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風太郎「四葉と最後の夏休み」
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2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2019/06/26(水) 23:34:39.08 ID:1ELjns5h0
風太郎(最近四葉の様子がおかしい)
風太郎(3年生の1学期の期末試験を無事赤点回避して夏休みだと大はしゃぎしていそうなもんだが)
風太郎(最近のあいつはいつも遠い目をしていた)
風太郎(進路のことで思いつめているのだろうか)
風太郎(俺も他人にかまっている余裕はないが)
風太郎(他人の幸せばかり願って自分を大事にしない四葉の悪い癖がまた悪い方向へ向かっているのではないかと心配で)
風太郎(ふと気がつくとあいつの方ばかりみていた)
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2019/06/26(水) 23:37:28.93 ID:1ELjns5h0
==終業式の後 夏休み直前==
風太郎(夏休みの予定だの予備校の夏期講習だので教室は大騒ぎだ)
風太郎(二乃に海に誘われたり三玖に山に誘われたり相変わらず人生で三度しかないと言われる俺の最初のモテ期は続いている)
風太郎(だがこれまで恋愛経験もなく円滑な人間関係の構築を放棄していた俺は彼女たちの好意に答える方法がわからない)
風太郎(勉強で忙しいともっともらしい理由を付けて誘いを断った)
風太郎(あの修学旅行から一花と話す機会はめっきり減った。教室の中央で一花はクラスメイトの女子達と楽しそうになにかを話している)
風太郎(全部嘘の意味はわからない。俺はあれから一花に話しかけられずにいる)
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/26(水) 23:38:36.57 ID:ATACvC3IO
四葉リベンジですねわかります
5 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/26(水) 23:38:48.49 ID:1ELjns5h0
風太郎(そんな夏休み前の気の抜けた教室から足早に抜け出して家に帰ろうとした時)
風太郎(久しぶりに四葉に声をかけられた)
四葉「上杉さん大事な話がありますっ。これから二人きりで屋上で話せますか?」
風太郎(四葉の表情はいつになく真剣だった)
風太郎(俺は頷き、四葉と共に教室を出て屋上へ向かった)
風太郎(そんな俺達の方をじっと見つめる五月が横目に入った。五月は何かを言いたげに憮然とした顔をしている)
6 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/26(水) 23:42:49.99 ID:1ELjns5h0
風太郎(女の子に屋上に呼び出されるのは陶晴賢事件以来だ)
風太郎(あの時はまさか三玖に告白されると舞い上がって不覚を晒したが)
風太郎(今回はそうはいかない。なんて言ったって相手はあの四葉だ。)
風太郎(四葉が俺のことを好きって事はないだろう。以前学級長の仕事の時に確認したのだからな)
風太郎(俺たちが付き合うなどありえない。ということは四葉が俺のことを好きってこともありえないのか?)
風太郎(いや、本当にそうだとしたらショックだ。四葉からはそれなりに好かれていると信じたい)
風太郎(もちろん友達としての好意で他意はない。四葉には何度も助けられてきたのだから俺も四葉の事は好きだ)
7 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/26(水) 23:44:14.14 ID:1ELjns5h0
風太郎(それでも屋上で女子と二人きり。いくら鈍感な俺でも意識してしまう。四葉から告白される可能性は0%じゃないんじゃないか?)
風太郎(もしかしたら50%くらいあるかも。先日購入し、早速通読した高校生のための恋愛ガイドにもこのシチュエーションは想定されていたな)
風太郎(屋上での告白。ベタだ。ベタすぎる。だがそれがいい。と筆者らは解説していたが)
風太郎「で、話ってなんだ?」
風太郎(俺は限りなくクールに尋ねた。しかし、声が1オクターブくらい上ずってしまった。うーん我ながら恥ずかしい)
四葉「驚かないで聞いてくださいよ、上杉さん。実は」
風太郎「実は?」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/26(水) 23:44:29.03 ID:q1SmE0FkO
う→そ→
9 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/26(水) 23:46:09.74 ID:1ELjns5h0
風太郎(四葉はそこで言い淀んだ。告白の確率が一気に50%から90%くらいまで上がったかもしれない)
風太郎(色々な想いが逡巡する。二乃への告白や、三玖の隠しきれない好意や、一花の全部嘘発言がフラッシュバックした)
風太郎(もちろん俺も四葉のことが嫌いなわけじゃない。だが四葉が俺の中で特別かと言われると)
風太郎(答えはまだ見つかっていない。選ばないといけない時がいずれ来るとしても)
風太郎(少し馬鹿っぽい、否、本物の馬鹿の馬鹿の四葉だが、誰かを思いやれて元気いっぱいの彼女の魅力はその欠点を補ってあまりあると俺は思う)
風太郎(それに高校生のための恋愛ガイドブックにも書いてあったじゃないか。付き合う女は少し馬鹿なくらいがちょうど良いと)
10 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/26(水) 23:49:29.39 ID:1ELjns5h0
四葉「どうしたんですか?上杉さん、顔がにやけてますけど」
風太郎「ごほん、なんでもない。話を続けてくれ」
風太郎(ええい、舞い上がるな自意識過剰な上杉風太郎よ。いくらモテ期とはいえ、この上まさか四葉からも告白されては大変だ)
四葉「では続けます。実はですね」
四葉「先日、私、同級生の男の子に告白されたんです」
風太郎「……は?」
四葉「どうですか?驚きました?驚いたでしょう!」エッヘン
風太郎(そう言って四葉は得意げに胸を突き出した)
風太郎「……」
四葉「あれ?反応薄いですね?」
風太郎「あ、いや。薄かったか……」
風太郎(おめでとうって言うべきだったのか?それとももっと驚きのリアクションを取るべきだったか。クソッ。ガイドブックにこのパターンは載ってなかったぞ!)
11 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/26(水) 23:51:05.45 ID:1ELjns5h0
四葉「えへへー、これで私も上杉さんと同じステージに登ったわけです。恋愛戦争において告白された回数は勲章ですよ!勲章!これでもう一花にもお子様扱いされなくてすみますっ!」
風太郎「うーん、そういうものなのかね」
四葉「そういうものですよ」
風太郎「で、話ってそれだけ?」
四葉「少しは興味ないんですか。私が誰に告白されたか」
風太郎(まあ四葉は顔もいいしスタイルもいいからな。運動神経も抜群、誰にも隔てなく明るく接する元気な女の子だ)
風太郎(俺以外に四葉の魅力に気付くやつがいてもおかしくはない、か)
風太郎(しかし、夏だな……)
風太郎(屋上にカンカンと真夏の太陽が照りつけている。人間も蝉と同じで暑くなると発情期にでも入るのだろうか)
12 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/26(水) 23:54:23.12 ID:1ELjns5h0
風太郎「じゃあ一応聞くけど。相手は?」
四葉「よくぞ聞いてくれました!私が昔、女子バスケットボール部のお手伝いをしていた事はご存知ですね?」
四葉「そこで仲良くなった子経由で、男子バスケットボール部の部長さんが私の連絡先を知りたいという話からはじまりまして」
風太郎「それって3年生?俺達のクラスにいる?」
四葉「いいえ、隣のクラスです。でも女子の間では結構有名人らしいですよ。なんでもわが校のイケメン四天王の一人だとか」
風太郎「イケメン四天王!そんなギャグみたいな連中がいるのか」
四葉「名前は槍杉珍太郎君というのですが。名前に少しだけ親しみを覚えて、連絡をとってみることにしたんです」
四葉「で、先日、告白された、という訳です。どうですか?驚いたでしょ?」
13 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/26(水) 23:57:37.83 ID:1ELjns5h0
風太郎(色々経過がすっ飛ばされているが。その槍杉とかいうイケメンが四葉の何に惹かれ、四葉とどんな会話をしたのか)
風太郎(とても気になる。気になるが、聞いたら負けな気がする。俺の中の何かが溢れてしまいそうだ)
風太郎「あ、ああ。驚いたよ。驚いた。で、夏休みは青春するわけか。そんなんで勉強は大丈夫なのか?」
風太郎「高校3年生の夏といえば、今後の人生が決まると言っても過言ではないほど大事な時期だ」
風太郎「まさに人生における関が原の戦いと言っても過言ではないだろう」
風太郎「そんな勝負の時期に、色恋沙汰に現を抜かして後の人生を棒に振るった奴を俺はたくさん知っているからな」
風太郎「俺は四葉がそうならないことを願うよ」
四葉「……」
14 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/26(水) 23:59:20.73 ID:1ELjns5h0
風太郎(クソッ。少しいい方が嫌味っぽかったか?だが、まさか四葉に告白する男が現れるなんて)
風太郎(なんかもやっとするな。もちろん、四葉は俺の女ってわけでもないし、特別狙ってたってわけでもないんだが)
風太郎(四葉に彼氏か……)
四葉「あのー、少し勘違いされてますね、上杉さん。実はお付き合いを始めたわけはなくてですね」
風太郎「!!!」
四葉「お返事は、少し待ってもらうことにしたんです。で、今日これからお返事に行こうと思っていたんですが」
風太郎(それで思い悩んでいたのか、こいつ)
四葉「ずっと迷っていたんですけど、最後に上杉さんに相談してからにしようと思いまして」
四葉「上杉さん、私、告白、受けてもいいですか?」
15 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/27(木) 00:13:32.38 ID:Q2hfoocl0
風太郎(正直、告白される方が問題は簡単だったかもしれない)
風太郎(二乃の時みたいにとりあえず先延ばしも出来るからな)
風太郎(だがこの問題は俺と四葉だけの話じゃないわけで)
風太郎(四葉に告白してきた男のことはよくわからない)
風太郎(だが話から察するに多分悪いやつじゃないんだろう。四葉の魅力に俺の他に気がつくとは人を見る目はあるみたいだしな)
風太郎(イケメンでスポーツマン、四葉にはお似合いかもしれん)
風太郎(四葉だって今どきの女子高生だ。彼氏の一人くらい欲しいだろう)
風太郎(さっきは嫌味たっぷりに恋愛をディスったが、誰かを好きになって付き合うということを俺は以前ほど馬鹿には出来ない)
風太郎(だが四葉に彼氏か)
風太郎(俺の中で色々な感情が錯綜した。長い沈黙の間、四葉は真剣に俺の目を見続けていた)
風太郎(俺の答えは……)
↓1 四葉の質問になんて答えますか?
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/27(木) 00:23:41.55 ID:gC6k67JqO
告白受けてもいいぞ
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/27(木) 00:43:29.70 ID:jud39NG9O
気付け四葉、名前がヤリチンの時点で事故物件だ
18 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/27(木) 00:57:06.42 ID:Q2hfoocl0
風太郎「告白受けてもいいぞ」
四葉「!」
風太郎「そもそも俺が決めることでもないだろう。正直俺はその槍杉某という男のことは知らん」
風太郎「お前がその男を見て、考え、付き合うに値すると思うなら」
風太郎「俺がお前の恋路に横槍を入れる権利も義理もない」
風太郎「俺に言える事は何もないんだ」
四葉「そうですよねっ、上杉さんには関係のない話でしたっ!」
四葉「変なこと聞いてすみませんでした」
風太郎(そう言って四葉は深々と頭を下げた)
四葉「聞いてくれてありがとうございます、上杉さん。私、精一杯、恋を楽しみますから」
風太郎「……」
四葉「上杉さんも早く彼女作ってくださいよっ、しししっ」
風太郎(頭を上げると四葉はとびっきりの笑顔で俺をからかい、そして背を向けた)
四葉「それじゃあこれから彼に告白のお返事してきますっ。さよなら、上杉さん」
19 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/27(木) 01:05:25.49 ID:Q2hfoocl0
風太郎(これで良かったんだ。俺は何も間違った事は言っていない)
風太郎(四葉の中で、俺は家庭教師。多分、勉強する上で問題ないか一応確認をとったんだろう)
風太郎(だがこの胸のもやもやはなんだろうか)
風太郎(恋愛において四葉に先を越された悔しさだろうか)
風太郎(それとも娘を嫁に出す父親の気持ちだろうか)
風太郎(いや、ひょっとして)
風太郎(それはない。100%ない。俺は四葉の事は……)
風太郎(夏休み最初の夜。この一件のせいで俺は夜、一睡も出来なかった)
風太郎(四葉がそのイケメンな男とお付き合いして、一夏を過ごすという事実を)
風太郎(想像するだけで胸が締め付けられる)
風太郎(あの時俺はどう答えるべきだったのか)
風太郎(俺は自分の気持に整理を付けられぬまま、高校生活最後の夏休みを迎えた)
続く
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/27(木) 01:42:34.25 ID:Azsgl22so
受けても良いといったが付き合うと決まったわけじゃないので風太郎頑張れ
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/27(木) 21:17:05.96 ID:PtaQCsrmO
NTR要素満載と
>>1
が言ってる以上とりあえず四葉はヤリチン太郎に犯られただろう
そこから芋づる式に姉妹も犯られる未来が見えるから三久なり二乃なり守りたい誰かを決め打ちで隔離するしかない
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/27(木) 22:05:25.71 ID:/qTmtZldO
要素満載なら守ったところで裏でやられるでしょ
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/27(木) 22:16:07.92 ID:uXHE0Ch2o
フータローが槍杉くんにNTR展開はありますか?
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2019/06/27(木) 22:46:28.14 ID:jud39NG9O
>>22
24時間365日誰の目にも触れないところに隔離していればさすがに大丈夫でしょ
25 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/27(木) 23:23:23.48 ID:WWylyMUQO
風太郎(駄目だ。夏休みだと言うのに勉強が手につかん)
風太郎(今年の夏休みは家庭教師の仕事も休んでひたすら自分の勉強に没頭すると決めていたのに)
風太郎(四葉のことが気になって俺はノイローゼ気味だった)
らいは「お兄ちゃん」
風太郎(槍杉珍太郎。一体どんな男なんだ。本当にお前は四葉に相応しいのか?)
らいは「おにいちゃーん」
風太郎(四葉は告白の返事を受けると言っていたがまだ付き合うと決まった訳じゃないよな)
風太郎(だが四葉のあの反応は告白を断るという感じでもなかったような)
らいは「……」
風太郎(もし付き合ったとしたら。今頃二人でどっかデートでも行ってるのかな)
風太郎(まさか今頃ペアルック選びとかか。それとも公園で一緒にブランコ漕いでたり……)
風太郎(駄目だ、想像しただけで最悪な気分になる。でも俺は別に四葉の特別な存在ってわけでもない)
風太郎(四葉がそれで幸せなら。一人の友だちとして祝福するべきじゃあないのか、上杉風太郎よ)
らいは「お・に・い・ちゃ・ん!聞こえてる!?」
風太郎「らいは。お前は彼氏とかいないよな?中学生になって告白とかされてないか?今どきの中学生は進んでるというからお兄ちゃん心配だぞ」
らいは「もーっ、人の心配より自分の心配しなよ。夏休み初日から目つきすごい悪いよ。そんなんじゃ五つ子さんに嫌われちゃうよ」
26 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/27(木) 23:32:08.39 ID:WWylyMUQO
らいは「そうそう、お兄ちゃん。自分の携帯見てる?」
風太郎「あ?」
らいは「五月さんから電話。お兄ちゃんに何度も電話したのに繋がらないからって私にかけて来たんだよ」
風太郎「!」
らいは『五月さんごめんねっ。お兄ちゃん朝からずっと机に向かって上の空なの。今代わるから』
五月『上杉君ですか?五月です。今お時間よろしいでしょうか?例の件のことで話が』
風太郎『!なんだ?』
五月『貴方にはこれで伝わると思いますが… これより先は電話ではちょっと。今から駅前のファミレスに来れますか?』
風太郎(十中八九 四葉の件だ)
五月『あなたが彼女のことを……少しでも気にかけているのなら待ってます』ピッ
風太郎(それだけ言うと五月は一方的に電話を切った)
風太郎「らいは、今日の夕御飯はいらないから」
らいは「うん。いってらっしゃい」
風太郎「ああ、行ってくる」
27 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/27(木) 23:47:10.08 ID:WWylyMUQO
五月「デミグラスハンバーグ定食、LLサイズ1つ」
風太郎「焼肉定食焼き肉抜きとかできますか?あ、無理ですか。すみません、じゃあライス小を1つ」
風太郎(ファミレスに呼び出されはしたものの、四葉の一件でとても食欲は湧いてこない)
五月「さて、それじゃあご飯を待ちながら話をしましょうか」
五月「上杉君。どうして私があなたを呼び出したのかは当然わかっていますよね?」
風太郎「ああ」
五月「そうです。私は彼女の姉妹として。家族として。あなたに確認しないといけないことがあります」
風太郎「……」
五月「どうしてあなたは終業式の日四葉を振ったのですか?」
風太郎「……は?」
28 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/28(金) 00:07:22.74 ID:FD1kTfPGO
五月「私見ましたよ。あの日、屋上へ行く二人を」
五月「そして屋上から一人降りてきたのはこの世の終わりのような顔をした四葉」
五月「これはもう、四葉の告白をあなたが振ったとしか思えません」
五月「理由を聞かせてください。納得のいく理由を!ことと次第によっちゃあタダじゃおきませんよ」
風太郎(そう言って五月は凄んできた)
風太郎「まて、五月。お前何か勘違いしているぞ」
風太郎「あの日、俺は四葉を振ったという事実はない。というか、そもそも告白された訳じゃない」
五月「?」
風太郎「あの時俺が四葉から聞かされたのは、あいつが他のクラスの男子から告白されたって話だけだ」
五月「ええっ!?」
29 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/28(金) 00:12:07.93 ID:FD1kTfPGO
風太郎「なんだお前、姉妹なのに知らないのかよ。なんでも四葉はわが校のイケメン四天王の一人から愛の告白をされたらしいぞ」
五月「イケメン四天王??」
風太郎「四葉に告白したその男の名は槍杉珍太郎。男子バスケ部部長でわが校の四本の指に入るイケメンらしい」
五月「そんなイケメンが四葉に告白!?で、四葉はなんと?」
風太郎「告白は受ける、と」
五月「ちょっと待ってください。四葉がそんなことを……信じられません」
風太郎「だが事実だ。あの時四葉はそう言っていた」
風太郎(五月は混乱しているようだ)
五月「で、その槍杉某というのはどんな人なんですか?」
風太郎「さあ?お前知らないのか。女子の間では有名人らしいぞ」
五月「……」
風太郎(そういえばこいつがクラスの女子と話している姿みたことないな)
風太郎「その、まあ有名人とはいえ俺も知らなかったから。案外大したことはないのかもしれんな、イケメン四天王という連中も」
30 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/28(金) 00:29:52.27 ID:FD1kTfPGO
……
五月「うん、このデミグラスハンバーグ。ファミレスなのにジューシー、悪くないですね」モグモグ
五月「で、上杉君はそれでいいんですか?」
風太郎(五月は熱々のハンバーグを頬張りながら問うた)
風太郎「なぜ俺にそれを聞く。四葉も、五月も」
五月「それは……ううっ、こればかりは四葉の許可がないと言えませんが……
とにかくっ!上杉君は本当にそれでいいんですね?
四葉が、そのどこの馬の骨ともわからない男の人とお付き合いすることになっても!」
風太郎(昨日から一睡もせずその問と格闘していたのに、五月にそれを聞かれた時、俺は言い淀んでしまった)
風太郎(ここでそんなの許せない!と言ったら、じゃあなんで?となるだろう)
風太郎(俺は四葉のなんなんだ?それで四葉の恋路を邪魔して俺は四葉をどうしたいんだ)
31 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/28(金) 00:41:43.66 ID:FD1kTfPGO
風太郎「五月はどう思う?四葉が、そのイケメンと付き合う事」
五月「私は納得できません」
風太郎「じゃあどうする?邪魔でもするか?お前案外嫌な女なんだな。
四葉がイケメンとお付き合いする、別に何も悪いことじゃない。
お前だって付き合うならイケメンがいいだろ?ほら、二乃もそんな事言ってたし」
五月「上杉君、それ本気で言ってるんですか?」
風太郎「……」
風太郎(俺も気持ちは五月と同じだ。心の何処かで納得出来てはいないのだ)
32 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/28(金) 00:44:23.69 ID:FD1kTfPGO
風太郎(それから俺たちは黙々と飯を食った)
風太郎(なぜだろう。四葉の幸せを俺たちは素直に祝えないでいた)
風太郎(でも、俺よりも四葉のことを良く知っている五月が納得できないのなら)
風太郎(この四葉の恋はどこか幸せじゃない。そんな気さえしてくる)
五月「ごちそうさまでした。さて、上杉君。最後に聞きますよ」
五月「もし上杉君が望むなら、私は四葉を説得してみようと思います。そんな見てくれだけで中身のない男を選ばないように、と」
五月「これは母の教えでもありますから。男の人は慎重に選ばなければなりません」
五月「ですが、上杉君が望まないのであれば。私はもう何もいいません」
五月「どうします?」
風太郎「……」
↓1 五月に説得を頼みますか?
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/28(金) 00:45:50.16 ID:d5QJa1ClO
頼まない
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/28(金) 01:04:40.22 ID:L48rtPV8o
作者は本当にNTRが好きか大嫌いかのどちらかだな
35 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/28(金) 01:10:13.71 ID:FD1kTfPGO
風太郎「余計な事はやめろ、五月」
五月「!」
風太郎「四葉が自分で選んだんだ。俺たちに出来ることは何もねーよ」
風太郎(もし五月に説得を頼み、それが上手くいった時俺はどうしたらいいんだ)
風太郎(高校生のカップルなんてどうせ別れるに決まっている)
風太郎(だがそういう経験を繰り返していつかは共に人生を歩むことになる特別な人を見つけるのだ)
風太郎(そんな四葉の第一歩を、俺達のなんとなく納得出来ないという理由で妨害して何の意味がある?)
風太郎(これから先、四葉に彼氏が出来るたびに俺と五月で妨害し続けるのか?)
風太郎(やめよう。そんなの虚しいだけだ)
五月「見損ないましたよ上杉君」
風太郎「はっ。邪魔したいならお前が勝手に邪魔すればいい。俺はそれで四葉の恨みは買いたくないからな」
五月「さよなら!」バンッ
風太郎(五月は机を思いっきり叩いて、ファミレスから出ていった)
風太郎「あの、ここの会計は……」
風太郎(財布が寂しくなるのも悲しかったが、五月とのやり取りの後俺の心にぽっかりと穴が空いて)
風太郎(この穴はもう塞がらないような気がして、とてつもない恐怖が俺を襲った)
続く
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/06/28(金) 01:11:09.43 ID:DBaauaxZ0
ntr物って一度見ちゃうと原作みるときこの子同人誌でntrてんだなって思って原作に影響でちゃうんだよね 俺はぶっちゃけntr厨って腐女子よりもコンテンツ腐らせると思うわ
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/28(金) 05:54:21.97 ID:fPm2KLGbo
乙
続きはよ
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/28(金) 06:35:14.92 ID:Fdbl8UM6o
作者じゃなくて安価とってるやつの偏りじゃねーの
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/28(金) 07:51:02.00 ID:dckd/opXO
>>38
風太郎の心理描写が上手いと思ったのよ
40 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/29(土) 00:02:17.13 ID:IQGEXR1g0
風太郎(五月の提案を拒否して俺は四葉の一件からは完全に手を引こうと思っていた)
風太郎(あいつが幸せであればそれでいい)
風太郎(そう心に決めたはずなのに)
風太郎(勉強するために机に向かっても四葉のことが気になって仕方がなかった)
風太郎(大丈夫だろうか。もしかして悪い男に引っかかってるんじゃないだろうか)
風太郎(俺は無性に四葉の彼氏のことが気になって)
風太郎(もし四葉の彼氏がイケメンな上に人格者で、非の打ち所のない奴なら俺も満足して勉強に集中できると思って)
風太郎『今時間いいか?教えて欲しいことがあるんだ』
前田『あ?何だコラ 学年1位の優等生が俺に教わることなんてあるのかコラ』
風太郎(修学旅行を経て連絡先をゲットした数少ないクラスメイトにまさか電話で教えを請うことになるとはな)
41 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/29(土) 00:04:22.05 ID:IQGEXR1g0
風太郎『もちろん勉強の事じゃない。お前、この学校のイケメン四天王を知ってるか?』
前田『イケメン四天王……?なんだ?そいつらは喧嘩が強いのか?知らねーぞコラ』
風太郎(イケメン四天王……意外と知名度ないじゃあないか!)
風太郎『この学校のスクールカーストの最上位に位置する4人の男達のことだ。その一人、槍杉珍太郎という男のことを知りたい』
前田『槍杉…?ああ知ってるぞ』
風太郎『!』
前田『なんだ上杉、お前あいつと喧嘩する気か?正気かコラ』
前田『奴は強えぇぞ。バスケ部だけあってタッパはあるし体もゴツい。オメーには勝てねぇぞコラ』
風太郎『前田よ、その槍杉という男はどんな奴だ?いいヤツなのか?悪いやつなのか?教えてくれ』
42 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/29(土) 00:14:31.65 ID:IQGEXR1g0
前田『そんなの知らねえぞコラ。でもよ、確かあれは2年生の夏頃だったかな』
前田『俺がいち……中野さんに一途に恋してた頃、確かその槍杉ってクソヤローを喧嘩でボコった事はあるぜ』
前田『あいつが俺の前で、"巨乳の五つ子と犯りてー、一花と犯りてー"とか囀ったからよォ』
前田『ソッコー〆た。二度といち……中野さんを侮辱する気すら湧かないようにボコって詫び入れさせたぞコラ』
前田『俺ぁ、その槍杉みたいなチャラチャラした男が嫌いでよォ』
前田『漢は純愛してナンボだろコラ。お前なら分かるだろぉ』
前田『それはそうとテメー、中野さん幸せにしねーとぶっ飛ばすぞコラ』
43 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/29(土) 00:20:26.22 ID:IQGEXR1g0
風太郎(前田の情報ではその槍杉珍太郎という男は)
風太郎(年柄年中、女と犯りたい、女と犯ることしか考えていない猿みたいな奴らしい)
風太郎(チャラチャラして顔とノリだけで女を食い物にして欲望を満たすだけの最悪の屑)
風太郎(俺は前田との電話を終えた後、トイレに行って、腹の中のものをすべて吐き出した)
風太郎(なぜ俺は、あの時、四葉に告白を受けろなんて言ってしまったのか)
風太郎(なぜあの時、俺は五月に四葉の説得を頼まなかったのか)
風太郎「あぁぁ〜〜」
風太郎(俺はこの時、便器の前で情けない声を上げて髪をかきむしり、唇を噛んだ)
44 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/29(土) 00:25:16.88 ID:IQGEXR1g0
風太郎(まだ間に合うか……?)
風太郎(まだ夏休みが始まって2日目だ。四葉が槍杉という男の毒牙にかかっていないかも知れない。まだ間に合うかもしれない)
風太郎(俺は携帯電話を取り出した)
風太郎(今からでも電話するべきだろうか。あの時と状況が変わったのだ)
風太郎(四葉の相手は、彼女を幸せにする意志もない屑だ。それがわかったのに、みすみす四葉を食い物にさせるわけにはいかない)
風太郎(でも、もし四葉がすでにその男のものになっていたら。その時俺は……)
風太郎(予感がある。俺は多分、発狂してしまう)
風太郎(そのリスクを犯してでも、今からでも四葉に電話をするべきだろうか)
↓1 四葉に電話をかけてみますか?
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/29(土) 00:25:40.13 ID:CWJzx1MxO
かけない
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/29(土) 00:30:13.00 ID:sN+P3soOO
\(^o^)/知ってた
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/06/29(土) 00:31:18.45 ID:sZzYrScp0
えぇ...
48 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/29(土) 00:43:24.05 ID:IQGEXR1g0
風太郎「いいや、駄目だ。電話をかけるぜ」
風太郎(俺は震える手で四葉の番号を選び、通話ボタンに指をかけた)
風太郎(だが、体が固まって動かない)
風太郎(早くしなければ。四葉の身に危険が近づいている)
風太郎(一刻も早く、俺は四葉に槍杉珍太郎という男の本性を伝えなければならない)
風太郎(そして、あの時の発言を撤回するのだ)
風太郎(槍杉との縁を切るよう、四葉を説得しなければ!)
49 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/29(土) 00:53:50.00 ID:IQGEXR1g0
風太郎「……」
風太郎(時間だけが虚しく過ぎていく)
風太郎(1時間以上俺は携帯の画面に四葉の番号を出したまま固まっていた)
風太郎(どうやって四葉を説得するか。必死に頭の中でシュミレーションしながら)
風太郎(その実、勇気を必死に振り絞っていた)
風太郎(もし四葉が俺の説得に応じず)
四葉「私は珍太郎君が好き。上杉さんは邪魔しないでください。関係ないですよね」
珍太郎「俺の女に手ぇ出すんじゃねえよガリ勉君。四葉の体はもう俺のものなンだわ」
四葉「あんっ……上杉さんが見てます、ここではやめてくださいっ♡」
風太郎(なんてことになっちまったら……)
50 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/29(土) 01:00:01.64 ID:IQGEXR1g0
風太郎(それが怖くて俺は電話をかけることが出来なかった)
風太郎(俺は恐怖に屈した)
風太郎(家庭教師になりたての頃、彼女のおかげで俺は徐々に五つ子達に認められるようになった)
風太郎(四葉に助けられ、四葉に救われて、俺は凡人になれたのに)
風太郎(この土壇場で俺は四葉を救えないのか……)
51 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/29(土) 01:04:24.77 ID:IQGEXR1g0
風太郎(俺はこの時精神的に槍杉珍太郎という男に負けていたのだ)
風太郎(四葉を奪い取れず負けてしまうという恐怖に屈していたのだ)
風太郎(俺は諦めて携帯電話を閉じ、勉強もやめて眠りにつこうした、そんな時だった)
携帯電話「ピコンピコン」
風太郎「四葉か!?」
風太郎(携帯電話が光り、俺は慌てて画面を開いた)
『中野 二乃』
風太郎「二乃か…」
風太郎(二乃は知ってるのかな、この事)
風太郎(そうだ、姉妹の中では1番社交的で、友達も多い二乃なら、槍杉珍太郎が最悪の屑だということを知っていてもおかしくはない)
風太郎(そして1番姉妹思いの二乃なら!二乃なら、なんとかしてくれるかもしれない!)
52 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/29(土) 01:20:19.59 ID:IQGEXR1g0
風太郎『もしもし』
二乃『!あ、やっと出たわね!昨日も電話したのに、携帯ちゃんと見てる?』
風太郎『すまない。今のっぴきならない事態になっててだな、携帯チェックどころじゃあなかったんだ』
二乃『何よ、どうせ勉強してたんでしょ』
風太郎『で、突然夜に電話して何の用だ』
二乃『用がなきゃ電話しちゃ駄目なの?』
風太郎『普通は用事が無いと電話しないだろ。通信料金だって馬鹿にならん』
二乃『私からかけてるんだからフー君はタダよ』
風太郎『それは助かるが』
53 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/29(土) 01:34:27.16 ID:IQGEXR1g0
二乃『だからお話しましょ!面白い話があるのよっ。ウチの料理当番は昔は五等分だったんだけど今は全部私になってるの』
二乃『なんでだかわかる?』
二乃『一花はいっつも出前で済まそうとするし、五月はご飯の量が全部自分基準で食べきれないくらい作るし、四葉はフィーリングで分量めちゃめちゃだし』
二乃『それでもまあ五月や四葉の料理は食べられない味じゃないわけ』
二乃『で、問題は三玖!あの子、いつもドクロマークが浮かぶような、まさに魔界の料理を作るのよ』
二乃『それで私達みんな三玖の当番の日は憂鬱で、結局、三玖のプライド傷つけないように、1番料理上手の私が全部作るってことにしてたんだけど』
二乃『そんな三玖がまた料理当番やりたいって言って、私と五月は反対したわ。でも一花と四葉が三玖の料理でも食べるって言って』
二乃『昨日、久しぶりに三玖がみんなの料理作ったんだけどね、相変わらず色合いが変で、シチューなのに紫色していたんだけど』
二乃『これが案外食べれる味なのよ。よくわからない隠し味が大量に入ってたけど、極めて際どいバランスの上に成り立った奇跡の一皿って感じで、変な味してるのに意外と最後まで食べれる」
二乃『ジャイアンシチューならぬ三玖シチュー、三玖は今度フー君に食べさせると張り切ってたわ』
二乃『で、今後は料理当番も5日に1回は三玖がすることになったわけ。あの未知の味のシチューはなかなか刺激的だったわ』
二乃『もしかしたら将来三玖、料理の道に進もうとしているんじゃないかしら。フー君はどう思う?』
風太郎(俺は適当に相槌を打ち二乃の話を聞きながら四葉の話をするタイミングと内容を伺っていた。)
風太郎(しかし二乃の奴、よくこんな意味のない話をべらべら喋るな。夜にわざわざ電話して話すような内容じゃないだろ…)
二乃『そうだ、今度の三玖の料理当番の日にウチに夕食食べに来なさいよ!妹ちゃんも一緒に!』
54 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/29(土) 01:41:50.97 ID:IQGEXR1g0
風太郎『いや、それは遠慮しておく』
風太郎(今、四葉に会いたくないから……)
二乃『何よ、三玖の料理の腕が信用できない訳〜?』
風太郎『そうじゃなくてだな。そもそも三玖の料理の腕を最初に認めたのは俺だぞ』
二乃『それは失礼しました』
風太郎『まあ、確かに三玖の奴、最近料理頑張ってるよな』
二乃『フー君、料理上手な子がタイプなんでしょ?』
風太郎『あの時の適当な俺の好みのタイプの話、まだ信じてるわけか』
二乃『嘘なの!?あの子、それ信じて頑張ってる節あるわよ』
風太郎『嘘というか、あれはらいはのことだから』
二乃『でも結局フー君は妹ちゃんみたいな子が好きなんでしょ?このシスコン!』
風太郎『シ、シスコンちゃうわ!』
二乃『じゃあ何よ、あんたの本当の好みの女の子のタイプ教えてよ』
風太郎(俺の好みか……)
↓1 なんて答えますか?
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/06/29(土) 01:42:10.37 ID:sZzYrScp0
二乃
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/29(土) 01:43:06.21 ID:R7aYaosRO
五月
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/06/29(土) 01:43:30.87 ID:sZzYrScp0
つーかこれntrたらマルオにチクって終わりじゃね? 武田理事長に報告いって珍太郎退学でしょ
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/29(土) 01:44:31.82 ID:d7HltgKko
まあとりあえずsageようぜ
メル欄にsageな
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/29(土) 01:46:21.60 ID:sZzYrScp0
本当に申し訳ない しばらくvipにいなかったので忘れていました 本当にすいません
60 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/29(土) 01:51:45.20 ID:IQGEXR1g0
風太郎『二乃みたいな子かな』
二乃『……』
風太郎『……』
風太郎(おいおい、いきなり黙ったぞこいつ)
風太郎(もしかして俺、やっちゃいました?)
風太郎(やべえ、急に恥ずかしくなってきた。これって、二乃に勘違いさせてしまうんじゃないか)
風太郎(二乃に告白されて、大分時間が経ったから忘れてたけど)
風太郎(二乃って俺のこと好きなんだよな)
風太郎(だが、今、二乃と付き合うというのは……)
風太郎(四葉の事も解決していないのに。というか、二乃に四葉のこと相談しないと!)
風太郎『すまん、忘れてくれ。今の失言だ。それより大事な話が』
二乃『フー君。私も大事な話あるんだけど』
61 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/29(土) 02:58:52.13 ID:IQGEXR1g0
二乃『夏休みの前、私が海誘ったの覚えている?』
風太郎『ああ。だが3年生の夏休みだ。勉強も忙しいし』
風太郎(とはいえ、今の俺の精神状態じゃ勉強が全く手につかない)
風太郎(早く四葉の問題解決しないと、俺の快適な夏休みの勉強ライフが台無しだ)
二乃『受験勉強がフー君にとって大事なのは理解できる。でも私、どうしても今年は海行きたいわ』
風太郎『なら姉妹で行けば』
二乃『駄目なのよ。高校最後の夏、姉妹とじゃなくて私自身の思い出が欲しい』
二乃『こんなの多分、フー君と出会う前の私だったら考えなかったと思う』
二乃『好きな男の子と海行くってのが、私の目標』
二乃『それでフー君と二人っきりで行きたかったのよ』
風太郎(二乃はこういうことをはっきり言う。それでも多分、電話の向こうで顔を真赤にしているんだろう)
風太郎(俺も同じだ。二乃に真っ直ぐな好意を向けられて気恥ずかしくて素直に答えられない)
62 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/29(土) 03:02:12.61 ID:IQGEXR1g0
二乃『それでフー君に断られた後、私、2年生時のクラスメイトだった男の子に海に誘われたの』
風太郎『!!!』
二乃『最初はもちろん断ったわよ。フー君に告白してるんだから、そんなの相手の男の子にも悪いじゃない』
二乃『でも何度も何度もしつこく誘われて。少し迷ってる』
風太郎(二乃のその言葉にドキッとした)
風太郎『どんな男だ!まさか槍杉珍太郎じゃあないだろうな!?』
二乃『槍杉君?あんなの私のタイプじゃないわ。誘われても絶対パス。生理的に無理』
風太郎「ほっ」
二乃『相手の男の子は、池杉麺太郎君。名前くらいはフー君も聞いた事あるかしら?』
風太郎『いけすぎ…めんたろう?まさか、イケメン四天王の一人…』
二乃『やっぱり有名よね。そうよ。わが校のイケメン序列第一位の彼に、まさか私が誘われるなんて、思ってもいなかった』
63 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/29(土) 03:18:35.65 ID:IQGEXR1g0
風太郎『その池杉って奴は俺よりもイケメンなのか?』
二乃『フー君、自意識過剰よ。渋谷の女子高生100人に聞いたら100人が池杉君の方がイケメンって言うわ』
風太郎(そんな絶対的にイケメンなやつがわが校にいたのか!)
二乃『私も、正直、見た目だけなら池杉君の方が上だと思う』
風太郎『!』
二乃『勘違いしないで。もちろんフー君は私のタイプなの。カッコいいと思ってるわ。でも、池杉君みたいな超絶イケメンに言い寄られて、揺れない女の子なんていない』
二乃『で、海の話なんだけど。私、池杉君のお誘い受けようか迷ってるのよ』
64 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/29(土) 03:20:49.26 ID:IQGEXR1g0
二乃『好きな男の子と一杯夏の思い出つくりたい。それが私の目標だし、いつまでも待ってられないの。この夏は最後なんだから』
風太郎(イケメンと水着姿の二乃が海ではしゃぐ光景が目に浮かんだ)
風太郎(二乃は面食いを公言して憚らない。そんな彼女にとってイケメンな彼と過ごす一夏をきっとかけがえのない思い出になるだろう)
風太郎(学生カップルなんて99%が結局別れることになる。そんな事みんな分っているんだ)
風太郎(それでも、若い時に後悔のないように青春に全力投球する生き方は俺には眩しく見えた)
風太郎(俺が告白の返事をせず、いつまでも二乃を待たせ、それで結局最後に振ることになったら?)
風太郎(二乃にとって、一生の思い出になるはずの女子高生の最後の夏を棒に振らせてしまうことになるだろう)
風太郎(いい加減、待ちきれないということか、二乃も。でも、俺も彼女のことを真剣に思うなら、俺はもう選ばなければならないということだ)
二乃『フー君。あなたが私と一緒に海に行ってくれないなら。私、彼と海行ってもいい?』
65 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/29(土) 03:24:49.89 ID:IQGEXR1g0
風太郎(あの時、告白の返事を二乃は受け取らなかった)
風太郎(俺はそれに甘えて、二乃との関係を曖昧なままにしていたんだ)
風太郎(だが、今、二乃が暗に求めているのは、あの時受け取らなかった返事だ)
風太郎(断るのは簡単だ。でも、その場合、二乃はイケメンな同級生と夏を過ごすことになる)
風太郎(俺はそれを許せるか?)
風太郎(その池杉某という男の本性はわからない。頭を過ぎったのは四葉の一件だった)
風太郎(しっかり者の二乃だから、四葉のように悪い男にひっかかる事はないと信じたいが)
風太郎(二乃だって四葉と同じ恋愛初心者だ。おそらく恋愛というフィールドでは百戦錬磨であろうイケメン四天王に騙されている可能性は否定できない)
風太郎(どうする?俺は二乃を……どうしたいんだ?)
↓1 二乃の質問になんて答えますか?
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/29(土) 03:26:44.83 ID:q8RY0cWFO
ごめん俺は二乃と海にはいけない
池杉くんとお幸せに
67 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/29(土) 03:39:58.01 ID:IQGEXR1g0
風太郎『ごめん俺は二乃と海にはいけない』
二乃『!』
風太郎(四葉の件が解決していない状態で、二乃と楽しく海で過ごせるか?)
風太郎(過ごせるわけない。そんなの二乃にも失礼だ)
風太郎(それに、二乃も卑怯だ。イケメンに言い寄られて、乗り換えられるタイミングであの時俺がしようとした受け取らなかった告白の返事を今求めるなんて)
風太郎(流石に筋が通っていないだろ)
風太郎『池杉くんとお幸せに』
風太郎(だから俺はその時嫌味の一つを言ってやったんだ)
68 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/06/29(土) 03:42:37.01 ID:IQGEXR1g0
二乃『……そう…』
風太郎『……』
二乃『はっきり言ってくれてありがとう』
風太郎「!」
風太郎(二乃は涙声に俺はドキッとした)
二乃『それじゃあ電話、切るわね。さよなら、フー…タロー…』
風太郎(それで電話が切れた)
風太郎(これで一つすっきりした。二乃との曖昧な関係もこれで綺麗さっぱりだ)
風太郎(だが俺は全く清々しい気分にはなれなかった)
風太郎(二乃との色々な思い出が頭の中でごちゃまぜに錯綜し、俺はまた眠れぬ夜を過ごすことになった)
続く
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/29(土) 08:59:59.94 ID:xzW3Yav70
モブと誰かくっつけるなら残りも他のモブとくっつけてあげてくれよな。つけないなら全員つけなくてもいいけど
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/29(土) 11:17:22.73 ID:4q4lLK3wO
悲しい世界
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/29(土) 11:20:48.22 ID:8y2RLT1A0
5等分である必要無くなってるな
単に仲良い女子が相手見つけてるのをヘタレ主人公が見てるだけやん
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/29(土) 11:22:48.95 ID:ErJovVmTO
NTR嫌いは
>>1
の時点でブラウザバックしてる筈なんだよなあ
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/29(土) 11:48:17.31 ID:5u+6VxWZO
まだビデオレター来てないから救いがあるでしょ(目反らし
お兄ちゃんはお父さんとアッーしてればいいよ
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/29(土) 12:41:45.54 ID:rG4hqtTe0
風太郎と名乗ってはいるがむしろ木ノ下和也に近いな
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/29(土) 13:03:34.56 ID:4q4lLK3wO
>>72
NTRに進まないルートもあるだろ安価次第で
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/29(土) 18:31:12.03 ID:BAYEQaQJ0
この板の五等分スレは
糞のような安価から恵まれたコンマ結果ってパターンなんだよな
コンマとらないこのスレがどうなるか(どうなってるか)はまあお察しよ
作者に非は無いんだけどな
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/29(土) 19:52:23.87 ID:QBn+jzlno
四天王……五つ子……これはつまり……
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/29(土) 20:36:44.09 ID:5u+6VxWZO
>>77
一人は残るはずだって?甘えよ
一〜四は四天王それぞれの性奴隷、五月は全員の共有肉便器にされる
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/30(日) 20:28:05.57 ID:hOwOlTOao
>>59
急に敬語で笑う
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/30(日) 23:17:02.75 ID:a4UXii900
二乃の性格原作と真逆じゃない?風太郎への思いが止まらないから暴走機関車なのにイケメンに言い寄られたからって悩むキャラじゃないしキッパリ断るでしょ そもそもイケメンと好みのタイプのイケメンプラス風太郎との思い出がある二乃に迷う要素なくない?
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/30(日) 23:40:23.55 ID:H2dYzlPS0
ssなんて同姓同姓の別人でしかないんだからしかたない
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/30(日) 23:45:18.96 ID:H2dYzlPS0
自分を五等分の花嫁のキャラだと思ってる精神異常者の話みたいなもんだしそれを楽しむかは個人次第だな
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/30(日) 23:47:03.58 ID:64M8bLMtO
>>80
逆に考えるんだ、すでにそのくらい調教が進んでいるんだよ
二乃「好きなのはフーくんなのにアソコが池杉を求めちゃう」ビクンビクン
ってなってんだよ
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/30(日) 23:54:17.41 ID:CQSQAom/O
気に入らなきゃブラバすればいいのにいつまでウダウダ文句言ってるんだか
元からそういうスレですよって注意書きされてるってのにな
85 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/07/01(月) 21:27:28.19 ID:t12Uxrkc0
四葉「んっ あっ」
四葉「あっ あっ あっ」
珍太郎「ふぅーふぅー」パンパン
四葉「あっ あっ ああっ くっ」
珍太郎「四葉、ここ引っかかるの好きだろ」パンパン
四葉「違っ あっ あんっ あんっ」
珍太郎「ふーぅ、ふぅー!」パンパン
四葉「あっ あっ ああんっ」
珍太郎「イクぞ!四葉!フォー!!」ズパンズパン
四葉「んっ!イクッイクッ」ビクンビクン
珍太郎「うっ」 ドピュドピュッ
四葉「はぁーっ、はーっ……」
珍太郎「あー、四葉のエロい体サイコー。何回でもするぞ、セックス」ギンギン
四葉「あっ ちょっと休ませてください……ああぁ……」
86 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/07/01(月) 21:38:19.92 ID:t12Uxrkc0
風太郎「うわぁぁぁぁ!!!」
風太郎「はぁ、はぁ……夢、か……」
らいは「ムニャムニャ……お兄ちゃん、どーしたの?」
風太郎「な、なんでもない。すまない」
風太郎(久しぶりに寝たら酷い悪夢だ。四葉のあんな姿想像してしまうなんて)
風太郎(しかも相手は……)ドクンドクン
風太郎(心臓が激しく脈を打っている。おぞましい夢を見た)
風太郎(四葉が男と寝ている夢だ。お子様の四葉に限ってそんな事は無いと思うが)
風太郎(お付き合いしたら二人はもうデートくらいしただろうか)
風太郎(手くらいつないだかも知れない。ペアルックを選んだかもしれない。四葉のおすすめのお店や公園で楽しく遊んだかもしれない)
風太郎(そしてキス……も)
風太郎(俺は唇に手を当てた。鐘の下でのキスの感触を生々しく思い出した)
87 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/07/01(月) 21:41:57.42 ID:t12Uxrkc0
風太郎(それから俺は布団の中でうずくまりながら、必死に彼女のことを忘れようとしていた)
風太郎(だが、四葉と彼の関係が気になって、まともに眠れなかった)
らいは「お兄ちゃん!?聞いている?」
風太郎「あ、ああ」
風太郎(夏休みの昼下がり、俺はただ無為に机に向かっていた)
風太郎(寝不足で頭が回らず、朝から勉強しているにもかかわらず、問題集が2ページしか進んでいない)
らいは「おつかい。頼まれてくれない?」
風太郎「いや今勉強で忙しい」
らいは「もーっ、そんな目の下に隈作ってまで勉強しなくてもいいじゃん。働かざるもの食うべからず!おつかい行ってきて!」
88 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/07/01(月) 21:44:00.73 ID:t12Uxrkc0
風太郎(結局らいはの使いっ走りで俺は外に出た)
風太郎(学校とバイトがないと一日中家の中だ。まあ中学校、高校とずっとこうして過ごしてきたから慣れっこだが)
風太郎(せっかく勉強できると意気込んでいたのに全く集中できない事に腹が立つ)
風太郎(四葉が誰と、どうなろうと俺の知ったことではない)
風太郎(そう言い聞かせるたび、夢の中で、知らない男に抱かれる四葉の姿を思い出し、腹がムカムカするのだ)
男「愛しているよ、ハニー」
女「私も愛している、ダーリン」
風太郎(街ゆくカップルにさえ殺意が湧く)
風太郎「理解不能だ」
風太郎「!」
三玖「フータロー…」
風太郎「三玖か!お前とはこの辺りでよく会うな」
三玖「ぐ、偶然だね…」
風太郎(買い物に行く道中、俺は三玖とばったり出くわした)
89 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/07/01(月) 22:07:58.02 ID:t12Uxrkc0
三玖「フータロー、大丈夫?顔色悪いけど……ちゃんとご飯食べてる?もしかしてお金ないんじゃ」
風太郎「金はお前らへの家庭教師のバイトで貯めたから、この夏は大丈夫そうだ」
風太郎「勉強がちょっと忙しくてな」
風太郎「3年生の夏は勝負の時期だろ。勉強、根つめてやらないと」
三玖「勉強も大事だけど健康も大事…」
風太郎「そういえば三玖はこの辺りのスーパーよく来るのか?」
三玖「うん。ここ、家から遠いけど新鮮な魚売ってるから。次は魚料理に挑戦しようと思って」
風太郎「頑張ってるんだな、お前は」
三玖「こんどフータローにとびっきりスタミナ付く夏料理作ってあげる」
風太郎「サンキュ」
90 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/07/01(月) 22:11:28.62 ID:t12Uxrkc0
風太郎(澄ました顔でスーパーで食材を選ぶ三玖を見て俺は不安になった。ひょっとしてこいつも、四葉や二乃のように男作ろうとしているんじゃ)
風太郎(三玖は俺のことを)
風太郎(好き、だと思う)
風太郎(いや確信が持てない。流石に嫌いってことは無いと思うが)
風太郎(異性を好きになる、付き合うという事を俺はまだよく分からなかった)
風太郎(前田が昔言っていた気がする。なぜ付き合いたいのかと言うと、とどのつまり相手を独占したいからだと)
風太郎(俺は四葉を……独占したかったのだろうか。そして三玖は……俺を独占したいのだろうか?)
三玖「な、なに!?フータロー、ジロジロ見て……は、恥ずかしいよ……」モジモジ
風太郎「わ、悪い」
風太郎(三玖に指摘されて慌てて俺は目をそらした)
91 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/07/01(月) 22:14:44.84 ID:t12Uxrkc0
三玖「あ、またライン……」ポチポチ
風太郎(買い物の最中、やけに三玖はスマホをいじっていた)
三玖「ぷっ……ぷぷぷ……」ポチポチ
風太郎(なんか面白いことでもあったのだろうか)チラチラ
三玖「?」
風太郎「どうしたんだ?五月がなんか面白いことでもやらかしたか?」
三玖「ううん。前のクラスの人から。フータローも写真見る?」
風太郎(そう言って三玖は俺にスマホを見せてきた)
92 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/07/01(月) 22:25:25.84 ID:t12Uxrkc0
風太郎(写真には一人の男が写っていた。赤い甲冑を着て付け髭をした男が格好を付けたポーズで武将の銅像の隣に立っている)
風太郎(髭に兜でわかりにくいが中々男前だ)
三玖「信玄公のコスプレ……似合ってなさすぎ……ぷくく」
風太郎「おい、三玖、誰だこいつ」
三玖「前のクラスで一緒だった武杉将太郎君。実家が山梨で帰省してるんだって」
風太郎「……」
風太郎「お前武将好きなの秘密だろ?」
三玖「いつの間にか広まってた。でも、意外と同級生にも戦国武将好きが多いみたい……そんな少数派じゃないって最近自信持てたんだ」
三玖「3年生の中でも戦国武将クラスタってのが出来てて色々盛り上がってる。武杉君もその一人」
三玖「私が信玄公が好きって言ったら実家が山梨だからって、色々ゆかりの地の写メ送ってくれている」
93 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/07/01(月) 22:54:54.89 ID:t12Uxrkc0
風太郎(それで最近俺の前であまり武将トークしないのか……話相手が出来たから)
風太郎(三玖もこいつはこいつなりにコミュニティー持ってるんだな……)
風太郎(しかし、その武杉将太郎って。三玖にさっきからラインしすぎじゃないか?)
三玖「……(無表情でスマホポチポチ)」
風太郎(三玖のやつもまんざらじゃないって感じだし)
風太郎(なぜかわからんがムカムカする)
三玖「?」
風太郎「あー、三玖。お前、そいつのことが好きなのか?」
三玖「えっ!?えええぇ〜〜!?す、好き……という訳じゃ……私が好きなのは……」チラッ
風太郎「じゃあ嫌いなのか?」
三玖「嫌いじゃない!信玄公を好きな人に悪い人はいない!」
風太郎「そうか?それにその武杉とかいう奴、本当に武田信玄のことを好きなのか疑問だぜ」
風太郎(チャラそうな顔して、お前が本当に好きなのは武田信玄じゃなくて三玖なんだろ?ああん?)
94 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/07/01(月) 23:00:08.27 ID:t12Uxrkc0
三玖「そういうフータローこそ信玄公の事知ってるの?」
風太郎「ま、多少はね?(だが戦国武将に関して勉強したのは三玖に出会った頃が最後か…)」
三玖「じゃあ久しぶりに問題ね」
三玖「信玄公の終生のライバルが上杉謙信というのは有名な話で、二人は第1次から第5次まで川中島の戦いを10年以上かけて死闘を繰り広げるわけだけど」
三玖「その戦いの中で信玄公の伝説的軍師として後世に語り継がれている、啄木鳥戦法を考案した軍師は誰?」
風太郎(久しぶりにめっちゃ喋った!)
三玖「5択問題」
三玖「A 山本五十六 B 山本十兵衛 C 山本勘助 D 山本太郎 E 山本浩二」
風太郎(5択問題……これを間違えたら、三玖の信頼を失いかねん)
風太郎(頼む、正解は……これだ!)
↓1 A〜E どれにしますか?
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/07/01(月) 23:01:52.12 ID:fDxhhgEiO
A
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/07/01(月) 23:02:35.32 ID:xrLwFwQn0
Cやろ
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/07/01(月) 23:10:06.24 ID:U2XJ5lRgo
何で急に野獣になったの
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/07/01(月) 23:10:59.01 ID:OXXo8UkJO
流石にわざと間違えて荒らそうとしているようにしか見えんな
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/07/01(月) 23:16:18.01 ID:B4lU28L/O
一回や二回ならまだしも全部アホみたいに早く安価取ってNTRルート確定させようとしてるやついるだろ
安価取れないやつが悪いって言っても安価が日に一回でID変わって連取りしてる疑惑がある以上は流石に文句言いたくなるわ
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/07/01(月) 23:20:28.29 ID:vFtXTkqA0
一番救いようのない選択肢を選んでいる辺りが
本当にクズすぎてなあ
101 :
◆GW6ap.sKMVtq
[saga]:2019/07/01(月) 23:21:39.30 ID:t12Uxrkc0
風太郎「答えはA」
三玖「ファイナルアンサー?」
風太郎「ファイナルアンサー」
三玖「っ……」
風太郎(あれ?間違った?)
三玖「そっか」
三玖「フータローってやっぱり勉強は出来るけど、テストに出ない問題は知らないんだね」
風太郎(しまったっ!間違えたかっ……!というか、山本五十六は連合艦隊司令長官だろ!なんで間違えたんだ、俺!)
風太郎(駄目だ。四葉の件で寝不足で……こんな簡単な問題さえ間違えるくらい、頭回ってないんだ)
三玖「フータローの事は尊敬している。もちろん、こんな簡単な問題を間違えたからって、今まで教わった事の感謝は揺らがないけど」
三玖「なんか、ちょっとさみしい、かな」
風太郎「三玖…」
三玖「私が戦国武将のことが好きって知って、必死にフータローは昔勉強してくれたよね」
三玖「私は何よりそれが嬉しかった。五人の中で1番の落ちこぼれの私に勉強を教えてくれようと、必死に手を差し伸べてくれたフータローの温かい気持ちが、嬉しかった」
三玖「私はフータローの好きなことを一杯知りたかったし、フータローには私の好きなこと一杯知ってほしかったのに」
三玖「バイバイ、フータロー」
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