【R18】八幡「…………しっぽ?」沙希「見た?」姫菜「え、しっぽり?」【俺ガイル】

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236 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/28(土) 07:37:11.38 ID:PF3V0sJ80
けーちゃんのエロありがてえ…
237 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/04/23(木) 23:49:21.43 ID:KTLrr+D/O
「ん、う…………うっ……! ううっ…………!」

 俺は対面座位のままびくんっと身体を震わせて川崎の中に精液を放った。
 土曜以来の膣内射精だ。一番奥に亀頭を押し付けて思う存分に注ぎ込む。
 それらを受け止めきった川崎は俺と重ねていた唇を離し、満足そうな溜め息を吐く。

「はあ……美味しい…………サキュバスになって良いことも悪いことも色々あるけど、一番幸せなのはこの瞬間かも…………」

「お、俺も…………んっ……」

 突然の告白に動揺し、俺も性奴隷として幸せだと伝え返したかったがその前に再び唇を塞がれてしまう。
 今日は昼食も手早く終えたので残り時間にも少し余裕があり、一度出したあとも繋がったまま昼休み終了直前まで抱き締め合った。
 さすがにもう一回やるほどではなかったが。
 口でお掃除してもらっただけですぐにまた臨戦態勢になるが、また明日のお楽しみということで。
 川崎も少し名残惜しそうに肉棒に軽くキスをする。
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/04/23(木) 23:49:57.78 ID:KTLrr+D/O
「ね、今日はこっちでいい?」

 翌日の昼休み、川崎は昼食を終えた後に指で自分の開けた口を指し示す。
 少しだけ出した舌をチロチロと動かし、俺の欲情を刺激する。

「…………い、いちいち質問しなくても」

 何せ俺は川崎の性奴隷なのだから。
 聞いてくるのでなく命令さえすれば俺は従うのみである。

「ん、じゃあ御主人様からの命令だよ。あたしに、飲ませて」

 そう言って川崎は俺の前にしゃがみこみ、口を大きく開けて待ち構えた。
 え? これって、俺の方から動けということなのか?
 すでにズボンの中で肉棒は期待で大きくなってはいるけれども。俺が上位にいるようで少しだけ落ち着かない。
 いや、するけれどね。

「ん…………」

 立ち上がってファスナーを下ろして肉棒を取り出し、口に差し込むと川崎は嬉しそうに呻く。
 温かい粘膜に包まれる感触に俺も声が出そうになったが、どうにか堪えた。
 唇の輪が前後しながら締め付けてき、様々に舌が這い回る。昂りがどんどん大きくなっていき、あっという間に射精感が押し寄せてくる。
 自分でする時や海老名さんとかにしてもらう時はそんなことないのに、川崎にしてもらう時だけは早漏と疑われるレベルで達してしまいそうになるのだ。

「ん、う…………」

 そのねっとりとした動きに俺はついに声を漏らしてしまう。
 いつの間にか俺の方から腰を振り、川崎の口に肉棒を出し入れしていた。
 川崎はそれを受け入れたまま手を動かし、ズボンの上から陰嚢を掴んで揉みしだく。
 あ、あ、ヤバい。サキュバスの能力を使われてるわけでもないのに、もう、出る…………!
 その様子に気付いたか、川崎は俺の方を見ながらぎゅむぎゅむと唇を締め付けてくる。
 我慢してないで早く出せと言わんばかりに空いた手で根元をしごく。

「っ…………! ううっ…………!」

 ぴんと足が伸びて身体が反り返り、声が出ないよう口を手で覆いながら俺は射精した。
 びくっびくっと腰を震わせながら川崎の口内に精液を放つ。
 あっ…………あっ…………気持ち、いいっ…………!
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/04/23(木) 23:51:22.78 ID:KTLrr+D/O
 射精が終わった後もじっくりたっぷりねぶるようにお掃除され、へたり込みそうになるのを何とか堪える。
 尿道内のものを吸い出されて口が離れた途端、俺は糸が切れたようにすとんと腰を下ろした。

「はあ…………はあ…………」

「ん……こく…………ふう、御馳走様。大丈夫? 腰抜けた?」

「ああ……すっげ、気持ち良かった…………」

「ふふ、いっぱい出たもんね。でもまだ大きいまんまだよ。もう一回出しとく?」

「いや、さすがに時間ないしな」

 俺だけならまだしも、川崎も揃って授業をサボっていると何かしら疑われかねない。
 特に次の授業は国語だし、平塚先生にはほぼ察せられるだろう。

「そう? じゃあ代わりにおっぱいでも揉んどく?」

「じゃあも代わりにもなってないだろそれ。むしろ我慢できなくなるし」

「でもあんたのチンポはおっぱいに挟まれたがってるんじゃない?」

 そう言って固くなっているままの肉棒をつんつんとつつく川崎。
 本当に我慢できなくなるからやめてほしい。

「ほら、ぴくぴくしてるじゃないのさ」

 それは川崎が触ってるからなのだが、確かに川崎の胸でしてもらうというのも魅力的だ。
 今度の土日は会えないが、早ければ来週の火曜の温泉の時にでもしてもらおうか。
 そこまで考えたところで予鈴が鳴る。
 名残惜しつつも俺は肉棒をズボンにしまい込み、衣服を整えた。

「そういえばあんた週末は何か予定あんの?」

「ないぞ。今の俺に御主人様絡み以外であるわけないだろ」

 以前の俺にはもっと何もないけどな。
 まあ俺がぼっちなのは川崎も知るところではあるし、見栄を張ることもないだろう。
 適当にだらだら過ごすとしよう。そんなふうに思っていたわけだが。
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/04/23(木) 23:51:56.31 ID:KTLrr+D/O
「というわけで週末は私たちが相手をしよう」

「しまーす」

 ……………………ええー?
 翌日の昼休み。なぜか屋上に出ず、途中の踊り場で昼食を取ることになったわけだが。
 しばらくして平塚先生と海老名さんが加わったかと思うと、いきなりそんなことを言われた。
 川崎の方を窺うと平然としながら弁当に箸を伸ばしている。どうやら全部川崎の差し金のようだ。

「いや、間に合ってるんで」

「嘘をつくな。比企谷ほどの男が二日も我慢できるわけないだろう」

「それ褒めてるんだか貶してるんだかわからないんですけど」

「褒めてるよ。ヒキタニくんの精力すごいもんね」

 一応誰かに聞かれないよう小声で会話しているが、ちょっとハラハラする。
 まあこんなとこにくる奴なんてそうそういないだろうけど。

「そもそも我慢できなくさせるために邪魔をしにここにいるわけだしな」

「いやあの、俺と川崎がいつも昼休みにヤってるみたいな流れにしないでもらえます?」

「違うのか?」

「違います」

 嘘は言ってない。
 月曜日はだいたいやってないし、溜めさせるためにしばらくお預けされることだってある。
 が、どうにか断ろうとする俺をこともあろうに御主人様が背後から撃ってきた。

「いいから相手してやんなよ。実費払いを条件にさ」

「ええ…………」

「たまにはいいじゃない。そんで経験値貯めてあたしをもっと悦ばせてよ」

「そうそう。たまにはサキサキ抜きでヤっとこうよ」

「色々試しておくのも大切な経験だぞ」
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/04/23(木) 23:53:18.53 ID:KTLrr+D/O
「いや、今俺の他に経験しようがない人たちにそう言われても…………」

「「うぐっ…………!」」

 あっ、やべ。
 見えない剣が二人の身体に刺さった感触がしたわ。
 恨み節や鉄拳が飛んでくる前に誤魔化しとこう。

「でも二人が相手ってどうやるんですか? 一日ずつとか?」

「そこは比企谷に任せよう。要望があればそれを通すし、ない部分はこちらでセッティングするつもりだ。なるべく平等だけは心掛けてもらいたいがな」

「えーと、じゃあとりあえず…………本番はしませんよ」

 そう言った瞬間、二人の顔色が絶望に染まる。
 いや、予想出来たことだろうに。

「な、何で?」

「何でって、いつもそんな感じだろ」

「でもサキサキの許可があればいいんでしょ? サキサキがいるときはしてくれてるし避妊すれば問題ないんじゃないの?」

「あー…………」

 どうしたものか。
 川崎がいればサキュバスの能力で避妊させることはできるが、それ以外の方法だと完全とは言えずわずかでもリスクが発生する。
 以前聞いたところによると多少間を開けても大丈夫らしいが、やはり避けられるものならそうした方がいいだろう。
 なら別方面から躊躇わせよう。

「覚悟は、あるか?」

「え」

「もし俺が理性失って欲望のままに襲ったとして、それを受け入れる覚悟はあるか?」

「うっ…………」

 海老名さんも平塚先生も怯んだ表情をする。川崎もいるときの俺の精力を思い出したのだろう。あるいは二人だけの時に交わった回数の話を聞いていたか。
 ちなみに川崎はくっくっと可笑しそうに笑っている。
242 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/04/23(木) 23:55:22.14 ID:KTLrr+D/O
「そうだね。比企谷の精力と体力って半端ないからね。ちゃんとコントロールさせないと身体ぶっ壊れちゃうかも」

「そ、そこはほら、私と平塚先生の二人がかりなら何とか」

「あ、もうひとつ条件な。相手するのは一人ずつで」

 これは俺が逆に無理やりされることを恐れてのことだ。
 それこそ二人がかりで襲われたら男女の差があっても抵抗しきれないかもしれないしな。
 海老名さんと平塚先生は迷った末にその条件に頷いた。

「じゃ、俺からはそれくらいです。場所や時間の振り分けは二人に任せますんで」

 そう言うと二人は話し合いを始める。
 それを見ながら俺は小声で川崎に話し掛けた。

「なあ、いいのか?」

「よくなきゃ許可なんて出さないし二人に打診したりしないよ」

「でも…………」

「そんな重く考えなくっていいって。そもそもサキュバスは本来は性に奔放なんだし」

「そうかもしれないけどさ」

「…………おまんこの奥突いてれば満足しちゃうようなチョロいサキュバスばっか相手にしてるといつまで経ってもレベルアップしないよ」

「っ…………!」

 突然の言葉に俺は少し仰け反り、そんな俺の様子を見て川崎は楽しそうに笑う。
 くそ、見てろよ。
 今度絶対この御主人様をひぃひぃ言わせてやる!
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/24(金) 05:58:19.45 ID:2cOoHcs5O
乙です
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/25(土) 13:44:28.00 ID:IpF7H7lxO
サキサキ抜きで抜くのか
245 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/05/04(月) 23:54:31.59 ID:2Et1Fd4uO
 結局話し合いの末に俺は土曜は海老名さんとラブホテルに行き、日曜は平塚先生の家にお邪魔することになった。
 この順番によって何かがあっても恨みっこなしと言っていたが、そんな変化があるものなのか?

「前日に搾り取り過ぎて翌日に支障が出るとかじゃない?」

「ああ、なるほど」

 土曜の早朝、川崎家の近くで待ち合わせた川崎が俺の疑問に答えた。
 それは確かにありそうな話だ。

「ま、あんたの普段からの精力だと心配いらないと思うけどね。でも念のため、ほら」

「ああ」

 そう言って川崎は俺と唇を合わせて唾液を流し込んでき、俺は舌を軽く絡めながらそれを飲み込む。
 もちろん能力が付与されているが、それは俺から提案したことだ。

「でも本当に必要? 精力増強も回復上昇もさ」

「あの二人だって結構なもんだろ。連日で相手するなら用意しとかないと」

「普段からあたしの相手してんのに? 別にいいけどね」

 実は後付けの理由で、本当は今日も川崎と会うためだなんて言えない。
 すっかり俺は川崎に依存してしまっている。さすがに良くないとは思っているんだが。

「じゃ、行ってくる。温泉旅行、楽しんで来てくれ」

「ん、そっちもね。アドバイス、いる?」

「…………お願いします」

 背中を向けて立ち去ろうとしたところで俺は情けなくも振り向いた。
 いや、だって、川崎がいなくて長時間他の女とそういう空間にいるなんて不安で仕方ないし。
 川崎もまさか肯定されるとは思わなかったようで、苦笑している。
 きっちり助言は貰ったけど。
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/04(月) 23:55:07.68 ID:2Et1Fd4uO
 指定時間より早めに待ち合わせ場所に来たが、海老名さんはすでに到着していた。こちらを見つけて手を振ってきたので軽く振り返す。
 一応内緒の関係ではあるのだからあんま目立たないで欲しいというのに、満面の笑みで早足で寄ってくる。
 川崎との関係なら最悪バレてもどうとでもなるが、海老名さんや平塚先生となるとバレること自体が良くない。何か上手い言い訳を考えておかないと。

「んー、でも平塚先生ならともかく、私とのは別にいいんじゃない? 公序良俗に反してるって訳でもないし」

「いや、反してるだろ…………」

 生徒と教師は間違いなく反しているだろうが、海老名さんとの場合は正直わからない。
 が、他人から見たら良く思われないのは間違いないのでとりあえずそう言っておく。特に戸部。

「まあまあ。決定的瞬間さえ見られなければごまかせるでしょ」

「海老名さんとはグループカーストが違いすぎて一緒にいる時点でおかしいんだよなあ」

「大丈夫大丈夫、私の方は適当に言い訳できるから。それよりはヒキタニくんの方が心配じゃない?」

「俺は聞いてくるやつすらいないから。なんならクラスのやつに『海老名さんと一緒に歩いてた根暗そうな男って誰だ?』とか噂されるまである」

「さすがにそこまで存在感ないってことは…………」

「ないか?」

「ノーコメントで」

「もう肯定してるよねそれ」

「あとはほら、いきなり言われて咄嗟に反応できなかったりとかはあるんじゃない? ヒキタニくんってコミュニケーション苦手だし」

「まあ親しくもないやつに言われたらそれはあるかもな」

「結衣や雪ノ下さんに言われても?」

「う…………」

「あと戸塚くんとか」

「浮気を疑われてはいけない。戸塚にはちゃんと納得してもらえる言い訳を考えて誤解されないようにしないと。いや、それ以前に予防しておくべきだな。もうこういう関係は止めよう海老名さん」

「急に饒舌になりすぎ!?」
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/04(月) 23:56:19.06 ID:2Et1Fd4uO
 そんな下らない会話をしながら俺たちは目的地付近までやってくる。
 その頃になると海老名さんは口数が少なくなり、周囲に人目がないのを確認して俺に腕を絡めてきた。
 俺は特に抵抗せず、海老名さんはさらに身体をくっつけるようにしてくる。少し歩きにくい。
 明らかに欲情しているのが見てとれ、建物に入って部屋を選ぶ頃には息まで荒くなっていた。

「んんっ…………!」

 エレベーターに乗ったときにちょっとした悪戯心で組まれている腕を動かして海老名さんのお尻を撫でると、身体をくねらせながら色っぽい声が上がる。
 相当キテるなこれ。
 正直靴を脱いで部屋に入った途端襲われるかと思ったが、自制心をフル稼働させたようで、いったん俺から身体を離して荷物をソファーに置いた。

「おい、姫菜」

「は、はいっ!」

 とりあえず川崎から受けたアドバイス通りに、まずは名前で呼び掛ける。
 それだけで海老名さんの奴隷スイッチが入ったようで、俺の方に振り向いて直立不動の体勢になった。

「体温も上がっててずいぶん興奮しているみたいだが、もしかしてもう下着濡らしてんのか?」

「……………………」

 俺の質問に海老名さんは首を振って否定する。
 おや? 川崎の予想ではここでその通りだと答えてお仕置きをねだられるパターンだったのだが。

「し、下は、はいて、ません…………」

「は?」

 海老名さんの思わぬ言葉に俺は間の抜けた声を出してしまう。
 はいてないって…………いや、今日は丈の長いワンピースだなと思ったし、お尻を撫でた時結構ダイレクトに色々伝わってきたけども。
 サキュバスの予想を上回ってくるとはなかなかやる。

「………………スカート、捲ってみろ」

「はい…………」

 海老名さんは言われた通りにスカートの裾を掴み、ゆっくりとたくし上げていく。
 膝を越えたあたりですでに内腿から愛液が伝わってきており、周辺を濡らしている。
 やがて全てが晒け出されたところで海老名さんの両足がもう立っていられないというようにがくがくと震え始めた。
 俺は濡れそぼった局部をひとしきり眺めたあと、服を脱ぐように命じる。今日は川崎がいないので服が汚れたりした場合処置できないしな。
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/04(月) 23:57:18.19 ID:2Et1Fd4uO
「ぬ、脱ぎました…………」

 さすがに上は着けていたようで、ブラを外して形の良い胸を晒したあと、再び俺に向き直る。
 台詞だけ聞くとしおらしく感じるが、その表情は恍惚として先ほどよりさらに息が荒い。

「よし、いい子だ。御褒美をやるから次の三つから選べ」

「は、はい」

「1、せっかくホテルに来たし風呂に入るか。身体洗ってやろう。2、もう我慢できなさそうだな。俺も手伝ってやるからオナっていいぞ。3、俺に御奉仕させてやる。もちろんオナりながらでも構わない」

「3! 3でお願いします!」

 二番を聞いて表情を輝かせた海老名さんだったが、三番を聞いて食い気味に答えてくる。
 何かもう足にすがり付いてくる勢いだ。
 それどころかズボンまで脱がそうとしてくるし。ふぇぇ……この子怖いよう…………。
 待ての命令をどうにか言い聞かせて俺は自分で服を脱ぎ始めるが、初めて女とヤる時の童貞のようなギラギラした視線を感じる。
 俺の初体験は色々特殊だったが。

「よし、こっちに来い」

「はい…………」

 ベッドの淵に座った俺が声を掛けると、海老名さんはすぐに俺の前に来て跪く。
 うん、いやまあ。確かにどこにとは言わなかったけどさ。てっきり隣に座るかと思ったが、こうくるとは。
 でもよくよく考えると、俺も川崎に対しては同じ行動をとりそうだ。
 海老名さんは息を荒くしながら俺の命令を待っていたが、すぐに我慢できなくなったのか俺に懇願してくる。

「ご、御主人様…………いい、ですか?」

「ああ。好きにしろ」

 俺はスマホを構えながら足を開く。
 海老名さんはスマホに目線を向けながらそそりたつ肉棒に顔を寄せる。

「そんなに好きか?」

「はい…………おチンポも、撮られるのも、大好きです…………」

 そう言って海老名さんは肉棒に頬擦りをしてくる。
 眼鏡はかけっぱなしなので亀頭が時々当たってずれたりするが、もはやそれすらもエロく見えてしまう。
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/04(月) 23:58:07.35 ID:2Et1Fd4uO
 少しずつ動きがエスカレートしていき、唇や舌が茎を這い始めた。
 両手は自分の股間に伸び、もぞもぞと動かしている。
 が、それもつかの間、よほど我慢していたらしく、海老名さんはあっさりと絶頂に達してしまう。

「ひぁっ……あっ…………あんっ…………」

 びくっびくっと身体を仰け反らせ、小さな悲鳴を繰り返す。
 それでも目線だけはスマホのカメラから外さなかったが。画面越しに見るとまた違ったエロさがあるよな。

「はあ……はあ…………」

 ふらっと海老名さんの身体が揺れ、俺の足にもたれ掛かった。
 いまだ快感が身体を巡っているのか時折痙攣させている。
 手を伸ばしてそっと頭を撫でてやると心地好さそうな表情をしたが、すぐにはっと頭を起こす。

「も、申し訳ありません御主人様…………私…………!」

「気にすんな。気持ち良かったか?」

「は、はい……良すぎて、こんなに早く…………うう…………」

 自分でもその早さに驚いているようだ。
 が、俺の方もそんなに余裕があるわけではなかった。朝川崎に受けたサキュバスの能力が段々と効果を発揮してきたのである。
 それでもまだ耐えられないというほどではない。俺はスマホを置いて海老名さんを立ち上がらせ、少し乱暴気味に胸を揉む。

「んんっ…………」

 海老名さんはぴくっと身体を震わし、きゅっと乳首を指で摘まんでやると切なげな声が上がる。
 俺は背中に手を回して海老名さんを抱き寄せ、その乳首を口に含んで思い切り吸ってやった。

「あはあぁぁっ!」

 びくびくっと全身を痙攣させながら俺の首に腕を回してしがみついてくる。
 吸うだけでなく唇で強めに挟み込んだり舌で舐め上げたりすると、そのたびに声が漏れ出た。
 反対側の乳首も同じようにしてやると、もう立つことも難しくなったか俺の太ももに座るように腰を下ろす。
 ぐちゅ、と熱く濡れた感触がした。胸を弄るだけでこの濡れ様は予想以上だ。
 俺は口を離し、海老名さんをベッドに横たわらせる。
 脇に置いてあったスマホを再び手にし、足を開かせると海老名さんは自らの手で局部を広げて晒け出す。
 そこを撮影しながら俺は右手中指を蜜壷に突っ込んだ。
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/04(月) 23:59:13.18 ID:2Et1Fd4uO
 そのまま感じるところを探り当てながら指を出し入れすると、きゅうきゅうとその指を締め付けてくる。

「あっ! はっ、ああっ!」

「ほんとエロいまんこだな。指一本だけでそんなによがりやがって」

「ごっ、御主人様の指が、気持ちよくって! 自分でするのと全然違います!」

「嘘つけ。さっきも自分でしてて気持ち良くなってたじゃねえか」

「あ、あれは、御奉仕させていただきながらだからで…………ああっ!」

「ほら、我慢しなくていいぞ。これを自分で弄ってイってしまえよ。ちゃんと撮っててやるから」

 一瞬だけ親指で肥大化した陰核をつつくと、海老名さんの身体が仰け反った。
 そのまま自分の指でその陰核をぐりぐりと弄りだし、矯声を上げ始める。

「あっ! あっ! イく、イくぅっ!」

「姫菜、『イくとこ撮ってください』って言え」

「おっ、おまんこっ! イくとこ撮ってくださいっ! あっ! あっ! ああっ! あっ!」

 海老名さんは何度か短い悲鳴を上げ、そのまま絶頂に達した。
 びくんびくんと身体を震わせながら快感を享受する。
 イき終わって俺は指を抜き、ひくつく秘口をしっかり撮影してから俺はスマホを脇に置いた。そろそろ俺も限界が近い。
 その様子に気付いたか、海老名さんがこちらに顔を向ける。

「御主人様……私の身体、好きなように使って下さい…………御主人様さえ良ければ、おまんこも…………」

「そうだな」

「えっ…………」

「今日俺をしっかり満足させてくれたら、今度川崎と一緒にここに来て、姫菜のまんこ使ってやるよ。もちろん一度で終わるわけないがな」

「は、はいっ!」

 俺の言葉に表情を輝かせ、海老名さんは身体を起こす。もう何でもしますって顔だな。
 とりあえず海老名さんの手を取って肉棒を握らせ、ゆっくりと上下にしごかせた。
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/05(火) 00:00:10.71 ID:ChkDR8lAO
 すぐに海老名さんは自分で動かし始め、俺の様子を窺いながら刺激する。
 空いた方の手で陰嚢を包み込むように握り、揉みしだく。
 それだけでもう俺は射精感が込み上げてきた。さっきからずっと我慢していたからな。

「ああー……もう、出そうだ…………」

 その言葉に海老名さんは少し慌てるが、俺は何も言わない。
 どうするかは自分に任されたのだと判断した海老名さんは大きく口を開けてその肉棒をくわえこんだ。
 頭を上下に振って唇と手で肉棒をしごき、舌を亀頭に這わせる。
 その感触に耐えきれず、俺は遠慮なく海老名さんの口内に精液を放つ。

「おっ……ああっ…………出た出たっ…………気持ち、いい…………」

 頭を押さえて離れないようにし、腰を揺すって幾度も射精する。
 すべて出し切ったあとも海老名さんの口内の温かさを感じながら余韻に浸った。

「ああー、出した出した。結構な量だっただろ、飲めるか?」

「ん…………」

 大量の精液を口に含んだまま海老名さんは顔を上げて身体を起こす。
 こく、こく、と何回かに分かれて喉を鳴らし、精液を飲み込んでいく。

「はあ…………すっごい量だった……喉にも絡むくらい濃くて…………頭くらくらしちゃう…………」

「呆けてんなよ。まだやることあるだろ」

「ん……はい…………おチンポ、お掃除させていただきます…………」

 再び海老名さんは俺の下半身に顔を埋め、肉棒に舌を這わせ始める。
 体液をすべて舐め取らせたあと、尿道内に残ったものもしっかり吸い出させた。

「ん…………御苦労だったな。とりあえず風呂でも入るか?」

「えへへー。はいっ」

 俺の言葉に海老名さんはにこやかに返事をし、準備をするべくバスルームへと向かった。
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 01:25:42.30 ID:hfTFpmeDo
可愛ヨ
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 01:31:27.63 ID:xuxrdtXro
ふう、乙です
海老名さんのエロは中々見かけないからそれだけで新鮮!
254 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/05/05(火) 23:57:14.85 ID:2lqXXBa1O
 シャワーで汗を流し、湯が張られたお湯に浸かる。
 海老名さんも同様にするが、俺と違うのは頭にタオルを巻いていることだった。髪が濡れるのを嫌ったのだろう。

「よいしょっと」

 海老名さんは俺の隣に来て身体を寄せ、俺の腕を自分の腰に回させる。
 特に抵抗する意味はないのでされるままになるが、少しだけ落ち着かない。
 ていうか海老名さんは平塚先生と同じく性的欲求を充たすために俺とこういうことをしているはずなので、恋人っぽいことをしたいわけではないと思うんだが。
 それとももしかしてリア充の間ではこれくらいのスキンシップは知り合いレベルでもやることなんだろうか?
 そんな益体もないことを考えていると、海老名さんが身体の向きを変えた。具体的に言うと俺の方に。
 そのまま俺の身体に両腕を回して抱き付いて胸を押し付けてき、片足を乗せてくる。
 俺の太ももに触れた股間は明らかにお湯でない粘液が溢れていた。

「え、海老名さ……」

「ごめん八幡くんっ…………キスして、いい?」

 聞いてきた割に返事を待たずに海老名さんは俺の口に吸い付いてき、舌を突き出してやると嬉しそうに自分のと絡めてきた。
 股間はそのまま俺の太ももにぐりぐりと押し付け、俺を使っての自慰行為を続ける。
 どうしていいかわからないので、とりあえず回していた手を伸ばしてお尻を揉んでやると、繋がった唇の間から甘い吐息を漏らす。
 しばらくそんな動きを繰り返し、やがて海老名さんの全身がびくんっと震えた。どうやら達したらしい。

「んっ……! んっ……! んんっ……!」

 幾度か身体を痙攣させ、そのまま脱力して俺の身体に寄り掛かってくる。
 離れた顔から窺える表情は満足げなものだった。

「ヤバいなあ…………私、八幡くんとサキサキのせいでどんどんエッチになっちゃってる」

 いや、身体はまだしも性格は最初から変わってなくね? 突っ込みは野暮だろうし口には出さないけど。
 しかし川崎にはああ言われたけど、正直海老名さんはサキュバスなんかよりずっとチョロい気がする。
 別にサキュバスがチョロいってわけでもないんだけどさ。

「八幡くんのおチンポもまたこんなに大きくなってる…………出しちゃう?」

「あー……いや、風呂出てからでいいだろ」

「うん」
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/05(火) 23:57:44.66 ID:2lqXXBa1O
 そろそろ出るか、と思って二人とも立ち上がる。
 が、海老名さんがふらついて、俺は慌ててその身体を支えた。

「おい、大丈夫か?」

「ご、ごめん。ちょっと下半身に力が…………」

 まあ無理もないか。短い時間であんだけしているんだし。
 俺は海老名さんを横抱きにして抱え上げ、湯船を出る。

「え、わ…………」

 エロ目的以外で俺なんかにこういうことをされるのは不本意かもしれないが我慢してもらおう。
 脱衣所で下ろしてバスタオルを渡してやる。

「…………そういうとこだよね」

「え、俺何かやっちゃった?」

 海老名さんの呟きに俺はどこぞの主人公みたいな台詞を吐いてしまう。
 やっぱりさっきのは良くなかったか? お姫様抱っこくらいは本当に好きな人にしかしてほしくなかったのかもしれない。
 しかし今さら遅いし謝るのも何か違う気がするので、とりあえずとぼけることにした。

「んー、何でもない」

「そ、そうか」

 俺もバスタオルを手に取り、海老名さんに背を向けて身体を拭き始める。
 腐女子である海老名さんに尻を向けるのは一抹の不安があったが、海老名さんが座り込んでいるので仕方ない。正面や横を向くといきり立った肉棒を目の前に晒してしまうことになるからな。

「わっひゃあっ!?」

 あらかた拭き終わったところで不意に尻の穴に生暖かい感触が走り、俺は奇妙な声を上げながら飛び退く。
 振り向くと案の定と言わんばかりに海老名さんがしゃがんだままにじり寄っていた。

「な、何を……?」

「え、おチンポ大きくしながらお尻こっちに向けたから舐めろってことかなって…………」

「違う!」
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/05(火) 23:58:51.08 ID:2lqXXBa1O
 腐女子とは別の意味で尻が狙われてしまった。
 いや、うん、嫌いなわけじゃないんだよ。でも不意討ちはやめてほしい。

「はあ…………もう立てるか?」

「うん」

 俺が手を差し出すと、海老名さんはそれを握り返して立ち上がる。
 さて、備え付けのバスローブでも羽織るか、と思ったが、手を繋いだまま海老名さんに引っ張られて脱衣所から出てしまう。
 …………まあいいか。
 海老名さんがベッドに座り、俺が隣に腰掛ける。
 脇に置いてあった眼鏡を着け、チョーカーを首に巻く。
 いるか、それ?

「いるでしょ。八幡くんの性奴隷だっていう証だよ」

「そんないかがわしいもんを学校にまで着けてくるのもどうかと思うが」

「じゃ、今はいいでしょ。ほらほら、おっきくなってるおチンポ鎮めるためにここにある精液ゴミ箱使おうよ」

「性奴隷よりランク下がってんぞ」

 ただまあ確かに川崎に色々呪われて能力が付与されている状態なので、出し足りない感じではある。
 俺は海老名さんの手を取って肉棒を握らせた。

「海老名さんは、もういいのか?」

「ん……もう一回、いい?」

「じゃ、お互いにし合おうぜ。手だけ貸す感じで」

「うん…………」

 俺たちは片手を自分の、もう片手を相手の性器に伸ばす形になる。
 肉棒を握らせた海老名さんの手の上から俺が掴んでしごく。
 秘口に突っ込んだ俺の指に海老名さんは自分の指を添えて中を掻き回す。
 互いの手を使った自慰行為に酔いしれ、快感を受ける。
 達さないように、達さないように、それでいて気持ちいいように慎重に動いたが、それでも限界は近付いてきた。
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/05(火) 23:59:21.29 ID:2lqXXBa1O
 それは海老名さんも同じだったようで、呼吸のペースが早くなっている。
 このまま射精してもいいのだが、それだと部屋内に精液を撒き散らしてしまう。いくらラブホテルとはいえまずいだろう。

「海老名さん…………口でし合おうか?」

「うんっ…………!」

 俺の提案に海老名さんはこくこくと頷く。
 手を離して俺がベッドの中央で横たわると、海老名さんが俺の顔を跨ぎながら覆い被さってくる。
 ぐっしょりと濡れた秘口に口を付けるのと同時に、肉棒が生暖かい感触に包まれた。
 声が出そうになるのを堪えて俺たちは互いの性器を舌と唇で激しく愛撫し合い、もともと限界が近かった俺たちはほぼ同時に絶頂に達する。
 海老名さんは秘口をひくつかせながら愛液をとめどなく溢れさせ、陰核を舐め回す俺の口回りをたっぷりと濡らす。
 俺は腰を浮かせながら小刻みに振り、肉棒を海老名さんの唇でしごかせて口内に大量の精液を吐き出す。

「っ…………! っ…………!」

 二人とも声にならない声を上げ、悦楽を甘受した。
 脱力したあとの余韻のひとときがまた心地いい。

「っ……はぁー…………気持ち良かったぁ…………」

「俺もだ。サンキュ、な」

「んー」

 のそのそと海老名さんは身体の位置を入れ替え、俺の真横に寝転がる。
 さすがに少し疲れた。
 今日はちょっと早起きだったしな。

「少し寝るか?」

「うん、一緒に寝よー。集合早かったし楽しみで昨晩なかなか眠れなかったし」

「遠足前の子供かよ」

 俺たちはベッドのシーツに身体を潜らせる。
 何も着ないままだったが、意識した途端に睡魔が襲ってきたのでどうでもよくなった。
 眼鏡を外した海老名さんが俺の腕を枕にする体勢になったところで俺は夢の世界へと旅立つ。
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/06(水) 08:17:51.81 ID:4dlNR9YAo
ふぅ
乙です
259 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/05/24(日) 23:45:06.76 ID:MDubf3uRO
「っ…………」

 下半身の快感に身体が反応し、俺は目が覚めた。
 また寝ている間に御主人様に搾り取られているのかと思ったが、どうもそうではないらしい。眠る直前までの記憶を取り戻し、下半身で動くシーツの膨らみは海老名さんだと思い当たる。
 そして大きく足を広げられて刺激されているのは肉棒でなく、陰嚢の方だった。
 舌で転がされ、頬張られてしゃぶられ、一本一本皺を伸ばされて間を舐められ、空いた方も間断なく指でマッサージするように揉まれる。
 気持ちいいけど何だこの状況? 起きてない振りをしてた方がいいのか?
 もう味すらもなくなっているんじゃないかと思うほど散々っぱらに愛撫され、海老名さんはようやく口を離した。
 シーツから這い出てきた海老名さんに対して俺は咄嗟に寝た振りを続けてしまう。別にそんなことする必要はないはずなんだが。

「んー…………」

 しばらく俺の様子を窺っていたようだが起きてないと判断したらしく、俺の身体に抱き付いてきた。
 いろんな柔らかいところを押し付けられ、興奮が高まる。これで起きないのも不自然かと思い、俺は目を開けて海老名さんの身体に腕を回す。

「あ、御主人様……起きましたか?」

 どうやら寝る前とは違い、性奴隷モードになっているようだ。息を荒くし、頬が上気している。
 俺の太ももに押し付けてくる股間はすでに濡れており、熱くなっていた。
 俺は無言で海老名さんの後頭部に手を添え、そそりたつ肉棒にぐいっと持っていく。
 すぐさま海老名さんは口を開けてそれをくわえこみ、柔らかい感触に包まれる。

「姫菜、口でチンポ出し入れしたいなら一回、口に出し入れされたいなら二回、俺の足を叩け」

 俺の問いに海老名さんは、ぽん、ぽんぽん、と一回、二回叩いてくる。
 どうやら両方がお望みのようだ。海老名さんの頭を両手で掴んで上下させ、同時に自分の腰を上下して肉棒を激しく唇でしごかせた。
 噎せないように喉を突かないように注意はするが、それでも勢いがついてしまうことはある。しかし海老名さんは抵抗することもなくされるがままになっている。
 いや、されるがまま、というのは違うか。
 唇を強弱をつけつつ締め付け、唾液をたっぷり絡めて啜り、舌を這い回らせてくる。
 さっきの玉舐めによってチャージされたため、もう射精までそう遠くない。

「っ……はぁ…………姫菜っ……もうすぐ出る…………オカズにしてやるから、まんこ見せろっ…………」

 俺の命令に従い、海老名さんは肉棒をくわえたまま俺の身体に重なってくる。
 先ほど互いに口でし合った時のような体勢だが、俺の方からは仕掛けず、海老名さんの頭を掴んだままだ。
 海老名さんの秘口は大量に蜜を溢れさせており、指で広げてその源泉を俺の眼前に晒す。
 物欲しそうにひくつく穴の光景に俺の興奮は一気に高まり、肉棒をしごかせる動きを更に激しくした。
 お……お……出るっ…………。
 遠慮も躊躇いもなく、俺は思うがままに好きなように海老名さんの口内に射精した。
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/24(日) 23:45:53.12 ID:MDubf3uRO
「ああー…………」

 大量の精液をすべて海老名さんの口内にぶちまけ、俺は突き上げた腰を下ろしながら大きく息を吐く。
 射精は終わったが、まだ余韻に浸りたい。
 俺は腕を動かし、まだ硬度を保っている肉棒をくわえたままの海老名さんの頭を少し捻らせて、亀頭を頬の内側に押し当てた。

「んっ……んんっ…………」

 びくんと海老名さんの身体が跳ねる。そういえば口内に性感帯があるとか言ってたな。
 俺はそれを探り当てながら亀頭をぐりぐりと押し付ける。
 柔らかな粘膜が気持ちいい。まだ尿道内に残っていたぴゅっと精液が飛び出ていく。
 海老名さんは興奮が抑えきれず、自分の指で局部を弄り始めた。
 と言ってもそれはわずかな間のことで、あっという間に絶頂に達してしまう。
 全身を痙攣させたあと、ふっと脱力して俺の身体に体重がかかる。
 両手を頭から離すと、海老名さんは肉棒を口内から解放し、はぁはぁと荒い息を吐く。
 しばらくしてようやく落ち着いてきたらしく、身体の上からどいて俺の横に寝転がってきた。

「はあー…………お口、責めていただいてありがとうございました、御主人様」

「ああ」

 俺は素っ気なく返したが海老名さんは気を悪くすることもなく、身体を刷り寄せてくる。
 少しの間そうしていたが、それは腹の音によって中断された。

「腹、減ったな」

「お昼食べよっか」

「おう」

 朝が早かった上に、時間を確認するともう昼を過ぎていた。そりゃ腹も減るか。
 備え付けのバスローブを着て買ってきた昼食の準備をする。
 海老名さんはパスタとサラダ。俺はパンとおにぎりだ。
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/24(日) 23:46:45.52 ID:MDubf3uRO
「んー、幸せ。エッチして、寝て、ごはん食べて」

「三大欲求全部してるな。一緒にいる男が俺なんかじゃなきゃもっといいんだろうけどな」

「そんなことないってば」

「世辞はいらねえって。靴の裏に付いたガムくらい味のない男だぞ俺は」

「その例えはよくわかんないけど…………たぶんそれ聞いたらサキサキ怒るよ」

「川崎は何故か俺を過剰に持ち上げるからな…………」

 サキュバスにとって都合がいい男だし、何でかわかんねえけど俺を好きだと言ってくれるし、色眼鏡で見ているんだろうけど。
 俺が本気で川崎に勝てるとこなんて国語の成績だけじゃねえかなあ。

「うーん、八幡くんは自分を過小評価し過ぎだと思うけどね。昔はそうだったかしれないけど、それに引きずられすぎじゃないかな? 今はだいぶ変わってるんじゃない?」

 まあそれはあるかもしれない。似たようなことを他からも言われてるし。
 自分じゃわかんねえけど。

「少なくともさ、女三人を手玉に取ってる時点で並みの男よりは優れてると思うよ。生物学的に」

「手玉って…………取ってるのは川崎であって俺じゃないだろ」

「うん、そこは否定しないけど…………それでも身体を任せてもいいって思われてるだけでもすごいんじゃない?」

 そんなもんだろうか?
 海老名さんも平塚先生もたまたま俺がそういう場面にいたから、だと思うのだが。

「八幡くんでもいい、だったかもしれないけど、八幡くんじゃ嫌だ、ってことはないんだよ」

「そうか…………ありがとな」

 最低限ヤるに値する男としては見てもらってるわけか。川崎のオプションなだけかもしれないが。
 とりあえず礼を言っておこう。気恥ずかしいので目を反らしながらだが。
 ついでにさっさと話題も反らしておこう。
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/24(日) 23:47:32.40 ID:MDubf3uRO
「あー、このあとはどうすんだ? もう引き上げるのか?」

「ダメダメ、夕方までは付き合ってもらうよー」

「マジか。別にいいけどさ」

 そうこうしているうちに二人とも昼食を終えたので、順番に洗面所で歯磨きをする。
 そういや川崎といるときはサキュバスの能力を使うからあんま歯磨きなんてしなかったな。
 歯磨きを終えて冷蔵庫にしまっておいたペットボトルのお茶を取り出して喉を潤す。マッ缶も買っておいたが、キスやら舌絡めたりやらしたときにコーヒー味というのもさすがに興醒めだろう。
 海老名さんはすでにバスローブも眼鏡も外してベッドの縁に座り、俺を手招きする。
 俺も全裸になって海老名さんの隣に腰掛けた。

「わひゃっ」

 つんと脇腹をつつかれて変な声を出してしまった。
 いきなり何をするんだ?

「ごめんごめん。でもこれも変わったとこじゃない? 最近鍛えてるでしょ」

「ああ、暇な時間に筋トレくらいは」

「するようになったのはサキサキと付き合いだしてから?」

「ん、まあ…………」

「だよね。以前より結構がっちりしてきてびっくりしたもん」

「以前よりって……比べられるような機会あったか?」

「ふっふーん、私の目にかかればクラスの男子全員の体つきを把握するなんて造作もないことだよ。同じクラスになったら一通りチェックしてるからね」

 いや、ドヤ顔で言う内容じゃないだろそれ…………怖いぞ。
 でも男女逆にしたら漫画やアニメで主人公の悪友が持っていそうなスキルではある。

「でもこれなら受け専じゃなくて攻めもいけそう。まさかのはやはちじゃなくてはちはやが現実的に…………」

「前者も現実にはねえからな? 俺の身体は川崎のもんだって言ってるだろ」

「今は私のものだよー。えいっ」

 海老名さんは俺の首に腕を回して自分の胸に抱き寄せる。
 二つの柔らかな胸の間に俺の顔が埋まった。
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/24(日) 23:48:16.52 ID:MDubf3uRO
「私もさ、バストアップ運動とかしてるけどなかなか大きくなんない。効果あるのかなあれ」

「あったら小ささで悩む女性はいなくなるんじゃねえの? 個人差はあるのかもしんねえけど」

 実際効果のほどは俺も気になるところだった。
 もしかしたら格差に日々悩んでいる奉仕部部長を笑顔にしてやれるかもしれないしな。別に貧乳がゆえの鉄面皮とは限らないけど。

「やっぱ八幡くんのゴッドハンドで揉んでもらう方がいいのかな。八幡くんも大きい方が好きでしょ?」

「なんだよゴッドハンドって。それに俺は大きければいいってものでもないと思うが」

「えー、でもサキサキも平塚先生も大きいよ」

「俺は胸の大きさで川崎を好きになったわけじゃない。例え川崎の胸が小さくても何も変わんねえよ」

「じゃあ小さいおっぱいも好き?」

「正直に男として言えば大小拘わらず好きだ」

「…………うん、そうだね」

 海老名さんはさっきから俺の頭を抱き抱えつつ二の腕を使ってむにゅむにゅと胸を顔に押し付けてきている。
 そのせいで股間の愚息は大きく反り上がっており、それを見ただろう海老名さんは満足げに頷いた。
 意趣返し、というわけでもないが、俺は少し頭を動かして口元にきた乳首を唇で挟み込んで軽く吸う。

「んっ、いきなり…………変な声出ちゃった」

「この胸も好きだからな」

「もう……あ、そうだ。授乳手コキってのしてあげようか? さすがにこんなのしたことないでしょ」

 ある。
 普通にある。もちろん川崎にしてもらった。
 川崎に膝枕してもらいながら胸を吸って、肉棒をしごいてもらって…………あれは気持ち良かった。

「マジで…………ほんとサキサキにエッチなことじゃ勝てない」

「何と勝負してんだよ」
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/24(日) 23:49:02.63 ID:MDubf3uRO
「眼鏡以外で勝てるところ…………もうコスプレエッチくらいしか…………」

 いや、マンネリ打破じゃねえんだから。
 だいたい俺基準で言うなら何をしたって川崎に勝てるわけないんだが。
 もちろん川崎がサキュバスというのもあるし、川崎を御主人様として崇めているからな。
 それよりも。

「…………おい、姫菜」

「はっ、はい」

「姫菜のせいでこうなってるんだから責任持って鎮めろ」

「わ、わかりました御主人様…………」

 名前を呼び捨てるとそれだけで奴隷スイッチが入ったようで、声が艶っぽくなっていた。
 俺を解放してベッドの上で正座し、指示を窺う。

「どのようにいたしましょうか。何でも申し付けて下さい」

「姫菜はどうしたい?」

「っ……!」

 自分に振られるとは思っていなかったようで、驚愕の表情になる。
 たぶん今頭の中は色んな事がぐるぐる渦巻いているだろう。
 あれもしたい。これもしたい。だけどあまりに自分本意だと性奴隷としての価値が薄れかねない。
 迷ったあげく、海老名さんは両手を差し出してきた。

「て、手で、しごかせて、いただきます」

「ああ、頼む」

 改めて俺の隣に座り直し、腕を伸ばして肉棒を握る。
 そのままゆっくりと上下に動かして擦り始め、舌を突き出して俺の唇に這わせてきた。
 俺も舌を差し出すとすぐに絡めてき、吸い付く。

「ん……ちゅ…………」

 自分の口内に導き入れ、俺の舌を唾液ごと啜り、唇で締め付ける。
 まるで肉棒を愛撫するかのようだ。
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/24(日) 23:49:49.52 ID:MDubf3uRO
 しばらくはそれらから与えられる快感を堪能していたが、さすがにこのまま出すのはもったいない。
 俺は唇を離して手の動きを止めさせ、海老名さんを抱き抱えてベッドの中央に横たわらせる。
 その身体をまたぎ、肉棒を柔らかな双胸に押し付けた。

「あ、あの、御主人様。胸でしたいのなら私が動いて…………」

「じっとしてろ。今俺は姫菜の胸を楽しんでるんだ」

「は、はい」

 さすがに仰向けで挟めるほど海老名さんの胸は大きくない。いや、寄せれば可能なんだろうけど。
 肉棒を擦り付けたり、亀頭で乳首をつついたり。
 直接的な刺激よりもこのシチュエーション自体に興奮する。海老名さんも似たようなものらしく、乳首をびんびんに尖らせながら息を荒くしていた。

「あっ……ああっ……御主人様のおチンポに、おっぱい犯されてるぅ…………」

「嬉しいか?」

「はいっ、はいっ…………嬉しいですっ…………! 好きなだけ、使ってくださいっ…………」

 実はもう結構限界だったのだ。遠慮なくこのまま最後まで使わせてもらうとしよう。
 俺は肉棒を小刻みに擦り付けたあと、先っぽを乳房に沈むように押し当てながら自分の手でしごく。

「ん、ううっ…………うっ! ううっ!」

「あっ、あんっ、熱いっ……!」

 程なくして俺は達し、海老名さんの胸に精液をぶちまけた。
 白濁液を撒き散らしてその白い肌を汚していくその様に興奮し、亀頭を擦り付けながらすべて出しきる。

「はあ……はあ…………」

「んっ……ああ…………あ……あっ! ああっ!」

 射精が終わり、大きく息を吐いたところで突然海老名さんが仰け反りながらびくんっと痙攣する。
 まさか。

「あっ……あっ…………」

 マジか。
 精液かけられただけで達してしまったらしい。嘘だろ…………。
 しばらく放心状態だったので俺が後始末をする。いや、体液をティッシュで拭くくらいだけど。
 結構な回数をこなして体力使ったせいか、海老名さんはそのまま気を失うように寝てしまった。
 せっかくだし俺ももう一眠りするか。
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/05/24(日) 23:50:35.10 ID:MDubf3uRO
「ご、ごめん。まさかいつの間にか寝ちゃうなんて…………」

「いや、別に。俺もそういう時あるからさ」

「そうなんだ」

 なんだかんだぐっすり眠ってしまい、目覚ましタイマーを仕掛けてなかったら寝過ごしていた可能性がある。
 最後に軽くシャワーを浴びてから俺たちはホテルを出た。

「でも、うん。いい一日だったよ。今日はありがとう」

「ああ」

「でも今度サキサキと一緒にって約束も忘れないでね」

「善処いたします」

「うわ、やる気少な。もっとヤる気出していこうよ」

「今ニュアンスおかしくなかったか?」

 そんなどうでもいい会話をしつつ海老名さんを途中のバス停まで送っていく。
 去り際に笑顔で手を振ってくるあたり、満足はしてくれたようだ。
 さて、明日は平塚先生と、か。
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 05:59:58.67 ID:laqQH6KjO
乙です
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 12:11:43.28 ID:+IL8lGcyO
もしかして海老名さんってエロいのでは?
269 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/06/09(火) 22:27:11.51 ID:Ua7/PORCO
 海老名さんとは違い、平塚先生は昼からの時間を指定してきた。
 昼食後にということだったので、午前中にちょっとだけ小町の相手をしてやってから家を出る。
 向かう先は平塚先生の家だ。呼び鈴を鳴らすとすぐに反応があってドアが開く。

「どうも、御指名ありがとうございます。デリヘルサキサキのヒッキーです」

 拳骨が脳天に飛んできた。
 軽い冗談なのに。

「むしろだいたい合ってるから冗談にならんぞ。誰かに聞かれたらどうする」

「いや、誰も信じないでしょこんなの。普通に生徒が教師を訪ねただけで」

「職員室でなく自宅に訪ねることはそうそうないと思うがな」

 まあ一応周囲の確認と言い訳用の参考書は用意はしてある。
 招かれるままに俺は平塚先生の家に上がり込んだ。

「昨日海老名とだったのだろう? どうだった?」

「ええ、早朝から夕方までこってり搾り取られましたよ。最後は満足そうでしたが」

「そ、そうか、海老名も性欲が強い方みたいだしな。それで、大丈夫なのか?」

「俺ですか? まあ問題はないかと」

 伊達にサキュバスから専属の精液製造機に任命されてない。
 ちょっと前までは俺自身が信じられないほどの精力だ。どうやら川崎相手限定というわけでもないらしい。
 昨日の朝に川崎にかけてもらった呪いはすでに効果を失っているし。

「そういや海老名さんは朝からだったのに平塚先生は昼からなんですね」

「うむ。社会人になるとたまの休日は昼まで惰眠を貪りたくなるものなのだ。もっとも、川崎が昼食を作ってくれると言うのならその限りではないがな」

「もうすっかり胃袋掴まれてますね。俺もですが」

「嫁に寄越せ」

「駄目です」

 そんなやり取りをしつつ、俺は平塚先生の淹れてくれたコーヒーを口にする。
 もちろん俺はたっぷりの砂糖入りで、先生はブラックだ。
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/06/09(火) 22:27:51.10 ID:Ua7/PORCO
 しかしどういうわけだろう?
 順番やら場所やらを決めるときにはあんなに乗り気だったのに、今は全然がっついてこない。
 まるで童貞が賢者モードになったかのような…………まさかな。

「いや、正直今にも飛び掛かって襲うくらいの欲求はあるぞ。訳あって我慢しているだけだ」

「なんすかその訳って」

「まあおいおいわかるだろう。それよりちょっと聞きたいことがあるのだが」

「はあ」

 今さら何だろうか?
 どうも聞きにくいことのようで、平塚先生はどう切り出すか考えているようだ。

「あー……実はこの前合コン、という程でもない男女の集まりがあってな」

 仕事関係か同窓会あたりだろうか。
 そこでまた何かやらかしたのか?

「その、少し態度を変えてみたりしたんだ。あと煙草も吸わないように」

「そういえば最近は吸ってるとこあんま見ませんね。それで、どうでした?」

「めちゃくちゃモテた」

「えっ?」

「男共がわらわら寄ってきて、他の女に嫉妬深い目で見られた」

「そ、それはそれは…………あの、マジですか?」

 疑いの言葉を口にしたが、別に平塚先生は不良物件というわけではない。以前俺自身もそう言ったし、顔もスタイルも整っているのだから不思議はないのだ。
 ただ性格に少し難ありというか男らしさが溢れたりしてるというか。

「ただ、うん、ちょっと疲れた。控え目に大人しくしたり年相応なりに可愛い子ぶったりは性に合わないようだ」

「そりゃ大人が語尾に『にゃん』とか付けるの意識したら疲れますよ」

「年相応と言っただろうが。そんな語尾付けとらんにゃん」

「うわキツ」

 拳骨が飛んできた。
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/06/09(火) 22:28:29.01 ID:Ua7/PORCO
「いてて」

「からかうからだ馬鹿者」

「そんで、聞きたいことって結局何ですか?」

「あー、その時の男たちの目がな」

「胸に集まりましたか?」

「む、わかるか」

「そりゃまあ。平塚先生みたいに立派なもの持ってれば無理もないっすよ。でもそれで男を責めるのはやめてください」

「いや、責めたりはしないさ。むしろ私の持つ武器として積極的に利用させてはもらうが」

「前も言いましたが安売りだけはしないでくださいね」

「うむ。それで聞きたいことというのは男目線での胸に対する考えなのだが」

「はあ、参考になるかはわかりませんが俺でよければ」

「やはり大きい方がモテるのか?」

「個人の嗜好にもよるでしょうけどモテるでしょうね。人より大きければまず目立ちますし」

「ちなみに比企谷はどうなんだ?」

「俺は大小拘わらず好きです」

 小町の小振りな胸だって可愛くていいと思うしな。
 本人は川崎のを見て少し分けてほしいと思っているようだが。

「まあ巨乳フェチでも好きになった相手なら関係ないと思いますよ。趣味嗜好と恋愛は別物ですし」

「そんなもんか」

「それでもまあ男の本能として言わせてもらうとですね」

 俺は一旦そこでコーヒーで口を潤す。
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/06/09(火) 22:28:56.22 ID:Ua7/PORCO
「大きな胸を見たら触ったりつついたり揉んだり吸ったり舐めたり顔埋めたり背中に押し付けてもらったり腕組んで押し付けてもらったり男のアレを挟ませたり擦り付けたりしたいんですよなんなら揺れるのを見ただけで有頂天になりますし谷間がちらっと見えるだけでもその日は御機嫌で過ごせますしそれくらい女性の胸には男の夢が詰まってるんですつまり大きければ大きいほど多数の男性の夢が詰まってるということですねちなみに胸が二つあるのは夢の他に希望もあるからだと言われてます」

「あ、ああ」

 なぜか平塚先生が引いている。
 ちょっと一般的男性の意見を述べただけなのだが。

「まあ要するに、胸が大きいのは男相手には有利ってことですよ。ってか言われるまでもないんじゃないですか?」

「あー、いや…………」

「何です?」

「つまり、私はこの有利な武器を持っているのに性格や態度がそれ以上に足を引っ張ってたのかと思ってな」

「大丈夫、これからですこれから」

「否定するとかのフォローはないのか」

 そう呆れつつ平塚先生はコーヒーを飲み干し、立ち上がって俺の隣に座る。
 そういえば今日はずいぶんラフな格好だな。
 まあ出掛ける予定もないならそんなもんか。小町も家ではよく下着に近い格好でうろついてるし。

「とにかく、男というのは私が思っているよりずっと胸が好きなのだな」

「そりゃそうですよ。争いも平和も産み出せますし」

「ならこれからも上手いこと活用していかないとな」

 そう言って平塚先生はぐいっと俺の頭を引き寄せて自分の胸に埋めさせる。
 とりあえず抵抗はせず、されるがままになった。ていうか抗えないだろこんなの。

「比企谷も私の特製ベッドがお気に入りだろう。早速使うか?」

「……………………お願いします」

「うむ、ベッド目的以外でも好きに使うがいい」

 平塚先生は嬉しそうに笑い、上着とブラを脱いで横たわる。
 さすがのモノをお持ちで、海老名さんとはボリュームが全然違う。以前本人が言ったように、サキュバスたる川崎もこれには敵わないだろう。
 俺は手を伸ばし、夢中になってその柔肉を揉みしだいた。
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/06/09(火) 22:29:52.96 ID:Ua7/PORCO
「うん……やっぱこれ、思春期男子の多い高校の教師が持ってていいもんじゃないですよ。授業に集中できなくなります」

「好き放題揉んでる状態で言われてもな……それに教師に限らず発育のいい女子ならうちの生徒にも何人かいるだろう?」

 確かに。実際のところ由比ヶ浜や川崎のスタイルは結構男子の目を引いているし。
 そんなことを考えながら俺は平塚先生の胸に顔を埋めようとして思いとどまる。
 このまま俺の好き放題に動いたって駄目だ。川崎にも少しレベルアップしろと言われたしな。
 川崎に不満を持たせているわけではないが、満足度が上がることにこしたことはない。俺は一旦手の動きを止めて平塚先生の下半身の服に手を掛ける。
 平塚先生は特に抵抗せずに腰を浮かし、脱がされやすくしてくれた。

「んっ…………」

 全裸になった平塚先生の足を開かせて秘所に指を這わせると、ぴくんと身体を痙攣させた。
 すでに濡れているそこは秘口にも指をあっさりと受け入れる。

「ん……はうっ…………」

 身体を震わすたびにその大きな胸がふるふると揺れる。まるで男を誘うように。
 俺は我慢が効かず、自分の服を脱いで肉棒をさらけ出し、平塚先生の腰を跨いだ。
 それを待ってましたと言わんばかりに平塚先生は自分の胸に手を添え、双丘の間に設置された肉棒を柔肉で挟み込む。

「う、あっ…………」

「ふふっ。ほら、比企谷はこれが好きだろう?」

 左右からもみくちゃにされ、かと思うとぎゅうっと圧迫される。
 本来自分の手でやろうとしたことを平塚先生が先回りしているので、俺は一切動かずにされるがままになっていた。
 そして視覚的にも刺激が強すぎる。何しろ生徒のために教師が率先して自分の胸で肉棒をしごいてくれているのだから。
 腰を振りたい欲求をどうにか抑え、目を閉じて与えられる柔らかな快感に集中する。
 多分今俺はものすごく気持ち悪い表情をしていることだろうが、平塚先生は構わず動いて快感を与えていく。

「へえ、気持ち良さそうじゃないのさ」

 が、突然聞こえた声に俺は驚く。まさか今の声は!?
 目を開けて振り向くとそこには川崎がいた。

「な、何でここに!? 温泉旅行じゃなかったのか?」

「ん? 旅行から帰ってきたの午前中だしね。それよりいいことしてるじゃない」
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/06/09(火) 22:31:06.32 ID:Ua7/PORCO
 特定の場面と一部の台詞だけ切り取るとまるで浮気がばれた男みたいだ。
 実際は全然違うが。
 というか、平塚先生が今日の待ち合わせを午後にした理由がわかった気がする。多分川崎を旅行が終わったあとにでもと誘ったのだろう。
 だから音もなく侵入してきた川崎を見てもこうして俺の下で平然としているわけで。
 可笑しそうににやつきながら胸の動きを続けられ、耐えたはずの射精感がまた込み上げてくる。

「う、あ……出そう…………」

「駄目だぞ、このまま出されて飛び散らせたら部屋が汚れてしまう」

 そう言って平塚先生は動きを止め、俺の身体を押して胸から肉棒を解放させた。
 いや、このタイミングで川崎が来たことといい、絶対言い訳でしょそれ。
 が、それに突っ込みを入れるような野暮なことはせず、川崎の方を窺うと笑顔でゴーサインが出る。
 俺は平塚先生の足を開かせて身体を割って入らせ、肉棒を濡れた秘口に押し当てた。

「先生、そんなに川崎に見られながらこれが欲しかったんですか?」

「見られながらというか、川崎がいないと比企谷は入れて…………あああっ!」

 俺は平塚先生の返答を待たず、腰を進めて肉棒を穴に突き入れる。
 平塚先生はびくんっと身体を震わせ、背中を仰け反らせた。

「それに、部屋を汚したくないなんて言うってことは、このまま射精して欲しいってことですよね? 教え子チンポでまんこ抉られて、精液中出しして欲しいから、それを許可してもらうために川崎を呼んだんでしょう? だったら言ってくださいよ、中出しされて気持ち良くなりたいって」

「いっ、意地悪、言わないでくれぇっ…………ああっ……んむっ」

 腰をリズミカルに打ち付けながら平塚先生を責めると、いやいやするように首を振る。
 さらに大きな声が上がるかというタイミングで下着姿になった川崎が唇を塞ぐ。
 当然それだけでなく、舌も絡めながら平塚先生の口内に唾液を注ぎ込んでいた。
 あ、あれ感度上がるやつだ。
 よっぽど溜まっていたのだろう。平塚先生はその効果により、一瞬で上り詰めてしまう。
 ぴんっと爪先が伸び、くぐもった声が合わさった唇から漏れ出る。全身を痙攣させ、腰をくねらせる。
 それに連動して膣が肉棒を締め付け、更なる快感を与えてきた。

「あ、あ、出るっ……平塚先生の中にっ、出しますっ…………!」

 宣言と同時に川崎が身体を起こし、下着を取って胸をさらけ出して俺の眼前に持ってくる。
 俺は躊躇いなくそれに顔を埋め、乳首に吸い付きながら射精した。
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/10(水) 01:55:29.78 ID:P3auqqjqo
わっふるわっふる
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/10(水) 06:14:58.46 ID:Vllncf0GO
ふぅ
乙です
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/10(水) 12:25:34.39 ID:bW7IpWfAO
ヒッキーおっぱい星人すぎない・・・?
278 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/07/07(火) 21:25:50.22 ID:9J9fdFNYO
 別に母乳とかが出るわけでもないのに俺は必死に川崎の乳首を吸い続けた。
 いつか。出るように俺がしてやれたら。
 そんな不謹慎なことを考えた背徳感で精液の飛び出る勢いが増した気がする。
 すべて平塚先生の中に出し終えると、俺も川崎の胸から唇を離す。

「はあ…………はあ…………」

「ふふ、頑張ったね」

 再び川崎は俺の顔を胸に引き寄せて埋めさせ、頭を撫でてくる。
 そんな誉められ方をするとますます駄目人間になっちまうからやめて欲しい。俺から拒否する気は一切ないし。
 ひとしきり俺の頭を撫でたあと、今度は俺と平塚先生の繋がってるところに顔を寄せ、うっとりとした表情で平塚先生の下腹部に手を当てた。
 はあ、と甘い吐息を漏らすのは、放たれた精液のエネルギーを美味しく摂取しているからだろう。
 頃合いを見計らって肉棒を中から抜くと、すぐに咥え込んでくる。

「んっ…………」

「ん、ちゅ……れろ…………じゅる…………」

 達した直後で敏感になっているが、それを意に介さず激しくお掃除された。
 舌と唇が這い、吸われ、しごかれる。
 その快感に俺の肉棒は射精前と変わらない固さと大きさを取り戻してしまう。
 このままもっと続けて欲しいと思ったが、川崎は口を放して今度は平塚先生の局部へと吸い付いた。
 中に注ぎきれずに溢れ出た精液を啜り、指で届く範囲のものまで掻き出されて口に含む。
 それに附随する快感に平塚先生は足をバタつかせて身体をくねらせながら声をあげたが、川崎にのし掛かられている上に俺が足を押さえ付けたので翻弄されるままの状態だ。
 幾度も達したのだろう、川崎が身体を起こした頃には、平塚先生はびくっびくっと全身を痙攣させながら人様に見せられない表情をしていた。

「ちょっと刺激強すぎたんじゃねえか?」

「でも満足そうだよ。あんたはどうだった? 気持ち良かった?」

「あ、ああ」

「へえ…………」

 川崎は俺の頬を撫でたあと、指を顎に添えて見つめ合う体勢になる。
 その目は少しだけサディスティックな光を帯びていた。

「あたし以外の女に出すのがそんなに良かったんだ…………?」
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/07(火) 21:26:42.64 ID:9J9fdFNYO
 一瞬言葉に詰まったが、特にやましいことをしてるわけでもない。いや、世間一般的にはしてるんだけど。
 俺は川崎から目を逸らさずに答える。

「ああ。川崎がいてくれて、川崎が見ててくれたからな」

「ふうん」

 俺の返答に川崎はくすりと笑い、ちゅ、と軽く唇を合わせてきた。
 もっと激しくしたいと思ったが、残念ながらその前に離れられてしまう。

「さて…………先生、大丈夫?」

「気を失ったりは、してないぞ…………」

「普通はセックスで気絶なんかしないよ」

 どの口が言うんだ御主人様。
 俺を含めて被害者は複数いるぞ。平塚先生も経験者だし。

「でも、ま、気持ち良かったでしょ?」

「そうだな。比企谷のぺニスの凶悪さに翻弄されまくってしまったよ」

 いや違います。俺にそんなテクニックはありません。
 全部サキュバスの能力のおかげです。

「今日は先生のための日だからね。思う存分味わってってよ」

「ま、待て待て! 少し休ませてくれてもいいだろう?」

「でも比企谷のチンポはまだやる気満々だよ。ほら、ここに入りたがってる」

 川崎は平塚先生の足を大きく開かせる。
 どうやら下半身に力が入らないらしく、抵抗なく秘所をさらけ出した。
 ぐりぐりと陰核を弄りながら秘口を指で広げる。

「比企谷、入れてやって」

「あっ、ちょ、ちょっと待っ……ああっ!」

 すいません先生。でも俺、御主人様には逆らえないんで。
 俺は平塚先生の中に肉棒を遠慮なく突っ込んだ。
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/07(火) 21:27:36.88 ID:9J9fdFNYO
「ふ、ああっ!」

 びくんと平塚先生の身体が跳ね、表情が快楽に歪む。
 襞が絡み付いてきゅっと肉棒を締め付け、言葉とは裏腹に待ち望んでいたことを証明する。
 その期待に応えるべく、俺はゆっくりと腰を振り始めた。

「あー……すっごい締め付けてきますよ先生のまんこ。そんなに喜んでくれるなんて、俺嬉しいです」

「あっ! あっ! あひぃっ! こ、擦れるぅっ…………!」

 何度も達した直後なうえにサキュバスの能力によって感度も上がっているようで、少し動くだけで平塚先生は全身を悶えさせる。
 俺は平塚先生を引っ張り起こして一瞬だけ対面座位の体勢になり、そのまま俺だけ後ろに倒れ込んで騎乗位にさせた。

「ほら、自分の好きなペースで動いていいですよ。嫌なんだったら抜いてもいいですし」

 一瞬躊躇したが、平塚先生はゆっくりと腰を上下し始める。さっきの俺よりもなお遅い速度であったが。
 揺れる胸を下から支えるように掴み、揉みしだく。
 声が漏れる前に川崎が平塚先生の唇を塞ぎ、舌を絡め合う。
 その光景に俺の肉棒はますますいきり立ち、中を抉った。

「ふ、う…………んうっ!」

 肉棒の出っ張りで腹の内側、気持ちいい部分を小刻みに擦らせていた平塚先生が小さく悲鳴をあげる。
 どうやらまたもや達したらしい。身体を震わせながら川崎にしがみつく。

「ん……先生、早すぎ。そんなに比企谷のチンポ気持ち良かったの?」

「い、いや、こんなはずは…………」

 自分でも戸惑っているようだ。まあサキュバスの能力を使われてるなんて夢にも思わないだろう。
 これを繰り返されるとますます俺自身が勘違いされかねないので少し控えてほしいのだが。
 それはさておき。そろそろ俺も動きたい。
 平塚先生の膣肉でしごかれて射精感が近付いてきているのだ。

「ところで、比企谷の方もそろそろ限界みたいだよ。先生のおまんこでイきたいってさ」

「え、いや、ちょっとだけ休ませて…………」

「比企谷、いいよ」

「ああ」
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/07(火) 21:28:34.94 ID:9J9fdFNYO
 川崎の許可が出たので、俺は平塚先生の胸から手を離して臀部を掴み、腰を下から突き上げる。

「ひうっ!?」

 最奥部を亀頭で突かれた平塚先生は仰け反りながら悲鳴をあげた。
 同時に揺れる胸の迫力はそばで見ていた川崎も感心するほどで、それを見たくて俺は幾度も突き上げを繰り返す。

「あっ、あっ、や、やめっ…………」

「大丈夫だよ先生。さっきも言ったように今日は先生の日だからね。たっぷり気持ちよくしてあげるよ」

 川崎が平塚先生の背後に回って抱き付き、腕を伸ばして指で陰核と乳首を摘まむ。
 それと同時に陰嚢に尻尾が絡み付いてきた。あ、これ強制的に射精させられるやつだ。
 おそらくすぐに平塚先生もイかされるだろう。俺は覚悟を決めて襲い来る快感に備える。

「…………っ! ……………………っ!」

 平塚先生は大きく身体を震わせ、声にならない声をあげた。
 俺も歯を食い縛り、快感に翻弄されながら精液を放つ。
 腰を揺すって肉棒を擦り、平塚先生の中にたっぷりと射精する。

「はあ………………」

 出し切って余韻に浸り終わり、俺は四肢を投げ出して大きく息を吐いた。
 平塚先生もふらりと脱力し、後ろの川崎にもたれ掛かりながら息を荒くしている。

「ど、どうだ…………気を、失ってないぞ…………」

「いや、何と戦ってんすか……」

 まあ川崎に本気で責められたらそれもしょうがないかもしれないが。
 普段からそれを受けている俺だって意識ぶっ飛ぶことがあるし。

「まだ余裕ありそうだね先生。もう一回くらいヤっとく?」

「いやいやいや恐ろしいことを言わないでくれ。もう充分満足したから」

「比企谷はどう? まだ先生のおまんこで出したい?」

「えーっと」

「も、もう今日は勘弁してくれ。そうだ、また胸でしてやるから、な?」
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/07(火) 21:29:21.34 ID:9J9fdFNYO
 平塚先生は慌てて手を振る。
 まあ充分性欲は解消しただろうし、今日は平塚先生のための日であって本人がもういいと言うなら無理強いはしない。

「なら残り時間はあたしがもらってもいい?」

「ああ、構わん。持ってってくれ」

「でも最後にお掃除だけ」

 川崎は肉棒が抜かれた秘口に吸い付き、溢れ出てきた精液を啜る。
 舌では届かないところも指で掻き出し、舌で掬い取っていく。
 その行為でまたもや平塚先生は達してしまった。

「はっ……はっ…………私を、壊す気か…………?」

「まさか」

 くっくっと楽しそうに笑う川崎。
 平塚先生は脱力して横になってしまった。なんだかんだ満足そうではあるが。

「さて、比企谷はどうする? お掃除なしでもうあたしのここに入れちゃう?」

 こくこくと馬鹿みたいに俺は頷く。
 溢れる愛液を啜りたい気持ちもあったが、そこに入れる快感を思い出すともう我慢が効かない。
 川崎は俺の身体を跨ぎ、亀頭を自分の秘口に押し当てる。

「あんたと先生の体液たっぷりのチンポ、いただきます、っと」

「う、ああっ…………」

 腰が沈められて肉棒が川崎に飲み込まれる。凄まじい快感が俺を襲い、思わず声が漏れ出てしまう。
 海老名さんより。平塚先生より。御主人様のが一番気持ちいい。
 さすがにここでそれを口にすることはないが。

「あは……美味し…………もっとぉ…………」

 川崎はうっとりとした表情をしながら呟き、腰を揺すった。
 肉棒がさまざまに締め付けられ、更なる快感が俺に降り注ぐ。
 駄目だ。気持ちよさのあまり何を口走るかわからない。平塚先生もこの場にいる以上それはまずい。
 自分の口を塞ぐために俺は平塚先生を誘う。
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/07(火) 21:29:50.73 ID:9J9fdFNYO
「せ、先生っ……胸、いいですか?」

「ああ、ほら」

 平塚先生は身体を起こして俺の顔に自分の豊満な胸を被せてくる。
 それに顔を押し付けながら乳首を吸う。
 同時に川崎が更に動きを速め、精液を搾り取ろうと肉棒を激しく擦りあげてきた。
 そんな責めに今の俺が抵抗できるはずもなく、とどめと言わんばかりに子宮口に亀頭を押し付けさせて吸い付かれ、あっという間に射精まで導かれてしまう。
 俺は平塚先生の乳首をくわえながら全身を震わせ、大量の精液を川崎の中に吐き出した。
 ああ…………すっげ……気持ち、いい…………。
284 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2020/07/07(火) 21:30:41.72 ID:9J9fdFNYO
「今日はわざわざ来てもらってすまなかったな」

「いえ」

 コトを終えて後始末をし、寛いだところで平塚先生がそう声をかけてきた。
 だいぶ満足そうで、心なしか肌が艶々している気もする。

「これからもよろしく頼むぞ。その代わり私の胸でよければいつでも比企谷のぺニスを挟んでやる。今日はしなかったがそのまま射精するのも好きだろう?」

「う……まあ、そん時はお願いします」

 隣に座る川崎は俺の反応にくすくすと笑いながら茶を飲んでいた。何だかなあ。
 そんなふうにしばらく歓談し、そろそろおいとまする時間になった。

「じゃ、あたしたちはこれで」

「うむ、世話になった。気をつけて帰るようにな」

「ええ、ではまた学校で」

 俺と川崎は平塚先生の家を出て、川崎家に向かう。
 もちろん川崎を送り届けるためだ。

「あたしのいない間はどうだった? どんなことしたか、聞かせてよ」

 人通りが少ないとはいえ、往来でなんて事を聞くんだこの御主人様は。
 一応周囲に気を遣い、小声で昨日と今日の出来事を聞かせながら、俺は川崎を家まで送り届けたのだった。
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/08(水) 05:56:57.20 ID:bgmJp3oZO
乙です
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/08(水) 23:15:22.53 ID:+KX/muh1O
もうすぐけーちゃんwktk
287 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/07/31(金) 21:07:14.77 ID:wk/d1eXmO
 何だかここ最近のことを思い返してみると川崎とヤったとか川崎とヤったとか川崎とヤったとか他の女子(平塚先生含む)とヤったとかそういう記憶ばかりが鮮明だが、俺とて一介の学生である。
 そんなわけで先日行われた定期テストの結果に一喜一憂するのであった。
 が。

「すごいじゃんヒキタニくん。私は平均点より少し上かなってくらいだったよ」

「簡単にしたつもりはなかったのだがな、自分の採点を何度も見直してしまったぞ。いや、驚いた」

 こんなメンツで称え合うとは思いもよらなかった。
 月曜日の昼休み。例によって例のごとくいつもの場所に行こうとしたら川崎から『今日も海老名と平塚先生がいるから扉手前で』との連絡があったのだ。
 そこで直前の授業で返却された国語のテストの話になったのは自然ではあるが。

「満点なんてやるじゃない。得意科目っていっても一位取ったの初めてなんでしょ?」

 そう、俺は満点を取ってしまったのである。しかも学年でただ一人の。
 川崎の言う通り、雪ノ下と葉山を抜いてのトップだ。
 確かに嬉しいし目標としていたことではあるが、こうも複数人にストレートに誉められると戸惑ってしまう。

「いや、俺が得意なの国語だけだし、数学とかは、ほら……」

「しかし点数は伸びていて赤点は余裕で回避したのだろう?」

「なんで平塚先生がそれ知ってるんすか?」

「数学だけではない。比企谷の成績は他の教科もチェックしているぞ!」

「何偉そうに言ってるんですか!? 担任でもないのに!」

「部活の顧問ではあるぞ。勉学に差し支えたら部活動について考えねばならんだろう」

「成績落ちたらやめさせてくれるんですか?」

「徹底的にスパルタ教育するよう雪ノ下に進言する」

「勘弁してください」

 命がいくつあっても足りない。
 まあ実際は雪ノ下でなく、川崎に苦手分野をちょこちょこ教えてもらっていたわけだが。
 川崎には本当に感謝している。
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/31(金) 21:07:56.23 ID:wk/d1eXmO
 それに教えてくれたことそのものだけでなく、モチベーションも川崎によるものだ。
 勉強は出来ないより出来る方がいいのは当たり前だが、川崎と今の関係になってそれを明確に意識するようになった。
 普通とは少し違う道を歩んでいる、歩まなければならない川崎と俺。
 ならばどんなことがあっても選択肢が増えているに越したことはないだろう。苦手な数学だっていつか何かで必要になるかもしれない。
 できることなら資格関係も取っておいた方がいいのだろうが、それは大学以降にと計画している。

「ま、最近比企谷頑張ってるからね。御褒美あげよっか?」

 これ以上俺のモチベーションを向上させてどうしようってんだ、という提案を御主人様がしてきた。
 もちろん断れる俺ではないのでついつい箸を止めて期待に満ちた目で川崎を見る。

「ほら、頭撫でてあげるからこっち来なよ」

「いや、子供じゃねえんだから…………」

 腕を広げて誘う川崎に俺は呆れた声を出した。
 そんなんで喜ぶくらい単純だと思われてんのか俺は。
 が、御主人様に反論するわけにもいかないので、黙って箸を置いて頭を寄せる。
 川崎はそれを受け止めて顔を自分の胸に埋めさせるように抱き抱え、そっと頭を撫でてきた。

「よしよし、偉い偉い。学校でも予備校でも頑張ってたもんね。あたしはちゃんと見てたから」

 やめよう。そういうガチなのはやめてくれ。泣きそうになってきちゃうだろ。
 正直川崎と二人だけだったら思いっきりしがみついてたかもしれないが、海老名さんと平塚先生の存在がそれを押し止めた。
 まあ胸の柔らかさはしっかり堪能するんですけどね。

「おい、校内で不純異性行為をするんじゃない」

「あたしと比企谷は不純じゃないからいいの」

 平塚先生の咎めに川崎は軽く返す。
 が、俺はその川崎の言葉にどきりとしてしまう。
 こういう何気ない一言にいつまで心を掻き乱されるのだろうか。少しは慣れないと恥ずかしい。

「まったく隙あらばいちゃつきおって…………昨日もそうだったしな」

「え?」

 平塚先生の言葉に反応したのは俺でも川崎でもなく、海老名さんだった。
 しまった、という表情になるが、時すでに遅く、海老名さんは平塚先生に詰め寄る。
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/31(金) 21:08:34.17 ID:wk/d1eXmO
 結局平塚先生は昨日あったことを吐かされ、それを聞いた海老名さんは不満顔になった。

「でも、それもこれもヒキタニくんが悪いんだよ。サキサキがいないと最後までしてくれないから」

「じゃあ他に男作ればいいじゃない。比企谷はあたしのものなんだよ」

「それは嫌」

 川崎の提案は即座に否定される。
 ていうか海老名さんが俺にこだわるのって後腐れがないのと、勘違いによるテクニックなんだろうなあ。
 性癖的には好条件の相手ではあると思う。特に前者。
 トップカーストに属していることからもわかるように海老名さんは外見は良く、端的に言えばモテる。自分の恋愛沙汰が煩わしいと思っている海老名さんには迷惑なんだろうけど。
 氷の女王たる三浦のガードがなければもっとちやほやされて男子の取り巻きも大勢いたことだろう。その辺は由比ヶ浜も同じようなものか。
 そう考えると三浦っていいやつなのかもな。基本怖いとしか思わないが。

「じゃあ今週末にでもする? 月曜の祝日入れて三連休だし一日かけてたっぷりと」

「え、いやー、それはちょっとキツいかなー……って」

「最後までしたいんじゃないの?」

「一日中ってのは無理だよ、私じゃ耐えきれないもん…………」

「だったらやっぱりあたしがいる時の方がいいじゃないのさ」

「まあ海老名と私の二人がかりでも比企谷の本気を受け止めきれんだろうしな。素直に川崎と一緒の方がいいんじゃないか」

「先生は来られないんですか?」

「仕事と里帰りで時間があまり取れそうにないから今回はパスだな。昨日充分満足させてもらったし」

「じゃあまた三人でだね」

 なんか俺の意思を確認しないままどんどん話が進んでいる。いや、逆らうつもりもないけれど。
 口を開くくらいならこのまま川崎の胸を堪能してる方がいい。
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/31(金) 21:09:01.80 ID:wk/d1eXmO
 そんなふうに昼休みを過ごしていたらついつい昼飯を途中から食べ損ねるところだった。
 川崎の胸を堪能するのに時間を使いすぎてしまったようだ。
 なんとか急いで食べ終え、予鈴と同時に俺達四人は腰を上げる。

「じゃ、海老名は日曜の朝からってことで。時間はまた知らせるよ」

「オッケー、よろしくね」

「今さら節度どうこう言う気はないが、ほどほどにな」

「善処します」

 ちなみに土曜は川崎の一人占めである。
 多分明日京華に飲ませたあとは土曜までおあずけになるんだろう。そしてきっとたっぷりいじめられるに違いない。
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/31(金) 21:09:44.88 ID:wk/d1eXmO
 翌日もいくつかの教科のテストが返ってきたが、特に不満はなかった。どれも予想通りかそれ以上の点数だったしな。
 そんな結果を反芻しながら待ち合わせ場所でしばらく待っていると、川崎と京華が手を繋ぎながら姿を現した。
 いつもの温泉施設に向かう途中、俺とも手を繋いだ京華が話し掛けてくる。

「ねー、はーちゃん。はーちゃん学校のお勉強で一番だったってほんと?」

「国語だけな。さすがに全部じゃない」

「でもすごい! あとでけーかがはーちゃんにごほうびあげるね」

「お、そいつは楽しみだ」

 まあそうは言っても子供の言うことだ。そんな大したものじゃないだろう。
 むしろ川崎に頭を撫でられたのこそ子供っぽい扱いだが。
 そんなふうに油断していた時期が、俺にもありました。

「け、京華っ…………んっ…………」

「んー、ちゅ、んむ」

 いつものように受付で手続きを済ませ、浴場に入った俺は京華に翻弄されていた。
 椅子に座らされてまずキスをされ、そのまま小さな舌を使って俺の口内に唾液を流し込んできたのだ。
 それを受け入れて嚥下した途端、サキュバスの能力が発動する。
 しかも一つじゃない。感度上昇、精力増強に加え、脱力もだ。しかも何度も重ねがけされ、それでいて射精禁止が俺を縛る。
 まだ触れられてさえいない俺の肉棒が痛いほどに膨らんでそそりたち、びくんびくんと痙攣している。
 やっと唇が離れた時にはようやく終わったかと一息つく。
 そんなわけがないのに。

「じゃあはーちゃん、約束通り今からごほうびー。けーかがおちんちん洗ってあげるね」

「ま、待っ…………」

 むしろ今からが本番であった。
 射精も封じられているこの状態で敏感な肉棒に触れられたらそれだけでどうにかなってしまうかもしれない。
 しかし身体の力が入らず、倒れないように背中で支えてくれている川崎も抵抗を防ぐ体勢だ。
 苦笑いしながら見ているので助けは期待できない。
 石鹸を泡立てている京華の手が恐ろしいものに見えてしまう。

「おちんちんさん、きれいになーれ」
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/31(金) 21:10:10.87 ID:wk/d1eXmO
 泡まみれの小さな両手が肉棒を優しく撫でる。
 普段だったらそれだけで射精してしまうほどの快感だったが、呪いによってそれも叶わない。
 まともに声も出ず、その手の動きにただただ翻弄される。
 撫でられるだけでなく時折しごかれ、陰嚢を揉まれ、亀頭を手のひらで包まれ、泡をシャワーで流される頃にはもう俺にはまともな理性がなかった。

「終わりー。はーちゃん、きもちよかった?」

「ちょっとけーちゃん、やりすぎだよ。はーちゃん壊れちゃいそう」

 俺はぐったりと川崎にもたれ掛かっており、元気なのは股間の肉棒だけだった。
 背中に川崎の胸が押し付けられているが、今はそれを喜ぶ余裕すらない。

「ほら、はーちゃんの精液出すからお口用意して」

「はーい。はーちゃん、けーかのおくちにいっぱい出してね」

 京華が肉棒の尿道口に唇を付け、川崎の尻尾が肉棒に絡みつつ先端で陰嚢を撫で始める。
 射精禁止の呪いをかけたのは京華なのだが、別個体である川崎でもそれを解かせることができるんだろうか?
 快感でぼうっとした頭でどうでもいいことを考えるが、すぐにそんなのは弾け飛ぶ。
 尻尾でしごかれると同時に呪いが解除されて強制的に射精させられ、全身に悦楽の波が襲いかかった。
 脱力の呪いは解かれなかったので堪えることも声を出すこともできず、ただただ身を任せるのみだ。

「んっ、んっ、んくっ…………」

 京華の口内に大量の精液を勢い良く吐き出し、それを京華は喉を鳴らして懸命に飲み込む。
 が、その勢いと量のあまり、唇の端から漏れてしまう。
 まだその小さな口では無理もないことだろうが、川崎は苦笑しながら腕を伸ばしてそれを指で掬い取る。

「こく、こく…………ぷはっ」

「こらけーちゃん、まだお口離しちゃダメでしょ。はーちゃんイき終わってないよ」

「う、うん…………はむっ」

 息苦しかったのか京華は一旦口を離し、深呼吸する。
 が、川崎に注意されてまだ精液が出てる尿道口に再び唇を付けた。

「そうそう。けーちゃんがイかせたんだからちゃんと最後まで責任持って飲まないと」
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/31(金) 21:10:38.13 ID:wk/d1eXmO
 最後に残ったものまで吸い出され、しっかりお掃除もされて、俺はだらしない表情を晒しながら快感の余韻に浸っていた。
 とことん感度を上げられたせいか、なかなか意識がはっきり戻らない。それを察した川崎は京華を風呂へと促す。

「けーちゃん、はーちゃんはまだしばらくこのまんまみたいだからお湯に浸かっておいで。泳いだりしたらダメだからね」

「うん、わかった」

 京華はにこっと笑いながら立ち上がり、湯船の方に向かう。
 それを見届けた川崎はそっと俺と唇を重ねて唾液を飲ませてくる。
 ようやくそれで脱力の呪いも解け、手足も動くようになった。

「う、あ…………」

「大丈夫? あの子結構無茶させてきたでしょ」

「まあ何とか…………」

「あたしもちょっとだけ飲ませてもらったけどすごく美味しかったよ。気持ちよかったみたいだね」

 どうやら感覚のリンクはしていなかったらしい。
 まあここで発情するのもどうかと思うしな。

「ああ。すっげぇいっぱい出たしな…………あんなに出たの久しぶりだ」

「え、あの量を出したことあんの?」

 いや、何で川崎が知らないんだよ。
 どう考えたって川崎の中に出す時だろうが。

「あそこまでの量を出すなんて…………ああ」

 何かに思い当たった声を出すが、そのまま黙りこくってしまう。
 続きを促すと少し顔を赤くしながらそれを話した。

「た、たぶんあたしも理性トんだ時だと思う。そ、その、美味しくて気持ちよすぎて、はっきり覚えてないけど、すごい量だった」

「そ、そうか」

 その表情やめてください御主人様。
 また発情してしまいます。
294 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2020/07/31(金) 21:11:21.57 ID:wk/d1eXmO
 しばらくしてようやく落ち着き、湯船に浸かってからロビーのソファーでのんびり座る。
 隣で一緒に牛乳を飲んでいた京華が周囲を確認し、人がいないのを見計らってそっと俺に謝ってきた。

「はーちゃん、ごめんなさい。ちゃんと全部飲めなくて…………」

「ん、気にすんな。今日は特別多かったし、もうちょっと大人になったらできるようになるさ。充分気持ち良かったしな」

 そう言って頭を撫でてやると不安そうな表情がたちまち笑顔になる。
 それにほっとし、そのまま三人で川崎家へと向かった。
 二人を送り届けて俺も帰ろうとしたが、その前に京華を先に家に入れた川崎に呼び止められる。何だ?

「今日はありがと。無茶させてごめん、大丈夫?」

「ああ、もう平気だ」

「じゃ、なんかお礼でしてほしいこと考えといて。エッチなことは土曜までお預けだけど」

「あー…………じゃあ、その」

「うん」

「御主人様が俺にしたいこと、してほしいことを俺に叶えさせてください」

「はあ?」

「俺は、御主人様のもので、御主人様の奴隷だから、御主人様に尽くしたい」

 すこし恥ずかしがりながらもそう伝えると、川崎は突然顔を伏せてしゃがみこむ。
 え、どうしたんだ?

「やめてよ…………そんなこと言われたら、土曜まで我慢できなくなっちゃうじゃないのさ…………」

「あ、えっと、悪い…………」

「も、もう今日はこれで。また明日ね」

 川崎は目も合わせずに家に入ってしまった。
 ……………………なにそれ可愛い。
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/31(金) 21:19:29.84 ID:ht9ERvVbo
乙です
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 22:36:59.69 ID:gY193UmuO

いつも楽しみにしてる
297 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/08/27(木) 22:37:10.19 ID:rMocGcMNO
 パコーン、パコーンとテニスボールがラケットで打たれる音が昼休みに響く。
 そんなテニス部の自主練を眺めながら俺は昼食を取っていた。そう、最近あまり来なくなったかつてのベストプレイスだ。
 ラケットを振るテニス部員の片割れである戸塚を眺めながら食う昼飯は旨い。
 時々俺の方を見ては小さく手を振る戸塚に、実に癒される。

「あれ?」

 そんな俺を見かけて声を上げたのは海老名さんだった。
 いつもなら教室で例のグループで飯を食っているはずなのだが、いくつかの飲み物を抱えているのを見る限り、食後の飲み物をじゃんけんで負けた人が買いに行くやつをやったのだろう。
 パシリにされる性格でもないし、負けたらちゃんと役目を果たそうとするだろうし。

「サキサキといないなんて珍しいね。喧嘩でもした? 私が付け入る隙ある?」

「ねえよ。喧嘩もしてない。これも川崎の作ってくれた弁当だし」

「あ、そうなんだ」

 珍しく川崎と一緒ではない昼休み。
 実は接近禁止令を出されてしまい、簡単な挨拶と弁当箱の受け渡しくらいしか許されていない。
 理由は『週末まで我慢できなくなるから』だそうだ。今まで似たようなことがあったのに近付くことも許されないのは、たぶん例の発作が原因だと俺は推測する。
 そう、いじめたくなってしまうというアレだ。
 俺は平日だってどんと来いなのだがあっちはあっちで何かあるのだろう。御主人様とのスキンシップが不足気味だが、奴隷としては耐えねばなるまい。

「じゃあ今度の日曜は予定通りだね。よろしくー」

「ああ」

 深くは突っ込まれなかった。飲み物を運ぶ最中だったのは幸いだったな。
 日曜に三人でする約束を控えた海老名さんには悪いが、正直俺にはその前日のことで頭がいっぱいになりかけている。戸塚は除くけど。
 そんな平日を過ごし、やがてやってきた週末。
 気が急いてしまった俺はだいぶ早く家を出て待ち合わせ場所へと向かってしまった。
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/08/27(木) 22:38:02.81 ID:rMocGcMNO
「おはよ」

「おう」

「早いね」

「そっちこそな」

 俺たちの会話はそれだけだった。
 お互い無言で歩き出す。
 ふわっと漂う川崎の匂いがヤバい。何か色々としてしまいそうになるのをなんとか堪えている状態だ。
 多分川崎も同じだったのだろう。心なしかホテルに向かう速度がいつもより少し早い。
 部屋を決める時間すら惜しいかのようにさっさと指定し、エレベーターに乗り込む。
 早く。
 早く早く。
 早く早く早く。
 駆け込むように部屋に入ると、すぐに俺たちは力一杯抱き締め合う。
 性的欲求ではなく、ただただ川崎に触れられることが嬉しい。俺は腕の中の川崎をより愛しく思った。
 しばらくそうしていて多少満足した俺が力を弛めると、川崎が顔を俺の方に向けて目を閉じる。

「はち、まん…………」

 切なそうな声を出すその唇に自分のを重ねると、嬉しそうな雰囲気が伝わってきた。
 が、川崎はそこから何をするでもなく、ただ俺に身を委ねている。
 舌を絡めるでもなく、吸い合うわけでもない。
 これは。

「んっ……もっと…………」

 一旦唇を離すと、すぐにまたとろんとした表情でキスをねだってくる。
 間違いない。いつものいじめっこモードではなく、甘えん坊モードだ。
 結構レアで、ドSでなくM気味になる。サキュバスの本能とは違って川崎自身が心の奥底で持っている願望だが、滅多に表には出てこない。
 お尻の穴を責められまくったり、かしづいて足の指を一本一本丁寧にしゃぶらされたりしないのは性奴隷としては残念だが、これはこれでそそるので御主人様のために尽くしがいがある。
 もっともこの状況では俺が性奴隷として振る舞うのを川崎は嫌がるので注意しなければならないが。

「沙希、脱ごうぜ。もっと沙希の体温とかを感じたい」

「ん」

 俺の言葉に川崎は素直に頷いて自分の服に手を掛ける。
 やがて俺たちは全裸で向き合った。
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/08/27(木) 22:39:11.56 ID:rMocGcMNO
 しかしそれもつかの間で、すぐに川崎が抱き付いてくる。
 押し付けられる柔らかな胸の感触に俺の肉棒が反応し、すでに大きくなっているのにますます硬度を増してしまう。
 自分の腹でそれを確認した川崎は息を荒くしつつ俺に懇願してきた。

「は、八幡っ、チンポ、舐めて、いい?」

 いつもなら命令するか問答無用でベッドに組伏せてしてくるのに、今回はわざわざ許可を求めてくる。
 もちろん断る理由もないが、その前にしておかなければならないこともあったので一旦ストップをかけた。

「その前に射精できないようにしてくれよ。今まで溜めてた分は全部沙希の中で出したいからな」

「うんっ、うんっ、チンポに直接射精禁止の呪いをかけてあげるっ、だから」

「いいぞ。これ、好きにしろよ」

 俺は川崎の手を取って肉棒を握らせる。
 すぐにその場にしゃがみこみ、川崎はいきり立ったそれに舌を這わせ始めた。
 唾液を擦り付けて呪いをかけたあとは好き放題にしゃぶってくる。
 舌を這わせるだけにとどまらず、付着した唾液ごと啜ったり咥えて唇でしごいたり。

「ん、はぁ…………チンポ、おいし…………」

「沙希、玉の方もしてくれよ。好きだろ?」

「好き、好きぃ…………」

「んじゃ、こっち来いよ」

 俺は川崎を立ち上がらせてからベッドに誘う。
 後ろに手をついて座り、足を開くとすぐに川崎はその間に顔を埋めてくる。
 陰嚢に舌の生暖かい感触が何度も走り、頬張られて吸われるたびに俺は声を漏らした。
 たっぷりと川崎の玉舐めを堪能したあと、俺は川崎に尋ねる。

「沙希、俺は沙希のまんこに出したいけど、お前がそのまま飲みたいなら口でもいいぞ?」

「やっ、嫌っ…………八幡の精液、あたしのおまんこに欲しいっ…………」

「わかった。どうする、自分で動くか?」

「ううん。八幡に、してほしい…………」
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/08/27(木) 22:40:21.30 ID:rMocGcMNO
 川崎はそう言ってベッドに横たわり、足を開いて俺に向けて秘口をさらけ出す。
 そこはもう前戯も必要ないほどに濡れそぼっていた。

「この八幡専用サキュバスおまんこに、チンポと精液ちょうだい…………」

 この言葉で理性を失わなかった俺を誉めてもらいたい。
 暴走してたら間違いなくさっさと一番奥まで突っ込んで射精していたことだろう。
 いや、それこそ川崎の望み通りなのだろうけれど。
 俺は奥まで入れず、入り口辺りをカリ首で擦るように小刻みに出し入れする。
 これだけでも充分すぎる程に気持ちよく、呪いがかかってなければすぐにでも達していたに違いない。
 射精できないのは苦しいけど、川崎が髪を振り乱しながら喘ぐ光景はその価値があるものだった。
 が、さすがにもう限界だ。

「沙希、奥まで入れるぞ」

「ま、待って……あたし、壊れちゃう…………もっと、ゆっくり…………」

「愛してるぜ、沙希」

 川崎の制止の声など聞かず、俺は一気に川崎の奥まで肉棒を突っ込んだ。
 先端が子宮口に吸われる感触が心地よく、逃げられないよう腰をしっかり押さえてぐりぐりと亀頭を押し付ける。
 射精禁止の呪いは解けたのだがまだ堪え、川崎の乱れる様をじっくりと観察した。
 身体を仰け反らせながら矯声を上げ、全身を痙攣させて何度も絶頂に包まれていく。
 それを見届けたあと、俺はもう我慢できなくなり、溜まった欲望を川崎の奥に解放する。

「沙希っ、沙希ぃっ! あっ! ああっ!」

 出てる。
 出てる。
 すっげぇ出る。
 凄まじい量の精液が放たれて川崎の中に注ぎ込まれる。
 気を失いそうなほどの快感に襲われながら俺は幾度も射精を繰り返した。
301 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2020/08/27(木) 22:41:29.16 ID:rMocGcMNO
「はあっ…………はあっ…………」

 長い射精が終わり、肩で息をする。気持ち良かった…………。
 川崎も快感の余韻に浸っているようで、投げ出した四肢を時折震わせながら満足そうな笑みを浮かべていた。
 が、突然我に返ったようにはっとした表情をし、しばらく呆然と俺を見つめたあと、顔を逸らしてシーツを引っ張って隠す体勢になる。
 あ、これ。甘えん坊モードが解けて恥ずかしくなったんだな。
 俺からすればそこまで大したことでもないし可愛いと思うのだが、川崎はそうでもないようだ。
 まあいつも御主人様として振る舞っているし、川崎からすれば何か思うこともあるんだろう。
 俺はあまり触れないようにする。

「沙希、口で綺麗にしてくれよ」

「……………………ん」

 しばらく躊躇っていたが、やがて顔を出してこちらに向け、口を大きく開ける。
 俺は川崎の中から肉棒を引き抜き、川崎の顔を跨ぐようにしてその開かれた口内に差し入れた。

「ん……ちゅ、れろ…………ちゅう…………」

 舌が絡み付いて体液が舐め取られ、残ったものまで吸い出される。
 そんなお掃除フェラを堪能し、心地好い感触を存分に味わった。
 やがてすっかり肉棒は綺麗にされたが、当然と言えば当然のように出す前と変わらぬ固さと大きさになってしまっている。
 それを確認した川崎は身体を起こしながら俺の耳元で囁く。

「ね、今度はお風呂でしよ…………いつも京華がやってるチンポ洗い、あたしがやってあげる」

 その言葉に俺はこくこくと頷く。
 それを見た川崎はくすりと笑い、待ってろと俺に言い残して準備をすべく浴室へと向かう。
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/28(金) 05:05:05.37 ID:ET4AhufFO
ふぅ、乙です
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/28(金) 12:59:30.03 ID:j+/BVwbb0
サキサキかわいい
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 05:21:34.24 ID:zEIGLlbA0
八幡さあ
いじめられるの超期待してんじゃん
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 00:13:49.03 ID:nyP5locm0
いつでも待ってる
306 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/09/24(木) 00:37:50.31 ID:WQATNzTjO
 とりあえず浴槽にお湯が溜まるまで待つことになったが、戻ってくるときに川崎の足取りが一瞬ふらついたのを俺は見逃していない。いつものことを考えるとさもありなんといったところだ。
 それでも弱みを見せたくないのか甘えたことが恥ずかしいのか、いかにも平気ですって表情で俺の隣に座る。
 まあ俺もそれを言及するほど野暮ではない。たぶんこの先も誤魔化しのために俺に色々要求してくるだろうが、それは俺も望むところなので問題ない。
 むしろもっと甘えてくれても構わなかったのだが。あの運命の日にした約束もあるし。

「ね、八幡…………キス、しよ。激しいやつ」

「おう」

 そんなことを考えていると川崎からおねだりがくる。
 命令でないあたりまだ甘えん坊が抜けきっていないようだが、本人が気付かないうちに俺は唇を重ねた。

「んっ…………」

 川崎の唇の端から切なげな声が漏れる。
 それに興奮した俺はすぐに舌同士絡めつつ、川崎の豊満な胸に手を伸ばした。
 その弾力と柔らかさは何度触れても飽きることはなく、夢中で揉みしだく。

「ん……八幡…………強く、吸って…………」

 一瞬唇を離したところでそう請われ、俺は川崎の舌を自分の口内に招き入れて強めに吸う。
 唇で挟み込み、唾液を啜ると川崎の身体がびくんと跳ねた。
 そうしてたっぷりと舌をいじめ抜き、一呼吸置いた頃にはもう川崎の表情はだらしなくとろんとしている。
 これはもしかしたらもう一度甘えん坊モードが来るかもしれない。

「ね、八幡…………」

「お、おう。何だ?」

「お尻、こっち向けて…………」

「え?」

 期待していたのとは裏腹に、川崎の口から出た言葉はそれだった。
 いや、ちょっといきなりすぎだろ!

「早く四つん這いになって…………まさか、嫌なの?」

「い、嫌ってわけじゃないんだが」
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/09/24(木) 00:39:12.45 ID:WQATNzTjO
 ちょっとテンパっていると、タイミング良くピーという音が響いた。
 どうやら風呂の準備が終わったらしい。

「ん、残念…………お尻はまた後でね」

 どうやらやめる気はないらしい。
 川崎は立ち上がり、俺の手を取って一緒に浴室へ向かう。

「さ、そこ座って足開いて」

 俺にそう指示し、ボディソープを取って泡立て始める。
 その泡としなやかな指で洗われるのだと思うと、ますます俺の肉棒はいきり立ってしまった。

「いつもお疲れさま。これからもよろしくね」

 川崎は俺の前に座って慈しむようにそっと肉棒に触れ、ゆっくりと撫でるように手のひらを擦り付けてくる。
 時折指先で陰嚢を転がしたり、小刻みに震わせてみたり。
 与えてくる快感が心地好く、俺は思わず溜め息を漏らした。

「はあ…………ぬるぬる……気持ちいい…………」

 いつもしてくれる京華には悪いが、やっぱり川崎にしてもらうのが一番気持ちいい。
 もっとしごいて欲しい、と思ったところで川崎の手が一旦離れる。
 あれ、もう終わりか?

「ね、八幡。あたしのおっぱい好き?」

「あ、ああ」

「じゃあさ、おっぱい吸いながら手で洗われるのとおっぱいでチンポ洗われるの、どっちがいい?」

「!?」

 いきなり究極とも言える二択を出されて俺は戸惑ってしまう。
 が、すぐに答えは出た。

「む、胸で、洗って、ほしいです」

「ん。ちょっと待ってね」

 川崎は追加でボディソープを泡立て、それを自分の胸に塗りたくっていく。
 その際にふるふると揺れるのがまた扇情的だ。
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/09/24(木) 00:40:56.92 ID:WQATNzTjO
「お待たせ。さ、足もっと開きなよ」

 言われるままに足を開き、そこに川崎が身体を差し入れる。
 そのまま前屈みになって泡だらけの胸の間に肉棒を挟み、両手で左右からむにゅうっと押し付けた。

「う、あ…………」

「ほらほら、気持ちいい?」

「いいっ…………あったかくて柔らかくて、気持ちいい…………」

 川崎は嬉しそうに微笑みながら肉棒を胸でもみくちゃにする。
 強く押し付けたり上下に揺らして擦ったり。
 正直もういつ暴発してもおかしくない。頼み込んで射精させてもらおうか、と考えたところでまたもや川崎は身体を離す。
 なんかさっきからタイミングがいいのか悪いのか。

「もう充分綺麗になったでしょ。流すよ」

 シャワーを用意して互いの石鹸を流していく。
 がちがちに固くなっている肉棒から洗い流されると、川崎は愛おしそうに先端に口付けをしてきた。

「ちゅ…………ふふ、すっごい元気。こっちもずっしり詰まっててたくさん出そう…………」

 そう言って陰嚢を手で転がすように撫でる。そう思ってるなら早く出させて欲しい。
 しかし川崎はまだ焦らすつもりのようで、二人で浴槽に浸かり、俺の頭を自分胸元に抱き抱える。
 当然それに逆らうわけもなく、俺は顔を胸に押し付けつつ乳首を唇で挟み込んで吸う。

「んっ…………お風呂から上がったら、今度はおまんこにチンポ突っ込みながら吸って…………あたし、あれ好きなんだよ」

「…………上がってからじゃなきゃ、駄目か?」

「ふふ、そうだね。それじゃ」

 川崎は正面に来て俺の身体を跨ぎ、肉棒を秘口に押し当てる。
 対面座位の体勢で腰を下ろして肉棒を体内に受け入れ、喘ぎながら身体を反らして胸を晒す。
 女子にしては川崎は高身長なのでこの体勢もそんなに無理はなく、俺は遠慮なくその胸にしゃぶりついた。

「んっ、あっ…………八幡っ……」

 川崎が切なげな声で俺を呼ぶ。
 ダイレクトに俺の脳を刺激してきたが、どうにか理性を失わず両の乳首を吸い続ける。
 もちろん腰を動かしたりすると一瞬で絶頂に達しかねないのでそっちはじっとしているが。
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/09/24(木) 00:42:24.83 ID:WQATNzTjO
 しかし川崎が悶えるたびに柔肉が肉棒を締め付け、俺自身が動かなくともどんどん快感が与えられて昂っていく。
 もうそろそろ限界が近く、胸から顔を離すと、川崎もそれを察したようだ。

「出そう?」

「ああ。御主人様の中に、思いっきり出したい」

「いいよ。キスしながら、して」

 最近学校では御無沙汰だったので、久々の対面座位でキスハメからの膣内射精だ。
 川崎は俺の腰に自らの足を巻き付けてしがみつきながら唇を合わせてくる。
 俺は突き出される舌に自分のを絡め、強く抱き締めながら身体を揺すった。
 互いに喘ぎ声を漏らし、快感を求めあう。
 やがて俺は耐えられなくなり、川崎の一番奥で射精する。
 信じられない程の量が川崎の中に注ぎ込まれ、気を失いかねない悦楽の波が全身を襲う。
 風呂場であることを思い出してぎりぎりのところで意識を繋ぎ止めることができたのは僥倖だろう。
 川崎は達し終わったあとも余韻に浸っているのか目が虚ろで、脱力して俺に体重を預けているし。
 これがベッドの上とかだったらそのまま寝かせてやりたいところだが、生憎そうもいかない。
 気付け代わりというわけでもないが、俺は川崎の頭と背中を軽く撫でてやる。

「ん…………気持ちよかった…………八幡の精液、美味しい…………」

 川崎は俺の頬に軽く口付け、きゅっと抱き締めてきた。
 ちなみに俺の肉棒は全然萎えていない。

「とりあえずお風呂から上がろっか。今度はベッドの上でお願い」

「ああ。嫌だって言っても止めないぜ御主人様」

「ふふ、頼もしいね」

 繋がったままベッドまで行こうかとも思ったが、さすがに濡れた身体では良くない。
 いや、川崎のサキュバスの能力を使えばなんてことないんだろうけど、それは情緒がないだろう。
 俺たちは少しふざけあいながら互いの身体を拭きあう。仕上げは結局その能力を使ったけど。
 ちょっとだけ格好つけてベッドまでは川崎を横抱きにして運ぶ。いわゆるお姫様抱っこというやつだ。

「いつも思うけど、あたしって軽い方じゃないのによく平然と持ち上がるね。運動部でもないのに」

「まあ筋トレくらいはしてるからな」

「何か目的あんの?」
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/09/24(木) 00:45:12.94 ID:WQATNzTjO
 こういう時のために、とはさすがに言いづらい。
 幸いすぐにベッドに着いたので、川崎を寝かせてその上に覆い被さる。
 すぐに川崎も俺の背中に腕を回してきたのでそのまま抱き合いながら唇を重ねた。
 肉棒が準備万端とは言ってももう二回も出したし多少の余裕はある。俺は唇と舌で川崎の全身を愛し始めていく。
 頬や顎、首筋から鎖骨。
 二の腕から指先まで。
 豊満な胸やへそ周り。
 足の付け根に太もも。
 もちろん足の指だって一本一本丁寧にしゃぶる。
 そして最後はこれ、俺にしか見えない尻尾だ。
 川崎をうつ伏せにさせ、根元部分を甘噛みしつつ舌を丁寧に這わせながら先端までじっくりと。
 それらに感じてくれているようで、足の間に見える秘口からとろとろと蜜が溢れ出てきていた。
 もう充分だろう。
 俺はそのまま川崎に背中から覆い被さり、尻の辺りを跨ぐようにして肉棒をその秘口に挿入する。
 いわゆる寝バックという体位だ。

「あ、んっ…………チンポ、きたぁっ…………」

「無許可で入れて悪いな。お仕置きならいくらでも受けるぜ」

「じゃあ、あたしもあんたもイくまで、抜かないで…………」

「お仕置きになってないぞ」

「あたしがそうしてほしいから、いいの」

 俺はその言葉を聞いて了承し、ゆっくりと腰を動かし始めた。
 川崎の弱いところを擦るように肉棒を出し入れし、その膣内の温かさと柔らかさと締め付けをたっぷり堪能する。
 そろそろ限界が近くなり、俺は身体を起こし、繋がったまま川崎の腰を持ち上げて膝立ちにさせた。
 寝バックのままだとあまり二人で一緒に激しく腰を動かすことがしにくいからな。

「んっ…………はちま…………ああっ!」

 ずんっと奥を突くと、川崎の身体が跳ねてぐうっと仰け反った。
 苦しそうな声を上げるが、自分からも腰を揺すってより気持ち良く肉棒を受け入れようとしている。
 さらに興奮が高まった俺は川崎の腰を掴んで何度も子宮口を突く。
 川崎は学校内や京華の前では絶対に上げることのない艶やかな声を部屋中に響かせ、何度も絶頂に達していた。
 その声を聞きながら俺は亀頭を一番奥に押し付け、小刻みに腰を揺すりながら射精して大量の精液を川崎の中に注ぎ込んだ。
311 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2020/09/24(木) 00:46:12.56 ID:WQATNzTjO
「はあ……あん…………」

 長い射精が終わって肉棒を引き抜くと、川崎はころんと横になりながら大きな溜め息を吐く。
 表情から察するに、満足してくれたようだ。
 目が少し虚ろだったが、軽く頭を撫でてやるとすぐにこちらを向き、大きく口を開いた。
 俺がその口に肉棒を差し入れると、すぐに唇や舌でお掃除をし始める。
 あー……気持ちいい…………。
 中のものまで全部吸い出され、綺麗にされたあとは川崎の隣に横たわる。
 川崎はすぐに俺の胸に顔を埋め、背中に手を回してきた。

「ね……このまま少し寝ていい?」

「ああ。ゆっくり眠りなよ御主人様」

「ん…………」

 頭を撫でてやるとすぐに川崎は寝息をたて始める。
 普段は大家族の長女として忙しない身だしな。こういうときは少しでも休ませてやりたい。
 もちろん精神的にも肉体的にも癒した上で、だが。
 満足げに、安心感に溢れた表情で寝ている川崎に、俺は奴隷としての達成感を得て一緒に夢の中へと落ちていった。
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 05:25:29.94 ID:wJhbK21io
ふぅ
乙です
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 00:36:10.78 ID:ccFqV69M0
きてた、乙
いつも楽しみにしてます
314 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/10/26(月) 22:32:46.94 ID:j7KybH0EO
 意識が覚醒し、俺は目蓋を開ける。
 時計を確認すると、まだそんなに時間は経っていないようだ。
 横で寝ている川崎を起こさないように注意しながら、俺はそっとベッドから降りた。

「ふう…………」

 備え付けの冷蔵庫に入れていたペットボトルの水を飲み、一息つく。
 汗をかいたので水分が身体中に染み渡るのが心地好い。
 …………しかし水分といえば不可思議なことがある。川崎といるときはほとんどトイレに行きたくならないのだ。
 いや、なんとなくサキュバスの能力の一つだろうなと当たりはつけているのだが、本人に確認したことはない。
 気にしなくてもいいのかもしれないが、海老名さんや平塚先生もそうなので、そこから疑問に思われたりしないかと疑心暗鬼気味になっているのだ。
 そんなところから答えに辿り着くなんてまずあり得ないことだろうけども。

「ん…………」

 声がして振り向くと、ベッドの上で川崎が身を起こしていた。
 まだ少し眠そうな表情のまま俺を見て、誘うように両手を広げる。
 御主人様の御要望通りすぐに戻ってベッドのシーツに潜り込むと、ぎゅうっと力強く俺に抱き着く。

「目が覚めたとき、傍にいてくれなきゃイヤ…………」

「ああ、悪かった」

 そっと川崎の頭に手を乗せて撫でてやると、川崎は心地好さそうにすりすりと俺の胸に頬を擦り付ける。
 しかし、俺達は二人とも全裸なわけで、当然川崎の柔らかいものが押し付けられるわけで。
 肉棒が固くなっているのは隠しきれるものではない。どころか、川崎は少し身体を下げ、胸の間に肉棒を挟み込む始末である。

「うっ…………」

「ふふ。腰振ってもいいよ。なんならこのまま出しちゃっても」

 抗いがたい誘惑をしてくるが、俺は首を振って断る。
 その柔らかい胸で擦り始めたら多分止まれない。射精の許可は下りたが、できることなら川崎の中か口で出したい。
 それを察したか、川崎は俺を仰向けにさせて起き上がる。

「ほら、八幡。あんたの大好きな奴隷チンポ専用のおまんこ。ここに出したかったらおねだりしなよ」

 そう言って川崎は指で広げて俺に秘口を見せ付けてきた。
 綺麗な色のそこは愛液を溢れさせながらひくついており、俺の理性を剥がす匂いを放つ。
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/10/26(月) 22:33:46.60 ID:j7KybH0EO
「ご、御主人様っ!」

「なに?」

「お、俺は御主人様専用精液製造器です…………俺の性奴隷の務め、果たさせてください…………御主人様の中で、射精させてくださいっ…………!」

「あたしのおまんこに飲ませたい?」

「はいっ……御主人様のために、頑張って作りましたっ…………」

「ふふ、遠慮なくいただいちゃうね」

 川崎は俺の身体を跨いで肉棒を掴み、先端を自分の秘口に押し当ててゆっくりと腰を沈めていく。
 熱くて柔らかい襞を押し広げていく感触に俺は思わず仰け反ってしまう。

「ああ……八幡のその顔……可愛い」

 そう呟いたあと、川崎は俺と唇を合わせて舌を口内に侵入させてくる。
 口内をたっぷりと凌辱されながら蜜壺で肉棒をしごかれ、凄まじい快感が全身を襲った。
 俺は川崎の臀部を鷲掴みにし、腰を突き上げて肉棒の先端を子宮口に届かせる。

「ああんっ!」

 びくんと川崎の身体が跳ね、離れた唇から淫靡な声が漏れ出た。
 何度も繰り返すとその都度声が出てより強く肉棒を締め付けてくる。
 入れた瞬間から射精しそうなのをずっと堪えていたが、そろそろ限界が近い。
 俺は改めて御主人様におねだりをしようとしたが、その前に再び唇を塞がれてしまう。
 激しく舌が絡まり、川崎の身体全部が俺の射精を求めてくる。
 尻尾で陰嚢をぐりぐりと撫でられて中のものを全部寄越せと要求され、俺は幾度も痙攣しながら精液を吐き出した。
 ああ…………川崎の中に出すの、気持ちいい…………。
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/10/26(月) 22:34:32.61 ID:j7KybH0EO
 全て出し切って唇が離れ、俺は肩で息をする。
 川崎も満足そうに俺の頬に自分の頬を擦り付けてきた。

「んー…………今回も気持ちよかったぁ」

「俺もだ。すげぇ良かった」

「うん、すっごく美味しかったしね。気持ちいいの、伝わってきたよ」

 そう言って川崎は何度か俺の頬にキスをし、身体を起こす。
 そして肉棒を抜こうと腰を浮かせたところで俺は両手で臀部を掴んで止めた。

「……………………」

「……………………」

 …………いや違うんだ。俺の意思じゃなく腕が勝手に。
 川崎が俺を見てにぃっと笑う。

「まだ出し足りないの?」

「い、いや」

「嘘ばっかり。まだチンポ固いまんまじゃないのさ」

「その、出し足りないんじゃなくて、まだ、御主人様まんこを、感じてたいから…………」

「ふふ、いいよ。動かないで包んでてあげるから、じっくり味わいな」

 再び川崎は俺に覆い被さってくる。
 その身体を受け止め、俺は川崎の背中に腕を回して少し強めに抱き締めた。
 あー、すっげぇ幸せ…………。
 好きになった美少女クラスメートと思う存分身体を貪りあって。
 セックスして。
 生で中出しして。
 抱き合いながら余韻に浸って。
 これ以上の何かを求めたらバチが当たりそうだが、この御主人様は更に色んなものを俺に与えてくれる。
 絶対。絶対離さないし大事にするし俺の全てをもって尽くす。
 改めてそう決心して俺は抱き締める力を強めた。
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/10/26(月) 22:35:19.52 ID:j7KybH0EO
 そんなカッコつけた心情ではあったが、身体の方はまた川崎を求めたくなってしまった。固いままの肉棒がさらに膨張して脈打ち、呼吸が熱を持つ。
 察した川崎はそれを受け入れ、むしろ望むところだと言わんばかりに腰を動かし、そのまま抜かずに追加で二回ほど搾り取られてしまった。

「はぁー…………おなか、いっぱい…………」

 俺の上で乱れまくった川崎は満足そうに自分の腹を撫で回す。
 さすがに少し疲れたか、一旦ベッドから降りて水分補給をしてソファーに腰掛けようとする。
 これはさっきの誓いを実行するチャンス!
 すかさずソファーの前に移って、御主人様の疲れた足を楽にさせるべく足置きになるために四つん這いになる。
 が、その俺の献身的な行動はドン引かれただけで終わってしまった。

「そんなこと海老名だってしないでしょ」

 いや、すると思うけど…………。
 M気質と言う面では俺と海老名さんは結構似通っているところがあるしな。
 しかし御主人様がお望みでないのなら仕方ない。俺は素直に身体を起こし、御主人様の足を取ってマッサージをし始める。
 これには川崎も御満悦のようで、されるがままだ。

「あー、気持ちいい……この手技で色んな女を落としてるんだね」

「人聞きの悪いこと言うな」

 ほとんど俺じゃなく川崎のせいだろうに。
 それにマッサージなんて川崎以外にはしてないぞ。

「お返しは何がいい? 膝枕で耳掻きか、おっぱい枕でもう一眠りか」

 魅力的な提案だったが、俺の行動自体が御主人様への感謝の返礼のつもりだったので遠慮しておく。
 あ、ついでに足の指も舐めておこう。

「んっ……あんたそれ好きだね。味なんかしないでしょ?」

 それを言ったら身体のどこを舐めたってほとんど味のするとこなんかないぞ。
 まあ好きなのは事実だし、少々特殊かもしれないが川崎限定なので構わないだろう。
 じっくりたっぷり丁寧に味わっていると、案の定俺の肉棒は再びそそり立つ。

「お返しは決まったね。ベッドで横になんなよ」

 川崎はその肉棒を見て妖艶な笑みを浮かべながら俺に命令した。
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/10/26(月) 22:35:59.27 ID:j7KybH0EO
 御主人様の指示通りベッドに横たわると、そのまま俺の身体にのし掛かってくる。
 焦点を合わせて肉棒を呑み込んだあと、腕を押さえ付けられ、足も絡ませられ、身動きが取れなくなってしまう。
 口内を舌で蹂躙されながら小刻みな動きで少しずつ快感が与えられるその様は、ゆっくりと補食される生け贄のようだ。
 しかし俺は一切抵抗も逆らいもせず、されるがままになる。御主人様に全てを捧げた性奴隷なのだから当然だろう。
 唾液を飲まされて感度も上昇させられるが、自分から動くのはなんとか堪える。
 やがて川崎の腰の動きが速くなっていき、肉棒に与えられる快感がさらに高まっていく。
 もうそろそろ限界だ、といったところで少し体勢を変えて最奥部まで肉棒を招き入れられた。
 亀頭が子宮口に吸い付かれ、俺は耐えきれずに射精してしまう。

「うっ……! んっ……! んううっ…………!」

 繋がったままの唇から二人の声が漏れ、凄まじい快感を互いに与え合う。
 達し終わったあとも俺達は長い間余韻に浸り、離れることはなかった。
319 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/10/26(月) 22:37:27.84 ID:j7KybH0EO
「んんー…………満足したよ……」

 時間になって後始末を終え、部屋から出る前に川崎が大きく伸びをした。
 心なしか肌もつやつやしている気がする。

「俺の仕事に御満足いただけたようで幸いです。御主人様」

「うん。あんただけにしか出来ない、あんただけにしかさせたくないお役目だからね。ありがと」

 そう言って俺の頬にキスをしてくる川崎。
 御機嫌な様子で腕を組んできてそのままホテルを出る。

「でもだいぶ搾り取っちゃったけど明日は平気? 海老名もいるし。なんなら少し回復させとこうか?」

「大丈夫だ。御主人様がいてくれたらそれだけで何度だっていける」

「ふふ、優秀な奴隷だこと」

 それに関しては自分でも恐ろしいくらいだが。
 でも多分サキュバスの能力関係なしに川崎以外の女だったらここまで頑張れない気はする。
 そんな世界線は有り得ないだろうから考察するだけ無駄だろうけどな。
 俺は川崎を家まで送り届け、明日の予定を確認してから帰路についたのだった。
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/27(火) 05:50:46.77 ID:iNuv1kmLO
乙です
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/28(水) 15:57:27.74 ID:6No4X70x0
さす八

322 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/11/18(水) 22:48:25.64 ID:2IZO2NtqO
「あれ?」

 海老名さんが訝し気な声を出した。
 何かと思って視線を辿って、それを理解する。
 川崎もどうしようかと思案顔だ。

「んー、別のとこにしよっか」

 そう。
 三人で待ち合わせて向かったいつものラブホテルは満室の表示が出ていたのだ。
 三連休の中日な上に朝早めなので泊まりの連中もまだほとんどチェックアウトしていないのだろう。

「別のとこって、心当たりでもあるのか?」

 俺が他に知っているといえば平塚先生と車で行ったところか京華を連れていったところくらいしかない。
 どちらもここからでは少し遠いのでちょっと候補にはならないか。

「ここら辺はどこも一杯みたいだし、あっちの方行ってみる? いくつかあったでしょ?」

「そだねー。出鼻挫かれちゃったけどまだまだやる気満々だし」

 少しくらいはへこたれてもいいんですよ海老名さん?
 まあこの状況で女性陣に逆らえるはずもなし。俺は黙って二人のあとを付いていく。
 しばらくして目的地に到着する。見たところ満室はなく、どこでも入れそうな感じだ。だが。

「三人以上お断りとかされないか? 駄目なところもあるだろ」

「それだったら入口で止められるでしょ。とりあえずどっか入ってみようよ。八幡くん、選んで」

 俺かよ。
 とりあえずなんとなく目についたところを指差し、そちらに向かう。
 料金なんてどこも似たり寄ったりだし、実際に中を見ないとわからないだろうから、どれを選んだって変わらないだろうしな。
 そして、敷地内に入って建物入口をくぐろうとしたところで、その事件は起こった。
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/18(水) 22:49:15.30 ID:2IZO2NtqO
「あ、すいま、せ……ん…………」

「いえ、こちらこ……そ…………」

 ちょうど出てきた人とぶつかりそうになり、咄嗟に止まってお互いに謝り合う。
 その声にやけに聞き覚えがあった。
 というか葉山だった。

「え、あ…………えっと」

「隼人ー、どしたん?」

 マジかよ。
 葉山の後ろから顔を覗かせたのは我がクラスの獄炎の女王こと三浦だった。
 しかしこの二人ならまあ有り得なくもない組み合わせかなとどこかで納得はできる。川崎も海老名さんも二人に驚きはしているが、絶句といった感じでもない。
 が、俺と川崎と海老名さんという組み合わせは向こうにとってどれだけの衝撃なのか想像もつかないだろう。

「へえ。優美子と隼人くん、そういう関係だったんだ」

「……………………ちょっと話をしたいんだけど、いい?」

 先にいち早く冷静になったのは三浦の方で、海老名さんの言葉に反応する。
 この場面では何も誤魔化しようがないし、話をしたいというのもわからないでもない。
 が。

「悪いね。そっちは終わってすっきりしてんだろうけど、こっちは今からで溜まるもの溜まってんの。あとにしてくれる?」

「…………じゃあ夕ご飯一緒にどう? 何も話し合わないのは落ち着かないっしょ」

「ん、なら海老名経由で連絡するよ」

 基本的に相性がよくない川崎と三浦ではあるが、さすがにこんなところで言い争ったりはしない。
 それ以降言葉を交わすことなくすれ違い、俺達はホテルの中に入る。
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/18(水) 22:49:59.76 ID:2IZO2NtqO
「いやびっくりしたな」

「そうだね」

 特に三人でも問題なく、部屋に入ったところでようやく俺はそんな言葉を口にした。
 川崎も平静を装っていたが、内心ではそれなりにテンパっていたようだ。意外と人見知り、というかコミュ障だしな。
 え? 俺が言うなって? はい、その通りです。

「私も全然気付かなかったよ。学校じゃ変化なかったしいつからなんだろ?」

「海老名さんも知らなかったのか。なら話ってのは互いに秘密にしとこうってんだろうな」

「向こうからしてみればこっちの関係の方が驚きだろうけどねー」

 というか海老名さんは結構平然としている。
 俺たちや葉山たちも含めて立場的に一番アレなのは海老名さんだと思うのだが…………。

「ま、悪いようにはならないでしょ。ところで、どうする? とりあえずお風呂からにする?」

「うん、そうしよそうしよ。あっ、ここマットがある!」

 風呂場を覗いた海老名さんがそんな声をあげる。
 まあ一瞬冷や汗もかいたし、風呂に入るのは賛成だ。
 お湯を張るまでの間、葉山たちに聞かれたらどう答えるかの打ち合わせをしておく。

「ん、準備できたみたいだね」

 完了を知らせるアラーム音が鳴り、俺達はソファーから立ち上がって風呂場へと向かった。
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/18(水) 22:50:41.18 ID:2IZO2NtqO
 無駄な抵抗と知りつつもタオルを腰に巻いて二人のあとに続くが、やはりすぐに剥ぎ取られてしまった。
 全裸で堂々としている女子二人とは反対に恐縮して縮こまっている俺だが、股間の肉棒だけは自信満々に自己主張して反り返っている。
 それを見た川崎も海老名さんもギラギラした目をしながら唾を飲み込む。

「すご…………ね、触っていい?」

「あー、えっと…………」

 どうしようかと川崎を窺うと、川崎は伸ばしかけている海老名さんの手を押さえた。
 どうやら許可が下りなかったようだ。

「サ、サキサキ……?」

「海老名、あんたは八幡の何なの? ちゃんと自分で準備しないと駄目でしょ。チンポに奉仕したいなら手以外でしなよ」

「!? そ、そうだね」

 ?
 いまいち川崎の言っていることがわからない。
 が、海老名さんは理解したようで、俺に向き直る。

「あ、あのっ、ご主人様のおチンポ迎え入れるために、おまんこ濡らしてほぐしておきます。その間、顔や口でおチンポにご奉仕して、よろしいですか?」

 もう海老名さんのその表情はすっかり発情しており、息を荒くしている。
 すでに手は俺の許可なく自分の股間をまさぐり始め、全身を上気させていた。

「ああ、好きにしていいぞ」

「ありがとうございますっ」

 俺の言葉に返事するなり即座に座り込み、肉棒を顔に擦り付けるように頭を振る。
 まるでマーキングのようだが、普通俺が動いて海老名さんにするもんなんじゃねえかなあ?

「あっ……はっ……おチンポ…………おチンポ、好きぃ…………」

 って。
 何かヤバい薬キメたみたいな反応になってんぞ。多分川崎のサキュバスの能力なんだろうけど。
 その川崎も俺の前にしゃがみこみ、海老名さんと同じように肉棒に頬擦りし始めた。

「あ、うっ…………」

 美少女二人の頬に肉棒を挟まれてしごかれる光景は凄まじく興奮を煽り、昂りがとんでもないことになっていく。
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/18(水) 22:51:42.29 ID:2IZO2NtqO
 このまま射精したい欲求をなんとかはね除け、俺は腰を引いて肉棒を二人の顔から引き離した。

「あ、おチンポ…………」

「んー? あたしたちの顔擦り、気に入らなかった?」

 海老名さんは残念そうな表情をし、川崎はからかうように言ってくる。絶対わかってて言ってるだろそれ。
 肉棒はびくびくと震え、早く射精させろと要求しているようだ。
 が、まだ川崎は準備ができていないし、むしろそれは折り込み済みだろう。サキュバスはその気になったら一瞬で整えられる。

「…………姫菜」

「っ、は、はいっ!」

 名前を呼ばれたことで期待を高めたか、海老名さんの返事の声が少し上擦った。
 まあその期待は間違ってないのだが。

「俺に好きなように扱われて道具みたいにされるのと、自分で動いて俺に奉仕するの、どっちがいい?」

「っ…………ど、道具がいいです! 私の身体、オモチャにしてください!」

 その返事に満足そうに頷いたのは俺じゃなく川崎で、そのまま立ち上がって海老名さんをマットの方まで連れていく。
 ついでに何か耳打ちしていたが、またアドバイスか何かしているのだろうか?
 俺が近付くと海老名さんはマット上で横になり、脚を開いて秘口を指で広げてさらけ出した。

「ご、ご主人様のおチンポ専用穴です。好きなように、使ってください」

 ひくひくと蠢く穴からは大量の蜜が溢れ出ており、受け入れる準備は万端のようで、俺は遠慮なくその穴に肉棒を突っ込んだ。
 それと同時に川崎が海老名さんとキスをし、唾液を流し込んで飲み込ませる。

「はうっ! うああんっ!」

 おそらく感度上昇の能力を使われたのだろう。海老名さんは一瞬で達してしまい、離れた唇から矯声を上げながら全身を震わせる。

「う、嘘っ、おチンポ入れただけで…………はううっ!」

 構わず肉棒の出し入れを始めると海老名さんはさらに身体をくねらせる。
 快感のあまり無意識に逃げるように身体が動いていくが、俺は海老名さんの腰を掴んで引き寄せ、子宮口を突くように肉棒を奥まで埋めた。
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/18(水) 22:52:57.89 ID:2IZO2NtqO
「あんっ! くる、くる、すごいのきちゃうっ! 壊れちゃう!」

「壊してほしいだろ? チンポ気持ちいいって言え。中出ししてくださいっておねだりするんだ」

「おっ、おチンポ気持ちいいですっ! おまんこ壊れるくらい激しくしてっ、御主人様の精液っ、中に出してくださいっ!」

 その言葉の直後、川崎が今度は俺と唇を合わせて舌を絡めてくる。
 今回の唾液には何の付与もなかったが、それでも俺を興奮させるには充分だった。
 スパートをかけるように俺は腰を振る動きを速め、幾度も海老名さんの奥を突く。

「んっ……! んううっ……! うっ……!」

 短い呻き声とともに俺は海老名さんの中に精液を吐き出し、快感に打ち震える。
 全て出しきり、唇が離れた川崎は俺の顔を見て微笑む。

「ふふ……気持ち良さそうな八幡の顔、かわいい…………」

 だらしなくなっているであろう俺の表情をそう評価し、頬に軽くキスをする。
 しばらくしてようやく余韻が晴れ、海老名さんを窺う余裕が出来た。

「あっ…………あっ…………」

 いまだに身体を痙攣させながら声を漏らす海老名さん。どうやら相当激しく達してしまったようだ。
 とは言ってもその顔はとても満足げなものだったが。
 とりあえず連動して揺れる胸に手を伸ばして揉みながら呼び掛ける。

「おい姫菜、お礼の言葉はどうした?」

「んっ、はあ…………おまんこオナホ使っていただいて、ありがとうございます…………私なんかのおまんこで気持ちよくなってもらえて、光栄でした…………んんっ……!」

 自分の台詞に自分で興奮して感じるという器用なことをする海老名さんであった。
 俺もその言葉に満足し、腰を上げて海老名さんの中から肉棒を引き抜く。
328 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2020/11/18(水) 22:53:52.45 ID:2IZO2NtqO
1は隼人×優美子も好きなんです
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/19(木) 05:56:21.12 ID:Ur5RIMnAO
乙です
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/19(木) 06:36:50.92 ID:lvtt2n9uO


まさかのはやゆみ
期待
331 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/11/30(月) 21:56:38.99 ID:txsiyndEO
 二人分の体液にまみれた肉棒にすぐさま川崎は顔を寄せて、口内に咥えこむ。
 舌が這ったり尿道内のを吸い出されたりとお掃除をされて、その心地好さについため息が出てしまう。
 川崎も良質の栄養を摂取できて御機嫌のようだ。リズミカルに頭を動かして唇で肉棒をしごき、一滴残らず搾り取っていく。
 手の方は海老名さんの下腹部を撫でており、中に出された精液からエネルギーを吸収している。

「んっ…………か、川崎っ…………!」

 ところが、川崎は一向に肉棒から口を離さず、それどころかさらに舌の動きが激しくなっていく。
 達したばかりで敏感になっている俺は思わず抗議するが、もちろんそれで止まる御主人様じゃない。
 口内の奥までずっぽりと咥えこみ、口全体で肉棒に刺激を与えてくる。
 昨日も散々搾り取ったのに、他人の体内に出したのやお掃除分では物足りないらしく、直飲みを御所望のようだ。
 それが御主人様の望みとあらば性奴隷兼精液製造器としては叶えないわけにはいかない。
 というか俺の意思に関係なく俺の下半身はフル稼働して、精液を新たに作って放つ準備をしている。
 やがて川崎の口内愛撫に耐えられなくなり、俺は声を上げながら全身を震わせて射精した。
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/30(月) 21:57:44.94 ID:txsiyndEO
 全て出し終わったあとも川崎はなかなか肉棒から口を離さず、散々っぱら唇と舌でいじめられた。
 顔が離れた瞬間に俺は脱力し、へたりこんでしまう。下半身に力が入らず、手をついて身体を支えている状態だ。
 時間が経って復活した海老名さんがその様子を見て驚愕する。

「嘘でしょ…………私でイったばっかなのにもうサキサキの口で出したの?」

「八幡の精力と回復力は半端ないからね。二回目でもすごく粘っこくて喉に絡み付いて、美味しいけど飲み込むのも一苦労さ」

 くすくすと笑いながら川崎は俺の腕を引っ張り、海老名さんと入れ替えるように俺をマットに寝かせる。
 仰向けでなくうつ伏せ状態にだ。

「じゃ、そんな頑張った八幡にはご褒美をあげないとね」

 ご褒美。何だろう?
 うつ伏せってことはエロいことじゃなく、背中をマッサージでもしてくれるんだろうか?
 横目で見てみると、川崎はボディソープのボトルを取って、自分の手で泡立てている。
 ああ、背中洗ってくれるのかな?
 案の定その泡が俺の背中に塗りたくられていく。川崎だけでなく、海老名さんの手も一緒にだ。
 なるほど、確かに女子二人に背中を洗ってもらうなんてなかなか出来ない経験だろう。洗うというより撫でられている感じだが、そこはあまり気にすることでもない。
 なんて思って油断していたら、いきなり重さとともに柔らかい感触が俺の背中を襲う。

「う、おお…………」

「ふふ。じゃ、ご褒美始めるよ」

「八幡くんの身体、きれいにしてあげるからね」

 その正体は二人の身体自身であり、やはり泡まみれになっている胸をスポンジに見立てるようにして俺の背中を擦る。
 むにゅむにゅとした四つの柔らかな山が俺の背中全体を這い回り、俺の興奮を高めていく。

「んー、ソープランドってこんな感じなのかな?」

「ふふ、だったらさぞかし高い料金だろうね。二人の現役女子高生にこんなことさせるなんてさ」

「ていうか年齢的にアウトでしょ」

 川崎と海老名さんはリズミカルに身体を動かしながらそんな会話をしている。
 こっちは下半身も疼いてそんなに余裕はないというのに。
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/30(月) 21:59:11.09 ID:txsiyndEO
「サキサキと八幡くんだけの時もよくこういうことしてる?」

「んー、どうだろ? 昨日は石鹸付けた胸で挟んでチンポ洗ってあげたけど、身体全体をこんなふうにってことはあんまりしてないね」

 あの。
 当事者の前でそういう生々しい会話やめてもらえませんかね?
 いや、川崎も当事者だけど。

「でも喜んでるみたいだし、これからはもっとしてあげてもいいかな。せっかくだから背中以外もね」

 そう言って川崎はだんだんと身体を下の方にずらし、腰回りや尻、太ももへと移っていく。
 足にしがみつくように腕を回し、胸に挟むようにしながらボディソープを擦り付けて洗っていった。
 海老名さんは動きを大きくし、川崎がいなくなって広くなった背中全体をフォローするように動く。
 正直なところ背中側で良かったと思う。もしこの光景が視界に入ったらそれだけで理性を失いかねないだろうからな。
 いや、当たり前だろ。女子二人が胸を使って身体洗ってくれるなんてシチュエーションを目にしたら、理性なんて一瞬で吹っ飛んで絶対何かやらかしている。
 二人の身体のどこかに肉棒を挟ませてしごくか、はたまたどっちかの穴に突っ込んで腰を振りまくるか。
 いずれにせよ、そうやってすぐに射精してしまっていただろう。
 今でもいっぱいいっぱいだし。
 しかし川崎はそのあと絶望的な言葉を口にした。

「よし。じゃ、八幡。今度は仰向けになんなよ」

 その言葉に俺は動かない。
 意志は強い方だと自負しているが、川崎に対しての煩悩関係では耐えられなかった時が怖いし。
 が、躊躇って動かない俺に業を煮やした川崎は、強引に俺の身体を表返した。

「あ…………」

「わ…………」

 びくんびくんと脈打って震えている肉棒を目の当たりにして二人が声を出す。
 俺は俺で上半身を泡まみれにした二人の姿にごくりと唾を飲み込んだ。
 場が一瞬沈黙に包まれるが、いち早く川崎が動く。

「また昨日みたいに洗ってあげるけど、今度はそのまま出しちゃってもいいからね」

 言うなり川崎は俺の足の間に身体を入れ、自分の胸で肉棒を挟んで左右から押し付けつつ揺すって擦りあげる。
 昨日より余裕がなく、俺は腰を振りたい欲望を必死で押さえ付けた。
 そんな俺の胸板に海老名さんが横から自分の胸を押し付けるように上半身をのし掛からせてくる。
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/30(月) 22:00:29.77 ID:txsiyndEO
「感じちゃうからおまんこは触らないでね」

 海老名さんはそう言いながら俺の手を取って自分のお尻に導きつつ、柔らかな胸をごしごしと俺に擦り付けた。
 もう。
 駄目だ。

「んっ……いいよ、しっかり挟んでてあげるからいっぱい動きな」

「あんっ……揉み方、やらしー…………でも、もっとぉ……」

 俺は海老名さんのお尻をむにむにと揉みしだきながら腰を動かす。
 昂った欲望に抑えがきかない。勿体無いと思いつつも川崎の胸で肉棒をしごくのをやめられない。
 あ。あ。出る、出る…………!

「あうっ!」

 短い悲鳴とともに精液が肉棒の先端から飛び出た。
 撒き散らされる前に川崎は先っぽを胸で包み込むようにし、射精の勢いで暴れるのを押さえ付ける。

「あは、出てる出てる。すごい量…………おっぱいから妊娠しちゃいそう…………」

 うっとりしながらそんな言葉を呟き、小刻みに揺すって最後まで搾り取りにくる。
 俺はびくっびくっと痙攣しながらそれを受け入れ、快感の余韻に浸った。
 対象は違うがあそこに口に胸にと女体三ヵ所射精フルコースを味わって、これ以上ないほどの幸福感だ。

「石鹸まみれだから舐めたりできないね、これ」

「そうだね、シャワーで洗うしかないよ。八幡、流すからね」

 胸から肉棒を解放した川崎は、シャワーを取って俺達の身体の石鹸や精液を洗い流していく。
 ちゃんとエネルギーは吸収したようで、ずいぶん肌が艶々しているのは気のせいではないだろう。
 が、何故か少し不機嫌な表情になっている。何だ?

「…………ねえ、海老名だけじゃなくてあたしのも触ってよ」

 そう言われて俺は気付く。
 片手がまだ海老名さんのお尻に触れたままだったが、なんとなくそれが気に入らなくて拗ねていたらしい。
 嫉妬されているようでちょっとだけ嬉しくなり、それを悟られないよう俺はもう片手を川崎のお尻に伸ばす。
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/30(月) 22:01:44.88 ID:txsiyndEO
 すべすべで肉付きのいいそのお尻を揉みしだくと、川崎の表情が嬉しそうなものに変わった。
 シャワーのあとに肉棒を咥えられて尿道内に残ったものを吸い出され、俺はびくんと腰を震わす。
 快感の余韻に少し身体をふらつかせながらもどうにか起き上がり、三人で浴槽に浸かる。

「あー…………」

 思わず溜め息のような声が出るが、川崎も海老名さんもご満悦の表情だった。
 ここの浴槽はそこそこの広さがあったが、それでも二人は俺に身体を引っ付けてくる。

「んー、極楽…………エッチした後のお風呂って気持ちいいよね。八幡くんとサキサキには感謝感謝」

「え、あたしも?」

「そりゃそうでしょ。八幡くん貸してくれるし、それどころか一緒にやってくれるし」

「独り占めの方がいいんじゃないの?」

「ううん、それは多分無理。サキサキいないと最後までしてもらえないし、してもらっても私だけじゃ受け止めきれないし」

「まあ確かにね。あたしもかなり性欲強い方だけど、時々八幡に負けちゃうし」

 そうかなあ?
 俺が川崎にギリギリ着いていけてるくらいだと思うんだが。
 むしろ普通の人間がサキュバスに敵うわけないと思うぞ。

「すごいよね。もう三回も出しちゃってるのにまだ元気で、余裕そうだし」

「昨日もあたしがあんだけ搾り取ったのにね」

 そう言って二人して俺の肉棒に手を伸ばして撫で回す。
 左右から柔らかい身体を押し付けられているので当然それは勃起状態にあるわけで。

「ふふ、また出したいってぴくぴくしてる…………ね、八幡、どうやって出したい?」

「どうやって、って…………」

「さっきちょっとやったみたいに、あたしと海老名の顔で挟んでそのまま出してみる?」

「あ、いいね。顔ズリって言うんだっけ?」
336 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2020/11/30(月) 22:03:03.60 ID:txsiyndEO
「せっかくだからもっと二人でないとできないところで挟んであげよっか?」

「私たちがキスしてる唇の間におチンポ差し込んでしごくとか」

「あたしたちが抱き合ってる横から胸の間にチンポ入れて腰を振るとか」

「二人でおまんこくっ付けて擦り合わせてる時に真ん中におチンポ入れてみるとか」

「いいよ、何でも叶えてあげる。してみたいこと、言ってみな」

 なにお前ら。いつの間に打ち合わせとかしてたの?
 息の合った耳元での囁きに、俺の肉棒がさらに硬度を増す。

「その、とりあえず…………」

「うん?」

「沙希の中に、出したい…………」

 俺の言葉に海老名さんは呆れ、川崎は苦笑する。
 何でだよ? 今の俺の存在の原点はそれだぞ。
 それに今日はまだ川崎の中に出してないし。

「いや、さっき言われたようなこともやってみたいけどさ、一番はとりあえずそれかなって」

「はあー……ま、八幡くんだししょうがないか。サキサキのこと好き過ぎだもんね」

「ま、まあな」

 そうはっきり言われると若干照れが入ってしまう。
 心なしか川崎も少しもじもじしているようだ。

「…………とりあえずそろそろ上がろっか。汗かいて喉も渇いたし」

「そうだねー。あ、サキサキ。またドライヤーお願いしていい?」

「はいはい。なんなら耳掻きもする?」

「え、いいの? じゃあまた私の穴にサキサキが固い棒を突っ込んで掻き回してもらおっかな」

「言い方」

 そんなふうにじゃれあいながら俺たちは風呂から上がったのだった。
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/01(火) 05:19:09.92 ID:wntvf6DFO
乙です
こういうプレイ好み
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/01(火) 06:11:08.71 ID:8ZuepxM/O

ほんと性豪だなヒッキー
339 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/12/09(水) 19:22:13.28 ID:r0E5dlp2O
 海老名さんも、ついでに俺も川崎のテクニックでベッドの上でぐったりとしていた。
 いや、髪を乾かすのと耳掻きをしてもらっただけなんだが。

「ねー、八幡くん。サキサキ私のお嫁さんにちょうだい?」

「やらねえよ。俺は川崎の所有物だけどそればっかりは認めねえ」

「むう、ケチー」

 そんな俺たちを呆れたような目で見ている川崎。
 二人ともこんな状態のため、タオルやドライヤーを片付けさせてしまった。申し訳ない。
 が、いつまでも余韻に浸っているわけにはいかない。俺は身体を起こす。
 川崎がやれやれとソファーに腰を下ろしたところで、俺より先に海老名さんが動いた。

「あ、サキサキ、ありがと。お礼と言ったらなんだけど、良かったら私の身体、足置きに使う?」

 ごほっと飲みかけていたペットボトルのお茶を吹き出しそうになる川崎。
 そのあとジト目で俺を見るが、俺は慌てて首を振った。何も言ってねえって!

「どうしたの?」

「いや…………海老名、それ八幡に言わされてんの?」

「え、何で?」

 きょとんとするその表情に川崎は溜め息を吐く。
 うむ。昨日の俺の説が証明されて何よりだ。とりあえずドヤ顔を川崎に向けておこう。

「くっ、ムカつくねその顔…………二人とも、今からお仕置きするよ」

「「はい!!」」

「何でそんな嬉しそうなのさ…………」

 俺はともかく海老名さんはノリだろう。足置き関連の説明もしてないし。
 が、ハモるほどのいい返事の前に川崎はこめかみを押さえる。
 俺たちはベッドの上で正座をしながら川崎を待つが、残念ながらお仕置きは諦めてしまったようだ。
 呆れた表情で羽織っていたバスローブを脱ぎながらベッドに上がってくる。
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/12/09(水) 19:23:29.63 ID:r0E5dlp2O
「でもさすがにあの短時間で三回も出したからまだ元気ないみたいだよ」

 海老名さんはそう言って俺の下半身を見る。
 それはインターバルあったうえに耳掻きやらの癒しタイムだったからな。ちょっとの刺激だけですぐに立つ。

「そんなもんあたしが一言言えばすぐに大きくなるよ」

 川崎が俺の肩に手を置き、耳元に口を寄せる。
 そこから囁かれた言葉が俺の脳を刺激し、下半身に血流を集めた。

「八幡。あんたのチンポであたしのおまんこの奥を突いて、美味しい精液でお腹の中を満たしてほしいんだけど」

「…………っ!」

「もちろんキスしながら、舌擦り合わせて絡めながら、ね?」

「うわ……一瞬でこんな大きく…………」

 海老名さんが俺の肉棒の変化に驚愕する。
 川崎が満足そうに微笑み、ベッドに寝転がりながら脚を開いた。

「ほら、あたしのおまんこ、八幡のチンポ欲しくてもうこんなに濡れてる。きて…………」

 両腕を広げて俺を誘う川崎。
 もちろん逆らうことなく俺は川崎に覆い被さり、唇を合わせながら肉棒を秘口に押し当て、そのままゆっくりと埋めていく。
 大量の蜜を溢れ出させているそこはほとんど抵抗なく俺の肉棒を受け入れたが、奥まで挿入された瞬間にぎゅううっと全方位から締め付けてくる。
 …………嘘だろ? ついさっき連続であれだけ出して、精力回復や増強もされてないのに、早くも射精感が込み上げてきた。
 まあそれは仕方ない。むしろ川崎の中が気持ち良すぎるのが悪いんだ。
 心の中で責任転嫁をして俺は腰を振って肉棒を出し入れしようとしたが、その前に身体から力が抜けてしまう。
 どうやら絡めた舌から啜った唾液によって脱力の呪いをかけられてしまったらしい。
 何故このタイミングでと思ったが、喋れないくらい効果が強く、俺にはどうすることもできない。

「海老名」

「はっ、はい」

「一人でオナってないで、ほら」

「!? い、いいの?」

「いっぱい舐めてやってよ」
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/12/09(水) 19:24:59.52 ID:r0E5dlp2O
 どうやら海老名さんは自分で慰めていたらしい。って、おい。何を!?
 俺の背中に回されていた川崎の腕が下半身に伸びて尻を掴み、左右に押し広げた。
 そのさらけ出された穴に海老名さんの舌が這う。

「う、あ…………」

 条件反射のように声が出て腰が震える。
 羞恥心込みの快感がヤバイけどマジで恥ずかしい。

「れろ……ご主人様…………お尻の穴、舐めながら…………オナニーさせていただきます…………んっ…………」

 尻に熱い吐息がかかると同時に舌の動きが大胆になっていく。
 散々っぱら舐められたあと、突き出した舌がずぷぷっと穴の中に侵入してき、くいくいと掻き回される。
 ああ。
 出したい。出したい。射精したい。
 海老名さんの舌が直接脳を掻き回しているかのようで、快感が暴れまわる。
 さらに川崎の尻尾が先端で陰嚢を撫でてきて、気が狂いそうなほどだった。

「海老名、八幡そろそろイきそうだってさ。激しくしてやって」

「んー」

 川崎の言葉に海老名さんは呻くように返事をし、舌の動きを大きくする。
 蜜壺の肉棒への締め付けがより一層強くなると共に、尻尾が陰嚢に絡み付いて揉むような動きになる。

「さ、美味しいのいっぱいあたしのおまんこに出しちゃおっか」

 川崎にキスされ、舌を絡められて少し強めに吸われる。
 それと同時に脱力の呪いが解かれ、俺はすぐに亀頭を子宮口にぐりぐりと押し付けた。
 あ、あ、出る、出る…………。
 尻の穴を舌で掻き回されながら、陰嚢を尻尾で揉まれながら、舌を絡める激しいキスをしながら、子宮口に亀頭を吸われて射精するぅっ…………!

「んうっ!」

 俺はびくんと身体を震わせる。
 出た、出たっ…………!
 射精っ…………精液中出しっ…………気持ち、いいっ…………!
 川崎の肉襞も、舌も、子宮口も、尻尾も、海老名さんの舌も。
 全てが俺に快感を与えて射精を促す。
 まだ、出る…………すげ……いい…………。
342 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2020/12/09(水) 19:26:12.87 ID:r0E5dlp2O
「うあっ…………」

 全て出し切ってぼうっとしながら余韻に浸っていた俺は、海老名さんの舌が抜かれる感触に思わず声をあげてしまった。
 お陰ですっかり意識ははっきりしたが。

「ふふ、いっぱい出たね」

 頑張った御褒美と言わんばかりに川崎が俺の頭を抱き締めながら撫でてくる。
 こんなふうに射精を褒められると心がどんどん堕落していきそうだ。とっくに堕ちきっている気もするが。

「ほら、チンポお掃除してあげるから抜いてこっちに入れなよ。海老名はあたしのおまんこね」

 川崎はそう指示を出して口を開ける。
 俺は言われた通り身体を起こして川崎の中から肉棒を抜き、その口内に差し込む。

「んっ…………」

 唇と舌で綺麗にされ、尿道内に残ったものを吸い出される。
 時折呻くのは海老名さんの舌が秘口周りを這っているせいだろうか。
 終わった頃にはやはり変わらない固さを保ったままの肉棒がそそりたっていた。

「まだ頑張れそうだけど体力的には少しキツいでしょ? 少し休もっか」

「そうしようよ。私も八幡くんのお尻舐めながらのオナニーが気持ち良すぎて下半身がくがくー」

 確かに海老名さんの足の動きが少々覚束ないようだ。
 俺もさすがにちょっと疲れた。

「じゃ、一眠りだね。起きたらお昼ごはんにしよ」

「うん。三大欲求を満喫しちゃお」

 俺は二人の間に寝かされ、それぞれに腕枕をする形で左右から身体を寄せられる。
 これじゃ寝れるものも寝れないじゃないかと思ったが、すぐに聞こえてきた二人の寝息に釣られるように俺もいつの間にか夢の世界に落ちていった。
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/09(水) 20:04:26.46 ID:cZ7pr/GVO
乙です
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/10(木) 19:55:10.89 ID:aannCLRx0

海老名さんいいわぁ
345 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/01/08(金) 12:42:32.77 ID:bK/yOKitO
 この二人の場合、目を覚ましたら何かしら悪戯されていた、というパターンは多い。
 しかし今日は俺が目覚めてもまだ眠ったままだった。
 とはいっても左右の腕も足もがっちりとそれぞれ二人にホールドされていてろくに動けない。
 押し付けられる柔らかい感触から逃げる気もないが。

「……………………」

 右を見ても左を見ても全裸の美少女である。俺は改めて今の状況と幸運を噛み締めてしまう。
 ほんと、人生ってわからねえもんだな。去年の俺に言っても絶対信じてもらえないぞこれ。いや、今だって夢じゃないかと疑うこともあるが。
 しばらくすると川崎も目を覚まし、俺と視線が合う。
 ぎゅ、とより強く抱き付いてきつつ手を俺の肉棒へと伸ばす。
 当然のようにそれは肥大化しており、確認した川崎はくすりと笑いながら陰茎を指先で撫で始めた。
 快感で身動ぎしたせいで海老名さんも目を覚まし、状況をすぐさま把握したようで、同じように指先で陰嚢を撫でてくる。

「う、あっ…………」

 思わず声が漏れ出てしまう。
 両手両足ともしがみつかれているので抵抗もできない。する気もないけど。
 指先だけから掌で。
 そして撫でるだけから揉むような動きに変化していく。
 それに合わせてつい腰が動いてしまい、しごかせるような動きになる。

「ふふ、気持ちよさそうだね。今回はおまんこやおっぱいじゃなくて手で出しちゃう?」

「あ、あ…………ま、待って、待ってくれっ」

 俺が情けない声で懇願すると二人の手の動きが止まる。
 魅力的な提案ではあったが、それよりも…………。

「…………ん、顔がいいの?」

 言い澱んでしまったが、川崎が目線で察したのか聞いてきて、俺は躊躇いがちに頷く。
 さっき二人に顔でされたのが忘れられず、あのまま射精してみたいという欲求が燻っていたのだ。

「どうする? このままあたしたちがする? それとも立ってする?」

 あっさりと俺の要求は受け入れられ、むしろやり方を尋ねられた。
 俺が無言で立ち上がると、二人は心得たようにすぐに俺の肉棒の前に座って顔を寄せる。
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/01/08(金) 12:43:15.48 ID:bK/yOKitO
「ほら、どうするか命令してもいいし自分で好きなように押さえ付けたりしてもいいよ」

「八幡くん、私の顔、好きに使ってぇ…………」

 そう言われて俺は半分ほど理性が飛び、二人の後頭部に手を回して二つの唇で肉棒を挟み込む。
 そのまま腰を前後に振って、しごかせるように動く。

「うっ…………し、舌っ……口開けて、舌出してくれ」

「ん……」

「んー……」

 二人が言われた通りにし、舌と唇が激しく肉棒を這う。
 唾液が絡みながら時折吸われ、油断するとすぐに達してしまいそうだ。
 一旦動きを止めて一息ついたところで、川崎が顔の方向を変えて頬を肉棒に押し付ける形になる。

「これもいいんでしょ? ほらほら」

「えへへ、マーキングマーキング」

 海老名さんも便乗して二人でごしごしと頬擦りをしてきた。
 ヤバいヤバい!
 出る、出る!

「うあっ! あっ! あっ!」

 俺は堪える暇もなく二人の顔によってあっさりと射精まで導かれてしまう。
 とっさに川崎が亀頭を包むように手を添えたので精液が飛び散るようなことはなく、どぷどぷとその柔らかな手のひらに放たれる。
 全て出し終わったあと、俺は押さえていた二人の頭を解放して大きく息を吐いた。

「どう? あたし達の顔、気持ち良かった?」

「ああ……すっげ、良かった…………」

「だよねー。サキサキの手にすごいいっぱい出てるし」

「飲む?」

「うん」
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/01/08(金) 12:43:46.61 ID:bK/yOKitO
 短いやり取りのあと、海老名さんは川崎の手に溜められた俺の精液を舌で掬い取り、喉を鳴らして飲み込んでいく。
 そして川崎は射精を終えたばかりの肉棒を口内に含み、お掃除をし始める。
 尿道内のを吸い出される快感は何度やられても慣れることはなく、つい呻き声をあげてしまう。

「ん、ごちそうさま。美味しかったよ」

「八幡くん、お疲れさま」

「……………………おう」

 俺は短く返事をし、その場に座り込む。
 さすがに少し足がガクガクしている。

「さて、そんじゃそろそろお昼ごはんにしよっか」

「そうだな」

「そだねー。たんぱく質はもうたっぷりいただいたけど」

「なにエロ親父みたいな下ネタ言ってんのさ」

 俺たちはベッドから下り、備え付けのバスローブを羽織った。
 下着はつけていないのでチラチラといろんな物が見えそうで、つい目線をやってしまう。
 それに気付いた川崎はギリギリ見えるか見えないかくらいまで裾や襟を捲ったり拡げたりと俺を挑発する。
 あの。やっと落ち着いた下半身がまた反応してしまうんで止めてもらえないですかね。
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/01/08(金) 12:44:16.31 ID:bK/yOKitO
 持ち寄った昼食を摂り、片付けたあと川崎と海老名さんはベッドでごろごろしている。
 俺はソファーでソウルドリンク、いわゆるマックスコーヒーを飲んでいた。

「サキサキのごはん美味しかったー。料理の腕前も半端ないよねー」

「見栄えのするものやお菓子とかはそんなに得意じゃないけどね。家の手伝いしてるし、まあ慣れかな」

「家事以外に弟妹のお世話もしてるんでしょ? ほんとすごいなあ…………」

「大変と言えば大変だけど好きでやってることだしね。予行演習だと思えば苦にならないさ」

「予行演習? 何の?」

「八幡と結婚して子供生んだ後の話」

 それを聞いてコーヒーを噴き出しそうになってしまう。
 いやいやいやいや、何言っちゃってるの川崎さん!?

「け、結婚って…………」

「この間さ、八幡に…………むぐっ」

 俺は慌ててベッドに駆け寄り、川崎の口を手で覆う。何で平然とそんなこと話してんだ!?
 目が笑っていてからかっているのはわかるが、恥ずかしいのでマジやめて。

「ふふ、情熱的だね」

「え、あ」

 ベッドの上で押し倒し、口を手で塞ぐ。
 端から見れば強引にコトを及ぼうとしているふうに見えなくもない。
 俺は慌てて離れようとするが、その前に川崎はバスローブをはだけさせて胸をさらけ出す。
 揺れるその双丘を目にして一瞬動きが止まり、その隙に抱き寄せられて身体の位置を入れ替えられた。
 半裸、というかほぼ全裸の川崎にのし掛かられながら見下ろされる。

「ん…………ふふ、大きくなったのがおしりに当たったよ」

「あ、う…………んっ」

 俺が何か言う前に唇が合わさって舌で口内を蹂躙される。
 能力も使われていないのに身体の力が抜けていく。
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/01/08(金) 12:44:46.77 ID:bK/yOKitO
 絡め取られた舌が吸われて引っ張り出されたところで一旦川崎は唇を離す。

「ほら、海老名も来なよ」

「え、い、いいの?」

「今さら遠慮するものでもないでしょ」

 川崎の呼び掛けに海老名さんは眼鏡を外してこちらに顔を寄せる。
 三人で舌を突き出して激しく擦り合わせ、唾液を啜った。
 互いのバスローブに手をかけて脱がせ合い、舌だけでなく身体も密着させて直に体温を伝えていく。

「はあ…………頭、くらくらする…………キスだけで、イっちゃいそう…………あんっ!」

「おまんここんなに濡らしてる。指があっさり入っちゃった」

「あっ、やあ…………指じゃなくて、八幡くんのおチンポがいい…………」

「ふふ、だってさ八幡。使わせてやんなよ」

「あ、ああ。姫菜、俺のを姫菜のまんこで気持ち良くしてくれよ」

「は、はいっ…………」

 海老名さんの局部を指でいじっていた川崎が一旦俺の上からどき、海老名さんが騎乗位の体勢で俺にまたがる。
 肉棒に手を添えて自らの秘口に押し当て、ゆっくりと沈めていく。

「はあっ……はあっ…………おチンポ…………気持ちいい…………」

 海老名さんは腰を上下させてずぷずぷと肉棒を出し入れさせる。
 自ら動かなくとも肉襞に擦られるのは気持ち良い、が。

「海老名、知ってるでしょ。八幡はチンポの先っぽをおまんこの奥でぐりぐりされるのが好きなのさ。ちゃんと一番奥まで突っ込ませないと」

「っ…………で、でもっ…………刺激強すぎて、壊れちゃいそうで…………」

「知らないよそんなの。チンポ使わせてやってる時点であんたの要望は叶えたんだから、あとはしっかりオナホールとしてのお役目を果たしな」

 川崎はそういって海老名さんの腰に手を添え、背中にのし掛かるように体重をかけた。
 ずんっ、と肉棒がより深く挿入され、子宮口まで到達する。
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/01/08(金) 12:45:13.76 ID:bK/yOKitO
 海老名さんは感極まった声をあげるが、川崎は容赦なく身体を揺すり、海老名さんに更なる快感を与えていく。

「ほら、腰振って。ご主人様の精液をおまんこにくださいって言いなよ」

「あっ! あっ! 精液っ! ご主人様の精液くださいっ! おまんこオナホに、中出ししてくださいっ!」

 是非もない。
 すでに限界まで快感を与えられていた俺はベッドのスプリングを利用して下から幾度も突き上げる。
 達する直前に海老名さんの最奥部に亀頭を押し付け、遠慮なく思うがままに射精した。

「あはあっ! 出されたっ……! ご主人様のおチンポでイかされながら中出しされたぁっ…………」

 俺は射精するたび、海老名さんはそれを受け止めるたびに身体を痙攣させ、快感にうち震える。
 全て出し切った頃には海老名さんは全身を脱力させ、俺の方に倒れ込んできた。
 それを受け止め、お礼代わりに軽く頭を撫でてやると、ほう、と溜め息を漏らす。

「ね、八幡くん」

「あん?」

「あのさ、変なおクスリとか使ってないよね?」

「何だ突然? 何でだよ」

「だって、おかしくない? いつまで経っても慣れないくらい気持ちいいし、全身すごい敏感になっちゃってるし」

 実は心当たりがないわけでもない。
 いやまあ川崎の、サキュバスの能力なんだけど。

「ちょっと妄想すると、すぐ暴走しちゃうし…………」

「「それは元から」」

 おお、突っ込みがハモってしまった。
 川崎が苦笑いしながら続ける。

「ただ単に海老名がとんでもなくエロいってだけでしょ。思考も身体も性癖も」

「それはまあ否定しないけど…………」

「それより八幡のチンポお掃除フェラするから早くどきなよ。そんで今度はあたしのおまんこの奥でぐりぐりするんだから」
351 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/01/08(金) 12:45:41.76 ID:bK/yOKitO
「んんっ……! 嘘……おチンポ、また大きくなってびくんってした…………」

「ほら、八幡のチンポがあたしのおまんこ待ちわびてんのさ」

 川崎の言葉に肉棒が反応してしまったうえに、即座にバレた。いや、隠すことでもないんだけど。
 海老名さんの中から抜かれると、すぐに川崎の口内にくわえられ、舌と唇を使ってじっくりと丁寧にお掃除される。
 ヤバい。情けない声が出そう。
 俺は咄嗟に海老名さんを抱き寄せ、胸の突起に吸い付く。
 が、その行動がよくなかったのか偶々か、肉棒から感度上昇と精力回復を付与されてしまう。

「ん、うっ…………」

「ふう、もうチンポこんなに固くて大きい…………入れちゃうからね」

 川崎は海老名さんと同じように俺の身体を跨ぎ、肉棒を体内に呑み込むべくゆっくりと焦点を合わせて腰を下ろしていく。
 一番奥まで到達した瞬間、子宮口が亀頭に吸い付き、早く精液を飲ませろと言わんばかりに快感を与えてくる。
 もちろん先っぽだけでなく、襞が全体を締め付けながらうねっているし、数ヶ所で不規則に特に強く締まるのがヤバい。
 これで腰を振ったりして擦られていたら一瞬で射精していたに違いない。
 むしろそうしない理由は何だと川崎の顔を窺うと、子宮口を突かれたせいか蕩けきった表情でだらしなく口を開けていた。
 そりゃそうか。川崎にとっても弱点だもんな。

「……………………」

 その淫靡な表情は海老名さんにも、誰にも見られたくない。
 俺が海老名さんの頭を掴んで自分の胸に寄せると、海老名さんはすぐに察して俺の乳首に舌を這わし始める。
 顔を上げないよう片手で押さえ付け、もう片手を川崎の胸に伸ばしてそれを揉みしだく。
 俺も川崎も腰を動かすことはなかったが、それでも少しずつ快感はどんどん高まっていく。
 あ、ヤバいヤバい。もう、出そう。
 そろそろ堪えるのも限界な頃、海老名さんが俺の乳首を強めに吸ってきた。
 それを皮切りに俺は射精へと導かれ、全身が快感の波に包まれる。

「うっ! うあっ! ああっ!」

「んっ! 来たぁっ! 八幡の精液! 奥ぐりぐりされてっ!中出しイき、いいっ!」

 川崎の中で大量の精液を放ち、それを受け止めた川崎が絶頂に達した。
 俺は腰を突き上げて子宮口に亀頭を押し付けながら射精し、川崎はそのたびに身体を痙攣させながら仰け反らす。
 うああ…………気持ちいい…………。
 意識……遠くなりそう…………。
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/08(金) 19:59:51.56 ID:8/118uWvO
ふぅ
乙です
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/09(土) 17:46:20.35 ID:e+NRO47T0

エロすぎて抜くのが追い付かない
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/09(土) 23:18:21.16 ID:TKRbyA1Co
更新おっおっ
355 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/01/24(日) 20:25:16.02 ID:QdwuSFalO
 達し終わって大きく息をしながら余韻に浸っていると、川崎も落ち着いたのか振り乱した髪を整えながら掻いた汗を拭う。
 今度は海老名さんがお掃除をしようと結合部付近に顔を寄せてくる。
 川崎は苦笑しながら腰を上げて肉棒を抜き、すかさず海老名さんはそれを咥えて体液を舐め取っていく。
 そのお掃除が終わったあと、俺達は並んでベッドに寝転がった。

「っはー…………満足したぁ…………」

 海老名さんがぐうっと伸びをしながら呟く。
 川崎がその様子を見つつ俺に身体を密着させてくる。

「海老名はああ言ってるけどあんたはどう? 騎乗位じゃなくて、もっと自分で思う存分腰振って射精したいとかはない?」

「あー、そうだな…………」

 そんな会話のあと、二人で海老名さんを見る。
 視線に気付いた海老名さんは慌ててベッドの端まで後ずさった。

「いやいや、無理無理無理無理」

「でもご主人様に逆らうとお仕置きが怖いよ?」

「あ、う…………」

 しばらく絶句した海老名さんだったが、川崎のにやけた表情に気付いてむくれた顔に変わる。
 俺もにじり寄る振りを止めた。

「ちょっと、からかうなんてひどくない?」

「ふふ、悪かったね。でもまだ八幡は全然余裕で頑張れるよ」

「え」

 いや、別に余裕ってわけじゃないからね。確かにまだ可能だけれども。
 襲われる心配はなさそうだと判断したのか、海老名さんは再び俺に身体を寄せてくる。
 俺は左右に腕を伸ばし、二人に腕枕をする体勢になった。

「ま、今日の目的は充分に達成できたかな」

 海老名さんの不満を解消する。それが本来の今日の目的だった。
 途中ですっかり忘れていたけども。
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/01/24(日) 20:26:08.28 ID:QdwuSFalO
「でもやっぱ私一人じゃ耐えられないなあ。ていうかサキサキと二人でもいっぱいいっぱいかも」

 それは多分川崎も海老名さんを攻めてるからだと思うんだが。
 川崎はサキュバスとしてのエネルギーを得るために相手を気持ち良くしているからな。快感が強いほど良質のエネルギーらしいし。
 まああえて反論はしない。隠れ蓑くらいにはなってやろう。

「何ならもうやめとく?」

「やめないってわかってて聞いてるよねそれ」

 くすくすと笑う川崎に憮然とする海老名さん。
 が、すぐに表情を変えて俺の方を向く。

「飽きられないように努力するからこれからもよろしくね」

「努力って、何だよ?」

「んー、スタイル維持とか、好みのプレイとか」

「好みとか言っても俺は別に特殊な性癖してないぞ」

「え、でもコスプレエッチとかハメ撮りとか好きでしょ?」

「誰がいつそんなこと言った?」

「じゃ、想像してみてよ」

「想像って…………」

「看護士さんの格好をしたサキサキに『おチンポ腫れてますね。今治療しますので』って言われたり」

「っ……!」

「ビデオカメラ持ってるサキサキにおチンポ踏まれて『何こんなに大きくしてんの? あんたの恥ずかしいとこ、全部撮ってるよ』って言われたり」

「…………!」

「どうかな……って」

「ちょっと八幡、なんでチンポ大きくさせてんのさ…………」
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/01/24(日) 20:26:47.68 ID:QdwuSFalO
 いや、海老名さんに言われたことを想像したら下半身が勝手に。
 というか相手が川崎だからなのであって、そういうプレイ自体を積極的にしたいわけじゃない。

「そういえばあたしのエロ画像見ながらオナったこともあったもんね。新しいオカズ提供のために今度やってみる?」

「初めてヤった時は色々私を撮ってくれたでしょ。スマホでもいいから撮りながらしてよ」

 それは今までもやったことはあったと思ったが、大半は事後だったかな。
 というか海老名さんを攻めている時ってだいたい俺も川崎に攻められてたりするし、あまり余裕もないのだが。
 しかし二人は結構乗り気なようで、もう次回の計画を立てたりしている。
 こうなるともう俺に反論の余地はなく、されるがままに流されるのみだ。
 そしてやはり体力を消耗していたのか、二人の会話をBGMにいつの間にか俺は寝入ってしまっていた。
358 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/01/24(日) 20:28:02.60 ID:QdwuSFalO
 目を覚ますと二人も寝息を立てていた。
 ていうか腕を組んできている川崎はともかく、海老名さんはなんで俺の足にしがみついているんだ…………?
 そして気怠い下半身と体力で察する。これ、寝ている間に二、三発くらい搾り取られたな。
 川崎専用の精液製造器としては別に不満はないが。

「……っと、そろそろ起こさないとヤバいか」

 時計を見ると、後始末のことを考えたらそんなに余裕があるわけでもない時間だ。
 俺は二人を揺すって起こす。
 順番にシャワーを浴び、身嗜みを整えてホテルを出た。

「はぁー、充実した一日だった」

 海老名さんが満足そうに呟く。
 川崎も似たような表情で御機嫌のようだ。
 一方俺は精力回復まで使われていたようで体力が回復しきれておらず、少し足元がふらつく。辛いと言うほどでもないので誤魔化す必要はないが。
 ちなみに寝ている間に何をされたかは聞いていない。あの場でまたエロい事を言われたらさらに延長戦しかねなかったからな。

「じゃ、今日はありがとうね」

「ん、また学校で」

 海老名さんが手を上げ、川崎がそれに返事をする。
 …………って。

「おい、葉山や三浦たちはいいのか?」

「「あっ」」

 二人して忘れていたらしい。マジか。
 余計なことを言わなければ面倒を回避できたのか。しまった。
 慌ててスマホを取り出した海老名さんはなにやら連絡をしていた。
 しばらくして俺らに振り向き、確認してくる。

「夕ごはん一緒に食べようって言ってるけど、サイゼでいい?」

「サイゼなら構わないぜ」

「あたしも大丈夫。今日は遅くなるって言ってあるし」

 返事を聞いた海老名さんは再びスマホで連絡をし、俺達は揃って指定のファミレスへと歩き出した。
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 22:00:34.59 ID:CE1X9g1NO
乙です
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 13:46:31.51 ID:z1A1KbuoO
おつ
なにげに会話劇も楽しみにしてる
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 13:48:12.41 ID:z6VcoIeyo
おつおつ
ちなみに過去のスレ分ってまとめてどっか投稿されてたりする?
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/28(木) 19:52:28.41 ID:bwWXV0BUO
まとめサイトってことか?
完結してないから無いんじゃない?
363 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/02/25(木) 22:12:02.30 ID:sK93XjMSO
 そろそろ目的地が見えてくるか、というところで海老名さんがスマホを取り出す。
 たぶん三浦あたりから連絡が来たのだろう。

「優美子たち今お店に入ったとこだって。席取ってあるみたいだよ」

「そうか」

「あ、それでね、男女別でお話したいらしいから私とサキサキと優美子ってのと、八幡くんと隼人くんのグループね」

「……………………」

 俺と川崎が同じタイミングで回れ右をするが、すかさず海老名さんは俺達の腕を掴んで逃がさないようにする。
 いやいや、葉山と二人でってどんな罰ゲームだよ。え、むしろ俺を相手にする方が罰ゲームだって?
 そんな過去の黒歴史は忘れた。

「はいはい、さっさと行くよー」

 一応約束した以上無理に抵抗するのもあれだし、おとなしく海老名さんに引きずられる。
 川崎も似たようなもので、いまいち気が乗らないようだ。なんだかんだこいつも人見知りだしな。サキュバスになってもそれは変わらない。
 …………俺がいるかいないかでこうも変わるのは何となく嬉しい気がするが。
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/02/25(木) 22:13:01.61 ID:sK93XjMSO
「やあ」

「…………おう」

 俺が近付くと爽やかなイケメンが笑顔で手を上げる。
 言うまでもなく葉山だ。

「まだ何も注文してないけど俺はもう決めてある。ほら、メニュー」

「いや、大丈夫だ。店員呼ぶぞ」

 そう言って俺は呼び出しベルを押す。
 葉山は怪訝な顔をしているが、やってきた店員に淀み無く注文する俺に少し驚いたようだ。
 俺くらいのサイゼリストになればメニューを暗記していることなんて当然なんだがな。
 ドリンクバーで飲み物を用意し、二人とも腰を落ち着けたところで早速葉山が切り出してくる。

「ちょっと聞きにくいことを聞くかもしれないが…………」

「気を使うほどの仲でもないだろ俺らは」

「そうか、気の置けない親友だと思ってくれているのか」

「おい待てふざけんな」

 葉山の薄ら笑いに俺は突っ込みを入れる。
 何で俺みたいなのがお前のような陽キャと親友にならねばならんのだ。

「俺はそれなりに比企谷を気に入ってるんだけどな…………まあそれはともかく」

 葉山はぎゅっと真面目な表情になる。
 俺も茶化す雰囲気を潜め、居住まいを正した。

「大事なことから聞いておく。姫菜を泣かせたりはしてないか? ああ、もちろん下ネタ的な意味じゃないぞ」

 後半でいきなり雰囲気ぶち壊してんじゃねえよ。
 お前そんなキャラだっけ?

「姫菜は性格や趣味嗜好があれなところもあるが、大事な仲間だしな。不幸な目にあっているならどうにかしたいと思っている」

 そんで突然真面目に戻るな。
 突っ込んでいいかわかんねえよ。
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/02/25(木) 22:13:57.74 ID:sK93XjMSO
「あー…………とりあえず今の状況は海老名さんが自分で望んでる通りなはずだ。本人にも確認してもらっていいが」

「そうか…………で、だ」

 ずいっと葉山はこちらに身体を乗り出してくる。
 テーブルを挟んで対面に座っているからそれほど近くなったわけではないが、少し声を潜めながら聞いてきた。

「どっちが本命なんだ? 両方か? それとも身体だけの関係だったりするのかい?」

「おい、さっきからキャラがブレてねえか? そんな興味津々な表情してんなよ」

「らしくないのは認めるが…………わかるだろ? こんな会話できる相手なんていないし、少しテンションが高くなっているんだ」

 確かにわからないでもない。葉山の周囲、というかうちの学校は男女とも外見レベルが全体的に高めな割に恋人持ちが多くない。
 こそこそ男同士で集まってエロ話をすることはあっても実体験の話などなかなかする機会はないだろう。
 いつもクールぶっている葉山も健全な男子高校生だったというわけだ。

「まあ意外と言えばお前が三浦とそういう関係だってのも意外だな。そんな素振りは見えなかったと思うが」

「あー……いや、元々そんなつもりはなかったんだ……………………だけどな」

「別に言いたくなければ言わなくていいぞ。聞きたいとも思わんし」

「ある日カラオケに行こうって集まりがあったんだが」

「言いたいのかよ」

「ちょっとみんな都合が悪かったり用事があって途中で抜けたりしてさ」

「腹減った。ミラノ風ドリアまだかな」

「その日の優美子はいつもより少し大人っぽくて」

「ガムシロたっぷりのコーヒーうめぇ」

「おい聞いてくれ比企谷」

「おかわりどうすっかな。たまにはコーヒー以外でも…………」

「部長会議の時に活動記録としてスマホで撮った写真に戸塚が写っているんだが」

「話を聞こうじゃないか。相談事とかもあれば遠慮するな。一応これでも奉仕部在籍だからな」

「君のその変わり身の早さには感心するよ」
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/02/25(木) 22:14:46.85 ID:sK93XjMSO
 そこまで話したところで注文したものが届いたので、一旦話を打ち切った。店員に聞かれるのは気まずい。
 ドリアはまだ熱いのでハンバーグを切り分けつつ、店員が近くにいないのを確認してから話を再開する。

「で、何だっけ? いつもと違う三浦の色っぽさにムラムラして誘われるままホテルにしけこんで肉欲に負けてヤってしまってそのままずるずると今の関係になってるって話だったか?」

「言い方! しかもまだそこまで話してない」

「違うところあったら訂正してくれ」

「合ってるけどさぁ…………」

 葉山は拗ねたように延々とフォークでくるくるパスタを巻いている。
 なんだろう。こいつこんなに気安く話せるやつだったか? たぶんある種の仲間意識が働いているのだろうけど。

「ちゃんと正式に付き合ってんのか?」

「ん、ああ。ちょっと順序が逆だけど、ホテルでコトが終わったあとにね」

 その辺は俺も似たようなものかもしれない。
 むしろ俺の方が特殊な事例だろう。当たり前だが。

「本当は高校時代には彼女なんて作らないつもりだったんだけどな」

 作れない、ではなく、作らないというあたりモテ男の余裕を感じる。
 昔の俺なら脳内でぶん殴ろうとしてカウンターくらってボロボロにされるところだ。あれ、想像でも引き立て役?

「でも、一応秘密にしておいてくれよ。まだ誰にも言ってないんだ」

「ああ。別に言いふらすような相手もいないしな」

「そうでもないだろ。しかもわりと俺達の人間関係って被ってないか?」

「それもそう…………いや違う。お前の繋がりが広すぎてその中に俺の知り合いが含まれてるだけだ」

 奉仕部だってクラスメートだって生徒会だってそうだ。
 広義の意味では被っているんだろうけど、全体量では俺と葉山じゃ比べるまでもないし。
 だからって言いふらすことはないのには変わらないが。
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/02/25(木) 22:16:05.50 ID:sK93XjMSO
「それに多くの女子が騒いだら煩わしいしな。休み時間の寝たふりがつらい」

「寝るんじゃなくて寝たふりなのか…………」

 最近は減ってきてるけどな。
 川崎とか戸塚とか戸塚とか戸塚とか戸塚が話し掛けてくれたりするし。

「でもま、三浦とくっつくってのもそこまで意外じゃない。どっちかと言えば一番可能性高かっただろ」

「ん、まあな。なんだかんだ優美子が一番近くにいる女子だしね。むしろ君の方が意外だよ。改めて聞くけど本命はどっちだ?」

「あー、川崎だよ。俺は川崎とくっついてる」

「まあそうだろうな。聞いておいてなんだけど姫菜ではないと思っていた。姫菜が君に熱い視線を送っていたことなんかないからね」

「それじゃ川崎が俺に熱い視線を送っていたように聞こえるんだが」

「そうじゃないか」

「え?」

「俺もちょっとだけ駆り出された川崎さんに対する奉仕部の活動あっただろう? あの後辺りから少しずつ視線が向き始めていたじゃないか。文化祭以降くらいからは特に顕著に」

 え、マジで?
 しかも他人にバレるくらい?

「あとこの前あった教室で川崎さんが告白された時の出来事、大半は冗談だと思っていたようだけど、俺には本気に見えたし」

 …………あれか。
 今思い出しても少し恥ずかしくなるセリフを川崎は言っていたな。

「だからそれはいいんだ。気になるのはなんでそこに姫菜が絡んでいるんだろうってところだ」

「あー、単刀直入に言うとだな、俺と川崎が校舎の人が来ない場所でイチャついてるのを見られてバラされたくなかったら自分も混ぜろって脅してきたんだ」

「え」

「まあ信じられないだろうけど」

「…………いや、ありそうなことかもしれない。というか姫菜なら何でもありな気がする」

 マジかよ。
 嘘ではないが、そんなあっさり信じられるとは予想外だ。
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/02/25(木) 22:17:20.48 ID:sK93XjMSO
「それより脅されるようなイチャつきって、まさか学校で…………」

「……………………」

 俺が顔を逸らすと葉山は信じられないというような表情になる。
 いやまあ俺も油断していた。まさかあの場所が見つかるなんて思ってなかった。

「もっと周りに気をつけろよ。それとその場所を教えてくれ」

「いやいやお前利用する気満々じゃねえか。目立つやつはリスク高いからやめとけっつうの」

「ちっ」

「舌打ちすんな」

「しかし姫菜がねえ…………迷惑だったら一言言っとこうか? 優美子から」

「自分じゃなくて三浦かよ。まあ大丈夫だ、なんだかんだ楽しんでるからな」

「しかし川崎さんがいい気しないだろう?」

「ん?」

「え?」

「ああ、それなら尚更平気だ。楽しんでるのは俺じゃなく川崎の方だから」

「…………マジか」

「俺は川崎だけで構わないっていうか手一杯っていうか…………でも川崎も楽しそうだし俺も嫌ってわけじゃないからな」

「俺の中の川崎さんのイメージがだいぶ変わったな…………」
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/02/25(木) 22:18:33.35 ID:sK93XjMSO
「まああれだ、俺と川崎の関係は別に隠しているわけじゃないが、わざわざ言いふらすものでもない。ただ海老名さんとかの方は黙ってた方がいいだろ」

「そうだな。ちなみに君と川崎さんの関係を知っている人は他にいるのか?」

「海老名さんを除けば、互いの家族と平塚先生と戸塚くらいかな」

 家族と言っても大志辺りはまだ知らないかも知れないが。
 俺んちはもう両親まで知ってるどころか紹介までしちゃってるし。

「戸塚はともかく平塚先生が意外だな。何か言われてないか?」

「快く祝福してくれているよ」

 嘘ではない。
 それ以上の関係があるだけだ。

「結衣や雪ノ下さんも知らないのか?」

「たぶんな。知ってても聞かれたことはないのでわからんが」

「しかし、そうか…………」

「何だ?」

「いや、何でもない」

 そんな話をしつつ注文したものを食べ終えるが、女子たちの方は一向に話し終わる様子がない。
 声こそ潜めているものの盛り上がっているようだ。

「俺の恥ずかしい話とか暴露されてねえだろうな…………」

「やめろ比企谷、俺まで不安になってきたじゃないか」

「なんだ、恥ずかしい話あるのか?」

「ノーコメントで」

「ほぼ答えじゃねえか」

 そこからもだいぶだらだらと話し、業を煮やした葉山が女子たちの席に行くと、時間を指摘されて皆慌てて帰る準備をし始める。
 どうやら本人達が思っている以上に時間が経過していたようだ。
370 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/02/25(木) 22:20:36.48 ID:sK93XjMSO
 レジで会計を済ませ、店前で解散する。

「ヒキオとは話せなかったし、今度あーしともお喋りしよ。それと、二人のことよろしく」

「あ、ああ」

 別れ際に三浦がそんなことを言ってきて俺は短く返答する。
 川崎とはそんなに相性よくなかった気がするが、随分柔らかくなったな。
 葉山は三浦を送っていき、海老名さんとは駅前のバス停で別れた。俺は川崎を送っていく途中で確認する。

「どんなこと話してたんだ?」

「そっちと大差ないと思うよ。関係とかきっかけとか。秘密を共有してる仲ってことで険悪になったりはしなかったし」

「それなら何よりだ」

「ところで、明日の祝日は暇?」

「俺に川崎以外の用事があると思うなよ。あったらとっくに話してる」

「自慢気に言うことじゃないでしょ…………なら、コブ付きデートしない?」

「コブ付き? …………ああ、京華か」

「うん。明日は京華とあたしだけ予定がなくてね。よかったら一緒に動物園でも行かない?」

「ああ。是非」

 確か県内の学生以下なら無料で入れる動物園だ。俺も小さい頃小町と行ったことがある。
 そこそこ施設も充実していたし、今の俺でも充分楽しめるだろう。

「よかった。じゃ、あとで時間と待ち合わせ時間、連絡するね」

「おう、頼む」

 やがて川崎家に到着し、軽く唇を合わせてから川崎が家に入るのを見届けて俺も帰路に着く。
 そういえば俺たちって普通のデートとかあんましてねえな…………。
 あ、葉山から戸塚の写真もらうの忘れた。
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/26(金) 01:05:08.86 ID:qVHCdi0HO
乙です
エロ以外な会話珍しい
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/26(金) 20:03:26.33 ID:c8l9+MTu0

果たして普通のデートが普通のまま終わるのか
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/26(金) 22:05:59.95 ID:3r4S8Sxho
おつおつ
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/02/27(土) 08:35:51.90 ID:k6PuXpz6O
これ、三浦さんもサキュバスの可能性が微レ存
375 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/03/12(金) 23:55:34.83 ID:Ku68pYgcO
 川崎と二人だけなら自転車でもよかったかも知れないが、京華がいるならバスで移動しようということになった。
 昼食は作ってきてくれるとのことなので、朝飯を食ってしばらくしてから出掛ける準備を始める。と言っても荷物なんて財布とスマホくらいのものだが。
 そろそろ家を出るかという時間になった頃、惰眠を貪っていた両親が起きてきて姿を現した。
 川崎と動物園に行ってくる話をすると、明らかに多すぎる小遣いを渡される。
 いや、それはありがたいんだけど、『一生分の運を使って射止めた女性なんだからどんな手段を使ってでも手放すな』とはどういうことだ。金の力を使えってか?
 まあ何でもいい。まだ俺たちは学生の身。もらえるものはもらっておこう。
 ちなみに補足しておくと、一生分の運を使ったというのはまるっと同意する。
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/12(金) 23:56:08.60 ID:Ku68pYgcO
 待ち合わせ場所に着くと、ちょうど向こうもやってきたところだった。

「よう、おはよう」

「ん、おはよ」

「はーちゃんおはよー」

 もう早くもない時間だが、とりあえず定型文の挨拶をする。
 川崎の荷物を持ってやり、動物園に向かうバスの列に並んで乗り込む。
 そこそこ混んでいて座ることは出来なかったが、ある程度の常識がインストールされている京華ははしゃいだり騒いだりすることもなくおとなしくしていた。
 手間のかかった小さい頃の小町を思い返してみると実に楽だ。お礼というか御褒美に今日はうんと楽しませてやろう。
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/12(金) 23:56:51.52 ID:Ku68pYgcO
 しかし大人しかったのもバスから降りて動物園の入口受付を通るまでで、柵の中で歩いている鹿を見つけた京華はぐいぐいと繋いでいる俺たちの手を引っ張る。

「さーちゃん、はーちゃん、鹿さん! 鹿さん!」

「はいはい、慌てなくても鹿さんは逃げないよ。もう少し近くで見てみようね」

「うん!」

 近くまで寄ってみるとなかなか立派な角を持つ個体もいた。
 その角で客に怪我をさせたりしないためだろう、柵は二重になっていて触れ合う距離までは近付けない。
 それでも京華は目をきらきらさせながら鹿が闊歩する様子を見ている。

「けーちゃん、鹿さんを背景に写真撮ろっか。比企谷、京華を抱き上げてやって」

「お、おう」

 そう言って川崎はデジカメを取り出したが、俺じゃ誘拐犯の写真に見えたりしないだろうか?
 そんな心配をしつつ京華を抱えると、タイミングよく鹿がこちらを向いたので良い写真が撮れたようだ。
 確認するとちょうど京華の腕で俺の顔の大半が隠されており、腐った目もそこまで気にならなかった。一安心。
 まだ入口付近なので入場口がよく見えるが、どんどん新しい客が増えてきている。家族連れだったりカップルだったり。

「京華、よかったら肩車するか?」

「いーの? するする!」

 はぐれにくいようにそう提案すると、京華は喜んで返事をした。
 ひょいと抱え上げて肩車の体勢になると、頭上ではしゃぐ声がする。

「はーちゃんあっち! お猿さんがいっぱいいる!」

「ああ。じゃ、鹿さんにバイバイして行ってみようか」

「うん!」

 京華が鹿に手を振ったのを確認して俺は猿山に向かって歩き出し、川崎は微笑ましいものを見るような表情をしながら俺たちの後を着いてくる。
 うん。たまにはこういうのも悪くない、な。
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/12(金) 23:57:38.34 ID:Ku68pYgcO
 猿から始まり、キリン、象、ライオンなどのメジャーな哺乳類を見ていき、中央の広場に着いた頃にはそろそろ昼食かという時間になっていた。

「お昼作ってきてるから、あの空いてるベンチで食べよ」

「ん、そうすっか」

 京華を頭上から下ろし、備え付けの水道で手を洗ってから皆でベンチに座る。
 川崎が用意したのはおにぎりとおかずの詰め合わせだ。
 京華用に少し小さめのおにぎりもあるのもすごいし、ピクニックみたいにウインナーがタコさんになっていたり卵焼きもわざわざ甘いのと甘くないのと両方あったりする。マジですごくね?

「じゃ、いただきます」

「いただきまーす」

「ん、召し上がれ」

 俺はおにぎりを一つ手に取り、ぱくりとかぶり付く。
 うん、旨い…………いや、ほんとに旨い。早く次のを食べたいのとじっくり味わいたいのの二つの気持ちがせめぎ合う。
 ぎりぎりで後者が勝ち、ゆっくりと咀嚼する。
 言葉にせずともその様子で悟ったか、川崎は少し照れ臭そうに笑った。

「さーちゃんのごはん、今日は特においしー!」

「ふふ、ありがとけーちゃん。よく噛んで食べるんだよ」

「うん!」

 京華もそう感じてるってことは雰囲気や気のせいではないってことか。特別な日だから栄養とか度外視して旨さだけを求めた結果とかだろうか?
 俺はそれらをじっくり味わいながら腹を満たしていった。
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/12(金) 23:58:16.09 ID:Ku68pYgcO
 昼食を終えて後片付けをした俺たちは、今度は小動物触れ合い広場に向かう。
 恐る恐る差し出したニンジンスティックを勢いよく食べていく兎を見て京華は歓声を上げる。
 ペンギンコーナーでは予想外の羽毛の手触りに俺も川崎も驚きの声を出してしまう。
 最後に爬虫類区画を少し怖いので遠目に眺めて動物園を出た。

「京華、楽しかったか?」

「うん! 象さんが大きくてね、兎さんが可愛くてね」

 一緒にいたからわかっているのにそれを懸命に伝えようとしてくるところはやはり子供なんだなと感じる。
 もちろんそれが可愛いし微笑ましいんだが。

「そういやこの後ってどっか行くのか?」

 夕飯までには帰るという予定だったが、それにはまだ早い。
 いや、別にもう解散でも構わないんだが。

「んー、そうだね…………けーちゃん」

「なにー?」

「いつもの温泉、今から行っちゃう?」

「行くー!」

 いつもの温泉、ということは。
 今日は搾精はなしだと思っていたので、俺はごくりと唾を飲み込む。

「あんたもいいよね?」

「ああ、大丈夫だ」

 なんとか平静を装い、バス停でバスに乗り込む。
 まあ確かにいつもなら明日する予定だったし、今日会っているなら今日になるくらい予想できたことだったな。
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/12(金) 23:58:51.43 ID:Ku68pYgcO
 祝日なので、周囲に知り合いがいないかどうかいつもより念入りに確認しながら温泉施設に入る。
 手続きをして脱衣所に入った頃にはもう俺の肉棒は期待で大きくなっており、二人に隠し通せるものでもないので開き直ってさっさと全裸になった。

「はーちゃん、早く早く」

「あ、こら、お行儀悪いよ…………もう」

 同じく手早く服を脱ぎ散らかした京華が俺の手を引っ張り、川崎が苦笑しながらそれをまとめる。
 いつもならちゃんと叱るのだろうけど、今日は仕方ないといった感じだ。
 かけ湯をしたあと京華は俺の肉棒に手を伸ばし、固さを確かめるようにそっと撫で回す。

「んうっ…………」

「はーちゃんのおちんちん、熱くて固い……」

「ふふ、いっぱい飲ませてもらいなよ」

 やってきた川崎も俺の肉棒に触れ、びくっと俺の身体が仰け反った。
 その反応を楽しむかのようにサキュバス姉妹は笑いながら俺の肉棒とその周辺を撫でる。

「さ、けーちゃん、いつもみたいに綺麗にしてあげなよ。また石鹸でぬるぬるのお手々でごしごししてあげちゃう?」

「ううん、今日はねー、京華のベロでぺろぺろして綺麗にするのー」

 そう言って京華は小さな口から小さな舌を出す。
 俺が何かを言い返す前に川崎が俺をひと睨みしてそれを封じた。
 いや、あの、今日は歩き回って汗かいたし、それを舐めさせるのはどうかと。

「ほら八幡、京華が綺麗にしてくれるってさ。嬉しいでしょ?」

 …………御主人様にそこまで言われたらもはや断ることも出来ない。
 俺は京華に向き直る。

「京華、その小さくて可愛い舌で舐めてくれるか?」

「うん! おちんちん綺麗にして、いっぱい気持ちよくしてあげるー」

 京華は仁王立ちする俺の前に来て肉棒に顔を寄せ、舌を這わせ始める。
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/12(金) 23:59:22.86 ID:Ku68pYgcO
「う、あ、あ」

「こら、けーちゃん、サキュバスの能力ばかりに頼ってちゃダメ。最初くらいは手とベロだけで気持ちよくしてあげなさい」

「ん、はぁーい」

 いきなり能力を使われまくって精力増強されたり感度上昇されたりで俺は思わず呻いたが、すぐに川崎が止めてくれた。
 京華はちょっとだけ拗ねた返事をしたあと、能力を解除して再び肉棒に舌を這わせていく。
 すぐに達することはなくなったが、一度精力増強されて作られた精液は消えるわけもなく、早く外に出たいと精巣内で暴れまわる。
 それを知ってか知らずか京華は根元から陰嚢の方へと舌を移動させていく。
 玉を頬張られて吸われる快感は何度されても慣れることはなく、足をがくがくさせながら俺は身体を仰け反らせた。

「はーちゃん、京華の玉舐め、気持ちいーい?」

「ああ……すっげ…………気持ちいいぜ」

「じゃあ、頑張ったごほうびに、はーちゃんの精液飲ませてくれる?」

「お、おう。えっと、直接飲むか?」

「うん! あー…………」

 元気よく返事をし、京華は大きく口を開けて肉棒の先端を含む。
 大きく、といっても元が小さいので咥え込んだりは出来ないのだが。
 ぺろぺろと亀頭に舌が這わされるが、まだすぐに射精するほどでもなく、ただ快感を甘受する。
 なのに京華は口を離して突然とんでもないことを聞いてきた。

「はーちゃん。はーちゃんは京華がおちんちん舐めてるとき、さーちゃんに何をされたら嬉しい?」

「……!?」

「ベロ絡ませながらのちゅー? お顔をおっぱいでぱふぱふ?」

「そ、そのっ…………」

「けーちゃん、そんなの決まってるでしょ。当然八幡の大好きなアレさ」

 俺が戸惑って言葉が出る前に川崎が代わりに答える。
 アレって何だ、と思う間もなく川崎は俺の後ろに回り込んでしゃがみ、躊躇なく俺の尻に顔を寄せて穴に舌を這わせた。
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/12(金) 23:59:49.79 ID:Ku68pYgcO
「あうっ!」

 身体と同時に肉棒も反応し、京華の頬をぺちんと叩く。
 川崎は容赦なくぐいぐいと舌を中まで押し込む。

「あは、はーちゃんの顔、気持ちよさそう。京華も頑張るから、精液いっぱい出してー」

 そう言って京華は再び亀頭を咥えて舌を這わせ始め、尿道口を的確に刺激しながら肉棒を両手でしごき、射精に導こうとする。
 川崎は穴の中を舌でかき回し、陰嚢を激しく揉みしだく。
 サキュバス姉妹に前後の穴を舌でほじくられ、肉棒をしごかれながら陰嚢を揉まれる。こんな刺激に耐えられるわけがない。
 俺は一瞬で射精まで持っていかれ、声が出ない程の快感に打ち震えながら京華の口内に精液を吐き出した。
 昨日あんなに出しまくったのに、何日溜めたんだと思われるほどの量が出て、京華はそれを飲み干していく。

「んっ…………んっ…………」

 懸命に手を動かしながら喉を鳴らし、射精が終わったあとも尿道内のを吸出してお掃除を終えるまで口を亀頭に付けっぱなしだった。
 ようやくそれが離れたと同時に川崎も後ろの穴から舌を抜き、俺はその場にへたりこんでしまう。

「はあっ…………はあっ…………すげ……気持ち良かった…………」

「はーちゃんの、おいしかったー」

「よかったねけーちゃん。どうする、おかわりする?」

「いいの? するー」

「え? ちょ、ちょっと待っ…………んぐっ……」

 反論する前に川崎が俺の頭を抱き抱え、豊満な胸で口を塞がれてしまう。
 達した直後で力が入らない状態でははね除けることもできず、抵抗する気力も奪われる。
 京華が再び亀頭を咥えた瞬間、川崎の尻尾が肉棒に絡み付き、しごきながら強制射精の能力が使われた。
 さっきので溜まったものは全部出したと思ったのにまたもや大量の精液が放たれて京華の口内に飛び散っていく。
 やべ…………あたま、イっちまいそう…………。
383 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/03/13(土) 00:00:18.62 ID:fs4k0tLiO
「ふう…………」

 あー……お湯が気持ちいい。
 さっき京華に二発分、そのあと川崎に一発搾り取られて疲れた身体に染み渡る。
 京華はお湯をぱちゃぱちゃと跳ねさせて遊んでいて、川崎はそれの相手をしていた。
 元気だなと思ったが、よく考えたらエネルギーを摂取したばかりなので当然と言えば当然か。
 充分暖まってから湯船を出て、能力で水分を弾いて服を着る。
 コーヒー牛乳をみんなで飲んでから温泉施設を出ると、そろそろ帰宅時間になる頃だった。

「じゃ、送っていくぜ」

「大丈夫? 疲れてない?」

「まあ平気だ」

 少しだけ足がふらついていたが、そこまで気にするほどのものでもない。京華を真ん中にして三人で手を繋ぎ、川崎家に向かって歩き出す。
 他愛もない話をいくつかしているとやがて川崎家が見えてきた。京華を家に入れたあともう一度川崎が出てくる。

「今日は、ううん、いつもかな。ありがとうね」

「こっちこそ、な。畏まって言われるほどでもないぜ」

「ふふ、そうだね。でもちょっと搾り取り過ぎちゃったかな? 今週は週末までナシで」

「ええー…………」

「その代わり、今度の土日は泊まり掛けでいっぱいしよ? あたしも予定空けとくから、ね?」

 くすりと笑う川崎に俺は馬鹿みたいにこくこくと頷く。
 二人きりとは言ってないが、それでも楽しみである。まだ連休も明けてないのに、俺はもう週末が待ち遠しくてたまらなかった。
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/13(土) 00:59:20.23 ID:rmL0GXESO
ふぅ
乙です
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/14(日) 06:40:19.30 ID:kSjnPfEo0

ほんと八幡絶倫やな
386 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/03/21(日) 12:14:00.04 ID:f752nLs3O
 翌日。俺はいつものように屋上で川崎と昼食を取っていた。
 昨日のに比べて野菜多めだったが、そこまで気にはならない。味もしっかりしてるしな。
 腹が満たされ、空の弁当箱を回収した川崎は俺に向けて両腕を広げる。

「ほら、昨日のお礼。京華を甘やかしてくれた分、今度はあたしがあんたを甘やかしてあげるよ」

 園児と一緒にしないでほしい。
 なぜなら俺は子供ではあり得ないヨコシマな気持ちを持っているからな!
 胸に顔を埋めるようにもたれ掛かると、川崎は頭を抱き締めて撫でてくれる。
 あー……めっちゃ癒される…………。
 胸の柔らかさに対しての邪念も霧散して心地好さだけが残り、俺も川崎の腰に腕を回す。
 このまま眠れたら幸せだろうなと思ったが、授業をサボるわけにもいかない。
 平塚先生の授業なので二人揃ってサボっていたらバレバレでお小言が飛んでくることだろう。

「そういえば平塚先生から打診があったよ、どうする?」

「どうするって、俺が判断することじゃない。俺は御主人様に従うだけだぞ?」

「たまには自分の意見も言ってみなよ」

「つってもな…………ちなみに平塚先生はどこまでご所望なんだ?」

 三日に一回くらいのペースでやってくる小町みたいに自慰の手伝いで指を貸す程度ならいつでもいいのだが。
 しかし残念ながらそうではないようだ。どうやらがっつりを希望らしい。

「そろそろあたしより大きいおっぱいが恋しいんじゃない?」

「いや、御主人様ので間に合ってるし」

「そう? そういえば最近また少し大きくなったけどわかる?」

「もしかしたら、と思ってたけどやっぱりそうなのか」

「たぶんもう由比ヶ浜より大きいと思うよ、どう?」

「あいつの正確な大きさを知っているかのような前提で話すな」
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/21(日) 12:14:32.94 ID:f752nLs3O
 とりあえず平塚先生に関してはもう一度川崎が話をするということになった。
 放課後。いつもなら野暮用で奉仕部を休むのだが、その野暮用は昨日のうちに済ませてあるので、今日は素直に部室に向かう。
 その旨は由比ヶ浜経由で雪ノ下まで伝えてあるので、顔を見せても特に疑問には思われなかった。
 しかし滅多に訪問者などいないのだから理由なんかなくても少しくらいサボらせてくれてもいいんじゃねえかなあ?
 などと考えつつラノベの新刊を読んでいると、部室のドアがノックされる。あれ、俺フラグ建てちゃいました?
 由比ヶ浜が軽く返事をしながらトテトテとドアに駆け寄って開けると、悩みなんぞなさそうなイケメンが姿を現す。
 なら陰キャぼっちの俺にはかかわり合いのないことだな。

「あれ、隼人くんどうしたの?」

「ちょっと比企谷に男同士の相談があってね。彼を借りても構わないか?」

「へえ、珍しいね。ゆきのん、大丈夫?」

「ええ、構わないわ」

「というわけだ比企谷。少し付き合ってもらえるか?」

「……………………」

「おーい、比企谷」

「……………………」

「…………そういえば戸塚の写真渡してなかったな」

「よし、自販機のとこでも行くか? あそこなら今なら人もそんなにいないだろ」

「ヒッキー…………」

「比企谷くん…………」

 本を閉じて立ち上がった俺に何やらゴミを見るような視線を向ける雪ノ下と由比ヶ浜。
 奉仕部として労働しようという俺に対して向けていい目じゃないぞそれは。
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/21(日) 12:15:10.70 ID:f752nLs3O
「ほら」

「サンキュ」

 俺は葉山が差し出したマッ缶を受け取る。
 いけすかない奴からの施しとはいえマッ缶に罪はないのでありがたく戴いておく。

「相談事のお礼と言ったじゃないか。何だよ施しって」

「高身長イケメン文武両道陽キャが陰キャぼっちに奢るんだ。施し以外の何物でもない」

「卑屈になりすぎだろ…………言っとくけど美少女クラスメート二人と肉体関係持ってる時点で比企谷は相当恵まれてる方だからな」

 葉山は呆れたように言う。
 実際はもうちょっと関係を持ってる相手はいるのだが、わざわざここで言う意味もない。
 マッ缶の蓋を開けながら俺は話を切り出す。

「で、相談って何だよ? 三浦か?」

「よくわかったな」

「むしろ他にないだろ…………倦怠期で別れたかざまあ」

「そんなわけない…………と言いたいが、少しは当たっているかもしれない」

「何?」

 倦怠期と言うには早すぎるだろうから別れるの方か? しかし端から見て問題があるとも思えないのだが。
 雪ノ下にやり込められたイメージが強いが、三浦だって結構な優良物件である。
 外見は言わずもがな、成績だって悪いわけではないし、我が強いが一度懐に入れた相手には面倒見がいいし。少なくともそこら辺の有象無象の女子よりは葉山の隣にいるのに相応しいだろう。

「正直に言うと俺は優美子が好きだしちゃんと大事にしてやりたいと思ってる。ただ、優美子は少し嫉妬深いみたいでね…………」

「ははあ…………束縛してくるのか、不安そうにしてるのか、どっちだ?」

「後者だ、ていうか今のでわかったのか?」

 わからいでか。俺や川崎にはほぼ無用な心配だが、葉山は違う。
 葉山の周りには人が多く集まり、葉山はそれを邪険にすることはない。例えそれが葉山目的で近付く女子相手でもだ。やんわりと窘めたりそれとなく回避することはあっても。
 ひょっとしたらそんな女子たちに奪われてしまうのでは、という不安は三浦がどんなに自信家であっても拭いきれないに違いない。
 そして葉山はそれがわかっていてもなお、自分の葉山隼人というキャラクターを崩すことはない。崩すことはできない。
 それは葉山の美点であり、欠点でもあるのだろう。
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/21(日) 12:15:55.91 ID:f752nLs3O
「同じような立場だったら、比企谷はどうする?」

「まず同じような立場にはならない。俺には群がる人がいないからな」

 同じような立場というならむしろ三浦の気持ちの方がまだわかる。
 相手が優れた異性だという点においては。

「じゃあ例えばだ、例え話として聞いてくれ。仮にだな」

 やたら仮定を強調してくる。
 いいから早く言え。

「雪ノ下さんや結衣が比企谷のことを好きだったとして、川崎さんがそれを不安がっていたら、どうする?」

「……………………」

 まずその仮定があり得ないのだが、もしそんなことになっても今の川崎なら『愛人くらいの立場にならしてあげてもいいんじゃない? もちろんあんたが向こうに本気になったら死ぬ寸前まで搾り取ったあと一生た勃たないようにしてあげるよ』くらいは言いそうだ。
 もっともそんなことを葉山に馬鹿正直に言うわけないが。

「切り捨てるよ。今の俺にとって奉仕部は大切な居場所の一つだけど、川崎がいい思いをしないのなら、俺はそれを躊躇わない」

「…………強いな、比企谷は」

「そんなことねえよ。ただの人間性の違いだ。俺と川崎はそうなっても構わないと思ってるが、お前が同じような行動をしたら三浦は逆に悲しむだろ。そういうのができないのが葉山であって、三浦はそういう葉山が好きになったんじゃねえのか?」

 俺がそこまで話したところで沈黙が下り、葉山は自分の持つコーラを口に含む。
 俺も珍しく饒舌になってしまい、喉を潤すためにマッ缶をあおる。
 改めて考えるとすげえ恥ずかしい会話してんな俺。しかもあの葉山と。

「俺は、どうするべきだと思う?」

「知るかそんなもん。ただ、そうだな…………二人きりの時はたまにはキャラを変えてたらどうだ?」

「どういうことだ?」

「例えば、めちゃくちゃに甘えてみるとか。ギャップ萌えとか意識して」

「…………ふむ」

 マジかこいつ。
 適当に言っただけなのに真剣に考え始めやがった。
390 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/03/21(日) 12:17:16.16 ID:f752nLs3O
 話すだけでも楽になる、という効果があったのかは知らないが、葉山は俺に礼を言って去っていった。
 マッ缶を飲み干して部室に戻ると雪ノ下と由比ヶ浜に少し質問されたが、一応守秘義務ということで黙っておく。葉山と三浦がくっついたこと自体話せないしな。
 しかしすでに事情を知っている川崎は例外だろう。翌日の昼休みの昼食時に川崎にかいつまんで話す。もしかしたらアドバイスがあるかもしれないし。

「まあ余計なことしなくていいんじゃない? そうそう離れることはないと思うよあの二人なら」

「俺もそこまで心配してねえけどな。でも本人達からしてみりゃ深刻な問題なんだろ」

「でもギャップ萌えは面白いかもね。あたしもあんたの可愛いとことか甘えるとこ見てドキッてするし」

「…………キモいだけじゃねえか?」

「そんなことないって。でも、そうだね。今日はあたしが甘やかしてもらおうかな」

 昼食を食べ終えた後、川崎は俺にもたれ掛かってぎゅうっと抱き付いてきて、俺は柔らかさと匂いにどぎまぎしながらも川崎の頭を撫でてやった。
 嬉しそうに微笑みながら俺の胸に顔を埋めているのを見て思い当たる。
 そういえば俺も川崎の笑顔を見た時ドキッとしたな。知り合った頃は仏頂面だったり気だるそうだったりの表情が多かったから。
 なるほど。俺はともかく美男美女のギャップというのは適当に言った割に悪くないのかもしれない。

「ところで今週末の件だけど、お泊まりは平気?」

「ああ、大丈夫だ。時間も資金もな」

「資金はスポンサーいるから心配しなくていいよ」

「スポンサーて、平塚先生か?」

「そ。ついでに海老名もいるから」

「俺は構わないけど、海老名さんまでいて先生はいいのか?」

「むしろ先生から言い出したんだよ。一晩中だったらあんたの情欲を受け止めきれないかもしれないから応援を呼ぶぞって」

「え?」

「ふふ、遠慮しないであたし達三人に思う存分滾ったものをぶちまけなよ」

 川崎はくすくすと笑いながら顔を上げ、俺の頬にキスをする。
 それが離れると同時に昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/21(日) 12:26:55.31 ID:B6GDnj3co
おっつおっつ
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/21(日) 12:46:55.79 ID:oatu8O6MO
乙です
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/23(火) 15:05:10.63 ID:MpKo0wpC0
さあ、エロヒロイン三人の出番だ!
394 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/03/28(日) 18:51:12.58 ID:W9/3crTjO
 なんだかんだ上手くいったのだろう。あれから葉山が相談に来ることはなかった。
 が、ちょくちょくどうでもいいことで声を掛けてくることが多くなり、安寧の時間を崩されている。
 戸塚とのお喋りの最中に交じってくるなんて万死に値するぞこの野郎。戸塚も楽しそうにしているから何も言わないけど。
 ちなみに三浦にも挨拶くらいされるようになったので、まさかこの前のアドバイスが原因ではと疑っている。

「あたしも三浦に少し話し掛けられてるね」

「そうなのか。以前は水が合わなかったみたいだけど」

「あー、一応原因みたいなのはあってさ。ほら、あたしが夜のバイトしてた頃」

「あれか」

「あんた達が差し向けた葉山のあれ、三浦が見てたみたいでさ」

「え」

「それで葉山があたしに気があるんじゃないかと疑って、あたしに当たりが強かったんだって。事情話したら謝られたよ」

「そんなことがあったのか。悪いな、俺らの行動で迷惑かけて」

「別に平気だけどね…………あ、来たよ」

 俺と川崎の前に平塚先生の車が止まる。
 助手席にはすでに海老名さんが乗っていた。

「待たせたな、乗りたまえ」

「はい、お邪魔します」

 俺と川崎は後部座席に乗り込んだ。
 そう、現在は土曜の昼下がり。俺達はお泊まり会の待ち合わせをしていたのである。

「コンビニかスーパーかに寄っていくかね? 一応あそこはルームサービスで食事も出来るが」

「飲み物くらいは買っていこうかと。コンビニ寄ってもらっていいすか?」

「わかった」
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/28(日) 18:51:40.19 ID:W9/3crTjO
 途中でコンビニに寄り、いくつか買い物をする。
 そして車に戻るときに気付いたので平塚先生に確認してみた。

「窓にスモークかけたんすね」

「ああ、内部が日焼けしそうだから前々から考えていたんだ。この前時間あったからようやくだな」

「これなら今からここであたしと八幡がサカっても外からは見えないね」

「おいやめろずるいぞ。ホテルに着いてからにしたまえ」

「そうだよ。私だって早くしたいのに」

「はいはい」

 そんな会話をしつつ車は山の方へと入っていく。
 しばらくして見えてきたのは以前にも使った車訪問専用のラブホテルだった。
 門をくぐり、車を止めてシャッターを下ろし、四人で部屋内に入る。

「さて、急く気持ちもあるがとりあえずシャワーだな。どうする?」

 平塚先生が荷物を置くなり聞いてきた。
 そのどうするには湯を溜めて浸かるのかとか一人ずつなのかとか色んな意味があるのだろう。
 そういえばこの前この四人で来た時は俺が一人でシャワー浴びてる間に三人がベッドでおっ始めてたな。

「そうだね…………八幡のチンポももうギンギンだけど、焦らす意味も込めてみんなでお風呂入ろっか。もちろん身体洗うだけでヤらないよ」

「オッケー。じゃ、準備しちゃうね」

 川崎の言葉に海老名さんがそそくさと動いてお風呂のタイマーをセットする。
 え、あれ、俺の意見は?
 はい、ありませんね。

「しかし比企谷も好き者だな。こんなものを用意させるとか」

「え、何の話ですか?」

「ハメ撮りするからそれぞれデジカメを持ってこいなんて言うとはな。撮るのは構わないがやはり少し恥ずかしいぞ」

「言ってません!」

 言ったのは主に海老名さんだ!
 川崎が積極的賛成で俺が消極的賛成、どう考えても海老名さんが首謀者である。
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/28(日) 18:52:32.69 ID:W9/3crTjO
 しかし、三人とも俺の前にデジカメを置いて並べられて、俺は何も言えなくなった。

「ふふ、あたしのやらしいとこ、たくさん撮ってよ」

「許可なんかいらないからね、好きなだけ撮って」

「動画も撮れるやつだ。写真も動画もいっぱい撮るがいい」

 三人に言われて俺はごくりと唾を飲み込む。
 ていうかいつも暴走しがちな俺にカメラを構える余裕はあるのだろうか。
 そんなことを考えているうちにお湯が溜まったようで、タイマーが鳴った。
 とりあえず風呂に入ってから考えよう。
 なんて思っていたが、そんなことを考える余裕などなかった。
 結局みんなで入ることになったので三人の裸体が俺の眼前にあるわけで、情欲を抑えるのにいっぱいいっぱいなのである。
 順番にシャワーを浴びつつも俺の股間をちらちらと窺う女性陣だが、俺だってみんなの身体から目が離せない。
 浴槽に浸かって身体が湯に隠れたときはついほっとしてしまった。

「んー、残念。デジカメが防水だったらこのお風呂シーンも撮られていたのになあ」

「どうせ湯気で曇って見えづらいと思うがな」

「八幡。風呂から上がったらそのギンギンのチンポ、誰のどこで抜きながら撮るか考えとくんだよ」

「……………………」

 駄目だ、全然気が休まらねえ。
 心臓がばくばくしてるのは風呂で身体が温まったからだけじゃない。期待と興奮が限界突破しそうだ。
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/28(日) 18:53:27.66 ID:W9/3crTjO
 風呂から出て身体を拭き、俺はとりあえず裸のままソファーに座る。
 バスローブはさすがに四人分は用意されていなかったしな。

「そういえば八幡、デジカメの使い方わかる?」

「ん、ああ、たぶん大丈夫だろ」

「ならそれぞれ一回試してみようか」

 川崎が自分の持ってきたデジカメを俺に渡して簡単に説明する。
 そのあと俺の前に座り込み、顔を肉棒に寄せてきた。

「お、おい」

「テストテスト。ほら、撮って」

 そのまま川崎は大きく口を開けて肉棒を咥え込み、目線をこちらに向ける。
 俺は言い様のない興奮は覚えながらカメラを構え、シャッターを切った。
 カシャリとシャッター音が鳴り、川崎は身を震わせながら口を離し、恍惚とした表情で画面を覗き込む。

「ん、撮れてる撮れてる。エロいね…………」

「じゃ、次は私のやつの番だね」

 海老名さんがデジカメを俺に渡したあと、同じように俺の股間に顔を寄せた。
 眼鏡を外してそそりたつ肉棒に頬擦りし、カメラを向けると微笑みながらピースまでしてくる。
 その撮影が終わると今度は平塚先生の番だ。
 平塚先生はその豊満な胸で肉棒を挟み込む。

「ほら、比企谷はこれが好きだろう? ぺニスが私の胸で包まれているところ、撮るといい」

 俺は平塚先生から受け取ったカメラを構え、こちらに顔を向かせながらシャッターを切る。
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/28(日) 18:54:01.57 ID:W9/3crTjO
 三人のフェラ、顔ズリ、パイズリの撮影を終えた俺は、昂った情欲に息を荒くする。
 肉棒がびくんびくんと脈打ち、それを見た三人が俺をベッドに誘う。

「八幡、こっち来なよ。時間はたっぷりあるしたくさん気持ちよくなろ?」

「八幡くん、いっぱい犯して、いっぱい撮って」

「ほら比企谷、私達がそのぺニス鎮めてやるから、来い」

 花の蜜に誘われる虫のように、俺はふらふらとベッドに向かって歩き出す。
 むしろ駆け寄って飛び掛かって襲わなかっただけ褒めてもらいたい。理性をフル稼働させてサイドテーブルにデジカメ類を置き、ゆっくりとベッドに上がった。
 川崎が俺の隣に座り、耳許で囁く。

「遠慮しないでね。何でもしていいし何でもしてあげるから、あんたの好きにしちゃって」

 残念ながら俺の理性はその言葉で吹き飛んでしまった。
 川崎を押し倒し、ベッドに組み伏せる。

「ん、どこがいい? おまんこもお口も、あんたのチンポ気持ちよくさせる準備ができてるよ」

 が、俺はその言葉に首を振る。
 訝し気な表情の川崎の耳許に口を寄せて小声で聞く。

「沙希の、顔を、汚したい…………いいか…………?」

 一瞬ののち、すぐに理解したようで川崎は頷いた。
 本当にあれだけで解ったのかと疑ったが、自分の胸を横から支える姿勢を取ってくる。
 俺がわかりやすいだけなのか……?
 ともあれ希望は叶えてくれるらしい。俺は川崎の身体を跨ぎ、肉棒を胸の間に挟ませた。
 ぎゅっと左右から押さえてくれて、柔らかいものに包まれて思わず呻く。

「んぅ……気持ちいい…………」

「ふふ。ほら、撮らなくていいの?」

「あ、ああ」

 俺は傍らに置いた川崎のデジカメを撮って構える。
 画面越しに見るその光景はいつもとまた違って見え、より強い興奮を覚えた俺は夢中でシャッターを切った。
399 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/03/28(日) 18:54:39.52 ID:W9/3crTjO
「むう。胸ならむしろ私の方だろうに」

「まあまあ平塚先生、たぶん八幡くんはサキサキの顔が精液で汚されるのを見たいんですよ」

 横でそんな会話が聞こえるが、気にする余裕はない。
 無意識に快感を求めて腰が前後に動いてしまう。

「いいよ、八幡。顔で受け止めてあげるから、思いっきり射精しちゃいなよ」

「う、あ、あ……出る…………一週間溜めた精液っ…………沙希の、胸でしごいて……沙希の、顔に、かけるっ……!」

「ほら、イっちゃいなよ。腰振って気持ちよくなって、びゅーって出して」

「あ、あ…………あうっ! うっ! ううっ!」

 胸に挟まれた肉棒が震え、我先にと飛び出た精液が川崎の顔に降り注がれる。
 顔を上げて口を開けながら川崎はそれを受け止め、俺は快感に身を委ねながら射精を繰り返した。

「はあっ…………はあっ…………」

 全て出し切り、ようやく落ち着いてきた俺は大きく肩で息をする。
 のろのろと腕を上げてカメラを構えると、川崎はにこりと精液まみれの笑顔をこちらに向けた。
 何枚か撮ったあとに口を開いてお掃除させろと要求してきたので、俺はその口内に胸から離した肉棒を差し込む。
 散々に舌が這い、そのシーンも撮っておけばよかったと思い当たったのは中のものまで吸い出された後だった。

「ん、こく…………八幡の美味し…………」

「沙希……すげえ気持ち良かった…………」

「ふふ…………海老名、あたしの顔を掃除して。先生は八幡の相手してやって」

 川崎は脇の二人に声をかける。
 海老名さんは川崎に寄って顔に舌を這わせて精液を舐め取り始めた。
 それを見つつ俺は川崎のデジカメを置いて平塚先生を抱き寄せる。

「先生、俺まだ全然出し足りないんで、先生のまんこ使わせてもらっていいですか?」

 俺の言葉に平塚先生は少し恥ずかしそうにしながら小さく頷き、ベッドに横になる。
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/28(日) 19:39:36.95 ID:4sn5a0lPO
乙です
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/29(月) 06:27:17.08 ID:Hkrzo/jWO
おつ
402 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/04/30(金) 22:21:37.00 ID:Xug+bEhDO
 指で秘口に触れるとすでにそこは愛液が溢れてとろとろになっていた。
 余程期待して興奮したか自分で慰めていたのかはわからないが、これなら前戯も必要ないだろう。俺は平塚先生の足を開かせて身体を割って入らせ、肉棒を押し当てる。

「んんっ!」

 半分ほど挿入したところで平塚先生はびくんと身体を震わせ、甘い吐息を漏らす。特に敏感な箇所が擦られたようだ。
 俺はそこで一旦動きを止めて平塚先生のデジカメを手にし、結合部や平塚先生の身体を撮る。

「はあっ…………んんっ…………」

 平塚先生はシャッター音が鳴るたびに興奮で身を捩らせ、艶やかな声をあげた。
 ぐっと腰を進めて肉棒を最奥部まで埋めると、その豊満な胸を揺らしながら全身を震わせる。
 先ほど川崎にお掃除された際に肉棒にたっぷりとサキュバス特製唾液がまぶされたが、それが平塚先生の膣内にも塗り込まれていく。
 付与された感度上昇やその他諸々の能力のせいで全身に広がる快感がとんでもないものになり、俺は止まれずに肉棒を出し入れし始めた。
 奥を突くたびに川崎よりも大きなその胸が淫靡に揺れ、それを見つつ俺はデジカメを操作する。

「平塚先生、今度は動画です。教え子チンポで感じてるとこ、撮ってあげますからね」

「はうっ……ああっ…………!」

「ほら、気持ちいいって言ってくださいよ。撮られながらハメられてる感想、カメラに向かって言ってください」

「い、いいっ! 私の感じるところ、
教え子ぺニスに突かれて擦られて、気持ちいいっ!」

「俺もすげえ気持ちよくって腰が止まらないです。だからこのまま中に出してもいいですよね? ありがとうございます」

 返事を聞く前に有無を言わさせずお礼を言い、俺は動きを早めた。
 サキュバスの唾液は飲むよりも性器に塗り込まれる方が効果が高いようで、俺も平塚先生も快感に翻弄される。

「あっ! あっ! ああっ!」

「ああ……先生のまんこ、気持ちいいです…………そろそろ中出ししますよ。もちろん責任なんか取りませんけど」

 より一層動きを激しくすると、平塚先生は身体をくねらせながら声をあげる。
 柔らかな肉襞の締め付けがさらにきつくなり、射精を促すように快感を与えてきた。
 感じている平塚先生の顔や出し入れしている結合部などを撮っていたが、そろそろ余裕がなくなっている。
 もちろん俺は遠慮することなどなく、亀頭を最奥部に押し付けながら精液を吐き出した。
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/04/30(金) 22:22:29.92 ID:Xug+bEhDO
「…………っ! …………っ!」

 平塚先生も達したようで、口を大きく開けながらもかすれた声しか出ないままに身体を仰け反らす。
 俺は射精の快感に包まれながらも、悶える平塚先生をしっかりと動画に収めた。

「ふぅ…………あー……気持ち良かったですよ、先生」

 腰を揺すって最後の一滴まで奥に注ぎ込んだあと平塚先生に礼を言うが、虚ろな目をしたまま返事がない。気を失っているわけではなさそうだが、意識半ばといった感じだ。
 とりあえず肉棒を引き抜いて身体を痙攣させるのと、だらしなく手足を投げ出して秘口をひくつかせているのを撮っておく。
 ついでに動画だけでなく写真も。

「ふふ、なんだかんだノリノリじゃないのさ」

 川崎が寄ってきて笑ったあと、肉棒をくわえてお掃除をしてくれる。
 海老名さんはというと、いつの間にかぐったりと横になっていた。
 たぶん興奮して自分で慰めたか川崎にちょっかい出して反撃されたかして
達してしまったのだろう。
 となると再び昂った肉棒は川崎が相手をしてくれるのだろうか…………って、川崎の動きがお掃除の域を超えている。
 もう中のも全部吸い出されているのに唇でしごいてくるし、まぶされる唾液にはまた能力が付与されていた。
 このままだと遠からず達してしまうかもしれないと思ったところで川崎は顔を上げ、海老名さんのデジカメを俺に手渡しながら持ち主を指差す。

「さ、今度は海老名をいじめてやってよ。軽くしかイってないからもっと激しく、ね」

「…………おう」

 本当にいいのかと思ったが、御主人様には逆らうまい。
 俺はデジカメを動画撮影モードにして構えながら海老名さんの足の間に身体を割って入れる。

「え、あ…………」

「姫菜、自分で広げた足を抱えて、入れてくださいって言うんだ」

 こちらに気が付いた海老名さんはすぐに俺の言うことに従い、膝裏に手を通してデジカメに視線を向けた。
 達した直後なうえに更なる興奮のせいで息が荒かったが、どうにか言葉を紡ぐ。

「お、おチンポ…………入れてください…………イったばっかりの敏感おまんこごしごし擦って……壊れるとこ、撮ってくださいっ…………あっ、ああっ!」

 俺は望み通りに肉棒を秘口に突っ込み、最初から容赦なく出し入れし始める。
 海老名さんは襲い来る快感に悲鳴を上げ、顔をぶんぶんと振った。
 やはり塗り込まれた川崎の唾液のせいで感度が増幅しており、早くも絶頂に達してしまったようだ。俺は一旦動きを緩め、身体を震わす海老名さんを撮る。
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/04/30(金) 22:23:34.21 ID:Xug+bEhDO
「ご、ごめんなさいっ…………ご主人様のおチンポを気持ちよくさせるためだけのおまんこオナホなのに、また先にイってしまいましたぁっ…………」

「気にするな。それより顔、こっち向けろ」

 海老名さんは俺が構えたデジカメに向かってピースサインをしながら笑顔になろうとするが、乳首を指で軽くつねってやるとその表情が快楽に歪む。
 俺は静止画撮影モードに切り替えて幾度となくシャッターを切ってやる。
 今は眼鏡を外しているが、その分首に着けているチョーカーが目立つ。まさに首輪のようだ。

「はあっ…………はあっ…………」

 撮られるたびに達する勢いで海老名さんは身震いし、俺がデジカメを下ろすときにはもう肩で大きく息をしていた。
 川崎も俺の背中側から抱き付きながらその様子を興味津々で見ている。

「海老名、どう? たっぷり撮られて満足した?」

「い、いえ……オナホのお務めが、まだ終わってませんから…………」

「ふふ、だって、八幡。海老名の中に出すまで頑張りなよ」

 頑張る、というほどのものでもない。
 このシチュエーションなうえに回復させられた精力や上げられた感度のせいでさっきから我慢を繰り返しているのだ。

「安心しろ姫菜、ちゃんと生で中出しするとこまで撮ってやるよ。嬉しいだろ?」

「は、はいっ! お願いしますっ…………あっ、ああっ!」

 俺が腰の動きを再開すると海老名さんは大きく仰け反る。
 再び動画撮影モードに切り替えて撮り始めるとこちらに顔を向けようとするが、肉棒で膣内を抉られるととてもそんな余裕はなく、ただ声をあげ続けるだけだった。
 幾度も出し入れし続けてそろそろ限界が近くなった俺はデジカメを自分の下腹部に向ける。
 亀頭を一番奥に押し付けながら射精し、結合部ぎりぎりまでレンズを寄せてその様子を動画に収めた。
 画面越しに見るその光景にまた興奮を覚え、腰を揺すって最後の一滴までしっかり注ぎ込む。
 もちろん肉棒を抜いた後の秘口や海老名さんの蕩けた表情を撮るのも忘れない。

「あんたほんと凄いね。海老名までそんな状態にしちゃって」

 確かに海老名さんも平塚先生と同じように意識は失っていないものの、その痴態を隠すことなく四肢を投げ出していた。
 が、俺が思うに原因は肉棒に塗り込まれた川崎の唾液のせいなのだが。
 慣れてない二人はサキュバスの能力によって引き出された性的欲求に体力が追い付いておらず、こんな状態になってしまったのだろう。
 精液を中に出されるまで満足しきれずに達し続けるとかある意味地獄ではある。
 …………おっと、川崎が海老名さんの秘口に口を付けて精液をすすり始めた。これもちゃんと撮っておかないと。
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/04/30(金) 22:24:21.34 ID:Xug+bEhDO
「さて、あたしの番…………って言いたいとこだけど」

 ちら、と川崎はベッドの上を見る。
 二人が手足を伸ばして寝転がっているので少々手狭だ。
 が、いち早く復活した平塚先生が俺達の視線に気付き、海老名さんを引っ張って二人でベッドの端に寄る。
 海老名さんは半分無意識のまま平塚先生に抱き付いていた。ちょっと眼福。

「あたしがしてあげるから、あんたは好きなように撮ってなよ」

 そう言って川崎は自分のデジカメを渡しながら俺を押し倒し、まだそそりたつ肉棒に顔を寄せる。
 お掃除しつつじっくり快感を与えてくる舌の動きを俺はしっかりと動画に収めておく。

「ん……れろ…………今から玉の方もしてあげるから、ちゃんと撮ってね」

「ああ、撮るから頼む」

 レンズを更に近付け、川崎が俺の陰嚢を頬張るさまを撮る。
 時々静止画モードにしてシャッターを切るのも忘れない。
 そうしてじっくりたっぷり弄くられて、肉棒は早くもっと気持ち良くなりたいと主張するようにびくんびくんと脈打っていた。

「ふふ、すっごい美味しそう…………どうする? 精液あたしの口の中に出して飲むとこ撮る? それともおまんこでしごかれる方がいい?」

「…………さ、沙希のまんこで、しごかれたい、です」

「いいよ。あんた専用のおまんこでチンポしごいてあげる。入れるとこからちゃんと撮っときなよ」

 川崎は身体を起こして俺の下半身を跨ぎ、肉棒の先端を秘口に押し当てる。
 カメラ写りを気にしながらゆっくりと腰を下ろしていき、肉棒を飲み込んでいく。

「んんっ…………久々のチンポ、奥まで来たぁっ…………」

 それまで余裕そうだった川崎が、肉棒が奥に届いた瞬間から雌の表情になる。
 もちろんその様子も撮ったし、小刻みに腰を振るのに合わせて胸が揺れるのも逃さない。
 そんなふうにデジカメを構えている俺に川崎は結合部を見せ付けるような体勢になった。

「チンポで擦られて、すっごい気持ちいい…………今、クリ弄られたら、すぐにイっちゃいそう…………」

 俺に向けて挑発するように言う。
 一度静止画モードにして繋がっているところをアップで撮ったあと、再び動画撮影モードにしながら片手を結合部に伸ばす。
 親指の腹で陰核を撫でるように擦ってやると、川崎は一瞬で達してしまった。
406 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/04/30(金) 22:25:53.97 ID:Xug+bEhDO
 俺は蠕動しながら肉棒を締め付ける膣内にイかされそうになるのを必死で堪える。
 矯声を上げながら全身を痙攣させる川崎をしっかりと動画に撮った。

「はあ…………八幡……あんたもイきそうなんでしょ? いいよ、このまま出しちゃって」

 確かにもう限界寸前ではある。しかしこのまま出したくはない。
 俺はデジカメの撮影モードを終えて傍らに置き、川崎の身体を引っ張って抱き寄せた。
 そのまま肌を密着させながら唇を合わせて舌を絡め、ぐりぐりと腰を揺すって亀頭を子宮口に擦らせる。
 吸い付いてくるその感触に俺は我慢が効かなくなり、思いっきり川崎の中に射精した。

「んっ…………んっ…………」

 ぐちゅぐちゅと絡ませた舌の間から呻き声が漏れる。
 すっげ、いっぱい出る…………気持ちいい…………。
 快感で頭が真っ白になりながらも舌と腰を動かし続け、川崎に精液を注いでいく。
 長い射精が終わって唇が離れると、俺は脱力して荒い息を吐いた。

「はあっ…………はあっ…………」

「ふふ、すごく気持ちよかったし美味しかったよ。お疲れさま」

「ああ……俺も…………」

「無理しないでいいよ、だいぶ体力を精力に変換しちゃったからね。ゆっくり休んでなよ」

 川崎はそう言って俺に唾液を飲ませてくる。
 導眠効果があるのか、すぐに目蓋が重くなってきた。

「少し……寝る…………」

「いいよ、お休み」

 ちゅ、と頬に唇が当てられる。
 その感触を最後に俺は深い眠りへと落ちたのだった。











ちょっと前に八幡×静を投下しました
良ければ読んでやって下さい
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/01(土) 21:59:32.72 ID:OQL6P/OWO
来てた
408 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/05/25(火) 20:14:51.55 ID:p1lTBqYxO
 意識が戻ってきて俺は状況を思い出す。
 目が覚めてからもしばらく半分寝たような状態でいたのだが、ソファーに座っているであろう女性陣の会話が聞こえてきたのでつい耳を澄ませてしまう。

「そうだな。私は騎乗位が一番好きだな。好き勝手に動いて気持ちよくなるのもいいが、比企谷が気持ちよさそうな顔をして私の中で果てた時にはたまらない充足感が全身に走るよ」

「「わかる」」

 何の話をしとんねん!
 …………思わず脳内で怪しい関西弁で突っ込んでしまった。
 おかげでばっちり意識が覚醒したが、今起きるのも気まずいので眠った振りをしておく。

「目が腐ってるくせに快感を我慢してる時の表情がやけに可愛く感じるのは私だけか?」

「あ、わかります。八幡くんて責められてるときすごくそそられる顔してますよね」

「八幡はあたしにいじめられるの大好きだからね、あの顔されるとますますいじめたくなっちゃう」

 なんだろう、すごく居たたまれない気分になる。
 が、動けないので聞き流すしかない。

「私はね、正常位で覆い被さられるのが好き。組み伏せられながら激しくおチンポ出し入れされると『あ、ろくに抵抗もできないこの体勢で中出しされちゃうんだ』って思うと頭がぼうっとして身体が熱くなっちゃうの」

「「わかる」」

 今度は海老名さんの意見に川崎と平塚先生がハモりながら返事をする。
 何なのこの人たち。

「キスしながらもいいけど、耳元で『中に出すぞ』って言われるのも、すごくぞくぞくしちゃう」

「そうだな、比企谷は結構いい声しているからな。なかなかくるものがある」

「あたしもあの声で囁かれると『もうどうにでもして!』なんて思っちゃうね」

 …………俺の声ってそんなに特殊か?
 いや、たぶんその時の気分の問題だろう。
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/05/25(火) 20:16:05.67 ID:p1lTBqYxO
「あたしは対面座位が一番好きかな。身体を密着させて強く抱き付き合いながら子宮口をチンポでぐりぐりされると、一瞬でイっちゃう。そんでそれがまた最高」

「「わかる」」

 はいまたハモりましたー。
 …………しかしそうなのか。川崎にとってサキュバスの弱点なのだから、苦手意識もあって一番ではないと思っていたが。

「あたしの場合頭真っ白になって色んなこと口走っちゃうからキスしながらがいいんだけどね」

「奥を突かれてイくことなんて都市伝説クラスだと思っていたんだがな」

「イってるのにそのまま中に出されると気持ちよすぎて失神しそうでちょっと怖いくらい」

 川崎はともかく他二人がそんなふうになったのは間違いなく川崎のせいです。
 俺が開発したとか勘違いしないでほしいんだが。

「ま、結論を言っちゃえばあたしはどんな体位でも好きなんだけどね。八幡相手なら」

「むう、惚気おって…………川崎」

「あげないよ。八幡はあたしのもの」

「無理ですよ先生。たぶんサキサキに何かあったら八幡くんも後を追っちゃうくらいですよ」

「だろうな」

「そんなことはないけどね」

 え。
 俺はそんなつもりなんだけど。
 川崎に否定されるのは地味にショックだ。

「あたしに何かあったら八幡にはあたしの妹をよろしくって言ってあるから」

「え、妹って、あの…………」

「そ。京華はめちゃくちゃ八幡に懐いてるからね。もっとも、八幡を残してあたしに何かあるわけもないけど」

「わからんぞ。嫉妬に狂った女教師がある日突然…………」

「先生、自白してますよそれ」
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/05/25(火) 20:16:39.20 ID:p1lTBqYxO
「ま、そんなことよりこんな話をしてたらちょっと、ね」

「あ、うん」

「そう、だな」

 三人の空気ががらっと変わる。
 そのまま立ち上がって俺の方に向かってくる気配がした。
 今目覚めたふりをしようか、と考えている間に川崎が素早く寄ってきて俺と唇を合わせ、舌を絡めながら唾液を流し込んできて俺はそれを飲み込む。
 精力増強や感度上昇の呪いを受けて身体を起こすと、海老名さんと平塚先生もベッドの上に乗ってきた。

「八幡、まだまだ大丈夫だよね?」

 舌出して、という指示に従うと、三人が顔を寄せて舌先でそれを舐めてきた。
 あ、すげえ、気持ちいい…………。
 快感の電流が舌から脳を経由して下半身に走り、肉棒がびくんびくんと震える。

「今度は二人ずつね。撮るのはこっちでやるから」

 川崎はそう言ってシーツを剥ぎ取り、俺を再び横にさせる。
 平塚先生はガチガチに固くなった肉棒を掴み、俺の下半身を跨いですでに濡れている自分の秘口に押し当てた。
 あ、もしかしてさっき言ってた好きな体位をそれぞれやって、他一人がサポートしつつ残り一人が撮るってことなのか?
 予想は当たっていたようで、川崎は俺の顔を隠さないように耳や首筋などを舌で責め、平塚先生はゆっくりと腰を下ろして肉棒を飲み込んでいき、海老名さんはその様子を撮っている。

「んうっ…………」

 情けない顔を撮られるのに抵抗があったが、その思考は与えられる快感によって脳から追い出された。
 くちゅくちゅと耳に突っ込まれている川崎の舌の音が頭の中に響き、平塚先生の肉襞でしごかれ、俺は仰け反りながら声を漏らす。
 空いた手を下半身に伸ばして親指で平塚先生の陰核を弄ると、一際大きく身体を痙攣させて平塚先生は達した。

「あっ! ああっ!」

 イきながら小刻みに腰を振って自分の感じるところに肉棒を擦らせる動きに、俺は必死に射精したい衝動を堪える。
 が、その最後の抵抗も川崎によってこじ開けられてしまった。耳を強めに噛まれながら射精を促されたのだ。

「あうっ! うっ! ううっ……!」

 精液が放たれ、平塚先生の中に注がれていく。
 腰を震わせながら喘ぐ俺の様子を平塚先生は淫靡な表情で見つめていた。
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/05/25(火) 20:17:35.93 ID:p1lTBqYxO
 しばらく俺は快感の余韻に浸っていたが、平塚先生が小さく声を出して眉をひそめる。
 挿入されっぱなしの肉棒がすぐにまた全快状態になり、中を抉ったからだ。

「んっ…………なんて凶悪なペニスなんだ、私一人では手に追えんな……抜くぞ」

 宣言と同時にすかさず海老名さんが結合部にデジカメを寄せる。
 中から抜かれて大きく反り返る肉棒をすかさず川崎が口を開けてくわえ込む。
 温かい口内で舌が這う感触に俺は呻き、その様子や平塚先生の局部を海老名さんは興奮しながら撮影していた。

「ふふ、どうする海老名? 順番譲ろうか?」

「え? でもサキサキの番…………」

「そんなに下半身もじもじさせながらメスの顔されちゃったらね。それにあたしの後だと八幡の精液、空っぽになっちゃってるかもよ」

 川崎の言葉にごくりと唾を飲む海老名さん。
 ていうか順番なんていつどうやって決めたんだ?

「ほら、こんなに大きくて美味しそうなチンポ、早く犯されたいでしょ?」

「……っ!」

 もう我慢できないというように海老名さんはこくこくと頷く。
 俺の方も川崎の舌と唾液によってすっかり回復させられているので準備は万端である。

「ふむ、なら今度は私が撮影してやろう」

 平塚先生が別のデジカメ、たぶん海老名さんのを用意し、海老名さんは自分が持っていたのを傍らに置く。どうやらされる対象のデジカメで撮っているようだ。
 そのまま横になって足を開き、俺を誘う。

「八幡くん……私のおまんこ、犯してください」

「ああ。姫菜のまんこ、使ってやるから感謝しろ」

 俺は起き上がって足の間に身体を入れる。
 平塚先生といい海老名さんといい、さっき三人で話し合っていた体位を御所望のようだ。
 肉棒を秘口やその周囲に擦り付けながら海老名さんに覆い被さり、組み伏せる体勢を取った。

「あ……んっ…………」

 何かを問われる前に俺は唇で海老名さんの口を塞ぎ、舌を差し込む。
412 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/05/25(火) 20:18:21.04 ID:p1lTBqYxO
「んっ…………んうっ…………」

 海老名さんは俺の舌に吸い付きながら腰を揺らして肉棒を受け入れようとする。
 が、俺が意識して穴に入るのを避けているので、肉棒は只表面を撫でるだけだった。
 平塚先生は下半身がわに回り、その様子を撮っているようだ。

「んっ……はあっ…………お、お願いします…………私の、おチンポしごき穴、使ってくださいっ…………」

「責任取る気もないのに中に出すぞ、いいのか?」

「は、はいっ……穴の奥は精液捨て場になってますから、好きなだけ出してくださいっ…………!」

 離した唇から懇願の言葉が溢れてくる。俺は望み通り肉棒を秘口に押し当て、そのまま一気に奥まで突っ込んでやった。
 もちろん少し体重をかけて僅かな抵抗すらできないように、だ。
 果たして海老名さんは甲高い声を上げながら両手両足を使って俺にしがみつき、全身を痙攣させながら達してしまったようである。
 まだ入れただけなのに。俺と平塚先生との絡みを見ていてよほど興奮が高まっていたか?
 いや、回復させられた俺も油断するとすぐにイってしまいそうではあるのだが。

「あっ…………あっ…………」

 海老名さんはびくっびくっと身体を震わし、連動するように蜜壺が俺の肉棒を締め付ける。
 その快感をじっくり味わうために動きを止めていたが、唐突に予期せぬ別の快感が俺を襲った。
 声が出るのはかろうじて抑えたが、この先我慢できる気がしない。
 案の定俺の尻の穴に這った川崎の舌は、今度は穴の中に入ってこようとしてくる。
 待って。待ってくれ。
 こんな状態でもし穴の中を舌で掻き回されたら、一瞬で。

「…………っ! うあっ……!」

 舌が、入ってきた。
 ぬるぬるが、中で、暴れて。
 もう、じっとしていられない。
 俺は川崎の動きを阻害しないよう腰を小刻みに揺すり、亀頭を海老名さんの子宮口に押し付けて快感を貪る。

「姫菜っ…………出るぞ……受け止めろっ…………!」

 穴に塗り込まれる川崎の唾液によって感度が増幅され、マッサージされるように陰嚢が激しく揉まれる。
 俺は海老名さんの耳元で限界を伝え、そのまま大量の精液を鈴口から吐き出した。
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/26(水) 00:55:56.90 ID:akWJkKOBO
乙です
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/29(土) 12:17:01.54 ID:k5mdQA95O
エロい
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/31(月) 15:26:16.30 ID:iNrvY8ja0
撮ってる映像はいくらで買えますか?
416 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/06/06(日) 23:23:43.37 ID:Tihxt1fRO
 どぷっどぷっと海老名さんの子宮に注ぎ込むたびに俺は呻き、海老名さんはびくんびくんと全身を震わせて俺の身体にしがみついてくる。
 上がる声は掠れ気味で、凄まじい快感に恐怖すら覚えているようだった。

「あっ…………あっ…………腰、ない…………溶けちゃってる…………身体……壊れちゃったぁ…………」

 もはや反応も虚ろで、出し切って俺が身体を起こしても反応が鈍い。
 川崎もそれを覗き込んで、少しやり過ぎたかという表情をした。

「すごいな…………私もこんなふうにされた時はこんな顔だったのか?」

 腰を引いて肉棒を抜き、それらやひくついた秘口を撮影し終えた平塚先生がぽつりと呟く。
 海老名さんはあまり人様に見せられないようなだらしない表情だったが、確かに平塚先生も似たようなのをしたことはある。自分じゃわからないだろうけど。
 さて、その海老名さんは未だに四肢を投げ出して身体を痙攣させているので、ベッドが少々手狭だ。
 そんなことを考えていたらベッドから下りた川崎に手を引かれ、ソファーに連れていかれて座らされた。
 その俺の前に跪いて川崎は股間に顔を寄せ、二人分の体液にまみれた肉棒に舌を這わせる。

「ん、うっ…………」

 舌によるお掃除が始められ、俺は思わず呻く。
 その様子を見て平塚先生は川崎のデジカメを持ち出して撮影し始めた。

「本当は海老名が撮る番なのだがな。あの状態だから私が代わりに撮ってやろう」

 じっくりと舌や唇が這ってお掃除されるさまを撮られ、俺の肉棒は射精する前と遜色ない固さと大きさを取り戻す。
 サキュバスの能力による回復無しで、だ。
 全て舐め取ったあとそれを見てうっとりとした表情をした川崎は、立ち上がって俺の足を跨いでくる。

「八幡……好き…………」

 たった一言で俺の脳や心を揺さぶる言葉を吐き、そのまま唇を合わせながらゆっくりと腰を下ろしていく。
 肉棒が川崎の中に呑み込まれていき、その熱くて柔らかい感触に一気に理性を持っていかれる。
 ああ、気持ちいい…………。
 俺たちは互いの背中に腕を回し、強く抱き締め合う。
 慣れた体位ではあるのだが、学校の屋上の時とは違って二人の身体の間に余計なものはなく、体温が直に感じられた。
 それがまた情欲を誘い、激しく舌を絡め合いながら腰を揺する。

「んっ……ふっ…………んうっ…………!」

 俺は腰の位置を調整して遠慮することなく川崎の奥を突くが、川崎はそれを受け入れつつさらに強く抱き付いてきた。
 ぎゅうぎゅうと肉棒を締め付ける蜜壺は早く精液を寄越せと主張しているかのようだ。
 そこから与えられる快感に身を委ねつつ幾度も奥を突き、出し入れを繰り返す。
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/06/06(日) 23:25:05.00 ID:Tihxt1fRO
「はあっ、さ、沙希っ…………」

 何とか堪えていたがさすがに限界が近く、俺は唇を離す。
 その際に引かれた唾液の糸が妖しく煌めき、それがさらに興奮を高まらせていく。

「も、もう、出る…………このまま出すぞっ…………!」

「ん……イって…………あたしも、もうイきそう…………八幡の精液、中出しされながらイきたいっ…………!」

「ああ。平塚先生に撮ってもらってるから、一緒にイこうぜ…………!」

「んっ……!」

 川崎は何かを言いかけて慌てて俺と再び唇を重ねてくる。まるで何か余計な事を言いそうになってそれを防ぐかのようにだ。
 もっとも、俺だって理性無くしたら何を口走るかわかったもんじゃないけどな。
 俺たちは上下で繋がり、強く抱き合いながら激しく身体を揺する。
 あ……出る…………出る…………!
 びくんっと俺の身体が大きく震え、川崎の中に精液を吐き出した。

「んっ……! んっ……!」

 嘘だろ。平塚先生や海老名さんと続けて出してるのに、まだこんなに出る。
 気持ちいい…………気持ちいい…………!
 精液が飛び出るたびに脳を焼くような快感が襲ってくる。
 俺は腰を揺すり、長い時間をかけてたっぷりと川崎の中に精液を注ぎ込んだ。
 達し終わって唇が離れたあとも俺たちは余韻に浸り、川崎はくったりと脱力して俺に体重を預けてくる。
 それを抱き止めて背中を撫でてやりながら俺は平塚先生に声をかけた。

「平塚先生、俺らの、撮ってくれましたか?」

「ああ、すごいのが撮れたぞ。エロく見せようとするAVなんかよりずっとエロいのがな」

「それはあとで見返すのが楽しみで…………んっ」

 会話の途中で川崎にキスされて中断される。
 表情を窺うと目がとろんとしていて少し虚ろだ。
 あ、激しく達したせいで意識が怪しいやつだこれ。まあサキュバスの弱点である子宮口をこれでもかというくらい突きまくったからな。
 背中だけでなく抱き締めて頭も一緒に撫でてやると、満足そうにしながら俺にもたれ掛かってくる。
 平塚先生も察したようで、そっとデジカメでの撮影を終わらせてその場から離れた。
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/06/06(日) 23:26:33.49 ID:Tihxt1fRO
 しばらく頬を擦り付けたり軽くキスをしてきたりしたあと、ようやく正気を取り戻したようで俺と顔を見合わせる。
 何かを言いかけて口をつぐみ、ちらっと平塚先生の方を窺う。
 ああ、そうか。

「大丈夫だ、ずっとキスしてたし何も変なことは言ってねえよ」

「あ、うん」

 少しほっとした様子で改めて俺に抱き付いてくる。
 どうやら本当に意識が虚ろだったようだ。

「でもほんと凄いね、まだあたしの中で大きいまんま。もしかしてまだ満足してないの?」

「いや、満足はしてる。でも川崎と裸で抱き合ってたらそりゃ…………」

 色々押し付けられてるしな。おっぱいとかおっぱいとかおっぱいとか。
 こんなに柔らかくて大きいものがむにゅむにゅと押し潰される感触に反応しないわけがない。
 その柔らかさの中にしっかりとした芯があるのは空手で鍛えた筋肉だろうか? それで支えているので形も立派なものになっているのかもしれない。
 そう思うとますます川崎の胸の価値が上がったように感じてしまう。せっかくだからまた後で顔を埋めさせてもらおう。

「ふふ。じゃ、抜くよ。お掃除してあげる。欲情しないでね」

「…………善処する」

 しないわけないが、我慢できないほどではないだろう。
 本気を出されなければ、だが。
 川崎は腰を上げて肉棒を抜き、再び俺の前に跪く。
 デジカメは平塚先生に持っていかれたが、幸い俺のスマホが傍のテーブルに置いてあったのでそれを取り、カメラアプリを起動する。
 撮ろうとしているのが動画でなく写真なことに気付いたか、川崎は所々で動きを止めて目線を向けてきた。
 もちろん遠慮なくシャッターを切りまくり、結局それに興奮して限界まで肉棒を大きくしてしまったのだが。

「ん、もう……こんなに固くして…………」

「わ、悪い」

 川崎が感心と呆れを混ぜたような表情をする。でもつい謝ってしまったけど半分くらい川崎の責任じゃね?
 いつもよりじっくりたっぷり丁寧にお掃除されたら誰だってこうなるだろ?

「こんなの見せられたら、あたしの方が我慢できなくなっちゃうじゃないのさ」

 そう言って川崎は大きく口を開き、肉棒を一気に喉奥まで咥えこんだ。
419 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/06/06(日) 23:28:11.16 ID:Tihxt1fRO
 唇の輪が肉棒を締め付けながら上下し、舌が様々な形で這わせられる。
 動きがゆっくりしたものから段々速くなっていき、それはさっさと精液を口の中にぶちまけて飲ませろという行動だ。
 そして、出さないのなら強制的に射精させるぞと言わんばかりにこちらに視線を向けてきた。
 しかし強制射精の能力を使われるまでもなく俺はあっという間に限界近くまで追いやられ、慌ててスマホのカメラアプリを動画撮影モードに切り替える。
 撮影を開始すると同時に川崎はさらに動きを激しくして容赦なく責め立ててき、一気に絶頂まで持っていかれてしまう。

「うっ! ううっ! ううっ!」

 肉棒が激しく震え、川崎の口内に白濁液をぶちまけた。
 おもいっきり身体を反らしながら声をあげたい欲求を堪え、その様子をスマホに録画しつつ小刻みに腰を振って精液を放つ。
 さすがにさっきまでの射精よりかは少なかったが、それでもそれなりの量が川崎の口内に溜められていく。
 俺が出し終えると川崎は一旦肉棒から離れてスマホに向けて大きく口を開ける。
 溜められた精液を見せ付けたあと口を閉じて喉を鳴らし、再び口を開けて飲み込んだことをアピールした。
 その悪戯っぽい表情に堪らなくなり、俺はスマホを傍らに置いて川崎の身体を引き寄せて抱き締める。

「んっ……ふふ、どうしたのさ急に」

「なんか、嬉しくて……こうしたくなっちまった」

 このままベッドで抱き合ったまま一眠りといきたいところだが、残念ながらベッドは今空いていない。というか別に眠くもないしな。
 ちなみにベッドの方を見ると、海老名さんが平塚先生に抱き付きながら胸に顔を埋めていた。あれはあれで羨ましい。
 近付くこちらに気付いた二人は身体を起こす。

「ごめんねサキサキ。順番譲ってもらった上に撮影係もサボっちゃって」

「いいよ別に。八幡のチンポそんなに気持ちよかった?」

「うん、最高だったぁ。先生、ちゃんと撮ってくれましたか?」

「ああ。なんなら今から鑑賞会といくか?」

 いや待ってくれ。それは色々とまずい。
 それに時計を見るともういい時間だ。

「あの、それよりそろそろ夕飯にしませんか?」

「む、そうだな。体力使ったし腹も減っただろう。ルームサービスで好きなのを選ぶといい」

 とりあえず危機は去ったようで、俺たちはメニューを見ながら注文したいものを選び始めた。
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/07(月) 00:03:56.02 ID:dRrTY8SVO
ふぅ......
乙です
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/07(月) 00:32:33.78 ID:pOwSrbqKO
絶倫が過ぎる
422 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/06/30(水) 19:30:31.12 ID:+/zQrIiWO
 タッチパネルのルームサービスを注文したあと順番にシャワーを浴びて汗を流し、俺はとりあえずトランクスとシャツを着る。メシ時に裸ってのもどうかと思うしな。
 用意されていたバスローブは三着分だったのでそれは女性陣に譲ったのだ。

「じゃ、届く時間まであと十五分くらいかな? それまでお喋りでもして待ってようか。八幡は膝枕とおっぱい顔埋めどっちがいい?」

「どうせお喋りには参加しないだろうという意見には賛成だが、選択肢はその二択しかないのか?」

「別のがいい?」

「…………膝枕で」

「はいはい、おいで」

 川崎がソファーに座って太ももをポンポンと叩く。
 俺は横になってそこに頭を乗せた。

「はぁー、また見せ付けてくれちゃって」

「くっ、川崎は嫁に来ないし比企谷は婿に来ないし。どうすれば二人に亀裂を入れられるんだ」

 平塚先生、物騒なことを言うのは止めてください。
 しかも本人を目の前にして。

「馬鹿なこと言ってないで。それぞれ自分に合うパートナーでも探しなよ」

「とは言ってもなあ」

「この関係が楽でいいし、八幡くんだけじゃなくてサキサキも一緒にいるってのが大きいから」

「あたし?」

「そうそう。エッチしてる時に積極的に手伝ってくれたりとか」

「あと耳掃除とか髪の世話とかも心地いいものだしな。むしろ比企谷がいない時でも甘やかしてほしいくらいだ」

 うん、やっぱこれ俺じゃなくて川崎ハーレムだわ。
 まあサキュバスとしては異性同性関係なく性的に惹き付けられるのはわかるが、世話焼きとかの点は間違いなく川崎本人の資質だろう。
 基本的に超優良物件だし。
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/06/30(水) 19:31:22.53 ID:+/zQrIiWO
「それで思い出したけど今日はまだしてなかったね。八幡、耳掃除する?」

「いや、昨日昼休みにしてもらったから大丈夫だ」

「なに? 神聖な学舎でけしからんな。罰としてそこを代われ」

 普段からもっといかがわしいことを色々しているのに今更である。
 というかこのポジションを譲る気はない。注文が届くまでのわずかな至福の時間なのに。
 抵抗の意を示すために俺は顔を川崎の腹の方に向け、腰に腕を巻いてしがみつく。
 平塚先生の舌打ちが聞こえた気がしたが、すぐに川崎に頭を撫でられ始めて気にならなくなる。眠くはならないがぼーっとしてくるなこれ。
 しかし幸せな時間というのはあっという間に過ぎていくもので、注文したものがすぐに届いた。
 俺は身体を起こし、みんなで食卓を囲む。

「川崎は少食だな。それで足りるのか?」

「サキサキってもっと食べるイメージだけど、もしかしてダイエット中とか?」

 確かに他と比べて川崎の分は量が少ない。
 が、それは少食というわけではなく別口でエネルギーを補給しているからだ。
 もちろん主に捕食されているのは俺であるが。

「あたしはいつもこんなもんだよ。コスパいい身体なんだろうね。ダイエットなんかしたことないし」

「はい今の発言全世界の女子を敵に回したー!」

「私もスタイル悪くない方だと思うが、どれだけ維持に努力していると思ってるんだ!」

 いやあの、平塚先生はもう少しラーメンと酒を控えるところからじゃないですかね?
 そんな心のツッコミを読まれたか、平塚先生はぎろりと俺を睨む。何も言ってないのに。

「煙草をやめたら食欲が増えてしまってな、ジムに行く回数も増えた。しかし煙草と酒とラーメンのどれかをやめるなら健康的に考えて煙草からだろう。世間も喫煙者に厳しくなっている風潮があるしな」

「ぶっちゃけキスするときとかに煙草の臭いがするのもどうかと思いますし。気にしない人は気にしないんでしょうが、まだ学生の身である俺としてはちょっと」

「私は平塚先生が吸ってる姿とかは似合ってるし格好いいとは思うんですけどね」

 それはわかる。妙に様になっているのだ。
 一枚絵として美しいというか。
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/06/30(水) 19:32:10.88 ID:+/zQrIiWO
「まあ最近は吸わなくなったことによるストレスも感じなくなった、というかこういう関係になってからいい感じに色々ストレス解消できているからな」

「ホルモンとか関係してるんですかね? 艶が出てるとか色気増えたとか話題になってますし」

 そういやそんな話題出てたな。
 たぶんそれにはサキュバスによる手解きも一役買っていることだろう。
 そんな雑談をしつつ俺たちは食事を終えた。
 歯を磨いたりテレビを見たりと各々がのんびりと適当に過ごす。
 が、ドラマを見終えた海老名さんが番組表をチェックしてとんでもないことを言い出した。

「そういえばこれ、AVも見れるんだよね。みんなで見る?」

「海老名、それ年齢制限あるやつじゃない?」

 いや、ラブホ使ってる時点でそれはどうかと。
 だいたいこのご時世そんな法律をきっちり守ってるやつなんて極稀だろうに。

「んー……あ、じゃあさっき撮ったやつ、あれ見よ」

「そうだな。私も見てみたいぞ」

 確かに自分たちで撮ったやつなら年齢制限は関係ないだろうが……みんなで見るのか?
 海老名さんは機械関係に多少詳しいらしく、手早くテレビとデジカメを接続して色々設定し始める。
 やがて準備ができたらしく、ソファーをどかしてテレビに向かって半車座になってカーペットの上に座った。

「では、これから公開ショーを始めます。ぱちぱちー」

 え、拍手する流れ?
 平塚先生はノリノリで、川崎は苦笑しながら、俺は流されるままに拍手する。

「まず、今日撮った写真がスライドショーで流れていき、そのあと動画が自動で順番に映る設定になってます。最初は平塚先生のから」

「私からか」

 海老名さんがスタートさせると、平塚先生のあられもない写真が次々と映し出されていく。
 肉棒を胸に挟んでいるところから始まり、様々な痴態を経て最後に騎乗位で達するところまで。
 女性陣は賑やかに声をあげたり平塚先生を揶揄ったりしていたが、動画に切り替わったあたりで雰囲気が変わる。
 特に平塚先生は太ももをもぞもぞさせながら画面を食い入るように見ており、それを確認した海老名さんが何やら川崎に耳打ちした。
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/06/30(水) 19:33:00.63 ID:+/zQrIiWO
「先生、下半身が切ないんでしょ? あたしたちが手伝ってあげるから自分で慰めなよ」

「え?」

 川崎がそう言って平塚先生の隣につき、海老名さんが反対側に陣取る。
 それぞれ左右の手を取って自ら慰めさせるように下半身に持っていかせ、さらに俺にも指示を出してきた。

「ほら八幡、後ろから手を回しておっぱい揉んであげなよ」

「あ、ああ」

 俺はそれに従うべく平塚先生の後ろに回り、その豊満な胸を揉みしだく。
 平塚先生はびくんと身体を震わせ、川崎と海老名さんに太ももやら腹やらを撫で回されてついに自分で下半身を慰め始める。

「ふ……んっ…………んんっ…………」

「ほら先生、画面見なよ。先生のおまんこに八幡のチンポが出し入れされてるよ」

「う、ああっ…………!」

 平塚先生の下腹部からくちゅくちゅと水音が響く。
 映像を見てからさらに指の動きが激しくなり、声が大きくなる。
 俺は少し強めに乳首をつねってやり、快感を与えてやった。
 画面の中の俺がびくんと腰を震わせて射精すると同時に、画面の中と外の平塚先生二人が同時に絶頂を迎えた。

「はっ…………はっ…………」

 荒い息を吐きながら小さく身体を痙攣させて俺にもたれ掛かってくる。
 それを見届けた海老名さんはデジカメの再生を止めた。
 川崎は性的エネルギーを得ているのか、平塚先生の下腹を撫で回す。

「はあ…………少し恥ずかしかったが、気持ちいいものだったな」

「じゃ、次は私の番で」

 今度は海老名さんのデジカメが接続され、同様に画像や動画が流れ始める。
 さっきと同じようなポジションになり、俺は海老名さんの胸を揉む。

「んっ……ああっ…………!」

 羞恥や躊躇なく海老名さんは自慰行為を始め、艶やかな声を漏らし出す。
 その行動に遠慮は見られず、映像が途切れるまでの間に軽めのを入れれば三回くらい達したようだった。
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/06/30(水) 19:33:50.99 ID:+/zQrIiWO
 そして川崎の番が回ってくる。
 少し呆れや照れが混ざっている表情だったが、やめることはせずに流れる画像を見て昂ってきているようだ。
 動画になった頃に自分の股間に手が伸びていき、それに合わせて俺は背後から腕を回して川崎の胸を揉み始める。
 しかしこの状況は天国のようで地獄だった。
 美女美少女の胸を代わる代わる揉めるのは嬉しいが、それに加えて女性の自慰行為と先ほどまでの性行為の記録を見せられているのだ。
 なのに俺はそそりたった肉棒に触れることも許されない。いや、このまま川崎の背中に擦り付けて精を放ったって怒られはしないと思うけども。
 ただなんとなく性奴隷のプライドとして射精への欲求を堪えているだけだ。
 そうこうしているうちに川崎が絶頂に達し、デジカメの再生が終わる。

「ん…………こういうのも悪くない、ね」

「一人でするよりずっと気持ちいいよねー」

「虚無感がなく、むしろ充足感があるな」

 みんなそれぞれの感想を口にする。
 が、川崎はすぐに俺の様子に気付いたようだ。
 正確には俺の肉棒の状態に、だが。

「ああ、八幡のチンポすごいことになってるね。早く出させてあげないと可哀想かな?」

「ほらほら、おチンポ入れる穴いっぱいあるよー。好きなの使って」

「なんなら挟むところもあるぞ。遠慮するな」

 みんな思い思いのポーズで俺を誘う。
 が、俺は名残惜しくも首を振ってそれを断った。
 海老名さんと平塚先生は訝しんだが、川崎はすぐに察したようで悪戯っぽい表情になる。
 ていうか川崎って俺に関して察し良すぎじゃね? 性奴隷契約したから心の中まで読めるようになったとかないよね?
 そんな思いをよそに川崎は立ち上がって俺の手を取り、ソファーに座らせる。

「海老名、先生。八幡はあたしたちのが羨ましくて自分もオナニーでイきたいんだってさ。手伝ってあげよ」

「あ、そういうことか」

「セックスとオナニーは別物だしな。わかるぞ」

 二人とも納得した顔でこちらにやってくる。
 正直あまり直接的に言われるのは恥ずかしいのだが。
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/06/30(水) 19:34:31.74 ID:+/zQrIiWO
 俺の隣に座った川崎がそっと肉棒を握り、耳元で囁く。

「あたしの手、使っていいよ。これでチンポいっぱいしごいて」

 俺の足の間に跪いた海老名さんが顔を寄せてくる。

「玉をしゃぶってあげるから、うんと気持ちよくなってね」

 俺の後ろ、ソファ越しに平塚先生が俺の顔を掴んで仰向けにさせ、柔らかな胸を押し付ける。

「ほら、これが好きだろう?」

 もう、我慢などできるはずがない。
 俺は川崎の手の上から自分の肉棒を握り、上下に動かし始めた。
 ぬるんと海老名さんの舌が陰嚢に這い、声を抑えるために平塚先生の乳首に吸い付く。

「ふふ、あたしの口で受け止めてあげるから、いっぱい出しなよ」

 俺だって思春期の男子であり、自室で自家発電に励んだ回数など数えきれないくらいある。
 しかし今は状況が雲泥の差だ。
 美人教師の巨乳に吸い付きながら美少女クラスメートに陰嚢を舐められ、更に別の美少女の手を使っての自慰。その上、精液を出す先はティッシュなどではなく、口の中で受け止めるべく亀頭に唇を付けてくれる。
 そんなシチュエーションに耐えられるはずもなく、早くも射精感が近付いてきた。
 俺の手の動きが速くなったのを確認して海老名さんは陰嚢を頬張って激しく啜り、平塚先生は俺の上半身を撫で回す。
 川崎は空いた手同士を俺と繋ぎ、射精を応援するかのように指を絡めて握ってくる。
 あ。
 あ。
 もう。
 限界……。

「んんっ!」

 俺は全身を震わせて絶頂に達し、肉棒から精液を放って川崎の口内に注ぎ込む。
 気持ち良い。
 気持ち良い。
 川崎とするようになってからも何度か自分ですることはあったが、そのどれよりも気持ち良い。
 快感に身を焼かれながら思う存分に俺は肉棒をしごき、射精し続けた。
428 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/06/30(水) 19:35:32.35 ID:+/zQrIiWO
「はあ……はあ……」

 平塚先生の胸が顔から、海老名さんの口が陰嚢から、川崎の手と唇が肉棒から離れ、解放された俺は四肢を投げ出してぐったりとソファーにもたれ掛かる。
 三人に対してお礼か何か言うべきなのだろうが、息が上がってなかなかうまく喋れそうにない。
 そうこうしているうちに海老名さんは俺の隣に座り、精液を全部飲み干した川崎と一緒に俺の頭を撫でてくる。それに続くように後ろの平塚先生も。

「八幡の精液美味しかったよ、ありがとう」

「気持ちよかった? お疲れさま」

「射精頑張ったな、えらいぞ」

 いや、止めてくれ。
 そんなふうに甘やかせたら駄目人間への堕落が加速してしまうぞ。
 しかも俺自身はそれに抵抗できないし。

「さて、キリのいい時間だしそろそろ寝る準備するか?」

「そうだね、いつの間にかこんな時間」

「さすがに疲れたね。あ、でももう一回お風呂入りたいかな。汗かいちゃったし」

 なんだかんだでもうすぐ日付が変わる時間になっていた。
 言われた途端、身体の疲れを自覚する。確かにお湯に浸かりたい気分だ。

「じゃ、またみんなで入ろうか。何かするかはその時の気分次第でってことで」

 川崎の言葉にみんな頷く。
 これ、結局更に疲れるやつじゃねえかなあ?
 もちろん大歓迎ではあるんだが。そういうふうに思える自分の精力に改めて感心しつつ、俺たちは浴室へと向かった。
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/30(水) 19:56:33.29 ID:9zxdl9GRO
乙です
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/30(水) 22:29:29.45 ID:EZc0GWg0o
八幡の酷使しすぎてもげないか心配になるなw
更新おつです!平塚先生がかわよい
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/01(木) 05:02:14.62 ID:V02Rf35wO
そして海老名さんはエロい
432 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/07/18(日) 20:18:48.88 ID:9YdLHyHHO
 シャワーを順番に浴びて汗を流し、浴槽に浸かる。
 もちろん俺が最後なのだが、入った瞬間に平塚先生に腕を引っ張られて後ろから抱き付かれる体勢になった。

「ちょ、何するんですか先生。あと胸が背中に当たってます」

「嫌いじゃないだろう? どうしてもというなら無理やり振りほどくんだな」

 平塚先生がにやにやしながら言う。
 というかこんな時って男女の位置逆じゃねえかなあ?
 とりあえず平塚先生の腕をどかして立ち上がろうとする。

「いやおいちょっと待て。こういう時は『まあ嫌じゃないですけど…………』とか言いながら身を任せるもんだろう?」

「俺と平塚先生だけならそうしますけど今は川崎がいますんで…………」

 俺がそう言った途端川崎と海老名さんが吹き出す。
 とりあえず御主人様の機嫌を損ねていることはないようでひと安心だ。
 いや、そこまで心が狭くないのはわかってるけどね。むしろおおらか過ぎるくらいだが、念のため。

「くくっ…………八幡、いいよそのままで。元々今日は平塚先生のための日だし、スポンサー様のご機嫌も取っときなよ」

 まあそういうことなら。
 俺は抵抗を止めて平塚先生の腕の中で大人しくする。

「なあ川崎。比企谷の君に対する愛情、少し重すぎやしないかね?」

「ん、あたしの方からのも重いからバランス取れてるよ」

「ホントか? 心だけでなく身体も大変だろうに。三人がかりで相手してこれだぞ」

 言うなり平塚先生は俺の股間に手を伸ばして肉棒を掴んだ。
 まあ立ってるのバレてるよな。
 でもこれはわざとじゃないし、さすがに精力もそこまで残っていない。
 通常なら巨乳美人教師に裸で抱き付かれて背中に胸を押し付けられながら肉棒を握られるなんて、あっという間に興奮状態全開になるんだろうけど。

「今日のはまた違うでしょ。三人だからこそ燃えたってのもあるだろうし、ハメ撮りなんてプレイをしたらね」

「そだねー。私もすごい興奮しちゃったし」

「海老名は何でも興奮するじゃないのさ…………」
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/07/18(日) 20:20:28.33 ID:9YdLHyHHO
「でもちょっと心残りあるなあ。エッチな漫画みたいにもっと卑猥なセリフ言って盛り上がるつもりだったのに、全然そんな余裕なかったし」

「私は自分のペースで動いてたから多少の余裕はあったが、本気の比企谷の動きは理性吹っ飛ぶからな。仕方ない」

 いや、あの、その原因の大半は俺でなく川崎なんですが。
 まあ言うわけにはいかないけども。

「まあむしろそれで生々しさ出てただろう、あの映像には。編集して売ったら一財産になるぞ」

「止めましょうよそんな心臓に悪いこと言うのは。別に金に困ってるわけでもないっすよね?」

「冗談だ冗談。でも比企谷も市販のAVなんかより興奮しただろう?」

「市販のAVなんか知らないですけど…………まあ悪くなかったです」

「こんだけおっ立たせておいて反応悪いな」

 平塚先生が俺の肉棒を軽くしごく。
 おい、まさかここでおっ始めちゃう算段ですか?
 しかしすぐに手を離し、再び俺の胴に腕を回してくる。

「はあ…………どこかに比企谷のコピーが落ちてないかな…………」

「いきなりなに突拍子もないこと呟いてんですか……俺みたいな男なんていくらでもいますって」

「「「それはない」」」

 三人の声がハモる。え、なに、満場一致?
 みんな一瞬顔を見合わせ、ふふっと笑い出した。こんな時俺はどういう顔をすればいいのかわからないの…………。
 そんな綾波思考を遮るように川崎が立ち上がる。

「そろそろ出よっか。よかったらまた二人には耳掃除してあげるよ」

 海老名さんと平塚先生は喜びの表情になるが、沼にはまっていることに気付いていない。
 一見川崎が奉仕しているように見えるが、実はされている方がそれに依存しかけているのだ。
 もう二人は御主人様から与えられる気持ち良さに抗えないぜ、くくく。
 俺? もちろん俺は身も心も堕ちてどっぷり取り込まれているぞ。
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/07/18(日) 20:21:45.96 ID:9YdLHyHHO
 そんなわけで湯上がりの美女の屍が二つ、ベッドの上に転がっていた。
 犯人は川崎沙希。死因は溢れ出る幸福感。凶器は耳掻き棒。

「ふにゃ……幸せ…………」

「汚いかもしれんが、今度から自分でやらずに溜めてから川崎にお願いするか…………」

「いや、タダでやったりはしないからね」

 え、マジ?
 俺も何か対価を用意すべきだろうか?

「んー、お金?」

「いらないよ。八幡を身体で満足させてあげるのが条件かな」

「そんなのでいいなら今後も頑張る」

 いや、普通に考えてそっちの方が価値あるし、むしろこっちが金を払うレベルなのだが。
 まあ川崎は耳掻きする時にも感度を上げて気持ちよくさせているようだし、サキュバスだけのオリジナルテクニックだと言えばそうなのだろうけども。

「で、八幡。あんたはどうする?」

「ああ、さっきも言ったけど俺はこの前してもらったばっかりだから」

「そう? じゃ、そろそろ歯を磨いて寝よっか」

 交代で洗面所で歯を磨き、改めてベッドに集まる。
 どういうポジショニングにするのかと思っていると、平塚先生が俺に手招きしてきた。

「比企谷、こっちに来い。今日は私と一緒に寝てもらうぞ」

「ん、行っといで」

 川崎の許可も下りたので俺は平塚先生の方ににじり寄る。
 横になった平塚先生は自分の胸辺りに枕を置き、そこに俺の頭を乗せるように指示してきたので素直に応じておく。

「ふふ、これはいい抱き枕だ。私はこのまま寝るから比企谷は私の胸を堪能しておくがいい」

 平塚先生は俺の頭を抱き抱えるようにし、俺の顔は柔らかな胸に埋まる。
 堪能はするけど寝れるかなこれ…………。
 さすがにあれだけ出したからそこまで発情はしないけれども。
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/07/18(日) 20:23:01.62 ID:9YdLHyHHO
 しかし予想に反し、俺はめちゃくちゃぐっすり眠れてしまった。むしろ少し寝過ぎで身体がだるいまである。
 まあ健全な男子にとって最高級品レベルの寝具を使っているのだから当然と言えば当然か。
 時計を確認すると、早朝というわけでもないが遅いとも言えない時間だった。

「ん…………」

 俺を拘束していた平塚先生の腕の力が緩む。
 その瞬間を狙い、俺は腕から抜け出して起き上がる。
 隣では川崎と海老名さんが抱き合って寝ていた。実に百合百合しい。
 というかもはや芸術並みに美しい絵面だ。せっかくなので一枚撮っとこう。
 スマホでそれを撮影して満足した俺は、とりあえずシャワーを浴びることにした。寝汗はかいてないが、もう少し頭をすっきりさせたいしな。
 浴室に入ってぬるめのシャワーを浴びていると、入口の方から人の気配がした。なんとなくだが川崎のような気がする。

「や、おはよ」

「おう、おはよう」

 全裸のままの川崎が朝の挨拶をしながら入ってくる。
 軽く返してしまったが、せっかくなのできちんと挨拶しておこう。
 俺は川崎の足元にひざまづき、足の甲に唇を付ける。

「御主人様、おはようございます」

 それを見て川崎は呆れともとれる苦笑の笑顔になった。
 が、不満があるわけではないらしく、そのまま俺と同じようにシャワーを浴び始める。

「二人はまだ寝てるのか?」

「うん。でもまあそろそろ起きるんじゃない? だからその前に、ほら」

 シャワーを止めて俺に向けて両腕を広げてくる。
 それに包まれるように俺は川崎と抱き合い、唇を重ねた。
 しばらく触れ合うだけだったが、少し激しくしようかと思ったところでまたもや浴室の入口が開く。

「朝っぱらからお盛んなことだな」

「おはよー二人とも」

 平塚先生と海老名さんが入ってきたのだ。
 ちなみに俺は今の川崎とのキスですでに下半身が臨戦態勢になってしまっている。
 それに気付いた三人はにぃっと悪巧みしそうな笑顔を浮かべた。
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/18(日) 21:07:34.42 ID:s8gmTIsso
更新やったぜ。
437 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/07/27(火) 17:28:04.82 ID:ZjGkM3BEO
「さて、とりあえず身体洗おっかな」

 あの、海老名さん。普通そのセリフのあとはシャワー浴びるとかじゃないですかね?
 なんで奥にあったマットをいそいそと準備しだすんですか?

「ほう、ローションみたいな石鹸もあるのか」

「いっぱい常備されてるってことはたっぷり使うことを想定してるよね」

 平塚先生と川崎も乗り気のようだ。
 俺はこのあと繰り広げられる光景の予想図にますます股間をいきり立たせてしまう。

「ほら、八幡。おいで」

 敷かれたマットに座った川崎が俺を誘う。
 近付くとそのまま仰向けにさせられ、たっぷりとローションを身体に塗りたくられた。
 三人は自分の身体にもローションをかけ、俺の上にのし掛かってくる。

「う、ああっ…………」

 柔らかいものが押し付けられ、俺は思わず声を出す。
 腕にも。足にも。腹にも。胸にも。
 柔らかでぬるぬるが這い回り、それに肉棒が反応して更に固さを増していく。
 手のひらに触れたものは誰のどこかもわからないままに揉みしだき、俺の方からも擦り付けるように身体を揺する。
 三人は場所を入れ換えて代わる代わる色んなところを刺激してくるが、特に川崎は尻尾で肉棒で悪戯してきた。
 感度を上げさせながらも射精禁止の呪いをかけ、俺に地獄のような天国を味わわせてくる。
 一旦うつ伏せにされて背面ももみくちゃにされ、陰嚢までぬるぬるの手で揉まれて勃起が痛いくらいだ。

「はあっ…………はあっ…………」

「ふふ、じゃあ洗い流すよ」

 俺が息を荒くしていると川崎がシャワーを準備し、身体の上から皆がどく。
 仰向けになったところで肉棒を撫でられながらお湯をかけられ、俺の脳に更なる快感の電流が叩き付けられる。
 もう。
 限界だ。
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/07/27(火) 17:28:43.34 ID:ZjGkM3BEO
「あっ……」

「どうした?」

 しまった、みたいな声を出す川崎に平塚先生が訝しむ。
 それに構わず俺はゆっくりと身体を起こす。

「あー、ごめん。八幡、ぷっつんしたかも」

「ぷっつんって…………はっ!?」

「あっ」

 思い当たることがあるのか、海老名さんと平塚先生が顔を見合わせる。
 気にせず俺は川崎の腕を掴み、マットの上に押し倒す。
 そのまま足の間に身体を入れ、逃げられないようにのし掛かった。

「は、八幡、ちょっと落ち着いて。あんたの好きなおっぱいでチンポ挟んであげるから一旦離れ…………んむっ」

 川崎の唇を自分ので塞ぎ、腰の位置を調整して肉棒の先端を秘口に押し当てる。
 先程の身体の擦り付け合いで興奮したのか、川崎のそこもすでに愛液で溢れかえっていた。
 遠慮なく腰を進めて肉棒を差し込むと、あっさりと奥まで受け入れてくれる。
 が、最奥部に亀頭が押し付けられた瞬間、凄まじいキツさで肉棒が締め付けられ、子宮口が吸い付く。
 そして弱点を突かれた川崎は全身を震わせ、くぐもった悲鳴を漏らしながら絶頂に達した。

「……!!?」

 それは如何なる偶然か。
 あるいは悪魔の悪戯か。
 川崎も想定していなかったであろう出来事が起こった。
 サキュバスの能力による射精禁止の呪いが解けたと同時に、一部の能力がごく一時的に俺に移されたのだ。
 あとから考えてみれば、これは最高の相性を持つ二人がきちんと主従契約を結んでおり、その上で様々な要因が重なったからこそ出来たことなのだろう。たぶん再現しろと言われても無理だ。
 だけどこの時の俺は何の疑問も持たず、与えられた能力をフル活用した。
 なぜか能力の使い方はわかる。肉棒で蜜壺を擦りながら川崎の感度を上げていく。

「っ! っ!」

 びくんびくんと俺の身体の下で川崎が幾度も痙攣し、子宮口を突かれるたびに絶頂を繰り返す。
 元は自分の能力とはいえ俺という媒介を経ているためか無効化などはできないようで、ただただ俺に翻弄されている。
 口内に差し込んだ舌に無我夢中でむしゃぶりついてくるのを楽しんでいたが、俺の方にも限界が来た。
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/07/27(火) 17:29:49.68 ID:ZjGkM3BEO
「ん……うっ……!!」

 俺は宣言なく川崎の子宮口にぐりぐりと亀頭を押し付けながら精液を放つ。
 はあ……すげ、気持ちいい…………。
 川崎は大きく腰を跳ねさせながらそれを受け止め、どこかに飛ばされないようにするが如く俺の首に腕を回して必死にしがみつく。
 快感を堪えながら長い射精を繰り返し、終わったあとも萎えない肉棒でじっくりと達した蜜壺の感触を味わった。
 ようやく余韻が覚めて身体を起こすと、回されていた腕がずるりと落ちて川崎は四肢を投げ出すようにぐったりとする。だらしなく舌まで出して、失神に近い状態のようだ。
 正直俺の肉棒と劣情は全然治まっていないのだが、大丈夫。まだここにはあと二人いる。

「ひっ…………!」

 川崎から肉棒を抜いて振り向くと、平塚先生が奇妙な悲鳴を上げる。望むものをこれから与えようというのに何を怯えているのだろうか?
 俺は平塚先生の足を掴んで引き寄せて正常位に持ち込み、抵抗されないよう脱力の能力を使いながら肉棒を突っ込む。

「はうっ! あああっ!」

 同じように感度を上げさせつつ肉棒を出し入れし、膣内をたっぷりと蹂躙する。
 川崎の時と違って唇を塞いだり覆い被さったりしないのは、快感に喘ぐ声と突くたびに揺れる胸を楽しむためだ。
 時々その胸の間に顔を押し付けて柔らかさを感じつつ、平塚先生の中を突きまくる。
 が、いつの間にか平塚先生は達しすぎて声もかすれてしまい、やはり失神直前のような状態になってしまっていた。
 俺もそろそろ限界が近かったので、揺れる胸を揉みしだきながら遠慮なく中に射精する。
 あー……中出し、気持ちいい…………。
 今回分を全て出し切り、俺は大きく息を吐いた。
 そして平塚先生の中から肉棒を抜き、残った一人の方に向かう。

「あ、あの、八幡くん。ほら、おチンポ汚れてるから、私のお口でお掃除します。だから」

 海老名さんが何か言っているが俺はそれに反応しない。
 咄嗟に逃げようとしたのか俺に背中を向けたが、構わずそこを捕まえて引き寄せ、後背位で肉棒を突っ込んだ。
 なんだ、こんなにぐしょぐしょに濡らして期待してたなら逃げることもなかろうに。それともこの体位を望んでいたのか? ならお望み通りこの体勢で思う存分犯してやるよ。
 やはり同じように海老名さんの感度を上げていきながら肉棒を激しく出し入れし、尻に腰をぶつける音を響かせる。
 あっさりと絶頂に達した海老名さんは矯声を上げながら背中越しに許しを請うが、今の俺にそれが響くことはなく、ただただ腰を振って犯し続けるのみだ。
 その声も段々か細くなってきた頃、俺は陰嚢に残っていた精液を全部出し切る勢いで射精した。
 出てる出てる…………最高っ…………!
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/07/27(火) 17:30:58.20 ID:ZjGkM3BEO
 が、結局それでも満足しきれなかった俺はそれからもう一周し、三人を順番に徹底的に犯す。
 そして我に返った時、今度は美女の屍が三つ、マットの上に転がっていた。
 犯人は比企谷八幡。死因は気が狂うほどの快感。凶器はサキュバスの能力を使う肉棒。
 いや、この場合俺は疑似インキュバスになったとでも表現した方がいいのか? よく知らないけどサキュバスの男版がインキュバスでいいんだよな。
 あれ、でもこの種族に男はいないって以前聞いたような…………。
 まあ今はそんなことどうでもいい。とりあえず完全に気を失っているこの三人をどうしようか。
 一番耐性のある川崎ですらこの有り様だ。

「…………一人ずつ身体拭いてベッドに連れていくしかないか」

 こんな時に身体を綺麗にしたり余計なものを弾いたりする能力が使えれば便利なのだが、もう時間切れのようでどの能力も使えなかった。
 だが。
 もし、あれが偶然なのではなく。
 川崎と肌を重ねることによって俺も人間離れしていくのだとしたら。

「……………………」

 俺はぶるっと身体を震わす。
 そうなったら。
 より川崎に近付けて。
 川崎と共依存みたいな関係になったり。

「……………………」

 いやいや、こんなの妄想だ妄想。あり得ない未来や願望を想像してにやにやするんじゃない。
 鏡見ろ、今すごい気持ち悪い表情してるからな、俺。
 幸い三人が目覚めることはなく、顔を見られずにすんだ。どうにかベッドに全員寝かすことができ、俺は一息つく。
 というか疲れたな。寝るつもりはなかったが、俺ももう一眠りしてしまおうか。

「……………………」

 どこで寝ようかとベッドに目をやると、そこそこ狭くて誰かと誰かの間に挟まる形になる。そう、いずれも全裸の美女の間に、だ。
 むくむくと欲望と肉棒が起き上がる。が、さすがにこの状態で犯すのは気が引けてしまう。

「…………今日は平塚先生の日らしいですし、先生の手を借りますね」

 俺は平塚先生の横で膝立ちになり、手を取って俺の肉棒を握らせた。
 そのまま上下にしごかせながら胸を揉む。
441 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/07/27(火) 17:32:10.16 ID:ZjGkM3BEO
「あー、気持ちいいですよ平塚先生。寝てるとこすいませんけど、おっぱいにぶっかけちゃっていいですよね? ありがとうございます」

 様々な形でしごかせ、もう片方の手も取って陰嚢を揉ませる。
 別に起きても構わない行動であったが結局目を覚ますことはなく、やがて俺に射精感が訪れてきた。
 宣言通りこのまま亀頭を胸に押し当てて射精しようと思ったが、やはりその大きな胸に抗えるものではない。
 予定を変更して俺は平塚先生の身体を跨ぎ、胸に肉棒を挟ませる。
 射精したとき髪や顔に精液が飛び散らないように胸の上辺りに平塚先生の両手を持ってきて重ねさせ、壁代わりにさせた。
 準備を万端に終えた俺は改めて肉棒を平塚先生の胸の間でしごき、もみくちゃにする。
 以前に川崎と海老名さんの手を借りた時にも思ったが、寝ている相手の身体を使って気持ちよくなるのは背徳感がすごい。
 さらに興奮が高まった俺はあっさりと平塚先生の胸と手に精液を吐き出した。

「あっ……あー…………いい…………」

 さすがにこれまでと比べると少ないが、それでも充分多いと言っていいような射精量だ。
 平塚先生の手と胸の間が精液まみれになる。
 男子生徒の間では人気の平塚先生の身体でこんなことをしているとバレたら嫉妬の炎で焼かれてしまいそうだな。
 そんな益体もないことを考えつつ備え付けのウェットティッシュで俺の体液を拭き取っていく。

「平塚先生、すごく気持ち良かったです。ありがとうございました」

 感謝の気持ちを込めて眠ったままの平塚先生の頭を撫でると、少しくすぐったそうに、それでいて嬉しそうに僅かに微笑んだ。
 俺はそのまま横になり、昨晩と同じように平塚先生に腕枕をしてもらう体勢で俺も眠りについた。
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/27(火) 17:38:15.52 ID:1vtL2quZO
ふぅ
乙です
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/27(火) 20:18:04.56 ID:dtQ1g4zso
オツカレー(_´Д`)ノ~~
444 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/08/16(月) 23:33:46.36 ID:MTg2B4JmO
 とはいってもうとうとするくらいの浅い眠りだったので、周りが起きる気配を感じて俺も目を覚ました。
 平塚先生の腕から頭を上げ、軽く挨拶をする。

「どうも。改めておはようございます」

「おい、比企谷。今は意識はっきりしてるか? 暴走してないだろうな」

「何すか暴走って。初号機じゃあるまいし」

 突っ込みを入れつつ俺は身体を起こす。
 が、平塚先生は横になったまま下から俺を睨むだけだ。いったい何だ?
 脇の様子を窺うと、海老名さんもぐったりしたまま視線を俺に向けている。

「八幡くんのおチンポのせいで下半身動かないよー…………」

「腰が抜けて身体起こすのすら億劫なんだぞまったく…………」

 ああ、そういうことか。
 でも俺がああなったのはそもそも女性三人が必要以上に俺を興奮させたからじゃないですかね?
 つまり俺は悪くない。うん。

「というわけでお説教するから。八幡、こっちにおいで」

 ソファーの方に座っていた川崎が俺を手招きする。
 御主人様に言われたら仕方ない。俺が悪いと認めて甘んじて叱られよう。

「……………………なんで嬉しそうなのさ」

 いそいそと川崎の前で正座をする俺に川崎は呆れたような声を出す。
 まあそりゃ御主人様にお仕置きされるわけだし。
 長期間のぼっちをこじらせた俺は、中身の正負に関係なく言葉をかけてもらえるだけでも嬉しいという厄介な性質を持っているのだ。
 思えば出会った頃の雪ノ下のいる奉仕部にいまだ在籍できているのはこれが原因の一つかもしれない。今はだいぶ丸くなっているが。

「踏まないからね」

 とりあえず踏んでもらおうと頭を下げたが、即座に川崎に否定される。残念。
 ならば足を舐めようかと思ったが、引っ込められてそれも叶わない。
 じゃあ俺はどうやって御主人様の奴隷であることを表明すればいいんだ!?

「何もしなくていいから…………それよりさ、あれ、何だったの?」
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/08/16(月) 23:34:25.56 ID:MTg2B4JmO
 あれ、とはさっきの俺の使った能力についてだろう。
 海老名さんや平塚先生に聞こえないよう声を潜めながら自分の見解を述べる。

「ふうん…………じゃ、もうあんなことはできないんだ」

「んっ…………ああ、たぶんな」

 川崎が足を伸ばして俺の肉棒をつま先でつつき、思わず反応してしまう。
 御主人様の裸体を前にしてそんなことされたら勃起してしまうのも致し方ない。
 しかしそれを意に介さず川崎は備え付けのタブレットを取り、操作し始める。

「とりあえず朝ごはん頼もっか」

 みんなの意見を聞いていくつかのセットを注文する。どうやら三十分くらいで届くようだ。
 川崎はタブレットを戻してソファーから立ち上がり、俺の腕を取ってベッドの方へと向かう。
 そのまま放り投げられるようにされ、俺はベッドに横たわった。

「八幡のチンポ大きくなったけど、先生、使う?」

「いやいやいやいや、無茶言うな。もうすでに足腰立たないのにこれ以上されたら帰りの運転もできなくなるぞ」

「私も無理だからね! ていうか昨日どころかさっきも散々やったのに、八幡くんのおチンポ何なの…………?」

 何なのと言われても返しに困るが、淫魔の道具だったらこれくらいは必須だろう。
 その淫魔は俺の身体に覆い被さってくる。

「残念。おまんこは今あたしのしか空いてないってさ」

「むしろ他に必要ねえよ」

 耳元で囁き合い、そのまま唇を重ねて舌を絡める。
 背中に腕を回して抱き締め、体温と柔らかさを感じながら力を込めた。
 俺の肉棒はさらに固さを増したが川崎の方も準備ができているらしく、もそもそと腰を動かして位置を調整してくる。
 亀頭が濡れた割れ目に触れ、熱さを伝えながら飲み込まれていく。
 川崎は一旦身体を起こし、腰を上下させて肉棒を体内に出し入れさせ、敏感な箇所を擦らせながら快感を甘受した。
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/08/16(月) 23:35:33.46 ID:MTg2B4JmO
「この体力と性欲はすごいな。これが若さか」

「いや先生、この二人が特別なだけですよ。私もエロい方だと自覚してますけどついていけないですし」

 平塚先生と海老名さんが傍らで呆れたように会話している。でも二人とも川崎や俺に負けないくらい性欲強い気がするんだが。
 いや、川崎の場合性欲と食欲を混同している部分もあるから一概には言えないけど。
 その川崎は周囲に構わず腰を振り、俺の肉棒を味わうのに夢中になっている。
 さっき海老名さんが言ったように朝っぱらから結構な回数をしたのでまだ俺に余裕はあったが、川崎の尻尾が陰嚢に絡み付いてきた。
 あ、これはあれだ。自分の一番気持ちいいタイミングで射精させるための段取り。俺のことを男どころか人間としてすら認識せず、ただ自らの快楽を得るための手段。
 その道具扱いに俺は歓喜で打ち震え、無抵抗でされるがままになる。
 そして訪れた絶頂の時に、俺は情けない声を上げながら御主人様の中で果てた。
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/08/16(月) 23:36:30.57 ID:MTg2B4JmO
 満足そうな表情で俺に体重を預けてくる川崎を抱き締めながら余韻に浸っていると、ようやく回復したらしい平塚先生に呼び掛けられる。

「いつまでくっついてるつもりだ二人とも。朝食来てるぞ」

 まだこのままでもいい、と思いつつもさすがに体力がヤバい。朝食の匂いを嗅いだ途端に空腹感を覚える。
 川崎は腰を上げて肉棒を自分の中から抜き、口と舌で体液を舐め取り始めた。
 じっくりお掃除されて綺麗になったあと俺も起き上がり、川崎と共にベッドを降りてソファーに向かう。
 みんなで手を合わせて挨拶し、各々注文した物を食べ始める。

「あ、先に言っておくが私はもう今日は充分だからな」

「私も」

「ん、いいの? せっかく先生のための日なんだから遠慮しないでいいのに」

「無茶言うな。しかしあれだな、学校であまり比企谷が最後までしたがらない理由がわかった。暴走したら取り返しのつかないことになる」

「ですねー。失神したり声抑えられなくなったりしたら大変ですもん」

 いや、暴走するのはするだけの原因があるからなのだが。そう思うのなら多感な男子高校生を昂らせ過ぎないでいただきたい。理由も見当外れだし。
 でもせっかくなので提案しておこう。

「なら仕方ないですね。何か起こる前に俺たちの関係は今日までということで」

「「それはない」」

 平塚先生と海老名さんの声が綺麗にハモる。残念ながらこの関係はまだ続くようだ。
 しばらく雑談しつつの朝食を終え、食器を片付ける。
 とはいっても返却用の小窓の棚に持っていくだけだが。

「さて、昼過ぎ頃にここを出ることにしようか。どこかで昼食を取ってから解散しよう。もちろん私持ちでな」

「え、いいんですか?」

「なに、ファミレスくらいなら大した金額でもあるまい」

「なら遠慮せずご馳走になります。お礼に今から八幡のチンポを…………」

「今日はもう勘弁だと言ったじゃないか!」

 川崎が言い終わる前に平塚先生が突っ込みを入れる。
 しかしそれだとあと二時間くらいか。
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/08/16(月) 23:37:10.55 ID:MTg2B4JmO
「じゃ、最後にもう一回順番にお風呂入っとこうか。海老名、じゃんけんしよ」

「え、何で?」

「負けた方が八幡と一緒に入るのさ。平塚先生は運転あるからね」

 海老名さんは緊張した面持ちになる。あの、俺一人で入る選択肢はないんですかね?
 果たして、じゃんけんで負けたのは海老名さんだった。
 絶対川崎は面白がってやってるだろこれ。

「あ、あの…………」

 平塚先生、川崎と順番にシャワーを浴び、俺と海老名さんが浴室に入った途端、海老名さんは少し怯えた声を出す。
 別に襲ったりするつもりはないんだが。

「お、お口でご奉仕させていただきますから…………おまんこはもう許していただけないでしょうか……?」

 少し本気のトーンで懇願してくる。え、マジで俺がまだ満足してないとか思われてんの?
 確かにまた股間を大きくさせてるけど、女子と二人で風呂場にいる時点でそうなるのも仕方ないだろう。
 しかしあっちからしてくれると言うのを断る理由はない。

「いいのか? 姫菜はこれを突っ込まれるの好きだろ?」

「あっ…………す、好きですけど、家に歩いて、帰れなくなっちゃいます…………」

 海老名さんの手を取って肉棒に触れさせると、一瞬躊躇ってから断ってくる。
 いつもの誘い受け演技でなく本心のようだ。

「わかった。なら口開けてくわえてくれ」

「はい…………」

 海老名さんは俺の前にひざまづき、そびえ立つ肉棒を口に含む。
 そこから何かする前に俺は海老名さんの頭を掴み、腰を前後させて口内に出し入れし始める。

「んんっ…………」

 諦念でされるがままになっている、ということはまったくなく、海老名さんは積極的に肉棒に舌を這わせたり唇に力を込めて締め付けたりした。
 そうさせながら幾度も唇の輪でしごいていると、やがて射精感が訪れてくる。
449 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/08/16(月) 23:38:37.55 ID:MTg2B4JmO
 俺は一旦腰を引き、口内から肉棒を抜く。

「姫菜、まんこは勘弁してやるから選べ。どこに出してほしい?」

「あ、あの」

「顔にかけられたいか? 口の中に出してほしいか? 胸にかけてやろうか? 今ならおねだりすればまんこの中に注いでやってもいいぞ」

「っ…………! く、口に……私の、お口まんこに出して、飲ませてくださいっ…………!」

 少しの間逡巡し、海老名さんは口内射精を懇願する。
 望み通りに再び肉棒を口の中に突っ込み、唇で激しくしごかせた。
 角度や速度を変えて徹底的に頬の内側や上顎も犯し、海老名さんの頭を玩具のように扱いながら快感を高めていく。
 そして宣言もなしに俺は射精し、海老名さんの喉奥に精液を放つ。

「うっ……うっ…………出てる……全部、飲めっ…………」

 噎せたりもせずそれらを受け止め、海老名さんは喉を鳴らして精液を飲み込んでいった。
 全部出し終えたあとはそのまま尿道に残ったものまで吸い出され、しっかりとお掃除される。

「んっ……はあ…………お口犯されて、イっちゃったぁ…………」

 肉棒から離れた海老名さんが恍惚の表情で呟く。
 どうやらまたしばらく立てなくなったようなので、俺が代わりにシャワーを浴びさせてやり、汗を流す。
 身体を拭いてやって抱き上げながら浴室を出ると、川崎と平塚先生が呆れと驚愕の入り交じった表情でこちらを見た。

「まさか、本当にヤったのか?」

「あ、いえ、口でだけです。ただ、それだけでも私イっちゃいまして……」

「海老名は口の中にも性感帯あるしね。でも正直八幡の精力には驚くけども」

 いやまあそれに関しては自分でもそう思う。
 どうなってんだろうな俺の身体って。

「じゃあもう少し休んだら出るか」

「はい」

 そんなふうにして今回のお泊まり会は終わりを告げた。
 この一晩で俺は何発出したのか数えるのも怖い。だけど満足そうにしている女性陣の顔を見る限り、俺は少し自信を持ち、自分を褒め称えていいような気分になったのだった。
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/17(火) 00:50:17.78 ID:uXqD+jewo
腎虚になりそう(素朴な感想)
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/18(水) 21:53:42.48 ID:n3nYNDqxO
八幡枯れてしわしわになってそう
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/18(水) 22:04:29.15 ID:I1PTQkLyO
乙です
453 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/09/01(水) 19:36:17.51 ID:m0K176Y9O
 そんな爛れた連休も終わり、平日が始まる。
 さすがに頑張りすぎたのか、火曜日夕方に京華に飲ませて以降はしばらく休息期間にすると言われた。俺自身は問題ないと思っているのだが。
 まあ御主人様命令に逆らうものでもない。いつ搾精されてもいいように心構えだけはしておこう。

「でももし我慢できなさそうだったらすぐに言いなよ? 夢精なんかして無駄にされたら勿体ないし」

「ああ」

 とは言っても基本的に命令された以上我慢はするものなのだが。
 溜めれば溜めるほどサキュバスにとって美味しくなるわけだしな。

「この前海老名や先生に出したやつも美味しかったし、エネルギーとしての質も最高だし。サキュバスの能力をフルパワーで使い続けても十日くらい保ちそう」

「そういえば性的エネルギーってよくサキュバスの能力に使ってるけど、体力にも変換できるんだよな? 要は普通の食事と一緒で」

「うん。さすがにそれはサキュバスとしての資質だから、自分自身限定で他人には使えないけどね」

「じゃあエネルギーが枯れたら何か不都合あるのか?」

「肉体的にはそんなに不都合はないけど、やっぱり満たされない感じがあったよ。だから八幡からもらえるようになって本当によかった」

 そう言って川崎は俺の頭を撫でた。
 なんだか気恥ずかしくて川崎の表情が見れず、俺は質問を止めて膝枕されている状態から川崎の腹に顔を埋める。
 特に抵抗などはされずそのまま頭を撫で続けてきたので、昼休みいっぱいまで太ももを堪能した。
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/09/01(水) 19:36:48.39 ID:m0K176Y9O
 そして次の日。
 昼休みに昼食を終えたあと、俺は川崎に向かって土下座していた。

「そんな頭下げなくたっていいってば…………昨日あたしああ言ったんだし」

 川崎は戸惑いと呆れが入り交じった声を出す。
 そうは言っても内心で『御主人様の御命令とあらばいくらでも我慢できる』とか思っていながらこのざまなのだ。
 情けないというか申し訳ないというか。

「いや、搾り取ってほしいってのはいいんだけど、今回随分期間短くない? あたしは構わないし責めるつもりもないけどさ」

「その、昨晩、ですね、御主人様のことをずっと考えてまして」

「っ…………」

「今日も、朝からずっと頭から離れなくて、過去の経験とか思い出したりしてたら、はい」

 下半身に血流が集まりすぎて授業も疎かにしてしまったのだ。
 性欲による思考と肉体の悪循環でまた近いうちに夢精してしまうかもしれない。
 そうなる前に恥を忍んで御主人様にお願いしているわけなのだが。

「あの、情けない性奴隷ですいません…………どうか、どうか捨てないで下さい」

「だから捨てないってば…………むしろ性奴隷としてなら優秀じゃないのさ」

 そう言って川崎は片足の靴を脱ぎ、器用につま先を俺の顎に添えて顔を上げさせる。
 その表情を見る限り、本当に怒ったりはしていないようだ。良かった良かった。
 とりあえずその足の指を舐めるべく靴下に手を掛けるが、ひょいとかわされてしまう。

「あっ」

「余計なことしなくていいってば。ほら、こっち座ってチンポ出しなよ」

 川崎は靴を履き直して自分の隣を指差す。
 言われた通りにしようとするが、座った途端川崎の方から俺の股間に手が伸びてきた。
 俺がもたもたしていたせいだろうか、申し訳ない。

「今日はおまんこじゃなくていい?」

「は、はい。大丈夫です」

 こちらから懇願している立場なので異論はない。
 搾精してもらえるだけでも万々歳である。
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/09/01(水) 19:38:00.00 ID:m0K176Y9O
「ん…………」

 川崎は俺の下半身に顔を寄せ、すぐに肉棒が生暖かい感触に包まれる。
 唇の輪が上下し、どんどん俺を昂らせていく。
 が、中途半端なところで川崎は口を離して顔を上げた。

「準備はこんなもんかな。せっかくだからレベルアップしたあたしの能力、味わってよ」

 そう言って川崎は尻尾を俺の目の前に持ってくる。
 何を、と思う間もなくそれは変形を始めた。
 どんどん棒状に膨らんでいき、片手の指ではとても一回りできないような太さになる。
 最後に先端の真ん中に穴が空き、粘膜のようなものが蠢いているのを見せ付けられた。

「こ、これ…………」

「ふふ、そう。尻尾で作ったおまんこだよ」

 言うなり川崎はその尻尾の穴で肉棒を一気に飲み込む。
 いきなり与えられた快感に声が出そうになり、俺は慌てて手で口を塞ぐ。

「この尻尾おまんこのいいところはね、普通におまんこに中出しされるのと同じくらいの効率でエネルギーが吸収できること。それと相手には快感を与えてもこっちに性的快感はないこと。だから」

 川崎は言葉を切って俺の頭を掴み、自分に振り向かせた。
 手を下ろさせられて俺の情けない表情が晒される。

「あんたの気持ち良さそうな顔が、じっくり眺められるよ」

 尻尾が激しく上下に動いて肉棒がしごかれ、脳を焼く快感に俺は歯を食い縛る。
 ぐっちゅぐっちゅと淫靡な音が響き、射精を促すように締め付けが強くなっていく。
 本当に川崎の膣内と遜色ない気持ち良さと動きだ。

「ほら、我慢しないで出していいよ。あたしの尻尾おまんこに中出ししちゃお」

 それでもしばらく堪えていたが、もう限界が近い。
 俺は許可をもらうべく口を開く。

「も、もう……出ますっ…………尻尾、まんこで……飲んで下さいっ…………!」

「いいよ、出しちゃいな。ぜぇんぶ飲んであげる」
456 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/09/01(水) 19:38:42.50 ID:m0K176Y9O
 さらに尻尾の動きが激しくなり、とうとう俺は射精してしまう。
 悦楽に歪んだ表情をじっくりと川崎に見られながら、俺は幾度も尻尾の中に精液を放った。

「あっ……あっ……ああ…………っ」

「んっ……ふふ、美味し…………ほら、腰揺すって、全部出して」

「う、ああ…………気持ち、良い…………」

 やがて全て出しきり、俺は大きく息を吐く。
 が、その尻尾は口のようにも動かせるらしく、尿道内のものまで吸い出してくる。
 予期しなかった快感に俺は身体を痙攣させながら声を漏らしてしまう。

「あ……あ…………御主人様…………ごめん、なさい……」

「何を謝ってんの?」

「俺なんかを、こんなに、気持ち良くしてもらってるのに…………俺からは、何も…………」

「こら、いつも言ってるでしょ。あんたからは色んなものをいっぱい貰ってるって。いい加減その自己評価の低さを見直しな」

 最近は自分でもそこそこ自画自賛していいくらいには成長していると思う。
 が、時折過去の駄目人間さが思い出されてついつい卑屈になることがあるのだ。俺からすればギブアンドテイクが明らかに釣り合ってないし。
 まあ性奴隷なんてそれくらいでいいだろうと最近は開き直り気味だが。
 そんなこんなで予鈴が鳴るまで、俺たちは余韻に浸ったまま身体をくっ付けていたのだった。
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/01(水) 19:46:14.32 ID:EL75cBK1O
乙です
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/02(木) 19:56:46.91 ID:p9rRl56pO
ついにタイトル通り尻尾でしっぽり・・・
459 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/09/28(火) 23:41:38.37 ID:1LczULTRO
 奉仕部部室でだらだらと過ごしていたが、やはり昼休みのことをついつい思い出してしまう。
 尻尾で搾り取られるの、気持ち良かったなあ…………。

「ヒッキー、ニヤニヤしてるのキモいんだけど」

「気持ち悪い顔に拍車がかかっているわよ。いったい何を考えているのかしら?」

「えっ、あ、いや、と、戸塚は関係ないぞ!?」

 あ、やべ。
 ホームルーム直前に戸塚に似たようなことを言われたのを思い出して名前出してしまった。
 戸塚はもうちょっとオブラートに包んでてくれたけどな。

「なーんだ、彩ちゃんのことか」

「いえ、納得しては駄目よ由比ヶ浜さん。戸塚くんなら構わないわけではないでしょう?」

 なにやら勝手に解決したようだ。
 え、何? 俺戸塚のことを考えてる時こんな感じになってんの?
 もう少し気を付けないとな……。

「あー、ちょっと飲み物買ってくるわ」

 今のままだと何をやっても集中力が疎かになりそうだ。
 俺は小銭入れを取って立ち上がる。

「私は野菜ジュースでいいわ」

「あ、えと、あたしはレモンティーで」

 なぜかナチュラルにパシらされることになった。
 ついでだし、飲み物代を先に渡してきたので別に構わないんだけども。
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/09/28(火) 23:42:14.54 ID:1LczULTRO
 自販機で三人分の飲み物を購入し、部室に戻る途中で三浦と海老名さんに出くわした。
 とはいえ学校では親しくする仲でもない。俺はスルーを決め込む。
 が、向こうはそう思わなかったようで、三浦が俺を引き留める。

「こらヒキオ。完全無視とかマジありえないし」

「いや、別に話すこともないだろ。陰キャぼっちに何を求めてんだよ」

「今のヒキオがぼっちとかないない」

「だよねー。この前もファミレスで濃厚なはやはちを繰り広げてたし」

「飯食ってただけだろうが」

「てゆーか隼人はあーしのだから。ヒキオになんか渡さないよ」

「いらねえよ…………俺には川崎だけでいい」

「ほら、やっぱぼっちじゃないじゃん」

「う…………」

 むう、三浦に上手いこと論破された。
 ていうか普通に会話してしまってるな。

「でもなんかさ、詳しいことは聞いてないけど隼人の相談に乗ってくれたらしいじゃん?」

「えっ、そんな美味しいシチュエーションが!? どうしてその場に呼んでくれないの!?」

「海老名落ち着けし。まあ、あーしからもお礼言っとく。隼人結構ヒキオのこと気に入ってるっぽいしこれからもよろしくってことで」

「あまりよろしくされる事態になってほしくはないんだが…………」

「気にしない気にしない。じゃ、また」

「ばいばいヒキタニくん。また」

 そう言って二人は手を振って行ってしまった。
 しかしあの二人とこうやって話すようになるとは少し前までなら信じられないな。
 川崎とのアレから俺を取り巻く環境ががらりと変わったように感じる。女を抱くと男は変わるとよく言われるが、これもその一環だろうか?
 抱くと言うより抱かれたってのが正しいだろうけども。
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/09/28(火) 23:42:42.81 ID:1LczULTRO
 そもそも俺自身がそんなに変わったつもりはないので、むしろ川崎周辺が変わって俺がそれに巻き込まれているといった方が近いかもしれない。
 俺の変化したところといえば、戸塚&小町至上主義から川崎最優先になったことくらいだし。
 そしてそろそろまた情事を思い出して表情がヤバくなりそうなので思考を止め、部室に戻って二人に飲み物を渡す。

「ありがとヒッキー」

「ありがとう」

 二人とも素直に礼を言ってくる。
 出会ったばかりの頃の雪ノ下は一言どころか余計な文が大量に付属していたことを考えると、これも変化になるのだろうか?
 ちょっと物足りないとか考えてしまうあたりやはり俺はドMなのかもしれない。
 今度また御主人様にいじめてもらおう。
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/09/28(火) 23:43:21.02 ID:1LczULTRO
 そんなわけで翌日の昼休み、俺は再び川崎に土下座していた。
 といっても今回は謝罪ではなく頼み事のためだが。
 しかし川崎から返ってきたのは呆れたような声だった。

「いじめて下さいって……あんたバカじゃない?」

「いや、勘違いしてもらっては困る。性的な意味の方でだから」

「わかってるよそんなの。そうじゃなかったら本当にバカじゃないのさ」

「なら頼む。できれば男としての尊厳が徹底的に破壊されるくらいのを」

「そこまで言われるとサキュバスのあたしでも引いちゃうんだけど…………まあいじめること自体は吝かでないしいいけどさ」

「もちろんただとは言わない、何でもするぞ。足も舐めるし椅子にもなる」

「あんたがやりたいだけでしょそれ…………ま、だったら週末までにしっかり溜めときな」

 言うなり川崎は尻尾を伸ばして俺の肉棒に射精禁止の呪いをかける。
 ありがたい。これなら以前あったような予期せぬ夢精とか不測の事態が避けられるからな。
 安心して昼飯を再開できるというものだ。

「いや、昼ごはんの最中にいきなり土下座するようなあんたの思考は安心できないんだけど」

「すまん、つい勢い余って」

「まあいいけどね。ところで最近小町はどう? あたしもしばらく相手してないけど」

「二日に一回くらいのペースで夜に俺の部屋に来て自慰して満足してるよ。今のところ俺が指で手伝ってるくらいだ」

「でもそのうちまた物足りなくなってくるだろうから、どこかで相手してあげないとね。いっそホテル連れ込んじゃう?」

「それだったらいつものとこじゃなくてもっと人目つかないところにしないとな」

 実の妹を犯す相談というとんでもないことをしながらその日の昼休みを俺たちは過ごしたのだった。
463 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/09/28(火) 23:44:02.40 ID:1LczULTRO
「というわけで小町、今度の日曜空いてるか?」

「どういうわけかはわからないけど一応空いてるよ。何かあるの?」

「俺と川崎がデートするんだけど、お邪魔虫になるつもりはあるか?」

「いやいや…………って、え、それってまさか」

 意図を察したのだろう、小町の箸の動きが止まる。
 というか夕食時に話す内容ではなかったかな?

「えっと、沙希さんがうちに来るのかな?」

「いや、出掛ける。一緒に行くか?」

 俺の質問に小町は二つ返事で答える。まあ断るとは思っていなかったけども。
 その日を楽しみにしてか、日曜まで小町が俺の部屋に来ることはなかった。
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/29(水) 06:17:01.81 ID:qHKjLLW3O
乙です
465 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/10/31(日) 23:25:32.39 ID:NNZjEwzZO
 さて、待ちに待った週末がやってきたわけだが。
 俺ときたら早速やらかしてしまった。

「これは……いくらなんでも…………」

 待ち合わせ場所に着いた俺はそう呟く。
 辺りは薄暗く、人通りも殆どない。
 当たり前といえば当たり前だ。まだ電車の始発も出ているかどうか怪しい時間なのだから。

「まるで小学生だな…………」

 俺は自嘲気味に笑う。
 まあいい。待つのは別に苦手ではない。
 手近にあったベンチに腰掛け、スマホを取り出す。
 せっかくだから最近滞っていたソシャゲでも進めておくか。
 が、驚くことにそこから三十分もしないうちに川崎がやってきた。

「いや、早すぎるだろ」

「あんたが言えることじゃないでしょ」

 川崎が呆れながら俺の隣に座る。
 ただそれだけなのに俺の心臓がどくんと跳ねた。
 どんなに肌を重ねてもこの距離に慣れない。
 こんな川崎みたいな美少女が俺とただならぬ仲だなんて未だに夢じゃないかと思うこともあるし。
 どうか夢なら覚めないで欲しい、なんて陳腐な言葉が脳に浮かぶ。

「で、何でこんなに早く来たんだ?」

「昨晩小町から連絡あったからね。挙動不審なほどそわそわしててたぶんめちゃくちゃ早く家を出ると思いますって」

 おのれ小町。俺の御主人様をこんな早い時間にご足労掛けさせる真似しやがって。
 いや、原因は俺なんだけど。来てくれたのは正直嬉しかったし。

「でもこの時間だとまだちょっと早いね。少しここで潰してから行こっか」

 確かにラブホの料金が安くなる時間にまでもう少しある。
 川崎は俺に身体を寄せ、頭を肩に乗せてきた。いや、だからこれだけで緊張のあまり固まるんじゃないってば、俺。
 とりあえず動揺していない見栄を張り、川崎の腰に手を回す。
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/10/31(日) 23:26:09.77 ID:NNZjEwzZO
「そういえば八幡、あんた後悔とかしてない?」

 川崎の唐突な質問に俺は首をかしげる。人生において後悔は多々あるが、川崎に関しては特に思い当たらないぞ。
 反省することならあるけど。

「ちょっと言葉が足りなかったね。あたしたちさ、身体の関係から始まったようなものじゃない?」

「まあ、そうだな」

「一気に深い仲になっちゃったわけだけど、ラブコメみたいな経験もしてみたかったとかさ」

「ラブコメみたいなって……」

「ちょっとお互いいい感じになったけどなかなか勇気が出なくて踏み込めない、みたいな甘酸っぱい青春をさ」

「あー、少なくとも俺はそういうのいらないな」

「そう?」

「なんつーか、痛い目を見たことがあるから、むしろ川崎みたいに一気に迫ってくれないと怖くて逃げちまうと思う」

「ふうん」

「だから、その、ありがとうな。こう言うのも変だけど、俺を選んでくれて、俺に迫ってくれて」

「あたしのやりたいようにしただけだからお礼なんていらないよ。あたしもサキュバスとしては余計な過程よりもさっさとこういう関係になりたかったからね」

 そう言うと川崎は俺の身体に腕を回してぎゅうっと抱き付いてくる。
 普通ならそれは男性側の意見なのだろうが、つくづく川崎がサキュバスで良かった。
 柔らかさと匂いで俺の下半身が反応しているのに気付いても嬉しそうにしてくれるし。

「時間もちょうどいいしそろそろ行こっか。たっぷり搾り取ってあげるよ」
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/10/31(日) 23:26:51.40 ID:NNZjEwzZO
 いつものホテルに到着し、部屋に入るなり俺は川崎に抱き付く。

「その、さっき言ってなかったことだけどな」

「なに、どうしたのさ?」

「確かに身体から始まったような関係だけど、それまでは恋愛対象としてはあまり意識してなかったけど、今は御主人様が……沙希が一番だから」

「んっ……! い、いきなりそんな恥ずかしいこと……ああ、もう!」

 川崎は顔を真っ赤にしつつ目を背ける。
 いつもこれ以上に恥ずかしい言葉や行為をしているはずなのだが。

「やっぱいじめるのはナシ。あたしのしたいようにするから」

「ん……」

 川崎が俺と唇を合わせてくる。
 が、すぐに離れ、ベッドに連れていかれて寝かせられた。
 まだ服も脱いでいないのに、すぐにまたキスをされる。今度は舌を絡める激しいやつだ。

「んっ……んっ……」

 唾液を送り込んできたので俺はそれを嚥下する。
 かっ、と身体が熱くなり、一気に快感が増す。どうやらいろんな能力を使われたようだ。
 感度向上に精力増強、さらに射精禁止に脱力と、サキュバスの呪いのオンパレードである。

「好きにさせてもらうからね。覚悟しなよ」

 川崎は一旦ベッドから下りて服を脱ぎながらそう言う。
 許可なんていらない。俺は御主人様の所有物なんだから好き勝手に扱って欲しい。
 そう伝えようとしてもほとんど声さえ出せないのがもどかしい。

「ふふ……八幡、好き…………」

 一糸纏わぬ姿になった川崎は上下反対に俺の顔を覗き込んできた。
 そのまま唇を重ね、舌を差し入れてくる。
468 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/10/31(日) 23:27:28.99 ID:NNZjEwzZO
「んっ…………」

 どうにか舌を伸ばすくらいの力は残っており、川崎のと激しく擦り合わせる。
 が、この体勢でのそれは。

「ん……はぁ…………ふふ、これだと舌の上同士の一番感じるとこ、いっぱい擦り合っちゃうね。もっと、しよ」

 いつもとはまた違う激しいディープキスに俺は凄まじい興奮に襲われる。
 口内をめちゃくちゃに犯され、下半身の肉棒がびくびくとズボンの中で痙攣した。射精禁止の呪いがなければすでに達していたかもしれない。

「チンポ、キツそうだね。脱がしてあげる」

 まるで子供にするみたいに、横にきた川崎に俺は服を脱がされていく。
 恥ずかしいが身体に力が入らないので仕方ない。
 そうこうしているうちに俺も全裸にされてしまった。

「ん、素敵……ちゃんと美味しそうなチンポに仕上げてきてくれてありがと」

 そそりたった肉棒を見てうっとりした川崎は俺の頬にキスをする。
 すぐに肉棒に触れてくれるのかと思いきや、そのまま俺の顔にキスの雨を降らせ、舌を這わす。
 耳たぶや耳の穴からこめかみ、まぶた、額、頬、顎と、余すことなく顔中をその舌が這い回る。
 そこからさらに首筋や鎖骨を経て、じっくりたっぷり全身を川崎の舌と唇で愛撫された。
 ただし、肉棒以外。

「はあっ……はあっ……!」

 全身から快感を与えられ続け、俺の息が荒くなっていた。
 つらい。射精したい。
 痛みを感じるほど勃起している肉棒をしごいて精液を出したい。
 腕がまともに動かせない上にそもそも射精自体ができないのでしごいても無駄なのだが。

「八幡も限界みたいだけど、あたしもすごいことになってるよ。ほら」

 川崎が俺の手を取って自分の股間に導かせる。
 指が触れたそこは凄まじい熱を持っていて、ぐっしょりと濡れていた。

「このままあんたの指でいじるのも魅力的だけど……やっぱりもう精液欲しくてたまらないってあたしのおまんこが言ってるから、入れちゃうね」

 そう言って川崎は俺の身体を跨ぐ。
 肉棒を秘口に押し当て、焦点を合わせた。
 早く。
 早く早く。
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 05:13:43.14 ID:GqvxzXg9O
乙です
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/05(金) 07:46:36.12 ID:DpPRNOp/o
お、来てた乙乙
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/22(月) 22:07:51.77 ID:6VhyPnh6o
ふーん、えっちじゃん。
472 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/11/30(火) 21:10:44.99 ID:eBfZymSNO
 しかし川崎は秘部を亀頭に擦り付けるだけで、なかなか腰を下ろさない。
 力が入らないのはわかっているのに俺はどうにか腰を突き上げて挿入したがってしまう。
 わずかに身動ぎしたのを川崎が察する。

「ん……早く入れたい?」

 聞かれたって返事も頷くこともできない。ガチの脱力状態だ。
 が、代わりに反り返った肉棒が有り余るほどに主張している。

「ふふ、チンポびくびくしてる……」

 川崎は嬉しそうに笑うと、そのまま俺に覆い被さってきた。
 抱き付いてきたまま俺の耳元に口を寄せて囁く。

「射精はもうちょっと我慢してて」

 腰を沈めて肉棒をようやく膣内に受け入れてくれたが、奥まで入れずに出し入れして浅いところで擦らせる。
 快感だけがどんどん高まっていくが、まだ射精禁止の呪いが解けていないので当然達することができない。
 力が入らない状態で組伏せられて犯されるのはまるで捕食されているみたいで、それはそれで嬉しいのだが。

「んっ……最高のご馳走になりそ…………奥まで入れるよ」

 川崎は身体を起こし、さらに深く腰を落とす。
 ずんっ、と肉棒が最奥部まで挿入され、亀頭が子宮口を突く。
 本来サキュバスにとって弱点であるそこを突かれると射精禁止の呪いが自動的に解けるのは、一番深いところで精液を受け止めるためだろう。
 解けた呪いは射精禁止だけなので、堪える力の出ない俺はあっさりと絶頂に達してしまった。
 実験で電気を流された蛙みたいに手足がびくんびくんと痙攣し、精液を川崎の中に注ぎ込む。
 川崎は両手を自分の頬に当て、感極まった表情でそれを受け止める。

「あっ……! あっ……! 出されてる……美味しっ…………気持ちいっ……!」

 いつも教室で澄まし顔をしている川崎からは想像できないような淫らな表情になり、それがまた欲情をそそる。
 小刻みに腰を揺すられ、最後の一滴まで搾り取られていく。
 川崎も達したようで、俺の長い射精が終わると同時に反らし気味だった身体ががくんと前のめりになる。
 そのまま再び俺の身体に覆い被さり、満足そうな顔で大きく息を吐いていた。
473 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/11/30(火) 21:11:56.47 ID:eBfZymSNO
 背中に腕を回して抱き締めたり頭を撫でたりできないのがもどかしい。早いとここの脱力の呪いも解いてくれないだろうか。
 しかし川崎は少し身体を起こし、俺の顔を覗き込んでくる。

「ふふ、まだチンポおっきいまんま……おかわりもらうね」

 そう言うなりまた腰を上下に動かし、肉棒をしごきだす。
 達した直後で敏感になっていて凄まじい快感が襲ってくるが、抵抗する力も言葉も出ない。
 意識が飛びそうなほどの悦楽の波に溺れながら俺は再び射精する。
 これ、もういじめてもらってるようなもんじゃね?

「ん……すっごい…………間髪入れずの二発目なのに、量も味もこんなに……」

 川崎はうっとりとした表情をしながら子宮で俺の精液を受け止めた。
 全部出せと言わんばかりに腰を揺すり、肉棒に刺激を与える。

「八幡……好き、好きぃ…………絶対、絶対あんたのこと手放さないからね」

 ちゅ、ちゅと連続で俺の顔にキスの雨を降らせてくる。
 ずるい。俺からだって言いたいことはたくさんあるのに。
 俺が返事すらできないままに、川崎はさらに腰を動かし始め、肉棒を膣内に出し入れしていく。

「ぁ…………」

 溢れ出る愛液から肉棒に対して更なる感度向上の呪いがかけられ、俺の口から呻き声が漏れ出た。
 快感の電流に脳が焼ききれそうで目がちかちかする。
 程なくして三度目の射精をしたと同時に俺の意識はブラックアウトした。
474 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/11/30(火) 21:12:53.12 ID:eBfZymSNO
 そして俺が目覚めて真っ先にすることは、川崎の存在と時間の確認である。
 時間はまだ昼にすらなっていない。まあおっ始めたのが早朝なのでそんなもんだろう。
 川崎は横で俺の腕を枕にしながら寝息を立てている。ちゃんとそこにいることに安心し、ふうっと息を吐いた。
 いい加減川崎との情事の後に、これは夢じゃないかと疑うのはやめたい。が、幸福が過ぎるとそれはそれで不安になってしまうわけで。
 こんな俺に、と思うのは自己評価が低すぎるだろうか?

「ん……」

「あ、悪い。起こしたか?」

 もぞもぞしたかと思うと川崎が目を開ける。まだ少し眠そうだ。
 そういやさすがに呪い関連は解けてるな。

「ううん、大丈夫。それより少し無茶させちゃったけど平気?」

「ああ、すげぇ気持ち良かったし平気だ」

「うん……ね、もう少し寝ててもいい?」

「ああ。今日は早かったしな」

「うん、起きてご飯食べたらまたいっぱいしようね」

 俺の目が覚めるようなことを言いながら、川崎は俺にくっついて再び眠りに入る。
 あんだけ搾り取られたのに今の言葉と身体の柔らかさで下半身が反応してしまった……。
 いや、とりあえず俺も寝よう。少しでも体力を回復させておかないと御主人様を満足させきれないかもしれないからな。
475 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/11/30(火) 21:13:58.20 ID:eBfZymSNO
 なんだかとても幸せな夢を見ていた気がする。意識がはっきりしてくると、それは現実とリンクしていたせいかと察した。
 俺に被せられているシーツが膨らみを持っており、肉棒に生暖かい感触が走っている。
 そっと捲るとやはり川崎が俺の肉棒に舌を這わせていた。

「ん、ちゅ……おはよ……れろ……」

 俺と目が合っても動きを止めず、むしろより激しくしてくる。
 もしかしてさっき言ってたご飯ってこっちのことだったのだろうか。確かにサキュバスにとってはご飯だろうけど。

「う、あ…………」

 どれだけの間責められていたのだろうか?
 射精までそう遠くないのを感じ、俺は呻く。

「ん……出して……美味しいの、飲ませてよ……」

 川崎はそう言って口を開け、肉棒をくわえ込む。
 唇の輪が上下してしごかれ、舌が亀頭を這い、陰嚢も揉まれて一気に昂る。

「あ……あ……ああっ! あっ……! あっ……!」

 びゅくびゅくと川崎の口内に精液を放ち、その快感に声が漏れ出る。
 全部出し尽くすまで川崎の動きは止まらず、射精が終わってもに尿道に残ったものを吸い出されるまで離れることはなかった。

「ん…………ふふ、ほんとは口の中に溜めてじっくり味わおうと思ったけど、あんまり美味しいからもう全部飲んじゃったよ」

 そう言って川崎は口を開けて中を見せ付けてくる。
 なんだか嬉しくて愛おしくてたまらなくなり、俺は川崎を抱き寄せた。

「あん……ね、頭撫でて……」

 すりすりと俺の胸に頬擦りをしながらねだってきた。
 もちろん断る理由などなく、請われるままに頭を撫でてやる。
 しばらくして満足したか、川崎は顔を上げて俺に尋ねる。

「起き抜けでいきなり汗かいちゃったね。お風呂入る?」

「そうだな」

 サキュバスの能力を使えばこの汗だくの不快感もすぐになくなるだろうが、それでは情緒がない。
 メシ前に心の洗濯といこう。
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/30(火) 21:27:37.49 ID:dZKL4uZPo
乙です
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/12/08(水) 19:31:59.59 ID:9x0gG0J+0
おつです
[たぬき]
478 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/02/03(木) 20:55:41.30 ID:8DmCvgFHO
 川崎がベッドから下りて立ち上がり、俺はそれに続く。
 が、川崎の身体が目に入った途端、俺の動きが止まった。

「ん、どうかしたの?」

「あ、いや…………」

 俺は慌てて目を逸らす。
 しかし川崎は俺の顎に指を添えて自分の方に向かせ、目を合わさせる。
 ときめいてしまったが、この顎クイって男が女にやるのが普通じゃねえかなあ?

「あたしの裸に興奮した?」

「興奮っていうか……見惚れた」

「っ…………またあんたはそういうことを不意打ちで…………ってかもう見慣れたでしょ」

「そんなわけないだろ」

 裸体を見慣れるどころか、ただそばにいるだけでまだドキドキするし、なんなら学校で視界に入るだけで挙動不審気味になったりもする。
 昔の俺はよくもまあ教室で平然と過ごせていたもんだ。意識していなかっただけかもしれないが。
 そんなことを言うと川崎は俺の首に腕を回して軽く頬擦りしてきた。

「あたしだってやばいよ。あんたが日に日にどんどん格好よく見えてくる。こんなに素敵だったっけってよく思ってるよ」

「……さすがにそれは気のせいじゃねえかな」

「恋は盲目、なんて言うしね。でも大丈夫、ちゃんと冷静になって考えても八幡のこと好きだから」

「お、おう……その、俺も、だ」

「ん、ありがと」

 ちゅ、と俺の頬に口付けをした川崎は、改めて俺の手を取って風呂場へと向かう。
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/02/03(木) 20:56:59.63 ID:8DmCvgFHO
 ざあっとシャワーで汗を流し、二人で浴槽に浸かる。
 川崎はいつも通り俺の足の間に座り、背中を俺に預けてもたれ掛かった。

「ふう、幸せ……ほら、腕回してよ」

「あ、ああ」

 いつも通りどぎまぎしながら川崎の腹に腕を回して抱き締める。
 腕や胸から伝わる体温に興奮し、下半身が反応してしまう。

「ん…………ふふ、大きくなったの、当たってる」

「そりゃ、まあ……」

「じゃあお風呂から出たら、ご飯の前にあたしの上で好きなだけ腰振っていいよ。咥えさせて唇でしごくのも、挟んでおっぱいでしごくのも、締め付けるおまんこでしごくのも、どれでも」

「っ…………!」

「もちろん好きなとこに射精していいからね。喉の奥に出して直接飲ませてもいいし、顔にかけちゃってもいいし、おまんこの奥をぐりぐりしながら中に出してもいいし」

 川崎が淫靡な表情を見せながら挑発するように言う。
 その言葉の一つ一つが脳に染み込んでいき、俺を昂らせる。

「さ、沙希っ…………!」

「ん、我慢できなくなった? いいよ、ベッド戻ろ」

 俺にあてられたか川崎も欲情したようで、頬を上気させながら立ち上がる。
 もはやタオルで拭く時間も惜しく、サキュバスの能力で余計な水分を弾き、浴室を出て早足でベッドに向かう。
 改めて確認するまでもなく、川崎の秘所からは大量の蜜が溢れ出ていて太ももまで濡れていた。
 もう前戯の必要もなく俺は川崎をベッドに押し倒し、足の間に身体を入れて肉棒をその穴に押し当てる。

「沙希っ……沙希のまんこ、犯すっ…………チンポしごいて、中で出すからっ…………!」

「いいよ、来て……チンポちょうだい…………たくさん犯して、美味しい精液飲ませてぇ…………!」

「沙希っ……!」

 俺は川崎に覆い被さり、腰を沈めて肉棒を挿入した。
 一気に奥まで突っ込むが、歯を食い縛って一瞬で達することだけはどうにか堪える。
 襲い来る快感に理性をふきとばされないように必死だ。
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/02/03(木) 20:58:09.74 ID:8DmCvgFHO
 しかしそんな努力も川崎の囁きによって無駄になる。

「八幡っ……早く、精液出してぇ…………中出しされながら、イきたいっ…………!」

 サキュバスの弱点である奥を突かれた川崎が懇願してきた。
 もちろんそれに逆らえる俺ではなく、請われるまま射精に向けて腰を振り始める。
 舌を絡めながら幾度も肉棒を出し入れし、ギリギリまで我慢してから一気に解放して精液を川崎の中に放つ。
 あっ……あっ……気持ち、いい…………。
 精液が尿道を通り抜けるたびに腰が震えてしまう。
 それを受け止める川崎も、俺にしがみつきながら全身を痙攣させた。
 たっぷりと余韻に浸ってから唇に離して身体を起こすと、だらしなく手足を投げ出した川崎が満足そうな表情になる。

「あは……美味し…………腰、抜けちゃいそう……」

 恐ろしいことに、その言葉と表情に俺はまたもや欲情してしまう。つくづく自分の精力が怖い。
 川崎もそれに気付いたようで、大きく口を開けながら指し示す。
 固いままの肉棒を引き抜き、俺は川崎の顔をまたいで四つん這いになり、その口にそれを差し込んだ。

「んっ…………」

「あ、うっ……ああっ…………」

 舌が亀頭や肉茎を這い回り、唇の輪が上下し、尿道に残ったものを吸い出される。
 俺が動かなくとも川崎の口は的確に快感を与えてき、その気持ち良さに声が漏れ出てしまう。
 まだ出したくない。もうしばらく川崎の口内での気持ち良さを味わっていたい。
 そんなふうに思っても無駄なようで、川崎の唾液に仕込まれたサキュバスの能力で感度や精力が底上げされて射精寸前まで押し上げられる。

「あ、あ……出る、出る…………」

「ん、いいよ。あたしの名前呼びながら出して」

 一瞬だけ口を離して川崎はそう俺に要求する。
 すぐに咥えなおされて動きがより一層激しくなり、一気に限界が近付いてきた。

「あっ、あっ、沙希っ、沙希ぃっ! 出るっ、沙希の口の中に出るっ! 出すから、飲んでくれっ!」

 俺自身も腰を揺するように振り、快感を求める。
 川崎の動きとの相乗効果で訪れた悦楽の波は凄まじく、すでに今まであれだけ射精したとは思えないほどの量の精液が放たれた。
481 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/02/03(木) 20:59:11.51 ID:8DmCvgFHO
「あっ……! あっ……! 出てるっ……沙希の口に……俺の精液……出してるっ……!」

 最後の一滴まで。全部、飲ませたいっ……!
 俺は腰を振るのを止めず、快感の波が収まるまで川崎の唇で肉棒をしごき続けた。

「はあ…………はあ…………」

 いつの間にかお掃除まですべて終わらされており、ようやく理性が戻ったところで俺は川崎の口内から肉棒を引き抜いた。
 川崎は身体を起こして、俺に口内を見せ付ける。

「ふふ、全部飲んだよ。美味しかったし、喉に貼り付くくらい濃かった」

 サキュバスとしてはエネルギーにするのだから当然のことなのだが、俺はそれが妙に嬉しくなって川崎を抱き締めた。
 川崎も特に抵抗せずベッドに押し倒され、俺を抱き返してくる。

「ここからもう一回戦行ってもいいけど、さすがに何か食べないと身体持たないよ。まだ今日は長いんだから」

「ああ。でも、もう少しだけこのままでいいか?」

「ん、うん……」

 ぎゅ、とお互いの腕の力を少しだけ強める。
 ムードをぶち壊すような俺の腹の音が鳴るまで、ずっとそうやって俺たちはくっついていた。
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/03(木) 22:03:07.68 ID:2uETLTD6O
乙です
483 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/03/06(日) 21:26:59.72 ID:jm5c2gbNO
 全裸で食事、というのはなんとも間抜けな姿なので、とりあえず二人ともガウンを羽織る。
 とは言っても川崎は俺からエネルギーを充分に搾り取ったので軽くつまむ程度だったが。
 逆に俺は体力を消耗しているのでしっかり食べなければならないが、ソファーに座るそんな俺の太ももに川崎は頭を乗せて横になっていた。
 いわゆる膝枕だが、時折すりすりと頬を擦り付けてくるので少し落ち着かない。

「ん…………」

 頭を撫でてやると心地良さそうに微笑む。
 うん、なんというか。
 かつてはわずかに触れることさえ女子に忌避されていたことを考えるとすごいことだよなこれ。もっとすごいこともしているので今更だが。
 胸がきゅっと締め付けられるような感覚があり、川崎を愛おしく感じる。
 手早く食事を終えた俺は頭を撫でつつ、もう片手で川崎の手を握った。

「ふふ」

 指を絡めて繋いだその手を見ながら川崎はより嬉しそうに笑う。
 絶対。
 絶対川崎から離れないし川崎を離さない。
 改めてそんな決心をしたところで、川崎は身体を起こす。
 俺のすぐ隣に座り直してもたれ掛かってきたので、俺は川崎の腰に手を回してやった。
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/03/06(日) 21:28:07.06 ID:jm5c2gbNO
 そんなふうにしばらくくっついていたが、問題が沸き上がってくる。
 当然と言えば当然なのだが、俺がまた欲情してきたのだ。
 いや、だって、ガウンしか着てない柔らかい身体が密着しているし、胸の谷間が丸見えだし。

 そんな俺の視線と下半身の反応に気付いたか、川崎がくすりと笑い、俺の手を取る。
 何を、と聞く間もなくその手を自分のガウンの合わせ目から入れさせ、柔らかな胸に触れさせた。

「あ……」

「ふふ、いいよ。あんた専用のおっぱい、好きなだけ触って」

「あ、ああ」

 俺はその張りのある胸を撫で、指を沈めるように揉みし抱く。
 固くなった先っぽも軽く指で弾いてやると、川崎の身体がぴくんと跳ねた。

「ん……もっとぉ…………」

 じれったくなったか川崎はガウンを脱ぎ捨てて身体の位置を変える。
 俺の足の間に座るようにし、脇から腕を通させて後ろから両方の胸を揉ませる体勢だ。

「八幡におっぱいいじられるの、好き…………ね、うなじ吸いながらして…………」

「ああ。御主人様の首に痕が付くくらい吸ってやるよ」

 俺は川崎のうなじに唇を付け、強く吸いながら胸を揉む。
 手に収まりきらないほどの大きさのそれは指をしっかりと押し返す弾力を持ち、俺を夢中にさせる。
 もう隠すつもりもない大きくなった肉棒を川崎の腰に押し当てながら乳首を弄ると、艶かしい声が川崎の口から漏れ出た。
 その声が脳に叩き付けられ、我慢できなくなった俺は唇を離して川崎に懇願する。

「ご、御主人様っ……ここに、挟ませてくださいっ……」

「ふふ、ベッド行こ…………チンポ挟みながらおっぱいいじって……ああ、そのまま腰振ってチンポしごいて、精液顔にかけてくれると嬉しいよ」

 もう、駄目だ。
 挑発するようなその言葉に俺の呼吸が荒くなる。

「もちろん出す時はあたしの名前呼びながら、ね」

 そう言ってベッドに横たわる川崎に、俺は襲いかかるようにその身体を跨ぐ。
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/03/06(日) 21:29:15.53 ID:jm5c2gbNO
「すご……ちゃんと挟まないと、すぐ逃げちゃいそう…………」

 ギンギンに固くなって反り返る肉棒に川崎はうっとりとした目を向ける。
 俺は少し前傾姿勢になり、川崎の胸の間に肉棒を差し込んで左右からぎゅっと押さえ付けた。

「ああ……すべすべで柔らかい御主人様の胸、気持ちいい…………」

「ちょっとくらい乱暴にしてもいいからね。いっぱい気持ちよくなりなよ」

 胸を左右から押さえる俺の手に川崎は自分の手を添え、ぐいぐいと揺すったり力を込めたりする。
 肉棒がもみくちゃにされ、思わず声が出てしまう。
 そんな俺をからかうように川崎は肉棒の先端に向けてふっと息を吹き掛け、俺は思わず身体を仰け反らせた。
 それだけに飽きたらず頭を起こし、反動で突き出された亀頭に舌を這わす。

「あっ、あっ、それっ、だめっ!」

 自分から逃げることは出来ず情けない声で懇願するが、川崎の舌先は動きを止めずに尿道口まで責めてくる。
 少し腰を引けばいいだけなのに、それが叶わない。
 柔らかな胸と生暖かい舌に翻弄され、射精寸前まで追い込まれてしまう。

「さっ、沙希ぃっ……もう、出そうっ…………精液、沙希の顔にかけたいっ……!」

「いいよ。今回は口を閉じて、全部あたしの顔で受け止めてあげる。腰振っておっぱいでしごいて射精してよ」

 そう言って川崎は舌を離して口と目を閉じ、俺を待ち構える。
 我慢など出来るはずもなく、俺は腰を振り始めて川崎の胸で肉棒をしごく。

「沙希っ……出る、出るっ…………沙希の綺麗な顔っ、俺の精液で汚すっ…………あっ! ああっ!」

 びゅくびゅくと肉棒の先端から精液が放たれていき、川崎の顔に飛び散る。
 その光景に興奮し、俺は幾度も射精を繰り返す。

「あっ……あっ……沙希の顔に、精液かけてる…………胸でしごいて……こんなに、汚しちまってるっ…………」

 やがて段々と勢いがなくなり、全て出し切ったところで俺は大きく息を吐いた。
 肉棒に押し付けていた双丘から手を離すと、すぐにまた川崎が口を開ける。
 俺はそこに肉棒を差し込み、じっくりと川崎の口と舌によるお掃除を堪能した。
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/03/06(日) 21:30:18.15 ID:jm5c2gbNO
 綺麗になった肉棒を引き抜くと、今度は川崎は顔中に飛び散った精液を指で掬い取り、次々と口に含んで飲み込んでいく。
 目を閉じたままうっとりとした表情で喉を鳴らすその様は実に淫靡だ。
 それに見惚れていると、川崎からおねだりが飛んでくる。

「ね、八幡……おまんこ、いじって…………あんたの精液飲んでるだけでイっちゃいそうだけど、中途半端にイきたくないから……」

「あ、ああ。足、開いてくれよ」

「ん…………」

 川崎は両膝を立てて足を開く。
 秘口からはすでに大量の蜜が溢れており、俺はごくりと生唾を飲み込む。
 そこに口を付けて思いきり啜って舐め回したい欲求に駆られたが、御主人様はこっちの方がいいだろう。
 俺は足の間に身体を入れ、先程のお掃除で再び固くなった肉棒を膣内に突っ込んだ。

「んっ!? んんんんっ!」

 肉棒は達したばかりで敏感になっており、与えられる快感に少しばかり恐怖を覚える。
 が、不意打ちで奥を突かれた川崎はそれ以上の快感に打ち据えられたようで、口内の精液を飲み込みながら大きく身体を仰け反らせて絶頂に達した。

「あっ……あっ……嘘、でしょ……まだこんな固くて大きいチンポ…………気持ちい…………精液飲みながら……突かれて、イっちゃった…………」

 びくっびくっと全身を痙攣させながら感極まったように呟く。
 ひとしきり余韻に浸ったあと、再び顔の精液を指で掬って口に含む。
 そしてそれを飲み込むたびに悦楽に身体を震わせた。

「ああっ……美味し…………おまんこの奥にチンポ押し付けられながら飲む精液、最高っ…………」

「…………」

 さっきからヤバい。
 川崎のセリフが頭にじんじん響く。
 もう何度も大量に出しているのに、また射精させろと肉棒が疼いている。
 が、今の俺は御主人様が精液を美味しく飲むための道具に過ぎないので、なんとか理性が飛ぶのを堪えた。
 子宮口が亀頭に吸い付いてくる快感にも歯を食い縛る。

「はあぁ…………八幡、ごちそうさま……」

 川崎は目を開け、満足した声で俺に礼を言う。
 両手を広げて俺を誘ってきたので、俺はそのまま川崎に覆い被さる。
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/03/06(日) 21:31:00.38 ID:jm5c2gbNO
「ん……ね、あんたまた出したいんでしょ? いいよ」

「……いいのか?」

「うん。でもその代わりにさ」

 川崎は俺の耳元で要求を囁く。
 その内容だけで射精しそうになるのをなんとか我慢し、確認するように川崎の顔を見る。

「ね、さっきみたいなことを言いながら、中に出してよ…………」

 御主人様にそう言われたら逆らうことはできない。
 いや、最初からそんなつもりは微塵もないが。
 俺はゆっくりと腰を動かして肉棒を出し入れし始める。

「沙希っ……沙希っ……俺専用の沙希のまんこ……チンポいっぱいしごいて、中に出すからなっ……」

「うんっ……うんっ……もっと、もっと言ってぇ…………あたしがあんたのモノだって言ってぇっ…………」

「沙希っ……全部、俺のもんだ……この唇も、胸も、まんこも……全部、全部、一生俺のもんだっ…………俺の精液、中に出して刻み付けてやるっ…………!」

「うんっ……! でももうとっくに全身で八幡のチンポと精液覚えちゃってるよっ……! 大きさも、形も、味も、熱さも、全部、全部っ……!」

「ああ……俺の、俺のためだけの沙希のまんこ……すげえ気持ち良くしてきて、もう我慢できないっ…………」

「出して、出してぇ…………八幡の精液、中に出されながらイきたいっ!」

「沙希っ! 出すぞ! 俺専用のまんこにっ、中出しするっ!」

 俺は限界を迎え、川崎の子宮口に亀頭を押し付けながら射精した。
 サキュバスの能力で回復してもらったわけでもないのに今までと遜色ないくらい、いや、下手をすればそれ以上の量の精液が吐き出される。
 あっ……あっ……所有権を主張しながら、川崎の中に出すの、気持ち、いい…………。
 俺は何度も名前を呼びながら白濁液を放つ。
 全て出し終わったあとも、俺は余韻に浸るように川崎の名前を呟き続けた。
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/06(日) 21:31:31.20 ID:n3jfW7gdo
お、更新乙
489 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2022/03/06(日) 21:32:12.80 ID:jm5c2gbNO
 肉棒を引き抜き、大きく息を吐きながら川崎の隣に横たわると、今度は川崎が身体を起こす。
 顔を俺の下半身に寄せてお掃除をしてもらい、思わず呻き声が出てしまった。

「ん……美味しかったよ」

「気持ち、良かった。ありがとうな」

 川崎は俺の肩辺りに頭を乗せて身体をくっ付けてくる。
 柔らかさと温かさが心地いい。

「なんかあたしのお願いばっかり聞いてもらっちゃってるね。ちゃんとあとでいっぱいいじめてあげるから期待してなよ」

「ああ。その時には今度は俺が御主人様のモノだって言いながらしてほしいぜ」

「ん、もちろん」

 わかってるよと言うように川崎は俺の頬に口付けをしてきた。
 それが嬉しくて、俺は体勢を変えて川崎を抱き締める。
 川崎も抵抗せず、俺の胸に頬を擦り付けてくるので、少し力を強めた。
 ああ。
 川崎が愛しい。
 絶対離さないからな。
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/06(日) 22:00:28.37 ID:uK0lC9meO
ふぅ
乙です
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/05/04(水) 13:11:31.08 ID:CNs7MEn5o
久しぶりに見に来たらめちゃくちゃ投稿されてた
このssしゅきぃ🥰
492 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/05/05(木) 00:11:06.13 ID:NcelUsZ+O
 別に眠かったわけではない。
 が、柔らかな川崎の身体を抱き締めるのが心地よく、いつの間にかうとうとしてしまったようだ。
 俺の腕の中で川崎も寝息を立てている。
 喉が渇いたのでそっと川崎から離れてベッドを下り、買ってきていたペットボトルのお茶を飲む。
 すぐにベッドに戻ろうとしたが、タイミング良く目を覚ましたのか川崎がこちらを睨むように見ていた。
 少し寝ぼけ眼のようだが。

「……なんで、目が覚めた時に隣にいないの?」

 さすがにちょっと理不尽ではないだろうか? いや、俺が動いたせいで起こしてしまったのならそうでもないか。
 とりあえずベッドに潜り込んでそっと川崎を抱き寄せる。
 さて、少々判断が難しい。どんなモードで謝るべきだろう?
 謝罪一択なのはこの際気にしない。

「沙希、悪かったな」

 まずは普通に謝ってみた。失敗だったら土下座なりなんなりしてみよう。
 川崎は俺の身体に腕を回し、顔を胸に擦り付けてくる。

「ん……もっと、ぎゅってして」

「ああ」

 俺は腕に力を込める。
 それに反応して川崎がほうと溜め息を吐いた。

「八幡といれるのが幸せ過ぎて、目が覚めるたびに夢じゃないよねって確認しちゃう…………怖がらせないでよ……」

「沙希……」

 胸がいっぱいになる。俺と同じようなことを考えてくれていたなんて。
 手を川崎の頭に添えて撫でる。
 しばらくそのままされるままになっていたが、今度は胸が熱くなってきた。比喩的な意味でなく、物理的にだ。
 川崎の耳が真っ赤になっているのが確認できた。これはあれだ。
 意識が覚醒しきってなくてついぽろっと出た言葉が恥ずかしくなってるやつ。俺も経験あるからな。
 俺の胸に伏せていて見えないが、川崎の顔もリンゴみたいに赤くなっていることだろう。

「八幡……」

「おう、なんだ?」

「こっち向かずにベッドにうつ伏せになって」
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/05/05(木) 00:11:41.50 ID:NcelUsZ+O
 いやちょっと待て。羞恥心からの八つ当たりを俺にしようとしてないか?
 とは言うものの御主人様の命令だし八つ当たり相手を他の誰にも譲る気はないので、俺は素直に従う。

「膝立ててお尻こっちに突き出して……そうそう、いい子だね」

「んうっ……!」

 尻の穴に川崎の舌が這い、俺は声を漏らす。
 それに気を良くしたか川崎はどんどん舌の動きを激しく大胆にしていき、快感を与えてくる。
 生暖かい感触が穴の中に入ってきた時は身体が震え、肉棒がびくびくと痙攣してしまう。感度を上げられた穴の中を散々っぱらに掻き回され、頭がおかしくなりそうだった。

「ん……ほら、今度は仰向けになって足を開きなよ」

 舌を引き抜いた川崎は俺の尻をぺちぺちと叩き、俺は言われたままに動く。
 だらしなく弛んでいる表情が恥ずかしくて顔を手で隠していたが、川崎は容赦なくその手を払い除けて覗き込んできた。

「ふふ、かわいい…………その顔、もっともっと蕩けさせてあげる」

 川崎は開いた俺の足の間に割って入り、尻尾の先端を肉棒のような形に変化させる。
 それを自分の下腹部から生えているかのように腰に添え、俺の膝裏に腕を通した。
 男女逆だがほとんど正常位の体勢になり、尻尾が俺の穴に突き立てられる。

「あっ! ああっ!」

「どうしたの、八幡のお尻犯してあげてるのに、お礼の言葉がないよ。あたしの性奴隷だったら、こんな時は何て言うの?」

「あっ! あっ! ありがとうっ、ございますっ! 御主人様にっ、お尻、犯していただいて、嬉しいですっ!」

 飛ぶ。飛ぶ。理性が飛んでしまう。
 川崎の尻尾で腹の内側が抉られ、前立腺が刺激され、肉棒がびくんびくんと痙攣している。
 女の子みたいな声をあげて俺は全身をくねらせた。

「ふふ、ほら」

 川崎が一旦動きを止め、俺の腕を掴んで反り返った肉棒を握らせる。
 それだけで射精しそうになるのを何とか堪えるが、離すのは許してくれそうにない。

「だ、だめ……出る…………」

「いいよ出して」
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/05/05(木) 00:12:22.87 ID:NcelUsZ+O
 川崎は俺の尿道口の前に手のひらを構える。
 それで精液を受け止めてくれるようだ。

「八幡が自分でチンポしごいて射精するところ、見ててあげるからね。もちろん手で受け止めた精液も全部啜って飲んであげる」

「はっ、はいっ……射精、しますっ……! 御主人様にお尻犯されながら、チンポしごきますっ……!」

 俺は肉棒を握る手を上下に動かし、激しくしごく。
 川崎と目が合うと羞恥心と快感が混ざり合い、射精感がこみ上げてくる。

「あっ……あっ……出る……出る……!」

「いいよ、この中の精液、全部びゅーって出しちゃいなよ」

 空いた手で陰嚢を揉まれ、俺は限界を迎える。
 それと同時に突っ込まれている尻尾の暴れ方が一際大きくなり、もうまともな声が出ない。
 両足を川崎の腰に巻き付けてしがみつくようにし、背中を仰け反らせながら俺は射精した。
 あっ…………。
 あっ…………。
 気持ち、良い…………。
 もう。
 何も考えられない…………。
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/05/05(木) 00:16:38.73 ID:NcelUsZ+O
 気を失っていたのは数分らしい。
 意識を取り戻すと、精液にまみれた俺の肉棒と腹の上を川崎が口と舌でお掃除してくれていた。
 頭を撫でてやると川崎がこちらを向く。

「ん、起きた? ちょっと感度上げすぎたかな?」

「いや、大丈夫だ。すっげぇ気持ち良かった」

「ならよかった。でも気持ちよかったのはわかるよ。こんなに美味しいし」

「うああっ……!」

 いきなり先っぽに口を付けて精液を吸い出され、油断していた俺は身体を跳ねさせる。
 再び意識が持っていかれそうになるのを耐え、お掃除が終わった川崎を抱き寄せた。

「御主人様……今度は…………」

「うん……今度はあたしの穴に八幡のをもらうね………」

 いまだに固くそそりたつ肉棒に川崎はうっとりとした目を向け、身体を起こす。
 先ほどと同じで俺が下で川崎が上だが、入れる方と入れられる方が逆だ。
 川崎は俺の身体を跨いで肉棒を自分の秘口に押し当て、ゆっくりと腰を下ろしていく。

「あっ……あっ……チンポ、入ってくるぅ…………」

 肉棒が温かくて柔らかいものに埋まっていく。
 やがて根元まで包まれると、今度はもう離さないと言うようにぎゅううっと締め付けてきた。

「あんっ……奥まで、きたぁっ……好き、好きぃ…………八幡のチンポ、大好きぃ…………」

「御主人様。俺のチンポ、気持ち良いですか?」

「うんっ……気持ちいいっ…………何回出しても、固くて大きいまんまで何度もあたしを気持ちよくしてくれるチンポ…………もう、これ無しじゃあたし生きていけないよぉ…………」

 そう言いながら川崎は腰を上下させてずぷずぷと肉棒を出し入れさせる。
 俺のこの精力だとむしろ俺が川崎無しじゃ生きていけないレベルだと思うのだが。

「奥っ……奥まで入れるよっ……あたしの弱いとこ、八幡のチンポでぐりぐりさせて、イくからっ…………」

「イってください御主人様。俺が見ててあげますから」

「うんっ……見ててっ……!」
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/05/05(木) 00:17:26.60 ID:NcelUsZ+O
 川崎は深く腰を沈め、子宮口を亀頭に押し当ててそのまま腰を揺すり、大きく身体を仰け反らせながら達した。
 ふるふると揺れる胸を下から支えるように揉みしだきながら俺はその光景を眺めている。
 さっき出したばかりでなかったら堪えきれず俺も一緒に腰を振って射精したくなるような、そんな淫靡な景色だ。
 もちろん実際にそうしても川崎は怒らないだろうけど。

「はっ……はっ……イったぁ…………八幡……見てて、くれた……?」

「ああ。すっげぇエロくて、綺麗だった。こんな御主人様を持てて、俺は嬉しい」

「ふふっ、それを言うならあたしの方こそだけどね」

 胸に添えたままの俺の手に自分のを重ねて微笑む川崎に、俺の心臓が高鳴る。
 愛しさと情欲が同時に訪れ、それに肉棒が反応した。

「んっ……チンポ、射精したいって暴れてる…………いいよ……このままおまんこでしごいてあげるから、中でいっぱい出して…………」

 川崎は再び腰を動かし始める。
 きゅうきゅうと締め付けてくる膣でしごかれ、襲い来る快感に声が漏れそうになったがかろうじて堪えた。
 しかし川崎は容赦なく責めてきて、我慢しても無駄だと言うように射精を促してくる。
 俺は川崎の背中に手を回して抱き寄せ、唇を重ねながら下から腰を突き上げた。

「んっ! んんっ!」

 重なった唇から互いの声が漏れ出る。
 二人の動きが一致して快感が何倍にもなっていく。
 ついに俺は限界を迎え、川崎の一番奥に精液を吐き出した。
497 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/05/05(木) 00:18:02.32 ID:NcelUsZ+O
 今日はそれが最後の交わりとなり、時間までは微睡んだり無言で抱き合ったりしながら過ごす。
 夕方前にホテルを出たあとは川崎の買い物を手伝い、家まで送り届ける。

「ん、ここでいいよ。今日はありがと。また明日ね」

「ああ、また明日。小町も一緒にな」

「ん」

 そう。明日は小町も交ざるのである。
 なので一応少し時間は遅めなのだ。
 俺一人ならまだしも、兄妹揃って早朝から出掛けるのは親に怪しまれるからな。
 荷物を川崎に渡し、軽くキスをしてから俺は帰路に着いた。
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/05/05(木) 01:41:35.43 ID:G+58NsMPo
乙です
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/05/06(金) 18:39:31.24 ID:ihDcxAkHO
SS避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/05/06(金) 18:51:07.44 ID:eyEab1hro
おー久々更新。乙乙
501 : ◆zO7AQfurSQ [saga sage]:2022/06/22(水) 23:55:55.77 ID:TyOisANwO
「行ってきまーす」

「ます」

 朝食を終えた小町と俺は、ようやく起きてきた親に声をかけて家を出る。
 小町は鼻唄を鳴らしながら歩いていて、実に上機嫌のようだ。
 待ち合わせ場所が見えてきた頃、ちょうど反対側から川崎が歩いてきていた。

「あ、沙希さんだ。おはよーございます!」

「ん、おはよ」

 小町が駆け寄って抱き付き、川崎はそれを受け止めながら挨拶をする。
 う、羨ましいなんて思ってないんだからねっ!

「八幡もおはよ」

「おう、昨日ぶり」

 というわけで普通に挨拶する。
 いつもみたいに早朝ではないので人目あるしな。

「じゃ、行こっか。小町は挙動不審にならないようにね」

「はいっ」

 ホテルに入るときに変な動きをすると怪しまれるかもしれない。そんなわけで前もって言い含めておいたのだ。
 特に問題なく受付を済ませ、部屋に入ると小町はきょろきょろと見回り始めた。
 そんな様子に苦笑しながら川崎はソファーに荷物を置き、早速風呂の準備を開始する。

「一応準備だけしとくけど、シャワーとかしてきた?」

「ん、軽くな。ガチで入ると親に怪しまれるし」

「どうする? 入ってくる?」

「小町次第で」

「了解」
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/06/22(水) 23:56:46.16 ID:TyOisANwO
 川崎はベッドの上ではしゃいでいる小町に声をかける。

「小町、どうする? シャワー浴びる?」

「あ、はい。やっぱちょっと緊張して汗かいちゃったので」

「わかった。一人でいい? それともあたしと一緒に入る?」

「え、えっと、一人で大丈夫です」

 そう言って小町はそそくさとバスルームに向かう。以前川崎に返り討ちにされた記憶があるしな。
 川崎は苦笑しながら着いていって設備の説明だけしてきた。そういうのに詳しくなるほど川崎とここに通ってんだなぁ…………。
 戻ってきた川崎が俺の横に座り、身体を寄せてくる。

「今日は小町のための日だからあんまりいじめてあげられないけど、我慢できる?」

「いや、昨日あれだけいじめてもらったし…………」

「そう? 隙あらばしてほしいってここは言ってるみたいだけど」

 川崎が俺の股間を撫でる。
 すでにズボンの中で大きく固くなっており、肉棒は存在感を主張していた。

「そんなこと、されると……我慢、できなくなるだろ……」

 そうは言ってもやめさせられないあたり俺の意志は弱い。
 どころか、つい川崎の手に押し付けるように腰を浮かせてしまう。

「ふふ、八幡かわいい…………でも今日は小町を添えての精液を味わうって決めてるからね」

 そんなまるで料理みたいに。
 いや、サキュバスにとっての食事だからそんな的外れでもないのか。

「小町の中にいっぱい出しなよ。そんで美味しいのをあたしに頂戴」

 耳元で囁かれて、それだけで達しそうになる。
 川崎の尻尾で肉棒を撫でられて射精禁止の呪いをかけられなかったら、情けなくズボンの中で暴発していたかもしれない。
 その頃になって小町がバスルームから出てきたので、川崎は俺から身体を離す。
 色々と危なかった……。
503 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/06/22(水) 23:58:20.03 ID:TyOisANwO
 小町をベッドに座らせて自分もその横に付き、川崎は何やら囁いている。
 耳をすませて聞いてみると、どうやら『今日は小町のための日だから遠慮しないでいい』みたいなことを言っているようだ。
 とりあえず俺も小町の隣に座る。

「あたしと八幡の方がきっともっとすごいことたくさんしてるから、どんなやらしい事要求したって平気だよ」

 いや、それは胸を張って言うことじゃない。でもまあ小町に遠慮させないために必要なことではあるが。
 要求具合で言うなら海老名さんとかの方が圧倒的に上だろうし。

「じゃ、じゃあ、二人で小町をいっぱい気持ちよくしてください」

「ふふ、いいよ。まずはキスからね」

「んっ…………」

 川崎が小町と唇を重ねる。
 最初は啄むようなキスから始まり、だんだん舌を絡めるような激しいものに変わっていく。
 御主人様と実の妹が織り成すその淫靡な光景に俺はごくりと唾を飲み込んだ。

「ん、はぁ…………」

「ほら、今度は八幡がキスしてやって。激しいやつね」

「あ、ああ」

 川崎と離れた唇は今度は俺のと重なる。
 そうやって舌を擦り合わせている間に川崎は小町の耳やうなじに舌を這わせ、じっくりと愛撫していく。
 力が抜けたか、小町はベッドに倒れ込んで荒い息をしていた。

「はっ……はっ……お兄ちゃんのキス……いつもよりすごい…………」

 いや、それはたぶん勘違いだ。
 川崎のサキュバスの能力で感度を上げられているからなのだが、説明するわけにもいかない。

「ふふ、もっともっと可愛がってあげるよ。八幡もおいで」

 全裸になった俺達はベッドの中央に移り、小町の両側に陣取る。
 顔を寄せて三人で舌を突き出して擦り付け合い、俺と川崎は小町の小振りな胸を片方ずつ揉みしだく。
 ぴんぴんに尖った乳首が感じるようで、触れられるたびに小町は喘ぎ声を漏らした。
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/06/22(水) 23:59:51.08 ID:TyOisANwO
「八幡、今度は小町のおっぱいを気持ちよくしてあげよ」

「おう」

 俺と川崎は顔を小町の胸に持っていく。
 口を開いて乳首を咥え込もうとしている光景に小町が焦った声をあげた。

「ちょ、ダメっ……! 今っ、そんなことされたら……!? あっ! あああっ!」

 二人で左右同時に吸ってやると、小町はびくんっと身体を仰け反らす。
 さらに下腹部に手を伸ばし、俺は濡れそぼった膣内に指を入れてかき回し、川崎は陰核を弄くる。
 上げられた感度のこともあって小町が耐えられるはずもなく、あっさりと絶頂に達してしまう。
 俺達は小町がイき終わるまで優しく舌と指を動かし続けてやった。
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/06/23(木) 00:00:28.33 ID:0DRU8N9DO
「はあっ……はあっ……」

 手足を投げ出してしばらく身体を痙攣させていた小町だが、ようやく落ち着いてきたようだ。
 呼吸が安定してきて横にいる俺達の手を握ってくる。

「ふふ、どう? 気持ちよかった?」

「は、はい……いつもお兄ちゃんにしてもらう時よりも、ずっと…………」

「二人でだし声も遠慮なく出せるしね。でも今日はこれで終わりじゃないよ」

 そう言って川崎は小町の手を俺の肉棒に触れさせる。
 小町はその熱さと固さに、俺は小町の手の柔らかさに思わず声を出した。

「今日は小町のおまんこに、八幡のチンポ入れてもらっていいんだよ。さ、おねだりして」

「お、お兄ちゃん…………小町に、これ、入れて……」

「そんなんじゃわかんないよ。ちゃんと言いな」

「う…………お、お兄ちゃんのチンポ……小町のおまんこに入れてください…………」

 潤んだ目で恥ずかしそうに懇願してくる。
 小町の手に撫でられた肉棒がさらに一回り大きくなった気がした。
 川崎が頷いて許可を出したのを確認し、俺は小町の足の間に割って入る。
 まだ射精禁止の呪いは解けていないので、入れた瞬間暴発することはないはずだ。肉棒を軽く愛液にまぶして濡らしたあと、先端を秘口に押し当ててゆっくりと腰を進めていく。

「あっ……あっ……お兄ちゃんの、入ってくるぅ…………」

「入れるだけじゃないでしょ。そこからどうしてほしいのか言わないと」

「わっ、わかりませんっ……ちょっと擦れるだけで、もうっ……!」

「そう? じゃ、身体の方に聞かないとね」

 俺は川崎に合図され、小町を抱き起こしたあと俺が後ろに倒れ込む。
 いわゆる騎乗位の体勢だ。
506 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2022/06/23(木) 00:01:20.49 ID:0DRU8N9DO
「あっ、あっ、ああっ…………」

「ほら、好きなように動いていいんだよ。気持ちよくなろ?」

「あ、やぁっ……腰、止まらないですっ……!」

 小町は小刻みに腰を揺すり、肉棒を擦らせる。
 無意識に快感を求めているようで、身体が勝手に動くらしい。

「それでいいんだよ。気持ちよくなるの、あたしも手伝ってあげる」

 川崎は小町を後ろから抱き締め、片手を結合部に持っていって陰核を弄る。
 声をあげながら身体を反らして揺れた胸を俺は下から支えるように揉みしだく。

「ほら、イきそうならイっていいよ。声を出してイっちゃいなよ」

「あっ! あっ! あああっ!」

 川崎が声を掛けて指の動きを少し激しくしたとたん、小町はあっさりと絶頂に達してしまう。
 びくんびくんと全身を痙攣させ、襞が肉棒を締め付けながら何度も身体を震わす。
 俺はその熱さと柔らかさに耐えながら小町の達する様を眺めていた。
507 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2022/06/23(木) 03:01:38.60 ID:uVFlTaJw0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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508 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/06/23(木) 06:35:43.78 ID:AgAxQUYgO
乙です
509 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/07/31(日) 22:34:49.75 ID:Nvwbsqw9O
「はっ……はっ……」

 小町は川崎にもたれ掛かりながら大きく肩で息をする。
 川崎はその小町の頭と下腹部を優しく撫でていた。

「ふふ、ちゃんと自分で動いてイけたね。えらいえらい」

 出た。サキュバスの、というか川崎の必殺技の甘い誉め言葉。
 あれを耳元で囁かれるとマジで心が堕ちるんだよなあ。
 案の定小町もうっとりとした表情で川崎を見上げている。

「沙希さん……」

「さ、チンポ使わせてくれた八幡にお礼言おっか」

「はい……お兄ちゃん、チンポありがとう。すごく気持ちよかった…………」

 これ、流されてるけど、あとで恥ずかしくなるやつじゃないか?
 俺も似たようなことあったし。
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/07/31(日) 22:35:40.50 ID:Nvwbsqw9O
「で、どうする? まだ八幡の方は満足してないけど」

「ちょ、ちょっと替わってもらっていいですか? 敏感になってて下半身に力が入らなくて…………」

「ん、よいしょ」

「あんっ……!」

 川崎が小町の身体を持ち上げ、肉棒を引き抜く。
 刺激を与えられつつもまだ達してない肉棒がびんと反り返って震えた。

「あは、美味しそ」

「うっ……!」

 川崎が肉棒を咥え、俺は呻き声を上げる。
 このまま口の中に出させてくれるのかと思ったが、射精禁止の呪いを解かれる様子はない。
 なのに唇と舌の動きは激しくなり、どんどん昂りだけが大きくなっていく。
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/07/31(日) 22:37:39.34 ID:Nvwbsqw9O
「ん…………ふふ、精液出したい?」

 口を離した川崎が、肉棒をしごきながら耳元で囁いてくる。
 俺がこくこくと頷くと、頬にキスをしたあと小町に向き直った。

「小町。八幡が小町のおまんこに精液出したいってさ」

「……!」

「小町はどう? チンポ突っ込んでもらって、精液中出しして欲しい?」

 小町は返事に躊躇するが、川崎が小町ににじり寄って唇を重ねながら身体をまさぐる。
 そして何事かを囁いたあと、小町を俺の方へと向き合わせた。

「ほら、恥ずかしがらずに言ってみなよ」

「お、お兄ちゃん…………」

 小町がもじもじしながら俺に声を掛ける。
 恥ずかしいのか目を合わさないままゆっくりと足を開いていく。
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/07/31(日) 22:43:33.30 ID:Nvwbsqw9O
「あ、兄のチンポを欲しがるようなはしたない妹おまんこでごめんなさい……チンポでイかされながら、中出しされたいです……」

 そこまで言って小町は真っ赤な顔を手で隠してしまう。
 普段から結構恥ずかしいこと言ったりしてるはずなんだが、ホテルのベッドという状況がそういう気分にさせているのだろう。
 俺は小町を押し倒し、足の間に身体を入れる。
 肉棒を突き立てると、狭くてきついはずの穴はあっさりとそれを受け入れるが、その途端ぎゅううっと締め付けが増した。

「あっ、あうっ!」

「ぐ、うう……」

 小町の身体が跳ね、俺は快感に呻く。
 川崎が後ろから抱き付いてき、口を耳元に寄せて囁いてくる。

「ほら、頑張って。小町をイかせたら射精させてあげる」

 そう言われて俺は懸命に小町の弱いところを探り当て、肉棒で刺激を与えていく。
 幾度も中を擦り上げられ、やがて小町は全身を震わせて絶頂に達した。
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/07/31(日) 22:45:24.31 ID:Nvwbsqw9O
 後ろから抱き付いてきている川崎が俺の耳たぶを噛み、尻尾を陰嚢に巻き付けてくる。
 先ほどの宣言通り射精させてくれるらしい。
 小町の一番奥を突いた瞬間に射精禁止が解除され、俺は呻きながら精液を小町の中に放つ。

「はあっ……はあっ……」

 焦らされた分、量も快感の度合いも凄く、射精が終わったあとも俺は呼吸が荒いままで余韻に浸る。
 小町も手足を投げ出しながら虚ろな目をしていたが、どこか満足げだった。

「ふふ。小町、気持ちよかった?」

「は、はい……下半身が、まだふわふわしてます……」

 川崎が小町の下腹を撫でる。
 エネルギーを吸収しているのだろう、それが美味しいのかうっとりとしていた。

「さ、沙希……抜くから、その……」

「ん、いいよ」
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga sage]:2022/07/31(日) 22:46:28.06 ID:Nvwbsqw9O
 川崎は髪をかきあげて俺と小町の結合部に顔を寄せる。
 小町の中から肉棒を引き抜くと、すぐさまそれをくわえてきた。

「う、ああ…………」

 その丹念なお掃除に思わず声が出る。
 川崎は俺のを一滴残らず吸い尽くしたあと、今度は小町の秘所に口を寄せていく。
 溢れ出た精液と愛液を啜られて小町が身を捩る。
 お掃除が終わる頃にはもうぐったりとしている状態だった。

「ふふ、汗だくになっちゃったね。少し休んだら今度はみんなでお風呂入ろっか」

 川崎が俺たちの頭を撫でながらそう提案してきた。
 なんだろう。していたのは俺と小町のはずなのに、結局川崎に翻弄された気がする。
 いや、別にいいんだけど。
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/07/31(日) 22:47:35.91 ID:Nvwbsqw9O
「はふぅ、極楽ですなぁ」

 シャワーで汗を流して浴槽に浸かると、小町が大きく息を吐きながらそう呟いた。
 ちょっと年寄りくさいが、まったくの同意なのでつっこまないでおく。

「温まったらあとで二人とも頭洗ってあげるからね」

「あ、いや、俺は」

「いいんですか!? ぜひお願いしますっ!」

 御主人様の手を煩わすわけには、と断ろうとしたが、小町が食い気味に了承する。
 その上川崎に抱き付き、苦笑されながらも頭まで撫でてもらっていた。
 くそっ、これだから甘え上手の妹は!
516 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2022/07/31(日) 22:48:21.68 ID:Nvwbsqw9O
 結局髪を乾かすところまでやってもらい、小町は実にご満悦な表情でソファーに座った。
 ちなみに俺もしてもらっている。

「んー、沙希さんすごいです。こんなサラサラな髪なんて久しぶりかも。どんな技術なんですか?」

 サキュバスの特殊能力です、とは言えまい。
 川崎も誤魔化すように愛想笑いしながらベッドに腰掛けた。

「さてね。それより小町、まだ甘やかしタイムは終わってないよ」

「え」

「耳掃除してあげるからこっち来な」

 そう言ってぽんぽんと自分の太ももを叩く川崎。
 傍らには耳掻き棒と綿棒が用意されており、小町は素早い動きでベッドに横たわり、川崎の足に自分の頭を乗せた。
 ふふふ、残念だったな小町。
 わくわくしているところ悪いが、天国に見せかけた地獄の始まりだぜ。
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/08/01(月) 04:21:15.12 ID:tgy+Jy7QO
乙です
518 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/09/28(水) 22:32:34.61 ID:+VZxmgVuO
「ふにゃ…………」

 川崎に耳掻きをされた小町はすっかり骨抜きにされ、両耳が終わる頃にはほとんど眠っているような状態だった。
 足の代わりに枕を頭に添えてやり、川崎は立ち上がる。

「小町寝ちゃったね。それじゃ八幡、イチャイチャしよ」

「お、おう」

 突然言われて俺はどもってしまう。
 それを意に介さず、川崎はソファーにいる俺の隣に座り、俺に抱き付いてきた。
 腰辺りに柔らかいものが押し付けられ、胸に頬擦りされて一気に俺の心拍数が上がる。

「んー……ふふ」

 速くなってる心音を聞いて川崎は悪戯っぽく微笑み、抱き付く腕に力を込めてきた。
 俺は川崎の腰に手を回し、空いているもう片手で頭を撫でる。
519 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/09/28(水) 22:33:29.23 ID:+VZxmgVuO
「ん……それ好き……」

 御主人様の要望に応え、俺は頭を撫で続けた。
 時々手櫛のように髪に指を絡めるが、全く引っ掛からない。これもサキュバスの恩恵だろうか?

「…………」

 しばらくそうしていたが、ふと視線を感じて目をやると、小町がこちらを見ていた。いつの間にか意識を取り戻していたらしい。
 それに気付いた川崎は身体を起こして俺から離れる。
 ちょっと残念。

「ふふ、あたしの耳掻き、そんなによかった?」

「は、はい。あの、でも、小町の事は気にせず兄と続きをどうぞ」

「別にいいのさ。八幡とはいつでもいちゃつけるしね」

 そう言って川崎は小町の隣に座り、自分の胸に顔を埋めさせるように抱き締める。
 めっちゃ羨ましい。
520 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/09/28(水) 22:34:24.94 ID:+VZxmgVuO
「いつでもって、もしかして学校でもエッチなことしてるんですか?」

「さあね」

 いやいや川崎。その返答はほぼイエスと同意義語だぞ。
 心の中で突っ込むが、川崎は気にせず小町の身体をまさぐり始めた。
 尻や太ももを撫で、頬や首筋にキスをする。

「んっ……そ、そんなことじゃごまかされませんよ…………んうっ……」

 おもいっきり誤魔化されそうである。
 川崎の手や舌の動きが大胆になっていき、小町も逃げる素振りを見せない。
 突如目の前で繰り広げられる御主人様と妹の絡みに、俺の肉棒はガチガチに固く反り返ってしまった。
 正直それをオカズに自分でしごきたいと思ったが、そこは性奴隷の意地を見せてなんとか我慢する。

「ほら、小町の感じてるとこ見て八幡のチンポがあんなになってるよ」

「あっ……や、やぁっ…………」

 小町が恥ずかしそうに視線を逸らす。
 結構今さらな気もするが。
521 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/09/28(水) 22:35:13.70 ID:+VZxmgVuO
「八幡のチンポ、ここに入りたいってさ。小町はどう?」

 そう言って川崎は小町の秘口に指を入れて軽くかき回す。
 小町は川崎にしがみつきながら腰をびくびくさせた。

「…………しぃ、です」

「ん? 聞こえないよ」

「ほ、欲しいですっ…………お兄ちゃんのチンポ、おまんこに入れて欲しいですっ!」

「ん、よく言えました」

 ちゅ、と小町の頬にキスをしたあと、川崎は小町を寝かせて足を開かせた。
 無言で促され、俺はベッドに上って小町の足の間に身体を入れる。
 川崎に肉棒を掴まれ、導かれるままに俺はそのまま小町の中に突っ込んだ。

「んん、ああっ……!」

 ぐうっと小町の背が反り返る。
 かくいう俺も、肉棒を締め付ける柔らかさに声が出そうになってしまう。
 なんとか堪えながら腰を前後に動かし始めるが、いつの間にかサキュバスの感度向上の呪いを受けており、その動きが止まらなくなってしまった。
522 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/09/28(水) 22:36:21.58 ID:+VZxmgVuO
「小町っ……小町っ……!」

「お兄ちゃんっ……! お兄ちゃんのチンポ……気持ちいいっ……!」

「俺もっ……小町のまんこ、すげぇ気持ちいいぞっ……!」

「あ、あ……小町、もうイっちゃいそう……早くて、感じすぎちゃってごめんなさいっ……!」

「いいぞ、イけっ。イったら、俺もイくからっ……!」

「うんっ……うんっ……!」

 俺が腰の動きを速めるのと同時に川崎が小町に覆い被さり、唇を重ねて舌を絡める。
 少し嫉妬したが、今日は小町のための日なので我慢だ。
 代わりに川崎の尻に手を伸ばして揉みしだく。無許可だがこれくらいは許してくれるだろう。
 しばらくして小町が身体を痙攣させながら達し、肉棒に与えられる妹からの締め付けに耐えられなかった俺はそのまま精液を小町の中に放つ。
523 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/09/28(水) 22:37:14.68 ID:+VZxmgVuO
 射精が終わったあと、川崎が期待に満ちた目でこちらを見てくる。
 望み通り肉棒を小町の中から引き抜いて川崎の前に晒すと、嬉しそうにそれをくわえ込む。
 お掃除、なんていうのは生ぬるいくらいに舌と唇を使って体液を啜ってきた。
 尿道内のを吸い出された時には情けない声を出しながら腰が震えてしまう。

「ん……美味し…………」

 やがて肉棒をすっかり綺麗にし終えたあとは、今度は小町の秘口に唇を付ける。
 収まりきらずに溢れ出る精液がなくなるまで舌が這わされ続け、その間ずっと小町は喘ぎ声を出し続けていた。
524 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/09/28(水) 22:37:59.08 ID:+VZxmgVuO
「あうう……き、気持ちよかったけど、腰が…………」

 そんなふうに呻く小町に川崎は苦笑しながら腕枕をし、頭を撫でている。
 ていうか、あの、そういうのは普通男の役目じゃないですかね?
 いや、我が御主人様は俺なんかよりずっと男らしい一面もあるけど。

「このくらいでへばってどうするのさ。本当に八幡の女になりたかったらもっと激しく犯されても受け止められるようにならないと」

「え…………」

 小町が驚愕の視線をこちらに向ける。
 あの、川崎さん。誤解されるようなこと言うのやめてもらえませんか。
 俺の絶倫は御主人様限定なんで。

「さ、沙希さんは平気なんですか?」

「ん、あたしは体力ある方だし、八幡とのエッチも大好きだからね。八幡がプッツンしない限り大丈夫さ」

「プッツンって……何ですか?」

「それはね」

「ストップストップ」
525 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/09/28(水) 22:41:11.41 ID:+VZxmgVuO
 何かとんでもないことを言い出しかねないので俺は慌てて待ったをかけようとするが、川崎は小町に回していた腕を解き、抑えようとした俺の手を逆に掴んで引き寄せてきた。

「わ、ぷ…………」

 仰向けになった川崎の上に倒れ込み、顔が胸に埋まるように抱き締められる。
 恐ろしいことにここから脱出できない。

「ま、並大抵じゃ八幡の女は務まらないね。あたしがこのポジションに付けたのはほんとにラッキーさ」

「ほえー……お兄ちゃん、絶対沙希さんのこと手放しちゃダメだよ。こんな人、絶対今後現れないからね」

 返事をしようにもできない。
 顔全体で感じる柔らかさが動くのを拒否してしまう。

「あたしの方が手放さないよ。きっかけも普通じゃなかったけど、誰にも譲らない」

「お二人の付き合うきっかけってどんなんでしたっけ?」

「あたしが身体で誘惑してなし崩し的に。あとはそこから本気にさせた」

「えっ?」
526 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/09/28(水) 22:42:00.00 ID:+VZxmgVuO
「八幡は別にあたしに恋愛感情あまり持ってなかったしね。ちょっと退っ引きならない事情があって形振り構わず迫ったのさ。今ではこうしてあたしを愛してくれてるけど」

「…………なんか気になること色々ありますけど、とりあえず一つ聞きます」

「いいよ、何?」

「言ってて恥ずかしくないですか?」

「恥ずかしいに決まってるじゃない」

「恥ずかしいんですか」

 恥ずかしいのかよ。
 いや、聞いてる俺も恥ずかしいけど。
 もしかしてこの体勢って、俺に顔を見られたくないとかそういう意味でもあるんだろうか?

「まあでも受け身でいたらいつまでも進展なんかしないしね。ライバルも多いし」

「ヘタレなお兄ちゃんは自分から行くことなんてないですからねー」

 おいおい。一応昔は告白経験それなりにあるんだぞ。成功したことは一度もないけど。
 しかしライバルて誰だ? 戸塚と戸塚と戸塚以外に思い浮かばないが。
527 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/09/28(水) 22:50:43.76 ID:+VZxmgVuO
「ちなみにこいつシスコンだから小町もあたしにとってライバルだよ」

「兄妹だから……ってのは身体重ねてる時点で言い訳になりませんね」

「あたし独占欲強いから、八幡を貸すのはともかくあげることなんかできないからね」

「いや、独占欲強いなら普通は貸すこともしませんてば……」

「そこはまあ事情あってね」

「どんな事情があれば恋人を貸せるんですか……」

 正体がサキュバスで精力をより美味しくいただくためです、なんて説明できるわけもない。
 小町が呆れた声を出すが、川崎はそれには答えない。
 ていうか、あの。
 何度も顔にむにゅむにゅがむにゅむにゅされてむにゅむにゅって、俺の下半身がそろそろヤバイんですが。
 我ながら驚く回復力である。
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/09/29(木) 06:35:35.88 ID:o53dC5P0O
乙です
529 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/11/21(月) 22:20:44.64 ID:DW1fHcZ9O
「んー……小町」

「はい、何でしょう?」

「八幡のチンポ、まだ大きくて固いまんまで、満足しきってないみたいだけどどうする?」

「えっ…………」

 声とともに後ずさる気配がする。
 というかこの展開、既視感があるぞ。

「小町が望むなら……」

「いやいや無理です! 小町、壊れちゃいます」

「だってさ八幡。残念だけどそのチンポ気持ちよくさせるとこ、あたしのおまんこしか空いてないよ」

 いや、充分っていうか最高クラスのとこなんですがそれは。
 まあ川崎の身体だったらどこだって最高なんだけども。
530 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/11/21(月) 22:21:40.24 ID:DW1fHcZ9O
「もう準備できてるから、好きな時に好きなだけ突っ込んでいいよ。あ、もちろん出す時は一番奥でね」

「さ、沙希っ!」

 そんなふうに誘惑されて我慢できるわけがない。
 俺は川崎の胸から顔を上げ、身体を動かして肉棒を秘口に押し当てる。
 そのまま腰を進めて一気に奥まで突き立てると、襞がきゅうきゅうと締め付けて快感を与えてきた。

「あんっ……チンポ、来たぁっ…………」

 川崎が気持ちよさそうな声を上げてよがる。
 もちろん俺も声が出そうになったが、それは何とか堪えた。危うく『御主人様』って呼ぶところだったぜ。

「ふふ、小町。あたしがいてよかったね。もしあたし抜きで八幡とこういう仲になってたら、毎日こんな感じで抱かれるとこだったよ」

「お兄ちゃん、絶倫すぎでしょ……」

 異議あり!
 俺がこうなったのは十割川崎のせいだ!
531 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/11/21(月) 22:22:07.40 ID:DW1fHcZ9O
「でも今回も満足させてあげられなかったら、また小町にこの性欲が向かっちゃうかも。ちゃんと気持ちよくさせないと。例えば小町が一緒に手伝ってくれたりとか」

「え、ど、どうすれば」

「それは自分で考えなよ。凶悪チンポでおまんこ壊されたくなかったらね」

「う……え、えいっ」

 小町は膝立ちになって俺の頭に腕を回し、その小振りな胸に埋めさせるようにする。
 これはあれか。さっきの川崎の真似なのだろう。大きさとか柔らかさは段違いだけど。
 ちょうど口元に来たピンク色の乳首に俺は遠慮なく吸い付く。

「んんっ……」

「あは、妹のおっぱい吸いながらあたしの中に出したいんだね。腰がすっごい激しくなってる」

 川崎を気持ちよくさせようとか、もっとじっくり川崎の中を味わいたいとか、そういう考えは一切合切吹っ飛んでいた。
 ただ射精したい、川崎の中で果てたい、それだけを思って俺は腰を振る。
532 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/11/21(月) 22:22:39.02 ID:DW1fHcZ9O
「ほら八幡、あたしのおっぱいが空いてるよ。これ揉みながら出すのも好きでしょ」

 川崎に導かれるまま俺は両手を伸ばし、その柔らかな二つの胸を少し乱暴気味に揉む。
 そうしているとやがて射精感が訪れてくる。
 あ、あ、出る、出る…………。
 川崎の胸を揉みながら。
 小町の乳首吸いながら。
 射精する……中出しする……。
 沙希の、中に、精液、出すっ……!

「んんっ!」

 俺は呻き声を上げながら射精した。もちろん御主人様の望み通り子宮口に亀頭を押し付けながらだ。
 乳首に少し歯を立ててしまって小町が身体を震わす。
 精液を体内で受け止めた川崎が仰け反る。
 その二人に構わず、俺は心ゆくまで白濁液を川崎の中に注ぎ込んだ。
533 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/11/21(月) 22:23:22.66 ID:DW1fHcZ9O
「ふ、う…………」

 長い射精が終わり、俺は小町の乳首から口を離して大きく息を吐く。
 小町の腕も同時に俺の頭から解かれる。

「はあ……お兄ちゃん、こっち吸うの激しすぎ……」

「ん、ああ、悪い」

 俺は小町の背中に腕を回して引き寄せ、さっきとは反対の乳首をくわえた。
 そのまま吸うと小町の身体がびくんと震える。

「な、なんで」

「片方だけじゃ嫌なんだろ? こっちもちゃんと吸ってやるから」

「ち、違っ……ああっ!」

 弱々しい抵抗を無視し、俺は小町の乳首をたっぷりといじめる。
 舌を這わせ、吸い、甘噛みし、それらを繰り返す。
 唇を離した頃にはくったりとして、そのままとさりとベッドに倒れ込んでしまった。
534 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/11/21(月) 22:26:19.12 ID:DW1fHcZ9O
「乳首だけでイかせるなんて、実の妹に対して鬼畜じゃないのさ」

 下から川崎が揶揄してくるが、尻尾が小町の下半身をまさぐってたのを俺は見逃してない。
 たぶん感度上昇も使ってるだろそれ。

「小町のおっぱい吸ってたらまだチンポ大きいまんまだね。このままもう一回おまんこで気持ちよくなる? それとも一旦お掃除する?」

 川崎は口を大きく開けて中を見せびらかす。
 ぬらぬらと動く舌に欲情を抑えきれず、川崎に覆い被さってその口内に舌を突っ込んで川崎のと絡める。

「んっ……」

 それを受け入れた川崎は背中に腕を回しながら俺の唾液を啜った。
 腰を揺すり、亀頭をぐりぐりと最奥部に擦らせる。
 子宮口が吸い付き、襞が絡み付く。
 気持ちいい。気持ちいい。
 俺は長い時間をかけて思う存分じっくりと川崎の中を味わい、たっぷりと精液を吐き出した。
535 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2022/11/21(月) 22:28:56.23 ID:DW1fHcZ9O
 しばらく意識が飛びかけていた川崎だったがやがて正気に戻り、その口で肉棒をお掃除してもらう。
 それが終わる頃に小町も起きてくう。
 が、やはり疲労感はあったので小町を真ん中にして川の字で一眠りすることにした。
 結構疲れていたのか三人ともあっという間に夢の世界に旅立ち、目が覚めた頃にはもうそこそこいい時間になってしまっている。

「そろそろ引き上げよっか。小町、満足できた?」

「そりゃもう。しすぎなくらいで」

 最後に一人ずつもう一度シャワーを浴び、ホテルを出る。
 まだ少し足腰にきているのか、小町が俺の腕にしがみついてきた。
 それに遠慮してか川崎がいつものように腕を組んでくることはなかったが、今日は仕方ないか。
 川崎を送り届けてから俺と小町は帰路に着く。
 明日は性奴隷としての仕事はお休みだと言われたので、余計なことをしてのチャージとかがないように今夜は早めに寝るとしよう。
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/11/22(火) 07:10:00.24 ID:kqy42XsVO
乙です
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2023/03/20(月) 08:49:28.09 ID:joZqICDoO
538 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2023/07/29(土) 08:00:13.30 ID:0XmGUMMMO
「んー……」

 翌日。
 昼休みに川崎の作ってきてくれた弁当に思わず感嘆の声が出る。
 相変わらず美味い。

「ふふ」

 それがわかったのか川崎も嬉しそうに微笑む。
 うっ、かわいい。めちゃくちゃ抱き締めたい。そんな感情が溢れ出すとともに、ぎゅうっと胸が締め付けられる。
 この涌いた感情を吐き出さないと泣いてしまいそうで、俺は弁当を食べ終わると川崎の前に立つ。

「?」

 訝し気な表情をする川崎の右手を取り、俺はひざまずく。
 奴隷たるもの御主人様より高い目線で話すわけにはいかないからな。

「川崎、ありがとう」

 握った川崎の手の甲に額を付け、俺はそう口にする。
 本当はもっと色々伝えたいのだが、するりと出た言葉はそれだけだった。
 しかしそれだけで伝わったのか、川崎は空いた方の手で俺の頭を撫でてくる。
539 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2023/07/29(土) 08:00:42.16 ID:0XmGUMMMO
「礼を言うのはあたしの方こそだよ。ありがとう、八幡」

 うん。伝わってくる。
 その感謝が何に対してのものなのか。
 俺の気持ちもこれくらい伝わってくれているといいのだが。

「沙希、抱き締めていいか?」

「キスもしてくれるならいいよ」

 川崎は立ち上がって俺を迎えるように両腕を広げる。
 首に手を回し、唇を重ねた。
 激しくしたり舌を絡めたりはせず、ただ触れ合うだけのキス。
 俺の背中に回された川崎の腕の力が少しだけ強まる。
 予鈴が鳴るまで俺たちはずっとそのままでいた。
540 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2023/07/29(土) 08:01:11.84 ID:0XmGUMMMO
 恋愛ものの最終回みたいなことをした翌日の放課後。
 俺は待ち合わせ場所に向かい、二人と合流する。

「はーちゃーん」

「よう京華、元気だったか?」

「うんっ!」

 駆け寄ってくる京華を受け止め、挨拶を交わした。
 京華を中心に三人で手を繋ぎ、いつもの温泉施設に向かって歩き出す。
 最近あった楽しいことを夢中になって話してくる京華の様子に実にほのぼのとしてしまう。
 が、受付で手続きを終えて脱衣所に入ると空気ががらりと変わる。いや、主に川崎のせいというかその脱衣の妖艶さのせいというか。
 本人はただ脱いでいるだけなのだろうが、つい目が釘付けになってしまっていた。

「ふふ」

「おっきくなってるー」

 二人が俺の下半身の状態に気付く。
541 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2023/07/29(土) 08:01:46.66 ID:0XmGUMMMO
「先に中で待ってるよ」

「はーちゃん、はやく来てね」

 一糸纏わぬ姿になった二人は浴室へと向かう。
 俺も気を取り直して服を脱ぎ、タオルを腰に巻いて後を追った。
 いやまあすぐに取られるんですけどね。

「えいっ」

「おっ、と」

 案の定かけ湯を済ませた京華に剥ぎ取られる。
 タオルの上からでも隠しきれないくらいに大きくなっていた肉棒がさらけ出され、それを見た京華がはしゃぐ。

「はーちゃんの、おっきいー。けーか頑張るね」

 そう言って俺の手を引き、椅子に座らせられる。
 何をするのかと聞く間もなく、京華は俺に唇を重ねてきた。
542 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2023/07/29(土) 08:03:51.28 ID:0XmGUMMMO
「ん……ちゅ……れろ…………」

 口内に差し込まれた小さな舌が暴れまわり、蹂躙される。
 歯茎や頬の内側、俺の舌に這い回り、頭がじんじんと痺れていく。

「んっ…………はーちゃん、けーかのキス、どうかな?」

「ああ、すっげ……気持ちいいぞ。京華はキスも上手だな」

「えへへー。はーちゃんのおちんちんにも洗ったあといっぱいキスしてあげるね」

 感度向上付きの唾液を飲まされてさらに固くなった肉棒を一撫でした京華は、ボディソープを手で泡立てながら俺の前に座り込む。
 川崎は後ろから抱き付き、その豊満な胸を俺の背中に押し付けてくる。

「あうっ…………」

 背中の川崎の胸の柔らかさと肉棒を擦る京華の手のぬるぬるさに思わず声が出た。
 それを堪えようとする前に川崎が体勢を変えて俺の唇を塞いでくる。
543 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2023/07/29(土) 08:05:42.87 ID:0XmGUMMMO
 流し込まれる唾液を嚥下しながら川崎と舌を絡め合い、肉棒の先端から根元まで撫で回す京華の手によって与えられる快感を甘受していく。
 やがて陰嚢の方まで洗い終えた京華はお湯で泡を流し、にっこりと微笑む。

「おちんちんさん、きれいになったー」

「ああ、ありがとうな京華」

「えへへ」

 頭を撫でてやると京華は嬉しそうにはにかむ。
 そんな表情をしながらも肉棒に触れ続けているのはサキュバスとしての本能だろうか?

「さ、けーちゃん、お勉強の時間だよ。はーちゃんに射精禁止の呪いを軽くかけたから、それを解除して射精させてごらん」

「うん、けーか頑張るー」

 京華はそう言うなり頭を屈めて肉棒に舌を這わせ始めた。
 あとで聞いた話だが、別のサキュバスがかけた呪いは自分の呪いを解くより若干難しいらしい。
544 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2023/07/29(土) 08:08:37.84 ID:0XmGUMMMO
 それ自体が将来必要になるかわからないが、俺という練習台があるのでせっかくだからというわけだ。
 ってか解けてもらわないと困る。感度向上までされていてそのサキュバスの舌遣いを受けているのに射精できないのは非常につらい。
 陰嚢までじっくりしゃぶられ、竿も余すところなく散々舐め尽くされ、肉棒は早く射精したいと主張するようにびくびくと震えている。
 出したい。発射待ちをしている精液をぶちまけたい。
 早く。早く。

「けーちゃん、まだ? はーちゃんがツラそうだよ」

「うん、もう少しー」

 そう言って京華が肉棒の先端に唇を付ける。
 尿道口をほじられるように舌先を這わされて、俺は思わず隣にいた川崎の身体にしがみつくように腕を回した。
 そのまま胸に顔を埋めようとしたが、顎を持ち上げられて川崎と目線を合わせることになってしまう。
545 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2023/07/29(土) 08:12:06.70 ID:0XmGUMMMO
 あ、見られてる。射精したくても出来ず、快感に翻弄されている情けない表情を見られてるっ……!

「あっ……あっ……ああっ!」

 その時は突然来た。
 射精禁止の呪いが解除され、我先にと精液が飛び出る。
 当然それは京華の口内に放たれ、次から次へと注がれていく。

「あっ…………あっ…………」

 気持ちいいっ……!
 御主人様にしがみついて情けない顔を見られながら、御主人様の小さい妹の口内に射精するの、最高に気持ちいい…………。

「んっ……こく……んー…………」

 京華はその小さな両手で肉棒をしごき、喉を鳴らして精液を飲み込んでいく。
 射精が終わって一息ついたところで尿道内に残ったものをちゅううっと吸い出され、俺はまたもや情けない声をあげてしまう。
546 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2023/07/29(土) 08:13:24.20 ID:0XmGUMMMO
「けーちゃん、どう? はーちゃんの美味しかった?」

「うんっ、さーちゃんに我慢させられてたからそのぶんさらにおいしかったー」

「そう、良かったね。それじゃ、はーちゃんは気持ち良すぎてぐったりしてるけど、ちゃんとお礼を言おうね」

「はーい。はーちゃん、はーちゃんのせーえきすごくおいしかったです。ごちそうさまでした!」

「…………おう、こちらこそ、飲んでくれて、気持ち良くしてくれて、ありがとうな」

 どうにか言葉を返し、手を伸ばして京華の頭を撫でてやる。
 京華はそれに満足したようで、鼻歌を鳴らしながら湯船に浸かった。
 それを確認した川崎はそっと俺の頬に唇を付ける。

「八幡、お疲れさま」
547 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2023/07/29(土) 08:14:23.74 ID:0XmGUMMMO
 今日は一度しか出していないのに思った以上に疲れている。
 サキュバスの呪い云々が関係しているのか、一回で大量に搾り取られたからなのかはわからないが。
 それでも御主人様とその妹の手前、気張るわけだけども。

「じゃ、帰ろっか」

「おう」

 温泉施設を出て、京華を真ん中にして三人で手を繋いで歩く。
 二人を家まで送り届け、手を振って別れた。
 あ、そういえば川崎にはほとんど何もしてもらってない。
 よし、明日は川崎に搾り取ってもらおう。
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2023/07/29(土) 10:35:14.80 ID:ZwruNIu/o
うお更新
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2023/07/29(土) 11:03:15.27 ID:618pUqCWO
乙です
550 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2023/08/20(日) 20:38:38.09 ID:r0TXN1FYO
 翌日。
 色々邪念を抱えつつ午前の授業を受けていたが、休み時間に由比ヶ浜と三浦が心配そうな表情で海老名さんに話しかけていた。
 どうも体調がよろしくないらしく、あとで保健室に行ってみるようだ。大丈夫だろうか?

「その心配した時間を返せ」

「えー、何突然?」

 昼休み。
 屋上に行くとぴんぴんとした海老名さんが川崎と一緒に待ち構えていた。
 どう見ても元気そうで体調が悪いようには思えない。

「いや、さっき具合悪そうにしてただろ。体調でも崩してるのかと」

「あ、うん。体調は良好だよ。でも」

 海老名さんはそこで言葉を切って俺に抱き付いてくる。
 何なんですか一体!?

「若い肉体と性欲を持て余しているので、放置してた八幡くんはその責任を取るべきだと思います」
551 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2023/08/20(日) 20:39:35.07 ID:r0TXN1FYO
「何でだよ。時々相手してるだろ」

「足りない足りない全然足りない!」

 そう叫びながら俺の身体を揺さぶる海老名さん。
 あの、ここ一応立入禁止の屋上なんで、もう少し静かにしてもらえますかね。

「放置プレイも悪くないけどマンネリ化はよくないと、この性奴隷は愚考いたしました」

 そう言って俺から離れて座り、弁当を広げ始める海老名さん。苦笑している川崎から弁当を受け取り、俺も昼食にする。
 何だろうこの流れ。海老名さんの相手を放課後にでもするということだろうか?

「というわけでごはん食べ終わったらヤってね」

「んぐっ……」

 口に入れたものを喉につまらせかけ、慌ててお茶で流し込む。
 今これからかよ!?
552 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2023/08/20(日) 20:40:21.82 ID:r0TXN1FYO
 いやまあ、俺だって思春期真っ盛りの男子高校生。異性と身体を合わせることに一切文句はない。
 むしろ俺なんかがこんなに良い目に合っていいのだろうかという気持ちはいまだに持ち合わせている。
 改めて御主人様である川崎に感謝。

「そもそもの話ね、おかしいでしょ」

「あ、何がだ?」

「男子高校生なんて頭の中は80%がセックスのことじゃない」

「いや、95%だ」

「じゃあなおさらっ! 身体を好きにできる性奴隷女子を手に入れたら毎日あんなことやこんなことするでしょ普通」

「まあ普通は…………」

「昼休みに自分はごはん食べながらおチンポしゃぶらせて『お前の昼飯は新鮮な精液だ。こぼさず全部飲め』って命令してお口の中に射精するでしょ普通」

「それは普通じゃない」
553 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2023/08/20(日) 20:46:34.85 ID:r0TXN1FYO
 ていうか川崎がちょっと冷や汗をかいてるぞ。思いっきりサキュバスである川崎と俺の関係じゃないかそれ。
 つまり普通じゃない。

「下着をはかせずに登校させて『写真撮ってやるからスカートたくしあげろ』って命令したり」

 いや、そのスカートの短さでそんなことを強要するほど俺は鬼畜ではない。いくらなんでもリスキーすぎるだろ。
 でも思えばそんなスカートの短さのおかげで川崎の尻尾を見つけられたんだよなあ…………。

「放課後に私が友達と遊びに行こうとする前にメールで呼び出して『オナホとしての務めを果たしてから行け』って命令して、生でおチンポをおまんこでしごかせて中に出させたり」

 弁当を食べ終わっても海老名さんの口上は止まらず、加速する。
 ていうかその語る内容だけで俺の肉棒が反応してしまっているんですが。
554 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2023/08/20(日) 20:47:35.81 ID:r0TXN1FYO
「『今まで撮った写真や映像をばらまかれたくなかったらこれからも俺に逆らわずに肉便器でいろ』って言いながらおチンポを舌でお掃除させるの……」

 海老名さんはうっとりとした表情で妄想にふける。
 が、急に不満げになってこちらに顔を向けた。
555 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2023/08/20(日) 20:48:20.72 ID:r0TXN1FYO
「そんな事が起こらず、私は悶々としているわけです。アンダースタン?」

 最後は棒読みの英語で絞める。
 ていうかそんな状況女子にとって屈辱ものだろうに。

「八幡くんだってサキサキにそんなこと言われたら喜ぶでしょ?」

「それは男女の差だと思うが」

 喜ぶのは否定しない。
 むしろこちらから懇願するまである。

「でも実際そんなことになったら大変なのは海老名の方だよ」

「え」

「八幡の精力知ってるでしょ。あたしは体力ある方だし八幡が好きだから大丈夫だけど、海老名に耐えれる?」

 好きって言った!
 川崎が俺を好きって言ってくれた!
556 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2023/08/20(日) 20:49:06.26 ID:r0TXN1FYO
 なんていまだにそんな言葉で一喜一憂してしまう俺である。いや、今はそれどころじゃない。
 俺の精力は御主人様によってもたらされていることをいい加減理解してほしいものだ。
 ここでは言わないけど。

「なんだかんだ言ってもちょっと物足りないくらいがちょうどいいのさ」

「ん、あん…………」

 川崎が海老名さんのスカートの中に手を突っ込み、もぞもぞと動かす。
 海老名さんはそれを避けることなく切なげに声を漏らした。

「でもここの物足りなさは解消してあげないとね。もうしっかり準備できちゃってるし、下着脱いでそこの壁に手を付きな」

 濡れた指先をぺろりと舐めながら川崎が壁を指差す。
 海老名さんはのろのろと立ち上がり、スカートを捲って下着を下ろし始めた。

「お、お願いします…………私のおまんこ、御主人様のおチンポで犯してください…………」
557 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2023/08/20(日) 20:52:10.01 ID:r0TXN1FYO
 俺にそう懇願したあと、丸めた下着を自分の口に突っ込み、胸元のリボンをほどいて自分の両手首を縛る。
 いや、何でだよ!?

「ほへ? へんひゅうひはほ」

 練習した、じゃないんだよ。そもそも自分の両手首を自分で縛るってできるもんなのか?
 川崎も呆れた目で見ているが、それを意に介することもなく海老名さんは縛られた手を壁に付いて尻をこちらに向ける。
 一瞬変な空気になったが、上気したその表情に俺はごくりと唾を飲んだ。

「ん。八幡、犯してあげなよ」

「あ、ああ」

 俺はファスナーを下ろしていきり立った肉棒を取り出し、スカートを捲ってさらけ出された性器に先端を押し当てる。
 合図も許可も遠慮もなく、腰を進めて一気に奥まで肉棒を突き立てた。

「んんっ!」

 びくんと海老名さんの身体が仰け反り、声が漏れ出る。
 詰め込まれた下着によって大きな声は出ないようだ。もしやこれが狙いだったのか?
558 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2023/08/20(日) 20:53:16.38 ID:r0TXN1FYO
 きゅうきゅうと肉棒に絡み付く襞が気持ちいい。
 俺は海老名さんの腰を掴み、好き放題に身体を動かす。

「海老名。学校の屋上で強引に犯されるなんて素敵な思い出、ちゃんと撮っといてあげる」

 そう言ってスマホのカメラで写真を撮る川崎。あの、だからそれ俺のスマホなんですが。
 しかし、確かに端から見ると無理やりしてるみたいだな。口を塞いで手を縛って後ろから、なんて。
 むしろ俺は懇願されてる方なのに。

「ふふ、いいのが撮れたよ。あとは足の間にカメラ差し込んで、おまんこオナホに精液出すとこアップで動画撮るからね」
559 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2023/08/20(日) 20:54:11.41 ID:r0TXN1FYO
 川崎は俺と海老名さんが繋がっているところのすぐ真下にスマホを構える。
 もうそれを確認するだけで海老名さんはびくんびくんと身体を震わせて達していた。
 もちろんそれで止めたり気を遣ったりする俺ではなく、腰を振って激しく肉棒を出し入れさせる。
 あー気持ちいい……あ、出そう…………出る……出る……。

「う、あ……あっ!」

 俺の身体が震え、肉棒の先端から精液が飛び出る。
560 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2023/08/20(日) 20:55:26.97 ID:r0TXN1FYO
 もちろん海老名さんの一番奥に押し付けながらだ。
 最後の一滴が出るまで俺は腰を動かし、快感を堪能する。

「あ……ああー……気持ちいい…………姫菜、お前のまんこで気持ちよくなってやってるぞ。お前も腰振って応えろ」

 俺の言葉に海老名さんがすぐに腰を揺すり始め、肉棒に快感を与えようとしてくる。
 達した直後の肉棒にその刺激は効果覿面で、残ってた精液が搾り取られるように海老名さんの中で飛び散った。
 じっくり余韻に浸ったあと、俺はカメラ映りを気にしながらゆっくり腰を引いていく。
 肉棒が抜かれて支えを失った海老名さんの身体がずるずると崩れ落ちるが、川崎の構えたスマホのレンズは海老名さんの局部を捉え続けていた。
 ひくひくしていた膣口から収まりきらなかった精液がこぽっと溢れてきたところまで撮り続け、そこでようやくカメラをしまう。
561 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2023/08/20(日) 20:57:40.25 ID:r0TXN1FYO
「ふふ、あたしのおまんこだったら溢れさせずに全部飲んじゃうからねこれ」

 そういえばそうか。
 サキュバスは栄養源であるこれをこぼしたりはしないんだな。

「じゃ、あんたのチンポお掃除してあげる。はい」

 川崎が俺の前にしゃがんで口を開く。
 俺は遠慮なくそこに肉棒を差し込み、這い回る舌の感触を楽しんだ。
 
562 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2023/08/20(日) 20:58:43.10 ID:r0TXN1FYO
「はあ……すっごい良かったぁ」

 後始末をすべて終えたあと、海老名さんがため息と共に呟く。
 満足そうではあるが、足元が少し覚束ないようだ。

「あんた大丈夫なの? ふらついてるけど」

「うん、平気平気。午後は保健室で休んでるから」

 もしかして午前中のあれってそのための布石の演技だったのか?
 確かに今はパッと見は具合悪そうに見えるが。

「はあ、しょうがないね。ついでだしあたしが送ってってあげるよ。八幡は先に戻ってて」

「あ、ああ」

「いつもお世話になります神様仏様サキサキ様」

 俺達は屋上から校舎に戻る。
 海老名さんは川崎に身体を支えられながら保健室へと向かった。
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2023/08/20(日) 21:19:29.37 ID:Vety3w6mO
久しぶりで乙です
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2023/09/05(火) 13:10:48.14 ID:Jmu5ZZ0Jo
めっちゃ更新されてる
書き方上手いよなあ
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2023/10/24(火) 12:55:25.67 ID:OjL+/sM3O
もういっそゲーガイルでエンディングがあるキャラ全員ハーレムにして欲しい。
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