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アライちゃんのいる日常5
- 272 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 01:20:03.54 ID:WJLH3Fpho
- >>269
羊と並んでいい毛糸ができるからね
- 273 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 03:44:56.10 ID:6zaP46ZI0
- 牧草が生い茂っているのに生きたコオロギがいるとか、いよいよ季節が分からなくなってきたな。
- 274 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2018/08/05(日) 07:48:57.91 ID:ee5WTfzJ0
- >>273
実験室のだからあまり関係無いんジャマイカ?
- 275 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 10:07:17.21 ID:cgy0sJZTo
- …
〜森の中の湖〜
湖の岸で、三匹のアライちゃんが手をバシャバシャしている。
大アライちゃん1「ふははー!」バシャバシャ
大アライちゃん2「おしゃかなさんとゆのだぁ〜!たあ〜!」バシャバシャ
小魚「」ピチピチ
大アライちゃん3「やったのだ〜!ざにがにとれたのだぁ!」バシャア
ザリガニ1「」ワキワキ
大アライちゃん1「あらいしゃんもざにがにとれたのだ〜!」バシャア
ザリガニ2「」ワキワキ
大アライちゃん2「ふはは〜!それじゃー、しまいなかよくごはんたべゆのだぁ!≧∀≦」シッポフリフリ
大アライちゃん1〜3「「「いただきますなのだ〜!はぐがぶぅ!」」」ガブゥ
アライちゃん達は、湖から獲った魚やザリガニを一斉に食べる。
大アライちゃん1「あむあむあむあむあむあむあむあむ!!(≧'u(≦ )」クッチャクッチャ
大アライちゃん2「おいちーのだぁ!おしゃかなしゃんおいちーだ〜!」クッチャクッチャ
大アライちゃん3「くっちゃくっちゃくっちゃくっちゃ!あぐあぐあぐ!(≧'u(≦ )」クッチャクッチャ
大アライちゃん1〜3「「「おいち〜のだぁ!≧∀≦」」」シッポフリフリ
このアライちゃん達は、体長が30センチ程ある。
もうすぐ二本足で立てるようになり、アライしゃんへ成長するだろう。
- 276 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 10:20:35.06 ID:cgy0sJZTo
- 大アライちゃん1「げぇぷ!うぅ〜!まだまだおなかへゆのだぁ!」
大アライちゃん2「もっともっとたくしゃんとゆのだぁ!」バシャバシャ
大アライちゃん3「いーっぱいごはんたべておーきくなゆのだぁ!」バシャバシャ
アライちゃん達は、再び湖から餌を探し始めた。
アライちゃん達はこの時期から、急速に食欲が増していき、一日中食べ物を探し続けるようになる。
アライさんという生き物(?)の成長速度は異常だ。
産まれてから半年かかって体長30センチ程へ成長し…
そこから1年半かかって、体長130〜140センチまで一気に成長するのである。
それだけ異常なスピードで成長するのだから、体をつくるための栄養もたくさん必要になる。
大アライちゃん1「あむあむあむあむあむっ!」クッチャクッチャ
そのため、胃がパンパンになるまで餌を詰め込み、胃が空いたら再び餌を詰め込むというヘビーローテーションの食事を繰り返すのである。
大アライちゃん2「はぐはぐはぐはぐはぐはぐはぐはぐ!」クッチャクッチャ
- 277 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 10:32:51.68 ID:cgy0sJZTo
- 大アライちゃん1「げぇ〜ぷ!おなかい〜っぱいになったのだぁ〜!」オナカパンパン
大アライちゃん2「まちなかにいたころには、こんなにいっぱいおいちーものたべれなかったのだぁ!」オナカパンパン
大アライちゃん3「もりにきてせーかいだったのだ♪もうひとざとはこりごりなのだ!しまいなかよく、ここでずっとくらしてうーんとおーきくなゆのだぁ!」オナカパンパン
大アライちゃん1〜3「「「なのだ〜!」」」オナカパンパン
アライちゃん達は、とても幸せそうだ。
- 278 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 10:42:24.15 ID:cgy0sJZTo
- 大アライちゃん1「うぅ〜、いっぱいたべたらうんちしたくなってきたのだ」シッポフリフリ
大アライちゃん2「はいせつすゆのだ!」シッポフリフリ
大アライちゃん3「うぅーっ!」ブリブリ
大アライちゃん1〜3「「「うぅ〜っ!」」」ブリブリブリブリ
大便「」モワァン
アライちゃん達はその場で排泄した。
アライさんは多くの四足歩行動物たちと同じく、排便時に肛門から腸の一部が裏返って外へ出る。
そのため排便後に尻を拭かなくても、肛門が汚れない体の仕組みになっているのである。
大アライちゃん1「すっごいいっぱいでたのだぁ〜!≧∀≦」シッポフリフリ
大アライちゃん2「うげーくっさいのだぁ〜!あはは、ざにがにのからまじってゆのだ!≧∀≦」ゲラゲラ
大アライちゃん3「おえ〜すんげ〜くっさいにおいなのだ!こんだけくさいためふんなら、あらいしゃんたちのつよさをあぴーゆできゆのだぁ!≧∀≦」シッポフリフリ
- 279 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 10:50:52.84 ID:cgy0sJZTo
- 大アライちゃん1「ふぅ…」ノンビリ
大アライちゃん2「ひとざとにいたころは、こんなにのんびりできなかったのだ…」ノンビリ
大アライちゃん3「そうなのだ。ねこにいちばんしたのいもーとたべられたり…わゆいひとしゃんにいじめられたり…」
大アライちゃん1「いっつもおなかぺこぺこで、たべゆののもなくって…しんどかったのだ…」
大アライちゃん2「あんなとこでくらせなんてゆーおかーしゃんはがいじなのだ!ひとざとなんかでくらせゆわけないのだ!なにがいんたーちっぴなのだ!」
大アライちゃん3「もりにきてからは、たべものいーっぱいで、ひとしゃんもいないのだ!とってもくらしやすいのだ!」シッポフリフリ
大アライちゃん1〜3「「「しあわせなのだ〜…」」」 ウットリ
アライちゃん達は、湖の獲物を食べまくってパンパンに膨らんだお腹を上にして、ごろんと寝転んでいる。
- 280 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 11:52:03.45 ID:faSpaezGO
- フラグがピンピンにたってきましたな。
- 281 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 14:46:04.36 ID:aedbgo98O
- ザリガニそのまま食ってるのか...
- 282 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 14:50:03.70 ID:UKr7gXXco
- そらそうでしょ、野生動物なんだから
- 283 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 15:25:39.38 ID:PBZ4opiPO
- いや煮たり焼いたりじゃなくて頭からバリバリ食ってるのか...と。
鳥は頭とか硬いのを残すから道路とかによく転がってるのを見る、って書いてて思ったんだけど食ってるのはアライちゃんだから納得。
- 284 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 15:45:59.37 ID:cgy0sJZTo
- アライちゃん達は、まだ体も知能も未発達なうちに、母親によって強制的に人里へ連れてこられる。
だが、別に四六時中監視されているわけではない。
自分たちの力では、もう人里で暮らしてはいけないと見切りをつけたら…
人のいない森の中へ逃げ隠れ、そこで自然の恵みを食べて生きること、それ自体は可能なのである。
その選択をするのも無理もない。
母親の言い付けなんかよりも、自分の命の方が大事だと考えるのは。
インターンシップを生き抜けるアライちゃんは20〜10%といわれている。
それも、運に恵まれるだけではなく、先天的に知能が高い天才児ぐらいしか生き残れない。
天才じゃない凡才のアライちゃん達は、こうして森へ逃げ延びることがある。
いわゆる『インターンシップの落第』という行為だ。
もしも、すべての凡才アライちゃんが、こうして人里から森へ際限なく逃げ隠れたら…
アライちゃんの生存率は大きく向上し、瞬く間にアライさんの個体数は増加し…自然を破壊していくことだろう。
- 285 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 15:53:23.29 ID:cgy0sJZTo
- 大アライちゃん1〜3「「「のりゃあ…のりゃあ…」」」zzz
大アライちゃん達は、ごろんと仰向けに転がって昼寝を始めた。
人里へいたころは、睡眠をとることさえ一苦労。
睡眠中に猫や駆除業者に捕まって殺されるのではないかと、怯えながら寝ていた。
しかし、森の中にそんな脅威は(このアライちゃん達の知る限りは)いない。
このように無防備に、リラックスして寝ていても、野良猫や駆除業者に殺されることなどない。
- 286 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 16:35:27.01 ID:cgy0sJZTo
- 続きは後で
- 287 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 18:09:10.43 ID:P4WlXgtUO
- 大アライちゃん1〜3「「「のりゃあ…のりゃあ…―∀―」」」スピースピー
???「ふん!」ドガァ
大アライちゃん3「びぎいぃいいーーーーーっ!?」
突然、大アライちゃん3は何者かに棒状の物体で頭を殴られた。
大アライちゃん1「≦∀≧」!?
大アライちゃん2「≦∀≧」!?
大アライちゃん3「びぎいいぃいいーーーーっ!!いぢゃいぃいいーーーっ!いっぢゃあいのだあああーーーーっ!」シッポブンブン
https://i.imgur.com/k0tcBfY.jpg
大アライちゃん1「だ、だれなのりゃあ!」フゥーッ
大アライちゃん1は、末女を叩いた者の方を見た。
そこにいたのは…
- 288 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 18:19:22.23 ID:P4WlXgtUO
- 野良アライさん「どこのどいつか知らないが、なんでここにいるのだ、チビ共!インターンシップで人里にいないとダメなのだ!」
そこにいたのは、なんと成体のアライさんであった。
その口ぶりからすると、大アライちゃん1〜3との血縁関係はないようだ。
野良アライさん「落第した出来損ないが!アライさんの餌場を荒らすななのだぁーっ!」ブンッ
野良アライさんは、大きな動物の骨を振りかざし、大アライちゃん3の頭を再び強打した。
大アライちゃん3「ふぎゅ!」ベヂゴォッ
大アライちゃん2「いもーとぉっ!」
大アライちゃん3「」ビグッビググッジタバタジタバタタッビググンビビグン
大アライちゃん3は、頭から血を流しゴキガイジムーブしている。
大アライちゃん2「な…な…!」ブルブル
- 289 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 18:24:07.66 ID:P4WlXgtUO
- 大アライちゃん2「おまえええーーーっ!なんであらいしゃんのだいじなだいじな!なかよしいもーとぶっこよちたのだあああっ!!」フゥーーッ
大アライちゃん1「いもーとはたいせちゅなかぞくだったのだああーーーっ!」フゥーーッ
野良アライさん「なんだお前…自分のお母さんから教わってないのか?インターンシップのルールを…」
大アライちゃん2&3「「…う、ぅっ…」」ブルブル
知っていた。
聞いていた。
母親に教わっていた。
インターンシップを落第して、森へ逃げたアライちゃん達は…
野良アライさん「出来損ないだから!処刑するのだあーーっ!」ダッ
野良アライさんは、大きな骨を持って大アライちゃん1&2へ襲いかかった。
大アライちゃん1&2「「ぴいいいぃいいーーーーーっ!にげゆのだあああーーーーーーっ!」」ヨチヨチヨチヨチ
大アライちゃん達は必死で逃げる。
- 290 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 18:28:14.53 ID:P4WlXgtUO
- 野良アライさん「遅いのだぁーーっ!」ザザザザザザザ
大アライちゃん1&2「「ぴいいいぃいいーーーーーっ!?こないでえぇーーーーっ!!」」ヨチヨチヨチヨチ
だが、両者のスピードには差がありすぎた。
通常の野良アライさんが全速力で走るスピードは、奇妙な表現をするが…
『成体アライグマの全速力より速い』。
膝をついてヨチヨチするアライちゃん達との距離は、どんどん縮まっていく。
大アライちゃん1「ひぃ、ひいぃ!こっちににげゆのだ!」ヨチヨチヨチヨチ
大アライちゃん達は、草の生い茂る急な坂道を上ろうとしている。
- 291 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 18:39:48.20 ID:1DEMbLXQO
- 3がこっそり生きていた件、しかも震える余裕があるレベルでピンピン
- 292 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 18:47:03.81 ID:x8aAbS/HO
- アライさんは四つ足で走ってるのだろうか、それとも人間みたいに走ってるのだろうか。
二足でアライグマ並みのスピード出してたら凄い
- 293 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 18:48:26.73 ID:P4WlXgtUO
- だが…
大アライちゃん1&2「「わっちぇ!わっちぇ!」」ヨジ…ヨジ…
坂道を上る大アライちゃん達のスピードは、平地より明らかに遅い。
後ろ足をひっきり無しに動かしているが、膝と脛は草でつるつる滑っている。
大アライちゃん1「ぴいぃ!なんでなのだぁ!ちっちゃいころはもっとすいすいのぼれたのにぃー!」ヨジヨジ
大アライちゃん2「うぅーー!」ヨジヨジ
アライちゃんは、膝と脛をついてヨチヨチ四足歩行で移動する。
この状態で、滑りやすい草の生い茂る坂道を上ろうとするとどうなるか?
そう。
膝と脛は接地面積が大きいため、草の上でズルズル滑る。
そのため、坂道でヨチヨチすると、坂の下へズルズルとずり落ちていくのである。
幸い、体重の軽い小さなアライちゃんのうちは、坂道でも問題なくヨチヨチできる。
だが、アライしゃんに近い大きさまで育った大アライちゃん達は、ロッククライマーのように苦戦している。
大アライちゃん1&2「「わっちぇ!わっちぇ!」」ヨジヨジ
それでも、スイスイ木登りできる身体能力をもつ大アライちゃん達は、腕力を駆使して強引に坂道を上っていく。
まるでボルダリングか、ロッククライミングのように。
- 294 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 18:52:42.74 ID:P4WlXgtUO
- 野良アライさん「遅いのだ!」スタスタ
大アライちゃん1&2「「ぴいいぃい!?」」ビクゥ
だが、二足歩行のアライさんは、難なく大アライちゃんに追い付いた。
というより…
アライさんは、この大きさのアライちゃんが坂道を上りづらいことを知っており、わざと斜面へ追い込んだようだ。
野良アライさん「ふん!」ボゴォ
大アライちゃん2「びぎぃっ!」グシャ
野良アライさんは、骨棍棒で大アライちゃん2の後頭部を全力で殴打した。
大アライちゃん2「びっぎぃいいい〜…!」ゴロンゴロンゴロゴロゴロゴロ…
大アライちゃん2は、坂道をごろごろ転がり落ちていく。
- 295 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 19:03:49.12 ID:P4WlXgtUO
- 野良アライさん「お前で最後なのだ…!」
大アライちゃん1「ひぃ…!た、たしゅけて…!」ブルブル
野良アライさん「ズルした奴は許さないのだ!お前みたいなオツムの足りない出来損ないが森でウジャウジャ殖えると、アライさんの食べ物が無くなるのだ…!」ザッザッ
大アライちゃん1「も…もっ…」ブルブル
野良アライさん「きちんとインターンシップを生き残った奴となら、ご近所付き合いしてやるが…お前みたいな甘ったれのガイジは駆除してやるのだ!」スッ
野良アライさんは、骨棍棒を掲げた。
大アライちゃん「もどゆぅーーーーっ!!いんたーちっぷもどゆからあーーーーっ!こよちゃないでなのだあーーーっ!!」
野良アライさん「…戻る?」ピタッ
たとえ今この状況で、インターンシップに戻るなどと発言したところで、
野良アライさんに大アライちゃん1を見逃す義務などない。
- 296 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 19:07:55.30 ID:P4WlXgtUO
- 続きは後で
- 297 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 20:04:16.72 ID:P4WlXgtUO
- 野良アライさん「…面白いこと言う奴なのだ」
大アライちゃん1「うっ…うゆぅっ…ぐしゅっ…りっぱに、いきゆから、こよさないでぇっ…」シクシク
野良アライさん「だったらお前、今転がっていった妹を、首を絞めて殺してみるのだ!」スッ
大アライちゃん1「うゆぅ!?」ビクゥ
野良アライさんは、坂の下でジタバタしている大アライちゃん2を指差した。
大アライちゃん2「ぴぃ…ぎぃ…!いっぢゃあああああいいいいぃっ!いぢゃあああああーーいいいいいいいっ!」ジタバタジタバタタ
大アライちゃん1「や…やなのだ…いもーとは、なかよしなのだ…いっしょじゃないと、いきてけないのだ…」ブルブル
大アライちゃん1の言うことは過言ではない。
これまでこの姉妹は、協力し合うことで何度も窮地を脱してきた。
一匹では死んでいたような場面でも、姉妹で助け合うことで生き延びてこれたのである。
そのかけがえのない姉妹を失い、一人でインターンシップに戻ることが、どれだけ無謀なことか…。
大アライちゃん1「だいじないもーと…こよちたくないのだぁ…!」シクシク
野良アライさん「従わないならいいのだ。ここで仲良く死ねばいいのだ!」スッ
野良アライさんは、再び骨棍棒を掲げる。
- 298 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 20:10:45.80 ID:P4WlXgtUO
-
大アライちゃん1「わかったのだあああ!いもーとぶっこよちゅからゆるぢでえええっ!」シッポブンブン
野良アライさん「物分かりのいい奴なのだ」ピタッ
野良アライさんは、骨棍棒を大アライちゃん1の頭へ寸止めした。
野良アライさん「ほれ、ならとっとと仕留めてくるのだ!」ゲシィ
大アライちゃん1「ぴぎぃ!」ゴロンゴロン
野良アライさんに蹴られた大アライちゃん1は、坂道をごろごろ転がっていく。
- 299 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 20:17:00.77 ID:P4WlXgtUO
- 大アライちゃん1「い、いもーと…」
大アライちゃん2「い…ぢゃい…いぢゃああいいぃ…!」ブルブル
大アライちゃん2は重篤なようだ。
大アライちゃん1「…う…」プルプルウルウル
野良アライさん「さっさとするのだ。アライさんがそっちに行くまでにやらなきゃ処刑なのだ」ザッザッ
大アライちゃん2「たしゅけ…て…おね、しゃ…」プルプル
大アライちゃん1「う…う…」
大アライちゃん1「ふしゃああああっ!」ガブゥ
大アライちゃん2「ふぎゅっ…!?」
大アライちゃん1は、妹の喉元に噛みついた。
- 300 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 20:17:03.76 ID:mSdAOkyD0
- なかなか良い趣味してるな。野良アライさん。愉悦主義かな。
- 301 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 20:17:33.36 ID:igvXbqUGo
- 「アライさんは薄情だな」ってスレ民はいいそう
すごーい!スレ民は家族のために己の身を犠牲にできるフレンズなんだね!
- 302 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 20:26:30.46 ID:P4WlXgtUO
- 大アライちゃん1「ふぎゅううううっ!うぎゅうう〜〜っ!」フゥフゥグググ
大アライちゃん2「おご…げ…!おね、しゃ…やべ…!」ジタバタ
大アライちゃん1「うぅ〜っ!ふぐっ、うぅ〜っ!」シクシクグググ
大アライちゃん1は、泣きながら妹の喉に噛みついていた。
まだ右も左も分からぬ幼い頃に、一緒に人里へ放り込まれて…
何度も何度も寝食を共にした、かけがえのない姉妹。
毎晩毎晩、母親に会いたい、森に戻りたいというホームシックにかられ、その度に励まし合ってきた姉妹。
時には、少ない食糧を誰が食べるか等で、喧嘩になったこともたくさんある。
何度も喧嘩して、仲直りして、何度も助け合って…
また喧嘩して、また仲直りして…。
そうして今まで生きてきた。
そうやって苦難を乗り越えてきた、かけがえのない姉妹に対して…
愛しさを感じない動物など、いるものであろうか。
大アライちゃん1「ふぅーっ!ふぐぐーーっ!」グググ
大アライちゃん2「ひ…ぎゅ…」ブクブク
大アライちゃん1は、涙と鼻水を流しながら、愛する妹の首を噛んで絞める。
妹の抵抗が次第に次第に弱くなっていくのを感じ、その命が自分のせいで失われつつあるのを感じている。
- 303 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 20:33:33.46 ID:P4WlXgtUO
- 野良アライさん「どれ、こいつのとどめを刺しておく、かっ!」ブンッ
大アライちゃん3「」ドグシャ
野良アライさん「ふんっ!ふんっ!」ブンッ ブンッ
大アライちゃん3「」グシャッ ドグシャ
野良アライさんは、最初に殴り倒した大アライちゃん3にきっちりとどめを刺した。
大アライちゃん1「ううぅ、ぅううう!」グググ
大アライちゃん2「あ…ぎゅ…」ガクゥ
大アライちゃん2「」
大アライちゃん2はグッタリした。
大アライちゃん1「はぁ、はぁっ…」パッ
大アライちゃん1は、妹は喉から口を離した。
- 304 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 20:37:36.08 ID:P4WlXgtUO
- 大アライちゃん2「…ぴいぃいいいぃいぃぃぃいい〜〜〜〜〜っ!」ムクゥ ヨチヨチヨチヨチ
なんと大アライちゃん2は、起き上がって逃げ出した。
大アライちゃん1「…!」ハァハァ
大アライちゃん1は、妹が死んでいなかったことをホッとするが、しかしそれでは自分が野良アライさんに殺されてしまうことにも気づいた。
大アライちゃん2「ぴぃ!ぴぃ!ぴいぃいいいぃいぃぃぃいい〜〜〜〜〜っ!!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ
大アライちゃん2は首を絞められ続けたせいで意識が朦朧としているのか、体をガクガク揺らしながら、へとへとと逃げる。
大アライちゃん1「い…いもー…と…!うぅ〜っ!」ヨチヨチヨチヨチ
大アライちゃん1は、愛する妹にとどめを刺すために追いかける。
大アライちゃん2「ぴぃ!ふみゅ!ふみゅぅううんっ!ふきゅぴきぃい〜〜〜っ!」ヨチヨチガクガクヨチヨチガクガク
妹と姉の距離はすぐに縮まっていく。
- 305 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 20:47:32.73 ID:P4WlXgtUO
- 大アライちゃん1「たあ〜!」バッ
大アライちゃん2「ふぎゅ!」ビターン
大アライちゃん1「…!」アーン
大アライちゃん2「ふぎゅぅうううう!ぴぎゅうぅうううう!きゅうるるうるるるるるぅう〜っ!」ジタバタバリバリ
大アライちゃん2は、先ほど首を噛み絞められ続けたせいで、意識が混濁しているようだが、それでも必死の抵抗をしてくる。
大アライちゃん1「…」
大アライちゃん1は、かつてこの妹と何度も喧嘩をし、取っ組み合いをしてきたことを思い出した。
大アライちゃん2は喧嘩が強く、何度も負かされたことを思い出した。
大アライちゃん2「ぴぎぅ!ぴぎゅ!ぴぎゅるるるぅ!」ブンッブンッ
だが…
後頭部に大ダメージを負い、酸欠で意識が混濁した大アライちゃん2の抵抗は、かつて取っ組み合いの喧嘩をしたときとは比べ物にならないほど弱々しかった。
大アライちゃん1「…う…ぅううう!」チラッ
大アライちゃん1は、後ろを振り返った。
野良アライさん「むしゃむしゃ…」ツカツカ
大アライちゃん3「」グチャグチャ
野良アライさんは、大アライちゃん3を持って肉を食い千切りながら近づいてくる。
- 306 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 20:51:19.30 ID:P4WlXgtUO
- 大アライちゃん1「…はぁぐがぶぅっ!」ガブゥ
大アライちゃん2「びっ…」ビグゥ
大アライちゃん1は覚悟を決して、再び妹の喉に噛みついた。
大アライちゃん2「ピギー!ピギー!」ジタバタジタバタ
大アライちゃん1「っ…」グググ
大アライちゃん2「ピギー…ピギー…」ビグッビグッ
大アライちゃん2「」ガクッ
大アライちゃん1「…っ」メキメキメキメキ
大アライちゃん1は、妹が抵抗しなくなってからも、しばらく喉を噛み絞め続けた。
- 307 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 20:53:31.13 ID:P4WlXgtUO
- 野良アライさん「もういいのだ。どいてるのだ」ゲシィ
大アライちゃん1「ぴぃ!」ゴロン
野良アライさんは、大アライちゃん1を蹴って横に転がした。
野良アライさん「ふんっ!」ブンッ
大アライちゃん2「」ドグシャ
野良アライさんは骨棍棒で大アライちゃん2の頭をぶん殴った。
大アライちゃん1「あ…ぁあ…」
野良アライさん「だぁ!たぁ!」ブンッブンッ
大アライちゃん2「」メシャボギィ
大アライちゃん1は、目の前で自分の妹が、頭を叩き潰されていくのを見届けた。
- 308 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 21:09:46.54 ID:P4WlXgtUO
- 大アライちゃん1「…っ…」ブルブル
野良アライさん「さて…片付いたのだ。じゃ、さっさと人里へ戻るのだ」
大アライちゃん1「は、はいなのだ…」ヨチヨチ
野良アライさん「…」スタスタ
野良アライさんは、大アライちゃん1へついていく。
野良アライさん「人里まで見送ってやるのだ」スタスタ
大アライちゃん1「う、うゆうぅ…」ヨチヨチヨチヨチ
二匹は人里への道を進んでいく。
途中で、水溜まりを見つけた。
野良アライさん「水なのだ!ごくごく…」ゴクゴク
大アライちゃん1「ぺちゃぺちゃ…」ペチャペチャ
野良アライさん「ふぅ。さて行くのだ」スタスタ
大アライちゃん1「きゅるるる…」ヨチヨチシッポフリフリヨチヨチシッポフリフリ
- 309 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 21:15:12.95 ID:P4WlXgtUO
- 日が暮れた頃、二匹は人里が見えるあたりまで来た。
野良アライさん「ここで夜を待つのだ」スクッ
大アライちゃん1「ぜぇ、はぁ…お、おなかしゅいたのだ…」グーギュルル
野良アライさん「もぐもぐ…」ムシャムシャ
野良アライさんは、大アライちゃん3の脚を一本おやつ代わりに持ってきていたようだ。
それをフライドチキンのように貪っている。
大アライちゃん1「…」グーギュルル
大アライちゃん1は、野良アライさんを上目遣いで見ている。
野良アライさん「お前も食いたいのか?」
大アライちゃん1「のだっ、のだっ!」ピョンピョン
野良アライさん「ダメなのだ。これはアライさんの食べ物なのだ。その辺で虫でも捕まえてろなのだ」
大アライちゃん1「うぅ〜…」ガサガサ
ミミズ「」ウネウネ
大アライちゃん1は、土を掘ってミミズを捕まえた。
大アライちゃん1「もぐもぐ…」ムシャムシャ
大アライちゃん1「っ…!」モグモグ ウルウル
今まで、食事をするときはいつも姉妹がそばにいた。
姉妹で協力して食べ物を獲得し…
おいちーおいちーと喜びを分かち合ったり、食べ物を取り合って喧嘩したり…。
だが、その姉妹はもういない…。
大アライちゃん1「うっ…ひぐっ…ぐしゅっ…」クチャクチャ
大アライちゃん1は、泣きながらミミズを頬張った。
- 310 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 21:20:02.69 ID:rzUsUQAA0
- >>301
今までのアライちゃんの話見てて自己犠牲の精神のある個体なんかいないのにそんな感想は出ないでしょ
- 311 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 21:22:22.48 ID:FjBwFIFPo
- もう姉妹を肉としか見ていない…
- 312 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 21:23:16.25 ID:P4WlXgtUO
- 野良アライさん「どれ、そろそろ人がいなくなったのだ。ほれ、さっさと向こう行くのだ。しっしっ」
大アライちゃん1「の、のだぁ…」ヨチヨチ
野良アライさん「もうチビのうちに戻ってくるんじゃないぞぉ」
大アライちゃん1「なのだぁ…」ヨチヨチ
心細さが滲み出る、脅えたような足取りで、大アライちゃん1はヨチヨチと人里へ向かう。
野良アライさん「もし無事に生き残って、大人になって森に帰って来れたら、チビに言い聞かせるといいのだ。『アライさんは一度落第したけど、挫折を乗り越えて、インターンシップを成し遂げたのだ』って」
大アライちゃん1「のだ、のだあぁ…」ヨチヨチヨチヨチ…
大アライちゃんは、人里へ戻っていった。
野良アライさん「どれ、アライさんも見つからないうちに森へ戻るのだ」ガサガサ
野良アライさんも、森へ戻っていった。
- 313 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 21:28:55.48 ID:P4WlXgtUO
- 大アライちゃん1「…」ヨチヨチヨチヨチ
久々に戻ってきた人里…。
大アライちゃん1「う…ぅう…」ヨチヨチヨチヨチ
だが、大アライちゃん1は…
もう人里では生きていけないと判断したからこそ、湖へ逃げてきたのである。
姉妹三匹で協力しても、その体たらくだ。
自分一匹で、前よりたくましく生きていけるはずもない…。
大アライちゃん1は、そう考えていた。
大アライちゃん1「うゆ…うゆぅううっ!」グスッ
大アライちゃん1「のぉおおーーーぁああああーーーんっ!のぁああーーんっ!のぁあああーーんっ!」ビエエエエン
大アライちゃん1は、押し潰されそうな不安に涙を流した。
- 314 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 21:36:29.83 ID:P4WlXgtUO
- 大アライちゃん1「う、ぅ…」ガシィ
大アライちゃん1は、並木に掴まった。
大アライちゃん1「うぅ、はぁ…ぜぇ、はぁ…!」グググ
そして、ゆっくりと、二本足で立ち上がっていく。
大アライちゃん1「ふぅ、ふぅ…!」ゼェハァ
大アライちゃん1は、並木に掴まりながら、膝を伸ばし二本足で立った。
大アライちゃん1「はぁ、はぁ…」ノソリノソリ
そして、並木に掴まりつつ、二本の足を交互に前に出し、二足歩行の練習を始めた。
大アライちゃん1「あらいしゃんは…ぜったい…ぜったい…!いきのびゆのだ〜!」ハァハァヨロヨロ…
姉妹の協力があって尚、人里では生きていけなかった大アライちゃん1。
その幼獣が、姉妹さえ失った。
しかし、姉妹と共に過ごした日々は消えない。
湖でたくさんの獲物を捕まえてすくすく育ち、大きくしたその肉体だけが、大アライちゃん1の武器だ。
果たして、大アライちゃん1はやはり生きていくことはできないのか…
はたまや、生き延びることができるのか…
それは大アライちゃん1にしか分からない。
- 315 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 21:39:27.06 ID:P4WlXgtUO
- 〜湖〜
野良アライさん「ふぅ…」ガサガサ
野良アライさんは、湖に戻ってきた。
大アライちゃん2「」
大アライちゃん3「」
野良アライさん「どれ…たくさん肉が手に入ったのだ」ガシィ
野良アライさん「冬籠もりのために、しっかり食べておかなきゃなのだ…」
野良アライさん「はぐはぐ、もぐもぐ…」ムシャムシャバリバリ
野良アライさんは、殺した二匹の大アライちゃんの死骸を貪り始めた。
そこには何ら躊躇はないようだ。
- 316 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 21:44:58.62 ID:P4WlXgtUO
- インターンシップを生き抜けるアライちゃんは20〜10%といわれている。
天才じゃない凡才のアライちゃん達は、森へ逃げ延び、『落第』をすることがある。
もしも、すべての凡才アライちゃんが、こうして人里から森へ際限なく逃げ隠れたら…
アライちゃんの生存率は大きく向上し、瞬く間にアライさんの個体数は増加し…自然を破壊していくことだろう。
だが、そんなことは、森に暮らす成体アライさん達が許さない。
成体アライさん達は、幼少期の未発達な知能で地獄のインターンシップを生き抜き、成体まで育ったツワモノ揃い。
それ故に、能力のない落ちこぼれ共が自分の餌場を荒らし、限りある自然の恵みを減らすことを許さない。
加えて、自分が乗り越えた苦難の日々を踏みにじり、ズルをして生き延びようとする卑怯者を許さない。
凄まじい繁殖力をもつアライちゃん達は、その成体達によっても間引きされているのである。
- 317 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/05(日) 21:45:26.17 ID:P4WlXgtUO
- 続く
- 318 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 21:48:08.27 ID:tYSf9IIYo
- 賢いアライちゃんの中には逆に逃げ隠れしながら森で過ごす個体とか居そう
- 319 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 21:59:29.38 ID:Ao24/kyzO
- アライちゃん編のドキュメントおもしろかった。アライしゃん編のドキュメントも面白そう。
- 320 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 22:08:14.42 ID:x8aAbS/HO
- 乙です。
ここまでして生き延びた強者でもピクニック感覚で来た人間のアライボウや毒入り菓子食べて死ぬんだよなぁ…
あの時でもアラ虐補正とかかけてたわけではないだろうし
- 321 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 22:17:28.32 ID:Z4lvOCd3O
- 乙
やっぱインターンシップってアライさんという種族にとって不自然に有益だよなぁ・・・
- 322 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 22:25:15.30 ID:bdT+lkPw0
- 乙でしゅ
現実的に1匹じゃ生きていけ無さそうだけど今後どうなるか楽しみですね
- 323 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 22:33:19.68 ID:MDBOjxs40
- 主人公出なさすぎてワロタ
- 324 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 22:44:38.37 ID:u8IqP1kt0
- 乙
このパターンはありそうで今まで無かったね。
裏設定みたいのが見れた感じでよかった。
- 325 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 00:10:25.51 ID:4Lp9pv7y0
- インターンシップは本能的に親から子へ伝わってるのか、それとも文化として伝わってるのか謎だな…
- 326 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 00:18:23.68 ID:3WO0fKK60
- 乙です。
大アライちゃんが無事アライしゃんになるのか、それとも妹たちの後追うのか。
続きを楽しみにしながら待っています。
- 327 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 03:02:10.69 ID:ZJJEuHJU0
- 読んでると作者は作物のこととか、野山で遊んだことのない都会人なのかなと思えてくる、
それでも、独特な世界観設定は良いと思いますので、今後も楽しみにしています。
- 328 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 06:34:09.47 ID:UYGTJ0HBo
- >>323
主人公はアライちゃんやアライさんだぞ
- 329 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/08/06(月) 16:36:39.55 ID:HX8YntHaO
- 登場人物の紹介でアライちゃん達が本作の主役ってあるしね、説明文くらいはちゃんと読もうね?
- 330 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 16:37:31.16 ID:HX8YntHaO
- そして、sage忘れゴメンね
- 331 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 17:55:26.71 ID:GmBZsbzSo
- 家族の事大事に思っていても、妹の遺体は食料と認識しているのか
- 332 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 18:23:18.72 ID:ASxZCdVPO
- 死んだら死んだものとしていい感じに区切りつけてるんでしょ。
自然で生きているしフレンズなんだから倫理観も人間と違うのは当たり前だし、肉なんて貴重なものなかなか手に入らないんだから食料として認識するのはこの状況では正しいと思う。
まぁ種族が種族だから理解できないものもあるだろうけど...
- 333 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 23:30:56.19 ID:vma0+SBMo
- 良くも悪くも獣っぽいな
- 334 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/08/07(火) 03:39:39.10 ID:25psR8eG0
- タイトル変えろや
- 335 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/07(火) 03:49:38.49 ID:25psR8eG0
- この作者、実はアラ信なんじゃねーの?
- 336 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/07(火) 20:00:45.38 ID:GQyw4kvA0
- >>335
嫌なら読まなければいいのに
- 337 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/07(火) 20:37:14.42 ID:8QCNskREo
- 残機を全て消費して、身代わりになるやつがいなくなって
あらいしゃんがかわいそーなのだとしか思ってなさそう
- 338 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/08(水) 15:00:34.60 ID:ytc0/cHF0
- ツイッターで自分の描く絵に対して改善点を教えてくれない時点でネット弁慶だって話をしてたけどそれは甘えだと思う
まず自分のやってるジャンルが一般に向ければバッシングを食らうようなアングラだってことを自覚しないと
愛でる絵と虐待絵が混在してて普通の人が虐待絵を見て巻き込まれる可能性なんて十分あるし(というか俺がその一人)
まず他人がどうとか言うより自分を改善しなよ
まぁこの意見見てそれに対してまた不貞腐れたようなツイートや自分に都合のいい意見しかリツイートしないようならあんたの人間性なんてたかが知れたと言ってもいいけどね
最悪あんたの描くアライちゃんより劣ってる
- 339 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/08(水) 15:39:57.08 ID:veNg4FWro
- >>338
言ってることが支離滅裂で何を言いたいのかわからん
一般的には虐がアングラだから非表示するなり鍵垢にしろならわかるけど
それとただつまらんとかいうんじゃなくてちゃんとどこが駄目か言えってのは全く別の話でしょ
- 340 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/08(水) 16:25:48.30 ID:MOuXo+Ht0
- 正直な話、作者の好きなようにストーリー書きますって言ってるのに、
虐待シーンまだかよとか意見書いても聞き入れる気がないなら、
文句言うなら改善点言えは横暴じゃないかな?
それに、つまらないなら改善点を教えてとしたほうが、穏便に話は進むかと思うのですがね。
338言う、他人がどうとかより自分を改善ってのは、割と真っ当な意見な気がします。
338と339もだけど、句読点くらいちゃんと使って、凄く読みにくいから。
- 341 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/08(水) 16:47:01.54 ID:t9Cmt7c4O
- 要望と改善点は別の話では?
- 342 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/08(水) 16:57:34.06 ID:MOuXo+Ht0
- 虐待シーン多くしてほしいと要望でも、虐待シーン多めに改善してほしいとしても、ニュアンス的には同じようなものだと思うのですけど。
それに、要望だろうと改善であろうと、作者に聞き入れる気がないなら、どの道言う意味はないと思うけどね。
- 343 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/08(水) 17:19:47.20 ID:4q/dvTUN0
- 要は、作者の思いを尊重したうえで改善点を提案してくれ、ってことでしょ。
虐話をドンドン書いてくれ、って言ってる人は作者の意図を無視して自分の意見を言ってるから、まずは読み手が作者を理解しなきゃ。
- 344 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/08(水) 17:35:41.82 ID:veNg4FWro
- >>342
健全絵書いてる人にR-18絵書いて欲しいって言うのと、この絵のここが変だから直したらどうかというのでは全然話が違うでしょうに…
- 345 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/08(水) 18:04:42.73 ID:ymBvqKTUo
- 要望は自分の欲求を出すことで改善は問題点の指摘だろうに……
そもそも>>342で言ってるのはどっちも要望だからニュアンスが同じなのは当たり前だろう、虐待シーンを増やすことが何故改善になるのか分からないんだから
- 346 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/08(水) 18:10:32.82 ID:lKNTEprlO
- 虐待シーンが少なくてつまらないから、虐待シーン多めにすれば改善されるとか、そんな感じの事を言いたいのかも?
自分としては、今の路線のままでも十分に楽しんでるけど、
誤字脱字とかが多めだから、そこは直してほしいと思う。
- 347 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/08(水) 18:17:00.42 ID:VH0Ufxke0
- そもそも、注意書き読めよって話なんだが・・・
作者の書きたいテーマに沿った要望や改善点ならともかく、
それから外れる意見をいうくらいなら自分で書けばいい
- 348 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/08(水) 21:33:00.17 ID:yi3q8xj80
- https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520741214/
雑談スレあるから話はそこでどうぞ。迷惑です、大迷惑です
- 349 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/10(金) 13:45:11.40 ID:JundX2OhO
- 〜パン屋の前〜
アライしゃん1「とったのだ〜!とんずらするのだー!」トテトテ
アライしゃん2「ふははー!あむあむ!おいちーのだ!はぐはぐ!」トテトテムシャムシャ
パン屋店主「クォラァァ!うちのパン盗るんじゃねえええ!」ドタドタ
大きなパンを抱えた2匹のアライしゃんが逃げており、その後を店主が追いかけている。
走るスピードそのものは、店主の方が速いようだ。
- 350 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/10(金) 13:48:16.97 ID:JundX2OhO
-
アライしゃん1「たかいとこににげるのだ!はむ!」ガブゥ
アライしゃん2「よっしゃーなのだ!がぶぅ!」ハグッ
2匹のアライしゃん達は、口にパンを咥え…
アライしゃん1&2「「うっしゅ!うっしゅ!うっしゅ!」」ヨジヨジヨジヨジ
高い塀をスイスイとよじ登っていった。
パン屋店主「げえぇ!」アセアセ
アライしゃん1&2「「さいならなのだー♪」」トテトテトテトテ…
パン屋店主「クッソォオァ!逃げられた…!」ゼェハァ
パン屋店主は、泣く泣く店へ戻った。
…
〜パン屋〜
パン屋店主「くっそぉお…」ションボリ
塾メガネ「お父さん…また…」ションボリ
パン屋店主と、その息子の小学生の息子はしょんぼりしているようだ。
- 351 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/10(金) 14:05:33.13 ID:JundX2OhO
- …
〜その頃、公園〜
野良アライちゃん4「うゆ〜!」ヨチヨチヨチヨチ
野良アライちゃん5「のりゃっ!のりゃっ!」ヨチヨチヨチヨチ
公園おばさん「あら〜アライちゃん!新しい子ね〜!可愛いわね〜」
女児1&2「「かわい〜!」」ナデナデ
野良アライちゃん4&5「「ふみゅぅぅ〜♪」」スリスリ
例のおばさんが、餌の入った袋を持っている。
野良アライちゃん4「おともだちからきーたのりゃ!ここに、ごはんくれゆやさしくてびじんなおんなのひとがいゆって!」シッポフリフリ
野良アライちゃん5「やさしくてびじんなおんなのひとがいゆって!」シッポフリフリ
公園おばさん「まあ美人!やだもぉ^〜いっぱいご飯あげちゃう!」パッパッ
公園おばさんは、キャットフードを撒いた。
野良アライちゃん4「あむあむあむあむ!くっちゃくっちゃ!おいちーのりゃあ!」ムシャムシャ
野良アライちゃん5「やっぱりやさしくてびじんないーひとしゃんなのりゃあ〜♪あむあむ!はぐはぐ!」クッチャクッチャ
女児1「おばさん優しいね!そうだ、はい!私もポッキーあげるー!」スッ
女児2「トッポあげるー!」スッ
野良アライちゃん4&5「「かりかりこりこりかりかりこりこり!」」ムシャムシャ
女児1&2「「か〜わいいぃ〜♪」」
公園おばさん「生き物には優しくしないとね〜♪」
どうやら悪い大人である公園おばさんは、女児達の悪い見本になっているようだ。
- 352 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/10(金) 14:38:50.36 ID:JundX2OhO
- 〜翌日、学校〜
女児1「でさぁ、公園に超かわい〜アライちゃんがいるの!頭なでると尻尾振って喜ぶのがかわいくってー!」
女児2「ありがとーってお礼言ってくるの!ほんとかわいくってー!」
女児3&4「「ええー!いい子なんだねー!」」キャッキャ
ペットアライちゃんは女性に人気のペットだが、飼えない家庭も多い。
賃貸暮らしであったり、親がアライちゃん嫌いであったり…理由は諸々だ。
そんな中、小中学生の女子を中心に、野良アライちゃんへの餌付けがブームになっているようだ。
野良アライちゃんは、ペットアライちゃんと容姿が同じである。
加えて、野良アライちゃんの中には、人に甘えることで餌を貰い生きている個体もいる。
ペットを飼えないがアライちゃんを可愛がりたい女児達と、ニーズが合致したようだ。
女児5「でも、せんこーにばれたらまずいんじゃ?」
女児1「ばれなきゃいいの!それに、動物に優しくしてるから良いことなんだよ!公園に来る大人の人もそう言ってたし」
女児2〜5「だよね〜!」
- 353 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/10(金) 14:45:27.08 ID:JundX2OhO
- と、そこへ。
ガンソテツヤ「へえ〜、優しいんだね」スタスタ
女児1「あ!ガンソテツヤくん!」
彼はクラスでも頼りにされているガンソテツヤ。
このクラスには、『テツヤ』という名前の男子生徒が2名いる。
クラスメートは当初、『テツヤ』君と『オカルテツヤ』君として呼び分けをしていた。
だが、『テツヤ』と呼んだときに、ついついオカルテツヤ君が反応してしまうことがあった。
反応するなというのも酷だろう。
そこである男児が、テツヤ君を『元祖テツヤ』と呼び始めた。
それが面白がられ、やがて『元祖』の部分まで含めてアダ名になったのである。
- 354 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/10(金) 15:16:39.92 ID:JundX2OhO
- ガンソテツヤ「どんな子なの?」
女児2「見て見て〜!ほら、可愛いでしょー!!」スッ
女児2は野良アライちゃん4&5の写真を見せた。
ガンソテツヤ「へえ〜、人懐っこいんだねえ」
女児1&2「「でしょー!」」
ガンソテツヤ「毎日同じ時間に餌やりに来てるの?」
女児1「毎日じゃないけど…お昼過ぎくらいかなぁ」
ガンソテツヤ「なるほど。先生にばれないようにね」スタスタ
女児2「うん!」
- 355 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/10(金) 15:23:26.74 ID:JundX2OhO
- 〜土曜日、公園〜
野良アライちゃん4「そろそろひとしゃんがくゆころなのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
野良アライちゃん5「うゆ〜!ひとしゃんのごはんいつもおいちくってたのちみなのりゃ〜!」ヨチヨチヨチヨチ
野良アライちゃん4&5「「ごっはん♪ごっはん♪おいちーごっはん♪」」ヨチヨチシッポフリフリヨチヨチシッポフリフリ
野良アライちゃん姉妹は、いつも公園おばさんが餌付けに来るあたりへ来た。
すると…
ガキ大将「…お、ほんとに来た!きめー!」
ガンソテツヤ「待ち伏せ成功だね」
いつもとは違う子供が、既に来ていた。
野良アライちゃん4「うゆ?いつもとちがうひとしゃんなのりゃ」ヨチヨチヨチヨチ
野良アライちゃん5「ひとしゃんごはんくれゆのか?」
ガキ大将「ああ、くれてやるぜ」
野良アライちゃん4&5「わーい!≧∀≦」ヨチヨチヨチヨチ
野良アライちゃん姉妹は、ガキ大将のところへ這いヨチった。
- 356 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/10(金) 15:29:52.48 ID:JundX2OhO
- ガキ大将「さ、こっち来な」スッ
ガキ大将は、ポケットから結束バンドを取り出した。
野良アライちゃん4「うゆ?それごはんなのりゃ?」キョトン
野良アライちゃん5「みたことないごはんなのりゃ!」シッポフリフリ
https://i.imgur.com/U5RJeIt.jpg
野良アライちゃん姉妹は興味津々のようだ。
ガキ大将「よいしょ」ガシィ
野良アライちゃん4「ぴいぃ!?」
ガキ大将「もっとも、くれてやるのは…」グイグイ
https://i.imgur.com/viPZqrU.jpg
なんとガキ大将は、野良アライちゃん4の腕を結束バンドで縛った。
野良アライちゃん5「ぴいぃ!?お、おねーしゃになにしゅゆのりゃあ!」ビクゥ
- 357 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/10(金) 15:38:43.34 ID:JundX2OhO
- ガキ大将「あの世への餞別だけどなああ!」グイグイ
ガキ大将は、なんと捕まえた野良アライちゃん4の肛門に…
https://i.imgur.com/C2YkDGb.jpg
…爆竹をねじこんだ。
ガキ大将「オラオラオラオラオラオラぁあああ!」グリグリブチブチ
野良アライちゃん4「ピッギィイイイイイ!!!いぢゃああああああああああああああいいいいいいーーーっ!!いっぢゃあああいい!」ジタバタ
肛門の径は明らかに爆竹より狭く、裂けて出血している。
野良アライちゃん5「ひ…ひっ…!!」ガクブル
- 358 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/10(金) 15:42:36.23 ID:JundX2OhO
- ガキ大将「こんなもんでいいか!よっと!」シュボッ
そして爆竹にライターで火をつけた。
親の私物であろうか。
ガキ大将「よーいしょ」ポイッ
野良アライちゃん4「の゛り゛ゃっ」ポテッ
ガキ大将は、野良アライちゃん4を地面に落とした。
https://i.imgur.com/BHhResI.jpg
野良アライちゃん4「とってぇ!とってえええ!おちりのいぢゃいのもぉ!おててのわっかもいりゃないのりゃああっ!」シッポブンブン
- 359 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/10(金) 15:46:31.59 ID:JundX2OhO
- 野良アライちゃん5「あ、ありゃいしゃんはそれいらないのりゃああーーーーっ!」ヨチヨチシッポフリフリヨチヨチシッポフリフリ
https://i.imgur.com/Yzw3Ogy.jpg
野良アライちゃん5は、姉を見捨てて逃げ出した。
ガンソテツヤ「あれはいいの?」
ガキ大将「ん?…ああ、大丈夫そうだぜ」チラッ
野良アライちゃん4「ふんーーーっ!!ふんーーーっ!!」グググ
https://i.imgur.com/2zIU3z6.jpg
野良アライちゃん4は、肛門に捩じ込まれた爆竹を必死にひり出そうとしている。
果たして、野良アライちゃん4は無事に爆竹を排出できるのであろうか?
- 360 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/10(金) 15:48:05.33 ID:PtRH3ubaO
- なるほど、以前Pixivに投稿されたやつがここで来るのか
- 361 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/10(金) 15:52:30.62 ID:JundX2OhO
- https://i.imgur.com/2Xu5znF.jpg
https://i.imgur.com/y5XjYFW.jpg
…どうやら、ダメだったようだ。
- 362 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/10(金) 15:55:19.62 ID:JundX2OhO
- ガキ大将「あはははははははは!何回やってもおもしれーや!」ゲラゲラ
ガンソテツヤ「好きだね〜」
野良アライちゃん5「ぴぃ!ぴいいぃぃ〜〜!」ヨチヨチシッポフリフリヨチヨチシッポフリフリ
妹は、猛ヨチヨチで必死に逃げていく。
??「…」スタスタ
そこへ、誰か別の人間が近付いてきた。
野良アライちゃん5「ぴぃ!ひ、ひとしゃん!あっちにわゆいやちゅがいゆのりゃ!おねーしゃんをどーぶちゅぎゃくたいちてぶっこよちたのりゃあ!」
野良アライちゃん5「あいつやっつけてええ!」シッポフリフリ
- 363 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/10(金) 15:59:22.22 ID:waS5yeGRo
- あのタイツみたいなの脱げるのか
- 364 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/10(金) 16:04:01.95 ID:JundX2OhO
- ??「…」スチャッ
その人物は、野良アライちゃん5の顔へ何かの道具を向けた。
https://i.imgur.com/JxHYU2o.jpg
…毎度お馴染み、ホームセンターで誰でも買える便利な護身道具、アライボウである。
野良アライちゃん5「うゆ?それなんなのりゃ!?それであのがいじをぶっこよちてくれゆのりゃあ!?」シッポフリフリ
男児兄「死ねこらぁ!」バシュゥッ
野良アライちゃん5「ごびゅっ!」ドズウゥッ
野良アライちゃん5の顔面へアライボウの矢が深々と突き刺さり、腰のあたりから矢の先端が突き出た。
野良アライちゃん5「」ビグッビグッビグググッジタバタビグググッ
野良アライちゃん5は大量に出血しながら、やがて痙攣を止めた。
男児兄「お待たせー」スタスタ
男児弟「うぅ、勝手に父さんと母さんのアライボウ持ってきて良かったのかな…」スタスタ
オカルテツヤ「ふへへへ…レッツパーリーの時間だゾ…」スタスタ
3人の男児が、ガキ大将&ガンソテツヤ君のと合流した。
- 365 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/10(金) 16:12:46.10 ID:JundX2OhO
- ガキ大将「ガンソテツヤが言ってた通りだったな。クラスの女どもが餌付けしてたガイジューはここにいたのか」
男児兄「二匹ともブッ殺せてよかった」
野良アライちゃん4&5「「」」グチャ
ガキ大将「よし、本題だ。…さて、みんな集まったな!アライボウは持ってるか?」スッ
男児兄&オカルテツヤ「「「イエーイ」」」ガチャッ
男児弟「い、いえーい…」スッ
ガンソテツヤ君以外の4人の男児達は、バッグからアライボウを取り出した。
どうやらガンソテツヤ君だけは、アライボウを持たない役割らしい。
ガキ大将「今日呼んだのは他でもない!塾メガネの家のパン屋さんが、近頃アライしゃんに泥棒されてて困ってるそうだ!」
ガキ大将「そこで、俺達の手でクソガイジューを仕留めるんだ!どこかにいるパン屋泥棒のアライしゃんを探しだして、俺達の手でブッ殺そうぜ!モンスター退治だ!」
男児兄「いえーーーい!」
オカルテツヤ「魔物退治だ…!」
男児弟「っ…」ドキドキバクバク
ガンソテツヤ「塾メガネ君のお父さんの仇討ちだ!」
ガキ大将「よし、行くぞ!」
男児兄&ガンソテツヤ&オカルテツヤ「「おおー!」」
男児弟「おー…」
果たして男児達は、無事ににっくきパン泥棒を仕留めることができるのか?
- 366 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/10(金) 16:13:30.00 ID:JundX2OhO
- 続く
- 367 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/10(金) 16:27:11.10 ID:l7xAnR9+o
- 「果たして〜〜のであろうか?」ってフリから「ダメだった」って落とすパターン好きだよね
正直使いすぎだと思う
- 368 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/10(金) 16:46:34.73 ID:Wtlq/3GKO
- >>367
結果が分かってるんだったら経過を楽しもうよ
- 369 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/10(金) 17:08:27.29 ID:K50+zQyhO
- 印籠見せたら争いが終わる水戸黄門スタイルやぞ
- 370 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/10(金) 18:35:46.83 ID:81S6on1d0
- 餌付けアライちゃんの正しい駆除方法は然るべきところに
連絡してやってもらうが一番無難だろうなあ、死骸が景観汚すし
死骸になっても迷惑かけるのかよ!
- 371 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/10(金) 19:57:10.52 ID:GdMm1Pex0
- 爆竹の絵がここで使われるとは...
素晴らしい
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