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穂乃果「えっ…此処、何処なの…?」『14』【せいぞん・たんさく・げぇむ】【R-18】

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853 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res 訂正1000上昇です]:2018/06/20(水) 02:56:30.65 ID:O0sfiVGo0




「ひっく、えっぐ…」

「やーい!高坂がまた泣いたぞー!」


「ないてないもんっ!」


「なきむしゆきほ〜!なきむし!」






「こら〜!やめなさい〜っ!」



「あっ、ゆきほのねーちゃんだ!にげろ!」



「ユキちゃん!だいじょうぶ!痛いとこない!」

「っ、いだく、ない、けど…なみだでるよ、…えぐっ」



「…よーしっ!なきたくなるのとんでけー!」


「…ぐすっ…?」


「こころがいたいのとんでけー!」



「おねえちゃん…」


「おばあちゃんがいってた!ないちゃうのはこころがいたいからだって!
  だから、こころにいたいのとんでけってすればいいの!」



「…」



「あめがふったら、あめなんてとんでけーっていえば、おひさまがでるの!」


「ふふっ、へんなの!」


「えへへ!ユキちゃんわらってくれたね!」



「うんっ!おねえちゃんだいすき!」



――――
―――
−―



雪穂「」パチッ



雪穂「…夢、か」
854 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/20(水) 02:58:01.23 ID:O0sfiVGo0

雪穂「あめなんてとんでけ、かぁ…」



◇丁度読んでた魔法がどうたらのオカルト本に『言霊』って奴が詳しく書いてあった


◇日本人の五行とかそれと同じで昔の人が考えてた事





◇言葉には力があって、それを口にすると本当になるんだって




◇「痛いの痛いの飛んでけ」なんてそこから生まれたとか…


◇人の噂でくしゃみが出るのは言葉の力で遠い地の人間の体調に影響を与えるお呪いだから、とか





◇…お姉ちゃんが雨止めーとか叫んで晴れたとか嘘くさい話を聴いた事もある、やっぱり嘘だね、非科学的過ぎるし




穂乃果「遅れてごめ〜ん!」バタバタ



雪穂「遅い」ムスッ



穂乃果「たはは…ちょっとメールとか着てて」


雪穂「…」ピクッ




▽お姉ちゃんの帰りが遅くなり始めてから頻繁に来る誰かのメール…

▽誰からか…今なら、ううん正確に誰か分かんないけど…きっと件の告白したって女の子からだ





雪穂「…あっそ」



▽熱さのせいかもしれない、苛立つ



穂乃果「…あのね、雪穂、これだけは雪穂に一番に聴いてもらいたいんだ、今お母さん達はコテージだし」

雪穂「なにさ」











       穂乃果「……穂乃果…ね……あの人と、お付き合いしようかなって、思うの」




◇一瞬で氷点下の世界に飛び込んだ気がした
855 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/20(水) 02:58:54.57 ID:O0sfiVGo0

穂乃果「…なんどか、あの子とも話してて…真剣なのはずっと分かってて」




◇私の手から本が落ちた


◇見開いた目はずっと川を…反射する太陽光の煌めきを見ている、見てるけど見てない






穂乃果「…気持ちに答えなきゃって、ずっと思ってたんだ」






◇日差し除けの樹木を背もたれに頬杖をついたままの状態から身体は動かない、金縛りにでも遭ったみたい


◇でも小刻みに身体は動く、自分の意志と関係無く動く

















       穂乃果「昨日の夜、雪穂が応援してくれたから、決心、ついたんだよ」
















◇吐き気がした















雪穂「……は?」



◇捻り出した第一声はなんてマヌケな声だろうか
856 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/20(水) 03:00:03.13 ID:O0sfiVGo0

◇蚊が鳴く程小さい声での「は?」…はひふへほ、50音の『は行』で一番初めに来る発音、それは当然相手の耳に届く訳ない

◇蚊より小さな私の声は蝉の声に負けた、なんだ私は蝉以下か






穂乃果「世間の目とか色々あるけど…でもアイドルをしてる時の私は煌めいて…
     普通にしてる時も好きだって、その子言ってくれてね」





◇やめてよ、いつ惚気話を聞かせてなんていったのさ






穂乃果「…だから、その女の子が一緒に居てくれたらどんな日々になるのかなって」







◇すごいね、女の子同士だから子供もできないね、ウチの和菓子屋終わるね、おめでとう、黙れ







穂乃果「…雪穂には感謝してもしきれないかなって」エヘヘ!



◇やめて、お礼は言わないで聴かせないで言わないで、言うな、やめろ、やめろ!!













          雪穂「ふ―――」







◇ふざけるな












       雪穂「ふぅん?良かったじゃん、まっ!穂むらの跡は私が次ぐから問題ないね」

857 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/20(水) 03:01:01.23 ID:O0sfiVGo0





穂乃果「あはは…そっかぁ」




◇飲み込んだ



◇出かけた言葉を全力で飲み込んでやった



◇よし、良いぞ、このまま何事も無い、平然で居れば良い


◇いつも通りでいいんだ


◇女同士で付き合うとか馬鹿らしい、そんなの望む方がおかしいんだ

◇きっと不幸になる、子供も作れないから跡取りなんて無理だね、お父さんたち怒って反対だね














◇そうとも…








◇好きになっても、諦めるしかない、んだ…絶対にむずばれちゃいけないんだ、きっと怒る、怒られる



◇…手を伸ばして駄目なモノに伸ばすなんて…叶う筈無いモノを…そんな"未来"…"将来"を望むのは…



◇…


◇……望んだのは、間違ってたんだ










          穂乃果「…あれ?雪穂」


           雪穂「どしたのさ」






        穂乃果「その麦わら帽子…」
858 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/20(水) 03:01:52.02 ID:O0sfiVGo0





















       穂乃果「結構、小さいし…頭とかきついんじゃない?」





    穂乃果「そんなの捨てて、もっと頭のサイズにあった可愛いの買った方良いよ?」
















859 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/20(水) 03:03:26.88 ID:O0sfiVGo0




◇ふと、気が付けば、私は2本の脚で立ってた



◇ふと、気が付けば、私は右手を全力で振った



◇風船が破裂したような乾いた音がした











                 ポチャンッ!






◇釣り竿の餌に魚が喰いついたようだ


◇そこに喰いつけるモノがあれば後先考えずにそれに食らいつく、魚って結構お馬鹿だよね








◇破裂寸前の怒りを迸らせた、口実、最後の一押しとなる切欠さえあれば人間は後先考えずに感情に任せる



◇人間って結構お馬鹿だよね












――――――ヒュウウウゥゥ





                       ―――−フワ…





◇強風が私の麦わら帽子を掻っ攫っていく、今日は日差しが熱いから風も帽子が欲しいのかもね

◇私の髪を風が靡かせる、私の涙も風に舞う


◇何が起きたか分からない顔のお姉ちゃんの髪も靡いていた…綺麗だった




              穂乃果「…ゅ…き、ほ?」

860 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/20(水) 03:04:25.61 ID:O0sfiVGo0





             雪穂「………ッ!」





◇美術のデッサンの授業じゃあるまいし、なんでそのまんまのポーズでお互い突っ立てるんだろうか



◇風がまた吹き荒れる、描いてくれる画家も居ないのにお互いにポージングしてるモデル2人を嗤ってるのかもしれない









             穂乃果「…ぇ、…ゎ…ぁ、ぇ?」








            雪穂「 う っ さ い っ !!!!!」








◇ジョジョとか漫画で表面張力ってあったよね


◇コップから零れそうな水は零れそうで零れない、けれど、ほんの少しでも溢れたら後はその溢れた跡から
 我先に我先にって次々とさっきまで耐えきれてた分まで一気に溢れだす



◇一度、道ができたら、あとは一気に流れてく






             雪穂「 人の気もしらないで!なんなのさ!!! 」


             雪穂「 前からお姉ちゃんの事ずっと無神経だって思ってたよ! 」


             雪穂「 ここまで酷いなんて思わなかったけどさ!! 」



             雪穂「 この帽子は…っ 」



             雪穂「 この帽子は…、ね…っ 」




             雪穂「 私の宝物…なんだよ…っ 」ツーッ




◇私の目元のコップからも水が溢れた

861 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/20(水) 03:05:36.76 ID:O0sfiVGo0




              穂乃果「…ぁ、…ゆ、ゆきほ」ガタガタ







◇お姉ちゃんがよろよろと、手を伸ばす、顔は蒼白でスローに伸びてくる手、同じ速度で近づく姿、ゾンビの物真似?








             雪穂「 こないでよ!! 」ポロポロ







            穂乃果「 っっ! 」ビクッ








             雪穂「お姉ちゃんなんか…っ!」



             雪穂「お姉ちゃんなんか…ッ!」










◇一度溢れた水は止まらない、車は急ブレーキを掛けれるけど、涙と感情にはブレーキなんて機能ついてない

















        雪穂「 お 姉 ち ゃ ん な ん か 大 っ 嫌 い ! ! 」

      雪穂「 死 ん じ ゃ え ば 良 い ん だ !! 馬 鹿 ぁ ! 」







ボチャンッ!!


◇立てかけてあった釣り竿がそのまま音を掛けて川の中に引き摺り込まれた、馬力のある魚だ…人間より利口だったみたいだね
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 03:12:24.51 ID:O0sfiVGo0

―――
――




穂乃果「……」



穂乃果「…」ツーッ


穂乃果「ゆきほぉ…」ポロポロ








▼希望値が減少した【-500】













希(う、うわぁ…めっちゃ修羅ってるやん)コソコソ

真姫(これは穂乃果が悪いわよ、無神経過ぎるわ……妹さんが可哀想じゃないの)コソコソ




ことり(…んー、"思い出す"?…思い出す)



















ことり(迷家<マヨヒガ>は無数にある平行世界から流れて来る物資を受け止める…それは周知の事実で)

ことり(世界は無限にある……)





ことり(この日記の中の出来事を穂乃果ちゃんは覚えている…?)




ことり(それってつまり、無数にある世界の中からこの穂乃果ちゃんが来た世界が…)


にこ(ことり、さっきから難しい顔してるけどどうしたの?)


ことり(…なんでもない)
863 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/20(水) 03:15:03.38 ID:O0sfiVGo0
           白雪の日記A終了

           白雪の日記B…

♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





 雪穂「…っ、ぅぅ…ぅっく、ぁあああああああああぁぁ」




◇泣きながら走った



◇もう何も見てなかったし、視えもしない


◇涙でブレてる視界をただ一直線、慣れない道を走って転んで、やっと帰って来た




◇私は何から逃げたんだろう、お化けか何かかな?






◇本だけは友達のだから大切なモノだから持って来た


◇釣り竿は魚に取られた、きっと魚仲間に、俺は人間に勝ったぜ!なんて見せびらかして自慢するんだろう


◇お姉ちゃんは置いてきた、大切なモノだったけど持ってこなかった、むしろ、顔も姿も見れなかった、視たくなかった






「雪穂!!どうしたの!そんなに傷だらけで!」

雪穂「ただ転んだだけなの!!放っておいてよ!!!」



◇私は部屋に閉じこもった




◇こんな時は元気の出る曲を聴こう、ウォークマンに手を伸ばしてお気に入りの曲を再生しようとする




Pi!




【お気に入りリスト
            μ's 






  ブンッ!



◇表記された文字を最後まで見ることなく、小さな機械を放り投げた、馬鹿か私は、魚以下か


864 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/20(水) 03:16:55.56 ID:O0sfiVGo0


◇忌々しかった、多分、その声を聴けば今の私なら余裕で発狂できる自信がある



◇私の勝手な予想、正解かどうかは知らない








◇…多分、お姉ちゃんを"盗"ったのは…多分





◇…




◇ウォークマンを放り投げて良かった、再生リストを押してイヤホンも点けてたら、発狂してた、熱狂じゃなくて発狂






◇忌々しい、祝うと言っておきながら…相手側の女性…だと思う人を少しばかり呪った


◇漢字の祝うと呪うって似てるよね左側が違うだけだし





◇でも一番忌々しいのは素直に祝えなかった私自身だ…





◇…【魔物】




◇人の心にはいつだって"魔物"が居て


◇内なる魔物とお喋りでもして契約すれば魔物になれる







◇くっっだらない


◇…馬鹿馬鹿しいリアリティの欠片もない空想話



◇…


◇今だけは現実を見たくない


◇空想話を始めに考えた偉人に感謝するよ


―――
――

865 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/20(水) 03:18:17.34 ID:O0sfiVGo0




「…ただいま」


「穂乃果!!雪穂と何があったの…」


「それは…」



「…アンタ、酷い顔よ」



穂乃果「…」





「…お茶だしてあげるわね」


穂乃果「うん…」








…コトッ




「熱いから気をつけなさいよ?」


穂乃果「…」ズズッ


穂乃果「…お母さんの味、だね…えへへっ!」ニコッ


「…」



「…ごめんなさい、お茶を出したのは配慮が足らなかったわね…無理に笑わないで、悲しくなるわ」



穂乃果「…ごめんなさい」


「…ふふ、お茶には自信があったけど、我が家の次女の方がもう上なのね…」


穂乃果「…」シュン



「…何があったかしらないけど、雪穂は…泣いてたわ」

穂乃果「うん…」


穂乃果「私が…私が悪いの…何も考えないで無責任な事、言ったから…」



穂乃果「きっと気づかない間に雪穂を傷つけたんだよ…」


「…何が原因か、まで分からないのね…」


穂乃果「」コク
866 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/20(水) 03:19:14.20 ID:O0sfiVGo0



「昔も、こんなことあったわね」


穂乃果「?」




「おぼえてないかしら?アンタがまだえっと8歳だか7歳だか・・・あれ9歳?」


穂乃果「お母さんが覚えてないじゃん」


「話を濁さないの!…雪穂が近所の子にイジメられて泣いてた時よ」




「いつだってアンタ駆けつけて雪穂を守ってたのよ?」



穂乃果「…」




穂乃果「…」




穂乃果「…あっ…」




「ふふっ!思い出した?
        アンタあの子のスーパーヒーローなのよ」


「海未ちゃんやことりちゃんを連れて色んな所探検したりやんちゃで」

「誰よりも行動力あって…」


「そして、誰かが泣いたり、イジメられるのが嫌いで、いの一番に駆けつける」


「正義のスーパーヒーローよ?」


「つい最近なら学校を救ったヒーローね、親として鼻が高いわ」




穂乃果(…っ、雪穂…!)



「アンタはお化けが出て怖いよぉ〜って泣きながら部屋に来た雪穂といっつも同じ布団で寝てあげて」

「頭も撫でてあげて、本も読んで歌も歌ってあげた」

「…大切にしてた宝物だっていっつも雪穂にあげちゃうのよ?」クスッ



穂乃果(…宝、モノ?)





―――ゆきちゃん!はい、これ、ほのかからプレゼント!



穂乃果「ッ!?」ガタッ
867 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/20(水) 03:20:04.48 ID:O0sfiVGo0


「穂乃果?」







―――おねえちゃん!これおねえちゃんの大事な帽子だよ?


―――いいの!おたんじょうびプレゼントだもんっ!




穂乃果「…わ、たし…最低…だっ!」





□思いだした…




□あの時から、ずっと…大事にしてくれてたんだ‥私のあげた麦わら帽‥


□なのに、私、あんなこと言った







穂乃果「ゆきほ…ゆきほぉ…」ポロポロ



穂乃果「うあぁぁぁぁん…」




「穂乃果……」



―――高校生がみっともなく泣くな、そんな事言わない、逆に泣けと言ってやる、言葉では言わない

―――母は胸を貸してやる事で言う、大きくなってもいつまでも変わらない可愛い愛娘に…











「落ち着いた?」


穂乃果「…うんっ…うんっ…」








穂乃果「…私、雪穂に謝りたい、…逢って顔を見たいよ…声を聴きたいよ」

868 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/20(水) 03:21:28.87 ID:O0sfiVGo0

「…なら、謝ってきなさいな、ほら、まだ涙出てるわよ?」


「謝るって決めたなら、お母さん厳しい事言うわよ?
   そんなみっともない鼻たれ状態で妹に会いに行くんじゃありません、ヒーローの顔で行きなさい」ニコッ



穂乃果「うんっ!」



穂乃果「でも…逢いに行く前に」




「?」



穂乃果「…仲直りのジュースでも買わなくちゃね!」ニィ


穂乃果「手ぶらじゃ…穂乃果が満足しないもん!」ダッ!


「あっ!穂乃果!」



穂乃果「ちょっと外の自販機でジュース買うだけだから!すぐ戻る!」



「もう外は暗いわよ!」


穂乃果「懐中電灯持ってくよ〜!」ドタバタ…!


…ガチャ バタン!

「やれやれ…我が子ながら騒がしい子ね」クスッ





穂乃果「…ハァ…ハァ!」



□あの時…風は川下の方だった…!


□きっとまだある筈だ!






□…そうだよ!私は雪穂の…っ!







□ユキちゃんのお姉ちゃんなんだ!!あの子のヒーローなんだよっ!


□お姉ちゃんが妹を守る、笑顔にさせてあげるなんて!当たり前じゃんっ!!


□もう一度だけ‥!もう一度だけあの麦わら帽子を掴むんだ!そしてあの日みたいに!


□もう一度、あの頃のように…! あの子に被せてあげよう!そしてごめんって謝るんだ!
869 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/20(水) 03:22:23.89 ID:O0sfiVGo0


――――やるったらやる!ファイトだよっ!














―――
――




…ドタバタ、ガチャ! ばたん!





◇騒がしい音で私は目が醒めた…



◇また懐かしい夢だった


◇いつも私が泣いてると駆けつけて来る人…


◇おやつを半分こして…いじめっ子を懲らしめて…


◇いつだって一緒で…一緒なのが当たり前みたいな人だった





雪穂「…」




雪穂「…お姉ちゃん‥」ジワッ


雪穂「…うっ、うぅ…おねえちゃぁん…ひっぐ、ううぁぁ…」




◇なんであんな馬鹿みたいな事言ったんだろう

◇本当に馬鹿でしょうもない



◇…もう夜中の21時だ…


◇ああ、お父さんに釣り竿の事謝ってなかった、行かなきゃ…





雪穂「‥ぁ、お母さん…」

「雪穂…!」


◇テーブルには飲みかけのお茶…まだ湯気が出ていた

870 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/20(水) 03:23:38.25 ID:O0sfiVGo0


雪穂「お母さん…その!さっきはごめんなさいっ!!」



「…お母さんよりも頭を下げるべき人が居るでしょ」




雪穂「…うん」




「…あの子ね、アンタの事ですごくしょんぼりしてたのよ」


「雪穂に謝りたい、逢って声を聴きたいって…謝りたいって」




雪穂「…私も…」





雪穂「わたしも…謝りたい…ひっぐ、お姉ちゃんに逢いだい…逢って声を聴きたいよぉ…」




「…ふふっ、やっぱりアンタ達、似たもの姉妹よ…来なさい」




雪穂「うわああぁぁぁぁん!!」ガバッ



「…よしよし…何年経ったってアンタ達はあの頃と変わらないわ…」ナデナデ






――−
――



「さっ!泣き止んだわね?」


雪穂「うん…」


「穂乃果はさっき外の自販機にアンタの好きな飲み物買いに行ったわ」


「帰って来たら謝んなさいよ?」


雪穂「うん…っ!」コクコク



◇くだらない意地もあった、怒りもあった、悲しみや嫉妬もあった…




◇…受け入れよう


◇すぐには無理かもしれないけど、いつか本当に心からお姉ちゃんとその人と寄り添う人を祝福できるように…成れればいいな

871 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/20(水) 03:24:26.66 ID:O0sfiVGo0


雪穂「私…ずっと此処で待ってる、お姉ちゃんが帰って来た時、飛びついて驚かしてやるんだ!」


「ふふっ!ガンバなさいよ!」スタスタ…


雪穂「ふふっ!うん!」













「…あなた、こそこそしてないで、出てきなさい?」


「」ビクッ



「…どうしてのぞき見してるのかしら?」


「」アセアセ



「え?男のオレが行っても、娘達をうまく宥められない?…もう、こういう時は弱気なんだから…」

「…ん?…ふふっ大丈夫ですよ、あの子達は強い娘よ」


「きっと大丈夫よ」ニコッ


「」…ウム







「さっ!コテージ備え付けのTVでも見ましょうか…あっ、此処、1時間100円式なのよね」

「あなた、100円頂戴♪」


「」!?



「妻に子の事を押し付けた罰よ♡」


「」ハイ…スイマセン



「ふふっ、もうすぐドラマの再放送なのよね〜♪」チャリン!




…Pi!


プツッ


「あっ!ついた、ついた…ニュースが終わればドラマね!」
872 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/20(水) 03:25:26.27 ID:O0sfiVGo0





TV「…えー続きまして天気に関する報道です」










TV「気象庁によりますと発生した爆弾低気圧は予想を上回り更に成長を続けており…」




TV「そのまま○○県を通過するとのことです」




TV「これによって局地的な豪雨が県を襲う為、川の増水、氾濫の恐れが―――」





「あら、やだ…○○県って此処じゃないの…」チラッ

















…ポツ…ポツ



「…窓に小雨が当たってるわね…いやだわ…折角のキャンプなのに釣りも川遊びもお預け
   明日は一日中コテージの中ね」





「…穂乃果ったら…いつまでジュース買いに行ってるのかしら…」パリッ


「あっ、あなたもお煎餅たべる?」


「」コクコク



「…あっ!ドラマがはじまったわね!」



―――
――


               白雪の日記B終了
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 03:31:35.87 ID:O0sfiVGo0



穂乃果「…」グスンッ


穂乃果「そうだった…私、絶対に帰らないと」


穂乃果「雪穂に、絶対に元の世界に帰って雪穂に謝るんだっ!!」ガタッ!




後ろに居た面々「「「どわっ!!」」」ドテッ







穂乃果「へ?」クルッ












希「あ、あー、何々どうかしたん?今来たから全然わからへんなー(棒)」


凛「(口笛〜♪」アセアセ

真姫「…アンタの説得で立ち直ってやったわよ、あら?何かしらその本面白そうね」(目逸らし)







穂乃果「」






ことり(うーん?)ハテ

にこ「ことり、ことり」ちょんちょん


ことり「ふえ?何―−―」






穂乃果「〜〜〜///」ワナワナ



ことり「あ」





▽元の世界に帰りたい、そんな気持ちが一層強まった


▽『希望値+1000』

▽『人間性』『思い出・帰郷心』は既にMAXの為回復しない
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 03:33:31.08 ID:O0sfiVGo0

▽総合


@ >希望値1000

A >希望値 -500

B >希望値1000


計1500上昇


『希望値』>3310/5000







▽アイテム使用の為時間消費無し


『18時50分』


@ 『おしゃべりする』 時間消費 10

A 『家の中を物色』 時間消費 20

B 『一時的に此処を出る』

C 『拠点替え 此処を捨てる』

D 『本格的な睡眠』

E 『食事(調理も可)』

F 『魔物の欲を満たさせる』

G 『お風呂』

H 『MAP<アーツ>』 ※転移陣等

I 『アイテム(使用orアイテムを倉庫に保管)』

J 『戦術:隊列変更』

× 『書斎(空っぽ)』

K 『アルカナ・アーツの修行』


直下
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/20(水) 03:36:12.53 ID:BdjNd+yB0
・希望値1000回復(場合によっては-500減少)←此処重要
・『思い出・帰郷心』50回復
・『人間性』50回復
の効果で

@が『人間性』50回復 のかわりに希望値1000
Aが 希望値-500
Bが『思い出・帰郷心』50回復 のかわりに希望値1000
の解釈でOK? それとも希望値1000は基本的に@とBにある効果だった?
安価下
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/20(水) 03:37:19.55 ID:BdjNd+yB0
E 『食事(調理も可)』
『中華まん』20% では足りないなら
『米俵(軽)』30%を炊飯して(採れたところが怖いので)シルバートレイに載せてから食べて欲しい
877 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 03:47:35.94 ID:O0sfiVGo0
>>875

1>『思い出・帰郷心』『人間性』50回復…MAXだから意味無し +希望値1000上昇

2>『思い出・帰郷心』『人間性』50回復…MAXだから意味無し -希望値500

3>『思い出・帰郷心』『人間性』50回復…MAXだから意味無し +希望値1000上昇

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         ノ               丶
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       , ´                        、
      , '                           丶
    ノ                             ヽ
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  ヽ三三三三三三三三三三三三三三三三三三ノ
   ヽ                                /
    ヽ三三三三三三三三三三三三三三三/
      \                        /
       \三三三三三三三三三三三/
         ` <              > ´
             `丁三三三三丁´
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(;_;_;フ ー─‐ ---== === ニニニ 二二二 三三三」

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        /: : : : :\ __/ . . . : :― -   、
        ,' : ,  < ミノ ´: : : : : : : : : : : : : :`: : : ヽ
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モグモグ :i : : : : :i : : : : :i`V\ `,' ヘ :i V    /  |: : :i : :
      , :i : : : : :i :i :', : :i__ヽ---ヘ  _∠ -‐__ | : :/: /
     ,','i : : : : : : 人: : :i 、 ̄ 只 ̄    ̄只 ̄´ i : /: :,'i
    ノ | : :λ: : ノi: : : :  ` ̄     ,    ̄´  ノ /: : : i  モグモグ
      i: : i V/ ,': : : ヘ              //ノ: : : : .
      ∧: i V /: : : : ` ヘ              ノ: : : : : : ヽ
       ∧i  い : : : : _ 》 、   ―〜〜(   ,ノ 、 : : : : : : :ヽ
 モグモグ  ,  ―‐ ' /  |> 、_    , <,':.:.:.:、 > 、: ) )
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     Y:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:/ /|r,_∧V∧_/_:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:ヽ
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     i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ:.:./ / ノ|  /  ヘ  \ <:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:
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絵里「まだ怒ってるかしら…なんて、あはは…」


穂乃果「怒ってないよ、うん」モグモグ




▽全員の空腹が解消された
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 03:51:17.61 ID:O0sfiVGo0
▽20分消費



『19時10分』

▼血の判定
 直下レスが01〜32で魔物の血が強まる




ことり「…」




           __
       >        > 、
     /            ヽ
    ,'  ,'   λ 、     \  \
    ,  /   / ヘ ヘ、     ヽ  ヽ
    | i   ,,' __/ 、ヘ ` ミ  ̄ヽ  Y
    | |   |, x==ミ \   x==ミヽ iり      ごはん食べる?
    | |   |〃 _)ハ`  ` ' _)ハ ヽリリ っ     元気でるよ?
   ∧ 冫、 ヘ弋:::少    弋:ツ ノノノ っ
    ヽ {  \ヘ  ̄       ̄ イ {       えっ食べない?
     |へ   ` ""      "" ノ从  
    ノ i ∧ ` 、    rっ   <从\      じゃあ私食べるね
   ノ レ ヘ从 >、--- イ ´>---、
        , - ' |ヘ \  リ  i ヘ   ヽ∬
      /     | ヘ__`V r--、 / ⌒ \ 
    V 、    |____ヘニニ∧ニニ/。。   。ヽ 
     、  \    フ (ニニリヘ /、_     }  
     、    \  ヽ >/三ヨ   ̄ ― ' 
     、     \  >/   /       E|


花陽「ことりちゃん、さっきからどうしたの?お腹痛いの?大丈夫?」



ことり「ううん…ただ、あの日記…『"白雪の"日記』なんだよね…ちょっと気になって」



@ 『おしゃべりする』 時間消費 10

A 『家の中を物色』 時間消費 20

B 『一時的に此処を出る』

C 『拠点替え 此処を捨てる』

D 『本格的な睡眠』

E 『食事(調理も可)』

F 『魔物の欲を満たさせる』

G 『お風呂』

H 『MAP<アーツ>』 ※転移陣等

I 『アイテム(使用orアイテムを倉庫に保管)』

J 『戦術:隊列変更』

× 『書斎(空っぽ)』

K 『アルカナ・アーツの修行』


直下
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/20(水) 04:11:35.28 ID:BdjNd+yB0
G 『お風呂』全員で
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 04:20:39.99 ID:O0sfiVGo0
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲




    今回は此処まで 次回は今日の夕方 18時00分頃予定


▼【28】>偶数>色欲値10上昇


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花陽【色欲:30 小】【食人欲:0 極小】

凛【色欲:30 小】【食人欲:0 極小】

にこ【色欲:10 小】【食人欲:10 小】

絵里【色欲:10 小】【食人欲:0 極小】

ことり【色欲:10 小】【食人欲:10 小】

希【色欲:40 中】【食人欲:0 極小】

真姫【色欲:10 小】【食人欲:0 極小】

海未【色欲:30 小】【食人欲:10 極】



直下
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/20(水) 04:29:52.83 ID:BdjNd+yB0
>>1乙 できるだけ持ち物を減らして出かけたいけれど何を倉庫に入れよう
町を徘徊して絵の具探しもいいし 画材を消費しない草原に陣を描いてその周辺を回るのもいいなあ
恋人にいくなら飴が売ってるか見たい
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/20(水) 09:30:24.68 ID:hZg2S0MEO
もうこれ4〜6も読んじゃっていいんじゃない? 残しとく必要ないのでは?
色欲全員あるのか、じゃあ絵里に。
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/20(水) 16:35:05.17 ID:gJMLqJ94o
白雪の日記4-6も読もう
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 18:09:53.36 ID:O0sfiVGo0
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[既にログイン・ボーナスは受け取っています]


      では少しの間ですがげぇむを開幕いたします



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『希望値』>3310/5000

『知識値』>8250

『思い出・帰郷心』
100/100

『人間性』
100/100
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 18:33:11.38 ID:O0sfiVGo0

 || |` ド≧s、     >                                    ., <
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 || |       | |    |                                 ...|
 || |       | |    |                                 ...|
 || |       | |    |               e                  |
 || |       | |    |     __   __      {}                    |
 || |       | |    |    | ̄ ̄ ̄ ̄|      ll                    |
 || |       | |    |    |     ...|      ll                    |
 || |       | |    |    |     ...|      ll                    |
 || |       | |    |    |     ...|      ll                    |
 || |      _..| |    |    |     ...|      ll                    |
 || |_.., - '">| |    |     ̄ ̄ ̄ ̄     ..ll                   |
 || |_ `≠'彡 '".| |    |                ll                    |
 || |≦"´   ..| |    |___________ !l、__,-r ‐、 _ ._______|
 || |       | |  ∠_________     ヽ_ノ'┴'__`!j_______>
 || |       | |   |            ....| `¬―---- l {  ____8___  <≧
 || |       | |   |   l¨l ̄ ̄二二¨|l......| ト 、 ___ ....|V.ハ´: : : : : : : : : : : : : : :`ヽ、  <≧
 || |       | |   |   l l_辷l_|!五五|! ....| | Å Å ! _ | V ハ: : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ、  .<≧
 || |       | |   |   └――――‐┘ . | !、 lニl.lニl |  | V ハ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ、  < ≧
 || |       | |   |_________|   `‐ --'... |  V .ハ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ、  < ≧
 || |       | |  /               ヽ      .|  V .ハ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ、
 || |     / ,j/                  `  ‐- -!   V ハ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ、
 || |    / /                         |   V ハ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :



< カポーン



▽全員でお風呂



▽湯船に浸かり、今日一日の疲れを湯に流す


▽身体も心も休養を取らねばならないのがヒトというもので―――




凛「それぇ!!」バシャァ!

にこ「ぶわっぷ…りぃぃん!!」



凛「にゃはは!こっちだよーっ」




ことり「もうちょっとで答えが出てきそうなんだけどなぁ」ブクブク

花陽(ことりちゃんさっきからずっとあの調子だけど本当どうしたんだろう)





穂乃果「――――」


1 花陽ちゃんの隣に行こう(色欲:30÷2=01〜15でセクハラ)

2 凛ちゃんと一緒に遊んで来よう(色欲:30÷2=01〜15でry)

3 にこちゃんと捕まえるのを手伝ってみようかな(色欲:10÷2=01〜05でry)

4 絵里ちゃん、背中洗うよ色欲:20÷2=01〜10でry)

5 ことりちゃん何か悩んでるの?(色欲:10÷2=01〜05でry)

6 はひゃぅっ!?…希ちゃん…うむむっ(色欲:40÷2=01〜20でry)

7 あれ、真姫ちゃん…(色欲:10÷2=01〜05でry)

8 海未ちゃんの髪洗ってあげる!(色欲:30÷2=01〜15でry)

9 少し一人で考え事してみようかな

直下
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 19:17:50.33 ID:jKxAdev8O
真姫ちゃん
887 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 19:41:08.01 ID:O0sfiVGo0
▽真姫を選択>33 GOOD



▽横を見れば、そこには赤毛の魔術師がいつの間にやら隣に並んでいた




真姫「…」カミノケ クルクル


真姫「…その、さっきは色々と悪かったわね」


穂乃果「?」キョトン





真姫「………」








真姫「産まれがどうだとか、自分が何者なのかとかそんなの関係ない…私は『私』なんだって事よね」


穂乃果「!…うん、あなたは『あなた』だもの」





真姫「…なんていうのかしらね、すごく悩んでたけど、冷静に考えると結局はそこに行きつくっていうのかしら」

真姫「ちょっと考えれば出せる結論なのに、そこに辿り着くまでにウダウダしてて…穂乃果なんかに気づかされて」



穂乃果「むっ、穂乃果なんかってどーいう意味さー」

真姫「ふふ、そのまんま意味よ」





真姫「おかげで吹っ切れたわ、ありがとう」

穂乃果「…どういたしまして」ニコッ



真姫「……」

真姫「ねぇ、もしも…もしもよ?自分が実は自分が思っていたモノと違う存在だったら、そう誰かに明かされた穂乃果はどう思う?」


穂乃果「うん?ちょっと意味がよくわかんないけど」


真姫「ああ、例えば、そうね…貴女は人間だけど、ある日突然、『貴女は実は生きてる人間では無く、全く違うナニカだ』って誰かに言われたら」

真姫「その時、どんな感じなのかしらって思ったのよ」



穂乃果「えー、…そうだね、――――」


1 なんだって関係無いんじゃないかな?今此処に"在る"いうのは変わらないし

2 ちょっと驚くかな

3 なんでまたそんなことを?

4 内容自由(知識値消費)

直下
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/20(水) 19:50:12.63 ID:CCQo3Jk70
1
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 19:56:37.60 ID:O0sfiVGo0
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       1を選択の所で今回は此処まで


    次回は金曜日  6月22日 夜21時00分頃予定



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890 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/20(水) 20:06:13.01 ID:CCQo3Jk70
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/21(木) 22:27:17.82 ID:mvUuKMySO
ほのゆきハット
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/21(木) 23:01:37.90 ID:eGCanfFN0
白雪C〜Eも煌びやか特典付きだから 先に魔物娘達に読ませるとパラメータUPやアライメント変動が期待できるかも
話の先行きが暗そうなのと 恋人通りの夜景限定なのかどこでもできるのかは分からないけど
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/22(金) 21:17:40.85 ID:NyXAqMG40
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[再現コラム]知識値+300




       生きることとは、考えることだ。


  <キケロ 共和政ローマの政治家、文筆家、哲学者
                    紀元前106〜紀元前43>


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『希望値』>3310/5000

『知識値』>8250+300=8550

『思い出・帰郷心』
100/100

『人間性』
100/100
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/22(金) 21:29:03.51 ID:NyXAqMG40
▽@を選択


穂乃果「ん〜、そうだね…」


真姫「どうなのよ?」



▽ちゃぷん、水音が妙に耳に残る僅かな合間の沈黙

▽その瞬間だけは仲間達のはしゃぐ声も何も聞こえない、水面から頬へ伸ばした右手…頬杖でもついてるかのような人間の姿を静かに真姫は見守った




穂乃果「やっぱり、なんだって関係無いんじゃないかなぁ?」



穂乃果「私が真姫ちゃんに言ったのと大体同じだよ」


穂乃果「今現在此処に居るっていうか…う〜ん、"在る"っていうかなぁ…」

穂乃果「どんな存在だとしてもこうやって真姫ちゃんとお喋りしてる今の自分の存在は変わりないし…違うナニカだったって言われても」

穂乃果「言われた瞬間に身体や顔が変わったり、そーいう訳じゃないじゃない」



穂乃果「そんなモノだと思うよ、私は」


真姫「…っふ、そうよね、聞くまでも無かったかしら」クスッ


穂乃果「も〜、どうしたのさ急に!」


真姫「興味本位で聞いてみたかっただけよ」





<アハハ! なにそれ〜!




▽真姫との会話を楽しんだ!

▽希望値が300上昇した!























▽穂乃果のアライメントが変動した…!


―――
――

895 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/22(金) 21:39:53.08 ID:NyXAqMG40
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‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_=_=_=_=_=|=_=_=_=_l 屮_‐「lГΠ゙゙゙l| 山 !:i:i| ,゙@.::. l |||   |||l ! .: j  i|:i:i| 山
‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_=_=_=_=|=_=_=_=_l_‐_‐_‐|l|| A || ` A]| ーi .:. |||ー―‐|ll! .: l !:i:i|‐_′_‐
‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_=_=_=_=|=_=_=_=_|_‐_‐_‐|l|| A ||ー_‐_|i:i|,' @:. ! |||   jj|| ! .: !|  |:i:i|_‐_‐_‐_
ニ_‐_‐_‐_rzzzzzzzzzzzzzz _=_=_=_|==ミ_├-、_jj  ||ー_ー_|!ij r〜:, jj  l||   jj|| ', ,,ム |:i:i|_‐_‐_‐_
=_=_=ニニ|ニニ|二二ニニニ|_=_=_=r'ー-、 :,''‐-、:, `ヽl|‐_‐_ |jj=i   i,,{==ー=====ー==‖ .:;'弌:i:|_‐_‐_‐_
=_=_=ニニ|ニニ|二二ニ=-ー…¬=_=ヤ;;;;:.:, ,  } :, ;¨| _ー_ |i:|A___| }  z‐‐‐ ュ   ‖ .::'  》{{_‐_‐_‐_
=_=_=ニニ|ニニ|ーr'''```__,,,,.. r =_=_i;;;;;;;::.} , ‖_:,-ーー┐_j:i:|z二二〕 }「  「 ̄r― ┴‐==n… 、
=_=_=ニニ|ニニ|ニ|ー=ニrr‐==‐┐ー-|;;;;;;:::{_ ,‘……:,Y___ーュzzzzァノГ‖ 八  {Гノ ..:.:.:.::::;;:゙  .:'⌒ヽ
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、-‐=ニこ|ニニ|ニ|三三|//,'|,,,,..l|.;;..;;..|;;;;;;;;;;;;;;;乂-、゙~~~ ̄)/)|/    /{ ,,.  ,゙「```` ^^^^^ ```` ̄
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▽入浴後 20分消費→『19時30分』


▼血の判定
 ※直下レスが01〜32で魔物の血が濃くなる…!




穂乃果「今日は夜でも少し暖かく感じる…ずっと雪山方面に居たからかもしれないけど」団扇パタパタ


▽南西の雪山地方、標高クラス"7"に入る地点に居たからかもしれない

▽施設内は暖房設備が稼働こそしていたが、地下層に行けば行く程冷え込みはする場所だった…凍土を掘って築いた日光の当たらない層だからか





@ 『おしゃべりする』 時間消費 10

A 『家の中を物色』 時間消費 20

B 『一時的に此処を出る』

C 『拠点替え 此処を捨てる』

D 『本格的な睡眠』

E 『食事(調理も可)』

F 『魔物の欲を満たさせる』

G 『お風呂』

H 『MAP<アーツ>』 ※転移陣等

I 『アイテム(使用orアイテムを倉庫に保管)』

J 『戦術:隊列変更』

× 『書斎(空っぽ)』

K 『アルカナ・アーツの修行』


直下
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/22(金) 21:43:49.09 ID:L4Zorm0+0
持ち物整理したほうがいい?
安価下
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/22(金) 21:47:55.46 ID:VTf9SPKY0
倉庫は前回一枠空いたしな
安価下
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/22(金) 22:39:24.92 ID:UosRLxHu0
倉庫に【ただの案山子】と醤油を入れて
『 白雪の日記C〜E 』を希に持たせる
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/22(金) 22:43:04.05 ID:UosRLxHu0
>>1に質問があるのですが
煌びやか地形で手に入れた特典で事前に内容が読める権利を 魔物に読ませるために使うのは
ここでも可能ですか? それとも恋人通りの夜景に行かないとダメでしょうか?
安価下
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/22(金) 22:52:17.25 ID:NyXAqMG40
▽お醤油と案山子を倉庫に入れます



                      __
                  >: : : : : : : : : : : ̄: : :<
                /: : : : /: : : : : : : : : : : :\:\
               /: : : : /: :/: : : : : : : : : : : : : :\:ヽ
             /: : : : : / : : /: : : : : /: : : : : : : : : : : : ヽ
              /: : : : : /: : :/ : : : : :/ : :λ: : :ヽ: : : : : : :ヽ
            ,; : : : : /: : : : : : ノ: / : :  V: : : ヽ: : : : ; : V
            ,; : : : : ; ; : : : :/: / ,',' -―\: : ;ヽ: : : ; : :|
            |:;: : : : :|: : :/: /  ,','   ,== 、` 、; ; : : : ; i
            |:;;: : ; : |三彡===、 /  〃_)笊ミ  : : : ; ; :i
            |: ;;, : ; :|  ィ_)笊ミ     ' 心z::ソ》 : : :/: :∧
            人: ;;; ::人 〃心z"        ̄  ,'; ; /ヽ: :∧
             ヽ;;\; ヽ       、   ' ' '  ノ; ;/ ノ ; ; : }
              {: ; ; ;\\' ' '              /| |'; ; ; ;リ
             {: ; ; | |∧ `   、'  ̄ フ     /: | | ; ; /--、
            r―、: ; | |; ; ヽ    `ニ   _  /; ; | |-⌒、 、  〉
              〉´ >| |__> 、   _ | |  // ヽ  )⌒、
             >/ V ヽ ヽ  〉 r| `  _| | `ト/_i⌒:: : : : \
          /:/:⌒ー'⌒`ー〈 / ∧ニ i i_〉:\ : : : : : : : : : : \
         /:/: : : : : :/_  |ニニ≫〈´ヽ ヽ|ニ〉:::::|:::ヽ: : _: : : : : : ヽ
       /: / : : Y  ̄:::::::::::::/:|ニニ |_| `   iニ|:::::::|:::::::::::::::::::::>、: : : :ヽ
      /: : :/ : :/:::::::::::::::::::::::/ ̄ ̄ニ:/    人ノ:::/:::::::::::::::::/::::::::V: : : ヽ
     : : : :/ : : /:::::::|:::::::::::::::::〉ニニニ/    /ニ\::::::::::::::::::::/::::::::::::::::i: : : : :ヽ
     /: : : /: : : :|:::::::::|、:::::::( ̄ \ニニ/、    /ニニ/::::::::::::::::::/::::::::::::::::::|: : : :ヽ: ヽ


希「こっちに置いとくから」つ『案山子』


穂乃果「よいっしょっと!…ふぅ、OK!案山子はそこね!」ゴソゴソ


穂乃果「ごめんね、希ちゃんにも手伝ってもらって」つ『醤油』

希「気にせんとき、こういう時くらいはウチも手伝いたいんやから」





「    アイテム倉庫    ¬


  1 同人誌
  2 白雪の日記 Last

  3 醤油  ←new
  4 ただの案山子  ←new

  5 貞操帯
  6 性的倒錯のスス
  7 晴天の日光浴diary
  8 防寒着
  9 飴玉(メロン味)
  10 飴玉(メロン味)
L               」






穂乃果「希ちゃんには、これを渡しておくね」


希「ん!…続きやね…」フム?




▽手渡されたのは日記の続きだ…


希「あいよ!ウチがちゃーんと管理しとくから」ゴソゴソ

901 :>>899 その質問に関しましては、何処でも可能です、別に恋人通りで無くても使えます [saga]:2018/06/22(金) 23:02:40.77 ID:NyXAqMG40
穂乃果
・【道程の案山子】
・【デュラハンの劔】
・【白妙の記憶@〜B】
・【運命ダイス】
・【中華まん】
・【転移の魔石】
・【勝利者の咆哮<ザ・ウィナー・バウリング>】

花陽
・【避妊薬<ピル>】
・【白妙の記憶C〜F】
・【折り鶴】
・【素材:ミスリル】
・【バンシーの肖像画】



・【淫誘の香水】
・【輸血パック】
・【水兵さん帽子】
・【表情<カオ>の無い仮面】
・【風魔手裏剣×5】
・【  】


にこ
・【輸血パック】
・【輸血パック】
・【輸血パック】
・【魔力回復剤(MAX) 】
・【山彦の帽子】
・【バシリスクの牙】
・【コーラ・マジック】
・【鶏のぬいぐるみ】

絵里
・【山彦の帽子】
・【血染めの匙<ブラッディ・スプーン> 】
・【輸血パック】
・【浮力の羽のペンダント】
・【デコイの呪術書】
・【魔力回復剤(MAX) 】
・【銀の祝福】


ことり
・【水兵さん帽子】
・【登山用ロープ】
・【  】
・【カレー粉】


・【奴隷姫の髪飾り】
・【天叢雲剣<あめのむらくも>】
・【ケルピーの尾】
・【白雪の日記C〜E 】
・【風魔手裏剣(×1)
・【絵の具】

真姫
・【輸血パック】
・【メディウス・リボン 】
・【魔力回復剤(MAX)】
・【まきびし】
・【シルバートレイ】

海未
・【ヨルムンガンドの蛇鱗杖】
・【風魔手裏剣(×5)】
・【魔力保存器=『林檎煮のパンサンド』『林檎ジャム』【ステーキ肉 調理済み』】
・【   】
・【   】


902 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/22(金) 23:10:53.36 ID:NyXAqMG40

穂乃果「それにしても…」






 倉庫『 』ドッサリ!




穂乃果「あはは…もうちょっとだけ広いと色んな物が収納できるんだけどね…」たはは…

希「あー、それは分かるわぁ、ウチも1人で生活しとった頃は画材道具をもうちょい保管できる場所欲しい思ったし…」

希「折角見つけても何かを捨てなきゃ駄目っていうのがなぁ…」





   ,, ―'´ ̄`ヽ、 _
.   /{ ̄`ヽ. . . . ./:_:_:_{_ γ´  ̄ ̄ `   、
  /...}: : : :--‐… ´. . . . . . . . ヾ._._._. . . . . . . . \
⌒{....{/. . . . . . . .  -----/. . . . . . .\. . . . . . \
. . ./. . . . . . /_____   〃/. . . . . . . . . \. . . . . . ヽ
., '゜. ...../j/´      ` / ′. . . . . . ...|. . . \. . . . . .}
. . . ./ ≫===ミト、  { {. . . . . . . .......|. . |. . .リ. . . }ヽ
. ..../  〃 x‐い‐ 、ヾハ   ー- 、 . . ......|. . |. . . ..} . 人. }
/{/     {i//し゚/iハ 从      \_,,,,ノ. . j. . . .ノイ. . }ノ
   .........⌒ヾ__0jノ           \ /}. . . . . . . .ハ
  (:::::::::::::ヽ                ___  丶. . . .}i.... . . :,
     :::::ノ             ≫==ミト、 \ ノ.}. . . . .′
\           ,::       x‐い 、ヾハ   ∨ . . . . |
       ___         {//し゚小 }}  .′. . . ...|
     /::::::::::\\        \/0/iリ }iニ/. . . . . . ′
     ´ ̄ ̄丶:::ーヽ      ...... ヾィ 〃 /. /. . . . /
     |        ヽ:::::}    (:::::::::::ヽ   /イ. . . . ./
    、       }::/        :::::::ノ   / . . . ...イ
     \         /          /. . . . /....}


ことり「だったら"改築"とかすれば良いじゃない?」ヒョッコリ!


穂乃果/希「「うわぁ!?」」ビクッ




▽唐突な生えてくることりちゃん!

▽アイテム整理なので時間消費無し『19時30分』

@ 『おしゃべりする』 時間消費 10

A 『家の中を物色』 時間消費 20

B 『一時的に此処を出る』

C 『拠点替え 此処を捨てる』

D 『本格的な睡眠』

E 『食事(調理も可)』

F 『魔物の欲を満たさせる』

G 『お風呂』

H 『MAP<アーツ>』 ※転移陣等

I 『アイテム(使用orアイテムを倉庫に保管)』

J 『戦術:隊列変更』

× 『書斎(空っぽ)』

K 『アルカナ・アーツの修行』


直下
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/22(金) 23:27:21.99 ID:UosRLxHu0
事前に読める特典を使用して【白雪の日記C〜E 】を魔物娘全員がよむ
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/22(金) 23:32:17.40 ID:VTf9SPKY0
おお、事前読み
安価下
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/22(金) 23:43:40.72 ID:UosRLxHu0
家族旅行で沼津の温泉旅館に行く前にキャンプ場で麦藁帽子を探すという内容だったはず 4-429 6-319
安価下
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/22(金) 23:47:48.61 ID:NyXAqMG40
▽『白雪の日記C〜E』("ぷれいやぁ"が事前に読める特典)使用



                  . . .-─-. .
          r─ . .、  「:::::> ´: : : : : : : : : ヽ
        r ´: : : : : :>ーヶ´: . ̄ ̄ ̄ ヽ)ヽ: }` 、
        |: r──く:::::/: : : : : : : : . . .   ノ
      \ ー/ : V: : : : : ∧: : : : : .ヽ: : : : . .
         7: : : : i: : : : : :′ \ヽ: : トミ : : : : . i
          : : : : :|: : : : 斗  ´    ̄   ` i : : |
         | : : : ∧: : : : :j   __     x=ミ | : : |
         |: : : : : : : : : : : ァ'⌒`    、、、ノ: :从
         |: : : :i: : : r\: :〉 、、、   `   7 ィ
         |: : : :|: | i 丈_`ー    ー '  人i:|
         |: : : :|: | | : : : : : >  _  イ: : :、|        /7
         l: : : : : | |: : : : : : :/ 、_ 〔: : : : : :\    ハ   //
        ノ : ィ: : >‐n─‐ヘ  ∧ヘ 〉───ヘ.  | j ヘ〈
             |/`.:.:、:| |.:.:.ハ.:.:「 ̄`Y´ ̄ }.:.:.:.:.:.:.:.:.i ′Y´ }
             ′.:.:.:.:.:| | ヘ.|.:.:〉 ´ 大 ` 〈.:〉.:.:.:.:.:/:| {   辷/
            i.:.:.:.:.:.:.:.:|  二}.〈   人   〉.:.:.:.:V.:.:|〈 _/
            | .:.:.:.:.:.:.:|   kノ、 \∧ 〉- /==.:.i.:./`ー─ 〉
            | .:.:.:.:.:.:〈`ーく.:.:.\.:.:.:V.:.:./.:.:.:.:.:.:.:./ .:.:.:.:.:./


ことり「えっへへ〜♪二人共驚いた?」ちゅんちゅん♪


穂乃果「も、もう〜!ことりちゃんっ!」

希「ひゃぁ〜心臓いに悪いなぁ、もう!」



ことり「ごめんごめん、それより、アイテム欄で困っているなら『裁判所』であのお人形さん達に頼めばいいんじゃないかな」




▽裁判所…ことりハウス兼"運命の三女神<モイライ>"が勝手に住み着いて不動産屋まがいな商売をしている施設である、ちなみ彼女等は飴が好物だ


ことり「此処って、『書斎』はあるんだけど、空っぽだし、交渉すれば本棚に本を売ってくれるかもしれないものもの」

ことり「手軽に知識値や低確率だけど魔物娘の種族<ルーツ>当てができる本も漁れるようになるよ」


ことり「倉庫だって今より収納スペースを増やせばアイテムの空きも便利になるしね!」



穂乃果「裁判所かぁ…色々立て込んでて行く機会が無かったんだよねぇ」

希「う〜ん、行きたいトコややりたい事が山ほどあるもんなぁ」



▽恋人通りに花陽以外の特殊武装があるし、まだ見ぬ魔物娘強化専用施設、0番…etc…何をするかは考えモノである



ことり「一度お部屋に戻って色々と考えてみるのも良いかもしれないよ」

穂乃果「そう?それじゃあ…ちょっと部屋に戻って考えを整理してみようかな」テクテク…



ことり「いってらっしゃーい」フリフリ



希「…」


ことり「」フリフリ




希「それで?わざわざ穂乃果ちゃんを遠ざけて何するん?」

ことり「…その日記、続きを読んでみない?」

907 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/22(金) 23:57:04.30 ID:NyXAqMG40


▽南ことりは、ゆっくりと東條希が抱えている本の束を指さす



希「えらい踏み込んでくるなぁ…どうしたん急に」















───────===========ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ三三三三三三三三三三三三三
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'  !;;;;;;;;;;;;|;;;;|,,,,,,,,,,,|,'::::::─-::__::::::::::  ヽヾー─‐’'リ、;_;|;;|,,,;;/       ヽ
  };;;;;;;;;;;|;;;;|,;;,,,,,,,,|!:::::、_,xz≧z≧-:、       ..ィチ::  リ!;;/  気 ど  |
  |;;;;;;;;;;;|;;;;|,;;,,,;;,,,|!::::>if'チ",.γメミ\\    ,イ≦不、_ /;;;!  に  う  |
  |;;;;;;;;;;;|;;;;|,;;;;,,;;,,|!::::iii ii。i;;;i i `      /γ::cメ:ヾミ ,';;; |  な し  !
  |;;;/ ̄\;;;;; ,;;||::::ヾ ヾ、.う_ノ          { し’ノ/' ,';;;;;,,!  る て   |
  |/  お  ゙;;;;;;l;;ヽ:::::::::::"""     ..........   ヾ="   {/,,,|  事  も  .|
  |  願   !ヽ;;;;,,;;\::::::::::::............:::::::::::::::.     /;;; /!   が     .!
  |  い  |:ヽ\;;;\::::::::::::::::::::::::::::::::::::r'     彡チl /|   :     /
  |  希   .!ヽ-ト、`ー::::::::::::::::::::::::::::::::::::       /:,'   \      /
;,  !  ち  |;;;;;;;|:::\:::::::::::::::::::::::::::─ −     ,イ,,,'      ̄ ̄ ̄
;;;,,,,|ヽ. ゃ   !;;;;;;;}::::::::丶::::::::::::::::::::::::::::::   _,ィチ,'|,,,|
;;;;;;,|;;;;ヽん /;;;;;;/ヽ::::::::::::::>::::::::::::::::::::  ィ;;,,! !;;! .!,,,!
;;;;;;;|;;;;;;;;`T´|;;;;ノ|  >-、::::::::::::::`:::::::r‐≦;;;;;;,,| |;;| .|,,,|
───────===========ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ三三三三三三三三三三三三三


          ことり「どうしても気になる事が…お願い希ちゃん」




         希「……」






    希「お風呂の時もなーんか難しい顔しとったね、…凄く大事な事?」



    ことり「」コクッ




    希「…プライベートを覗いちゃうのはちょーっと気が引けてまうけど…」




    希「"大事な事"なら、仕方ないなぁ」ニコッ




   ことり「ありがとう…」


    希「おっと、ただし―――」


▽人数指定(全員でも可)

↓1


▽どこまで?(C〜E)
↓2
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 00:01:52.16 ID:HfLGa3pe0
全員
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 00:07:50.11 ID:sanVVTLs0
6
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/23(土) 00:21:41.80 ID:d/uF88BP0
▽全員

▽C〜E(全部)まで





希「ただし、みんなと一緒や?それで気になる事を聞かせてもらうで?」


ことり「うん!」








―――バンッ!





                    _,. .-.--. .、,
                ,. - :'": ̄ : : : : : : : : : :`: .、
             / ; :'" : : : : : : : : : :゙: ': 、: : : : :\
           ,.'. :/ : : : : : : : ; : : : : : : : : :\ : : : :ヽ
          / : /. . : : : :, : :/| :、: : : : : : : :ヽ ヽ : : : :゙、
.         ,' . :,' . : : : : ,' , '  l: :,、: : 、: : : . . :ヽ ゙、 . : : ',           ,. . :'.":  ̄: ̄ :`:゙ :'. 、
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        j : : i : : : : : j    `ヽ、'; ',  `' 、': : : : :.ヽ',: : : .'      / : : : : : , ': : : ,': . . : : : : : : : : .\
        | : : l : : : : : | ,z==ミ、ヽ'、    -`ヽ、: : :.l : : : .!     , ' . : : : ,' : / : : : ;j . : : : : :i : : : :、: : .ヽ
        l : : i : : : : : |〃' _)゚小  `   x=ミ、ヽ;j : : : :|   / . : : : : :': ,:'. : :/ l: i. : : : : :l'、: : : ', : : .゙、
        | : : ';. : : : : | 込、. rツ      ' _.)゚小 l : : ; j    ,': : : : : : :' :' : /   |: l. : : : : j '; : : :' : : : ',
          j. : : f゙、: : : : ',   ̄         弋.ツ才 ': : :,':,'   ,' :i. : : : : i :' ; '  \ l |',: : : :j:l _,',: : :l : : : :i
       /.' : : :i ヽ: : :',゙ ' ' '     ,   , , , ,'.: :/;/    ' : l : : : : :l / x=ミ,`ヾ '; : :/リ´,..,_゙',: :i : : : .!
      /;' : : : : ヽ、_ \;',                 /:乂ノ    i. : :',: : : : :l,' 〃 _)゚小   j:./ f"笊心; l : : : |
     "´ ,':, : : : ,' : : : :ヽ,        _, -、     'メ": :ヽ     !. : :.', : : : :{ 込ゞ. ツ   "   !、r ッリ !': : : :j
      j ハ: : ハ : : : : : :\            /: : }: !``   ', : : f゙、: : : ', 、、、       `゙'''゙" ,' : : ,':/
      リ ヽ:', '、:、 : : : : | ` 、      ,. :'"; : :/ "     ',:',: ヽ \: :',        '   ' ' ' ,': : /'メ
         `  `゙' ` ー-,|   `' ― :'"_;ッ ; ノ/          _゙、: :`: 'ヾ゙`       , '´ ゙,    / ; "
             ,. "ン      |ニ、" ´         , -'"  ヽ\: :.\    i   .!   //
       __ __, -'"  !       'ヽ、ヽ,          /       ヽ、l ` 、, `ー ",. _"ィ'" `ヽ、
     ,. '"ヽ \     ヽ、          } \,        f         ヽ"    `` f'" "      ゙、
   /   ヽ  ゙、       `_- 、  , -ン    ` 、   {         ゙、       ヽ`ヾ      ',
.  /      ゙、. ',       ," ,、ヽ i   l r ヽ    ゙ヾ´.゙、         ゙、 、     , - ', j        .}
  '       ',  ',      '、 " ノ ト、__ノ! `'"      i',  ヽ,         .} '     |.{        ノ、
  j         ',  ',        ̄  |. ,-ー, ',       ゙、  j |  ', `ヽ、      ノ!      j '、    /j i
  i         !  i        j ', O', ',       ', l .|   ',   ,. "ヾ― ヽ j ` 、, _, メ ! `ー- '"、 l  !
  !         l  .!        .! ,'!  ', !.       ', l .!   '、 '"   ヾ;::::::ヾ,   O  j      j'f  }
 j         |  .!        | ,' .i  .l '!        '{ .l    '、       ' 、:::::゙.、  ハ   !      ! !  |,
./ !           !  }        l ! }  .l .l       .} t    ゙、      ゙、::::::'、 '   |     j |   .i
' ' ,       : |  .!       j.l  .!  .} .! , -、    ! j     '、      'i、:::::ヽ   j      j  !  |



    凛「話は聞かせてもらったにゃ!」バァーン!


   花陽「はいっ!私達もご一緒させていただきますっ!」バァーン!





希「うぉう!?…え、えぇ−…君たちいつから居たん?」




にこ「ことりの様子がなーんか妙だったからね、気になってみてたのよ」スタスタ

真姫「そういうこと」テクテク…


911 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/23(土) 00:26:18.72 ID:d/uF88BP0

希<えらい踏み込んでくるなぁ…どうしたん急に

ことり<どうしても気になる事が…お願い希ちゃん




───────===========ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ三三三三三三三三三三三三三
   / . : . :/ . : . : . : 、: 、. : . : . . : . : . : .ヽ     / : : : : ',: : : : ',  ____、; : : : i : ',
.  / . : . :/ . : . : . : . : 'f"`' 、: . : . : . : . : . ゙、    j : : : !: . ハ ', : : :i "    ヾ: : : ! : :i
  '. : . : .,' : : . . : . : .} : ',    \: . : . : . : . i:゙、   i : : : i: :/ _';ヽ: : :i  ,x==ミ、 ', : : |: : :!
 | . . : . i : : . . : . i : j',: .|   / \: . : . : . l :`ヽ、,| : : : .l:f / ヾ、: : |  " _)゚,:心 i : . :!ヽ; j:|
 | : . : . |: : . : . : ,' : ハ l /,,x=ミ゙; :i : . : i : . :\! '; : : !{'  ,,x=ミ、\: |  弋 ツメ" リ : j /,'リ
 l: . : . : ',: : . : ./: /  |;'  〃 _)゚;小 |:j : . : ; : . :i : :! : ゙,: : ハ 〃 _)゚ハ ヾ    、、、 '| /!_ノ.j
. !. : . : . ゙、 : . ;/ ̄ '    ゙弋r_ツ り', : ; . : . j: : :リ', :ヽ: : ゙、込ソrツ   ,         !' l: :ハ _,. - ー
  ',:.゙、 : . : `ン,ィデ笊'、      、、ノ!| | ; : . : ,': : / ',゙、 : \ : .ヽ  、、    ,. _     ,'/ ̄
  '、:゙,、. : . : ゙戈、ツ,ソ           !!ハ; : . :/: メ    \ : .\ :\      i  ゙,   / ヽ __
.   ゙、',\. : . : .`': 、,   '   _   乂| . : .ハ/! j     \、: .`' -ヽ     ` - '__, ' j/  {-‐'" ̄`
     \リ`': .、`':、ー`'    '´   , ' 'カ. : :i :| ',j ;      }_`゙'`ヾ;>-ー;'": ̄: : : : : <_   _,i__: : : : :
      { : . : \:.`':ー. .、..,_ /  / {. : : リ { !      ' ゙、 /. : : :__:,:ゞ :-:':"´: ̄: :``':.、〃 `` 、:
      | i : ヽ: :\: . : . i : /rー- \',f゙ヽ: :iヽ ヽi    __/_: : : /: : : : : : : :、 : : ヽ、: : : : \  ,<_
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      ゙、 `'t、: :>‐ー '"´: ̄:``:' .、i{ニニニニ)  | /: : : ヽ __/ : : : : : : : : { : : : : : ', : : : : :ヽ : : : : ゙、:
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      /: - : :, : '":二_: : : : : : : \ l : : : : :/  .,' : : : : : : : : : :/i : : : :ト; :i \: : 、: : :゙、: : : :
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.   l : i : : ij  _,. ‐'"\     x=ミ、 i : }ノj : : : : : :{ : : : : : : : |  __,,.xッテイ、l      、、/ i ; :
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    '; :i : : ゙, 〃' _)゚ハ     弋ツメ j. :/`i : : : : : : :{ :ハ : : : : :i'、ヽ 、、、           /|:/
     '; ';ヽ: : ゙, 込ン.rツ       、、ノ"i : j ; : : : : : : l: | ', : : : : i、_`\      , -‐,    ,イ ',リ
.     } : ヾ:\ : ヽ  ̄、、    '      l : | i : : : : : :,': :i"゙、 : : i :゙,"`"ヽ、,     ` ´   / l  i
    / : : : f`' 、ヾ、      ,. ‐    /:ハ.j |i : : : : :/ ハ', ゙、: :f'ヽ'、    ` ' t‐ 、--- "  /  }_
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↑の様にドアの隙間から見てた面々『『『『……』』』』ジーッ





―――
――



希「…そ、そかぁ…じゃあ海未ちゃんとえりちだけやね、呼びに行くの」









           「その必要はないわ!」バァーン!



希「」





偵察用こうもり『 』バッサバッサ…





海未「こんなことも!」シュタッ!

絵里「あろうかと!」スタッ!


912 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/23(土) 00:35:34.38 ID:d/uF88BP0






海未「絵里に頼んで眷属を飛ばしてもらってました!」


海未「ことりの様子がおかしかったですからね、親友として心配するのは当然です!」


絵里「ふっ、こういう時こそ私の眷属が役に立つのよ!」ドヤチカァ…!








希「ま、まぁ…ええんとちゃう、手間が省けたから…」




▽案外こいつ等日記読むの密かに期待して待ってたんじゃなかろうか?割とそんな事を希は思ったが敢えて口にしなかった


▽ツッコミが追い付きそうにないからな…





真姫「さ、読みましょう!」グッ!

絵里「ええ!続きが気になるもの!」グッ



海未「お茶と、…夕飯のあまりですがおにぎりも持って来てますので!」グッ!




▽…君たちは、アレかね?連載漫画やラノベだの続き物をキリの良い所で寸止めされると気になって眠れなくなるタチかね?うん?




希「あー、そやね、読もうか、うん」スッ『白雪の日記C〜E』




―――
――
















                       白雪の…日記…





913 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/23(土) 00:40:49.31 ID:d/uF88BP0
♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


            白雪の日記 C



ポツッ…ポツッ…

        ザァァァァ―――ザァァァァ―――




◇雨粒が、降りしきる

◇窓の外から見える蓮の葉が上下に揺れている、いつの間にかできた水溜りには波紋が絶え間なく創られる



◇私の眼には映らないけど、小さな楽団が居て…それを讃えた讃美歌を口ずさんでいる

◇あるいは空が零した涙を見兼ねて、慰めのコーラスを響かせているのかもしれない



◇蛙の語源が分からない私には楽団の歌詞に込められた意を酌むことが叶わない
  1人の日本人が授業を受けた事も無い独逸語で歌う合唱団の観客席に座るような物だった


◇蓮の鍵盤打楽器を雨露が、遅れて濁り空を奔る稲光の猛々しい轟きが、…奏楽音は次第に強く鳴り出していた




雪穂「…っ」ギュッ



◇わるい子は、かみなりさまに、おへそを取られちゃんだよ


◇不意に子供の頃、訳も無く怖がった迷信を思い出した、大きくなった今なら莫迦な話だなと鼻で笑い飛ばす迷信



◇今の私にはその迷信が酷く、恐ろしく思えた…今の私は"わるい子"だからだ








◇―――――濁り空は何を嘆いているんだろう、何が悲しく、こんなに大粒の涙を地表へ落とすんだろうね







◇早く泣き止んでよ、…それとも私達が生きるための恵みをもっとください、なのだろうか、蛙の捧げ唄は終演の気配が無い



◇理解できない言語、心震わす自然の合奏曲
   …知らない国に放り出されて立ち往生する旅人が居るならばその気持ちを私は理解できるだろう





◇そんな私でさえ唯一理解できる音がある、それはコテージ内の柱時計の音――――刻だけが、私でも唯一理解できる音色

◇1秒ごとに規則的なリズムを刻み、"止まる"という事を知らない、泣いて願っても無情に過ぎていく残酷な音だ




◇雪穂と仲直りする為にジュースを買いに行った、お母さんがそう口にしてどれだけ経ったんだろう

914 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/23(土) 00:44:25.29 ID:d/uF88BP0


◇お母さんも、お父さんも今は居ない




◇私は独りだ




◇お母さんに持たされた100円硬貨は10枚山積みで机の上に置いてある、テレビをつける気にはなれなかった




◇飲みかけの湯呑みはすっかり冷めていて、私はずっと玄関先で体育座りで待っている

◇雷様のお叱りが堕ちる毎に肩を震わせて…





◇今頃、お父さんもお母さんも雨合羽を着て身体が冷え込んでても探している筈なんだ

◇お姉ちゃんが帰って来た時の為に待っていなさい、って携帯を握りしめて膝を抱えるしかできない自分が恨めしかった




◇…あまりにも帰りが遅い、お母さんが心配して携帯に電話を掛けて繋がらなかった時

◇事態を重く見たお父さんもすぐに電話で捜索願いを出して……




◇私の中の嫌な予感は、次第に膨れ上がっていった




◇よくあるよね?良い予感だけは大抵外れて、嫌な予感だけは変に的中しちゃうって奴




◇「私もお姉ちゃんを探すっ!」勢いよく立ち上がった私をお母さんが制止して、お父さんは何も言わずに肩に手を置いた





◇帰って来た時の留守番掛が必要?

◇本当にたったそれだけの理由?



◇疑心暗鬼なだけかもしれない、でも私には…
          "雪穂までいなくなったらどうするの"そう風に言ってるように見えて仕方なかった




◇なんで、私はこんなに小さいんだろう

◇ちっぽけだ


◇背もお姉ちゃんなんかと比べて小さい、…子供だからお前はお留守番していなさい、って言われる



◇なんで、私はこんなに器量が小さいんだろう

◇心がちっぽけだ


◇お姉ちゃんより大人だって大人ぶって、…格好つけてる癖に肝心な所であんな振る舞いをして、だからこうなった


915 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/23(土) 00:46:10.85 ID:d/uF88BP0


―――
――




サァァァァァァァ――――



   タッタッタッ…!ツルッ、ドシャァ!




穂乃果「痛っ!」ベシャァァァ…




□濡れた石ってこんなに滑りやすい物なんだね…コテージを飛び出した時はまだ小雨だったのに、こんな大雨になるなんて



穂乃果「…傘、持ってくればよかったかな」ビショビショ…ポタポタ


穂乃果(お気に入りのスニーカーもびしょ濡れで、転んで川の中に入っちゃったから身体中も…)







――――ズキッ




穂乃果「っ!あ、脚が…!…何処か捻ったのかな」ズキッ





穂乃果「…ううん、負けない、風だって強くなってきてる、今を逃したらもう絶対に手に入らないんだ…っ!」


グッ!




穂乃果「負けるもんかあああぁぁぁ!」バシャバシャッ!




―――
――




バシャバシャッ・・・!



穂乃果「はぁ…っ!はぁ…っ!」


穂乃果(寒い…夏なのに、これだけずぶ濡れだと冷え込むんだね)ブルッ


穂乃果「今、何時だろう…」スッ 携帯


穂乃果「…ぁ、携帯…そっか、そうだよね、あれだけ水に勢いよく突っ込んだら、そりゃそうなる、か…」


916 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/23(土) 01:02:26.90 ID:d/uF88BP0





――――曇天が、夜天を遮る





――都心を離れて初めて実感するのは、人間が手にした文明の利器が如何に栄えさせたかだ





□私は、何度転んでも立ち上がった

□七回転んだなら、八回立ち上がれば良い…それでも転んだなら何度だって立ち上がってみせるそう強く自分に言い聞かせた







□夏の外気とは裏腹に急速に冷えていく体、空を仰げば…夜天光なんて何一つそこには見えなかった






□それは、そう…ことりちゃん、海未ちゃん、二人とファーストライブをした時の…だれも居ない観客席を見た時に少しだけ


□本当に少しだけその時と同じような気持ちにさせる空だったんだ






□あの後、誰も駆けつけてくれなかったら、涙が溢れたかもしれない、怖かったかもしれない静かで暗い空虚





ポツッ、ポツッ…

 ザァァァァァァァ―――




□目元に、雨水が入る、…もしかしたら濁流のようになりつつある山水だったかもしれない

□両目の淵をなぞる様に、頬を滑り落ちる様に、それは川に流れていく



□でも、私は泣かない


□怖かったかもしれない、でも涙だけは流していない…!…そんな暇はないからっ!



□もう時計と懐中電灯の代わりぐらいにしかならないけど、携帯の光を頼りに動いた






□蛙の声、蛙じゃない何かの声…


□熊や狼が居るとかそういうのは私には分からない、きっとそれは気のせいだって思う事にした

□怖いと思う気持ちがイケナイんだ、子供の頃オバケを信じたりするから木の枝を本物の怪物と見間違う心理と同じなんだ

917 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/23(土) 01:10:33.93 ID:d/uF88BP0



―――空は黒、水は闇





―――光は遠く、分厚いの雲の真上、星も月も、全てが遠い、近くて限りなく遠い






ドザァァァ!!バッシャアアアアアァァァァァ!







     穂乃果「うぶっ!?―がっ――ほ"っ―〜〜っ、げほっ!ごほっ!!」


     穂乃果「ハァ…はぁ、水が喉の変な所に…」ゴホッ ゴホッ

















□…体が冷たい、脚の爪先が


                なんだか、おかしい…指の感覚が少し無い、気がする










穂乃果「…ぜぇ、ハァ…、あ…」






□川の向こう岸に大きな樹があって、手をこっちに伸ばしてたんだ、指先に私の探してた、雪穂の宝物を掲げて






穂乃果「みつ、けた…!」ググッ




   川の先に
       あ るんだ…石の上に登って、飛び移っていけば、あの

高い枝に と どく 負けない、ファイトだよ…!


918 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/23(土) 01:16:36.67 ID:d/uF88BP0





穂乃果「よっ…と!」グググッ





□川の中に大きな岩がたくさんある


□それが橋みたいになってて、子供の頃遊んだ"けんけんぱ"みたいに跳ねたり、大股で脚を伸ばしていけばうまくいく



□私は、なるべく下を見ないようにした、っていうか見えないんだけどね、暗くて







□でも音だけは凄かった、明るかったらきっとすごい光景なんだろうな








穂乃果「ったぁっととと…!」グラッ


穂乃果「…ついた、この枝の所に!」ググッ






□意地悪な樹だと思った、もう少し腕を下げてくれたらいいのに
   私は背伸びしてつま先立ちしなきゃ麦わら帽子に手が届きそうになかったもの





□…ううん、そんなこと言っちゃ駄目だよね!こうして私にも分かる位置に帽子を持っててくれたんだから





穂乃果「…あと、少し…っ!」グググッ




                        パシッ!











          穂乃果「!やった!届いた!届いたよ!  雪穂の宝物!取り戻したよ!!」







919 :                アハハハハハ!  アハハハハハ! [saga!nasu_res]:2018/06/23(土) 01:21:31.03 ID:d/uF88BP0
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※






  ―――グラッ


                       ツルッ…




















               私の目に見える世界が、変わった




                 体がふわっとして、一瞬の浮遊感





         目の前は一瞬だけ雲の隙間から顔を覗かせた夜天光、月と星に照らされた雨粒の宝石







     思わず、見惚れてしまって、マヌケな声しかだせなかったなぁ…









ゴッッ




           あたまが痛い、 また浮遊感、身体が空を飛んだみたい、樹々が揺れてる、手を振ってる












           バシャンッ!




※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
920 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/23(土) 01:29:44.51 ID:d/uF88BP0
           白雪の日記C終了

           白雪の日記D…

♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜







TV「次のニュースで…今日未明、○○県で女子高校生が意識不明の重体で発見されました」




―――
――






「穂乃果!穂乃果…!起きて!…どうして、どうしてなのよ…!!」

「〜〜〜〜っ!!」



「ご家族の方ですか!すぐに搬送しますので!此処は」
「落ち着いてください!」






◇お姉ちゃんが、見つかった











◇お姉ちゃんが、見つかった










◇お姉ちゃんが、見つかった








◇お姉ちゃんが、見つかった






◇お姉ちゃんが、見つかった


◇お姉ちゃんが、見つかった

◇お姉ちゃんが、見つかった
921 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/23(土) 01:36:04.38 ID:d/uF88BP0




◇お姉ちゃんが、見つかった









◇お姉ちゃんが、見つかった



◇お姉ちゃんが、見つかっ













「…っ!…穂っ!雪穂っ!!」



雪穂「―−ぁ」ブツブツ…



「雪穂、お願いだからしっかりして…お母さんたちも数時間前に確かに取り乱したわ…でも、今は先生から結果がでるのを」



雪穂「…あれ、なんで私此処にいるの、静岡に今日行くんじゃないの」


「…それはキャンセルになったでしょ」


雪穂「そっか、そうなんだ…それより雨やまないかな…折角のキャンプ場なんだよ、お姉ちゃんと釣りに」


「……」


◇お母さん、どうしたのさ、その顔…娘の顔を見て失礼なんじゃない?





◇???っていうかコテージにしては変だね、ここ、なんか薬臭いっていうか…病院みたい








「…高坂さん、どうぞ」


「っっ!…あなた、雪穂、行きましょう…」

「…」コクッ


雪穂「あれ、真姫さんのお父さんだよね?なんで居るの」


「…雪穂、いいから来なさい」
922 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 01:39:44.72 ID:hzw5H3USO
予測可能回避不可能
923 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/23(土) 01:46:06.33 ID:d/uF88BP0



「先生、…娘は」




◇お母さんはずっと暗い表情で、お父さんもいつも以上に寡黙だった


◇私はなんで、こんなとこにいるのか分からなかった


◇お姉ちゃん遅いなぁ、寝坊?まったく世話の焼ける姉だ





「…こちらをご覧ください」



◇真姫さんのお父さんが何かの図を見せてきた、ドラマによくあるレントゲンみたいな奴だけどなんで私達にみせるんだろう



「▽▽▽さんが発見された時、彼女は頭部を強く強打したと診られる痕があり―――」




◇変だ、真姫さんのお父さんが何て言ってるのかよく聞き取れない



「―――はい、息はしています、脈拍も正常で」

「で、では…!」




「……ただ、その…」











◇なにをいってるのかわからないききとれない





◇おかあさんがないてる、おとうさんもないてる





「…こちらです」スッ





ピッ、ピッ…



◇ベッドがあった、そこに誰か寝てる


924 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/23(土) 01:57:16.46 ID:d/uF88BP0












      ズキッ





◇顔を見た、寝てる誰かが誰なのか分かった




ズキッ



◇頭が、痛い…


◇硝子がきしむような音がする


◇それは、ダムに塞き止められた水が決壊するように、私の脳髄をぐるぐると、ぐしゃぐしゃと…なにもかも壊してくような勢いで雪崩こんでくる





◇あー、思い出した

◇嗚呼、なんで思い出しちゃったんだよ、馬鹿












          穂乃果「     」ピッ!ピッ!ピッ!…








「先程説明した通り娘さんは、植物人間状態になってしまわれました…此方でもつくせる限りの手立ては尽くします、ですが…」





雪穂「・・・ぁ」




「―――其方の書類に目を通して貰えば分かりますが、法律上、尊厳死や安楽死は…」



◇西木野先生が何か言ってるけど、それよりも頭が痛くて何も伝わらない、気持ち悪い、吐きそう


◇お姉ちゃんが寝てた、変な機械がたくさんついてて…綺麗な顔で寝てた、気持ち悪い助けて


925 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/23(土) 02:03:40.69 ID:d/uF88BP0




ガクッ





「…え、ゆき、ほ?」



雪穂「ハッ…ハッ―――ぁっぁっ、ハッ、ウゥゥゥ…」ガタガタ、ブルブル




雪穂「うおえええええぇぇぇぇぇ」ビチャビチャッ





◇みんな、騒いでる…何か叫んでる、喉の奥から変な味、酸っぱい味












-◇丁度読んでた魔法がどうたらのオカルト本に『言霊』って奴が詳しく書いてあった -

-◇日本人の五行とかそれと同じで昔の人が考えてた事 -


-◇言葉には力があって、それを口にすると本当になるんだって -


-◇「痛いの痛いの飛んでけ」なんてそこから生まれたとか… -


-◇人の噂でくしゃみが出るのは言葉の力で遠い地の人間の体調に影響を与えるお呪いだから、とか -



-◇…お姉ちゃんが雨止めーとか叫んで晴れたとか嘘くさい話を聴いた事もある、やっぱり嘘だね、非科学的過ぎるし -









             -雪穂「お姉ちゃんなんか…っ!」 -



            -雪穂「お姉ちゃんなんか…ッ!」 -











          お 姉 ち ゃ ん な ん か 大 っ 嫌 い ! !


         死 ん じ ゃ え ば 良 い ん だ !! 馬 鹿 ぁ ! 

926 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/23(土) 02:10:43.77 ID:d/uF88BP0




――――
―――
――





雪穂「いやああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ガバッ



「高坂さん!落ち着いて!大丈夫だから!」




◇次から次へと私の居た場所が変わる場面が暗転しては景色が変わる

◇キャンプ場、コテージ、眼が醒めたら西木野総合病院、お姉ちゃんが居た病室、知らない病室のベッドの上



◇知らない顔の看護婦さんが暴れる私を押さえつける



雪穂「離してぇぇぇ!私がっ、私がッ!お姉ちゃんを死なせたぁぁぁ!!」ブンブンッ








◇魔術のオカルト本を借りた友達に来世で言おう『言霊』ってマジで実在するよって



◇お姉ちゃんに『死ね』って言ったらそれが本当に実現したんだもん



◇今時の日本じゃ学校でもどこでも皆冗談めかして『死ね』っていうから将来ヤバいね!あはははは!




◇そういう私も、死ぬんだ、裸足のまま窓枠に片足乗っけて、此処からすぐに跳び降りようとして…なのに―――






「押さえつけて!」
「今やってる!それよりもっと人を呼んでこいッ」



雪穂「ああ"あああ""ああぁぁぁぁぁ"――――」





◇なんで死なせてくれないのさ…




927 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/23(土) 02:25:03.54 ID:d/uF88BP0

―――
――





「こんの馬鹿ぁ!!」バチンッ




雪穂「っっっ!!」




「…アンタっ ねぇ…私と、お父さんがどれだけ心配したと思ってんのよ!!」


雪穂「…」



「…お願いだから、これ以上はやめて頂戴、穂乃果だけじゃなくて雪穂まで…っ、そうなったら私…」

「…きぃちゃん」





◇お母さんの平手打ち、久しぶりに頬っぺた叩かれたなぁ…

◇…海未さんに叩かれた時のお姉ちゃんもこんな感じだったのかな





◇すごく痛いや、頬っぺたじゃなくて、胸が…、誰かに見えない手で握りしめられてるみたいに、胸が痛い




◇お母さんも今の私と同じくらい痛いのかもしれない


◇お母さんを支えるお父さん、それに学生時代からの友達の海未ちゃんのお母さん、ことりさんのお母さん、真姫さんのお母さんもそこにいた





◇μ'sの皆さん達やお姉ちゃんの学友のヒデコさん達もみんな、みんな…
   …お姉ちゃんの知り合いの人が挙って皆来たんだ、…言うまでも無くお姉ちゃんの恋人のあの人だって当然その集団に居る





◇今の私は皆さんの顔が見れそうにない、色んな想いが言葉になりそうで、…会えない







◇それからお母さんが付きっきりで傍に居て、夕陽が沈みだした頃に―――




「雪穂…これ、あの子が発見された時もずっと握りしめてたそうよ」




雪穂「…それ、は…!」

928 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/23(土) 02:30:35.34 ID:d/uF88BP0







雪穂「……」ポロッ



雪穂「おねぇ、ちゃん…」ポロポロ…








◇麦わら帽子……





雪穂「わたしの、麦わら帽子、みつけて…くれたんだね」ポロポロ…









「…あの子、アンタに謝ろうって、言ってたわ…雪穂、あの子はきっと戻ってくる、いつだってそうだったわ」


「だから、待ちましょう…きっとアンタに会いに来るわ」






雪穂「…」ポロポロ…











◇待とう、きっと帰って来るんだ、お姉ちゃんなら…必ず"還って"来る…













929 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/23(土) 02:43:57.49 ID:d/uF88BP0
           白雪の日記D終了

           白雪の日記E…

♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



雪穂「うん、ありがとう亜里沙!…うん、うん、それじゃ!」pi!


「雪穂ちゃん、お友だちとお電話?」


雪穂「あっ、はいっ!亜里沙っていうんです!」


「あら、いつも話してくれる子ね!」


雪穂「はい!今度お見舞いに来てくれるそうで」



◇看護婦さんと何気ない会話を終えて私は本を持ってお姉ちゃんの病室へ向かう


◇私も精神安定剤をちゃんと飲むことを条件に帰宅して良いって言われたのが先週…もうすぐ慣れた病室ともお別れだ





ガチャッ…



雪穂「おはよう、お姉ちゃん、今日も本の読み聞かせに来たよ」



穂乃果「    」ピッ、ピッ、ピッ…






◇お姉ちゃんは何もしゃべらない、動かない





雪穂「オカルト好きの友達がまーた、お見舞いの品だぁーって変わった本とか哲学関係の奴持って来てさぁ」

雪穂「ほら?これ…ええっと、あ"卓ゲ"の本だね、今度見舞いに来た皆でやろうとか言ってた奴だ」




雪穂「えっと『―我信ずれば魔 ――人信ずれば愛  エゴなくしては我にあらず 愛なくしては人にあらず』だって」



雪穂「BBNTっていう卓ゲ用の本だねぇ」



穂乃果「    」ピッピッピッ!





◇それでも、必死に語り掛ける…っ





◇植物人間になった人が意識を取り戻すそういうケースはある

930 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/23(土) 02:52:40.92 ID:d/uF88BP0



◇人はそれを『奇跡』って呼ぶんだって








◇…わかってる奇跡なんて言葉は"まず起こり得ない事柄だから"…滅多にあり得ない言葉だからこそ奇跡という単語なんだと






◇バーゲンセールじゃあるまいし、奇跡なんて言葉は安売りの如くホイホイ連発して良い単語でも無いんだ



◇起きないからこその奇跡







◇…お姉ちゃんはその"あり得ない"を、一度は起こした






◇…いいさ、やってやる!やってみせるんだ!



◇私は、高坂穂乃果の妹なんだ





◇やれるやれない、じゃない…やるんだ






◇植物人間になってしまった人をもう一度目覚めさせる、私が大人になっても、おばさんになっても、お婆ちゃんになっても

◇それだけは絶対に諦めない





◇私にできることなんてたかが知れてる、それでも自分にできる事をやっていきたい






雪穂「それで、お見舞いにきた友達がさ!言ってくれたんだ!」


穂乃果「    」ピッピッピッ!





931 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/23(土) 03:04:09.94 ID:d/uF88BP0


雪穂「ふぅ…そんなとこかな、あ、あとね?こういう本も渡された」つ『世界偉人名言集』



雪穂「世界中の人の知識、有名な格言を書いた本だってさ〜、えーっとこれは音楽家のモーツァルトの言葉ね」

雪穂「『金持ちは友情というものをまったく知りません』だって」



穂乃果「   」ピッピッピッ!









◇…友達のオカルト本に書いてあった




◇今のお姉ちゃんみたいに意識を失った人の魂は死んでいないなら、この世とあの世の境に居るんだって



◇三途の川って奴かな…



◇今、川の中心にお姉ちゃんは立ってるのかもしれない




◇麦わら帽子を取り戻してくれたお姉ちゃん



◇…絶対に川の向こう岸には行かせない




◇その川は現世の思い出を全て洗い流す、…というか忘れさせる川なんだってさ、だから向こう岸に付いたら

◇現世の事を"何も思い出せない"、まっさらな魂になるって





◇こうやって語り掛けたら、お姉ちゃんは私の事を、家族の事を…この世の事を忘れたりしない?





◇"元の世界の思い出"を忘れないよね? 私達の事を覚えてて、"還りたいって気持ち"が残てるよね?








◇……向こう岸の人が手を振ってお姉ちゃんを手招きするかもしれない


◇【こっち側は素敵な世界だからこっちで楽しく暮らしましょうね!】ってお姉ちゃんを連れてこうとするかもしれない




◇待ってるから、麦わら帽子のこと、謝りたいし、お礼も言いたい…だから…


◇…必ず、帰ってきて
932 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/23(土) 03:15:39.29 ID:d/uF88BP0




◇…ふふっ、なんてね


◇あの世とか、この世とか馬鹿馬鹿しい…そんなの本当にある訳ないよね








◇…私はまだ、全然立ち直ってないのかもしれない、こんなオカルト本を真に受けるくらいには精神的につらいのかもね



雪穂「…歌」ボソッ



雪穂「お姉ちゃん歌声が聴きたい」



雪穂「笑ってる顔が見たい、声が聴きたい、触れて欲しい…」ツーッ



雪穂「…っ」グスッ



雪穂「はは、…子供、だよね…私…いつまでもウジウジしてて、姉離れしてるようで出来てないんだな」






雪穂「みんな、待ってるよ?ことりさんもお見舞いでぬいぐるみを持って来たし」

雪穂「凛さんや花陽さん、真姫さんだって…」


雪穂「希さんからも随分前にタロットカードを貰ったんだ、お守り代わりにって」



雪穂「すっかり覚えてちゃったよ…0番から最後までの大アルカナとか大まかな意味だってさ…」




雪穂「…」ギュッ



穂乃果「   」ピッピッピッ!



雪穂「…手、暖かい…血だって通ってる、息だってしてる…綺麗な顔で寝てるだけにしか見えないのに」

雪穂「…お姉ちゃんが"遠い"…こんなに近いのに、"遠い"よ…」グスッ



雪穂「…La」


雪穂「LaLaLa…〜♪  サーニデイ ソング♪」



雪穂「……こうやって手を握って鼻歌でも歌ったら…届いてくれるかな…帰り道が分かるようになるなるのかな」


雪穂「…ずっと、帰って来るの、待てるから…」


933 :TG-666665555588226 444 44444 [saga!蒼_res]:2018/06/23(土) 03:17:03.13 ID:d/uF88BP0
♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧





           白雪の日記E  END






















LaLa…La―――ザザッ



                 La ザザッ




  サーニデイ♪  ガガッ









♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧ ♢ ♤ ♡ ♧
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/23(土) 03:24:01.51 ID:d/uF88BP0

▽アイテム使用!  時間消費はありません








ペラッ…ペラッ





ことり「……」


希「ことりちゃん…」




ことり「…この日記の世界、やっぱり此処の平行世界と穂乃果ちゃんが凄く関係あるんじゃないかな」


ことり「ずっと気になってた、花陽ちゃん達言ってたよね?」

ことり「穂乃果ちゃん、この世界で目覚めた時、此処に来る直前の事を"全く思い出せない"って」






ことり「…もしかして、これを読ませたら…」




▽南ことりアライメント変動



▽最大魔力値 上昇!


↓1〜8 (花陽、凛、にこ、絵里、ことり、希、真姫、海未の順)

※コンマ一桁目(右側数値)×50上昇
 0は10扱い
935 :このレス判定に含めない [saga]:2018/06/23(土) 03:26:29.50 ID:d/uF88BP0
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲



           今回は此処まで

    次回は火曜日の夜 6月26日 23時00分


▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
936 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 03:27:25.90 ID:hkXUVECu0
ほい これは連続安価していいのだろうか
937 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 03:32:23.44 ID:HfLGa3pe0

15分たてば連続ありじゃない
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 03:34:45.70 ID:hkXUVECu0
>>乙 連続安価しなくても次回までに埋まるかな 次回は何しよう 穂乃果ちゃん思念体説
マヨヒガ現象≒冥府送りだった? アルカナアーツ入手ごとに流れてた歌は帰還が近づいたことを暗示していたのかも
安価下
939 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/06/23(土) 03:45:44.70 ID:qb/mbh9x0
おつー
そうか、思念体だから4番で奥義習得時にメンバーの精神世界に入り込めるとかそういう…
940 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 07:17:08.20 ID:/KwYfvGd0
乙乙
じゃあ10番でこの世界線に行けたとしたらついた瞬間穂乃果ちゃん消えちゃう?
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 07:18:17.23 ID:Mrb2/dQyo
おつ
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 07:25:09.47 ID:hzw5H3USO
知識値の供給が無くなったら、そのときは…
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 09:21:28.44 ID:rI4AuXqkO
乙乙
944 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 23:54:48.97 ID:hkXUVECu0
4番で精神世界に入ってる時はバッタリと眠っていて体自体は消えてないこと
魔物娘に生・血を吸わせていることを考えると この世界の体担当の穂乃果もいることになるのかも
(吸生と吸精が分けられている理由はここにもあるかもしれない)
この体はどこから来たのだろうか それともまたなんらかの方法で生み出されたのだろうか
945 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/24(日) 22:37:58.69 ID:B17T61zT0
残機が有限なのも関係あるような気がしてきた
946 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/25(月) 07:35:24.04 ID:ufV2LGDJO
改めて白妙の記憶も読み直したんだけど、やっぱ意識不明になる原因違うし世界線違うのな。
この穂乃果は白雪の記憶の穂乃果の思念体、白妙の力で連れてこられた(?)、白妙は手元にある冷凍保存されてる---の体にこの穂乃果の思念体を入れたいのかな?、そのためにアルカナアーツが必要みたいな。
このイッチのことだし残機有限の理由絶対ありそう。
長文失礼
947 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/25(月) 21:50:18.57 ID:/JqPsyzX0
>>946
日記使うとレスの名前蘭にTG66〜とか数字出るけど白妙だとRGて最初のアルファベットと数値が微妙に違う
たぶん世界線が異なってるのを示唆してる
948 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/26(火) 00:09:38.03 ID:QfiTf9NSO
RG 前作
TG
SG
949 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/26(火) 23:24:12.89 ID:eTzQx84B0
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
[ログイン・ボーナス]知識値+300





    あらゆる偉業の出発点は、目的を明確にすることから。


<W・クレメント・ストーン  米国実業家 1902〜2002>

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
『希望値』>3610/5000

『知識値』>8550+300=8850

『思い出・帰郷心』
100/100

『人間性』
100/100
950 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/26(火) 23:31:10.78 ID:eTzQx84B0
▽結果!


9『0』…10×50=花陽 最大魔力値500+
4『4』…4×50=凛 最大魔力値200+
7『0』…10×50=にこ 最大魔力値500+
7『0』…10×50=絵里 最大魔力値500+
2『0』…10×50=ことり 最大魔力値500+
2『3』…3×50=希 最大魔力値150+
4『7』…7×50=真姫 最大魔力値350+
4『4』…4×50=海未 最大魔力値200+





【穂乃果の自室】


穂乃果「今後の予定かぁ…」地図パサッ…


穂乃果「…う〜ん、砂漠の11番…?アイテム倉庫の事を考えるなら先に南下して裁判所だし」



穂乃果「…いや、此処はやっぱり―――」カキカキ






【19時30分】

@ 『おしゃべりする』 時間消費 10

A 『家の中を物色』 時間消費 20

B 『一時的に此処を出る』

C 『拠点替え 此処を捨てる』

D 『本格的な睡眠』

E 『食事(調理も可)』

F 『魔物の欲を満たさせる』

G 『お風呂』

H 『MAP<アーツ>』 ※転移陣等

I 『アイテム(使用orアイテムを倉庫に保管)』

J 『戦術:隊列変更』

× 『書斎(空っぽ)』

K 『アルカナ・アーツの修行』


直下
951 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 00:22:35.27 ID:yYYnlPja0
1 海未ちゃん
952 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/06/27(水) 00:40:10.44 ID:E62zd+uU0



▽握りしめた掌には仄かに熱があった、綴られた文章を端から端まで目で追い終着点に辿り着いたなら次の頁を捲る、それだけだった





凛「にゃ、にゃぁ…なにこのぞわぁわぁ〜…ってくる感じ」


希「ぽわわ〜ん、の間違いやない?」





真姫「…どういう原理か知らないけど、文章を一字一句網膜を通して脳に伝達することで魔力値が上がるみたいね」

真姫「感じ方には個人差があるみたいだけど」チラッ




▽術士として秀でた種族<ルーツ>を持つ真姫は自身の内に魔力が蓄積されていくのがハッキリと認識できていた

▽同時に、自分以上に強くそれを実感している気弱な友人、金糸雀色の髪を結った旧知の仲の伯爵、仕立て屋と仕事屋の姿を見る




▽海未と凛はそこまで強く力を得る事は無かった、希に関しては…なんとなーく、「あ、なんか来てるな」くらいにしか感じ無かったのだろう


ガチャ



穂乃果「あれ?皆集まって何してるの?」



ことり「!? じ、実は今度食べたい夕飯のリサーチを聞こうかなーって、あははは」


▽皆で日記読んでましたぁ!なんて口が裂けても言えないな、ことりは不思議そうな顔をする高坂穂乃果にそう告げて誤魔化すことにした

―――
――



穂乃果「もう!ズルいよ!穂乃果が居ない間に皆で夕飯のこと相談なんて!」

海未「す、すいません…呼ぼうと思ったんですがつい話題が弾んだといいますか」(大嘘)


穂乃果「むぅ…まっ!食べたいご飯の事だもんね!ついつい熱く語っちゃうって分かる気もするし良いよ!」


穂乃果「それよりさ―――」





@ 鶏のぬいぐるみだけど、これって何に使えばいいと思う?

A 0番の子って好き嫌いあるのかな?あっ、ご飯の話ね!

B やっぱり拠点を改築したいと思う?

C 穂乃果がご飯を作ったら海未ちゃん喜んでくれる?なんてね!

D 内容自由(知識値消費)


直下
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