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【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その4

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900 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/25(金) 23:21:49.09 ID:CrsWndns0
――


アベル帰還道中

09<10

※基準値を下回ったため、まさかの何かがあったようです


――


アベル「どうだエリス、少しは馬に慣れたか?」

エリス「そ、そうですね。ただ、アベル様の様に颯爽と乗りこなすにはどれだけの修練を積めばいいやら……」

マックス「いや、本当にアベル皇子すごいですね……完璧な乗馬テクですよ」

マックス「パトラ将軍以外にも騎兵の将軍とかはいましたけど、それ以上ですって」

アベル「なに、馬がいいんだ。マックスこそ、新米とは思えないぞ?」

マックス「え? そうですか? へへ……」

エリス「わ、私もいつかは……」



アベル「ん? あれは――」


特殊判定
↓1コンマ二桁

※元々危険が無い道中の予定だったので、判定次第ではプラスイベントになります
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/25(金) 23:23:10.16 ID:0kAQTJUhO
世伊
902 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/25(金) 23:23:53.37 ID:0jEznylc0
怖い…
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/25(金) 23:25:10.92 ID:0kAQTJUhO
クッソ微妙なコンマ
904 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/25(金) 23:42:19.96 ID:CrsWndns0
16

11〜20:遭遇上級天使兵×1

――


上級天使兵「む……?」


マックス「げっ、天使!? しかもかなりでかい!?」

アベル「大きさからして、あれが上級天使か……!」

アベル「……」

アベル(とはいえ、敵は一人。今の俺達ならば勝てない相手ではない)

アベル(少し、試してみるか……)



上級天使兵「王国の印を確認。異教徒を、断罪する」ジャキン!


アベル「いくぞ、ファフニールっ!」キィィィン!

ファフニール「ヒーン!」クワッ!

上級天使兵「!?」


アベルレベル133
『孤軍奮闘』により二倍→266
『黒氷麗剣』補正+10
『人馬一体』補正+20

合計値296

――勝利確定――


ファフニール「ヒンヒーン!」ドガァ!

上級天使兵「がっ……!?」

アベル「凍れっ!」ザシュッ! カキン!

上級天使兵「――」ボシュゥゥゥゥ…

マックス「」

マックス「す、すっげえ……一瞬であの天使を……」

エリス「うう、何もお役にたてませんでした……あれ? アベル様それは……」

アベル「ああ。思いつきだったが、上手く行ったようだな」


凍りついた天使の羽「」カキン


エリス「天使の羽が、消滅していない……?」

アベル「あの饒舌な四天とやらはわからないが、この白い連中はやはり魔力で構成されている可能性が高い」

アベル「だからこそ、活動限界と共に消滅……霧散するんだろう」

アベル「だから霧散する前に、凍らせてみたら……案の定だ」

エリス「こうしてみると綺麗ですけど……どうするんですか?」

アベル「幸いなことに、俺の仲間には聖国の者や魔道に精通している者が多い」

アベル「これが、なんらかの手がかりになればいいが……」


※凍りついた天使の羽を手に入れました!

※特定の人物に渡すことで、天使兵の正体を探れるかもしれません


――
905 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/25(金) 23:49:56.11 ID:CrsWndns0
【城塞・特殊休日行動2】

ロウル「……なんだか、アベルさんが珍しい物を拾ったような気がします」

アーシャ「ふふ、意外と本当に拾っているかも?」

ロウル「ですね。それではマークスさん、申し訳ありませんが……」

マークス「うむ、任せてくれたまえ。このマークス、渾身の魔法陣を描いてアベル君の帰還を待とうではないか!」ムキッ!

マークス「うまくいけば、王国の人々とも交流ができる」

マークス「私の目で、本当のことを知れるのだ……」

ロウル「マークスさん……」

アーシャ「でも、王国に行けても服は着てくださいね?」

マークス「なんとっ!?」ガーン!

ロウル「え、そこでショック受けるって変じゃないですか!?」

アーシャ「まあ確かに、マークスさんの身体に合った法衣がないっての問題だとは思いますけど。……ロウルちゃん、お裁縫得意でしたよね」

ロウル「そこで私にふりますか?」

マークス「……」ワクワク

ロウル「はぁ……考えておきますよ」

ロウル「ですが、今日は……」

アーシャ:レベル103
ロウル:レベル101
【状態】健康
【道具】
『ゾロ目チケット』×3
判定を一度だけゾロ目に変えられます
ただし、特殊判定及びレベル判定では使用不可


1:仲間と交流(イベントなど。交流相手指定も可能)

×エリス(レベル259・★好感度114)

・アーシャ(レベル103・★好感度105)

・ロウル(レベル101・好感度85)

・シア(レベル130・好感度★111)

・パトラ(レベル67・好感度88)負傷中

2:鍛錬(レベル上げ。アベル不在のため簡略化)

3:散策(貧民街・帝都・王城が散策可能。アーシャ+ロウルのため通常時より判定緩め)

4:自由安価(無理のない範囲で)

↓1〜2コンマ最大値採用
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/25(金) 23:52:04.75 ID:0jEznylc0
1パトラ 傷ついたことを謝罪とか普通にありなんじゃないかな?
907 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/25(金) 23:54:48.71 ID:qYR4ux2W0
1パトラの見舞い
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/25(金) 23:56:12.39 ID:0jEznylc0
意味合い的には>>907
謝罪だと思い気がするので……
909 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/26(土) 00:06:13.59 ID:gbVy57tA0
――


1:パトラのお見舞い


――


ロウル「キアラ様から魔法陣の話は聞けましたし、用意はマークスさんがしてくれます」

アーシャ「そして問題の皇帝陛下には今は近づかないのが一番……」

ロウル「つまり今日は、あまり出歩かない方向で」

アーシャ「そうなるとやっぱり……」


――



コンコン


パトラ「はい、開いていますよ?」

ロウル「失礼しまーす」

アーシャ「失礼します」

パトラ「ふふ、元はあなた達の城塞なのになんだかおかしいですよ?」

ロウル「パトラさん、怪我の具合は大丈夫ですか?」

アーシャ「ごめんなさい。私達も、回復魔法が使えればよかったんですけれど……」

パトラ「いえいえ、もう全然平気ですからお気づかいなく」

パトラ「なんだか、これだけ横になりっぱなしというのも久々な気がします」

パトラ「ですがそうですね……少し、息抜きはしたいかもしれません」

アーシャ「息抜き?」

パトラ「寝転んで勉強ばかりというのも、効率が悪いですからね」

パトラ「そうだ、折角お二人がいらしたんです。何かお話をしましょうよ!」

ロウル「それぐらいならお安いご用ですけど、いいんですか?」

パトラ「いいんですよ。そうですね、何を話そうかしら……」

※パトラとの会話内容(負傷中のため室内限定)

↓1〜2
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/26(土) 00:10:33.52 ID:E1bXggHIO
何か欲しいものは無いか聞く。
雑貨とか食べたいものとか。
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/26(土) 00:15:24.08 ID:M83uyfk00
そういや回復ってヒバリかルーシェができたような
カインバスケしてたしまぁ無理に頼む必要もないかな安価とってたら下
912 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/26(土) 00:21:52.42 ID:CORh4bI7O
アベルについてどう思うか
913 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/26(土) 00:23:18.91 ID:TaZk1jlDO
アベルの話
914 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/26(土) 00:24:58.77 ID:gbVy57tA0
内容が決定したあたりで今日はここまで。ろくに進んでなくて申し訳ないです
アベルが瞬殺したとはいえ天使兵に足止めを受けたので、城塞行動はこの交流のあともう一回あります

本日もありがとうございました!
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/26(土) 00:43:40.40 ID:M83uyfk00
乙今の王国ってそこらじゅうに天使どもがいるのか
迷惑なことだ
916 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/26(土) 22:20:10.57 ID:gbVy57tA0
こんばんはー
ゆったり再開だけどもっとペース上げたい今日この頃
パトラとの交流から再開です
917 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/26(土) 22:20:43.05 ID:gbVy57tA0
何か欲しい物は?&アベルについて

――



パトラ「……そうね、折角だから――」キュゥゥ…

パトラ「……///」

ロウル「あー……お元気そうでなによりですが、何か食べたいものあります?」

パトラ「で、では……」



……



アーシャ「ちょうどあったから、用意はできましたけど……」コト…

ロウル「何故にバナナとミルク?」

パトラ「なんとなく身体に良さそうといいますか、昔から好んで食べていたせいかしら?」ムキムキ…

パトラ「……」モグモグ ゴクン

パトラ「それに、お腹持ちもいいですし」

ロウル「パトラさんって、王国の名貴族なんですよね? あ、部屋の雑貨とかでも欲しい物があれば……」

パトラ「いえいえ。生活するには十分なものが揃っていますから、これ以上は不要ですよ?」

ロウル「金色に輝く絨毯とか、金色に輝く食器とか……」

アーシャ「ロウルちゃん、貴族=金色のイメージは捨てた方がいいですよ?」

パトラ「その通りです! そんなものを買う余裕があるなら、それこそこのバナナを買い占めますね」モグモグ

ロウル「き、貴族らしからないですね……」

918 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/26(土) 22:21:12.57 ID:gbVy57tA0
パトラ「……まあ、今の私は色々な意味で貴族から遠いというのは、間違ってはいないでしょう」

ロウル「あ、いえ、そういう意味では……」

パトラ「いいの。私は、まだまだ偉大な祖先には遠いから」

パトラ「ロウルさん、貴族ってなんだと思いますか?」

ロウル「えっ!? そ、そうですね……」チラリ

アーシャ「?」

ロウル「アーシャさんを基準で考えると、気品があって、何でもできて、特にお料理が美味しくて……」

パトラ「あはは! それはただのアーシャさんの評価じゃないですか」

アーシャ「なんだか恥ずかしい……」

ロウル「うーん、言われてみるとアーシャさんと金色は結びつきませんし、意外と貴族とは何かを聞かれると……」

ロウル「……」

ロウル(貴族や王族なんて、人をモノとしか思っていない。自分が優雅な暮らしができれば他はどうでもいい)

ロウル(私が大多数の貴族に抱くイメージなんてこんなものです。でも、アーシャさんもパトラさんも、アベルさんも違う……)

ロウル「貴族ってなんなんですかねぇ……駄目です。降参ですよ」

パトラ「そうですか。では、答えを。とはいえ、これは私が思う貴族の在り方なのですが」

パトラ「貴族とは――守る者です」

ロウル「守る者?」

パトラ「貴族は、領地や資産を多く持ちます。豪勢な暮らし、様々な優遇、恵まれた教育……一般の国民よりも上とされる階級です」

パトラ「帝国は実力主義ですが、それでもこの貴族階級はやはり存在するのでしょう?」

アーシャ「はい。……おそらく王国よりは劣ると思いますが、優位性はありますね」

アーシャ「以前の満席のコロセウムでも、席を確保してもらえたのも貴族特権ですし」

ロウル「あ、そうでしたね」
919 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/26(土) 22:21:56.46 ID:gbVy57tA0
アーシャ「軍学校にも、試験も無く入ることができました。それも、皇族のアベルが通うような学校にね?」

ロウル「あれ、そういえばアベルさんってどうして軍学校に通えたんですかね? その頃はもう皇帝陛下に……」

アーシャ「無関心、けれど皇族ではあるから、教育を受けさせるぐらいは構わないと思ったのか。そこまではわからないけど……」

ロウル「皇帝陛下もよくわからないですね。でも確かに、私は軍学校には入れませんでしたし、貴族特権っていいですねぇ……」

パトラ「教育面は貴族の恩恵が特に大きいところですね。一般教養以外にも様々な知識を得ることができます」

パトラ「しかし、そうやって人から羨まれるような貴族は――その義務を果たすべきです」

パトラ「その生活を支えてくれる国民への義務。普段が誰よりも優雅であるならば、戦時は誰よりも果敢に挑む」

パトラ「領地を、民を、そして国を守る。貴族の生活で得た力を国の模範たる存在として示す。これこそが、真の貴族であると私は考えます」

アーシャ「……」

ロウル「……」

パトラ「……でも、豊かになり過ぎた王国に貴族は、いつしか堕落しました」

パトラ「あの手この手で財を掻き集め、人すら売りものにし、お金で人を操れると考え、民の事など何も考えず……」ワナワナ…

パトラ「あんな貴族を名乗る資格もない連中……でも、私も今は同じ存在……」

ロウル「そんなことないですよ! だってパトラさんは――」

パトラ「私は……私の力では、王国の危機は救えなかった。アベル皇子が来て下さらなければ……今こうして、お話もできなかった」

パトラ「――だから、今度こそは。今度こそは陛下や民を守れる、真の貴族になれるよう頑張りたいんですっ!」

アーシャ「!!」

ロウル「!!」

パトラ「だから、今なにか欲しい物があるかと言われれば……それは守れる力ですね」

パトラ「まだまだ先は長いですけど、アーシャさんにロウルさん。帝国流の戦う力、今後も参考にさせて頂きますからね?」

アーシャ「ふふ……こちらこそ、王国流――本当の貴族の在り方を学ばせて頂きますよ?」


――
920 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/26(土) 22:22:27.61 ID:gbVy57tA0
――


ロウル「しかし、その腐った貴族連中はどうなったんです?」

パトラ「陛下をお助けする一心で気にもとめてなかったけれど……城内には姿が無かったのは憶えています」

パトラ「アベル皇子に救われた今だからこそ言えますが……」

パトラ「今回の襲撃は、あの腐った連中を炙り出し、排除出来たという面でだけは収獲と言えるでしょう」

パトラ「民の被害状況が心配ではありますが、あの深紅の令嬢が駆け回ったのです。きっと大丈夫だと思いたいです」

アーシャ「ああ、以前も言っていた王国の……」

パトラ「はい。彼女も、他国からは恐れられていますが、それぞまさに真の貴族の証でもあります」

ロウル「あ、誰よりも戦場に出て誰よりも多くの敵を倒して……民を守ったからですね?」

パトラ「その通りです。……ただ一点、ほんの少し前に気がついたことなのですが」

ロウル「?」

パトラ「一点だけ、模範にしたら駄目な貴族らしからぬ問題点がありました……」ガクン

ロウル「え、なんですかなんですか!?」ワクワク

パトラ(流石に言えませんよ! 言ったが最後だもの!)

パトラ「そ、それよりも貴族らしからぬと言えば! アーシャさんもアベル皇子もそうですよね?」

アーシャ「そう、なんでしょうか?」

パトラ「そうだ。アベル皇子のお話も少し聞かせてくださいよ」

パトラ「多分、アベル皇子本人に聞いてもはぐらかされそうだし……」


ロウル「うーん……」

アーシャ「そうですね……」


特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
921 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/26(土) 22:22:50.90 ID:3x0pKTMQ0
922 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/26(土) 22:23:05.08 ID:/oeza/7DO
はい
923 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/26(土) 22:35:12.24 ID:zFntkxNs0
どっちかがペラペラしゃべっちゃってそれをもう一人が止める感じか
924 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/26(土) 22:37:04.42 ID:gbVy57tA0
特殊判定結果

アベルとの思いで


90>50


08<50

※基準値を一回上回ったため、一つパトラに話す


――



ロウル「……まあ、パトラさんももうお気づきかとは思いますけど」

アーシャ「アベル、普段は冷酷な皇子を演じているとかいいますけど、全然そうじゃないんですよ?」

パトラ「ええ、それはわかります。むしろ演じれるのかと疑問に思ってしまいますね」

ロウル「あ、それアベルさんには禁句ですよ? 地味に凹みます」

アーシャ「私達がいない時、他の帝国兵に絡まれている時とかは結構頑張っているんだけど、ね」

パトラ「そうなんですか……」

ロウル「まあ、振舞おうとしているのも計画の露呈を防ぐためですから、仕方がないんですけど……」

ロウル「アベルさんには、向いてないですよ。冗談とかではなく、本当に」

ロウル「……だって、あんなに優しい人なんですから……」

アーシャ「め、珍しい……」

パトラ「ロウルさんが、普通にアベル皇子を褒めている……」

ロウル「し、失礼ですよ二人とも!? 私だって本当はもっとちゃんと、アベルさんにお礼を言いたいし甘えたいんですよっ!?」

ロウル「ただ……昔の私が原因ではあるんですけどね」

パトラ「昔のロウルさん?」
925 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/26(土) 22:50:48.25 ID:gbVy57tA0
ロウル「そういえば、パトラさんには話していませんでしたっけ?」

ロウル「私、耳と尻尾がこれですからね」ピョコピョコ

ロウル「まあ王国に高値で売れるってことでそういった連中に狙われていた過去がありまして……」

パトラ「……っ」ギリッ…

ロウル「どうどう。まあ、これでも身のこなしには自信がありましたし、逃げ足も速い方だと思っていたある時」

ロウル「迂闊でしたねぇ。複数人に囲まれて、殴られて蹴られて、抵抗できなくなるまで痛めつけられたんです」

パトラ「そんな……」

ロウル「でも、帝国じゃ割と普通の光景です。ましてや暗黒街ではね」

ロウル「そんな時に――アベルさんが助けてくれたんですよ」

パトラ「!!」

ロウル「……でも、多勢に無勢だったようで。アベルさんもかなり危ない状況に陥ったみたいでした」

パトラ「!?」

ロウル「そういう人なんですよ、あの人は。本人は否定するでしょうけど、あの人は誰かを見捨てない」

ロウル「そもそも見捨てるという行為そのものが、嫌いなんですかね?」

ロウル「だから、今回の王国の件もそう。危険とはわかっていながら、危ない目にあおうとしているパトラさんを放っておけなかったんだと思います」

パトラ「アベル皇子……」

ロウル「あ、ちなみに私の時はその場にエリスさんも駆けつけてくれたおかげで、難を逃れました」

パトラ「よ、よかったです……」

ロウル「今回はどういう結果だったんですかね? もしまた同じようにエリスさんに救われていたなら、からかってあげないと!」ニヤリ

パトラ「……その、何故からかう必要が?」

ロウル「あ、あぁー……そう、そこなんですよねぇ……」
926 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/26(土) 23:10:31.80 ID:gbVy57tA0
ロウル「助けてもらったのはよかったんですけど……私、その時はまだまだ子供で」

ロウル「周りの人間なんて、誰も信用できてなかったですから……」

ロウル「その……助けて頂いたアベルさんに対しても、今以上にかーなり汚い罵り言葉やら失礼なことを重ねまして……」

パトラ「あらら……それは、なんというか……」

ロウル「でも、それでもアベルさん……私をその場で見捨てなかったんです。この耳と尻尾を見ても、特に何を言うでもなく」

ロウル「私が無礼な態度を続けても、心配だからって。俺から離れるにしても、生き延びるためにせめて弓の使い方ぐらい覚えろって……」

ロウル「他にも、食べられる草だとか。怪我の応急手当の仕方だとか……色々教えてくれて」

ロウル「私に普通に接してくれた初めての人で、とても嬉しくて……」

ロウル「でも、最初に妙な態度を取ってしまったせいなんですかねぇ……」

ロウル「ちょっと勇気を振り絞って、面と向かってアベルさんにお礼を言ったんですよ」

パトラ「そうしたら?」

ロウル「……『無理をしなくていい。お前はお前らしく生きていいんだ』って」

ロウル「――違うんですよっ! あれは幼い警戒心故なんですよっ! 本音じゃないんですっ! 本当は私だってぇぇぇぇ!」

パトラ「あー……。それはなんとも……」

ロウル「その日は思わず、幼いエリスさんに相談しましたよ……」

ロウル「帰ってきた答えが『ロウルさんがアベルさんをきらってなくてよかった!』でずれていましたけど」

ロウル「結局あの日以来、面と向かって本音を話すのが妙に恥ずかしく。またアベルさん自身から遠慮なく言ってくれと望まれて今に至ります……」

アーシャ「うふふふ……ロウルちゃん落ち着いて?」ニコニコ

ロウル「くうぅ! なに満面の笑み浮かべているんですかアーシャさんっ!?」

アーシャ「だって、アベルがいたらどこで聞かれているかわからないって、こんな話はしないもの」ニコニコ

ロウル「な、なんだか私だけ恥ずかしい思いしたみたいじゃないですかっ!?」

ロウル「いいですよ! それなら私だって、アーシャさんとアベルさんの――」

アーシャ「っ!? ロウルちゃん、それ以上いけませんっ!!!」

ロウル「うおあっ!? ちょ、ここパトラさんの部屋で――た、退避ーっ!」タタタ…!

アーシャ「待ちなさいロウルちゃん! あ、パトラさん騒がしくしてごめんなさい。また後でね?」タタタ…!


パトラ「あ……」

927 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/26(土) 23:26:34.18 ID:gbVy57tA0

パトラ「だから、勘違いをしては駄目よパトラ」

パトラ「でも……」

パトラ「やっぱり――嬉しいな……」

パトラ「私も、アーシャさんやロウルさん、エリスさんみたいに……アベル皇子に報いることができれば……」




……




ロウル「降参、降参ですって!」

アーシャ「まったくもう……アベルの優しさを話すだけなら、まだまだロウルちゃん一杯持っているでしょう?」

ロウル「それはそうですけど……」

ロウル「でも……いざ話すと、改めて感じますねぇ。アベルさんの優しさ」

ロウル「あー、思い出したら……あの時みたいにアベルさんにおぶさりたくなってきました……」シュン…

アーシャ「ふふ、本当にもう素直になっちゃえばいいのに」

ロウル「そうなんですけど、私自身がちょっとした軽口叩くのにも慣れちゃって……本当に色々、難しいんですよ」

アーシャ「困った子ですねー……」

アーシャ(……私も、人の事は言えないのだけれど)

アーシャ(アベルにおぶさる、か……私はまた――アベルに抱きしめられたい、だなんて……)

アーシャ(言えないし、思ってもいけないのに……)


――

アーシャ好感度:105→115(ノワール様、何故あの時……)

ロウル好感度:85→95(思い出したら匂いも嗅ぎたくなってきました……)

パトラ好感度:88→98(私がアベル皇子に報いるには何ができるの……?)


※城塞特殊行動2を終了します

――
928 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/26(土) 23:31:04.65 ID:gbVy57tA0
城塞・特殊休日行動3】


ロウル「あー……アベルさーん、はやく帰ってきてくださーい……」

アーシャ「アベルが帰ってきたら、その言葉を真っ先に伝えておきますね?」

ロウル「やめてくださいよ!?」

アーシャ「きっともうすぐ帰ってくるわ。だから今日は……」

アーシャ:レベル103
ロウル:レベル101
【状態】健康
【道具】
『ゾロ目チケット』×3
判定を一度だけゾロ目に変えられます
ただし、特殊判定及びレベル判定では使用不可


1:仲間と交流(イベントなど。交流相手指定も可能)

×エリス(レベル259・★好感度114)

・アーシャ(レベル103・★好感度115)

・ロウル(レベル101・好感度95)

・シア(レベル130・好感度★111)

×パトラ(レベル67・好感度98)負傷中※この行動終了後に完治します

2:鍛錬(レベル上げ。アベル不在のため簡略化)

3:散策(貧民街・帝都・王城が散策可能。アーシャ+ロウルのため通常時より判定緩め)

4:自由安価(無理のない範囲で)

↓1〜2コンマ最大値採用
929 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/26(土) 23:32:20.16 ID:8Xaq0I7GO
3
帝都
930 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/26(土) 23:34:00.69 ID:Ykle3Ba20
3貧民街
931 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/26(土) 23:40:08.79 ID:gbVy57tA0
3:貧民街を散策


――

アーシャ「今日は貧民街の見回りをしておきましょう」

ロウル「あー、確かにアベルさん不在の分だけ薄くなってましたね」

ロウル「まあ、以前の様子から昔ほどひどくはなっていないと思いたいですけど」フードカブリ

アーシャ「元々が元々ですからね。武器の準備も大丈夫?」

ロウル「抜かりなしですよ」チャッ!

――

【帝国・貧民街】


ロウル「んー……と」

アーシャ「……静か、ではあるかしら?」

ロウル「以前アベルさんと来た時は、その後結構な大事に遭遇しましたからねぇ……」

アーシャ「何もないのが一番ですけど……」


判定

※特殊状況により、特殊遭遇あり

↓1 コンマ二桁
932 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/26(土) 23:41:38.76 ID:M83uyfk00
933 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/26(土) 23:44:45.92 ID:gbVy57tA0


61〜80:遭遇???


※特殊遭遇
追加判定
↓1コンマ二桁 50
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/26(土) 23:45:16.58 ID:kIikcPBp0
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/26(土) 23:45:28.24 ID:Ykle3Ba20
ほい
936 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/26(土) 23:49:00.01 ID:gbVy57tA0
シュタイナーの運勢が頂点から下がり続ける……

58

61〜80:遭遇聖国民

58>50


※基準値を超えたため、脱国者

――
937 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/26(土) 23:58:22.29 ID:gbVy57tA0
――




???「……」キョロキョロ…




ロウル「ん、あの人……」

アーシャ「……ロウルちゃん、近づいてみましょう」



……



???「……」キョロキョロ

男「おい、そこのお前」

???「!?」ビク!

男「見ない顔だな? 新入りなら――まずは払えるもの払わないとなぁ!?」

???「!!」





アーシャ「……待ちなさい」チャキ…

ロウル「私達も、その人にちょっと用があるんですよねぇ」チャキ




男「うっ……!?」

男(お、女だがこの佇まい……ただ者じゃねぇ! まさか例の黒騎士の……)

男(くそっ……! 最近暮らしにくいったらありゃしねえ……っ!)


男「へ、へへ。そう怖い顔するなよ姉ちゃん。ちょっとした挨拶だよ……じゃ、じゃあな……」スタスタ…



???「あ……」

アーシャ「ふぅ。大丈夫でしたか?」

ロウル「あーあ。わかっていましたけど、まだああいう連中も多いんですよねぇ」

???「あ、あなた達は……?」

アーシャ「安心して。危害を加えるつもりはありませんから」

???「おお……! やはり、帝国にも心優しい方が……!」

ロウル「え?」



聖国民「神よ、感謝致します……!」



ロウル「そ、その服――聖国の人ですか!?」
938 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/27(日) 00:15:26.11 ID:bVwbgLv80
――



聖国民「すみません、食べ物に飲み物まで恵んで頂いて……」ゴクゴク

聖国民「しかしよろしかったのですか? この街の様子を見るに、あなた達も恵まれているとは……」

ロウル「あー……私達、ここ住みではないんですよ」

アーシャ「ちょっと事情がありまして。見過ごせない略奪行為がないか、警戒して回っているのです」

聖国民「そうだったのですか……」

ロウル「まあ、当たり前ですが、全てを防げるわけではないんですけど」

聖国民「いえ、それでもご立派ですよ。きっと、神も見ておられます……」

ロウル「……そういえば、あなた聖国の人のようですけど、私達を異教徒とは呼ばないんですね?」

聖国民「っ……呼べませんよ」

聖国民「神を信じていない、野蛮な存在……それは今や、私達の国と言っても過言じゃありませんからね……」

アーシャ「!?」

ロウル「ちょ、大丈夫なんですかそんなこと言っちゃって!?」

聖国民「大丈夫。本当の神は見ておられるのです……だから、私はあなた方と会えた」

アーシャ「……あなたは、聖国から逃げてきたのですか?」

聖国民「はい。今の聖国は、王を含め国民のほとんどすら正気とは思えません……」

聖国民「ここだけの話ですが――王国にも奇襲が行われたのです」

聖国民「被害規模はわかりませんが、王国も聖国も駄目となると……もう帝国しか残っていませんでしたから」

ロウル「……今の聖国の様子を、ご存じなのですか?」

聖国民「嫌と言う程に……」

ロウル「……アーシャさん」

アーシャ「ええ。――この人を、城塞まで連れて行きましょう」

聖国民「え?」


――
939 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/27(日) 00:20:19.15 ID:bVwbgLv80
聖国に脱国者の綻びが出始めたあたりで今日はここまで
多少判定が出ますが、聖国の現状や天使兵残存数や配置場所等がわかるかな?

皇帝と聖王ハッスルしすぎで色々予定が狂っていますが、なんとか頑張っていきたいです
スレ残りもあと僅か、本当にいつもありがとうございます。

明日には新スレ行けるかな?
質問や要望があれば、今のうちに受け付けておきます

本日もありがとうございました!
940 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 00:22:24.30 ID:GliEA25f0
おつ
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 00:31:32.69 ID:knNlZaIfO
おつおつ
アーシャが好感度100超えてるけど、アベル帰ってくれば即えっちぃことできる?
あとパトラさんとロウルも今回のでリーチかかったけど、次の交流で100超えてえっちぃことできる?
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 00:48:16.68 ID:mu/Dksng0
乙いやー今回のスレも波乱だらけでしたね
いまって作者の中でどのくらいの進行度何ですか?
今まともにアベル達と戦えそうなのがシュタイナーとギルバートの二人だけだけど(ギルバートはまだ遠いけど)
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 08:51:05.36 ID:rx0hpw5A0
シアは好感度100オーバーからきっかけのイベントが絡んだし
その際にアベルと望む関係についても判定されたんだよね
他のメンバーもその方が話的にも面白いしキャラも立つし同様にしてほしい

何気にマックスみたいな偶発的な新規キャラやスカーレットみたいなマスク開放されるキャラの登場も楽しみ
944 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 10:35:35.43 ID:PkU5id1TO
>>1的には負担かかるかもしれないが、時々イベント挟んで皇帝やお兄ちゃんの普段生活とか見てみたいかも
今回みたいなアベル抜きでの本音トークや普段の様子を見るのは新鮮だし
あとマックスの技能判定するなら、アベル隊も一緒に判定して欲しいかな(アーシャは料理上手いの確定してるけど)
945 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 11:31:01.28 ID:NDZYc6GSO
あとどのくらい募集したキャラって登場しそうですか?
役者はでそろった感じするけど
946 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/27(日) 15:18:54.03 ID:bVwbgLv80
こんにちはー
再開はおそらく夜ですが、とりあえず頂いた疑問などに回答を

>>941
交流は確定で好感度10は上昇するので、三人とも確実に100を超えることになります
超えた瞬間、想いを吐露しますがシアのように一旦押しとどめることもできます
なおその瞬間、アベルのレベル+10と各ヒロインの★獲得判定になります(アーシャとシアは先取りだったため判定無し)
偶数ゾロでのみ取得可能ですが、少なくともロウルの★はチケットを使ってでも憶えとくべきでしょう

このスレを始めるにあたり、帝国の在り方と主人公アベルの目的から真っ先にラスボスとして能力作成されたのが皇帝です
およそ単騎では勝てないレベル、凶悪無比なスキル構成にしてあります(現状、兵士召喚+α以外はほぼ全てスキル解放済み)
そして皇帝の各スキルを破るスキルがアベルと初期の三人の好感度100★スキルとして設定されています


>>942
進行度的には中盤を過ぎたあたり(仲間が揃った+一国ダウン)なのですが……
コンマで自重しなかった聖王と皇帝のせいで色々と予定は狂っているのが本音です
最初に書いてある通り、行き当たりばったり。今後どうなるかもほぼコンマと安価任せです……
そしてご指摘の通り、現状のアベル達を止められるのはもはや一握りだけです。
それでいて皇帝にはまだ届かないという、なんとも厄介な状態です。これは後々どうにかしようかと思います

>>943
好感度100を超えたあとに行った純愛路線が奴隷路線かの判定ですかね?
了解いたしました。以後好感度100超えが現れた場合、同様の似た判定をとりたいと思います
マックスは予定外でしたが、これ以上キャラを増やすと私がパンクしてしまうかも……?
マスクキャラは残り少ないです……

>>944
技能判定は了解です。お酒の時のように、城塞内でまとめて判定でいいですかね?
イベントは……進行が遅くなってしまう危険性がありますが、余裕があればできるよう頑張ってみたいです
ただその際も、↓1〜3コンマ最大値などで採用する流れになるかと

>>945
戦況が完全に想定外であり、これまでの将キャラの登場は難しいでしょう……
折角作成して頂いたキャラクターを使わないということは失礼かもしれませんが、
判定も無しに瞬殺というのもどうかと思うのです……

既に基本的なメンバーは揃っている(各国の王、仲間、サポートメンバー)ので、進行は可能ですが、
状況にあわせた(戦況調整)キャラクターを募集する可能性は0ではないです
947 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/01/27(日) 17:00:29.68 ID:HXENDAlZO
ギルバートがシュタイナーに切れてたけど、このまま放置してるとギルバートが聖国潰しちゃう?
回避方法あるなら教えて欲しい
948 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 17:29:31.52 ID:aZKQmnzh0
ヒロイン達のイメージ図とかって用意できますか?(小声)
949 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 18:00:24.14 ID:mu/Dksng0
そういえば名ありキャラだけじゃなくその部下達も城塞にいるんだよねだいぶギツギツなんじゃないか王国とつながったらそっちに移ってもらうこともできますか?
950 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/27(日) 21:46:29.20 ID:bVwbgLv80
こんばんはー
再開していきますが、その前に追加の回答を

>>947
一応、とあるイベントは考えてありました(ギルバートが帝国から動かなくなる)
ただ想定より国家間の争いが早まったため、そのイベントを起こそうとなると
おそらくアベルのレベルをあと4、エリスだとあと2上げればぎりぎり条件を満たすので
そこでゾロ目チケットで00を選択すれば、かなり大きな恩恵を受けられるかと思います

>>948
無理です(白目)私に絵心は皆無です(白目)
既存のフリーキャラクター生成ツールか何かがあれば、それで想像に近しいものは作れるかもしれませんが……


>>949
現在城塞にはシア隊、マークス隊、リーナ隊がそれぞれスタンバイしていますが、
城塞は広いのでこれぐらいの人数はまだ大丈夫です
ただイベントとして、クラウスへの派遣を考えていたのでその際にまとめて送ることは可能です
(マークスとリーナが加わっているため、城塞の防御だけならこの二人で事足ります)

951 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/27(日) 21:47:12.08 ID:bVwbgLv80
――



【アベルの城塞・???】


聖国民「あの、ここは……?」

アーシャ「私達の、拠点ですよ」

ロウル「そして……」


ガチャ…


マークス「どうしたのだね、私達を集めて」

シア「まさか、また天使兵が〜?」


聖国民「あ、あなた達は!?」


リーナ「聖国関係者を集めると言うことはっ……!?」


聖国民「エ、エカチェリーナ様っ!? ご、ご無事だったのですかっ!?」


リーナ「あ、あなたは……! そう、憶えていますわよ。地震で家屋が倒壊して……」

聖国民「はい。そしてその時にエカチェリーナ様に妻共々救われた者です……っ!」

ロウル「おやおや。本当に聖国ではちゃんとしていたんですねリーナさん……」

聖国民「ああ、神よ……! このような奇跡、心より感謝致します……!」

聖国民「でも一体どうして……? 見れば後ろのお二人も、討死したという……」

リーナ「……アーシャ、この人はまさか……」

アーシャ「はい。聖国から逃れ、貧民街に隠れているところを保護しました」

リーナ「そうでしたの……」

リーナ「……安心なさいな。私やシアさんもマークスさんも、生きていますわ」

リーナ「今は不在にしていますけど……帝国の第三皇子、アベルに救われたんですの」

聖国民「な、なんと!?」


――
952 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/27(日) 21:47:56.43 ID:bVwbgLv80
――



聖国民「そ、そうだったのですか……やはり、エカチェリーナ様も聖王様の暴挙には……」

リーナ「民に黙って国を抜け出したのは、本当に申し訳なく思います……」

リーナ「ですが、あの時は一刻も早く兄の暴走を伝える必要があったのです」

リーナ「しかしあなたの反応からすると、どうやら私は死人扱いのようですわね?」

聖国民「……聖王様は少し濁され、「帝国に捕えられた可能性がある」とだけ……」

聖国民「それでも、国民の多数は帝国への敵意を強めました」

アーシャ「リーナさんの人望が、かえって聖王の暴走を支持する材料になってしまったのね……」

リーナ「くっ……しかし、聖国に戻るわけにはいきませんの。兄の暴走を止めるまでは絶対に……!」

聖国民「エカチェリーナ様……」

シア「でも、よかったです〜……まだ、今の聖王様が間違っていると思える人が残ってて」

聖国民「私以外にも、何人かは今の政策に疑問を持つ者がおりました」

聖国民「しかしおわかりのように、聖王様の言葉は神の言葉とされます……」

聖国民「迂闊に口走れば、その時は我々こそが異教徒……断罪されるのです」

ロウル「本当に帝国と同レベルかそれ以下の荒廃具合に思えますよ……」

リーナ「……返す言葉もありません」

リーナ「――どうか教えてください。今の聖国を。兄を……」

聖国民「はっ!」


特殊判定
↓1〜4コンマ二桁
953 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 21:48:32.15 ID:jdO3gPxDO
はい
954 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 21:48:54.23 ID:VjWJOlmX0
955 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 21:49:13.39 ID:R+FvCBXB0
956 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 21:49:50.60 ID:+kjOFfZZ0
957 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 21:49:59.17 ID:85kcIeP/O
はい
958 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/27(日) 21:58:35.28 ID:bVwbgLv80
また綺麗に射抜いて……(白目)

4連特殊判定結果

1:聖王シュタイナーの魔力消耗

15(この程度、消耗したうちにも入りませんよ)≦15

※基準値と同値のため、聖王シュタイナーの強化が確定
※四天再補充の速度と可能性が高まりました

2:四天の所在

23<50

※基準値を下回ったため、所在不明

3:聖国内の天使兵徘徊

39(意外と少ない。まだまだ人間の兵士もいる)<50

※基準値を下回ったため、聖国民の救出率上昇

4:王国からの戦力補充

60≧60

※基準値と同値のため、王国貴族より???を戦力に


――
959 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 22:00:16.82 ID:sHYyhAINO
うむ
960 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/27(日) 22:13:04.57 ID:bVwbgLv80
――

聖国民「まずは聖王シュタイナー様ですが……やはり、神に愛されているというのは事実なのでしょうか?」

聖国民「およそ人間が持つとは思えない魔力、白く美しいそのお姿はやはり求心力があります」

リーナ「っ、兄は元々の魔力もそうですが……聖王宮にある神の泉で魔力を補充できます……」

ロウル「え、そんなのあるんですか!?」

リーナ「ええ……その様子だと、やはり兄は私の前でも本当の力を隠していたと見るべきでしょう」

リーナ「警戒を怠ってはいけませんよ?」

アーシャ「勿論です。……ところで、天使と称される存在については?」

聖国民「そうですね。街中にも、民の警護のためと何人かその姿をみかけました」

聖国民「決して数は多くありませんけど……あの姿を見ていると、畏敬の念が……」

シア「……四天様の名を冠する天使は?」

聖国民「聖王様いわく、既に降臨はされたとのことですが……すみません、その姿を見る前に私は……」

マークス「ふむ……聖王様は、王国を攻撃なされたというが、そちらは……」

聖国民「はい、事実です。天使に連行される王国の方を何人も目撃しました」

聖国民「そして、命を救う代わりに色々と……」

ロウル「貴族の汚いお金を吐き出させましたか……不味いですね。これで軍に回せる資金は聖国が一強ですよ」

聖国民「そしてそれだけではなく……」

リーナ「っ、まだ何かありますの!?」

聖国民「貴族の何人かが、不思議な紋章の刻まれた道具を聖王様に献上していました」

聖国民「なんだったかな……確か……『王国秘蔵の戦力』だとかなにか……」

アーシャ「王国秘蔵の戦力……?」

ロウル「聞いたこともありませんが、ろくでもないことになりそうですよ……」
961 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/27(日) 22:22:37.72 ID:bVwbgLv80
聖国民「私が知りえる情報は、このぐらいでしょうか?」

リーナ「……ありがとうございます」

リーナ「……」

リーナ「皆さん、お聞きになられた通りです」

リーナ「兄の力は強く、四天の所在もわからない。さらには王国の力さえ取り込んでいる……」

リーナ「皆さんが……いえ、もしかしたら帝国そのものが動いても、容易には終わらない争いとなるかもしれません」

リーナ「それでも……」

リーナ「それでも私は――聖国の民を救いたいのです」

リーナ「もはや兄は討たねばなりません。兄の所業はそれほどまでに冷酷です。しかし、どうか民の命は……」

リーナ「『聖国に正面から攻め込むことになっても』……民の命だけは、お許しいただけませんか……?」

アーシャ「……」


※聖国は強力な転移妨害結界があります
 リーナやシア達を伴っても、転移で王宮に奇襲をしかけることはまずできません

※いずれ正面から争った場合、一般民も巻き込まれる可能性があります
 場合によっては彼らを庇い、あるいは彼らから不意打ちを受ける不利な状況で戦うことになるかもしれません

※聖国と争っても、戦うのはシュタイナー配下の軍だけにとどめますか?

↓1〜5多数決
962 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 22:30:09.02 ID:5+cvV4CvO
とどめる
これを乗り越えられなきゃパパンの首なんて夢のまた夢でしょ
963 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 22:31:03.31 ID:mu/Dksng0
シュタイナーの配下の軍とだけ戦う道をえらぼう
964 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 22:31:51.53 ID:+kjOFfZZ0
シュタイナー配下の軍だけにとどめる
965 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 22:33:52.07 ID:85kcIeP/O
さっきの判定で救出成功上がってるし、ロウルいりゃ不意打ちも意味ないだろうし、聖王軍のみで
966 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 22:34:09.16 ID:sHYyhAINO
配下だけでいいけ立ち塞がる相手には容赦しない方向で
967 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/27(日) 22:47:47.67 ID:bVwbgLv80
シュタイナー配下の軍のみと争う

※聖国戦難易度上昇


――



アーシャ「……この城塞において、決定権を持つのはアベルです」

アーシャ「ですが私の個人の意見は……リーナさんに賛成ですよ」

リーナ「!!」

ロウル「私も同意見ですね。さっきの話だと、聖王様に逆らえないでいる人も多いみたいですし」

ロウル「それに全て等しく踏み躙るなんて道、アベルさんが選ぶわけがありませんよ」

シア「私も、勿論リーナさんに賛成ですよ〜。そして今度こそ、本当にみんなが仲良く……」

マークス「私もだ。今、民の多くは迷っているのだ。それを助けなくて、何が神父であろうか?」

リーナ「み、皆さん……!」ウル…

聖国民「ああ、神よ……どうか、この心優しき帝国の方々とエカチェリーナ様達に祝福を……!」

聖国民「やはり聖王様の、異教徒排除思想は極端すぎたのです……そして、神がそのようなことを仰るはずがない!」

ロウル「とはいえ、結構難しい問題ですよこれも」

ロウル「仮に聖王様を止められたとして、その後の聖国はどうします?」

ロウル「それ以前に、こちらには皇帝陛下という最大の懸念材料があるのですが……」

アーシャ「キアラ様の話を聞く限りだと、『皇帝陛下自ら出陣する可能性がゼロじゃない』というのが……」

聖国民「その、もし帝国の皇帝が出陣すると?」

ロウル「間違いなく『問答無用で蹂躙』でしょうね。お怒りともなれば、天使すら素手でちぎられるかもしれません」

聖国民「」ガタガタ

アーシャ「皇帝陛下を鎮める、いい材料があればいいんだけど……」

リーナ「……そちらの問題は、詳しいあなた達に任せますわ」

リーナ「それより、少し伺いたいのですが……」

聖国民「はい、なんでしょうか?」

特殊判定
↓1コンマ二桁
968 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 22:49:37.12 ID:+kjOFfZZ0
969 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 22:49:39.50 ID:UITNNqlpo
へぇい
970 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 23:01:36.83 ID:sHYyhAINO
ふぃー
971 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/27(日) 23:05:31.18 ID:bVwbgLv80
本当にコンマ強いなエカチェリーナ!

特殊判定結果

エカチェリーナに対する聖国内での死亡認定

12<(エカチェリーナ様は、今も生きておられる! 必ず戻られるさ!)30

※基準値を下回ったため、聖国内でのエカチェリーナの求心力上昇

※聖国戦に同行することで、大きな恩恵を得られます


――


リーナ「真意も知らせず国を飛び出してしまった私ですけれど、その……」

リーナ「民からはどういった扱いを受けていますの……?」

リーナ「生きていようが死んでいようが、身勝手な――」

聖国民「とんでもない! エカチェリーナ様は今も変わらず我らの希望そのものですよ!」

聖国民「今回の行動だって、我らを思ってのことなのでしょう? そうだ、きっと彼らもエカチェリーナ様のご無事な姿を見れば!」

リーナ「だ、だから今は駄目ですの! ……でも、ありがたいですわね」

リーナ「兄とは違い、強力な力を持たない私が、民からそこまで想われていたなんて……」

ロウル「……どうやら、聖王様を討った後の心配は必要なさそうですね」

アーシャ「ええ。そしてきっとリーナさんなら、聖国の人を導いていけると思います」

ロウル「……新しい聖王様になった途端、巨乳は極刑とかいう法は作んないでくださいよ?」

リーナ「しませんわよそんなこと!? ロウル、あなた私をなんだと思っていますのっ!?」

ロウル「一回アベルさん殺しかけたのはどこの眼鏡さんですかねー!?」

リーナ「うぐぅ……! それを言われると……。で、でも大丈夫ですの! 今の私には、あなたとフィーアという特に大切なお友達がいますもの!」

ロウル「あっ、ちょ!? 勝手に人を同じ組にわけないでくださいよっ!?」


聖国民(す、すごい……エカチェリーナ様にあの禁句を平然と言えるなんて。これが、強き帝国民なのか……)

聖国民(そして……)

聖国民(恐ろしい表情ではなく、笑われているエカチェリーナ様はやはりお美しい……)

聖国民(この方なら、きっと聖国を……)


――
972 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/27(日) 23:18:07.68 ID:bVwbgLv80
――


聖国民「それでは皆さん、お邪魔しました」ペコリ

リーナ「本当によろしいんですの? アベルにお願いをすれば、きっとあなたをこの城塞に匿うくらいは……」

聖国民「いえ、大丈夫です。今の聖国に立ち向かおうとされているエカチェリーナ様達のお邪魔になるわけにはいきませんよ」

聖国民「それに、やはり聖王様の力は強大です。戦が長引く可能性もあるでしょう」

聖国民「それまでは、私はいわばこの国に厄介になっている流れ者。我が国には我が国の法があるように、この国にはこの国の法がある」

聖国民「強く、逞しく。妻と子と一緒に精一杯生き延びてみせますよ」

ロウル「立派な心がけですけど、貧民街も結構危ないですからね?」

アーシャ「戦える手段は、手放してはいけませんよ?」

聖国民「はは、もっと大きなものと戦う覚悟を決めているあなた方を思えば、私だって町のゴロツキに立ち向かう覚悟くらいは決めないと駄目ですよね」

聖国民「どうか皆さんに、本当の神のご加護があることを祈っていますよ!」スタスタ…



……


ロウル「いやー……思わぬ人に出会うものですね」

アーシャ「本当に。でも、おかげで収穫もありました」

ロウル「そうですね。しかしこうなると、やはり一番の問題は……」

アーシャ「皇帝陛下の聖国への進撃を、どう止めるか、ですよね」

ロウル「はい。こればかりは、フィーア様がお願いしても通る気がしません」

アーシャ「……ですが、やはり無意味に聖国の人々まで殺されるのは避けたいです」

アーシャ「……」


特殊判定
↓1コンマ二桁(結構大事かも?)
973 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 23:19:13.65 ID:jdO3gPxDO
はい
974 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 23:20:52.38 ID:sHYyhAINO
1足りない
975 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/27(日) 23:22:06.60 ID:bVwbgLv80
お見事!

特殊判定結果

アーシャの諸刃の策

65>60


※基準値を超えたため、策が開示されます

――
976 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/27(日) 23:32:36.45 ID:bVwbgLv80
――



アーシャ「……一個だけ、考え付いた策はあります」

ロウル「え、あるんですか!?」

アーシャ「とはいえ、これはあまりにも無謀。且つとても危険です」



アーシャ「アベルか、エリスちゃんか。――あるいは二人ともが」



ロウル「ど、どういう意味ですかアーシャさん!?」

アーシャ「皇帝陛下は、実力主義を唱えています」

アーシャ「弱者を踏み躙る主義ではありますが、同時に彼は強者の力は認めます」

ロウル「まあ、そうですね。それが帝国ですし」

アーシャ「今回の聖国の奇襲で、おそらくもう帝国全体としても聖国に攻め込む方針は固まってしまう」

アーシャ「皇帝陛下の中で、聖国は卑劣な国……そしてもしかすると、王国は奇襲に耐えた強き国と評価されるかもしれません」

アーシャ「ですが、パトラさんのお話では王国はやはり深刻な損害を受けています」

アーシャ「天使を退けたのも……アベルとエリスちゃんの力が大きかった」

ロウル「つ、つまり……?」




アーシャ「皇帝陛下に――聖国の奇襲を退けたのはアベルとエリスちゃんだと、正直に打ち明けてしまうんです」





ロウル「!?」
977 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/27(日) 23:43:56.52 ID:bVwbgLv80
ロウル「ま、待ってください! そんなことをすれば……!」

アーシャ「ええ。当然色々な問題が出てきますけど……」

アーシャ「幸いなことに、アベルは放任されてきましたからね。気まぐれに王国に攻め込んだ、でも通用してしまいます」

ロウル「そんな無茶苦茶な……」

アーシャ「そして『たまたま』天使に襲われている王国を発見。腕試しで交戦し、撃破」

アーシャ「王国に恩を売ると同時に、奇襲をしかけた聖国の大戦力を打ち倒した……帝国将としてみれば、相当な戦果でしょう?」

ロウル「ま、まあ確かにそうですが……」

アーシャ「王国の方には一時的な負担が出てしまう可能性もありますが、ここで大事なのはアベルとエリスちゃんが天使を倒したという事実」

アーシャ「――皇帝陛下の目からみても、強者と認められる可能性があります」

アーシャ「そして、より強くなるため。あるいは、天使に宣戦布告されたのが気に食わない……何らかの理由をつけ、こう宣言するんですよ」

アーシャ「『私に聖国に攻め入る機会を与えてください』とね」

ロウル「!!」

アーシャ「もちろん、これはあくまで私の頭の片隅で描かれた机上の空論」

アーシャ「皇帝陛下がこの提案を飲む保証はないし、強者として認めてくれるかもわからない」

アーシャ「何より、私達の戦力の情報が皇帝陛下に伝わってしまう」

ロウル「くっ……」

アーシャ「ですが、もし万が一。正規の帝国斥候がアベル達の姿を王国で目にしていたら?」

ロウル「!!」

アーシャ「その危険性も考えると、あえて先に話すことで下手に疑われなくなるという利点はあります」


978 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 23:48:13.55 ID:mu/Dksng0
動かざるをえないか...
おのれシュタイナー
979 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/27(日) 23:56:15.17 ID:bVwbgLv80
アーシャ「そして、皇帝陛下に実力を『確実に認めさせる』手もあるにはあります」

ロウル「ま、まさか……」

アーシャ「はい。天使を打ち倒してきたアベルとエリスちゃんなら――私があの日見た皇帝陛下になら、攻撃が届くかもしれない」

アーシャ「おそらく、一撃でも与えられれば――大きな評価は得られるでしょう」

ロウル「で、でも……」

アーシャ「はい。勿論『運が悪ければ一方的に負けて弱者と認定される』可能性もあります」

アーシャ「それだけじゃない。模擬戦とはいえ、アベルかエリスちゃんが怪我をする可能性だってあります」

アーシャ「ロウルちゃんはこの策――どう思いますか?」

ロウル「わ、私は……」



※アーシャの諸刃の策『聖国攻めの権利獲得のための皇帝との模擬戦』

※アベルかエリスで皇帝ギルバート(手心)と模擬戦を行い、ギルバートから高い評価を得られると聖国の処理を一任される可能性があります

※それ以外でも、皇帝に評価されれば大きな恩恵があるかもしれません

※しかし、戦力の露呈により親衛隊の警戒及び皇帝のレベルアップも発生するかもしれません

※死にはしませんが、重傷までは判定がでる可能性があります

※模擬戦のため、1対1です

※まだこの時点では、皇帝は★『????』を使用しません

※今後の展開に大きくかかわります

※実行しないを選択し、後ほどの判定で王国にアベルがいたことがばれると少々面倒です


アーシャの策を実行しますか?

↓1〜5多数決
980 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 23:58:43.31 ID:GliEA25f0
実行しよう
981 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/28(月) 00:02:28.54 ID:4Rg6eML1O
うへぇー……でもこれくらいしないと不味そうだしなぁ
エリスの方がまだ勝ち目あるかな?エリスで実行
982 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/28(月) 00:02:39.75 ID:1YHcXlJy0
やるしかねぇか
実行しよう
983 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/01/28(月) 00:06:31.53 ID:7RrV5Sb9o
やりましょう
984 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/28(月) 00:07:02.08 ID:lhDjc57GO
シュタイナーや天使戦分の戦闘経験やリーナのこと考えるとやむを得ないか。策実行で
985 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/28(月) 00:11:38.24 ID:zOtiFsWw0
アーシャの策の実行が決定したところで今日はここまで
……まあ殆どの方がお気づきでしょうけど、無謀の極致です。1対1ですし
ただアベルとエリスの現在のレベルなら、1ターン目の静観状態の皇帝にはコンマ次第では攻撃が通る可能性があります
しかし確実性を増すというか、しっかり倒すにはゾロ目チケットは必須でしょう

次スレはまた明日に
本日もありがとうございました!
986 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/28(月) 00:21:14.25 ID:1YHcXlJy0
乙スキル借りれるならアベルのほうがいいかな?
借りれないならエリス
987 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/28(月) 00:49:27.11 ID:lhDjc57GO

パパンが前回と同じ手心ならレベルは350(2ターン目は構えと白銀で+40されて合計戦闘力390)
アベルは孤軍で266に星砕借りて黒氷で計+70=336に(レベル補正−80)だからコンマ60以上で優勢
エリスは259に星砕と投刃と皇族崩しで計+80=339
に(レベル補正−90)だからコンマ60以上で優勢
どっちも変わらないけど、エリスは被弾してもカウンター+補正10がある
そして補正が発動すれば2ターン目も戦闘続行、カウンター狙いと追加補正でコンマ80以上で優勢とれる
可能性の問題とアベルがスキル借りれるの隠す意味でもエリスの方がよさげかな
988 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/28(月) 13:13:31.41 ID:1ljYncCA0
パパンの最終スキルはタイマン性能に補正かけてくるタイプかな
アベルの孤軍奮闘を更に強化するイメージで
989 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/28(月) 14:26:46.51 ID:fBTT6Pce0
>>988
流石にそれはないだろ。アベルの孤軍奮闘すら凶悪なのに
手心がレベル半減だとしらパパンのレベルは700超、それに孤軍奮闘的なスキルだとレベル1400とか頭おかしい数値になるぞ(白眼)
馬に乗れたらアベル、乗れないならエリスかな。3枚あるし、そろそろ本当にゾロ目券使用も考えないと
990 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/28(月) 17:17:31.49 ID:eKu0jps/O
誰も触れてないけど相変わらずコンマ運がいいシュタイナー
こいつほんと自重しないな
でも逆に考えれば皇帝に挑むための経験を稼げるのか
991 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/28(月) 17:35:32.32 ID:G3nR1l51O
確かにコンマ運はリーナ共々いいんだがギルバートにぶちギレされた時点でもう運の良さは0と言っても過言じゃないと思う
992 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/28(月) 22:14:01.71 ID:/N6LEUF+O
大人しくゾロ目券使おうか
993 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/28(月) 22:23:23.04 ID:zOtiFsWw0
こんばんはー
それでは再開していきます。
少しこちらに投下した後スレ建て→誘導→埋めつつ1000ボーナス判定の流れですかね
例によってゾロ目チケット以外でお願いします
994 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/28(月) 22:23:53.31 ID:zOtiFsWw0
アーシャの策を実行


――


ロウル「わ、私は……、っ……」

ロウル「……やるしか、ないんでしょうねぇ……」ハァ…

ロウル「でも、本当に危険な賭けですよ? いくらアベルさんやエリスさんでも、一人でどうこうできる相手じゃありません」

ロウル「『皇帝陛下が様子を伺っているうちに、天の加護か何か』がなければとても……」

アーシャ「ええ。それでも、このままでは帝国全体と聖国全体の正面衝突になるわ」

アーシャ「聖国の被害は勿論だけど、帝国兵も天使兵に劣る今では無数の犠牲者が出てしまう」

ロウル「仮にアベルさんに聖国の対処を任されたとして、今度は逆に言うと『帝国の援護無し』で聖国を相手取ることになります」

ロウル「聖王様が暴走した時点で、どう転んでも茨道しか残されてなかったんですかねぇー……」

アーシャ「時間もあまりありません。アベル達には申し訳ないけど、戻ってきたらすぐにこのことを伝えないと……」

ロウル「流石のアベルさんもエリスさんも真っ青になること間違いなしの策ですからね。考え付くアーシャさんが怖いですよ……」

アーシャ「……私だって、本当はこんな危ない橋は渡りたくない。けれど、うまくいけばこれが結果的に皆を守ることにも繋がると思うの」

ロウル「覚悟を決めるしかないですかね……」


※アベルorエリスとギルバート(手心)の模擬戦が確定しました

※最重要案件のため、全てのイベントより優先して行われます


――
995 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/28(月) 22:24:31.30 ID:zOtiFsWw0
――




【帝国・領地内草原】



アベル「よし、見えてきたぞ!」

マックス「あ、あれが帝国……」

エリス「城塞は離れにあります。こちらの道を通って行くんですよ」

マックス「あ、端っこの方なんですね」

アベル「ああ。おかげで好んで近寄る者もいない」

アベル「しかし妙だな――凄く嫌な胸騒ぎがするんだが」

エリス「アベル様もですか? 実は私も……」

マックス「え? 俺は特に感じないですけど。むしろ結構興奮してますよ!」

アベル「マックス、一応お前も俺の捕虜のていでいくが……油断はするなよ」

アベル「弱者は容赦なく毟り取られてしまう。帯剣は忘れるな」

マックス「わ、わかりました!」

アベル「もうすぐだな。もうひと頑張り頼むぞ、ファフニール!」



※アベル達が帝国に帰還しました。

※超特殊イベントのため、休む間もなく模擬戦に放り込まれます


――
996 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/28(月) 22:29:57.15 ID:zOtiFsWw0
次スレになります
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1548681923/
997 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/01/28(月) 22:30:25.86 ID:zOtiFsWw0
それではこちらは埋めてしまってください
998 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/28(月) 22:31:43.13 ID:eTpg6w5DO
乙です
埋め
999 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/28(月) 22:32:12.19 ID:G3nR1l51O
>>1000ならバーンズさんとスカーレットさんの遭遇
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