【安価とコンマ】退廃ファンタジー

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1 : ◆GsFNmlQwPk [saga]:2019/02/18(月) 09:41:15.71 ID:WfFpt9M70
既に二度の文明が滅びた。
 
神々が争い、そして滅び、世界に魔力が満ちた神話文明。
 
潤沢な魔力を用いて魔術を発展させ、戦争により滅びた魔導文明。
 
いま、二つの文明の跡を継ぎ、一つの文明が起こっていた。
 
魔導文明の悲惨な争いにより、有害魔力で汚染された大地。乱れた法則に従う自然、突然変異を起こした強大な魔獣や危険な魔法生物。
 
人間を始めとした人類近縁種が生きて行ける環境は、もはや防衛機能の生きている魔導文明の遺跡だけだった。
 
第三の文明。
 
名付けるならば『遺跡文明』
2 : ◆GsFNmlQwPk [sage saga]:2019/02/18(月) 09:53:03.44 ID:WfFpt9M70
だめだ。R板に立ってしまうバグの回避ができないのでこっちでやります。
3 : ◆GsFNmlQwPk [sage saga]:2019/02/18(月) 09:53:38.83 ID:WfFpt9M70

人類近縁種は、遺跡で肩を寄せあい、自然の暴威に怯えてくらしていた。
 
ある日、一人の優しい少年が滅びたはずの神から力を授かった。神話文明で力を失った神が、力を取り戻すために信徒を作り出したのだ。
 
後に【ジョブ】と呼ばれるようになるそれは、少年の場合【剣聖】だった。
 
只人とは一線を画す力を得た少年は、自然界へ挑み、人類近縁種に多くの富をもたらした。そして、自らの主神、平和を司るピースの為に遺跡を統治した。
 
それ以降、様々な神が人類近縁種へ【ジョブ】を授けるようになった。
 
【ジョブ】を持つ人間が増え、英雄だった彼らの存在は身近になり、いつしか【ジョブ】の有無は『人類近縁種』か否かを分ける境界線となっていた。
4 : ◆GsFNmlQwPk [sage saga]:2019/02/18(月) 09:54:55.97 ID:WfFpt9M70
ここは『塔の遺跡』
 
人間近縁種が暮らせる遺跡の一つである。防衛機能や塔のインフラを整えるシステムが頂上にある関係で、塔の上ほど上流階級、下に行けば貧民区、塔の麓はスラム街という分かりやすい区分けがされていた。
 
塔の中で暮らせるのは【ジョブ】を持つ者のみ。貧民区の出身だろうと、【ジョブ】を持っている。
 
【ジョブ】を持たない人類近縁種は、全員スラム街で暮らすことを余儀なくされている。
 
 
 
 
あなたたちは自我を取り戻したばかりの神
 
『必然と偶然を司るアンカー・コンマー』
 
自らの力を取り戻すため、信徒を作り、活躍してもらい、供物を捧げてもらわなければいけない。
 
しかし、塔の中で暮らしている人類近縁種は全て【ジョブ】持ち、つまり他の神のお手付きだ。
 
あなたたちはスラムの民に【ジョブ】を授けるしかない。
5 : ◆GsFNmlQwPk [sage saga]:2019/02/18(月) 09:55:45.35 ID:WfFpt9M70
キャラシ
 
【名前】
【外見】
【性格】
【スラムでの立ち位置】任意
【ジョブ】
【ステータス】
《体力》体力は下記の値の合計値。初期は400固定
―――――――――――――――――
《膂力》50は最低値
《知恵》50
《防御》50
《精神》50
自由振り分け200
――――――――――――――――――
 
 
安価↓5くらいまで
出揃ったらアンケート取ろうと思います。
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/18(月) 10:06:43.00 ID:vjiQ47Hb0
【名前】ウィリアム・ラスターカ (あだ名はウィル)
【外見】 230cmの巨躯、身体中に様々な傷
【性格】温和、騒動があるとその巨躯の威圧感をもって鎮圧する。必要ならば力もちゅうちょなく行使する
【スラムでの立ち位置】自警団員
【ジョブ】戦士
【ステータス】
《体力》体力は下記の値の合計値。初期は400固定
―――――――――――――――――
《膂力》120
《知恵》70
《防御》130
《精神》80
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/18(月) 10:30:51.79 ID:wrEp5sYtO
【名前】 スピカ
【外見】 白金色の長髪を持つ華奢な少女
【性格】 心優しい博愛主義
【スラムでの立ち位置】自身の生活も裕福ではないが、困っている人には物資を分け与える慈善家。彼女を支持する貧民は多め
【ジョブ】 僧侶
【ステータス】
《体力》体力は下記の値の合計値。初期は400固定
―――――――――――――――――
《膂力》50
《知恵》150
《防御》90
《精神》110
――――――――――――――――――
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/18(月) 11:41:59.98 ID:IFWVk9BM0
【名前】 バレッド・ヴィクトル
【外見】 銀髪蒼眼の顔立ちの整った青年、迷彩のフード付きの外套で顔を隠している。
【性格】 慎重な性格で状況判断及び空間把握能力が高い
【スラムでの立ち位置】盗賊・義賊でスラム街で私服を肥やす悪人から食糧や金品を奪い身寄りのない子供や力のない人々に与えて守っている。スラム街の悪人以外からは慕われている。
【ジョブ】 魔法銃士(魔法戦士のガンナー版)
【ステータス】
《体力》体力は下記の値の合計値。初期は400固定
―――――――――――――――――
《膂力》55
《知恵》150
《防御》95
《精神》100
――――――――――――――――――
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/18(月) 12:12:08.65 ID:iMQyBN7/O
【名前】 クリシゥス・アーネストラント
【外見】 銀髪青眼、顔つきはいいが目つきが悪い青年。体つきは細身だが鍛え上げられている細マッチョ。腰には簡素な装飾が施されたサーベルを差している。
【性格】 クールで常に冷静。しかし金にがめつい守銭奴。
【スラムでの立ち位置】用心棒
【ジョブ】 魔法剣士
【ステータス】
《体力》400
―――――――――――――――――
《膂力》130
《知恵》80
《防御》70
《精神》120
――――――――――――――――――
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/18(月) 12:16:41.04 ID:6psd9YYA0

【名前】 アラン・レガシー
【外見】灰色の髪を一束に結んだ少年。
【性格】基本的に人を信用しないが、強い絆を持つ者には優しく接している。
【スラムでの立ち位置】孤児のリーダー
【ジョブ】 とうぞく
【ステータス】
《体力》体力は下記の値の合計値。初期は400固定
―――――――――――――――――
《膂力》75
《知恵》75
《防御》75
《精神》75
――――――――――――――――――
11 : ◆GsFNmlQwPk [saga]:2019/02/18(月) 12:21:35.35 ID:WfFpt9M70
書き込みありがとうございます。
アンケートで主人公決めようと思います。
6-10の中でいいと思う子一人投票
↓7まで
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/18(月) 12:45:45.99 ID:bU9ZUjM0O
火力防御特化のヘビーアタッカー
知性メンタル特化の回復要員
知性メンタル特化のサポート&攻撃翌要員
火力メンタル特化のアタッカー
バランス型のリーダー格
とりあえず全員特徴あって悩むけど、応用性高そうなバレッドでお願いします
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/18(月) 13:11:01.63 ID:xgqtE+VjO
全員でパーティー組んだらほぼ完璧なバランスに見えるが、とりあえずヒーラーの>>7
ところで>>10のステ合計値100不足してない?
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/18(月) 13:21:53.20 ID:6psd9YYA0
申し訳ないです、ステータスは均等に100でおねがいします
15 : ◆GsFNmlQwPk [sage saga]:2019/02/18(月) 14:05:58.35 ID:WfFpt9M70
>>14
了解です。
>>13
ありがとう、気づきませんでした。

16 : ◆GsFNmlQwPk [sage saga]:2019/02/18(月) 17:42:22.71 ID:WfFpt9M70
20:00時点でアンケ打ち切りにして話を進めたいと思います。
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/18(月) 19:00:30.79 ID:C3M1V8Tj0
世界観がいいね。ファンタジー系スレは大好物なんで期待
キャラはスピカ選んどく
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/18(月) 19:52:01.19 ID:CT/zpyFB0
ウィリアム
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/18(月) 19:54:43.29 ID:64PxKedg0
バレッド
20 : ◆GsFNmlQwPk [saga]:2019/02/18(月) 21:04:33.15 ID:WfFpt9M70
遅れてすみません。
スピカとバレット二票づつなので決選安価で↓1
奇数スピカ
偶数バレット
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/18(月) 21:10:39.63 ID:qNNS0/fuO
てい
22 : ◆GsFNmlQwPk [sage saga]:2019/02/18(月) 21:13:09.81 ID:WfFpt9M70
アンケートと安価ありがとうございます。

今回はスピカで話を進めていきたいと思います。
23 : ◆GsFNmlQwPk [saga]:2019/02/18(月) 21:18:46.46 ID:WfFpt9M70

真っ白な朝日が昇り、巨大な塔が長く影を伸ばした。

街を一つの見込めそうなほど巨大な塔は、実際その中で多くの人類近縁種が生活を営んでいる。外界の脅威に怯えることもなく、飢えや不衛生とも無縁の世界だ。

スピカは、そんな塔を見上げることしかできないスラムの民の一人だった。

塔の麓に家とも呼べない住処を作り、両親の顔も知らず、スラムの仲間と細々と暮らしている。裕福な生活ではなかったが、不幸かと聞かれたらスピカは首を横に振った。

スラムの仲間には優しい人もいるし、可愛い年下の子たちもいる。貧しくとも心は満ち足りていた。

……ただ、スラムの生活に全く不満がないかと言われると素直に頷けなかった。

スラムの仲間たちは、時々冷たい人間になることがあった。それは食料が足りない時や寒さに震えているとき。魔獣の脅威にさらされているとき。

スピカは彼らのそんな瞬間を見ることが嫌いだった。

彼らをそんな風にしてしまう環境を変えられたらと、思っていた。


24 : ◆GsFNmlQwPk [saga]:2019/02/18(月) 21:24:40.49 ID:WfFpt9M70

その日、スピカは妙な感覚を覚えて目を覚ました。

緩慢な動作で体を起こす。スピカの長い髪の毛が肩を流れて華奢な体をなぞった。元は白金の輝きをもっていたであろうその髪は、砂埃に汚れて灰色になっていた。

塔の麓、もはや何の魔術的恩恵もない、傾いた柱の陰に作ったスピカの拠点は衛生的とは言えない。

「力が、みなぎっている……」

自身の手のひらを何度も結んでひらいて、体の調子を確かめる。栄養失調気味であるはずの体には、昨日とは比べ物にならない力宿っていた。

それに何より……。

「【ジョブ】がある。【僧侶】、それが私の【ジョブ】」

スピカの体には【ジョブ】が宿っていた。神々が人類近縁種に与える加護。持てる者と持たざる者の境界線。

「一体、どんな神様が私なんかを。アンカー・コンマー、様?」

スピカは、なぜか自分に力を渡した神の存在を感じ取れた。とてもマイナーで、信徒はスピカしかいない、弱小の神。

しかし、それでもスピカは感謝した。

「この力があれば、スラムの皆を助けられるかも……」

そんな可能性をくれた神様だったから。

「最初は、祈りを捧げないといけないのね」



安価↓1祭壇の形、祈りの形、シンボル。どれか一つだけもあり
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/18(月) 21:42:00.87 ID:qNNS0/fuO
祈りは普通の両手合わせ
シンボルは00の上に99がくっついたような奇妙な形
26 : ◆GsFNmlQwPk [saga]:2019/02/18(月) 22:26:34.09 ID:WfFpt9M70

スピカの頭にアンカー・コンマーのシンボルと祈りの形が浮かんできた。

まるで昔から知っていたかのような奇妙な感覚だ。

スピカは火の落ちた焚火から炭を持ち出し、拠点の壁にシンボルを書き上げた。

「00」の上に「99」のついた見たこともない形だ。

なぜだかスピカにはその文字が特別神聖に思えた。「00」と「99」だけでなく、同じ数字が並んでいる様子を思い浮かべると力が湧くようだった。

スピカは両手を合わせて瞳を閉じた。

(これが神様の加護。不思議な感じ……)

決して陽気な季節ではないはずなのに、体がぽかぽかと温かくなってくる。

スピカが暫くそうしていると、拠点の入り口に気配を感じた。

「……スピカちゃん、お腹すいちゃった」

そこにいたのはよくスピカが面倒を見ているスラムの子供たちだった。

「あ、ごめんね。配給もらいにいこっか」

スピカは子供たちの手を引いて配給へ向かった。
27 : ◆GsFNmlQwPk [saga]:2019/02/18(月) 22:27:53.81 ID:WfFpt9M70


スラムでは何か所か、朝と夜に配給を行っている場所がある。

平和を司るピースの信徒が無償で行っているのだ。

スピカたちも列に加わった。列は順調に消化され、スピカたちは、固いパンと具の少ないスープを受け取った。

「全然お腹いっぱいにならない……」

「私の、半分こしよっか」

食べ盛りの子供に、スピカはご飯を半分あげた。

嬉しそうな子供の様子を眺めながら、今後の予定を考えた。

(いつもなら塔から捨てられたごみをあさりに行くところだけど、今は神様の加護がある。依頼所に行ってみようかな……)

依頼所は、スラムで幅を利かせている集団が開いている仕事の斡旋所だ。

手数料は高いし、用意された仕事は昨日までのスピカでは手も出せないようなものばかりだったが、今は違う。

神様の加護があれば、解決できる依頼もあるかもしれない。一つでも依頼が達成できれば、今日は配給だけではないご飯にありつけるだろう。




スピカは依頼所に行ってもいいし、いつも通りゴミ捨て場に行ってもいい。勿論それ以外の行動をとってもいい。

自由安価↓1
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/18(月) 22:34:44.70 ID:Xw2tq/Uc0
依頼所へ行く
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/18(月) 22:36:17.19 ID:uT/chszgO
依頼を受ける前にまずは授かったジョブの力を隠れて確認する(どの程度の回復ができるかとか、回復以外の技能とか)
30 : ◆GsFNmlQwPk [saga]:2019/02/18(月) 23:03:11.78 ID:WfFpt9M70
(よし、依頼所に行ってみよう。この子たちに美味しいもの食べさせてあげたいし、私もちょっとお腹すいたし……)

スピカは子供たちに自分たちだけでゴミ捨て場に行くよう言い聞かせた。

「私は依頼所に行ってくるから、ね?」

「いらいじょー? やめたほうがいいよ、怖い人一杯だよ?」

「私は大丈夫だから。それより、ゴミ捨て場で拾ったもの、取られないように気を付けてね」

「うん……、わかった」

スピカは子供たちと別れて依頼所に向かった。

依頼所はスラムの一番内側。つまり塔の外壁に沿った区画にあった。スピカの拠点よりは家らしい場所だ。

扉なんてものはないので、スピカはそのまま足を踏み入れた。

依頼所の中にあるのは、炭で依頼の書かれた木版がいくつもと、形だけ取り繕ったカウンターに座る男の人。

そして、依頼を受けに来た人たち。彼らは例外なくスピカより年上で、粗末ながら装備で身を固めていた。

子供も無防備な格好をしているのもスピカだけだ。

スピカが入った途端、そこにいた全員の視線がスピカに集まった。
31 : ◆GsFNmlQwPk [saga]:2019/02/18(月) 23:04:38.99 ID:WfFpt9M70
依頼所にいる人たちの中で、短剣を携えたお姉さんが話しかけて来た。

「ここはあんたみたいのが来る場所じゃないよ。ゴミ捨て場に帰んな」

スピカは首を横に振った。

「私、依頼を受けに来たんです」

一拍の間をおいて、依頼所が爆笑の渦に包まれた。

「ちょっと笑わせないでよ。ひひ、お腹痛い」

お姉さんが滲んだ涙を指先で掬った。

「やめとけやめとけ、無駄死にするだけだ」

近くにいたおじさんが呆れたように言い放った。

スピカは顔を赤くして、それでも食い下がった。

「でも、一回くらい、試してみても、いいじゃないですか……」

最後は尻すぼみになっていたが、服の裾を握りしめて言い切った。

カウンターにいた男がスピカを見もせず、依頼所全体に聞かせるように声を上げた。

「依頼の受注と報酬以外は自己責任。それがここのルールだ」

その一声で、依頼所の喧騒は収まった。各々が以来の板を眺めている。

スピカもおどおどと木の板を眺めた。
32 : ◆GsFNmlQwPk [saga]:2019/02/18(月) 23:18:17.72 ID:WfFpt9M70
木の板は、近所のおじいちゃんから文字を習っただけのスピカでも十分にわかる簡単な言葉で書かれていた。

依頼と、報酬、それと数字が書いてある。

「この数字は何ですか?」

「難易度だよ。低いほど簡単ってこと」

スピカがさっきのお姉さんに聞くと、さらっと答えてくれた。


依頼はすべてスラムの外に出なければいけないものばかりだった。

スピカは採集依頼(難易度1)を受けてもいいし、討伐依頼(難易度2)を受けてもいい。
勿論それ以外の依頼を探してもいい。
難易度の目安
「1」【ジョブ】なしの大人ならこなせそう
「2」【ジョブ】なしの大人でも熟練ならこなせそう
「3」【ジョブ】なしの大人複数で何とかする

自由安価↓1 自作の依頼は難易度もつけてくれると助かります。
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/18(月) 23:30:48.26 ID:uT/chszgO
堅実に1の採集依頼から
34 : ◆GsFNmlQwPk [saga]:2019/02/18(月) 23:31:47.24 ID:WfFpt9M70
あ、前の安価が「依頼所にいく」だったので、依頼を受けるのは一旦後回しで、別の行動をとるのもありです。

安価引き続き↓1
35 : ◆GsFNmlQwPk [saga]:2019/02/18(月) 23:33:14.86 ID:WfFpt9M70
タイミング悪かったな。許して。

>>33さん採用します。
36 : ◆GsFNmlQwPk [saga]:2019/02/18(月) 23:53:53.71 ID:WfFpt9M70
(初めてだし、簡単な依頼にしたほうがいいよね)

スピカは依頼所で一番難易度の低い木の実の採取依頼を受けることにした。

「クズドングリ」という木の実を十個納品。報酬はマナという貨幣単位で5。

5マナは塔の外壁に立つ比較的ましなお店でパンが二つ買えるかもしれないくらい。

スラムの外、つまり塔の防衛機能の効果が薄れていく境界線より先は、微量な汚染魔力が漂う地域で、そこで育つ生き物や木の実には特別な力が宿ったものも多い。

今回依頼が出されている木の実もその類だ。

スピカは木の実を加工した粗悪な傷薬が貧民区に卸されていることを知っていた。

「この依頼、受けたいんですけど」

スピカが木版を指さすと、カウンターにいた男が炭を投げてよこしてきた。

「木版の下のところに名前を書け」

木版の下にはすでに他の名前が書いてあった。スピカもそれに倣って名前を書く。

「書きました」

「んじゃ行ってこい。炭は返せ」

「……はい、ありがとうございました」

スピカは炭を男に返すと、一礼して依頼所を出た。
37 : ◆GsFNmlQwPk [saga]:2019/02/18(月) 23:54:54.42 ID:WfFpt9M70

依頼所を出たスピカだが、依頼所にいた人たちの様子と自分を見比べて不安になった。

今のスピカは全くの無防備で、ただのスラムの子供だ。あるのはアンカー・コンマーの加護だけ。

その加護だってはっきりと把握できていない。

スピカはこのまま依頼に向かってもいいし、ゴミ捨て場で装備をあさってもいい。人目に付かない場所を探して力を試してもいい。勿論それ以外の行動をとってもいい。

自由安価↓1〜3

今日は最後の安価にしたいと思います。1〜3で矛盾がなければ順に描写しようと思います。

お付き合いありがとうございました。
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/19(火) 00:07:03.62 ID:0A+H0HP30
無難に一旦ゴミ捨て場に向かい子供達の様子を見つつ装備を整えるとかかな?
スピカ以外他の選考漏れの人ってNPCとか敵な感じで仲間に出来ます?バレッドとウィリアムがいれば遠距離近距離回復サポートで中々のパーティー組めそうな気がするし
39 : ◆GsFNmlQwPk [sage saga]:2019/02/19(火) 00:20:54.07 ID:Jjj2uyd+0
>>38
せっかく考えてくれたのでなるべく早いうちに仲間にできるよう考えてみます。その場合はバレッドですかね?
再アンケートやったほうがいいとか意見あったらくれると参考にできます。
あと、わかりにくいところがあったら気楽に聞いてください。
明日起きたら答えようと思います。
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/19(火) 00:23:50.21 ID:9v8hZCw5O
塔の外についてはの情報を集める、境界線の先に出るために万全の情報を用意して無駄な危険に足を突っ込まないようにするためにも情報は必要。出来れば外に出たことのある人に付き添ってもらえないか頼めるのが理想で
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