【ファンタジー】歩む者たち【安価&コンマ】

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78 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/17(日) 16:23:45.47 ID:RTp4rglWO
魔物
【名前】死体盗みのザムザ
【種族】爬虫類人間(リザードマン)
【概要】行き倒れた冒険者の死体や墓場を荒らして遺品を盗み出すはぐれ者のリザードマン
    長剣の達人であり腕も確かだが、一族の面汚しと同族からも嫌われており賞金をかけられているお尋ね者
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/02/17(日) 16:42:59.85 ID:HV0wFmAY0
リディア(武器ランク2)ならわかるけど、アルテミシア(武器ランク6)とシェリア(武器ランク10)の武器いるかな?まぁ一応こんな感じで

武器(アルテミシア)
【名前】初級魔導士の練習杖
【種類】杖
【等級】4:てつのつるぎレベル
【概要】魔法使いを志す者が練習用に使う杖。空気中を漂う魔力を集めて魔法を使い易くする宝石が先端に付いている
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/17(日) 17:14:09.99 ID:RTp4rglWO
武器(シェリア)
【名前】 中級悪魔の尻尾鞭
【種類】鞭
【等級】5
【概要】戦いに敗れた悪魔の尻尾を加工して鞭にした物。悪魔の等級と使われた素材によって尻尾鞭のランクは決まる
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/17(日) 22:05:35.62 ID:T9jN7aTI0


【名前】工芸自治都市コムンバ
【名物】ガラス、石材、林業、建設業
【概要】温帯と乾燥帯の境に位置する、透明なガラスを安く提供できる技術を生み出した職人の町。
 3つの街道が伸びている流通の一等地でもあり宿場街としての働きも大きい。
 溶けるガラスや溶ける金属の様子で占う、珍しい火属性の占い師が集まる。修練を積むと炎だけで占いができるようになるとか。
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/17(日) 23:15:09.63 ID:7H5PrR2kO
魔物

【名前】以津真天(いつまで)
【種族】怪鳥
【概要】長い髪を無造作に伸ばした人間の顔に蛇の身体、大鷹の翼と足を持つ怪鳥
イツマデが「いつまで、いつまで」と鳴く場所には野晒しの死体があり、その近くを通りかかった者に鳴きながら鋭い鉤爪で襲い掛かってくる
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/18(月) 23:57:23.88 ID:rtt4s7Zz0
>>79、アルテミシアは無くても大して問題は無いけど、シェリアは欲しかったでござる(白状)


「ふむ…」

「ど、どうしました…?そんなに鞭を振るって…」

足を進める傍ら、シェリアは思案しながら鞭を振り回していた。危ない。

「ちょっと試したいことがあってな…。アルテミシア、構わんか?」

「…危ないことじゃなかったら…」

「大丈夫だ。怪我はせん。…それっ」

「ひぃぃ!!!」

シェリアはヒュッと鞭を伸ばす。手のように伸びたそれは、正確に杖を奪った。

「あぁ!?」

「…ふむ。成功か。ほれ、返すぞ」

「ひゃっ」

投げ返されたそれを、アルテミシアはあたふたしながら受け取る。

「…うむ。もう少し上達すれば、二人の役に立てる…か?」

鞭を見つめながら、少女はそう呟いた。
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/19(火) 00:04:51.94 ID:aMYHxH/60
森の最深部。小さな小屋がぽつんと建っている、険しい場所だ。

近付くほどに強くなる、甘ったるい匂い。決して気分の良いものではなかった。

「これって…アレの匂いですよね…?」

「…ああ…吐きたい。少し失礼していいか?」

「我慢してください。終わったら幾らでもやっていいですから」

「…うぅ…」

風の魔力を矢に纏わせ、番える。先手必勝。一撃必殺。

「行きますよ…」

「うむ…」

「はぅ…」

一番前にリディアが配置され、後方にアルテミシアとシェリアがいる。普通、射手が後ろのはずなのだが。

息を吐き切り、意識を集中させる。しかし。

「いらっしゃ〜い。あら!美味しそうな娘が…一人だけじゃない」

「………!?」

「何外しておる!?」

いけない。視線と発言、その他諸々に惑わされて狙撃を外してしまった。
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/19(火) 00:17:58.85 ID:aMYHxH/60
「もぉ〜〜〜…。私は人間のおっぱいが欲しいのよ。同族の母乳なんか要らないわ」

「我を同族と申すか。…巫山戯るな!そこに直れ!」

「…わたしはちんちくりんですからね。そうですよね要りませんよね」

少なくとも、シェリアは自分と同じくらいある。人間の血が入ってないと駄目なのか。

何にしても、母乳を出す家畜として扱われるのは御免だ。

「…まあいいわ。大きいのも小さいのも同族のも、皆美味しく頂こうかしら」

「うぷ…。近づくな、気持ち悪い」

「私だって傷つくのよ!?そんな言い方やめてくれる!?」

「じゃあ、その汚らわしい液体を洗い流してこい!!!」

「無理!!!」

二人が論争している間に、魔力の充填は完了した。

無視されっぱなしだったアルテミシアも、半泣きで魔法を撃とうとしている。

「私が洗ってあげる」

「へ?ちょ、その魔法は止めて!マジ止めてぇ!!」


↓1 リディア側の行動 コンマ一桁が高いほど有効

↓2 サキュバスの行動(-1) 最終値が上回った時に安価の行動をする
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/19(火) 00:19:54.78 ID:VU+X5NGDO
はい
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/19(火) 00:20:30.29 ID:o0L7G/NHO
魔法弾乱射
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/19(火) 00:38:20.94 ID:aMYHxH/60
「いやぁ〜ん!」

水を纏った狙撃をひらりと避け、サキュバスはフワフワと宙に浮く。色々と丸見えだがいいのか。

「『夜を照らせ、聖なる白星!』」

「『ラノヴァ』!」

光の弾が杖の周りに作られ、それは空にいるサキュバスに飛んでいく。それを見るサキュバスは、微動だにしない。

「あら、じゃあ私も♪」

指を舐め、一度だけ弾く。すると、手のひらサイズの紫色の魔力の塊が空を覆った。

「…これは結構しんどいんだけど、その分はあなた達の母乳で回復させてもらうわね〜」

「断る。貴様が飲めるのは、リディアの水の魔力だけだ」

「結局私がやるんですね!!!」

雨のように降り注ぐ魔力の中で、自分たちに当たる物だけを撃ち抜いていく。

生憎、矢の数は無限ではない。撃ち落とせる数にも限界がある。

「…もう無理」

だが、それは相手も同じ。勝負はここからだ。


↓1 リディア側の行動 コンマ一桁が高いほど有効

↓2 サキュバスの行動(-1) 最終値が同じか上回った時に安価の行動をする
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/19(火) 00:52:25.39 ID:jmJvhHK2o
弓に力を込めて一点突破
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/19(火) 01:13:11.89 ID:i2Y1kwpw0
色気仕掛け
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/19(火) 01:31:07.28 ID:aMYHxH/60
「こうなったら…私のお色気攻撃で…」

そう言って、サキュバスは徐に服を脱ぎだす。だが。

「元から裸みたいなものだろうに!!!」

「ひゃん!」

既に肌を見せている上、こちらは同性だ。余程のことが無い限り欲情などするはずもない。馬鹿なのだろうか。

ペチンと鞭が柔肌を叩く。露出していた皮膚が赤く腫れている。

シェリアがやったからこの程度で済んでいるが、熟練者がやったならば、肉を断たれていただろう。

「…ごもっとも。私も遠慮せず撃ちますよ」

風の魔力を先端に圧縮し、威力を上げる。この一撃ならば、かなりの打撃を与えられる。

「『風穿射』!!!」

「きゃあぁっ!」

咄嗟に飛翔したサキュバスの足を矢が貫通する。赤黒い血が滴り、サキュバスはよろける。

「ひっどぉい…。女の子にこんな怪我をさせて…」

「因果応報だろう。人に迷惑を掛けるからだ」

「そうしなきゃ生きられないのよぅ…」

ぶつぶつと文句を垂れるサキュバス。戦意は少し喪失したようだ。


↓1 リディア側の行動 コンマ一桁が高いほど有効 差が6を超えると撃破

↓2 サキュバスの行動(-2) 最終値が同じか上回った時に安価の行動をする
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/19(火) 01:35:48.86 ID:o0L7G/NHO
リディアの弓矢、アルテミシアの魔法、シェリアの鞭の波状攻撃
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/19(火) 02:07:36.17 ID:aMYHxH/60
夜遅いのでここまで 投降時間が遅すぎたと反省 安価は下ずらしです 募集は前と変わりません(オサレ魔法が欲しい(我儘))
昼から更新できるかもしれません
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/19(火) 02:07:46.24 ID:Jjj2uyd+0
快楽の波動
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/19(火) 15:17:18.66 ID:jmJvhHK2o
魔法
【名前】アクア・ボム
【属性】水
【対象】術者以外の生きている存在全て
【概要】水の塊を飛ばして、命を持つ存在に近づくと破裂する。既に死んでいる等、命を持たない存在には反応しない。生きているなら味方にも反応する為、敵と味方の距離が近い場合は注意する必要がある。水の塊が大きい程威力は増すが、魔翌力の消費も比例して大きくなる。
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/02/20(水) 15:37:29.62 ID:IhBz4Rnk0
魔法
【名前】ファイアプリズン
【属性】火
【対象】敵一体
【概要】檻を模している炎で敵を囲み、行動を封じつつ火傷によるダメージを与える。植物や氷系の敵には効果絶大
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/02/20(水) 16:47:35.37 ID:IhBz4Rnk0

魔法
【名前】タービュランス
【属性】風
【対象】術者を中心とする周辺一帯
【概要】術者の周辺一帯に急激な上昇気流を起こして敵味方問わず空中へ巻き上げ、その後下降気流を発生させて地面へ叩きつける。術者に寄り添っていれば被害は免れる

魔法
【名前】ウインドシア
【属性】風
【対象】敵1〜数体
【概要】局地的に複数の風向きや風速が異なるタービュランスを集結させて指定範囲内を攻撃する上級魔法。タービュランスを集結させる分だけ威力も大きくなるが、当然使用される魔力も多い

魔法
【名前】ロトンクラウド
【属性】陰
【対象】敵一体
【概要】対象を腐敗効果のある酸性のガス雲で覆い、対象だけではなく身に付けている武具にもダメージを与える。ミスリルやオリハルコン等の腐敗しない物には効果が薄い
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/20(水) 18:40:41.06 ID:ifcyhaE90
魔法

【名前】リトレイ・グレネイド
【属性】陽
【対象】爆発範囲一箇所
【概要】物理的なエネルギーを伴う光の球を生み出してぶつける初歩の攻撃魔法。
 鍛えれば消費が少なくなり連発できるが……自分の手で投げるという動作が必要なため避けられやすく、爆発するので混戦でも使えない。
 「物に火をつけることができずすぐに火が消える火炎ビン」を何個でも持っていられる、という認識で使った方がいいだろう。
 馬車の上から追っ手にばらまくなどという状況ではめっぽう強い。

【名前】リトレイ・スウィープス
【属性】陽
【対象】同一線上
【概要】人間大の光球を上でも左右でもどこにでも投げ、その光球からさらに光の帯を放射して薙ぎ払う曲射攻撃。
 光球自体にも攻撃翌力があるが、内部にエネルギーを溜め込んでいるため触れれば爆発し、光の帯は不発する。

【名前】シャドウボルト
【属性】陰
【対象】1体
【概要】エネルギーを削る「影の矢」を作り出し射出する初歩の攻撃魔法。別に昼間だろうと全方向から光の当たる場所だろうと使用に不都合は無い。
 一直線にしか飛ばないが速度はクロスボウの矢と同じくらい早く、敵に当てやすい。
 傷をつけることがなく直接的に疲労させる効果を持ち、無機物には効果が無い。物品を傷つけず熱エネルギーも削るため、火を消す時に役立ったり。
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/23(土) 02:45:16.42 ID:T17MUc3I0
色々と募集に応えてくださってありがたいです 時間が取れたので、本日昼より更新予定
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/23(土) 03:02:23.62 ID:Hs1gYqzAO
出来ればトリ付けた方がエエで
本人であっても、他人が乗っ取りと主張して勘違いされるケースも無くはないから
101 : ◆eFGNQWs9NU [saga]:2019/02/23(土) 16:10:08.09 ID:/I5JoOTe0
酉はあまり付けたくないでござる でも、そうせにゃならん時はありますよね ありがとナス 最初の一レスだけ付ける


「…もう怒ったわ。女の子だろうと効果バツグンなとっておきを使ってあげるっ!」

両手でハートを作り、サキュバスは腕を前に突き出した。ろくでもないことが起きる気がする。

「シェリアさん」

「承知した!」

「ひぃん!?」

素人が操っているとはいえ、鞭が与える恐怖心は非常に大きい。

既に、サキュバスはその痛みを味わっている。それを憶えているなら、反射的に避けるはずだ。

「アルテミシア!」

「は、はい!」

「『強欲なる影よ、光を貪れ』」

「『撃影・シャドウボルト』!」

「痛っ!…くない?」

影のように真っ黒な矢が、サキュバスの胸を貫く。

『シャドウボルト』は陰属性の初歩魔法。直接的なダメージは与えられないが、エネルギーを奪える。

「…あれ?力が…」

へなへなと脱力し、地面に落ちていくサキュバス。隙だらけなその状況をリディアが見逃すはずがない。

「うっぐ…。あぁぁぁあ!?」

二本の矢が、左肩と右の羽を撃ち抜いた。羽はもげて地面に落ち、バランスを崩したサキュバスは満身創痍だ。

どうせこの世は弱肉強食。強い者が生き延び、弱い者は死ぬだけだ。

それが摂理なのだ。恨むなら、弱い自分を恨んでほしい。


↓1 リディア側の行動 コンマ一桁が高いほど有効 差が2を超えると撃破

↓2 サキュバスの行動(-3) 最終値が同じか上回った時に安価の行動を成功させる
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/23(土) 16:13:01.84 ID:c1uLgT5xO
三人の力を一つにした合体魔法
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/23(土) 16:45:10.37 ID:0RLQJf3b0
同情を引く魔眼(魔術的な効果あり)
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/23(土) 17:00:00.07 ID:/I5JoOTe0
「シェリアさんは陰、アルテミシアは陽の魔力を」

「む…?分かった。どれだけ使えるかは分からんが…」

「分かりました…」

リディアは水の魔力を圧縮する。輪の形に圧縮されたそれに、シェリア、アルテミシアの魔力が集う。

「…死ねないの。私はまだ死ねないのよ!」

叫んだ刹那、サキュバスの瞳が妖しく光る。攻撃態勢に入っていた三人は、完全に無防備だった。

「ぐうっ…!この『眼』は…!?」

「え…えっと…。斃すの…止めにしませんか?」

脳内にイメージが流れ込む。サキュバスの過去らしき映像が、映し出される。

まやかしか、それとも真実か。それを判断する材料は無い。ならば。

「斃してから考えるのよ…!づぅ…あぁ!!!」

拒絶しようとする身体を、無理矢理抑え込んで魔法を放とうとする。

この一撃が届くか、心が屈するか。全ては、神のみぞ知る。


↓1 リディア側の判定 差が2を超えると撃破

↓2 サキュバスの判定(-2) こちらが上回ると戦意喪失
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/23(土) 17:12:14.52 ID:0lZcOfBfO
アッー!
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/23(土) 17:13:01.17 ID:69Btn1uEo
あっ判定かぁ
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/23(土) 17:25:03.88 ID:/I5JoOTe0
「…クソッ…」

視えた光景が、嘗ての自分を想起させた。彼女もまた、自分と同じ虐げられた者だと思ってしまった。

だから、撃てなかった。討てなかった。そんな力は、もう無かった。

原形を失った魔力が霧散し、手に持っていたロングボウを落とす。

それを見た二人がリディアの前に立ち、こう告げた。

「…今回は見逃す。だが、捕らえていた人は皆解放しろ」

「もう…貴女とは戦いたくありません…」

「いいのぉ…?せっかく、ここまで痛めつけたのに…見逃しちゃって…?」

瞳の光は疾うに消えていた。今の選択は、彼女たち自身が選んでいる。

なら、取るべき行動は一つだった。


奇数:呪いを掛けて家畜化を試みる
偶数:素直に逃げていった
ゾロ目:自分の心臓を抉り取った

↓1
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/02/23(土) 17:29:01.28 ID:0RLQJf3b0
家畜希望
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/23(土) 17:46:57.94 ID:/I5JoOTe0
「その気遣い…ありがたく頂戴するわね…」

よろめくサキュバスの指が、紫色に光る。すると、小屋が同じ光を放った。

「はぁ…はぁ…。これで、皆の呪いは解けたはずよ…」

「…分かった。さっさと行け」

「言われなくても…そうする…わ…」

サキュバスを黒い霧が包む。それが消えた頃には、サキュバスの姿は無かった。

「…依頼は失敗ですね…」

本来の目的は、彼女を討伐すること、殺すことだった。目的は果たせず、拉致された人たちを救助するだけに終わった。

初めての一仕事は、苦い結果で終わることになった。


【依頼】人飼いサキュバスの討伐 失敗

【報酬】無し


↓1 村に戻った後の行動
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/23(土) 17:51:35.79 ID:0lZcOfBfO
使用したアイテムの補充と休息を取った後、新たな依頼を探してみる
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/23(土) 18:09:04.86 ID:/I5JoOTe0
ほぼ使い切った矢を補充し、宿屋で一泊する。怪我は無かったが、魔力の消費が多かった。

昼間の掲示板の前に、三人が佇む。どの依頼が身に合っているか、考えているのだ。

「これは?」

「我はパス」

「わ…私も…」

メモに一つ一つバツ印を付けていく。残った依頼は以下の四つだけだった。


【依頼】アサランソールへの物資輸送 

【難易度】C

【報酬】武器を二つ、(コンマ×100)ゴールド

【同行者】一人あり


【依頼】アシッドフライの大群の退治

【難易度】B

【報酬】宝の地図、(コンマ×150)ゴールド

【同行者】無し


【依頼】死体盗みのザムザの捕縛もしくは殺害

【難易度】A

【報酬】???

【同行者】無し


【依頼】謎の怪鳥の討伐

【難易度】???

【報酬】???

【同行者】一人


↓2 上記から一つだけ選択 難易度はCが普通の冒険者でこなせるレベル、Aが熟練(7)の冒険者じゃないと難しいレベルです
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/23(土) 18:57:44.32 ID:j5+xbH7b0
アサランソールへの物資輸送
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/02/23(土) 20:13:12.69 ID:0gnXiJw50
↑だな
114 : ◆eFGNQWs9NU [saga]:2019/02/23(土) 23:57:24.45 ID:kef+dL3B0
「背伸びする必要は無いですよね」

リディアは、ペンを一枚のビラに向ける。この中で一番簡単な依頼だった。

「…そうだな。誰が同じ依頼を受けているかは分からんが、下衆でないことを祈っておこう」

シェリアは、過去の陵辱が原因であるトラウマを抱えている。

故に、同性である自分たちですら、打ち解けるまでそれなりの時間の要した。

「そ、そういう人はリディアさんが懲らしめますよ…。…たぶん」

「すぐ私を頼るのね…。まあ、その時は痛い目を見てもらうわ」

集合日時は来週だ。それまでにやることは、今のところ無い。


↓1 自由安価

↓3 同行する冒険者 コンマで戦闘力などを同時に判定
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/24(日) 00:13:54.33 ID:JH+gGEmJO
街の周辺の雑魚モンスターを倒してレベルアップ狙うべ
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/24(日) 00:14:10.98 ID:g9iKhWGI0
とりあえず一日休憩、天気も悪くないのでテラスのあるカフェとかで落ち着く。次の日からは物資を補給したりルーティンワークの鍛練をしたり。
って感じでも良い?
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/24(日) 00:16:55.04 ID:RndlTKSJO
前に挙がってる冒険者選ぶのかな?
>>37
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/24(日) 00:16:55.23 ID:e0QUxRaS0
>>24

新しい冒険者の方が良いなら安価下
119 : ◆eFGNQWs9NU [saga]:2019/02/24(日) 00:31:37.77 ID:x82QBrXs0
>>117、新しいのでも既存のでも大歓迎やで 既存のは、安価無しで出演したりする 説明不足ですみません


町の周辺には草原が広がっており、のどかな空気が流れている。

だが、そんな場所にだって魔物は生息している。弱い種類が多いが、仮にも魔物。人一人なら殺せる。

「あっ…可愛い猫ちゃん…」

「………」

「な、なんで殺したんですか!?」

「あれ、魔物だもの。故郷で良く仕留めてたわ。皮が小道具の材料にピッタリなの」

伸びをしていた猫を射抜き、皮を剥いでいく。こういった作業は、故郷ではカーストの低い人に優先的に与えられていた故、慣れている。

空を見上げると、飛龍の群れが右から左へと飛び立っていた。


↓1 リディア判定 0のみレベルアップ

↓2 アルテミシア判定 7以上でレベルアップ

↓3 シェリア判定 3以上でレベルアップ

↓4 【スナッチ】の追加効果 奇数だと安価のアイテム入手(性能は控え目でオナシャス)
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/24(日) 00:34:34.98 ID:6OxXHii30
はい
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/24(日) 00:36:22.10 ID:RndlTKSJO
>>119
回答ありがとうございます。折角なんで冒険者はそのまま>>37
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/02/24(日) 00:39:06.22 ID:e0QUxRaS0
そいやっさ
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/02/24(日) 00:47:47.30 ID:g9iKhWGI0
獣の爪・アクセサリ
戦闘で三回目の優劣判定に+1
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/24(日) 00:49:48.90 ID:g9iKhWGI0
さげわすれごめんなさい。
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/24(日) 00:52:36.71 ID:x82QBrXs0
↓1 シェリアゾロ目なので追加判定 レベルアップは確定で、0を引いたりしたらまた特殊能力が増えます
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/24(日) 00:57:24.74 ID:dKwr8F4i0
はい
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/24(日) 01:03:00.22 ID:x82QBrXs0
アルテミシアが0出してたの忘れてた ↓1に書かれた特殊能力を取得
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/24(日) 01:37:09.17 ID:JH+gGEmJO
魔翌力収集
敵が魔法使い系だった場合、レベルアップに必要なコンマが少し緩和される
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/24(日) 01:48:10.13 ID:x82QBrXs0
本日はここまで 飛び飛びで再開するのに付き合ってくれてありがとうございます
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/24(日) 01:49:05.33 ID:x82QBrXs0
書き忘れてた 設定募集は終了後であれば、いつでもしておりますのでお気軽にどうぞ
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/24(日) 12:37:56.56 ID:SMLzb6a2O
人物
【名前】 ダーケス
【種族】人間
【性別】 男
【年齢】 36
【得意武器】直刀刀身の仕込み刀がついた杖
【属性】陰(闇)or無属性(或いは両方 各種毒や催眠、能力ダウン系統のデバフ類による相手を傷付けにくい方法での無力化が得意
【概要】
容姿: ちょっと小太り気味の大らかそうな体型
性格: 表向きは見た目通りの大らかなタイプだが実際は異性を調教して楽しむS
来歴: 表向きは各地を回る普通の商団のトップだが裏では違法品などの密売を行なっている
他各地の村などで美女や美少女を見つけると商団の一員に雇いたいと行ってお金を渡して村から連れ出し商団専属の娼婦や奴隷にしている(村の方にはバレにくい様に仕送りと称したお金を送っている)


こんなのでもok?
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/02/24(日) 13:41:13.47 ID:e0QUxRaS0
なんかアイディアいっぱい湧いた。いっぺんに投稿しますがよろしいでしょうか?

人物
【名前】クルミ
【種族】人間(人飼いサキュバスの家畜)
【性別】女
【年齢】15歳
【得意武器】杖を使用し魔法を唱える。また調理道具を武器代わりにして戦える
【属性】風属性・無属性(治療や解毒、解呪といった仲間の回復魔法)
【概要】
性格:世間知らずでのんびりしていが、お使いで街に来た際襲われたかけた経験から、男は乱暴な生き物だと思い嫌っている
    乳搾りはするのもされるのも大好きで、事あるごとに母乳を搾ってほしいと懇願する
容姿:亜麻色の髪をショートボブにしたJカップの爆乳で、家畜の呪いで牛の角と尻尾があり栄養価の高い母乳が出せる。首輪を装着しメイド服を着ている
来歴:幼い頃に親に捨てられ、人飼いサキュバスに拾われ魔術を仕込まれながら家畜兼メイドとして飼われていた。家畜とメイド以外の人生を知らない
    いなくなってしまった人飼いサキュバス捜しているが、もし見つからなければ新しい主人(女性限定)に飼われたいと願っている

武器(リディア)
【名前】シルバーボウ&専用の矢
【種類】弓矢
【等級】6:中盤の街で売ってるレベル
【概要】銀と銀糸を使って作られた弓と教会の魔よけの加護を授かった矢のセット。不死(アンデッド)や魔族に効果が高いが、その分値段も高い

武器(シェリア)
【名前】ブラッディ―ローズ
【種類】鞭
【等級】7:終盤の街で売ってるレベル
【概要】毒があるトゲが生えた魔界のバラから採取される蔓を武器として加工した鞭。ダメージだけでなく毒を与える追加効果もある

魔物
【名前】アックスビーク
【種族】怪鳥
【概要】斧状の鋭い切れ味の嘴を持つダチョウの様な怪鳥。同族への仲間意識が強く、巣に踏み入った者や仲間に危害を加える者には嘴の一撃をお見舞いする。卵は大きく美味だが収穫しにくいので高値で取引される

魔物
【名前】インプ
【種族】悪魔(淫魔)
【概要】子供の淫魔族。魔法が使えるがまだ未熟で大した魔法は使えない。両性具有(ふたなり)で、幼い頃の経験次第でインキュバスかサキュバスに成長が別れる。当然エッチな事が大好き
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/02/24(日) 14:46:54.50 ID:e0QUxRaS0
すいません、>>132の「アックスビーク」は某ゲームで登場してるらしいので、名前を「ヘッドアクスズ」に変更お願いします
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/24(日) 15:20:43.18 ID:tE22VSCAO
街?
【名前】?モイ
【名物】地下水脈の水、ワーム料理、キノコ料理、ワームの地酒
【概要】砂漠の地下に栄えた街。土の建物とランタンの明かりで全体的にオレンジな情景。
正規のルートは限られた人しか知らず、余所者は案内役を雇うか砂漠の流砂に呑まれたあと運よくたどり着くしか訪れる手段はない。
地下水脈から直接汲む水とワームという虫やキノコを使ったゲテモノ料理が珍味として美食家の間で知られている。
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/02/24(日) 19:50:40.20 ID:dKwr8F4i0
魔物

【名前】ファイアードレイク
【種族】爬虫類
【概要】ものの本には「翼の無いドラゴン」などと書かれている事もあるが、実際は火を吹く大きなツノトカゲである。主な生息地は砂漠。
 体表のウロコはさほど硬くなく、毒矢なども効果を発揮するはず。
 知能も低い。万一森になど現れれば後先考えず火を吹いて大火災を起こす。(そして大抵エルフやトレントに討伐される)
 魔法はほとんど通じるものの冷気攻撃だけは効果が低い。夜の砂漠の寒さをものともしない事からも温度に関する耐性がうかがえる。
 水を撃ち出す攻撃魔法なら抜群に有効だが、砂漠において水を攻撃に使っていいかは人によって意見が分かれるところだろう。

【名前】エンシェント・ファイアードラゴン
【種族】ドラゴン
【概要】絶滅したとされる太古のファイアードラゴン。出現すれば国ひとつ滅ぶ瀬戸際の危機だったという。
 体長は1kmにも及び、サラン大砂漠にはその遺骸が洞窟のように点在している。千年経とうともその竜鱗は風化しないのだ。
 この遺骸を財の貯蓄場所にしている者は現代でも居るが、広大な砂漠に埋もれた隠し場所を偶然見つけられる確率は天文学的に低いだろう。
 仮に見つけられたとしても、砂漠を自由に行き来できる・または空間転移ができるような魔術師の用意した罠や番人が弱いわけがない。
 なお、休憩場所として位置情報が公開されている遺骸も1箇所あったりする。

【名前】スパークルニードラー
【種族】サソリ
【概要】発情効果のある毒を持つサソリ。体長は人差し指程度の小ささ。
 神経に作用し、成人なら刺されておよそ1分ほどで擬似的な絶頂に至り、その後も10分ほどは欲求が高まる。
 しかし言ってしまえばそれだけのことであり、毒が体に残ることも無い。なぜこんな進化をしたのか……
 と思いきや巨大砂虫などの節足動物に対しては多大な作用を及ぼし、体液として多量の水分を失い死に至る特効毒になる。
 毒は錬金術師達に需要があり、それなりに良い値で取引されている。
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/25(月) 00:48:02.20 ID:FQyjD4Re0
>>132、案投下の手順などに特に制限は無いです 今日の昼くらいから始めるんじゃ
137 : ◆eFGNQWs9NU [saga]:2019/02/25(月) 00:48:39.71 ID:FQyjD4Re0
身元証明忘れてた
138 : ◆eFGNQWs9NU [saga]:2019/02/25(月) 17:16:10.53 ID:E9xDp4sX0
シェリア 戦闘力 2→3 アルテミシア 戦闘力 4→5 スキル【魔力収集】を習得


「…もういいだろう。町に戻るぞ」

魔物狩りを初めて数時間。日が傾き始めており、風がざわついている。

「嫌な風…。嵐でも来るのかしら」

「生暖かくて…不気味ですね」

猛烈に風が吹いているが、肌寒く感じるどころか、その暖気に気色悪さを感じてしまう。

遠い空では、雲が渦巻いている。その渦中には、何かがあった。

「………?」

眼を凝らすが、よく分からない。狙撃等をする都合上、目は利くのだが。かなり遠くにあるようだ。

「どうしました?」

「いえ、何でもないわ。帰りましょうか」

町に到着した数分後、周辺一帯は大嵐に見舞われた。
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/25(月) 17:18:42.75 ID:E9xDp4sX0
あっそうだ(唐突) リゲル登場するならコンマ判定しなきゃ

↓1 コンマ二桁が戦闘力で、一桁が武器のランク
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/25(月) 17:19:41.43 ID:huFd2FU/0
はい
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/25(月) 17:21:42.93 ID:oiPo9BtfO
あれ?
>>114の↓3で判定もうとってなかったけ?
なかったらもう一度そりゃ
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/25(月) 17:40:35.03 ID:E9xDp4sX0
ホントだ恥ずかしい


依頼に指定された日がやってきた。『アサランソール』までは数百kmあるので、馬車を予め借りておいた。のだが。

「…まさか、同行者の人も借りていたのか…?」

集合場所には既に、白馬が引く馬車があった。装飾からして、気品のある方の所有物だ。

「あぁ…。君たちもこの依頼を受けていたのか。俺一人でも充分だったんだけどなぁ」

中から顔を出したのは、金髪の眼鏡だった。第一印象は『インテリな学者』だった。

一番に目を引いたのは、皿に盛られている雑草だ。美味しそうな見た目をしているそれは、故郷では有名な毒草だった。

「あ…それ毒ありますよ」

「え?」

忠告も虚しく、口に放り込まれたそれを咀嚼し、飲み込んだ。毒草だと知っても尚、彼はそれを食べていた。

「…うん。不味い」

「………」

眉一つ動かさずそう言った男性。表情には、何の変化も見られない。

「それじゃ、出発しよう。荷物はこっちに積んでるから、気にしないでいい」

「…大丈夫なんですか?」

「うん。俺、こういうのを食べるのには慣れてるから。下手な毒じゃ腹痛一つ起こさないよ」

何というか、医学に喧嘩を売ってるような気がする発言だった。


↓1 どんなイベントがあったのかを記入 二桁コンマが1、2だと戦闘へ

1〜3:進捗5%
4〜6:進捗10%
7〜9:進捗20%
0:進捗20%&謎のダンジョンに迷い込む
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/25(月) 17:43:54.34 ID:U1rimdwNO
死体盗みのザムザが死体を荒らしている場面に遭遇(ザムザはこちらに気付いていない)
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/25(月) 18:00:06.69 ID:E9xDp4sX0
平原を抜け、緩やかな勾配の坂を上るリディアたち。日が暮れてきたが、まだ視界は良好だ。

「…のどかだな」

馬車の中から、前方を進むリゲルには聞こえない音量で、シェリアは呟く。

「そうですね」

シェリアの言う通り、のどかだ。出発して半日近く経つのに、魔物一匹とも遭遇していない。

(このまま、平穏に物事が進めばいいのに)

淡い希望を抱くリディア。そんなリディアの希望は、一瞬で砕け散ることになる。

「………?どうした?男よ」

不意に、リグルの馬車が動きを止める。武器を取って馬車を降り、近辺に流れる川に視線を向けた。

「お静かに。面白いヤツがいるんでね…」

視線の先に蠢く影。それが何かは、リディアだけには分かった。

「あれ…人間…?いや、亜人か」

常人よりも大きな身体。歪な形をした四肢と頭部。腰背部に差した一本の長剣。それが誰か、彼女は知っている。

『死体盗みのザムザ』。リザードマンの剣士で、現在指名手配中の人物だ。

かなり腕が立つ剣士で、何人もの冒険者を返り討ちにしている、危険な存在だ。

だが、ヤツは気付いていない。何かを熱心に物色しているようだ。


1:今のうちに攻撃する
2:触らぬ神に祟りなし

↓1
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/25(月) 18:12:53.74 ID:s5tpTaJ00
2
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/25(月) 18:21:54.72 ID:E9xDp4sX0
「…先を急ぎましょう。私たちだけでは、勝てるとは思えない」

「それが良い。俺も、あんたたちを手伝う気は無かったしね」

薄情だと一瞬思ったが、本来それが当然だ。あくまで、我々は『同じ依頼を受けて、協力している者同士』というだけなのだ。

余計なことに首を突っ込む人を助ける義務などは無い。

「そろそろ飯の準備かな。夜になる前に、食料を取ってくるか」

「木の実でも取ってきますか?」

「頼んだ。俺は、適当に動物でも仕留めてくる」

二手に別れた食料班とお留守番組。二人が戻ってくるまでの間、シェリアとアルテミシアは魔法の練習に勤しむ。

リディアは堅実に、誰でも食べられるような木の実を拾ってきた。

それに対し、リゲルは見かけた動物を片っ端から殺し、持ち帰ってきた。

収穫物の半分は食えたものではなかったと、後にシェリアは語った。


現在進捗10%

↓1 どんなイベントがあったのかを記入 二桁コンマが1、2だと戦闘へ

1〜3:進捗5%
4〜6:進捗10%
7〜9:進捗20%
0:進捗20%&謎のダンジョンに迷い込む
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/25(月) 18:34:37.87 ID:pDbNoMvXO
一応協力者なので、お互い夕食後に自己紹介
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/25(月) 18:59:20.98 ID:E9xDp4sX0
「…ふむ。美味い物はとことん美味いのだな」

「おっ、分かる?」

「ふん…。貴様のように、身分を棄てる程ではない」

「…身分を剥奪された我が言える立場ではないがな」

チビチビと木の実を齧るシェリアは、そう小さく零した。その眼は憂いており、虚ろだった。

重苦しい空気が流れ、口数が一気に減る。その空気に耐えられなくなったのか、アルテミシアはローブで頭を覆った。

「…えっと。目的地に到着するまでは協力者なわけだから、自己紹介でもしましょうか」

「俺は別にいいけど」

口に肉を放り込んだリゲルは、わざとらしく咳払いをした。

「ゴホン…。俺はリゲル。そこの…シェリアだったか?が言ったように、元は貴族的な立場だった」

「まあ、色々あって地位を棄てることになってな。そこからは、旅をしながら未知の美食を求めてる」

「…こんなもんでいいか?」

「どうも」

手を挙げて返事をするリゲルは、徐に立ち上がって馬車に向かう。

それを制止するリディアだったが、足は一向に止まらない。

「俺の紹介は終わった。これでいいだろ」

「でも、他の人がまだ…」

「…俺はいない方がいい。シェリアのことを想ってるのなら、引き止めるのは賢明な判断とは言えないな」

「あっ…」

「んじゃ、おやすみ。寝坊するなよ〜」

これ以上、彼に何かを言うのは無意味に感じた。だから、止めることが出来なかった。

来歴は分かったが、彼の人となりが見えない。それが、何よりも怖かった。


現在進捗30%

↓1 どんなイベントがあったのかを記入 二桁コンマが1、2だと戦闘へ

1〜3:進捗10%
4〜6:進捗15%
7〜9:進捗25%
0:進捗25%&謎のダンジョンに迷い込む
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/25(月) 19:12:45.51 ID:U1rimdwNO
薬の材料になりそうな薬草が群生していた
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/25(月) 23:19:43.41 ID:psAK5XMx0
今更かもしれないけど、雷とか氷とかは>>1の六属性の派生です 雷は土、氷は水に内包されてます
この属性はどれに含まれるんだ?って思ったら、気軽に質問してクレメンス 今安価とかで出てるキャラの変更願いも受け入れます


長い坂を越え、森林に入った一行は、特にアクシデントが起こるわけでもなく、平和に進んでいた。

どこを見ても、青々とした樹が立ち並んでおり、木々の間を一直線に貫くように、道が広がっている。

「こういう森って、珍しいキノコとか生えてるよな」

「…まさか、食べるんですか?猛毒キノコとかも山ほどあるのに」

「ああ」

人間なのか疑いたくなるが、リゲルは外見上は人間に該当する。紛い物、半端な存在の自分が言うのも何だが。

奥に進んでいくと、次第に霧が濃くなっていく。これ以上進むのは危険と感じた。

「これ以上はやめましょう。今日はここで野宿です」

「はぁ…。いつになったら着くのやら」

「まだ半分だ。近づいてはいるんだから、焦りなさんな」

馬車を停め、焚き火を点ける。ぱちぱちと音を立て燃える炎が周囲を明るく染めた。

「さて、と。また食料調達かねぇ」

「…前みたいに変な物を持ってくるなよ」

「それは無理な話だ。気になったものは全部食べる性質なもので」

「リディア…介護は頼んだぞ」

「…今回は、別行動無しで行きましょう」

「あいよ」

採集用の道具を背中に背負い、二人は森の奥へと消えていった。
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/25(月) 23:40:05.88 ID:psAK5XMx0
「この木の実は食用で…。こっちは…下処理をすれば美味しいもの」

自然に関する知識が抜群なのは、自然と共に生きるエルフの特徴だ。

ハーフとはいえ、純血種と同じように生きてきたリディアもまた、例外ではなかった。

「これとこれとこれ。あとこっちもいいか」

「あぁ…。また適当に突っ込んでる…」

そんなリディアをよそに、リゲルは好き放題に植物を回収している。聞く耳を持っていないなこの人。

「…あれ?この草は…」

木の根元に、奇妙な草が生えていた。書物で見たことがある。

「ということは、この先に…」

情報を頼りに、奥へ足を運ぶ。あの本に書いてあることが正しければ、この先に。

「あった」

そこには、辺り一面に薬草が生えていた。それを丁寧に摘み取り、ポーチに仕舞っていく。

この薬草を調合すれば、いい薬が出来上がる。

「不味いなこれ」

「…勝手に薬草を食べないでもらえます?」

当然と言わんばかりに、協力者は薬草を千切って食べていた。食用じゃないのに。


現在進捗40%

↓1 どんなイベントがあったのかを記入 二桁コンマが1、2だと戦闘へ

1〜3:進捗10%
4〜6:進捗15%
7〜9:進捗25%
0:進捗25%&謎のダンジョンに迷い込む
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/25(月) 23:45:44.65 ID:X7N0AKKR0
昔使われてた砦跡で休憩。もしかしたら使える道具があるかも
153 : ◆eFGNQWs9NU [saga]:2019/02/26(火) 00:17:36.37 ID:Hz1W/Jk80
酉忘れてた


森と荒原を隔てる場所に、荒れ果てた砦跡があった。長い間人が入っていなかったようで、足跡一つ見当たらない。

「丁度いい。今日はここで休憩だ。ここなら、魔物もそう襲ってはこない」

テキパキと準備をし、一人で食料をつまんでいるリゲル。他人の分まで食べないのなら、もう放っておくことにした。

「…しかし、古い砦ね。築数百年は経ってるかしら」

「えぇと…。確か、五百年ほど前に世界規模で戦争がありました…よね?」

他の人種と友好関係を築き始める前のこと。今から五百年ほど前に、世界中で戦争が勃発していた。

大まかに分けると、人類、亜人、天使、魔族の四種が、生存のために争っていたのだ。

自分たちと違うことは、それだけで不安を、恐怖を煽る。それを如何にかするべく、滅ぼす選択をした。

だが、それは叶うことが無かった。疲弊した各陣営は争いを止め、生存のために手を取り合うことを決めた。

この砦跡は、その戦争の名残。惨劇があったことを示す遺物だ。

「もしかしたら、掘り出し物があるかもしれないな?」

「かもですね。丁度暇だし、皆で探してみる?」

「み、皆さんがするのなら…」

荷物を下ろし、一行は物色を始めた。


1〜3:何も無かった。
4〜6:低ランクの物を見つけた
7〜9:普通に使えそうな物を見つけた
0:おやおや?この輝きは…

↓1 リディア

↓2 アルテミシア

↓3 シェリア
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/26(火) 00:20:39.67 ID:n5KUquAXO
コンマかな?
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/26(火) 00:22:11.63 ID:hCeL36z3o
だが食ってみたら美味いかもしれないだろう
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/26(火) 00:37:49.39 ID:v5/60fVEO
レアカード
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/26(火) 00:41:01.25 ID:Hz1W/Jk80
武器とかであれば4〜6のものを、アイテムとかは結構自由に書いて大丈夫です

↓1 リディアの入手品

↓2 シェリアの入手品
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/26(火) 00:47:00.62 ID:ZktVqzxGO
武器
>>132のシルバーボウ
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/26(火) 00:55:19.06 ID:kadq3g0v0
スキルが習得できる本。
だめなら安価した
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/26(火) 01:03:44.80 ID:Hz1W/Jk80
今日はここまで スキル本はバランスを考慮して、使用時に確率習得するようにします
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/26(火) 01:04:30.31 ID:ZktVqzxGO
乙でした
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/26(火) 01:11:15.10 ID:kadq3g0v0
おっつ
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/02/26(火) 18:44:29.83 ID:fitgbZcQ0
魔物

【名前】ノクタ・カクタ
【種族】植物
【概要】歩くサボテン。特殊な能力は持たず身体能力も低い。ただ熱毒を持っており、トゲが刺さったらすぐ抜かないと危険。
 普通のヘビなどの毒と違ってダメージを受けることは無いが、判断力・集中力が下がるため魔法関連の能力がガタ落ちする。

【名前】リクイドサンド
【種族】鉱物
【概要】砂オバケ。本当に子供の絵本に出てくるような、シンプルな目と口と手だけが付いた砂のかたまり。斬撃や刺突は効果が薄い。
 防御力は高いが強くはなく、体には風の精霊力をたっぷり含んだ鉱物エアラライトや砂金などが多く混ざっており、出会えたらラッキー。
 生き物と見れば襲いかかってくる凶暴な魔物でもあるので遠慮なく倒してしまおう。
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/26(火) 19:37:46.80 ID:hCeL36z3o
魔物

【名前】マッドオオサンショウ
【種族】ドラゴン
【概要】全身が泥に覆われた、非常に巨大な怪物。皮膚は異様に堅く、動きは遅いが圧倒的な質量を持って敵を叩き潰す。口からあらゆる物体を破壊する泥の水流を発射する。普段は寝てばかりの怠け者だが、縄張りに入った存在は容姿無く仕留める。定期的に縄張りを移動するので、移動先が街道や交易路だったりするとその一帯は封鎖される。
165 : ◆oKcMbcCGiY [sage saga]:2019/02/26(火) 20:49:22.44 ID:JmKjwxYl0
良かれと思いまして、リディア達の現在のステータスをまとめてみたものを置いておきます。お役に立てればよいのですが…

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メインキャラクター

【名前】リディア
【種族】ハーフエルフ(人間とエルフのハーフ)
【性別】女
【年齢】20歳
【得意武器】弓・短剣
【属性】風・水
【戦闘力】7
【武器】2(くだものナイフレベル) 故郷から持ち出したロングボウと銅製の短剣だ。性能は劣悪。現在シルバーボウ(ランク6)を入手している
【概要】容姿:金髪でボブショートの整った顔立ち、上から98・75・89の巨乳巨尻
     目的:閉鎖的なエルフの里の外を見るための旅
【所持品】ポーション(回復薬)と毒消し薬。故郷で作られている高級品
【特技・呪文】(未登場)

【名前】アルテミシア
【種族】人間
【性別】女
【年齢】18歳
【得意武器】杖 魔石
【属性】陽 陰
【戦闘力】5(元のレベル:3)
【武器】6(中盤の街で売ってるレベル) 師匠から譲り受けた杖と魔石。性能は申し分なく、魔石に込められた魔力の属性はアルテミシアも知らない
【概要】性格:気弱で引っ込み思案
     容姿:緑髪のロングストレート 小柄で華奢
     目的:賢者の師匠の後継者となるべく修行の旅をしていた時にリディアと出会う
【所持品】飲料水・簡易テント
【特技・呪文】『シャドウボルト』『魔力収集』

【名前】シェリア
【種族】魔族
【性別】女
【年齢】225歳
【得意武器】 先端が三又に別れた鞭を使う
【属性】 闇属性と無属性(主に状態異常を引き起こす補助魔法)
【戦闘力】3(元のレベル:1)
【武器】0(伝説装備レベル) 一族に伝わる先端が三叉に分かれた鞭。所有者をシェリアと認めているため、奪われずに済んだ
【アクセサリー】『獣の爪』戦闘で三回目の優劣判定に+1
【概要】容姿:紫の長髪で黒色のゴスロリドレスに身を包んだ少女。豊満な体つきをしている。
     目的:魔族の貴族だったが、他の魔族に敗北した際に幽閉される。その間に強姦されて娘を孕まされて出産したが娘は連れ去られてしまった。その娘を探しだして取り戻すべく旅をしていた所リディアと出会い、助けを求める
【所持品】煙幕・保存食
【特技・呪文】『スナッチ』


『一時同行中』
【名前】リゲル
【種族】人間
【性別】男
【年齢】26
【得意武器】片手剣、拳
【属性】火、水
【戦闘力】0(4?)
【武器】4(3?)
【概要】燻んだ金の少し長めの髪。銀縁眼鏡にロングコートの見た目は学者風の男。何処かの国の貴族だったそうだが、飽くなき食への探究心から地位を捨て、世界中の未知の美味を探す放浪の冒険者となった
     食べれそうなものはとりあえず洗ったり火を通したりしてすぐ実食する行動派であり、そのおかげか身体はちょっとやそっとの毒は受けつけないくらい丈夫
166 : ◆oKcMbcCGiY [sage saga]:2019/02/26(火) 20:51:39.20 ID:JmKjwxYl0
今までの安価もまとめたものも置いておきますね。これで全部のはずです

魔物

モモタロウス(>>38)
ドラゴンベアー(>>40)
人飼いサキュバス(>>42)
ウェアウルフ(>>76)
アシッドフライ(>>77)
死体盗みのザムザ(>>78)
以津真天(>>82)
ヘッドアクスズ(>>132-133)
インプ(>>132)
ファイアードレイク(>>135)
エンシェント・ファイアードラゴン(>>135)
スパークルニードラー(>>135)
ノクタ・カクタ(>>163)
リクイドサンド(>>163)
マッドオオサンショウ(>>164)
_____________________________________________________________________________________________________________________________________



大砂漠に一番近い町アサランソール(>>39)
工芸自治都市コムンバ(>>81)
?モイ(>>134)
_____________________________________________________________________________________________________________________________________

武器

【リディア】
シルバーボウ&専用の矢(>>132)

【アルテミシア】
初級魔導士の練習杖(>>79)

【シェリア】
中級悪魔の尻尾鞭(>>80)
ブラッディ―ローズ(>>132)
_____________________________________________________________________________________________________________________________________

アクセサリー

獣の爪(>>123)
_____________________________________________________________________________________________________________________________________

魔法(火→風→土→水→陽→陰の順)

【火】
ファイアプリズン(>>96)

【水】
アクア・ボム(>>95)

【土】

【風】
タービュランス(>>97)
ウインドシア(>>97)

【陽】
リトレイ・グレネイド(>>98)
リトレイ・スウィープス(>>98)

【陰】
ロトンクラウド(>>97)
シャドウボルト(>>98)
_____________________________________________________________________________________________________________________________________

特技

スナッチ(>>75)
魔力収集(>>128)
_____________________________________________________________________________________________________________________________________

「未」登場人物一覧

シャーリー(>>4)
エルク(>>22)
ヘルム(>>23)
マーシュ(>>24)
カトレア(>>25)
ノア(>>41)
ダーケス(>>131)
クルミ(>>132)
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/27(水) 13:59:21.29 ID:dDUZC4KMO
>>166
モイの前の?は半角スペースが入っちゃって文字化けしてるだけなんでもし登場させてくれる機会があったら?とってください。
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/27(水) 21:39:44.20 ID:rOLoZOVm0
まとめ死ぬほどありがたいのですが、一箇所訂正願いです 獣の爪はコンマ判定で失敗してるので未所持となってます


今にも崩れだしそうな建物に入る。壁には複数の白骨がもたれ掛かるようにあり、錆びた剣や矢が突き刺さっていた。

戦闘で亡くなった兵士たちなのだろう。風化してどこの物か判別出来なかったが、王家の紋章らしきものが刻印されていた。

「手に持ってるのは…弓?矢は、突き刺さってるもの以外は無いのね」

軽く弓を引っ張ってみると、ボロボロと掴んでいた手の骨は崩れていった。何かしらの魂の残滓があると思ったが、それすらも風化していたようだ。

「綺麗…。…この矢、祈りが込められてる。だから、魂も清められていたのね」

「ありがたく使わせてもらいましょう」

弓を背負い、矢を矢筒に入れる。予想以上の収穫に、思わず表情が綻ぶリディアだった。
169 : ◆eFGNQWs9NU [saga]:2019/02/27(水) 21:48:57.75 ID:rOLoZOVm0
あと、リゲルのステは>>117の方を反映してます


同じ頃、シェリアは詰所跡地を探索していた。天井はとっくの昔に吹き飛んでいたらしく、瓦礫で地面は埋もれていた。

「煙たいな…。服が汚れなければいいのだが」

ぱたぱたと手で扇ぎ、奥へと進む。本棚だけが綺麗に残っているのが、気になったのだ。

「これは…虫に食われて駄目だな。こっちも…む?」

読めないものを投げ捨てているシェリアの眼に、一冊の本が映った。この本だけは、傷一つ無かった。

「ふむふむ…。指南書か。何か収穫があっただけマシよな」

指南書を引き抜き、鞄に仕舞う。鼻歌まじりに戻るシェリアだった。


現在進捗55%

↓1 どんなイベントがあったのかを記入 二桁コンマが1、2だと戦闘へ

1〜3:進捗10%
4〜6:進捗15%
7〜9:進捗25%
0:進捗25%&謎のダンジョンに迷い込む
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/27(水) 21:53:26.06 ID:B8n1clnEO
アサランソールへの道のど真ん中に、あからさまに怪しい宝箱がポツンと…
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/27(水) 22:00:45.94 ID:rOLoZOVm0
「暑い…」

「おいおい、まだ砂漠まで遠いんだぜ?我慢してくれ」

「服…脱いだらどうですか…?」

「…背に腹は代えられんか」

馬車の中でドレスを脱ぐシェリア。豊満な身体が艶めかしい。

男子の視線が気になるが、中の様子までは見えないはずだ。自分の身体が壁になっているし、たぶん大丈夫。

「おっ。宝箱か」

「道のど真ん中に???」

「罠っぽいな」

豪華な装飾が施された巨大な宝箱が、ポツンと置かれていた。怪しさマックスだ。


1:御開帳!
2:無視するしかないじゃない

↓1 1を選んだら同時にコンマ判定

1〜4:罠。盗賊軍団と戦闘
5〜7:ミミックなんだよなぁ
8、9:本物の宝箱だった
0:謎の宝石が…(特殊ルート)
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/27(水) 22:01:56.09 ID:uteiJ/bwO
ん?てことはリゲルの強さって国滅ぼすレベルか?
なんでも手当たり次第食いまくって滅ぼすのかな……
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/27(水) 22:05:23.45 ID:5/jfqmafO
怪しすぎるから、やめとこう 2

>>172
書き込む前にリロった方がいいよ?
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/27(水) 22:11:07.31 ID:rOLoZOVm0
>>172、リゲル「強いドラゴンとか肉質良さそうじゃん?そういうのを狩るなら強くないと」


「…無視です無視。欲に溺れて身を滅ぼしたらアウトです」

「ん。じゃあ先に行くか」

「ガタガタ…」

寂しそうな目で、横切るリディアたちを宝箱は見つめていた。やっぱり罠だった。

「………!」

ぴょこぴょこ跳ねる宝箱だが、誰もこちらを振り向こうともしない。

悲しそうに、宝箱は項垂れた。


現在進捗70%

↓1 どんなイベントがあったのかを記入 二桁コンマが1、2だと戦闘へ

1〜3:進捗10%
4〜6:進捗15%
7〜9:進捗25%
0:進捗25%&謎のダンジョンに迷い込む
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/02/27(水) 22:19:36.72 ID:CncKCzqrO
超巨大なモンスターが上空を飛んでいた。
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/27(水) 22:20:25.28 ID:CncKCzqrO
さげわすれました。すみません。
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/02/27(水) 22:31:00.89 ID:rOLoZOVm0
砂漠が地平線付近に見えてきた。もうすぐ、目的地に到着するだろう。

だが、近づくにつれてどんどん気温が上がっていく。

「はぁ…暑い…。水…」

「これを…。まだ、予備はありますので…」

「水浴びしたい…リディア、水魔法を…」

「それは我慢してください…。んく…」

水を流し込むと、一気に全身に生命が駆け巡るような感覚がした。

「妙だなぁ。ここはそれほど暑くないはずなんだが」

今は夕方。日も隠れ始めているのに、何故か暑い。

「グルルルルルァァア…」

「…誰か何か言いました?」

「ちょっと、怖いこと言わないでよアルテミシア」

「………!上だ!」

リゲルの号令を耳にした三人は空を見上げた。そこには。

「ゴルルアァァァァァァアアアァア!!!」

「ひっ…!」

「何よ…これ…!?」

そこには、巨大な龍がいた。この時代にいるはずもないものが。

エンシェント・ファイアードラゴン。太古の時代に絶滅した龍が、大空を舞っていた。


1:攻撃してみる
2:逃げる

↓1 戦闘になったら、たぶん二人くらい死にます
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