【ガルパン】エクレール「あ、憧れの西住しほ様が何でマジノの制服を…」キリキリ…

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1 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/11/17(土) 00:10:30.37 ID:6jx3E+uc0


コミック版「激闘!マジノ戦ですっ!!」のマジノ女学院に乗りこむお話です



よろしくお願いしマウス


2 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/11/17(土) 00:12:31.19 ID:6jx3E+uc0


しほ「大洗女学園から来た、西住しほです!!(みほ真似)」

好子「このフリルのブラウス、今までの学校とは趣が違いますね!」

百合「これぞ、お嬢様学校ですわね」

久子「うん、いいなフリル…////」

沙織「おばあ…浮かれないでよ」


エクレール「あ、あれは、西住しほ様?憧れの西住しほ様が何でマジノの制服を…」キリキリ


カリソン「うっわぁー、キッついわぁ」

フォンデュ「……」

ガレット「ねぇ…まさか、この方々が来るなんて聞いてなかったわよ」

フォンデュ「そうですね…」


………

……




3 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/11/17(土) 00:15:00.12 ID:6jx3E+uc0


数日前 練習試合


『勝者!――』


エクレール「くっ、またしても…」

ガレット「惜しかった…ですね」

フォンデュ「エクレール様、気を落とさずに」

エクレール「…わかっているわ、皆の意識も動きも纏まってきている…そうよ、もっと隊長の私がしっかりしなくては…」ブツブツ…

ガレット「……」

フォンデュ「エクレール様…」


4 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/11/17(土) 00:17:27.28 ID:6jx3E+uc0


ガレット「隊長、焦っているわね」

フォンデュ「サン・シール流戦術に変えてまだ実績が挙がっておりませんし…私達がもっと…」

ガレット「でもこれ以上、隊員達に無理を強いるの?」

フォンデュ「そ、それは…」

ガレット「実際、今の戦術に慣れつつはあっても手ごたえがあるのかどうか」

ガレット「いっそ、どこからかコーチでも呼ぶ?」

フォンデュ「…それ、ありかもしれませんね」


5 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/11/17(土) 00:20:59.50 ID:6jx3E+uc0


― アンツィオ高校


アンチョビ「よく来たな!せっかくだ、ピザでも焼こうか?」

フォンデュ「それには及びません、実は今日お伺いしたのは…」

ガレット(え?ピザ食べたかった…)

フォンデュ「練習試合とはいえ、二度も大洗を破った実績のあるアンツィオにコーチをお願いしたくて」

アンチョビ「ふむ…」


フォンデュ「お願いします!私達に力を貸してください!」

ガレット「無理は承知ですがお願いします」

アンチョビ「おいおい、そんな頭を下げるなって、当然だろ!マジノ女学院は私が一年の頃から世話になっているからな!」

フォンデュ「あ、ありがとうございます!」


6 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/11/17(土) 00:22:47.15 ID:6jx3E+uc0


……

……


アンチョビ「…と言う訳で、シマチョビ姐さんに協力してもらおうと思いまして」

千代(ツインテール)「他ならぬアンチョビさんの頼みです、任せて下さい」

しほ「では、さっそく行きましょうか」


アンチョビ「……」

千代「……」


しほ「どうしました?」

千代「なんでここにいるのよ、しほちゃん」


7 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/11/17(土) 00:25:20.38 ID:6jx3E+uc0


しほ「ふふ…昨日、千代ちゃんと一緒の時に電話がかかってきたじゃない」

しほ「やけに私に聞かれないようにソワソワしていたから…」

千代「うぐっ」

アンチョビ「それって、私からの電話ですよね」

しほ「そうみたいね、てっきり私は…」

しほ「千代ちゃんが若い男と浮気でもしている物かと思って後を付けて来たら、こんな事とはね〜」

千代「浮気なんてするわけないでしょ!!」

千代「それに、今回は私がマジノへ行って活躍…」


しほ「おりゃ!シホタックル!!」


 ドンッ!!


8 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/11/17(土) 00:26:30.72 ID:6jx3E+uc0


千代「ちよ…いきなり…」グラッ…

アンチョビ「わわ!…し、シマチョビ姐さん!?」ドタッ


しほ「いまよ!!」


 ワシャワシャ!!


千代「し、しほちゃ…イダダ!!」グイッ!

アンチョビ「あ゛あ゛あ゛あぁ!!か゛、髪がぁぁ!!」グイッ!


しほ「大変だわー、千代ちゃんとアンチョビさんのツインテールが絡まって大変なことにー」


千代「それは、しほちゃんが…か゛あ゛あ゛!!」グググ…

アンチョビ「千代ざ、あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」グググ…


しほ「仕方ないわー、マジノへは私が行くしかないわねー」

千代「し゛ほ゛お゛お゛お゛ォ!!!」

しほ「それじゃ!招集コールするわよ!!」ピッ!


9 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/11/17(土) 00:29:10.97 ID:6jx3E+uc0



― 大洗 秋山理容店


好子「いつも皆、遊びに来てくれてありがとうね〜」

優花里「お、お母さん!///」

沙織「ゆかりんのお母さん、お邪魔しています」

華「こちらこそ、優花里さんのお宅に押しかけてご迷惑をお掛けしてます」

みほ「お邪魔しています」

好子「今、お茶とお菓子を持ってくるからね〜」

麻子「おお、ありがとうございます」


 ♪着メロ〜


沙織「ん?」

好子「あら、電話ね」ピッ


10 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/11/17(土) 00:31:29.42 ID:6jx3E+uc0


好子「もしもし、はい…」


華「どうしました?沙織さん」

沙織「あれ、しぽりんからの着メロだよ」

みほ「えっ」ビクッ!

優花里「そうなんですか、随分と幻想的なメロディですね」

沙織「うん、なんでもしぽりんが若かった頃の曲みたいでね」

沙織「確か、歌いだしがね…えっと…」


好子「…わかりました」ピッ


沙織「私を〜後ろから抱き…」


好子「フン!!」


 ガシィッ!!


沙織「ふぇっ!?」

麻子「沙織が後ろから羽交い絞めにされた…」


11 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/11/17(土) 00:34:01.12 ID:6jx3E+uc0


好子「西住殿からの招集です…武部殿!!」ニコ

沙織「よ、よしりん!?い、行かないよ私は!!」ジタバタ

好子「そうは行きませんよ〜!」


華「沙織さん、優花里さんのお母様への呼び方がママさんの時になっているのお気づきなんですかね」

優花里「お母さん、今回はどちらへ?」

好子「マジノ女学院よ」

みほ(今回ババを引いたのはエクレールさんのとこか…)

好子「さぁ、武部殿!今、冷泉殿が車でこちらに向かっていますから」

麻子「おばあが運転していくのか…」


12 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/11/17(土) 00:37:42.82 ID:6jx3E+uc0



 ブロロロロ…


好子「来ましたよ!!あのニッサンのホーミー、冷泉殿です!」


久子「迎えに来たぞ」キリッ

麻子「おばあ、マジノに行くのか?」

久子「うん、ちゃんと連絡するから心配するな」

麻子「わかった、安全運転でな」

久子「まったく心配性だねぇ」

麻子「…う、うるさい」


華「いつ見てもあの二人は仲がよろしいですわね」ホッコリ


沙織「んむー!んむー!」ジタバタ

好子「暴れないでくださいー!」グイッグイッ


優花里「…その微笑ましい後ろで武部殿が猿ぐつわされて青年向けの暴力シーンのように車に無理矢理、乗せられてますねけど…

みほ「沙織さん!」


沙織「んもみん?」

みほ「えっと…私はそっちへ行かな…行けないけどお母さん達の事、よろしくお願いします!」


沙織「……」

好子「それじゃ、五十鈴殿をお迎えして西住殿とこへ行きますよォ!!」

沙織「ままもー!!」


 ブロロロロ…


華「……」

華「そういえば、今日のお母様は予定があったような…」


13 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/11/17(土) 00:40:05.47 ID:6jx3E+uc0

>>12 訂正





 ブロロロロ…


好子「来ましたよ!!あのニッサンのホーミー、冷泉殿です!」


久子「迎えに来たぞ」キリッ

麻子「おばあ、マジノに行くのか?」

久子「うん、ちゃんと連絡するから心配するな」

麻子「わかった、安全運転でな」

久子「まったく心配性だねぇ」

麻子「…う、うるさい」


華「いつ見てもあの二人は仲がよろしいですわね」ホッコリ


沙織「んむー!んむー!」ジタバタ

好子「暴れないでくださいー!」グイッグイッ


優花里「…その微笑ましい後ろで武部殿が猿ぐつわされて青年向けの暴力シーンのように車に無理矢理、乗せられてますけど…」

みほ「沙織さん!」


沙織「んもみん?」

みほ「えっと…私はそっちへ行かな…行けないけどお母さん達の事、よろしくお願いします!」


沙織「……」

好子「それじゃ、五十鈴殿をお迎えして西住殿とこへ行きますよォ!!」

沙織「ままもー!!」


 ブロロロロ…


華「……」

華「そういえば、今日のお母様は予定があったような…」


14 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/11/17(土) 00:41:44.76 ID:6jx3E+uc0



― 五十鈴家


新三郎「奥様ぁ!どこに行かれるのですかぁ!!」

百合「しほさんが…皆さんが呼んでいるのです、行かなくてはなりません」

新三郎「で、でも、家の方は…」

百合「ええ、ですから新三郎これを…」スッ

新三郎「ま、まさか…」


 百合の着物


新三郎「……」

百合「五十鈴家は任せましたわ」

新三郎「あっしがですかい!?」

百合「ええ、今日一日貴方は“新百合三郎”です」

新三郎「そんな私鉄の駅みたいなノリで…」

百合「家の中だから、警察のお世話になる事もないですし、いいでしょ、ね?ね?」

新三郎「……」チーン




……

………


しほ「さぁ!張り切っていくわよォ!!」

好子・百合・久子「「「 オー!!! 」」」

沙織「やだもー!!」


エクレール「うぐぐぐ…」キリキリ…


15 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/11/17(土) 00:44:48.79 ID:6jx3E+uc0


エクレール「嘘よ…あんなのが西住しほ様だなんて…」ブツブツ…

ガレット「隊長の胃が大変な事になっていそうね」

フォンデュ「無理もないです…憧れていた方が、あんなお姿になってしまって…」

沙織「そんなに憧れていたの?」ヒョコッ

カリソン「うわ!いきなり出て来て驚いたわ」


16 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/11/17(土) 00:47:52.73 ID:6jx3E+uc0


 ― DVD再生


エクレール「これが、当時の西住しほ様ですわ」


しほ(若い頃)『西住流に後退はありません』キリッ


沙織「うわ!しぽりん、若いし綺麗だし、まともそう!!」

しほ(若くない)「どういう意味です、沙織さん」


エクレール「強さと美しさ、その両方を兼ね備えた、西住しほ様…私が戦車道を始めるきっかけとなった方ですわ」ウットリ…

エクレール「それが…それが、どうして、こんな風に…」シクシク

フォンデュ「き、きっと、何か不幸な事故があってその時のショックでこんな風になってしまったのかもしれません!」

カリソン「坂道で止まらない乳母車から乳児を助けようとして、大岩が直撃したとか?」

ガレット「なによ、そのシチュエーション」

エクレール「武部沙織さん、西住しほ様に何かあったのでしょうか!!」

沙織「え?し、しぽりんに…」


………



しほ(大洗制服)「おはようございます、沙織さん!」



………


沙織「最初会った時でもウチの制服着てたから、元々こうなんじゃないかな?」

エクレール「いやああああ!!」キリキリ…


17 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/11/17(土) 00:49:18.57 ID:6jx3E+uc0


エクレール「うう…胃薬を…」ザラザラ…

フォンデュ「エクレール様、しっかり!」

ガレット「コーチに来ただけなのに、エクレールがどんどん追いつめられている…」


しほ「エクレールさん」

エクレール「ひゃい!」ゴクリ!

しほ「今回、私達はアンチョビさんのたっての要望でマジノ女学院へと参りました」

エクレール「そうだったのですか…」

しほ「貴女が直面している悩み、それに対しての答えを導く為にも」

しほ「試合をしましょう」




― 一方その頃の アンツィオ


カルパッチョ「どうしたんですか二人とも!?絡まったバネのおもちゃみたいになって」

アンチョビ「た、助けてくれ…」

千代「解けないのよぉ〜」

ペパロニ「そのウィッグ外せばいいじゃないッスか」

千代・アンチョビ「「 地毛だ!! 」」


18 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/11/17(土) 00:55:37.51 ID:6jx3E+uc0


― マジノ


エクレール「私が西住しほ様と試合」

フォンデュ「エクレール様…」

しほ「言葉で説明するよりも、実際にぶつかった方が解ることもあります」

好子「私達が、ここに集ったのは戦車道の為なんですよ」

百合「受ける受けないの決定権はエクレールさんにありますが」


ガレット「私達は隊長のエクレール様、貴女に従います」

エクレール「ガレット…わかりましたわ」

エクレール「マジノ女学院、戦車道隊長、スペード・ブル(青のスペード)の名において、受けて立ちますわ!」


しほ「ええ、よろしくお願いします…」

しほ「貴女が 青のスペード …ならば、私は ハートの王様ぁ(キング・オブ・ハート)!!」ビシィ!

沙織「し、しぽりん、いつの間に手の甲にトランプマークなんて…」

百合「マジノ女学院、本気ですわね、私のジャック・イン・ダイヤの紋章も輝いていますわ!」グッ!

沙織「百合まで…」

久子「ほれ、沙織も手を出せ描いてやるから」

沙織「ちょっと!?やめてって!!」


エクレール「……」キリキリ!

フォンデュ「へ、平常心です、相手のペースに囚われないで下さい…」


19 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/11/17(土) 00:58:58.33 ID:6jx3E+uc0

今回はここまでとなります

続きは不定期になりますが投下させてもらいます

よろしくお願いします
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/19(月) 20:57:08.73 ID:l49COeiKO
期待!
21 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/12/21(金) 00:08:29.21 ID:EgqenuCL0
いつもありがとうございます

続きを投下させていただきます
22 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/12/21(金) 00:10:39.45 ID:EgqenuCL0


― 戦車演習場


沙織「これがマジノの戦車服か〜」

百合「青を基調とした様相…私好みですわ」

好子「学生服とは打って変わって凛々しさを強調してますね」

久子「このデザイン、どっかで見たな…確か…サイレント…」

沙織「サイレントマジョリティー?」

しほ「サイレントメビウスね!!」

百合・好子・久子「「「 それだ!! 」」」

沙織「なにそれ?」


エクレール「あ、あの、しほ様…戦車戦をするのはよろしいのですが、お使いになる戦車は?」

沙織「そうだよ、しぽりん、今回の戦車はどうするの?」

しほ「心配には及びません、私の方で戦車を用意してあります」

しほ「では…」コホン


しほ「出ろぉぉ!!サンダース!!!」パチン!


23 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/12/21(金) 00:13:56.54 ID:EgqenuCL0


 キュイイイン!!


エクレール「あれは、サンダースの…」

好子「C-5Mスーパーギャラクシーです!!(優花里真似)」


ケイ「ハーイ!シホ、戦車持ってきたわよ!」

久子「おお来たか、サンダース、我が足となって戦えぃ!」

沙織「ケイさん!?」

ケイ「いきなりシホから戦車貸してってエマージェンシーを受けてね」

しほ「無理なお願いでしたが、ありがとうございます」

ケイ「気にしないでって、シホ達に頼まれて何もしないなんて、女がすたるってモンよ!」

百合「さすがケイさんですわ」

ケイ「…と言いたいけど、流石に今、ウチから出せたのはシャーマンの四輌だけどね」

しほ「充分です、そちらは何輌出せますか?」

フォンデュ「今すぐに走らせられるのは、同じく四輌です」

しほ「ふむ…では、こうしましょう」

しほ「私を除く四人が指揮する四輌とそちらの四輌で4対4で試合を執り行いましょう」

エクレール「なっ!?」


24 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/12/21(金) 00:18:04.88 ID:EgqenuCL0


エクレール「わ、私達では、しほ様と戦うに値しないとでもおっしゃるのですか?」

しほ「そんな事は思っておりません、私は全体を見てみたいという考えでの提案です」

しほ「それに、ここにいる四人は私が全幅の信頼を置いておりますので、決して貴女方に後れを取ることはないと思ってください」

エクレール「そうだったのですか…つまり、この方々はしほ様がお認めになる車長なのですね」


沙織「えっ…私は通信手なんだけど…」

好子「私は理容店の妻です」

百合「五十鈴流、華道の家元でございます」

久子「元心臓病だ、戦車道界の三杉君とはアタシの事よ」

エクレール「……」


しほ「そして、昨日の私は飲みすぎちゃん!!」

しほ・好子・百合・久子「「「「 ダーハッハッ!!wwww 」」」

沙織「しぽりん、少しはお酒控えなよー」

エクレール「うぐぐ…」キリ…


ケイ「エクレール」

ケイ「確かにシホ達五人は一見ただのクレイジーなオバサン達に見えるけど」

沙織「あ、あの…ケイさん…」

ケイ「甘く見てたら痛い目みるわよ〜!」

エクレール「け、ケイさんまで…」キリキリ…

フォンデュ「もうすでに体の一部は痛い目を見ていると思うのですが…」


……

……

25 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/12/21(金) 00:24:53.38 ID:EgqenuCL0


……

……


― 作戦会議 マジノ


フォンデュ「エクレール様、作戦の方は?」

エクレール「も、もちろん…いつも通りですわ」ザラザラ…ゴクリ

ガレット「大丈夫ですか?」

エクレール「相手の出方がわからないのですから、こちらはこちらの戦術を駆使するしかありませんわ」

カリソン「いえ、ガレットが言っているのは…」

ガレット「カリソン」

エクレール「そうよ、私達の戦術を見せつけてあげるのよ…」ブツブツ…

ガレット「……」

カリソン「あっちゃあ…」

フォンデュ「エクレール様…」


26 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/12/21(金) 00:27:40.67 ID:EgqenuCL0


― 作戦会議 ママさん


沙織「ねえ、どうするの!?しぽりんはここにいないし!作戦とか!」

久子「まぁ、なんとかなるだろ、アタシら三人と沙織がいれば」

沙織「そんなぁ〜」

好子「う〜ん、では武部殿は単騎で相手を探してください」

沙織「え?で、でも私だけで動いてて見つかったらどうするの!」

百合「その時はやられないように、ちょこちょこ逃げ回って下されば結構ですよ」

沙織「そんな簡単に言わないでよ…」


27 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/12/21(金) 00:30:40.81 ID:EgqenuCL0


― 観戦席 サイド


しほ「ケイさん、戦車だけでなく人員までお借りして申し訳ありません」

ケイ「気にしないで、一緒に来たウチのメンバーもしほ達のタクティクスを肌で学べるんで、こっちとしてはサンクスよ!」

ケイ「ところで、シホはサオリ達にはどんな指示を出したの?」

しほ「私があれこれ言わなくても沙織さん達ならやってくれると思ってますので特には」

ケイ「ワオ!信頼してるのね〜」


???「失礼、こちらに座らせていただいてもよろしいでしょうか?」


28 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/12/21(金) 00:33:12.79 ID:EgqenuCL0


マドレーヌ「失礼致します」ペコリ

しほ「貴女は…」

マドレーヌ「マジノ女学院戦車道、前隊長のマドレーヌと申します」

ケイ「ハイ!マドレーヌ、久しぶりね!」

マドレーヌ「ケイさんもお変わり無いようで」ニコ

しほ「はじめましてマドレーヌさん、僭越ではありますが、本日は私達がマジノへお邪魔させてもらっています」

マドレーヌ「ありがとうございます、西住流家元のご指導ともなればエクレールもさぞ喜ばれるでしょう」

しほ「あ、マドレーヌさん、今回の私は家元ではなく、『大洗から来たマジで恋する四十前な女子高生 西住しほ』ですので」

マドレーヌ「そ、そうですか…」


29 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/12/21(金) 00:36:23.87 ID:EgqenuCL0


― 試合前


エクレール「ルールは四輌での殲滅戦 これでよろしいでしょうか?」

好子「ええ、私達は異論ありません」

エクレール「では、よろしくお願いしますわ…そちらのリーダーは?」

沙織「え…しぽりんいないし、誰が代表によしりんかな…」

好子「いえいえ、私達のリーダーは武部殿ですよ」

沙織「え?私ぃ!?」

百合「ええ、沙織の御頭しかおりませんわ」

久子「頼むぞ、大統領!!」

好子・百合・久子「「「 よっ!太っ腹!! 」」」

沙織「お腹は関係ないでしょ!!やだもー!!」


エクレール「…そ、それでは良い勝負にしましょう…」ヒクヒク…

 スッ…

沙織「あ、握手だね、よろしくお願いします!!」

 ギュッ

沙織「…!?」


好子「武部殿ぉー、戦車に乗りますよー」

沙織「うん、今行く」

沙織(エクレールさん、すごい汗かいてた…それに震えてたし…大丈夫かなぁ)


30 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/12/21(金) 00:39:29.15 ID:EgqenuCL0


……

……


― 試合中


 ゴゴゴゴ…


エクレール「まずは私とフォンデュ、ガレットの三輌で進軍します」

エクレール「索敵、発見後は相手をポイントまで引き入れ…カリソン、狙撃の方は任せますよ」

カリソン「了解ですわ」

フォンデュ「エクレール様!前方に敵車輌です!」


沙織「え?適当に走ってたらいきなり見つかっちゃったよ!」アワアワ



― 観戦席 サイド


マドレーヌ「どうやら、はぐれた一輌が捕まってしまいそうですわね」

ケイ「複数に追い回されるとなると、全国大会の時のウチのアリサと同じね」

しほ「さて、沙織さんどう動きますか」



沙織「と、とにかく逃げなくちゃ!後退!後退だよ!!」


31 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/12/21(金) 00:42:10.28 ID:EgqenuCL0


エクレール「まさか、こんなにも早く遭遇するとは…」

ガレット「どういたします?」

エクレール「まずは、この逃げる獲物を仕留めるとしましょう、周囲に伏兵が潜んでいるなら機動戦に持ち込むとしますわ」

フォンデュ「待ってください、エクレール様!逃げる戦車の前方から三輌が突っ込んできます!」

エクレール「なんですって!」



 …ゴゴゴゴ!!



沙織「みんな!!」


好子「武部殿!お待たせしました!!」

百合「五十鈴百合、推参ですわ!!」

久子「生きてるか、沙織、私はまだ生きてるぞ」


沙織「おばあ!そういうこと言わないの!!」




ケイ「ヨシコ達の三輌が駆けつけてきたけど…」

マドレーヌ「些か、速度が出過ぎではありませんか?」

しほ「…ふむ」


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