灯里「その煌く舞台で」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/05/03(金) 02:53:26.27 ID:whXlFb2o0
太陽さんさん、日差しがじりじり、水面に差込みきらきらぴかぴか

ネオヴェネツィアに夏がやってきました!


灯里「はわー……」

藍華「ちょっと灯里ー!?何ボーっとしてるのよ!」

アリス「灯里先輩?何を見てるんですか?」

灯里「水面に太陽の光が反射してすごく綺麗だなーって」

藍華「確かに綺麗なんだけど、眩しくて堪らないのよね」

灯里「なんだか、まるでこの海全部が素敵な宝石箱みたい…」

藍華「そこ!恥ずかしいセリフ禁止ッ!」

灯里「えぇ〜!?」

アリス「でっかいいつも通りです…」

藍華「さっさと練習に戻るわよ!このままじゃ比較的涼しい朝から練習を始めた意味が無くなっちゃうんだから」

灯里「はーい」

アリス「…ふわぁ」
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/05/03(金) 02:56:56.99 ID:whXlFb2o0
藍華「でも、おこちゃまな後輩ちゃんにはちょっと辛かったかしらー?」

アリス「ム…おこちゃまじゃないです」

藍華「イヤイヤおこちゃまな後輩ちゃんの事を考えなかった私のミスだから、気にしなくていいのよ〜?」

アリス「おこちゃまじゃないです、藍華先輩でっかい思い違いです」ムッ

藍華「にょほほほほほほ」

アリス「ムムムムムム」

ピュウッ


灯里「気持ちいい風…」

灯里「…夏だなぁ」


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3 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/05/03(金) 03:00:28.65 ID:whXlFb2o0
藍華「ウマッ!?」

灯里「おいしー!」

藍華「冷パスタなんて初めて食べたわ!」

灯里「冷え冷えでトマトとの絡みも絶品だねー」

藍華「やっぱり暑いときはこういう物を食べないとやってられないわよ」

灯里「今度はアリスちゃんとも来たいね」

藍華「後輩ちゃんは学校あるから中々ねぇ」

店員「お待たせしました、アイスティーです」

灯里「わぁ、ありがとうございます」

店員「冷パスタのお味は如何?」

灯里「はい!とってもおいしいです!」

店員「そりゃ良かった!灯里ちゃんのお墨付きなら間違いなさそうね!」

灯里「そんな、私なんかのお墨付きじゃお店の評判が…」

店員「あっはっはっはっ!灯里ちゃんは謙虚だねぇ!おいしいって言ってくれるだけでいいのさ!」

灯里「それだったら大丈夫です!すっごくおいしいです!」

店員「なら良かった!それじゃあごゆっくり」

灯里「はい!」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/05/03(金) 03:04:26.82 ID:whXlFb2o0
藍華「……ちょっと灯里、今の店員さん知り合いなの?」

灯里「ふぇ?えーっとね、ここはこの前初めて来たお店でね、その時少しお喋りしたの」

藍華「少しお喋りってアンタ……あの人なんて名前なの?」

灯里「えーっとね……名前聞いてないや」

藍華「アンタは相変わらずというか……大物になるわよ」

灯里「えーっ?」

藍華「でも、アンタのその幸せレーダーのおかげでこの冷パスタを食べられている訳だから、そこは褒めてしんぜよう」

灯里「ふふふ」

藍華「何笑ってんのよ」

灯里「知らない場所が知っている場所になって」

灯里「知っている場所に知っている人と知らない物を見つけるって……なんだか不思議で素敵だなぁって」

藍華「はい、そこ恥ずかしいセリフ禁止」

灯里「えぇ〜!」

藍華「ランチの時ぐらいお淑やかになさい!」

灯里「はーい……」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/05/03(金) 03:08:34.07 ID:whXlFb2o0
藍華「そうだ、灯里この後の予定って何かあるの?」

灯里「今日は午後からアリシアさんが貸切のお客様のお相手してるから、会社は閉めてるし」

灯里「アリア社長も出かけちゃってるから何も予定はないよ?」

藍華「ならちょうどいいわ、灯里、アンタ夏の扉って知ってる?」

灯里「夏の扉?」

藍華「このあいだ、姫屋の資料室で古い本を読んだんだけど」

藍華「このネオヴェネツィアの街の中に夏の扉っていうのがあって」

藍華「それをあるタイミングに開いていくと不思議な事が起きるらしいのよ!」

灯里「不思議って何?」

藍華「それを調べに行くんでしょうが!どう?気にならない?」

灯里「藍華ちゃん!」

藍華「あ、あによ?」

灯里「すっごい気になる!」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/05/03(金) 03:12:14.66 ID:whXlFb2o0
藍華「でしょう!?この夏の扉の謎を解けたらプリマへの道が近づくかも知れないわ!」

灯里「それでそれで、その夏の扉はどこにあるの?」

藍華「それがいくつか在るらしいのよね……」

藍華「だからその本のページを持ってきたわ」

灯里「藍華ちゃん!?本を破っちゃったの!?」

藍華「人聞きの悪いセリフ禁止!古い本だから破れてたのよ!」


藍華「ともかく、これに載っている夏の扉を探すわよ!」

灯里「おー!」

藍華「……そのまえにランチを済ませちゃいましょ」モグモグ

灯里「おー」モグモグ

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7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/05/03(金) 03:16:02.11 ID:whXlFb2o0
『一の扉 紫陽花カッレ』

藍華「最初は……ここ紫陽花カッレでいいのかしら?」

灯里「多分……そのページの地図と変わっていないと思うからここだと思うけど……」

藍華「では灯里!探すのよ!私達のプリマの扉を!」

灯里「藍華ちゃん、夏の扉でしょ」

藍華「そうともいう!」


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灯里「無いよぉ、藍華ちゃ〜ん」

藍華「はぁ……結局ガセだったのかしら」

藍華「私のプリマの扉ぁ……」トスッ

ギギギギ

藍華「うぇっ!?うぇっ!?」

ドテーンッ

灯里「藍華ちゃん!?大丈夫!?」
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