【こち亀×ゲート】両津巡査長 彼の地にて、斯く戦えり

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1 : ◆G/Y.1bBK8M [sage saga]:2019/01/17(木) 16:50:16.11 ID:nvgaHEyH0
中川「先輩、銀座で異世界の門が開いたって話ですが大変なことになりましたね」

麗子「両ちゃんは一時期銀座の派出所に勤務してたのよね?」

両津「ああ、三丁目交番の班長があの事件で大怪我してな、先週見舞いに行ったんだが
思ったより元気そうだったぞ。来月から勤務に復帰できるそうだ」

麗子「よかったわね」

両津「銀座署のやつらには悪いが、台東区生まれで葛飾区勤務のわしには対岸の火事だな。
まあがんばってもらおう」

中川「あの…先輩、後ろ…」
2 : ◆G/Y.1bBK8M [sage saga]:2019/01/17(木) 17:06:08.14 ID:nvgaHEyH0
部長「同じ警視庁の仲間が大勢負傷したり殉職したりしたというのに対岸の火事とは
えらい言い草だな、両津」

両津「げっ部長!」

両津「中川!どうして知らせないんだ!あ、あれ?普段ならここで鉄拳が飛んでくるんだが…」

部長「そんなお前にいい知らせがある、警視庁から文民警察官を1名特地に派遣することになってな、
異世界でもやっていけるサバイバビリティの持ち主で、なおかつ消えても惜しくない人物という選考基準
で、お前に決定した。早速だが今から特地に行ってくれ」

両津「ええっ!」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/17(木) 17:09:17.37 ID:HklmboQuO
ラサール石井の声が聞こえてくる
4 : ◆G/Y.1bBK8M [sage saga]:2019/01/17(木) 17:13:03.76 ID:nvgaHEyH0
部長「いやあ、署長をはじめ葛飾署のみんなも大喜びでな、餞別として署からお前に
愛銃のニューナンブM60の38スペシャル弾を300発ばかり進呈することになった。
署長に会ったらお礼を言っておけよ」

両津「あ…あの、それって異世界で戦って死ねってことですよね?全然嬉しくないんですけど…」
5 : ◆G/Y.1bBK8M [sage saga]:2019/01/17(木) 17:23:46.43 ID:nvgaHEyH0
特地方面派遣隊本部


柳田「狭間陸将、文民警察官の両津さんをご案内しました」

狭間「いやあ、お待ちしておりました。司令官の狭間です」

両津「両津です、よろしくお願いします」

狭間「司令部付きの柳田2尉と偵察隊の伊丹2尉です、柳田はもうご存知ですね?」

伊丹「伊丹です、よろしくお願いします。柳田さん、ちょっと」

柳田「ん?」
6 : ◆G/Y.1bBK8M [sage saga]:2019/01/17(木) 17:31:39.29 ID:nvgaHEyH0
伊丹「なあ、文民警察官って普通は警察庁の、それも本庁の外事課や警備課の警部補あたりが
来るもんだろ?どうして警視庁の、それも所轄の地域課の巡査長が来るんだ?」

柳田「俺に聞かれても知らんよ、警察には警察の思惑があるんだろ」

狭間「柳田2尉、文民警察官の詰め所に案内してさしあげろ」

柳田「了解しました、こちらです」

両津「おう、頼むぞ」
7 : ◆G/Y.1bBK8M [sage saga]:2019/01/17(木) 17:48:24.31 ID:nvgaHEyH0
両津「うーむ、さすがは異世界だな、ファンタジーな連中ばっかりだな。コンビニまであって便利だが」

デリラ「よう!リョーツの旦那!」

両津「おう!商売がんばれよ!」

ドーラ「ねえ、あれ誰?」

デリラ「ああ、ニホンから来た役人だよ。ミューティたちと一緒に治安官やってんだ」
8 : ◆G/Y.1bBK8M [sage saga]:2019/01/17(木) 19:47:16.48 ID:nvgaHEyH0
両津「逆に考えよう、これは絶対にビッグなビジネスチャンスのはずだ。何か金になりそうなことがないかな」

同じ頃、派遣隊本部

狭間「ヤオ・ハー・デュッシさん、遠路はるばるおいでくださったのに、力になれず申し訳ない」

ヤオ「…え?」

狭間「あなたの故郷、シュワルツの森は地図によるとエルベ藩王国の領内だ。軍が相手国の断りも
なしに国境を超える、これがどういうことかあなたにもおわかりになるでしょう」

ヤオ「…」
9 : ◆G/Y.1bBK8M [sage saga]:2019/01/17(木) 20:07:19.72 ID:nvgaHEyH0
両津「ん?よう姉ちゃん、日焼けサロンの帰りか?不景気な顔して何かあったのか?」

ヤオ「…」


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両津「…そうか、故郷が炎龍に襲われて…」

ヤオ「『緑の人』たちならば助けてくれると思ったのだが…」

両津「まあ自衛隊の連中はいろいろと難しい立場だからなあ」

ヤオ「無論ただでとは言わん!見てくれ!金剛石の原石だ!これでも足りぬと言うなら
我が身を捧げることも厭わぬ!」

両津「おい!これダイヤモンドか!?スイカくらいあるじゃないか!これくれるのか!?」

ヤオ「ああ、だがあの炎龍は『緑の人』たちでなければ…」

両津「ちょっとここで待ってろ!」

ヤオ「えっ?」
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