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【安価】垣根「誰だよお前」バードウェイ「至って普通の魔術師だよ」
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2 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/20(水) 23:32:56.18 ID:bOaN8juQ0
最初のみ、地の文ありになります
3 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/20(水) 23:35:18.38 ID:bOaN8juQ0
undefined
4 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/20(水) 23:37:56.34 ID:bOaN8juQ0
undefined
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2019/03/20(水) 23:39:53.56 ID:A3lQhqKv0
書き込み欄の下にもあるけど、6000バイト85行以上になると「undefined」になっちゃうよ
6 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/20(水) 23:43:34.72 ID:bOaN8juQ0
─路地裏─
(最悪……だ。)
(なんとか最後の力で、あの場から逃げ出してきたはいいが、最早演算は働かねぇし、体もろくに動かせやしねぇ)
(思えば…)
(ピンセット、ドラゴン、黒い翼、未元物質…)
(核心に近づいた…だがあのクソったれな一位の前に、俺は負けた)
敗北。垣根帝督の人生で一度も味わったことのない経験。なにせ同格以上の人間と敵対したことがない。
垣根にとって戦いは一方的な蹂躙でしかなかった。それ故、自分がこんな目に合うと考えることはなかった。
もちろん、一方通行が、第一位が、自分と戦うことのできる唯一の相手だと認めてはいたが。
(結局、俺は第二位だとか未元物質だとか最高峰の力を持っていて敗けた。そして暗部のクソ野郎が最期はろくな終わり方じゃないってのは分かってたわけだが…)
今まで誰にも垣根は敗北したことはなかった。能力者としてそんな人間は稀有で、一方通行でさえ、上条当麻、木原数多に負けている。
7 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/20(水) 23:45:29.94 ID:bOaN8juQ0
>>5
ありがとです。久々すぎて文字制限とか忘れてた...
8 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/20(水) 23:46:03.54 ID:bOaN8juQ0
しかし、垣根は初めて負けた。
そしてそのたった一度の敗北は致命的であり、垣根帝督という人間の人生を終わらせるには余りにも十分すぎた。
(…こういう時、死が怖いだのよく言うやつがいるが、なんも感じねぇな)
死を間近にして、垣根は恐怖を感じなかった。そもそも彼の恐怖という感情が壊れているのかもしれないし、暗部に墜ちた時にはこういう未来を想定はしていたのかもしれない。
学園都市の科学技術の発展は著しい。外の世界の技術発展の倍の速度で、世界が変わっている。
そんな世界で過ごしたからこそ、垣根はいつしか未元物質を越える兵器が出てくるのではないのか、と考えたことがあった。
ありえない話ではない。
この都市での旧型ウイルスは、外ではサイバーテロを起こしかねないものだ。
だからこそ、そんな結末をなんとなく想像してはいた。
(だが、まさか同じ能力者に負けるとは思ってもなかったんだが……)
錯綜する記憶をふりかえり、改めて自分がろくなやつじゃないと気づく。
(…もし、)
(もう一度、やり直せるとしたら……)
人生に、もしもはない。
だからこそ、こんな願いはバカらしいものだ。
しかし、彼のなかで煮えたぎるなんとも言えない感情がそう促させた。
だが彼は平穏を望むのでもなく、生存を望むのでもなく、他の誰かが聞いたら笑うような、そんな酔狂染みたことを薄れいく意識の中で、考えた。
──あの第一位に勝ちたいと、彼はそう願ったのだ。
そんな願いが届いたのか、はたまた偶然か。
通りがかった少女が一人。
「随分と酷い怪我だ。まるで聖人と戦ったみたいじゃないか」
悪人に救いの手が伸ばされた。
この出逢いが彼の運命、ひいては科学サイドを大きく変えることになる。
9 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/21(木) 00:04:52.35 ID:Ib/MvyJb0
─路地裏─
垣根(………)
垣根(…………あ?)
垣根(なんで俺意識あるんだ?……一方通行に負けて惨めに死んだ記憶しかないんだが)
垣根(それとも、あれは夢だったとかか?)
垣根(いや、夢じゃねぇな。まだ身体が痛む。しかも一方通行に丁度えぐられた箇所だ……間違いなく夢じゃねぇな)
垣根(だが不思議と傷はないように感じる、なんなんだこりゃ)
垣根(つか、この俺が地面にキスしてるみたいな格好する日が来るなんてな)
垣根(まぁ、とりあえず立ち上がらねぇとな……体痛てぇが)
垣根「よっこらしょ──」
バードウェイ「随分、目覚めるのが早いじゃないか」
垣根「──ッと、びびらせやがって……誰だお前」
垣根(俺が生きてると分かって、止めを刺しに来た暗部のやつか?コイツは)
10 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/21(木) 00:39:00.07 ID:Ib/MvyJb0
バードウェイ「暗部?何を言ってるか分からないが、それが命の恩人に対する態度なのか能力者」
垣根「命の恩人…?」
バードウェイ「そうだ。貴様がボロ雑巾のように這いずりまわっていたんだ。覚えてないのか?」
垣根(ボロ雑巾だと?…くそが、こんなガキの煽りで苛つくなんて情けねぇ)
11 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/21(木) 00:40:49.19 ID:Ib/MvyJb0
>>9
垣根「俺が生きてるって分かって、始末しに来た暗部の回し者か?」
に訂正
12 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/21(木) 00:45:23.65 ID:Ib/MvyJb0
垣根(つか、こんなガキがそんな『冥土返し』みたいな芸当ができるってのか?)
バードウェイ「あまりにも見苦しかったものでな、助けてやったというわけだよ」
垣根「助けたっていうが、どうやってだよ。ここでオペしたとか言うわけじゃねぇよな」
バードウェイ「愚問だな。能力者の街に住みながら、既存の常識に縛られてるようでは」
垣根(まぁ、確かに回復系の能力者って考えれば何もおかしくはないが……)
垣根(問題は、あの傷が治せるレベルの高位能力者がいるかってことだ)
垣根「で、治してくれたっていうお前はいつまでここに居るんだよ」
バードウェイ「貴様が起きるのを待っていたんだ」
垣根「へぇ」
垣根(なんだ、ここからが本題ってやつか)
垣根(仕事の依頼か?、暗部の差し金一般人か?)
垣根(この際、治したのがコイツかそうじゃないかはあとで考えるとしよう)
垣根(コイツは、そこらへんの鼻垂れ小僧と違うのは分かる、だが見てみれば見てみるほど暗部らしさを感じもしない)
垣根(一体、なんなんだ?)
バードウェイ「……」
垣根「で、なんだよ」
バードウェイ「…空いた」
垣根「なに?」
バードウェイ「お腹空いた。夕食おごっていいぞ」
垣根「は?」
13 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/21(木) 01:02:51.61 ID:Ib/MvyJb0
─ファミレス─
垣根「……」
バードウェイ「……悩ましいな。ハンバーグとステーキ、一体どちらにするか…」
バードウェイ「パフェも頼むとして、ドリンクバーも欲しいな。あ、サラダもつけるか」
垣根「オイ」
バードウェイ「なんだ?…あ、安心していいぞ、Cセットじゃなくて50円安いBセットにするから」
垣根「誰もセットの種類なんか聞いてねぇよ!」
バードウェイ「じゃあなんだよ能力者。飲食店でメニュー以上に大事なものがあるっていうのか?」
垣根「うるせぇ!」
バードウェイ「なにをそんなパニクってるんだ貴様」
垣根「パニックにもなるわ。死んだかと思ったら生きてるし、でも傷はねぇし、そして自称治療者から飯を求められるし」
垣根「お前が仮に本当に俺を治したってなら、見返りしょうもなさすぎるだろ」
バードウェイ「いいや…私はもう既に貴様からもらってるよ、夕食以外のものをきちんと、ね」
14 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/21(木) 01:34:04.00 ID:Ib/MvyJb0
垣根「あ?」
バードウェイ「時に能力者。お前は帰るなら帰ってもいいんだぞ?」
垣根「なに言ってんだよ。俺が帰ったらお前どうすんだ?金ないとか言ってたろ」
バードウェイ「まぁ、気にするなよ」
垣根「あ?……まぁ、万が一にもお前に借りがあるかもしれねぇから付いてきただけだ。帰っていいなら帰るさ」
垣根「じゃあな」スタスタ
15 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/21(木) 01:39:17.25 ID:Ib/MvyJb0
バードウェイ「おっと、やっぱり『帰るな能力者』」
垣根「!?」スタスタ
垣根(なんだこりゃ、勝手に身体が動いてバードウェイのいたほうに身体が向いて足が進む)
バードウェイ「ふ、どうやらうまくいったみたいだ」ニヤリ
バードウェイ「『右手をあげろ能力者』」
垣根「……く」スッ
垣根(あのガキに操られてるみたいに身体が動く、超能力にも思えねぇ。一体この力は……)
垣根「何なんだよこれはよ」
バードウェイ「『自己強制証明(セルフギアススクロール)』、契約遵守のために魔術師同士で稀に扱われるものだ。もっとも私のはオリジナルに改良を加えてるがね」
バードウェイ「能力者。お前はこの紙にサインしたんだ」ピラッ
バードウェイ「そして、ここには貴様の命を助けるという条件の代わりに、貴様は制約として私の下僕になった」
垣根「テメェ何者だ…」
バードウェイ「貴様を治療したものだよ。これで十二分に理解できただろう?」
垣根「くそが…」
バードウェイ「おっと、肩に力をいれても何も意味はないぞ。『自動強制証明』の制約は下僕になることだけじゃないんだよ。貴様は私が一々命令せずとも絶対にできない行動が幾つかある、その一つが『私への攻撃』だ、無論間接的にも含む」
垣根「何が望みだよ……」
バードウェイ「そんなに難しいことじゃないさ。ただ私の下僕として働いてもらうだけだよ」
16 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/21(木) 01:57:21.81 ID:Ib/MvyJb0
─大通り─
垣根「チッ、まぁ俺としても命助けられてるっていうなら、多少の労働ならしてやるよクソガキ」
バードウェイ「よろしく頼むさ、ホスト能力者」
垣根「誰がホストだコラ」
垣根(どうにかあの紙の契約を解除できないものか……魔術とかいったか?原石のことかもしれねぇし、色々調べる必要があるな)
垣根(ずっとコイツの犬になるつもりはねぇ。警戒心をなくしていって油断させるのが得策だ)
バードウェイ「じゃあなんて呼べばいいんだ?」
垣根「俺は垣根帝督だ。好きに呼べ」
バードウェイ「垣根帝督。随分と変な名前だ」
垣根「で、お前は?」
バードウェイ「?」
垣根「お前も言えよ、誰だよお前」
バードウェイ「至って普通の魔術師だよ」
垣根「名前を言えや」
17 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/21(木) 02:06:37.22 ID:Ib/MvyJb0
─大通り─
垣根「お前どこ住んでるんだ?」
バードウェイ「見ての通り日本じゃない。こっちに来てからはうっかり財布を失くしてさまよってたとこだよ」
垣根「ふーん、住むとこがないってのは辛いな。同情するわ」
バードウェイ「随分、他人事みたいに言うじゃないか」
垣根「だって他人事だしよ」
バードウェイ「『垣根、お前の家に私を連れていけ』」
垣根「はぁ……不幸だ」
18 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/21(木) 02:22:00.96 ID:Ib/MvyJb0
─垣根宅前─
垣根「あ?」ガチャ
バードウェイ「どうしたんだ?」
垣根「いや、なんか開かねぇ。鍵錆びたとかか」
バードウェイ「なに」
垣根「指紋認証のほう使うか。こっちのほうがポピュラーなんだが、どうも鍵で開ける癖がついててよ」ピッ
端末「Errorです。この人物は端末に登録されていません」
垣根「なんだと…」
バードウェイ「家に入れないなんて同情するよ垣根…とでも言っとけばいいか?」
垣根「ふざけてる場合じゃねぇ、まずいだろこりゃ」
垣根(……心辺りがあるとすれば俺の戸籍が死人扱いになってるとかか?)
垣根(となると銀行だの、クレジットカードも使えない可能性が出てくる。俺がぶっ倒れてからあまりにも停止になるのが早すぎるが……)
垣根(やべぇ…どうしよ…)
安価下3の内コンマが一番高いもの
1、誰かに出会う(内容も指定可)
2、心理定規に助けを求める
3、その他イベント
19 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/21(木) 02:25:56.64 ID:Ib/MvyJb0
一応現時点で安価に登場可能キャラ
インデックス、シェリー、ルチア、アニェーゼ、アンジェレネ、土御門兄、青髪、上条、五和、吹寄、固法、食峰、オリアナ、リドヴィア、オルソラ、神裂、雲川姉、白井、佐天、バードウェイ、心理定規、湾内、婚后、泡浮、布束、結標、サーシャ、御坂、初春、御坂妹、ヴェント、ステイル、姫神、風斬、小萌、木山、削板
(一方通行、打ち止め、黄泉川、芳川、アレイスター、16巻以降のキャラ、新訳のキャラ排除。アイテムも一時的に排除)
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/21(木) 07:04:21.60 ID:EIEtvniIo
2
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/21(木) 07:31:03.21 ID:CQvA/5rHo
2で
22 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/21(木) 13:45:46.19 ID:Ib/MvyJb0
垣根(暗部のやつに頼るしかねぇか……)
垣根(って言っても、ゴーグルも砂皿も死んだんだよな、確か…)
垣根(……心理定規に電話かけてみるか)ガチャ
心理定規『誰かしら?帝督の電話からかけてくるなんて』
垣根「俺だよ、垣根」
心理定規『?……一方通行にボコボコにされたってタイムラインで見たんだけでデマだったのかしら』
垣根「タイムラインって何だよ」
23 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/21(木) 13:47:06.58 ID:Ib/MvyJb0
心理定規『って、本当にあの垣根帝督なの?』
垣根「ああ」
心理定規『信じられないんだけど』
垣根「まぁ、分からなくもねぇけど」
心理定規『まぁ色々あとで聞くとして、何の用?』
垣根「あー…」
垣根(何て言えば良いんだ。ガキを住ませてやってくれ、なんていきなり言われたら困惑するよな)
垣根(つかロリコン疑惑が浮上する可能性も否めない。普段人助けなんかしない柄だから仕方ねぇが)
垣根「あのさ心理定規」
心理定規『うん』
垣根「俺、妹みたいなのが居るんだけど、ちょっと預かってくれないか?」
心理定規『色々突っ込み所あるわね。帝督、家族居たんだっけ?』
垣根「いや、妹みたいなのなんだよ。義妹とか、そんな感じか?まぁ、今回たまたま旅行しに来たみたいでよ」
心理定規『ふーん』
垣根(どうだ肉親作戦。これなら不自然じゃないだろう。見た目が全然違うのは血が繋がってないと言っとけば大丈夫だろう)
心理定規(めちゃくちゃ嘘っぽいけど、とりあえず触れないでおこう)
心理定規『で、何で自分の家に泊めないの?』
垣根「なんか家入れねぇんだ。ぶっ壊せば入れるけどよ。わざわざ破壊するのなんて馬鹿げてるだろ?……ついでにいえば金もクレカとか銀行使えない疑惑がある」
心理定規『なにそれ死人扱いで凍結とか?』
垣根「たぶんな」
心理定規『暗部の情報隠蔽かなにかかしら。何れにせよ災難ね』
垣根「ああ……で、どうなんだ?預かってくれないか?」
心理定規『うーん……まぁ、いいわよ』
垣根「お、まじか!」
心理定規『てか、預かれって言うけど、あなたも来なさいよ』
垣根「俺?……野宿するからいいよ」
心理定規『その妹?さんも、あなたが居なきゃ退屈でしょうに。逆に私が気を使うじゃない』
垣根「あぁ……一理あるが」
垣根(正直、このガキから離れたとこに行きたいんだけどなぁ)
心理定規「遠慮しなくていいわよ?」
垣根「じゃあ、少しの間邪魔するかな」
24 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/21(木) 13:58:46.19 ID:Ib/MvyJb0
─心理定規宅前─
垣根「googleマップ曰く、ここが心理定規の家みたいだな」
垣根「おいガキ。同僚には俺の義妹って言っといたからあんま変な発言するなよ」
バードウェイ「無茶言うなよ」
垣根「……いちごパフェ今度買ってやるよ」
バードウェイ「チッ、今回は従ってやろう」
垣根(あれ?わりとチョロいのかコイツ)
25 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/21(木) 14:17:41.65 ID:Ib/MvyJb0
垣根「開けろ心理定規」ピンポーンピンポーン
心理定規「何回も押さないで頂戴」ガチャ
垣根「わりぃな。ボタン見ると押すのやめれなくなるんだわ」
心理定規「なにそれ子供みたい……っていうか」
垣根「……なんだよ人の顔ジロジロ見て」
心理定規「……本当に、帝督みたいね」
垣根「疑ってたのか?……俺が一方通行のクソに負けるわけねぇだろ」
バードウェイ「ボロ雑k」
グイッ
垣根「おっと、そういや俺は喉が渇いてるんだった。水飲ませろ」
心理定規「その横暴っぷり間違いなく垣根帝督ね」
垣根「あ、このちんちくりんが義妹のバードウェイだ」
バードウェイ「誰がちんちくりんだ」
心理定規「外国人じゃない、この子」
心理定規(ますます謎めいてきたわね)
心理定規「私は心理定規。本名じゃないけど、そう呼んでくれると嬉しいわ。よろしくね?」
バードウェイ「ああ、レイヴィニア=バードウェイだ。よろしく頼むよ」
26 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/21(木) 14:45:05.72 ID:Ib/MvyJb0
─心理定規宅・到着から数時間後─
垣根「何だよコイツ」ジー
冷蔵庫「」
心理定規「最新の冷蔵庫だけど。何そんなに凝視してるのよ」
垣根「わかんねぇ。だけどなんか腹たってきた」
バードウェイ「情緒不安定すぎじゃないか?」
心理定規「ほんとね」
垣根「てか、お前の家わりと広いな。大能力者ってのも随分裕福な暮らししてるんだな」
心理定規「なにそれ嫌味?」
バードウェイ「騙されるな心理定規。垣根は銀行からお金おろせないんだぞ今」
垣根「うるせぇよ」
バードウェイ「なぁ、垣根。ハーゲンダッツのオレオが食べたい」
垣根「現金、あと三万しかないんだけど」
バードウェイ「まぁ、何とかなるだろう」
垣根「はぁ…」ガチャ
心理定規「やけに素直に行くのね、あの人」
バードウェイ「かわいい妹のたのみだ。快く聞くことはあっても、断りはできないのさ」
心理定規(む。となると本当に義妹なのかしら?……まぁ、どっちでも良いんだけど)
27 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/21(木) 14:53:36.87 ID:Ib/MvyJb0
─心理定規宅・到着から数時間後─
垣根「何だよコイツ」ジー
冷蔵庫「」
心理定規「最新の冷蔵庫だけど。何そんなに凝視してるのよ」
垣根「わかんねぇ。だけどなんか腹たってきた」
バードウェイ「情緒不安定すぎじゃないか?」
心理定規「ほんとね」
垣根「てか、お前の家わりと広いな。大能力者ってのも随分裕福な暮らししてるんだな」
心理定規「なにそれ嫌味?」
バードウェイ「騙されるな心理定規。垣根は銀行からお金おろせないんだぞ今」
垣根「うるせぇよ」
バードウェイ「なぁ、垣根。ハーゲンダッツのオレオが食べたい」
垣根「現金、あと三万しかないんだけど」
バードウェイ「まぁ、何とかなるだろう」
垣根「はぁ…」ガチャ
心理定規「やけに素直に行くのね、あの人」
バードウェイ「かわいい妹のたのみだ。快く聞くことはあっても、断りはできないのさ」ニヤリ
心理定規(む。となると本当に義妹なのかしら?……まぁ、どっちでも良いんだけど)
28 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/21(木) 14:55:46.00 ID:Ib/MvyJb0
─心理定規宅・到着から数時間後
垣根「何だよコイツ」ジー
冷蔵庫「」
心理定規「最新の冷蔵庫だけど。何そんなに凝視してるのよ」
垣根「わかんねぇ。だけどなんか腹たってきた」
バードウェイ「情緒不安定すぎじゃないか?」
心理定規「ほんとね」
垣根「てか、お前の家わりと広いな。大能力者ってのも随分裕福な暮らししてるんだな」
心理定規「なにそれ嫌味?」
バードウェイ「騙されるな心理定規。垣根は銀行からお金おろせないんだぞ今」
垣根「うるせぇよ」
バードウェイ「なぁ、垣根。ハーゲンダッツのオレオが食べたい」
垣根「現金、あと三万しかないんだけど」
バードウェイ「まぁ、何とかなるだろう」
垣根「はぁ…」ガチャ
心理定規「やけに素直に行くのね、あの人」
バードウェイ「かわいい妹のたのみだ。快く聞くことはあっても、断りはできないのさ」ニヤリ
心理定規(む。となると本当に義妹なのかしら?……まぁ、どっちでも良いんだけど)
29 :
◆IXrZKp1Pk.
[saga]:2019/03/21(木) 15:05:00.32 ID:Ib/MvyJb0
外出時何か起こる?
1、誰かに出会う
2、何も起こらない。いたって平和である
3、その他なんでも
安価
>>31
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/21(木) 15:05:55.12 ID:EIEtvniIo
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