【ガルパン】みほ「肉欲に溺れた悪魔」

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1 :らぐB ◆asJU3gh8ZA :2018/06/04(月) 20:44:58.78 ID:Wm7clheOO

※みほ杏注意

※微エログロ注意

※鬱展開注意
2 :らぐB ◆asJU3gh8ZA :2018/06/04(月) 20:46:47.87 ID:Wm7clheOO

わたしはボコが大好き。

だって、ボコはやられてもやられても

どんなにボロボロになっても立ち上がるから。

それが、ボコだから。

わたしは、ボコにはなれなかったけれど。



わたしはボコが大好き。

やられても、やられても、立ち上がる。

わたしにはそれができない。

できないのなら、いっそ・・・。
3 :らぐB ◆asJU3gh8ZA :2018/06/04(月) 20:48:18.95 ID:Wm7clheOO

けたたましい目覚ましの音が鳴り、わたしは急いで飛び起きました。

まだちょっと肌寒い季節だけど、布団をきれいに畳んで、服を着替えようとして。

そこまでして、ある事に気が付きました。


「そっか・・・」

わたしはその事実を噛み締め、思わず満面の笑みを浮かべてしまいます。

「もう、家じゃないんだ!」


わたしはもうこんなことをする必要もなかったんだ。

だって、戦車道のない、大洗女子学園へ転校してきたんだから!
4 :らぐB ◆asJU3gh8ZA :2018/06/04(月) 20:48:55.24 ID:Wm7clheOO

鼻歌を歌いながら、わたしは制服に着替えました。

まだ糊のついた、新しい制服。

これにつつまれているだけで、なんだか新しい人生が始まったような気がするなあ。

登校しながら街にあるお店でも見てみようかな。

そんなことを考えながら、わたしは新居を後にしました。


・・・鍵、かけたっけ?
5 :らぐB ◆asJU3gh8ZA :2018/06/04(月) 20:50:07.57 ID:Wm7clheOO

学校のチャイムが、お昼休みの到来をみんなに知らせました。

みんな、ワイワイと話をしながら各自食事をとりに教室を出ていきます。


・・・わたしを除いて。


朝は、はしゃいでて忘れてたけど、わたしって引っ込み思案なんだった。

お友達、これから作れるのかな・・・。

そんなことを考えていると、机からシャープペンが落ちてしまって。

それを拾おうとすると、つぎは消しゴムと物差しが。

そしてそれを拾おうとすると、今度は全てが机の下に落ちてしまいました。

なんだか、幸先悪いなあ・・・。

そんな風に思っていたわたしでしたが、

直後、それが杞憂だと思い知りました。
6 :らぐB ◆asJU3gh8ZA :2018/06/04(月) 20:50:56.40 ID:Wm7clheOO

「ヘイ彼女! 一緒にお昼どう?」

後ろからそう声をかけられて振り向くと、そこには女の子が二人立っていました。

片方の子は少しギャルっぽいかな? 確か、武部さん。

もう片方の子は・・・。とっても美人で、おしとやかそうな人。五十鈴さん。

「ほら、沙織さん? 西住さん、驚いていらっしゃるじゃないですか」

「あ、いきなりごめんね?」

「あの、改めまして。よろしかったらお昼、一緒にどうですか?」

そこまで言われて、ようやく自分が誘われていることに気付きました。

「わ、わたしと、ですか?」

そう問いかけると、二人はにっこり笑って頷きました。



・・・考えてみれば、こんな風に話しかけてもらったのって、いつぶりだろう。

黒森峰の時は・・・。

・・・。

ううん、過ぎたことは過ぎたこと。

大事なのは、大洗でのこれからの生活だよね。


わたしの学校生活、うまくいくかもしれません!
7 :らぐB ◆asJU3gh8ZA :2018/06/04(月) 20:52:02.05 ID:Wm7clheOO

お昼が終わって、わたしたちは教室に戻ってきました。

武部沙織さんと、五十鈴華さん。

二人が友達になってくれて、なんだか胸がいっぱいになっていました。

友達と食べるご飯はいつもの何倍もおいしくて、お腹もいっぱいでした。

午後の授業、眠くならないといいけど・・・。

わたしは、呑気にそんなことを考えていました。


そこに。

そんな朗らかな気分を吹き飛ばすような出来事が起こったのです。

思えば、その出来事さえなければ。

彼女たちとの出会いがもう少し違ったものであったならば。

結末も、少しは変わっていたのかもしれません。
8 :らぐB ◆asJU3gh8ZA :2018/06/04(月) 20:52:56.18 ID:Wm7clheOO

三人の生徒が入ってきて、教室はにわかにざわつきました。


変な片眼鏡をかけた人。

なんだかほわほわした感じの人。

それから、小さいけど・・・。なんだか、とっても偉そうで、どことなく怖いオーラの人。


彼女らは教室を見渡していましたが、片眼鏡の人がわたしを指さすと、小さな人はこちらに向かって手をあげて

「やあ、西住ちゃん」

と、わたしを呼びながら近寄ってきました。


あたかも、旧知の間柄であったかのように、馴れ馴れしく。
9 :らぐB ◆asJU3gh8ZA :2018/06/04(月) 20:53:31.92 ID:Wm7clheOO

・・・一体、誰だろう?

そう疑問を浮かべていると、武部さんが説明してくれました。

「生徒会長と副会長、それから広報の人」


どうして生徒会の人たちがわたしのところに来たんだろう。

にわかに湧いてきた不安と恐怖。

「あ、あの・・・」

わたしは、怯えながらそう声を出すので精一杯でした。


そんなわたしの態度にも一切構わず、広報の人は変な片眼鏡を光らせながら

「少々話がある」

と言って、わたしを廊下に連れ出しました。
10 :らぐB ◆asJU3gh8ZA :2018/06/04(月) 20:54:20.59 ID:Wm7clheOO

「えっと・・・。話って、一体・・・」

嫌な予感がする。

わたしは、声を震わせながらも三人に対して問いかけました。

すると、生徒会長は、不敵な笑みを浮かべました。


後になって思えば、その顔こそが悪魔的な意味を持っていたのかもしれません。


「必修選択科目なんだけどさあ」

「戦車道取ってね」


生徒会長の口から紡がれたその言葉は、まさしくわたしにとっての死刑宣告であるかのように感じられました。
11 :らぐB ◆asJU3gh8ZA :2018/06/04(月) 20:56:01.73 ID:Wm7clheOO

「え・・・。この学校には、戦車道の授業はないんじゃ」

手が、震えてきます。

「今年から復活することになった」

胃から何かが逆流しそうになってくるのを、無理やり飲み込みました。

「あの、わたし、この学校には戦車道はないと思って」

「わざわざここに転校してきたんですけど・・・」

眩暈と耳鳴りがさっきから止まりません。

「いやあ、運命だねえ」

生徒会長の腕に力が入り、肩を組まれていたわたしは引っ張られてしまいました。

思わずよろけるわたしを、生徒会長が支えました。

まるで、何かを暗喩するかのように、周囲からうかがえないよう、こっそりと。

しかし。

わたしにとって、そうした行動は不快なものにしか感じられませんでした。


なぜなら、この人が引っ張らなければ。

わたしはよろけることもなく済んだのだから。
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