【五等分の花嫁】四葉「中野四葉は幸せになりたい」

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129 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/24(日) 22:10:33.45 ID:5iSZSaQbo
お?
おつー
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/24(日) 22:15:03.78 ID:TkX20h7q0
そう簡単に逝くかな?
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/24(日) 22:20:48.86 ID:yQldaJ8Lo
グロいことが起きなきゃいいけど
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/24(日) 22:24:27.91 ID:ifwBNxwLo
五等分はまだ…四等分と挽肉にならなければ…
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/24(日) 22:31:46.53 ID:np46OOaWo
勝負に出たな 乙
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/25(月) 20:24:21.61 ID:N8qyfJUp0
コンマ神次第で四等分の風太郎&挽肉の四葉?
135 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/26(火) 21:37:32.09 ID:1rM6uUUg0

私は待った。祝福の時を。

五月「驚きですが」

口火を切ったのは五月。

五月「私は祝福します。四葉と上杉さんの仲を応援します」

誰も何も言わない。でも、私は手をぎゅっと握りしめた。

五月「らいはちゃんも認めているのですから。姉妹の仲で誰よりも私達と上杉さんの事を考え、献身的に尽くしてくれた四葉の幸せを」

五月「私達に祝福しない理由がありません」

五月「お母さんがいいました。喜びも悲しみも五等分。祝福しようじゃありませんか」
136 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/26(火) 21:40:29.12 ID:1rM6uUUg0

五月からの祝福で私の心が幸せが注がれていく。

きっと他のみんなも祝福してくれる。そう信じていた。

二乃「私は認めないわっ!」

四葉「!」

二乃「四葉、あんたいつフー君に告白されたのよ?」

四葉「……あ」

二乃「まずそれを答えなさい」

四葉「えっと……3週間くらい前の金曜日……み、みんなが、返事を受ける前……」

二乃「じゃあフー君は四葉が好きだから私を振ったって認識でいいわよね?」

四葉「……そう、だと思う」
137 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/26(火) 21:43:19.85 ID:1rM6uUUg0


二乃「はぁ?とんだピエロだわ!四葉はこの数週間、私達が振られて落ち込んでいたのを、ニヤニヤ眺めてたって訳でしょ?」

二乃「で?何、このタイミング?皆で和気藹々としてる中でらいはちゃんの中で1番のお姉ちゃん候補ってなった時?」

二乃「なにか裏でコソコソしていると思ったら、五月に根回ししてたんでしょ?」

二乃「はぁ〜〜〜!?ほんと、茶番!らいはちゃんもいるし、私にも勝ち目はないし、仲良し姉妹を演じるなら祝福せざるを得ない状況で、それ?」

二乃「筋通せよ四葉」

四葉「わ、私は……そ、そんなつもりじゃなくて……」

早まった。確かに私は勝っていたんだ。

でも真っ向勝負にとことん拘っていた二乃を納得させられない。祝福は、得られない。

心のバケツに大きな穴が空いて、五月に注がれた幸せが急に溢れていくのがわかる。
138 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/26(火) 21:44:43.20 ID:1rM6uUUg0

一花「それはちょっとおかしいと思うな、二乃」

四葉「一花……?」

一花「だって、四葉は別にフータロー君に告白していた訳じゃないし、整理すると向こうから勝手に告白してきたわけでしょ?」

一花「確かに、四葉はフータロー君に好意を抱いていたと思うけど、それは恋心かはっきりしなかった」

一花「そんな時に突然、フータロー君に好きなんて言われちゃったら気持ちを整理する時間が必要だと思うよ」

一花「その後で私達が振られちゃった訳じゃん。私達の気持ちを考えたら、四葉の立場としては言えないよ、告白されたなんて」

二乃「……っ!」

一花「三玖はどう思う?」
139 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/26(火) 21:46:44.85 ID:1rM6uUUg0

三玖「わ、私は……」

三玖「四葉が好きな子と結ばれるのは祝福したいっ……でも、その相手がフータローだなんて」

三玖「正直、悔しい。胸が痛い」

三玖「でも私の本心は……ずっと応援してくれた、四葉の幸せなら……祝福出来る」

三玖「おめでとう、四葉」

四葉「三玖……!」

二乃「はいはい、いい子いい子。で、一花。あんたはどうなの?こんなコケにされて祝福なんて出来るの?」

一花「祝福するよ、私も。おめでとう、四葉」

四葉「えっ……一花」

一花「当たり前じゃん。1人の幸せは皆の幸せ。幸せは五等分。他ならぬ四葉の幸せなんだ。祝福しない理由はないよ」

五月「二乃。大人になりましょう。幸せは五等分ですから」

二乃「私は絶対認めないわ。四葉なんかに負けるなんて。私は独占したい。あんたらみたいに五等分で満足できるほど、安い愛じゃないのよ!」
140 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/26(火) 21:48:34.77 ID:1rM6uUUg0


五月「四葉に謝ってください!二乃!」バシッ

五月は二乃の頬を力いっぱい叩いた。

三玖「あっ」

一花「うわっ」

二乃「……」

二乃はギロッと五月を睨んだあと、私の方をみた。

二乃「祝福は絶対にしない。私はフー君が好き。その気持は誰にも負ける気はないし、諦めてないから」

二乃「まだ勝負はここからよ。料理の腕も、お洒落も、女としての魅力も、四葉、アンタに負けたと思った事なんて一度もない」

二乃「決着がつくまで、私達、少し距離をおきましょう。それじゃあ、バイバイ」

二乃は部屋を飛び出した。

四葉「待って!二乃!」

こんなのってない。上杉さんと付き合えても、二乃が祝福してくれないと、私幸せになれないよ。

一花「ほっとけば良いんだよ。二乃も少し頭冷やせば分かってくれるから」

引き止めようとする私を、一花が制した。

らいは「恋愛って大変なんだね」

らいはちゃんが最後にぽつりとつぶやいた。
141 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/26(火) 21:50:25.00 ID:1rM6uUUg0

次の日の朝、二乃は私達の家からいなくなっていた。

一晩中考えたけど、答えは出ない。

何が悪かったんだろう。

最初に言えば良かったのかな。上杉さんに告白されたってことを。

でも、正直に話しても二乃が祝福してくれる保証なんてないし、そんな事をしたら一花から絶対妨害されていた。

すでに勝敗は決したからこそ、二乃以外の3人から祝福は得られた。

でも、私は幸せになれていない。二乃の祝福が欲しい。

これは私のエゴ。二乃に認められないと、上杉さんに気持ちを伝えられない。幸せになれない。

二乃のことをなんとかしないと。

四葉「どうしよう。誰に相談しよう」

↓1 誰と話しますか?
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/26(火) 21:51:38.02 ID:96FfWM1Ro
風太郎に経過と二乃暴走の注意を示唆
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/26(火) 22:27:56.81 ID:gX1WEkMTo
盛り上がってきたな
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/03/26(火) 22:48:27.24 ID:StKKbfIt0
ニコニコで一挙放送中

二乃「戦争だろっ・・・!恋愛は・・・!こんな事になったら・・・っもう戦争だろっ・・・!」
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/03/27(水) 00:07:55.24 ID:0v0qXDT00
デート(戦争)
146 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/27(水) 00:49:03.62 ID:9r4xvc/w0

こんな時頼れるのは上杉さんだ!

風太郎「話って何だ?」

放課後上杉さんを校舎裏に呼び出した。

四葉「あのねっ、相談があるの」

風太郎「相談か……勉強の話か?わからない問題があるのか?」

四葉「ち、違います!勉強じゃなくて……じ、実は!この前の上杉さんの告白にも関係しているんです!」

上杉さんの顔に緊張が走った。

デートに誘われて手もつないで、あとは私の返事待ちって感じになっている関係だけど。

四葉「私がお返事出来ない理由、なんだかわかりますかっ」

風太郎「わからん」

四葉「少しは考えてくださいよ、もー!」

風太郎「お前のことは常々考えているんだが」

四葉「もうっ、上杉さんったら……」

好感度が高いおかげで、上杉さんは私のホの字みたい。
147 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/27(水) 00:52:57.19 ID:9r4xvc/w0


四葉「姉妹のことで悩みがあるんですっ」

風太郎「あっ」

鈍感な上杉さんも察したみたい。

四葉「そのですねー、上杉さんが私にあんなタイミングで告白するから、姉妹仲がギクシャクしたんですよっ!」

風太郎「その点はすまなかった」

四葉「それで私としては、皆に了解してもらった上で、上杉さんにお返事したいんです」

四葉「で、紆余曲折を経て、3人の了解は得ました」

四葉「でも、残り1人が……怒っちゃって、家出したんです」

風太郎「家出といえば二乃か五月だな」

四葉「前者です。で、私としては二乃と仲直りして、きちんと話し合ってお互い納得した上で、お返事したいなーと」

風太郎「そうか、二乃が……」

上杉さんも二乃には思うところがあるみたい。最初に告白して、上杉さんに恋を意識させたのも二乃だから。

四葉「正直、家出した二乃が心配です。今はホテル暮らしみたいですけど、何するかわからなくて……」

四葉「とても思いつめた様子でした。上杉さんも気をつけてくださいっ!」

風太郎「あいつの暴走に振り回されるのは今に始まったことじゃないから大丈夫だ」

風太郎「だが、俺になにか出来ることはあるか?」

四葉「うーん」

↓1
@二乃に家出をやめるように説得してください  
A二乃と二人きりで会わないようにしてください コスト:姉妹仲良しポイント1ダウン

148 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/27(水) 00:58:21.25 ID:I4AsWFXPo
1
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/27(水) 00:58:38.77 ID:Hi/tNBVZo
1
150 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/27(水) 01:38:12.64 ID:9r4xvc/w0

四葉「二乃に家出をやめるように説得してください」

四葉「私じゃメッセージも既読スルーされるんですっ」

四葉「教室では話しかけるなオーラがすごいし」

四葉「他の姉妹は二乃はほっとけば帰ってくるという扱いで何のアクションもないです」

四葉「このままじゃ、姉妹がばらばらになっちゃう」

四葉「それだけは嫌。上杉さん、お願いします」

四葉「……この問題、解決したら、お返事、しますっ」

風太郎「ああ!わかった!俺に任せろ!」

上杉さんのやる気スイッチを押せたみたい。

風太郎「と言いたいところだが……実は昨日、また二乃から告白された」

四葉「ええっ!?」

上杉さんからの衝撃の告白。家出からまだ3日も経ってないのに二乃の動きが早すぎる。

うじうじ誰に相談するか悩んでいた私の時間は何だったんだろう。
151 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/27(水) 01:41:38.62 ID:9r4xvc/w0

四葉「で、答えは……?」

風太郎「保留にしている」

上杉さんは目を一瞬そらした。私の心がズキッと締め付けられる。

風太郎「もちろん、俺の気持ちは変わりない。でも、二乃の気持ちを考えると、すぐに返事は出来なかった」

大丈夫。まだ、上杉さんの好感度は高い。でも、二乃は危ない。

私はこの時、このまま二乃の祝福を待つのが正しいのか疑問をいだいた。

風太郎「だが、その件と家出の件も含めて、二乃としっかり話し合おうと思う」

風太郎「あいつ、いまどこのホテルに泊まっているか知ってるか?」

四葉「上杉さん、二乃のホテル行くつもりですか?」

風太郎「ああ。前も家出した時も何度か通ったぞ。学校やバイト先じゃ込み入った話は出来ないだろ?」

四葉「ですが、ホテルは」

私は恥ずかしくてその先を言えなかった。なんてことを想像したの、四葉!

でも今の二乃なら、上杉さんを誘惑しかねない。危なすぎる。上杉さんだって男の子だ。

二乃に「抱きなさい」なんて言われたらイチコロだ!

四葉「二人っきりは……まずいんじゃないかな」

風太郎「なら、四葉も一緒に来るか?」


こうして私と上杉さんと二乃、三人での会談が急遽予定される事になった。

上杉さんを巡って、私と二乃の第二次シスターズウォーが始まる。

続く。
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/27(水) 01:47:14.60 ID:GxMQHp8So
あぶねー二人っきりは逆転敗北が見えてた
おつー
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/27(水) 01:58:49.14 ID:wvjxY6URo
二乃は髪切って四葉の変装得意そうだよね
デミグラスハンバーグ決めとく手もあるが愛の力で風太郎には頑張ってもらいたい
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/03/27(水) 07:47:52.02 ID:2HbOLxhh0
四葉ハンバーグ?
155 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/27(水) 22:29:23.01 ID:9r4xvc/w0

二乃ホテル。


二乃「いらっしゃい、フー君♥こんな時間に乙女の部屋に遊びにくるなんて大胆だわ♥」

四葉「あの〜私もいるよっ」

二乃「なんでアンタまでいるのよ!」

風太郎「まあまあ。姉妹で喧嘩はやめろよ」

二乃「四葉に頼まれて仲裁ってわけね」

二乃はため息をついた。

二乃「で、フー君はどうして欲しいの?」

風太郎「とりあえず家出をやめて五つ子の家に帰れ。ホテル代だって馬鹿にならないだろ」

二乃「いやよっ!あの家にいると私は駄目になる。それに、今の四葉と一緒に暮らすなんて……私にだってプライドってもんがあるの」

風太郎「お前なぁ……」

上杉さんは呆れ気味だ。
156 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/27(水) 22:36:32.17 ID:9r4xvc/w0

二乃「でもホテル代が結構負担なのは事実よ。ねぇ、フー君、ここのお金払えなくなったらお家お邪魔していい?」

二乃「料理は作るし、洗濯と掃除だってするわ。なんなら、下のお世話まで。何でもするわよ」

風太郎「お前っ……!少しは、恥じらいってものを持て!」

二乃に迫られて上杉さんはタジタジだ。

四葉「上杉さん」

私がぎゅっと脇腹をつねると上杉さんは気を持ち直したみたい。一緒に来て本当に良かった。

風太郎「すまん。二乃、お前だって本当はわかってるだろ。1番大事なのがなにか」

風太郎「今のお前は恋に恋して周りが見えなくなってるだけだ。お前にとって1番大事なのは俺じゃない」

風太郎「生まれた時から喜びも悲しみも分かち合ってきた姉妹が1番大事だろ」

風太郎「一時のくだらない感情で、それをぶち壊しにするな」

風太郎「俺は、家族も大事に出来ない奴の事を好きになる気はない」

二乃「……」
157 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/27(水) 22:38:08.97 ID:9r4xvc/w0

上杉さんは男らしく二乃にバシッと言ってくれた。

あとは二乃が納得するだけだ。

二乃の顔色は曇っていた。上杉さんに言われたのは流石に応えたみたい。

二乃「わかったわ」

風太郎「!」

二乃「少し考えさせて。私だって……帰りたいって気持ちはあるんだから」

私は上杉さんと顔を見合わせた。光明が見えてきた。

二乃「あ、そうそう。お客様に飲み物出してなかったわね。アイスティーしかないけどいいかしら?」

風太郎「ああ、頼む」

ホテルの空調のせいか、やけに部屋が乾燥していた。多少の緊張で、私も喉が乾いていた。

二乃がコップに注いだアイスティーを私と上杉さんに差し出した。

↓1 二乃の差し出したアイスティーを飲みますか?


※断ると姉妹仲が1ダウンします。
二乃「飲まないってことはつまり私の事を信用していないって事よね?」
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/27(水) 22:42:17.10 ID:3FiOXoRt0
飲む
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/03/27(水) 22:42:33.16 ID:ydkzkyl10
飲む
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/27(水) 22:42:47.21 ID:I4AsWFXPo
サーッ
161 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/27(水) 22:50:29.06 ID:9r4xvc/w0

四葉「いただきますっ」グビグビ

四葉「美味しいっ」

乾いた喉に冷たいアイスティーが染み渡る。

さすが高級ホテル、いい葉っぱを使っている。

四葉チェック星3つ。

上杉さんもアイスティーを飲んだ。

二乃の口元に笑みが浮かんだ。

……

↓1
コンマ50 以上 眠気が襲ってきた
コンマ50 未満 アイスティーでリフレッシュ!
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/27(水) 22:52:47.88 ID:9ppfyi6Ro
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/27(水) 22:56:52.72 ID:1EEZ61fYO
デスヨネー
164 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/27(水) 23:32:10.34 ID:9r4xvc/w0

なんだか喉が潤ったら眠くなってきたみたい。

視界がかすみ始めた。

風太郎「おい、四葉、大丈夫か?」

最近色々心労が溜まっていたのかなぁ。夜はあまり勉強してないでぐっすり寝ていたつもりだけど。

二乃「眠いならベッド貸すから寝なさいよ」

四葉「大丈夫、眠くなんて……」

そこから先の記憶はない。

……

風太郎「おい、四葉。家ついたぞ」ユサユサ

四葉「ほえ?」

気がついたら私はタクシーの中にいた。

四葉」「二乃は!?」

風太郎「話し合いの最中突然寝るなんて。疲れていたんだな」

四葉「上杉さんは眠くなかったんですか?」

風太郎「ああ。特に。それで二乃と話し合ったんだが……」


↓1 風太郎の話し合いの結果
コンマ 50以上 二乃説得成功 姉妹仲良しポイント1アップ
コンマ 50未満 二乃説得失敗 風太郎の好感度1ダウン(相対的低下)
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/27(水) 23:32:44.16 ID:1EEZ61fYO
失敗
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/27(水) 23:39:17.25 ID:2HbOLxhh0
コンマ神のファンサービスが始まる悪寒
167 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/27(水) 23:45:31.89 ID:9r4xvc/w0

風太郎「あいつの決意は固いらしい」

風太郎「もう少し時間が必要みたいだ……俺として言うべきことは言ったつもりだが」

風太郎「力になれなくて済まない。とりあえず、二乃にはあまり自暴自棄にならないよう伝えておいたから」

風太郎「それじゃあ、な」


まだ頭がくらくらする。

タクシーの車内で少し上杉さんはよそよそしかった。

いいところまでいったと思ったけど、二乃の説得には失敗したみたい。

私が寝ている間、何があったんだろう。


上杉さんの好感度が相対的に1下がった。

四葉の幸せポイント :■■■■■■■□□□
上杉さんの好感度  :■■■■■■■□□□
仲良し姉妹ポイント :■■■■■■■□□□
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/27(水) 23:46:55.38 ID:wvjxY6URo
まだ高水準キープしてる
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/27(水) 23:48:22.01 ID:2HbOLxhh0
エッチなことしたんですね?
170 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/28(木) 00:27:24.27 ID:4dZ4419N0

中野家の食卓。

三玖「二乃、帰ってこないね」

五月「もう出前のピザは飽きました!」

一花「ごめーん、私もお仕事忙しいし作る暇ないよぉ」

三玖「私が料理担当する?」

五月「石料理はNG。で、そろそろ二乃に帰ってきてもらわないと、本当に困りますね」

今日の議題は二乃。家出して1週間、二乃の貯金も尽きる頃だ。

そして、私達の食糧事情が死活問題になってきた。

一花「二乃もお金なくなったら勝手に帰ってくると思うんだけどなー」

私は、二乃が本当に上杉さんの家に居候し始めないか心配でたまらない。

早急に二乃問題を解決する必要がある。

171 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/28(木) 00:28:40.43 ID:4dZ4419N0

一花「四葉、ちょいちょい」

食事のあと、私は四葉に呼ばれてベランダに出て二人っきりになった。

一花「最近、フータロー君とはどうなの?」

四葉「どうって、何も……ないよ」

一花「うーん、いつ付き合うのか、お姉ちゃん心配だな」

四葉「お付き合いだなんて!で、でも……告白の返事は二乃の祝福が得られたら」

一花「二乃の祝福って本当に必要?」

四葉「え?」

一花「もたもたしていると二乃に奪われちゃうよ」

一花の言葉が胸に刺さった。
172 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/28(木) 00:41:11.12 ID:4dZ4419N0
一花「私達としても、二乃に勝たれると困っちゃうんだよね。あの子の目的は独占だから」

一花「ねえ、四葉。二乃の件、私に任せてくれない?なんとか、家に連れ戻すくらいなら出来ると思う」

四葉「ほ、本当!?」

一花「うん。これからは私が四葉を応援する番だよ」

四葉「一花、ありがとっ」

一花「でもね、四葉。約束して欲しいことがあるの。私が二乃を家に連れ戻せたら見返りが欲しい」

一花「四葉がフータロー君と付き合った後でいいんだけど、週1回私にフータロー君を貸して欲しいの」

四葉「!」

一花「その条件で約束してくれるなら、二乃と交渉してくる。四葉がフータロー君と結ばれるよう全力で協力する」

一花「もちろん、四葉がフータロー君の1番ってのは認めるよ」

一花「でも、私にも幸せをちょうだい。2番でいいから、私もフータロー君の側にいさせて……」

一花「四葉は皆と幸せを分け合ってくれるよね?」

一花は私に媚びるように笑った。

そうだったんだ。一花が私を祝福してくれる理由は……。

一花は勝ちの目がなくなったことは認めたけど、まだ諦めた訳じゃなかったんだ。

独占じゃなくて五等分で手を打つ。それが一花の戦略。そのために、独占欲の強い二乃じゃなくて私を祝福した。

二乃問題解決のために、他の姉妹の協力は必要だ。

でも、そのためには私は彼女たちにしっかり見返りを約束しないといけない。

一花は、幸せの共有を求めている。私はそれに応えるべきか。

↓1 どうしますか?

@ 二乃の家出問題の解決を一花に頼む (成功率50%)
A 一花の提案を拒否する (仲良し姉妹ポイント 50%で1ダウン)
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/28(木) 00:43:42.43 ID:klgqhkmOo
1
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/28(木) 00:43:47.90 ID:QRHNsB3T0
2
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/28(木) 00:54:58.01 ID:v1M9JKKDO
どっち選んでもダメな未来が見える
176 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/28(木) 00:56:10.78 ID:4dZ4419N0
つづく。


・ 上杉さんの好感度は高いほど上がりやすいです。

・ 姉妹仲良しポイントは四葉以外の姉妹皆が5を目指して動くので、5より高い時は下がりやすく、5より低い時は上がりやすいです。

・ そんなイメージで設定しているので、今は好感度上昇イベントが多く、仲良しポイント低下イベントが多い傾向です。

・ 二乃の暴走は仲良しポイントが5を下回ると、二乃が遠慮して控えめになります。
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/28(木) 03:24:39.40 ID:QWsQZ6Glo
仲がいいほど付け上がるって無駄にリアルだ
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/28(木) 07:37:22.58 ID:LlP+aqc5O
アバター萌え久保ってヤツでつね
179 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/28(木) 23:34:37.71 ID:4dZ4419N0

四葉(二乃のことは一花にお願いしちゃった)

四葉(上杉さんを週1回貸すというのはちょっと……だけど)

四葉(今の優先事項は二乃に帰ってきてもらって、祝福を手に入れること)

四葉(一花のことは上杉さんと結ばれてから考えよう。上杉さんの気持ちだってあるし)

一花に面倒事をお願いした背景には、上杉さんからこんなメッセージが来たからだ。

風太郎『週末予定ある?なければ遊園地で遊ぼうぜ』

ここ最近の上杉さん、これまで勉強で失った青春を取り戻そうとするみたいに積極的。

もちろん返事はOK。

というわけで、私も週末のデートの準備が忙しいから、二乃のことは一花に頼まざるを得なかった。

180 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/28(木) 23:38:33.82 ID:4dZ4419N0

四葉「遊園地とか久しぶりですねっ」

風太郎「ああ。今日はガッツリ遊ぶぞー!」

朝、遊園地前で待ち合わせて開場に合わせて入場した。

四葉「うーえすぎさーん、あの落下系絶叫マシーンに乗りましょうよ!」

風太郎「落下は……受験生には禁忌だからやめよう!」

四葉「怖いんですかー?」

風太郎「こ、怖くなんかないぞ」

……

四葉「上杉さん!私達が昔住んでたマンション、遠くに見えますよ!あそこあそこ!」

風太郎「南無阿弥陀仏……」ブツブツ

……

ぎゃああああああああああああああ!!!
181 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/28(木) 23:39:04.94 ID:4dZ4419N0

……

四葉「上杉さん、いい絶叫でしたね〜」

風太郎「はぁ、はぁ……機械が壊れたら死んでた……危ないから、次はアッチのコーヒーカップにしようぜ」

……

四葉「回しますよ〜回しちゃいますよっ!」グルグルグルグル

風太郎「目がまーわーるー」(おめめぐるぐる)

……

四葉「次はこっちのジェットコースター!その次はあっちのおばけ屋敷!」

風太郎「ひぃ〜〜」

……
182 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/28(木) 23:43:32.42 ID:4dZ4419N0

とっぷり日も暮れて、私達は最後に観覧車に乗った。

上杉さんは私がすべてのアトラクションに連れ回したのでクタクタになっていた。

四葉「上杉さん、今日はありがとうございましたっ」

窓の外から夕暮れの街並みが見える。

風太郎「楽しかったか?」

四葉「それはもうっ!最高でしたっ!」

風太郎「よかったな。この前みんなで来た時は、お前遊べてなかっただろ?」

四葉「……!」

赤点スレスレで、観覧車の中でずっと勉強していたときのことを思い出した。

あの時、上杉さんは私に付き合って勉強を教えてくれた。そして、劣等感に苛まされていた私を救ってくれたんだ。
183 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/28(木) 23:47:08.93 ID:4dZ4419N0

隣に座った上杉さんとの距離が近い。いつの間にか私達は手を繋いでいた。

風太郎「四葉。俺、お前の事が好きだ」

四葉「!」

風太郎「この前の返事。聞かせて欲しい」

上杉さんの顔をまともに見れない。私、顔が真っ赤だ。

四葉「わ、私……」

私はぎゅっと上杉さんの手を握った。伝えたい。私も上杉さんの事が、大好き。

でも。二乃が。ここで二乃に祝福されないで、私だけ幸せになって……いいの?

私が落第しかけたら、何も言わずに一緒に付いてきてくれた、命より大切な姉妹を私は無下にできない。

そこから先、声が出なかった。

やっぱり、私は1人で幸せになれないの。ごめんなさい、上杉さん。

四葉「許して、上杉さん……」

それを言うのが精一杯だ。
184 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/28(木) 23:48:59.64 ID:4dZ4419N0

風太郎「四葉、何度でも言う。好きだ。」

狭い観覧車の中で、上杉さんは私の手を握りながら、愛を囁いてくれる。

幸せで心が満たされていく。二乃さえ。二乃さえ祝福してくれれば。二乃さえ……いなければ。

私は幸せになりたい。

上杉さんは私の顔をじっと見つめていた。私の返事をじっと待っていた。

観覧車がぐんぐん高度をあげていく。私の心臓は破裂しそうなほど脈打っていた。

上杉さんの顔が気がついたら目と鼻の先に近づいていた。

風太郎「四葉、目閉じろ」

返事が出来ない私に、上杉さんはそう命じてくれた。

ここで目を閉じたらきっと幸せになれる。私達の間に、言葉はいらない。


↓1 目を瞑って上杉さんと幸せなキスをしますか? 二乃に筋を通すまでキスは我慢しますか?
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/28(木) 23:50:11.16 ID:QRHNsB3T0
する
186 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/29(金) 00:12:39.44 ID:GPwCVQSE0

目をつぶった。

二乃のことは忘れて、今は、上杉さんの気持ちに応えたい。

ほどなくして暖かい上杉さんの唇が私の唇に触れた。

思い出の観覧車の中で初キッス(ほっぺたも入れたら2回目)。

唇と唇が触れたのは長い時間じゃないけど、幸せが洪水のように私の心に流れ込んできた。


幸せポイントが1上がった!上杉さんの好感度が1上がった!

四葉の幸せポイント :■■■■■■■■□□
上杉さんの好感度  :■■■■■■■■□□
仲良し姉妹ポイント :■■■■■■■□□□


言葉には出さなかったけど、伝わったと思う。私の気持ちも、きっと上杉さんに流れこんだ。

観覧車が地上につくまで私達は無言で手を握り合っていた。

このまま時間がとまればいいのに。

このまま、私達ふたりだけで……
187 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/29(金) 00:13:44.94 ID:GPwCVQSE0

一花「四葉、なんかいいことあった?」

四葉「え!?」

一花「週末、フータロー君と遊びにいったんでしょ?遊園地デート、どうだった?」

四葉「ジェットコースターでいい汗流したよ!」

一花「それだけじゃないでしょ〜?ひょっとして、お二人はもう……お付き合い始めちゃったとか!?」

四葉「ま、まだ……お返事してないから」

結局、告白の返事は有耶無耶になっている。私達の関係も曖昧。この線引きは流石に二乃の祝福があった方がいいよね?

四葉「でもね、じ、実はね……上杉さんと……キ、キ、キス…!しちゃった!」

一花「……へぇー……付き合ってもいないのに」

四葉「はぁ〜〜どうしよう、一花。もうっ……私、幸せで限界かもっ……で、どうだった?二乃の件」

一花「ああ、二乃はとの交渉は……」

↓1
コンマ 50以上 二乃、家に帰ってくる (一花の交渉成功)
コンマ 50未満 二乃、家出続行    (一花の交渉失敗)
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/29(金) 00:15:18.83 ID:Vr5o7Wi5o
どうかな
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/29(金) 00:21:23.01 ID:HAtV6Iu50
イイネ
190 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/29(金) 01:11:35.36 ID:GPwCVQSE0

二乃「た、ただいまー」

三玖「おかえり、二乃」

五月「おかえりなさい。待ってましたよ!」

一花の交渉は成功したみたい。どんな魔法を使ったんだろう。あの二乃を説得するなんて。

一花「おかえり、二乃」ニッコリ

二乃「……」

四葉「……」

二乃は私から目をそらした。

一花「四葉。私は仕事したよ。あとで約束守ってね」

一花との約束。付き合った後、上杉さんを週1回、一花に貸す。

それを決めるのは私じゃなくて上杉さんだけど、上杉さんにどんな顔してこの話をすればいいのかわからない。

二乃が帰ってきた喜びより、後悔の念が強くなる。
191 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/29(金) 01:12:31.45 ID:GPwCVQSE0

五月「やっぱり二乃の料理、おいしいですっ!」モグモグ

三玖「悔しいけど、おふくろの味がする……」モグモグ

一花「ほんと、私達だけだと駄目だね」

二乃「どうせ出前ばかりしてたんでしょ?」

一花「バレバレェ!」

四葉「……」モグモグ

二乃の料理、本当に美味しい。そういえば上杉さんの女の子に求める条件って、確か……料理が上手な女の子。

私、料理なんてろくにしたことないや。

192 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/29(金) 01:13:41.48 ID:GPwCVQSE0

五月「ふー……久しぶりに五人揃いましたね」

三玖「なんだかんだ、五人で集まっての食事が1番」

二乃「それは認める。みんな心配かけてごめんなさい」

二乃が頭を下げた。

一花「よしっ。この話はこれで終わり!」

五月「ではそろそろ本題の話をしましょうか。今の私達が抱える最大の問題」

三玖「1人の男の子を巡る恋の戦い……これからも私達が仲良く暮らすには平和条約が必要」

一花「二乃。いいよね?」

二乃「……そうね。いつまでも喧嘩するのも……馬鹿らしいし」

193 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/29(金) 01:18:42.83 ID:GPwCVQSE0

五月「四葉もそろそろ二乃の祝福が必要だと思います。ハッピーエンドのために、五つ子で取り決めをしましょう」

そして五月は紙を取り出して読み上げた。


五月「第1条 四葉が彼と付き合うのを他の姉妹は全員祝福する」

五月「第2条 四葉の彼に対する優越権を他の姉妹は全員承認する」

五月「第3条 四葉は他の姉妹が彼と幸せになる権利を承認する」

五月「第4条 彼の平日5日間を五等分として、優先的に過ごす相手を曜日ごとに四葉が決める」

五月「第5条 ただし第4条において四葉は他の姉妹の幸せに配慮する義務がある」

五月「第6条 土日過ごす相手は彼の意思により決定される」

五月「第7条 四葉は上記の取り決めを彼に認めさせる義務を持つ」

五月「第8条 取り決めの修正と破棄は姉妹全員の合意が必要である」

194 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/29(金) 01:19:52.98 ID:GPwCVQSE0

五月「ここら辺が落とし所だと思います。彼と過ごす時間を五等分にして、私達全員が実質的にお付き合いするということで」

三玖「幸せの五等分だね」

一花「これならいいんだよね?二乃」

二乃「……異存はないわ」

五月「四葉。二乃もこういっています。この取り決めでハッピーエンドにしませんか?」

一花「対外的には、四葉がフータロー君とお付き合いするということになるよ」

三玖「平日に誰がフータローと過ごすかは、四葉が決めていい。毎週シフトを作って欲しい」

五月「あくまで主役は四葉です。でも私達にもその幸せのお裾分けをください」

195 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/29(金) 01:22:59.31 ID:GPwCVQSE0

一花はこれを他の姉妹と調整して、二乃と交渉していたんだ。

これを認めれば、私は上杉さんとお付き合いできる。

しかし上杉さんは独占できない。

上杉さんは私だけじゃなくて、他の姉妹ともお付き合いする形になる。

喜びも悲しみもあなたさえ五等分。

馬鹿な私にもわかるけど、私に有利な取り決めだ。

でも……それで私は本当に幸せになれるの?


↓1 上杉風太郎五等分条約を締結しますか?



締結拒否コスト:姉妹仲良しポイント 1ダウン
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/29(金) 01:25:07.97 ID:hLtkwrRSo
締結や
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/29(金) 01:58:14.66 ID:4E2ECNTwo
ハーレムルートはいいけど風太郎の意思を確認しないのはまずそうだな
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/29(金) 03:30:56.42 ID:FLrNLeAyo
まあ言及しないのが読み手の配慮だな
楽しみや
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/29(金) 05:19:48.87 ID:pLMKEo4Wo
四葉ちゃんすごく病みそう
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/29(金) 08:31:38.20 ID:Qb+Ew/va0
なんで俺は寝落ちしてしまったんだ

「え?イヤですけど?フツーに一人占めしますけど?」って言わせる唯一無二の場面じゃないか
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/30(土) 13:16:27.08 ID:F8xvSYf00
風太郎の意思を確認しないのはある意味原作に忠実
202 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/30(土) 15:56:27.00 ID:SFjq81rH0
四葉(それで姉妹がまた仲良く暮らせるなら)

四葉(私は上杉さんを分け合うあの条件を受け入れた)

四葉「二乃、祝福してくれるんだよね?」

二乃「……」

四葉(二乃はこの時唇を噛み締め、悔しさを顔にあらわにしていた)

四葉(独占が叶わず、下にみていた私の後塵を拝する屈辱を二乃は必死に飲み込もうとしている)

四葉(私はこの時、得も言われぬ優越感を感じる一方)

四葉(上杉さんを分け合うことの嫌悪感と姉妹で仲良く暮らすことの大切さを心の中で必死に折り合いをつけようとしていた)

四葉(私だって独り占めがいい)

二乃「祝福するわ、四葉」


五等分の約束と引き換えに欲しいものは手に入れた。後は上杉さんと結ばれるだけだ。
203 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/30(土) 15:59:58.87 ID:SFjq81rH0

四葉(でも、どうやって返事しよう。できればロマンチックな場がいいよね)

風太郎「どうした?そんな思いつめて。さては今日の小テストの点悪かったな?」

四葉「あっ、あははー、上杉さん何でも分かっちゃいますねー!実は……久々の一桁台でした!(100点満点中)」

風太郎「お前、もう少し勉強しろよ」

四葉「もーっ、上杉さんのせいですよっ、最近勉強する暇ないの」

風太郎「……やるか、特別授業」

四葉「げっ、やっぱりいいです」

風太郎「逃げるな。これは四葉の点数を下げてしまった俺の罪滅ぼし」

風太郎「実は、先日商店街の福引でまたしてもこんなチケットを当ててしまった」

風太郎「鄙びた田舎の温泉旅館 1泊2日 ペアご招待券」

風太郎「ここなら他の姉妹の邪魔も入らず、集中した環境下で勉強に取り組める」

風太郎「この学年1位の俺が、マンツーマンで英数国理社の試験問題を、四葉の頭でもわかりやすく丁寧に解説するぞ」

風太郎「ついでにここの温泉は疲労回復だけじゃなく、微量に含まれるラドンが脳の活性化にも有効と評判だ」

風太郎「と、言うわけで……今週末、一緒にいかないか?」

四葉「!」
204 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/30(土) 16:01:19.47 ID:SFjq81rH0


四葉(上杉さんと二人っきりの勉強会!)

四葉(勉強は嫌いだけど、上杉さんの教え方上手だから、理解できてそんなに辛くないんだよね)

四葉(で、でも……お付き合いもしていない二人が、一泊二日の温泉旅行ってのは……)

四葉(ちょっと……)

風太郎「……」ドキドキ

四葉(上杉さん、この旅行で絶対私を口説きたいんだろうな)

四葉(オッケーしちゃったら、もう逃げられないよね……でも、二乃の祝福も得られたし)

四葉(それに告白のお返事するには、いい機会かも……)

四葉(どうしよ……)

↓1 上杉さんと一泊二日の温泉旅行に行きますか?


※お断りコスト 上杉さんの好感度1ダウン
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/30(土) 16:03:02.15 ID:8LL71qblo
行くに決まってる
206 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/30(土) 17:26:10.45 ID:SFjq81rH0

その旅館は地元からバスで2時間のところにあった。

お昼過ぎについてチェックイン。

部屋は和室で、畳の香りが心地よい。外に家族風呂付きの本格派の温泉旅館だ。

風太郎「よし、早速勉強するぞ!」

上杉さんは到着や否や大きなかばんから大量の教科書と参考書を取り出した。

四葉「えーっ、温泉に来てまでいきなり勉強ってありえませんよぉ」

風太郎「なっ」

四葉「まずは温泉温泉♪大浴場にレッツゴー!」

……
207 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/30(土) 17:31:57.00 ID:SFjq81rH0


湯質も良くて、お肌がつやつやになった。

四葉チェックで星3つ。

温泉をあがって浴衣に着替えて外に出ると先に温泉を上がった上杉さんがマッサージチェアの上でリラックスしていた。

四葉「うっえすぎさーん!」

風太郎「うわっ」

四葉「いいお湯でしたねー」

風太郎「遅かったな、四葉」

四葉「女の子のお風呂は長いんですっ」

風太郎「……」

四葉「どうしたんですか?」

上杉さんはじっと私を見つめていた。

上杉さんに見惚れられて、嫌な気はしないです。
208 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/30(土) 17:33:13.07 ID:SFjq81rH0

風太郎「あっ、いや……お風呂上がりでもリボンするんだなお前」

四葉「私にとってリボンはサラリーマンにとってのネクタイ!必須装備ですよ!」

四葉「今日は温泉の浴衣に合うよう、市松模様のリボンにしてみました!」

四葉「それにリボンしていないと四葉ってわかりにくいですよね?」

風太郎「いや、そんなことはない」

四葉「えっ……それって」ドキッ

風太郎「今日はお前しかいないからな!間違えるはずがないぞ」

四葉「もうっ!上杉さんったら!」

四葉(もし三玖が私の振りしたら……上杉さん、気がついてくれるのかな……)ズキン

胸がきゅっと締め付けられる。上杉さんの特別になられて幸せな私だけど、まだ不安が一杯。

209 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/30(土) 17:33:53.30 ID:SFjq81rH0

結局、お風呂の後、上杉さんと温泉卓球して(私の30戦30勝)、少し外を散歩して、食堂で豪華な夕ご飯を食べた時にはすっかり陽がくれていた。

四葉「楽しかったですねー、上杉さんっ!」

風太郎「結局勉強出来なかった……」

四葉「まだまだこれからですっ!夜は長いんですから」

お部屋に戻ると、机は部屋の隅にどけられていて、お布団が敷かれていました。

四葉(一緒に温泉来たって、つまりこういうこと、だよね……)

四葉「ど、どうしましょう?上杉さん。勉強は……?」

風太郎「……あ、ああ。今日の目的は勉強だったな」

四葉「そ、そうですよね!勉強するために私達、温泉に二人で来たんですよねっ!しかも一泊付き!」

210 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/30(土) 17:35:59.50 ID:SFjq81rH0

風太郎「とりあえず勉強だ!」

こうして、私達は隅っこの机に向かって教科書を開きました。

30分くらい問題を解いたり、上杉さんの解説を聞いたりしましたけど、全然集中できませんでした。

上杉さんの解説もいつものキレがなく、説明にまとまりがありませんでした。卓球で疲れちゃったのかな?

四葉「うーんっ、もう疲れましたね」

風太郎「ああ、結構問題解いたし(問題集1ページ)、今日はもうおしまいにするか!詰め込み過ぎは逆効果だ」

四葉「それがいいっ。それがいいと思いますっ」

問題集を閉じて、私達はお互いに見つめ合いました。上杉さんの顔は、建前の勉強の時とうって変わって真剣になっていました。

風太郎「……」

四葉「……」

風太郎「四葉……この前の返事、聞かせてくれ」

どうしよう。
211 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/30(土) 17:38:15.68 ID:SFjq81rH0

姉妹の祝福は得られて、上杉さんに本当の気持ちを伝えるのに何の障害もなくなったはずなのに。

今、私がお返事して付き合う事になったら……

この旅行から帰ったら、上杉さんは私だけのものじゃなくなる。

幸せは五等分。上杉さんと二人っきりで過ごせる甘い時間さえ五等分。

素直に返事できない。私って嫌な子なのかな。結局、二乃のように最初から独占を目指せばよかったの?

祝福なんて何の得にもならない枷だけ背負って、八方美人した結果がこれ。

上杉さんに心から愛さえ伝えられないって、私ってなんて馬鹿なんだろう。

今の私が、上杉さんと付き合って、本当に幸せになれるの?

心の中で蛇がそう囁いた。

四葉(私は幸せになりたい。幸せになるために、今、上杉さんに告白の返事をするべきかな?)


↓1 告白の返事をしますか?
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/30(土) 17:43:06.71 ID:nBvTaLSyo
する

他の問題はそれからでいいと思う
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/30(土) 18:48:21.58 ID:PjKEA8hE0
爆弾残して地雷原に飛び込む勇気
214 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/30(土) 20:04:51.79 ID:SFjq81rH0

心臓がドキドキする。

上杉さんは私の手をそっと握ってきた。

もう限界。これ以上、お返事を引き伸ばすなんて出来ない。

上杉さんの誘いに乗って、二人で一泊二日の温泉旅行をOKした時に覚悟していたことだ。

他の問題はあとから考えよう。今はただ幸せになりたい。

四葉「私も、上杉さんの事が好きです」

風太郎「!」

四葉「幸せにしてくれますか?」

風太郎「もちろんだ!四葉!」

言っちゃった。上杉さんの告白のお返事。言葉に出したら、もう引き返せない。

上杉さんは私の体を抱くようにゆっくり顔を近づけてきた。

私も目をつぶってそれを受け入れた。

遊園地のキスの時とは違って、長いキス。

お互いの気持ちが通じ合ったことを確認するように何度も何度もキスを繰り返した。

幸せが心の中に注がれていく。
215 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/30(土) 20:05:28.02 ID:SFjq81rH0


風太郎「四葉……いいよな?」

上杉さんの確認に私は頷いた。男の人と二人っきりで一泊するんだからいくら私でも覚悟はしていた。

四葉「あっ」

上杉さんの手が浴衣の胸元から入り、私の胸を触った。

四葉「んんっ」ビクッ

四葉「あんっ♡」

上杉さんの手が優しく私のおっぱいを揉んで、私は甘い声をあげてしまった。

風太郎「脱がすぞ、四葉」

四葉「いやっ……明かり消してください……」

……
216 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/30(土) 20:19:22.93 ID:SFjq81rH0
四葉「ああんっ♡」

上杉さんは貪るように私のおっぱいを揉んで吸った。

暗闇の中でも次第に目が慣れてくる。上杉さんの目がギラギラ暗闇の中でも光っている。

やっぱり上杉さんも男だったんだ。

四葉「はぁ、はぁ……んっ、そこはっ」

風太郎「濡れてる」

四葉「言わないで……ください」

大好きな上杉さんに告白されて、デートして、手を繋いで、キスもされて、二人っきりで旅行に出かけた。

告白のお返事も出来た。しっかり気持ちが通じ合ったのを確認できた。私達、これから恋人になる。

風太郎「いいんだな、四葉」

期待、しないわけがない。上杉さんとの初めて。

上杉さんも緊張しているのか、声が上ずっている。

四葉「はいっ優しくしてくださいっ♡」

風太郎「待っててくれ、今準備してくるから」

そう言って上杉さんは荷物の方へ向かった。

天井をぼんやりと眺めながら、私は多幸感に包まれていた。

姉妹で1番のみそっかすだった私が、上杉さんに選ばれ、幸せにしてもらえる。

他の誰でもなく、中野四葉が上杉さんの1番で決着だ。今夜、私は上杉さんの愛を独り占め出来る。

そのさきのことは……忘れよう。今は幸せになろう。

……
217 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/30(土) 20:23:48.74 ID:SFjq81rH0

四葉(上杉さん、遅いな)

四葉「上杉さん?」

風太郎「ないっ……なぜだっ……このカバンに入れたはずだが……」

四葉「どうしたんですか?」

風太郎「まさか……あの時、数学の教科書がうまく入らなくて、中身を一旦取り出した時か!」

風太郎「すまない。四葉。コンドームを忘れてしまった」

四葉「!」

風太郎「準備はしていたんだ!何度も確認したのにっ……」

四葉「ええっ!?それ、受験の時に受験票忘れるレベルですよっ!う、上杉さん……」

風太郎「近くのコンビニにダッシュで行ってくる!」

四葉「ここ、山道をバスで40分の鄙びた山奥温泉旅館です。最寄りのコンビニまでは上杉さんの足では……朝になっちゃいます」

風太郎「……」ガックリ

四葉「……」

上杉さんの上杉さんがすっかり自信を失っている。

ここまでは上杉さんは男らしく私をリードしてくれていたのに。最後の最後で詰めが甘い。

ここは四葉がなんとかしなきゃ!

↓1 どうやって上杉さんの男としての自信を取り戻させますか?
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/30(土) 20:25:24.50 ID:pwePQUw7o
とりあえず手コキからのフェラで
219 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/30(土) 20:50:35.01 ID:SFjq81rH0

四葉「とりあえずそのことは一旦忘れて」

四葉「さっき気持ちよくしてもらったお返し、私にもさせてくださいっ」

風太郎「四葉……」ボロン

上杉さんのパンツを下ろすと、男性器が飛び出した。

ショックを受けて少し元気はなくなっているけど、十分大きくなっている。

四葉「手で触りますね」スリスリ

風太郎「うっ」

四葉「握るようにして上下に……」シコシコ

四葉「なんだか先っぽから透明なものが……糸引いてる」シコシコ

風太郎「四葉っ!ちょっと握る力弱めてくれっ!」

四葉「ご、ごめんなさいっ」

上杉さんのはすっかり元気になったみたい。先程とは比べ物にならないくらいカチカチに硬くなってきた。

風太郎「はぁー、はぁー……」

四葉「……続き、しちゃいます?」
220 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/30(土) 20:52:03.61 ID:SFjq81rH0

上杉さんの男性器に口づけして、まずはゆっくり舌を這わせた。

風太郎「うおっ」

四葉(すこししょっぱい……四葉チェックはやめておきます。他と比較したことないですからっ)

四葉「ほほ、ひもひいへすか(ここ気持ちいいですか)?」チュプチュプ

風太郎「ああっ!気持ちいっ」

四葉「ほれじゃあ、ふあえまふね(それじゃあ咥えますね)」アムッ

風太郎「うっ」

四葉「クポクポっ……んっ、ちゅぷっ、ちゅぱちゅぱっ」

四葉(こうやって、口の中に咥えてしゃぶればいいんですよね?)

風太郎「やべっ、四葉っ……!あっ、歯がっ、口もう少し開けろ!」

四葉「ほ、ほめんなはい(ご、ごめんなさいっ!)、ちゅぽちゅぽ、れろれろ」

風太郎「もう抜いてくれっ……限界っ」

四葉「はいっ」ズポッ

四葉「はぁ、はぁ……これ、顎疲れますね……」

口から抜くと、上杉さんの男性器は立派に屹立していた。

男としての自信を取り戻せたみたい。

221 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/30(土) 21:01:58.77 ID:SFjq81rH0

風太郎「四葉っ」

四葉「きゃっ」

そんな事をしたら、上杉さんに布団の上に押し倒された。上杉さんの心に火をつけられたみたい。

四葉「あんっ♡そこっ、敏感っ」ビクンッ

上杉さんのに奉仕したら、私もしっかり準備が出来ていたみたい。

上杉さんは私を布団に組み敷いて、色々なところを触って、舐めた。

そして愛を確かめるように深いキスをした。

風太郎「もう、限界だ……」ハァハァ

そして気がついたら上杉さんは私の足を広げ、腰の上に跨っていた。

風太郎「いいよな?四葉?」

上杉さんの目が血走っていた。

フェラチオなんてしちゃったから、上杉さんが狼に!
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/30(土) 21:02:37.25 ID:LAEOZiyEo
赤ちゃんができちゃう!
223 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/30(土) 21:09:16.07 ID:SFjq81rH0

こういうのって、しっかり避妊しないと駄目だって保健体育の授業で教わったのを、忘れたんですか!上杉さん!

否。勉強が出来る上杉さんが忘れるはずない。おそらく保健体育のテストも抜かりなく満点のはず。

それに、しっかり私の事を考えて、コンドームを用意してくれていたんだ(結果として忘れているけど)。

今の上杉さんは理性が本能に負けて一時的にビーストブーストが発動しているだけだ(それも私のフェラチオのせい)。

でも生は……まずいよね。今日は結構危ない日だ。

でもっ、こんな状況になって、「コンドーム忘れた上杉さんはお断りです!」なんて言ったら。

好感度、下がっちゃわないかなぁ。

風太郎「四葉……好きだ」

そう言って上杉さんは腰をゆっくり前に進めてきた。入り口に、上杉さんの熱いのが触れたのがわかる。

どうしよう……


↓1 上杉さんに生で許しますか? 

※許した場合のリターン: 四葉の幸せポイント1アップ & 上杉さんの好感度1アップ & 体の相性判定 +20ボーナス
※許した場合のコスト  : Bad End(ここまで積み上げてきたすべてが台無し) のリスク 10%

224 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/30(土) 21:09:52.60 ID:HsBMmcHVo
許す
225 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/30(土) 21:28:34.84 ID:SFjq81rH0

風太郎「ハァハァ」

四葉「ううっ」

上杉さんの動きが止まった。上杉さんの頭の中で理性が必死に本能に抵抗している。

風太郎「四葉、すまん、俺はなんてことを」

四葉「いいですよ、上杉さん」

風太郎「え?」

四葉「このまま、してください♡」

風太郎「」プツン

上杉さんの理性が焼ききれた音がした。

風太郎「いくぞ、四葉」ズプズプ

四葉「♡」

先程まで口の中で行き場を求めて膨張していた上杉さんのが、私の狭い中をゆっくりこじ開けるように進んできた。
226 : ◆hsXC1jzP2E [saga]:2019/03/30(土) 21:30:51.79 ID:SFjq81rH0

四葉「っ〜〜〜!!」ギュッ

私は声にならない声をあげ、痛みをこらえた。

風太郎「ハァハァ」ジュプッ

上杉さんのが奥まで一気に貫いた。

風太郎「動くぞ、四葉」

四葉「はいっ♡」

上杉さんのむき出しの本能が、私の熱く濡れた中で暴れるのがわかる。

痛みがゆっくりと幸せに置き換わっていく。

上杉さんと、私は今日結ばれたんだ。ここまでいろいろあった。姉妹との戦いを制して、ここまでたどり着いた。

戦いに勝って、愛しい人と結ばれる、なんて甘美な悦び!

風太郎「ふーっ」ヌポヌポ

上杉さんと腰をゆっくりと動かした。

そのたびに中がこすれ、ビリビリとした快感が脳髄を揺さぶる。

四葉「あんっ♡やっ、あっ♡」

風太郎「ふぅ、ふぅ」ジュップジュップ

四葉「ああっ♡あぁ〜〜♡」


四葉の幸せポイントが1上がった!上杉さんの好感度が1上がった!

四葉の幸せポイント :■■■■■■■■■□
上杉さんの好感度  :■■■■■■■■■□
仲良し姉妹ポイント :■■■■■■■□□□
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/30(土) 21:30:52.30 ID:8LL71qblo
10ぱーなんてここまでのコンマ見たらヨユーヨユー
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/30(土) 21:33:04.15 ID:pwePQUw7o
フラグたてるな
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