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【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その5

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803 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/01(金) 12:59:10.81 ID:zzep7QmA0
エリス:妥当妥当アンド妥当な長く深い付き合い
むしろようやく婚約したのかと周囲が安堵するレベル
メイドとの婚約ということで>>802さんも言うようにルーシェ&ヒバリが触発されそう

シア(もう間違えねーぞ):出会ったのは初期アベル隊より比較的後だが戦場を始めアベルと絡む状況が妙に多くアーシャやロウルを抜き去って早々に好感度100到達
何より皇帝の前でアベルから公式な愛人宣言と服従っぷりを見せつけた仲が帝国で知られている
今回の件は何気にアルフォンスへの揺さぶりとして効果を発揮する気がする

作者が心肺停止するレベルで二人の更なる強化が図られてしまう以外は
ちょっと急ではあるが割と自然な流れではあるよね
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/01(金) 17:47:15.41 ID:Nc0SGCvPO
このコンマの荒ぶり具合だと聖王も皇帝も楽々になってしまいそうですね(白目)
ただ準備して一体に挑める皇帝と違って聖王は奇襲を飛ばしてくるからレベルの低いキャラ(主にカインお兄ちゃん)が一人で戦うはめになってうっかり致命傷を負ったりさらわれたりしないかだけが心配
805 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/01(金) 18:40:39.73 ID:HH25o56JO
確かにフィーアの場合は天使戦でオリハルコンメンタルを手に入れたから>>798みたいな流れ行けそう。

というか、もしもそこで奇数ゾロで豆腐メンタルとか精神不安定になってたら
エリスとシアの指輪目撃→フィーアSAN値直葬→修羅場を越えたナニか勃発
みたいな惨劇も起こりかねなかったわけか……(白目)
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/01(金) 20:09:17.80 ID:WGydtxx3O
パトラもフィーアと一緒にメンタルやべー奴になってたし
「次は私も!」になりそう

あとなるべく早めにカーチャンにはきちんと報告した方が良いかもな
今後に向けた色々なアドバイスも貰えそうだし
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/02(土) 16:18:00.89 ID:ApcWacfvO
料理で奇数ゾロ踏んづけてそうなキャラ予想

ローズ:メイド長とはいったい。その場合、地味にここから影響を受けてるであろうキアラ&フィーアにも悪影響が及んでそう。
エリス:メイドって何だっけを地で行くキリングマシーン兼ついに婚約したアベルの嫁。とりあえずアベルの胃が心配。
フィーア:↑二人の影響を特に受けてる第二王女。仮にこれだとしたら、フィーアが毎日パパンに手料理食べさせれば弱体化できるんじゃなかろうか。
ノワール:完璧すぎる母にも弱点があった。
マックス:本来は彼のためのイベントのはずなのに盛大にやらかしてそう。
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/02(土) 17:04:43.40 ID:exzbO+Ly0
ローズは最低保証があるから大丈夫じゃないかな
順番がかなり変則的で一番奇数ゾロが出されると
困るキャラと言えば・・・
聖王様だな(迷推理)
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/02(土) 17:20:44.62 ID:Lq5CH/0SO
ノワールママンもフローレンの嫌がらせで持ってきた
生物状態の食材を華麗に美味しく調理する描写があったし
これで奇数ゾロだと根本的な味覚がズレてる可能性
下手すりゃ皇帝悶絶させてそれが軟禁の原因になりうるわね

個人的にはこういうイベントではリーナやバーンズさん辺り怪しい気がする
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/02(土) 17:42:51.56 ID:YEQ4pXLA0
>>742
一応一線を超えたばかりのアベルとエリスが
まんまそれだったからな

ただ女が男のゴッドテクで本番にすら行けないと考えると、
女「私が男さんを気持ちよく」男「ズギュウウン」女「アヘェ(白目ガクガク

女「何とかキスで耐えられるようになってきました今度こそ」男「モミィ」女「らめええ(ビクビク

女「む、胸も何とか」男「乳首クリィ」女「〜〜〜ッ(プシャア

なお陰部にはまだ触れてすらいない模様
811 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/02(土) 17:55:48.26 ID:Hfgkr1ov0
こんにちわー
ちょっと昨日投げそびれた多数決判定の部分だけ投げておきます

指輪の処理が完了したら鍛錬予定でしたが、昨日誤ってスキル表のファイルを消してしまいました(白目)
復旧に少々時間がかかるのと、スレの残り量から今日の夜よりぼちぼち先に料理判定イベントを先に行います
まだ展開模索中なんですけどね。17番も地味に困ったことに
812 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/02(土) 17:56:22.43 ID:Hfgkr1ov0
――


エリス「ご、ごめんなさいアベル様。泣いたりしてしまって……」グシグシ

シア「こ、これは仕方がないですよ〜……」グシグシ

アベル「い、いや。俺の方こそすまない」

アベル「こういったことは、もっと然るべき時にすべきだとは思っていたのだが……」

アベル「これを見つけてしまい、かつ二人にも見られているとなると……もう正直に渡してしまうしかないと思った」

アベル「……だが、受け取ってくれてありがとう」

アベル「内心実は、断られる不安もあったからな」

エリス「そ、そんなこと! まさか、アベル様からこのようなものを頂けるとは思っていなくて……」

エリス「本当に、ずっとアベル様の傍にいていいって、そう思うと……!」ポロポロ

アベル「ああ、また泣いて……」ヨシヨシ

シア「私も、まさかエリスさんと同じものを頂けるとは思っていなかったので驚きですよ〜……」

シア「そして申し訳なさもです。私はやはり、首輪とかでよかったんですよ〜? 勿論指輪も嬉しいに決まっていますけど」

シア「でもアベルさん、よかったんですか〜?」

アベル「何がだ?」

シア「流石に、いくら帝国でも二人が同じ指輪をつけているのを見られるのはまずいと思うんですよ〜……」

シア「特に私は、国が国ですし……城塞の皆さんは勿論、皇帝陛下に見つかるといけないかな〜って」

アベル「むぅ……」

アベル「確かに本来は、全ての問題を片づけてから贈るつもりだったからな……」

エリス「……折角頂いた指輪です。身につけるより、大切に保管した方がいいのでしょうか?」

シア「エ、エリスさんはつけていてもいいんですよ〜?」

アベル「どうするか……」


※予定外の二人の婚約指輪。今後のことを考えてどうする?

1:二人ともつけておこう

2:エリスだけつけて、シアは保管しよう

3:シアだけつけて、エリスは保管しよう

4:二人とも保管しておこう

5:その他自由安価

※身につけても保管しても、誓いの指輪のスキルは発動します

↓1〜5多数決
813 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/02(土) 18:01:38.24 ID:3bX8ZrDhO
5
エリスはそのまま指に。シアは指輪をネックレスに通して普段は見えないようにしつつ首から常に下げておく(遠慮して隠しつつ、でも大切にする感じで)
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/02(土) 18:22:06.81 ID:Nnx2HPfnO
4
アーシャやロウル達の想いも知っているし
今はまだより優先すべきことが幾つもある
アベルにも同様の指輪を付けてもらえる状況になってから
皆で堂々と付けるよう決める
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/02(土) 18:22:45.51 ID:ApcWacfvO
5
エリスは常に指に。シアは砦とかでは指に付けてるけど、外に出る時とかは小袋か何かにお守りとして入れて大切に持ち歩く。

シアはパパンや民衆には奴隷で通してるから隠した方が良さそう。
『指ではなく別のところに……』みたいに奴隷としての扱いを仄めかせることも出来るし。
816 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/02(土) 18:37:46.23 ID:YEQ4pXLA0
5 二人とも指以外の見えない場所に付けておく
ネックレスか絶対に手放さないような場所に入れておくか

個人的にはエリスも聖国の問題を片付けるまでは婚約を公表しない方が良い気がする
そもそも予定外って話だし
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/02(土) 18:43:06.52 ID:wO571qdwO
>>816
818 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/02(土) 18:45:37.13 ID:avxEVwlDO
>>816
819 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/02(土) 23:05:13.21 ID:Hfgkr1ov0
こんばんはー
遅くなりましたが少し再開
料理技能判定ですが、若干名補正が必要そうな人が残っていたので途中安価あります
選択次第で補正が追加される可能性があります
820 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/02(土) 23:06:11.67 ID:Hfgkr1ov0
5:二人とも見えない場所に付けておく

――

アベル「ううむ……」

エリス「アベル様、お悩みにならないでください」

スッ…

エリス「……本来、私はこの指輪を受け取れるような身分ではありませんでした」

エリス「ですから――全てを終えた時。改めて、この指輪をつけさせて頂きます」

エリス「アベル様のメイドとして、恥じない働きが出来た時……きっと、その時なら私も……自信を持てます」

アベル「そうか、わかった。そうだな、全てが終わった時に……」

シア「では、私もエリスさんと同じくです〜。大切に、大切にします……」

シア「いつでも持ち歩けるよう、丈夫な袋やネックレス用の鎖も用意した方がいいですかね〜?」

アベル「そうだな。では残りの時間はそれを買いに行くとするか」

エリス「はい!」



シア(……やっぱり、嬉しいなぁ)

シア(アベルさん……私は生きます。生きて、傍にいて、あなたも絶対に死なせません……!)

エリス(……浮かれてはいけません。より一層、気を引き締めないと)

エリス(――絶対に、成し遂げてみせます。アベル様達と共に! その日まで、私は負けません……!)



★『誓いの指輪』★
戦闘時、常時補正+10に加えて自身の耐久値を1増加させる
さらに敵との補正差が50以上であったとしても30まで軽減し戦闘を行う
自身が一人で戦闘を行う際、敗北判定時に劣勢状態で復帰し、確定逃走が可能となる
このスキルを持つ者は死亡判定が発生しない



――
821 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/02(土) 23:07:29.23 ID:Hfgkr1ov0
――

〜〜その頃〜〜


【マークス・マックス私室】


マックス「はぁ……」

マークス「む、どうしたんだねマックス君?」

マックス「ああ、いや……ちょっと」

マークス「悩みがあるならば、神父の私に話してみたまえ。少しは楽になると思うぞ?」

マックス「……その、俺はアベル皇子達に助けられて、奇跡的にここにいるわけですけど……」

マークス「うむ」

マックス「なんというか、気後れしてしまうというか……本当に俺がここにいていいのかなって……」

マークス「何を言う。君もまた私の友の一人だ。アベル君も、君を否定するようなことは言うまいよ」

マックス「ありがとうございます。でもやっぱり、その……」

マックス「――実力差が」

マークス「むぅ……」

マックス「これでも俺、王国では期待の新人だったんですよ」

マックス「それでいざ帝国に来てみれば……みんな強い強い。皇帝なんてあれ絶対人間じゃないですよ?」

マックス「それなのにパトラ将軍は、むしろ燃えてきたとか……」

マックス「俺には将軍程の強い精神も肉体も無くて、色々考えちゃうんですよ。何の役にも立てず……」

マークス「ふむ……確かに、アベル君達の強さは素晴らしい」

マークス「私もこれまでこの肉体一つで困難を乗り越えてきたが、彼との戦いは完敗だったよ」

マークス「だがね、マックス君。何も前線で戦うことだけが全てではないと思うぞ?」

マックス「え?」

マークス「私は魔法を使えないが、知識はある。そしてその知識で、魔法陣の用意というサポートができた」

マークス「生き延びるためには、鍛錬は欠かせない。しかしすぐさまアベル君達に追いつくことは不可能だ」

マークス「だからこそ。毎日の鍛錬を欠かさず……さらに自分の手伝えることをこなしていけば良い」

マークス「マックス君、何か戦闘以外でこれならば! というものはないかね?」

マックス「そうですね……――ぱっと思いつくのは料理ですかね? 両親に絶賛されたんですよ」

マークス「ほう、素晴らしいではないか!」

マックス「ただ、アーシャさんいるしなぁ。俺が急に皆さんの料理を作る―なんていう機会も……」



マックス(――とか言っていたら、まさかこの後都合のいい記念日があるとは。この時の俺は知る由もなかった)


――
822 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/03/02(土) 23:07:36.23 ID:WKNPLDjn0
すげーな
823 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/02(土) 23:09:55.74 ID:Hfgkr1ov0
――



――特殊イベント・強者に塩(料理)をおくる――






【帝国・皇帝の間】






ギルバート「……聞け!」

帝国兵「「!!!」」

ギルバート「今日は、偉大なる初代皇帝がその在り方を示した、歴史的な日である!」

ギルバート「かつて、初代皇帝は己が敵に施しを与えることもあったという……」

ギルバート「しかしそれは慈善などではない。食糧を尽かした相手に十分すぎる食料を与える……」

ギルバート「当時より豊かとはいえぬ帝国において、我が身を切るような行いだ」

帝国兵「……」

ギルバート「だがそれでも初代皇帝は辞さなかった。――敵が強者であるからこそ、対等の条件としたのだ」

ギルバート「食糧があれば勝てていた、そんな言い訳を言えないように。同じ条件で、完膚なきまでに打ち砕いた」

ギルバート「小細工も使わず正面から、ましてや施しを受け最後の晩餐も楽しめたのだ。敗れた者も悔いはあるまい……」

ギルバート「我らもそんな初代皇帝に倣い、己が周りの強者に料理を振舞うのだ」

ギルバート「強者への敬意、或いはいずれ貴様を正面から叩きのめすという念を込めた料理をな……」

帝国兵「「はっ!!」」


――
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/02(土) 23:11:24.02 ID:n9DsZDloO
死亡判定無しは頼もしいな。
あと

【マークス・マックス私室】

ややこしいわw
825 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/02(土) 23:12:14.41 ID:Hfgkr1ov0
――



【帝国・アベルの城塞】


エリス「これを、こう……いやそれよりもこっちでしょうか?」ウーン…

フィーア「エリス姉様、これはどうでしょうか!」バッ!

エリス「王国の調理法ですか。なるほど、これはいいですね」

エリス「それにしてもフィーア様が王国のお料理本を手に入れていたとは……」

フィーア「エリス姉様も、こんなにお料理の本を持っているなんて驚きです!」

エリス「アベル様に買って頂いたんです。ローズさんに基礎を叩き込まれてから、ずっと練習はしているのですが……」

フィーア「私もアベル兄様に買って頂き、師匠もローズさんです! ただ……」

エリス「はい。練習を重ねて、味見をしていい出来だと思っても……」

フィーア「いざ、兄様や姉様にお出しするとなると躊躇っちゃいますよね……」

エリス「ですが、今日この日。もう逃げも隠れもしません。全身全霊を込めた逸品を――作ります!」

フィーア「おおっ! 姉様は流石の気合ですね! 私も頑張っちゃいますよ!」

エリスフィーア「「……万が一があっても、今日ならローズさん達がいますし」」

エリス「……」

フィーア「……」

エリス「う、後ろ向きに考えるのはやっぱり駄目ですね! 当たって砕けましょう!」

フィーア「姉様、砕けちゃ駄目です!? 当たって持ち堪えるくらいは頑張りましょう!」



エリス(アベル様に頂いた指輪は、つまりはそういうこと……)

エリス(嬉しすぎて実感はありませんが、相応の覚悟を決めなければなりません)

エリス(アベル様の傍にあるものとして、いつまでも惨劇を起こす料理を作るわけにはいかない)

エリス(私の恥はアベル様の恥になってしまう。大丈夫――落ち着いて、冷静に、全力で……!)


フィーア(大人のレディーとして、料理は嗜み。当たり前にできなければいけません)

フィーア(この日の為、私も色々な方に手伝ってもらいながら腕を上げてきた……はず!)

フィーア(お勉強の成果を、今こそ兄様達に見せる時です……!)

フィーア(強者への敬意とか、そういうのじゃありませんけど、贈る気持ちが大切ですよね?)




――
826 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/02(土) 23:15:16.70 ID:Hfgkr1ov0
――




ルーシェ「……フィーア様にエリスさん、すごく張り切ってます……」

ローズ「ああ、頑張る天使も愛しいわっ! エリスちゃんも、アタシの教えを活かしてくれてるみたいネ」

アーシャ「でもまさか、エリスちゃん達が私達にも料理を習いに来るとは思いませんでした」

ルーシェ「……ローズさんも、アーシャさんも、私より上手……私、場違い?」

ローズ「何言ってるのヨ! ルーシェちゃんも十分に上手じゃない。帝都の店潰せるくらいの腕はあるじゃない?」

ルーシェ「……本当に? だと、しても……二人の方が、上手……」

ルーシェ「フィーア様に、教えたりしたけど……私も、二人から色々、教わりたいです……」

ローズ「フフフ、向上心があるのはいいことヨ! とはいえルーシェちゃん、もう基礎や応用完璧なのよネ……」

アーシャ「そうなると、少し道を広げる……変わった料理や調理法の勉強かしら?」

ローズ「そうネ。アタシのおススメはこれかしら? 大胆かつ繊細に――こうよっ!」ビュバッ!

ルーシェ「!?」

アーシャ「!?」

ローズ「我ながらいい出来ネ。そういえばアーシャちゃん、この城塞のコ達の料理の腕前ってどのくらいなの?」

アーシャ「そう、ですね……」

アーシャ「気がついたころには、ほとんど料理は私が担当することになっていたのでなんとも……」

ローズ「そうなの? それじゃあ今日は、みんなの秘密が一気に明るみになってしまうのネ」

ルーシェ「……楽しみなような、怖いような……?」

アーシャ「これだけの人が集まって、この日を迎えるなんて初めてだから……私はただただ楽しいかな?」

アーシャ「いつも通り、アベル達に美味しいって言って貰える料理を完成させるだけですけど」フフッ…

ローズ「少なくとも、なんだかアタシ達だけは絶対に料理を失敗しない気がするわネ」

ローズ「祝い日だからって変に力まず、アーシャちゃんの言う通りいつも通り頑張りましょう!」

ルーシェ「……」コクリ


――
827 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/02(土) 23:18:46.36 ID:Hfgkr1ov0
――


キアラ「フィーアちゃん、大丈夫かな……」ハラハラ

シア「エリスさん、大丈夫でしょうか〜……」ドキドキ

キアラ「自分も自信がないんですけど、やっぱり気になっちゃいます……」

シア「わかります〜……」

シア「そういえばキアラさんはお料理は〜?」

キアラ「うーん、実は普段はあまり……最近はフィーアちゃんと一緒に作ることも増えたんですけどね」

キアラ「シアさんは、なんだかお料理得意そうな感じがします」

シア「いえいえ、そんなことはないですよ〜?」

シア「聖国にいた頃から、教会の食事が主でしたし〜……」

シア「帝国に来てからは、アーシャさんにお世話になりっぱなしで〜」

キアラ「そうなんですか? ちょっと意外かも……」

シア「私、かなり鈍くさいもので〜……お料理にも時間かかっちゃうんですよねぇ〜……」

キアラ「あー……で、でも早ければいいというわけでもないと思いますよ?」

シア「……焼き物はよく焦げちゃいます〜」

キアラ「に、煮ましょう! それならなんとか!」アセアセ

シア「あ〜、煮物ですか〜。いい案です〜」

シア「ん〜……」


※シアは何を作る?


1:シア「キアラさんの提案通り、煮物で行きますよ〜」

2:シア「やっぱり作り慣れている焼き菓子にしておきますよ〜」


↓1〜3多数決
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/02(土) 23:19:41.18 ID:ZA1c3Hxk0
1
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/02(土) 23:19:56.85 ID:avxEVwlDO
1
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/02(土) 23:20:45.48 ID:n9DsZDloO
まさかこれシアが踏んづけたのか……!?
もしそうならせめて緩和出来るかもだし2
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/02(土) 23:21:01.61 ID:f0z33aqSO
2
確か前シアさん焼き菓子とお茶は自前だったし
832 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/02(土) 23:28:16.32 ID:Hfgkr1ov0
1:煮物



――


シア「よし!」

シア「キアラさんの提案通り、煮物で行きますよ〜」

キアラ「え、本当に私なんかの意見でいいんですか?」

シア「はい〜。それにもし失敗しちゃっても〜……」

シア「――大切なのは、この料理を贈りたい人への気持ちだと思います〜」

キアラ「気持ち……そうですよね!」

キアラ「よしっ! 私もフィーアちゃんや皆さんに負けないよう、全力で挑みます!」グッ!

シア「そういえばキアラさんは、どんなものを〜?」

キアラ「私も、フィーアちゃんから王国料理本を読ませて貰ったので、そっちの路線で頑張ろうかなと……」

シア「ん〜……私も、聖国のお料理の本持ってきてたらお渡しできたんですけどね〜……」

キアラ「王国、帝国、聖国……三国のお料理かぁ。大丈夫、いつかきっと、実現できますよ」

シア「そうですよね〜! 今は、この身の限り頑張っちゃいますよ〜!」


――
833 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/02(土) 23:45:41.82 ID:Hfgkr1ov0
――


リーナ「むむむ、これは……」

パトラ「なかなか、難しいですね……」

ロウル「いやいや、なかなか面白い光景ですねぇ」

ロウル「まさかこの日を、聖国と王国の方と迎えることになるとは思いませんでしたよ」

リーナ「私もですの。ふむむむっ……」グググ!

パトラ「ちょ、ちょっとこのお肉硬くないですか……!」ギギギ!

ロウル「仕方がないじゃないですかー。お二人も、折角だから参加したいって言うから……」

ロウル「飛び入りが増えても大丈夫なように、急いで狩ってきたんですよ?」

リーナ「だ、だって前回は記憶が飛んでしまったんですもの……!」

リーナ「今日は、私もちゃんと帝国の記念日を満喫したいのですわ!」

パトラ「同じくです。前回の反省を踏まえ、今度は外部から妙なものも仕入れていません」

パトラ「今度こそ、皆さんと一緒に、平和な祝日を……!」

リーナ「でも、その……ロウル? やっぱりご迷惑でしたか……?」

ロウル「……そんなことないですよ」

ロウル「……むしろ、嬉しいです。今は、この城塞の中だけだけど……」

ロウル「いつか争い事も何もかも忘れて、みんなで平和にこうして料理を語れるようになりたいですねぇ」

パトラ「ええ、必ず」

リーナ「……ありがとうですの。実現してみせますわ」

リーナ「ところでロウル、このお肉はなんですの?」

ロウル「ああ、安心してください。至って普通の鹿肉です」

パトラ(た、食べたことない……)

リーナ(鹿ってそんなすぐに狩れるものなんですの……?)

リーナ「きょ、教本をいただけます? 流石に鹿肉は一般ではないと思いますわよ?」

ロウル「えー? 感覚で作って、変なもの完成させてくださいよリーナさぁん?」ニヤニヤ

リーナ「な、なんでそこで黒い笑みですの!?」

パトラ「や、やめてくださいロウルさん!? もし変なものを作っても、食べるのはアベル皇子やあなた達なんですよ!?」

ロウル「あはは、大丈夫ですよ。アベルさんの舌は、大抵のものを食べられるようになっていますから」

ロウル「だから――あまり気にせず、思うがままに楽しんじゃってください」

リーナ「くっ……そう言われても、人様に出す以上妙なものは作れませんわ……!」

パトラ「貴族的に、失敗は許されない……! 鹿肉、いざ尋常に勝負です!


――
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/02(土) 23:50:58.19 ID:fJAQ2+BsO
やばい読んでて滅茶苦茶ドキドキする
835 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/02(土) 23:57:04.52 ID:Hfgkr1ov0
――


ココデコウシテ…

ウン、ジョウデキ!

…!?

キャー!



マックス(麗しい女性陣が、様々な料理に取り組んでいる……)

マックス(改めて、これだけの女性を自分の城塞に集めるアベル皇子は凄いと思う)

マックス(まさか帝国にこんなお祝い日があったなんて驚きだけど、いい機会だ)

マックス(女性陣はそれぞれ語り合いながら料理を作っている。つまり、こっちまでは注視できない)

マックス(お荷物にしかなってないけど――俺だって、王国騎士の一員だ!)

マックス(マークス神父の言葉通り、別角度からの支援をこなしてみせる……!)


肉「……」ドン!

魚「……」ドン!

野菜「……」ドン!


マックス(この好機、必ずやものにして見せる……!)グッ!



マックス(そしてあわよくばキアラ皇女に……)


マックス「!?」ハッ!


マックス(あ、危ない危ない。邪念が入るところだった)

マックス(料理は邪念が入ったらお終いだ……)



マックス「俺の全身全霊でもって! アーシャさんを超えてみせるぞぉ!」ゴオオオォォォ!



ウオオオオォォォー!


アーシャ「? 呼ばれた、ような? おっと、そろそろ完成ね。これはこっちに盛り付けて……」



――
836 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/03(日) 00:06:55.77 ID:ESos/O1P0
と、中途半端な位置ですが今日はここまで
明日か明後日にはすべての判定結果を開示できるといいなぁ
お酒の時ほど阿鼻叫喚地獄絵図にはなっていないので、そこはご安心ください

指輪の方は見ての通りの性能です。婚約後のヒロインロストを防ぐためのものでした
……攻撃性能最強と、隊全体の治療をまかなえる要の二人が同時に耐久性を高めるっていう想定を遥かに上回る事態になっちゃいました
初期スキルから一切手を加えていない聖王様とかは判定でスキル追加とかした方がいいかなぁ……でもなぁ……

本日もありがとうございました!
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 00:17:27.48 ID:g8CGEnIWO
おつおつ
なんかみんなフラグっぽく見えてやだわぁ……
判定コンマ数値見る限りヤバいのは33だけっぽいが、こんだけ和気藹々とした中で一人だけ33は辛そう
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 00:28:28.14 ID:fdn3ozROO
乙です
とりあえずローズさんのいるチームは安全っぽいな
シアがちょっと不穏だがキアラのカバーで何とかなるか

シュタイナーは天使兵無限に作れる時点で結構なチートですし
現状の再生や襲撃の判定でもヒヤヒヤなので
決戦時あまりにも一方的になりそうであれば……程度が良いのかも
839 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 01:02:51.12 ID:B34acoPN0
乙一体どうなるかな
シュタイナーは強化が一回確定してるけどこっちは一回強化される間に何回も強化されるからな
状況次第だけど楽勝になりそう
暴れまくってるシュタイナーだけどもともとはどのくらいの立ち位置を想定していたんだろう
最初から皇帝の前座に戦う大ボスの予定だったのかな
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 09:16:40.91 ID:fdn3ozROO
和解して友好関係からアベル強化の為に協力
下手すりゃ天使兵と共に戦うなんて展開もひょっとしたらあったかもな
現状はだいたいリーナさん離反時にコンマが荒ぶったせい
841 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/03(日) 14:53:23.38 ID:ESos/O1P0
こんにちはー
少し展開を考えつつ、トップバッターの料理人だけ安価投げておきます


>>839
三国の王はスレ建てをしてから強さを何段階かにわけておおまかに設定していました(弱〜異次元)
アベルの目標が帝国を変える=皇帝がラスボス確定したため初期設定が超強
その後国王と聖王を募集し、クラウスが若王でアベル寄りのため普通。シュタイナーは設定がかなり尖っていたため強
ここにコンマ判定結果を加えて強さを増減させていたのですが……まあ結果は今の通りです
判定次第ではクラウスも強くなり共闘、シュタイナーも和解していれば天使兵を率いて親衛隊を全員押さえ込んでくれていたことでしょう

なお、王国と戦うことも想定していました(国王がまともじゃなかった時など)
今はシュタイナーに奪われていますが、元々魔物はその時用の設定です
クラウスがまともな王だった為無くした設定ですが、王国は魔物を量産して使役(天使兵と同じ立ち位置)
ベタですがスレ開始当初は帝国=人・王国=魔・聖国=神なイメージでした
842 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/03(日) 14:54:25.49 ID:ESos/O1P0
――




アベル「……で、だ。俺は何故この妙な席に座らされているんだ?」


【審査員席】


ロウル「いやぁ、だってほとんどの人が今日の料理はアベルさんに向けて作っているんですよ?」

ロウル「それなら折角だから大会形式にして、アベルさんに評価して貰おうかなぁと」

ロウル「こうした方が、普段とは違う特別な日っていう感じもしません?」

アベル「言いたいことはわかるが……」

ロウル「それにアベルさんの残念舌なら、大抵のものは平気でしょう?」

アベル「くっ……言い返せないのが辛い」

アベル「だが……多くの人に、敬意や感謝の気持ちがこもったという料理を作ってもらうというのは悪い気はしないな」

ロウル「……これをお前の最後の晩餐にしてやるわっ! という感情かもしれませんよぉ?」ニヤリ

アベル「何、そうなのかっ!?」ガーン!

ロウル「あはは、冗談ですよ。みんなちゃんと、アベルさんに日頃の感謝をこめてますって」

ロウル「……勿論、私もです」

アベル「そうか……」

ロウル「さて、そろそろ始めましょうか。お水はここに」コトン

ロウル「それではアベルさん、誰の料理から食べます?」

アベル「どういう意味だ?」

ロウル「いえ、皆さん張り切りましたけど……これだけ人がいると緊張しちゃうんですよ」

ロウル「ですので最初はアベルさんからご指名頂ければ。そうすればあとは流れができるかと」

ロウル「安全にアーシャさんから行くもよし、この人の料理は危なそうだから先に処理する……なんでもいいですよ?」

アベル「随分と失礼な物言いというか、やはり危ないのはあるのか……」

ロウル「私の勘ですけど、そこまで酷いことにはなりませんよ。前回が異常だったんです」

アベル「そうか。それならば……」


※トップバッター、誰から行く?

※大きな影響はないので、気楽に選んで下さい。最終的に全員分食べるのは確定です

※城塞メンバーより指定
↓1〜3コンマ最大値採用
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 14:56:28.89 ID:erjAiN20O
言い出しっぺのロウル
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 14:58:14.03 ID:2ER7W2s6O
先にメシマズ潰した方がいいかな……
エリスから
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 14:58:15.25 ID:/Gij3i6hO
ここは嫁かつ安定感ありそうなエリスで
846 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/03(日) 23:16:30.63 ID:ESos/O1P0
こんばんはー
それでは料理判定結果、城塞部分まで投下していきます
847 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/03(日) 23:17:27.26 ID:ESos/O1P0
――


アベル「折角だ。言い出しっぺのロウルの料理から頂こうか」

ロウル「え゛っ!?」

アベル「お、驚かすな。どうした急に変な声を出して」

ロウル「こっちの台詞ですよ!? まさか私を一番最初に選ぶって……ど、どどうするんですか!?」

ロウル「一番最初って、いわば判定の基準になりますよね!?」

アベル「安心しろ。俺は残念舌だからな。なんでも平等に食べてやるさ」

ロウル「くぅっ!? からかった私の馬鹿!」

アベル「手先が器用で注意深いロウルのことだ。酷いミスはおかさないだろう?」

ロウル「むうぅ……わ、わかりましたよ……ちょっと、待っていてくださいね」



……


【城塞・大食堂】


エリス「なんだかドキドキします……」ドキドキ

フィーア「最初はロウル姉様からとのことですが……」ドキドキ

ルーシェ「……なんだか、メイド試験の時より、緊張、するかも……」ドキドキ

ローズ「フフフ、今日はいいコが見つかるかしら?」

アーシャ「ロウルちゃんなら、大丈夫とは思うけど……」

キアラ「ああ、自分の番が怖くなってきた……」ドキドキ

シア「私もですよ〜……」ドキドキ

リーナ「ロウル、頑張るんですのよ……!」

パトラ「ううっ……」

マックス「……」ゴクリ



ロウル「そ、それではアベルさん。僭越ながら、私の料理から……」カパッ…

ロウル「その、あまり凝ったものは作れないので。普通の鹿肉のステーキですけど……」

アベル「……頂こう」



――実食!!!――



アベル「……」パクッ

ロウル「……」ハラハラ
848 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/03(日) 23:19:17.74 ID:ESos/O1P0
――


22連特殊判定結果(>>725より)

主要メンバーの料理の上手さ
だいたい50で料理に慣れている人。70を超えれば十分な腕前です

上手←  →苦手
00>偶数ゾロ>98〜01>奇数ゾロ




10ロウル:80(狩った獲物の捌き方や処理は慣れたもの。こう見えて一流なんですよ!)


――



アベル「……!」モグ…

アベル「う、美味い……!?」モグモグ!


ロウル「や、やったぁー! やりましたよ! どうですか!?」

アベル「い、いや驚いた……シンプルだが、故に丁寧に処理されているのがわかる」モグモグ

アベル「そしてこの果実のソースがまたよく合うな……」

ロウル(よかった……アーシャさんには及びませんけど、アベルさんに美味しいって言って貰えました……!)

ロウル(ふふ、今日はいい日になりそうですよ!)ホクホク



アベル「ご馳走様でした。……さて、この後の流れはどうなるんだ?」フキフキ

ロウル「このまま私が優勝ー! って行きたいですけど、まあそれはありませんからね」

ロウル「あとは皆さんが料理をそれぞれアベルさんに持ってきて、それを食べていくだけですよ」

アベル「そうなのか。そうなると次は……」


リーナ「アベル、次は私達の番ですわよ!」

パトラ「ちょ、リーナさん!?」

リーナ「私とパトラさんも、ロウルから譲ってもらった鹿肉ですの! ここは正々堂々ロウルに挑みますわ!」

パトラ「ま、待って!? 私まだ心の準備が……」

リーナ「さあ、どうぞアベル!」タンッ! タンッ!

パトラ「ああっ、私の料理まで勝手に!?」

アベル「わ、わかった。では二人の料理を頂こう」



――実食!!!――



アベル「……」パクッ


――
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 23:19:32.86 ID:37K7/CKDO
城塞11人……まさかマックス……いや大丈夫と信じたいが
850 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/03(日) 23:20:05.71 ID:ESos/O1P0
――

特殊判定結果


8リーナ:42(教本通りにしっかり作れた筈。でも味が『薄い』のはなんでだろう?)

9パトラ:20(気合がどうにも空回りしてコゲコゲ。人は失敗から学んでいくものです)


――


アベル「……」モグモグ

アベル(あ、味が……味が薄いだと……!?)

リーナ「あ、あら? そのお顔だと、どこか失敗してしまったのかしら……?」

アベル「い、いや。恐らく失敗はしていない筈だ。ただ少し、俺には味が薄いかな」

リーナ「あー……そうですわよね。殿方は味が濃い方がお好きですわよね……」

リーナ「くぅ、ぬかりましたわ。次こそは!」

アベル(鹿肉は、血の濃さから味がわかりやすい筈だ。それでいて何故ここまで……???)

ロウル「ちょっと失礼して、私も頂きますね」モグ

ロウル(……どうなっているんですか、これ。不味くない、不味くないけど、虚無というかなんというか……)

ロウル(謎が深いです……アベルさん、次に行きましょう)チラリ

アベル「そ、それでは次はパトラの料理だな」

パトラ「ううっ……すみませんアベル皇子。加減を誤り、この有様です……」カパッ…

アベル「む、これはまた……」


黒い肉「……」プスプス…


パトラ「ううっ……」ガクリ

アベル「……ん、だが味付けはしっかりしているな」ガリガリ

パトラ「!!」

アベル「表面を強火で焼いて、中に旨味を閉じ込めるのは定石だ」ガリガリ

アベル「俺も昔、この手の失敗はよくしたものだ」ガリ…

アベル「この程度の焦げならば問題ない。次に期待をしてもいいかな?」

パトラ「は、はい! 今度は、もう少しまともなものをお届けします!」ビシッ!

ロウル(流石アベルさん。この程度なら苦にもしませんか)

ロウル(やっぱり審査員をアベルさんにしてよかったですね。これなら失敗してても、励まして貰えますし)


――
851 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/03(日) 23:21:21.09 ID:ESos/O1P0
――


アベル「ご馳走様でした。さて、次か……」



フィーア「ど、どうしよう……ロウル姉様が上手だったり、パトラさん達が失敗しちゃったり……」オロオロ

キアラ「落ち着いてフィーアちゃん? 私も不安なんだけど……」

シア「う〜ん……怖いですけど、最後の方に残されるのも緊張しちゃいます〜……」

シア「いっそのこと、もう覚悟を決めて乗り込んだ方がいいかもです〜」トテトテ

キアラ「あ、待ってくださいシアさん!? わ、私も……!」タタタ

エリス「ああ、どうしましょう……」オロオロ

ルーシェ「……の、残されるのも確かに、怖いかも……」

ローズ「大丈夫、自信を持って構えなさい」

アーシャ「アベルなら、何かあっても耐えてはくれると思いますけど……」

マックス「まだ、まだだ……」ドキドキ




アベル「ん、次はキアラとシアか? 珍しい組み合わせだな」

キアラ「今回は二人とも煮物系に挑んだんです」

シア「アベルさんの料理本で張り切っていたエリスさんとフィーアさんを一緒に見守りもしました〜」

キアラ「見守ってばかりで、肝心の料理が失敗している可能性もありますが……」

シア「でも、ちゃんと気持ちは込めましたので〜」

アベル「ああ、ありがとう。それでは……」スッ…



――実食!!!――



アベル「……」パクッ


――

852 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/03(日) 23:23:31.75 ID:ESos/O1P0
――



特殊判定結果

6キアラ:88(本から知識を得るのは得意だもの。妹を見守っていたらいつのまにかこの腕前に)

7シア:菓子ではなかったため、追加補正無し
59(人並み以上には作れるけど、ちょっと甘くない? 甘味系は得意なのかも)


――


アベル「……!」モグ…

アベル「……!?」モグモグ!

キアラ「い、いかがですか兄様?」

アベル「キアラ……凄いぞ!」ガシッ!

アベル「食材の触感を残しつつ、しっかりと味が染みわたっている……!」モグモグ!

アベル「これは、美味い……!」

キアラ「よ、よかったぁ……!」ホッ…

ロウル「ちょ、ちょっとまた失礼しますよ?」モグ

ロウル「……! お、美味しい! これは完敗ですよ……」

アベル「師がよかったというのもあるかもしれないが、これはキアラの才能だろう」

キアラ「えへへ……」


ローズ「おめでとうっ! 流石はアタシの愛する天使ネ!」カンドウ!

アーシャ「アベルのあの反応……敗けてしまったみたいですね。私ももっと頑張らないと」

フィーア「す、すごいですキアラ姉様!」キラキラ

マックス(おっぱい大きくて可愛くて、優しくて料理もできる? 何あの子完璧過ぎない?)

マックス(い、いや俺だって料理なら……!)


シア「あ、本当に美味しいです〜。これを食べた後だと劣っちゃいますけど〜」

シア「折角作ったので、アベルさんどうか一口だけでも〜……」カパッ…

アベル「いや、しっかり頂くぞ?」モグモグ

アベル「ん、少し俺には甘いかな……だが、シアの料理も悪くないな」モグモグ

シア「あ〜……やっぱり、甘かったですか? 私、甘い物が好きですので〜」

アベル「なるほど、そういうことか。だがここら辺はもう個人の好みになってくるからな」

シア「今度はお菓子でアベルさんに挑みましょうかね〜?」

アベル「そういえば前にも貰ったな……楽しみにしているよ」

シア「お任せあれ〜」


――
853 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/03(日) 23:26:19.91 ID:ESos/O1P0
――


アベル「ふぅ、ご馳走様でした」

ロウル「なんだか私達もお腹すいてきましたね」

ロウル「アベルさんの審査が終わったら、みんなの料理の食べ比べやアドバイスタイムに入りますか」

アベル「そうだな。色々な味を知れるのはいい経験だ。そして次は……」


フィーア「…………」ドキドキドキドキ

エリス「フィーア様、一度深呼吸しましょう。すー……はー……」

フィーア「すー……はー……、す、少し落ち着きました!」ドキドキ

フィーア「で、でも姉様があれほどの一品を完成させたとなると、プレッシャーが……」

エリス「私もです……」


ローズ(キアラちゃんは、フィーアちゃんにつきっきりの筈……)

ローズ(そうなると、もしかして……)

ローズ「ルーシェちゃん、アーシャちゃん。そろそろアタシ達の出番ヨ?」

ルーシェ「……え!?」オロオロ

アーシャ「こ、このタイミングでですか?」

ローズ「キアラちゃんが見事な一品を作ったのヨ? 料理上手で通っているアタシ達も負けていられないでしょう?」

ローズ「さ、いくわヨ!」ズンズン

ルーシェ「ま、待って……!」ワタワタ

ローズ「男も女も、度胸ヨ!」ズンズン

アーシャ「ちょ、ちょっと間違っていませんか……?」



アベル「……ここでローズさん達ですか」

ローズ「ええ。自分で言うのもあれだけど、アタシ達はかなりの水準で纏まっているはずヨ?」

ルーシェ「ロ、ローズさん……アベル様の期待値、上げないで……」ビクビク

アーシャ「……私は、いつも通りの料理で申し訳ないけど。――いつも通り、気持ちも込めていますよ?」

アベル「ありがとうアーシャ。それでは……」スッ…



――実食!!!――



アベル「……」パクッ


――
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 23:27:45.22 ID:ljGrcWeAO
偶数ゾロはキアラだったか
まずは一安心だが、そうなると……
855 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/03(日) 23:29:09.15 ID:ESos/O1P0
――


特殊判定結果


最低値保証組

3ルーシェ:最低保証値80
15<80(多くは語らない。なんでもそつなくこなすメイドは料理も一流です)

4ローズ:最低保証値100(偶数ゾロ扱い)
74<100(大胆に男らしく。繊細に女らしく。調和料理はまさにメイド長の名に相応しい)

5アーシャ:最低保証値90
37<90(長年城塞の食生活を支え続けた確かな実績。味だけでなく食材の扱いに長ける)


――


アベル「……!」モグモグ

アベル「わかっていたことだが、やはり三人とも上手だな……」モグモグ!

ルーシェ「よ、よかった……」ホッ…

アベル「アドルラン兄様も、これなら満足してくれるんじゃないか?」

ルーシェ「そう、でしょうか?」ソワソワ

ローズ「うーん、とはいえあのアドルラン様が相手となると……もう一押しは必要かしらネ?」

ルーシェ「もう、一押し……」

アベル「そうだな、あえて言うならば見た目か? ルーシェのは綺麗にまとまり過ぎているとも言える」

アベル「アーシャの様に、こちらに彩りのソースを数滴でも添えるとか……」

ルーシェ「な、なるほどです……」

アーシャ「でもこれ、やり過ぎるとお皿が汚れてしまうんですよね。その点ローズさんは大胆というか……」

ローズ「うふふ、失敗を恐れちゃ駄目なのよ二人とも?」

ルーシェ「もっと、大胆に……」

アーシャ「そう、ですね」

アーシャ「アベル、私もまだまだ。もっと練習して、もっとあなた達に美味しいって言って貰える料理を作りますからね?」

アベル「ああ、いつもありがとう。そしてこれからも期待しているよ」



――
856 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/03(日) 23:31:03.82 ID:ESos/O1P0
――


アベル「ご馳走様でした」カチャ

ロウル「今更ですけどアベルさん、よく食べますよねぇ」

アベル「……実は俺もこの日に期待していてな。朝は抜いてあるんだ」

ロウル「何してるんですか。まあ、美味しく食べて貰った方が嬉しいんですけどね?」

ロウル「それにしてもあの三人はやはり流石の一言でしたね」

ロウル「ただ、残ったのが……」



フィーア「エリス姉様ぁ! やっぱり怖くなってきましたぁ!」ギュウ

エリス「大丈夫、大丈夫ですよ……! でも私は大丈夫じゃないです……!」ギュゥ



マックス「だ、大丈夫だ。行ける、俺は行けるんだ……」ブツブツ



ロウル「ちょっと不安定になってきている御三方です」

ロウル「正直あの三人の後なんて、誰でも行きたくないですよ」

アベル「あんなに深く考え込まなくてもいいと思うんだがなぁ……」

ロウル「それでも考えてしまうのが女の子ですよ。マックスさんは男ですけど」

ロウル「まあこのままってわけにもいきませんし……」スタスタ


ホライキマスヨ、エリスサン!フィーアサマ!

キャー!?

ズリズリ…



フィーア「あうう……とうとう番が回ってきてしまいました……」

エリス「こ、こんなことなら、一番槍として砕け散った方がよかったかもしれません……」

アベル「二人ともそんな顔をするな……」

アベル「キアラ達の話を聞く限り、頑張ってきたんだろう?」

フィーア「は、はい……」

アベル「なら胸を張れ。もし駄目でも、次を頑張ればいいんだ」ナデナデ

フィーア「は、はい!」ペタン!


リーナ「……」ホッコリ

ロウル「もう何も言いませんよリーナさん?」ジトー…


フィーア「で、ではエリス姉様! お先に失礼します!」

エリス「は、はい!?」

フィーア「アベル兄様、頑張ってつくりました! どうかお召し上がりください!」コトン

アベル「ああ。それでは……」スッ…



――実食!!!――



アベル「……」パクッ
857 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/03(日) 23:33:07.20 ID:ESos/O1P0
――


特殊判定結果


補正追加組

2フィーア:料理本補正+5
97+5=102(100を超えたため、偶数ゾロと同等)
=(小さな天才料理人。飽くなき探求心は、新たな料理を生み出していく)


――


アベル「……!」モグ…

アベル「……!?」モグモグ!

フィーア「……」ドキドキ

アベル「……美味い!」

フィーア「や……やった? やったー!」ピョンピョン!

エリス「フィーア様……! よかったぁ……」ホッ…



キアラ「フィーアちゃん!」キラキラ!

ローズ「んんっ! 天使が、アタシの天使が……大天使ヨッ!!!」カンルイ


アベル「驚いたな、キアラにも勝るとも劣らない……」

アベル「それに、これは食べたことの無い料理だ……」モグモグ

フィーア「ふふふ、それはそうですよ」

フィーア「だって、エリス姉様の持っていた帝国のお料理の本と、私の王国のお料理の本……」

フィーア「こことここが一緒になったらいいなーって、私が混ぜちゃったんですもの」

アベル「!!」

フィーア「王国の方とも仲良くできていますし、お料理だって仲良くなれるはずだもの!」

アベル「創作料理か……。こういう料理も、あるんだな……」


パトラ「なにものにも縛られない料理……ロウルさんの言う通り、感覚で作った方がよかったのでしょうか?」

アーシャ「んー……パトラさんはまず単純に火が強すぎたんだと思いますよ?」

パトラ「火加減は感覚でやってはいけないのですね……」


アベル「いや、美味かった。キアラもだが、まさか妹達にこんな才能があったとはな……」

フィーア「キアラ姉様と一緒に頑張った甲斐がありました!」

キアラ「うんうん!」

フィーア「さあ、次はエリス姉様の番ですよ!」

エリス「!!」ビクゥ

エリス「っ、フィーア様の創作料理の次に出すものとしては……あまりにも劣ってしまうと思いますが……」

エリス「か、覚悟は決めました。アベル様……どうかお召し上がりください」コト…


――実食!!!――



アベル「ん、これは……」



――
858 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/03(日) 23:34:38.92 ID:ESos/O1P0
――



特殊判定結果

補正追加組

1エリス:メシマズ過去補正-30、料理本補正+5
コンマ00(ハイパークリティカル。確定最強)



=(弛まぬ努力が実を結ぶ。もうメシマズなんかじゃない! 至高の料理を見よ!)



――
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/03/03(日) 23:34:58.95 ID:H9aZF216o
あっ…(察し
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 23:35:22.60 ID:37K7/CKDO
ローズさんに日本の教育制度に関わってほしいと願うレベル
妹ズ凄すぎでしょ
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 23:35:47.57 ID:y0Hgjzzp0
これが愛の成せる技か(奇数ゾロからめを背けて)
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 23:36:35.12 ID:ljGrcWeAO
うおおお、まじか!?
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 23:37:07.08 ID:37K7/CKDO
これは妄想に耽りすぎてやらかしたパターンか
864 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/03(日) 23:37:35.56 ID:ESos/O1P0
――



アベル「――アップルパイか?」

エリス「は、はい」

エリス「色々考えたのですが……思いついたのはそれでした」

エリス「林檎なら私も普段から『切って』いますし、アベル様もお好きです」

エリス「中のクリームも林檎もゆっくり『煮て』いきますし……」

エリス「生地は『練って叩いて』伸ばしてから『焼き』ますから……」

エリス「学んだ基礎の知識は、全ていかせるかなと思ったのです」

エリス「そして、何より」

アベル「!!」

エリス「――メイドとして、アベル様に美味しい紅茶を飲んでいただきたくて」コポポ…


ローズ「!!」



エリス「アベル様、どうぞ」コト…

アベル「……頂こう」コク…

アベル「!!」

アベル「……続いてパイの方を」サクッ

アベル「……」モグ…




アベル「エリス」

エリス「は、はい!?」

アベル「……内心、お前を警戒していた俺を許してくれ」ギュウ…

エリス「あ……///」

アベル「――非の打ちどころがないほど、美味いよ……! 何度でも食べたい……!」

アベル「頑張ったんだな、エリス……!」ギュゥ!

エリス「アベル、様……よ、よかったよぉ……わたしぃ……!」ポロポロ…



ローズ「ちょっと、失礼するわネ」

ローズ「……」コクリ…

ローズ「……」サクッ…

ローズ「……」モグ…

ローズ「……」ブワッ!


一同「「!?」」


ローズ「エリスちゃんっ! アナタ、アナタよくぞここまで……!」ギュゥ!

エリス「きゃっ!?」

ローズ「見事、見事ヨ……! あのとんでもない状態から、よくぞ、この域まで……!」ボロボロ…

ローズ「――アタシも、完敗ヨ。本当に、立派になったわねぇ……!」ギュゥ!

エリス「ロ、ローズさん!? 後ろから抱きつかれるとアベル様と挟まれて、私潰れてしまいます!?」

アベル「いや、ローズさんの気持ちはわかる……! 俺も、初期のエリスの料理を知っているから……!」ボロボロ…

エリス「ア、アベル様!?」
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 23:37:47.47 ID:7jr7u3Yx0
あれ、00って>>725以外に無かったような…?
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 23:38:01.82 ID:VKDBu0Fl0
エリスが逆にすごい
867 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/03(日) 23:39:27.80 ID:ESos/O1P0
――


ロウル「ま、まさかですけど……確かにエリスさん、頑張っていましたもんね」

ロウル「ふふ、これはエリスさんの優勝ですかね? あの二人が泣き止んだら私も分けてもらいましょう」




マックス(す、すごい……あのアベル皇子が泣いている……)

マックス(この光景の後に、俺の料理を持っていくのは、正直かなり遠慮してしまう……)

マックス「だが!」


一同「「!!」」


マックス「王国騎士は退かない! たとえ及ばずとも、前進あるのみだ!」

パトラ「マックス!?」

ロウル「あ、そうでした。まだマックスさんがいました」

エリス「ご、ごめんなさい! 私、つい嬉しくて……!」バッ!

ローズ「アタシとしたことが、天使の活躍にエリスちゃんの活躍加わって流石に舞いあがちゃったワ!」バッ!

アベル「す、すまんマックス。妙なところを見せたな」コホン

アベル「では、気を取り直して……マックスの料理を頂こう」

マックス「はい! どうぞアベル皇子!」ゴトン!


アベル「ああ。それでは……」スッ…



――実食!!!――


カパッ…






――その時、事件は起きた――





868 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 23:39:38.42 ID:1lZpd4w1O
あれ……これマックスマジでヤバくね?
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 23:40:08.80 ID:VKDBu0Fl0
マックスと言う問題児
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 23:41:44.79 ID:37K7/CKDO
しかし見事にピンポイントで打ち抜いたな奇数ゾロ
871 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/03(日) 23:41:46.31 ID:ESos/O1P0
特殊判定結果


11マックス:33




(王国の歩く猛毒兵器。何をどうすればこうなるのか?もはや軍用できるレベル)



――



ロウル「ぐふっ!?」バタリ…

最初に犠牲となったのは、ロウルであった。
彼女の人より優れた嗅覚は、誰よりも先にそれの臭いを嗅いでしまったのだ。


エリス「ア、アベル様……いけません!?」

ローズ「みんな、離れなさい!」


傍にいた二人のメイドは本能的に危機を察した。
卓越した技能を持つ二人が、身の危険を感じたのだ。
相手が敵兵なら、楽に処理できたことだろう。

しかしこれは敵ではない。仲間が作った料理なのだ。

この一点が、二人が外敵排除するまでの動きを大きく鈍らせる。


エリス「くぅ……!?」ガクッ…

ローズ「迂闊だったワ……!」ガクッ…


結果として、二人は刈り取られそうになる意識を維持することで手一杯となってしまう。


キアラ「……! 皆さん、さがって!」


惨劇を目の当たりにしたキアラは即座にコサージュを外して、己の魔力を解放する。
展開された障壁が無事な者を守り、諸悪の根源との世界を断絶する。


マックス「……え?」


遅れてマックスはようやく事態を飲み込む。


アベル「……いただきます」ガタガタ

マックス「アベル皇子!?」


そしてアベルは諸悪の根源を飲み込む。
おそらくマックスは、本当に全力で頑張ったのだろう。
誰にでも失敗はあると知っているから。悪意を持って作ったのではないとわかっているから。
皇子としての意地もあったのかもしれない。多少酷くても食べられる自信もあったのかもしれない。

激臭になにやらこぽこぽと謎の発泡を繰り返す、とても直視できたものではないその何かを。
どことなく蠢いているようにすら見えるその蒼紫の物体を、アベルは一息で頬張った。



劣勢! 劣勢! 劣勢! 劣勢! 劣勢! 劣勢!



アベル「ぐっふ……」パタリ…



マックス「アベル皇子ーーーーー!!!」ユサユサ!



――
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 23:43:40.71 ID:ljGrcWeAO
天国から地獄か……
873 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/03(日) 23:44:13.63 ID:ESos/O1P0
――

……



ロウル「し、死ぬかと思いました……」

ローズ「アタシも危なかったわヨ……」

マックス「すみません! 本当にすみません! 別にアベル皇子を毒殺しようとしたとかじゃないんです!」

アーシャ「いや、それはわかるのだけれど……」

マックス「でも、本当に……両親は言ってくれたんですよ! 天にも昇るような味だったって、笑いながら!」

リーナ「それ、文字通りの昇天寸前だったのでは……?」

エリス「笑っていたのは、痙攣ではないかと……」

フィーア「一歩間違うと、こんなことに……お料理はやはり奥が深いですね……」

キアラ「奥と言うか、闇と言うか……」

ルーシェ「本体は、アベル様が倒した……食器とかは、私が魔力で固めたけど……」ガチガチ

ローズ「ルーシェちゃん、固めたまま水槽の中に沈めておいて」

ルーシェ「了解、です」ヒューン


シア「アベルさんの回復、終わりましたよ〜」

アベル「みんな、迷惑をかけたな……」ヨロ…


マックス「すみませんでした!」ズザー!

アベル「い、いや気にするなマックス……」

アベル「でもしばらくは、パトラと一緒に勉強だな……」

マックス「はい……」ショボン

パトラ「アベル皇子、本当に部下共々申し訳ありませんでした……」フカブカ

パトラ「次こそは、本当に、少しはまともな王国料理を……!」

アベル「あ、ああ……期待しているぞ……」

アベル「……エリス、紅茶を貰えるか?」

エリス「あ、はいただいま!」パタパタ


マックス(料理も駄目って……お、俺ほかに何を頑張ればいいんだろう……)ズーン

パトラ「……マックス、辛いのはわかるわ。だけど前を見るの。前を見て、少しづつでも前進するしかないのよ?」ナデナデ

マックス「パトラ将軍……!」ジーン…

――

874 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 23:45:15.44 ID:B34acoPN0
うんほんとごめんね(33取った人です)
875 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/03(日) 23:45:26.40 ID:ESos/O1P0
――


ガチャ


マークス「おや、どうしたんだねみんな?」

マックス「マークス神父? どうしたんですか?」

マークス「いや、私も料理を作っていたのだがね……なかなかこれが難しくて」

マークス「つい先程、ようやく少しは納得のいくものが作れたのだよ」

マックス(あの見た目のマークス神父が……料理?)

マークス「アベル君、簡単なものだがよければ君にも食べて頂きたいのだが……」

アベル「か、感謝しますマークス神父。今はちょっと気分を変えたいところでしたので……」

マークス「そうか! ならば遠慮なく食べてくれたまえ」

マークス「少々作り過ぎてね。よければみんなで取り分けてくれたまえ」

アベル「取り分ける?」


――実食!!!――


マックス「……」ドキドキ


――
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 23:45:32.93 ID:y0Hgjzzp0
愛のあとに地獄を見るとか……爆発しなくていいリア銃爆発されるとかうん、マックスやっちゃったね(キアラからの好感度的な意味で)
877 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/03(日) 23:46:57.70 ID:ESos/O1P0
――

特殊判定結果

12マークス:78(強く逞しい肉体の維持には食生活も大事。肉体の裏にはちゃんと理由がある)


――



アベル「これは、サラダか?」

ルーシェ「……! 彩り、すごい……!」

アベル「……」シャクシャク…

アベル「……! せ、清涼感が心地いい……!」

ロウル「度々失礼、また頂きますよっと」シャクシャク…

ロウル「あ……! ほんとだすごいですねこれ!」

エリス「これは、砕いた木の実でしょうか? 歯触りが変わって楽しいです!」

アーシャ「このドレッシングも、拘りがありそうですね……」

マークス「うむ。逞しい肉体を維持するには、やはり毎日の野菜は欠かせない」

マークス「しかし毎日同じでは飽きてしまうからね。私も試行錯誤を繰り返し、日夜研究を続けているよ」

リーナ「み、見事としか言えませんわ……」

フィーア「これが、聖国のお料理……!」

シア「というよりも、マークス神父オリジナルですね〜」


マックス「マ……マークス神父の裏切りものぉ!?」ウワーン!



マークス「なにゆえに!?」ガーン!

パトラ「すみません、あの子はちょっとそっとしておいてあげてください……」


マックス「な、仲間が欲しい……努力はするけど、心の平穏のために……あ、そうだ!」



――
878 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/03(日) 23:48:07.09 ID:ESos/O1P0
――


……


アベル「なに、俺にも料理を作って欲しい?」

マックス「はい! ちょっと、純粋に気になりまして!」

アベル「お、俺がか? しかしだな……」


シュタ!


ネスト「殿下ー、ただいま戻りました。王国の方からは一応天使兵が姿を消したそうで――」

マックス「よし増えた!」グッ!

ネスト「あ、これ何か不味いタイミングで帰ってきましたね俺!?」

アベル「そのようだな……ネスト、今日が何の日かは知っているだろう?」

ネスト「今日? あー、ああぁー……察しました。そしてこの様子を見る限りだと……」グルリ

一同「「……」」

ネスト「……前回と違って平和だったけど、最後にこのマックス君が何かやっちゃったと」ウンウン

マックス「そうだけどやっぱり辛い!」グサァ!

ネスト「ははは、だーいじょうぶですってぇ。男の料理なんて、大体テキトーでいいんですから」

ネスト「何かを喰えるってだけで、十分幸せなんですからねー」

ネスト「ま、折角だ。マックス君を慰めつつ、殿下にも感謝の料理は振舞わないと……」

ネスト「ちょーっと待っててくださいね。期待せずに」シュタッ!


マックス「ネストさん……!」ジーン!



879 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 23:49:10.86 ID:37K7/CKDO
マックスが突っ込みではなくトラブルメーカーに回るとは
本当面白いわ
しかし後半て結コンマ続いてたけどヤバイんじゃね
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 23:49:27.58 ID:1lZpd4w1O
『兄様の命を守るため』みたいに揃って偶数ゾロの妹組から教えて貰えればワンチャンあるさマックス(震え声)
881 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/03(日) 23:51:17.20 ID:ESos/O1P0
――


特殊判定結果


14ネスト:49(これくらいできれば生きていける。野菜や肉がごろごろと男らしい)


――



ネスト「はいよ、斥候部隊でも大人気! 香辛料で元気もでるカレー――」

マックス「うわあああぁぁぁぁぁぁ!」ゼツボウ

ネスト「ど、どうしたマックス君……」

リーナ「貴方……これじゃあマックスも落ち込みますわよ?」

ネスト「え、そんなに酷かったですか!?」

リーナ「逆ですの! 食べれますの! というより私よりもお上手ではなくて!?」

ネスト「えっ!? い、いやだって、自分で言うのも変ですけど俺の料理結構がさつでテキトーですよ?」

ネスト「普通にやってればこれくらいは……」

ルーシェ「……」ザバァ…

ルーシェ「これ、マックスさんの料理のお皿……」ガチガチ

ネスト「あ、あぁー……察しましたよ。これやべーブツ乗ってましたね? ……え、マジですか?」

ネスト「ちなみにこの上にあったと思わしきブツは……」

アベル「……俺が責任を持って食べた」

ネスト「殿下……」ホロリ…

アベル「しかし……お前にまで料理を作らせては、流石にいよいよ俺も作らねば示しがつかないか……」


一同「「!!」」


アベル「仕方がない……少し、厨房を借りるぞ」


マックス(渋っていたアベル皇子が、動いてくれた……)

マックス(もしかして、俺の為に……?)


ネスト「あ、これは……」


――
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 23:57:21.89 ID:37K7/CKDO
改めて有効範囲確認したら4と13てのがちょっとヤバい以外は
軒並み安定している感じやね 誰がオチに回るのか
883 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/03(日) 23:57:57.80 ID:ESos/O1P0
――

特殊判定結果


13アベル:94(似合わないからと、やらなくなっただけ。貴重な食料も無駄なく美味しくさせます)


――


……


アベル「……待たせたな」

アベル「今日一日、みんなの料理を食べさせてもらって……嬉しかったよ」

アベル「柄ではないが……俺も、みんなの想いに少しでも報いたいと思い……」

アベル「久方ぶりに、頑張ってみた。どうか、お召し上がりくださいませ」


野菜料理「……」キラキラ

魚料理「……」キラキラ

肉料理「……」キラキラ

焼き立てパン「……」キラキラ



マックス「なんでですか!?」ガガーン!



アーシャ「まあ、アベル……そんなことを言いながら、腕を上げているじゃないですか」

アベル「や、やめてくれアーシャ。俺には似合わん……」

キアラ「そ、そんなことないです兄様!」

フィーア「はい! とっても美味しいです!」キラキラ

アベル「二人には劣るだろうがな。だがそう言って貰えると、作った甲斐はあったかな」

エリス「懐かしい……やっぱり、アベル様のお料理も美味しいです!」

ロウル「そういえば、暗黒街にいた頃はアベルさんが私達に料理を振舞ってくれましたもんね……」

ロウル「あの時のエリスさんの劇物を知っている身からすると、本当にさっきのは奇跡ですよ」

エリス「わ、私はただ、アベル様のために……」モジモジ…



マックス「……」

パトラ「……」ポン

パトラ「マックス、一緒に頑張りましょうね……」

マックス「はい……」

マックス(でも、俺は察してしまった……)

マックス(俺の料理が改善されるまでに、何かしらの犠牲は生まれると)

マックス(料理の修業は勿論する。だけど――俺にできる手助け、他には何かないんだろうか……?)
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/04(月) 00:02:45.18 ID:z2pfe+hBO
言うても何だかんだでマックスには
一流の乗馬の腕前があるからね
885 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/04(月) 00:04:40.18 ID:OcPjPRa00
城塞組の判定結果がでたところで、今日はここまで
まさか妹組が揃って偶数ゾロ級、エリスはまさかの00という奇跡には驚きました
その直後、マックスが狙撃されていて吐血しましたが。これ本来君のためのイベントォ!
後半のお城組は、平和です。……最後の最後で出た22番の04以外は

正直マックスのこれは完全に想定外でした。何かしらまた別の技能判定とってあげる必要あるかなぁ……

あと00は基本大きなボーナスがつくんです
で、今回料理が奇跡的な成長を見せたエリスに、アベルが胃袋掴まれて指輪を渡すという流れを考えていたんですが……
この子22ゾロを出して先に指輪も手に入れてしまい、またプロット木端微塵です
何かエリスの00ボーナスでいい案思いついた方は、是非とも教えてください。お願いします(懇願)

本日もありがとうございました!
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/04(月) 00:12:27.71 ID:2HQgwSmf0
乙!
>>865は勘違いなんで忘れて下さい
しかしエリスのボーナスマジでどうしましょうね(分からない人)
887 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/04(月) 00:16:02.24 ID:eJgy2Yj/0
乙エリスはほんとにプロットブレイカーだな
エリスが喜びそうなものってなんだろアベルも大きく成長したし久しぶりの模擬戦とかしたら喜びそうだけどそれじゃあなー
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/04(月) 00:19:12.56 ID:OykagIAC0
エリスのは足りない性知識アップとか?
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/04(月) 00:20:55.59 ID:jQG4rOc3O
おつおつ
もう料理の腕前や戦闘力、健気さからエリスもアベルの妹になって超人三姉妹天使になればいいんじゃないかな!(錯乱)
てかアベル含めて初期アベル隊の料理の腕前高すぎ問題
00ボーナスは、さらなる料理の勉強を重ねたエリスが女体盛りに行き着くとかどうかな!(錯乱)
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/04(月) 00:22:29.18 ID:z2pfe+hBO
乙です
とりあえずエリスが喜びそうなものといったら
そら子供よ(火の玉ストレート)
なんだけど流石に妊娠はヤバいと思うので
ノワールママンに報告して何か祝福してもらうと良いんじゃね(投げやり)
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/04(月) 00:22:57.58 ID:KC92Xyd50
乙です
もうエリスに残ってるの婚約指輪も渡したし……ハネムーンとか挙式とかもしくはおめでた(妊娠)とかだけどこのあと決戦あること考えるとそういう訳にもいかないし
もうどうにも何がいいのか全く検討がつかないや(思考放棄)
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/04(月) 00:26:31.36 ID:6au3Xl980
決戦後にエリスとの濃厚な孕まセックスの書いてもらおう(無茶ぶり)
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/04(月) 00:28:45.82 ID:OykagIAC0
エリスが足りないものってあるの?
それを補正する判定を入れてもらえば……
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/04(月) 00:28:50.82 ID:z2pfe+hBO
他の娘達の為に
また目が覚めたら枕元にゾロ目券でも良いんじゃないかな
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/04(月) 00:43:59.76 ID:auBMcOEZO
俺も可愛いメイドにアップルパイと紅茶ご馳走してほぴぃ(無謀な願い)
とりあえず戦闘は最強クラス、料理も最強、夜も奉仕だけなら最強……あれ?エリスパーフェクトじゃね?と思ったが
確かエリス掃除とかも駄目だったよね? 料理も家事の一つだし、クリティカル補正で掃除も上達させたげるとか?ついでにマックスの掃除技能も測って
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/04(月) 00:49:00.56 ID:W9A+PEJAO
エリスって乗馬ダメダメだったし
必要ないだろうが敢えて無理矢理高めようとするならばここかねえ

しかし返すがえすも
お出掛けイベント1日目終了時に今回はエリスも平和だと良いなって
作者も住人も心一つにした矢先にエリス対象の00という凄まじさよ
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/04(月) 01:13:35.58 ID:XkS2IJ7OO
ボーナスでゾロ目券はだめなのかな?
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/04(月) 01:14:18.20 ID:wub1e8lS0
胃袋掴まれて婚約よりも、今回の方がより純愛度が増して結果オーライってことで
ボーナスは...料理の腕上げて服買って婚約したんだから、流れ的に次は新居かな
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/04(月) 01:15:42.29 ID:q2o6SN/lO
もうエリスはコンマ大暴れし過ぎて補正いらないんじゃないか状態だったし、他のキャラのリカバリーや保険用にゾロ目券でもいいんじゃないかな(白目)

そういやふと描写見てて思ったけど、フィーアって>>857みたいにアベル関連で割りとピョンピョン跳ねることが多いんだよね。
で、今はリーナがほっこりするレベルのぺったん(でも既にリーナより上)だけど、フローレン(ある)・キアラ(ネームド最胸)の血を引いている。
……これ、仮にこの癖が残ったまま成長したら凄まじい視覚の暴力になるんじゃないか(主にマックスとかリーナとか)
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/04(月) 18:25:51.70 ID:W5NVJldBO
エリスに足りないもの……
バストアップさせてリーナ絶望とか?
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/04(月) 19:01:31.25 ID:8egShASCO
エリスに足りないものといったら『自重』だと思いました

本人じゃなくて荒ぶるコンマのせいなんですけどね
902 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/04(月) 19:56:57.32 ID:Nyp1A8YA0
改めて見直したらエリス料理本買って+補正保障してもらっておいて00引いたのか……とりあえず今回優勝者で異議なしって感じやね

作ったのアップルパイだしお菓子系に精通したと考えるならば
私服時にそういったお菓子持っていて戦闘になった際に相手の油断を更に強める
なんて感じのスキル強化辺りも有りかなあ(そもそも素の実力からいって必要かどうか怪しいが)
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