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【安価とコンマ】退廃ファンタジー
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260 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/04(月) 23:40:57.65 ID:xR7l5TFY0
昨日は寝落ちしてすみませんでした。それと、安価は思いを伝えるのみを採用させていただきました。
◆
スピカはクリシゥスがサーベルの点検を終わらせたタイミングを見計らって声を掛けた。
「おはようございます。クリシゥスさん」
「ああ、スピカか。どうした? 割のいい話でもあるのか?」
「割のいい話、ではないと思いますけど、クリシゥスさんにお話があるんです」
「……まあ聞いてやる」
「ありがとうございます! あの、実は私、【ジョブ】が宿りまして……」
「ちょっと待て」
「はい?」
「場所を変えるぞ」
「は、はい」
261 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/04(月) 23:41:41.44 ID:xR7l5TFY0
スピカはクリシゥスに連れられてスラムでも人気のない場所に来た。
「ここならいいだろ、続きを聞かせてもらおうか」
クリシゥスに促されたので、スピカは要件を包み隠さず話した。
魔力も纏って見せ、スピカが【ジョブ】を持っているという確かな証拠も見せた。
全てを聞き終わったとき、クリシゥスはひどい頭痛に襲われているような顔をしていた。
「お前、それはもう誰かに話したのか?」
「はい、ウィリアムさんとバレッドさんに」
「……そうか」
(あのお人よしどもなら少なくとも言いふらされることはなさそうだな)
「あの、何か言いましたか」
「いや、なんでもない。少し考えさせてくれ」
262 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/04(月) 23:42:12.10 ID:xR7l5TFY0
クリシゥスはスピカの提案について思案する様子を見せて、頭の中では別の算段を巡らせていた。
(この話を知っているのが全員お人好しでよかった)
(出なけりゃ今頃、甘い言葉に騙されて【ジョブ】だけ取られていたな)
クリシゥスが話を整理した限り、スピカは『誰に【ジョブ】を宿らせるか決める権利』を持っている。
これは今のスラムどころか、塔の中で暮らす人間ですら持っていない、つまりスラムの住人にとっては無限の価値を持つ権利だ。
生まれつき【ジョブ】を持っている塔の中の人類近縁種はともかく、生まれてこの方【ジョブ】がないというだけで虐げられてきたスラムの住民にとっては喉から手が出るほど欲しいはず。
現在スラムで幅を利かせている集団のボスでさえ、これまでの稼ぎをなげうって【ジョブ】を買うだろう。
(適当に協力するふりをして【ジョブ】だけもらっちまうか?)
少し魔が差したクリシゥスだが、すぐに冷静になり考え直した。
263 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/04(月) 23:42:43.04 ID:xR7l5TFY0
(いや、いくらスピカに相手を選ばせるにしても、神がそんなヘマをするはずがない)
(もしスピカが俺を選んだとしても、神に選ばれないなんて可能性は十分にありうる)
(だが、素直にスピカの協力者になったとしても、慈善事業なんて俺に耐えられるか?)
【ジョブ】を得て稼ぐ手段と言えば、なんといっても自然界へ赴き命がけの冒険をして価値のある品を持ち帰ること。
しかし、スピカに協力するとなれば、その稼ぎのいくつかは無償の奉仕に当てられることになる。
そんな未来を許容できるか。
クリシゥスは自身は葛藤した。スピカのまっすぐな目を睨むように見つめる。
(スピカをシンボルにしてビジネスができるか?)
スラムでは貧民区崩れの【ジョブ】持ちがお山のボスをやりながら金を稼いでいる組織もある。
そのうちの一つを手中に収めて、規模を拡大してゆけば結構な金が稼げる。
スピカのやろうとしていることにだってかなりの金と組織力が必要になるはずだ。
自分はお金の稼げるポジションにつき、スピカはスラムで縄張りを手に入れて生活環境の改善が見込める。
相互利益のある話だ。
クリシゥスの腹は決まった。
264 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/04(月) 23:43:30.21 ID:xR7l5TFY0
「スピカ、協力者になってもいいんだが、一つ頼みがある」
「はい! なんでしょう!」
スピカはクリシゥスの返事が色よい咆哮に進んでいると感じて、声を弾ませた。
もうすでに二人には渋い返事をもらっている。この際条件の一つや二つ喜んで飲み込むつもりだった。
「俺が”協力者になったら”、最初は俺とこの辺のスラムを縄張りに収めて欲しい」
「縄張り、ですか? でも、そんなのどうやれば」
「この辺を縄張りにしているのは貧民区崩れの【ジョブ】もち、ハンプトって男だ。奴を、まあ、追い出す」
「それは、人と戦うってことですよね……」
「ああ。だが、これはスラムのためだ。依頼所の異常な手数料も、弱者を追いやるような区画整理も全部奴の采配だ」
「ちょっと、考えます」
265 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/04(月) 23:48:10.85 ID:xR7l5TFY0
◆
クリシゥスは仲間になってくれるようだが、その条件としてスピカは人に【ジョブ】の力を向けなければならない。今までは相手がモンスターだったが、人となれば覚悟がいる。
スピカはクリシゥスを協力者に選んでもいいし、別の仲間候補に接触してもいい。
安価↓1
・クリシゥスの提案に乗る。
・別の仲間候補を当たる。
・その他自由 (交渉の仕方を変えてみる。もっと欲しい情報がある、など)
※「クリシゥスの提案に乗る」場合、クリシゥスが仲間で決定するので、追加安価↓2,3の「賛成」が必要になります。
※追加安価が出た場合↓2、3の方はスピカがどんな行動をとるか安価↓1の選択から選んで書いてください
◆
それと本日の更新は以上です。執筆速度はやくなりたしん。
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/05(火) 00:19:15.14 ID:n+pyqI/80
スピカにとってはかなりきつい条件な気がするし
とりあえず保留してアランにも声かけよう
全員の条件把握しておきたいし
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/05(火) 00:25:02.46 ID:4zZLWTf4O
だね。やっぱり大人は欲しいところだがアランを見にいって
緩々ならアラン、程々だったらお金貯めるor毛皮でウィリアムが妥当か?
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/05(火) 00:38:58.51 ID:bj7gz7RRO
ウィリアムは確かにスピカの能力を補う為にも仲間に欲しいよね
でも条件厳しめだし無理せず遠距離攻撃できるバレッドを仲間にしてもう一人仲間増やせるようになったらウィリアムの為にお金か獣狩りするのもありかもね
269 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/06(水) 00:34:24.09 ID:OfpG8PvX0
スピカは思い悩んだ。
いかに相手が【ジョブ】持ちと言っても、人に剣を向ける。
そんな自分を想像して、スピカは背筋が震えた。
「すみませんクリシゥスさん。この話、いったん保留にさせてくれませんか?」
「……怖気づいたか?」
「……はい。私から話を持ち掛けたのに、申し訳ありません」
「そうか」
270 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/06(水) 00:35:04.55 ID:OfpG8PvX0
クリシゥスは内心舌打ちした。もっと慎重になるべきだったと。
彼はスピカの真性のお人よしを侮っていた。その良心の奴隷ともいえるほどの甘さを。
自分の失敗だ。これ以上粘るのは得策でないと気持ちを切り替える。
クリシゥスの目的は金であって【ジョブ】の獲得ではない。
スピカとのつながりを絶たなければ金を稼ぐ手段はある。
「俺は構わないが、スピカはどうする。ウィリアムやバレッドは頼りづらいんだろう?」
「はい、なのでアランを訪ねてみようと思います」
クリシゥスもアランという名は知っていた。ハンプトの縄張りでは最も大きな孤児グループのリーダーだ。
疑り深いアランはハンプト組織とつながりを持っていないし、同じ孤児のリーダーを務めているスピカには協力的だ。
事情があって協力を断ることはあっても、【ジョブ】の話を吹聴することはないだろう。
271 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/06(水) 00:35:32.96 ID:OfpG8PvX0
「アランか。まあアイツは真面目だからな」
スピカは自身の優柔不断な態度にクリシゥスが気を悪くするのでは心配したが、そうで内容で安心した。
しかし、次にクリシゥスは険しい雰囲気を纏った。
「スピカ、俺から二つ警告だ」
「なんでしょう?」
「まず、【ジョブ】の話をする人間はちゃんと選べ。口が堅くて、善人、それが条件だ」
「はい」
スピカはしっかり頷いた。そうしてきたつもりだし、今協力を頼もうとしている人はクリシゥスを含めてそういう人だと信じている。
272 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/06(水) 00:36:16.76 ID:OfpG8PvX0
「それと、スピカが理想を実現したいなら、おそらく俺の言ったようなことをしないといけない日が来る。自分ができないと思ったら俺を頼れ」
「助けてくれるんですか?」
二つ目の忠告はスピカにとってかなり厳しいものだった。
不安げに声を震わせて聞くと、クリシゥスはいたって真面目な様子で答えた。
「金と条件次第だ」
スピカは一瞬思考停止した後、「ふふっ」と笑ってしまった。
クリシゥスの頼りになるお兄さんのような言葉と、アコギな断言がスピカには特別おかしく感じられた。
「クリシゥスさんって、少し変わってますよね」
今度はクリシゥスが驚く番だった。
さっきまで緊張の面持ちで話していたちんちくりんが急に悪戯っぽい笑みを浮かべたのだ。
しかもクリシゥスにとっては報酬は払われてしかるべきもの。
当然の権利。常識。
変わっているのはスピカの方で、そのへんてこな物差しで測られて「変わっている」と言われても腑に落ちない気分だった。
273 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/06(水) 00:36:42.35 ID:OfpG8PvX0
「お時間を取らせてしまい申し訳ありませんでした」
「ああ、気にするな」
スピカはクリシゥスと別れ、アランを訪ねることにした。
結局最後の協力者候補までめぐることになってしまったが、仕方のないと。
元より簡単に協力者を得られるとは思っていないし、その程度で諦める気持ちはない。
アランは彼の拠点に行けばすぐに見つかった。
彼の拠点はかつて使われていたであろう乗り物の残骸だ。
四角い箱がいくつも連結した乗り物が横転したり地面に埋まったりしている。
そんな場所を根城にしている。
274 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/06(水) 00:37:16.35 ID:OfpG8PvX0
「アラン君、少し相談があるんだけど、いいかな?」
「スピカ。なんだ?」
スピカはクリシゥスの警告もあったので、アランを乗り物の影に連れ込んで小声で事情を話した。
さすがに前に三人同じことを話しているので、かなり要領よく伝えられたはずだ。
だが、アランは苦々しい顔をした。
「提案には乗りたいところだけど、難しいな」
「ど、どうして?」
スピカは最後の一人にも快い返事をもらえず、少なからず動揺した。
「実は、最近新しいメンバーを迎え入れたんだが、そいつら病気で弱ってるんだ。今、俺がグループを離れるわけにはいかない」
275 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/06(水) 00:37:42.44 ID:OfpG8PvX0
なんでも、アランの新メンバーは孤児の中でも相当低い立場にいたようで、スラムの境界線を少し越えた場所での生活を余儀なくされていたという。
そのせいで汚染魔力を浴びてしまい、俗にいう「人外病」にかかってしまったという。
人外病とは汚染魔力の影響で体をあらゆる不調が襲う病だ。
末期には感染者の見た目が奇形化することや、【ジョブ】を持たない人類近縁種がかかりやすいため、人外病などと言われている。
「浄化薬が買えたらすぐに治るけど、んな金はねえからな。いいもの食わせて少しづつ汚染魔力を吐き出させないといけない」
だから、スピカの協力はできない。
アランはきっぱりい切った。
スピカはアランが仲間思いだということを知っていたし、そうでなくても目を見たら決意が固いことなんて一目瞭然だ。
「その、浄化薬はいくらするの?」
「100マナ。でも、素材を持ち寄ればもっと安くなったはず」
「そう、なんだ……」
276 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/06(水) 00:47:34.81 ID:OfpG8PvX0
◆
アランを協力者に引き入れるためには浄化薬を買って汚染魔力に侵された子供たちを治してあげないといけない。
スピカは薬のために尽力してもいいし、別の協力者候補を当たってもいい。
自由安価↓1
◆
見返して気づいたのですが
>>259
がゾロ目だったので、ボーナス入れようと思います。
ゾロ目ボーナスをどう使いたいか。
確定仲間、【スキル】習得、ステータス更新安価など
自分が書けそうなものを採用させてもらおうと思います。
安価↓2、3、4
3/5分の更新は以上です。おやさい。
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/06(水) 00:59:33.17 ID:3z6HK7ZPO
仲間集めを一度保留
依頼所に行き、100マナを貯める(ウィリアムorアラン)に向いた依頼をいくつか目星をつける
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/06(水) 01:07:09.54 ID:adpStbx+O
確定仲間ってウィリアムでもできる?
問題の手切れ金に関しては、誤ってゴミ捨て場に落ちたらしい金貨の入った袋を運良く偶然拾えたとか
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/06(水) 01:08:39.31 ID:qBNgzcFT0
乙です
現状だとバレッドしか仲間に出来ないしね一旦保留が妥当かな
出来るだけ早く仲間が欲しいからはぐれメタル的なレアなボーナスモンスターが一体はぐれて境界線の近くに紛れ込んでるとかどうかな?
あと質問もしも100マナ貯めるの厳しそうなら仮にバレッド仲間にするとするじゃん?
そのあとも仲間が増やせる感じ?
仮に増やせたら最大パーティー人数は何人まで?
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/06(水) 14:38:35.41 ID:8mPlQo+C0
ゾロボーナスが仲間確定に使えるならウィリアムの引き込みかな
ウィリアム入れば大人の戦力でクエストこなし易い→マナが溜まりやすい、装備や環境整えやすいで他の候補の条件や孤児の面倒とか色々楽になるだろうし
281 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/08(金) 00:46:04.33 ID:B/0qCgUg0
◆
>>278
,
>>279
確定仲間でウィリアムもありです。
それと今回は四人の中で選んでいますが、次回は新しく安価しようか今の四人の誰かにしようかは未定です。
282 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/08(金) 00:46:45.60 ID:B/0qCgUg0
「力になれなくてわるいな」
「ううん、仕方ないもんね」
スピカはアランと別れると、その足で依頼所へ向かった。
アランの浄化薬やウィリアムの手切れ金100マナを稼げるような依頼がないか目星をつけるためだ。
(神様からたくさん力を頂いたんだから、きっと難しい依頼だってこなせるはず)
ほどなくして依頼所にいた。
中に入ると、この前とは様子が違った。
昨日ゴミ拾いをしている最中に遠目に見た貧民区の三人がいたからだ。
「なあ、いいだろ? この依頼受けさせてよ」
「昨日はちゃんと私たちだけでウルが倒せたわ」
「二人がかりで一匹倒しただけだ」
彼らは周囲の迷惑そうな顔に全く気にした様子も見せずに、依頼所の中で言い争っていた。
283 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/08(金) 00:47:21.81 ID:B/0qCgUg0
「おい、喧嘩なら外でやれ」
受付の男の言葉を皮切りに、依頼所内の【ジョブ】なし探索者たちが貧民区の三人を囲み始めた。
「んだよ、やんのか?」
「『人外』のくせに、生意気」
「やめろお前ら」
多人数に囲まれていきり立った男女二人を、付き添いの大人が押しとどめる。
「騒がせて悪かったな。すぐに出てゆく」
そういうと付き添いは問答無用でエレタマとウルの討伐依頼を受けて、入り口に立つスピカの横を通り過ぎて行った。
「どけよ」
「わっ……」
後に続いて男女二人もわざわざスピカを押しのけて出て行った。
284 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/08(金) 00:52:23.65 ID:B/0qCgUg0
嵐が去り弛緩した空気の依頼所の中。
お互い災難だったな、とねぎらい合う雰囲気が漂う中にスピカもいた。
被害者同士という共通意識だろうか。
変な受け入れられ方をしたスピカは、以前よりも落ち着いて依頼を見ることができた。
(100マナ稼げそうな依頼は、二つかな……)
【シュギョクの討伐】
(難易度3)70マナ
【ヤマヌの毛皮調達】
(難易度3)70マナ
◆
スピカはどちらかの依頼を受けてもいいし、両方でもいい。
今日は依頼を見るだけで他にやりたいことを優先してもいい。
自由安価↓1
◆
更新以上です。おやさい。
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/08(金) 07:05:13.06 ID:/Vku6x2H0
ヤマヌの毛皮調達
286 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/10(日) 21:16:11.25 ID:abcjZhl50
お久です。再開します。
◆
スピカが依頼を受けようか否か迷っていると、唐突に心臓が大きく脈打った。
ウル・シと戦ったときに感じた全身の血が沸騰するような感覚。
圧倒的な全能感。
以前は突然のことで驚き拒んでしまったが、今度はその感覚を受け入れた。
今、客観的にスピカを見ている者がいたら、その碧の瞳が深紅に染まっていると気付けるだろう。
赤くなった視界の中で、スピカは依頼を眺めていた。
いや、俯瞰していた。
(この依頼を受ければいい……)
それは直感的であったが、同時に確信もしていた。
自分はこの選択を選べばいい。
そうしたら運命はすべて自分に都合よく転がる、と。
287 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/10(日) 21:17:08.49 ID:abcjZhl50
あの不思議な感覚はどれだけ受け入れても永続できるものではないようで、視界は元に戻り、世界を俯瞰するような全能感も冷めてしまった。
「ふぅ……」
癖になりそうな感覚が過ぎ去り、スピカは一抹の寂しさを覚えながらも落ち着いた。
スピカは【ヤマヌの毛皮調達】という依頼を受けることにした。
理屈ではない。
これでいいのだ。
スピカは依頼の書かれた板の下に自身の名前を炭で記入した。
ちらりと受付の男の様子を伺ったが、彼はスピカに思いとどまらせようとするわけでもなく、嘲笑するでもない。
スピカどこかほっとしながら依頼所を出た。
◆
不思議な確信をもって依頼を受けたスピカは、このまま依頼遂行のために森へ赴いてもいいし、他にやりたいことがあるならそれを優先してもいい。
自由安価↓1,2
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/10(日) 21:24:34.46 ID:8jxUpBa2O
ゴミ捨て場に装備品や道具がないか確認してから向かう
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/10(日) 21:38:19.93 ID:gYNHV8iu0
ヤマヌと周囲の危険なことについて情報収集しておくとか(時間があるなら)
290 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/10(日) 22:08:59.33 ID:abcjZhl50
スピカはゴミ捨て場に向かうことにした。
あわよくば装備や有用な道具が落ちていないか期待して。
すでに昼下がりとあり、ゴミ捨て場にいる人影はまばらだった。
仕事のある者はそちらへ行き、そうでない者は朝と夜の配給だけで生きられるように活動を自粛している時間なのだ。
(そういえば、今日はご飯食べられなかったな)
朝の配給に行かなかったためいつもよりお腹がすいていたが、スラムで食事が出来ないなんて珍しいことでもなかった。
スピカは慣れた動きでゴミをあさった。
291 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/10(日) 22:09:29.20 ID:abcjZhl50
◆
自由安価↓1,2 何を見つけられたか。武器、防具、アイテム、日用品、なんでも
・テンプレ
【名前】
【効果】
【フレーバーテキスト】任意
・コンマ判定
01〜50 使い物にならない
51〜90 粗悪品(レア度1)
91〜00 普通(レア度2)
レア度での能力値の調整はこちらで行うので、
【効果】《精神》を上げる
【効果】《体力》を回復する
みたいな書き方でお願いします。
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/10(日) 22:21:04.06 ID:8jxUpBa2O
【名前】未開封の携帯食
【効果】体力を回復させる
古の文明の産物。不思議な包装により中身の食糧が傷むことがない
もそもそとしているが、栄養は豊富。疲れ傷ついた身体も元気になることだろう
塔の住民はさらに味を選ぶらしいが、これは何味なのだろうか?
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/10(日) 22:36:04.26 ID:tCiOQctuO
【名前】黒蝶貝の念珠
【効果】《精神》《知恵》を上げる
108個の小さな黒蝶貝で出来た珠に、糸を通し輪にした法具
本来ならば、珠の一つ一つが濡羽色の煌きを放ち、見惚れるような艷やかさを持つ
状態が良ければそれなりの値段で売れそう
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/10(日) 22:38:19.33 ID:tCiOQctuO
あちゃあ…どっちも駄目みたいですね
295 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/10(日) 23:34:27.59 ID:abcjZhl50
ゴミ捨て場でスピカがこれだと思って拾ったものは2つ。
一つは見たこともない銀の梱包をされた携帯食料だった。
おそらく魔導文明期の道具なのだろう。
そう思い拾い上げて開封してみると、中身は一目でダメになっていると察せられる状態だった。
きっと製造段階で欠陥のあった商品なのだろう。
2つ目は射干玉の珠が連なった一種の装飾品だった。
拾い上げたところ、糸が切れていたらしく、黒い珠は泥で作った団子のように崩れてしまった。
前の持ち主が酷使し、形状を保てなくなっていたのだろう。
「使えるなら捨てるわけないよね、こんないい品物」
スピカは一種の納得を経て今日のごみ漁りを断念した。
296 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/10(日) 23:35:13.41 ID:abcjZhl50
次に、スピカはヤマヌに関しての情報を集めることにした。
スピカはヤマヌに関してまるで無知だ。
ヤマヌを知らなければ倒すことも叶わない。
そういった情報を教えてくれる人と言えばまず最初にクリシゥスが頭に浮かんだ。
しかし、彼がただで情報を提供してくれるとは思えなかった。
たった数回の交流しかないが、その部分に間違いはないだろう。
となると、身近で自然界に詳しそうな人物と言えば一人しか思いつかなかった。
「ウィリアムさん。少しお聞きしたいことがあるんですけど、いま大丈夫ですか?」
「構わない」
297 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/10(日) 23:36:40.95 ID:abcjZhl50
今日も自然界との境界を警邏していたウィリアムに付き添い、話を持ち掛けてみる。
「ヤマヌって、知っています?」
そう聞くと、ウィリアムは黙ってしまった。
口をもごもごと動かし、言葉を選んでいる様子だった。
その態度はヤマヌについて知っていると言っているようなものだった。
「教えてください」
スピカは強く迫った。
その際、スピカの瞳が一瞬深紅に輝き、ウィリアムはそれを見てしまった。
「知っている。この前俺のボスが欲しがっているという毛皮の話があったろう。それはヤマヌの毛皮のことだ」
「もっと詳しく」
「ヤマヌは森の深層にいる。ウルよりも大きく美しい黒の毛並みの持った二首の獣だ。森の深層にはシュギョクも出るという。気を付けたほうがいいだろう」
298 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/10(日) 23:37:11.66 ID:abcjZhl50
「ありがとうございます」
「……っは!? お、れは何か、言ったか」
「? 懇切丁寧に教えてくれたじゃないですか」
「なんてことだ。変に頭がぼーっとして……。いいかスピカ、間違ってもヤマヌと戦おうとするんじゃない。たとえ【ジョブ】を持っていたとしてもだ」
どこか様子のおかしいいウィリアムに促され、スピカはスラムの中に帰されてしまった。
どっちにしても今日は時間がない。
今から森に向かったとしてもすぐに火が落ちてしまうだろう。
明日、森の深層に向かことに決めて拠点に帰った。
299 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/10(日) 23:37:55.38 ID:abcjZhl50
次の日。
ちゃんと配給も貰い、子供たちの面倒を見ながらのごみ漁りも済ませたスピカは、剣とナイフを携え、外套を羽織り、指にアクセサリを付けて出発の準備を整えた。
「スピカちゃんまたお出かけかー?」
「うん。夕方には帰ってくるからいい子にしてるんだよ」
「わかってるよー」
腰にくっついてくる子供の頭を撫でてスピカは森へ向かった。
◆
スピカの森でのイベント 自由安価↓1
累計コンマ100で深層到達
コンマ30以下は問答無用で戦闘
ゾロはボーナス
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/10(日) 23:48:40.58 ID:sy0zvy+NO
森を散策している変わり者の人と出会った
301 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/11(月) 00:25:24.59 ID:GBYWrvKW0
スピカが森を駆けていると、前方に気配を感じた。
《ウル》の探るような気配とも、《エレタマ》の無機質な敵意とも違う。
距離を置いて速度を落とし、気配の正体を探りながら近づく。
「人……?」
森の中で、男がふらふらと無防備に突っ立っていた。
周囲を警戒している様子もなく、何かを探している様子もない。
装備を身に着けているわけでもない。
子供のスピカが言うのもなんだが、森に似つかわしくない人物だ。
スピカが近寄って声を掛けてみた。
「何をしているんですか?」
「ん? 僕は森を散策しているんだ。この美しい世界、スラムの退廃的な景色と比べたらまるで楽園だ」
男はうっとりと目を細め、熱のこもった吐息を漏らし、近くに実っていた木の実を愛おしそうにつまんだ。
その木の実は表面に強酸性の毒をもっているようで、男の手は焼けただれているのだが、彼が気にした様子はない。
(この人、人外病なんだ……)
おそらくスラムに居場所がなく、自然界に追いやられた結果汚染魔力に当てられたのだろう。
◆
スピカはこの狂った男を助ける手段を持ち合わせている。
《魔力》を1消費して、【キュアー】を唱えてやればいいのだ。
スピカはこの男を助けてもいいし、無視して奥に進んでもいい。
安価↓1
302 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/11(月) 00:30:02.11 ID:GBYWrvKW0
◆
今日はもう遅いのでおやすみなさい。お付き合いどもでした。
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/11(月) 00:30:14.82 ID:uZ8VMxpEO
あえて見捨てる
難易度高い依頼で他人に構ってられる程の余裕はまだないし、こういった決断を今のうちから覚悟させる意味もこめて
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/11(月) 08:41:07.20 ID:z8Nn+5pGO
ここでの選択が後々に響いてきそうだな
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/11(月) 20:57:49.34 ID:cfEJ+vjg0
癒したところで、居場所になってあげられるような財政じゃ無いしね……
306 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/11(月) 21:48:01.99 ID:GBYWrvKW0
スピカは男に【キュアー】をかけて正気に戻すことを思いついた。
スキルを使ったことがないので確証はないが、神から授かったなのだから試す価値はある。
手をかざした。
魔力を込め、水色の光が手のひらに集まる。
ふと、指にはめた指輪がぬらりと光った。
——俺のことは見捨てたのに
「……っ!」
誰かにそう言われた気がした。
手のひらに集めた癒しの光が消える。
(……この先どんな危険が待っているかわからないし、この人だって、狂っていたほうが幸せかもしれない)
スピカは力なく手を下げた。
307 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/11(月) 21:50:04.46 ID:GBYWrvKW0
今、この男の人を助けられないのは自身の力不足が原因だ。
なぜなら、スピカがヤマヌを楽々倒せて、何度もスキルを唱えられて、スラムにこの男の居場所を作ってあげられる力があれば、保身を考えずにすべて解決できるからだ。
スピカに無限の力があれば助けられた。
ばかばかしい、荒唐無稽、そう笑うかもしれないが、スピカはそうありたいと思っているし、だからこそ力を求めている。
だから今は助けない。
自然界で優しさは甘さと同義。
スピカは森の奥へ向けて駆けだした。
(でも、本当にこれでいいのかな)
スピカの胸の中にはしこりが残った。
◆
スピカの森でのイベント 自由安価↓1
累計コンマ100で深層到達(現在58)
コンマ30以下は問答無用で戦闘
ゾロはボーナス
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/11(月) 21:53:30.11 ID:16g/pnn20
スピカのそっくりの幻が現れる
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/11(月) 21:54:51.95 ID:2Ds5Hk+DO
何故か男がスピカについていく
310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/11(月) 22:13:30.76 ID:z8Nn+5pGO
ナイスゾロ目
311 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/11(月) 22:16:45.82 ID:GBYWrvKW0
森の深層を目指して走っていたスピカだが、視界の端にあるものを捉え、急旋回しそちらへ向かった。
(きっと見間違いのはず……)
自分が見たものを信じられず、内心で呟く。
スピカがたどり着いたのは森の開けた場所だった。
何かの祠が中央に据えられており、穢れを知らぬ白い花が一面を埋めている。
毎度思うことだが、その危険度とは裏腹に、森の中には美しい場所が多い。
純白の花園の中、祠の前に人影は立っていた。
「う、そ」
スピカは思わず口元を抑えた。
なぜなら、その人影はスピカそっくりの見た目をしていたからだ。
埃に汚れた白銀の髪、翠玉を思わせる瞳、華奢な体。
まさに瓜二つ。
だがどこか現実味がなく、今のスピカとも少し違うような気がした。
これも自然界の悪戯だろうか。
もう一人のスピカは、スピカに微笑みかけて来た。
◆
ゾロ目なのでボーナスです。
安価↓
【1】ステータス成長安価
【2】スキル獲得
【3】レア度3装備・アイテム獲得
【4】その他
得票2で決めます。【4】に投票する場合はどんなボーナスがいいかも書いてください。
312 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/11(月) 22:25:12.45 ID:z8Nn+5pGO
2
313 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/11(月) 22:26:01.82 ID:/XOWX774O
1
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/11(月) 22:32:06.37 ID:FFZ8V5AM0
2
315 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/11(月) 22:32:15.30 ID:ICffp3ox0
1
316 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/11(月) 22:44:01.58 ID:GBYWrvKW0
スキル安価↓1
スキルのルール
>>234
テンプレ
【スキル名】
【レア度】コンマ 01〜50で☆1、51〜00で☆2
【効果】《ステータスのどれか》で判定。なにをどうする?
【演出・エフェクト】任意
【対抗手段】 ステータスのどれか。対抗表に沿わなくてもいい。
強すぎたり弱すぎたりした場合はこちらで調整させていただくかもです。
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/11(月) 23:28:10.75 ID:h7vX78jkO
前のシルバーヴェイルでもOK?
駄目なら安価した
318 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/11(月) 23:59:04.22 ID:GBYWrvKW0
シルバーヴェイルありです。コンマ75なので☆2の強さには変更させてもらいます。
今日はここまで。お付き合いアトザマス。
◆
今後スキルや装備の獲得はある程度ランダムにしようと思うので、常時募集をかけたいと思います。
一人何個書いてくれても構いません。
寧ろ多いならそれだけ嬉しいまである。
スキルテンプレ
【スキル名】
【レア度】都度コンマ判定
【効果】
【演出・エフェクト】任意
【対抗手段】
アイテムテンプレ
【名前】
【レア度】都度コンマ判定
【分類】武器、防具、道具など
【効果】
【フレーバーテキスト】
効果の調整はコンマで判定したレア度に合わせてこちらで調整するので、どんな効果でもとりあえず書いてみてください。
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/12(火) 00:01:47.46 ID:isugsJWHO
おつ
安価が来るのを待ってたらきりが無いもんな…
320 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/12(火) 00:11:54.15 ID:isugsJWHO
【ハイトルク】(スキル)
【効果】《知恵》を参照。任意の相手の《膂力》《防御》にそれぞれ《知恵》の半分を上乗せする
【演出・エフェクト】効果適用中、揺らめく赤いオーラを纏うようになり、若干好戦的になる
【対抗手段】《精神》
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/12(火) 00:52:33.12 ID:VsQLKu1oO
【名前】馴染む大枝
【レア度】
【分類】武器(杖)
【効果】 知恵を増加
【フレーバーテキスト】
樹海の巨木から折れた枝らしい。ただの枝の筈なのだが、自然界の産物故に魔翌力を宿している
捻り曲がったフォルムはそのまま杖に見えてしまうほどであり、硬さも申し分ない
このままでもいいが、宝玉などをつければさらに立派なものになるだろう
【名前】硬い葉っぱ
【レア度】
【分類】防具
【効果】 防御と精神を増加
【フレーバーテキスト】
その名の通り葉っぱとは思えない強度を誇る、大樹の葉っぱ
魔翌力により本体から離れてなお翠緑色を保っており、飾って眺めてるだけでもなんとなく落ち着く
しかし折角鉄板並の硬さなのだ。思い切って盾にしてしまおう
【名前】まんまるイチゴ
【レア度】
【分類】道具
【効果】 体力と魔翌力を回復
【フレーバーテキスト】
自然界には危険な植物が多いが、その逆も然り。これは後者、自然界が人類にもたらした恩恵
一口頬張れば、芳醇な香りが口一杯に広がりその日の疲れを吹き飛ばしてくれるだろう
さらに高値で取引もされるなどいいことだらけだが、大きすぎて大量には持ち歩けないのが難点
322 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2019/03/12(火) 09:44:15.73 ID:mDbefgpT0
【名前】身軽なバックパック
【レア度】
【分類】道具
【効果】所持品の重量軽減
【フレーバーテキスト】しっかり口を締めると、中に入れた物品の重量が大幅に軽くなるリュック。
物品が多く入るわけではないし、口を締めなければいけないためあまり長い武器なども入れられないが、活動は確実に楽になる。
遠出するなら必ず持つべき飲用水が軽くなる、という実感しやすい利便性もあり、最初に買った魔法のアイテムはこれという者も多い。
【名前】よくばりバックパック
【レア度】
【分類】道具
【効果】所持限界増加
【フレーバーテキスト】見た目以上に、いや、異常にものが入るリュック。
破れると中の物品が全部その場に溢れ出るだけだが、燃やされたり凍らされたりすると中の物品すべてがその影響を受けるリスクもある。
腕の未熟な魔術師・錬金術師が作ると、重さはそのまま感じてしまう事があるが……そんな安物は、身軽なバックパックと重ねよう。
【名前】一年たいまつ
【レア度】
【分類】道具(武器として使えなくもないが……)
【効果】火を持ち歩ける
【フレーバーテキスト】先端が鋼でできた50cmくらいのワンド。握りしめて長ったらしい呪文を唱えると最大6時間ほど火が灯せる。
呪文を唱えて灯した者が「消えよ」と唱えなければ、風雨の中でも、地面に落としたりしても燃え続けてくれる。
普通のたいまつを消すように先端部分を完全に地面に押し付けたり水中に入れたりすれば、さすがに消えるが。
なお合計持続時間は約2000時間であり、毎晩6時間使うと1年はもたない計算になるが些細なことだろう。
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/12(火) 14:47:59.35 ID:S6ZvgjHa0
【スキル名】 必然の加護
【レア度】都度コンマ判定
【効果】 パッシブ。致死ダメージを負った時、知恵を参照に体力を回復させ復帰する
このスキルは一度発動すると消滅するが、再取得は可能
【演出・エフェクト】倒れた者を淡い光が包み込む
【対抗手段】 特に無し
【名前】探索者の皮靴
【レア度】都度コンマ判定
【分類】脚防具
【効果】 防御上昇
【フレーバーテキスト】
森に挑む探索者が好む軽くて丈夫な靴
探索は己の脚こそ肝要であり、他の防具よりこちらを優先する者は多い
しかしこれを履き、一人前の探索者になったのだと油断することなかれ
324 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/13(水) 22:37:10.74 ID:/xot2vb80
森で出会ったもう一人のスピカ。
その微笑みに引かれるように近づいていくと分かったことがある。
(私よりも大人だ)
今のスピカよりも少しだけ大人。
これから先、スピカが生きてゆけばいつかたどり着くであろう成長した姿。
そんな彼女は、白銀の粒子となり、スピカの中に入ってきた。
◆
スキル獲得
【スキル名】シルバーヴェイル
【レア度】☆2
【効果】
敵の攻撃時、《精神》の3/4を防御判定値に加える。その後の判定の攻防値で勝っていた場合、その差のダメージを相手に与える
【演出・エフェクト】揺らめく銀の燐光を全身に纏わせ、襲ってきた相手に魔翌力障壁による反撃を行う
【対抗手段】
《知恵》
◆
もう一人のスピカを取り込むと、後に残ったのは花園と祠のみ。
その古ぼけた祠には「00」の上に「99」を乗せた、スピカにとっては最も神聖なシンボルが描かれていた。
祠は役目を終えたかのように崩れ落ちた。
スピカは黙ってゾロ目の数字に祈った。
◆
スピカは森の深層に向かって駆けだした。
イベント 自由安価↓1
累計コンマ100で深層到達(現在69)
コンマ30以下は問答無用で戦闘
ゾロはボーナス
325 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/13(水) 22:57:23.60 ID:z4PDXNATO
誰かがウルと交戦していた
326 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/13(水) 23:11:43.33 ID:/xot2vb80
森を進み、かなり深層に近づいた。
木漏れ日は閉ざされ、地面の湿り気も多くなり、所々に苔やキノコが目立つようになる。
スピカが駆けていると、不自然な音が聞こえて来た。
耳を澄ますと、どうやら誰かがモンスターと戦っているようだ。
こっそり音のするほうに向かうと、依頼所で見かけた貧民区の探索者三人がいた。
大量のウルに囲まれて、それを迎撃しているようだ。
しかし、状況は一目で見て芳しくないと分かる。
子供二人が血を流して倒れており、付き添いの男性一人が何とか拮抗に持ち込んでいる様子だ。
◆
危機に陥った貧民区の探索者を見つけたスピカ。
スピカは気づかれないうちにこの場を離れてもいいし、助太刀してもいい。
助太刀する場合はウル三匹を受け持つことになるだろう。
自由安価↓1
327 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/13(水) 23:19:18.85 ID:z8qICLCyO
無視
依頼は自己責任
328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/13(水) 23:21:12.38 ID:z4PDXNATO
…スピカがどんどん淡白になっていく…
329 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/13(水) 23:26:25.98 ID:WVL+yySA0
>>327
お前いい加減しろよ
外道安価は外道主人公の時にやれ
330 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/13(水) 23:40:03.07 ID:/xot2vb80
依頼は自己責任。
依頼所唯一のルールであるそれは、スピカが良心の呵責を振り切るのに大変都合の良い言葉だった。
スピカは危機に陥っている彼らを無視して深層へ向かった。
まだ自然界で活動するようになって三日。
しかし、最近冷徹に思える判断をしても心の痛みはあまり感じなくなっていた。
始めて男を見捨てた時は涙さえ出たというのに。
これが「強く」なった証なのか、スピカには分からなかった。
◆
貧民区の探索者生存安価↓1
彼らの命運を決めるだけなので描写はありません
ゾロ目 全員生還
01〜90 二人生還
91〜00 付き添いの男性のみ生還
◆
(累計コンマ100到達 深層へ)
331 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/13(水) 23:42:21.65 ID:nnU3kTCH0
はい
332 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/14(木) 00:02:38.80 ID:9K5StL4g0
ちょっと次の場面に行く前に意見ください。
安価の自由度を高くしたかったのでどんな選択肢もとれるようにしてたんですけど、スピカの善性が削れそうな場面はこちらで誘導したほうがいいですか……?
333 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/14(木) 00:04:29.84 ID:8b/d1btDO
個人的には誘導してほしいかな
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/14(木) 00:09:23.64 ID:4LBYqlOQ0
最初の
>>7
の設定と露骨に矛盾するような行動はちょっとね…
名前や性別だけの簡素な設定しか決めてなかったら自由安価でキャラ付けしていくのは良いと思うけど
335 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/14(木) 00:19:27.07 ID:9K5StL4g0
ではスピカは
>>7
の設定が矛盾しないように書いていこうと思います。
今まで現実主義者的な安価をしてくれた方の選択を無駄にするみたいで申し訳ないです。
あと、今後、スピカの性格をもとの博愛主義者にするために多少強引な展開があるかもしれませんが、温かい目で見守ってくれると嬉しいです
336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/14(木) 00:20:47.69 ID:biKvGhfNo
誘導するか、もしくはコンマでその選択を取れるか判定するとか
337 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/14(木) 00:20:52.55 ID:9K5StL4g0
続きです。
◆
スピカが森を奥へ奥へ向かっていると、ある場所で森の様子がガラッと変わる場所にたどり着いた。
スピカの眼前には、今まで通ってきた森とは一線を画す巨木の森があった。
樹木の幹はスピカが百人手をつないでも囲めるかというほど、それが伝承にある竜のように捻じれ、のたうつように繁茂している。
まるで緑の津波がすぐそこまで迫ってきているようだった。
おそらく、巨木の森は、塔の防衛装置の減衰が一段階かわる境界線なのだろう。
スラムと自然界の境界戦のように、巨木の森は今以上に魔力汚染の強い土地なのだ。
スピカは今一度覚悟を決め、巨木の森に踏み込んだ。
◆
スピカ《精神》268>汚染魔力《強度》100
自動成功
338 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/14(木) 00:22:05.31 ID:9K5StL4g0
スピカは巨木の森を進んだ。
縦横無尽、まっすぐという概念を忘れてしまったかのような、歪んだ巨木の幹を歩く。
初めて踏み込む領域なのでいつも以上に警戒していた所為か、スピカは全くモンスターに出会わなかった。
少し進んだ頃に、異音を聞きつけた。
音の聞こえたほうへ向かうと、一匹のモンスターと魔法生物がいた。
モンスターは、夜のような美しい毛皮を持つ二首の獣。
おそらく依頼対象のヤマヌだろう。
魔法生物は巨木を編んで宙に浮かべたような球体。
こちらはエレタマを思わせる。
もしやもう一つの依頼にあった「シュギョク」だろうか?
どうやら二体は戦っていたようで、ヤマヌはすでにこと切れ地に伏しており、球体も深手を負っているのか宙を愛く姿が覚束ない。
球体はふらつきながらもどこかへ行こうとしていた。
339 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/14(木) 00:24:08.40 ID:9K5StL4g0
◆
巨木の森でモンスター同士の戦闘を目の当たりにしたスピカ。
このまま様子を見ていれば、労せずヤマヌの毛皮を手に入れられるだろう。
スピカに野心があるなら、勿論そうしない手もある。
(ゾロボーナス、ウィリアム確定仲間によりヤマヌとの戦闘がなくなりました)
自由安価↓1
◆
今日はこの安価だけ出して寝させてもらいます。おやすみなさい。
340 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/14(木) 00:39:59.83 ID:c8oSJlem0
様子を見る
341 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/20(水) 11:00:50.62 ID:Xdp5UDdgO
保守
342 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/21(木) 23:14:50.92 ID:I08fQp8X0
保守ありがとうございます。
軌道修正は早めのがいいと思って少し強引な展開に持っていかせてもらいました。
今回ばかりは目をつぶってください。
◆
スピカがしばらく様子を伺っていると、シュギョクと思われる魔法生物は姿をくらませ、後にはヤマヌの死体だけが残された。
(なんだかすごく運がいいな)
ゾロ目の数字に感謝しつつ、スピカはヤマヌに近づいた。
ヤマヌは横ばいに倒れていても、スピカの背丈ほどの大きさがある。
ちゃんと四足で立っていたら、いったいどれほどの大きさだろう。
想像して思わず鳥肌が立った。
ともあれ、慣れないながらも解体を行い、ヤマヌの毛皮は手に入った。
背嚢に入れられるだけ入れる。
スピカは急ぎ依頼所へ戻ることにした。
帰り際、貧民区の人たちがお空れていた場所を通ってみた。
そこには、人間一人分の食い散らかされた肉片だけが残っていた。
343 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/21(木) 23:16:08.06 ID:I08fQp8X0
依頼所に戻ると、何やら騒がしい様子だった。
「なんでリリを助けなかったんだ!」
「あの状況じゃお前を連れ帰るので精いっぱいだったんだ。それとも、お前がいまから助けに行くか?」
「頼むよ、これからは言うことちゃんと聞くから! リリだけは助けてくれよ!」
「……もうリリは死んだ。諦めろ」
貧民区の探索者たちだった。
男の子が付き添いの男性の腰に縋り付いたまま泣きじゃくっている。
周囲のスラム出身探索者たちは迷惑そうな顔でそれを見ていた。
344 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/21(木) 23:16:42.52 ID:I08fQp8X0
スピカはその言い争いを聞いていると頭が痛くなってきた。
まるで自分が責められているみたいだ。
スピカは逃げるようにして受付の男にヤマヌの毛皮を納品した。
「まさか本当にヤマヌの毛皮を持ってくるなんてな……」
男の呟きはそんなに大きくはなかったが、依頼所にいた人間が耳に挟むには十分な声量だった。
人が集まってくる。
「マジでヤマヌの皮じゃねえか」
「どうやったの? まさか倒したわけじゃないわよね?」
「あ、あの。たまたま死んでいるのを見つけて……」
「ちょっと、それどこ!? まだ残ってるわよね!」
スピカは沢山の大人に質問攻めされた。
345 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/21(木) 23:18:02.67 ID:I08fQp8X0
依頼所からは何とか逃げ出せた。
ヘトヘトになったスピカは、痛みの治まらない頭を抱えながら拠点へ帰ってきた。
床に寝転がり目をつむる。
精神的にも肉体的にも疲れているはずなのに、眠気は全くやってこなかった。
本当にこれでよかったのか。
自然界で活動できれば何か変わると思っていた。
確かに変わったと思う。
でも、それは本当に望んだ方向への変化だっただろうか。
「スピカお姉ちゃん?」
「なに?」
いつの間にか、スピカの拠点の入り口に、小さな女の子が立っていた。
毎朝スピカのお腹にまたがって起こしてくる子だ。
346 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/21(木) 23:19:04.72 ID:I08fQp8X0
その子はやっぱりスピカのお腹にまたがると、じっとスピカの顔を覗き込んできた。
「スピカちゃん具合悪い?」
「そうかも」
「じゃあね、これあげる!」
そういってにこにこしながら女の子が取り出したのは、配給で配られているパンだった。
決しておいしいものではなく、しかしスラムの住民にとっては重要な食糧だ。
朝と夜に配られ、どんな事情があろうとも一人一つの原則が破られることはない。
つまり、このパンは女の子の分だ。
「これはあなたの。ちゃんと食べなきゃ」
「スピカちゃんだって食べてないくせにー」
そういうと、女の子はスピカの口にパンを突っ込んできた。
「んもっ」
「いつもスピカちゃんがご飯くれるから、今度は私があげるね」
そういう女の子の笑顔は自分のご飯に対する未練なんてものはなかった。
ただ、スピカに喜んでほしいと言う純然たる善意のみだ。
347 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/21(木) 23:19:32.00 ID:I08fQp8X0
とても眩しく見えた。
別にご馳走をくれたわけでも、大金をくれたわけでも、アンカー・コンマーのように絶大な力をくれたわけではない。
なのに、とても心が暖かくなった。
救われたような気がした。
女の子のお腹が小さくなった。
「えへへ」
女の子は照れ笑いでごまかしていた。
(忘れてた……。私は、"こっち"になりたかったんだ)
気が付けばスピカは涙を流していた。
パンをくわえたままの間抜け極まりない姿だったが、恥も外聞もなく泣きじゃくった。
348 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/21(木) 23:20:24.02 ID:I08fQp8X0
落ち着いたころに、女の子とパンを半分越して食べた。
スピカの膝の上でもちゃもちゃパンを頬張る女の子の頭を撫でると、不思議と慈しみがわいた。
(この子に教えられちゃったな……)
アンカー・コンマーから力を授かって見失っていた、自身の理想。
弱くても、無茶でも、エゴでも、誰かのために行動できるようになりたい。
きっと賢い人には馬鹿にされるだろうし、心無い人には利用されるだろう。
それでもいい。
元々大した人間ではなかった自分が、突然大それたことをしようとしてもできる道理はないのだ。
『無限の力があれば助けられた』?
今日、森で男性を見捨てるために使った言い訳だ。
いったい、その領域にたどり着くまでにどれだけの人を見捨てるつもりだったのだろうか。
まずはスピカの細い腕が引っ張れる一人を助ける。
そこから始めようと、スピカは誓った。
349 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/21(木) 23:21:00.54 ID:I08fQp8X0
女の子は寝てしまった。
それを見計らったように、アンカー・コンマ―のシンボルが輝きだした。
◆
成長安価 ゾロ目が出たらスキル安価を追加します。
【名前】スピカ
《体力》778
《魔力》4 +安価↓1コンマ一の位
―――――――
《膂力》177+安価↓2
《知恵》227+安価↓3
《防御》206+安価↓4
《精神》268+安価↓5
―――――――
350 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/21(木) 23:21:38.99 ID:zFTWcw8j0
えい
351 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/21(木) 23:22:18.39 ID:sF0i5FADO
はい
352 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/21(木) 23:43:11.34 ID:I4xI5zdg0
あ
353 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/21(木) 23:48:35.74 ID:jg7nbp3CO
そいや
354 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/21(木) 23:57:11.85 ID:6AunESr70
あ
355 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/22(金) 00:05:30.74 ID:/rFM/eRTO
魔翌力が凄まじいことに
356 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/22(金) 00:13:29.35 ID:+PaHwnri0
成長安価 ゾロ目が出たらスキル安価を追加します。
【名前】スピカ
《体力》778
《魔力》13
―――――――
《膂力》216
《知恵》261
《防御》280
《精神》353
―――――――
ゾロ目なのでスキル獲得です。
安価↓1
00〜24 必然の加護
>>323
25〜49 ハイトルク
>>320
50〜74 エクリプス
>>239
75〜99 アコーダンス
>>242
357 :
◆GsFNmlQwPk
[saga]:2019/03/22(金) 00:16:55.13 ID:+PaHwnri0
今日はお休みです。
358 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/22(金) 00:18:43.79 ID:N/54zVlg0
乙
359 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/22(金) 00:28:16.76 ID:/rFM/eRTO
乙!
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