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【安価】クロエ「リリウム魔法学校へ! 2学期よ!」【百合】

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483 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/20(日) 18:52:57.56 ID:j6oCE6QPO
範囲だわ
484 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/20(日) 23:00:14.25 ID:vZCK3vJPo
>>482
あああそうです
久しぶりすぎて安価の投げ方も忘れてしまったようで…

続きはまた明日投下します
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/10/21(月) 00:59:56.96 ID:tuwtvGQwO
おつおつー
あと関係ないけど>>478で「マホリオ魔法学校」になってるね
486 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/21(月) 21:12:17.93 ID:AVUnehxao
>>485
ミスです
正しくはリリウム魔法学校です
お恥ずかしい…
487 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/21(月) 21:13:03.46 ID:AVUnehxao
クロエ「ローラ」


ローラ「クロエちゃん、どうかした?」


クロエ「せっかく来たんだから、他の学校の発表でも一緒に見に行かない?」

クロエ「あ、私達の学校のだけ見て帰るつもりだったなら止めないわ」


ローラ「助っ人同好会は今日一日お休みだし、見ていこうかな」


クロエ「そう? じゃあ……あ、カサブランカが次にやるみたい。見に行きましょうか」


ローラ「うん!」


ーーーーー


ビーーーーーーーッ


クロエ(舞台は豪華絢爛な一室。そこに佇むお姫様が一人)


フロウ(←舞)『……』


コンコンっ


リエル『失礼します、お嬢様』ペコリ


フロウ『リエル……』


ローラ(お姫様フロウと、使用人のリエル。少しの語らいの後、リエルは部屋を後にする)


クロエ(その後も、部屋に様々な人が訪ねてくる。母、兵士、市民……。会話の中でゆっくりとお姫様と国の置かれた状況が明かされていく)
488 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/21(月) 21:13:31.08 ID:AVUnehxao
兵士『敵はもうすぐそこです。このまま籠城していても仕方ありません』


母『なりませんよ、フロウ。あなたはこの国の姫なのですから。練習で一番腕が立つといっても所詮は練習。戦場なんかに行かせはしませんからね』


ローラ(その後も部屋への訪問は続いた。そして、お姫様も確実に変わっていった)


リエル『お嬢様、お呼びですか?』


フロウ『こっちに来て』ポンポン


リエル『はい』


フロウ『敵がすぐそこまで来ているらしいわ。知ってた?』


リエル『はい。城内はその話で持ちきりですから』


フロウ『……』ギュッ


リエル『お嬢様?』


フロウ『好きよ、リエル。愛してる』


リエル『……私もです、お嬢様』


フロウ『うん、ありがとう……。それだけ。持ち場に戻っていいよ』


リエル『……失礼します』パタン


フロウ『大好きだから……守るんだ。リエルも、この国も』


クロエ(そして、お姫様は戦場に出て、討たれて……。リエルがその亡骸を抱いて、幕が降りた)


ビーーーーーーーッ


ーーーーーー
489 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/21(月) 21:14:03.28 ID:AVUnehxao
ローラ「す、凄かったね……」


クロエ「ええ……。ほぼ一つの場面だけで心情の変化をあそこまで繊細に表現するなんて……」


審査員『カサブランカ魔法学校の皆さんありがとうございました。1時間の協議の後は表彰となります。全参加者は時間までに大ホールの観客席に着席してください』


クロエ「いよいよ表彰ね……。うちはどうかしら」


ローラ「ドキドキするねえ」


ーーーーー

ーーー




1時間後ーー


審査員『皆様、お疲れ様でした。これより表彰に移ります。先立って、特別審査員よりご挨拶いただきます』


真凛『皆さんこんにちは、水津真凛です』


ざわっ


真凛『特別審査員ということで皆さんの舞台を見させていただきました。どの学校も素晴らしい演技で、私も一緒に舞台に立ちたいなーって思ったり』


クロエ「ちょっと、あれお母さんじゃないの?」コショコショ


凜華「審査員やりに来てたなんて知らないよ……!」


真凛『ま、挨拶はそこそこに表彰に移りましょうか。甲乙つけがたかったんですが……そこは大会ですからね。では、優秀賞3校から発表していきます』


リリウム演劇部の結果
コンマ↓1〜3の合計
0〜100  選外
101〜150 優秀賞
151〜250 特別賞
251〜300 最優秀賞
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/21(月) 21:17:10.56 ID:ueZPj5T+0
百合百合
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/21(月) 21:18:57.17 ID:rlKXhKUu0
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/21(月) 21:19:20.17 ID:0iLCmjGDO
はい
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/21(月) 21:39:02.65 ID:RzPwK2sSO
残念……だけどマホリオと同じでまだ一年目、努力のきっかけになってくれたと考えれば
494 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/21(月) 22:42:59.70 ID:AVUnehxao
真凛『優秀賞、特別賞は以上です。……最後に最優秀賞を発表します』

真凛『最優秀賞は……カサブランカ魔法学校演劇部。演目は「亡国姫の最期」です』


くるくま「…………」


真凛『本当に、皆さん良い舞台でした。どの学校も非常に良い演技で……願わくばこの経験を糧に、さらに成長してほしいと思っています。……表彰は以上です』ペコリ


審査員『賞状と盾の贈呈を行います。受賞校代表の方は登壇をお願いします』


ーーーーー

ーーー




くるくま「皆、今日までありがとう。入選はできなかったけど……でも、今までで最高の舞台ができたと思ってる。皆と演じられて本当に嬉しかったよ」


クロエ「私の……」


くるくま「クロエくん、それ以上は言わなくていい。さっきも言ったが、魔獣の介入はなんの問題にもなってないんだ」

くるくま「……私達3年はもう舞台には立たない。次の舞台を創り上げるのは君たちだ。これからは一観客として、君たちの舞台を楽しみにさせてもらうよ」

くるくま「それじゃあ、学校に戻ろう」


はいっ!!
495 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/21(月) 22:43:57.15 ID:AVUnehxao
学校、部室ーー


くるくま「終わったんだな……」


アルト「くるくま……」


くるくま「アルト。どうかしたの?」


アルト「お、落ち込んでないかなって……」


くるくま「うーん……そうでもないなあ」

くるくま「そもそも、あの会場に入れるのが全国でも一握りの学校だけだからね。評価はされてたんだって思うよ」


アルト「そか」


くるくま「それにさ、実はこれからがすごく楽しみなんだよね」


アルト「これから?」


くるくま「一年生に、あの水津真凛の娘、凜華くんがいる。まだまだ技術は荒削りだけど、演技に真面目なレナくんがいる。天性の役者のモミジくんとヒカリくんがいる」

くるくま「ただまあ……実は一番気にしてるのはクロエくんなんだけどね」


アルト「クロエさん?」


くるくま「彼女には人を惹き付けるカリスマというのかな、そういうのを感じるんだ」


アルト「ああ……部活勧誘の時のこと覚えててくれたの嬉しかったもん」


くるくま「そう、人に愛される天才。彼女はしれっと人がされて嬉しいことをするもんだから、演劇部の中でも人気でね」


アルト「へええ……」
496 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/21(月) 22:44:32.46 ID:AVUnehxao
くるくま「2、3年生からは凜華くんやヒカリくんが人気だけど、1年生の中ではクロエくんが中心になることがすごく多いし……」


アルト「確かに。あんまり一人でいるところ見ないかも」


くるくま「うん。だから彼女のこれからにはすごく期待してる。一枚岩になった演劇部が見られるかもしれない、ってね」


アルト「ふふっ……」


くるくま「?」


アルト「くるくま、本当に楽しそう。いい後輩を持ったね」


くるくま「そうだね。本当にありがたいことだ」


アルト「……ねえ、演劇部の話もっと聞かせてもらってもいい?」


くるくま「もちろん!」


ーーーーー

ーーー

497 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/21(月) 22:44:58.89 ID:AVUnehxao
翌日ーー


くるくま「おはよう、皆。今日はミーティングだけだ。そしてこれからは本当に1、2年生だけになる」

くるくま「ミーティングの内容は……新部長決めだ」


ざわざわ


クロエ「新部長……」


演劇部新部長のプロフィールを作っていきます

テンプレート↓
【名前】
【容姿】
【性格】
【得意魔法】
【備考】演劇部新部長。

安価↓から3つほどでてくるまで
何個か集まったら、コンマを使用しての投票になります
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/21(月) 23:00:06.64 ID:Unfk0W1nO
【名前】ステラ=ファーシル
【容姿】茶の癖っ毛にメガネ。いつも眠そうでやる気の無さげなジト目をしている。
【性格】非常にめんどくさがりやなダウナー系。しかし一度スイッチが入ると誰よりも熱意を沸かせる二面性も。
【得意魔法】閃光魔法。攻撃能力は無いが出力調整で舞台照明や目眩ましに使える。
【備考】演劇部新部長。二年生でウィン達と同学年。
普段はめんどくさがりだが役者として稽古したり舞台に立ったりするとやる気スイッチが入り熱演を見せる。
その舞台にかける情熱からくるくまから部長に推薦された。
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/21(月) 23:21:45.78 ID:HVKa0udpO
【名前】西條 澄夏(さいじょう すみか)
【容姿】オレンジのツインテールのロリっ娘。ツインテールはやたら長く、背丈と同じぐらいある。
【性格】背伸びしたがる性格で子供のように扱われることを嫌うが、そのせいかむしろ子供っぽく見える。
【得意魔法】物体(自分以外の生物除く)の硬度を自在に変えることが出来る。一度に使える対象は一つまで。
【備考】演劇部新部長。背伸びしたがる性格から部長に立候補し、何だかんだで熱意を買われ部長に抜擢された。
演劇部ではマスコット扱いされており、クロエ達含む下級生からも『すみちゃん』と呼ばれている。部長になってからはその度に『すみちゃんじゃなくてぶちょーって呼びなさい!』と否定するが一向に直してもらえない。
容姿のせいか幼女系ヒロイン役がよく回される。
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 00:01:12.71 ID:Q7JfvtCUO
【名前】早水 百合江(はやみ ゆりえ)
【容姿】黒髪ロングヘアー。背は高めで中々の巨乳。
【性格】おっとりした礼儀正しい性格のお嬢様。語尾がデフォで『ですわ』
【得意魔法】投影魔法。映像をプロジェクターのように空間に投影することが出来るが、自身のイメージしたものを直接映すことも出来る。
【備考】演劇部新部長。ローラほどではないが(そもそもローラが規格外すぎる)名家のお嬢様。
名は体を表すのか、女性同士の恋愛を見ることを好む百合っ娘。
彼女の魔法がプロット作りに役立つことや(百合作品への)凄まじい情熱から部長へと推薦された。
501 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/22(火) 00:25:49.33 ID:CQ1liKeXo
1.ステラ
2.澄夏
3.百合江

↓から投票
投票レスのコンマの合計が最初に150を超えたキャラが新部長となります
本日中に誰も150に到達しなかった場合、その時点での最高コンマキャラが新部長となります
自分の作成したキャラには投票できません
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 00:26:54.70 ID:v9FIkpWb0
3
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 00:27:45.55 ID:HTAnTop6O
2
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/10/22(火) 00:27:50.95 ID:XuMJz3Mfo
2で
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 00:28:09.54 ID:oJcZZXbPO
3
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 00:28:49.96 ID:KmEGzAEeO
1
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 00:30:01.48 ID:dgNkFKMz0
3
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 00:30:35.24 ID:SlFQd7QDO
3
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 00:32:15.67 ID:tZlH9w8hO
2がピッタリ150で決まったか
510 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/22(火) 06:23:47.16 ID:CQ1liKeXo
150ピッタリって想像していなかったんですが、言葉の意味的には「超える」はその数値を含まないそうです(つまり151以上が該当するみたいです。さっき調べました)

ただその時点でアナウンスをしなかったのもあり、3の百合江にも票が多く集まっているのも事実です

よって、↓から決戦投票を行いたいと思います

1.澄夏
2.百合江
の二人に投票をお願いします
コンマの合計が先に100以上になったキャラを新部長とします
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 07:00:37.11 ID:SlFQd7QDO
2
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 07:11:30.72 ID:y/YCa6oy0
2
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 07:17:20.50 ID:MgQ8vfyu0
2
514 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/22(火) 08:16:57.10 ID:CQ1liKeXo
新部長は早水百合江に決まりました
設定は>>500を参照
515 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/22(火) 18:11:47.34 ID:yOAcz8ajo
ーーーーー

ーーー




くるくま「……というわけで、協議の結果が出た」

くるくま「早水百合江くん、君が次の部長だ」


百合江「はい! 誠心誠意当たらせてもらいますわ!」


くるくま「これからは百合江くんを中心に部活に励むこと。じゃあバトンタッチだ」


百合江「皆様これから一年間よろしくお願いいたしますわ」ペコリ

百合江「堅苦しい挨拶も不要でしょう。今日はこのミーティングだけで終了ですので、皆様ごゆっくりお休みください。では解散ですわ」


お疲れ様でした!


くるくま「じゃあ部長の仕事の引き継ぎをするから、百合江くんはこっちに」


百合江「はい」


部長が交代し、3年生が引退しました。


現在の目標
・夏休みを過ごす

安価↓〜↓5自由行動安価
今後三日程度の行動を指定してください

8/10回目の行動です
8回目の行動終了時点でウィンvsラピス戦へと移行します
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 18:18:41.78 ID:OYgUn8DPO
リリウムの演劇部敗退に関して、自分の魔法のメイクのせいと普段以上にネガティブなデン。
見かねたレナが、負けたことによる自分のむしゃくしゃ発散も兼ねて連れ回して元気付ける。
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 18:21:20.50 ID:4ZPwAfF5O
食堂で恍惚とした百合江に遭遇。
何事かと思ったら、どうやらティア&アルシェの仲良し組や楓&嵐のツンデレ組など様々な組み合わせを見て悶えていたらしい。
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 18:25:50.88 ID:otew9dXLO
演劇部一年女子、猛特訓の巻。
あえて普段やらないような役を練習してみることで何か新たな可能性などを掴めないかチャレンジ。
(例:凜華やヒカリがか弱いヒロイン役を演じてみるなど)
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 19:07:02.44 ID:FIaZYVUA0
部屋に遊びに来たローラに新しい演劇部部長の話をすると家の関係で百合江と会ったことがあるらしい。どんな人なの?と聞くと、以前仲の良い幼馴染みの話をしたらすごく食いつきクロエについて詳しく聞かれたと思い出すローラ
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 19:26:14.85 ID:v9FIkpWb0
演劇中の魔物乱入を気にするクロエ、今後の影響も考えて対策を練り直すことを考えるが闇についての情報が足りない。
そこで旅行中に拾った古代の魔導書に闇魔法のことが書かれていたことを思い出し、早速解読に取り掛かる。
521 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/24(木) 16:50:42.92 ID:6ZdLg0ojo
食堂ーー


うふふ…… うふふふふふ……


クロエ「百合江さん?」


百合江「うふふ……あら、クロエさん」


クロエ「ずいぶん機嫌いいけど……引き継ぎは終わったの?」


百合江「ええ。部長会議がいつだとか、今後のスケジュールだとかを聞いただけでしたし。機嫌がいいのは……うふふ、あれですわ」


クロエ「?」


ティア「……」アーン


アルシェ「あむっ」


クロエ「ティアがアルシェにおやつあげてるだけじゃない」


百合江「あの距離感……たまりませんわぁ」


クロエ「???」


百合江「あとあっちも……」


嵐「楓、これ食べとけ」


楓「えー、おやつにサラダって……」


嵐「いいから! 体にいいんだからほら!」


クロエ「また喧嘩してる……」


百合江「じゅるっ……おっとよだれが……」フキフキ


クロエ「?????」


百合江「まあ……仲の良い二人を見て癒やされていたわけですわ。お気になさらず」
522 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/24(木) 16:51:12.19 ID:6ZdLg0ojo
百合江「それより、食堂にいらっしゃったということは何か食事でもしに来たのでは?」


クロエ「そうだった、部屋にローラが来てたからおやつを拝借しに来たんだったわ」


百合江「幼馴染百合ごちそうさまですわ」ボソッ


クロエ「それじゃあ失礼するわね」


百合江「はい」ニコニコ


自室ーー


クロエ「はい、ローラ。飲み物も持ってきたわ」コトッ


ローラ「わ、ありがとー」


クロエ「もうちょっとで夏休みも終わるわねえ」


ローラ「うん。すごく充実してたよ」


クロエ「でも、ウィンさん達の戦いも見届けないとだし……まだまだ落ち着けそうにないわね」


ローラ「あ、場所の確保は大丈夫だったよ。人払いもしてるから好きなだけどうぞって」


クロエ「じゃあ安心して暴れてもらえるわね」
523 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/24(木) 16:51:39.70 ID:6ZdLg0ojo
クロエ「そうそう、助っ人同好会って引退とかあるのかしら?」


ローラ「んーと……先輩達は自分たちで仕事の量を調整してるから、厳密には引退とは言わないかも。ゆっくりフェードアウトしてく感じかなあ」


クロエ「なるほどねえ……」


ローラ「演劇部は大会が終わったから……」


クロエ「ええ、世代交代よ。次の部長は早水百合江さん……って言っても分からないかしら」


ローラ「……会ったことある……かも」


クロエ「意外な接点ね……どこで知り合ったの?」


ローラ「昔立食パーティーに行ったとき、年が近いからって一緒にお話ししてたの。早水さんって芸術家の名家で、それでお呼ばれしてたみたい」


クロエ「ふうん……」


ローラ「百合江さんはお話を読んだり書いたりするのが得意だって聞いたよ。幼馴染がいるって言ったらすごい興味持たれてね、たくさんクロエちゃんのこともお話ししたんだよ」


クロエ「……」


百合江『たまりませんわぁ』


クロエ「なんか想像できるわ……」
524 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/24(木) 16:52:09.47 ID:6ZdLg0ojo
ローラ「……今聞いていいことか分からないんだけど、闇の試練の方はどうかな? なにか進展はあった?」


クロエ「昨日の舞台で真っ黒い魔獣がステージに上がったの覚えてるかしら」


ローラ「えっと……うん。確か最後の方のアクションシーンだったよね? 学内発表では見なかったけど……」


クロエ「あの魔獣は演劇部の演出じゃなくて……私に引き寄せられた闇の魔獣だと思うわ」


ローラ「そっか……」


クロエ「またいつあれが来るか分からないし……結界のある学校の敷地内にいるのが安全かしらね」


ローラ「あ、あの本は?」


クロエ「……忘れてたわ」ゴソゴソ

クロエ「あったあった。確か私の魔力を注ぎ込めば解読できるかもしれないのよね」


ローラ「うん。毎日ちょっとずつでもやってみたらいいかも」


クロエ「じゃあ早速……」キイイ…
525 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/24(木) 16:52:36.20 ID:6ZdLg0ojo
闇は人の心を拠り所として、大きく暗く成長していく。

闇に……
526 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/24(木) 16:53:14.06 ID:6ZdLg0ojo
クロエ「……読めた」


ローラ「ほんと!? なんて書いてあったの?」


クロエ「『闇は人の心を拠り所として、大きく暗く成長していく』……とりあえずはそれだけ。続きもあるみたいだったけどそれ以上は……」

クロエ「……余計な恐怖心を感じたり、悪夢にうなされたりっていうのはそういうことだったのね」フム


ローラ「成長していくってことは……まだ……」


クロエ「ええ。多分まだ酷くなるんでしょうね」


ローラ「…………」


クロエ「ローラがそんな悲しい顔しないの。今までだって皆のおかげでなんとかなってきたんだから、これからも頼らせてよ?」


ローラ「あ、う、うんっ! 頑張るよ!」フンス


クロエ(ほんと……ヒカリがいなきゃ悪夢に落ち込みっぱなしだったかもしれないし、ラピスさんがいなきゃ魔法も撃てないままだったかも。演劇部の皆も心配してくれてるし、今だってローラがいなかったら本のことを忘れてたかも……)

クロエ「いい友達に恵まれてるわねえ……」シミジミ
527 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/24(木) 16:53:44.93 ID:6ZdLg0ojo
ー幕間
  レナとデンのデート風景ー


デン「はあ……」


レナ「あ、いた」


デン「はああああ……」


レナ「デン。ちょっと来なさい」


デン「んあ、レナさん……?」


レナ「過去最高の落ち込みようね……立てる?」


デン「だって、私の魔法がしょぼかったから演劇部が……」


レナ「『メイクだけで結果は左右されない』……違う。『演劇部員じゃないんだから気にしない』……違う」ブツブツ

レナ「あーもー! 言葉で慰めるとか無理よ! 私もむしゃくしゃしてるから付き合いなさい!」グイッ


デン「え、えっ? どこ行くの……」


レナ「いいから!」


ーーーーー

ーーー

528 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/24(木) 16:54:12.04 ID:6ZdLg0ojo
喫茶店ーー


デン「これは……」


レナ「ケーキよ。嫌なことは甘いもの食べて発散するのが一番」パクッ


デン「…………」


レナ「……甘いの嫌いだったかしら?」


デン「そうじゃないけど……」


レナ「けど?」


デン「レナさんが私に優しくする理由が分からなくて……」


レナ「……さあね」パクッ

レナ「ほら、いいから食べなさい。口開けて」


デン「あむっ……。あ、美味しい……」


ーーーーー

ーーー

529 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/24(木) 16:54:39.36 ID:6ZdLg0ojo
部室ーー 


クロエ「さ、心機一転頑張るわよー!」


モミジ「お、おー!」


凜華「今日は普段やらない役をやるのはどうだろう。演技の幅も増えると思うよ」


クロエ「面白そうね……。レナが陽気な役をやったり?」


レナ「ならあなたは大人しい役かしら」


ヒカリ「モミジさんは強気なリーダー役で……」


モミジ「凜華さんやヒカリさんは気弱な女の子……とか?」


凜華「そうそう。それで即興劇を回してみよう。きっと勉強になると思うよ」


ーーーーー


百合江「ふむふむ……ヘタレイケメン、低身長強気っ子……そういう解釈の仕方もありですのね……」メモメモ


ーーーーー


新たな練習を始めました。
530 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/24(木) 16:55:16.07 ID:6ZdLg0ojo
スタジアム建設予定地ーー


ウィン「お〜……ここ全部使っていいの?」キョロキョロ


ローラ「はい。それなりの広さはあるはずですから、どうぞご自由に。人から見られる場所でもないですし、安心して戦ってください」

ローラ(深夜の外出だけどウィンさんとラピスさんがついてくるって言ったら「ならいいか」の一言で校長先生から許可が出るなんて……。この二人本当に規格外だなあ……)


ラピス「いやー、どうなりますかねえ♪」


ナナ「私達は一箇所に固まってシールドを張ってますから、そこもご心配なく」


クリア「きゅー♪」


時雨「どらごん……本当に存在するんだな……」


クロエ「時雨さんもごめんなさいね。いつ闇の魔獣が来るか分からないからってボディーガードみたいなこと頼んじゃって……」


時雨「いや、構わん。私の力を買ってくれたというのは純粋に嬉しいしな」


ウィン「ねー、始めていーいー?」フオン


クロエ「ええ。好きなタイミングでどうぞ」


ラピス「では……」ゴゴゴゴゴ…


ナナ「わわ、ほんとに変身してます……」


ラピス「ふう……」バサアッ

ラピス「いきますよ」


ウィン「ーーっ」スウッ
531 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/24(木) 16:55:44.67 ID:6ZdLg0ojo
ゴウッ!!!


ナナ「し、防御魔法【シールド】!」ギイッ


ウィン「ボクのシュートが相殺されるんだ……」


ローラ「い、今撃ってたの?」


ラピス「驚いたのはこちらです。あのスピードに付いてきて、しかも同威力の魔法を放つなんて……」


ウィン「面白い……!」
ラピス「面白いですねえ」


ギュン!


ウィン「魔弾【シュート】」ゴウッ


ラピス「見えてますよ!」バサアッ

ラピス「スゥ……ガアアアアアアア!!」


ビリビリビリ……ッ


ローラ「ひいい……っ! ドラゴンの咆哮……!」カタカタ


ラピス「グアウ!」キンッ!


ウィン「!!」ギュン!


時雨「……今撃つ前に避けたな。強者故の直感とでも言うのか……」


カッ! ゴウッ! キュン、ギュンッ!


ラピス「ふふふ……いいですよウィンさん……こんなにのびのびと戦えるのは初めてかもしれません」


ウィン「こっちこそ。こんなに魔法を撃つのは初めて」
532 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/24(木) 16:56:13.93 ID:6ZdLg0ojo
ウィン「そろそろ終わらせる」ユラ…

ウィン「時間魔法【クロック】」


ラピス「ッ!」ゾクッ!


時雨「懐に入った!」


ウィン「魔弾【シュート】」ボシュッ!


ラピス「ガアアアアアアアアアアアアアッ!!」ゴウッッ!


ウィン「ぐっ!?」ミシッ


クロエ「あれに反応して……尻尾で叩き落とした……!?」


ナナ「ウィン!!」ダッ


ウィン「いつつ……」ムクリ


ナナ「ウィン! ウィン!! 大丈夫ですか!」ギューッ


ウィン「あー、うん……なんとか〜」


ばさっ ばさっ


ラピス「す、すみません! つい……!」

ラピス「まさかあんなにお強いとは……最後やられるかと思って割と本気で叩いてしまって……」


ウィン「さすがにドラゴンは不意打ちでも駄目でしたか〜」
533 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/24(木) 16:56:41.31 ID:6ZdLg0ojo
クロエ「ウィンさん大丈夫?」タタッ


ローラ「すごい勢いで落ちていきましたけど……」


ウィン「無事だよ〜」


クロエ「満足したかしら」


ウィン「うん、楽しかった〜」ノビー

ウィン「ラピスさん、ボクのわがままに付き合ってもらってありがとうございました」ペコリ


ラピス「いえいえ、こちらこそ楽しませてもらいました。ありがとうございます」シュウウウ…


ローラ「あ、人間の姿に……」


ラピス「……ふう。では学校の方に戻りましょうか」


クリア「きゅー!」

クリア『ママ強い! かっこいい!』


ラピス「ふふ、でしょう?」ドヤ


クロエ(すごい戦いを見せてもらったわね……)


現在の目標
・夏休みを過ごす

安価↓〜↓5自由行動安価
今後三日程度の行動を指定してください

9/10回目の行動です
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/10/24(木) 17:13:23.57 ID:yooqIuc90
ラピス・ウィンの単機戦闘力に中てられて魔法の特訓を開始

ただしレベルアップは簡単ではない模様
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/24(木) 17:21:26.25 ID:2SJhzCvIO
イオが爆発魔法をどうにか制御出来ないか悩んでいたので友人として相談に乗る
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/10/24(木) 17:23:36.55 ID:4jq5nis6O
ヒカリがクロエのことだけ呼び捨てで呼んでいることに案の定百合江が食いついてきた
ふと以前致してしまったことをそれぞれ思い出して二人とも変に意識してしまう
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/24(木) 18:20:54.60 ID:nbkdgYauO
アルシェが漫画を読んでいたらキスシーンを目撃。しかしこれまで受けてきた教育の影響で何をしているのかが分からずティアに質問。
図らずもティアへの羞恥プレイに。
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/24(木) 18:27:00.44 ID:ykjPRRasO
夏の暑さにやられた凜華が魔法を暴走させ氷付けになる(する)事故発生

氷付けになるのは部屋でも人でも作りやすいやつで
539 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/25(金) 18:03:43.94 ID:Ik31rDzXo
部室ーー


クロエ「ふう……」キュッ


モミジ「あ、ポニーテールにしたんだ」


クロエ「動いてるとあっつくてね……」


百合江「皆様、部室に空冷魔法はかかってますが熱中症にはお気を付けくださいまし。しっかり水分補給をすること、いいですわね」


はいっ


レナ「凜華、ちょっといい?」


凜華「はぁ……はぁ……」ポタポタ


レナ「ってすごい汗……。タオル取ってくるわ」


凜華「ありがとレナさん……すこし動きすぎたよ……」ゼエゼエ


レナ「魔法で氷作ったら涼しいかもしれないわよ? あ、はいタオル」


凜華「……やってみようか」

凜華「ふっ……!」キイイ…


レナ「あ、いいわね。部屋がどんどん涼しくなってくわ」


凜華「っ」ガクンッ


レナ「きゃっ!」ガシッ

レナ「ちょっと、大丈夫?」


凜華「ぅ……」カクン


レナ「!! 百合江部長! 熱中症です!」


百合江「言ったそばから……! とりあえず寝かしてくださいまし!」
540 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/25(金) 18:04:11.18 ID:Ik31rDzXo
クロエ「保健室に運ぶわ。ヒカリ、手伝ってくれる?」


ヒカリ「もちろん!」


モミジ「た、タオルとかスポドリとかもあった方がいいよね!?」ワタワタ


レナ「私職員室に先生呼びに行くわ。先に保健室に行ってて!」


ーーーーー


どどどどどっ


楓「なんだなんだ?」


クロエ「通るからどいてどいて!」


どどどどどっ……


嵐「ヒカリが凜華のこと背負ってたな……」ブルッ

嵐「さむっ……。風邪引いたかな」


晶「あ、おい! 足元!」


嵐「え? は!? 凍ってる!?」


晶「動くな! 炎で溶かす!」ボシュウッ


嵐「あ、ありがとな晶……」


楓「なんか大変なことになってるねえ……」


ーーーーー


モミジ「通り過ぎたところどんどん凍ってるよ!? どうしよう……!」


クロエ「とにかく一刻も早く保健室に寝かすわよ!」
541 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/25(金) 18:04:38.68 ID:Ik31rDzXo
保健室ーー


レナ「リリィ先生連れてきたわ」


リリィ「さ、寒いですね……」


クロエ「部活中に気絶しちゃって……多分熱中症だと思うんだけど」


リリィ「気絶しちゃった以上、素人が下手なことはできませんけど……。まずは……」スウウウ…


凜華「ぅ……ん……」


ヒカリ「少し顔色が良くなった……?」


リリィ「魔力の流れを安定化させました。これで魔法が垂れ流しになるのも止まったかと」

リリィ「あとは医療術師の方を呼んでおくので、応急処置だけしておきますね」テキパキ


モミジ「一件落着……かな?」


リリィ「あ、そのドリンク置いておいてあげてください。起きた時に飲んでもらいましょう」


モミジ「あ、はい!」


リリィ「ふふ、皆さんありがとうございました。水津さんはこちらで診ておくので部活に戻ってもらって大丈夫ですよ」


クロエ「こちらこそありがとうね、リリィちゃん。助かるわ」
542 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/25(金) 18:05:21.25 ID:Ik31rDzXo
中庭ーー


クロエ「ほんと熱中症って怖いわね……」テクテク


レナ「ちょっと」


ヒカリ「……あ」


クロエ「どうしたの皆。立ち止まったりして……」


モミジ「中庭に氷の塊がある……」


クロエ「……意識失いながらも屋内には魔法撃たないようにって思ったのかしらね」

クロエ「早いとこ砕かないと邪魔よねえ、これ。……魔弾【シュート】!」ゴッ


ミシッ……


ヒカリ「ヘコんだだけだね」


クロエ「硬すぎよ! どうなってるの!」


イオ「え……えっ? なんですか、これ……」


クロエ「イオ? ……あ!」タタタッ

クロエ「イオ、あなたの爆発魔法でこれ砕いてくれない?」


イオ「え、む、無理……です」


クロエ「私の魔法じゃ無理だったのよ! お願い!」


イオ「じゃ、じゃあ……皆さん室内に下がってください。それが条件です」


クロエ「いいけど……変な条件ね?」


イオ「久しぶりだけど……もう子供じゃないし……魔法の練習だってしてきたし……」ボソッ


ーーーーー
543 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/25(金) 18:05:47.93 ID:Ik31rDzXo
クロエ「いいわよー!」

クロエ(イオの魔法初お披露目ね……!)ワクワク


イオ「では……」

イオ「爆発魔法【エクスプロージョン】!」カッ


ドオオオオオオオオオンッッ!


クロエ「ーーッ!!?」ペタンッ


モミジ「ひ、ひいいっ!」


レナ「くっ……」


ヒカリ「す、すごいね……。氷が跡形もなく消えたよ」

ヒカリ「……あれ、クロエ?」


レナ「あの魔法を見て喜々として飛び出してったわよ」


ーーーーー


クロエ「イオ!」


イオ「っ」ビクッ

イオ「ごめんなさいごめんなさいっ、ごめんなさい!」


クロエ「イオ……?」


イオ「ごめんなさいっ、ごめん、なさい……っ!」


クロエ「ちょっと、イオ!」ガシッ!


イオ「はーっ、はーっ!」ガタガタガタ


クロエ「落ち着いて、私の目を見て、ゆっくり息を吐いて」


イオ「はっ、はっ、はっ……!」ガタガタガタ


クロエ「ゆっくり……吸って……吐いて……」


イオ「す、すう……っ、はあ、すっ、はぁぁ……!」


クロエ「大丈夫、大丈夫……」ポンポン


ーーーーー

ーーー

544 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/25(金) 18:06:14.03 ID:Ik31rDzXo
校長室ーー


樹「イオさんの魔法は把握していたんだけど……まさかあんなに威力がある魔法だとはね」


クロエ「私の責任よ。魔法が見たいなんて言ったから……」


樹「いえ、遅かれ早かれ魔法を使うタイミングはあったと思うわ。むしろ夏休み中の人が少ない時で良かったかも」


クロエ「イオ……すごく怯えてた」


樹「流石にそこまでは把握してないわね。魔法にトラウマでもあったのかしら……」


クロエ「……決めた」


樹「?」


クロエ「イオのこと、私がなんとかするわ」


樹「……いいの?」


クロエ「魔法が撃てなくなるなんて、そんな辛いこと……私だけで十分よ」


ーーーーー


クロエ「イオ」


イオ「っ」ビクッ


クロエ「大丈夫、怯えないで」

クロエ「……なんでそうなったのか、聞かせてもらえる?」


イオ「……は、い」コクリ
545 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/25(金) 18:06:40.13 ID:Ik31rDzXo
イオ「昔魔法が撃てるようになった時、まず家の一角が爆発して……」

イオ「親や先生からは、危ないから気をつけて魔法を使うように言われたんです」

イオ「でも、小学生の頃仲の良かった友達と喧嘩して……その時あの魔法を……っ」ガクガク

イオ「相手は幸い軽傷でした……。でももうそれからは皆私のことを危ない人だと思って離れていって……」

イオ「もう何年も経ってるし、魔法のコントロールもできるかもって思ったんですけど、さっきの魔法でまた人を傷つけたらと思うと怖くて……!」


クロエ「……よく話してくれたわね。ありがとう」ナデナデ

クロエ(人を傷つけたから、魔法を撃つのが怖い……。確かにあの魔法はとんでもないものね)


イオ「クロエさんと、せっかく友達になったのに……また離れるなんてやだよぉ……!」グスッ


クロエ「ちょっとちょっと。何勝手に私の行動を決めてくれてるのよ」


イオ「ふぇ……」


クロエ「友達はやめないし、なんなら提案があるのだけど」


イオ「提案……?」


ーーーーー
546 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/25(金) 18:07:06.42 ID:Ik31rDzXo
修練場ーー


クロエ「ここで、私達で特訓するわよ」


イオ「とっくん……」


クロエ「実はね、つい最近すごい戦いを見て……私もパワーアップしたいと思ってたの」フオン

クロエ「私ね、実は魔力だけのシュートとシールドしか使えないのよ」


イオ「え? あの、闇……っていうのは?」


クロエ「あれが一応固有の魔法……でも魔力と完全に分離してて目くらましにしか使えないの。はっ!」シュウウッ

クロエ「触ってみて」


イオ「あ……触れない。ホントに暗闇がそこにあるだけなんだ」スカスカ


クロエ「で、イオはここで爆発の大きさをコントロールできるようにする」


イオ「……修練場壊しちゃうよ?」


クロエ「そこは校長先生にお墨付きを貰ってるわ。『絶対に壊れない、もし壊れても修復魔法があるから好きに使って』って」


イオ「……」

イオ「……クロエさん、ありがとう」ニコッ


クロエ「あ、久しぶりに笑ったわね。いい顔よ」


イオ「……///」カアッ
547 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/25(金) 18:07:44.42 ID:Ik31rDzXo
その頃の部室ーー


百合江「あら、クロエさんは?」


レナ「他の問題ができちゃったみたいで、そっちの方に……」


ヒカリ「クロエ友達多いですから」


百合江「そうですの。では凜華さんの方はどうでしたの?」


ヒカリ「凜華さんはリリィ先生が診てくれてます。今は落ち着いてますが、後で医療術師の方に診てもらうと」


百合江「承知しましたわ」

百合江「ところで」ギラリ


ヒカリ「な、なんですか?」


百合江「なぜヒカリさんはクロエさんだけ呼び捨てなのでしょう。記憶が確かなら数カ月前はまださん付けで呼んでたはずですわ」


ヒカリ「それは……その……///」


百合江「あら! 顔が赤くなってましてよ。ナニかあったんですわね?」ハアハア


二年生1「百合江ストップ! 落ち着いて!」


百合江「離して! 離してくださいまし! 呼び方の変化には百合エピソードが付いて回るという持論があああぁぁぁ…………」ズルズル


ヒカリ「あ、あはは……困ったな……」

ヒカリ(クロエでシ……シたことなんて言えないし……///)


ーーーーー

ーーー

548 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/25(金) 18:08:11.90 ID:Ik31rDzXo
ー幕間
  ティアとアルシェ、漫画を読むー


アルシェ「……」ペラッ


ティア「……」ペラッ


アルシェ「……?」


ティア「どうかしましたか?」


アルシェ「これ、なにしてるの」スッ


ティア「あ、あー、これはあの……キ……です」ボソボソ


アルシェ「? キ?」


ティア「き、キス……です///」


アルシェ「きす……なんでしてるの?」


ティア「それは……す、好きだからではないですか?」


アルシェ「好き……よく分かんない」

アルシェ「好きだからきす……ふふっ」


ティア「キス、知らないんですか?」


アルシェ「……」コクン

アルシェ「今まで読んだのは魔術の本だけだから、物語を読むのも初めて」


ティア「すごい生き方してますね……」


現在の目標
・夏休みを過ごす

安価↓〜↓5自由行動安価
今後三日程度の行動を指定してください

10/10回目の行動です
行動終了後、イベントを挟んで夏休みが終了し、二学期へと突入します。
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/25(金) 18:31:16.26 ID:P10MybKgO
久々に黒魔術部を見に行ったらエミールが他の部員に揉みくちゃにされていた。
理由を聞いたらエミールのパルプンテで部員全員に強力な魅了効果がかかってしまったらしく、害は無さそうなので放っておくことに。

……なお実はパルプンテの内容は『魅了』ではなく『増幅』だったとかなんとか
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/25(金) 18:36:34.14 ID:OmclwggOO
夏休み最後の日、自室で夏休みが終わってしまうことを惜しみながらもヒカリと共に思い出を反芻する。
来年もまた皆でたくさん思い出を作ろうと約束する。
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/25(金) 18:40:21.61 ID:D9PNB6D9O
ルクがばれないようにひっそりと外に出ていた。
どうやら学校内を見物していたらしく、その中で校長やウィン、デンといった規格外が気になったとか。
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/25(金) 18:42:17.39 ID:PK27nT+50
ローラとラピスとクリアと隣町で遊びに行ってるとたまたま夏祭りで縁日が開かれており、レンタルの浴衣に着替えながら楽しむことに
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/25(金) 18:42:25.82 ID:U+Rc92Mj0
夏休み終盤、チームの連携を高めるという名目で夏祭りに出向くティア、アルシェ、ナミネの三人(提案はナミネ)
屋台巡りに一段落したところでナミネが気を利かせて離脱し、ティアとアルシェを二人きりにしてしまう(実はナミネは離れた所から見守っている)
そしてなぜか先日読んだ漫画のキスシーンを思い出し、ティアにキスを迫るアルシェ(半分くらいは好奇心)
554 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/25(金) 22:45:42.23 ID:Ik31rDzXo
ローラの部屋ーー


ルク「ふああ……」ポンッ


ローラ「きゃっ! びっくりしたぁ……」


ルク「たまには体動かそうと思いまして」

ルク「では少し失礼しますよ」バサアッ


ローラ「……」ポカーン

ローラ(ルクさんってマイペースだなあ……)

ローラ「じゃない! 見つかっちゃう!」


ラピス「ご安心を」


クリア「きゅー!」


ラピス「私が見えないよう光を屈折させてますのでバレることはありません」


ローラ「そう……ですか?」ホッ


ーーーーー


ルク「ほー、面白い人いますねえ」キョロキョロ


ーーーーー


デン「……?」


ーーーーー


ウィン「ん〜……?」


ーーーーー


樹「?」


ーーーーー


ルク「おっと……さすがにあのクラスだと姿が見えなくても何かを感じるみたいですね」ソソクサ

ルク「……おや、あれは……」


ーーーーー
555 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/25(金) 22:46:21.26 ID:Ik31rDzXo
黒魔術部ーー


エミール「みんなストップ、ストップ!」


黒魔術部員「はあはあ……エミール可愛い……」


クロエ「久しぶりに見に来てみればこれは何……?」


エミール「く、クロエさん! 魔法使ったら変なんだよ! みんな襲ってきて……!」


黒魔術部員「魅力魔法だから! 魅力魔法だから!」


クロエ「あー……お邪魔みたいだから帰るわね。ケガはしないでしょうし……頑張って」グッ


エミール「な、なんでぇ……ひゃんっ!」

エミール「あ、こら、胸揉むなあ!」


クロエ「……」ソソクサ


ーーーーー


クロエ(? 魅力魔法なら私が何も感じないのって変よね……)

クロエ「……」ウーム

クロエ「まいっか」


ーーーーー


ルク「あは、あははは! 感情増幅の魔法が暴発! 面白い魔法使いもいますね!」ケタケタ

ルク「ひーっ、ひー……そろそろ戻らないとローラさんに怒られますかね」バサッ

ルク「くくっ、リリウム……中々愉快な……」バサッバサッ


ーーーーー

ーーー

556 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/25(金) 22:46:49.87 ID:Ik31rDzXo
ローラ「ルクさん! 勝手な行動しないでください! 心配したんですから!」プンプン


ルク「ごめんなさい……」


ラピス「ローラさんローラさん、これ……」ピラッ


ローラ「あっ……!」


ルク「夏祭りのチラシですか?」


ローラ「これは、その」


ラピス「『ラピスさん用りんごあめ』『クリア用わたあめ』『クロエちゃん用チョコバナナ』……」

ラピス「『ルクさん用たこ焼き』……?」


ローラ「わ、わああああっ!」ガバッ


ルク「買ってくるつもりだったんですか……?」


ローラ「…………///」コクリ


ルク「まあ」キュン


ローラ「だ、ダメです! ルクさん心配かけたので買ってきません!」


ルク「……」シュン


ローラ「〜〜〜っ、今回だけですからね! もうっ!」


ルク「!」パアッ


ラピス(飼いならされてますねえ)
557 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/25(金) 22:47:24.03 ID:Ik31rDzXo
ラピス「さてと……」


ローラ「ラピスさん?」


ラピス「お祭りに行くんでしょう? なら準備しないと……」


ローラ「ラピスさんは連れていきませんよ?」


ラピス「え?」


ローラ「え?」


ラピス「なっ、なんでですか! 私も行きますよ!」


ローラ「ダメです! クリアのこと誰が見てるんですか!」


クリア『クリアも行きたい……』


ローラ「ええ!?」


クリア「んーーーっ!」グググ…


ラピス「あ」


ローラ「え、え、これなんですか!? 大丈夫なんですか!?」ユサユサ


ラピス「人間の姿になりますね、これ」


クリア「んーーーーーーーーーっ!!!」ググググッ!


ローラ「ええええええっ!?」


安価↓
クリアが人間形態に変化可能になりました
竜にとっての大きな変化です
子供っぽい性格も変化を迎える……かもしれません
【人間形態の容姿】(イメージとしてはローラ達学生よりも年下です)
【性格】(竜形態と同じように元気なイタズラっ子でも、全く違う性格でも構いません)
558 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/25(金) 22:48:06.99 ID:Ik31rDzXo
安価の内容は「クリアが人間形態になったときの設定」です
一番大事な文言入れるの忘れてました…
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/25(金) 22:54:19.81 ID:lRBYcLPG0
【人間形態の容姿】小学生低学年の様なロリっ娘、髪はセミロングで蒼から白にグラデーションしてる
【性格】何一つ変わらない
560 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 00:14:58.91 ID:0favKdSio
クリア「ふう……」シュウウウ…


ローラ「わ、わあ……」


クリア「これでお祭り行ってもいい!?」キラキラ


ローラ「……」

ローラ「絶対に、ぜっっったいに迷惑かけちゃダメだよ」


クリア「うん!」


ローラ「ラピスさんも!」


ラピス「は、はいっ!」ピシッ


ルク(飼いならされてますね……)


ローラ「それじゃあ……準備して行こっか?」


ーーーーー

ーーー




ラピス「そういう訳でお祭りに行ってまいりますので」


クロエ「ええ。楽しんできて」


ローラ「演劇部は明日朝早いんだもんね」


クロエ「そうね、明日からまた学校が始まるから朝練の時間も使わないと」


ローラ「お土産買ってくるからね!」


クロエ「お願いねー」


パタン


ヒカリ「行かなくてよかったの?」


クロエ「お祭りに行って、そこで闇の魔獣が来ても困るしね。まさか町中でラピスさんに竜になってもらって助けてもらうわけにもいかないし」


ヒカリ「大変だね……」


ーーーーー

ーーー

561 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 00:15:32.58 ID:0favKdSio
祭り会場ーー


ローラ「レンタルの浴衣があるみたい。せっかくだから着ていこっか」


ーーーーー


ざわざわ ざわざわ


「美人……」

「子供の方も可愛い……! モデルみたい!」


ラピス「見られてますね……これは『迷惑かけてる』には入りませんよね?」ソワソワ


ローラ「ふふ、大丈夫ですよ。ラピスさんすっごく綺麗だから見惚れちゃう人も多いかも」


クリア「クリアは!?」


ローラ「クリアもすっごく可愛い」ナデナデ


クリア「んふー!」


ローラ「それじゃあ行きましょうか」


ラピス「はい! わたあめ! 焼きそば! フランクフルト! なんでも来いです!」


ナミネ「あら」


ローラ「あ、ナミネさん! と、ティアちゃんと、アルシェちゃん?」


ナミネ「親睦を深めようと思いまして、三人で。そちらは?」


ローラ「ラピスさん達お祭りの食べ物食べたことないだろうなと思って買おうとしたらついてきちゃいました」


ナミネ「あらあら」
562 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 00:16:09.45 ID:0favKdSio
ナミネ「見慣れない子がいますけど……」


クリア「クリアだよ!」


ナミネ「あら、人間になれようになったんですね! おめでとうございます!」


クリア「あのね、ナミネいっつもお勉強教えてくれてありがとね!」


ナミネ「!」ジーン

ナミネ「いい子……」


ラピス「でしょう」ドヤ


ティア「ナミネさんっ、早く来て……ください……っ!」

ティア「このままじゃ……屋台が全滅します……!」


ナミネ「あ……では失礼しますね!」ピューッ


アルシェさん! ストップです!


ローラ「あはは……じゃあ改めて出発だね」


ラピスクリア「おー!」


ーーーーー

ーーー

563 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 00:16:36.66 ID:0favKdSio
ナミネ「一通り回りましたかね……」


ティア「……」コクン


アルシェ「……まだいける」


ナミネ「さ、流石に休憩しましょう。お手洗いに行ってきますので、少しここで休んでいてください」


ティア「……」コクン


アルシェ「ん」コクリ


ーーーーー


ナミネ「さて……」ササッ

ナミネ「どうなりますかね」ニヤリ


ーーーーー


アルシェ「……あ」

アルシェ(ティア、ほっぺに食べかすついてる……)

アルシェ「ん」ヒョイパクッ


ティア「っ!!」ガタンッ

ティア「なに、を」


アルシェ「食べかすついてたから……」


ティア「そ、そうですか」ドギマギ


アルシェ「……」ジー

アルシェ(この間読んだ……きす? してみようかな。もっとティアのいろんな顔が見れるかも)

アルシェ「……」ガシッ


ティア「アルシェ……?」
564 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 00:17:29.94 ID:0favKdSio
アルシェ「……」グググ…


ティア「な、なんですか! まだ食べかすついてますか!?」


アルシェ「んーん」


ティア「なら……」


アルシェ「きす、したい」


ティア「!!!!??」


アルシェ(あ、すごい真っ赤)


ティア「それは、あの、ある、あるしぇは、わたしのことが、すき? すきなんですか?」


アルシェ(そうだった……好きだからきすするんだった……)


ティア「あるしぇ……」


アルシェ「分かんない。してみたい、じゃだめ?」


ティア「だめ! だめです! キスは付き合って互いに好きにならないと……」


アルシェ「付き合う?」


ティア「恋人同士になるってことです……!」


アルシェ「恋人……」


ティア「友達以上に大切で、好きな人同士のことです……どれだけ知らないんですか」


アルシェ「なら、アルシェはティアが一番大切で、好き」


ティア「ふぇ……っ///」


アルシェ「これじゃ、だめ?」
565 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 00:18:07.67 ID:0favKdSio
ティア「だめじゃ……ないです」

ティア「私と、恋人になってくれますか?」


アルシェ「うん。一番大切にする」


ティア「じゃあ……キスしても……いいです……よ?」


アルシェ「うん」グ…ッ


ちゅっ……


ティア「ん……っ」


アルシェ「……っ」

アルシェ「なに、これ……」ドキドキ

アルシェ「胸が、ドキドキして……」


ティア「わ、私も……です」ドキドキ


ーーーーー


ナミネ「あ、ああ……!」

ナミネ(お二人とも……! 良かったですね……!)


ーーーーー


ナミネ「お二人とも、お待たせしました」


アルシェ「ナミネ、ごめん」


ナミネ「は、はい?」


アルシェ「ティアと恋人になったから、ナミネのことは大切にできない」


ティア「ん゛っ!///」


ナミネ「あらあら」
566 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 00:18:41.44 ID:0favKdSio
ティア「アルシェ、それはそういうことじゃなくて……!」


アルシェ「?」


ティア「友達は友達で大切にしてください。ナミネさんなんて特にマホリオの仲間なんですから」


アルシェ「ティアがそう言うなら……」


ナミネ「ゆっくり恋人らしさを学べばいいんですよ。帰ったらご教授しましょうか?」


ティア「だ、だめ! 教えるのは私の役割……!」


ナミネ「あらあらうふふ」

ナミネ「ではそろそろ帰りましょうか?」


アルシェ「? 休憩が終わったんだから当然続き」


ナミネ「……ティアさん、お察しします」


ティア「……アルシェですから」


ーーーーー

ーーー

567 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 00:19:08.41 ID:0favKdSio
所変わって自室ーー


クロエ「今日で夏休みも終わりね……」


ヒカリ「いろいろあったね」


クロエ「ええ。五ヶ月くらいかかった気がするわ」


ヒカリ「宝坂見て、旅行して、大会出て……他にもいろいろ」


クロエ「イオのこともあったし、ウィンさんとラピスさんの戦いも見たし」


ヒカリ「それはすごそうだね……」


クロエ「来年もまた楽しむわよ。今年とおんなじ……いえ、それ以上に!」


ヒカリ「うん。これからもよろしくね、クロエ」


クロエ「こちらこそ」


ーーーーー

ーーー

568 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 00:19:35.41 ID:0favKdSio
ミシッ……
569 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 00:20:03.77 ID:0favKdSio
樹「!」ゾクッ

樹(「何か」……来た!)バッ
570 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 00:20:32.94 ID:0favKdSio
自室ーー


ズズズ……


クロエ「?」


ヒカリ「クロエ……?」


バキイイイッ!!


クロエ「!」バッ


ヒカリ「!?」バッ

ヒカリ(ドアが……いや、そんなことより……)


クモ?「ゥゥゥウウウヴゥゥゥヴ」


ヒカリ(人間大の大きさの真っ黒なクモ……闇の魔獣か)


クモ「ウウヴヴウウゥゥゥゥヴウウ」


ヒカリ「ボクが時間を稼ぐ。そのスキに箒で飛んで誰か強い人を呼ぶんだ」


クロエ「え、ええ!」


ヒカリ「魔弾【シュート】!」ゴッ


クモ「ウウゥゥゥゥヴヴウアアアアァァ」カサカサカサッ


クロエ「っ」ギュンッ
571 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 00:21:03.61 ID:0favKdSio
クロエ「……!」ギュンッ!


クモ「シイイイィィィイイアアアアア」カサカサカサカサ


ヒカリ「クロエ! そいつクロエにしか興味ないみたいだ!」ギュンッ!


クロエ「上等! 魔弾【シュート】!」ゴッ


クモ「ギギイィィ……」ドサッ


クロエ「な、何よ。見掛け倒し……」


クモ「ウウウゥゥヴウヴウゥゥヴウアアアアアア!!!」ガバアッ!


クロエ「!!」


樹「魔弾【シュート】!」ゴオウッ!


クモ「キシェェエアアアアアァァ!」ドッ


樹「外に逃げて!」


クロエ「ええ!」ギュン!


クモ「ゥゥウヴウヴウ」カサカサカサカサッ


樹「狙いはあくまでクロエさんだけね」

樹(なら……!)
572 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 00:21:45.64 ID:0favKdSio
中庭ーー


樹「クロエさん! 空に逃げて!」


クロエ「了解よ!」ギュンッ!


クモ「シュウウアアアアゥゥヴゥウウ」シュルシュルシュル!


樹「糸まで吐いて、まるで本物のクモね。ただ動きまで止めちゃ……だめよね!」

樹「模倣・破壊魔砲【キャノン】!!」ゴオオオオッ!!


クロエ「へっ?」


ドオオオォォォォォォンン……


ーーーーー


ナミネ「あら、花火大会はまだのはず……」


ーーーーー


クロエ「…………」シュタ


樹「大丈夫だった?」


クロエ「死ぬかと思ったわよ! 主に校長先生の魔法でね!」

クロエ「あれだけの威力なのに校舎は傷ついてないし……」


樹「そこはほら、私一応校長先生やれるほど魔法上手だから調整して……」


ざわざわ ざわざわ


樹「生徒が出てきちゃったわね……一度校長室に」


クロエ「はいはい……」
573 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 00:22:21.27 ID:0favKdSio
校長室ーー


ヒカリ「びっくりしたよ、もう! ほんとにケガしてない!?」


クロエ「ええ、それは大丈夫」


樹「あれが闇の試練ね……」キリッ


クロエ(しれっと校長先生モードに……)


樹「クロエさん、闇の本の解読はどうかしら」


クロエ「一行だけ。『闇は人の心を拠り所にして、大きく暗く成長していく』って」


樹「ふむ……」メモメモ

樹「これからはできる限り解読を進めてちょうだい。頻繁に結界を突破されるようなら結界の張り直しが必要かもしれないしね」

樹「そうそう、他の闇の魔法使いがいないか、少しツテを使って調べてみるわ。実際の話を聞ければ解決につながるかもしれないし……。たまに声をかけてくれれば見つかったかどうか報告するわね」


クロエ「ええ、何から何までありがとう」


樹「それじゃあ改めておやすみなさい。明日からの二学期、頑張るのよ」


ーーーーー

ーーー

574 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 00:22:51.50 ID:0favKdSio
自室ーー


クロエ(ドア直ってる……修復魔法かしら)


ヒカリ「本……ってどれ?」


クロエ「ヒカリには見せたことなかったわね。これよ」ペラッ


ヒカリ「全然読めなさそうだけど……」


クロエ「こうやって魔力を注げばたまに読め……」キイイ…
575 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 00:23:20.27 ID:0favKdSio
闇は人の心を拠り所として、大きく暗く成長していく。

闇に自我はなく、ただ大きくなることだけを本能とする。

精神的に……
576 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 00:23:57.52 ID:0favKdSio
クロエ「……読めた」


ヒカリ「ほんと!? すごい仕組みだね……」


クロエ「とりあえずメモして寝ましょう。……はあ、最後の最後に疲れたわ」メモメモ


ヒカリ「ラピスさんがお祭りに行ってるときにこんなことがあるなんてね」


クロエ「ほんと、私一人の時に襲われたらちょっと怖いわよね……」ボフッ


ヒカリ「それはないと思うな……」

ヒカリ(クロエ人気だから誰かしら一緒にいるし、誰か気づいて助けてくれそう……)


クロエ「ふあ……」


ヒカリ「あ、寝よっか。電気消すね」


クロエ「ええ。おやすみ……」


ヒカリ「おやすみなさい、クロエ」


ーーーーー

ーーー

577 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 00:24:36.02 ID:0favKdSio
講堂ーー


樹「皆さん、おはようございます」


おはようございます!


樹「これから二学期に入りますが、まだまだ暑さは残っています。体調に気をつけて、生活するようにしてくださいね」


二学期が始まりました

現在の目標
・闇の試練の情報を集める
・部活に精を出す

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

二学期は9月〜12月までの4ヶ月です(年末にはお休みになります)
1ヶ月を4週間として行動します
1/16回目の行動です
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/26(土) 00:35:09.30 ID:Q7u+njJFO
ついに結ばれた無口ロリ組のとこで砂糖吐きかけた

演劇部の特訓。今回のテーマは『一人のヒロインを取り合う男役二人』ということで男役に凜華とヒカリが選ばれヒロイン役はローテーションしていく形に。
美形二人に挟まれて次々とヒロイン役がダウンしていく中、ヒカリと同室&凜華と同じチームなためか他より耐性が付いていたクロエはどうにか耐えきることに成功する。

なお今回の目的は部員達に凜華&ヒカリに対する耐性を付けるのが目的だが、百合江の趣味も多分に入っているそうな。
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/10/26(土) 00:40:25.22 ID:pRs3uG5h0
新学期最初の大規模パルプンテ、学校中から布類が消える(服はもちろんハンカチやスカーフ、カーテンも)

一部生徒達は自前の魔法で裸晒すのを回避するも半数以上が数時間真っ裸で過ごすハメに
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/26(土) 00:43:17.21 ID:zWuNPn8pO
二学期初日、『夏休みが終わった』という現実を受け入れられず現実逃避に走る一部生徒達。
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/26(土) 00:47:51.33 ID:dQ9bu43IO
ティアとアルシェが恋人同士になったことを思い出してしみじみしていたナミネだったが、冷静に二人のキスを思い出してしまい真っ赤に。
まだ特に気になる相手はいないものの、急に恋愛方面について興味が出てしまい悶々。
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/26(土) 06:52:41.03 ID:0161R1DkO
闇の本が唐突に読める項目が増えることが気になり、どういった条件で読み進めることが出来るのか色々試して法則性を探る。
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/10/26(土) 07:38:59.81 ID:l/3mCklTo
>クロエ「ええ。五ヶ月くらいかかった気がするわ」
メタい!メタいよ!
こういうちょっとしたネタほんとすき
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/26(土) 10:52:45.08 ID:WtoqlZEdo
一番最初に結ばれたのが幼女組で草
他の組もそろそろ真剣にならないとね?
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/26(土) 14:19:32.78 ID:5JABRAH2O
パルプンテ裸祭りでどろどろのレズレズな事態に発展するかもしれない

それに期待しよう
586 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 19:39:04.19 ID:0favKdSio
校長室ーー


樹「皆さんなぜ呼ばれたか分かってますね?」


生徒1「…………」

生徒2「…………」


樹「夏休み明けが辛いのは分かるけど、だからといって休むのは言語道断」

樹「反省文を書いてきなさい!」


生徒3「はーい……」

生徒4「すみませんでした……」


樹「全く……」
587 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 19:39:31.50 ID:0favKdSio
その頃、黒魔術部ーー


エミール「よ、よしっ、今日もやるぞ……!」

エミール(前回みたいな魅力魔法にはなりませんように……!)

エミール「えいっ!」ポンッ


しゅううううううう……


エミール「……」


黒魔術部員「……私まで服が消えたんだけど」


エミール「……ごめんなさい」


きゃああああああああああ!!


黒魔術部員「あ、久しぶりに外まで被害出ちゃったかな」ヒョコッ

黒魔術部員「!!?///」


エミール「? どうしたの?」


黒魔術部員「全員裸だ……」


エミール「え……」


黒魔術部員「過去最悪の魔法だよ……!」


エミール「ええええええっ!!」
588 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 19:40:01.84 ID:0favKdSio
校長室ーー


樹「だいたいあなた達は一学期の頃から……」シュウウウ…


生徒1「ぶっ! 先生、服! 服!!」


樹「話を逸らさないで……っ、きゃああああああ!!」バッ


生徒2「あ、私達も……!?」シュウウウ…


いやああああああ きゃあああああああ


ーーーーー


楓「………………」ズーン


嵐「おい楓……」


楓「突然胸囲の格差社会を見せつけられてどうしたらいいか分からないポーズ」ズーン


嵐「魔法みたいだからさ、あと少しで解けるよ。……元気出せって」


楓「嵐……」

楓「雷で体隠してるの超面白いね」


嵐「楓!」


ーーーーー


クロエ「まさかこんなに私の魔法が役立つことがあるなんてね」ズモモモ


レナ「今回ばかりは感謝するわ。部活中で良かった……」


モミジ「うん、クロエさんがいなかったらと思うとゾッとするよ」


ーーーーー


ティア「……///」


アルシェ「……」


ティア【なんですかねこれ】


アルシェ「誰かの魔法だと思うけど……。強い魔法じゃないからすぐ解けるよ」


ティア【ならいいんですが】


アルシェ(文字書いた紙で体隠してるティア……)ムラッ


ーーーーー

ーーー

589 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 19:40:28.31 ID:0favKdSio
ナミネ「あ、服が戻ってきましたね……」シュウウウ…

ナミネ「ティアさんとアルシェさん、お互いの裸を見て早まらなければいいのですが」

ナミネ「……しかし、素敵でした」ホワ…

ナミネ「好きあってる二人が結ばれる……キュンとします」

ナミネ「まさかキスまでするとは思ってませんでしたが……」

ナミネ「……///」

ナミネ「わ、私にもいつかキスしたいと思える相手ができるんでしょうか///」ドキドキ

ナミネ「はぁ……青春ですねえ……///」


ーーーーー

ーーー

590 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 19:40:55.41 ID:0favKdSio
部室ーー


百合江「皆様、そろそろ部活を再開しますわ」パンパン

百合江「凜華さん、ヒカリさん、よろしいかしら」


凜華「はい」


ヒカリ「なんでしょう」


百合江「今から二人には男役として、部員一人ずつ取り合っていただきますわ」

百合江「このままいけば舞台でも男役をするのは二人。しかし二人に対する部員の耐性があまりに低すぎますの!」


凜華「そういうことなら喜んで」


ヒカリ「ボクもやってみます」


ーーーーー


凜華「『俺と……結婚してくれますか?』」


ヒカリ「『待て! 彼女と結婚するのは僕だ!』」


部員1「あふぅ///」バタン


ーーーーー


ヒカリ「『僕の目を見て……』」


凜華「『やめろ! 彼女に触れるな!』」グイッ


部員2「あぁん///」クネッ


ーーーーー


凜華「『綺麗だよ……』」


ヒカリ「『愛してる……』」


レナ「……っ///」


クロエ(おお、あのレナまで……)


ーーーーー
591 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 19:41:23.16 ID:0favKdSio
凜華「『俺と付き合ってください!』」


ヒカリ「『僕の方が君を幸せにできる!』」


モミジ「ひゃあああ///」


ーーーーー


ヒカリ「ボクの彼女に手を出すな!」


凜華「『彼女はもう俺のものだよ』」


クロエ「『やめて! 私のために争わないで!』」


百合江「ふむ……」


ーーーーー


部員3「ひ、ひい……///」ヘナヘナ

先輩1「しゃーわせぇ……」ホニャア

先輩2「ずっとこの練習がいい……」トロン


百合江「無事だったのはクロエさんだけですのね……」


クロエ「正直くらっときたけどね……。二人とは普段から接してるし、その差かしら」


凜華「『先輩、自分をないがしろにしちゃダメですよ』」クイッ


ヒカリ「『こんなに魅力溢れる人なのに……』」ツツッ


百合江「ひゃああっ! わたくしはいいですわっ、おしまいですわ!」


凜華「『先輩……』」


ヒカリ「『せーんぱいっ』」


百合江「……きゅう///」パタン


クロエ「……全滅、ね」


ーーーーー

ーーー

592 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 19:41:50.65 ID:0favKdSio
自室ーー


ヒカリ「今日の部活は面白かったな」


クロエ「結局ノリノリでやってたわね」


ヒカリ「ボクの演技力も上がってきたってことかな」ウキウキ


クロエ「だといいわね……っと」ポウウ


ヒカリ「あ、また本読んでるの?」


クロエ「ええ。解読がてら色々実験しようと思って……」
593 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 19:42:16.73 ID:0favKdSio
闇は人の心を拠り所として、大きく暗く成長していく。

闇に自我はなく、ただ大きくなることだけを本能とする。

精神的に不安定になった“拠り所”を捕らえる存在がいる。

その存在は……
594 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 19:42:43.34 ID:0favKdSio
クロエ「……続きが知りたいのだけど」ポウウ…

クロエ「……だめね」


ヒカリ「何か分かった?」


クロエ「術者を捕まえに来る存在がいるって」

クロエ「この間のクモのことよね、これ」


ヒカリ「多分……」


クロエ「続きが知りたいのに」ツンツン

クロエ「連続して読めるようにはならない、消費した魔力量に関わらず読み進められるのは一文ずつ……周りの環境とかは解読に関係あるのかしら」


ヒカリ「まだまだ分からないことだらけだね」


クロエ「そうね。ちょっとでも情報が増えればいいけど……」


ーーーーー

ーーー

595 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 19:43:32.94 ID:0favKdSio
レナ「デン、あなた不登校になったりはしないのね」


デン「あ、私いない方がいいかな、そうだよね、新学期になったのにこんな辛気臭い顔見たくないよね」


レナ「そんなに暗いこと考えるのに学校休まないのが不思議なのよ」


デン「や、行っても行かなくても一緒だし……」


レナ「……ふーん」

レナ「ま、杞憂で良かったわ。校長先生不登校の生徒にすっごく怒ってたらしいから、あなたも怒られたんじゃって思ってたの」


デン「へ、へへ、怒る価値もないよ私なんか。はあ、死にたい」


現在の目標
・闇の試練の情報を集める
・部活に精を出す

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

9月第2週
2/16回目の行動です
596 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 19:44:14.23 ID:0favKdSio
なおエミールは大事件の原因として大量の反省文を書かされました
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/26(土) 19:55:45.54 ID:Sno9C7xA0
自分も少しでも闇の情報を集めるために「闇魔法使いや闇魔法に詳しい人を探しています。本人またはそれらに心当たりがある人は、一年クロエアートルムまで連絡下さい」みたいな内容で掲示板を利用してみる。
ついでに自分以外の今出てる依頼もチェック
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/26(土) 19:58:56.69 ID:KvcUaFffO
イオの魔法修練。
まずは安心して修練場が使えることを理解してもらうために壁に爆発魔法をぶっぱ、壊れない壁を見て今後も使えることに大いに安心するイオ。

……なお後で校長が秘密裏にチェックしたところ、表面は魔法で無事だが壁の内側にある程度ダメージが通っておりヒヤッとしたとか
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/26(土) 19:59:10.83 ID:nL1WIlqA0
ローラら助っ人同好会と協力して図書室で闇の試練について調べる
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/26(土) 20:03:08.26 ID:y+wWOnCmO
食堂でいつも以上に仲の良いアルシェとティアを発見。なんとなく聞いたらアルシェから「ティアと恋人になった」と淀みなく言われ辺り騒然。
耳まで真っ赤になり声も筆談も覚束なくなりアルシェを引っ張っていくティア。
なお一部始終を見ていた百合江は出血多量で尊死しかけた。
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/26(土) 20:07:47.75 ID:jsu2H6qSO
久々にチームでマホリオの練習。
前回の敗因から、各自が咄嗟に自分の身を守る方法を模索(クロエは闇、凜華は氷、モミジは引力斥力で)
602 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 22:24:17.98 ID:0favKdSio
修練場ーー


クロエ「さ、今日も練習してみましょうか」


イオ「うう……やっぱり怖いよ……」


クロエ「そう言うと思って……」


樹「私も暇じゃないのだけど……」


クロエ「校長先生を連れてきたわ!」


樹「んんっ。イオさん、あなたの魔法は夏休みの時のものを見たわ。あのレベルの魔法ならここは壊れたりしないから、遠慮なく撃ってちょうだい」


イオ「わ、分かりました。やってみます……!」

イオ「すー……はー……」


クロエ「大丈夫よ、イオ……落ち着いて……」


イオ「爆発魔法【エクスプロージョン】!」カッ


ドオオオォォォォォォンンッ!!


クロエ「……」


樹「……」


イオ「……っ」


樹「……うん、大丈夫。どこも壊れたりしてないわ」


イオ「よ、良かったぁ……」ホッ


クロエ「これで心置きなく練習できるわね」


イオ「うんっ」


ーーーーー
603 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 22:24:48.67 ID:0favKdSio
練習後ーー


樹(とは言ったものの一応内側もチェックしておきましょうか)フオン

樹「魔力展開!」

樹「って、えっ?」

樹(ヒビやら穴ボコやら……まさか内側にダメージが響いてる? 念の為修復魔法と、防御魔法の上掛けをしときましょう……)

樹(強烈だわ……爆発魔法……)


ーーーーー

ーーー

604 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 22:25:22.74 ID:0favKdSio
掲示板ーー


クロエ「さてと……」ペトッ


『【闇の魔法使い】【闇の魔法に詳しい人】がもし知り合いにいましたら、1年クロエ・アートルムまでご連絡ください』


ローラ「貼れた?」


クロエ「ええ。助っ人同好会はよくここから依頼を受けるのよね」


ローラ「そうだよ。私なんかはまだ依頼をもらえるほど知名度もないから、自分から依頼を受けにいかないと何もすることがないんだ」


クロエ「ふーん……」チラッ

クロエ「いろいろあるわねえ……」


『倉庫の大掃除手伝い募集』

『求む!マッサージ師!』

『マホリオ特訓』


クロエ「ふむふむ。この辺とかなら私でもできそうね」


ローラ「多分やってあげたら喜んでくれると思うよ」


クロエ「もし機会があればやってみるのもいいかも。さてと……助っ人さん、よろしく頼むわね」


ローラ「うんっ、ここからが私達の力の見せ所!」


ーーーーー

ーーー

605 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 22:26:01.78 ID:0favKdSio
図書室ーー


クロエ「闇の魔法に関する本をありったけちょうだい」


司書「かしこまりました。検索魔法【モニター】!」バララララッ


ひゅん! ひゅんひゅん!

どさどさどさっ


司書「……はい、さしあたってタイトルに「闇」と付く書籍です。後で魔法大全や歴史書なんかも持っていきますね」


クロエ「ありがとう。それじゃあ助っ人同好会のみんな、闇の試練に関係のありそうな情報があったら教えて。あとは……この本に似たものがあればそれも」


ローラ「あ、それ……クロエちゃんしか読めないやつだよね?」


クロエ「ええ。他にももしかしたら同じように魔力を注ぎ込めば読めるかもしれないわ」


ローラ「よーし……クロエちゃんのためにも頑張るぞ! 先輩達もお願いしますね!」


クロエ(その間に私はこの本に魔力を注いでみましょうか)


調査の結果↓コンマ
01〜50 成果なし
51〜80 歴史書に記述を発見
81〜98 現役の闇の魔法使いが執筆した本を発見
ゾロ目 クロエが今持っている本が読みやすく翻訳された本を発見
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/26(土) 22:28:30.59 ID:nL1WIlqA0
607 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 22:39:23.62 ID:0favKdSio
ローラ「クロエちゃん、これ……」


クロエ「?」


ローラ「歴史の本なんだけど、このページだけなんか雰囲気が……」


クロエ「……『空覆い尽くす暗闇、全てを飲み込む。一人の少女空に飲み込まれ、世は晴れ渡る』……」

クロエ「これが……闇の試練……?」

クロエ(この挿絵は夜の風景……なんてものじゃない。もっと暗く黒く、見つめているだけで飲み込まれそうな……)

クロエ(闇そのもの……)


ローラ「クロエちゃん……?」


クロエ「っ」ハッ

クロエ「よ、よくやったわローラ! これは闇の試練に間違いない! これで対策ができるわ!」


ローラ「そ、そう?」


クロエ「ええ。ほんとにお手柄よ」


最後の闇の試練の情報を手に入れました。
608 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 22:39:54.74 ID:0favKdSio
中庭ーー


クロエ「マホリオの練習も久しぶりね」


凜華「夏休みはほとんど部活だったからね」


モミジ「次はどんな練習をするんですか?」


クロエ「くるくまさんに負けたのは「油断」よ。だから、咄嗟の時に自分の身を守れるように練習するわ」

クロエ「具体的には1vs1vs1で、自分の方にきた攻撃は絶対に避けること。いつ自分が狙われるか分からない状況でもちゃんと防御や回避をできるようになれば……」


凜華「少なくとも前回みたいなミスは少なくなるかもね」


モミジ「うん、やるよ!」


クロエ「いい返事。じゃあスタートよ!」フワッ


ーーーーー

ーーー

609 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 22:40:24.49 ID:0favKdSio
食堂ーー


ナミネ「あら、皆さんお揃いで」


クロエ「マホリオの練習してて……疲れたわ……」


モミジ「私飲み物取ってくるね」


凜華「私も行くよ」


アルシェ「ティア」アー


ヒカリ「闇の試練の方はどう?」


ティア「……」スッ


アルシェ「あむっ」パクッ

アルシェ「……えへへ」


クロエ「……後で部屋で話すわ」


楓「闇の試練ってあれだろ? この間の黒いクモ!」


クロエ「そうそう」


アルシェ「アルシェも食べさせてあげる」スッ


ヒカリ「あの時は校長先生が助けてくれて……」


ティア「あー……む」

ティア【おいしいです】


晶「大変だなあ。アタシが近くにいたらすぐぶっ飛ばしてやったのに」


アルシェ「えへへ」


ティア「……///」テレテレ


クロエ「…………」
610 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 22:41:02.33 ID:0favKdSio
クロエ「なんか……ティアとアルシェ、近くないかしら」


レナ「そうね。この間まではもう少し離れてた気がするわ」


アルシェ「当然」

アルシェ「アルシェとティアは恋人同士。一番大切」フンス


しーーーーん……


全員「……ええええええええええええ!!?」


モミジ「あああっ、驚きすぎて持ってきた飲み物こぼしちゃった……っ」ガシャン!


レナ「お、落ち着いて。み、みんな、冷静に……」オタオタ


嵐「付き合ってるのか……」


楓「ひゅーひゅー!」


クロエ「ティアとアルシェが!? あの無口で恋愛なんか興味ないみたいな顔してた二人が!?」


ティア【〜ζ、゛∂〆ξ(】ブルブル


ナミネ「ティアさんも落ち着いてください! 何も書けてません!」


ティア「あ、あ、あ……!///」カアアアッ

ティア「〜〜〜〜っ//////」ガシッ


アルシェ「?」


ぴゅーーーっ


晶「逃げた……」


ヒカリ「連れて逃げたね」


クロエ「……とんでもない藪をつついてしまったわ」
611 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 22:41:42.50 ID:0favKdSio
レナ「本当……なの?」


ナミネ「……はい。夏祭りの時に、お二人は……」


嵐「まだ出会って半年も経ってないのに……進んでんなあ」


楓「でもあの二人めちゃくちゃお似合いだよ!」


ローラ「おめでたい……よね」


ヒカリ「うん。幸せになってほしいね」


モミジ「あまり言いふらさない方がいい……よね?」


ナミネ「そうですね。できれば内緒の方が……面白半分に野次られても可哀想ですし」


クロエ「この話はここまで! 本人達もいないんだし、これ以上は野暮よ!」


楓「ちぇー、クロエがアルシェに振るから話始まったのになあ」


ーーーーー


百合江「かふっ……! 無口ロリコンビ……言葉数は少なくとも内に秘めたる想いは熱く……! てえてえ……! てえてえですわ……!」ビクッビクンッ

百合江「あ、鼻血が……」ツツー


ーーーーー
612 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 22:42:49.46 ID:0favKdSio
掲示板ーー


デン「…………」


ーーーーー

ーーー

613 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/26(土) 22:43:16.13 ID:0favKdSio
現在の目標
・闇の試練の情報を集める
・部活に精を出す

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

9月第3週
3/16回目の行動です
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/10/26(土) 23:23:31.64 ID:l/3mCklTo
>>604の掲示板に貼り出されていた依頼って、指名したら受けられるのかな?
できるならやってみたいな
とりあえず「求む!マッサージ師」をやりたい
駄目だったら安価下
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/26(土) 23:59:35.09 ID:jsu2H6qSO
デンに巨乳化してもらっている楓を見てきた嵐、自分もデンに頼んで身長を伸ばしてもらう(楓をやや見下ろすくらい)。
互いに見下ろす側と見上げる側が逆になって新鮮な感じだが、旅行のあれや最近無口組がくっついたこともあって変に意識して気恥ずかしくなってくる(なお嵐の身長は割とすぐに戻った)
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/27(日) 00:03:11.52 ID:fQTVvzOnO
>>612だとデンに何かあるのか……

季節の変わり目&休み明けという油断からか風邪を引いてしまったクロエ。
同室のよしみでヒカリにお世話される羽目に。
(ローラをはじめとした友人組もお見舞いに)
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/27(日) 00:08:58.06 ID:CSd7GPiRO
闇の悪夢再び。辺り一面暗闇に覆われた空間に一人取り残されたクロエ。
しかし以前校長から受け取った星光の羅針盤が夢の中に出現、その光の指し示す方向から脱出に成功し悪夢から覚める。
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/27(日) 00:09:38.09 ID:3OwwbVDA0
夏休みにお願い(ラピスと戦う)を実現してくれたお礼がしたいとローラや竜親子とウィンの部屋に招かれることに
甘いお菓子等をご馳走になりおしゃべりしながらも何度かキスを目撃したりお城(意味深)に行ったことも知ってるので、やることはやっててここが2人の愛の巣かとよからぬことも考えてしまうクロエ
ラピスはウィン&ナナが正体を知っているので隠れずに居られる場所としてしばしばその後も遊びに行くようになったとか
619 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/27(日) 07:06:43.27 ID:PrPaaXu/o
>>614
もちろん受けられます

「あまりに常軌を逸していない行動」「脈絡がなさすぎる行動」でなければできる限り採用するつもりです
また「食堂に行く」等短い安価だった場合や、イベントを発展させられそうだと>>1が判断した場合については、ティアとアルシェの時のようにこちらでさらに進めていく場合もあります
620 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/27(日) 22:11:04.72 ID:PrPaaXu/o
部室棟ーー


クロエ「待ち合わせはここ……」キョロキョロ


アリサ「あ、君がマッサージしてくれる子?」


クロエ「ええ……」

クロエ(えーっと……)


アリサ「……んー」


クロエアリサ「あ! オリエンテーションの時の人!」


クロエ「見覚えあると思ったわ」


アリサ「久しぶりだねー。まさか覚えててくれてるとは思わなかったな」


クロエ「こっちこそ。下級生なんかたくさん入ってきたでしょう」


アリサ「へへ、なんだかんだ最初に会った一年生だったからね」


クロエ「それで、マッサージっていうのは?」


アリサ「そうそう。もうあたしは部活引退しちゃったんだけど、たまには先輩らしく練習見てあげようかなって思ってて。で、その時にただ見るだけじゃもったいないから、誰かに手伝ってもらってクールダウンとかもしてあげようかなって」


クロエ「後輩思いなのね」


アリサ「お褒めにあずかり光栄だね。さ、行こうか」


クロエ「ええ」


ーーーーー
621 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/27(日) 22:12:53.99 ID:PrPaaXu/o
アリサ「遊びに来たよー」


きゃあああああっ!


陸上部員1「アリサ先輩! 来てくれたんですか!」


アリサ「久しぶりにね。ちゃんと練習してるか?」


陸上部員2「し、してます!」


アリサ「えらいえらい」ナデナデ


陸上部員2「ほぁ……っ///」


アリサ「さ、今日のメニューは何?」


陸上部員3「これです」


アリサ「ふむふむ。じゃあ短距離の子のフォームから見てあげよっかな」


ーーーーー

ーーー




アリサ「お疲れ様、みんな。今日はクールダウンにマッサージもあるよー」


クロエ「よろしくお願いするわ」


1年陸上部員1「あ、クロエさんだ」

1年陸上部員2「本物だー」


クロエ「?」


1年陸上部員3「最近人気なんだよ。優しくてマホリオも強い1年って」


クロエ「ふふん、流石私ね。まさか他の部活にまで名前が響いてるなんて」


1年陸上部員4「普通他の部活の子にマッサージはしないもんねえ」


クロエ「マッサージには覚えがあるのよ。さ、そこに寝て」


ーーーーー
622 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/27(日) 22:13:30.74 ID:PrPaaXu/o
陸上部員1「ーーーぁっ! や、あぁんっ!」ビクンッ


1年陸上部員1「んんっ、らめ、こえ、でちゃ……ふあああっ!」ビクッビクンッ


1年陸上部員2「あぁ、ん……! そこ、ふぁ、ああっ!」ビクンビクンッ


クロエ「ふっ……」


アリサ「……」アングリ

アリサ「す、すごいね……将来マッサージ屋でも開いたら?」グイッグイッ


陸上部員2「んんっ、アリサ先輩のマッサージ……♡」


クロエ「一考しておくわ」


ーーーーー


1年陸上部員4「気持ちよくしてもらったお礼……とは違うかな。気になることがあってさ。教えてあげる」


クロエ「何かしら」


1年陸上部員4「同じクラスのデン・ハザードさんがさ、掲示板の前で難しい顔してるのみたんだよ。確かデンさんとも友達だったよね?」


クロエ「ふーん。何か面白い依頼でも見つけたのかしらね。話聞いてみるのもいいかも」


ーーーーー

ーーー

623 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/27(日) 22:14:07.21 ID:PrPaaXu/o
ウィンとナナの部屋ーー


ウィン「いらっしゃ〜い」


クロエ「おお……!」


ローラ「すごい量のお菓子ですね……」


ナナ「戦わせてくれたお礼、だそうです」


ウィン「んっふふ〜、実はボクは甘いものが好きでね〜。おすすめを集めてみたんだ」


ラピス「こ、これ……いただいても?」


ウィン「どうぞどうぞ〜」


ラピス「こ、これは……! 毎日限定100個だけ販売すると噂のプリンアラモードでは!?」


ウィン「そうそう。専門店ラブ・ドルチェの素材からこだわった一品だよ〜」


ラピス「いただきます……」スッ


ローラ「こんなに姿勢良いラピスさん初めて見たかも……」


ラピス「こんな大切なものぞんざいにはいただけませんから」シズシズ


クリア「クリアも食べたーい!」


ナナ「はい、どうぞ。このドーナツも美味しいですよ」


クリア「はぐっ……! ……おいしー!」キャッキャ
624 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/27(日) 22:15:51.16 ID:PrPaaXu/o
クロエ(この二人は付き合ってるのよね……)

クロエ(結婚式もしてるし、多分そういうこと……も///)


ウィン「クロエさん、顔赤いけど……大丈夫?」


クロエ「え、ええ、大丈夫よ///」


ローラ「……クロエちゃん、ちょっとじっとしてて」スッ


クロエ「な、なに……」


ローラ「……クロエちゃんおでこ熱いよ! 風邪引いてる!」


クロエ「へぇ……?」


ローラ「お部屋戻ろう! 最近頑張りすぎたんだよ……!」


クロエ「そうね……そう言われたらそんな気がしてきたわ……」


ラピス「え、あの……」


ローラ「ラピスさんとクリアはここにいていいですから。ね?」


クロエ「お部屋に戻るの……?」


ナナ「ラピスさんはぜひお菓子食べてってください。クロエさんはちゃんと休んでね」


ローラ「それじゃあ失礼しますね」


クロエ「ラピスさんとクリアはいていいと思うわよ……」


ナナ(返事がワンテンポ遅れてる……)


ーーーーー

ーーー

625 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/27(日) 22:16:18.49 ID:PrPaaXu/o
自室ーー


ヒカリ「はい、おかゆ」


クロエ「ありがと……けほっ」


ヒカリ「ローラさんが薬を保健室から貰ってきてくれるって」


クロエ「助かるわ……」パクッ

クロエ「……おいしい」


コンコンッ


ヒカリ「はーい」ガチャッ


レナ「風邪引いたんだって? ローラから聞いたわよ」

レナ「とりあえずこれ、フルーツ持ってきたわ」


凜華「クロエさん、大丈夫?」


モミジ「風邪って本当?」


楓「クロエ来たぞー」


嵐「相手病人なんだから静かに」


アルシェ「お見舞い……」ジュル


ティア【だめですよ】


ローラ「お薬……と、お見舞いのイオさんと演劇部の人達が……」


わらわら


ヒカリ「わわ、たくさん来ちゃったね」


クロエ「ありがとう皆……」


ヒカリ「えっと……少し寝かせてあげたいから静かに……」


ーーーーー

ーーー

626 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/27(日) 22:16:50.98 ID:PrPaaXu/o
夜ーー


ヒカリ「すこし顔色良くなったね」


クロエ「薬のおかげかしら。魔力が落ち着いてきた感じがするわ」


ヒカリ「風邪の時の魔力がぞわぞわする感じボク苦手」


クロエ「私もよ。苦手じゃない人いないと思うわ」


ヒカリ「ふふ、元気出てきたみたいで良かった。とりあえず今日は寝ようか」


クロエ「ええ。明日には治ってればいいけど……」


ヒカリ「おやすみ、クロエ」パチン


クロエ「おやすみなさい……」


ーーーーー

ーーー

627 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/27(日) 22:17:18.09 ID:PrPaaXu/o
クロエ「……っ」ムクッ

クロエ「え……あれ?」


しん……


クロエ(部屋で寝てたはず……よね)

クロエ「暗い……」キョロキョロ

クロエ「誰か……」


お マ え は ヒ と リ ダ


クロエ「!?」バッ


ダ れ モ タ す け ハ し ナ イ


クロエ「なに……この声……頭の中に……」


ロ ー ラ … …


クロエ「ローラ!? なんでその名前が……」


リ ン カ … … モ ミ ジ … …


クロエ「だから何よ!」


レ ナ … … ヒ カ リ … …


クロエ「…………」


ヤ つ ラ ハ だ レ モ た す ケ ハ シ な イ


クロエ「そんなことない!! 皆私の大切な友達なのよ!」キンッ!

クロエ「っ!? 光……?」ポゥ…

クロエ「! 星光の羅針盤! この光の先に行けば……!」キイイイ…!


ーーーーー

ーーー

628 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/27(日) 22:17:46.27 ID:PrPaaXu/o
ヒカリ「クロエ! クロエ!」


クロエ「!!」ガバアッ!


ヒカリ「うわっ!」ビクッ


クロエ「あー……朝ね」


ヒカリ「びっくりしたぁ……またうなされてたよ」

ヒカリ「体調はどう? まだ辛い?」


クロエ「あ……そういえば楽になったわ。もう大丈夫みたい」


ヒカリ「よかった。でも油断大敵だからね。最近涼しくなってきたからって油断してたらまたぶり返しちゃうよ」


クロエ「気をつけるわ」

クロエ「……ねえヒカリ」


ヒカリ「ん?」


クロエ「ヒカリはその……私のこと助けてくれる……わよね?」


ヒカリ「当然!」

ヒカリ「……また夢で何か見たんだね」ギュッ


クロエ「……!」


ヒカリ「いつものお返しじゃないけど……不安になったらいつでも頼ってくれていいから」


クロエ「……ありがと」ギュッ
629 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/27(日) 22:18:35.60 ID:PrPaaXu/o
ー幕間
  楓と嵐、身長が逆転するー


嵐「……」ドヤ


楓「嵐? だよね……?」ミアゲ


嵐「いつも楓が胸を大きくしてもらってるデンに頼んで、背を大きくしてもらったんだ」


楓「なるほどー」

楓「あはは、嵐のこと見上げてるのなんか変な感じ」


嵐「こっちも新鮮だよ」


楓(嵐って目つき鋭いから、見下されるとなんかゾクってきちゃうな……)ドキドキ


嵐(楓に見上げられると病弱なのも相まって守ってあげたい欲が……)ドキドキ


楓「あ、あははっ、なんか変だよやっぱり。嵐はいつもの方がいいって」ドキドキ


嵐「そ、そうだな、あはは」ドキドキ


現在の目標
・闇の試練の情報を集める
・部活に精を出す

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

9月最終週
4/16回目の行動です
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/27(日) 22:21:00.45 ID:RxIPUtXNO
デンに話を聞きに行こう
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/27(日) 22:28:47.31 ID:Ag0HvWr+o
イオの修練にて、爆発魔法に似た系統の使い手である炎魔法の晶と高火力魔法のアルシェ(+付き添いのティア)を助っ人に呼び、コツなどを教えてもらう
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/27(日) 22:38:03.84 ID:Xox0C43rO
悪夢の件で少しナーバスになっていたクロエ。
見かねたヒカリが休みの日に外に連れ出し気分転換。
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/27(日) 22:39:45.66 ID:XXApCDue0
今度はローラが体調を崩し、見舞う
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/27(日) 23:03:16.15 ID:0wvBuVMrO
無口コンビがくっついてからの恋愛への興味で集中力が散漫になっているナミネ。
ふと出会ったリリィ先生に話を聞いてもらう。
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/27(日) 23:11:58.29 ID:S1pYsw+cO
むぅ、出遅れた。
安価の流れ見る感じだと、今のところクロエの相手はローラ派かヒカリ派かで割れてるのかな
(レナの可能性もあったけど、旅行以降デンの存在が大きくなってきてる)
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/27(日) 23:28:35.08 ID:Ag0HvWr+0
楓の相手も晶派と嵐派で割れてそう。でも最近は嵐が優勢かな?
しかしティアルシェペアの一直線ぶりは見事だった
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/28(月) 17:58:32.38 ID:/pb8xb6eO
俺としては楓には是非とも三角関係になってほしい

ハーレムじゃなくてドロドロな方
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/28(月) 20:54:20.36 ID:uMcLcb4bO
ドロドロとか修羅場って感じだと、実は割と危ういのが凜華。
他校に>>126のヤンデレに発展しそうな娘がいるから、仮に誰かとくっついたら暗示でNTRに走る可能性が有り得る。
639 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/28(月) 21:59:57.15 ID:I7R8GRTCo
ローラ「けほっ、けほっ……うう……」


クロエ「ローラ……」ナデナデ


ティア「えと、氷のうと、氷枕と、冷却陣と……」


クリア「ローラ、大丈夫?」アセアセ


クロエ「ティア、流石にそれはローラが凍えるわ」


ティア「でもでも……!」


ラピス「大丈夫ですよ。私も診てますから」


クロエ「私の風邪がうつったのよね……ごめんね、ローラ……」ナデナデ


ローラ「クロエちゃんのせいじゃないよぉ……」


クロエ「でも……」


ローラ「じゃあ……寝るまででいいから一緒にいてほしいな」


クロエ「ええ、喜んで。……手、握ってるわね」キュッ


ローラ「うん……安心する……」ウト…


ラピス(全く、ローラさんが大変だというのにルクさんはまた寝てるんですかね)プンスコ
640 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/28(月) 22:00:24.63 ID:I7R8GRTCo
ローラ「くぅ……すぅ……」


クロエ「寝た……」


ラピス「今日のところは私達で診ておきますから、クロエさんは自分のお部屋に戻ってください」


クロエ「ええ。苦労かけるわね」


クリア「一緒にお布団入っていい?」


ラピス「いいわよ、竜はそうそう風邪引かないし、一緒に寝たら温かくて気持ちよく寝てくれるはず」


クリア「わーいっ」モゾモゾ


クロエ「クリア、ローラのことお願いね。しっかり温めて、悪いやつ吹き飛ばしてあげて」


クリア「うんっ」


クロエ「じゃあ、失礼するわね」


パタン


クロエ「はあ……」

クロエ(まさか風邪をうつすなんて……。本当に悪いことしたわ)


ーーーーー

ーーー

641 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/28(月) 22:01:09.50 ID:I7R8GRTCo
修練場ーー


クロエ「さ、今日も練習練習!」


イオ「風邪はもう大丈夫なの……?」


クロエ「ええ。少しやな事もあったし、私も体動かして発散したいのよ」


イオ「それで、えと……」


晶「今日はよろしくな、イオ」


アルシェ「コーチしにきた……」


ティア【付きそいです】


イオ「わ、わわわっ。私なんかの練習にコーチなんて……!」


晶「気にすんなって。知らない仲じゃないんだしさ」


クロエ「この二人は魔法のタイプが似てるんじゃないかと思って呼んだの。話聞くだけでも損はないわよ」


イオ「じ、じゃあ……よろしく……お願いします」ペコリ


晶「おう。まずアタシの魔法はこれ」ボウッ

晶「炎魔法だ。魔法を撃つと、狙った場所を中心にして燃える」


イオ「狙った場所……」
642 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/28(月) 22:01:37.25 ID:I7R8GRTCo
晶「大きさのコントロールは魔力量もそうだけど、イメージが大切だな」

晶「アタシなんかはテンションに左右されがちなんだけど、心の底から炎をイメージしてるときはすごい威力の魔法になることもあるし」


イオ「イメージ……はい、ありがとうございます」


アルシェ「アルシェのは魔力を圧縮して魔法を撃ってる」


イオ「魔力の圧縮……聞いたことないです」


アルシェ「うちの魔力家系で受け継がれてる。一般的な魔法じゃない」

アルシェ「昔修行を始めたときは魔力の絞り方が上手くいかなくて、弱々しいシュートになったりした」


イオ「弱々しいシュート……わざと弱く撃てるかもしれないってことですね」


アルシェ「魔力を絞るコツは、魔力の出口を抑えること。蛇口を手で抑えたら水の勢いが増すのと似てる……かも」


イオ「イメージして、魔力の出口を抑えて、力をコントロールする……」ブツブツ
643 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/28(月) 22:02:07.92 ID:I7R8GRTCo
イオ「爆発魔法【エクスプロージョン】!」カッ


ドウゥンッッ!!


晶「うおっ……! すげえ威力……」


イオ「少し弱くなった……かな?」


晶「これでか……すごい魔法だな」


アルシェ「絞るのはもっとこう……」キュウウ…

アルシェ「魔弾【シュート】」バシュッ!


ゴウッ!


クロエ「ただのシュートの威力じゃないわね……!」


ティア(か、かっこいい……)キュンキュン


イオ「ううう……!」グググ…

イオ「爆発魔法【エクスプロージョン】!」カッ


ドンッッ!


アルシェ「そう、いい感じ」


ーーーーー


クロエ「私も闇と魔力を混ぜる練習をしないとね」


晶「混ぜる、ねえ……自然と撃てないのか?」


クロエ「私は闇の力と魔力とが別々に存在してるから、片方ずつしか撃てないのよね……」ビシュッ ズオオ…


晶「難儀だなあ」


ーーーーー

ーーー

644 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/28(月) 22:02:34.51 ID:I7R8GRTCo
修練場の外ーー


クロエ「だめね……中々上手くいかないわ」


晶「別々のままじゃだめなのか?」


クロエ「このままだとマホリオで不利なのよね。闇の弾が撃てれば、相手のシールドを誘発しつつ目くらましができたりするじゃない」


晶「確かに。一年生大会の時も闇の中でシールド張ってたら勝っちゃったしな」


クロエ「そう。あの時も闇の弾を牽制で使えてたら違ったかもしれないじゃない」


アルシェ「お腹空いた……」


クロエ「あ、ごめんなさい。食堂でも寄っていきましょうか。ローラにも体に良いもの持ってってあげたいしね」テクテク


ーーーーー


ナミネ「あれは……」

ナミネ(クロエさんとイオさんと晶さん。あとティアさんとアルシェさん……///)ポッ

ナミネ(魔法の練習でしょうか。あの二人、練習中に変なことしてないでしょうか)

ナミネ「うう……っ、この間からあの二人を見ると変な妄想をしてしまいます……!」

ナミネ「チームメイトなのにこのままでは……マホリオにまで影響が出てしまうかも」ゴクリ

ナミネ「うう……どうしたら……」フラフラ
645 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/28(月) 22:03:01.42 ID:I7R8GRTCo
どんっ


ナミネ「す、すみません! よそ見を……!」


リリィ「はい、メガネ落ちたわよ。壊れてはいないと思うわ」ハイ


ナミネ「り、リリィ先生……」

ナミネ「あの! ご相談が……!」


リリィ「?」


ーーーーー


リリィ「なるほど……友達が付き合ってから恋愛のことばかり考えてしまう、と」


ナミネ「はい……いけないことだと分かってはいるのですが」


リリィ「あら、恋愛はいけないことなんかじゃないわよ」

リリィ「ただ、ナミネさんは知識が人より豊富だから考えすぎてるのかも。何事も経験よ」


ナミネ「経験……私が恋愛を……」


リリィ「ふふ、青春ね。甘酸っぱいわ」


ーーーーー

ーーー

646 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/28(月) 22:03:27.89 ID:I7R8GRTCo
自室ーー


クロエ「……」ボフッ


ヒカリ「クロエお疲れだね」


クロエ「ん……」モソ…

クロエ「嫌な夢は見るし、ローラに風邪はうつすし、魔法の練習は上手くいかないし……少し落ち込むわ」


ヒカリ「クロエがそんなに落ち込んでるの初めて見たよ」

ヒカリ「んー……」フム

ヒカリ「そうだ。たまには学校の外に出かけてみない?」


クロエ「いつ闇の魔獣が来るか……」


ヒカリ「そういうのは言いっこなし! このままだったらクロエ落ち込んだままだよ」


クロエ「……分かったわ。行ってみる」


ヒカリ「そうこなくちゃ」


ーーーーー

ーーー

647 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/28(月) 22:04:14.31 ID:I7R8GRTCo
本屋ーー


クロエ(闇の本……歴史書……)キョロキョロ

クロエ(あ……『今知るべき魔法使い100人』……。マホリオのトッププロ、医療魔術の第一人者、特殊な魔法の使い手の活躍が書かれてるって……。もしかしたら闇の魔法使いも……)スッ


ヒカリ「だめだよクロエ」パタン

ヒカリ「今日は闇の魔法について調べるのはなし。とことん楽しんでもらうから」


クロエ「……ええ」


カラオケーー


ヒカリ「〜♪ ……ふう」


クロエ「上手ね」


ヒカリ「腹式呼吸の練習の成果かも。お腹から声が出るようになってきたしね」


クロエ「次は私ね! 〜♪」


ーーーーー


アパレルショップーー


クロエ「あ、新作のローブね」


ヒカリ「あ、可愛い。すそにレースが付いてるんだ」


クロエ「どう、似合うかしら」クルン


ヒカリ「うん、すごく似合ってるよ」


ーーーーー

ーーー

648 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/28(月) 22:04:40.98 ID:I7R8GRTCo
学校ーー


クロエ「楽しかったわ。たまにはもてなされるのもいいものね」


ヒカリ「クロエ他の人のお世話しすぎだもん。ボク達だってクロエにお返ししたいと思ってるんだよ」


クロエ「ふふ、ありがとう……あ」


デン「……」テクテク


クロエ「デン!」


デン「あ、く、クロエさん。外出てたの?」


クロエ「ええ。それより聞きたいことがあるの。掲示板の前にいたのを見たっていう子がいたんだけど、何かやりたい依頼でもあったの?」


デン「あ、ああ。クロエさんが貼り紙してたから……。ごめんね、私なんかが見てても迷惑だよね」


クロエ「私の? まさか闇の試練について何か知ってるの!?」


デン「え、それはその……言っても信じてもらえないし……私なんかのこと気にするより他のあてを当たったほうがいいよ。じ、じゃあ私は視界から消えるから。ばいばい」ソソクサ

デン「……今月の最後にヘビがくる」ボソッ


クロエ「ちょ、デン! ……何よもう! 思わせぶりな……!」


ヒカリ「今月の最後にヘビがくるって……闇の魔獣ってこと?」


クロエ「分からないわ。用心していて損はないことだけは確かだけどね」


ヒカリ「……うん」


ーーーーー

ーーー

649 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/28(月) 22:05:07.65 ID:I7R8GRTCo
九月末日、夜ーー


クロエ「デンの言ったことが本当なら、今日闇の魔獣が来るのよね」


樹「なんでデンさんがそんなことを言ったのかは置いておくわ。それより……」


ウィン「校舎は壊しませんよ〜。黒いヘビだけ倒すんですよね」


ラピス「ウィンさんと共闘ですか。胸が踊りますね」


樹「すでに寮には不可視結界や防音結界を張ってるわ。ラピスさんがどんなに暴れても誰にも気づかれません」


ラピス「助かります」


クロエ(ウィンさん、ラピスさん、校長先生、時雨さん、ナナさん、アルシェ、ティア、レナ。そしてローラとヒカリ……)

クロエ(ラピスさんの正体を知ってる人だけで構成した、可能な限りの最強メンバー。頼もしい、いえ、頼もしすぎるわ)


ズ……


クロエ「っ」ゾクッ


樹「やっぱり学校の結界は抜けられるのね……。入ってきたわ」


ウィン「……」スウッ
650 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/28(月) 22:05:33.79 ID:I7R8GRTCo
黒いヘビ「ギュバアアアアァァァァァアアア!!!」


ヒカリ「で……でかいね」


樹「ちょっとそれは想定外……」


クロエ(ほぼ校舎と同じ大きさ……50メートル近いんじゃないかしら)


ウィン「魔弾【シュート】」ゴオオッ!


ズドォン!!


ヘビ「ギシャァァァァアアアアア!!!」


時雨「堅い! ウィンのシュートを受けて平気なのか!?」


ズ……ッ


樹「! 魔弾【シュート】!」ズゴオッ!


黒いヘビ2「ロオオオオオオォォォォ!!!」


ナナ「二匹……」


クロエ「前回のクモとはレベルが違いすぎじゃないかしら……!」


ラピス「私も早いところ手助けしましょうか……」ゴゴゴゴ…


ヘビ「ギシャアアアアアア!!」


ラピス「ガアアアアアアアアア!!!」


ウィン「魔弾【シュート】」ゴウウッ!!


ヘビ「ギャウウウウン!!」


ウィン「無視するな。お前はボクが相手になる」


ヘビ「ギシャアアアアアアアアアア!!!」
651 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/28(月) 22:06:05.41 ID:I7R8GRTCo
ヒカリ「クロエ、ボク達も」


クロエ「ええ!」


クロエヒカリ「魔弾【シュート】!」ゴッ


ヘビ2「ルアアアアアアアアアアアア!!」


ローラ「エアロ! 融合【シンクロ】!」キンッ

ローラ「おりゃああああああ!」ヒュバッ!


時雨「私も負けていられないな」フワ…

時雨「剣戟・飛燕!」ズバアッ!


アルシェ「ティア、前に出ちゃだめだよ」


ティア「はい。サポートに徹しますねっ」ギュッ


ナナ(おや)


レナ「ティアさんはこっちに。とりあえず盾は私に任せて」


ティア「お願いします!」


ナナ「ティアさん、もしかして今の子のこと……」


ティア「あ、はい……っ///」テレテレ


ナナ「やる時はやるタイプな感じですか!? いいですよね、そういうの!」キャー


ティア「///」


レナ(この状況でなんて話してるのよ……///)
652 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/28(月) 22:06:36.90 ID:I7R8GRTCo
レナ「! 魔障壁【ガーディアン】!」ブオン


ヘビ2「フシュルルルルル……!!」ギギギ…


レナ「クロエ、よそ見してたら喰われるわよ」


クロエ「助かったわ、レナ。さすがの防御力ね」


レナ「……ふん」


アルシェ「そのままそこにいて」ヒュンッ

アルシェ「破壊魔砲【キャノン】!!」ゴオッッ!


ヘビ2「ルオオオオオオオオオオオッッッ!!」


ナナ「……」ジ…ッ

ナナ「皆さん! ヘビは攻撃を加えるたびに小さくなってます! そのまま攻撃していればいつかは……」


クロエ「消えるってことね!」


樹「なら出し惜しみはなし! 模倣・破壊魔砲【キャノン】!! 模倣・爆発魔法【エクスプロージョン】!!」ゴッッッ


ヘビ「ギュシャアアアアアアアアアアア!!!」

ヘビ2「ルオオオオオオオオオオオオオッ!!!」


ラピス「すぅ……グルオオオオオッ!!」カッ!


ウィン「魔弾【シュート】」ゴオオッ!


クロエ「ちょっ……遠慮なさすぎ!」
653 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/28(月) 22:07:04.00 ID:I7R8GRTCo
ヘビ「キシャアアアアア!」

ヘビ2「ルオオオオッ!」


ヒカリ「だいぶちっちゃくなったね……」


クロエ「でもまだまだ丸呑みされそうな大きさよ」


レナ「油断はしないで」


クロエ「ええ、分かってる」


ヘビ「シュアアッ!」シュン

ヘビ「ロアアアッ!」ヒュン


クロエ「へ……っ!?」


レナ(速い……! 防御が間に合わな……)


ウィン「時間魔法【クロック】」ユラ…

ウィン「魔弾【シュート】」ゴッッッ


ヘビ「ギュシャアアアア!」シュウウウ…

ヘビ2「ルオオ、ルオオオオッ……!」シュウウウ…


クロエ「……」バクバクバク

クロエ「た、食べられたかと思ったわ……」


ナナ「体格が小さくなるほどスピードが上がるとは……危なかったですね」


ウィン「……ふへえ」プシュウ

ウィン「疲れたー……けど楽しかったー」


ラピス「よっ」ズウウウン

ラピス「なかなか過激な戦いでしたねえ」シュウウウ…


樹「皆無事でなにより。特別に食堂をすふから、夜食でも食べてからゆっくり休むこと。いいわね?」


はーいっ
654 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/28(月) 22:07:33.62 ID:I7R8GRTCo
ーーーーー


デン「……み、みんなすごいな……ドラゴンまで友達にして、やっぱり私なんかいなくてもよかったんだ……はあ、死にたい」


ヘビ「フシュー……! フシュー……!」ジタジタ


デン「う、うわっ!」ビクッ

デン「まだ消滅しきってなかったんだ……」

デン「魔弾【シュート】」ゴウッ!


ーーーーー


クロエ「? 外で何か光った?」パクッ


ヒカリ「さあ……ボクには見えなかったけど」モグモグ


レナ(……デン、あなた陰で見て何がしたかったの?)


ーーーーー


デン「次はいつだっけ……。そうだ、二ヶ月後だった。それで、最後に……」ブルッ

デン「はあ……」

デン「……死にたくないなあ」
655 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/28(月) 22:08:00.73 ID:I7R8GRTCo
現在の目標
・闇の試練の情報を集める
・部活に精を出す

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

10月第1週
5/16回目の行動です
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/28(月) 22:17:46.96 ID:PxJf4GA30
演劇練習後にレナと反省会、2人でお互いの良かった点や至らぬ点を話し合う
何だかんだ沢山褒めてくれそうなレナさん...ついでに最近のデンの様子について聞いてみる
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/10/28(月) 22:18:10.06 ID:PQc/YHv4O
戦闘力数値で最大値引いたこともあってか、デンが超重要キャラになっておられる。


改めてウィンの強さを目の当たりにし、レベルアップに励む一年生組。手始めに模擬戦を見学してウィンの固有魔法の謎を探ることに。
全員が何が起きているかも分からない(最初に映像で何かに気付いたクロエや実際に対峙した楓チームが僅かに見えるか見えないか程度)中、デンだけがふと糸口になりそうなことをぽろっと呟く。
それを聞いて全員から詰め寄られるも当の本人は『あああやっぱり私なんかの意見なんか何の参考にもならないよね死にたい』といつもの。

なおウィンはそれをちらりと聞いて驚きつつも凄く楽しそうな顔(本気モード)でデンを見ていたとか
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/28(月) 22:25:18.44 ID:P15lkRbA0
イオの頑張りに触発されアルシェや晶も特訓、どちらも前回の大会で思う所があったため、アルシェはもっと強くなって倒れず恋人になったティアを守れるように、晶も楓のために無我夢中で出せた力をものにするため以前打ち合った時雨に稽古を頼む
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/28(月) 22:26:42.69 ID:B70hYs27O
食欲の秋、ということでついつい秋の味覚を楽しんでしまうも当然体重が増えてそこかしこから阿鼻叫喚。
クロエやヒカリも被害に遭い協力してシェイプアップに励む(ちなみにクロエは主に腰回り、ヒカリは胸に付いた)。
なお余談だが、アルシェは普段以上に食欲が増したのに全く体重が増えなかったらしい。
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/28(月) 22:29:05.47 ID:+eoPsa8Y0
ローラの発案で皆で病気の時にも食べやすい創作料理を作ることに
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/28(月) 22:31:20.29 ID:yTLdl50RO
なんとなく演劇部に遊びに来た楓チーム、百合江がビビっと来て三人に男装させてみたら三人ともめっちゃ似合った。
(胸の無い楓、ボーイッシュな晶、俺っ娘な嵐)
歓声が上がる中、三人ともチームメイトの思わぬかっこよさにドキドキ
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/28(月) 23:03:44.48 ID:P15lkRbA0
ところで10月予定の学外対抗戦ってみんな出番あるの?ウィンはじめ代表みたいな人が出る感じ?
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/28(月) 23:23:45.60 ID:MvhxlgYw0
百合と青春とファンタジーとスポ根とバトルが超融合してて凄い
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/28(月) 23:42:57.87 ID:CXZeyG7wO
冷静に考えて[ピーーー]か殺されるかの戦いなのに『楽しかった』って感想が出てくる辺りウィンがマジでバーサーカー
665 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/28(月) 23:46:54.22 ID:I7R8GRTCo
>>662
代表を決めて戦います
ただし代表はほぼ全て三年生で、一、二年生はあまり選ばれることはありません

学外対抗戦について詳しく説明します
10校×10チームの全100チームによる大会で、学校被りなしの10ブロックに分けたリーグ戦の後、各成績上位1チームによる決勝トーナメントを行います
似たような大会は全国各地で行われており、こういった大会で良い成績を残すとプロにも直結することから、非常に白熱した試合が毎年繰り広げられます
666 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/28(月) 23:52:54.81 ID:I7R8GRTCo
設定整えて思いましたが、これの優勝準優勝チームはまたさらに全国大会に進むなどあってもいいかもしれませんね
各地区の大会だけで競うより、全国から猛者を集めた方がより強い魔法使いも分かりそうですし

ということで冬(12月〜2月?)のどこかでさらに強い魔法使いが集まる大会の設定を考えておきます
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/28(月) 23:56:54.88 ID:PWYsLUMmO
炎のゴブレットの三校対抗戦ぐらいかと思ったら予想以上に規模がでかかった>>全100チーム
とりあえずそれぐらいの強者が揃うなら、ウィンレベルのチート魔法持ちも出てきそうだなぁ
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 11:04:54.91 ID:JajkVTn7O
パルプンテで裸にされた姿見て鼻血噴いて死にかける

パルプンテで裸にされて裸隠すために魔法使ったら周りにもお願いされて全員分は魔翌力足りなくてそこにH ERO見参

裸見て理性ぶっ飛んでレッツレイプしちゃって飼い主とペットの関係に



どれかあると期待してた
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 11:46:02.58 ID:wlmkQ/jvO
黒魔術部が、普段はオープンになってないだけで実はエミール総受けサークルってことが>>555で判明したから部員達×エミールで行けそう
670 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/29(火) 21:16:26.35 ID:m9p9gT8Wo
食堂ーー


ローラ「ということで、最近風邪が流行ってるので……」

ローラ「創作料理で風邪を吹き飛ばしましょー!」


パチパチパチパチ


レナ「意外ね。ローラさんからの発案なんて」


クロエ「ローラは優しいもの。見過ごせない問題はほっとけないのよ」


ローラ「キッチンの使用許可はもらってるから、皆で自由に、体にいい料理をつくってね」


はーい


ーーーーー

ーーー




晶「できた!」ドンッ


楓「はやっ!」


嵐「晶これ……どす黒い液体になってるぞ」ウヘエ


晶「とりあえず体に良さそうなもの片っ端からミキサーした」


ローラ「却下! 見てるだけで具合悪くなっちゃうよ!」


晶「えー? 飲んでみたら美味しかったり……」ゴクッ

晶「かふっ……」ドサアッ


楓「晶ー!?」


ーーーーー


レナ「どうかしら」コトッ

レナ「白身魚のスープに、薬膳に使われる薬草を少し。体も温まるしいいと思うのだけど」


ローラ「うんうん、すっごくいい感じ! 一口もらうね?」ズズッ

ローラ「んー! 薬草の苦味もない! すごいよレナさん!」


レナ「て、照れるわね」


ーーーーー
671 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/29(火) 21:16:54.76 ID:m9p9gT8Wo
ナミネ「私のは一口サイズのスイーツです。お手軽につまめて、栄養も採れると思いますよ」


ローラ「見た目は小さいシュークリームっぽい……」パクッ


ナミネ「中はクリームの代わりに、薬草とクリームを混ぜたものを入れてみました。苦くはならないようにしましたが……どうですか?」


ローラ「……? もう一つ……」パクッ

ローラ「しょっぱい……?」


ヒカリ「ボクも一ついいかな」パクッ


アルシェ「アルシェも」パクパクッ


ティア(しれっと二つ食べましたね……)


ヒカリ「ん……?」


アルシェ「分かった。砂糖と塩を間違えてる」


ナミネ「えっ!? そ、そんな……」パクッ

ナミネ「うぇっ……ほんとです……美味しくない……」クスン


ーーーーー


イオ「せっかくなので秋の味覚をふんだんに……茶碗蒸しです」


クロエ「ふ、普通に美味しい……」パクパク


嵐「うめー! いくらでも食べれるな!」


モミジ「あ、秋の味覚なら負けてないよ! 栗ご飯!」


楓「うまー!」パクパク


デン(う、うま……)モグモグ


ーーーーー

ーーー

672 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/29(火) 21:18:06.23 ID:m9p9gT8Wo
クロエ「食べた食べた……」サスサス


アルシェ「……」パクパク


晶「まだ入るのか……すごい胃袋だな」


ローラ「レナさんのスープとか、ナミネさんのプチシューとか、良いものたくさんできたね」


ナミネ「私のは失敗しましたが……」


ローラ「発想は良かったですから、作り直せばきっと美味しくできます!」


クロエ「これで風邪引いても安心かしら」


レナ「その前に安心できないことが待ってるんじゃない?」


クロエ「?」


ーーーーー


自室ーー


いやあああああああああ!


クロエ「あ、ああ……っ!」ヘタリ


ヒカリ「どうしたのクロエ! 大丈夫!?」


クロエ「……じゅうが……」


ヒカリ「何?」


クロエ「体重があ……!」


ヒカリ「!!」バッ

ヒカリ「……くっ、ボクもだ」ガクリ


クロエ「レナが言ってたのはこれのことだったのね……」


ヒカリ「秋は食べ物が美味しいから……」


クロエ「食べすぎたわね……」

クロエ「ヒカリ、ダイエットするわよ。絞るわよ!」


ヒカリ「うん!」グッ


ーーーーー
673 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/29(火) 21:18:35.46 ID:m9p9gT8Wo
修練場ーー


クロエ「さあ、今日もやるわよ!」


イオ「す、すごいやる気……」


クロエ「ちょっとね……体を動かさないとなのよ」


イオ「もしかしてクロエさんも?」


クロエ「……ええ、イオもそうなのね」


アルシェ晶「?」


晶「なんの話だ?」


クロエ「体重がちょっと……あなたもかなり食べてたし危ないんじゃない?」


晶「アタシは毎朝走ってるし、個人的に古武術もやってるからな。あんまり気にしてないよ」


クロエ「……アルシェは他の人より食べてたわよね」


アルシェ「うん。美味しかった」


クロエ「じゃあ……」


アルシェ「でも太らない体質だから」


クロエ「ぐぬぬ……!」

クロエ「……はあ、毒気を抜かれたわ。今日はちょっと趣向を変えましょう」


ーーーーー
674 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/29(火) 21:19:36.57 ID:m9p9gT8Wo
中庭ーー


ナナ「魔弾【シュート】!」ゴッ


三年生1「防御魔法【シールド】!」ギンッ


三年生2「スキだらけ! 音速弾【ソニックシュート】!」キュバッ!


ナナ「!」


ウィン「時間魔法【クロック】」ユラ…

ウィン「防御魔法【シールド】」ボシュウゥ!


三年生3「魔弾【シュート】! 魔弾【シュート】!」ゴッ ゴウッ


時雨「ふっ!」スパッ!


ナナ「時雨さんありがとうございます! 魔弾【シュート】!」


三年生3「きゃあああっ!」


ピピーーーッ


ーーーーー


ウィン「もう二度としないからね!」プンッ


ナナ「わ、私だって頑張ろうと思ったんですよぅ……」


クロエ「ちょっと、どうしたのよ」


ウィン「ボクの攻撃なしで勝ちたいって……」


レナ「それで防御だけだったんですね」


ウィン「ってうわわ……みんな見てたの?」


イオ「今日は別の人も交えて練習したいってクロエさんが……」


クロエ「外に出てみたらウィンさん達がやってるんだもの。見ない手はないじゃない」
675 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/29(火) 21:20:04.06 ID:m9p9gT8Wo
ティア【すごかったです】


楓「三年生相手に手加減して圧勝……」


ヒカリ「それにしてもあの瞬間移動はすごいね。どうやっても防げる気がしないよ」


晶「何かするって思ったらもう消えてるんだもんな」


デン「ま、魔力の動きが変わるよね。ぐにゃああって、あの周辺だけ変な感じに……」


レナ「……今なんて?」


デン「あああごめんなさい私なんかの言うこと真に受けないでハエの羽音の方が万倍マシな周波数だから私の声なんか聞かないほうがいいよ」


レナ「いいから聞かせなさい!」


ぎゃーぎゃー!


ウィン「へえ……」


ナナ「……ウィン、試合のときみたいになってますよ」


ウィン「今日は早く終わらせなくてよかった……かな」


ーーーーー
676 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/29(火) 21:20:49.59 ID:m9p9gT8Wo
時雨「……それで私が稽古を、か」


晶「頼む! あんなの見せられて黙ってられないしさ」


イオ「お、お願いします……!」


アルシェ「アルシェももっと強くなりたい……」


時雨「分かった。やれるだけのことはやってみよう」


クロエ「心強いコーチね」


時雨「なに、私もいつかはウィンに勝ちたいと思っている。その仲間と思えば私にとっても心強い申し出だよ」


ーーーーー


時雨「もっと早く! 相手の一歩先を読んで!」スパッ!


晶「くっ……! 炎弾【ファイアボール】!」ボウッ


時雨「息切れしてるぞ! 踏ん張ってもう一発撃つんだ!」ギュン!


アルシェ「はあっ、はあっ……! 凝縮魔法【ビーム】!」ビシュン!


時雨「はっ!」ズパッ!

時雨「……こんなところか」


晶「あ、ありがとうございました……押忍」ゼエゼエ


時雨「道場ではないが……押忍」ピシッ


アルシェ「昔の修行よりキツイかも……」ハアハア


時雨「とにかく魔法を撃たせたからね。魔力がカラッ欠だと頭も痛くなるし……。しっかり休むといい」


ティア「なんでそんな無茶……」


アルシェ「ティアのこと泣かせたくない……から」ハアハア…

アルシェ「アルシェが強くなって、もう泣かせないから」


ティア「っ///」ドキッ

ティア(アルシェは辛いのに、ときめいてしまうなんて不謹慎な……! でも……!)キュンキュン
677 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/29(火) 21:21:21.68 ID:m9p9gT8Wo
部室ーー


百合江「はい、では今日はここまでですわ。最近冷え込んでますから、風邪には十分に気をつけてお休みくださいまし」


お疲れ様でした!


クロエ「レナ、少し残れる?」


レナ「最初から残るつもりよ。何かあったの?」


クロエ「今日の部活の反省がしたくて。レナなら遠慮しないで反省点教えてくれるかなって思ったんだけど」


レナ「そういうこと。いいわよ」

レナ「まず……今日は動きが大げさだったわね」


クロエ「……ダイエットのために脂肪を燃焼させてたのよ」


レナ「やっぱり太ったんだ」クスッ


クロエ「い、いいから次!」


レナ「無駄な動きを増やしたせいで、足がふらついてたわ。もう少ししっかり立ちなさい」

レナ「ただそうね……しっかり声は通ってたんじゃないかしら。普段からそれくらいお腹に力入れられるといいわね」


クロエ「力いっぱいやるのも一長一短なのね……」


レナ「半年前に比べれば断然上手くなってるわ。私も付き合うからその調子で頑張りなさい」


クロエ「ええ、ありがとう」
678 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/29(火) 21:21:48.72 ID:m9p9gT8Wo
レナ「そんなところね。来月には文化祭での発表があるらしいし、本格的な練習が始まったらまたアドバイスするわ」


クロエ「助かるわ。レナって人のこと見てるからアドバイスも的確なのよね」


レナ「……ふん。できることをしてるだけよ」


クロエ「……あ、そうそう。最近のデンについて聞きたいんだけど」


レナ「デン?」


クロエ「闇の試練について知ってる素振りだったし……なんか変なのよ。レナから見て気づいたことないかしら」


レナ「なんで私が……」


クロエ「デンと一番仲いいじゃない」


レナ「……はあ」

レナ「この間ヘビが襲ってきた時、デンも隠れて見てたわ」


クロエ「……」


レナ「なんでかは知らない。どうでもいいし」


クロエ「なんで……」


レナ「だからなんでかは知らないって……」


クロエ「なんでそんなにデンのこと見てるのよ。もしかしてティアとアルシェみたいな……」
679 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/29(火) 21:23:05.08 ID:m9p9gT8Wo
レナ「なっ! ないない! 今のデンなんかちっとも好きになれないわよ」


クロエ「ほーん?」ニヤニヤ


レナ「このっ……! ああもう、話すわよ!」


クロエ「聞こうじゃない。なんでデンのことを見てるのか」


レナ「……同じ学校の出身なのよ。向こうは私のこと覚えてないみたいだけどね」


クロエ「……なーんだ、そんなことだったの」


レナ「そうよ。知り合いだったから気にしてただけ。納得した?」


クロエ「ええ。思ったより普通な理由でがっかりしたけど納得したわ」


レナ「世の中そんなに劇的な理由なんかないわよ。それじゃあ私もう少し自主練してくから」スクッ


クロエ「ええ。ありがとね、レナ。また明日」


百合江(デンさん……確かくるくまさんにメイク係として誘われてた方ですわ。推薦したのはレナさんと聞きましたし……)フム

百合江(まさか、レナデンワンチャンありますの!?)ハアハアハア!


現在の目標
・闇の試練の情報を集める
・部活に精を出す

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

10月第2週
6/16回目の行動です
8回目の行動終了後、マホリオ学外対抗戦大会へと移ります
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 21:25:59.33 ID:ZbXI1UTOO
ティアとアルシェのデート(主にアルシェの食べ歩き)
色々歩いているとアルシェがお城(意味深)の方に興味津々、行こうとするもティアから『まだ色々と早い』と止められるも理解出来ずどんな場所なのかをティアに問い詰めてしまう。
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 21:27:19.77 ID:h3mWNFDLO
>>661
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 21:34:52.55 ID:eJlNh4NUO
固有魔法に問題を抱えている同士(クロエは魔翌力との同時行使が出来ない、ヒカリはそもそも自分の固有魔法に無自覚)&同室ということでヒカリと一緒に闇の試練に備えて鍛練。
終わったら一緒に汗と疲れを流す。
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 21:39:51.21 ID:9JBDlEtM0
大会に向けてマホリオの練習
今回は味方ではなく敵として見たときの味方の強みと弱みを確認するためにチームメンバーをシャッフルして練習してみる
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 21:41:07.71 ID:sJtXTlg/O
そういえば、ローラって旅行の時に謎の卵見つけてたよね?

自室で召喚獣達や水晶竜親子、ルクと一緒に卵を観察したり色々と調べてみる。
685 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/29(火) 22:05:54.58 ID:m9p9gT8Wo
部室ーー


楓「失礼しまーす」


晶「クロエいますか?」


クロエ「あら、珍しい。部室に来たの初めてじゃない?」


嵐「ちょっとな。後でも良かったんだけど、まとめて話したかった……し……?」チラッ


百合江「衣装を! かっこいいやつ持ってきてくださいまし!」


嵐「な、なんだなんだ!?」


ーーーーー


楓「早業……」スーツ


嵐「なんで着替えさせられたんだ……」少年風


晶「あの……これは?」スポーティ


きゃああああああっ!


百合江「いい! いいですわ! お似合いですわ!」


楓「お嬢様、ご機嫌いかがですか?(低音)」


きゃあああああああ!


モミジ「似合ってるね……」


クロエ「三人とも男っぽいところあるものね」
686 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/29(火) 22:06:54.95 ID:m9p9gT8Wo
嵐「楓、遊びに来たんじゃないんだぞ」クイクイ


楓「あ、ああごめんごめん」

楓(くいってやるの可愛いな……)ドキドキ


晶「そうそう、クロエチームとレナさんチームに伝えたいことがあるんだ」


クロエ「チームにってことはマホリオね?」


晶「おう! 明日辺りマホリオの練習しないかってお誘いだ!」グイッ


楓(あ、袖まくったら手首の筋が……)ドキッ


クロエ「いいわね。準備しとくわ」


晶「それだけ伝えに来たんだよ。じゃあこれ脱ぐな?」イソイソ


ーーーーー


楓「それじゃあ帰りましょうか、お嬢様方(低音)」


嵐「っ」ドキッ


晶「お、おう」ドキッ


楓「なんて言ってみたり。じゃー明日よろしくねクロエー」バイバーイ


クロエ「ええ、また明日。部活を止めてごめんなさい、みんな」


百合江「いえ、皆様やる気を出してくれましたから結果オーライですわ」キリッ


ーーーーー

ーーー

687 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/29(火) 22:07:23.32 ID:m9p9gT8Wo
翌日ーー


楓「早速やろうか!」


クロエ「その前に提案があるわ。ちょうど三チームいることだし、チームから一人ずつだして組み直してみない?」


レナ「面白そうね」


晶「いいんじゃないか? 自分達の弱点把握にも繋がるかもしれないし」


ローラ「じゃあ組み直してみよっか」


凜華「どうなるから楽しみだね」


この場には
クロエ、凜華、モミジ
レナ、ヒカリ、ローラ
楓、晶、嵐
の三人三チームがいます
クロエ、レナ、楓をリーダーとして、残り六人を振り分けます
まず凜華の所属チームを決めます
コンマ↓
01〜50 レナチーム
51〜00 楓チーム
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 22:09:24.04 ID:LcbK3H5DO
はい
689 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/29(火) 22:13:01.05 ID:m9p9gT8Wo
続いてヒカリの所属チームを決めます
コンマ↓
01〜50 クロエチーム
51〜00 楓チーム

なおこの段階でモミジは楓チームに所属しています
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 22:14:10.62 ID:8FkFNQz4O
691 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/29(火) 22:21:17.18 ID:m9p9gT8Wo
クロエ、ローラ
レナ、凜華
楓、モミジ、ヒカリ

最後に晶の所属チームを決めます
コンマ↓
01〜50 クロエチーム
51〜00 レナチーム
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 22:21:48.75 ID:AdeeZhnZ0
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/10/29(火) 22:22:16.75 ID:ZrpMzUG7O
地味に楓絶対殺すチームになってて草(胸囲的な意味で)
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 22:24:21.95 ID:4qe/vUXSO
授業で「二人組を作って」と言われペアを組む事に

マホリオチームの中で組む者もいればチーム外で組む者もいる中で一人を取り合う組が発生
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 22:26:27.35 ID:4qe/vUXSO
遅すぎたスマヌ
696 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/29(火) 22:29:12.12 ID:m9p9gT8Wo
クロエ、ローラ、嵐
レナ、凜華、晶
楓、モミジ、ヒカリ

となりました
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/30(水) 15:09:06.75 ID:YqFsGMX7O
今気付いたけど>>679にて

>>レナ「なっ! ないない! 今のデンなんかちっとも好きになれないわよ」

"今のデン"ってさりげなくめっちゃ重要そうなこと言っとる……
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/30(水) 19:54:33.17 ID:/BGTqc2s0
自分が投げたキャラだからデンちゃん活躍多くて嬉しい

>デン「……死にたくないなあ」

こわいい
699 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/30(水) 22:00:08.78 ID:VBrClEdwo
クロエ「ローラ、ミトラをお願い」

クロエ「嵐は私が合図したらできる限り長く雷で周囲を照らして」


ローラ「あ、無理やり影を作ってそこに潜るんだね!」


クロエ「そうよ。やれるわね?」


嵐「面白そうじゃん! よし、いくぞー!」


おー!


ーーーーー


クロエチームvsレナチーム


楓「大将はそれぞれクロエとレナさん。確認オッケー?」


クロエ「オッケーよ」


レナ「ええ」


楓「じゃあ試合スタート!」


凜華「氷弾【アイスボール】!」ギンッ


晶「炎弾【ファイアボール】!」ボウッ


クロエ(大将狙い……! なら!)

クロエ「闇よ! 私を包み込め!」ズオッ!

クロエ(闇に紛れて……逃げる!)


ゴッ ボンッ!!


ローラ「クロエちゃん!」


クロエ「けほっ……わざとぶつけて爆発させたのね……危なかったわ」

クロエ「嵐!」


嵐「おう!」バチチッ

嵐「避雷針【ライトニングロッド】!」バチチン!バチチチッ!


レナ「二人とも、私の近くに!」


ローラ「ミトラ! 融合【シンクロ】!」ドプン


レナ「魔障壁【ガーディアン】!」
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/30(水) 22:00:24.34 ID:CqaknbJB0
デンちゃんのデフォルトの髪色とヘアスタイルが気になります
701 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/30(水) 22:00:37.06 ID:VBrClEdwo
ローラ「無駄だ。影は盾でも防げん」ズオッ!


晶「魔弾【シュート】!」ギンッ


ローラ「ちっ!」ドプン


嵐「晶はやっぱスポーツマンだな……反応が早すぎる」


晶「とりあえずアタシの炎で……」ボウッ

晶「これで影の範囲は限定できるだろ」


凜華「じゃあその間に私が! 氷弾【アイスボール】!」ギンッ


嵐「雷壁盾【サンダーシールド】!」ギイイッ

嵐「雷弾【サンダーボール】!」バリイッ


クロエ「魔弾【シュート】!」ゴッ


レナ「ふん」ボシュッ ボシュウッ


クロエ「かったいわねえ、それ」


ローラ「ぷはっ!」ドプンッ


クロエ「そういえばミトラスタイルは息が続く間しか潜れないんだったわね……ちょっと危ないわ」


ローラ「ぜえ……っ、きゅーちゃん! 融合【シンクロ】!」キンッ


凜華「私あれ苦手……」


レナ「あの状態は火を使うものね」


晶「ならアタシが! 炎弾【ファイアボール】!」ボウッ


ローラ「炎弾【ファイアボール】!」ボウッ


ボウンッ!


嵐(炎の壁! 今なら!)

嵐「雷弾【サンダーボール】!」バリイッ


凜華(氷じゃだめだ……!)

凜華「魔弾【シュート】!」ゴッ


レナ「っ!」ギイイッ


クロエ「あっ……!」


どしゅっ!


楓「試合しゅーりょー!」
702 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/30(水) 22:01:23.20 ID:VBrClEdwo
クロエ「げほっ、えほっ……」


凜華「ご、ごめんクロエさん……大丈夫?」


クロエ「大丈夫よ、シールドが間に合わなかっただけ……」サスサス


レナ「不意打ちされても防げるようずっとシールド張ってたら?」


クロエ「あなたのガーディアンとは違うのよ……ずっと張ってたらスタミナが持たないわ」


楓「ねね、次は勝ったチームがあたし達とやるの? 早くやろ?」


レナ「そうね。クロエは休憩したいでしょうし、受けて立つわ」


ヒカリ(楓さん何か焦ってる?)タユン


モミジ(何かあったのかなあ……)ボイン


ーーーーー


レナチームvs楓チーム


ローラ「それじゃあ審判は私がするね。大将はそれぞれレナさんとモミジさん」


レナ「了解よ」


モミジ「緊張するよぅ……」


ローラ「試合開始!」
703 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/30(水) 22:01:49.80 ID:VBrClEdwo
楓「うっしゃー、いくぞ晶ー! 風弾【エアロボール】!」ブワッ


晶「炎弾【ファイアボール】!」ボウッ


楓「あちちっ! こらー! 火の粉飛ばすなー!」


晶「無茶言うなー!」


凜華「なら冷やしてあげようか。氷輪花【アイスフラワー】!」キキキンッ


モミジ「重力魔法【グラビティ】!」グイン!


楓「あ、モミジありがとー! 助かった!」


ヒカリ「魔弾【シュート】!」ゴッ


晶「っと!」ギュン!

晶「あぶないあぶない……」


モミジ「反重力魔法【アンチグラビティ】!」


レナ「きゃっ!?」グイン


ヒカリ「魔弾【シュート】!」ゴッ


楓「風弾【エアロボール】!」ブワッ


レナ「くう……! 魔障壁【ガーディアン】!」ボシュッ ボシュッ

レナ「凜華さん、盾!」


凜華「ああ! 氷晶盾【アイスシールド】!」ギンッ
704 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/30(水) 22:02:17.08 ID:VBrClEdwo
楓「押せ押せー! 風斬魔法【かまいたち】!」ギュバアッ!


レナ「まず……っ」


ヒカリ「モミジさん! 押し込んで!」


モミジ「うん! 重力魔法【グラビティ】!」グググ!


凜華「くぅ……!」ミシッ


レナ「晶さん、モミジさんを狙って!」


晶「あ、ああ! 炎弾【ファイアボール】!」ボウッ


ヒカリ「防御魔法【シールド】!」ギイッ!


凜華「……ぁぁあっ!!」バキィン!


レナ「!!」


ドシュッ!


ローラ「そこまで! 試合終了!」
705 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/30(水) 22:02:44.59 ID:VBrClEdwo
レナ「いたた……」フラフラ


凜華「楓さんの魔法をモミジさんが後押しで押し込んでくるとはね……防ぎきれなかったよ」


モミジ「えへへ……」


クロエ「モミジやるじゃない! 最後は私達よ!」


レナ「復活したのね……」


ーーーーー


クロエチームvs楓チーム


晶「じゃあ審判はアタシが。それぞれ大将はクロエとモミジさん」


クロエ「了解よ」


モミジ「よ、よろしくね」


晶「じゃあ試合開始ー!」
706 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/30(水) 22:03:11.10 ID:VBrClEdwo
ローラ「エアロ! 融合【シンクロ】!」キンッ


楓「風弾【エアロボール】!」ブワッ


ローラ「風弾【エアロボール】!」ゴウッ


ぶわっ!!


モミジ「ひゃっ!」


ヒカリ「大丈夫、モミジさん。とにかく自分が狙われた時は弾いてね」


モミジ「う、うん」


嵐「お望みなら……! 雷弾【サンダーボール】!」バチイッ!


モミジ「反重力魔法【アンチグラビティ】!」グイン


嵐「あらら……弾かれた」


クロエ「でもそれ込み!」


楓「モミジさん後ろー!」


モミジ「!?」バッ


ローラ「ふっ!」ドプン


モミジ「あっ……!」


どしゅっ!


晶「試合終了!」
707 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/30(水) 22:03:38.81 ID:VBrClEdwo
ヒカリ「何もできなかった……」


クロエ「今度は作戦勝ちね」


ローラ「嵐さんの雷で作った影に……」


嵐「ローラが潜り込む! やったな!」イエーイ


楓「これで皆1勝1敗かー」


レナ「でも勝ち負けはあんまり重要じゃないわ。もっと戦略の幅が広がった気がする」


モミジ「色々弾けて自信ついたかも……」


クロエ「うんうん、収穫あったんじゃない」


凜華「こういう練習もたまには面白いね」


晶「じゃあ今日は解散だな。アタシ達もチームで反省しよう」


楓「おー」


ーーーーー

ーーー

708 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/30(水) 22:04:08.35 ID:VBrClEdwo
自室ーー


ヒカリ「……」


クロエ「何もできなかったわね……」


ヒカリ「うん……」


クロエ「やっぱり闇の力がないと……」


ヒカリ「ボクなんか自分だけの魔法があるかも分かんないし……」


クロエ「一緒に特訓する?」


ヒカリ「うん、お願い。このままじゃだめだ」


クロエ(魔法に詳しい人……固有魔法の研究してる人なんていないかしら。もしかしたらヒカリに強力な力が眠ってるかもしれないし、調べてほしいわね)


ーーーーー


修練場ーー


ヒカリ「はぁ……はぁ……」


クロエ「ぜえ……ぜえ……」

クロエ「す、少しは魔法の威力も上がったかしら」


ヒカリ「こればっかりは続けないとね……部活もあるけど、時間見てやっていこう」


クロエ「そうね……とりあえず今日のところは終わりにして、お風呂入りましょうか」


ヒカリ「うん。どっちも汗かいちゃったし、寮の大風呂入ろうよ」


クロエ「そうね……早く汗流したいわ」
709 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/30(水) 22:04:35.43 ID:VBrClEdwo
大浴場ーー


ヒカリ「ふう……」


クロエ「ああ〜……気持ちいいわ……」


ヒカリ「疲れが取れてく……」


クロエ「ね、ヒカリ。マッサージしてあげるわ」


ヒカリ「ええっ! い、いいよ。そこまで疲れてないし……」


クロエ「甘いわ。マッサージして筋肉ほぐした方がいいことくらい分かるでしょ」


ヒカリ「でもここではちょっと……他にも何人か入ってる子いるしさ」


クロエ「分かったわ。あがったら部屋でしてあげる」


ヒカリ「お、お手柔らかにお願いするよ」


クロエ「あ、そういえば今日はティア達のチーム見なかったわね……ローラから何か聞いてる?」


ヒカリ「あー……えっと、ティアさんとアルシェさんはデート……だって///」


クロエ「あ、そう……///」


ヒカリ「な、なんか照れるね。他の人の話なのに……」


クロエ「そ、そうね。この話はおしまい。あがりましょっ」


ーーーーー

ーーー

710 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/30(水) 22:05:01.58 ID:VBrClEdwo
自室ーー


ぎしぎしっ ぎしぎしっ


ヒカリ「あ、ぁあんっ、くろえ、うま、すぎぃ……っ!」トロン

ヒカリ「〜〜〜っ!」ビクンッ


クロエ「はいおしまい。これで明日も大丈夫よ」


ヒカリ「あ、ありがと……」ヘニャヘニャ


クロエ「じゃ、今日はもう寝ましょうか」


ヒカリ「うん……おやすみ……」


クロエ「おやすみなさい」


ーーーーー

ーーー

711 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/30(水) 22:05:35.97 ID:VBrClEdwo
ー幕間
  ティアとアルシェの食べ歩きデートー


アルシェ「あむっ。うん、このクレープ美味しい」モグモグ


ティア【よく食べますね】


アルシェ「ご飯は魔力のもと。たくさん食べて蓄えてる」モグモグ

アルシェ「ティアも」スッ


ティア「えっ、あ、あーん」アー


ぱくっ


ティア【おぃしいて゛す】


アルシェ(また文字震えてる……)

アルシェ「ティア」ジッ


ティア【はい】


アルシェ「アルシェ、ティアの声が聞きたい」


ティア「へっ?///」


アルシェ「せっかく綺麗な声だもん。もっと聞きたい」


ティア「で、でも喋るの下手ですし……」


アルシェ「アルシェは気にしない。二人きりの時だけでもいいから」


ティア「わ、分かりました……。頑張ります……///」


アルシェ「ん」
712 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/30(水) 22:06:02.93 ID:VBrClEdwo
アルシェ「それで聞きたいことがある」


ティア「なんですか?」


アルシェ「あの豪華な建物は何? 食べ物屋さん?」


ティア「? あれは……」

ティア「!! あれは違います! 食べ物屋さんではありません!」


アルシェ「じゃあ何屋さん?」


ティア「何か売ってる場所では……と、とにかくアルシェにはまだ早いです!」


アルシェ「む、納得いかない。知ってるなら教えて」


ティア「だーめーでーすー!」


アルシェ「むむ、じゃあいつになったら教えてくれるの」


ティア「そ、それは……! 然るべき時に教えます!///」プイッ


アルシェ「……分かった。とりあえず今日のところは諦める。その代わりたくさんスイーツ巡りする」


ティア「それは元からそのつもりでは……」


少女二人の食べ歩きは道行く人々をほっこりさせたという……。
713 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/30(水) 22:06:29.80 ID:VBrClEdwo
ローラとティアの部屋ーー


ルク「あ」ポシュッ


ローラ「ルクさんが引っ込んだってことは……」


ティア【ただいま帰りました】ガチャリ


ローラ「おかえりなさい、ティアちゃん」


ティア【何してるんですか?】


ローラ「旅行の時に卵を拾ったんだけど、反応がないから不安になって……」


ラピス「いろいろ調べてたところです」


ローラ「ルクさん曰くいつからあったのかも分かんないって……」


ティア【るくさん?】


ローラ「あ、えと、し、知り合いだよ。うん」


ラピス「それよりこれなんで封印かかってるんですかね。親が封印かけたのか、そもそも封印がかかって産まれてくるのか……」


ローラ「封印がかかった卵は親が封印を解くんだよね。綺麗な泉につけたり、炎の中でずっと耐えたり」


ラピス「なんにせよ解き方が分からないといけませんよね」


ティア【図書館の図鑑には載ってないんですか?】


ローラ「ざっと調べたけど似た卵の絵はなくて……」

ローラ(ルクさんクラスの珍しい魔獣だから図鑑に載ってなかったりして……)

ローラ「そ、そんなことない……よね」コツン


卵「……」


現在の目標
・闇の試練の情報を集める
・部活に精を出す

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

10月第3週
7/16回目の行動です
8回目の行動終了後、マホリオ学外対抗戦大会へと移ります
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/30(水) 22:12:38.89 ID:zbH86Zod0
休日に学外で学園よりもより魔獣の生態について詳しく研究している施設や人物に会いに行くローラに付きそう
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/30(水) 22:16:34.60 ID:PqfEOQbmO
ヒカリと一緒に掲示板や図書館を利用し、固有魔法に詳しい人や発現していない固有魔法を調べる方法を探してみる(闇の力と魔翌力の併用の方法を調べる意味も込めて)。
716 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/30(水) 22:18:43.86 ID:VBrClEdwo
>>700
1も気になります
皆さんのイメージとか聞いてみたいです
安価で改めて募集するのもありですかね

ちなみに個人的にはエミールと似た感じで、わたモテのもこっちっぽいのをイメージして書いてます
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/30(水) 22:19:07.60 ID:Q9YheFPGO
練習後のウィンチームに出くわし、せっかくなので特に疲労していた時雨にマッサージ。時雨からマッサージの腕を称賛され『ナナもマッサージが得意』と紹介される。
身に覚えの無いことに不思議がるナナやウィンに対して『以前、部屋の前を通りかかった時、中からナナにマッサージされていたウィンの声やマッサージ機のような音が聞こえた』『ウィンは最初は嫌がっていたが、最後はナナにもっとしてほしいとせがんでいた』という超弩級の爆弾を自覚無しに投下してしまう時雨。
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/30(水) 22:20:06.51 ID:6y2P60oA0
近頃ルクが人の食べ物に興味津々らしい
ローラ曰わく以前食べたたこ焼きや最近の秋の味覚が美味しかったようで人間の食べ物は素晴らしいとラピスと意気投合しつつ一緒にグルメ雑誌等見てはしゃいでいるとか(ちなみに鶏肉は避ける)
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/30(水) 22:22:13.46 ID:Q9YheFPGO
>>716
個人的には普段手入れとかしてなくてボサボサなんだけど、手入れしたら化ける系だと思ってる。
版権作品で一番イメージが近いのはFE風花雪月のベルナデッタ。
安価範囲踏んでたら安価下
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/30(水) 22:31:04.79 ID:2iDTHTKMO
休日に街に出かけた凜華がカサブランカ校の舞と再会。
せっかくなので真凜とのことや舞のことをもっと聞くために話をする。
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/30(水) 23:42:05.05 ID:/BGTqc2s0
デンの外見は十人がイメージする十通りのデンちゃんを一月程度かけて網羅する感じで書いたので正解も間違いも無いッス

なんでデフォルトは今頭に浮かんだ感じでいいんじゃないかな
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/30(水) 23:48:39.27 ID:aQ/lOGOOO
デンちゃんは変身に変身を重ねまくって、もう元の姿が自分でも思い出せないとかになっててもおかしくなさそう
723 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 00:10:25.20 ID:XiskjKefo
>>722
ひええ
この設定怖いけど使うかもです
ただ現状考える限りハッピーエンドにしかならないのでご安心ください
ハッピーエンド至上主義万歳!
724 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 00:30:46.34 ID:XiskjKefo
掲示板ーー


クロエ「よし、と」ペタペタ

クロエ(固有魔法研究に詳しい人募集。貼り紙一枚で見つかれば苦労はないけど、しないよりはましよね)


ヒカリ「クロエ、図書館にあった本何冊か借りてきたよ」


クロエ「こっちも終わったわ。その本部屋に戻って読みましょうか」


自室ーー


クロエ「『物質系は自覚しやすく、また放出も容易』。楓達みたいなやつね」


ヒカリ「自分の中にこれっていうイメージも湧かないから……多分物質系ではないと思う」


クロエ「『魔力系は自覚し辛く、またその用途が多岐に渡るため把握していない者も多い』。くるくま元部長とかリリィちゃんがこれね」


ヒカリ「こっち……かな。多分だけど。調べてくれる人とかいればいいんだけど」


クロエ「あ、簡単な実験があるわよ。えっと、この魔法陣ね」カキカキ

クロエ「で、魔力を込めた砂をこれに撒けば……」


ヒカリ「出てきた模様で分かる……。ほんとかなあ」


クロエ「やるだけやりましょ。ほらほら」


ヒカリ「じゃあ……」キィ…


ばららっ


コンマ↓
ゾロ目でヒカリの固有魔法が判明
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 00:35:55.68 ID:klm5gilDO
はい
726 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 12:22:50.12 ID:8ztxy9pqo
ヒカリ「これは……」


クロエ「……なんの模様にもなってないわね」


ヒカリ「やっぱりそう簡単には分からないか……」


クロエ「うーん、分からないままってモヤモヤするわねえ」


ヒカリ「あてがあるとすれば掲示板の貼り紙かな」


クロエ「そうね。いい人がいればいいけど……」


ーーーーー

ーーー

727 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 12:23:17.61 ID:8ztxy9pqo
休日、部活後ーー


クロエ「あら、ウィンさん達」


ウィン「どもども〜」


クロエ「時雨さんお疲れだけど……マホリオの練習?」


時雨「練習とは言えないな……私が勝手にウィンに食らいついていただけだ……」


ウィン「今日の時雨は戦いごたえあったよ。まさかシュートを斬られるとは思ってなかったな〜」


時雨「馬鹿言え。二発目でもうノックアウトされたんだぞ……私もまだまだだな」


クロエ(晶やアルシェみたいな実力派を息切れせずにコーチする時雨さんがここまで……ほんとウィンさんって化物じみてるわね)

クロエ「あ、時雨さん。良かったらマッサージしてあげるわよ」


時雨「ほう……興味深いな。頼んでもいいか?」


ーーーーー


時雨「あ、ふ……っ!」ビクッ

時雨「ふふ、不思議な感覚だ……心の底から気持ちいいと感じるよ……ぁっ」


クロエ「マッサージにはちょっと自信あるのよね」グッグッ


ウィン「おお〜、あの時雨があんな声を……」


時雨「マッサージといえばな……ナナも得意みたいだぞ」


ナナ「私……ですか?」キョトン


時雨「この間二人の部屋からウィンの押し殺す声が聞こえてな。「気持ちいい」とか「そこがいい」とか言ってたし、マッサージ機? の音もしてたし、本格派なんだろう」

時雨「最終的には「もっとしてほしい」と泣きそうな声で言ってたな」


ウィン「し、時雨!///」


ナナ「……///」


時雨「? マッサージではなかったのか?」


ナナ「いや、まあマッサージと言えばマッサージですが……私はウィンにしかしませんから……ね?」ニコッ


ウィン「っ」ズギュ

ウィン(ナナ好き……)


時雨「そうか……それはもったいないな……。本当に気持ち良さそうな声だったんだが……」


クロエ(時雨さんって強くなることしか学んでこなかったのかしら……///)


ーーーーー
728 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 12:23:48.10 ID:8ztxy9pqo
ローラとティアの部屋ーー


コンコンっ


ローラ「はーい」ガチャリ


クロエ「待たせたわね。時雨さんにマッサージしてて」


ローラ「んーん。ちょうど盛り上がってたとこだったから」


クロエ「?」


ラピス「ここの食堂って実はかなり腕のいいシェフがいるんですよ。パフェが特に絶品で……」キャッキャ


ルク「なんと。それはぜひ味わいたいですね」ウフフ


クリア「クリアも美味しいやつ食べたい!」


クロエ「グルメ談議してたのね」


ローラ「私も混ざって聞いてたけど、グルメ雑誌って見てるだけでもお腹減っちゃうね……」エヘヘ


クロエ「それじゃあお土産に甘いもの買ってきましょうか」


ローラ「それいいかも」


ラピス「では私はこの専門店クロユリのフルーツタルトを……」


ルク「このボラボラ魚の肝という珍味を味わってみたいです」


クリア「アイス食べたい!」


クロエ「アイスだけ買ってくるわ」


ラピスルク「ぶーぶー」


ーーーーー
729 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 12:24:27.95 ID:8ztxy9pqo
クロエ「全く、専門店のスイーツと珍味を同時に提案するなんて……」ブツブツ


ローラ「でもあの二人らしいよね。なんだかんだ楽しくやってるみたいで良かった」


クロエ「そうね。仲悪いよりはいいわ」


ローラ「あ、ついたよ」ガコン


ギイイイィィィ……


ローラ「ようこそ、リーケの研究所へ!」


クロエ「はー。ほんと、リーケってでかいわよね」


研究員「ようこそローラお嬢様、クロエ様。お待ちしておりました」ペコリ


ローラ「もう、そんなかしこまらなくていいのに」


研究員「あー、じゃあすみません、敬語はなしで。研究しかしてこなかったもんで礼儀とか知らないんすよ」


ローラ「大丈夫。ママにはちゃんと調べてもらったって言っておくから」


研究員「そうしてもらえると助かるっす。で、どれを調べれば……」


ローラ「この卵なんだけど……」


研究員「こりゃまたでかい卵っすね……。人の頭くらいあるっすよ」マジマジ

研究員「こりゃ何が産まれるか……」ブツブツ


ローラ「それじゃあ調べてもらっていいですか?」


研究員「任せるっす!」ビシッ


調査結果↓コンマ
01〜50 調査失敗
51〜98 かかってる封印が判明
ゾロ目 中身まで判明
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 12:26:17.55 ID:hsBi9jOKO
そぉい
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 12:36:25.49 ID:OwKnyjzPO
この研究員マジ有能。
732 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 12:54:41.31 ID:8ztxy9pqo
研究員「こ……これは……!」

研究員「結果が出たっす! 二人ともー! あたっ」ドテッ


ローラ「だ、大丈夫ですか?」


研究員「たはは……面目ない」ヨイショ

研究員「それより、そう! 結果が出たっす! 見てください!」ウキウキ


安価↓〜↓3
調査の結果判明した魔獣
【種族】(その魔獣自体の種族をお願いします)
【特殊能力】(魔獣自体の持つ能力)
【備考】(その他付け足したいことがあれば)

最高コンマのレスを採用します
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/10/31(木) 13:03:36.98 ID:hSWEd5mL0
【種族】バジリスク
【特殊能力】猛毒の牙、相手を睨むだけで殺せる
【備考】ハリポタに出てくる
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 13:04:51.29 ID:+ymOs7PS0
【種族】カーバンクル
【特殊能力】特別な能力は持たないが高い魔翌力を有し、強力な魔術を扱うことができる。
【備考】額に膨大な魔翌力を内包する宝石を持っており、奪われると死んでしまう。
目撃翌例が非常に少ないため、実在を疑問視する声も少なくないらしい。
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/10/31(木) 13:10:47.25 ID:16FzWHJao
【種族】ショゴス
【特殊能力】生物・無生物を問わず何にでも変身(変形?)することができる
肉体の一部を切り離し椅子・コップなどの物品を生成することも可能(30分ほどで溶けて消えてしまう)
【備考】見た目は真っ黒なスライム状の何か
自我を持ち産まれて初めて見た者にとてもよく懐く
人の姿を取ることも、学習すれば喋ることも可能
太古の昔に神が眷属として作った生物とされており神話などの伝承に登場するが、実際に確認されたのは今回が初めて
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 13:12:44.00 ID:KNDscix00
既存の作品(ハリポタ)の奴をそのまま流用するのはありなの?
【種族】九尾の狐
【特殊能力】高い独自の魔法術(所謂陰陽系・和風系)で特に人を幻惑する能力に長けている
【備考】(その他付け足したいことがあれば)
全身白い体毛に覆われて九本の尻尾を持つ妖狐
737 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 13:35:08.54 ID:8ztxy9pqo
>>733
こちらを採用します
ただし1はハリポタを知らない(見たことがない)ので、ハリポタのバジリスクとは違ってくるかもしれませんがご了承ください

調べるためにハリポタwikiを見ましたが、魔獣の分類xxxxにユニコーンと不死鳥、xxxxxにドラゴンとバジリスクと、ハリポタ指標だとローラの周りがとんでもないことになってて驚きました
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 13:48:58.40 ID:hSWEd5mL0
睨まれたら死ぬ、猛毒持ち(噛まれたら大体死ぬ)、成長するとデカくなる

の三点が大体の特徴だと思われ
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/10/31(木) 14:15:35.65 ID:OwKnyjzPO
※以下一応『ハリーポッターと秘密の部屋』のネタバレ注意



ハリポタのバシリスクは
・外見は巨大な蛇
・魔眼を直視してしまうと即死(ハリポタ本編にはそのせいでゴーストになった元生徒がいる)、鏡とかカメラとか水面とか何かを通して見るとマネキンのように固まり意識不明&行動不能になる(こちらはマンドラゴラを使用した解毒薬で元に戻れる)
・牙には致死性の猛毒

ちなみに本編では
・ハリーと対峙した際、救援に現れたフォークス(校長の飼っていた不死鳥)に両目を潰される
・ハリーに倒されるも牙が腕に刺さり毒で致命傷を負わせる……かと思いきやフォークスの涙(あらゆる傷を癒す)によりハリー難なく生還

と不死鳥にこっぴどくやられてるので、ルクと相性が悪いみたいな設定もありかもしれない。
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 15:40:49.48 ID:VtOj0Jjg0
ハリポタ基準で考えると味方サイドの手持ちにしては能力が危険すぎて怖いなぁ。封印されてるような卵だからある意味当然なのか
魔獣というか、もはや闇の魔物寄りっぽい

・・・ふと思ったけど闇の魔物とも融合ってできるのかな、魔物と魔獣の違いは判らないけど、人間以外の生物と、ってなってたからできてしまいそうだ

しかし、1さんはハリポタを知らなかったのか、闇の魔物が蜘蛛に蛇だから秘密の部屋から持ってきたのかと思ってた

741 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/10/31(木) 16:46:42.19 ID:16FzWHJao
まあその辺は>>1がやり易いように調整するでしょ
742 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 17:06:24.29 ID:8ztxy9pqo
>>738
>>739
ありがとうございます
参考にさせてもらいます!

>>740
偶然ですね…
ハリポタはhuluで見ようと思ったらいつの間にか見放題からなくなってて見れずじまいなんです

なお、闇の魔物は自我がなく闇そのものなので(>>575>>593)、意思疎通して融合してもらうことができません
凶暴で人にとって危険な魔獣も存在しますが、そちらはローラが手懐けることができれば融合してもらうことができます
743 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 17:08:00.64 ID:8ztxy9pqo
研究員「なんと! 中はバジリスクっす!」


クロエ「バジリスクス?」


研究員「バジリスク! っす!」


ローラ「ば、バジリスク……」


研究員「ローラお嬢様はご存知っすよね。危険な毒を持つ魔獣っすよ」

研究員「毒の沼地や人の立ち入れない山脈に住んでるはずっすが……どこでこんなものを」


ローラ「うちの島にあった洞窟の中に転がってたよ。もしかしたら昔はあそこにバジリスクが住んでたのかも……」


研究員「なるほど……とすると卵を見つけた人間が、卵が孵らないように封印をかけたんすかね」


ローラ「多分……」


クロエ「それってどうするのよ。危険だから封印されてるんでしょ? 孵すことってできるの?」


ローラ「孵すこと自体はできると思う。封印を解くのも不可能じゃないし……でも……」


研究員「まあ、見つけたのはローラお嬢様っすから判断は任せるっす。もし孵した後で危険だと判断すれば、うちら研究員がとっ捕まえて野生に返してやるっすから」


クロエ「心強いわね」


研究員「まあ魔獣との付き合いも長いっすからね。バジリスクの対処だってしたことあるんすよ」ドヤ


ローラ「と、とにかく今は持って帰るね。どうするかはゆっくり決めるから……」


研究員「それが賢明っす。他にも魔獣のことで困ったことがあればいつでも来てくださいっす〜」バイバーイ


ーーーーー

ーーー

744 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 17:08:30.41 ID:8ztxy9pqo
ー幕間
  凜華、外出するー


凜華(刺激になるかもとゲームセンターに来てみたが……うるさいな。耳が痛くなる……)

凜華「……あ」


舞「なんでっ、今の角度なら取れたはず……! このマシン設定おかしいんじゃないの……!」ブツブツ


凜華「音無……さん?」


舞「なんですかっ、今このマジックキャッチャーと戦ってるんです!」


凜華「ああ、これか。あのぬいぐるみが欲しいの?」


舞「いえそんなに。これは意地です」


凜華「ふふっ、音無さんも舞台から下りれば普通の女の子なんだね」


舞「舞台?」チラッ

舞「って、り、凜華さん!」


凜華「やっと気づいてくれた」


舞「どうしてこんなところに……」


凜華「普段行かないところに行こうと思ってね。いい刺激になるかと思ったんだけど、私にはここは刺激が強すぎるかな」


舞「そうでしたか……」

舞「あの、良かったらカフェでお茶でもしませんか?」


凜華「賛成。ここにいるよりよっぽど落ち着きそうだ」


舞「……やっぱり最後にもう1クレだけいいです?」


ーーーーー
745 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 17:09:19.25 ID:8ztxy9pqo
カフェーー


凜華「ふぅ……」


舞「わぁ、画になりますね」


凜華「ふふ、ありがとう」ニコッ

凜華「音無さんもそれ取れてよかったね」


舞「まさかバウンドして落ちるとは思いませんでした。奇跡ですよ」

舞「でもこれどうしようかな……置いとく場所が……あっ」

舞「良かったらこれ貰ってくれませんか? 今日出会えた記念です」


凜華「いいのかい? せっかく取ったのに……」


舞「取るのに熱中してるだけで、取ったものはあんまり……」


凜華「じゃあ貰っておくよ。大事にするね」

凜華(もふもふ……! かわいいぬいぐるみ……!)モフモフ


舞「最近そちらはどうですか?」


凜華「ああ、マホリオの対抗戦に備えて部活は抑えめかな。ただ来月には文化祭もあるから、対抗戦が終わったら忙しくなりそうだ」


舞「ほほう、対抗戦はカサブランカも学校一強いチームが出ますからね。プロのスカウトも目をかけてるって噂ですよ」


凜華「それはそれは……すごそうな試合が見れそうだね」

凜華「そっちはどうだい? 舞台発表とかは……」


舞「こっちはですね……」


カフェの一角で次世代を担う舞台少女が二人。
まるで舞台での掛け合いのように語らいは続いたという……。
746 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 17:09:55.52 ID:8ztxy9pqo
ローラとティアの部屋ーー


ローラ「……ということで、この卵はバジリスクでした」


ラピス「どおりで普通の図鑑には載ってない訳ですね」


クリア「怖いの?」


ローラ「うーん……どうだろう。卵からは嫌な気配は感じないけど、孵したらどうなるか……」


現在の目標
・闇の試練の情報を集める
・部活に精を出す

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

10月最終週
8/16回目の行動です
8回目の行動終了後、マホリオ学外対抗戦大会へと移ります
747 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 17:10:22.65 ID:8ztxy9pqo
ちなみに

夏休み前に行った学内マホリオ大会の結果や、その後の授業などを踏まえて現在の校内マホリオランキングトップ10のチームが選抜メンバーとして学外対抗戦に出場します

登場人物に絞ってのランキングは現在このようになっています
1 ウィンチー厶
7 楓チーム
15 レナチーム
16 ティアチーム
29 くるくまチーム
40 クロエチーム
100 エミールチーム

デンやイオ達「大会には出るが正規のチームは組んでいない人」達は、チームランキングからは外されています
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 17:14:08.61 ID:2b+diuA0O
バジリスク対応経験がある研究員とか目茶苦茶有能なのでは・・・

貴方普段から世界救ったりするお仕事だったりします?
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/10/31(木) 17:20:35.95 ID:2b+diuA0O
>>694
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 17:45:01.91 ID:r8oqgVGA0
また校内で隠れてキスしてるナナ&ウィンをティアルシェが目撃、あてられてしまいキスしたくなったアルシェにキスを迫られ断りきれずこっちも隠れてキスする。もし誰かに見られたらという思いやちょっと強引なアルシェに興奮を感じてしまうティア
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 17:47:36.21 ID:+ymOs7PS0
十月末日、仮装をしたりお菓子を貰ったりイタズラをしたりする収穫祭が開催されるのでクロエたちも準備して参加する
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 17:56:22.52 ID:OwKnyjzPO
>>751の仮装にて一際クオリティの高い仮装に出くわす。
正体はアルトとくるくまであり、アルトの仮装をくるくまがオーラ操作で強化する見事な連携。
ちなみに二人の様子だが前よりもいくらか親密になっているように見える。
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 18:00:08.63 ID:C+VsRpQkO
学外対抗戦に選ばれたことで一層張り切っていた楓チームだったが、張り切りすぎた楓がまたも体調を崩し保健室のお世話に。
体調管理について叱られつつも嵐と晶にしっかりお世話され休息を取る楓。
(そのおかげか、対抗戦では万全のコンディションに)
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 18:32:32.47 ID:pOKPFCxFO
>>739を見るとルクが島にいたのって、もしかしたらバジリスクに対するカウンターの役目もあったのかもね。
不死鳥だから毒も魔眼も実質効かないし。
ところでルクは擬人化とかしないで原型のままなんだっけ?
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 23:14:09.44 ID:2SIrVDvKO
そういや>>736で九尾の狐が出てたけど、特殊能力違うとはいえ実はもう九尾の狐はいたんだよね……
(>>4参照)
756 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 23:27:19.83 ID:XiskjKefo
リリィ「今日はペアになった人の記録をメモしながらやってもらいますからねー」

リリィ「は〜い、それじゃあまず二人組をつくってくださーい」パンパン


やんややんや


クロエ「うーんと……」キョロキョロ


嵐「楓ー、組むぞー」


ヒカリ「クロエ、組もう」


楓「おー」


クロエ「ええ、いいわよ」

クロエ「……こうして見るとマホリオのチームメイトと組んだり、そうじゃない人に声かけたり、色々いて面白いわね」


私と組むの! あたしと!


リリィ「喧嘩はだめですよー」ホワァ


「うぅー……だって私以外と組んでほしくないんだもん……」

「あ、あたしだってそうだ!」


クロエ「なーんか、怪しいくらい仲いいチームもいるし……」


ーーーーー

ーーー

757 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 23:27:46.26 ID:XiskjKefo
保健室ーー


嵐「やけに張り切ってると思ったらこれか……」


楓「ごめん……」グタ…


嵐「選抜メンバーに選ばれて嬉しいのは分かるけどさ、体調崩しちゃだめだろ」


楓「うぅー……」


ガチャッ


晶「飲み物持ってきたぞ。飲めるか?」


楓「飲む……」


晶「全く……選抜に選ばれたからって気張りすぎだよ」


楓「二人がいじめる……」コクコク


嵐「楓が悪い。ほら、肩までお布団かけて」ポフポフ


晶「さっさと治して本番頑張ろうぜ、な」ポンポン


楓「二人が優しい……」


ーーーーー

ーーー

758 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 23:28:23.11 ID:XiskjKefo
対抗戦当日ーー


楓「完っ全、復活ー!」イエー!


クロエ「今日調子良さそうじゃない。応援してるわよ」


晶「頑張るぞー!」


ティア【応援してます】


イオ「が、頑張ってください」


ラピス「いやー、なんだかお祭りみたいですねえ」ウキウキ


ローラ「あんまりはしゃがないように」


ラピス「わ、分かってますよぅ」


クロエ「収穫祭とも被ってるから、コスプレしての応援もありだものね」


ヒカリ「学校ごとに総力あげて応援もするし、観客の入場もあるからね。毎年白熱するみたいだよ」


出場者は集合してくださーい


嵐「お、そろそろ時間だな。いくぞー!」


楓晶「おー!」


ーーーーー
759 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 23:28:49.35 ID:XiskjKefo
通路ーー


クロエ「どうかしら。黒猫のコスプレなのだけど」


ヒカリ「可愛い。似合ってるよ」


ローラ「うんうん」


クロエ「二人の狼女とジャックオーランタンも似合ってるわ」


ヒカリ「なんだか舞台衣装着てるみたいでわくわくするね」


ローラ「私はすこし恥ずかしいけど……でも可愛いから着れて嬉しいな」


???「おやおや、こんなところに獲物が三人も……」


クロエ「っ」バッ


???「食べてやろーかー!」


ローラ「ユーニ! 融合【シンクロ】!」キンッ

ローラ「……やはりくるくまさんでしたか」ジ…ッ


くるくま「ありゃ、バレた?」


ローラ「オーラを見たので。見た目だけなら完全に悪魔ですよ、それ」


くるくま「悪魔モチーフで作ってもらってね。で、できる限り悪者っぽいオーラにしてみたんだ」


ヒカリ「作ってもらったってことは……」


アルト「こ、こ、こんにちは……」ヒョコッ


ローラ「そちらも悪魔ですか……クオリティ高いですね」マジマジ


アルト「え、えへへ……褒められた……」


くるくま「やったねアルト。二人で頑張ったかいあったじゃないか」


アルト「うん……!」


クロエ(……あら?)
760 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 23:29:28.21 ID:XiskjKefo
クロエ「なんか前より仲良くないかしら」


アルト「うぇっ!? そ、そう!?///」


くるくま「最近推薦の話を貰ってね。このままいけば二人で同じ学校に進学できるかもしれないんだ」ウキウキ

くるくま「学部は舞台表現と服飾で違うけど、最近それ関連で色んな話を聞いててね。前より一緒にいる時間が増えたから、それでかな」


クロエ「……アルトさん」コショコショ


アルト「?」


クロエ「アルトさんって……くるくまさんのこと好きよね?」コショコショ


アルト「ふぇっ、あ、う、うん……っ!///」コクリ


クロエ「てっきり告白したから仲良くなったもんだとばかり……」

クロエ(ティアとアルシェっぽかったし……)


アルト「す、推薦が決まったら告白しようかなって……まだ本当に一緒に行けるか決まった訳じゃないし……それに、くるくまは舞台馬鹿だから……」

アルト「そ、そんなところも好きなんだけど……」モニョモニョ


クロエ「いじらしいわねぇ」
761 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 23:29:55.99 ID:XiskjKefo
アルト「そ、それより、そんなに好きって分かりやすい? 他の人にも言われたことあるんだけど……」ドキドキ


クロエ「くるくまさんは気づいてないけどね。見てたらなんとなく分かるわ」


アルト「もー……くるくまの鈍感……!」


くるくま「アルトー、そろそろ応援席に行こう。オーラの方も落ち着かせとかないとね」


アルト「あ、うん、今行く」

アルト「じ、じゃあね、クロエさん」


クロエ「ええ。アルトさん、頑張ってね」


ーーーーー


アルシェ「っ」ブルッ


ナミネ「あ、お手洗いですか。あちらにありましたよ」


アルシェ(ジュース飲みすぎた……)スクッ


ティア【また食べもの買ってこないように付いていきますね】


ナミネ「はーい。行ってらっしゃいです」


ーーーーー

ーーー

762 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 23:30:25.73 ID:XiskjKefo
ジャー


アルシェ「……」フキフキ


ティア「終わりましたか。では戻りましょう」


アルシェ「ん」コクン


通路ーー


だ、だめっ……


ティアアルシェ「?」


ティア「今何か……」ソー


アルシェ「聞こえた」ソー


ウィン「ナナ、だめ……見られちゃうから……!」


ナナ「今は皆さん応援中です。選手用通路には誰も来ませんよ……」

ナナ「試合前の魔力補給です……んっ」


ウィン「ん……ちゅ、ちゅう……」


ティアアルシェ「!!」ササッ


ウィン「ふぁ……ななぁ……」


ナナ「かわいい、ウィン……ちゅ……っ、れろ……」


ウィン「んんっ……んくっ、じゅる……」


ティア「わわ、わわわー///」


アルシェ「すごい……///」
763 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 23:30:52.46 ID:XiskjKefo
アルシェ「ティア……」ジリ…


ティア「あ、アルシェ……?」


アルシェ「アルシェもキスしたい……」ジリジリ


ティア「だ、だめですっ、こんなところで……」


アルシェ「人は来ないって言ってた」

アルシェ「……ティアはキスしたくない?」グイッ


ティア「その聞き方はずるいです……っ」


アルシェ「ん……」チュッ


ティア(ああ……こんな廊下の陰で……)チュッ


アルシェ「ちゅ、ちゅ……」


ティア「ん、ちゅ、ちゅう……」


アルシェ「ティア、好き……」


ティア「んんんっ」ビクッ

ティア(こんな……興奮しちゃうなんてぇ……)フルフル


アルシェ「ちゅ、ちゅ……っ」


ティア「ん、んっ……」


ナナ「じゅ……ちゅうぅ……」


ウィン「んんぅ……っ、ちゅう……」


ーーーーー

ーーー

764 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 23:31:19.21 ID:XiskjKefo
アルシェ「ただいま」


ナミネ「おかえりなさい。……ずいぶんお顔が赤いですけど、大丈夫ですか?」


ティア「……ダイジョウブデス/////」


ーーーーー


時雨「遅かったな。腹でも下したか?」


ウィン「い、いやー大丈夫だよー///」


ナナ「準備万端です!」ムンッ


ーーーーー


楓「よーしやるぞー!」


嵐「リリウムの一年生のすごさ見せてやろう!」


晶「うっし、頑張るぞー!」


楓チームの予選勝利数↓コンマ1ケタ
0は0勝として扱います
>>753ボーナスにより、最低3勝保障
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 23:32:31.96 ID:klm5gilDO
はい
766 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 23:33:26.59 ID:XiskjKefo
>>754
そうですね、ルクは人化はしてないです
出てくるときは全て鳥の状態です
767 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 23:56:43.62 ID:XiskjKefo
楓チームは決勝トーナメントに進出できたか
↓コンマがゾロ目の場合進出可能
10以下または91以上の場合決勝進出をかけて再試合(再コンマ)

勝ー負の内訳が
6-3 楓チーム
5-4
5-4
5-4
5-4
4-5
4-5
4-5
4-5
3-6
の場合のみ進出可能?
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 23:57:23.18 ID:hqT9S51UO
そら
769 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/10/31(木) 23:58:03.57 ID:XiskjKefo
数学苦手なので確率的にこのコンマで正しいのかは分かりませんが、今回はこれでいきます
770 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/01(金) 00:10:05.36 ID:teeFXwsMo
楓「あー……」


クロエ「お疲れ、楓」


楓「勝てないなー……」


クロエ「何言ってんの。他の学校も三年ばっかりなのにその中で6勝挙げるって十分化物よ」


嵐「いーよいーよ、勝手に立ち直るって」


クロエ「そう?」


楓「そっか、他の学校三年ばっかか……!」ハッ


嵐「ほらもう立ち直った」


イオ「晶さんカッコよかったです……!」


晶「時雨さんの修行のおかげかな。前より強くなった気がするよ」

晶「そうだ。その時雨さんは……」


ヒカリ「ウィンさん達は全勝でトーナメントいったよ。なんかいつもより魔法の威力も強くて圧倒的だった」


晶「さすがだな……」


ーーーーー
771 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/01(金) 00:10:32.76 ID:teeFXwsMo
決勝トーナメントーー


実況『さあ! いよいよ決勝トーナメント! この中にはプロのスカウトが目をかけてるチームもあると噂されております! 白熱の決勝トーナメント、注目です!』


わああああああっ!


ウィン「さー、やりますかー」


ーーーーー


凜華(プロのスカウトって……この会場にも来てるのかな)


ーーーーー

ーーー




↓コンマ
ゾロ目で新キャラ(改めて安価で募集します)
数値が大きいほど強い
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/01(金) 00:11:35.53 ID:2LR490Qi0
a
773 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/01(金) 00:24:53.99 ID:teeFXwsMo
ピピーーーーーッ


実況『試合しゅーりょー! 勝ったのは……』


ウィン「いぇ〜い」


実況『リリウム魔法学校!!』


わあああああああああっっ!!


「なぜ……私達のところにはプロのスカウトも来てたのに……」ガクリ


ーーーーー


スカウト「やあ」


「! す、スカウトさん! 今の試合は……」


スカウト「ああ、ナイスファイトだった。プロでもやっていける地力もあるよ。卒業したらぜひ契約してもらいたいくらいだ」ニコッ


「!!」パアッ


スカウト「さてウィンさん」


ウィン「げ」


スカウト「どうですか、在学中のプロ契約の件考えてもらえましたか?」


ウィン「しないって言った」


スカウト「そう言わずに! ウィンさんなら即戦力ですよ!」


ウィン「いーやーだー! ナナがいないチームなんかいきたくなーい!」ジタバタ


ナナ「きゅん」


スカウト「時雨さんはどうですか!?」


時雨「ウィンに勝てないようじゃ私はまだまだですから」


「……ええ……」


大会はウィンチームの優勝で幕を閉じました。
この結果を受けて、ウィンチームと準優勝チームは冬の全国大会に出場します。
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/01(金) 00:31:36.77 ID:fNis41O3O
ナナは将来的にウィンを公私共に支える個人マネージャー辺りに落ち着きそう
775 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/01(金) 00:33:57.92 ID:teeFXwsMo
樹「皆さん、大会は無事終わりました。このまま学校に戻るもよし、収穫祭を楽しむために街に行くのもいいかもしれませんね」

樹「ただハメは外しすぎないよう……では解散です」


クロエ「よーし、じゃんじゃん街でお菓子貰うわよー!」


ラピス「おー!」


アルシェ「おー」


ローラ「シャレにならないメンバーだ……」


※収穫祭
収穫祭において仮装をするのは、魔法使いだけでは消費できないほどの豊穣を祈るため
また魔獣のコスプレをするのは、実りを他の種族にも分け与える様を再現することで「寛容」や「慈愛」を表すためと言われている


現在の目標
・闇の試練の情報を集める
・部活に精を出す

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

11月第1週
9/16回目の行動です
12回目の行動終了後に、文化祭へと移行します
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/01(金) 00:40:05.24 ID:fNis41O3O
周りから見られることへの耐性を付ける意味も込めて演劇部メンバーで仮装のまま街へ。
天性の役者の凜華・厨二系が割りとバッチリなクロエ・魅了の本領発揮中のヒカリ・仮装でも割りと堂々としているレナ・小さな身体に大きなサイズが目を引くモミジと、なんだかんだでかなり目立っていた。
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/01(金) 00:45:52.53 ID:El/HpdspO
みんなの前では立ち直って強がっていたものの、実は負けたことが相当悔しかった楓。
チームメイトの二人、特に幼なじみの嵐にはお見通しであり他に誰もいないのを確認して声を上げて泣きじゃくる。
楓をなだめつつ来年はもっと強くなろうと決心する嵐と晶(ただし>>757の例があるので無理しすぎないようにと注意しつつ)
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/11/01(金) 00:48:25.71 ID:de0RN9fJ0
文化祭に全力を傾けようとする面子とそこそこでいい娘による戦争勃発

入念な準備を求める勢力と当日本気出して遊び倒そうと考える勢力(自分たちの出店とかどうでもいい勢力)、そんなに乗り気でない娘たちの三つ巴に
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/01(金) 00:51:05.02 ID:TjDf7wJA0
学外対抗戦の楓チームのお疲れ様会をする1年生ズ、来年はみんなで代表になるためお互い頑張ろうと誓う。

ヒカリの固有魔法は何とかルクに見てもらえないもんかね。クロエの闇やエミールの感情増幅魔法なんかをすぐ見破ってたしむいてるかも
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/01(金) 00:52:38.54 ID:BlUQwU+DO
収穫祭が終わった後にローラのファンが増えていた模様
ローラが召喚獣皆にも収穫祭を楽しめるようにコスプレの体で融合能力を使い分けて楽しんでいたら、コスプレイヤーとして注目をあびることになってしまった
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/01(金) 00:52:45.93 ID:eGlL4mktO
優勝チームということでリリウムや他校の生徒から揉みくちゃにされるウィンチーム。

特に普段と試合中のギャップからウィンの人気が強かったが、それを見ていたナナがむくれてウィンを連れ出す。
なおそのため時雨が他の生徒の相手をすることになってしまったとかなんとか
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/01(金) 00:54:55.36 ID:0gYwfEXR0
そういえば闇の本の解読は進めなくて大丈夫かね。11月末にまたなんか来るらしいが
783 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/01(金) 19:05:08.43 ID:teeFXwsMo
楓「……」


嵐「クロエ達はもういったぞ。街中で演技の練習するんだと」


晶「ストイックだねー」


楓「うん」


嵐「だからほら、ここはもうオレ達しかいないから」


楓「うん……っ」ズビッ

楓「く、くやし゛ぃ……よぉ……!」


晶「うん」


楓「みんなの、だいひょ、っの、つもり……っ」


晶「リリウムの一年からはアタシらだけだったもんな」


楓「う゛んっ……」グシュッ

楓「でも、けっしょ……いけなくて、くや、しくて……ひぐっ」ボロボロ

楓「ぁぁぁあああん……! うあああああん……!」


嵐「来年はもっと強くなって帰ってこような……っ」ポンポン


晶「そうだよ。アタシ達も悔しかったんだ。このままじゃ終われない」ギュッ


楓「ふたり゛ともっ、あぃ゛がと……! だいすきぃ……!」ズビズビ


嵐「ばーか、お前の世話焼くのなんか慣れっこだっつの……」グスッ


晶(嵐まで貰い泣きしてら……)クスッ


ーーーーー

ーーー




楓「うぁー……目真っ赤だよ……」クシクシ


嵐「こするとひどくなるぞー……っと」ヨイショ


晶「準備できたか?」


嵐「おう」


晶「じゃ、祝賀会にレッツゴーだ!」オー!
784 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/01(金) 19:05:35.01 ID:teeFXwsMo
街中ーー


クロエ「暗き毛皮に身を包む、黒猫クロエの参上よ! いたずらされたくなきゃお菓子をよこしなさい!」


「かわいー! はいクッキーどーぞ」


クロエ「ありがと、お姉さん!」ワーイ


ヒカリ「そこの甘い香りのお嬢さん、ボクに包まれてみませんか……?」モフッ


「は、はいぃ……っ、これ、チョコです……」


ヒカリ「ありがとうございます」ニコッ


レナ「いたずらかおかし、どっちがいいですか?」クスッ


「び、美形の魔女だぁ……! これ、飴ですけど、良かったら食べてください……!」


レナ「ありがとうございます」ニコリ


モミジ「お、おかしくださーい。いたずらしますよー!」フシャー


「いたずら妖精だー、かわいいっ。マシュマロあげる!」


モミジ「わ、ありがとうございますっ」ボイン
785 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/01(金) 19:06:00.88 ID:teeFXwsMo
クロエ「うんうん、みんないいじゃないの」


ヒカリ「さすがにあそこには敵わないけどね……」チラッ


凜華「私に血を吸われたいとは……奇特な方だ」フッ


「きゃあああああっ!」


クロエ「相変わらずモテるわねー」


レナ「演技も上手いしね」コロコロ


クロエ「あ、飴もらったの?」


レナ「ええ。美味しいわよ」コロコロ


モミジ「凜華さんすごいなあ……」


凜華「さあ、私に血を吸われたいのはどなたかな?」キリッ


「きゃああああああああああああ!!!」

「私よ!」 「どきなさい、あたしよ!」 「わたしの血を吸ってー!」


凜華(お菓子ほしいんだけどな……)


クロエ「凜華ー、そろそろ待ち合わせのファミレス行くわよー」


凜華(おっと。さすがにそろそろ離脱か)

凜華「ではお嬢様方、ご機嫌よう」フワッ


「ああああぁぁ……」

「カッコよかった……♡」 「素敵……♡」


ーーーーー

ーーー

786 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/01(金) 19:06:32.91 ID:teeFXwsMo
ファミレスーー


クロエ「改めて楓、嵐、晶、お疲れさまー! かんぱーい!」


かんぱーい!


アルシェ「……」モグモグ


楓「いやー、疲れたよ」


ヒカリ「グループ3位おめでとう。すごかったよ」


嵐「来年はオレ達負かしたやつらにも負けないくらい強くなんないとな」


クロエ「来年は私達も負けないわ。選抜にだって選ばれてみせるんだから」


レナ「あなた達だけじゃないわよ」


ローラ「こっちだって負けないもん!」


ティア【こっちもです】


アルシェ「ティアのためなら頑張る……」モグモグ


晶「アタシらもこのままじゃない。ま、皆でこれからも切磋琢磨できるといいな」


クロエ「そうね。皆で来年も頑張るわよー!」


おー!


ーーーーー

ーーー

787 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/01(金) 19:07:08.56 ID:teeFXwsMo
翌日ーー


ローラ「んん……」ムク…


ラピス「おはようございますローラさん。気持ちのいい朝ですよ」


ローラ「おはよう、ラピスさん」


クリア「おはよー……」ムクリ


ローラ「おはよ、クリア」ナデナデ


ラピス「穏やかな朝を堪能するのもいいですが……こちら、食堂にあった新聞です」ガサッ


ローラ「んー? 『魔力増幅剤の開発に成功』……?」


ラピス「そのニュースではなくこちらです」


ローラ「『収穫祭特集 可憐なコスプレ少女』……ってこれ、私!?」


◆◆◆◆◆◆◆◆


ローラ「じゃあ皆も収穫祭楽しんでね。まずエアロ! 融合【シンクロ】!」キンッ

ローラ「あははっ! おかしくれなきゃいたずらするぞー!」ガオー


「あら可愛い! 羽根もリアルねえ。はいお菓子」ナデナデ


ローラ「ありがとーございます!」

ローラ「きゅーちゃん、融合【シンクロ】!」キンッ

ローラ「そこのお姉様……私にお菓子をくださいませんか……?」モフンッ


「もふもふ! キツネのコスプレね。はい、お菓子あげるわ」


ローラ「ありがとうございます」ニコッ

ローラ「では……ユーニ、融合【シンクロ】です」キンッ

ローラ「ふふ、おねーさん。お菓子くださいな!」


「ユニコーンのコスプレ? 綺麗ねえ。はい、お菓子」


ローラ「ありがとうございますっ!」ニコッ

ローラ「ミトラ、融合【シンクロ】!」キンッ

ローラ「お菓子をよこせ、さもなくば……」


「ニンジャ!? かっこかわいいわね! はい、これ食べてっ」


ローラ「……ありがとうございます」ペコリ


◆◆◆◆◆◆◆◆
788 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/01(金) 19:07:35.24 ID:teeFXwsMo
ローラ「みんなで楽しんだもんねぇ……」


ラピス「それでですね……学校内でも噂になってるみたいで……」


こんこんっ


ティア「……」ムクリ

ティア「はぃ……」ガチャッ


「あ、あのっ、これローラちゃんにっ」


ティア「わたしておきます……」ボケー


ラピス「……今のもニュースを見た人かと」


ローラ「うーん……嬉しいけど恥ずかしいなあ……」エヘヘ


ーーーーー

ーーー

789 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/01(金) 19:08:07.63 ID:teeFXwsMo
部室ーー


クロエ「は〜……」


レナ「……どうしたの?」


クロエ「いや、月末に文化祭あるじゃない? それの方針で揉めてて……」

クロエ「やる気のある子と、楽しみたいだけの子と、そもそもやる気のない子と……」


レナ「ああ、そういう……」


クロエ「うちのクラスいい人ばっかりだから、協力すればいいものできると思うんだけど……」


レナ「あなたがリーダーすればいいじゃない」

レナ(人望あるし)


クロエ「うーん……なんとか説得してみるわ。いい文化祭にしたいものね」


現在の目標
・闇の試練の情報を集める
・部活に精を出す

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

11月第2週
10/16回目の行動です
12回目の行動終了後に、文化祭へと移行します
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/01(金) 19:17:18.95 ID:RSiVOLNZO
固有魔法の件で進展があったかどうか、ヒカリと一緒に見に行く。特に無ければついでに何か依頼をこなしてみる。
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/01(金) 19:24:04.17 ID:1jFBb04cO
対抗戦以後ファンが急増したウィン、多くの生徒からちやほやされるもナナが拗ねてどこかへ行ってしまう。
時雨にファンの娘達の対応を任せてすぐにナナを追いかける。
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/01(金) 19:28:27.89 ID:wbMSZXvyO
水晶竜親子&ラピスの正体を知る組(蛇迎撃戦メンバーの一年生+ナミネ)で闇の解読に取り組む。

確か迎撃時に、ラピスのこと知ってるのにナミネがいなかった気がしたので一応
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/01(金) 19:55:31.40 ID:Wppz9ImtO
デンの近況や昔のデンについてレナに聞く。
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/01(金) 20:24:24.28 ID:hmB/2NTn0
リーケの研究所のあの研究員に闇の書についても聞いてみる
795 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 06:10:36.55 ID:XHMz7jtko
>>792
やらかしました…ナミネも迎撃メンバーに入れるべきでしたね
ハブいてごめんナミネ…
796 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 06:11:04.27 ID:XHMz7jtko
研究所ーー


クロエ「魔獣以外のことって研究してるのかしら」テクテク


ローラ「ここは主に魔獣保護と野生化の飼育しかしてないから……期待はできないと思う」テクテク


研究員「待つっす! それはあたしのおやつっすー!」ドタドタ


子リザードマン「クケケケッ」シュタタタ


ローラ「こーらっ」ヒョイッ

ローラ「食べちゃだめだよ? 返してあげて?」


子リザードマン「……」

子リザードマン「クルル……♪」ポイッ


ローラ「いい子いい子」ナデナデ


子リザードマン「♪」


研究員「た、助かったっす……ってローラお嬢様!?」


ローラ「こんにちは」


クロエ「見てもらいたいものがあって来たの。魔獣じゃないんだけど……」ハイ


研究員「本っすか……ものを読むのは苦手なんすよね……」パラパラ

研究員「はーだめっす! 読めたもんじゃないっす!」


クロエ「それは知ってるわ。古代文字なのか魔力で書かれたものなのかは分からないけど、読み進められないの。どうにかして解読できる方法はないかしら」
797 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 06:11:57.03 ID:XHMz7jtko
研究員「そういうことっすか……」フム

研究員「……ちょっとこっちに来てほしいっす」テクテク


クロエ「?」テクテク


研究員「この前友人が持ってきた本が……これ……じゃない。これ……でもない」ガサガサ


ローラ「書類と本の山……」アングリ


研究員「あ! あったっす!」ガッ


ぐら…… ばさばさばさっ!


研究員「ぎゃー! っす!」


クロエ「見事に崩れ落ちたわね」


研究員「いてて……これっすこれっす」ハイ

研究員「なんでも『古代文明についてまとめた本だ』って言ってたっす。結局一度も読んでないっすけどね」

研究員「まったく、古代文明の研究なんかして楽しいんすかね。ほんっと変人っす」ケタケタ

研究員「絶対に魔獣のこと調べてるほうが楽しいっすのに……ねー、リザちゃーん♪」スリスリ


子リザードマン「シャー!」イラアッ


クロエ「……この本は貰っていいのかしら?」


研究員「持ってってくださいっす! その本も読まれた方が嬉しいに決まってるっすから!」


クロエ「それじゃありがたく貰ってくわね」


ローラ「ばいばい」ナデナデ


子リザードマン「♪」スリスリ


研究員「また遊びに来てほしいっすー」バイバーイ


ーーーーー

ーーー

798 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 06:12:35.66 ID:XHMz7jtko
食堂ーー


ナナ「///」


時雨「ナナ、どうかしたか?」


ウィン「いいからいいから、クロエさんの話を聞こ〜」


クロエ「……で、この本読んでたけど結局『解読の仕方は分からず』よ!」

クロエ(『今晩食事でもどうですか?』って手紙も挟まってたし! ノロケに付き合わせないでほしいわ!///)


ラピス「どうしたらいいんでしょうか……」


アルシェ「魔力込めたほうが早い……」


クロエ「それしかないのかしら……」


レナ「つべこべ言わずにやりなさいよ」


クロエ「はいはい」キイイイ…
799 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 06:13:08.24 ID:XHMz7jtko
闇は人の心を拠り所として、大きく暗く成長していく。

闇に自我はなく、ただ大きくなることだけを本能とする。

精神的に不安定になった“拠り所”を捕らえる存在がいる。

その存在は幾度も襲来し、その度に強力な存在へと変貌していく。

捕らえられた“拠り所”は闇に飲み込まれ、帰ってくることはない。

ただしーー

闇を克服した者も多く存在する。

襲来の度に撃退を繰り返し、闇を支配下に置いた者。

内なる闇と向き合い、闇の成長を抑えつけた者。

闇を自分自身の力に変えた者。

そして、友と手を取り合い助けられた者。

ーー願わくば一人でも多くの闇の魔法使いが救われることを祈る。
800 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 06:13:48.53 ID:XHMz7jtko
クロエ「うっ……!」ガタッ


ローラ「クロエちゃん!?」ガシッ


クロエ「だ、大丈夫よ。読めたわ」

クロエ「それも前書きだけだけど……全部」


ヒカリ「今までは一行ずつって……」


クロエ「心当たりは……」キョロキョロ

クロエ「人数かしらね」


ヒカリ「人数?」


クロエ「今まではローラかヒカリだけが隣にいる時に読もうとしてた。結果は一行ずつ読めただけ」

クロエ「でも今は……たくさんの人がいる」


ウィン「照れますな〜」


ローラ「えへへ……」ニコニコ


ヒカリ「なるほどね……」フフッ


クロエ「とりあえず内容をメモして……」カキカキ


ウィン「ふむふむ、『幾度も襲来し』ってことはまたあの黒いのが来るのかな〜」ウキウキ


クロエ「それがいつなのかが問題よね」


ヒカリ「……デンさんは? 知ってる素振りだったよね?」


クロエ「そうよ、デン! レナ!」バッ


レナ「……だから私にデンのこと聞いてどうするのよ」


クロエ「……そうね」ストン


闇の書の解読に成功しました。
「襲来の時期」
「魔獣の形態」
「過去に失敗した人物の話」(新キャラ)
「過去に成功した人物の話」(新キャラ)
「闇の魔法を撃つ方法」
をさらに解読することができるようになりました。


ーーーーー

ーーー

801 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 06:14:41.77 ID:XHMz7jtko
クロエ「……」


レナ「……はあ」


クロエ「やっぱりレナに話を聞きたいのよ。デンのことで……」


レナ「分かったわよ。知ってることは話すわ」


クロエ「最近のデンはどう?」


レナ「いつも通り死にたい死にたい言ってるわ。変わりないわよ」


クロエ「そう……じゃあ昔のデンの話を聞かせてくれない?」


レナ「っ……昔の話なんか聞いてどうするのよ」


クロエ「聞けることは聞いといて損ないじゃない。それに知ってることは話すってさっき言ったわよね」


レナ「……あーもう。降参よ。話すわ」


クロエ「お願いするわ」


レナ「って言っても、中学が一緒だっただけで、家族ぐるみで付き合いがあるとかじゃないし……学校でのことしか話せないわよ」


クロエ「構わないわ」


レナ「……そうね、一言で言えば「天才」……」


クロエ「は?」


レナ「性格もあんなんじゃなかった。クロエみたいに周りに人が集まったし、凜華みたいに人気もあった」


クロエ「ちょちょ、待って待って。情報の処理が追いつかないわ」


レナ「なによ。話せって言ったり待てって言ったり……」
802 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 06:16:04.98 ID:XHMz7jtko
クロエ「……本当なの?」


レナ「本当よ。少なくとも三月に卒業生代表の答辞は読んでたわ。元気にハキハキとね」


クロエ「……続けてくれる? もう止めないから」


レナ「……親とは長らく会ってないって聞いたわ。ただすごく高名な魔法使いみたい。生ける伝説……みたいな」

レナ「で、遺伝で産まれたデンは昔から魔法に精通して、それでいて嫌味のない性格で愛されてた」

レナ「……はず、なんだけど」


クロエ「再会してみたらあんな風に?」


レナ「ええ。昔のデンを覚えてるから今のデンを見てるとムカつくのよ。あなたそんな人じゃないでしょって」


クロエ「だからデンにだけは手出すのね……」


レナ「とりあえず、デンの魔法が強いのは昔から。大会でいい成績残してたのも、私から見れば不思議じゃないわ」


クロエ「なるほどね……」

クロエ「ちなみにレナの中学時代はどんなだったのよ」ニヤニヤ


レナ「っ! 私の話はいいでしょ!」バンッ

レナ「もういい。私行くから」ツカツカ


クロエ「……何よ、そんな怒ることないじゃない……」ポツーン


ーーーーー

ーーー

803 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 06:16:31.49 ID:XHMz7jtko
掲示板ーー


ヒカリ「あ、おーい」


クロエ「ああ、ヒカリ……ヒカリはいつも通りねえ」


ヒカリ「何かあったの?」


クロエ「レナのこと怒らせちゃったみたい……」


ヒカリ「あらら。後で謝らないとだめだよ」


クロエ「そうするわ。さて……」


ヒカリ「ボクの依頼……だよね。誰かから返事来てるかな……」


コンマ↓
01〜50 進展あり(新キャラ登場)
51〜00 進展なし

進展なしの場合、さらに安価↓でこなす依頼を決定
【依頼名】
【依頼内容】
804 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 06:17:00.37 ID:XHMz7jtko
ー幕間
  ウィンチームのいざこざー


ほんの少し時はさかのぼりーー


きゃっきゃ


ナナ「…………」ムウ


「ウィンすごいじゃん、優勝しちゃってさー」ワシャワシャ


ウィン「撫でるなよ〜」


「あの、先輩……甘いものが好きって聞いて……」


ウィン「クッキー? 作ってくれたの? ありがとー」ホワァ


「は、はい……っ!」

「渡せてよかったじゃん、このこの」

「えへへ……///」


ウィン「おー、美味しそう」


「またファンの子増やしたな? 隅に置けない奴めー」


ウィン「いひゃいいひゃい」


ナナ「むむむう……!」ガタッ スタスタ…


ウィン「あーごめん皆。用事できちゃった」スクッ

ウィン「あ、一年の子お菓子ありがとねー」ニコッ タッタッタ…


「きゅんっ」


時雨「おっと、どこか行くのか?」テクテク


ウィン「うん。あの子達に試合の話でも聞かせてあげて〜」タタタ…


時雨「まあいいが……ナナと喧嘩はするなよ?」ハラハラ


ウィン「喧嘩はしないよー」テクテク


ーーーーー
805 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 06:17:39.51 ID:XHMz7jtko
空き教室ーー


バタン……


ウィン「どーしたの、ナナ」


ナナ「分かってるくせに……」


ウィン「ヤキモチ焼いちゃった?」


ナナ「…………」コクリ


ウィン「心配しなくても、ボクにはナナだけだよ」


ナナ「でも、言い寄られてだらしない顔してた……」


ウィン「んー……さすがに向こうから来てくれて、それをないがしろにする趣味はないからねー」


ナナ「あの一年の子、絶対ウィンのこと好きですよ! 恋愛的な意味で!」


ウィン「だから、ボクにはナナだけだって」ドンッ


ナナ「っ///」

ナナ(壁に押し付けられ……っ)


ウィン「あんまりうるさいと……キスするよ?」グイッ


ナナ「……う、ウィンは普段からっ」


ウィン「んっ……」チュウ


ナナ「んっ……! ぷあ、普段から気をもたせすぎなんですっ」


ウィン「ん、ちゅぱ……ちゅ……」


ナナ「あ、ちゅむ……ぷはっ、そんなんだからファンの子がもしかしたらって寄ってきて……!」


ウィン「……ナナ」


ナナ「ひ、ひゃいっ」


ウィン「愛してる」


ナナ「あ、う……!/////」カアアア


ウィン「信じられない?」ニコッ


ナナ「うぅ……そんなわけないじゃないですかぁ……///」
806 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 06:18:21.12 ID:XHMz7jtko
ウィン「まだ信じてない顔してる」


ナナ「へ……?」


ウィン「ボクのことを信頼しきるくらい、とろっとろにさせなきゃダメみたいだね……?」トンッ


ナナ「あ……っ」ゾクッ


ウィン「舌だして」


ナナ「ん……」


ウィン「れろ……じゅるっ……ナナ、好き……ちゅ、れろ」


ナナ「はふ、ん……ん、く……っ」


ウィン「ナナ、好き……ちゅ、大好き……! じゅ、ちゅ……」


ナナ「も、分かりました……から……んむ、ちゅう……!」


ウィン「はぁっ、んっ、ちゅ、じゅぷっ……」

ウィン(ナナの魔力が……っ)ゾクッ


ナナ「んんぅ、れる、ちゅう……っ」

ナナ(もう、キス、だけで……)ゾクゾクッ


ウィン「ん、く、ぅぅ……っ!!」ビクビクッ


ナナ「んん、ぁ、ちゅう……っ!」ガクガクガクッ


ウィン「ーーは、ぁ……はぁ……」ヒクッヒクッ

ウィン「これで分かったよね……ボクにはナナだけだって……」


ナナ「は……い……♡」ゾク…ッ


ウィン「ん、いい子……」チュッ

ウィン「……そういえばクロエさんに呼ばれてたね。行かないと」


ナナ「ちょ、ちょっとだけ待ってください……腰が……///」ヘニャ…


ーーーーー

ーーー

807 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 06:19:50.84 ID:XHMz7jtko
筆が乗るとキャラが好き勝手動きますね

改めてヒカリの依頼の進展

コンマ↓
01〜50 進展あり(新キャラ登場)
51〜00 進展なし

進展なしの場合、さらに安価↓でこなす依頼を決定
【依頼名】
【依頼内容】
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 06:52:17.78 ID:OuBVIbENO
とう
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 07:00:20.88 ID:uSODB9YtO
【依頼名】モデルになって!
【依頼内容】美術部からの依頼。どうやら絵のモデルになってくれる人を探しているらしい。可能ならば一人ではなく二人以上。

810 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 09:13:23.27 ID:u3kNUw8Ao
ヒカリ「返事はないね……」


クロエ「ま、もう少し貼り出しときましょ。まだ貼り紙に気づいてないだけの可能性もあるし……」キョロキョロ

クロエ「ほら、逆にこっちから依頼をこなして情報を手に入れるのもありよ」トンッ


ヒカリ「『モデルになって』……?」


美術部ーー


ざわざわ


美術部部長「えーということでモデルになるヒカリさんとクロエさんだ」


「ヒカリさんってあの演劇部の?」

「顔ちっちゃ……」

「かっこいい……」


クロエ「言われてるわよ」ヒソヒソ


ヒカリ「あはは……悪い気はしないけどね……」


美術部部長「今日は二人組のデッサンをしようと思ってね。絡みのポーズがほしいんだ」

美術部部長「お互いに楽になれる姿勢でいいから、中央でポーズをとってみてくれないかな」


ヒカリ「はい」


クロエ「こう?」


美術部部長「手を握るだけじゃなくて、体でくっついてもらえるかな。寝そべってもらってもいいし……あ、掃除はしてるから汚くないよ」


クロエ「じゃあ……」


ヒカリ「こうとか」


美術部部長「背中合わせで体育座りか……せっかくだからもっと近いポーズにしたいな」
811 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 09:14:24.72 ID:u3kNUw8Ao
クロエ「なら……ほらヒカリ」ヒザポンポン


ざわっ!


ヒカリ「し、失礼します……」ポフン


美術部部長「膝枕か……よし、これでいこう。長時間そのポーズをしてもらうが、キツくなったら休憩にするから言ってくれ」


クロエ「ええ」

クロエ(といってもヒカリに膝枕なんて慣れたものだし、しばらくは平気そうね)


「デキてる?」ヒソヒソ

「そんな話聞いたことない……」コショコショ

「ヒカリさん違う子に告白されて断ってたよ」ヒソヒソ


美術部部長「はーい無駄話しなーい」パンパン


ーーーーー

ーーー




美術部部長「……よし、終了だ」


クロエ「んーーーーっ」ノビー


ヒカリ「同じポーズって疲れるね……」


美術部部長「助かったよ。普段はモデルを部員でやるんだが、二人組となると中々簡単にはいかないからね」


ヒカリ「お役に立ててなによりです」ニコッ


美術部部長「っ/// よ、よかったらヒカリさんだけでも美術部の専属モデルに……」


クロエ「ダメよ。ヒカリは演劇部の」グイッ

クロエ「それより……ほらヒカリ」


ヒカリ「ああ。えっと……この中で魔法に詳しい人はいませんか。特に固有の魔法について。知り合いにいるとかでも構いません。いたら教えてください」ペコリ


固有魔法に詳しい人は見つかったか↓コンマ
01〜70 見つかった(新キャラ)
71〜00 見つからず
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 09:16:18.43 ID:jEO2KVE80
813 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 09:41:08.21 ID:u3kNUw8Ao
美術部員「は、はい……」


クロエ「お」


美術部員「期待に添えるかは分かりませんけど……」


ヒカリ「ほんとかい! お話聞かせてもらってもいいかな?」ズイズイ


美術部員「ひ、ひゃい……!///」


クロエ「ほら、困ってるじゃない。一旦どこかに場所を移しましょう」


ヒカリ「うん、そうだね」


魔法に詳しい魔法使いのプロフィールを作っていきます
この美術部員でも美術部部長でも可
美術部員の知り合いという扱いで部外者でも可(年下でも年上でも、カサブランカの生徒でも可)

テンプレート↓
【名前】(和名でも洋名でも可。名字もあればお願いします)
【容姿】
【性格】
【得意魔法】(その人本人にしか使えない、特殊な魔法をお願いします。名前だけではなく、どんな魔法かも説明があると嬉しいです)
【備考】(その他付け足したいことがあれば。生徒の場合は何年生かもお願いします)

安価↓から3つほどでてくるまで
何個か集まったら、コンマを使用しての投票になります
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/11/02(土) 10:10:31.30 ID:3MYPZap3O
【名前】峯岸 橘花(みねぎし きっか)
【容姿】白のショートヘアーに翠の瞳で眼鏡。幼モードの樹とどっこいどっこいのロリっ娘。
【性格】冷静でやや辛辣。どこか冷めているが、自分の興味を惹く分野にはぐいぐい来る。
【得意魔法】魔法の仕組みや効果を解析出来る。ただし一部例外もある(エミールのパルプンテを予測するなど)
【備考】リリウムに勤める教師の一人。毎日研究室にこもって魔法の解析と研究を行っている。
年齢不詳だが、樹と同格のように会話しているとこが目撃されているため樹と同世代ではないかと噂されている。
現在はエミールのパルプンテに興味津々なので黒魔術部の顧問をしているらしい。
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/11/02(土) 10:19:22.65 ID:OzWGxpoQ0
【名前】エメラ・カナ
【容姿】ピンク髪・橙眼のワガママボディー
【性格】良く言っても淫乱なド変態、何かあればすぐエロと結びつける
【得意魔法】感度調整
 人の感覚を鋭敏化したり鈍化したりする魔法、所謂「感度3000倍」もできるが本領は視覚や聴覚・魔力探知能力や第六感と言われるモノの強化
 ただし基本エロい事に使う、感度3000倍は死にかけたので自制している。20倍くらいまで
【備考】元リリウム魔法学校生徒、エロエロ犯り過ぎて退学処分を食らったので学校内にはいない
 美術部員ちゃんは手を出された内の一人
816 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/11/02(土) 11:19:56.83 ID:1ZTLgLQzO
【名前】エボニーヌ・ウィラメイト
【容姿】全身真っ黒のローブと三角帽子のいかにもな魔法使いルックス。やせ形で目の下に常に隈があり不健康そうだが結構な美人。ローブで隠れているが結構なわがままボディ。
【性格】暗い感じで口数が少なく笑い方も『ククク……』と怪しさマックスだが実際はめっちゃ良い人
【得意魔法】読心や予知を行うことが出来る。読心の応用で相手の隠された素質を読むことも。
【備考】郊外の外れの森の中にひっそりと住んでいる魔女でリリウムの卒業生。
家の外見や調度品の趣味が悪く(いかにもおどろおどろしい)、本人の風体や喋り方から知らない者には物凄い勘違いをされている。
美術部の生徒は、一度森で迷い込んでしまった時に親切にしてもらったらしい。
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/11/02(土) 11:41:46.60 ID:FZyUUyv4O
【名前】ホウ・ヲウウィン
【容姿】猫耳の様なクセ毛の緑髪と病的な白肌、身長180cm超だけど痩せ過ぎて肉が無い
【性格】実験大好きマッドサイエティスト、研究中はぶっ倒れるまで研究にのめり込むし研究が一段落ついても寝食など二の次三の次にする
 興味を示さない物事には冷淡で食指が動かなければ如何なる物も路傍の石ころと同じ扱いをする
【得意魔法】本質解析
 何かしらの物事に対してその本質を見極める魔法
 出力は自身の語彙力をベースにする為自分が知らない事(特に駆け引きや政治など)は言語化できない
 究極的には人の生まれて来た意味や価値も判るが出力の性質上対象を限定しないと不発しやすくなる
【備考】完全な部外者、美術部長が一時期バイトで介護していた
818 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 12:06:29.54 ID:u3kNUw8Ao
1.橘花
2.エメラ
3.エボニーヌ
4.ホウ

↓から投票
投票レスのコンマの合計が最初に150を超えたキャラが新キャラとなります
本日中に誰も150に到達しなかった場合、その時点での最高コンマキャラが新キャラとなります
自分の作成したキャラには投票できません
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 12:11:15.84 ID:vNsvvcL30
1
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 12:22:19.88 ID:1ZTLgLQzO
1
821 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 12:26:51.98 ID:CgI3hML9O
遅かったのぜ
822 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 12:45:48.51 ID:u3kNUw8Ao
新キャラは峯岸橘花に決まりました
設定は>>814を参照
823 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 15:37:24.54 ID:XHMz7jtko
食堂ーー


クロエ「はい、ココアで良かったかしら」コトッ


美術部員「あ、ありがとうございます」ペコ


ヒカリ「それで……聞いてもいいかな」


美術部員「はい。魔法に詳しい人のこと、ですよね」


ヒカリ「うん、お願い」


美術部員「私のクラスの魔法学の先生で、魔法の解析が趣味らしいです。峯岸先生っていうんですけど……」


ヒカリ「知らないな……」


美術部員「無理ないと思います。普段は自分の研究室に閉じこもってて、授業も大抵『調べものしてて遅れた』って言って遅れて始まるので……」


クロエ「授業に真面目に出てればそれだけ出会う可能性が低いってことね」


美術部員「はい。ただ最近は文化部の部室棟の方に行ってるみたいなので、会える可能性はあると思いますよ」


ヒカリ「部室棟か……」


美術部員「あ、これ似顔絵です」シャッシャッ


ヒカリ「ありがとう、助かるよ」ニコッ


美術部員「は、はぃ……///」ポッ


ーーーーー
824 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 15:38:31.02 ID:XHMz7jtko
部室棟ーー


クロエ「張り込みねえ……」


ヒカリ「どの部活かまでは分かんないから仕方ないよ……って来た!」


クロエ「はやっ」


ヒカリ「あ、あのっ」


橘花「悪い、通してくれ」


ヒカリ「ま、待ってください! 調べてほしいことがあるんです!」


橘花「……」ツカツカ


クロエ「ちょ、追うわよ!」


黒魔術部ーー


橘花「エミール!」バンッ


エミール「ひぃっ!」


クロエ「黒魔術……?」


橘花「さあ、今日も楽しい楽しい実験の時間だ……」ワキワキ


クロエ「ちょっと、ここに用事があるの?」


橘花「当然。このエミールの魔法は実に面白い。予測不能にして空前絶後! パターンに当てはまらない結果のオンパレード!」


エミール「クロエさん助けてぇ……」


黒魔術部員「なんで私達には助け求めないの」


エミール「みんなも怖いんだよぉ……」


クロエ「はあ……闇よ、彼の者を包め」ズオオ


橘花「ほう、これが闇魔法か……早速採取を……」ウキウキ


クロエ「ほら、逃げなさい」

クロエ(中真っ暗なはずなのに冷静ね……)


エミール「あ、ありがと!」タタタッ
825 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 15:39:15.29 ID:XHMz7jtko
すううぅ……


橘花「む、晴れてしまったか」

橘花「……エミールは!?」バッ


クロエ「逃げたわよ」


橘花「そうか。私も帰るか」スタスタ


ヒカリ「だ、だから! 待ってください!」ガシッ


橘花「なんださっきから。私は忙しいんだ」


ヒカリ「ボクの魔法を調べてください!」


橘花「なんだ、健康診断に問題でもあったか」


ヒカリ「そうではなく……固有の魔法が分からないんです」


橘花「……ほう?」ピクッ

橘花「無能力ではないんだな?」


ヒカリ「発現の可能性はあると医者には言われました」


橘花「なんだそういうことなら早く言え! ほら、調べるぞ!」ウキウキ


クロエ「……私この人怖いんだけど」


ヒカリ「ボクもちょっと……」


ーーーーー


研究室ーー


橘花「そこに立って、この壁に向かってシュートを撃ってくれ」


ヒカリ「はい。魔弾【シュート】!」ゴッ


橘花「解析魔法【アナライズ】。次。そこに寝て、魔力を集中させて」


ヒカリ「はい。……っ」キイ…


橘花「解析魔法【アナライズ】。ほう……。じゃあ次は……」


ーーーーー

ーーー

826 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 15:39:43.14 ID:XHMz7jtko
橘花「結果が出たぞ」


ヒカリ「……」ゴクリ


クロエ「……」ドキドキ


橘花「結論から言おう。固有魔法は発現している」


ヒカリ「ほんとですか!」パアッ


橘花「でだ。肝心の内容は……くくっ」

橘花「『魅了魔法』のようだ」


ヒカリ「魅了……」


橘花「それも、魔力そのものと一緒になって常に垂れ流しときた。相手の魔力に対して反応を起こさせるから、君は色んな人から魅力的に見えるはずだ」


クロエ「なるほどねー」ヘー


ヒカリ「そっか……そう、ですか……」


クロエ「……?」


橘花「そんなところだな。いやー、知らない人の魔法を解析するのはびっくり箱を開けるようでわくわくするな」

橘花「解析したよしみだ。忙しいときは無理だが、たまになら遊びに来い。面白い魔法の話でも聞かせてやる」ムフー


クロエ「ロリっ子なのに腕は確かなのねえ」


橘花「誰がロリだ」


ーーーーー

ーーー

827 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 15:40:13.13 ID:XHMz7jtko
クロエ(なんかヒカリ暗かった? やっと自分の魔法が分かったのに……)


現在の目標
・闇の試練の情報を集める
・部活に精を出す

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

11月第3週
11/16回目の行動です
12回目の行動終了後に、文化祭へと移行します
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 15:53:30.44 ID:M2Gy5GMDO
文化祭でのクラス毎や部活毎の出し物についての話し合いがそれぞれ行われる
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 15:56:07.59 ID:J8MbWq/J0
ローラと一緒にバジリスクについて書かれた文献を読むことに
頬がくっついたりくっつかなかったりしてついついドキドキしたりする
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/11/02(土) 16:23:44.68 ID:OzWGxpoQ0
集められるだけ人を集め闇の書の解読大会
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 16:38:46.84 ID:vNsvvcL3o
アルシェの為に料理やお菓子の作り方を部屋で勉強するティア。ここ最近のアルシェの頑張りを見て、自分もアルシェの為に何かしてあげたいと思ったらしい
その姿を間近で見たローラも、自分が恋をした時のことを考えてしまう
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 16:44:40.17 ID:jxeJM4ZpO
元気が無くなってしまっているヒカリが心配になり話をする。
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 17:10:49.35 ID:Rf2lZ2IIO
まぁ普通に考えて『やたら好かれるのは実は魔法で間接的に周りを操っていたからでしたー』とかなったらヒカリの性格的にも色々考えちゃうよなぁ(演劇部だし尚更)。

ここから強化・回復イベに移行出来ると良いんだが(例:制御して対象を絞って行使可能にし、魅了で行動不能などの用途として用いる・魅了魔法オフの状態で周りと接させて自信を取り戻させるなど)
834 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:12:22.95 ID:XHMz7jtko
教室ーー


先生「では男装喫茶開店に向けて、今日も準備をお願いします」


はーい


楓「ほんとにやんのー……」


晶「諦めよう……」


クロエ「ほら、花形の二人が暗い顔しないの。嵐なんかうきうきよ」


嵐「オレはやっぱスーツがいいな。できる男って感じするだろ?」キラキラ


クロエ「ほら」


楓「嵐はさー、ちっちゃいから普段可愛がられるじゃん。珍しく頼られて乗せられてるだけだってー……」


クロエ「なんでもいいわよ。せっかくみんな乗り気になってるんだから、楽しんだ方が得よ?」


晶「……やるかー……」


ーーーーー


部室ーー


百合江「という訳で、配役はこれで決定ですの。このステージ発表は来年の夏休みにある大会の審査も兼ねていますわ。ぜひ本気でぶつかってくださいまし」


はいっ!


クロエ「凜華、モミジ、レナ、ヒカリ……私もいる」


百合江「総力戦ですわ。各自の持てる最高の技術をこの舞台にぶつけてくださいまし!」


はいっ!!


ーーーーー


クラスでは男装喫茶を
部活では舞台発表を行うことが決定しました。
本番に向けて全員の意欲が高まっています。
835 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:12:50.82 ID:XHMz7jtko
図書館ーー


クロエ「さ、今日は調べもの……を……」


晶「男装の本とかあります?」


モミジ「舞台美術の本を……」


ローラ「バジリスクのことが書いてる本ってありますか?」


クロエ(今日は賑やかねえ)


司書「はいはーい。検索魔法【モニター】!」バララララッ


ーーーーー


クロエ「さて……悪いけど人がたくさんいる内に力を借りるわよ」スッ

クロエ「解読開始……!」スゥ…
836 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:13:20.30 ID:XHMz7jtko
襲来の時期はおおよそ決まっている。

最初は小さな存在だが、その内にまず巨大なクモが現れる。

それから一ヶ月後、二ヶ月後、四ヶ月後となる。

形態が決まっているのは最初と最後だけである。

クモと、闇そのもの。それが最初と最後の形態。

クモの次に襲来するものは、クモを撃退した方法により変化する。

強力な一撃で葬れば二頭のヘビ。大量の魔法使いの攻撃で葬ればそれを上回る量のハエの大群。

まるでクモを斥候とし、その撃退方法を見て対策するかのように一ヶ月後の形態は変わる。

二ヶ月後の形態はさらに強力に変化する。

例えばヘビを撃退するのであれば、消滅のために大量に魔法を撃つ必要があり、撃退に人数を要することになる。

あるいはハエを撃退するのであれば、まとめて消滅させる強力な一撃を要することになる。

つまりどのような存在がクモの次に来たとしても、その次ーー二ヶ月後ーーはおおよそ決まっている。

二ヶ月後の形態は重要ではない。見た目は術者によって違うが、その存在が「強く」「大量」にやってくることだけを知っておけばいい。

そして最後ーー四ヶ月後ーーは、まず巨大な鬼がやってくる。

その存在は霊峰に座する魔獣に引けを取らない強さでありーー

仮に撃退できたとしても、魔力を使い果たした術者を空を覆い尽くす程の大きさの闇が飲み込みに来るだけだ。
837 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:13:47.57 ID:XHMz7jtko
クロエ「……っ」

クロエ「クモ、一ヶ月後にヘビ、二ヶ月にもっと強いの、四ヶ月後に鬼と、空を覆い尽くす闇そのもの……恐ろしいわね……」メモメモ

クロエ「続き……!」グッ…
838 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:14:14.86 ID:XHMz7jtko
失敗した者の話は枚挙に暇がない。

直近では、リリウム魔法学校の生徒が鬼に敗れ闇に飲み込まれている。
839 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:14:42.13 ID:XHMz7jtko
クロエ「!!?」ガタッ

クロエ(ま、って……)グラ…

クロエ(これは……そう。遺跡にあった、古い文字で書かれた本。『直近の話』なんか知ってるはずない……!)

クロエ「……すぅ……はぁ……」

クロエ「読むしかない、のよね……」グッ
840 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:15:09.08 ID:XHMz7jtko
その場にいながらにして助けることができなかった者の名。

〈樹・ユグドラシル・リリウム〉

以上。

捕らえられた術者の名ーー
841 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:15:55.95 ID:XHMz7jtko
クロエ「今度は校長先生の名前まで……めちゃくちゃね」ハア

クロエ「……とりあえず、信じるしかない……わよね。校長先生に話を聞けば真偽は分かるし……」

クロエ「それより続き。成功者の話……」キイ…
842 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:16:22.83 ID:XHMz7jtko
全ての闇の襲来を退けた者もいる。

襲来の度に撃退を繰り返し、闇を支配下に置いた者。

内なる闇と向き合い、闇の成長を抑えつけた者。

闇を自分自身の力に変えた者。

そして、友と手を取り合い助けられた者。

その全てに共通するのは襲来する最後の闇と向き合ったこと。

最後の闇に辿り着くことなく闇を手懐けた者を私は知らない。
843 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:16:49.48 ID:XHMz7jtko
クロエ「……で、次のページからはそれぞれの魔法使いの名前とプロフィールね……」ペラ…

クロエ「とりあえず……この辺は後で気になった人の所を読むだけね」

クロエ「最後……闇の魔法の使い方……」キイ…
844 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:17:18.05 ID:XHMz7jtko
強力だが多大な危険が伴うため、可能ならば行わないことーー。



まず、自分の中に闇と魔力をそれぞれ感じること。

憎しみ、怒り、悲しみ。とにかく暗い感情を感じ、闇が強まるのを感じること。

そうするだけで、やがて魔力が闇に染まるのを感じるだろう。



ーー以上。
845 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:17:52.66 ID:XHMz7jtko
クロエ「……」ギリッ

クロエ「なんて魔法よ……」パタン

クロエ「……あーもー!」スクッ

クロエ「ローラ、ローラー!」タタタッ


ーーーーー


ローラ「……」ペラッ


クロエ「ローラ」


ローラ「あ、クロエちゃん」


クロエ「図鑑?」


ローラ「うん。バジリスクについて調べようと思って。ほら、ここ読んで」


クロエ「?」ピトッ


ローラ「ひゃっ///」


クロエ「ご、ごめん。字が小さくて読みづらかったから……///」


ローラ「う、うん……///」

ローラ「えっとね、バジリスクの子は毒性が弱く、非力であるって書いてて……///」


クロエ(一つの本一緒に読むのってこんなに近いのね……///)


ーーーーー

ーーー

846 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:18:26.97 ID:XHMz7jtko
自室ーー


クロエ「ふー……」パタン


ヒカリ「あ、おかえり……」ペラ…


クロエ「ヒカリも本読んでるの?」

クロエ(今日みんな本読んでるわね……)


ヒカリ「うん。ちょっとね」


クロエ「なになに……『人から好かれる本』『好きのメカニズム』『好きなものを増やす』……」

クロエ「あー……ヒカリ?」


ヒカリ「ん……?」


クロエ「魅了魔法ってやっぱりショック?」


ヒカリ「……うん」

ヒカリ「人から好かれてる自覚はあったけど……全部嘘だったんだって思って……」


クロエ「……そうね、落ち込むわよね」


ヒカリ「……」ポロッ

ヒカリ「あれ、なんか、涙が……っ」ポロポロ


クロエ「急に不安になって気持ちが追いついてないんでしょ。ほら」ポフン

クロエ「膝枕してあげるから、今日はさっさと寝なさい」ナデナデ


ヒカリ「うっ……ぐすっ……」スンスン

ヒカリ(クロエもそうなんだ……ボクのこと気にかけるのも魔法のせいで……)ズキッ

ヒカリ(やだよぉ……!)ズキズキ

ヒカリ「えくっ、ひくっ……」グスッ


クロエ「……」ナデナデ


ヒカリ「ひっく……っく……」スゥ…


クロエ「よしよし」ナデナデ


ヒカリ「ふぅ……っ、すぅ……」


クロエ(……泣いたかと思ったら寝て……赤ちゃんかしら)クスッ

クロエ「大丈夫よ。ヒカリは魔法なんかなくてもみんなに好かれてるわ」ナデナデ


ーーーーー

ーーー

847 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:18:53.84 ID:XHMz7jtko
ー幕間
  ティア、本を読むー


ローラとティアの部屋ー


ガチャ……


ローラ「ただいまー」


ティア【おかえりなさい】


ローラ「あ、ティアちゃんも本読んでるの? なんの本?」


ティア「……」スッ


ローラ「あ、お菓子作りの本だ。何か作りたいの?」


ティア「何かというか……アルシェはなんでも喜んで食べますから……」


ローラ「あらあら」ホッコリ


ティア「あ、アルシェ、強くなるって特訓したり頑張ってるから、ご褒美……です///」


ローラ「うんうん、喜んでくれると思うよ」

ローラ(いいなあティアちゃん。アルシェちゃんと付き合ってから毎日幸せそうで……)

ローラ(私にもいつか、そんな素敵な相手ができるかな……?)


現在の目標
・文化祭を成功させる

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

11月最終週
12/16回目の行動です
12回目の行動終了後に、文化祭へと移行します
文化祭終了後に、三回目の闇の試練へと移行します
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 23:44:19.66 ID:85d7+6IJO
文化祭までの間、自身の魔法に悩み日に日に不安が増していくヒカリ。
そんなヒカリを放っておくことは出来ず向かい合うクロエ。
ヒカリからは「魔法のせいで」と拒絶されかかるもそれをはね除け『魔法なんて関係なくヒカリは自分の大切な人(ルームメイトであり友達であり仲間)』ということを面と向かって伝え、それでも魔法が気になるなら自分も力になると勇気付ける。
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 23:50:03.00 ID:UE5mW0TlO
校長に、闇の書でのことについて話を聞きに行く。
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 23:50:11.53 ID:SfbS6O4A0
あれ以来魔法のせいだと思い込みまわりの人から距離を置こうとして元気もないヒカリを励ますクロエ。クロエから見たヒカリの良い所や好きな所、自分もヒカリのおかげで救われたことを話し魔法なんて関係なくヒカリの人柄が好きだと教える
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 23:51:17.64 ID:M2Gy5GMDO
ローラがティアに触発されて、お菓子を作りクロエとヒカリにプレゼント
三人で恋愛について色々語り合う
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 23:55:40.66 ID:LeZ60Rif0
ヒカリの為に何かできることは無いかローラ&水晶竜親子に相談
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 23:55:52.24 ID:3v5SBVOUO
文化祭に向けてスパートをかける。
クラスの男装喫茶・演劇部の舞台の両方の中心となって発破をかけるも闇の試練も控えていることもあり倒れかける。
クロエだけに負担をかけるわけには行かないと周りも奮起して士気がさらに高まり意欲は最高潮へ。
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 23:58:09.74 ID:3v5SBVOUO
タッチの差だったか……そしてヒカリ愛されてるなぁ。
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 00:02:20.24 ID:UgE8RfKW0
自作自演止めたら?
末尾に句読点。付けてるから同一人物なのバレバレなんだけど
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 00:08:06.11 ID:ZkEcoIFg0
前々から言いたかったけどせめて多数決とか行動安価とかはもっと時間間隔開けてからとれよ単発末尾O
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 00:11:45.28 ID:kovA4rt70
そういえばアルシェもクロエのクラスメイトだよね? >>459のまとめではクラスメイトって書かれてないけど、>>7にはクロエのクラスメイトって書かれてるし
858 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/03(日) 07:38:12.91 ID:g9ThgGEho
>>857
あーその通りです、アルシェもクラスメイトです
やらかしまくりですみません!
859 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/03(日) 07:43:51.91 ID:g9ThgGEho
安価に関してはとりあえずこのままいきます
が、たくさんの人に参加してもらいたいと考えてはいるので、怪しい状況が続くようならなんらかの対策を講じるかもしれません

ただ、安価を取るのにルールを設けすぎると安価を取るのもめんどくさくなってしまいそうなので、できれば現状維持のままいろいろな人に参加してもらいたいと考えてます
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 09:55:49.56 ID:FeDxMzUoO
まとめとスレ冒頭のキャラ紹介を眺めてたらふと気付いたけど、冒頭の方にレナがいなかった
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/11/03(日) 14:16:02.53 ID:Z/jPpSvj0
ピカリの葛藤は魔法訓練メンバーに突っ込めばいいとして闇の試練がヤバい

蛇の段階でだいぶ総力戦に近い戦力投入してるから追加戦力はあまりアテにならない

その上で校長は何か隠してる感があるしデンも何かあるしで不安要素残る

なのに敵はより強大な輩が後二つは控えてる、文化祭とかやってる場合ちゃうぞ



無関係な生徒の日常は壊さず仲間の疑惑も晴らさにゃならずその上主人公は心の闇と向き合い強大な敵を打ち倒せとかナニこの少年誌みたいな展開
862 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/03(日) 22:43:36.76 ID:g9ThgGEho
>>860
ホントですね…
とりあえずスレ内で参照できるよう次レスでコピペしておきます
次スレではコピペし忘れないよう気をつけます
863 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/03(日) 22:44:04.35 ID:g9ThgGEho
【名前】レナ・フォールン
【容姿】茶の姫カットに青の瞳 背はそれなりだがスタイルは良い
【性格】クールで物静かだが一度熱中すると周りが見えなくなることも
【得意魔法】物理的な力を反射出来るバリアを貼ることが出来る 魔法は反射出来ないが弱めることは出来る
【備考】演劇部所属の一年生。クールな性格とは裏腹に演技に興味があり演劇部に入部した。
残念ながらクロエと同じく裏方スタートだが、その性分からより一層部活に打ち込んでいる。
864 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/03(日) 22:46:27.82 ID:g9ThgGEho
校長室ーー


クロエ「……」


樹「クロエさん、久しぶりね。闇の書の解読はどう?」


クロエ「……ほとんどできたわ」


樹「そう。めぼしい情報はあったかしら」


クロエ「……あなたの名前があったわ」


樹「な……」


クロエ「答えて。昔闇の試練に挑んだの?」


樹「……教え子がね。だいぶ前に話したと思うけど」


クロエ「教え子が闇に飲まれたって……」


樹「多分それのことよね。どうやって本に書き込まれたかは知らないけど、昔同じことがあったのは確か」


クロエ「でも、本の書き方的にはただの関係者じゃなかった。『その場にいながらにして助けることができなかった』って……まるで先生が助けようとしていたみたい」


樹「……そうね。ただの関係者じゃないわ」

樹「……好きだったの。愛してたと言ってもいい」


クロエ「……」


樹「その子のためなら命を懸けてもよかった。でも……私一人じゃ到底無理だった」

樹「無様に倒され、鬼に連れて行かれるその子を地面に這いつくばって眺めてることしかできなかったわ」


クロエ「……その生徒の名前は?」


樹「本には書いてないの?」


クロエ「本のことを全て信用はできない。もし先生の口から出た名前が同じなら……この本のすべてを解読する必要があるかもしれない」


樹「なるほどね……。全く、とんでもない本を拾ってきたものね」

樹「……教えてあげる。その人の名はーー」


かつて闇に飲み込まれた魔法使いのプロフィールを作っていきます

テンプレート↓
【名前】(和名でも洋名でも可。名字もあればお願いします)
【容姿】
【性格】
【得意魔法】闇魔法
【備考】(その他付け足したいことがあれば。生徒の場合は何年生かもお願いします)

安価↓から3つほどでてくるまで
何個か集まったら、コンマを使用しての投票になります
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/11/03(日) 23:09:03.16 ID:njS/zq8FO
【名前】ヒルダ・リリアーヌ
【容姿】黒髪のツーサイドアップ(奇しくもクロエの髪型と酷似している)に蒼眼。背はクロエと同じぐらいだが豊満
【性格】明るく無邪気で困った人は放っておけないお人好し
【得意魔法】闇魔法
【備考】かつてリリウム魔法学校に在籍していた生徒。失踪当時三年生
樹からは秘かに想いを寄せられていたが、樹が教師と生徒という関係を崩すことを是とせず卒業後に想いを打ち明けようとしていたので樹の想いは知らなかった
持ち前の明るさから闇の試練にも屈することなく果敢に立ち向かったが力及ばず闇に飲まれる。その時に助けを求められる手を掴めなかったことが樹にとって最大のトラウマになっている
外見や性格などにクロエとの共通点がいくつかあり、そこから樹はクロエを闇から守ることを誓っている
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 23:24:01.49 ID:EYZ2B9sF0
【名前】ラミー・アルファウス
【容姿】重ための黒髪の小柄の少女 
【性格】自虐的で自分に自信がない臆病な性格 しかしそれ故に自分が守るべきと認めた相手には自分を犠牲にしてでも守ろうとする
【得意魔法】闇魔法
【備考】かつて闇に飲み込まれた魔法使い 当時二年生
イジメや家庭内暴力によって荒んでいた時に樹によって救われ、彼女に教師以上の強い感情を持つ
最後の時も樹を救うため自らの意思で闇に飲み込まれた
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 23:34:14.91 ID:wIpqhoMDO
【名前】ネーク・リダント
【容姿】髪型赤髪のポニーテール 長身なモデル体型
【性格】真面目で堅物
【得意魔法】闇魔法
【備考】当時3年生
闇の試練には最初は樹や同級生の友達と立ち向かおうと従って、闇の試練によってもたらされた被害によって友達は徐々に彼女から離れていき、絶望と虚無に苛まされた彼女は最後まで共にあろうとした樹を自分から拒絶、たった一人で闇の試練に立ち向かおうとしたが、結局闇に飲み込まれてしまった
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 23:44:13.25 ID:t9FdKAZ/0
【名前】ミーナ・バーンスタイン
【容姿】セミロングの白髪を後ろで一本結びにしている
【性格】生真面目で過剰といえるほどの努力家。自分を高めることに非常に貪欲
他人にまで真面目さを強要するわけではなく、人当たりはそこまで悪くない
【得意魔法】闇魔法
【備考】当時2年生。
珍しいものではあるが使い勝手の悪い闇魔法を嫌っており、それ以外の魔法もうまく使えるわけでもない自分に劣等感を抱えている。
樹のことは、その能力の高さから劣等感を刺激する存在だったが、優しく見守り導いてくれる樹をいつの間にか好きになっていた。しかし、教師と生徒であること、また自分は並べるような存在ではないと思い、ただ自分にとって利用できるだけの存在だと思い込もうとしていた
869 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/03(日) 23:54:11.87 ID:g9ThgGEho
1.ヒルダ
2.ラミー
3.ネーク
4.ミーナ

↓から投票
投票レスのコンマの合計が最初に150を超えたキャラが新キャラとなります
明日12:00までに誰も150に到達しなかった場合、その時点での最高コンマキャラが新キャラとなります
自分の作成したキャラには投票できません
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 23:55:10.04 ID:wIpqhoMDO
2
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 23:56:18.23 ID:lrC0gctr0
2
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 23:57:06.61 ID:UsJUIpfA0
2
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 00:00:10.79 ID:P/UmkHcJO
2
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 00:00:47.13 ID:lZ+P3OWwO
1
875 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/04(月) 00:06:26.97 ID:3MQbQUh9o
新キャラはラミー・アルファウスに決定しました
設定は>>866を参照
876 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/04(月) 19:40:44.62 ID:3MQbQUh9o
樹「ーーラミー・アルファウス」


クロエ「……はあ」


樹「その様子だと……」


クロエ「書いてるわ。ラミー・アルファウス……リリウムの生徒」

クロエ「他に読めそうなのは成功者のページくらいかしらね……」


樹「その本ほとんど解読したらしいけど、最後まで読めたの?」


クロエ「いえ、まだ何ページか。多分後書きとか脚注とか……そんなところじゃないかしら」


樹「そう……もし他に聞きたいことがあれば来てね。協力するから」


クロエ「じゃあこの間話してた闇の魔法使いをツテで調べるって話は……」


樹「……」フルフル

樹「やっぱりそう簡単には見つからないわね。まだ探してはみるけど……」


クロエ「ありがたいわ。よろしく頼むわね」


樹「ええ」


クロエ「それじゃあ、失礼するわ」ギイ…


バタン……


クロエ「……」

クロエ「……ーーーっはあ……///」カア…

クロエ「あ、愛して……る……とか、よく言えるわね……ちょっと気恥ずかしいじゃない……///」


ーーーーー

ーーー

877 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/04(月) 19:41:44.58 ID:3MQbQUh9o
ローラとティアの部屋ーー


クロエ「報告してきたわ」


ローラ「おつかれさま、クロエちゃん」


クロエ「それで……今度は別の問題があるの」


ローラ「?」


クロエ「ヒカリの魔法が判明したのよ」


ローラ「え! 良かったねえ、ずっと知りたがってたし……」


クロエ「それがそうもいかなくて……。魔法の内容は魅了魔法、無意識で周りの人を魅了し続けてたらしいわ」


ローラ「ええっ」


クロエ「それで、自分が好かれるのは魔法があったからなんだって塞ぎ込んじゃって……」


ラピス「はー……」

ラピス「人間って面倒くさいですねえ。だから何だって言うんですか」


クロエ「周りの人も、自分の魔法も信じられないのよ。辛いに決まってるわ」


ラピス「私には漏れ出るような程度の魔力の魔法は効きませんが、それでも彼女のことは好意的に見てますよ。それじゃだめですか」


クリア「同じく!」コクコク


ローラ「うーん……。あ」

ローラ「お菓子を作って一緒に食べながらお話するのはどう? 少しは気分的に楽になるかも……」


クロエ「……そうね、何もしないよりはマシだわ」


ーーーーー

ーーー

878 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/04(月) 19:42:13.18 ID:3MQbQUh9o
自室ーー


ヒカリ「……」


クロエ「ヒカリ、隣座るわよ」ドスッ

クロエ「それと……これ。ローラと作ったから味は保証するわ」


ローラ「クッキー、ちゃんと美味しくできたから良かったら食べてね」ニコッ


ヒカリ「……ありがとう」


クロエ「で、その……魔法のことなんだけど」


ヒカリ「っ」ビクッ


クロエ「逃げないの」ガシッ

クロエ「私は……ヒカリのこと好きよ」


ヒカリ「だからそれは魔法で……」


クロエ「私が悪夢にうなされてた時に落ち着かせてくれたのは魔法の力なの? 違うわよね」

クロエ「それだけじゃない。そもそもヒカリがいなかったら演劇部に入ってなかったかもしれないし……」

クロエ「つ、つまりね! 私はヒカリに救われてるし、ヒカリの魔法なんか関係なしに私はヒカリが好きなの!」


ヒカリ「クロエ……」


クロエ「それでも不安なら、力になるから……」ギュッ

クロエ「私のことを信じて……」


ヒカリ「……ずるいよ」ギュッ

ヒカリ「そんな情熱的に言われたら……信じるしかない……!」


クロエ「……」ナデナデ
879 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/04(月) 19:44:20.56 ID:3MQbQUh9o
ローラ「……こほん」


クロエヒカリ「!」ビクッ


ローラ「二人の世界に入るのはいいけど……私のことも忘れないでほしいな?」


ヒカリ「ご、ごめんローラさんっ」


クロエ「あ、あはは……」


ローラ「もう、いいからお菓子食べよう? せっかく作ったんだから」


ヒカリ「そ、そうだね。いただくよ」


クロエ(よかった。元気になってくれたみたい)


ローラ「そうそう。これね、ティアちゃんアルシェちゃんのためにって読んでた本に載ってたクッキーなんだけど……」

ローラ「二人とも恋人にしたい人とかいる?」


クロエヒカリ「っ」


クロエ「げほっ、けほっ……急になにを……///」


ヒカリ「は、話が飛びすぎてないかい?」


ローラ「この本を読んでるティアちゃんが幸せそうで……私もそういうこと考えちゃって」


クロエ「そ、そうなの……」


ヒカリ「今はそういうのはいない……かな?」


ローラ「そっかあ……ティアちゃん羨ましいなあ……」


クロエ「……」チラッ


ヒカリ「確かにあの二人の仲の良さは羨ましいね」


クロエ「……」チラッ


ローラ「うんうん! お部屋でも毎日お話聞かせてくれてね……!」


クロエ(二人を恋人にできる人は恵まれてるわよねえ……。どっちも良い子だし、可愛いし、かっこいいし……)


ーーーーー

ーーー




ヒカリの悩みが解決しました。
880 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/04(月) 19:44:58.31 ID:3MQbQUh9o
演劇部ーー


百合江「……ヒカリさん、動きが見違えるようになりましたわね」


レナ「吹っ切れたことがあったみたいですよ。……さて」


デン「あ、や、やっぱり舞台に私の魔法使うの……?」


レナ「当然」


百合江「お願いしますわ」

百合江(レナさんの「デンさんならやってくれる」感……たまりませんわぁ……)


ーーーーー

ーーー




これより文化祭に移ります。
文化祭は初日午前・午後、二日目午前・午後、後夜祭の日程となります。

初日午前はクラスの出し物、
二日目午後は部活の発表が割り当てられています。


現在の目標
・文化祭を成功させる

安価↓〜↓3自由行動安価
初日午前に起きたこと

なお、他クラス、他部活の出し物は決めていません
ありそうなものであれば安価で好きに指定していただいて結構です
矛盾する出し物になった場合(ローラのクラスの出し物がお化け屋敷とメイド喫茶など別のものになった場合)、混ぜて採用することが不可能なものは高コンマのものを優先して採用します

文化祭終了後に、三回目の闇の試練へと移行します
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 19:52:37.10 ID:SwMVny1HO
男装が似合う組(凜華・ヒカリ・楓・晶・嵐)のおかげで大盛況の男装喫茶。でもクロエやアルシェ達のそれも『可愛い』と好評らしい

てかローラって別のクラスだったんだ……
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 19:56:06.58 ID:SwMVny1HO
あ、ごめん凜華もクラスメイトじゃなかったかもだからそこカットで。
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 20:42:23.06 ID:KH3VPNs00
男装喫茶の休憩中にローラのクラスを訪れる
ローラのクラスの出し物はお化け屋敷で、かなり本格的な作りの物
終盤までは何とか耐えてたものの、出口付近でついに耐え切れなくなり急いで出ようとしたら最後に待機していたローラと勢いでぶつかってしまい結果的に押し倒すような形になってしまう
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 20:45:20.73 ID:rdY4PU9zO
演劇部と夏休みの旅行の話が流れたのかお化け屋敷をやったデンのクラス

お化け役の怖さが天元突破して話題に
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 20:48:44.30 ID:rdY4PU9zO
>>884
言葉が少し変かな

「お化け役の怖さが天元突破していると話題に」です
886 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/04(月) 23:44:30.29 ID:3MQbQUh9o
男装喫茶ーー


楓「おかえりなさいませ」イケボ


晶「お嬢様」イケボ


きゃーーーーーっ!


嵐「こちらへどうぞ」スッ


「あ、あのあの……壁ドンとか……」


晶「へえ……」ドンッ

晶「こういうのが好きなんだ……?」


「ああああぁぁぁ……///」


クロエ(お客さん来すぎでしょ……!)


「すいませーん」


クロエ「んんっ……はい、いかがいたしましたか、お嬢様?」ニコッ


「かわいい……っ、ショタみある……!」


アルシェ「おじょーさま……」テテテ…


「あ、アルシェちゃんだー。これ食べる?」


アルシェ「っ!」コクコクッ


「あーん」


アルシェ「あむ……。ありがと、おじょーさま」


「こういうのもありかも……」


ティア(変装中)「ぐぬぬ……!」モヤモヤ


ーーーーー

ーーー

887 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/04(月) 23:44:57.82 ID:3MQbQUh9o
クロエ「それじゃ、ちょっと休憩行ってくるわね」


アルシェ「ん」コクリ


クロエ(確かローラもクラスにいる時間だから……)


ーーーーー


ローラのクラスーー


クロエ「お化け屋敷……」


「一名様ごあんなーい!」


クロエ「あ、ちょ……!」


バタンッ


クロエ「……暗い」オソルオソル


「ああああぁぁ……」


クロエ「ひっ……!」


きゃあああああああああ!!


出口前ーー


クロエ(こわいこわいこわいこわい……)

クロエ「で、出口……っ!」ダッ!

クロエ(やっと出れ……)


ローラ「ばああああ!! ってーー」


クロエ「あ……っ!」


どんっ!!


ローラ「いてて……」


クロエ「あ、あぁ……! おばけこわいおばけこわい……!」ブルブル


ローラ「あ、クロエちゃん。私だよ、ローラだよ」ナデナデ


クロエ「へ……? あ、ローラ……?」


ローラ「怖がってもらえたみたいで嬉しいな。大成功だもんね」
888 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/04(月) 23:45:25.46 ID:3MQbQUh9o
クロエ「こ、怖すぎよ……!」


ローラ「えへへ……それで、クロエちゃん」


クロエ「?」


ローラ「そろそろ上からどいてくれないかなー……なんて」


クロエ「え、あっ、ごめんなさい!」バッ

クロエ(押し倒したのに気づかないなんて……!)


ローラ「あ、おかえりはこちらです……」ササッ

ローラ「あとで私もクロエちゃんのクラス行くからね」コソッ


クロエ「ええ、待ってるわ」


ーーーーー


クロエ「……こ、こわかったぁ……」ブルッ

クロエ「……そろそろ戻らないと皆が大変ね」


きゃあああああああ! いやあああああああ!


クロエ「……あっちも凄そうね……」


ーーーーー

ーーー

889 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/04(月) 23:45:52.62 ID:3MQbQUh9o
その頃デンのクラスーー


きゃあああああああ!


デン(あ、顔の無いお化けのところ……)


いやあああああああ!


デン(上半身から別の頭が生えてるゾンビ……)


こないでえええええ!


デン(脚の長さも太さもでたらめな怪物……)

デン(ぜ、絶対やりすぎた……怒られる……死にたい……)


ーーーーー

ーーー




現在の目標
・文化祭を成功させる

安価↓〜↓3自由行動安価
初日午後に起きたこと

文化祭終了後に、三回目の闇の試練へと移行します
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 23:58:57.84 ID:mtq81kOvO
一段落付いて、ヒカリと一緒に文化祭を見て回る
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/05(火) 00:22:13.77 ID:GNZLAXzl0
アルシェが休憩に入り、男装をしたままティアのクラスへ。丁度ティアも休憩に入るところであり、二人で文化祭巡りをすることに
しかしティアは先程男装喫茶でちやほやされていたアルシェに未だモヤモヤしており、そんな様子のティアを相手にアルシェもどうしたら良いか分からなくなる
ティアに嫌われてしまったのかと思い、今まで感じたことのない嫌な感情に心を埋め尽くされ、アルシェはわけも分からず泣き出してしまう
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/05(火) 00:24:29.20 ID:kohTx90lO
一般客に紛れ込んで食べ歩きで文化祭を満喫中の水晶竜親子
ちなみにルクも姿を消して同行しており、大食いの美女と美少女で話題になったいた
893 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/05(火) 23:34:13.66 ID:WsTqDTreo
クロエ「ふう……」


ヒカリ「あ、クロエお疲れ様」


クロエ「ええ。そっちは大丈夫?」


ヒカリ「うん。交代してきたから」


クロエ「それじゃあいろいろ周りましょうか」


ヒカリ「その前にご飯食べていいかな……。まだ何も食べれてなくて」クウウ…


クロエ「そうね。食べ物系の出店は……食堂に固まってたはず」


ーーーーー


食堂ーー


クロエ「焼きそば作ってるクラスがあったから買っちゃった。そっちは?」


ヒカリ「お祭り定食だって。焼きそば、フランクフルト、焼き鳥……なんか色々ごちゃまぜになってる」


クロエ「茶色いわね……」


ヒカリ「舞台前日に買うものじゃなかったかな……」


クロエ「ヒカリさえいいなら食べるの手伝うわよ」


ヒカリ「お願いするよ。焼き鳥はまず半分……あーん」


クロエ「あー……ん。へえ、ちゃんと焼けてるじゃない」モグモグ

クロエ「焼きそばは……」ズルルッ

クロエ「うん、こっちはお祭りって感じのベチャベチャ感だわ」
894 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/05(火) 23:34:40.41 ID:WsTqDTreo
わあっ!


クロエ「?」


ヒカリ「なんか盛り上がってるね」


すごい! ゆうゆうと20皿突破!


ヒカリ「フードファイターでもいるのかしら……」チラッ


ラピス「うーん、これも美味しいですねえ」モグモグ


クリア「おいしー!」パクパク


クロエ「……あのドラゴン親子は何をしてるのかしら」


ヒカリ「楽しそうだね」クスッ


クロエ「確かにとんでもなくエンジョイはしてるわね……」


ラピス「さて、食堂に出してるお店はあらかた食べましたね」ペロリ

ラピス「そろそろクラスで食事を提供しているところを周りますか。さしあたりクロエさんの男装喫茶でイケメンサンドイッチとやらを……」スクッ


ヒカリ「イケメンサンドイッチ?」


クロエ「……男装した店員二人でお客さんにサンドイッチ食べさせるだけよ。晶と楓は高倍率だったわ」


大食いの美女……いい……


クロエ「ま、向こうも正体はバレないようにするでしょ。食べたら私達も行くわよ」パクパク


ーーーーー

ーーー

895 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/05(火) 23:35:17.05 ID:WsTqDTreo
魔法魚すくいーー


ヒカリ「こういうのってなんかやっちゃうよね。翌朝にはなんでやったんだろって気になるのに」


クロエ「お祭りの空気にあてられるからかしらね……」ヒョイッ

クロエ「ああっ、逃げられた……!」


スケートリンクーー


凜華「あ、二人とも滑ってるんだね」


クロエ「これ、凜華の魔法?」


凜華「うん。まあ最初にかけたっきりだけどね。今は皆の魔法でカバーしてもらってる状態」


ヒカリ「おゎっ、とと……」ヨタヨタ


クロエ「ケガしないでよー?」


ヒカリ「だいじょ……っ、うわっ!」ドサッ


クロエ「いたた……巻き添え食らわすとはいい度胸じゃない……」


ヒカリ「ご、ごめんごめん」


魔力チェックーー


クロエ「このサンドバッグにシュートして、一定以上の威力なら景品ね……。やってやろうじゃない!」

クロエ「はー……! 魔弾【シュート】!」ゴッ


『240』


クロエ「……入学直後よりは強くなったかしら」


ヒカリ「魔弾【シュート】!」ゴッ


『306』


ヒカリ「あ、一年生は250以上なら景品だって。やったね」


クロエ「ぐぬぬ……」

クロエ「ちなみに一位は……」チラッ


『1位(参考記録) ウィン・フォルクス 1000以上(サンドバッグは1000を超える数値を認識できませんでした)』


クロエ「……よくサンドバッグ壊れなかったわね」
896 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/05(火) 23:35:43.78 ID:WsTqDTreo
クロエ「なんだかんだ楽しめたわね」


ヒカリ「すごいね、リリウムの文化祭」


クロエ「明日は舞台発表、そして後夜祭が終われば……」


ヒカリ「多分、また闇の試練が……」


クロエ「校長先生が言うには、前回の襲来を踏まえれば後夜祭が終わるまではギリギリ魔獣は来ないらしいけど……」


ヒカリ「楓さんのチームにラピスさんのこと話してみるとか……」


クロエ「そうね……できるだけの準備はしとかないとね」


ゴーン…… ゴーン……


『ただいまの時間を持ちまして、リリウム文化祭の初日が終了となります』

『校内に残っているお客様は、生徒の案内に従ってご帰宅ください』

『繰り返します……』


クロエ「とりあえずクラスの方の片付けね」


ヒカリ「だね。じゃあ後で部室で」


クロエ「ええ」


ーーーーー

ーーー

897 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/05(火) 23:36:10.55 ID:WsTqDTreo
ー幕間
  ティアとアルシェ、ヤキモチを焼くー


時はさかのぼりーー


アルシェ「ティア」


ティア「……アルシェ」


アルシェ「休憩? 一緒にまわろう」


ティア「……」コクン


ーーーーー


「あ、あの子男装喫茶の……」

「かわいーっ」


アルシェ「……///」テレテレ


ティア「なっ……!」

ティア(アルシェの照れたところなんて私見たことないのに……!)モヤモヤ


アルシェ「……ティア?」


ティア「な、なんでもありませんっ」プイッ


アルシェ「ティア、怒ってる……」


ティア「……」ツ-ンッ


アルシェ(な、なんで……ティア、アルシェのこと嫌いになった?)グルグル

アルシェ(や、やだ……ティア、怒んないで……)ポロッ


ティア「!?」ビクッ


アルシェ「ティア……やだよぉ……っ」ポロポロ


ティア「え、えと、えと……」アセアセ

ティア「と、とりあえずこっち来てください!」グイッ
898 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/05(火) 23:36:37.93 ID:WsTqDTreo
空き教室ーー


アルシェ「ひっく、ぐす……っ」ポロポロ


ティア「……っ」オロオロ


アルシェ「アルシェのことっ、嫌いになった……?」グスッ


ティア「そ、そんなことありませんっ」


アルシェ「でもいつものティアじゃない……」


ティア「それは……」


アルシェ「き、嫌いになら、ないでぇ……」ウルッ


ティア「っ」キュンッ

ティア「あ、アルシェがデレデレするからです……!」


アルシェ「……だめ、なの?」グスッ


ティア「だ、だめではありませんが……そういうのは私にだけ見せてほしいというか……///」モジモジ


アルシェ「……あ」

アルシェ(ティアの持ってる漫画にあった……)

アルシェ「……ヤキモチ?」


ティア「!!///」
899 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/05(火) 23:37:32.05 ID:WsTqDTreo
ティア「そう、です。ヤキモチですっ!///」


アルシェ「……えへ」ニヨ


ティア「な、なんで笑うんですか」


アルシェ「それだけ好かれてるんだって思ったら、嬉しくて……」


ティア「な、な……!///」


アルシェ「ティアは、アルシェのこと好きなんだよね?」


ティア「……///」コクリ


アルシェ「えへ、えへへ……」


ティア(こんなふにゃふにゃの笑顔のアルシェ初めて見ました……///)ドキドキ


アルシェ「嫌われたんじゃなくてよかったぁ……」


ティア「ーーっ、アルシェ!」


ちゅっ!


アルシェ「」

アルシェ「」

アルシェ「!!!///」ボンッ

アルシェ「今、初めてティアからキスしてくれた!!///」ワー!


ティア「す、好きなんだから当然ですっ。またアルシェが不安になったら私からしてあげますから……嫌われたなんて思わないでください」


アルシェ「不安になった」キリッ


ティア「はやっ! ……もう!」チュッ


アルシェ「まだ不安かも……」


ティア「もー……ちゅぅ」


アルシェ「まだ……」


ティア「ちゅっ、ちゅ……」


ーーーーー

ーーー

900 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/05(火) 23:38:07.81 ID:WsTqDTreo
部室ーー


百合江「体調不良者なし……では、明日の発表は演者を替えずにいきますわ」


はいっ!


百合江「残って演技の確認をするも良し、流れの確認だけして休んでも良し、明日に向けて皆様頑張ってくださいませ!」


はいっ!!


クロエ「代役なしってことは……」


凜華「私がメインの一人だね」


クロエ「緊張しないの?」


凜華「するさ、もちろん」

凜華「……ま、それよりみんなも大変だよ。今回はモミジさんもクロエさんも役に選ばれてるんだから」


クロエ「ええ。今回は百合江さんの脚本で、三角関係の恋愛物だものね。しっかり演じきらないと」


明日に向けて誰と何をしますか?
安価↓
演劇に関係ないことでも構いません
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/05(火) 23:39:54.26 ID:QAnLpU7LO
メインメンバーで明日に響かない程度に最後の詰めを行っておく
902 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/06(水) 18:20:25.32 ID:8ZoRRyxbo
クロエ「配役はこうだから……」


配役一覧
主人公     二年生
ヒロイン    凜華
ライバル    二年生2
主人公の友人  クロエ
後輩      モミジ
ヒロインの友人 ヒカリ
ライバルの友人 レナ
……………………
…………


モミジ「じゃあ……私が凜華さんに告白するシーンを練習してもいいかな?」


凜華「主人公が自分の気持ちに気づく大切なシーンだからね、やっておこうか。先輩、いいですか」


二年生「うん、いいよー」


凜華「……すぅ」

凜華「……『話ってなにかな?』」


モミジ「『あの……私、先輩のことが好きです! 付き合ってください!』」


二年生「『……!』」サッ


凜華「『……ありがとう。気持ちは嬉しいよ……でも……』」ギュッ

凜華「『好きな人がいるから……ごめん』」


モミジ「『やっぱり、そうなんですね。……聞いてくれて、ありがとうございました』」ペコリ


二年生「『……』」フラ…


凜華「……こんなところかな?」


モミジ「う、うん。大丈夫だったと思う」


二年生「いやー、まさか凜華さんとラブコメやれるとは、同級生からの嫉妬の眼差しが痛いんだぞー」コノコノ


凜華「ふふ、恐縮です」


クロエ「私達もやれるところやって解散にしましょうか」


ヒカリ「そうだね」


ーーーーー

ーーー

903 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/06(水) 18:21:00.20 ID:8ZoRRyxbo
翌朝ーー


クロエ「さてと……」


ヒカリ「緊張するなあ……」


クロエ「その前に文化祭。楽しむわよ!」


ヒカリ「お、おー!」


現在の目標
・文化祭を成功させる

安価↓〜↓3自由行動安価
二日目午前に起きたこと

文化祭終了後に、三回目の闇の試練へと移行します
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/06(水) 18:28:38.03 ID:dx9osdI9O
最近デンにあまり接触出来なかったレナ、デンを見つけて上演前の緊張を吹き飛ばす意味も込めてデンを引っ張って文化祭を見て回る
あとついでに舞台を見に来るように誘っておく
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/06(水) 18:35:55.86 ID:qmbvneXe0
ローラと文化祭を見て回る
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/06(水) 18:35:59.49 ID:yi7X0lLA0
演劇部の発表日ということで観に来たついでに凜華と一緒に文化祭を回りたいと会いに来た舞
907 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:35:12.57 ID:rOv2L4V1o
クロエ「ローラ、こっちこっち」


ローラ「クロエちゃん!」


クロエ「昨日は一緒にまわれなかったからね。今日は楽しむわよ」


ローラ「うん!」


食べさせっこ屋ーー


クロエ「2つのマシュマロの内、片方は激辛。友達同士でスリルあるスイーツをどうぞ……ねえ」


ローラ「い、いくよお……」ドキドキ


クロエ「ええ。あー……」ドキドキ


ぽいっ!


クロエ「……」モグモグ

クロエ「甘い……ってことは」


ローラ「んん……っ、からっ……!」パタパタ


キンッ


ルク「ローラさんになにしてんですか」ドスッ


クロエ「うぐっ」


キンッ


ローラ「か、辛かったあ……」ヒリヒリ

ローラ「……クロエちゃん、うずくまってどうしたの? そっちも辛かったの?」


クロエ「る、ルクさんが一瞬出てきて……みぞおちを……」


ローラ「ルクさん……ご飯買わないよ?」


召喚石「」カランカラン!


クロエ「すっごい抗議してるわね……」


ローラ「全くもう……。立てる?」


クロエ「ええ。大丈夫よ」スクッ

クロエ「気を取り直して次行くわよー」


物陰ーー


百合江「こんな……合法的にあーんのさせっこが見られるコーナーがあるなんて……天国ですの……!?」ガタガタ


ーーーーー

ーーー

908 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:35:39.23 ID:rOv2L4V1o
食堂ーー


ローラ「ルクさんはこれ……ラピスさんは食べてたから後回しで……あ、エアロとかこれ好きかも」


クロエ「はー……」マジマジ


ローラ「? どうかした?」


クロエ「皆の好み把握してるのねえ」


ローラ「やっぱり好きなもの食べて元気に育ってほしいから、自然とね」


クロエ「ほんとローラって優しいわね」ナデナデ


ローラ「えへへ、褒められちゃった……」テレテレ

ローラ「おっと、売り切れちゃう前に買っとかないとだよね」タッタッタ…


クロエ「そうね。行ってらっしゃい」

クロエ「……あら」


レナ「あらクロエ。今日はローラさんと一緒だったのね」


クロエ「そっちはデンと一緒なのね」


デン「一緒というか連れ回されてるだけで……」


レナ「最近一段と元気ないから、私の緊張ほぐしがてら元気出してもらってるだけよ。このあとメイクだってしてもらうんだしね」


クロエ(レナってなんだかんだデンのこと気にかけてるわよね……)


デン「あ、わたあめ……」


レナ「食べたいの? 行くわよ」テクテク


デン「ああ待って……」


クロエ「じゃあね、レナ」


レナ「ええ。また後でね」


ーーーーー

ーーー

909 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:36:07.80 ID:rOv2L4V1o
スケートリンクーー


舞「教室をスケートリンクになんてこともできるんですねー」ツルツル


凜華「まあね。それよりリリウムにいるってことは……」


舞「ええ、今回の目的は演劇部の舞台です」


凜華「やっぱりね」


舞「あと、あわよくばリリウムの文化祭を案内してくれる人がいないかなって」チラッ


凜華「私でよければ案内するよ」


舞「ほんとですか! 凜華さん人気あるから誰かと行く約束でもしてるのかと……」


凜華「皆そう思ってるのか逆に声をかけられなくてね。舞台までの時間潰しにもなるし、早速行こうか?」


舞「はい、お願いします♪」

舞(ああ、凜華さん独り占め……このままカサブランカに持って帰りたい……)ゾクゾク


ーーーーー

ーーー

910 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:36:34.22 ID:rOv2L4V1o
中庭ーー


クロエ「あ、凜華」


凜華「クロエさん、奇遇だね」


クロエ「そうね。まさか文化祭をまわってる最中に鉢合わせるとは思ってなかったわ」


ローラ「あ、凜華さん。舞台頑張ってくださいね」


凜華「ありがとう、ローラさん」ニコッ


舞「えっと……」


凜華「そういえば一回会ったっきりだったね」

凜華「こちらクロエさんとローラさん。で……」


クロエ「音無舞さん、よね」


舞「そ、そうです。まさか一回で覚えられてたなんて」


クロエ「あなたの演技がすごすぎて忘れられなかったのよ。全国大会も最優秀賞おめでとう」


舞「あ、ありがとうございます!」ペコリ


クロエ「今日はぜひ楽しんでいってね」


舞「はい、ありがとうございます」


凜華「じゃあそろそろ行こうか」


クロエ「ローラ、こっちも移動するわよ」


ローラ「うん!」


ーーーーー

ーーー

911 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:37:01.06 ID:rOv2L4V1o
体育館ーー


生徒会役員『軽音部の皆さん、ありがとうございました! 次は演劇部による舞台発表です。開始までしばらくお待ちください!』


百合江「さて……あとはやるだけですわね」

百合江「いきますわよ!」


おーーーっ!


生徒会役員『準備が整ったようです。では、これより演劇部による舞台『桜色学園生活』   を行います』


ビーーーーーーーッ


パチパチパチパチ……
912 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:37:27.82 ID:rOv2L4V1o
クロエ(この話はよくある三角関係もののラブコメディだ。主人公サクラが体験する等身大の物語をなぞっていく)


サクラ(二年生)『あの、落としましたよ』


レオ(凜華)『ああ、ありがとうございます! 助かりました』


クロエ(学校の入り口で杖を拾ったサクラは、持ち主に渡す。その持ち主が……)


サクラ『転校生だったんだ、あなた』


レオ『そ。これからよろしくね』ニコッ


モミジ(同じ部活で、メンバーとマネージャーという関係になった二人は仲を深めていく……)


ラン(二年生2)『レオ、おつかれ』


レオ『うん。……あれ、タオルがない』


サクラ『レオ、おつかれ。はいタオル』


レオ『あ、ありがと』


サクラ『はい、ランも』


ラン『ありがとー』


ヒカリ(仲がよくなったところに後輩がやってきて……)
913 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:37:54.92 ID:rOv2L4V1o
後輩(モミジ)『先輩のことが好きです! 付き合ってください!』


サクラ『……!』サッ


クロエ(告白現場に遭遇して自分の気持ちに気づいたり……)


ラン『サクラ、好きだ。付き合ってほしい』


レナ(ランの友人である私に焚き付けられて告白されたり……)


サクラ『私ね……やっと気づいたの』

サクラ『レオが好き……大好き!』


クロエ(サクラの友人である私や、レオの友人のヒカリのアドバイスで紆余曲折を経てハッピーエンド。そう、なんてことないよくある話)


パチパチパチパチ……


ーーーーー

ーーー




百合江「さあ、百合江マジックはここからですわよ……!」
914 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:38:25.66 ID:rOv2L4V1o
「良かったねー、レオくんかっこよかったし……さすが水津真凛の娘」


「レオ“ちゃん”でしょ?」


「え、でも男の子っぽかったよ?」


「いや、男勝りな女の子だったよ」


「男女の恋愛?」


「女の子同士でしょ」


ざわざわ


「だってチラシに……あれ」


「性別とか書いてないね……」


ざわざわざわざわ


「そういえば自分のこと“僕”とも“私”とも言ってなかったような……」


「え、どっち!?」


「いやでも男の子だと思うけどなー」


「お、女の子同士でもいいじゃん!///」


百合江(キマシ)


「役者の人かっこよかったし、男の子イメージしてたんじゃないの?」


「なんで女の子同士って認めてくれないのー!?///」


「…………まさか、女の子に興味あるの?///」


「……っ///」コクン


百合江「ああああああ……っ!」ゾクッ

百合江(キ マ シ タ ワ ー ! !)

百合江(まさかここまで上手く事が運ぶとは思いませんでしたわ! 百合最高! ですわ!!)


「そ、そっか。……手つなぐ?///」キュッ


「……んっ///」ギュッ


百合江(お幸せに……)ボタ…

百合江「は、鼻血が……」フキフキ


生徒会役員『演劇部の皆さんありがとうございましたー! これにてステージ発表はおしまいとなります! お忘れ物のないようご注意ください!』


ーーーーー

ーーー

915 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:38:52.23 ID:rOv2L4V1o
部室ーー


百合江「皆様よくやってくれましたわ。大成功だったと言っていいでしょう」


クロエ「まさか凜華のイケメンさを解釈の自由のために逆手にとるなんてね」


凜華「私も驚いたよ。男らしくも女らしくもある演技なんてそうそうできる経験じゃないし、楽しかったけどね」


レナ「観客の人達がだんだんざわつくの、なんだか面白かったわね」


百合江「これで良い結果になれば良いのですけれど……」


コンコンッ


くるくま「失礼するよ」


百合江「部長! ……ではありませんでしたわね」


くるくま「部長はもう譲ったからね。今日はOGとして感想を伝えに来たんだ。いいかな?」


百合江「ええ。お願いしますわ」


くるくま「正直……」


ゴクリ……


くるくま「すごく面白かった! ただのラブコメかと思わせておいて、まさかあんなに考えさせられるとは度肝を抜かれたよ!」

くるくま「正直かつての私に見せていたら、凜華くんを男の子の役だと思いこんでいたかもしれないね」


百合江「……かつての?」ピクッ


くるくま「……いや、失言だ。とにかく、元部長として鼻が高いよ。こんなに難しい舞台をやり切るなんてね」
916 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:39:21.40 ID:rOv2L4V1o
クロエ「くるくまさんに褒められると嬉しいわね」


モミジ「さすが元とはいえ部長さん……」


百合江「元部長のお墨付きも貰いましたし、これ以上は反省もしませんわ。残りの文化祭、後夜祭まで楽しんでくださいまし!」


はいっ!!


ーーーーー

ーーー

917 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:39:49.56 ID:rOv2L4V1o
百合江「さてくるくまさん? 先程の話詳しく……」


くるくま「……百合江くんにはこの手の嗅覚は敵わないな……」

くるくま「……アルトを覚えているかい?」


百合江「ええもちろん。衣装ではずいぶんお世話になりましたわ」


くるくま「その……アルトと、つい最近付き合い始めたんだ……///」カアッ


百合江「」


くるくま「同じ大学から合格の連絡が来て、打ち上げに行った先で告白されて……」

くるくま「だ、だから今の私は女の子同士っていうのも分かるし、そもそも恋愛が分かってなかった今までの私とは違うんだってことで……」モニョモニョ


百合江「あるくま……そこまで進んでたとは……」


くるくま「あるくま?」


百合江「いえ、こちらの暗号ですわ」キリッ

百合江「とにかく、お幸せになってくださいませ。祝福いたしますわ」


くるくま「あ、ありがと。なんか照れるね///」


物陰ーー


モミジ「うわ、うわわ……///」


クロエ「そうだったのね……///」


レナ「……///」


ヒカリ「お似合いだと思うよ……///」


凜華「なるほどね……///」


ーーーーー

ーーー




文化祭はクラスの出し物、演劇部の発表、ともに大成功を収めました。
文化祭は大盛り上がりで幕を閉じました。
918 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:41:05.32 ID:rOv2L4V1o
後夜祭ーー


クロエ「さて……」


ヒカリ「ほぼ全生徒が中庭とか講堂にいるみたいだよ。1、2時間も経てば自然と寮に戻るみたいだけど……」


ローラ「危険だから寮に避難してとも言えないし……」


クロエ「でも流石に何も知らない生徒は巻き込めないものね。夜深くなっても生徒が外に出てるようなら、学校の敷地外に出て戦うことも検討するわ」


樹「その心配はないわ」テクテク


クロエ「校長先生」


樹「毎年ちゃんと全生徒が寮に戻るのは私が保証する。リリウムの生徒は良い子ばかりなんだから」


クロエ「なら安心ね。そうと分かれば……」


ヒカリ「後夜祭、楽しもっか」


ローラ「うん!」


クロエ「ええ!」

クロエ(楓達に闇の試練の協力をお願いするならここしかないけど……どうしようかしら)


現在の目標
・後夜祭を満喫する

安価↓〜↓5自由行動安価
後夜祭中に起きたこと

後夜祭では余り物がタダで飲み食いでき、また体育館や講堂などでは盛り上がった生徒らが歌ったり騒いだりしています。

文化祭終了後に、三回目の闇の試練へと移行します
919 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 17:16:54.50 ID:/V4y5stj0
とりあえず楓達に協力要請出そう
920 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 17:23:38.32 ID:FBzIAscyO
闇の試練が気になり後夜祭中にも色々と考えてしまう
すると魅了魔法の件で元気付けられたお返しにヒカリから『何があっても今度は自分が力になる』と勇気付けられる
921 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 17:29:48.16 ID:8j+L2PHw0
盛り上がった生徒たちが歌に合わせてダンスを踊っており、クロエの友達や演劇を見たクロエのファンたちに囲まれて一緒にダンスをすることに
922 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 17:35:09.37 ID:HPsPAexDO
少し距離が離れた場所で召喚獣達にご飯や文化祭で買ったオモチャなどを与えているローラとしばらく過ごす
後夜祭の様子を見ながらこのような楽しい日々がこれからも過ごしていけるように闇の試練を乗り越えていくことを誓う
923 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 18:08:30.78 ID:cVnhEVo4O
親しげに話す樹と橘花を目撃し、二人が同期と判明する
二人が同い年ということや二人とも何歳なのかと色々驚く
924 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 00:52:04.74 ID:1xkpMeN4O
そういえばクリアはラピスの娘だけど、水晶竜って単為生殖なのかそれともラピスに番がいる(いた)のどっちなんだろう
番を作るタイプの場合ラピスやクリアと誰かにフラグが立つ場合もあり得そうだし
925 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/11/09(土) 08:52:22.27 ID:SVymnY4Y0
ローラ「ラピスさんが母×娘モノの同人誌を持ってた」アワワ

こうですか?わかりません><
926 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 10:19:47.64 ID:nfZ2kOz2o
>>924
生殖の方法までは考えてませんでしたが、個人的には番ありで考えてました
ラピスやクリアにも百合百合してもらいたいですね
927 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 14:50:30.25 ID:nfZ2kOz2o
クロエ「……楽しむとは言ったものの」ボソッ


ヒカリ「闇の試練が気になる?」


クロエ「ひ、ヒカリ!? まだいたの?」


ヒカリ「なんか暗い顔してたから……ほら、ジュース貰ってきたよ」


クロエ「ありがと……」


ヒカリ「クロエは一人で考えすぎ」


クロエ「……ん」


ヒカリ「……ボクは何があってもクロエを助けるから」


クロエ「……」


ヒカリ「ボクじゃ力になれない……かな?」


クロエ「そんなことない……ありがとう」

クロエ「よしっ」パシッ

クロエ「このあと頼んだわよヒカリ!」


ヒカリ「うんっ」


クロエ「まずは体力つけないと! いろいろ見てくるわね!」


ーーーーー
928 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 14:50:56.95 ID:nfZ2kOz2o
ローラ「よいしょ……」


きゅーちゃん「こぉん……」スリスリ


ローラ「大丈夫、持てるよ。……この辺でいいかな」ドサッ

ローラ「ルクさーん」キンッ


ルク「お呼びで?」


ローラ「文化祭の余り物だけど、たくさん貰ってきたからみんなと食べよう!」


エアロ「かうう!」


ラピス「いただきます!」


ミトラ「わんわんっ!」


クロエ「……大所帯ね」


ローラ「クロエちゃん! クロエちゃんも何かいる?」


クロエ「私はいいわ。さっき飲み物も貰ったし、みんなのものはいただけないもの」


ローラ「そっか。……よしよし」


ユーニ「ぶるる……」スリスリ


ローラ「そういえばスーパーボールすくいやったんだった……」ゴソゴソ

ローラ「ミトラー!」ポーイ


ミトラ「わんっ!」タタタタタッパクッ


ローラ「すごいすごい! いい子だね」ナデナデ


ミトラ「わんっ♪」


クロエ「平和ねえ……」

クロエ(ローラやみんなのためにも、闇の試練なんかに負けちゃだめよね……!)


ラピス「クロエさん、ローラさんのためなら私もクリアも、それに魔獣のみんなも手助けしますから」パクパク


クロエ「……顔に出てたかしら」


ラピス「ええ。今日も頑張りましょうね」


クロエ「もちろんよ!」


ーーーーー

ーーー

929 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 14:51:23.20 ID:nfZ2kOz2o
樹「乾杯」


橘花「乾杯」コツン

橘花「ま、ただの炭酸ジュースだけどな」ゴクゴク


樹「学生主導でビール売れるわけないじゃない」


橘花「分かってるよ。ま、ビールは特に好きでもないし正直どうでもいいんだが」


樹「知ってる」


クロエ「……えっと」


樹「あらクロエさん」


クロエ「仲いい……のね?」


橘花「まあな。もう二十年くらいの付き合いだ」


クロエ「えっ。見た目年齢とそぐわなさすぎて怖いのだけど」


橘花「誰がロリだこら」


樹「私は力をセーブしてるだけよ」


クロエ「驚いたけど……息は合ってるみたいね」


橘花「学生の頃からそうだ。背のことを言われるたびに樹がマウントを取ってくる」


クロエ「……同級生?」


樹「そうそう」


クロエ「知らなかったわ……」


橘花「先生の交友なんて知ってどうするんだ。ほらみんなのところ戻って騒いでこい」シッシッ


クロエ「そうね。失礼するわ」


ーーーーー

ーーー

930 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 14:51:50.63 ID:nfZ2kOz2o
クロエ(楓どこかにいないかしら……)キョロキョロ


楓「嵐飲んでるかー!」


嵐「飲んでるよ。ただのジュースなのにテンション上がりすぎだ」


クロエ「いたいた。楓」


楓「おん? お、クロエ」


クロエ「ちょっと話があるの。嵐と晶と……いいかしら?」


楓「いーよー。どっか静かな場所に行こうか」


ーーーーー


クロエ「えっと……聞いてほしいんだけど」


嵐「なんだ?」


クロエ「ラピスさん、いるじゃない?」


晶「ローラのメイドさんな。食堂でもよく見かけるよ」


クロエ「そう、そのメイドさんなんだけど……実はね」


楓「うんうん」


クロエ「メイドさんじゃないの」


晶「違うのか?」


クロエ「……ドラゴン、なのよ」


楓「……ええええええええっ!?」


嵐「な、ないない。どう見ても人じゃん」


クロエ「人化できるのよ。見てもらった方が早いかしら……ラピスさん!!」


すたっ


ラピス「なんでしょう?」


嵐「うわっ!」


楓「び、びっくりした……どこかに隠れてた?」


クロエ「ラピスさん、竜になってくれる?」


ラピス「いいのですか?」


クロエ「ええ。三人とも、驚かないでね」
931 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 14:52:17.28 ID:nfZ2kOz2o
ラピス「では……」ゴゴゴゴ…


楓「うわっ、わ、わあっ!」


晶「なるほどな……」


ラピス「ふう……これが竜形態です」


クロエ「信じてくれた?」


嵐「っ」コクコク


ラピス「晶さんは驚きませんね」


晶「一緒に走ったときに、ただものじゃないってのはなんとなく感じたからな」


楓「そ、それで……ラピスさんの本当の姿を見せたかっただけ?」


クロエ「いいえ。本題はここから」

クロエ「あなた達をドラゴンのことを黙ってくれる人だと信じてる。その信頼できる仲間として、私と一緒に戦ってほしい」


嵐「そりゃラピスさんのことは黙ってるけど……」


楓「一緒に戦うっていうのは?」


クロエ「私の闇の力を求めて、闇の魔獣ともいうべき存在が今夜やってくるの。それを撃退する手助けをしてほしい」


晶「なるほどな……」


楓「それってクロエの命が懸かってるん……だよね?」


クロエ「……そうね。もし失敗したら私は無事では済まないわ」


楓「だったら……」
932 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 14:52:43.80 ID:nfZ2kOz2o


楓嵐晶「ごめん」ペコリ

 
933 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 14:53:19.53 ID:nfZ2kOz2o
クロエ「な、なんで……?」


楓「お、落ち着いてクロエ。そりゃクロエのことは助けたい。できることならなんでもする」

楓「でも、あたし死ぬのが怖いんだ」


クロエ「わ、私だって死ぬのは怖いわよ」


楓「そうじゃないんだ……。昔体質のせいで病気が悪化して死にかけてさ……その時のトラウマで、死が迫ると体が強張って、魔法はおろか歩くことさえできなくなるんだ」

楓「死ぬかもしれない戦いに参加したら、逆に足を引っ張っちゃうから。だから……ごめん」


嵐「オレは楓の死の淵に一緒にいたから楓が動けなくなるのが分かる。そんな危険なことがあるならなおさら楓のそばにいてやりたいんだ」

嵐「何もできない楓を放っておいて戦うなんてできない。……だから、すまん」


クロエ「あ、晶は……」


晶「アタシは……ルール無用の戦いができないんだ」

晶「昔は不良から人を守るためにケンカもしてたけど……そのケンカの最中あろうことか、守るべきはずの女の子をアタシが傷付けて……。それ以来マホリオや古武術の演舞みたいに、ルールがないと怖くて魔法も撃てなくてさ」

晶「ごめんな……こんな言い訳で、クロエを助けられないなんて自分がみっともないよ」


クロエ「……そう、分かったわ」

クロエ「みんなのトラウマを聞き出すようなことになってごめんなさいね」
934 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 14:53:47.01 ID:nfZ2kOz2o
楓「そんなのいいよ……。一番大変なのはクロエだ」


晶「本当にゴメンな……」


クロエ「もう! 謝らなくていいから!」

クロエ「ほら、このラピスさんがいて私が負けると思う?」


ラピス「えへん」


クロエ「だから大丈夫よ。聞いてくれてありがとうね」ニコッ


嵐「クロエ……負けんなよ」


クロエ「そっちこそ。今夜は楓から離れるんじゃないわよ」

クロエ「さ、後夜祭に戻って楽しまなきゃ! 気分上げてくわよー!」


楓「……」


クロエ「ほら、楓! おー!」


楓「お、おー!」


ラピス「では私はこれで……」スウウ…


晶「ラピスさん……クロエのこと頼みます」


ラピス「お任せください。ローラさんの大切な友人、傷一つ付けさせませんとも」スウウ…
935 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 14:54:14.66 ID:nfZ2kOz2o
「あ、クロエさーん!」


クロエ「な、何よこの人だかり」


「歌って踊ってた! ほらほらこっち来て!」


「クロエだ! 演劇部の発表見たよー!」


「一緒に踊ろ!」


クロエ「仕方ないわね……音量あげなさい!」


わああああっ!


ーーーーー

ーーー

936 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 14:54:44.18 ID:nfZ2kOz2o
夜ーー


クロエ「そういうわけで楓チームは来れないわ」


ローラ「そんなことが……」


アルシェ「人間いろいろある……」


ウィン「今回はどんなかなー」


ナナ「不謹慎ですよ。気を引き締めてください」


クロエ「ちなみに前回はどうだったの?」


樹「前回は……最初はクモ、次は同じくヘビで……その次は大量のクモとヘビだったわ」


クロエ「今回違うのは……」


樹「前回のヘビの時に私以外にもたくさんの魔法使いがいたことね」


クロエ「全く頼もしい仲間だわ……。っ!」ビクッ


樹「っ」ゾクッ


クロエ「備えて! 大量の敵が……」


「ウゥゥウヴウウヴウゥ」

    「ウウゥウゥウウヴヴウゥウウ」
 「ヴゥヴゥウウゥヴウゥ」


      「ゥゥゥウウゥウウウヴヴヴ」

「ギシャアアアアアアアア!」


ラピス「ちょっと多すぎでは……!」


樹「前回はヘビを倒せば全員消滅したわ! ヘビを狙って!」
937 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 14:55:11.97 ID:nfZ2kOz2o
ウィン「魔弾【シュート】」ズゴオッ!


アルシェ「破壊魔砲【キャノン】!!」ゴオッッ!!


ヘビ「ギシャアアアアアア!!」


ナナ「縮んでます! この間と同じ……!」


「ウウウゥゥゥウヴヴウゥ」


ナナ「!」


時雨「フッ!」スパッ!


ナナ「助かりました!」


レナ「ヘビは一匹だけど……周りが厄介ね」


ナミネ「水弾【アクアボール】!」ビシュッ!

ナミネ「きりないですよ〜!」


ナナ「いえ、そうでもないですよ」


ウィン「魔弾【シュート】、魔弾【シュート】! 魔弾【シュート】!!!」ゴゥッ ズゴッ! ズドオォォン!!


ヘビ「きしゃ……あ……!」シュウウウ…


ウィン「……ふへえ」プシュウ…

ウィン「前回と同じヘビが一匹だけ……つまらなかったね〜」ノビー


ナミネ「あ、あはは……」


「ゥヴウゥゥヴゥウゥゥウヴ」

  「ウヴゥゥヴゥゥヴウゥヴウ」


ヒカリ「クモが引いてく……」


クロエ「うぶっ……! おぇ……!」ガクッ


ヒカリ「クロエ!?」


ローラ「クロエちゃん!?」


クロエ「違う……まだいる……!!」


「谿コ縺呎ョコ縺呎ョコ縺」

   「繝、繝溘r蠎?£繧」

  「繧ゅ▲縺ィ繧ゅ▲縺ィ繧ゅ▲縺ィ繧ゅ▲縺ィ」
     「逋セ蜷域怙鬮」

「繝ゥ繝溘?繝サ繧「繝ォ繝輔ぃ繧ヲ繧ケ」


樹「な……ど、ドクロの大軍!?」


レナ「頭蓋骨に触手が生えて動いてる……気味悪いわね」
938 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 14:55:56.76 ID:nfZ2kOz2o
「ゥゥヴゥゥヴゥウヴゥ」

  「縺?◆縺?縺阪∪縺」バクッ


アルシェ「く、クモを食べてる……」


レナ「この……! 魔弾【シュート】!」ゴッ


「蜉ケ縺九↑縺」ガサガサ


レナ「き、効いてない!? クモよりも固さが増してる!?」 


ウィン「魔弾【シュート】」ゴゥッ


「逞帙>」シュウウウ…


時雨「さすがにウィンくらいのシュートだと消えるのか……さてどうするか」


ウィン「!」


ナナ「ウィン! 全員そっちに向かってます!」


ウィン「やっとクロエさんじゃなくてボクに向き合ってくれるんだ……遅いよ」

ウィン「魔弾【シュート】」ゴゥッ!


「縺弱c繝シ」シュウウウ…


ウィン「クロエさんをどこかに隠して。こいつらの相手はボクが引き受ける」


ヒカリ「お、お願いします! クロエ、立てる?」


クロエ「なんとか……」


樹「星見館のてっぺんまで連れてって。ドクロは飛べないから、入り口を固めれば時間稼ぎもできるわ」


ヒカリ「はい! クロエ、ボクに捕まって。飛ぶよ!」クンッ
939 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 14:56:23.54 ID:nfZ2kOz2o
星見館ーー


ローラ「入り口はレナさんと時雨さんが防いでくれてるよ。あの二人ならきっと守ってくれると思う」


ヒカリ「クロエ……」


クロエ「なんか……今までにない感じだわ。内側がドロドロ崩れてくみたいな……」

クロエ「たぶん……あのドクロの軍団も前座なんだと思う。そんな嫌な感じがする……」


ヒカリ「そんな……」


ローラ「で、でもラピスさんもウィンさんも、ここから見てるくらい活躍してるよ。大丈夫、負けたりしないよ!」


ルク「やれやれ……」ポンッ


ヒカリ「うわっ!? 鳥が燃えて……!?」


ルク「ここまでドクロが来るようなら私も応戦します。あなたに死なれるのも中々寝覚めが悪そうなのでね」


クロエ「助かるわ……」


ヒカリ「この鳥さんはいったい……」


ローラ「えっと……不死鳥さん。ラピスさんたちと同じく黙っててくれると嬉しいな」


ヒカリ「不死鳥か……ローラさんすごいね」


ローラ「そ、そんなことな……」ビクッ


ルク「……はあ」


ヒカリ「な、何あれ……」


クロエ「何が来たの……」ムクッ


ヒカリ「か、顔を出しちゃだめだ!」
940 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 14:57:05.73 ID:nfZ2kOz2o
がしゃどくろ「ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! ! !」
941 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 14:57:33.13 ID:nfZ2kOz2o
ウィン「数が……増えた……!」


ーーーーー


アルシェ「ぜえっ……ぜえっ……! 魔力が……もう……!」


ーーーーー


樹「こんなの……前はなかった……」


ーーーーー


ラピス「でかすぎ……でしょうが……!」
942 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 14:58:05.25 ID:nfZ2kOz2o
ウィン「魔弾【シュート】、魔弾【シュート】、魔弾【シュート】!」ゴッゴッゴオッ!


「繧?a縺ヲ繝シ」
         「逞帙▲」

 「縺薙?繧?m繝シ」

   「鬟溘∋縺。繧?≧縺」

     「縺願?遨コ縺?◆」
 「縺セ縺?縺セ縺?」


ウィン「こ……の……っ!」


ズズ……


ーーーーー


ローラ「嘘……ウィンさんがドクロに飲み込まれた……!」


ーーーーー


アルシェ「破壊魔砲【キャノン】……!」プスン…


ティア「あ、アルシェ!!」


ーーーーー


ヒカリ「アルシェさん……!」


ーーーーー


樹「この……! こっちを向きなさい! デカドクロ! 模倣・爆発魔法【エクスプロージョン】!!」カッ!


ドオオオオオオンッ!!


ラピス「があああああああああああ!!」ゴウッ!


がしゃどくろ「グ … … ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! !」


ーーーーー


ローラ「少し怯んだだけ……」


ヒカリ「こ、こっちに来てる……!」


ーーーーー
943 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 14:58:32.69 ID:nfZ2kOz2o
「凄いことになってるな……」

「あれ相手なら……!」


「巨大氷弾【フロスト】!!」ギィンッ

「新星爆発【ノヴァ】!!」ゴオオウッ!


がしゃどくろ「ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ア ア ア ! ! ! !」ガクンッ!!
944 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 14:58:59.16 ID:nfZ2kOz2o
たったったったっ……


レナ「クロエ! 生きてる!?」


クロエ「生きてるわよ……」


時雨「良かった……無事守りきれたみたいだな」


ローラ「ふ、二人ともなんで上に……」


モミジ「クロエさん!」


クロエ「も、モミジ……?」


モミジ「この建物全体に斥力をかけてるから、ドクロは入ってこれないよ! 安心して!」

モミジ「それに、凜華さんもイオさんも助けに来たから!」


ーーーーー


凜華「氷弾【アイスボール】!」キンッ


イオ「爆弾【ボム】!」ボウッ


がしゃどくろ「ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! !」ボロボロボロッ


ーーーーー


クロエ「は、はは……めちゃくちゃ効いてんじゃない」


レナ「全く……私もう魔力尽きたから、休ませてもらうわよ」


時雨「……この鳥は?」


ローラ「ふ、不死鳥です。そばにいれば回復できるかと……」


レナ「……これも黙ってればいいのね?」


ルク「お願いします」
945 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 14:59:26.50 ID:nfZ2kOz2o
がしゃどくろ「ア ア ア ア ア ア ! !」


ローラ「ま、またこっち来た!」


ヒカリ「とにかく魔法を!」


ローラヒカリ「魔弾【シュート】!」ゴッ


ドシュウ!!


がしゃどくろ「ガ ア ア ア ア ア ア ア ! ! !」ボロボロボロッ


ヒカリ「……え?」


時雨「校長先生の魔法でも怯んだだけだったのに……」


レナ「な、何したのよ」


ローラ「ふ、普通のシュートだよ」


ヒカリ「弱ってる……のかな。とにかく撃とう!」


ローラ「うん! 魔弾【シュート】!」ゴッ


がしゃどくろ「ギ イ イ イ イ … … ! !」ボロボロボロッ


ヒカリ「魔弾【シュート】!」ゴッ


がしゃどくろ「オ オ オ オ オ オ オ … … ! !」ボロボロボロ…


ローラヒカリ「魔弾【シュート】!」ゴッ

凜華「氷弾【アイスボール】!」キンッ

イオ「爆弾【ボム】!」ドウッ!


がしゃどくろ「ア ア … …」ボロ…

がしゃどくろ「ア … …」シュウウウ…


ーーーーー

ーーー

946 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 14:59:54.02 ID:nfZ2kOz2o
クロエ「ぜえ……ぜえ……っ」

クロエ「ああ……楽になったわ……」ゼエゼエ


レナ「そうは見えないけど……」


クロエ「内側の方が、よ……」


ヒカリ「今回はこれで無事終了……かな?」


ローラ「下に降りよっか」


ーーーーー


ウィン「ふい〜」コキコキ


ナナ「ウィン! 無事だったんですか!」


ウィン「ん〜」クイクイ


ドクロの山「……」シュウウウ…


ナナ「あれ全部やったんですか……」


ウィン「今回はまあ楽しかったかな〜」


ラピス「私は疲れました……」


凜華「おお、ほんとにドラゴンだ」


ラピス「……はっ!? 誰ですか!」シュウウウ…


凜華「敵じゃないよ。安心して」


クロエ「凜華、それにイオも」


イオ「クロエさん! 無事だったんだね」


クロエ「おかげさまでね。助かったわ」


ティア「アルシェ……アルシェ……!」


アルシェ「だ、大丈夫……」ゼエゼエ


ナミネ「魔法の撃ち過ぎですね……ひとまず休みましょう」


樹「そうね……修復魔法はかけておくから、みんなは休んで」


クロエ「ええ。とにかく、今回は私何もできなかったし……本当に助かったわ。ありがとう」ペコリ

クロエ「これ以上の話し合いはとりあえず明日以降で……」


ヒカリ「うん。おつかれ、クロエ」


ーーーーー

ーーー

947 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 15:00:20.88 ID:nfZ2kOz2o
翌日ーー


クロエ「……」ムクッ


ヒカリ「あ、おはようクロエ。気分はどう?」


クロエ「うーん……悪くはないわね。平気よ」


ヒカリ「良かった。今日は文化祭の片付けを兼ねてお休みになってるから、ゆっくり休もう」


クロエ「そうも言ってられないわ」ヨイショ

クロエ「昨日のみんなを集めて話し合わないと」


ーーーーー

ーーー

948 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 15:00:47.98 ID:nfZ2kOz2o
食堂ーー


アルシェ「はぐっ、あむ……ごくん」ムシャムシャ


クロエ「さて……気になることがいくつか」

クロエ「まず、凜華達はなんでいたのかしら」


凜華「昨日楓さん達とクロエさんが話してるのを、モミジさんが聞いてたんだよ」


モミジ「真剣に話してたから何か大変なことがあると思って……でも何時とは言ってなかったから、夜深くなってから凜華さんとイオさんとで出ていったの」


クロエ「なるほどね……聞かれたなんて」

クロエ「じゃあ次、校長先生やアルシェの魔法よりヒカリやローラの魔法が効いたのはなんでか心当たりはある?」


ヒカリ「全く……」フルフル


クロエ「仕方ない……何か書いてるか分からないけど、この本を最後まで解読するわ。幸い人数はいるしね」キイ…
949 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 15:01:15.14 ID:nfZ2kOz2o
闇が最も恐れるのは光。

心の闇を打ち払った者の魔法は、闇の存在に対して驚異的な力を持つだろう。

心の闇とは、平たく言えばトラウマ。

あるいは悩み。

心の闇を打ち払った者が多くいれば、闇を退けることは不可能ではないだろう。
950 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 15:01:42.75 ID:nfZ2kOz2o
クロエ「そんな大事なことなら最初に書いときなさいよぉ……!」ヘナヘナ


ヒカリ「な、何が書いてたの」


クロエ「トラウマや悩みを解決した人の魔法は闇の魔獣に効くって……」


ヒカリ「ボクのは……そっか、魅了魔法だ」


アルシェ「トラウマ……悩み……」

アルシェ「……ない」キッパリ


クロエ「なるほどね、それでそんな逆転現象が起きたと」

クロエ「じゃあ最後。ウィンさん闇に飲み込まれたんじゃ?」


ウィン「倒したよ?」


クロエ「……そう」

クロエ「ちなみにトラウマとか悩みとか……」


ウィン「んー……ないなー」


クロエ(それでドクロを倒しまくるのね……恐ろしいわ)


レナ「今後の方針は決まったわね」


クロエ「?」


レナ「何よその顔。思いつかないの?」

レナ「一人でも多くの人の悩みを解決して、闇に対抗する戦力を整えることでしょ」


クロエ「そ、そうね。気づいてたわ」

クロエ「そういうわけで、この本によれば次は3月の最終日が最後の闇の試練になるわ。だからそれまで私は色んな人に協力を頼んでみる」


樹「いよいよ最後なのね……」


クロエ「さしあたっては……」

クロエ(楓チームの三人……かしら?)
951 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 15:02:16.85 ID:nfZ2kOz2o
皆の悩み一覧

ローラ  ???(解決)
ヒカリ  魅了魔法のせいで自信が持てなくなった(解決)
レナ   ???
凜華   ???(??)
モミジ  ???
ティア  ???
アルシェ なし?
ナミネ  ???
楓    死にかけた
嵐    楓を失いかけた
晶    ケンカで守るべき人を傷付けた
デン   ???
イオ   魔法で人を傷つけた(??)
952 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/09(土) 15:02:43.85 ID:nfZ2kOz2o
現在の目標
・皆の悩みを解決する

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

12月第1週
13/16回目の行動です
16回目の行動終了後、冬休みに入ります
953 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 15:13:16.16 ID:1xkpMeN4O
ローラの解決済みの悩みは『クロエと疎遠になってしまうんじゃないか』って不安になってたしそれかな?
あと楓と嵐・晶とイオの悩みはやり方選べばセットで解決出来そうかも

安価は演劇部組にそれとなく悩みを聞いてみるで
954 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 15:40:13.41 ID:1z3pPflA0
爆発魔法が苦手だったはずなのに今回自分のために魔法を使って一緒に戦ってくれたイオにお礼をする
955 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/11/09(土) 17:02:35.50 ID:pYApe+aAO
悩み解決済みのヒカリ・ローラの二人と一緒にみんなの悩み解決に奔走
途中でリリィちゃんに会い悩み解決のアドバイスを貰う(闇の試練云々は隠しつつ)
956 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 17:23:32.60 ID:+VWORMd1O
自分自身にも悩みやトラウマがないか思い返してみる
957 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 18:00:07.11 ID:QeeKp9L50
ティア・アルシェ・ナミネとマホリオの練習を兼ねて交流
雑談でそれとなく悩みについて探ってみる
958 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/11(月) 17:00:17.66 ID:3BcISig7o
クロエ「イオ、今いい?」


イオ「クロエさん。どうかした?」


クロエ「この間は助かったわ。まさかイオが魔法を使ってくれるなんて」


イオ「襲われてるのがクロエさんだったからだよ。あんなに一生懸命練習に付き合ってくれた人だもん、私も何かしなきゃって思って」

イオ「それに……発見もあったから」


クロエ「発見?」


イオ「私の魔法は、人を守るためにも使えるんだって」

イオ「一歩間違えれば人を傷つける魔法だけど……これからは上手く使えると思う。ほんとのほんとにクロエさんのおかげ。……ありがとう」ニコッ


クロエ「……///」ポリポリ

クロエ「照れるけど……イオのためになったなら何よりよ」


イオ「これからもコントロールの練習して、もっと役立てるようになるからね!」


クロエ「コントロール……そうよ、爆発の段階が増えてたわよね」


イオ「小さいのから、爆弾【ボム】、爆発魔法【エクスプロージョン】、新星爆発【ノヴァ】で、もっと威力の小さいのを出せるようになりたいなって考えててね……」


クロエ「ふむふむ……」


ーーーーー

ーーー




イオの悩みは無事に晴れました
959 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/11(月) 17:00:46.31 ID:3BcISig7o
部室ーー


百合江「今日は助っ人としてローラさんに来ていただきましたわ」


ローラ「よろしくお願いします」ペコリ


百合江「さ、今日も練習開始ですわ!」パンパン


はいっ!


クロエ「さてと……凜華」


凜華「なにかな?」


クロエ「ストレッチ一緒にやりましょう」


凜華「ああ、いいよ。やろうか」


クロエ「1、2、1、2……」グッグッ


凜華「……で、何か聞きたいことでもあるんじゃないのかな?」グッグッ


クロエ「……分かる?」


凜華「なんとなく、ね」


クロエ「じゃあ直接聞くけど……闇の魔獣に凜華の魔法が効いたのはなんでか心当たりはある?」


凜華「確か悩みが解決すると魔法が効くんだよね。なら心当たりあるよ」


クロエ「聞かせてもらっても?」


凜華「クロエさんがずっと『凜華』って呼んでくれたからだよ」


クロエ「?」


凜華「私はお母さんが好き。だけど、生まれてからずっと『水津真凛の娘』として見られるのは正直……キツい」

凜華「でもクロエさんは違った。水津真凛の娘としてじゃなく、水津凜華として接してくれた」

凜華「マホリオのチームを組む時だって……水津凜華というブランドじゃなく、私自身の力を必要としてくれた」

凜華「それに気づいたらふっと肩の力が抜けてさ。クロエさんいい人だなーって」


クロエ「そんなの当たり前じゃない」


凜華「その当たり前がとてつもなく嬉しい人間だっているってことさ」

凜華「ありがとう」ギュッ


クロエ「ちょ……! 凜華のファンに恨まれる!」


凜華「ふふっ、ごめんごめん」パッ


クロエ「……それで凜華の気持ちが楽になってたなら嬉しいけど」


ーーーーー


凜華の悩みは無事晴れました
960 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/11(月) 17:01:12.75 ID:3BcISig7o
クロエ「レナ」


レナ「なによ」


クロエ「何か困ってることとかないかしら」


レナ「ない」

レナ「……聞き方下手すぎじゃない?」


クロエ「し、仕方ないじゃない。レナ相手に悩みを聞こうにも、レナは私の目的を知ってるわけだし……」


レナ「なら直球で……ね」


クロエ「そうそう」


レナ「……あるにはある。けど言いたくない」


クロエ「なんでよー」


レナ「言いたくないことなの。ほら、私よりモミジさんとかにでも聞いたら?」


ーーーーー


クロエ「モミジ」


モミジ「あ、クロエさん。なあに?」


クロエ「モミジってその……悩みとかあるかしら」


モミジ「……うん、あるよ」

モミジ「凜華さんと一緒に聞いてほしいな」


クロエ「凜華と……?」


ーーーーー

ーーー

961 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/11(月) 17:01:39.47 ID:3BcISig7o
凜華「来たよー」


クロエ「呼んできたけど……」


モミジ「うん。じゃあ言うね?」


クロエ「……」ドキドキ


モミジ「私ね、高い所がだめなの!」


凜華「……のわりにはマホリオでは戦えてるような」


モミジ「マホリオの時は低空飛行したり、魔力をホウキに集中して落ちないようにしてたから……」


クロエ「ある程度高くなったり、魔力が弱まると……」


モミジ「っ」ブルッ

モミジ「か、考えるだけでも怖いかな」


凜華「なるほどね。それを今言ってくれたのは……」


モミジ「秘密を教えあったときは足を引っ張らないようにって隠し通すつもりだったけど、今の二人なら教えても大丈夫かなって」


クロエ「……モミジっ」ギュッ

クロエ「私達を信頼してくれて嬉しいわ! ありがとう!」


モミジ「く、くるしいよぅ……///」テレテレ


凜華「確かに、あの時はまだ仲良くなったとは言えなかったけど……」


モミジ「い、今ならもっといいコンビネーションもできるんじゃないかな……っ。クロエさんくるしい〜っ」パシパシ


クロエ「おっと」パッ

クロエ「よし、これでチームクロエ再始動……」

クロエ「いや、なんでそうなったのかも聞いとこうかしら」


モミジ「えっと、昔斥力で天井に頭をぶつけてたって話はしたよね?」


クロエ「ええ。それこそ秘密を教えあった時ね」


モミジ「子供って恐ろしいよね……天井がなければいいんだって外で同じことやっちゃうんだから」


凜華「それは恐ろしいね……」


モミジ「結果……かなり高いところで魔力が切れて、地面にドン。それで……」


クロエ「なるほどね。話してくれてありがとう」


モミジ「ううん、こっちこそ話せて良かった。これからもよろしくね」


ーーーーー


モミジの悩みが判明しました
チームの結束力が強まりました
962 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/11(月) 17:02:06.14 ID:3BcISig7o
部活終了後ーー


クロエ「今度は誰の話を……」


ローラ「あ、リリィちゃん」


リリィ「こんにちは。部活終わりですか?」


ヒカリ「はい」


クロエ「リリィちゃん!」


リリィ「は、はい?」


クロエ「皆の悩みを解決したいのだけど、コツとかってあるのかしら」


リリィ「コツ……ですか?」

リリィ「えっと……相手に寄り添ってあげること……ですかね?」


クロエ「なるほど」フム


リリィ「あ、無理に聞き出すのはだめですよ。言いづらいことだってあるんですから」


クロエ「ふむふむ……」


リリィ「参考になりましたか?」


クロエ「ええ。とても」


リリィ「なんでコツなんかを聞いたのかは深入りしませんが……クロエさん自身も悩みがあるなら相談に来てくださいね」


クロエ「そうするわ。ありがとうね」


ローラ「し、失礼します」ペコリ


ーーーーー

ーーー

963 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/11(月) 17:03:08.92 ID:3BcISig7o
中庭ーー


ナミネ「……ふう」スタッ


クロエ「こんな感じでよかったかしら?」スタッ


ナミネ「はい。久々の実践形式には十分でした」


ヒカリ「本来のチームじゃなかったけどね」


ローラ「クロエちゃんとのチーム新鮮だったよ」


アルシェ「……」


ティア【お疲れ様でした】


クロエ「さて、まどろっこしいの無理だから直接聞くわね」


ヒカリ(諦めた……)


クロエ「三人とも今悩んでることとかないかしら」


ティア「……」

ティア【今は特には】


アルシェ「ない」


ナミネ「アルシェさんはティアさんがいなくなることとかだったり……」


アルシェ「そっ、それはやだっ!」


クロエナミネ「あらあら」ホッコリ


アルシェの悩みが判明しま


ナミネ「でもアルシェさんがティアさんのことを守ってあげれば問題ないですから」


アルシェ「うん、絶対に守る」


ティア「……///」カアッ


アルシェの悩みは無事晴れました


ナミネ「それで、私はそのぅ……お二人とチームの関係でよく一緒にいるのですが、私も恋愛してみたいなって思ったり……」

ナミネ(そのせいで少し日常生活に支障をきたしたとはさすがに恥ずかしくて言えませんが……///)


ローラ「わ、分かるよその気持ち! ティアちゃんお部屋でも幸せそうでね……」


ナミネ「あらあら」ホッコリ


ーーーーー

ーーー




ナミネの悩みが判明しました
964 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/11(月) 17:03:37.87 ID:3BcISig7o
ローラとティアの部屋ーー


ローラ「ティアちゃん、さっき悩みを聞かれたとき今はないって言ってたけど……」


ティア【もう解決しましたから】


ローラ「それってどんなことか聞かせてもらってもいい??」


ティア【いいですよ】

ティア「……こほん」


ローラ(書かないってことは恥ずかしくて書けなくなる程のことなのかな……?)


ティア「私が言葉を喋らずに文字で書くようになったのは、昔喋ったことが原因でトラブルになることが多かったからなんです」

ティア「話したことと違う意味で捉えられたり、変な伝わり方をしたり……それなら意思疎通は文字でしてしまえと」


ローラ「そうだったんだ……」


ティア「でも……あ、アルシェが「喋るのが下手でも気にしない」って……い、言ってくれて……///」

ティア「だから喋るのはもう怖くないんです。アルシェのおかげ……です///」


ローラ(ほほえまー)ニッコリ


ティア【おしまいです】カアア


ローラ「話してくれてありがとう。クロエちゃんにはティアちゃんの悩みは解決したってことだけ伝えておくね」


ティア【それでお願いします】


ティアの悩みは無事晴れました
965 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/11(月) 17:04:09.99 ID:3BcISig7o
自室ーー


クロエ(あれからも話を聞いて回って……)


レナ『私のことより自分はどうなの?』


ナミネ『クロエさんも悩みがあれば言ってください』


クロエ(私自身について言われることが何度かあった)

クロエ「……はあ」

クロエ(そりゃ……トラウマくらいあるわよ)


◆◆◆◆◆◆◆◆

◆◆◆◆

◆◆
966 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/11(月) 17:04:37.23 ID:3BcISig7o
クロエ(幼少期)「……」


「クロエ、ご飯の時間ですよ」

「おや……宿題ですか?」


クロエ「かけないよ……」


「お母さんについての作文ですか……」


クロエ「だって、ママはわたしを捨てたんでしょ!?」


「クロエ……」


クロエ「クロエはわたしの名前じゃない! 先生がつけただけでしょ!」


「……これは私から学校に伝えておきますから。まずは食事にしましょう? 今日はクロエの好きなハンバーグですよ」


クロエ「……うん」


「クロエ……あなたにはきっと良い人生が待っていますからね」


クロエ「……」コクン


ーーーーー


クロエ「……アートルム物語……?」


「ええ。クロエは本を読むのが好きだったでしょう? 伝記と言って絵本や漫画とは少し違いますが……きっと気にいるはずです」


ーーーーー


クロエ「先生! わたしすごいまほうつかいになる!」


「アートルム物語を読んだのですね?」


クロエ「うん! すごいねこの人!」


「全魔法使いの憧れです」


クロエ「先生も?」


「当然です」


クロエ「先生も好きなんだ! いっしょだね!」


「元気を出してくれたようで嬉しいです」フフッ


ーーーーー
967 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/11(月) 17:05:07.33 ID:3BcISig7o
ーーーーー


「今日はーーさんのお城でお歌を発表しますからね。失礼のないようにするんですよ」


ーーーーー


クロエ「ら〜♪」

「ららら〜♪」


パチパチパチパチ……


「さすがーーさん。可愛らしい聖歌隊だ」


クロエ「あ……!」テテテッ


「…………」


クロエ「あなた! なんで歌ってないの?」


「わ、わたし聖歌隊じゃないよ。ここの娘だもん」


クロエ「ふーん。……名前は?」


「……ローラ」


クロエ「ローラね! ねえローラ、ここの娘なら案内してくれない!? すごく広くて迷っちゃいそうなの!」


ローラ「な、なにあなた……リーケの娘にしつれいじゃない!?」


クロエ「リーケって何よ! そんなのいいから案内しなさい! いだいなまほうつかいのきょてん? ……にするんだから!」


ローラ「……わかったよ」


ーーーーー

ーーー

968 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/11(月) 17:05:34.32 ID:3BcISig7o
クロエ「つかれた〜! 広すぎるわ!」


ローラ「……ねえ、そういえばあなたの名前は?」


クロエ「言ってなかったかしら? クロエよ!」


ローラ「……そういうときはみょうじも名乗るの。しゃかいのルールだよ」


クロエ「あなたもさっきみょうじ言わなかったじゃない」


ローラ「わたしは自分のみょうじがきらいなの! みんなリーケって名前につられて近づいてくるだけなんだから……!」


クロエ「そうなの? でもごめんなさい、わたしみょうじがないの」


ローラ「え……」


クロエ「孤児だからねえ……名前だけはあるけど、みょうじは孤児院の名前とかになるのかしら……?」


ローラ「……ご、ごめんなさい。そうとは知らなくて……」


クロエ「あやまらないでよ、悪いことした気分になるわ」

クロエ「そうだわ! それならあなたがみょうじをつけてよ!」


ローラ「え……ええっ!?」


クロエ「……」ワクワクキラキラ


ローラ「えー……あのー……」

ローラ「あ……」


クロエ「あ?」


ローラ「アートルム……とか」


クロエ「アートルム! わたしのだいすきなまほうつかいよ!」


ローラ「いだいなまほうつかいになるって言ってたから……」


クロエ「そうね! わたしくらいのまほうつかいならアートルムを名乗るのにふさわしいわ!」


ローラ「すごい自信……」


クロエ「なんか力もわいてきたわ! 今ならまほうもうてる気がする!」グググ…
969 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/11(月) 17:06:03.93 ID:3BcISig7o
クロエ「えいっ!」


ずおっ!


ローラ「わあ……なにこれ……黒い……」


クロエ「で、出た……! 初めてまほうが出たわ!」

クロエ「先生! せんせー!」ダーッ


ーーーーー


「うわっ!?」

「気味が悪いな……」

「なんだあれ……」


クロエ「先生! わたしまほうが出たわ!」


「く、クロエ。一度抑えられる?」


クロエ「? ええ」スウウ…


「クロエきもー……」

「真っ黒クロエだ」


「こら、みんな駄目ですよ」


「だって変だよ、黒い魔法なんて」


クロエ「……変?」


「うわ、近寄るなよ!」


「こら! そういうことを言わない! クロエ、変なんかじゃありませんよ。素敵な魔法です」


「……すまない。聖歌隊はお引き取り願えないか? さすがに子供をこんな場に長時間置いておくのは大変だろう」


クロエ「そんなことないわよ! また歌だって歌って……」


「……申し訳ありません。失礼します」ペコリ

「みんな、帰りますよ」


ーーーーー
970 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/11(月) 17:06:43.95 ID:3BcISig7o
「近寄るなクロエ! お前のせいでご飯も食べそこねたじゃないか!」


クロエ「いたっ、ぶたなくたっていいでしょう!」


「真っ黒クロエはどっかいけ!」


ーーーーー


「はい、はい。よろしくお願いします」ペコリ


クロエ「先生? また誰かいなくなったの?」


「他の孤児院へお歌を練習しにいったんですよ」


クロエ「わたしのまほうが気味悪い……から?」


「違います。そんなことありません」


クロエ「だって、わたしがまほうをうつとみんな離れてくもん!」


「私はどうなのですか。離れていく素振りを一度でも見せましたか?」


クロエ「……」フルフル


「大丈夫。自信を持って。いつかきっとその魔法が好きになれるはずだから」ポンポン


コンコンッ


「は、はい? どなたでしょうか……」ギイ…


ローラ「……」


「すみません。こちらの孤児院にクロエという方はいらっしゃいますか?」


クロエ「ろ、ローラ!」


「お嬢様が人間と遊ぶならクロエ・アートルムという方がいいと言って聞かなくて……」


ローラ「久しぶり、クロエちゃん」


クロエ「わ、わざわざ会いに来たの? 気味悪くないの?」


ローラ「なんで? せっかくうてたまほうなんでしょ? 気味悪いなんてことないよ」


「クロエ……良かったですね。友人は大切にするんですよ。先生との約束です」


クロエ「……っ」コクコクッ


◆◆

◆◆◆◆

◆◆◆◆◆◆◆◆
971 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/11(月) 17:07:35.86 ID:3BcISig7o
クロエ「私は……」

クロエ(皆を失うのが怖い。親に捨てられ、孤児仲間も離れていって……人が離れることが怖くてたまらない)

クロエ(ま、先生とローラに出会えたことだけは誇れることかしら)

クロエ(……思えば悪夢は周りに人がいなかったり、皆がいなくなるようなものばっかりだったわね……。考えないようにしてたつもりだったけど、心の底では考えてたってことかしら)

クロエ「さあ、クロエ・アートルム……頑張りどころよ」グッ
972 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/11(月) 17:08:03.09 ID:3BcISig7o
皆の悩み一覧

クロエ  皆を失うのが怖い

ローラ  ???(解決)
ヒカリ  魅了魔法のせいで自信が持てなくなった(解決)
レナ   ???
凜華   水津真凛の娘として見られたくない(解決)
モミジ  高い所が苦手
ティア  話すのが苦手(解決)
アルシェ ティアがいなくなるのが嫌だ(解決)
ナミネ  恋愛をしてみたい
楓    死にかけた
嵐    楓を失いかけた
晶    ケンカで守るべき人を傷付けた
デン   ???
イオ   魔法で人を傷つけた(解決)
973 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/11(月) 17:08:29.95 ID:3BcISig7o
現在の目標
・皆の悩みを解決する

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

12月第2週
14/16回目の行動です
16回目の行動終了後、冬休みに入ります
974 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 17:33:26.81 ID:omyW2GK8O
デンに会って何か悩みごとは無いか聞く
またそれとなくレナから聞いた昔のデンについて話をしてみる
975 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 18:19:36.66 ID:6MqaiaTk0
かつてナミネに自分たちの恋を応援してもらった恩もあり、ティアとアルシェもナミネの悩み解決を手伝ってくれることに
まずはナミネ本人に気になっている人がいないか聞き、いたらアプローチの方法を、いなかったら素敵な出会いを探す方法を皆で考える
976 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 18:23:50.71 ID:cfOxj7hA0
>>604の倉庫の大掃除手伝い募集をローラを誘って一緒にやる。ちょっと昔のことを思い出したせいかローラと何かやりたくなったクロエ
最中手違いで学園物定番ハプニングの倉庫に閉じ込められしばらく二人きりに
977 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 18:32:04.76 ID:lLSHA5bgO
寒くなってきたので冬休みに備えてヒカリと一緒に冬物を買うついでに街へ
お互いに相手に似合いそうなのを着せ替えしたり色々なところに寄ったりしつつ、冬休みに思いを馳せながら楽しむ
978 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 19:03:35.51 ID:rHvi1vfy0
ローラとヒカリのマホリオメンバーと協力してヒカリの悩みについて調べてみる
979 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/11(月) 19:44:56.05 ID:3BcISig7o
>>978
ヒカリの悩みについてというのは魅了魔法のことでしょうか
解決済みのつもりではあるのですが、この安価で間違いないですか?
間違いないならこの安価で頑張って書いてみます
980 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/11(月) 19:46:02.91 ID:3BcISig7o
それとこのスレはここで終わります
続きは次スレで

残りのレスは質問や要望などあれば書いてください
981 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 19:47:00.73 ID:K1Uf6QDB0
>>978はヒカリとレナを読み間違えていた…
>>978は無効にしてください
982 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 19:48:14.02 ID:K1Uf6QDB0
ID変わってるけど>>978ID:rHvi1vfy0です
983 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/11(月) 19:49:41.39 ID:3BcISig7o
>>981
承知しました
ではレナの悩みを調べるという内容で書いていきます
984 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 20:32:59.64 ID:lLSHA5bgO
おつですー
>>1のイメージでの、胸の大きさランキングとか知りたい
985 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 21:27:37.51 ID:cEoTnMeW0
世界観的に男はどうなってるのかと

ティアルシェは子供が出来れば離れられなくなるんじゃないかな
986 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/11(月) 21:58:09.14 ID:3BcISig7o
>>984
イオ>モミジ>ナミネ>ヒカリ>レナ>デン>凜華>晶>ローラ>ティア>アルシェ>嵐>クロエ>楓
二三年生、先生も入れると
イオ>モミジ>アルト>リリィ>ナミネ>ヒカリ>ウィン>レナ>デン>凜華>時雨>くるくま>ナナ>エミール>晶>ローラ>ティア>アルシェ>樹>橘花>嵐>クロエ>楓
みたいな感じです

>>985
います
肉体的には男性の方が強いのですが、魔力は圧倒的に女性が強いです
荷物を運ぶのにも移動するのにも魔法を使う世界なので、男性の出番は多くありません
子供は女性同士でもできます(どうやってできるのかは考えてませんが、魔法の力とかだと思います)
987 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 22:38:31.76 ID:qXYaZriwO
魔法ある世界だし最悪普通に生やせたりしそう
ちなみに>>1的には生えてるプレイは書くの大丈夫な人?(本物じゃなくておもちゃとかも)
988 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 22:46:02.51 ID:cfOxj7hA0
クリアは召喚石には入ってなくて預かってるみたいな状態だけどローラと融合出来たりする?

>>986の胸比べで樹は大人だとトップレベル?あとラピスの人間形態はどこにはいる?
989 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 22:56:19.67 ID:6MqaiaTko
クロエと楓、ロリ勢にすら負けてて草

ところで、こっちの世界で言うクリスマスとか正月みたいな行事ってある?
990 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 23:05:41.13 ID:cEoTnMeW0
ティア>アルシェ>樹>橘花

先生も割とペッタンコだった件

>>989
ハロウィンがあるから他もあるんじゃない?
991 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 00:53:34.50 ID:BvVdgS720
貴重な百合スレだし安易に生やさないで欲しい(百合過激派)
992 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/11/12(火) 04:00:10.90 ID:gDFG32LJ0
一年
クロエ・アートルム 主人公、演劇部、貧乳
水津 凜華(すいず りんか) クロエのチームメイト、演劇部の王子様
モミジ・クレナイ クロエのチームメイト、演劇部、ロリ巨乳
ローラ・リーケ クロエの幼馴染み、ヤベー生き物達を得て胃は大丈夫か?
ヒカリ・ロゥレス クロエのルームメイト、ローラのチームメイト、演劇部、旗建て職人
レナ・フォールン ローラのチームメイト、演劇部、スタイルは良い
ティア・ソレル ローラのルームメイト、見事な幼児体型、アルシェの恋人
アルシェ・ブランカ クロエのクラスメイト、つるぺた幼児体型、ティアの恋人
ナミネ・スフィアード ティア・アルシェのチームメイト、グラマラスボディ、恋愛したい
雨宮 楓(あまみや かえで) クロエのクラスメイト、晶・嵐のチームメイト、マホリオ一年大会優勝・校内ベスト8チーム
真壁 晶(まかべ あきら) クロエのクラスメイト
七峯 嵐(ななみね らん) クロエのクラスメイト、楓の幼馴染、ツンデレ
デン・ハザード 一年生最強格、闇の試練で何か知ってそうなポジション
イオ・ローライト 現状最胸
音無 舞 宝坂劇団員、カサブランカ魔法学校の一年

上級生
ウィン・フォルクス マホリオランキング一位、二年生、ナナの恋人
ナナ・ヴァーミリオン ウィンのチームメイトでルームメイトで恋人、
早川 時雨(はやかわ しぐれ) ウィンのチームメイト、性知識に疎い?
白夢 くるくま 元演劇部部長、アルトの幼馴染・恋人
アルト・ナナリー くるくまの幼馴染み・恋人
エミール・ストライア 黒魔術部部長、学校中の人を全裸にした
アリサ・シルフィ 陸上部主将(元?)
早水 百合江(はやみ ゆりえ) 演劇部新部長、百合っ娘

教員
リリィ・アンスリウム 教育実習生あがり
樹(いつき)・ユグドラシル・リリウム 校長、ロリ体型だが大人形態にもなれる
峯岸 橘花(みねぎし きっか) エミールのストーカー、樹の同期


ラミー・アルファウス 闇の試練に失敗した子、樹に愛されてた

これで全員いる?
993 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/12(火) 17:40:07.26 ID:rF8ufZ4Xo
>>987
生えてるものを使う(獣っ子の尻尾や人外っ子の触手などを挿入する)のは大丈夫ですが、生やすのは守備範囲外ですね
まとめサイトになりますが過去スレの
【安価】冒険者(♀)「百合の塔を制覇する!」【百合】
http://ssmatomesokuho.com/thread/read?id=342785
を見てもらえればなんとなく書けるプレイが分かるかもしれません

>>988
融合できます
ローラが「力を貸してほしい」と魔獣に伝えて魔獣がそれに応えれば融合できるので、野生の魔獣などとも融合できます
学校で飼育している魔獣とは融合したことがあります(前スレ479参照)
その気になればラピスやルクともできます

胸の方は大人樹はイオモミジ級にでかいです
ラピスはナミネと同じくらい
クリアはティアルシェと同じくらいです

>>989
クリスマスも正月もあります
クリスマスから年越しまでの一週間は身近な人に感謝を伝える日で、初日にあたるクリスマスの日が恋人の日と言われています(独り身の人がプレゼントを持ち寄って集まり、パーティーをする悲しい日でもあります。プレゼントの習慣は恋人同士でもあるようです)
そこから翌日以降は友人と過ごし、29か30日頃に帰省します
年末は自宅で家族に感謝を伝え、そのまま家で年越しを迎えるというのが基本の過ごし方です

>>990
胸は今後の成長度合いなども加味してます
入学当初よりはティアルシェは膨らんでますが、先生組は膨らむことはありません
クロエ楓はすごく平らなイメージで書いてます
豊胸プレイとかしたら大きくなるかも(あくまで「かも」です)

>>992
全員ですね
まとめていただきありがとうございます
994 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 18:23:39.88 ID:+8X7h4YgO
クリスマスイベの安価(ティアルシェ・ウィンナナ・あるくまのデートや残り面子のクリスマスパーティーなど)をぶちこめるのは冬休みかな?
995 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 19:19:37.08 ID:e9jdf2fYO
クロエがクリスマスに誰かに告白...はまだ早いかな
996 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 19:26:18.53 ID:ppmtUPdAO
現状だと一番近いのは恐らくローラとヒカリの二人だけど、反応とか見るとまだそこまで発展してなさそう
997 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 19:45:22.10 ID:mONSaL6pO
>>1000ならクリスマスは酔っ払い共主催の乱交パーティーになる
998 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/13(水) 23:14:24.63 ID:wMvPRnhwO
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssr/1573654213/
次スレへの誘導ついでに埋めー
999 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/13(水) 23:41:34.87 ID:wPAAdBtM0
>>1000 ならクロエの胸が1mmだけ大きくなる
1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/13(水) 23:46:32.46 ID:8fRMI3cyO
>>1000ならクリスマスにカップル組がしっぽりねっとり
1001 :1001 :Over 1000 Thread
                     __|_____|___!__}
             ___     |_          }      }
          ,. :'´:::::::::::::: ̄`ヽイィ_ ̄「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「 ̄ ̄ ̄!
        、ゝ-'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::´r┴―――――‐┼―┬ー'
  __、_>':::::::::::::::::::ト、l:、: :: ::. :.. ..: .:. ::::{_______l____{
  `ヽ:_..::::::::::::::::::::::: .:|-''´}:.:.:..:l::;i::、l、::::::::( | ̄| ̄「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l
   ,>:::::::::::::: ::: .: .::.|  /:;:::::;ハ{ム_‐トハヘ::ゝ|  |  |          |
   '⌒ァ::::::::..::. :::.::::;lヘ‐ ´ヘハi´'´jハY 「|「 ̄ ̄ ̄ ̄ 「 ̄ ̄ ̄ ̄「 ̄
     ̄7;.ィ::{::::l::l::ljレr=、ヽ,rヘ ゞ-' _,j !|______l____j__    / ̄ ̄ ̄ ̄
     ∠ハ:::ヽハl:{' {!´};リ } 、 ` ̄´   !::::|            |.    | |    |   今度は貴方のお話、読ませてくださいね
      'イ::`:::lヘハヽ.__´/  ヽ_    j___!________|___!__j   .ノヘ.____
      {;.イ/::!:::::::lヘ      く_,)  ,ィ:|      r、   /)!   {
       ' !::::|:::::::|`^ヽ .___ /,ノrー――― ノ } ///)一'
       /::::::!::::::::!:::::::::_r' ー--、fr、|      / '-' / ' /ノ
       イ:::::::!:::::: :ヽ'´:.{    ト.ゝく!___  /      ´/l
       'イ:::;rヘ:::..::. :ヽ:.:ヽ.  |イヘ:;イ     /      _二つ
        |::/:.:.:.ヽ::::::::::`ー-ヽ.|rー┼― ,、/     / |:.:.:.|        
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【安価・コンマ】鬼滅の飛天御剣流【鬼滅の刃】 @ 2019/11/13(水) 21:48:15.61 ID:oM5Gvf840
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【クロスオーバー】フットボールフロンティアに参加するぞ【安価】 @ 2019/11/13(水) 18:48:47.69 ID:rKSk7Fs+0
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寝こさんの寝台車 28両目 @ 2019/11/13(水) 00:00:28.94 ID:geTGlYog0
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先輩「不老不死になりました」 後輩「はぁ」 @ 2019/11/12(火) 22:52:34.12 ID:xbGiBxwf0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1573566753/

加蓮「黒埼さんのあのかんじってキャラづくりじゃなくてガチなんだね」 @ 2019/11/12(火) 22:37:27.48 ID:jio0UMJ50
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1573565847/

しーとしかる正しいしつけ方 @ 2019/11/12(火) 21:44:36.26 ID:qvGII4Y2o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1573562676/

仮面ライダーゼロワン「アイドルのエガオ」 @ 2019/11/12(火) 21:22:40.85 ID:4aTvTJ8V0
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P「安価でアイドルとラッキースケベ」 @ 2019/11/12(火) 15:26:44.19 ID:1ucr0xxi0
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