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【安価】クロエ「リリウム魔法学校へ! 2学期よ!」【百合】

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823 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 15:37:24.54 ID:XHMz7jtko
食堂ーー


クロエ「はい、ココアで良かったかしら」コトッ


美術部員「あ、ありがとうございます」ペコ


ヒカリ「それで……聞いてもいいかな」


美術部員「はい。魔法に詳しい人のこと、ですよね」


ヒカリ「うん、お願い」


美術部員「私のクラスの魔法学の先生で、魔法の解析が趣味らしいです。峯岸先生っていうんですけど……」


ヒカリ「知らないな……」


美術部員「無理ないと思います。普段は自分の研究室に閉じこもってて、授業も大抵『調べものしてて遅れた』って言って遅れて始まるので……」


クロエ「授業に真面目に出てればそれだけ出会う可能性が低いってことね」


美術部員「はい。ただ最近は文化部の部室棟の方に行ってるみたいなので、会える可能性はあると思いますよ」


ヒカリ「部室棟か……」


美術部員「あ、これ似顔絵です」シャッシャッ


ヒカリ「ありがとう、助かるよ」ニコッ


美術部員「は、はぃ……///」ポッ


ーーーーー
824 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 15:38:31.02 ID:XHMz7jtko
部室棟ーー


クロエ「張り込みねえ……」


ヒカリ「どの部活かまでは分かんないから仕方ないよ……って来た!」


クロエ「はやっ」


ヒカリ「あ、あのっ」


橘花「悪い、通してくれ」


ヒカリ「ま、待ってください! 調べてほしいことがあるんです!」


橘花「……」ツカツカ


クロエ「ちょ、追うわよ!」


黒魔術部ーー


橘花「エミール!」バンッ


エミール「ひぃっ!」


クロエ「黒魔術……?」


橘花「さあ、今日も楽しい楽しい実験の時間だ……」ワキワキ


クロエ「ちょっと、ここに用事があるの?」


橘花「当然。このエミールの魔法は実に面白い。予測不能にして空前絶後! パターンに当てはまらない結果のオンパレード!」


エミール「クロエさん助けてぇ……」


黒魔術部員「なんで私達には助け求めないの」


エミール「みんなも怖いんだよぉ……」


クロエ「はあ……闇よ、彼の者を包め」ズオオ


橘花「ほう、これが闇魔法か……早速採取を……」ウキウキ


クロエ「ほら、逃げなさい」

クロエ(中真っ暗なはずなのに冷静ね……)


エミール「あ、ありがと!」タタタッ
825 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 15:39:15.29 ID:XHMz7jtko
すううぅ……


橘花「む、晴れてしまったか」

橘花「……エミールは!?」バッ


クロエ「逃げたわよ」


橘花「そうか。私も帰るか」スタスタ


ヒカリ「だ、だから! 待ってください!」ガシッ


橘花「なんださっきから。私は忙しいんだ」


ヒカリ「ボクの魔法を調べてください!」


橘花「なんだ、健康診断に問題でもあったか」


ヒカリ「そうではなく……固有の魔法が分からないんです」


橘花「……ほう?」ピクッ

橘花「無能力ではないんだな?」


ヒカリ「発現の可能性はあると医者には言われました」


橘花「なんだそういうことなら早く言え! ほら、調べるぞ!」ウキウキ


クロエ「……私この人怖いんだけど」


ヒカリ「ボクもちょっと……」


ーーーーー


研究室ーー


橘花「そこに立って、この壁に向かってシュートを撃ってくれ」


ヒカリ「はい。魔弾【シュート】!」ゴッ


橘花「解析魔法【アナライズ】。次。そこに寝て、魔力を集中させて」


ヒカリ「はい。……っ」キイ…


橘花「解析魔法【アナライズ】。ほう……。じゃあ次は……」


ーーーーー

ーーー

826 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 15:39:43.14 ID:XHMz7jtko
橘花「結果が出たぞ」


ヒカリ「……」ゴクリ


クロエ「……」ドキドキ


橘花「結論から言おう。固有魔法は発現している」


ヒカリ「ほんとですか!」パアッ


橘花「でだ。肝心の内容は……くくっ」

橘花「『魅了魔法』のようだ」


ヒカリ「魅了……」


橘花「それも、魔力そのものと一緒になって常に垂れ流しときた。相手の魔力に対して反応を起こさせるから、君は色んな人から魅力的に見えるはずだ」


クロエ「なるほどねー」ヘー


ヒカリ「そっか……そう、ですか……」


クロエ「……?」


橘花「そんなところだな。いやー、知らない人の魔法を解析するのはびっくり箱を開けるようでわくわくするな」

橘花「解析したよしみだ。忙しいときは無理だが、たまになら遊びに来い。面白い魔法の話でも聞かせてやる」ムフー


クロエ「ロリっ子なのに腕は確かなのねえ」


橘花「誰がロリだ」


ーーーーー

ーーー

827 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 15:40:13.13 ID:XHMz7jtko
クロエ(なんかヒカリ暗かった? やっと自分の魔法が分かったのに……)


現在の目標
・闇の試練の情報を集める
・部活に精を出す

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

11月第3週
11/16回目の行動です
12回目の行動終了後に、文化祭へと移行します
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 15:53:30.44 ID:M2Gy5GMDO
文化祭でのクラス毎や部活毎の出し物についての話し合いがそれぞれ行われる
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 15:56:07.59 ID:J8MbWq/J0
ローラと一緒にバジリスクについて書かれた文献を読むことに
頬がくっついたりくっつかなかったりしてついついドキドキしたりする
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/11/02(土) 16:23:44.68 ID:OzWGxpoQ0
集められるだけ人を集め闇の書の解読大会
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 16:38:46.84 ID:vNsvvcL3o
アルシェの為に料理やお菓子の作り方を部屋で勉強するティア。ここ最近のアルシェの頑張りを見て、自分もアルシェの為に何かしてあげたいと思ったらしい
その姿を間近で見たローラも、自分が恋をした時のことを考えてしまう
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 16:44:40.17 ID:jxeJM4ZpO
元気が無くなってしまっているヒカリが心配になり話をする。
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 17:10:49.35 ID:Rf2lZ2IIO
まぁ普通に考えて『やたら好かれるのは実は魔法で間接的に周りを操っていたからでしたー』とかなったらヒカリの性格的にも色々考えちゃうよなぁ(演劇部だし尚更)。

ここから強化・回復イベに移行出来ると良いんだが(例:制御して対象を絞って行使可能にし、魅了で行動不能などの用途として用いる・魅了魔法オフの状態で周りと接させて自信を取り戻させるなど)
834 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:12:22.95 ID:XHMz7jtko
教室ーー


先生「では男装喫茶開店に向けて、今日も準備をお願いします」


はーい


楓「ほんとにやんのー……」


晶「諦めよう……」


クロエ「ほら、花形の二人が暗い顔しないの。嵐なんかうきうきよ」


嵐「オレはやっぱスーツがいいな。できる男って感じするだろ?」キラキラ


クロエ「ほら」


楓「嵐はさー、ちっちゃいから普段可愛がられるじゃん。珍しく頼られて乗せられてるだけだってー……」


クロエ「なんでもいいわよ。せっかくみんな乗り気になってるんだから、楽しんだ方が得よ?」


晶「……やるかー……」


ーーーーー


部室ーー


百合江「という訳で、配役はこれで決定ですの。このステージ発表は来年の夏休みにある大会の審査も兼ねていますわ。ぜひ本気でぶつかってくださいまし」


はいっ!


クロエ「凜華、モミジ、レナ、ヒカリ……私もいる」


百合江「総力戦ですわ。各自の持てる最高の技術をこの舞台にぶつけてくださいまし!」


はいっ!!


ーーーーー


クラスでは男装喫茶を
部活では舞台発表を行うことが決定しました。
本番に向けて全員の意欲が高まっています。
835 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:12:50.82 ID:XHMz7jtko
図書館ーー


クロエ「さ、今日は調べもの……を……」


晶「男装の本とかあります?」


モミジ「舞台美術の本を……」


ローラ「バジリスクのことが書いてる本ってありますか?」


クロエ(今日は賑やかねえ)


司書「はいはーい。検索魔法【モニター】!」バララララッ


ーーーーー


クロエ「さて……悪いけど人がたくさんいる内に力を借りるわよ」スッ

クロエ「解読開始……!」スゥ…
836 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:13:20.30 ID:XHMz7jtko
襲来の時期はおおよそ決まっている。

最初は小さな存在だが、その内にまず巨大なクモが現れる。

それから一ヶ月後、二ヶ月後、四ヶ月後となる。

形態が決まっているのは最初と最後だけである。

クモと、闇そのもの。それが最初と最後の形態。

クモの次に襲来するものは、クモを撃退した方法により変化する。

強力な一撃で葬れば二頭のヘビ。大量の魔法使いの攻撃で葬ればそれを上回る量のハエの大群。

まるでクモを斥候とし、その撃退方法を見て対策するかのように一ヶ月後の形態は変わる。

二ヶ月後の形態はさらに強力に変化する。

例えばヘビを撃退するのであれば、消滅のために大量に魔法を撃つ必要があり、撃退に人数を要することになる。

あるいはハエを撃退するのであれば、まとめて消滅させる強力な一撃を要することになる。

つまりどのような存在がクモの次に来たとしても、その次ーー二ヶ月後ーーはおおよそ決まっている。

二ヶ月後の形態は重要ではない。見た目は術者によって違うが、その存在が「強く」「大量」にやってくることだけを知っておけばいい。

そして最後ーー四ヶ月後ーーは、まず巨大な鬼がやってくる。

その存在は霊峰に座する魔獣に引けを取らない強さでありーー

仮に撃退できたとしても、魔力を使い果たした術者を空を覆い尽くす程の大きさの闇が飲み込みに来るだけだ。
837 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:13:47.57 ID:XHMz7jtko
クロエ「……っ」

クロエ「クモ、一ヶ月後にヘビ、二ヶ月にもっと強いの、四ヶ月後に鬼と、空を覆い尽くす闇そのもの……恐ろしいわね……」メモメモ

クロエ「続き……!」グッ…
838 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:14:14.86 ID:XHMz7jtko
失敗した者の話は枚挙に暇がない。

直近では、リリウム魔法学校の生徒が鬼に敗れ闇に飲み込まれている。
839 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:14:42.13 ID:XHMz7jtko
クロエ「!!?」ガタッ

クロエ(ま、って……)グラ…

クロエ(これは……そう。遺跡にあった、古い文字で書かれた本。『直近の話』なんか知ってるはずない……!)

クロエ「……すぅ……はぁ……」

クロエ「読むしかない、のよね……」グッ
840 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:15:09.08 ID:XHMz7jtko
その場にいながらにして助けることができなかった者の名。

〈樹・ユグドラシル・リリウム〉

以上。

捕らえられた術者の名ーー
841 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:15:55.95 ID:XHMz7jtko
クロエ「今度は校長先生の名前まで……めちゃくちゃね」ハア

クロエ「……とりあえず、信じるしかない……わよね。校長先生に話を聞けば真偽は分かるし……」

クロエ「それより続き。成功者の話……」キイ…
842 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:16:22.83 ID:XHMz7jtko
全ての闇の襲来を退けた者もいる。

襲来の度に撃退を繰り返し、闇を支配下に置いた者。

内なる闇と向き合い、闇の成長を抑えつけた者。

闇を自分自身の力に変えた者。

そして、友と手を取り合い助けられた者。

その全てに共通するのは襲来する最後の闇と向き合ったこと。

最後の闇に辿り着くことなく闇を手懐けた者を私は知らない。
843 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:16:49.48 ID:XHMz7jtko
クロエ「……で、次のページからはそれぞれの魔法使いの名前とプロフィールね……」ペラ…

クロエ「とりあえず……この辺は後で気になった人の所を読むだけね」

クロエ「最後……闇の魔法の使い方……」キイ…
844 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:17:18.05 ID:XHMz7jtko
強力だが多大な危険が伴うため、可能ならば行わないことーー。



まず、自分の中に闇と魔力をそれぞれ感じること。

憎しみ、怒り、悲しみ。とにかく暗い感情を感じ、闇が強まるのを感じること。

そうするだけで、やがて魔力が闇に染まるのを感じるだろう。



ーー以上。
845 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:17:52.66 ID:XHMz7jtko
クロエ「……」ギリッ

クロエ「なんて魔法よ……」パタン

クロエ「……あーもー!」スクッ

クロエ「ローラ、ローラー!」タタタッ


ーーーーー


ローラ「……」ペラッ


クロエ「ローラ」


ローラ「あ、クロエちゃん」


クロエ「図鑑?」


ローラ「うん。バジリスクについて調べようと思って。ほら、ここ読んで」


クロエ「?」ピトッ


ローラ「ひゃっ///」


クロエ「ご、ごめん。字が小さくて読みづらかったから……///」


ローラ「う、うん……///」

ローラ「えっとね、バジリスクの子は毒性が弱く、非力であるって書いてて……///」


クロエ(一つの本一緒に読むのってこんなに近いのね……///)


ーーーーー

ーーー

846 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:18:26.97 ID:XHMz7jtko
自室ーー


クロエ「ふー……」パタン


ヒカリ「あ、おかえり……」ペラ…


クロエ「ヒカリも本読んでるの?」

クロエ(今日みんな本読んでるわね……)


ヒカリ「うん。ちょっとね」


クロエ「なになに……『人から好かれる本』『好きのメカニズム』『好きなものを増やす』……」

クロエ「あー……ヒカリ?」


ヒカリ「ん……?」


クロエ「魅了魔法ってやっぱりショック?」


ヒカリ「……うん」

ヒカリ「人から好かれてる自覚はあったけど……全部嘘だったんだって思って……」


クロエ「……そうね、落ち込むわよね」


ヒカリ「……」ポロッ

ヒカリ「あれ、なんか、涙が……っ」ポロポロ


クロエ「急に不安になって気持ちが追いついてないんでしょ。ほら」ポフン

クロエ「膝枕してあげるから、今日はさっさと寝なさい」ナデナデ


ヒカリ「うっ……ぐすっ……」スンスン

ヒカリ(クロエもそうなんだ……ボクのこと気にかけるのも魔法のせいで……)ズキッ

ヒカリ(やだよぉ……!)ズキズキ

ヒカリ「えくっ、ひくっ……」グスッ


クロエ「……」ナデナデ


ヒカリ「ひっく……っく……」スゥ…


クロエ「よしよし」ナデナデ


ヒカリ「ふぅ……っ、すぅ……」


クロエ(……泣いたかと思ったら寝て……赤ちゃんかしら)クスッ

クロエ「大丈夫よ。ヒカリは魔法なんかなくてもみんなに好かれてるわ」ナデナデ


ーーーーー

ーーー

847 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/02(土) 23:18:53.84 ID:XHMz7jtko
ー幕間
  ティア、本を読むー


ローラとティアの部屋ー


ガチャ……


ローラ「ただいまー」


ティア【おかえりなさい】


ローラ「あ、ティアちゃんも本読んでるの? なんの本?」


ティア「……」スッ


ローラ「あ、お菓子作りの本だ。何か作りたいの?」


ティア「何かというか……アルシェはなんでも喜んで食べますから……」


ローラ「あらあら」ホッコリ


ティア「あ、アルシェ、強くなるって特訓したり頑張ってるから、ご褒美……です///」


ローラ「うんうん、喜んでくれると思うよ」

ローラ(いいなあティアちゃん。アルシェちゃんと付き合ってから毎日幸せそうで……)

ローラ(私にもいつか、そんな素敵な相手ができるかな……?)


現在の目標
・文化祭を成功させる

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

11月最終週
12/16回目の行動です
12回目の行動終了後に、文化祭へと移行します
文化祭終了後に、三回目の闇の試練へと移行します
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 23:44:19.66 ID:85d7+6IJO
文化祭までの間、自身の魔法に悩み日に日に不安が増していくヒカリ。
そんなヒカリを放っておくことは出来ず向かい合うクロエ。
ヒカリからは「魔法のせいで」と拒絶されかかるもそれをはね除け『魔法なんて関係なくヒカリは自分の大切な人(ルームメイトであり友達であり仲間)』ということを面と向かって伝え、それでも魔法が気になるなら自分も力になると勇気付ける。
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 23:50:03.00 ID:UE5mW0TlO
校長に、闇の書でのことについて話を聞きに行く。
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 23:50:11.53 ID:SfbS6O4A0
あれ以来魔法のせいだと思い込みまわりの人から距離を置こうとして元気もないヒカリを励ますクロエ。クロエから見たヒカリの良い所や好きな所、自分もヒカリのおかげで救われたことを話し魔法なんて関係なくヒカリの人柄が好きだと教える
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 23:51:17.64 ID:M2Gy5GMDO
ローラがティアに触発されて、お菓子を作りクロエとヒカリにプレゼント
三人で恋愛について色々語り合う
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 23:55:40.66 ID:LeZ60Rif0
ヒカリの為に何かできることは無いかローラ&水晶竜親子に相談
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 23:55:52.24 ID:3v5SBVOUO
文化祭に向けてスパートをかける。
クラスの男装喫茶・演劇部の舞台の両方の中心となって発破をかけるも闇の試練も控えていることもあり倒れかける。
クロエだけに負担をかけるわけには行かないと周りも奮起して士気がさらに高まり意欲は最高潮へ。
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 23:58:09.74 ID:3v5SBVOUO
タッチの差だったか……そしてヒカリ愛されてるなぁ。
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 00:02:20.24 ID:UgE8RfKW0
自作自演止めたら?
末尾に句読点。付けてるから同一人物なのバレバレなんだけど
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 00:08:06.11 ID:ZkEcoIFg0
前々から言いたかったけどせめて多数決とか行動安価とかはもっと時間間隔開けてからとれよ単発末尾O
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 00:11:45.28 ID:kovA4rt70
そういえばアルシェもクロエのクラスメイトだよね? >>459のまとめではクラスメイトって書かれてないけど、>>7にはクロエのクラスメイトって書かれてるし
858 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/03(日) 07:38:12.91 ID:g9ThgGEho
>>857
あーその通りです、アルシェもクラスメイトです
やらかしまくりですみません!
859 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/03(日) 07:43:51.91 ID:g9ThgGEho
安価に関してはとりあえずこのままいきます
が、たくさんの人に参加してもらいたいと考えてはいるので、怪しい状況が続くようならなんらかの対策を講じるかもしれません

ただ、安価を取るのにルールを設けすぎると安価を取るのもめんどくさくなってしまいそうなので、できれば現状維持のままいろいろな人に参加してもらいたいと考えてます
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 09:55:49.56 ID:FeDxMzUoO
まとめとスレ冒頭のキャラ紹介を眺めてたらふと気付いたけど、冒頭の方にレナがいなかった
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/11/03(日) 14:16:02.53 ID:Z/jPpSvj0
ピカリの葛藤は魔法訓練メンバーに突っ込めばいいとして闇の試練がヤバい

蛇の段階でだいぶ総力戦に近い戦力投入してるから追加戦力はあまりアテにならない

その上で校長は何か隠してる感があるしデンも何かあるしで不安要素残る

なのに敵はより強大な輩が後二つは控えてる、文化祭とかやってる場合ちゃうぞ



無関係な生徒の日常は壊さず仲間の疑惑も晴らさにゃならずその上主人公は心の闇と向き合い強大な敵を打ち倒せとかナニこの少年誌みたいな展開
862 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/03(日) 22:43:36.76 ID:g9ThgGEho
>>860
ホントですね…
とりあえずスレ内で参照できるよう次レスでコピペしておきます
次スレではコピペし忘れないよう気をつけます
863 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/03(日) 22:44:04.35 ID:g9ThgGEho
【名前】レナ・フォールン
【容姿】茶の姫カットに青の瞳 背はそれなりだがスタイルは良い
【性格】クールで物静かだが一度熱中すると周りが見えなくなることも
【得意魔法】物理的な力を反射出来るバリアを貼ることが出来る 魔法は反射出来ないが弱めることは出来る
【備考】演劇部所属の一年生。クールな性格とは裏腹に演技に興味があり演劇部に入部した。
残念ながらクロエと同じく裏方スタートだが、その性分からより一層部活に打ち込んでいる。
864 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/03(日) 22:46:27.82 ID:g9ThgGEho
校長室ーー


クロエ「……」


樹「クロエさん、久しぶりね。闇の書の解読はどう?」


クロエ「……ほとんどできたわ」


樹「そう。めぼしい情報はあったかしら」


クロエ「……あなたの名前があったわ」


樹「な……」


クロエ「答えて。昔闇の試練に挑んだの?」


樹「……教え子がね。だいぶ前に話したと思うけど」


クロエ「教え子が闇に飲まれたって……」


樹「多分それのことよね。どうやって本に書き込まれたかは知らないけど、昔同じことがあったのは確か」


クロエ「でも、本の書き方的にはただの関係者じゃなかった。『その場にいながらにして助けることができなかった』って……まるで先生が助けようとしていたみたい」


樹「……そうね。ただの関係者じゃないわ」

樹「……好きだったの。愛してたと言ってもいい」


クロエ「……」


樹「その子のためなら命を懸けてもよかった。でも……私一人じゃ到底無理だった」

樹「無様に倒され、鬼に連れて行かれるその子を地面に這いつくばって眺めてることしかできなかったわ」


クロエ「……その生徒の名前は?」


樹「本には書いてないの?」


クロエ「本のことを全て信用はできない。もし先生の口から出た名前が同じなら……この本のすべてを解読する必要があるかもしれない」


樹「なるほどね……。全く、とんでもない本を拾ってきたものね」

樹「……教えてあげる。その人の名はーー」


かつて闇に飲み込まれた魔法使いのプロフィールを作っていきます

テンプレート↓
【名前】(和名でも洋名でも可。名字もあればお願いします)
【容姿】
【性格】
【得意魔法】闇魔法
【備考】(その他付け足したいことがあれば。生徒の場合は何年生かもお願いします)

安価↓から3つほどでてくるまで
何個か集まったら、コンマを使用しての投票になります
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/11/03(日) 23:09:03.16 ID:njS/zq8FO
【名前】ヒルダ・リリアーヌ
【容姿】黒髪のツーサイドアップ(奇しくもクロエの髪型と酷似している)に蒼眼。背はクロエと同じぐらいだが豊満
【性格】明るく無邪気で困った人は放っておけないお人好し
【得意魔法】闇魔法
【備考】かつてリリウム魔法学校に在籍していた生徒。失踪当時三年生
樹からは秘かに想いを寄せられていたが、樹が教師と生徒という関係を崩すことを是とせず卒業後に想いを打ち明けようとしていたので樹の想いは知らなかった
持ち前の明るさから闇の試練にも屈することなく果敢に立ち向かったが力及ばず闇に飲まれる。その時に助けを求められる手を掴めなかったことが樹にとって最大のトラウマになっている
外見や性格などにクロエとの共通点がいくつかあり、そこから樹はクロエを闇から守ることを誓っている
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 23:24:01.49 ID:EYZ2B9sF0
【名前】ラミー・アルファウス
【容姿】重ための黒髪の小柄の少女 
【性格】自虐的で自分に自信がない臆病な性格 しかしそれ故に自分が守るべきと認めた相手には自分を犠牲にしてでも守ろうとする
【得意魔法】闇魔法
【備考】かつて闇に飲み込まれた魔法使い 当時二年生
イジメや家庭内暴力によって荒んでいた時に樹によって救われ、彼女に教師以上の強い感情を持つ
最後の時も樹を救うため自らの意思で闇に飲み込まれた
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 23:34:14.91 ID:wIpqhoMDO
【名前】ネーク・リダント
【容姿】髪型赤髪のポニーテール 長身なモデル体型
【性格】真面目で堅物
【得意魔法】闇魔法
【備考】当時3年生
闇の試練には最初は樹や同級生の友達と立ち向かおうと従って、闇の試練によってもたらされた被害によって友達は徐々に彼女から離れていき、絶望と虚無に苛まされた彼女は最後まで共にあろうとした樹を自分から拒絶、たった一人で闇の試練に立ち向かおうとしたが、結局闇に飲み込まれてしまった
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 23:44:13.25 ID:t9FdKAZ/0
【名前】ミーナ・バーンスタイン
【容姿】セミロングの白髪を後ろで一本結びにしている
【性格】生真面目で過剰といえるほどの努力家。自分を高めることに非常に貪欲
他人にまで真面目さを強要するわけではなく、人当たりはそこまで悪くない
【得意魔法】闇魔法
【備考】当時2年生。
珍しいものではあるが使い勝手の悪い闇魔法を嫌っており、それ以外の魔法もうまく使えるわけでもない自分に劣等感を抱えている。
樹のことは、その能力の高さから劣等感を刺激する存在だったが、優しく見守り導いてくれる樹をいつの間にか好きになっていた。しかし、教師と生徒であること、また自分は並べるような存在ではないと思い、ただ自分にとって利用できるだけの存在だと思い込もうとしていた
869 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/03(日) 23:54:11.87 ID:g9ThgGEho
1.ヒルダ
2.ラミー
3.ネーク
4.ミーナ

↓から投票
投票レスのコンマの合計が最初に150を超えたキャラが新キャラとなります
明日12:00までに誰も150に到達しなかった場合、その時点での最高コンマキャラが新キャラとなります
自分の作成したキャラには投票できません
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 23:55:10.04 ID:wIpqhoMDO
2
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 23:56:18.23 ID:lrC0gctr0
2
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 23:57:06.61 ID:UsJUIpfA0
2
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 00:00:10.79 ID:P/UmkHcJO
2
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 00:00:47.13 ID:lZ+P3OWwO
1
875 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/04(月) 00:06:26.97 ID:3MQbQUh9o
新キャラはラミー・アルファウスに決定しました
設定は>>866を参照
876 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/04(月) 19:40:44.62 ID:3MQbQUh9o
樹「ーーラミー・アルファウス」


クロエ「……はあ」


樹「その様子だと……」


クロエ「書いてるわ。ラミー・アルファウス……リリウムの生徒」

クロエ「他に読めそうなのは成功者のページくらいかしらね……」


樹「その本ほとんど解読したらしいけど、最後まで読めたの?」


クロエ「いえ、まだ何ページか。多分後書きとか脚注とか……そんなところじゃないかしら」


樹「そう……もし他に聞きたいことがあれば来てね。協力するから」


クロエ「じゃあこの間話してた闇の魔法使いをツテで調べるって話は……」


樹「……」フルフル

樹「やっぱりそう簡単には見つからないわね。まだ探してはみるけど……」


クロエ「ありがたいわ。よろしく頼むわね」


樹「ええ」


クロエ「それじゃあ、失礼するわ」ギイ…


バタン……


クロエ「……」

クロエ「……ーーーっはあ……///」カア…

クロエ「あ、愛して……る……とか、よく言えるわね……ちょっと気恥ずかしいじゃない……///」


ーーーーー

ーーー

877 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/04(月) 19:41:44.58 ID:3MQbQUh9o
ローラとティアの部屋ーー


クロエ「報告してきたわ」


ローラ「おつかれさま、クロエちゃん」


クロエ「それで……今度は別の問題があるの」


ローラ「?」


クロエ「ヒカリの魔法が判明したのよ」


ローラ「え! 良かったねえ、ずっと知りたがってたし……」


クロエ「それがそうもいかなくて……。魔法の内容は魅了魔法、無意識で周りの人を魅了し続けてたらしいわ」


ローラ「ええっ」


クロエ「それで、自分が好かれるのは魔法があったからなんだって塞ぎ込んじゃって……」


ラピス「はー……」

ラピス「人間って面倒くさいですねえ。だから何だって言うんですか」


クロエ「周りの人も、自分の魔法も信じられないのよ。辛いに決まってるわ」


ラピス「私には漏れ出るような程度の魔力の魔法は効きませんが、それでも彼女のことは好意的に見てますよ。それじゃだめですか」


クリア「同じく!」コクコク


ローラ「うーん……。あ」

ローラ「お菓子を作って一緒に食べながらお話するのはどう? 少しは気分的に楽になるかも……」


クロエ「……そうね、何もしないよりはマシだわ」


ーーーーー

ーーー

878 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/04(月) 19:42:13.18 ID:3MQbQUh9o
自室ーー


ヒカリ「……」


クロエ「ヒカリ、隣座るわよ」ドスッ

クロエ「それと……これ。ローラと作ったから味は保証するわ」


ローラ「クッキー、ちゃんと美味しくできたから良かったら食べてね」ニコッ


ヒカリ「……ありがとう」


クロエ「で、その……魔法のことなんだけど」


ヒカリ「っ」ビクッ


クロエ「逃げないの」ガシッ

クロエ「私は……ヒカリのこと好きよ」


ヒカリ「だからそれは魔法で……」


クロエ「私が悪夢にうなされてた時に落ち着かせてくれたのは魔法の力なの? 違うわよね」

クロエ「それだけじゃない。そもそもヒカリがいなかったら演劇部に入ってなかったかもしれないし……」

クロエ「つ、つまりね! 私はヒカリに救われてるし、ヒカリの魔法なんか関係なしに私はヒカリが好きなの!」


ヒカリ「クロエ……」


クロエ「それでも不安なら、力になるから……」ギュッ

クロエ「私のことを信じて……」


ヒカリ「……ずるいよ」ギュッ

ヒカリ「そんな情熱的に言われたら……信じるしかない……!」


クロエ「……」ナデナデ
879 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/04(月) 19:44:20.56 ID:3MQbQUh9o
ローラ「……こほん」


クロエヒカリ「!」ビクッ


ローラ「二人の世界に入るのはいいけど……私のことも忘れないでほしいな?」


ヒカリ「ご、ごめんローラさんっ」


クロエ「あ、あはは……」


ローラ「もう、いいからお菓子食べよう? せっかく作ったんだから」


ヒカリ「そ、そうだね。いただくよ」


クロエ(よかった。元気になってくれたみたい)


ローラ「そうそう。これね、ティアちゃんアルシェちゃんのためにって読んでた本に載ってたクッキーなんだけど……」

ローラ「二人とも恋人にしたい人とかいる?」


クロエヒカリ「っ」


クロエ「げほっ、けほっ……急になにを……///」


ヒカリ「は、話が飛びすぎてないかい?」


ローラ「この本を読んでるティアちゃんが幸せそうで……私もそういうこと考えちゃって」


クロエ「そ、そうなの……」


ヒカリ「今はそういうのはいない……かな?」


ローラ「そっかあ……ティアちゃん羨ましいなあ……」


クロエ「……」チラッ


ヒカリ「確かにあの二人の仲の良さは羨ましいね」


クロエ「……」チラッ


ローラ「うんうん! お部屋でも毎日お話聞かせてくれてね……!」


クロエ(二人を恋人にできる人は恵まれてるわよねえ……。どっちも良い子だし、可愛いし、かっこいいし……)


ーーーーー

ーーー




ヒカリの悩みが解決しました。
880 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/04(月) 19:44:58.31 ID:3MQbQUh9o
演劇部ーー


百合江「……ヒカリさん、動きが見違えるようになりましたわね」


レナ「吹っ切れたことがあったみたいですよ。……さて」


デン「あ、や、やっぱり舞台に私の魔法使うの……?」


レナ「当然」


百合江「お願いしますわ」

百合江(レナさんの「デンさんならやってくれる」感……たまりませんわぁ……)


ーーーーー

ーーー




これより文化祭に移ります。
文化祭は初日午前・午後、二日目午前・午後、後夜祭の日程となります。

初日午前はクラスの出し物、
二日目午後は部活の発表が割り当てられています。


現在の目標
・文化祭を成功させる

安価↓〜↓3自由行動安価
初日午前に起きたこと

なお、他クラス、他部活の出し物は決めていません
ありそうなものであれば安価で好きに指定していただいて結構です
矛盾する出し物になった場合(ローラのクラスの出し物がお化け屋敷とメイド喫茶など別のものになった場合)、混ぜて採用することが不可能なものは高コンマのものを優先して採用します

文化祭終了後に、三回目の闇の試練へと移行します
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 19:52:37.10 ID:SwMVny1HO
男装が似合う組(凜華・ヒカリ・楓・晶・嵐)のおかげで大盛況の男装喫茶。でもクロエやアルシェ達のそれも『可愛い』と好評らしい

てかローラって別のクラスだったんだ……
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 19:56:06.58 ID:SwMVny1HO
あ、ごめん凜華もクラスメイトじゃなかったかもだからそこカットで。
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 20:42:23.06 ID:KH3VPNs00
男装喫茶の休憩中にローラのクラスを訪れる
ローラのクラスの出し物はお化け屋敷で、かなり本格的な作りの物
終盤までは何とか耐えてたものの、出口付近でついに耐え切れなくなり急いで出ようとしたら最後に待機していたローラと勢いでぶつかってしまい結果的に押し倒すような形になってしまう
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 20:45:20.73 ID:rdY4PU9zO
演劇部と夏休みの旅行の話が流れたのかお化け屋敷をやったデンのクラス

お化け役の怖さが天元突破して話題に
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 20:48:44.30 ID:rdY4PU9zO
>>884
言葉が少し変かな

「お化け役の怖さが天元突破していると話題に」です
886 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/04(月) 23:44:30.29 ID:3MQbQUh9o
男装喫茶ーー


楓「おかえりなさいませ」イケボ


晶「お嬢様」イケボ


きゃーーーーーっ!


嵐「こちらへどうぞ」スッ


「あ、あのあの……壁ドンとか……」


晶「へえ……」ドンッ

晶「こういうのが好きなんだ……?」


「ああああぁぁぁ……///」


クロエ(お客さん来すぎでしょ……!)


「すいませーん」


クロエ「んんっ……はい、いかがいたしましたか、お嬢様?」ニコッ


「かわいい……っ、ショタみある……!」


アルシェ「おじょーさま……」テテテ…


「あ、アルシェちゃんだー。これ食べる?」


アルシェ「っ!」コクコクッ


「あーん」


アルシェ「あむ……。ありがと、おじょーさま」


「こういうのもありかも……」


ティア(変装中)「ぐぬぬ……!」モヤモヤ


ーーーーー

ーーー

887 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/04(月) 23:44:57.82 ID:3MQbQUh9o
クロエ「それじゃ、ちょっと休憩行ってくるわね」


アルシェ「ん」コクリ


クロエ(確かローラもクラスにいる時間だから……)


ーーーーー


ローラのクラスーー


クロエ「お化け屋敷……」


「一名様ごあんなーい!」


クロエ「あ、ちょ……!」


バタンッ


クロエ「……暗い」オソルオソル


「ああああぁぁ……」


クロエ「ひっ……!」


きゃあああああああああ!!


出口前ーー


クロエ(こわいこわいこわいこわい……)

クロエ「で、出口……っ!」ダッ!

クロエ(やっと出れ……)


ローラ「ばああああ!! ってーー」


クロエ「あ……っ!」


どんっ!!


ローラ「いてて……」


クロエ「あ、あぁ……! おばけこわいおばけこわい……!」ブルブル


ローラ「あ、クロエちゃん。私だよ、ローラだよ」ナデナデ


クロエ「へ……? あ、ローラ……?」


ローラ「怖がってもらえたみたいで嬉しいな。大成功だもんね」
888 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/04(月) 23:45:25.46 ID:3MQbQUh9o
クロエ「こ、怖すぎよ……!」


ローラ「えへへ……それで、クロエちゃん」


クロエ「?」


ローラ「そろそろ上からどいてくれないかなー……なんて」


クロエ「え、あっ、ごめんなさい!」バッ

クロエ(押し倒したのに気づかないなんて……!)


ローラ「あ、おかえりはこちらです……」ササッ

ローラ「あとで私もクロエちゃんのクラス行くからね」コソッ


クロエ「ええ、待ってるわ」


ーーーーー


クロエ「……こ、こわかったぁ……」ブルッ

クロエ「……そろそろ戻らないと皆が大変ね」


きゃあああああああ! いやあああああああ!


クロエ「……あっちも凄そうね……」


ーーーーー

ーーー

889 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/04(月) 23:45:52.62 ID:3MQbQUh9o
その頃デンのクラスーー


きゃあああああああ!


デン(あ、顔の無いお化けのところ……)


いやあああああああ!


デン(上半身から別の頭が生えてるゾンビ……)


こないでえええええ!


デン(脚の長さも太さもでたらめな怪物……)

デン(ぜ、絶対やりすぎた……怒られる……死にたい……)


ーーーーー

ーーー




現在の目標
・文化祭を成功させる

安価↓〜↓3自由行動安価
初日午後に起きたこと

文化祭終了後に、三回目の闇の試練へと移行します
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 23:58:57.84 ID:mtq81kOvO
一段落付いて、ヒカリと一緒に文化祭を見て回る
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/05(火) 00:22:13.77 ID:GNZLAXzl0
アルシェが休憩に入り、男装をしたままティアのクラスへ。丁度ティアも休憩に入るところであり、二人で文化祭巡りをすることに
しかしティアは先程男装喫茶でちやほやされていたアルシェに未だモヤモヤしており、そんな様子のティアを相手にアルシェもどうしたら良いか分からなくなる
ティアに嫌われてしまったのかと思い、今まで感じたことのない嫌な感情に心を埋め尽くされ、アルシェはわけも分からず泣き出してしまう
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/05(火) 00:24:29.20 ID:kohTx90lO
一般客に紛れ込んで食べ歩きで文化祭を満喫中の水晶竜親子
ちなみにルクも姿を消して同行しており、大食いの美女と美少女で話題になったいた
893 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/05(火) 23:34:13.66 ID:WsTqDTreo
クロエ「ふう……」


ヒカリ「あ、クロエお疲れ様」


クロエ「ええ。そっちは大丈夫?」


ヒカリ「うん。交代してきたから」


クロエ「それじゃあいろいろ周りましょうか」


ヒカリ「その前にご飯食べていいかな……。まだ何も食べれてなくて」クウウ…


クロエ「そうね。食べ物系の出店は……食堂に固まってたはず」


ーーーーー


食堂ーー


クロエ「焼きそば作ってるクラスがあったから買っちゃった。そっちは?」


ヒカリ「お祭り定食だって。焼きそば、フランクフルト、焼き鳥……なんか色々ごちゃまぜになってる」


クロエ「茶色いわね……」


ヒカリ「舞台前日に買うものじゃなかったかな……」


クロエ「ヒカリさえいいなら食べるの手伝うわよ」


ヒカリ「お願いするよ。焼き鳥はまず半分……あーん」


クロエ「あー……ん。へえ、ちゃんと焼けてるじゃない」モグモグ

クロエ「焼きそばは……」ズルルッ

クロエ「うん、こっちはお祭りって感じのベチャベチャ感だわ」
894 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/05(火) 23:34:40.41 ID:WsTqDTreo
わあっ!


クロエ「?」


ヒカリ「なんか盛り上がってるね」


すごい! ゆうゆうと20皿突破!


ヒカリ「フードファイターでもいるのかしら……」チラッ


ラピス「うーん、これも美味しいですねえ」モグモグ


クリア「おいしー!」パクパク


クロエ「……あのドラゴン親子は何をしてるのかしら」


ヒカリ「楽しそうだね」クスッ


クロエ「確かにとんでもなくエンジョイはしてるわね……」


ラピス「さて、食堂に出してるお店はあらかた食べましたね」ペロリ

ラピス「そろそろクラスで食事を提供しているところを周りますか。さしあたりクロエさんの男装喫茶でイケメンサンドイッチとやらを……」スクッ


ヒカリ「イケメンサンドイッチ?」


クロエ「……男装した店員二人でお客さんにサンドイッチ食べさせるだけよ。晶と楓は高倍率だったわ」


大食いの美女……いい……


クロエ「ま、向こうも正体はバレないようにするでしょ。食べたら私達も行くわよ」パクパク


ーーーーー

ーーー

895 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/05(火) 23:35:17.05 ID:WsTqDTreo
魔法魚すくいーー


ヒカリ「こういうのってなんかやっちゃうよね。翌朝にはなんでやったんだろって気になるのに」


クロエ「お祭りの空気にあてられるからかしらね……」ヒョイッ

クロエ「ああっ、逃げられた……!」


スケートリンクーー


凜華「あ、二人とも滑ってるんだね」


クロエ「これ、凜華の魔法?」


凜華「うん。まあ最初にかけたっきりだけどね。今は皆の魔法でカバーしてもらってる状態」


ヒカリ「おゎっ、とと……」ヨタヨタ


クロエ「ケガしないでよー?」


ヒカリ「だいじょ……っ、うわっ!」ドサッ


クロエ「いたた……巻き添え食らわすとはいい度胸じゃない……」


ヒカリ「ご、ごめんごめん」


魔力チェックーー


クロエ「このサンドバッグにシュートして、一定以上の威力なら景品ね……。やってやろうじゃない!」

クロエ「はー……! 魔弾【シュート】!」ゴッ


『240』


クロエ「……入学直後よりは強くなったかしら」


ヒカリ「魔弾【シュート】!」ゴッ


『306』


ヒカリ「あ、一年生は250以上なら景品だって。やったね」


クロエ「ぐぬぬ……」

クロエ「ちなみに一位は……」チラッ


『1位(参考記録) ウィン・フォルクス 1000以上(サンドバッグは1000を超える数値を認識できませんでした)』


クロエ「……よくサンドバッグ壊れなかったわね」
896 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/05(火) 23:35:43.78 ID:WsTqDTreo
クロエ「なんだかんだ楽しめたわね」


ヒカリ「すごいね、リリウムの文化祭」


クロエ「明日は舞台発表、そして後夜祭が終われば……」


ヒカリ「多分、また闇の試練が……」


クロエ「校長先生が言うには、前回の襲来を踏まえれば後夜祭が終わるまではギリギリ魔獣は来ないらしいけど……」


ヒカリ「楓さんのチームにラピスさんのこと話してみるとか……」


クロエ「そうね……できるだけの準備はしとかないとね」


ゴーン…… ゴーン……


『ただいまの時間を持ちまして、リリウム文化祭の初日が終了となります』

『校内に残っているお客様は、生徒の案内に従ってご帰宅ください』

『繰り返します……』


クロエ「とりあえずクラスの方の片付けね」


ヒカリ「だね。じゃあ後で部室で」


クロエ「ええ」


ーーーーー

ーーー

897 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/05(火) 23:36:10.55 ID:WsTqDTreo
ー幕間
  ティアとアルシェ、ヤキモチを焼くー


時はさかのぼりーー


アルシェ「ティア」


ティア「……アルシェ」


アルシェ「休憩? 一緒にまわろう」


ティア「……」コクン


ーーーーー


「あ、あの子男装喫茶の……」

「かわいーっ」


アルシェ「……///」テレテレ


ティア「なっ……!」

ティア(アルシェの照れたところなんて私見たことないのに……!)モヤモヤ


アルシェ「……ティア?」


ティア「な、なんでもありませんっ」プイッ


アルシェ「ティア、怒ってる……」


ティア「……」ツ-ンッ


アルシェ(な、なんで……ティア、アルシェのこと嫌いになった?)グルグル

アルシェ(や、やだ……ティア、怒んないで……)ポロッ


ティア「!?」ビクッ


アルシェ「ティア……やだよぉ……っ」ポロポロ


ティア「え、えと、えと……」アセアセ

ティア「と、とりあえずこっち来てください!」グイッ
898 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/05(火) 23:36:37.93 ID:WsTqDTreo
空き教室ーー


アルシェ「ひっく、ぐす……っ」ポロポロ


ティア「……っ」オロオロ


アルシェ「アルシェのことっ、嫌いになった……?」グスッ


ティア「そ、そんなことありませんっ」


アルシェ「でもいつものティアじゃない……」


ティア「それは……」


アルシェ「き、嫌いになら、ないでぇ……」ウルッ


ティア「っ」キュンッ

ティア「あ、アルシェがデレデレするからです……!」


アルシェ「……だめ、なの?」グスッ


ティア「だ、だめではありませんが……そういうのは私にだけ見せてほしいというか……///」モジモジ


アルシェ「……あ」

アルシェ(ティアの持ってる漫画にあった……)

アルシェ「……ヤキモチ?」


ティア「!!///」
899 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/05(火) 23:37:32.05 ID:WsTqDTreo
ティア「そう、です。ヤキモチですっ!///」


アルシェ「……えへ」ニヨ


ティア「な、なんで笑うんですか」


アルシェ「それだけ好かれてるんだって思ったら、嬉しくて……」


ティア「な、な……!///」


アルシェ「ティアは、アルシェのこと好きなんだよね?」


ティア「……///」コクリ


アルシェ「えへ、えへへ……」


ティア(こんなふにゃふにゃの笑顔のアルシェ初めて見ました……///)ドキドキ


アルシェ「嫌われたんじゃなくてよかったぁ……」


ティア「ーーっ、アルシェ!」


ちゅっ!


アルシェ「」

アルシェ「」

アルシェ「!!!///」ボンッ

アルシェ「今、初めてティアからキスしてくれた!!///」ワー!


ティア「す、好きなんだから当然ですっ。またアルシェが不安になったら私からしてあげますから……嫌われたなんて思わないでください」


アルシェ「不安になった」キリッ


ティア「はやっ! ……もう!」チュッ


アルシェ「まだ不安かも……」


ティア「もー……ちゅぅ」


アルシェ「まだ……」


ティア「ちゅっ、ちゅ……」


ーーーーー

ーーー

900 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/05(火) 23:38:07.81 ID:WsTqDTreo
部室ーー


百合江「体調不良者なし……では、明日の発表は演者を替えずにいきますわ」


はいっ!


百合江「残って演技の確認をするも良し、流れの確認だけして休んでも良し、明日に向けて皆様頑張ってくださいませ!」


はいっ!!


クロエ「代役なしってことは……」


凜華「私がメインの一人だね」


クロエ「緊張しないの?」


凜華「するさ、もちろん」

凜華「……ま、それよりみんなも大変だよ。今回はモミジさんもクロエさんも役に選ばれてるんだから」


クロエ「ええ。今回は百合江さんの脚本で、三角関係の恋愛物だものね。しっかり演じきらないと」


明日に向けて誰と何をしますか?
安価↓
演劇に関係ないことでも構いません
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/05(火) 23:39:54.26 ID:QAnLpU7LO
メインメンバーで明日に響かない程度に最後の詰めを行っておく
902 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/06(水) 18:20:25.32 ID:8ZoRRyxbo
クロエ「配役はこうだから……」


配役一覧
主人公     二年生
ヒロイン    凜華
ライバル    二年生2
主人公の友人  クロエ
後輩      モミジ
ヒロインの友人 ヒカリ
ライバルの友人 レナ
……………………
…………


モミジ「じゃあ……私が凜華さんに告白するシーンを練習してもいいかな?」


凜華「主人公が自分の気持ちに気づく大切なシーンだからね、やっておこうか。先輩、いいですか」


二年生「うん、いいよー」


凜華「……すぅ」

凜華「……『話ってなにかな?』」


モミジ「『あの……私、先輩のことが好きです! 付き合ってください!』」


二年生「『……!』」サッ


凜華「『……ありがとう。気持ちは嬉しいよ……でも……』」ギュッ

凜華「『好きな人がいるから……ごめん』」


モミジ「『やっぱり、そうなんですね。……聞いてくれて、ありがとうございました』」ペコリ


二年生「『……』」フラ…


凜華「……こんなところかな?」


モミジ「う、うん。大丈夫だったと思う」


二年生「いやー、まさか凜華さんとラブコメやれるとは、同級生からの嫉妬の眼差しが痛いんだぞー」コノコノ


凜華「ふふ、恐縮です」


クロエ「私達もやれるところやって解散にしましょうか」


ヒカリ「そうだね」


ーーーーー

ーーー

903 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/06(水) 18:21:00.20 ID:8ZoRRyxbo
翌朝ーー


クロエ「さてと……」


ヒカリ「緊張するなあ……」


クロエ「その前に文化祭。楽しむわよ!」


ヒカリ「お、おー!」


現在の目標
・文化祭を成功させる

安価↓〜↓3自由行動安価
二日目午前に起きたこと

文化祭終了後に、三回目の闇の試練へと移行します
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/06(水) 18:28:38.03 ID:dx9osdI9O
最近デンにあまり接触出来なかったレナ、デンを見つけて上演前の緊張を吹き飛ばす意味も込めてデンを引っ張って文化祭を見て回る
あとついでに舞台を見に来るように誘っておく
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/06(水) 18:35:55.86 ID:qmbvneXe0
ローラと文化祭を見て回る
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/06(水) 18:35:59.49 ID:yi7X0lLA0
演劇部の発表日ということで観に来たついでに凜華と一緒に文化祭を回りたいと会いに来た舞
907 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:35:12.57 ID:rOv2L4V1o
クロエ「ローラ、こっちこっち」


ローラ「クロエちゃん!」


クロエ「昨日は一緒にまわれなかったからね。今日は楽しむわよ」


ローラ「うん!」


食べさせっこ屋ーー


クロエ「2つのマシュマロの内、片方は激辛。友達同士でスリルあるスイーツをどうぞ……ねえ」


ローラ「い、いくよお……」ドキドキ


クロエ「ええ。あー……」ドキドキ


ぽいっ!


クロエ「……」モグモグ

クロエ「甘い……ってことは」


ローラ「んん……っ、からっ……!」パタパタ


キンッ


ルク「ローラさんになにしてんですか」ドスッ


クロエ「うぐっ」


キンッ


ローラ「か、辛かったあ……」ヒリヒリ

ローラ「……クロエちゃん、うずくまってどうしたの? そっちも辛かったの?」


クロエ「る、ルクさんが一瞬出てきて……みぞおちを……」


ローラ「ルクさん……ご飯買わないよ?」


召喚石「」カランカラン!


クロエ「すっごい抗議してるわね……」


ローラ「全くもう……。立てる?」


クロエ「ええ。大丈夫よ」スクッ

クロエ「気を取り直して次行くわよー」


物陰ーー


百合江「こんな……合法的にあーんのさせっこが見られるコーナーがあるなんて……天国ですの……!?」ガタガタ


ーーーーー

ーーー

908 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:35:39.23 ID:rOv2L4V1o
食堂ーー


ローラ「ルクさんはこれ……ラピスさんは食べてたから後回しで……あ、エアロとかこれ好きかも」


クロエ「はー……」マジマジ


ローラ「? どうかした?」


クロエ「皆の好み把握してるのねえ」


ローラ「やっぱり好きなもの食べて元気に育ってほしいから、自然とね」


クロエ「ほんとローラって優しいわね」ナデナデ


ローラ「えへへ、褒められちゃった……」テレテレ

ローラ「おっと、売り切れちゃう前に買っとかないとだよね」タッタッタ…


クロエ「そうね。行ってらっしゃい」

クロエ「……あら」


レナ「あらクロエ。今日はローラさんと一緒だったのね」


クロエ「そっちはデンと一緒なのね」


デン「一緒というか連れ回されてるだけで……」


レナ「最近一段と元気ないから、私の緊張ほぐしがてら元気出してもらってるだけよ。このあとメイクだってしてもらうんだしね」


クロエ(レナってなんだかんだデンのこと気にかけてるわよね……)


デン「あ、わたあめ……」


レナ「食べたいの? 行くわよ」テクテク


デン「ああ待って……」


クロエ「じゃあね、レナ」


レナ「ええ。また後でね」


ーーーーー

ーーー

909 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:36:07.80 ID:rOv2L4V1o
スケートリンクーー


舞「教室をスケートリンクになんてこともできるんですねー」ツルツル


凜華「まあね。それよりリリウムにいるってことは……」


舞「ええ、今回の目的は演劇部の舞台です」


凜華「やっぱりね」


舞「あと、あわよくばリリウムの文化祭を案内してくれる人がいないかなって」チラッ


凜華「私でよければ案内するよ」


舞「ほんとですか! 凜華さん人気あるから誰かと行く約束でもしてるのかと……」


凜華「皆そう思ってるのか逆に声をかけられなくてね。舞台までの時間潰しにもなるし、早速行こうか?」


舞「はい、お願いします♪」

舞(ああ、凜華さん独り占め……このままカサブランカに持って帰りたい……)ゾクゾク


ーーーーー

ーーー

910 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:36:34.22 ID:rOv2L4V1o
中庭ーー


クロエ「あ、凜華」


凜華「クロエさん、奇遇だね」


クロエ「そうね。まさか文化祭をまわってる最中に鉢合わせるとは思ってなかったわ」


ローラ「あ、凜華さん。舞台頑張ってくださいね」


凜華「ありがとう、ローラさん」ニコッ


舞「えっと……」


凜華「そういえば一回会ったっきりだったね」

凜華「こちらクロエさんとローラさん。で……」


クロエ「音無舞さん、よね」


舞「そ、そうです。まさか一回で覚えられてたなんて」


クロエ「あなたの演技がすごすぎて忘れられなかったのよ。全国大会も最優秀賞おめでとう」


舞「あ、ありがとうございます!」ペコリ


クロエ「今日はぜひ楽しんでいってね」


舞「はい、ありがとうございます」


凜華「じゃあそろそろ行こうか」


クロエ「ローラ、こっちも移動するわよ」


ローラ「うん!」


ーーーーー

ーーー

911 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:37:01.06 ID:rOv2L4V1o
体育館ーー


生徒会役員『軽音部の皆さん、ありがとうございました! 次は演劇部による舞台発表です。開始までしばらくお待ちください!』


百合江「さて……あとはやるだけですわね」

百合江「いきますわよ!」


おーーーっ!


生徒会役員『準備が整ったようです。では、これより演劇部による舞台『桜色学園生活』   を行います』


ビーーーーーーーッ


パチパチパチパチ……
912 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:37:27.82 ID:rOv2L4V1o
クロエ(この話はよくある三角関係もののラブコメディだ。主人公サクラが体験する等身大の物語をなぞっていく)


サクラ(二年生)『あの、落としましたよ』


レオ(凜華)『ああ、ありがとうございます! 助かりました』


クロエ(学校の入り口で杖を拾ったサクラは、持ち主に渡す。その持ち主が……)


サクラ『転校生だったんだ、あなた』


レオ『そ。これからよろしくね』ニコッ


モミジ(同じ部活で、メンバーとマネージャーという関係になった二人は仲を深めていく……)


ラン(二年生2)『レオ、おつかれ』


レオ『うん。……あれ、タオルがない』


サクラ『レオ、おつかれ。はいタオル』


レオ『あ、ありがと』


サクラ『はい、ランも』


ラン『ありがとー』


ヒカリ(仲がよくなったところに後輩がやってきて……)
913 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:37:54.92 ID:rOv2L4V1o
後輩(モミジ)『先輩のことが好きです! 付き合ってください!』


サクラ『……!』サッ


クロエ(告白現場に遭遇して自分の気持ちに気づいたり……)


ラン『サクラ、好きだ。付き合ってほしい』


レナ(ランの友人である私に焚き付けられて告白されたり……)


サクラ『私ね……やっと気づいたの』

サクラ『レオが好き……大好き!』


クロエ(サクラの友人である私や、レオの友人のヒカリのアドバイスで紆余曲折を経てハッピーエンド。そう、なんてことないよくある話)


パチパチパチパチ……


ーーーーー

ーーー




百合江「さあ、百合江マジックはここからですわよ……!」
914 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:38:25.66 ID:rOv2L4V1o
「良かったねー、レオくんかっこよかったし……さすが水津真凛の娘」


「レオ“ちゃん”でしょ?」


「え、でも男の子っぽかったよ?」


「いや、男勝りな女の子だったよ」


「男女の恋愛?」


「女の子同士でしょ」


ざわざわ


「だってチラシに……あれ」


「性別とか書いてないね……」


ざわざわざわざわ


「そういえば自分のこと“僕”とも“私”とも言ってなかったような……」


「え、どっち!?」


「いやでも男の子だと思うけどなー」


「お、女の子同士でもいいじゃん!///」


百合江(キマシ)


「役者の人かっこよかったし、男の子イメージしてたんじゃないの?」


「なんで女の子同士って認めてくれないのー!?///」


「…………まさか、女の子に興味あるの?///」


「……っ///」コクン


百合江「ああああああ……っ!」ゾクッ

百合江(キ マ シ タ ワ ー ! !)

百合江(まさかここまで上手く事が運ぶとは思いませんでしたわ! 百合最高! ですわ!!)


「そ、そっか。……手つなぐ?///」キュッ


「……んっ///」ギュッ


百合江(お幸せに……)ボタ…

百合江「は、鼻血が……」フキフキ


生徒会役員『演劇部の皆さんありがとうございましたー! これにてステージ発表はおしまいとなります! お忘れ物のないようご注意ください!』


ーーーーー

ーーー

915 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:38:52.23 ID:rOv2L4V1o
部室ーー


百合江「皆様よくやってくれましたわ。大成功だったと言っていいでしょう」


クロエ「まさか凜華のイケメンさを解釈の自由のために逆手にとるなんてね」


凜華「私も驚いたよ。男らしくも女らしくもある演技なんてそうそうできる経験じゃないし、楽しかったけどね」


レナ「観客の人達がだんだんざわつくの、なんだか面白かったわね」


百合江「これで良い結果になれば良いのですけれど……」


コンコンッ


くるくま「失礼するよ」


百合江「部長! ……ではありませんでしたわね」


くるくま「部長はもう譲ったからね。今日はOGとして感想を伝えに来たんだ。いいかな?」


百合江「ええ。お願いしますわ」


くるくま「正直……」


ゴクリ……


くるくま「すごく面白かった! ただのラブコメかと思わせておいて、まさかあんなに考えさせられるとは度肝を抜かれたよ!」

くるくま「正直かつての私に見せていたら、凜華くんを男の子の役だと思いこんでいたかもしれないね」


百合江「……かつての?」ピクッ


くるくま「……いや、失言だ。とにかく、元部長として鼻が高いよ。こんなに難しい舞台をやり切るなんてね」
916 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:39:21.40 ID:rOv2L4V1o
クロエ「くるくまさんに褒められると嬉しいわね」


モミジ「さすが元とはいえ部長さん……」


百合江「元部長のお墨付きも貰いましたし、これ以上は反省もしませんわ。残りの文化祭、後夜祭まで楽しんでくださいまし!」


はいっ!!


ーーーーー

ーーー

917 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:39:49.56 ID:rOv2L4V1o
百合江「さてくるくまさん? 先程の話詳しく……」


くるくま「……百合江くんにはこの手の嗅覚は敵わないな……」

くるくま「……アルトを覚えているかい?」


百合江「ええもちろん。衣装ではずいぶんお世話になりましたわ」


くるくま「その……アルトと、つい最近付き合い始めたんだ……///」カアッ


百合江「」


くるくま「同じ大学から合格の連絡が来て、打ち上げに行った先で告白されて……」

くるくま「だ、だから今の私は女の子同士っていうのも分かるし、そもそも恋愛が分かってなかった今までの私とは違うんだってことで……」モニョモニョ


百合江「あるくま……そこまで進んでたとは……」


くるくま「あるくま?」


百合江「いえ、こちらの暗号ですわ」キリッ

百合江「とにかく、お幸せになってくださいませ。祝福いたしますわ」


くるくま「あ、ありがと。なんか照れるね///」


物陰ーー


モミジ「うわ、うわわ……///」


クロエ「そうだったのね……///」


レナ「……///」


ヒカリ「お似合いだと思うよ……///」


凜華「なるほどね……///」


ーーーーー

ーーー




文化祭はクラスの出し物、演劇部の発表、ともに大成功を収めました。
文化祭は大盛り上がりで幕を閉じました。
918 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/08(金) 16:41:05.32 ID:rOv2L4V1o
後夜祭ーー


クロエ「さて……」


ヒカリ「ほぼ全生徒が中庭とか講堂にいるみたいだよ。1、2時間も経てば自然と寮に戻るみたいだけど……」


ローラ「危険だから寮に避難してとも言えないし……」


クロエ「でも流石に何も知らない生徒は巻き込めないものね。夜深くなっても生徒が外に出てるようなら、学校の敷地外に出て戦うことも検討するわ」


樹「その心配はないわ」テクテク


クロエ「校長先生」


樹「毎年ちゃんと全生徒が寮に戻るのは私が保証する。リリウムの生徒は良い子ばかりなんだから」


クロエ「なら安心ね。そうと分かれば……」


ヒカリ「後夜祭、楽しもっか」


ローラ「うん!」


クロエ「ええ!」

クロエ(楓達に闇の試練の協力をお願いするならここしかないけど……どうしようかしら)


現在の目標
・後夜祭を満喫する

安価↓〜↓5自由行動安価
後夜祭中に起きたこと

後夜祭では余り物がタダで飲み食いでき、また体育館や講堂などでは盛り上がった生徒らが歌ったり騒いだりしています。

文化祭終了後に、三回目の闇の試練へと移行します
919 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 17:16:54.50 ID:/V4y5stj0
とりあえず楓達に協力要請出そう
920 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 17:23:38.32 ID:FBzIAscyO
闇の試練が気になり後夜祭中にも色々と考えてしまう
すると魅了魔法の件で元気付けられたお返しにヒカリから『何があっても今度は自分が力になる』と勇気付けられる
921 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 17:29:48.16 ID:8j+L2PHw0
盛り上がった生徒たちが歌に合わせてダンスを踊っており、クロエの友達や演劇を見たクロエのファンたちに囲まれて一緒にダンスをすることに
922 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 17:35:09.37 ID:HPsPAexDO
少し距離が離れた場所で召喚獣達にご飯や文化祭で買ったオモチャなどを与えているローラとしばらく過ごす
後夜祭の様子を見ながらこのような楽しい日々がこれからも過ごしていけるように闇の試練を乗り越えていくことを誓う
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