冒険者「ダンジョンの最下層から脱出する」

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440 : ◆Z3OExLlt8I [saga]:2018/12/28(金) 22:04:58.79 ID:uBpb7Qc60
>>339

マナ「ねぇお父さん!私にそっくりな人がいるよ!」

オーク「…ッ!?」

マナ「どうしたの?お父さん」

オーク「…いや、なんでもない」

マナ「全裸で縛られて…可哀想…」

オーク「そうだな…。」

マナ「…お父さん、あの人買おうよ!」

オーク「えっ!?」

マナ「私、稼いで貯めたお金もあるよ!」

オーク「馬鹿、あんな綺麗な人間、10万ウェン程度で買えるわけないだろ!?」

マナ「…そうだね」

オーク「…いくぞ、マナ」

マナ「…またね、お母さん」

オーク「マナ…。」

〜数日後〜

マナ「…お父さん」

オーク「なんだ?」

マナ「私…お母さんの顔、匂い、色々覚えてるんだ。」

マナ「タイムふろしきですぐに成長したから、色々敏感らしくて。」

マナ「あのとき、最前列で見てたけど…そっくりだった。」

オーク「…そうか。」

マナ「…ねぇ、なんでお父さんはお母さんと一緒じゃないの?」

オーク「…それには訳があってな。」

オーク「マナ、お前を産むためにあの人間に協力してもらったんだ。」

オーク「…残念ながら、このダンジョンにはもう俺たちしかオークはいない。」

マナ「そ、そうなの…?」

オーク「あぁ。だから俺は、あの女を捕ま…」

オーク「手伝ってもらったんだ。」

マナ「そう…なんだ。」

オーク「だから、マナ。」

オーク「俺がいつかいなくなっても…幸せに暮らすんだぞ?」

マナ「…うん、頑張る!」

441 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/28(金) 22:12:50.63 ID:uo/z5yeiO
タイムふろしきって言っちゃったwww
442 : ◆Z3OExLlt8I [saga]:2018/12/28(金) 22:16:56.14 ID:uBpb7Qc60
−物影−

イリス「あのときのオーク、か…私のマナをよくも…」ギリッ…
 
イリス「…まぁ、幸せに暮らすといいね。」テクテク… 

マナ「…イリスちゃん♪」

イリス「マナ…」

マナ「…昔は、私が鎖を持って連れてたね」

イリス「今となっては懐かしい思い出だよ。」

マナ「…うん」

イリス(そういえば、あれからもう15年もたつのか…)

イリス(マナと出会ったのは、私がまだ3歳だった頃…)

イリス母「…では、この子をよろしくお願いします」

イリス「お母さんっ!なんでどっかいくの!?」

イリス母「イリス…元気でいるのよ…!」

イリス「お母さん!お母さぁぁあんっ!!!」

イリス(…私は奴隷だった。私のいた村は、とある宗教団体により弾圧され、男は力仕事、女は夜の胞子、子供は魔法や剣の特訓をさせられた。)

イリス「エルフってだけで…どうして…」

知り合いエルフ「イリスちゃん…」ナデナデ

イリス「お姉さん…ありがと…」

??「…あの」

二人「!?」ビクッ

「お、お嬢様っ!?」

マナ「あ、はは…」

イリス「おじょ…?」

イリス(その時、マナと私は初めて出会った。)
443 : ◆Z3OExLlt8I [saga]:2018/12/28(金) 22:28:20.68 ID:uBpb7Qc60
イリス「おじょうさま、どうしたの?」

マナ「…貴女、御名前は?」

イリス「イリス、です」

マナ「イリスちゃん…ね」

マナ「かわいい…♪」

イリス「おじょうさまは?」

マナ「私?マナって言うの♪」

イリス「マナ…さま?」

マナ「呼び捨てでいいよ♪」

イリス「わかった、マナ!」

知り合いエルフ「す、すいません…この子、身寄りがなくて…」

マナ「…なら、私のところで働きませんか?」

二人「?」

知り合いエルフ「…い、いいんですか?」

マナ「いいですよ♪」

イリス「…はたらく?」

マナ「お金を稼ぐことだよ♪」

イリス「お金がもらえるの!?」

マナ「頑張ればね♪」

イリス「私、がんばる!」

マナ「じゃあ、私はお父様に…」

お父様「…そこでなにをしている、お前達。」

イリス「マナとおはなしをしてたの!」

お父様「マナ…!?お前、今呼び捨てに…!!」

知り合いエルフ「すいません!私のしつけが…」

お父様「お前のせいではない!下がっていろ!」

知り合いエルフ「えっ…?は、はい…」

お父様「…来い、イリス。マナもだ。」

二人「はい…」

お父様は…
変態or聖人
安価下で
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/28(金) 22:29:20.38 ID:2bo3R5Pi0
変態
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/12/28(金) 22:41:48.12 ID:MRY/h1yMO
幼イリスちゃんを人飼娘の家畜小屋に放り込んで搾乳奴隷にしたい
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/28(金) 23:06:17.33 ID:9l86vD/oO
レミィ教に入信させて、マナのお婿さん一択に決まってるダルルォ?
447 : ◆Z3OExLlt8I [saga]:2018/12/28(金) 23:11:08.21 ID:uBpb7Qc60
(その話)いいゾ〜もっとやれ
なおイリスちゃんのレミィ教入信難易度はバリ高いので頑張ってくださいね

マナちゃんが闇落ちする…かも?
448 : ◆Z3OExLlt8I [saga]:2018/12/29(土) 00:14:02.67 ID:4xVbUurh0
お父様「…ふむ、そういうわけか」

お父様「イリス、マナとお前はあくまで主従関係であることを忘れるな。」

イリス「…はい」シュン

マナ「ごめんね…」ナデナデ

お父様「そして、イリスについてだが…」

お父様「もう、奴隷として働くのはやめさせるか」

マナ「!?」

イリス「そ、そんな…」

お父様「これからお前は、マナの存続メイドだ!」

お父様「まぁいささか年は離れているが…問題はないだろう!」

マナ「…イリスちゃん」

イリス「…マナ…」

二人「「よろしくねっ!!」」ギュー

お父様(眼福…)

−八年後−(七年前)

マナ「お父様!ついに卒業です!」

お父様「おぉ…もう高校も卒業か…」

イリス「おめでとう!マナ!」

お父様「イリス…幼いながらもよく頑張ってくれたな…」

イリス「お褒めに預かり光栄です…!」

マナ「お父様、イリスとの婚約は…」

お父様「…それだけはならぬ」

イリス「…っ」

お父様「別に私もいいのだが…マナ、お前はスフィア教徒。同性愛は駄目なのじゃ…」

お母様「まったく…貴女も同性愛者の癖に…」

お父様「…なっ!?」

お母様「貴女の娘なんだから、同性愛者になるに決まってるって言ったのに…スフィア教は確かにいいとは聞いたけど、マナの将来を考えてあげなかった貴女の責任よ?」

お父様「…うぅ」

マナ「あはは…」

イリス「お義父様も、スフィア教だったのでは?」

お父様「私は無宗教だから、こうして妻と一緒にいるのさ」

お母様「もう…貴女ったら…//」ムクムク…

お父様「子供達の前でそれはやめなさいっ…//」

お母様「あ…//」

イリス&マナ「…」

マナ「イリスちゃん」

イリス「行きましょうか」

テクテク…バタン

449 : ◆Z3OExLlt8I [saga]:2018/12/29(土) 00:23:54.00 ID:4xVbUurh0
−十四年後−(一年前)

マナ(24)「…いきましょう、イリスちゃん」

イリス(17)「そうだね…」

お母様「じゃあ、二人とも、元気でね?」

マナ「お父様は…」

お母様「気付いてないわ♪さぁ、二人で自由に暮らしてらっしゃい♪」

イリス「…本当に、お世話になりました」

お母様「いいのよ♪じゃあね♪」

知り合いエルフ(20)「頑張ってね!イリス!」

イリス「また会おうね!◯◯!」




イリス(こうして、私達は二人でのんびり過ごせる場所を探しに旅を始めた。)

マナ「…イリスちゃん?」

イリス「…ん?」

マナ「ボーッとしてたけど…大丈夫?」

イリス「うん。」

マナ「そう、ならよかった…」
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