あおんあおん

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/04/30(火) 15:01:26.26 ID:fW1E/lrb0
「ゆうちゃん,お母さんが心配してたよ.二次元の女の子にしか興味がないんじゃないかって.」

「だからと言って,そ,それがしはリリ姉と致すことはできぬっ」

酒井ゆうき,齢18歳にして人生最大の危機に瀕していた.これまで両手では足らぬ女性の数々と付き合ってきたのだが,それを母上が見とがめて,従妹である梨々香姉を呼んだのであったのだ.職業は花魁の真似事である.それがし,ビッチは好まぬので苦手である.

しかしリリ姉,目をしばたたかせながら濡れた赤い唇を近づけてくる.面妖なっ.

「じゃあ,どちらかを捨てようよ.オタグッズかそれともこっちか....

ネイルで光に反射して輝く指先が,それがしの乳首をなぞる.

「ど,童貞は結婚するまで守らねばならぬ.それが日本男児の魂であろうっ」

「お姉さんばかだからよく分かんないけど,じゃあ結婚しようよお」

リリ姉はゆっくりと黒色のスカートの裾をつまみ上げた.

その暗がりから濃いピンク色で花模様が刺繍されたパンティが覗く.

それがしはぐっと目を剥いてそれを睨んだ後叫んだ.

「ははうえーッそれがし犯されるっ!助けてっ」

「はははっ残念.ここ離れだから,聞こえないし届かない,っよ」

リリ姉はそれがしの手をつまみあげ,乳房へ近づけていく.

やがて.掌に硬い突起物と,柔らかな感触が広がった.

思わずひともみすると,リリ姉がいやぁんと喘いだ.

「否,否,否.こんなことがあってはならぬ.ありえぬこと」

それがしはぱっと手を離し.リリ姉のとろんとした瞳を睨んだ.

「幾ら母上から銭を積まれた?」

「じぇんじぇんだよ」

「酒は?」

「ビール十数杯と焼酎ひと瓶.ねえ〜こんなことよりヤろうよ〜」

「彼氏とは?」

「うわぁあああああゆうちゃんがああああいじめるううううううう」

途端に泣き崩れるリリ姉.ふん,大方やり場のない肉欲を発散させようとしたのだろうと思った.

俺は背中をさすってやりながら,慰める.

「ひどいことされたのか?」

「そうなの.部屋来たらわかれようって.きたないっていったのに〜」

「それはひどいな,そのような輩,俺が月に代わって成敗してやる」

「あ〜でも使用済みコンドームを置いたままだった私も悪いのかも」

リリ姉が悪いっ

それがしはぐっとこらえて,セフレと爛れた関係を続けているリリ姉から事情を聴きづけた.

その間,暗闇を蠢く者に気づくことはなかった.
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/04/30(火) 15:10:19.21 ID:fW1E/lrb0
もし,この世に最も無駄に使われている資源があるとするなら,それは人間の脳だ.
それがどうしようもなく,憎い.
私達は,もっと前に進めるのに.
感情に振り回されるから
外見に惑わされるから
内面を気にするから
互いに足を引っ張る.
私は,数字に,なりたい.
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