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【安価コンマ】可愛い女の子と遊びたい!

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36 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/02/04(月) 23:05:22.50 ID:zqkGRnL00
カチャカチャと金髪ギャルがキッチンで皿を洗う音が聞こえる。ご飯持ってきてくれたんだから皿くらいは私が……と申し出たがえらく固辞された。皿洗いが好きとは親御さん孝行な娘だった。

金髪ギャル「〜♪ えへへ、お兄さんが私のカレー、いっぱい食べてくれて嬉しいです。そんなに美味しかったんですかぁ?」

鼻歌交じりにエプロンで手を拭きながら金髪ギャルが居間に戻ってくる。……エプロンの裾の下は生足とニーソが伸びて、上半身はタンクトップシャツなので、裸エプロンの下にシャツとニーソしか着てないみたいに見える。

ん? どうしましたか、と首を傾げる金髪ギャルが、私が渋面で目を閉じている理由がわかる日は来るのだろうか。わかってほしいような、わかってほしくないような。

ご飯を食べて洗い物までしてもらって、外はすっかり日が落ちて久しい。親がいないとはいえ、というか親がいないからこそ、いつまでも男の家に上がらせたままにするわけにもいくまい。

今日の礼を言って、早く帰るよう金髪ギャルに促す。金髪ギャルは意外に素直にうなずいて、

金髪ギャル「そうですねぇ、じゃあ一旦家に帰りますね?」

さようなら、と金髪ギャルは私の部屋から出ていった。カレーを入れてたタッパーを忘れていたので声を掛けると、置いておいて、とのこと。置かれても困るのだが。

……『一旦』家に帰る? まさか明日も家に来るつもりなのか? 学業はどうした。親は何も言わないのか。

もしかしたら僕が金髪ギャルに、あまり他人様の家に厄介になってはいけないと諭さないといけないのかもしれない。これも大人の務めというやつか。

なんて満腹感に浮かれていると、玄関チャイムの音が鳴った。一体誰だ? 夜中の来訪者にいい思い出はないぞ。玄関扉の向こうから聞こえてきた声。

金髪ギャル『おーい、開けて下さーい、お兄さぁん』

僕が慌てて玄関を開けると、やけに大きなボストンバッグを抱えた金髪娘が立っていた。

金髪ギャル「お兄さんがあーんまり自堕落で、生活力皆無っぽいので、私が毎日お世話してあげますね?」

私がノーリアクションで玄関を閉めようとすると、ガシッと扉を掴まれた。同じ手は食わぬということか。

いやそれはマズイ、親御さん許すわけない、考え直すように言うが、金髪ギャルはどこ吹く風、大丈夫ですってと笑うだけで話にならない。

私は親御さんに話をするから連絡先を教えるよう迫ったが、

金髪ギャル「大丈夫ですっ、わたしがちゃーんと説明しておきましたから!」

その説明絶対大丈夫じゃないやつ。

実際大丈夫じゃなかった。親御さんに捜索願を出されて、数日と経たないうちに警察官が家までやってきた。日本の警察もなかなかやる。毎日毎夜、治安維持に努めてくださって恐縮です。

金髪ギャルはお家の方に引き取られていった。

私の方はと言うと、こんな騒ぎになってとてもここに住んでいられる状況ではなくなったので引っ越しを余儀なくされた。だが、私、無職。不動産屋で部屋を紹介してもらえるわけもなく。

晴れて私はネカフェ難民となったのであった。合掌。
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