ空に気怠げを感じるような時間帯に…

アライちゃん「のりゃ、のりゃ〜ん♪」ヨチヨチ

人通りの気配が殆ど無い住宅街の路地を、一匹のアライちゃんがヨチっていた。

アライちゃん「おかーしゃんにはないしょで、おさんぽするのりゃ」ヨチヨチョ

アライさんは基本的には夜行性だ。どうやら早起きして母親が寝ているのをいいことに、ねぐらから抜け出してきたようだ。

アライちゃん「…ぅゆ?」クビカシゲ

ふとアライちゃんは路地の角でヨチりを止めた。何かの気配を感じたようだ。

男子1「今日は宿題多いよなぁ…あ」
男子2「なになに? …あ、アライちゃんだ」

学校からの帰りだろう。小学校真ん中ぐらいの男子ふたりが角の向こうから現れた。こちらも自分たちを見上げるアライちゃんに気づいたようだ。

アライちゃん「のりゃ〜、ヒトしゃんなのら〜」ヨチヨチ

アライちゃんは破顔すると男子たちに向かってヨチっていった。

アライちゃん「ヒトしゃんあそんでほしいのらぁ」コスリコスリ

足元でぽてんと座り込むと、無意識に手をこすり合わせながらそう訴えかけてくる。このアライちゃんは、まだ母親から人間の脅威をあまり教育されていないようだ。

男子1「うわ〜…」
男子2「これは…」

絶句して目で語り合った男子たちの表情は忌々しげだ。この歳であればもうアライさんの害獣としての厄介さ、農業被害の大きさはニュースや社会の科目である程度学んでいるものだ。それゆえの反応である。

アライちゃん「うゆ〜?」コスリコスリ

そんなことを知るよしもないアライちゃんは、よだれを垂らし、手をこすり合わせながら首をかしげている。

男子1「あ、そうだ」
男子2「ん?」
アライちゃん「のりゃ?」

ふと手を打つ男子1。きょろきょろと当たりを見渡して、道端に転がっていた手のひらに乗るほどの大きさの石を拾ってくる。

男子1「家につくまで決めた石を蹴っていくっていうのがあるじゃん?」
男子2「ああ、まあね」
アライちゃん「ふんふん、なかなか楽しそうなのりゃ」シッポブンブン

男子1「それを…」

瞬間、男子1は握った石を振りかぶり、勢いよくアライちゃんの脚に振り下ろす。石のとんがった箇所が、アライちゃんの脚にぐちゃりと突き刺さった。

アライちゃん「ぴいいいいいいぃ! いたいのりゃぁあああぁ!!」ゴロンゴロン

アライちゃんは激痛にのたうち回っている。

男子1「こうやって脚を潰してから、アライちゃんでやろう!」
男子2「『アライちゃん蹴り』か…いいね!」

男子2は納得がいったというようにうなずいている。男子1はそうだろと答えながらもう片方のアライちゃんの脚にも石を振り下ろした。

どぐちゃっ。
276 :アライちゃん蹴り [sage]:2018/11/14(水) 18:16:48.21 ID:jFczhfCs0
アライちゃん「ぴいいいいいいーーーーーっ?! いたいのだぁぁ!!」ブリブリミチミチジョバー

アライちゃんは痛みに耐えかねて失禁した。

男子1「うわーきったね。さすがアライちゃん」
男子2「腕もやっといたほうがいいんじゃない? 引っかかれるかもだし」
男子1「それな」

アライちゃんは激痛にさいなまれながら混乱の極みにあった。なぜ自分は出し抜けに攻撃されているのだろう。

おかーしゃんは「うちのチビは世界一カワイイのだ!」といつも言っていた。おかーしゃんがはたけで見つけてきたおやさいを食べてすくすく育ってきた。決して目の前のヒトしゃんを怒らせるようなことはしていないのに…。

アライちゃん「いたいのだ、にげるのらぁ、う…うゆ、う…!」ズリズリ

アライちゃんは腕と尻の力で後ろへと後ずさっていたが、その速度たるや絶望的に遅い。まだ幼体のアライちゃんの筋力で、激痛にさいなまれながらでは無理もない。

男子2「てーい!」

それゆえに、背後に回り込むのは容易だった。男子2は、必死で自分の身体を押して後ずさっているアライちゃんの両腕めがけて、両手に握り込んだ石を振り下ろした。

アライちゃん「ぴぎいいいいいいいいいーーーーーーーーーーーーっ?!!」ドグチャァア

アライちゃんの両手は両足と同じようにほとんど動かせなくなった。

男子1「よし準備かんりょー。オレからいくぜ?」ポイッ
男子2「いーよー」ポイ

男子たちは用済みになった石を道端に放ると、めいめいに屈伸したり靴の履き具合を直したりしている。

アライちゃん「な、なにを…」
男子1「よーし、行けっ!」ドカッ

男子1はアライちゃん目がけて左足を思い切り振り抜いた。

アライちゃん「ぎゅぶっ?!」

腹部を蹴り上げられたアライちゃんは放物線を描き、

アライちゃん「いぎっ?!」ドシャッ

固いアスファルトに打ち付けられてバウンドし、

アライちゃん「い、ぎ、ぐぅ…!」ズザザザー

横倒れの姿勢で地面を文字通り身を削られながら滑って、やがて停止した。

アライちゃん「げほ、ごほっ……い、いちゃい、の、ら……」ビチャッ

内臓を損傷したのか、アライちゃんの咳き込みには血が混じっている。

男子1「おー、飛んだ飛んだ」
男子2「もう曲がり角近くじゃん…ずっけーなぁ」
男子1「センリャクだよセンリャク」

駆け寄ってくる男子ふたりを錯乱する視界で視たアライちゃんは、ぷるぷると身を起こした。

アライちゃん「ヒト…しゃん……」ゲホゴホッ
アライちゃん「やめ、て…ほし、い…のら」ゴホッ
アライちゃん「かわいい、しっぽのだんす…するから、…ゆるして、ほしいのだ…」ゲホッ
277 :アライちゃん蹴り [sage]:2018/11/14(水) 18:17:21.34 ID:jFczhfCs0
そして、手足の激痛でいびつな、四つん這いのような姿勢を取ると、しっぽを左右に降り出した。

アライちゃん「げほっ……だんす、だんす、しっぽのだんす…かーいーかーいーあらいしゃn…」シッポフリフリ
男子2「行けっ、ドライブシュウゥゥ―――ッ!!」ドグシャアァ
アライちゃん「ぎぴいいいいいぃっ?!!」

その尻に男子2の蹴りが叩き込まれ、アライちゃんは再び空を舞った。

そして…当たり前だが、その軌跡が曲がったりすることはなく、そのまま路地の角の壁に激突した。

アライちゃん「ぎゅべっ!!」ベシャア

したたかに壁に打ち付けられたアライちゃんは、そのまま地面に落下し、もう一度衝撃を味わった。

アライちゃん「ぐぶっ!!」ズシャア

男子2「…まぁ、曲がるわけないよな」
男子1「あれってボールみたいな形に回転かけるんだろ? そりゃそーだよ」

男子たちはまたアライちゃんへ駆け寄る。

アライちゃんはといえば、まず落下の際に右手側から落ち、右腕を骨折していた。曲がってはいけない方向に曲がっている。全身砂埃と擦過傷まみれであり、失禁により下腹部は汚れに汚れている。

アライちゃん「ごほっ、ゲホッ!」ビチャッ

さらに、自らが吐瀉した血や胃液で上半身も汚らしい。

アライちゃん「…ゃ、めて……かー…い…あ、ら……」カヒューカヒュー

もっと言えば、呼吸音からして肺も痛めているようだ。まさに息も絶え絶えである。

男子1「…だいじょうぶか、こいつ?」
男子2「着くまでに死んだら、直前に蹴ったやつの負けだからなー」
男子1「ええ?! うーん…」

男子1は、打ち捨てられたアライちゃんの下に、自らの足の甲をシャベルのように差し込み、

男子1「ていっ」ヒョイッ

すくい上げることによってアライちゃんを転がして移動させた。

アライちゃん「…ぅ、ぎ……いっ……ちゃ、い……」ゴロゴロゴロズザー

男子1「おー、うまいうまい」
男子2「まねしよー」

転がり止まったアライちゃんに、また男子たちが駆け寄ってくる…

アライちゃん「…ゃ、め……ぴいいぃ……いぎゅぅぅ……」ゴロゴロゴロゴロズザー
アライちゃん「……ぎぃ……ぐぅ……っ…」ゴロゴロゴロズザー
アライちゃん「……の………だ………」ゴロゴロゴロゴロゴロゴロズザー
アライちゃん「……」ゴロゴロゴロゴロゴロズザー

やがて男子1の家が見えてきたあたりで、男子がおもむろに切り出した。

男子1「…そういえばさ」
男子2「うん」
男子1「おれんちとケンちゃんち、どっちがゴールなの?」
男子2「…ぶっちゃけ考えてなかった。シュウちゃんが蹴って[ピーーー]と思ってたし」
男子1「おぉい!」
278 :アライちゃん蹴り [sage]:2018/11/14(水) 18:18:04.35 ID:jFczhfCs0
アライちゃん「…ぃ……ちゃ………」ゼエハアゲホゴホ

全身に渡る擦過傷と、広範囲に渡る内臓損傷によって、アライちゃんの生命力は堰を切ったダムから溢れる水のごとく秒単位で流出していた。

しかし――。

アライちゃん「……いきる、のりゃ……! …おかーしゃんが……まってる…のりゃ……!!」ゼエゼエプルプル

アライちゃんはズタズタの身体に力を入れて動こうとする。その脳裏には、さっきまでいっしょだった家族の思い出が巡っていた。
きびしいけど、あったかくて、いつもはたけからおやさいを見つけてきてくれたおかーしゃん…いつもおやさいをひとりじめしようとするおねーしゃん…まだしゃべれなくてまぬけにぼーっとしているいもーと…

アライちゃん「…かえ…る…のりゃ…! みん、なの…!」ゼエゼエプルプル

男子1「まーいーよ、もうゴールで。それよりも、俺んちでさっさと宿題終わらせてからスマブラやろうぜ!」
男子2「さんせーい」
男子1「よっと!」

出し抜けに、男子1は足元からほとんど動いていないアライちゃんに、全力の蹴りを叩き込んだ。

アライちゃん「ぶぎゅうぅっ?!」ヒューーーン
男子1「これでよし! ただいまー!」ガラガラ
男子2「お邪魔しまーす」トテトテ

男子たちは飛んでいくアライちゃんに目もくれずに男子1の家に入っていき…

アライちゃん「ぶべえええぇぇっ?!」ズザザザザザザー

アライちゃんは放物線を描きながら、住宅街の路地を抜け、車通りの多い大通りに落着・滑走し…

大型トラック「ぶおーーん」ドドグチャァッ
アライちゃん「ぴい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛――――――――っ?!!!!!!!!」ペシャンコ

通りがかりに大型トラックが、その前輪と後輪でアライちゃんの下半分を轢き潰していった。

アライちゃん「い……ちゃ…」

アライちゃんは事ここに至って、ついに観念した。(だいぶ遅いが)もうどうやっても助からないと悟ったため、自分の死を受け入れたのだ。

そして目を閉じた。どうかこの生命が尽きるまでの僅かな間、もう会えないおかーしゃんたちの思い出を…

スポーツカー「ぶいいいいいいいん」ドグチャァ

走馬灯を再生しようとしていたアライちゃんの脳は、頭部や上半身ごと、法定速度オーバーのスポーツカーに轢き潰された。

アライちゃん「」

アライちゃんは自身の厚みを失って絶命した。そして、その後も延々と通りがかる車に轢き潰された。

路面は惨憺たるありさまであったが、日が暮れてしまってドライバーたちは何も気づかなかった。

翌朝にカラスたちによって啄まれ、アライちゃんだったミンチは路面からいなくなった。
279 :アライちゃん蹴り [sage]:2018/11/14(水) 18:18:31.04 ID:jFczhfCs0
男子2「シュウちゃーん、学校いこーぜー」
男子1「あいよー」

男子1は玄関で靴を履いていた。後ろには見送りに来た母親が立っている。

男子1母「気をつけていってくるのよ。今朝はなんかカラスが多くて気味悪かったから」
男子1「はーい。…よし、じゃいってきまーす」ガラガラ

男子1と男子2は連れ立って学校へと向かう。

男子2「昼たのしみだなー」
男子1「いまから給食の話かよ…」
男子2「だって昨日スマブラで勝ったから、シュウちゃんの牛乳はぼくのじゃん?」
男子1「くっそー…。そもそもなんでそんな勝負になったんだよー…」
男子2「あれでしょ。えーと…。…忘れたけど、昨日帰りになんかで勝負して、決着がつかなくて、このままだと収まりが悪い!とか言い出すから」
男子1「…くそー。プリン縛ってないケンちゃんに挑むのが無謀だった…」

今日も町は平和だった。
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/14(水) 18:19:27.67 ID:jFczhfCs0
やべ、sagaにし忘れた。
とりあえず以上です。
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/14(水) 19:36:47.44 ID:7yGFIohIO
乙!
今頃母親がどうしてるか気になりますね
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/14(水) 19:52:03.34 ID:bX72Ztezo
乙!
いい話だった!
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/14(水) 21:11:39.95 ID:JCEkFLkjo

一匹害獣が消えてめでたい
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/14(水) 21:42:06.55 ID:nU1w66Ico
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/11/15(木) 01:06:11.12 ID:vLJRIZ+m0
otu
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/15(木) 16:14:31.08 ID:5o4Trk6lO
乙。
アラ虐世界のトラックはいつもいい仕事してくれるねぇ
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 00:38:09.00 ID:6TqFpMuO0
ここはサンドスター製造工場。
フレンズたちの健康維持には欠かせない高品質なサンドスターを生成する施設だ。

今日も一匹のアライさんが新たに搬入されてきた。
この施設に運ばれてくるアライさんはすべて妊娠している個体だ。
捕獲後の尿検査で妊娠判定されればこの工場送りとなる。

麻酔で眠らせているアライさんを分娩台のような寝台に固定すると、すぐに下腹部の切開に取り掛かる。
今回捕獲されたのは妊娠1か月ほどのようだ。
通常アライさんは受胎後60日程度で出産する。

工場の作業員は慣れた手つきで下腹部にメスを入れ、子宮を取り出す。
おもむろに子宮を切り開くと、まだ小指程度の大きさの胎児アライちゃんが現れた。

作業員は胎児アライちゃんを掴み上げると、母体と胎児をつなぐ器官、へその緒を切断した。

胎児アライちゃんはほんの数秒、動いたような気がしたがすぐにバットに乗せられ別の場所に運び出される。

作業員はアライさん側のへその緒をある機具につながったコードに押し当てる。
端末に特殊な加工を施したコードは血液を吹き出すへその緒とすぐに癒着すると、その中を流れる液体、臍帯血を通し始めた。
成分献血で使用する遠心分離の機具のようなそれは、アライさんが我が子胎児アライちゃんに与えるはずだった栄養を含んだ血液から必要なサンドスターを取り出し、またアライさんの体に返していく。

別の作業員が手早く開口した腹部を縫合すると、部分麻酔のための点滴の準備にかかる。

この個体も下半身を機具に固定されたまま、給餌されサンドスターを取り出すようになるのだ。

麻酔から覚めたアライさんは、自らの下半身を覆われた状態でお腹の中の子の栄養になると信じて疑わないまま給餌を受け、もういないお腹の子に語り掛けながら死ぬまで生体工場として利用される。


良質なサンドスターはこうして作られているのである。
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 08:27:24.17 ID:NkYkQ3/x0
おつです。もうお腹の中に赤ちゃんがいないと知った時の困惑と絶望しているところを見てみたいですね
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/19(月) 02:09:59.74 ID:yuZkh7l80
こういう大義のあるアラ虐が好きだわ
淡々と人類の役に立つことのみに特化した扱いを受けるアライさん、アリだと思います
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/29(木) 22:22:41.88 ID:im6i/2x60
アライさん殲滅物語

便利屋「ふう・・・ 畑仕事はきついなあ」

おかん「おつかれさん。午後は害虫駆除の仕事でしょ?」

便利屋「あ!そうだった!」

俺は、急いで害虫駆除の準備に取り掛かった



都会に就職して数年働いていたのだが、実家の父親が腰を悪くして農家を手伝うために辞めた
需要は少ないものの害虫駆除の仕事やほかの雑用もすることにした
都会で暮らしていたころよりも収入がいいのは何という皮肉か・・・
しかし、この農家の日々が嫌いというわけではない
むしろ性に合っているようにも思える
忙しいながらも充実した日々を過ごしていた・・・ のだが・・・
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/29(木) 22:27:26.33 ID:im6i/2x60
便利屋「アライさん?」

おとん「そう、アライさんだよ。害獣のアライグマのフレンズの」

おとん「お隣さんの畑に出たらしくてな。お前、害虫駆除の仕事もやってるからついでにやってくれよ」

便利屋「やだよ。あのキモイやつだろ?」

おとん「金は払う」

便利屋「ご利用ありがとうございます」

俺は金に釣られてアライさん駆除をすることにした

ガキの頃にも悪さをしているところを石を投げて追い払ったことがある

まあ、ちょっと小突けば済むだろう

      
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/29(木) 22:35:04.01 ID:im6i/2x60
〜翌日〜

俺はアライさんを探しに山の中を歩いていた

山の空気はきれいだなあとのんきなことを考えていた

すると、

???「おい、そこのお前!ここはアライさんの縄張りなのだ!」

耳に障る声、一人称が自分の名前、えらそうな口の利き方・・・

そう、アライさんである

便利屋「おい、ころすぞ。人里に現れるな」

アライさん「な、なんなのだお前!いきなり何を言っているのだ!」

アライさんに突っ込まれた
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/29(木) 22:56:18.27 ID:im6i/2x60
便利屋「んなことどうでもいい。おまえだろ?畑荒らしている害獣はさ」

アライさん「アライさんは害獣じゃないのだ!畑って何なのだ?アライさんはお野菜食べただけなのだ」

便利屋「荒らしてんじゃねえか あれは人間様のものなんだよ 」

アライさん「あれはアライさんが見つけたのだ!アライさんのものなのだ」

こいつと喋っても時間の無駄だ 適当に小突いて人間様の偉大さを叩きこんでやる

便利屋「ちょこざい!」ブン

アライさん「タコス!」ゴチーン

便利屋「さっさと消え失せるんだな お前にも家族がいるだろう(いたらころす)」

アライさん「こんな悪事ゆるせないのだ!たあ〜」ドタドタ

お決まりのタックル・・・ 余裕でカウンターができる アライさんの顔面にこぶしを叩きこんだ
アライさんのタックルで無駄に加速がついているから威力もそれなりだ

俺は右手首を痛めた
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/29(木) 23:04:22.85 ID:im6i/2x60
便利屋「くっそぉ〜・・・ いってー・・・」ジンジン

俺は右手首をさすりながらアライさんの無様な姿を眺めた

アライさんはギャグマンガみたいに両方の鼻の穴から血を流している

顔はよく見ると体毛でおおわれている 肌と思っていたところは肌色の毛でおおわれている

どうやら素肌だと思っていた部分はすべて体毛でおおわれているようだ 気持ち悪い

口の周りはなんだかわからない汚れや食べかすが付いている

服?にもついている

アライさんがしゃべっている間ずっと変なにおいがしていると思ったらこれが原因のようだ

本当に不快な生き物だ

アライさん「ゆ・・・ゆるせないのだ」ワナワナ

便利屋「おだまり!」

俺はアライさんを踏んづけた

アライさん「のだ!きゅるるるるる!」ガブ

便利屋「あいってえええええええーーーー!」

何と害獣がかみついてきやがった
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/29(木) 23:10:26.23 ID:im6i/2x60
俺はのたうち回った

傷口をみると血があふれてきた

腐ってもアライグマか

アライさん「まだおわりじゃないのだ!」ザク

便利屋「ぎゃあああ!!」ザシュ

アライさんに引っ掻かれた

尋常じゃなく痛い 服だけじゃない 皮膚まで切られた 血が地面に滴り落ちるほど流れてきた

あれ?やばくね?つーかアライさん強くね?

あ・・・ 俺が追い払ったのアライちゃんだわ

道理で簡単だったわけだ

便利屋「いちちち!アライさんストップ! そうだ!話し合おう!」

アライさん「ころすと言って襲い掛かってきたやつと話すことなんて何もないのだ!」

ごもっともである

アライさん「とどめなのだ!たあー!」どたどた
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/29(木) 23:16:23.83 ID:im6i/2x60
アライさんが除草を付けてタックルをかまそうとする

俺は慌てて地面に何かないか探った

左手が何かをつかんだ

俺は無我夢中でアライさんに振った

アライさん「ぎゃん!のだああああ!!」ジタバタ

顔をあげてアライさんを見ると右目に何かが生えている

木の枝である

アライさんが痛みにもがくたびにブンブンと振り回されている

便利屋「ひいい!」

俺は恐怖のあまりはたいた 

ブチッと嫌な音がして木の枝が落ちた

先端には眼球が突き刺さっていた

アライさん「あああああ!逃げるのだああああ!」ダッ

アライさんは逃げ去った
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/29(木) 23:32:25.38 ID:im6i/2x60
その後、逃げ帰った俺は親父にこっぴどく叱られた

農家ならアライさんの厄介さは痛いほどしているはずだ

それなりの装備をしろ 害虫駆除の仕事をしているんだからあるだろう

それ以前にコンビニに買い物に行くような恰好で行くなんてあほか、と・・・

完全に油断していた・・・

脛、腕併せて五針縫った

寄生虫や狂犬病の危険性はないが本当に痛い目にあった・・・

ちゃんと準備するべきだったのだ・・・



つづく
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/29(木) 23:47:09.40 ID:sXfUp9cpO
乙です!
手に汗握る、緊張感溢れる戦いでした
圧勝はできないけどギリギリで勝った、好きなパワーバランスです
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/30(金) 00:10:24.82 ID:NPJuXrido

逃げたアライさんがどうなるか気になる
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/01(土) 09:54:13.50 ID:ac7R1N+9O
ある日、ぼくはアライちゃんを踏み潰して殺した。その時自分の中で何かが生まれたような気がした。でも気のせいだと思った。

ある日、ぼくはまたアライちゃんを踏み潰した。しかしこの時は前みたいな気分は来なかった。前の気分は気のせいだったのだろう。

ある日、ぼくは家に湧いたアライちゃん3匹を踏み潰して殺した。2匹目を殺した時だ、あの時生まれた何かが大きくなった。なんだろう…この気持ちは…自分の中の何かが大きくなった時の感覚は癖になりそうだった。

その日からぼくは自分からアライちゃんを探しては踏み潰すを繰り返した。アライちゃんを殺せば[ピーーー]ほど何かが大きくなった。両親はやめるように言った。でもやめる気にはならなかった。
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/01(土) 10:06:49.74 ID:ac7R1N+9O
ぼくは、いつでもアライちゃんを[ピーーー]ための準備をするようになった。かばんか筆箱にはいつもカッターナイフを入れておいた。

ある日、僕はいつものようにアライちゃんを探しているとアライちゃんのほかにもう1匹。お姉さんと思われるアライしゃんがいた。2匹は公園で鬼ごっこをして遊んでいた。ぼくは2匹に近づきまずはアライちゃんをアライしゃんの目の前で踏み潰した。当然、アライしゃんはこっちに突撃してきた。ぼくは、持っていたカッターナイフでアライしゃんを胸からお腹にかけて最初から[ピーーー]つもりで切り裂いた。でも一発では殺せなかった。少し面倒だったがなんとか2匹殺した。自分の中の何かがいつもより大きくなった気がした。

ある夜、夢で自分の奥底から「足りない…まだ足りない…」と呼びかけてくる夢を見た。朝起きて感じた。まだ足りないもってアライちゃんを殺せばいつかは足りるようになる。

ぼくは、家族旅行で他県へ行く時も準備は忘れなかった。ぼくはそれなりに大きかったから両親も単独行動は許してくれた。その時にもぼくはアライちゃんを探して殺した。

ある日、またアライしゃんに遭遇した。向こうはこっちが弱そうと感じたのか自分から攻撃してきた。ぼくはとっさにカッターでアライしゃんを切り裂いた。一撃で[ピーーー]ことができた。

302 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/01(土) 10:19:11.28 ID:ac7R1N+9O
気がつけばぼくはほぼ大人だった。ぼくの武器はカッターナイフからナイフ(銃刀法違反だどーのこーの言うのはゆるして)に変わっていた。ぼくはもうアライさんも一撃で殺せるようになっていた。でも殺せない時もあった。ぼくが最初からアライさんに対し、絶対[ピーーー]と思わないと一撃では殺せなかった。

ある日、政府は野良アライさんの一斉駆除を行うと宣言した。これにより各地の野良アライさんは着々と姿を消していった。ぼくも駆除を行う側として残り少ないアライさんを殺し、自分の中の何かを大きくすることに熱中した。

そして終わりの日がやってきた。全国の野良アライさんは絶滅し残ったのは実験用や一部のアライさんはのみだった。

ぼくは、その実験用アライさんのいる研究所に就職した。だが今回は[ピーーー]ことはしない。自分の中の何かはなんだったのかを突き止めるため。研究所はとても楽しかった。

ある日、ぼくはある日「決意」と言う言葉を聞き感じた。いままでアライさんを一撃で殺せたのは自分が持つ「決意」によるものだったのだと悟った。そして、ぼくはこの力を「ケツイ」と呼んだ。

303 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/06(木) 00:55:33.01 ID:pAJl7tkM0
ある日、研究所の実験用アライさんが皆殺しにされた。
それを聞いた瞬間ぼくの中の何かが囁いた。
「追え…追って殺せ…そして私とお前は一つになる…さあ、追え…あの家の生き残りだ…」
・・・そうだ。ぼくは何故今までアライちゃん達を殺してきたのか。そう、ぼくの中の何かを大きくするため。大きくなった時なあの感じ。初めて感じた気持ち。殺せば[ピーーー]ほど感情を抑えたからのが容易になった。抑えれば抑えるほど殺しても何も感じないようになった。
同僚「おい、どこへ行くんだ?」
ぼくは一目散に家に戻った。そしていつもカバンの中に入れておいたあのナイフ。数十匹のアライさんの血を吸い込んだナイフ。それを手に持ち、あの最後の生き残りの家に向かった。でもすぐに見つけた。ヤツはリュックサックを背負い何者かに追われている顔で走っていた。
「チャンスだ。恐らくヤツは山へ逃げるだろう…そこで殺れお前のケツイなら一発だ」
ぼくはヤツに気づかれないように尾行した。
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/06(木) 01:10:24.92 ID:pAJl7tkM0
ヤツは山の入り口にたどり着いた。

アライさん「ここなら安心して暮らせるのだ…。ここで…チビと静かに暮らしていくのだ…」

なんて呟いている。ぼくは堂々と後ろから近づいた。

ぼく「おや、こんなところでどうしたんですか?それに、アライさんが一人で歩くと危険ですよ…」

アライさん「チビとここで静かに暮らすのだ…お願いなのだ。誰にも喋らないで欲しいのだ…。・・・お、お前…なんか変なのだ…。やめるのだ!来ないで欲しいのだ!あとその気味の悪い顔をやめるのだ!悪趣味なのだ!」

*邪魔だ。そして最後だ。

ぼくはケツイを抱きアライさんめがけてナイフを振るった。

・・・

ザシュッ!

アライさん「あ、ヘラジカ…ものすごいひどい怪我なのだ…」

ヘラジカ「気にするな、ただのかすり傷だ。さあ、はやくフェネックと一緒に逃げろ!ここは私が食い止める!」

フェネック「アライさん!早く、こっちに来て!」

アライさんはフェネックと共に森の中へと逃げていった。

ヘラジカ「フッ…ただのかすり傷か…友人の手前こう言ったがお前の一撃で私はもうダメなようだ…フェネック、アライさん。しっかり行きてくれ…」プシュウウウウ

サンドスターが傷口から滝のように流れ出る
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/06(木) 03:50:52.80 ID:fgM5J+cIO
ヤバい…逃げろ…!
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/07(金) 00:39:52.86 ID:Sn4hfWJJ0
プシュウゥゥゥゥゥゥ…

ヘラジカの傷口からサンドスターが滝のように流れる落ちる。

ヘラジカ「…いや…まだだ。うっ、なんだか体が燃えるように熱い。今にも私は元の動物に戻ってしまうだろう…。だが私の心の奥底で言いようのない思いが溢れている…。これはもはやあいつだけの問題ではないだろう…。お前が私を倒せば…完遂するつもりなのだろう…。野良アライさん殲滅計画の上の計画、アライさん絶滅計画を。これまで続いてきたアライさんの血統がお前によって一瞬で絶やされる。だが友人であるあいつにそんなことはさせない。私たち友人の思いはただ一つ。お前を倒すことだ。ヒト。いやお前がヒトですらないバケモノだろうと。友人を守るため…。この私ヘラジカがお前を打ち倒す!」

ビカーン!

ヘラジカの周りを光り輝くサンドスターが覆い光が消えるとそこに現れたのは…

髪の毛は逆立ち、ツノは前よりも発達し左目からは光が右目は血走った前のヘラジカとは程遠いヘラジカの姿だった。

ヘラジカ「さあ、お前の本気を見せてみろ!」

*ヒーローがあらわれた。

307 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/09(日) 22:18:02.28 ID:R9KGgt9S0
もうちょっと続きます。

ハア……ハア……

森の中を二人のフレンズが走る。そうさっきヘラジカに逃げろと促されて逃げてきたアライグマとフェネック。

アライさん「ハア…ハア…も、もう走れないのだ…」ゼ-ゼ-

フェネック「アライさん!止まっちゃダメだよ!ヘラジカが時間を稼ぐうちに早く逃げなきゃ!」

アライさん「あ、アライさんを置いて逃げるのだ!あ、あいつの目は行く手を阻む者は容赦なく皆殺しにする目なのだ…。だからアライさんが殺されればフェネックは殺されないで済むのだ…早く逃げるのだ!」

フェネック「あ、アライさんを置いてなんて行けない!アライさんが殺されるなら私も殺される!あ…こんな所に洞窟…アライさん、ここで一旦隠れようよ…」

アライさん「あっ、気づかなかったのだ…。じゃあとりあえず休憩なのだ…」

フェネック「ヘラジカ…」

・・・

ヘラジカ「ウオオオオオオオ!!!」

ヘラジカは助走をつけ、ぼくに前と変わったツノの武器を振り下ろす。

MISS

そこにすかさずナイフを振り下ろす!

ヘラジカ「!?」

ザッ!

ヘラジカ「グッ…!」

ぼく「へぇ…(ニヤリ)」

ヘラジカ「このっ!!」ブゥン!

MISS

ヘラジカ「ハア…ハア…ハア…」

ぼく「さて…そろそろ終わらそうか…」
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/09(日) 22:33:28.98 ID:R9KGgt9S0
洞窟

ヒグマ「おい、大丈夫か?大変なことになった…。なぜあいつはアライグマを絶滅させようと考えるのか…。」

キンシコウ「えぇ…今、ヘラジカさんが闘って時間を稼いでいますが最悪の事態が訪れるとなると…」

ゾクッ!

皆一斉に寒気に襲われた。それと同時に…

ヒグマ「…皆感じただろう…。最悪の事態だ。ヘラジカが殺された。あいつの気が一瞬で消えた。あいつは一体どんな人間…いや、化け物なんだ!?」

キンシコウ「しかし、ヘラジカが殺されたとなればここもすぐ見つかってしまいます。早くここから逃げなくては!」

ヒグマ「…頼むぞ、フェネック」チラッ

キンシコウ「コクリ」

アライさん「み、みんなどこへ行くのだ?あいつと戦うなんて言わないで欲しいのだ!これ以上死んでほしくないのだ!」

ヒグマ「安心しろ、応援を呼んでくるだけだ。すぐ戻ってくる。」

ヒグマとキンシコウは洞窟から出て行った。

フェネック「…さあアライさん、早く逃げようよ…」

二人は洞窟を後にした。

ヘラジカ「」プシュウウウウウウ…

敗れたヘラジカの亡骸からはサンドスターが流れ出た。やがてサンドスターが切れてくると、亡骸は徐々にフレンズの姿から元の動物の姿に戻って行った。でも彼女は二度と目覚めることはない

ザッ…ザッ…

森の中を歩いていると目の前に…
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/09(日) 22:59:11.84 ID:R9KGgt9S0
ヒグマ「お前がここにいるということはヘラジカは殺されたみたいだな…。…行くぞ!キンシコウ!ヘラジカの仇!!」ダッ!

キンシコウ「はい!ヒグマさん!」ダッ!

ザッ! ザシュッ!

ヒグマ「!?」ドシャア

キンシコウ「…え?」

ぼくは一瞬のうちにヒグマの体を横一文字に切り裂いた。

ヒグマ「…はっ…なんだ、この強さ…最強すぎるだろ!ハハ…ハハハ!」

キンシコウ「ひ、ヒグマさん…?」

ヒグマ「キ、キンシコウ…は、早く…逃げ…」

ザッ!ザシュ!

キンシコウ「え、ひg…」ヒュ-ン

ケツイの力は素晴らしい。どんな奴でも一瞬で終わらせられる。さて、早く最期の害獣を見つけ出すか…ザッザッザッ

・・・

フェネック「アライさん、ここに入ってて。私は外で見張ってるから!」

アライさん「わ、分かったのだ…」

害獣がどこに行ったか。ぼく…いや私には分かる。野良アライさん駆除作戦の際、使っていたものをまだ使っているだけ。野良全滅の後レーダーは回収されたが私は偽物を返却した。

…あと少しの洞窟の中だな…お、誰が一人近くにいる。

フェネック「やあやあ。なにやら急いでるみたいだねー。おにーさん。」

フェネック「…ねぇ、ひとつだけ質問させて。どうしようもない悪党でも更生できると思う?みんな、変わろうと思えばいい人になれたのかな?」

ザッ…私は一歩踏み出す。

フェネック「ふふふふ…そうか〜じゃあ質問を変えるね。」

フェネック「私と最悪の時間を過ごしてみない?もし、君が一歩でも踏み出せば…これから起こることにきっと後悔することになるよ〜。」

ザッ…もう一歩

フェネック「やれやれだよ〜ごめんね。アライさん、見張りなんて嘘ついちゃって」

フェネック「はあ〜清々しいよね〜森の中って。小鳥は歌ってるし、空気は美味しいし…。」

フェネック「こんな清々しい日こそ、君みたいなヒトには…」

地 獄 の 業 火 に 焼 か れ て し ま え
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/13(木) 23:54:13.62 ID:0iwhgFr30
・・・

私「君は…感じたことがあるかな?フェネックさんよ…フッフッフッフッ…」

私「ハッハッハッ…アライさんを殺し続けるうちにね。心がどこからか腐っていくのがわかるんだ。だが、それを止める努力をする気が起きなかった。何故だかわかるかい?」

フェネック「・・・」

私「その腐食部分こそ、本当の私だとわかってきたからさ。何かのため、誰かのために殺しを続けるうちにだんだん[ピーーー]ために目的を探すようになる。まるで本末転倒だよ…。君もきっとそうなった…。」

フェネック「君、本当に腐ってるね。」

私「フッフッフッ…。さて、そろそろ始めようか」ダッ!

私は話を終えた直後にフェネックに向かって決意を抱いたナイフを振り下ろす。

スカッ! MISS

フェネック「え?最初から攻撃を食らうと思ってたの?」

・・・

洞窟

アライさん「フェネック…遅いのだ…」

アライちゃん「おかーしゃん!おなかすいたのりゃ!」

アライさんが背負ってきたリュックサックの中には数匹のアライちゃんが入っていた。当然このアライさんの子供である。

アライさん「ちょっと待つのだ。今はクッキーしか食べられないのだ。ちょっと我慢して欲しいのだ。」

アライちゃん2「おかーしゃん!へねっくはどこなのりゃ?」

アライさん「フェネックは今ご飯を探しに行ってのだ。」

アライちゃん3「はやくおうちでへねっくとあそびたいのりゃ!」

・・・

フェネック「ハア…ハア…。もう良いよ…。私の必殺技…」

フェネック「何 も し な い」

・・・・

フェネック「えぇ…そういう事だよ。正真正銘何もしない。私はあなたを倒せない。次で私はあなたに殺される。だから私は君を動けないようにした。君がやめると決意するまでね。」

・・・

フェネック「・・・」ウツラ…ウツラ…

フェネック「・・・zzz」

*fight

ヒュン!

MISS

フェネック「おーっと、そこは問屋g…」

ヒュン!・・・ザシュッ!

99999999999

フェネック「・・・やはりこうなっちゃうよね~。でも私は警告したからね。・・・アライさん、一緒にじゃぱりまんでも食べようよ〜」

バタン!シュウウウウウウウウ…
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/12/14(金) 19:46:54.00 ID:gwL449S/0
乙。
312 :AradentityV [sage]:2019/01/13(日) 22:51:23.93 ID:1XhKk+/F0
undefined
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/06(金) 10:51:00.05 ID:KCnYPMK/O
[ピザ]アラ「の゛り゛ゃ゛ー゛ん」(野太い声)

飼い主「やり過ぎた、というか浅はかだった…」

フレンズではないほうのアライグマは、太らせることによって成獣になっても大人しくなるという話がある。

実際海外のアライグマ動画を見ても、成獣であろうアライグマとその飼い主が普通に仲良さそうにしているものは、大抵アライグマが肥満体形なのである。

それに気がついたこのお話の主人公は、アライちゃんも同じように太らせれば最期まで良好なペットと飼い主の関係でいられるのでは?と考えた。

[ピザ]アラ「の゛り゛ゃ゛ー゛ん」グデーン

餌代は元より覚悟の上だったし、やはり動くのがツラいのか散歩すら行く必要がなかった。

好奇心よりもダルさの方が勝っているのだろう、叱らなければいけないようなことだって少しもしない。

飼っていてとても楽ではあるのだが、一つ致命的な欠点があった。

それは、全く可愛くないということだ。

動画で見られる獣のほうのアライグマは、太っていてもとても愛らしい。昔の人が輸入して飼いたくなるのもわかるというものだ。

また、肥満のペットが可愛いのは、なにもアライグマに限った話ではない。猫だって太っていても可愛いものは可愛い。

だがフレンズの外見は獣の耳と尻尾がついているだけのいわばコスプレ人間だ。そんな生き物が動く気力も無くなるくらい太っているならば見た目は相当酷いものだと想像できると思う。

このアライちゃんは、つまりそんな醜い外見をしているアライちゃんなのだ。

飼い主(痩せさせるには相当なスパルタでいかないと無理だが、そうすると確実にコイツは俺への信頼感を無くしてしまう…詰んだな。)

[ピザ]アラ「け゛つ゛く゛ろ゛い゛ー゛………ち゛っ゛ほ゛の゛さ゛き゛っ゛ほ゛し゛か゛と゛と゛か゛な゛い゛の゛り゛ゃ゛ー゛」ジタバタ

[ピザ]アラちゃんの命運や如何に
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/06(金) 10:52:33.17 ID:KCnYPMK/O
デとブをくっつけた単語がNGワードかなにか知らないけど勝手にピザに置き換わるってマジか
知らなかった
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/22(日) 22:00:31.07 ID:8h6x7SadO
勧善懲悪

母「チビたちー!しっかりお母さんについてくるのだぞー!」
1「わっちぇ!わっちぇ!」
2「よいちょ!よいちょ!」
3「ふぅー…ふぅー…」
4「まってぇーおかーしゃー!」

このアライさん一家の住んでいる山は、動物たちが生きていくのに困らないほど実りが豊かだ。
そのおかげでこの山のアライさんたちは皆、人間への悪事などは一切働いたことがない。

母「疲れたのかー?なら少し休憩するのだ!アライさんは寛大だからチビたちを置いてったりしないし、遅いからって怒ったりもしないのだ!」
1「べたー」
2「ぐでー」
3「ぜぇ…はぁ…」
4「ぐしゅっ…えぐっ…はぐれゆとおもったのりゃ…」

食べ物に恵まれている環境で育ったアライさんは、とてもおおらかな性格の個体に成長したようだ。

母アライさんは、歩くスピードが全然違う子供たちを気遣って一緒に休憩していた。

的が、止まっていた。

パスン…

なにかが弾けるような音がした。

母「うぁっ…」
バタン
1「おかーしゃんもつかれたのりゃ?」
2「いっしょにねゆのりゃー!」
3「あっ!おかーしゃんあたまけがしてゆのりゃ!ぺろぺろとどかないからあらいしゃんがぺろぺろしてあげゆのりゃ!」
4「はやくげんきになってーなのりゃーぺろぺろ」

アライさんは産まれた時点で、生きているだけで悪だというオチでした。
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 11:11:43.28 ID:GcSeLPYLO
>>315
乙です!
その後の親を亡くしたチビたちの死にざまも見たいですねぇ
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/24(金) 10:31:09.05 ID:jabZTJkaO
飼い主「コロナで給料減ってツラいのだ…」(物真似)

アライちゃん「かいぬししゃん!ふよーふきゅーのがいしゅつはひかえて、あらいしゃんとあそぶのりゃ!おうちであそべばおかねもかからなくてけーざいてきなのりゃ!」

飼い主「餌とトイレの砂代を浮かせつつお金が貰える方法があるな…」ジーッ

アライちゃん「のりゃ?」

ピッポッパ、prrrrr…

飼い主「もしもし、害獣の死体を引き取ってもらいたいんですけど…アライさんの幼体一匹です。よろしくお願いします。」

アライちゃん「かい、ぬし…しゃん?」

飼い主「ごめんな」

アライちゃん「な、なにするのりゃ!やべで!がいぬじじゃ」

ゴキッ!

体を張って飼い主の生活を支えた偉いアライちゃんでした

終わり
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 12:44:56.46 ID:2ZWtBZZ2O
夏のペットアライちゃん

僕が家に居る間は、アライちゃんをケージから出してある程度自由にさせているのだが、最近のアライちゃんは元気が無いようで、僕に向けている扇風機の風が当たるちゃぶ台の上につっ伏している。

アライちゃん「あぢゅいのりゃ〜…かいぬししゃん、くーらーつけてほしいのりゃ…」ダラー

時間は昼前。今日は外の気温が40°近くもある猛暑日だ。暑さ対策をしてあげないとアライちゃんが死んでしまう。

飼い主「僕も暑いからそろそろ点けるけど、これだと僕が出掛けてる時が大変そうだねぇ…」(ピッ)

アライちゃん「おひさまでてるあいだはいっつもあつあつなのりゃ…」ダラー

ペットの暑さ対策についてネットで調べていると…

飼い主「サマーカットか…アライちゃんは自分の見た目にこだわる生き物だし、イメチェンにもなっていいかもな…」ボソッ

飼い主「よし!アライちゃん、ちょっとだけ涼しくなる裏技試してみよう!」

アライちゃん「すずしくなるのりゃ?やってほしいのりゃー」ノソノソシッポフリフリ

クーラーが効いてきたのと、アライちゃんの気を引けそうな提案によって、ようやくアライちゃんは体を起こし、こっちに近づいてきて尻尾を振りだした。

アライちゃん「それで、なにすゆのりゃー?」クビカシゲ-

飼い主「それは終わってからのお楽しみだから、目を瞑って動かずに待っててねー」

アライちゃん「わかったのりゃ!」オメメギュー!

飼い主はちゃぶ台の上に新聞紙を敷き、そこにアライちゃんを座らせると、櫛とハサミを取り出した。

サラサラサラ〜ジョキジョキジョキジョキ…

アライちゃん「おぉ〜!なんかすーすーするのと、おかおかるくなったきがすゆのりゃ!」

サラ〜、ジョキ、サラ〜、ジョキ…

アライちゃん「しっぽのけづくよいもしてくれるのかー?かいぬししゃんわかってるーのりゃー♪」キャッキャッ

アライちゃんは事の重大さに気づいておらず、飼い主は良かれと思ってやっているようだ。

そして…

飼い主「はい、終わったよー。目を開けていいよー。」

アライちゃん「なのりゃー!………えっ」絶句

アライちゃんは目を閉じている間、確かにこの裏技の効き目を感じていた。かいぬししゃんの作業が進むにつれ、風通しが良くなり、涼しくなっていくのを肌で感じていた。大切なものを犠牲にしているとも知らずに。

アライちゃん「あたまちくちくすゆのりゃ!?あらいしゃんのふわふわおけけがちくちくおけけになってゆのりゃ!?そーのなりゃ!しっぽ!しっぽはどーなってゆのりゃ!?」モゾ

アライちゃんは嫌な予感がよぎり、尻尾を毛繕いするときのように顔の前に持ってきた。その過程で手で触れたとき、頭と同じようにチクチクするのを感じ、半泣きになっていた。

アライちゃん「しっぽぉ…あらいしゃんのしっぽがぁ……うぅ…うっ、のあああああああああああああああん!!!!」ビエーン

飼い主「アライちゃん!?お気に召さなかったってのは察したけどそんな大泣きするほど!?」

アライちゃん「がいぬじじゃんのばがあああああああああああああああ!!!!!のおおおおおおおあああああああああああん!!!!!」ジタバタ

飼い主「ガーン…で、でもこの暑い時期が終わる頃にはまた毛も生え揃ってるよ!それに毛の短いアライちゃんも、プッ、かわいいよ!」

アライちゃん「い゛ま゛わ゛ら゛っ゛だあああああああああああああああああああ!!!!」ギャーギャー

流石に丸坊主で、尻尾も随分細長くなったアライちゃんを改めて見てみると、全く別の(ブサイクな)生き物のようで、笑ってしまった飼い主であった。



飼い主がペット大好きで、ペットも飼い主を信頼していたとしよう。

この条件さえ揃っていればペットは必ずしも幸せになれるだろうか。

答えは、そうとは限らないだろう。

結局は飼い主次第なのだ。

ナチュラルにアライちゃんを虐めてしまう飼い主のお話でした。
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