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【安価コンマ】可愛い女の子と遊びたい!

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928 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/23(土) 13:53:27.26 ID:D5O6gPX7O
はっぱかな
929 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/23(土) 14:25:22.91 ID:ogWsrxbZO
はっぱっぽいよ
930 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/23(土) 15:03:36.80 ID:v55p89TmO
はっぱだね
931 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/23(土) 16:34:28.68 ID:I+NrXLaWO
やっぱりはっぱか
932 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/23(土) 18:25:52.03 ID:Ulrrp6GxO
カタツムリは食べた野菜によってうんちの色が変わるんですよ
933 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 00:09:48.88 ID:Opy7LtGQo
(字余り)
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/01/24(日) 06:40:18.13 ID:sarhI9ML0
>>925採用
(おかっぱとお出かけの約束をして待ち合わせ場所に行くと、おめかししたおかっぱが同級生の男子に絡まれているところに出くわす
最近周囲から色気が出てきたと言われること、学内で男の子に絡まれるようになったことをおかっぱから聞き、独占欲を刺激された男がおかっぱを人気のない公園に引き込む)

※おかっぱ視点です



「お前……おかっぱか……?」

バス停のベンチで手鏡を覗いている私に、誰かが声をかけた。待ち人ではない人の声。聞き覚えがないわけではなくて、私はため息を思わず吐いてしまった。

顔を上げると、思ったとおりの男の子が、なんだか呆然とした顔をしてこちらを見ていた。なにが楽しいのか、いちいち絡んでくる同じクラスの男の子。

「その格好……」

信じられないものを見るような顔で言われてしまう。もう一度ため息して、私は手鏡を閉じた。

「なに?」

「いや、お前もそういうカッコすんだなって……」

たしかに、今日の私は精一杯おめかししていた。だって今日はお兄さんとのデート。レースで透け感のあるトップスに、スカートも裾だけ透けるものを選んだ。

私は地味な女の子だ。自分でもよくわかっている。でも、お兄さんだけは、私のことをかわいいって言ってくれるから、こうやって頑張ってお洒落をするのだ。

――イヤだな、と思った。お兄さんのためのお洒落を他の人に先に見られた。

「だったらなに」

自然と返事は刺々しくなった。ああ、ダメだ。こんな言い方をしたらまた絡まれる。ほら、顔が真っ赤になった。

「――なんだよ。お前にそんなカッコ、似合わねーんだよ! 勘違いすんな、ブス!」

知ってるよ。何度も、何度も、生まれたときから聞かされているもの。でも、よかった、怒鳴って気が済んだから、もう帰ってくれるだろう。

そう思ったのだけど。

「つーか、何? 誰と出掛けんの。お前に彼氏なんかいるわけねーし。誰だよ」

「……」

「なに黙ってんだよ。あ? もしかして、お前、俺のこと無視してんの? はあ? 誰とどこ行くんだよ。言えって」

どうしよう。なんて答えよう。こんな格好で、女の子の友達と出かけたりしない。でも、私に男の子の友達なんていないし。

どうしよう。早くどこかに行ってよ、なんで私に構うの? 最近、ずっとだ。休み時間、お昼休み、移動教室、帰り際。私はあなたに話しかけられたくなんかないのに!

ぐるぐるとそんな思いが弾けそうになった、その時だった。

待っていた、会いたかった人の顔が見えた。柔らかい微笑みを浮かべて、お兄さんがこちらに歩みながら手を降っていた。

「やあ、あいかわらず早いな。君に待たせてばかりっていうのもなんだし、たまには君を待つ立場になりたいんだけど。――お友達かな?」

「いえ、クラスが同じだけです」

「そうかな? 今日の君は一段とかわいいから、もしかしたら彼に一目惚れされてしまったかもしれないよ。一大事だ」

「そ、そんなこと……」

かわいいって言ってくれた! 嬉しいけれどそわそわと落ち着かなくて、乱れてもいない髪を直すふりをしてしまう。熱い頬に手を当てていると、まだいたらしい男の子が走り去っていった。ほんとうに何だったんだろう。嫌な子。

でも、これでやっと、邪魔な人がいなくなってくれた。バスの時間までは少しある。私はお兄さんをベンチに誘ったけど、お兄さんはじっと立ったまま、私を見つめている。
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/01/24(日) 06:40:52.88 ID:sarhI9ML0
「今の子はただのクラスメイト? 本当に?」

「え……はい。そうですけど。ああやってからかってきたり、嫌なことを言ってくるんですけど、それだけなので」

ふうん、とお兄さんは目を細める。その眼差しに背筋が震えた。なにか変なことを言っただろうか。怒らせるようなことを言ったつもりはないのだけど。なんだろう、でもきっと、なにかいけないことをしてしまったんだ。ちゃんと考えて謝らないと、じゃないと――、

「ねえ、おかっぱ。なぜあの子が君に構ってくるのか、考えたことはある?」

「……え? それは……私のことが、嫌いだから、だと……」

なぜそんなことを訊かれるのかわからないけど、そう答える。私みたいな地味な子を狙って、小さな嫌がらせをするのが楽しいんだと思う。本当に幼稚だけど、そういう人がいるってことは理解していた。

「そうか。君はそんなふうに考える子だったね。」

含みのある言い方をしたお兄さんが手を差し伸べたので、その手を取って立ち上がる。手を引かれるまま、私はバス停から歩き出した。どこに行くのかを訊いても、お兄さんは答えてくれない。不安が胸に広がった。

お兄さんに連れられて入ったのは、どこかの公園だった。こんなところに公園があったんだ……。お兄さんの足取りに迷いはないから、はじめからこの公園が目的地だったのだろう。

私が連れて来られたのは公園の端っこ、公衆トイレの裏。木々に視界が遮られて、ジメジメとした場所。

そこで、私はお兄さんに後ろから抱きすくめられていた。

「いけないなぁ。警戒心が足りていない。こんな人気のないところに簡単に連れ込まれるなんて……どういうつもりなのかな?」

「どう、って……お兄さんが……」

かろうじて応えるけれど、お腹に腕を回されて、力の籠められた手の、指の形まで敏感にわかってしまって、まともに頭が働かない。ふ、とお兄さんが笑った吐息が耳にかかって、身体が震えた。

なんでお兄さんは突然こんなことをしたのだろう……。

「なぜこんなことをされているのか、わかっていないみたいだね」

心中を言い当てられて肩が跳ねた。お兄さんは低く笑う。

「あの男の子はね、君のことが気になっているんだよ。だからああして、どんな形でもいいから、君に関心を持ってもらいたい。からかうのも嫌なことを言うのも、その延長上だ」

「そんなわけ……私、嫌われて……」

「本当に? 最初はたんにからかっているだけかもしれなくても、何かのきっかけで違うものに変わることはよくある。本当に嫌われているだけ? あの子の態度が変わったことはない?」

お兄さんはやけにあのクラスの男の子にこだわった。でも、本当に、思い当たる節はない。変わったのはあの男の子ではなくて、私の方だもの。

「へぇ? 君が?」

「学校の友達に、最近、変わったねって……その……い、色っぽいって。じ、自分では、そんなこと、全然思ってませんですけど。……その、お兄さんは、どう、ですか……?」

「どうって?」

小さくて掠れた声はくらくらするくらい低い。そんなお兄さんの声に促されて、私は口走ってしまう。

「私のこと……色っぽいって、思ってくれてますか?」

ああ――言ってしまった。訊いてしまった。ずっと消えない不安。お兄さんはとても素敵な大人の男の人だ。そのお兄さんが、地味でちんちくりんで可愛くない、私みたいな子どもにこうして触れてくれる。

私はちゃんとお兄さんを誘えているのだろうか――喜ばせられているのだろうか。そんな不安が、ずっとあって。

だから。

「まだそんな事を言っているのか。君のことをかわいいと思うからかわいいと言うし、君の色気に当てられて、何度も君を抱いて、君の一番深いところに、私の気持ちを伝えてきたのに」

それでは足りなかったかな? お兄さんは私のお腹をさすって、囁いた。ぞくぞくと震えが止まらない。地下数キロメートルでとぐろを巻くマグマみたいに、身体の芯が熱を上げている。
936 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/01/24(日) 06:41:23.13 ID:sarhI9ML0
「君のお友達は君のことをよく見ているね。おかっぱはとってもいやらしい娘だ。あの男の子も、そんな君にすっかり魅了されているのかもね」

「……怒ってますか?」

「怒ってるよ。君のかわいいところも、いやらしいところも、知っているのは私だけだったのに。あんな、ただのクラスメートの男子にも見境なく振りまいているなんて、許せない」

「そんなつもりはなかったんです。私をかわいいと言ってくれるのも、エッチなことも、……お兄さん以外はいりませんから」

私はとっくにお兄さんだけのものだけど。でも、もし、私がこう言っても、まだお兄さんが不安だっていうのなら。

「でも、おかっぱは、私の言葉を信用していないのだろう? 私は何度も、君は素敵な女の子だと伝えているのに」

「だったら、もし、お兄さんが本当にそう思ってくれているのなら……」

 その気持ちをぜんぶ、私にぶつけて、信じさせてもらえませんか?

 私の願いに、お兄さんはキスで応えてくれた。お兄さんの手がスカートをたくし上げて中に侵入する。触れられたソコは、まだ何もされていないのに、じくじくと熱を持っていた。

 ホテルに行っている余裕なんてなかった。男子トイレの個室で、私達は繋がった。

「ふっ♡ ふっ♡ んんん〜〜〜♡ ♡」

 いつ誰かが入ってくるかもわからないから、満足に声を立てられない。必死に声を殺すのだけれど、どれだけ効果があったのか。

なんせ、お兄さんのおちんちんは凶悪だ。ペースはいつもよりもゆっくりなのに、逞しい先端が私を出入りするだけで、そのたびに頭が真っ白になるくらいの衝撃を私に与える。

「ううっ……あいかわらず、君の中はキツいな……! それにすっかり柔らかくなっていて、気持ちいい……っ」

 私の太腿を抱えて腰を打ち付けるお兄さんは、眉間に皺を浮かべて、そう唸る。ああ、その余裕のない顔が好きなの。私で気持ちよくなってくれているんだって、嘘やお世辞で言っているんじゃないって思えるから。

 だからつい、こうも思ってしまう。(もっと私に夢中になってほしい。もっと求めてほしい)――そんな、私に都合のいい妄想が、どんどん膨らんでいく。

 スローペースなセックスが、その分、もどかしさを燃料にして、お兄さんへの気持ちを加速させていっているみたい。

「ぐぅっ、もうダメだ、出る!」

「はいっ!♡ ♡ 射精してくださいっ♡ 私の中で気持ちよくなったの、私の中で出して!♡ お兄さんの気持ち、信じさせてくださいっ、あっ!?♡ ♡ んんんっ♡ ♡ っ〜〜〜〜……♡ ♡ ♡」

 ビクビクと私の内部で、お兄さんが跳ね回っているのを感じた。抱きしめてくれるお兄さんに身体を委ねて、降ってくる唇に吸い付いた。

 何分の間そうしていたのか。身体を引いたお兄さんが私から抜けて出る。その先端にかぶせたゴムがパンパンに膨らんでいて、「もったいない……」 と思ってしまう。私はいらないと言ったのだけど、お兄さんがどうしてもと言うから、今回はゴム付きだった。

「そんなに残念?」

「え……」

「今、もったいないって」

「く、口に出て……!? わ、忘れてくださいっ」

「それはいいけど。君は本当にかわいいね」

 赤面する私に、お兄さんは笑う。とてもお兄さんの方を見られなくてうつむく私は、あ、と声を上げてしまった。

さっとゴムを取り外したお兄さんのおちんちんが、どうしてか、全然萎えていなかったから。

「あんな、こんなのじゃ物足りない、みたいな顔をされたら、ね。おかっぱのせいで、またこれだ。どうしようか?」

 悪戯めかしてお兄さんは笑う。そんな顔をされたら、私だって、答えはひとつでしょう? 私も笑って、お兄さんにキスをして答えの代わりにした。
937 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/01/24(日) 06:43:57.02 ID:sarhI9ML0
・業務連絡
なんか変な人が湧いてるんで、埋められたりする前にオチつけます
スレの残りは各ヒロインへの寸評と今後の予定の相談で使います
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/01/24(日) 06:44:50.25 ID:sarhI9ML0
(変な人が湧いてるんで埋まる前にオチだけ先につけときます)



私は持ち上げた預金通帳を眇に見る。パラパラとめくると、印字は片側に集中している。最後の印字は八月二五日、残高は三十万飛んで八十六円。

私はこの半年に満たない期間で、職に就いていた頃の貯金の大部分を蕩尽してしまっていた。まあ、額自体が大したことはなかった、というのもあるけど。

来月分の家賃はかろうじて支払える。だが、このアパートを引き払う費用――原状回復費というやつだ――を確保するには、ここいらが潮時だった。

携帯電話はその日のうちに解約した。サブスク類やクレジットカードも退会しておく。家電なんかの処分は大家娘に十分な額を包んでおけばいいか。

掃除を済ませて、冷蔵庫の食材を処分して、借り物の食器は洗浄して。部屋にある、私以外の私物は……まあ、処分してもらえばいいか。他人の家に捨てられて困るものを置いておくほうが悪い。

部屋の始末を頼む手紙と、鍵を大家娘のポストに投函して、私はアパートを後にした。

手元には五万円ほど残している。これを使い切る前に、うまい死に方を考えなければならない。

今日も真夏日だ。炎々とした日差しに負けて、コンビニに立ち寄ってアイスを買う。喉も乾いたのでミネラルウォーターも買って、コンビニを出たところで飲む。それで人心地ついた。手に提げた有料のビニール袋がガサリと揺れた。

住み慣れた町並みは昨日と何も変わらないように見えた。雑踏、車のエンジン音、人の話す声、どこかで工事をしている音。――私がそのうちの一部だったもの。そして、その一部でなくなるもの。

私は歩き出した。

適当な喫茶店でこれからのことを考えてみる。どうせ死ぬならできるだけ人に迷惑をかけないやり方がいいが、たぶん、それは難しい。

いちばん面倒がなかったのは、あのアパートで首を縊ることだった。縊死の場合、内臓なんかが弛緩した体孔から床に落ちるというから、足元にバケツかタライでも設置しておけば床を汚さなくて済む。

でも却下だ。私が死ぬのはいいが、あの娘たち――仲良くしてくれた彼女らはどう思うか。ほんの昨日まで普通に話していた相手が、突然、命を絶ったとなれば、少なからず動揺するだろう。それに、もし死体を見られたら? 深い心の傷を負わせてしまうに違いなかった。

だから、こうして姿を消すのがベター。できるなら死体ごと消えられたらいいのだけど。私は、私が死んだことを、誰にも知られたくはなかった。身元不明の死体として処理されることが当面の目的だった。

こういうのはどうだろう。夜中、山に入って穴を掘り、ビニールシートに自分をくるんで埋まる。土をどう被せるかが課題だが、死体隠しとしては良案ではないか? 山の所有者には迷惑をかけてしまって申し訳ないけれど。

よし。山に埋まる案を軸に動こう。とりあえずはこの街を出て山方面に向かって、必要な資材を買い集めようか。

宿はインターネットカフェにした。シャワー付きのプラン。身体を流してさっぱりして、肌着を替えて、狭い個室で横になる。肌着のストックはあと三セット。それ以上が必要になったら買い足せばいい。そんなに長くはかからないとは思うけれど。

私の決着はどんな形になるのか。身体を縮めるみたいにして、そればかり考えながら夜を明かした。

それで、翌朝、会計を済ませて外に出たら。

おかっぱ「あっ、お兄さん……!」

ポニテ「……」

ヤンキー「……」

出入り口によく見知った三人の顔があった。おかっぱが涙を浮かべながら駆け寄ってくる。……なぜここに? いや、なぜ、私がここにいるとわかった? エスパー?

ポニテ「いつかこんなことをするだろうと思って、お兄さんのよく使う鞄に仕込みました。発信機」

エスパー(文明)だった。え、いつの間に? えええええ、どこに仕込んだの!? 全然気づかなかったんだけど!?

おかっぱ「お、お兄さんが、急にいなくなったって、お姉さんに聞いて、私、心配で、心配で……! いてくれてよかったぁ……」

ヤンキー「……オマエ、何人ヤベーやつとつるんでんだよ……軽く引くわ……」

ポニテ「それで? お兄さんはこんなところで、あんな手紙を残して、携帯も繋がらなくして、いったい何をしているんですか?」

私は目を逸らした。ポニテのため息する声がした。低い声は明瞭に、ポニテの怒りを伝えていた。
939 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/01/24(日) 06:45:16.29 ID:sarhI9ML0
ポニテ「どうせ、お金がなくなったんでしょうけれど。仕事先、叔父さんのところを紹介するって言ったのに断って、それで逃げるみたいなことして。どういうつもりなんです?」

ヤンキー「ああ、それそれ。あたしもさ、遊ぶ金どっから調達してんのかなとは思ってたけど。オマエ、働いてたときの貯金から叩いてたってか。あ? そんで? あたしも聞いてやっから言ってみろよ、オウ」

おかっぱ「……お兄さん? どうしました? 顔色が……」

どうしよう……どう言いくるめよう……。いや、逃げるか? 撒けるか……? イチかバチか、やってみるか……?

逡巡する私。腰に手を当てて眉を立てるポニテ。腕組みして鋭い目を向けてくるヤンキー。私の服の裾を掴んで呼びかけてくるおかっぱ。

金髪ギャル「あ――――ッ! お兄さんったらこんなところにいたんですか! もうっ、いきなり連絡つかなくなるし、部屋行ってもいないしで、探したんですよっ? もう、仕方ないんだから」

うわあああっ! 増えたぁ! とびっきりヤバいのが増えた! 出迎えにいなかったから油断していたのに! もうダメだぁー!

私は白旗を上げた。

ヤンキー「あ“あ”ン!? どういうことだ、テメェ! あたしに手ェ出しといて勝手吐かしてんじゃねーぞ、ボケ! オラ、もっぺん言ってみろ――って、ちょ、あぶねーだろ、離れろっ」

おかっぱ「嘘。嘘ですよね。お兄さん。ずっといてくれるって言ったもの。ずっといっしょって。だから嘘です。お兄さんはずっと私といっしょなんですから。そうですよね。お兄さん? そうだって言ってください。お兄さん、ねえ」

ポニテ「……ふぅ――ん。やっぱりそうなんだ。ふーん。一人では死なないって言ったのに……嘘ついたんだ……」

金髪ギャル「……? お兄さんに、私に無断でいなくなっていいなんて言ってないですけど。おかしいな……ちゃんとしてたつもりだったけど、躾が足りなかったかな……」

四者四様の反応だった。ともかく、胸元を掴み上げてくるヤンキーと、縋りつてくるおかっぱの手を振り払う。

ああ、だから何も言わずに消えようと思ったのに。どうせ死ぬからって手当たりしだいに遊んだだけで、なんでこんなに責められなくちゃならないんだ。放っておいてくれないか。

だいたい、私になんの執着があるっていうんだ。セックスの相手がほしいのなら彼氏でも作ったらどうだ。君たちなら選り取り見取りだろう。私はもう知らない。帰る家もない。食う金もない。働き口もないし、その気もない。

だから、私は死ぬしかない。放っておいてくれ。

それだけ言い捨ててトンズラしようとした私だったが、急に体中に電撃が走ったような衝撃が走った。

ガクガクと痙攣が止まらない。倒れ伏して、目だけを必死に上げる。金髪ギャルが手になにか黒いものを持っていた。

――スタンガン!? なんてものを持ち出すんだ!?

やっぱこの娘、頭おかしい……そう思ううちに二撃目の衝撃が襲って、私は意識を手放した。

…………

……

それからどうなったかといえば、どうにもならなかった。私はもとのアパートに戻された。大家娘はまだ家財を処分していなかったから、包んだお金を返してもらって、当面の生活はできる。

問題は自由がなくなったことだった。ひとつには仕事にありついたこと。ポニテ紹介のではなく、アルバイトだが、近所のコンビニが雇ってくれた。ありがたや。でも、ここからが重要。勤務シフトは写真付きで連絡を義務付けられた。例の四人に。私の生活は完全に彼女らの監視下に置かれた。

抗議はした。でも、却下されました。逃げ出そうとした私には信用がなかった。悲しい。

問題・その二。オフは必ず彼女らのうち誰かと一緒にいる。たぶん、彼女らの中で何らかの協定があるのだろう。私つながりの関係なわけだけど、上手くやれるものなのだろうか? 心配である。夜もポニテかヤンキーが泊まりに来るので、本当に一人になれない。

学校が始まってからは私の部屋に監視カメラが導入されました。本格的ィ!

でも、まあ。

ポニテ「あっ♡ あっ♡ あっ♡ ダメ、ダメ、イッてるっ!♡ ♡ イッてるから、ゆるしてぇっ♡ ♡ お“お”っ!♡ ♡ ♡」

ヤンキー「おーおー、すっげー噴くじゃん。マジメそうなツラしてドスケベだよなーアンタ」

金髪ギャル「へー、おかっぱちゃんトコの学校、そこまで進んでるんだ。私、図形のアレ、あの、三角形がどうのこうのってのがニガテでねー」

おかっぱ「う、うん……そうなんだ……」

金髪ギャル「でさー、うちの数学のセンセイ、頭かたくって――」

今日は休日。私の下で泣いて善がるポニテを、彼女とおなじく一糸まとわない姿のヤンキーが茶化して、向こうの机では金髪ギャルとおかっぱが仲良くおしゃべりしている。

私とのセックスは完全に日常の風景になってしまっている。こういうのもいいのかもなあ、とぼんやり考えながら、私は自分を包んでいる気持ちいい穴にどくどくと射精した。
940 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/01/24(日) 06:48:30.39 ID:sarhI9ML0
以上でこのスレはおしまいにします
ラストは精神依存度Aのヒロイン方で締めでした

各ヒロインの寸評と今後の予定はいったん寝てからします
約二年間、お付き合いくださってありがとうございました
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 07:00:05.32 ID:CT1PrkpOO
今までお疲れおつ
次も楽しみにしてるぞ
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 07:54:02.95 ID:cTxhhIGY0
今まで楽しく読んでました
完結お疲れ様でした
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 10:25:22.45 ID:BGjz9Tl+O
完結乙です!
金髪に何度かバッドエンドにされたり
留学生の怒涛のゾロ目だったりととても楽しかったです
『私』にはこれから監視生活の中で爆弾処理に励んでもらいたい
944 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 10:59:34.89 ID:TtjN1jLDO
完結乙
皆にはこれからも末永くエッチな日々を送ってほしい
945 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 18:58:27.57 ID:IR3JA/FJ0
以下、埋め代わりのあとがき
安価とったりはないですのでどうでもいい方はスルーください

まさかこんなに長くなるとは思いませんでした
原因はキャラが増えすぎたことかな? 14人は多かった
中盤くらいまではキャラの連続安価採用を考慮してなかったから一部の子はどんどん描写が薄く……すみません

キャラが増えた分、一レスに文字数を詰め込みまして、だいたい1500〜2000字超え
ざっくり計算で一安価につき、本文2レス、安価4レス、雑談2レスとして35万字くらいは書いた計算です
そりゃ二年かかりますね
946 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/01/25(月) 18:58:54.22 ID:IR3JA/FJ0
キャラ寸評

・金髪ギャル
今スレでぶっち切りのヤベー奴。モチーフは某コッ○ロちゃんがナチュラルボーン闇属性だったらどうなるか、という妄想。原作はアニメしか見てないけど。
玄関先でハミチンしてるアラサーおっさんに話しかけるとか絶対ヤベーでしょ……何考えてんの……? というファースト安価から性格が決まりました。バッドエンド2回で安価をやり過ごすしかなくなったりもしました。
ですが、なんだかんだ言って性関係の経験値は皆無なので、うまいこと主導権を握ってベッドでのマウントを取ることに成功すれば、彼女の中のヒエラルキーがバグって勝機がありましたね。主人公(『私』)がビビり散らしていたので難しかったですが。

・ポニテ
 ヤベー女その2。尽くす系マゾ。精神的な陵辱はウェルカムだけど物理的に痛いのはちょっと……な面倒くさい女。まあ僕がハードコア系を苦手なだけですけど。
 精神的に主人公(『私』)を支える安価が多かったですね。手料理とか。コイツいつも女にメシ作らせてんな……。

・おかっぱ
 ヤベー女その3。信仰崇拝系ロリ。前作『セフレがほしい!』でもそうでしたけど、こういう精神が脆弱で何でも言う事を聞かせられそうな娘、好きですよね? 僕も好き。
 ただ中学生ってことでかなりシナリオに制限ができましたねー。主人公(『私』)をもっとアウトローなクズにすれば解消されたのかも。当初はもっとダークに寄せるつもりだったんですよね……。

・ヤンキー
 コスプレくそちょろヤンキー。前作にもいたな……。ヤンキーは恋愛関係でチョロくあるべきだと思うので、彼女もそうなりました。
 作中で深く関係を持ったヒロインの中ではかなりまともな常識人。完落ちは肉体面よりも精神面なので、彼女のラストは恋愛感情を認める方向で落ち着きました。
 ただねー……コスプレ関係の安価が鬼門でしたねー……。僕、エロ同人のふわふわした知識しかないので……。

・剣道少女
 追加ヒロイン・一。彼氏持ちってことで期待してましたが、運用上の問題から全然進みませんでした。残念。
 そのせいで彼氏くんがどんどんクズになりました。『彼氏の代わりにオレが本当のセックスを教えてやるぜ!』的な展開に、こちらでもっと誘導すればよかったですね。

・留学生
 追加ヒロイン・二。モチーフは某中東からの家出少女さんの二次創作。なんかですね、言葉遣いが緩い女の子を言いくるめて性交渉をしているけど、実は全部女の子は承知のうえでした、みたいな漫画がありまして。そりゃ、年頃の女の子が純粋なだけでいられるわけないよなと。
 なんで、英語をところどころ混ぜる話し方になったのですが、これがまた大変でした。Googleさんありがとう。

・オレンジショート
 追加ヒロイン・三。不憫枠。この娘の性格は単にギャップを狙っただけです。JCギャルが三人とも強キャラなのもつまらないかなって。
 彼氏からの被レイプをぶっ込みましたが、うまく機能しませんでしたね。

・桃髪サイド
 追加ヒロイン・四。強キャラだけどある程度は常識的。ちょいちょい姉御肌というか女王様気質? なのは僕がそういうの好きだからです。面倒見のいいドSっていいですよね。
 安価の消化で心の壁はかなり取り払えていたので、どんなセックスになるかなって思ってましたが、そこまで辿り着きませんでした。あと500くらいスレがあれば……。

・銀髪ロング
 援交JKヒロイン。明るいギャルに見せかけて心の闇が深い系女子。大好きです。
 体の関係が先で、あとから気持ちがついてくるストーリーにしようかな、と思って、両親の遺した家でセックスする展開にしました。のちのちの伏線にできるかなー、どうかなー、というところでタイムアップ。

・黒髪ツインテ
 いわゆる黒髪貧乳枠。モチーフは某所で湿度高めの娘ですが、扱いやすくするためにかなりデチューンしてます。原作の子はちょっと手に余る。
 主人公(『私』)の女関係が派手になってからの登場なので、どう転んでも美味しいなと思ってましたが時間切れ。安価機会に恵まれませんでした。

・大家娘
 酒乱。最初以外、出てくるときはだいたい酔ってました。引っ込み思案の設定なので、強引に迫っていくためにはお酒の力を借りるのが楽なんですよねぇ。
 『処女あげたのに私以外の女とも寝てるなんてサイテー! 責任とって!』で終わっちゃいました。このあたり、安価に丸投げは無責任でしたかね。むむむ……。

・おさげお嬢様
 お嬢キャラ。金髪ドリルなどの色物でない、純粋に良家の子女。剣道少女もそうですが、真面目に身を謹んできた女の子に道を踏み外させたい、っていうのは一般的な性癖だと思います。どっちも食い物にしちゃう前に終わっちゃいましたけど。

・施設後輩
 主人公(『私』)の過去を知る女。エロゲだと正ヒロインか黒幕ポジ。
 出場が中盤からなので出遅れましたね。ポニテはまだ大学生なので、社会人のパトロンとして頑張ってほしかったところ。
947 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 19:16:28.76 ID:IR3JA/FJ0
さて次回作ですが、悩んでます
構想はあるにはあるんですが、掲示板での安価システムに合うのかどうか

異世界転移系だけどユーザーフレンドリーもアフターケアも乏しいハードモードなのですね
歪な魔法文明、魔翌力を持つ物と持たざる者との間で固定化された階層社会、言語補正ナシ、容姿補正マイナスな感じで
適応力だけはあった主人公がなんとか頑張るストーリー、的なのです

でもこれ、戦闘描写なんかも含めると安価で処理するのしんどくない? ってことですね
乱数をこっちで決めてTRPG風にしてるスレもありますけど、僕、TRPG童貞なんですよね……むり……

なんでまあ、もしかしたらここではやらないかもしれないです
安価を取るのでなければ違うUIのほうが便利ですし

まあそんな感じで、次安価スレをすることがありましたらよろしくお願いします
ありがとうございました
948 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 23:01:44.18 ID:1xM9fPq+O
おつおつ
次回作楽しみにしとるよ
949 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 23:29:46.24 ID:ZbHDol15o
おつ
ずっと楽しく読んでたよ
もっと見たいシーンが山ほどあった…
950 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/26(火) 00:53:05.46 ID:CwjvgG9do
おつ
SS板でダイスロールありになるとかなり廃れた板かAA入りか逆に人が多すぎる場所があるね 次も開始したら参加するよ
951 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/26(火) 02:24:38.28 ID:nvesp+HFO
乙です
情報を集めずに適当な安価で戦闘入ったら即バッドでも楽しそう
またいつか新作を読めるのを楽しみにしてます
952 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/03(水) 14:04:09.71 ID:+Z+B0aCyO
某所にあげた短編気になる
953 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/09/13(火) 23:43:17.05 ID:ZpurzDlyo
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