【安価】モノクマ「ドロドロした修羅場が見たいかー!」【短編集】

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54 : ◆1SKn6znVT2 [saga]:2019/05/05(日) 08:50:31.17 ID:C5VhsDGM0
【題名:冬から日向へ 道具からの脱却】日向×ペコ×九頭竜 NTR注意? アイランドモード

九頭竜冬彦には好きな少女が居た。
所謂、幼馴染という奴だ。その思いを自覚したのが何時なのかは本人にも良く分からない。
ただ、好きだった。そして、嫌だった。守られる事しか出来ない自分の無力さが。
自分は剣であると謳う彼女の心を何とかして変えたいと思っていた。一人の女性であると、道具なんかではないと。彼女自身にそう思って欲しかった。

勿論、自分の傍に居るというのが当たり前だと思い込んでいる男の我儘だ。


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九頭竜「ぺ、コ?」

呆然とした声が深夜のバスルームに空しく反響した。扉を開けたまま固まっているのは、九頭竜冬彦。超高校級の極道という物騒な肩書が似合わない幼い顔が見ているのは浴室で抱き合う男女。
彼が兄弟分と認めた日向創と彼が焦がれていた辺古山ペコだ。
両者ともに裸である。下半身の結合部からはゴポゴポと大量の白濁液が零れていた。
ソープを意識しているのか、タイルの上にはわざわざマットまで敷いていた。

九頭竜「なに、してんだ?」

分かりきっている癖に尋ねたのは認めたくなかったからだ。
唇が震え、顔から血の気が引いていく。おかしいとは思っていた。ある日を境に、妙に二人の距離が近くなっていた。ちらちらと互いの顔を見ては赤面し、肩が触れ合っただけで過剰に反応する。極めつけは今日の昼食時に聞こえた‟夜、自室で頼む“というペコの囁きだ。冬彦は気が付いたら、彼女の自室に足を運んでいた。そして、扉にカギが掛けられていないことに気付き――――――二人の嬌声に惹かれるままにこの光景を見てしまった。

辺古山「ぁ……」
日向「っ」

青ざめたまま固まる女と辛そうに目を逸らす男。
そんな二人の態度に冬彦はやめてくれと懇願したかった。ふざけるなと怒鳴りたかった。けれど、どれだけ夢なら覚めろと願おうが、流れる涙は止まらない。握る拳が痛くて仕方ない。
ここで逃げ出せればどれほど幸福だっただろうか。だが、それさえも九頭竜には選べなかった。震える足が上手く動いてくれないのだ。

日向「辺古山が練習したいと言ってきたんだ」
九頭竜「……………………………ぁ?」

沈黙を破った日向の声に九頭竜の思考が真っ白に染まる。怒りだ。恐らく何を言われても、こみ上げてきただろうが、女の所為にしたような台詞は下の下だ。都合が良いと言い換えてもいいだろう。日向を悪者にできるから。

激昂を通り過ぎた九頭竜の目には明確過ぎる殺意が宿っていた。懐に武器を入れておいたのは最初からそうする気が有ったのかもしれない。ゆっくりと九頭竜の腕が持ち上げられようとし、

日向「お前との練習をしたいと言われたんだ」

ピタリと止まった。思いがけない台詞に九頭竜は呆然としてしまった。
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