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【禁書】上条「野球大会で優勝したぞ!」操祈「1回裏☆」【安価】

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733 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/04/27(月) 17:51:28.92 ID:R5rAh/5dO



操歯「で、なんの用だ。私の長年の研究でも聞きに来たのか?」

美琴「分野としてはサイボーグなんだけど」

美琴「ちょっと助けてほしい事があって」

操歯「…ふむ。では私の自宅で聞こう」



・・・・・



操歯「ふむ。大体の経緯はわかった」

操歯「君の事も知っている。上条当麻だな。あの野球大会の決勝戦は研究の合間に見させてもらったよ」

操歯「で、私になにを?」

上条「計画に参加してほしい」

操歯「………」

操歯「いいよ」

上条「いいの!? 軽っ」

操歯「先ほど助けてもらった礼だ。それに――誰かの為に科学を使う。その心意気は好きだ」

操歯「さて、どこぞのサイボーグから貰ったとかいう資料データとやらはあるか? よし、少し借りるぞ。データをコピーするついでに見よう」


・・・一時間後


操歯「うむ…ざっと目を通したが、この論文には問題はなく思える。が、一晩待ってほしい。私の同居人と少し相談する」

上条「? 同居人? よく分からないけど、わかった」

操歯「これは私の電話番号だ。明日私から連絡をする。詳細はその時に」

操歯「ふぁぁ…疲れた。眠い。私は寝る。部屋はオートロックだから勝手に出て行ってくれて構わない。それより1分1秒が惜しい」

上条「お、おう(言ってる意味がわからん)」



美琴「話はまとまった? じゃあ帰りましょうか」

上条「なあ御坂、操歯って誰かと一緒に住んでんのか?」

美琴「いいえ、一人暮らしよ」

上条「じゃあ同居人って?」

美琴「ああ、それはね―――」
734 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/04/27(月) 18:32:33.85 ID:R5rAh/5dO



操歯「―――――」スー



―――――
――――
―――


????「うむ、母の病をクリアしサイボーグ研究をひと段落した次は、小人の為のサイボーグ制作か。忙しい事だな」

操歯「そういう事だ。協力を仰ぎたい」

操歯「ドッペルゲンガー。恋査というサイボーグの論文をどう思う」



ドッペルゲンガー「………」



ドッペルゲンガー「うむ、私とは別のサイボーグか。興味深い。まぁ私は研究で奴は兵器と運用は違うが、似たようなものを感じるな」

ドッペルゲンガー「私は貴様という魂を分けられて発生した虚構の人工知能で」

ドッペルゲンガー「奴は人間の脳をカートリッジにして思考回路を構築する有機の人工知能」

ドッペルゲンガー「まぁ、私の存在は破壊され、貴様の中だけにある存在となったがね」

ドッペルゲンガー「ひょっとして私の後継機か?」

操歯「私は実際にあったことはないけどな。だが統括理事会のメンバーの一人の持ち物だ。それなりに知識はあるんだろう」

ドッペルゲンガー「まず貴様の見解を見よう」



操歯「――この計画は破綻しているとしか思えない」



操歯「ドッペルゲンガーでいうところの私の魂。恋査でいうところの脳カートリッジ。これを被験者オティヌスが生身で行うにしては難点だ」

操歯「被験者が実際に指先を動かすのとサイボーグの指先を動かすのとじゃあ肉体の壁が分厚い」

操歯「0.59秒の誤差が生まれる。人間の反射速度は0.2秒…2倍以上は大きい。10年、20年使っていくうちに劣化するだろうから、差は広がる一方だ」

操歯「恋査は日ごろメンテナンスを受けるサイボーグだ。10年先の故障は想定していない。0.39秒は恋査にとって誤差なんだ」

ドッペルゲンガー「同感だ」

ドッペルゲンガー「私と恋査は機械の体だが、この計画では被験者の各部体細胞を培養して作る人間の肉の体だ」

ドッペルゲンガー「果たして、精神と肉体のリンクはするか以前に発がんリスクが高くなる。20年後、全身悪性腫瘍の肉達磨になるのがオチだな」



???「――だがそんな常識は俺には通用しねぇ」



操歯「!?」

ドッペルゲンガー「!」
735 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/04/27(月) 19:04:53.56 ID:R5rAh/5dO
操歯「誰だ!?」

ドッペルゲンガー「………」

???「おいおい、野球大会見てたんじゃねぇのかよ。傷つくぜ。チーム第七学区のリリーフエース様だ」

黒垣根「垣根帝督だ、よろしくなコラ」

黒垣根「へぇ、噂は本当だったんだな。14歳にしてサイボーグ研究の権威にまで成り上がった天才」

黒垣根「自分の体をバラバラにしてまで魂を生成しようとしたマッドサイエンティスト」

黒垣根「ま、他人じゃなくててめーの体をはったところは評価するぜ」


操歯「!? ここは私の夢の中だぞ! なぜ他人が介入を――」

黒垣根「おう、それは偉大な発明品を作ったてめーが一番わかるだろ。あれの応用なんだから。なぁ、インディアンポーカーの製作者さま」

操歯「! まさか研究資料に何か?」

黒垣根「あのツンツン頭のウニ野郎をてめーに紹介したのは俺だ。で、ちょいと細工させてもらった。そこのおまえの色違いは勘付いてたようだが」

ドッペルゲンガー「ああ、資料に違和感を感じていた。だが害はなかったので放置していたが間違いだった」

ドッペルゲンガー「そうか、インディアンポーカーは揮発性物質を媒体に嗅覚情報から脳に影響を及ぼすが」

ドッペルゲンガー「資料の文字配列、PCの画面点滅、それら視覚情報からインディアンポーカーと同じ効果を促したな」

ドッペルゲンガー「うむ、流石は御坂美琴と同じレベル5。格が違うな」


黒垣根「ちょっとそういう手口でしてやられた経験があってな。パクリってヤツさ」

黒垣根「それでてめーの夢に介入したって訳だから、木原相似には感謝しねぇとな」

黒垣根「つーか超電磁砲と同じとか、っざっけんな。あんな雑魚と一緒にするな、コロスぞ」


操歯「ありえない。視覚情報からだと…? 常識的に――」

黒垣根「だから言ってんだろタコ――俺にそんな常識は通用しない」バサッ

黒垣根「この未現物質には不可能はねぇ。俺とおまえが組めば、このフザケタ計画は100パー成功する」

黒垣根「いいか。これは命令だ。お願いでも要請でもねぇ。―――ついでに俺の計画も手伝え」m9

操歯「………断れば?」

黒垣根「とびっきりの悪夢も見させて発狂させてやんよ」

ドッペルゲンガー「舐められたものだ。夢の中とは言え、私は未だに強いぞ? 夢の中だからやりたい放題だ」


サイボーグ「「「「「「「「「「「「「侵入者、排除」」」」」」」」」」」」」」」ゾロゾロゾロ


黒垣根「人形が。千体万体でも出してきやがれ――――」
736 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/04/27(月) 19:29:05.21 ID:R5rAh/5dO
操歯「――いや、やめろドッペルゲンガー。ここは垣根に従う」

ドッペルゲンガー「……貴様が言うなら仕方あるまい」

黒垣根「懸命だな」

操歯「おまえは第二位のレベル5だ。御坂美琴を雑魚呼ばわりする実力者。おまえたちが暴れ回れると、私の精神がおかしくなりそうだ」

操歯「いつぞやの怪獣大戦争でもされたらたまったものじゃない」

操歯「だが、垣根帝督。おまえの目的を聞かせてもらうぞ。それが条件だ」

操歯「私とドッペルゲンガーを――いや、上条当麻たちを使って、なにをしようとしている?」

黒垣根「―――ハッ」

黒垣根「たった一つだ。学園都市、いや世界中の学園都市に恩恵を受けているバカどもに―――学園都市の闇をさらけ出させる」

黒垣根「そして、アイツの事を―――――」



・・・・・



―――翌朝 上条宅


上条「ふぁぁぁあ…」

上条「よく寝た…。あれから御坂と別れて帰って風呂入って飯食って寝て終わっちまったな……」

オティヌス「くー…むにゃむにゃ」

上条「……もうすぐ、もうすぐおまえに…」ナデナデ

オティヌス「むふふ…くすぐったいぞおまえ」

上条「――――」



prrrrrピッ


上条「はい」

操歯『私だ。昨夜のことだが―――問題ない。この調子なら被験者…オティヌス氏の体は完璧に作り上げられる」

操歯『例の論文だが、いくつか修正案をまとめたから、メールで送る』

操歯『関係者各位に送るのは任せる。では私はこれで』

上条「ああ、操歯!」

操歯『どうした』

上条「その、出会って間もないけど……ここまでしてくれて、ありがとう!」

操歯『なに安い御用だ。それに礼なら第二位に言ってやれ』

上条「…? 俺、垣根の名前って出したっけ」

操歯『おっと。時間がないな。とりあえず決行には時間がかかる。設備投資は私と奴も協力するからな』

上条「! どれくらいかかる?」

操歯『そうだな……』



オティヌス√完まであと…コンマ下1
01-50→8か月
61-99→6か月
00→クリスマスには間に合う
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/27(月) 19:30:17.79 ID:DTVqcwtYo
738 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/04/27(月) 19:31:08.02 ID:R5rAh/5dO
今日はここまでありがとうございました
コンマも安価もなしでごめんなさい

次回は木曜日の19時から始めます


実はスカベンジャー期待してました
アニメ登場に期待

コンマ下
739 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/04/27(月) 19:40:51.09 ID:R5rAh/5dO

操歯『6か月待ってくれ。それ以降ならいつでもいける』

上条「かなり先じゃねーか」

上条「ええっと、今は12月だから…」

操歯『5月下旬ころだな』

上条「りょーかい。ありがとよ!」

操歯『ああ。その間、他の彼女とやらにもかまってやれよ』ブップープー

上条「余計なお世話だ!」



上条さんのHPが20減りました


黒垣根さんの好感度が20上がりました
黒垣根好感度203→223




上条「クリスマスプレゼントには間に合わなかったなぁ…何かしてあげようかな」

上条「オティヌスだけじゃない。操祈にも看取にもドリーにも、何かしてあげよう」



クリスマスイベントを開催しますか?

@クリスマス?なにそれ美味しいの?→スキップ

Aクリスマスは今年もやってくる→開催します(旅行イベントと同じ感じです)

安価下2
740 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/04/27(月) 19:41:33.71 ID:R5rAh/5dO
改めて今日はここまで>>738の通り
次回は木曜19時からオナシャス
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/27(月) 19:49:45.59 ID:DTVqcwtYo
2
742 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/04/30(木) 20:06:01.94 ID:CktRmlolO
日程変更のお知らせ
ごめんなさい、今日はお休みさせてください

明日の19時からはじめます

安価下
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/30(木) 20:48:23.48 ID:kjv3Xa01o
1
744 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/01(金) 18:51:25.32 ID:iNzLIz6pO
はじまます
が、
ご飯作り作り、食べ食べやっていきますので
進行遅いかも


はじめます
745 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/01(金) 19:12:20.45 ID:iNzLIz6pO
「ありがとうございましたー」


ガラッ


上条「よし、みんなのプレゼントは確保したぞ! みんなの反応が楽しみだなぁ!」


操祈「ありがとう! 素敵なイヤリングねぇ」

看取「このチョーカー、いいじゃん! アリガト♡」

ドリー「ネックレス? わぁ、きれい!」

オティヌス「髪飾りを…? ああ、大事にする」


上条「満足してくれてそうだな! よかった!」



クリスマスボーナスコンマ下1〜4
奇数→☆1
偶数→なし

操祈コンマ下1
看取コンマ下2
ドリーコンマ下3
オティヌスコンマ下4



746 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 19:19:34.80 ID:WM2mzLqgo
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 19:19:53.57 ID:cXjtdOSNo
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 19:33:56.46 ID:SfhI2f9y0
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 19:42:07.23 ID:bz2I6YZyo
750 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/01(金) 19:50:37.18 ID:iNzLIz6pO
看取さんの好感度が★1上がりました
オティヌスさんの好感度が★1あがりました

オティヌスさんの好感度がカンストしています
代わりに誰かに分けれます
安価下1



――1月上旬

現在の上条さん 所持金8万0000円
HP:25/140


野球/休む/遊ぶ/デート/バイト/勉強

野球
練習or試合=HP-20 指定した仲間or彼女の好感度

休む
HP+30
追加…安価のコンマがゾロ目でHP+50

遊ぶ
HP-20/指定した仲間との好感度+10〜30

デート
HP-20/彼女とデート好感度☆1〜4

勉強
HP=+20
学力=+10〜20

※5月下旬からオティヌスの手術可能

安価下2
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 19:57:51.48 ID:bz2I6YZyo
食蜂
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 20:04:50.78 ID:awwzwxdE0
休む
753 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/01(金) 20:19:02.36 ID:iNzLIz6pO
上条「あけまして!」

操祈「おめでとう!」

看取「ござい!」

ドリー「ます!」

オティヌス「はい、おめでとうー」

上条「いやぁ無事に正月を迎えられましたなぁ」

看取「今年もヨロシクネー」

操祈「ちょっと看取さん、それお酒じゃ」

看取「えーナンのことかなー?」トクトク

看取「ささ、ダーリン☆」

上条「ん? ああ、ありがとう」グビー


バタンッ


看取「あれ?」

上条「くかー」


寝正月を貪った
上条さんのHPが30上がりました
HP25→55/140



――1月下旬

現在の上条さん 所持金8万0000円
HP:55/140


野球/休む/遊ぶ/デート/バイト/勉強

野球
練習or試合=HP-20 指定した仲間or彼女の好感度

休む
HP+30
追加…安価のコンマがゾロ目でHP+50

遊ぶ
HP-20/指定した仲間との好感度+10〜30

デート
HP-20/彼女とデート好感度☆1〜4

勉強
HP=+20
学力=+10〜20

※5月下旬からオティヌスの手術可能

安価下2


食蜂操祈……★★★★★☆☆☆☆☆
警策看取……★★★★☆☆☆☆☆☆
ドリー………★★★★★☆☆☆☆☆
オティヌス…★★★★★★★★★★
安価下2
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 20:24:22.13 ID:awwzwxdEo
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 20:35:30.69 ID:iWsKPhp9o
勉強
756 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/01(金) 22:09:45.20 ID:iNzLIz6pO
――放課後


キーンコーンカーンコーン


上条「んーっ、今日も授業おわり! 長かった補修も終わり! さーって帰るかー!」


ガシッ


上条「ん?」

小萌「ハイちょっと待つのですー」

上条「小萌先生? 今から帰宅して愛しの彼女とイチャコラするんですが…」

小萌「イチャコラもいいですが、それよりも先にお勉強のお話しましょうねー」

上条「は!? 今やったじゃん」

小萌「今日でやっと先月入院して登校できなかった分と今までの赤点の分を消化したのです」


小萌「しかーし! これでも上条ちゃんはまだまだ進級するには危なっかしいのです」

小萌「学期末テストは2月下旬。進級ギリギリCHOPの上条ちゃんがここをクリアしないともう一度高校二年生をやり直さなくてはいけません」

小萌「死に戻りできないRe:ゼロから始める高校2年生活です」

上条「えぇっ!? 俺ってそこまでヤバいんですか!?」

小萌「だからこうして先生がサービス残業までして補修してあげているのです」

小萌「そこで! 来週、小テストを行いますー!!」

上条「ひぇっ」

小萌「もし赤点を取ったら……」

上条「赤点を取ったら―――?」

小萌「先生が見た上条ちゃんに24時間耐久授業の夢を見させて、Re:ゼロから始める補修生活を2月下旬まで繰り返すのですー」

小萌「これならおバカな上条ちゃんでも、強制的にオツムがよくなるのですー」ニッコリ

上条「げぇーーーっ!? マッドサイエンティスな発想! 小萌先生! いつからDIEジョーブ先生に!?」

小萌「それがいやなら一週間、みっちりお勉強しましょうね❤」
757 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/01(金) 22:22:11.09 ID:iNzLIz6pO
・・・・・


上条「ってな事なんです。どうか頭が良くなる薬ください。暗器パンでも可」

オティヌス「勉強しろ」

上条「はい…」



上条「……しかし俺一人だけじゃ、現界がある…補修つってもそんなに頭に入ってないし」←興味ないコトは右から左の人

オティヌス「誰かに家庭教師してもらえばどうだー?」

上条「!」

オティヌス「ま、夏休み最後の日のようにならないように気張るんだな」

上条「……いや、俺は仲間たちを信じているぜ!」

オティヌス(勉強の事になると他力本願なんだな)



誰にお願いしますか?
彼女・仲間を一人お選びくだい

【彼女】
食蜂操祈……★★★★★☆☆☆☆☆
警策看取……★★★★☆☆☆☆☆☆
ドリー………★★★★★☆☆☆☆☆
オティヌス…★★★★★★★★★★

女メンバー
1位 食蜂…1000【彼女】
2位 警策…1000【彼女】
3位 ドリー…1000【彼女】
4位 シャットアウラ…1000
5位 吹寄…719
6位 美琴…512
7位 結標…400
8位 アリサ…305
9位 番外個体…226
10位 オヌティス…215 【彼女】
11位以下
婚后…232
打ち止め…147
寮監…169
麦野…300
滝壷…130
絹旗…214
恋査 …222
レッサー…158
フレンダ=セイヴェルン…105
インデックス…102
サーシャ…43
風斬氷華…16
郭…00
バードウェイ…0
オリアナ…0

男メンバー
1位 一方通行…516
2位 削板…301
3位 海原…274
4位 浜面…165
5位 土御門…218
6位 黒垣根帝督…223
7位エツァリ…63
8位 青髪ピアス…50
9位駒場利徳…28
半蔵…27
シルバークロース=アルファ…01

好感度によって成功率変動
安価下2
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 22:25:13.40 ID:RbWR+Ex6o
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 22:35:16.94 ID:u8oa5jeso
食蜂
760 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/01(金) 23:17:14.98 ID:iNzLIz6pO
上条「――――――」

オティヌス「どうしたいきなり黙って」

上条「ふっふっふ、上条さんは一つ閃いたぜ」

オティヌス(どうせろくでもない事だろうなー)


上条「って事で善は急げだ」つスマホ

上条「ピポパのポチッとな」prrrrrrrrrr


操祈『はいもしもしぃ、どうしたのかしらぁ?』


上条「操祈か? ちょっとおまえにしか出来ない頼みがある」



761 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/01(金) 23:24:36.15 ID:iNzLIz6pO

上条「操祈か? ちょっとおまえにしか出来ない頼みがある」イケヴォ

操祈『えっ』キュンッ

上条「どうしても操祈じゃないとダメなんだ」

操祈『わ、わかったわぁ。とりあえず落ち合いましょう。どこに行けばいいのかしらぁ?』

上条「そうだな。操祈はどこにいる? そこの近くに行くぜ。出来るだけ静かで集中できる場所がいい」

操祈『静寂力高めで集中力発揮できそうな場所…そうねぇ…―――の近くにいるから、そこにいるわぁ』

上条「わかった。じゃあそこに行く」

上条(あれ? そこってあいつらいたりして…まっさかー)



どこで勉強しますか?
@とある高校
A区立図書館
B操祈のプライベートルーム
Cファミレス

安価下2
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 23:28:15.66 ID:e2BnABMio
763 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 23:28:54.43 ID:g/BAS78vo
2
764 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/02(土) 00:05:14.31 ID:MP5hS6AnO
――区立図書館


操祈「こ、こんにちわぁ///」

上条「やぁ、操祈」

操祈「!」ドキッ

操祈(なにこの今から決戦に向かうような、覚悟を決めた男力漲るオーラは―――)

操祈「で、でぇ、私になんのようかしらぁ」

上条「ああ、操祈にしてほしい事は一つ―――」



上条「勉強教えてください」



操祈「はい?」


・・・・


操祈「なるほどぉ。進級危うくなるくらい学習能力が…」

操祈「まぁ別にいいけどぉ」ムスッ

上条「それで操祈にもう一つ頼みたい事が」

操祈「なによぉ」

上条「――――――おまえの能力で俺の集中力と記憶力ブーストしてくれ――」キリッ

操祈「―――――」




仲間(邪魔)エンカウントコンマ下1
奇数→回避
偶数→
02-20…結標淡希
22-40…一方通行
42-60…インデックス
62-98…駒場利徳
00…その日、区立図書館は戦場となった
765 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/02(土) 00:13:58.79 ID:MP5hS6AnO
今日はここまでありがとうございました
次回は明日の19時から続きやります
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 00:18:52.42 ID:74i+pWLjo
767 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/02(土) 19:35:09.05 ID:kqB6gFegO
hajimemasu
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 19:36:17.20 ID:P4gdvrp2o
769 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/02(土) 20:10:25.50 ID:kqB6gFegO
インデックス「なにやってるの? とうま」シラー


上条「―――」ビクッ

上条「………その声はインデックス。なぜ図書室に」

インデックス「学園都市の図書室はどんな感じなんだろうって、魔導書図書館として興味があって」

上条「嘘つけ、図書館の前にあったステーキハウスを出禁になったんだろ、喰いすぎて。ここ来る前に通った時、店主と思うオッサンが発狂してたぞ」

インデックス「………」プゥ

上条「インデックスさんや、久しぶりの登場で絡みたいのは分かるが、今の上条さんは勉強をしないとヤバイ身」

上条「あとでお菓子あげるからそこで絵本でも読んできな(優しい目で)」

インデックス「……」イラァッ

インデックス「ふんッ!」ガリッ



上条「ぎにゃぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」



インデックス「ふん! とうまのバカ! とうまのバカ! もう知らない! ふん!」プリプリ

上条「嵐は…去ったか」

操祈「ええ。でも貴方がわるいわぁ」ハァ

上条「選択肢ミスった…」

上条「でも今日から集中して勉強しねぇと……留年しちまうのはイヤ、だ」ガクッ

操祈「ハァ…しょうがないわねぇ」



・・・・・


操祈「じゃあ、お勉強の時間よぉ」

上条「なんで着替えてるんですか? なんでスーツ姿で眼鏡なんですか。なんでミニスカ黒ストッキングなんですか」

操祈「雰囲気よぉ」キュッ

上条(く、いつも白や黄色の明るい系の色の服着てるから、暗い色はギャップが……くそ、チラリズムが――」ムラッ

操祈「欲望に正直でよろしい。でも今は、がり勉力マッパでお勉強しないとダメんでしょう?」

上条「むむーーっ」

操祈「赤点回避したらナンデモしてあげるからぁ。がんばって」

上条「!」



100-10=成功コンマ90


操祈好感度1000→100
インデックス102→10


お勉強成功コンマ下1
01-90→成功
91-00→失敗


上条さん集中コンマ下2
奇数→集中力の極致(操祈さん好感度+★1)
偶数→ぼけー
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 20:16:31.74 ID:6xIWi851o
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 20:16:56.48 ID:Hz23/F9bo
772 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/02(土) 21:24:25.88 ID:kqB6gFegO



上条(う――――ぉおおおおおおおおお!!!)ガリガリガリ



操祈「ふふ、がんばってねぇ」ナデ…

上条「―――――」ガリガリガリガリ

操祈(ふふっ効果力テキメンだゾ☆)

操祈(目先にエサがあるなら、男の子って頑張るのよねぇ…ふふっかわいい)


操祈「で、ここがここを――」フッ


上条(と、吐息が――)ムラッ

操祈「だーめっ、まだ頑張って」ボソッ

上条「――――」ガリガリガリ

操祈「ふふっ」

操祈(私の能力なんていらないわぁ。そもそも右手で殺されちゃうから意味ないし)

操祈(でも私を選んだって事はぁ、すっごく信頼されているのねぇ)エヘヘー


操祈「さ、この英語の問題集を終わらせて頂戴。その次はこの数学2の――」

上条「ふっ…ふぅ…ふぅ―――」

操祈「勉強しすぎて頭痛がするのかしらぁ?」ピッ

操祈「これで少しはマシになったかしらぁ?」

上条「ありがとう」ガリガリガリ

操祈「がんばって」


操祈(―――ちょっとスゴイ集中してる…お色気力使ってブースターしたけど…これってホントに男の子の欲望力でご褒美しないといけないのかしらぁ…///)


・・・・・


操祈「………」シャッシャッシャッ

操祈「うん、正解。頑張ったわねぇ。よく頑張ったわぁ」ナデナデ

操祈「この量の問題集を一日でクリアしたんだものぉ。これはご褒美しないと――」


操祈(か、覚悟は決めたわぁ。今日、私はきっと―――ゴクリ)ドキドキ


上条「ぷしゅーーーーーーーー」コテッ

操祈「へっ?」

上条「…………」

操祈「き、気絶している」


773 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/02(土) 22:19:17.21 ID:kqB6gFegO
・・・・・


小萌「――――」シュッシュッシュッ

上条「…………」ドキドキ

小萌「―――――――――」シュッシュッ

上条「―――――――」ドッドッドッ


小萌「採点が終わりました」

上条「!」

小萌「小テストの結果は―――」

上条「……ゼロから始める補修生活は嫌だゼロから始める補修生活は嫌だゼロから始める補修生活は……」

上条「―――」チラッ

小萌「―――」ニッコリ

上条「あ、落ちた」ガーン


小萌「がんばりましたね、上条ちゃん。残念ですが、合格なのですー」


上条「え、嘘!? ぃや―――ったぁあああああああああああ!!!」ガッポォ

小萌「お静かに」

小萌「点数はギリギリなのですー」

小萌(しかし上条ちゃんなら必ず赤点を取るような難易度に設定したのですが……よく頑張ったそうですねー」

上条「やったー操祈の誘惑に負けずに家庭教師してくれてよかったー!」涙ドバー

小萌「操祈? 食蜂操祈さんですか? え、お付き合いしている? ひ、ひぇー!?」

小萌(―――? 食蜂さんに家庭教師を? って事は―――)

小萌「! ふ、ふっ、不純異性交遊なのですぅー!」

上条「ふぇっ!? いやいや、俺と操祈はそこまで行ってない!」

上条(毎回勉強の後、なぜか気絶してたから、行ってたりし――いやまさか)


ガラッ


土御門「くそっカミやんがテストパスしやがったぜぃ」

青髪「そんなぁ! ずっと小萌先生の夢見れる――ゲフン、一緒にメシウマ案件やったんに!」

上条「おまえら、何しに来た」

小萌「彼らも先日テスト受けたんですー。結果は二人とも落ちて睡眠補修確定なのですー」

土御門「せめてメイド服の小萌先生がよかったにゃー! こうなったら道連れだぜぃ」

青髪「小萌先生ー! 上条君は食蜂さんの他に美少女3人とお付き合いしてますー! 4股してますー!」

上条「待て! 全員公認だ!」

小萌「上条ちゃん…?」ガタッ

上条「ひっ」

小萌「不純! 不潔! 不誠実なのですぅーーーー!!!」

小萌「そこに直るのです。ここから先はお説教のお時間です!」

上条「ぎゃーーー不幸だぁぁああああああ!!!!」



上条さんのHPが20上がりました
上条さんの学力が20上がりました
774 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/02(土) 22:25:12.69 ID:kqB6gFegO
――2月上旬

上条「さむっ。うぅ、暖房暖房…」

オティヌス「冷えてきたな」ヌクヌク

上条「なに来てるの?」

オティヌス「土御門妹からちゃんちゃんこ貰った」ドヤァ

上条「よ、よかったな」

上条(似合っててちょっと面白い)


上条「先月、勉強見てもらった操祈にお礼しないとなデヘヘ」

オティヌス「2月下旬は学期末テストだろ? 大丈夫なのか?」

上条「………」

上条「大丈夫!」ダロッ

オティヌス「――――」



現在の上条さん 所持金8万0000円
HP:75/140 学力:20


野球/休む/遊ぶ/デート/バイト/勉強

野球
練習or試合=HP-20 指定した仲間or彼女の好感度

休む
HP+30
追加…安価のコンマがゾロ目でHP+50

遊ぶ
HP-20/指定した仲間との好感度+10〜30

デート
HP-20/彼女とデート好感度☆1〜4

勉強
HP=+20
学力=+10〜20


※5月下旬からオティヌスの手術可能

安価下2


食蜂操祈……★★★★★☆☆☆☆☆
警策看取……★★★★☆☆☆☆☆☆
ドリー………★★★★★☆☆☆☆☆
オティヌス…★★★★★★★★★★
安価下2
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 22:26:52.66 ID:dAvLfr1Mo
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 22:37:18.32 ID:ON4MOpobo
デート
警策
777 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/02(土) 22:46:57.81 ID:kqB6gFegO
今日はここまで
ありがとうございました

明後日月曜日の19時から始めます


さて、みーちゃん√も手を付けますか
778 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/04(月) 18:42:03.27 ID:62cgq/N0O
開始時間変更
20時から始めます
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 20:17:50.35 ID:eGGQhMHTo
まだかな?
780 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/04(月) 20:42:13.43 ID:62cgq/N0O
大変遅れました
はじめます
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 20:42:34.62 ID:eGGQhMHTo
OK
782 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/04(月) 21:08:27.43 ID:62cgq/N0O
―――――
――――
―――



(これは夢だ)

(何か鈍い音がする。ドス、ドス、ドス、と、聞き覚えがある嫌な音)

(――殴打の音だ)

(拳で肉を叩く音)

(昔見た映画よろしく、吊るされた豚肉を―――違う、そんないいものじゃあない)

(――人をただ殴りつける音)

(大の大人がその大きな拳で、股の下にいる人間を殴る。殴り、殴り、殴っては■■する)

(その音だ、耳に響く)


「――――――――」


(悲鳴は上がらない。声も聞こえない。だが死んではいない)

(ただ痛みと苦しみに耐える少女の息遣いがかすかに聞こえる)


「ハァ、ハァ、ハァ――クソが、あの無能上司めっ。さんざん俺を扱き使いやがって、俺の方が優秀なのにッ」

「この、この、このぉっ! なんで俺が奴の研究の使いッ走りなんだってんだクソが―――」


(だが顔を真っ赤にして、興奮する猿のような男が――を一心不乱に振るっている)

(真っ赤になった拳は果たして、男の拳の血か、殴打に耐える少女の物か)


「クソッ、クソッ、クソッ」


(そんな事はどうでもいい。ただただこんなツマラナイコト終わってほしかった)

(冷たくなった心が宙に浮かぶ)

(私は男の真後ろに立っていた)

(男は私の存在には気づいていない。男は少女にしか興味がない――否、少女というストレス発散人形の性能にしか興味がない)

(少女も男なんかには興味も畏怖も感じなかった。ただのルーチンワークと言わんばかりにただ拳を叩きこまれている)

(ただ少女の心はここにあらず。宙に浮いたまま――――ずっと、私だけを見つめていた)


(当然、少女と目が合う)

(――――――)

(驚きはしなかった―――その少女は私と同じ顔をしていたことに)

(ただ、一言、目で訴えてきた)




――――――私はオマエを許さない。




(これは夢だ。夢だ―――夢だ)
783 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/04(月) 21:24:33.15 ID:62cgq/N0O
―――――
――――
―――


看取「―――――」ガバッ

看取「ハァ、ハァ、ハァ…」

看取(ユメ、か。久しぶりに見たな)

看取「あーもう、汗でベッタベタ―――へっぷしっ、うー、朝シャンしよ」


ドリー「…くかー……にへー」


看取「……かわいい」ナデナデ

看取(私、警策看取の朝は早い。午前5時には目を覚め、朝シャンとストロングコーヒーで完全に覚醒し、完璧にメイク)

看取(軽い朝食を作り終えると寝坊助な同居人2名を叩き起こす)

看取(現在7時前)

看取(これが、私の日常の始まりなのである☆)

看取(だが今日はちょっと違うらしい)


ピローン♪


看取「ダーリンからメール?」


上条『おはよう! 今日、遊びに行かね?』


看取「――――」ニマリ

看取「了解☆ 愛してるわ、ダーリン。ちゅッ(笑)」

看取(こんなにも心が軽くなる朝はない)
784 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/04(月) 21:42:08.77 ID:62cgq/N0O
―――第十五学区 駅前広場


上条「えーっと、待ち合わせ場所はここであってたよな?」

上条(久しぶりに看取とデートだ…最近はオティヌスの事と勉強の事で手一杯だったからな)

上条「よぉっし! デート頑張るぞー!」

上条「………」

上条「それにしても看取遅いな――」



上条さん振り返るコンマ下1
奇数→振り返らない
偶数→振り返るとそこに
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 21:46:52.37 ID:pSTFeG4l0
ほい
786 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/04(月) 22:11:20.51 ID:62cgq/N0O
上条「―――」


看取「だーれだ❤」ガバッ



上条「うわぁっ!? 誰だ!?」

看取「ナイスリアクションだゾ☆」

上条「あ、看取か!」

看取「アッタリ〜♡」ギュゥ

上条「当たってる当たってるっ」

看取「当ててるんだゾ」

看取「ふっ」

上条「あっ」


・・・・・


上条「公衆の面前でアレしちゃダメ」

看取「ちぇっ、ゴメンナサーイ」

看取「デモデモ」

上条「ん?」

看取「キモチよかったでしょ?」グネッ

上条「――――///」

上条「そういうのは、―――…………二人っきりの時でな///」

看取「………///」

上条「照れるなッ///」
787 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/04(月) 22:17:11.16 ID:62cgq/N0O
・・・・・


m酉「
788 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/04(月) 22:53:24.55 ID:62cgq/N0O
看取「ダーリン💛」ベタベタ

上条「あまりくっつくなよ、動きづらいだろ」

看取「ダッテダッテ寒いしぃ」

上条「じゃあ、俺のマフラー貸してやるから」

看取「えへへ、あったかぁい」

上条「おう、ロシアで大活躍した逸品だぜ」

看取「?」


看取(何言っているのかわからないけど。ふっふっふ、わざと首を無防備する作戦大成功☆)

看取(ふがふが…ふにゃ〜、ダーリンの匂いだぁ)

看取「〜♪」

上条「………」

上条(びっしり完璧なコーデ決めてる。でもこんな寒いのにマフラーをしてない…)

上条(もしかしてマフラーないのかな…)

上条(十五学区は学園都市一の繁華街――ちょうどいいな)

上条(よし、マフラーをプレゼントしよう)

上条「どこに行こうかな」



@高級品を扱うお店―――買えるかなぁ
Aちょっぴり背伸びをしてブランドものを
Bファッションはおしゃれではなく機能性! ズバリUN○QLO
Cファッションセンターしま○ら
D古着屋はいいぞっ

安価下2
789 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 22:58:56.94 ID:Bid01Wiho
3
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 23:02:27.25 ID:SfymxA+t0
3
791 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/05(火) 00:03:25.04 ID:Qx4Sq3TZO
上条「……服屋ってどこにあるかな」

看取「なにダーリン、ファッションに興味あるの?」

上条「え?」

看取「よーっし! じゃあこのファッションリーダー看取ちゃんがダーリンをコーデしてあげよう!」

上条「!」

上条「コーディエ!?」

看取「違う」


・・・・・


看取「サテサテ、ここ十五学区は学園都市イチの繁華街――つまりサブカルの中心地!」

看取「ファッションアイテム買うならこの街でしょ!」

上条「おお、洋服から和服に民族衣装からサブカルファッションまで…ずらぁーっと服屋が並んでるな」

看取「さーって色々見ていくぞー!」

上条(これなら、看取へのマフラーだって――)





看取「ダーリン、これ来てみてー」

上条「ハイハイ」

看取「イイ! イイじゃん! 超似合ってる!」

上条「お、マジで!?」

看取「じゃあ次これ」

上条「ハイハイ」

看取「キャーーーー☆ マジでやばーい! かっこよすぎィ」

上条「あ、ありがとう!」

看取「じゃあ次これ――」

上条「……ハイ」



上条「結構試着したな…こいつら一体いくら―――!?」

上条「………みみ、みみみ、みみみみ、看取ちゃん?」

看取「ハァイ、なぁにダーリン」

上条「これ一着一着がバカみたいにお高いんですけど…。総額軽く十ウン万―――」

看取「んー買っちゃうゾ☆」

上条「!?」

看取「ヤッパリ推しには課金しないとネー」ぐーるぐーる

上条「や、やめろ看取! それは破滅する奴の目だ!!」
792 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/05(火) 00:51:03.95 ID:Qx4Sq3TZO
・・・・・


上条「俺にはこういうのでいいんだよ」

看取「えーユニ○ロぉ?」

上条「おバカ! ユ○クロをバカにするんじゃないわよ! ロシアの極寒でもヴェネツィアの海の中でもアビニョンの小麦粉でもダメにならなかった性能は一番なのよっ!」

看取「なんでピーコ。――てか、ロシアとかイタリアとかなんで行ってんのサ。つーか小麦粉ってナニ」

上条「いやいや俺みたいな庶民はいつも背伸びしちゃダメなんだよ。たまにはいいけど」

上条「日常品を身の丈に合わないモンで固めてたから、いつか破綻するぜ」

看取「ブーブー」

上条「そこっ、あからさまにブーイングしない! お店の人に迷惑でしょっ」

上条(俺の所持金じゃあ、アレは手が出ねぇからな。なんとしてでも金を出すならマフラーにしたい―――なら)


上条「あれれー?www」

上条「もしかして看取ちゃんはブランド物で身を固めればファッションセンスがあるって思っちゃってる人なのかなーwwww」プークスクス

看取「ナッ」

上条「真にファッションセンスを問うなら、有名なブランドとか高い服じゃなくて、着る人に合ったデザインがいい服を選べるかどうかじゃないのかなー?wwww」

看取「ナナッ」

上条(――って、この前、コンビニで立ち読みした雑誌に書いてあった!)

看取「フーン。フーーーーーン…フゥーーーーーン……」

上条(おっとー? なにやら怖い顔してるぞー?)

看取「……いいよぉ。じゃあこうしましょう」

上条「な、なんだよ」

看取「このユニク○でお互いのファッションコーデを選んで、どっちが似合っているかショーブしよっか」

看取「負けた方がお勘定を持つってコトで」

上条「!?」

看取「アレだけ啖呵切ったんだからー断る理由はないよ、ネー」

上条「――――――」

上条「いいぜ、その勝負乗った!」

看取「ヨーシヨシ、じゃあ1時間後に集合で!」





上条「…………受けなくていい勝負に乗ってしまった」

上条「でも受けた勝負はキッチリやらねぇとな!」

上条「カワイイ彼女のコーデ? やってやらぁ!!」


上条さんのファッションセンスコンマ下1
奇数→看取の事をよく分かっているのはこの俺だ
偶数→ファッションリーダーKAMIJO(笑)
793 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/05(火) 00:52:09.54 ID:Qx4Sq3TZO
毎度毎度中途半端だけど
ごめんなさい、今日はここまでにさせてください
ありがとうございました


次回はGW最終日6日の18時からはじめます
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 00:52:29.92 ID:wC0Fno26o
795 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/06(水) 18:20:57.62 ID:6oDiZIGYO
はじめます
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/06(水) 18:22:49.44 ID:2rLs/UHgo
OK
797 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/06(水) 18:58:36.54 ID:6oDiZIGYO
上条「……うーむ」


ガヤガヤ
ヒソヒソ
ヤダーナンデココニ男子ガー?
マサカ女装?
男ノ娘キドリ?ヤダー


上条「想像以上にアウェイだぞ…?」カチャカチャ

上条「……これとかどうかな」

上条(そういえばいつも看取が着ているのは色がある服が多いな)

上条(黒とかピンクとかダークグレーとか)

上条「………こういうのはどうだろ」


〜一時間後〜


看取「あ、キタキタ。早いね」

上条「すぐに決まったぜ」

看取「じゃあこれ試着してみて」

上条「そっちもよろしく!」


・・・・・


上条「黒メインのシックな感じか」

上条「値段もそこそこか。いいんじゃないかな?」


看取「だ、ダーリン、着替え終わった?」


上条「お、おう! 今出るぞ!」

看取「じゃあせーの、で一緒に」

上条「わかった!」

「「せーのっ」」


シャッ! シャッ!
798 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/06(水) 19:48:36.68 ID:6oDiZIGYO
看取「……///」

上条「――――」

看取「これ…真っ白なんだけど…///」

上条「めっちゃキレイ…だな」

上条(やっぱり美人だから何でも似合うとは思っていたが……ここまでとは)

看取「あ、ありがと///」

看取「ダーリンも似合ってるゾ…///」モジモジ

上条「――――」


看取(ゴメンね、ダーリン。白は…私には似合わないナ)


上条「で、勝敗はどうする?」

看取「え?」

上条「勝敗だよ、勝敗。どうやって決めんだよ」

看取「そうだナー」

看取「あ、店員さん!」


女性店員「はいー、どうなさいましたー?」

看取「どっちの方がファッションセンスあります?」

女性店員「そうですねーーーーーー」

女性店員(彼氏さんのお客様はぶっちゃけ私の好みですが、彼女さんのお客様の方は何か気取っていうか意識高すぎってカンジっていうか―――)

女性店員「彼氏さんの方ですね!」

看取「しゃっっ!」

上条「OH…」

女性店員「…?」

看取「じゃあお会計ヨロシクー」

上条「トホホ」



上条さんは洋服代2万円使った!
799 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/06(水) 20:18:30.61 ID:6oDiZIGYO
・・・・


看取「イヤー悪いなー! こんないい服を貰っちゃってー」

看取「さすがファッションリーダーKAMIJO(笑)さん」

看取「〜♪」

上条「くっそー」

上条(まぁいいや。喜んでくれているみたいで何よりだ)

上条(目的の物はマフラー。…良い物をプレゼントしてあげたい)


上条「―――おっ」ピーン


上条「あれは…マフラー専門店?」

看取「ホー、マフラーに興味があるのかな?」

上条「ああ、ちょっと見に行ってきていいか?」

看取「イイヨー」

上条「看取も見に行くか?」

看取「私はこれがあるから、マフラーはいいかな」

看取「…あ、向こうの手袋専門店にいるネ!」

看取「一時間後にシューゴーで」

上条「リョーカイ」ラジャッ


上条(真っ白にそのマフラーは似合わないだろう)

上条(よし! 出来るだけ良い物を買おう!)

上条「――――」

上条「ど、どれにしよう…」


上条さんの決断力コンマ下1
奇数→即決即断
偶数→優柔不断
800 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/06(水) 20:21:53.30 ID:2rLs/UHgo
801 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/06(水) 21:32:06.77 ID:6oDiZIGYO
上条「右の白色のマフラーにしようか…左の黒のマフラーか…いや、長いのもいいけど…短いのもアリか…うーんこの…」チンタラチンタラ


・・・・・


看取「思っていたよりイイのがあったから、早く終わっちゃった」

看取「〜♪」

看取「ダーリン、驚くかな。手袋ないみたいだから、サプライズにあげちゃったら」

看取「ふふ、しかもペアルック。ホントにどこにでもいるバカップルみたいだ」


看取(楽しいな…好きな人とのデートってホントに楽しい)

看取(ワクワクする。いつもドキドキしてて、この人の為ならなんでもしたくなる)

看取(逆になんでもしてほしくて、見てほしくて、ずっと傍にいてほしくなる)

看取「こんな生活、ずっと続けばいいのになぁ///」ハー


看取「……トーマくん、遅いな」

看取「迎えに行っちゃお」




「よう、もしかして警策看取か?」




看取「―――――――――――――――――――――――――――」

看取(幸せな気分は台無しになった)


「あーぁっやっぱりそうだ! 俺だよ俺俺! 覚えてるか?」ズカズカ


看取(浮かれポンチな心は冷水をぶっかけられる)

看取(聞き覚えがある野太い声。大きな拳と痛みは脳髄がまだ覚えている)

看取(後ろから呼び止められたソノ男を、私はよく知っている)


「久しぶりだな、才人工房以来か。いやぁ奇遇だな。こんな所でどうしたんだ? 研究者…じゃなくて、教師として注意しないとなぁ」


看取「―――」スタスタスタ

看取(こういう手合いは虫だ。こういう手合いは無視だ。何事もなかったかのようにやり過ごせ)

「ちょっ、待てよ」ガシッ

看取「………」

看取(ホント、立ち止まらなきゃよかった。最初から無視していたら手首をつかまれなかったのに)

看取(あの時と変わらないゴツゴツとした大きな指が手首と肩を掴み、そのまま――)


「逃げるな」


看取「っ」

「にしてもあれからちょっとしかたってないのに、まぁ色気づいて……キャラに似合わないぜ、清楚系はよ」ムニムニ

看取「………――――」

「聞いたぜ? おまえ学園都市にケンカ売って失敗して暗部落ちしたんだって? 俺たちに復讐でもしようとしてたのか? ざまぁねぇなオイ」

「あーでも最近、テレビで見たぜ。学園都市野球大会で大活躍だったじゃねぇか。あの頃と全然人相違うくてビックリしたぜ」

「つーかさっきまでベタベタくっついて歩いてたのって同じチームのカミジョーだろ? 知ってる知ってる。この街の野球好きなら知らねぇ奴いねぇよ」

「へー。おまえら付き合ってんの。可哀そうだねー、アイツ。知っているのか? おまえのコト。代わりに教えてやろうか? おまえが実は――」
802 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/06(水) 21:37:44.24 ID:6oDiZIGYO
看取「………」

看取「ネェ、ここじゃアレだから、あそこの裏路地行きませんか?」スッ

「――――」

「いいぜ、久しぶりにじっくり話そう」ニチャァ

看取「私もじっくり聞きたい事があって。ねぇ、才人工房の研究員の人たちって今、なにやってるの?」スタスタ

「さぁ知らねぇ。どこぞのレベル5に消されたって話だが…俺と一緒にクビになった奴ならまだ元気だぜ。ほら、おまえがよく知ってる」スタスタ

「そいつら集めて新しいプロジェクトが立ち上がろうって話があるんだ」

「おまえも来るか? みんなおまえに会いたがってるだろうぜ」

看取「……でもそのまえにやることがあるデショ」ニコッ

「にひっ…わかってんじゃん。ここなら誰にも見つからないし、じゃあ早速―――…」トントン

「?」クルッ

液化人影「………」ヌルッ

「!!!??!?!??」ベチャッ

「もがっ!? もががっ」ジタバタ

液化人影「―――」スカンッ

「――――」ブラーン



看取「――――」スッ

看取(液化人影で顔を覆い鼻から侵入。脳を一撃で突き刺す。血痕を残さない暗殺法―――暗部にいたってのを知ってたのに警戒しないバカが悪い)

看取(手袋買っていてよかった。後で買い換えないと。それと街の監視カメラの改竄を――ああ、時間が足りない)

看取(とりあえずそこのマンホールに捨てておくか。このゴミはネズミさんが食べてくれるでしょ)

看取(これなら発見は遅れる――そのまえに)

看取「……スマホは…ああ、あった」ピッピッピッ

看取「………あった。こいつら――」

看取「―――」





ズルッ…ズルッ…ズルッ…ゲシッ

ヒューーーーン

スパパパァンッ

ズァァンッ


看取(一応、能力でバラバラにした。これで発見はかなり遅れるだろう)

看取「―――」つスマホ

看取「………コレが運命なら笑っちゃうね」

看取(ここまで来たら、私はもう日常には戻れない…)

看取「ごめんね…ダーリン…トーマくん…」スタ、スタ、

看取「あ、そうだ。プレゼント…」

803 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/06(水) 22:05:28.59 ID:6oDiZIGYO

・・・・・


上条「おっそいなぁ、看取の奴…」

看取「――――」

上条「……お、いたいた!」

看取「!」ビクッ

看取「………」

看取「イヤーモー、私の方が先って思ってたのにぃー」

上条「いやいや、これでもかなり迷ったんだぜ?」

上条「結構いいマフラー買えたんだが…どうだ、似合うか?」

看取「ウン、スッゴク似合ってる」

上条「だろー? って事で、はい」ファサッ

看取「え」

上条「こっちは俺からおまえへのプレゼント……どうだ?///」

看取「これは…」

上条「ホントはおまえに上げようって一つしか買わないつもりだったんだ

上条「だけど、おまえに似合いそうなのがたまたまペアルックで……その、バカップルみたいだからアレでイヤだったなら言ってくれて構わない…///」

上条「いまの白色の服に合わせて、白のマフラーにしてみた。気に入らなかったら…ごめん」

看取「………」ポカーン

上条「看取?」

看取「―――ふふっ」

看取「あはははははは、あはははははは―――――」ゲラゲラ

上条「なっ、そこまで笑う事あるか!? もしかして俺のファッションセンスが笑うほどおかしいのか!?」

看取「違う違うwwwアハハハ、おっかしーwwww」

看取「まさか同じことを考えているなんて!」

上条「って事は看取も?」

看取「ハイ、手袋。私のと同じ、ペアルック❤」

上条「わぁ、ありがとう看取! 大事にする!」

看取「私も。この服もマフラーも思い出も…絶対に大切にするから…」



上条「看取、何かあったのか?」



看取「…―――」ポロッ

看取「アレ?」

上条「看取」

看取「アレ? アレレ? おっかしーな」ポロポロ

看取「あはは、ゴメンね、チョット待ってね。今すぐに――あ、ゴメン、チョット待ってて。すぐに戻るから…」ダッ

上条「!」
804 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/06(水) 22:26:21.10 ID:6oDiZIGYO

上条「ちょっと待ってくれ!」ガシッ

看取「イタッ!」

上条「……手首いきなり掴んでゴメン、痛かったか。でも、こうでもしないと――このまま戻ってこない気がして」

看取「―――」

看取(強く手首を掴んだ手は緩む。そして強くも優しく抱き寄せられた)

看取(新品の洋服の香りと、大好きな人の香りでくらっとする。酷く安心する。ずっとここにいたい――けど私は生憎、白は似合わない)


上条「看取、何かあったかは言いたくなかったらいい。けど、絶対に傍から離れないから。だから」

上条「逃げるな」

看取「――――」

看取(ああ、プレゼントなんて無視して、逃げればよかった)

看取(最初から無視していれば、手首を掴まれなかったのに――ここに離れられなくなる事もなかったのに)




上条(一目見た瞬間に勘付いた)

上条(安物だが質のいい新品の白色のコート。その裾がちょっとだけ汚れていた)

上条(あれは泥か埃か。本当に微かな汚れを見つけた)

上条(何事もそつとない看取らしくない。なにか焦っていたのか。らしくない)

上条(そもそも顔に出過ぎだった。その大借金を清算しようと首を括って償おうとする表情は、最強の男に立ち向かって死のうとしたアイツの顔を思い出す)

上条(ああ、そして何より―――血の匂いがした)

上条(これでも散々修羅場鉄火場を潜ってきた。血も見てきた。彼女に何があったかはおおよそ予想がついた)

上条(――ここで看取の手を離せば、この女は二度と俺の前には現れない)

上条(その予感に従い、俺は彼女の手をとった)



看取(マッタクわたしも落ちたものだ。暗部でそれなりのコトをやってきたつもりだったが、暗部から足を洗って早一年半)

看取(こんなシロウトさんにバレるなんて鈍ったってもんじゃない)

看取(でも心の底で気づいてもらいたかったのかもしれない)

看取(今まさにこの街の闇に再び堕ちようとするのを、止めてくれるんじゃないかと―――)


看取「ダーリン…ダーリン。トーマくん…トーマくん…」ギュゥッ

看取「ゴメン、ゴメンね…もう離さないから、離さないで」ポロポロ


看取(そして期待通り、彼は堕ちようとする私の手を掴んでくれた)

看取(もう離れたくない。離さない)


上条「わかった。俺はもう離さないから、離れるなよ」


上条(予感は的中した。やっぱり看取は…ああ、なんてこった。二度と、二度と看取をこんな目にあわせるものか)

上条(不幸なのは俺だけで十分だ。毎朝タンスに足の小指をぶつけてもいい。だから看取を不幸になんてさせてたまるか)
805 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/06(水) 22:40:21.21 ID:6oDiZIGYO


ザワザワ
ナンダナンダ?
ナニガアッタ?


上条「―――///」

看取「―――///」


上条「と、とりあえず離れよう。天下の往来でこのままは目立つから…///」

上条「あ、一旦帰ろう! 仕切り直しで――」

看取「ウ、ウン…でもダーリン。ちょっと今の顔で外を歩きたくないな、ナーンテ…」

上条「え?」

看取「アハハ、メイクが…」デローン

上条「キャッ、キャーーーーー!?」



・・・・・



上条「とりあえず紙袋被ってくれ! マフラー入ってたヤツ!」ガバッ

看取「ヒドイッ!」

看取「リアクションもそうだけど扱いがチョーヒドーイ!」

看取「ソリャ、メイクはカンペキにキメてるけどー」

上条「悪かったって!」

上条「とりあえず、どこかで休憩できる場所―――」ウロウロ

上条「ファミレス? 喫茶店? いやいや、今だとすげー怪しい…」ウロウロ

上条「カラオケボックスは……ここらへんねぇな!」ウロウロ

看取「ネェネェダーリン? 今どこ歩いてるのー?」

上条「え? 今ってそりゃ――――」


【ホテルPAWA】


上条「――――――」


ホテルで休憩しますか?
はい→お二人で1万円になります
いいえ→パワポケのサクセスってなぜかここで別れるよね

安価下2
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/06(水) 22:40:54.99 ID:2rLs/UHgo
807 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/06(水) 22:46:16.76 ID:6oDiZIGYO
今日はここまでですありがとうございました
次回は金曜日の20時から始めます



R18描写が苦手な方ってもしかしていらっしゃる…?
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/07(木) 08:34:53.71 ID:yCJAuxMUo
はい
809 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/08(金) 18:42:27.72 ID:paiF/wvYO
所要あり今日は延期
明日の19時から改めて…
810 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/09(土) 19:05:33.33 ID:U/jMxNtrO
っはじまます
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/09(土) 19:06:58.30 ID:3kdeXZWao
OK
エンディングまであとどのくらい?
次作の構想できてる?
812 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/09(土) 20:15:57.36 ID:U/jMxNtrO

上条「………」ドッドッドッ

看取「………」ドッドッドッ



看取「ネ、ネェ、ここってもしかして…ってかもしかしなくても……」

上条「違う」

看取「ラブホ――」

上条「違う! ホテルPAWAだ!」

上条「某ゲームでたびたび登場するあのホテルと同じ名前で、デートの毎になぜか朝そこで別れてなぜか弾道が上がったりするという曰く付きのホテルと同じ名前だが」

上条「ここは決してラブなホテルじゃなくて、どこにでもある休憩施設だッ!」

看取「そんな頑なに否定しなくても」

看取「デモデモ、ご休憩ですか?ご宿泊ですか? よく見たら学生さんですよねー? 爪長いですねー爪切りはないですよってオバチャンに聞かれたよね」

看取「てかお風呂スケスケだし。外からマルミエ・ロマエじゃん」

上条「……が、外国人観光客がホテルの代わりに使ってるから普通のホテルデス」

看取「あっ棚のなかAVばっかり。電マもバイブもある。アーカイブ揃ってるジャン。この0.01mmって書いてある箱ってナニかなー?」

上条「ハイハイ! ここはラブホです! ここしかなかったんです! 近くにあるお化粧できる場所なんて!」///

看取「マ、いいけど。学園都市の繁華街にもこんなのあるのは知らなかったしぃ」

上条「学生の街だから風紀を乱す施設はないのかと思ってたぜ」

看取「休憩12時間固定で1万かぁ…足元見てる感あるよネー」

上条「は、初めてラブホ入ったから相場はわからねぇ…」

看取「私もぉ」


上条「…………」

看取「…………」

看取「………///」

上条「………///」

看取「―――――――///」

上条「―――――――///」



上条「きゅ、急に黙るなよ。会話が途切れたら、その…恥ずかしいだろ……」

看取「そ、そこはオトコノコの役目でしょ…」

看取「と、とりあえず、顔を洗って、お化粧落としてくるから―――」

看取「その、ヤルかどうか、決めてね……///」ボソッ


バタンッ


上条「―――――――」

上条(ど、どどどどどどどどど、どうする!?)

上条(俺、ここでど、ど、童貞卒業するのか!? いや看取が初めてになるのか? いや大歓迎だけれども!!)

上条(いきなりのイベントすぎてど、どうすれば――)



R18イベントを行いますか?
はい→添え膳喰らわばなんとやら。コンマで追加好感度判定
いいえ→終了

※苦手な方の為にイベント終わりに本日更新分を>>で表示

安価下2
813 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/09(土) 20:24:33.83 ID:3kdeXZWao
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/09(土) 20:40:26.24 ID:ACTWmY0ao
1
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/09(土) 20:40:51.30 ID:ACTWmY0ao
ミス
はい
816 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/09(土) 22:02:35.68 ID:U/jMxNtrO





パシャッ…ジャバジャバ

キュッキュッ


看取「――――」フゥ

看取(……ヤッパ、メイクしようかな。イヤイヤ、待ってくれないデショ)

看取(このまま行かないとダメかな…)

看取「……」

看取「ダイジョーブ。私のカレシを信じろ…トーマくんなら、きっと受け入れてくれる…」




上条「ふーーーーっ」ソワソワソワ

上条「よし、覚悟は決めた!」

看取「……おまたせ…」ヨソッ

上条「!」ビクゥッ

上条「お、おう看取! は、早かったな…」


看取「ダーリンってもしかして……童貞?」


上条「ど、童貞ちゃうわっ!」アセッ

看取「……童貞なんだ」

上条「……ハイ」

看取「まぁイイけど。誰だって初めてはあるんだし」

看取「じゃあ…ヤロっか」

上条「――――」ドッドッ

看取「固くなりすぎw」

上条「るせー」
817 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/09(土) 22:40:29.23 ID:U/jMxNtrO



※ここからR18です ご注意ください




上条「俺、そんな知識ほとんどないから。一体どうすりゃいいのか…///」モジモジ

看取「ヤダーカワイイー///」

上条「なっ! じゃあ看取はどうなんだよ―――んっ」チュッ

看取「ダイジョーブ❤ 私に任せて…」

看取「とりあえず、ぬごっか」

上条「………え」








上条(俺はパンイチにひん剥かれた。)

上条(看取は下着姿。上下黒の、かなりエロい奴だった。そうとう気合が入って家を出たのだろう)

上条(二人立ったまま、十秒くらい言葉が無かった)


上条「そんなにジロジロ見るなよ。恥ずかしいだろ」

看取「だってスッゴイ筋肉だもん、見惚れちゃうのはトーゼンよね」

看取「そっちこそチラチラ見過ぎ。ま、私の勝負下着に悩殺されちゃうのもトーゼンだけど❤」

看取「……と言っても操祈ちゃんと比べたら私は物足りないんだけどねー。男の人って大きいのがスキだし」

上条「看取」

看取「ナニナニ?」

上条「―――めっちゃ可愛いよ」キリッ

看取「キャッ❤ いきなりイケボで言わないで、照れるジャン///」ベシッ

上条「〜〜〜〜〜〜〜〜ッ」

看取「ア、ゴメン」



チュッ///


看取「んっ―――じゃ、パンツ脱いで」

上条「ほぇ」

看取「パンツあるとやる事できないっしょ」
818 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/09(土) 22:47:24.32 ID:U/jMxNtrO

上条「うぅ…笑うなよ」ヌギッ


息子「オハヨウサン」テルンッ


看取「ふふ、かわいいチンチン」

上条「いうなっ! そのセリフは男にダメージデカイ!」

看取「デモデモ男の人って大きさより膨張率っていうジャン―――……じゃあ、いくよ///」チュッレロッ

上条「!」ビクッ

看取「ふふ、かわいっ」レロレロ


上条(やべー、超気持ちい)

上条(これがフェラって奴か。看取が俺の陰茎を舐めてる)

上条(自分の手しか触った事がない箇所を、口でアイスキャンディーみたいに舐めてる)

上条(一舐めごとに腰が引ける。頭が沸騰する。目玉が上がる。立っているのが精いっぱいだ)


上条(手持ち沙汰の右手で彼女の頭を撫でる)

看取「んっ/// はっ……んちゅっ…ぱっ)

上条(サラサラとしてしっとりとした手の感触が心地いい。チンコも気持ちいい)

上条(あの看取が、俺のチンコ舐めてる)

上条(それだけで興奮する)


上条さん膨張率コンマ下1
01-30→緊張していて…
31-80→いつものサイズです
81-00→当麻じゃなくて馬
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/09(土) 22:55:18.64 ID:NwMPoT7no
820 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/09(土) 23:17:04.94 ID:U/jMxNtrO

上条(―――そういえば、ここ最近、オティヌスの事や勉強の事があったから、忙しくて性欲を発散するのを忘れていたのを思い出した)

上条(だからか性に敏感になっているらしい)

上条「ぁ、きもちいい」

上条(アホみたいに口に出た)

看取「ありがと、んっ」

上条「あっ///」

看取「んぁ/// アハ、大きくなってきた…ちゅっ」

上条(ギンギンと真っ赤になったイチモツをさらに舐め、そして)

上条「ぁ、それはダメだっ///」

看取「逃げちゃヤーダ❤ あーんっ」

上条「あっ」

看取「じゅるっ…ちゅっ…ぱちゅっ…じゅるっ」

上条「あ、あ、あっ、」

上条(我慢汁とヨダレでテラテラになった陰茎を一心不乱に舐め啜る看取。下品な音がエロさと気持ちよさを引き出す)

上条(そしてとうとう、精子が上がってくるのを感じた)

上条(こんなに気持ちがいいの、我慢なんて出来っこない。でもやめてほしくない。こんな快楽、知ってしまったらもう止まれない)

上条「あっ、あっ、あぁっ―――看取、で、」

看取「むぐっ」

上条(出る、という前にはもう出し切っていた)

看取「んっ!? んぐっ、げほっ―――んちゅっ、ちゅ〜〜〜っ」

上条「あっ、あ―――ハァ、ハァ、ハァ」ヘタッ

看取「〜〜〜っぱ。ん、濃――パァ、こんなに出らゃった」

上条(いっぱいに白濁液が口の中に。凄い、自分でやるより3倍出てる)

看取「ん、ゴックンッ――んあ、濃厚❤」

上条「……///」

看取「モウ、出る出るって言ってよ。ビックリしちゃった」

上条「ゴメン、気持ちよすぎた」

看取「フフフ、ありがと」

看取「ジャアジャア、次は私がキモチよくしてもらおっかなー」ギシッ

上条「?」

看取「今度は私を、ナ・メ・テ❤」

上条「」
821 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/09(土) 23:45:42.54 ID:U/jMxNtrO
上条「センセー、どこを舐めればいいのでせう」

看取「モーニブチンめー」プンプン

看取「じゃあどこでも触っていいよ。今なら、彼女のオッパイもオマンコも触りホーダイだよ」ムチッ

上条「///」

上条「じゃあ、胸から///」ムニッ

看取「あんっ///」ビクッ

上条「!?」

看取「モー! そんなおっかなびっくり触らないでよー! こしょばゆいじゃんあははは」

上条「むっ」

上条(どうやら看取ちゃんはもう少しハードな方がお好みらしい)

上条「じゃあ、こんなのはどうだ?」

看取「へ? んっ!?///」ギュッ

上条「すげー、超やわらけぇ…はは、絹旗みたいになってる」

上条(実は前々からすごく触りたかった。温泉に行ったときはもちろん、もっと前…プールや海に行ったとき。この白い肌を触って愛でたかった)

上条「あ、あー気持ちいい」

看取「ちょっと、おっぱい触りすぎ…てか強いよ…あっ」

上条「このブラ、すげぇカワイイ。俺の為に着てくれたの?」

上条(あ、看取の首筋美味しそう)チュッ

看取「んっ/// うん、実は、ダーリンとデートするときはコレって決めてたんだけど…あっ/// まさか、いきなりだから…ちょっと内心ビックリしてる」

上条「ありがと」

看取「どうたしまして。―――じゃあ下もヤロっか///」

上条「うん」

看取「マンコ見るの初めてだよね」スルスル

看取「ど、どう…かな?」

上条「……すげーキレイ。綺麗なピンク色」ホー

看取「アリガト///……あはは、褒められてばっかりだ。ていうか視すぎ。至近距離で見ちゃヤダ…鼻息荒いよー」

上条「照れた顔もメッチャカワイイ」チュッ

看取「アンッ…ヤメてもー悶絶で殺す気カナ? あぁっ」ビクッ

上条(若干濡れている膣口に唇を重ねてみる。ビクリと反応があった。思い切って舐めてみた)レロッ

看取「んっ――」ビクッ

上条(これにも反応があった。ちょっと面白く感じる。看取はさっきまでの俺のように、自分の陰部に意識を集中させている)

上条(この反応は嬉しい。俺の行為が、好意が相手に伝わるという幸福感。もっと感じさせたい)

上条(どれ、素人の付け焼刃だが、この手と指と舌で満足してあげよう――)


上条さんのテクニックコンマ下1
上条さん膨張率コンマ下1
01-30→痛いを通り越して激痛
31-80→幻想殺しは伊達じゃない
81-00→目が…目がぁっ!
822 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/09(土) 23:47:58.67 ID:ACTWmY0ao
823 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/10(日) 00:22:29.61 ID:sNCAZEDPO
上条「はぁ…はぁ…///」スリスリ

看取「あは、くすぐったいよ///」

上条(膣口をしばらく撫でてみたが反応が薄い)

上条(――と、気づいたが、陰部を見開くと上の方にポッチがあった)

上条(陰核…クリトリスという奴か。それを指で弄ると)

看取「んぐっ…!? あっ? あぁ!?///」

上条(面白いように腰が跳ねた)

看取「イッ――!?///」

上条(これはいい反応をする。どうやらクリトリスが弱点のようだ)

上条「あ、だんだん濡れてきた。気持ちいいのか?」

看取「ハァ、ハァ、ウン、そこ、弱いの…」

上条「じゃあ、こうは?」

上条(クリトリスで左手で遊びつつ、右手の中指を膣に突っ込んだ)

看取「〜〜〜〜!///」

上条「うぉっ!? スゲェ力…」

上条(まるで万力に挟まれているような感覚。熱湯のように熱くうねる膣の中を指で出し入れする)

看取「ハーッ❤ ハーッ❤」

上条(最初は第二関節も入らなかったが、何回か出し入れしていくうちに根元まで入るようになった。そのころ、看取は肩で息をするようになっていた)

上条(さらに向こうが見てみたい。次は指を二本にし立ててみた。指先に固い物が当たる、と)

看取「んっ!?」

上条(感度良好。興味本位で固い所を指を掻きまわす。一緒にクリトリスも攻める)

看取「んぅ、ぁぁああ〜〜〜/// あっ、あっ、ぁぁっ」

上条(まるで獣のような鳴き声をして看取は喘ぎ悶える。この反応が嬉しくて嬉しくて、つい力が入ってしまった)

看取「きもちいいっ、きもちいいから、ちょっと待っ―――あ、あぁあぁ〜〜〜〜〜///」ブシューッ

上条「うぉっ!?」

上条(潮だ。看取は右手の中指を強烈に締め付け、体を痙攣させながら絶頂を迎えた)


上条「ご、ごめん、看取! 調子に乗りすぎた!!」アセアセ

看取「イイってことよー。っていうか、ホントに初めて? スッゴク手慣れている感あって怪しいんですケドー」

上条「いやホントだって!」
824 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/10(日) 00:42:55.69 ID:sNCAZEDPO
上条(―――実は記憶喪失前はかなりのヤリチンで散々女を喰い漁っていて、体が覚えてました…なんて事はないよな?)

看取「デモデモ、自分じゃなかなか出来ない絶頂までさせてもらったんだから、イイとしますかー」ハーッハーッ

看取「ジャア、本番しましょっか」

上条(来た)

上条(とうとう、俺は童貞を捨てる。心臓がバクバクしてる)

看取「………」ドキドキ


上条「そ、その前に一つ確認していいか?」

看取「なに?」

上条「今更だけど、看取って初めてじゃないよな?」

看取「――――」

看取「ウン、違うよ。処女なんてとっくの昔に失くしてる」

上条「―――――――――」

看取「ここまで来たなら言うけど」

看取「実はね、私、施設育ちなんだ。それもカナリヤバイ所」

看取「そこでチョットやらかして、長い間物置…っていうか牢屋…折檻部屋?に閉じ込められて」

看取「運が悪かったというか何というか」

看取「コトごとに殴られるわ蹴られるわの毎日。トイレもご飯もロクにさせてもらえなかったなぁ」

看取「その時、私、ハジメテを奪われたの」

看取「閉じ込められて数日たって、何回か嬲られた時、デブでギトギトな研究室の下っ端のパシリみたいな奴。私が一番毛嫌いするタイプに」

看取「上司が無能だの、先輩がウザいだのサンザン垂れごと言って、暴力振るうだけ振るって」

看取「そのあと興が乗ったのか、そいつの性癖だったのか」

看取「気づいたら犯されてた」

看取「殴られて体が痛いのか、破瓜で痛いのか、熱出して朦朧としていたから曖昧だったけど。気が付いたらマンコから精液垂れ流してた」

看取「それからミンナのタガが外れたのか、ご飯持ってきたセンセーとか見張りのゴリラみたいなオッサンに色々された」

看取「私、チットモ清純じゃないよ。清楚なんて世界から一番かけ離れた、ゴミダメから生まれたような女なの」

看取「私に白は絶対に似合わない」

看取「どう? 軽蔑した? チンコ萎えちゃった?」

上条「―――――――」



上条漢コンマ下1
奇数→――安心した
偶数→……それでも俺は――
825 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/10(日) 00:44:03.66 ID:A7DupLDuo
826 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/10(日) 01:02:24.14 ID:sNCAZEDPO
上条「………」

上条「まぁたしかにビックリしたよ。看取は時々何か儚い所あったし、4人と一緒にいるとき積極的だけどいざって時は一歩引いている感じあったし」

上条「何か訳アリなんだろうなーって薄々は思ってた」

上条「けど、まさかここまでとは…」

看取「軽蔑した?」

上条「まさか。軽蔑するのはおまえに酷い目合わせた奴であって、おまえが軽蔑されることはないだろ?」ナデナデ

上条「まぁ確かに、俺は確かに自分で汚い人間だって思っているかもしれない。それくらいの事をされた過去があるんだし」


上条「………それでも俺は―――警策看取を愛しているのには変わりない」


看取「……ホント?」

上条「ホントもホントだぜ」


上条「自分で自分の事を許せないで、過去に悩んでいて、自分なんて、と心の中で言い続けていて」

上条「自分より操祈やドリーの方が女の子としてキレイだとか思っているかもしれない」


上条「でも俺は全然思わないね。警策看取は世界で一番綺麗な女性の一人だ」

看取「―――」

看取「…そ、そんなのウソだよぉ」

上条「俺が口酸っぱく看取は綺麗だ綺麗だと言っても信じてくれなくてもいい」

上条「それでも俺がおまえのことを綺麗だと言い続けるし、心の底から惚れている事は信じてほしい」

上条「俺はおまえを愛している。過去にどんなことがあったとしても」


看取「――――――」

看取「アリガト、トーマくん」

看取「私もあなたを愛している……だからお願い…」

上条「ん?」

看取「どうか、未来に何があっても私も愛してくれますか…?」

上条「あったりまえじゃん」ナデナデ

看取「―――アア、貴方が私の恋人でよかった」グズッ
827 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/10(日) 01:19:38.91 ID:sNCAZEDPO

ギシッ


上条「………じゃあ、入れるぞ」

看取「ウン…いいよ、来て。あはっ、すっごい、フェラした時より大きい…入るかな…」

上条「ぜ、善慮します」ヌリヌリ

看取「ハァ…ハァ…」

上条「…ハァ、ハァ」ヌリヌリ

看取「ンッ、はっ…ハァ、ハァ」

上条「……ハァ、ハァ」ヌリヌリ

看取「ハァ……ハァ………――――あれ?」

上条「……い、入れる穴ってどれ? これか?」

看取「イヤ、それ尿道!」

看取「セッカクのいい雰囲気が台無しじゃん!」

上条「め、面目ない…」

看取「童貞らしくて安心したけどさ! っていうか思い切り指入れてたデショさっき!」




TAKE2



上条「………じゃあ、入れるぞ」

看取「ウン、来て…ここだから…」くぱぁ

上条「うっわ、めっちゃエロイ…」ヌリヌリ

看取「十分に濡れているから、すんなり入ると思う…」

上条「あ、入りそう…これか」ヌルッ

看取「あ、来た来た…んっ――」


上条「あっ、入った❤」ヌプッ

看取「はっ…ヤバッ、思ってた以上に大きい…///」

上条「動くぞ…うっ、狭い…めっちゃくちゃ熱い――」

看取「熱いっ…あっ…んぁ」

上条「スゲェ、チンコのカリが引っ掛かる! ハァ、ハァ――」グィ∼

看取「んっ―――」


上条さんと看取さん相性コンマ下1
01-30→三擦り半
31-80→イク時は一緒です
81-00→今夜は寝かさないぞ
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/10(日) 01:20:30.36 ID:vt//zCcSo
829 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/10(日) 01:44:22.07 ID:sNCAZEDPO
上条「あぁっ…はぁ、はぁ…」

看取「アハハ、入れて抜くだけでマンシンソウイ。こりゃ三擦り半で終わりかなー?」

上条「ハッ、舐めるなよー。アッヘアヘにしてやんよっ――ふーっ」グィー

看取「あっ―――ん〜〜〜っ……ハァハァ…止まった」

上条「ふっ、ふっ、ふっ――さっきは半ばで引いちまったけど、次は全部いれるぞ…」グイ∼

看取「えっ!? あれで全部じゃ――キャッ…ん〜〜〜〜〜〜」

上条「ふぅ、全部入ったぜ…」

看取「うぅ…お、おっきぃ…正常位でここまでって…」チカチカ

上条「奥に何かを感じる…これが奥か?」

看取「イヤイヤ、もう奥とっくに突き破ってるから、ぅ、子宮がつぶれりゅっ…」チカチカ

上条「看取、大丈夫か?」

看取「ウン…馴染むまでこのまま……その間、チューしよ」

上条「わかった…ちゅっ、ちゅっちゅっ」

看取「んっ…あ、舌も出して、くちゃっ、ぬちゃっ…ん、唾液交換しよ///」

上条「ああ…ちゅぱっ、ちゅっ、くちゅくちゅ…」




上条「はぁ、はぁ……/// 落ち着いたか?」

看取「ウン、だいぶマシになったかも」

上条「じゃあ動くぞ…ふっ」ヌプ∼

看取「あぁ〜〜〜っ」ゾクゾク

上条「やべぇ…超キモチイイ…」グイィ∼

看取「あっ」

上条「ダメだ、ゴメン、ペース上げるぞ」

看取「キテキテ」

上条「、ッ、ッ、ッ」ヌッヌッヌッ

看取「あっ、あっ、あっ、あっ///」

上条「あーやべぇ…腰が止まらねぇ」

看取「気持ちいいよぉ…マジでヤバい…相性マジでばっちりすぎて…あ、ヤバイイク! こんなに早くにイクの初めて!」パンパンパンパン

上条「俺もヤバイ! 上がってきた!」パンパンパンパン

看取「あぁっ、あっ、ぁつ…あ、あ、あぁぁぁあ――――」パンパンパンパン

上条「――――」パンパンパンパン

上条「ところで看取さんや、看取さんや。重要な事を忘れてた…」パンパンパンパン

看取「エ?」パンパンパンパン

上条「俺、ゴムつけたっけ」パンパンパンパン

看取「ヘッ?」サーッ
830 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/10(日) 02:02:40.60 ID:sNCAZEDPO
看取「―――そういえばつけてない!」

看取「マジでイク5秒前にそれ言うのアリ!? あっ、あっ、ヤバイって抜かないと赤ちゃんできちゃぁっ」ガクガクッッ

上条「あーマジでゴメン! あ、でもヤバイ出るかも!」パチュッパチュッパチュッ

看取「あぁっ、あ、あっ―――――」ガクガクガク

上条(うぅっ、絞りとられる!)

上条「ごめん、出る!」ビュッ

看取「ああ〜〜〜〜〜っ///」ビュルルルル



上条「ハァ…ハァ…ハァ…」

看取「……ハァ…ハァ…ハァ」

上条「………ゴメン」

看取「……セキニン、取って、くれたら…許す」

上条「あーでも、気持ちよかった…」

看取「………」ジーッ

上条「なに」ビコーン

看取「ゼンゼン満足してないってカンジ」

上条「デスネ」

看取「ま、ナカダシ一回されたら二回も三回も変わらないよねー」


看取「アッタマきた。もう私でしか勃起できない体にしてやる」ガバッ

上条「ひぇっ」

看取「ちょっとゴロンしたままねー」

上条「お嬢さん一体なにを!?」

看取「騎乗位って知ってる?」



・・・・・・



看取「あ゛っあ゛っあ゛っあ゛っ―――」パチュ!パチュ!

上条「ハァッ、ハァッ、あ、やべ、また出る!」ビュッ

看取「あ、あ〜〜〜!」ガクガクガクッ

上条「ハァ…ハァ…ハァ…/// ちょっと水…」クピクピ

看取「ゼー///、ゼー///、ゼー///」

上条「おーい、大丈夫かー?」ペチペチ

看取「マジでナンなの…童貞にここまでやられるなんて…ウソよ…」

上条「つかぬことを聞きますが、件の事件はいつのお話で?」

看取「中1から中2くらいまで」

上条(2年前か…ブランクあるとはいえ、ちょっと自信が出てきた)

看取「チョット酷い事思ってたでしょ」

上条「ゴメン。でも看取がそこまで気持ちいいのは、嬉しいぜ」

看取「バーカ」

看取「ジャ、ラスト行きますか」

上条「うっへ、まだやるのかよ」

看取「アラアラ? ムスコは正直で元気だぞー?」
831 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/10(日) 02:19:09.23 ID:sNCAZEDPO
・・・・・


看取「あっ、あっ、あ、この体位、すきぃっ」グチュグチュ

上条「俺も…あっ、ヤベェ、色々擦れてヤベェ!」



看取(抱き合いながら足を絡め腕を絡め、唇を交わしながら腰を振る…)

看取(それだけなのに、頭がチカチカする程に気持ちが良くて、泣き叫ぶほど嬉しくて、涙が出るほど幸せだ)

看取(恋人の喘ぎ声がここまで耳をくすぐる音楽だとは思わなかった)

看取(お互いが一糸纏わぬ獣になって溶けあうのが、ここまでの快楽だとは想像だにしなかった)


看取「きちゃう゛っまだぎちゃうっ。あぁっ」ビクビク

上条「ハッ、ハッ、ハッ///」


看取(性行為は暴力の延長線だと思っていた)

看取(ただただ痛みと苦しみと絶頂と、負の感情を精液と一緒に押し付けられる行為だと思っていた)

看取(だけど、そんな世界を彼は一変させてくれた)

看取(上条当麻。キミが恋人で本当によかった)

看取(きっと彼に出会えたこと、彼に抱かれていることこそ、一生分の幸運に違いない)


看取「あっ…あっ―――あ、いぐっ! イクイクイクイクイク!」ガクガク

上条「看取、出すぞ! おまえの中に!」

看取「出して! 中に出して! トーマくんの赤ちゃん孕ませてぇっ!」ビューッ

上条「出る―――!」

看取「あっ――――! あ―――――!?」



看取(なのに、なんで)



警策看取「…………………」



看取(あのころの私が彼の背後に立っていて、あんな目をして立っているのだろう)

看取(どうしてあんな真っ黒な目をして、眉間にしわをこれれでもかと寄せて、こういうのだろう――)



警策看取「この街を許すな――」



看取(――私は子宮で精液を搾り取る感覚でオーガズムに至り、私の意識はここで途切れた)
832 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/10(日) 02:47:16.00 ID:sNCAZEDPO
・・・・・


チュンッ
チュンチュン


看取「―――ん」

上条「……くかー」

看取(あ、もしかしてこれが噂の朝チュンって奴か)

上条「ぐー」

看取「ニヒヒ、カワイイ顔してる。ウリウリ」グニグニ

上条「むにゃむにゃ…」

看取「にやっ――どれ、お姫様には目覚めのキッスを―――」


操祈「――――――」


看取「―――………お、おはよう操祈ちゃん」

操祈「おはようじゃあないわよぉ。帰らないなら連絡の一つでも寄越しなさぁい」

操祈「特にそういう行為をするときはね」ギロッ

看取「ゴメンゴメン、つい成り行きで忘れてた…アハハ」

看取「えーっと――ゴッメーン☆童貞奪っちゃった♡ テヘペロッ☆」

操祈「テヘペロじゃあないわよぉ…」グヌヌヌ

看取「操祈ちゃーん、その辺にしないと血の涙で制服が汚れちゃうゾー? 今日はガッコーじゃないのー?」

操祈「――――」つリモコン

看取「ステイ!ステイ! リモコン降ろして!」

看取「ワルかったと思ってるよ。順番で言うなら最初は操祈ちゃんからがスジだし。恋人になったのも一番最初だし、ネンキだって違うしね」

看取「でもケイケンホーフである私がリードなかったら、きっとぐっだぐだで何もなく終わってたと思うゾ」

操祈「それ、自分で言ってて悲しくないのぉ? 悲劇力は私より上でしょうに」

看取「それでもスキだって言ってくれたモーン。なら堂々とするのがスジってモンじゃん?」ナデナデ

操祈「……はぁ…とにかく、ドリーが心配してたから。あと監督もぉ。あの2人の心配性力舐めちゃダメよぉ」

看取「ダイジョーブ、あとでフォロー入れとくから」

操祈「どうだか」

操祈「お金は私が出しておくから、寄り道せずに真っ直ぐ帰ってきなさい。出席日数危険力ヤバメなのにさらに迷惑かけたら承知しないわよぉ」

操祈「……あと、ちゃんとお風呂入ってから帰ってきなさいよぉ。すっごい臭いよここ。うぷっ。じゃあ、私は行くわぁ」スタスタ

看取「リョーカイ」

看取「ああ、ちょいと待って操祈ちゃん、一言いい?」

操祈「なぁに?」

看取「コンナ私も愛してくれたんだ、トーマくんは。大丈夫だよ、あなたたちも絶対に愛してくれるから」

操祈「――――」

看取「学校頑張ってね〜♪」ノシ

操祈「………」バタンッ
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