【デレマス】ちとせ「魔法使いをうちに呼べばよくない?」千夜「……いいのですか?」

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1 : ◆2XHIgyr0Jw [saga]:2019/07/26(金) 20:56:02.51 ID:I7qvXE6y0

前作
【デレマス】白雪千夜「おい、アレが出ました」P「アレ?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1562598223/

【注意】
・千夜ちゃんがデレます
・続きものなので前作も読んでもらえるとありがたいです
2 : ◆2XHIgyr0Jw [saga]:2019/07/26(金) 20:58:00.38 ID:I7qvXE6y0

P「さて、千夜も送ったし、風呂入るか。あーメンドくさ」ガラッ

P「ん?」

P(見知らぬシャンプーやらリンスやらがある……千夜が持ってきたのかな? てことは俺んちで風呂入ったのか。抱きしめた時いい匂いしたもんな)サーー……

P(部屋も綺麗になってたし、掃除してくれたんだよな……なんで一言お礼言わなかったんだよ俺)ワシャワシャ

P(電話は……もう寝てるかな。ラインしとくか? いや、返信させたらどちみち同じか。明日会ったらお礼言おう)サーー……
3 : ◆2XHIgyr0Jw [saga]:2019/07/26(金) 20:59:22.83 ID:I7qvXE6y0

ちとせ「で、どうだった?」

千夜「どう、とは……どういうことでしょうか」

ちとせ「なんか甘ーい話とかないかなって」

千夜「甘い……普通です。一緒にご飯を食べたり、テレビを見たり」

ちとせ「えー恋人らしいことは? ボディタッチしたりとかチューしたりは?」

千夜「それは……い、言わなければいけませんか?」

ちとせ「素直になる練習だって。ほら、言っちゃえ言っちゃえ♪」

千夜「……テレビを見ているとき、ずっと後ろから抱きしめてもらっていました……キスは、帰り際に車の中で少し……」

ちとせ「あまーっ♪ラブラブだねぇ」

千夜「恥ずかしいです……」

ちとせ「じゃあなんで帰ってきた時、浮かない顔してたの?」

千夜「うっ、お見通しなんですね」

ちとせ「私は千夜ちゃん博士だからね♪」
4 : ◆2XHIgyr0Jw [saga]:2019/07/26(金) 21:01:41.13 ID:I7qvXE6y0

千夜「……明日、お嬢さまと一緒に撮影の仕事がありますよね」

ちとせ「うん。新人アイドル特集だってね。結構仕事したつもりだけど、まだまだ新人かー」

千夜「それで、仕事の後にお嬢さまの晩ご飯を作ったら、あいつのところへ行く時間は無くなってしまうなと……」

ちとせ「千夜ちゃんは毎日あの人と一緒にいたいんだね♪」

千夜「そ、それは……そうですね……///」

ちとせ「別に私の夕飯は気にしないで行ってきていいよ? 私はなんか適当に食べるから」

千夜「それはいけません。お嬢さまにはちゃんとしたものを食べていただかなくては」

ちとせ「厳しいなぁ。まあ、あの人の家、ちょっと遠いしー……千夜ちゃんが歩いていくんじゃなくて魔法使いに迎えに来て貰えば?」

千夜「それではあいつの負担がおおきくなってしまいます」

ちとせ「優しいね♪」

千夜「私は別に……あいつが仕事に影響を出さないようにと」

ちとせ「はいはい、分かってる分かってる♪ うーん……あ、そうだ。魔法使いをうちに呼べばよくない?」

千夜「……いいのですか?」

ちとせ「私は構わないよ。そうすれば千夜ちゃんはご飯作れるし、魔法使いとも一緒にいられるでしょ? ご飯の後は千夜ちゃんのお部屋でゆっくりおもてなししてあげてもいいし♪」

千夜「お、おもてなし……」

ちとせ「あれぇ? 千夜ちゃんどんなおもてなし考えてるの?」

千夜「別に普通です! やましいことなど」

ちとせ「やましいこと考えてるかなんて聞いてないよ♪」

千夜「……お嬢さま、もうお眠りにならないと、明日起きられませんよ」

ちとせ「ふふ、そうだね♪ それじゃあおやすみー」

千夜「おやすみなさい。はぁ、本当、お嬢さまには勝てない……いや、私がおかしくなってしまったのか?」

千夜「……あいつはまだ起きているでしょうか……」
5 : ◆2XHIgyr0Jw [saga]:2019/07/26(金) 21:03:32.47 ID:I7qvXE6y0

P「ふいぃ、さっぱりした。そろそろ寝るか」

ピリリリリリリ!

P「え、こんな時間に電話? 千夜からじゃん。もしもし、どうした?」

千夜『起きてましたか、夜遅くにすみません。あの……』

P「ん?」

千夜『明日の仕事は何時頃に終わるのですか』

P「千夜たちの仕事は19時で終わりの予定だったかな」

千夜『お前は?』

P「俺? 俺は……明日は21時ぐらいかなぁ」

千夜『遅いですね』

P「そうだね。時間の確認だったの?」

千夜『いえ、その、明日はお嬢さまの夕食と合わせてお前の分も作ろうと思っています。食べに来られますか?』

P「……マジ? 遅くなるし迷惑じゃないか? ちとせはなんて?」

千夜『お嬢さまは構わないと』

P「そっか。んー……じゃあせっかくだしお邪魔するよ」

千夜『分かりました。では、明日は待っています』

P「オッケー。あ、千夜」

千夜『はい』

P「部屋綺麗にしてくれてありがとね」

千夜『……気付いていないかと思いました』

P「ごめんね、気付いた時に言わなくて」

千夜『別に問題ありません』

P「そう? あっ、あと明日の撮影スタジオ、うちの事務所のスタジオじゃないけど学校の近くだから直でいけるよな?」

千夜『大丈夫です』

P「オッケー、んじゃおやすみ」

千夜『おやすみなさい』プツッ

P「……楽しみだな。さて、今度こそ寝るか」

P「よいしょっと……ん?」モゾモゾ

P(ベッドからめっちゃ千夜の匂いがする……)
6 : ◆2XHIgyr0Jw [saga]:2019/07/26(金) 21:07:01.17 ID:I7qvXE6y0

千夜「はぁ、起きていたみたいでよかった……」ボフッ

千夜「掃除したのも、やっぱり気付いてた……ふふ、早く言え、ばか……」

千夜「明日のメニューは何にしようかな。お嬢さまが好きであいつも好きそうなものは……」

千夜「それは明日考えればいいか、食材は色々あるし……」

千夜「……そ、その後は、私の部屋で…………」

千夜「っ〜〜〜〜〜……!///」バタバタバタ カチャ

千夜「はっ!」バッ

ちとせ「あっバレた!」

千夜「お嬢さま!!!」
7 : ◆2XHIgyr0Jw [saga]:2019/07/26(金) 21:09:05.84 ID:I7qvXE6y0

======

「……なさい」

P「んん…………?」

「起きろ」

P「すー……すー……」

「起きないと、首に噛みついちゃうよ?」

P「んん、千夜待って……あ? 千夜?」

千夜「おはようございます」

P「うわぁ! なんで家に、てかなんで隣で寝てんの!?」

千夜「鍵を返しに来たのです。そうしたらお前がマヌケ面であまりに気持ちよさそうに寝ているので、私も二度寝したくなってしまったのです」

P「マヌケって……鍵は?」

千夜「机の上に置いておきました」

P「オッケー、朝早くからありがとう。これから学校?」

千夜「はい。申し訳ありませんが送ってもらえますか?」

P「いいよ、着替えるから待ってて」

千夜「わかりました。見てます」

P「いや、あの……」

千夜「なんですか?」

P「……いいや。なんかもう、いいや」

千夜「嫌ですか?」

P「……そう言われると困っちゃうよね」

千夜「ふふ……そういえば、今回は間違えませんでしたね」

P「なにを?」

千夜「お前が起きやすいようにお嬢さまの真似をしてみたのですが、バレてしまいました」

P「そもそもちとせだから起きる千夜だから起きないって話じゃないからね? あの時はまだ口調でしか判断できないくらい付き合いが浅かったからで、もう二度と間違えない……はず」

千夜「そうですか。それじゃあお前が歯を磨いて顔を洗ったらクイズの景品をあげますので、早く行ってください」

P「クイズだったの? てか景品って?」

千夜「ほら、時間がなくなるので早く」

P「わかったよ……」
8 : ◆2XHIgyr0Jw [saga]:2019/07/26(金) 21:11:03.81 ID:I7qvXE6y0

P「洗ってきたよ」

千夜「それでは少しかがんでください」

P「はい」

千夜「……ん」チュッ

P「……これが景品?」

千夜「これは参加賞です」

P「まじかよめっちゃ豪華じゃん。これからも絶対参加しよ」

千夜「景品はこれです」

P「お弁当! 作ってきてくれたのか……」

P(やべぇ嬉しい、なんか涙出そう)

P「あれ、包みが二つ?」

千夜「朝ご飯と昼ご飯です。どうせ朝昼どっちも適当に外で済ませるつもりだったのでしょう?」

P「ご名答です……」

千夜「外食ばかりしてないでバランスの良いものを食べなさい、まったく。残念ながらお前用のお弁当箱はなかったのでおかずはタッパーに詰めただけです。それとご飯はタッパーだと少し硬くなってしまうので、おにぎりにしました」

P「すげー」

千夜「このくらい朝飯前です。実際朝飯前でしたし」

P「お嬢様のメイドは伊達じゃないな。前にサプリメントを弁当って言って渡してきた時は嫌われてるかと思ったけどね」

千夜「あの時はお前がコンビニですでに昼食を買っていたじゃないですか」

P「でもビタミン剤って……」

千夜「まぁ、冗談のつもりでしたよ」

P「相手が冗談だって分かってないと冗談じゃないんだよ」

千夜「だったらもう冗談だと分かるようになってるのではないですか?」

P「そりゃあ、そうだけど……ってかそろそろ行くか」

千夜「はい」

P「あっ」ナデナデ

千夜「っ! なんですか急に」

P「寝癖」

千夜「……ばーか」

P「え、なんで罵倒されたの……」
9 : ◆2XHIgyr0Jw [saga]:2019/07/26(金) 21:13:41.53 ID:I7qvXE6y0

P「おはようございます」

ちひろ「おはようございます、プロデューサーさん」

P「すみません、ちょっと飯食ってもいいですか?」

ちひろ「別に構いませんけど、食べてこなかったんですか?」

P「寝坊しちゃって……」コト

ちひろ「……ずいぶん可愛らしい包みですね。まるで女の子が作ったみたいです」

P「あっ」

ちひろ「……」ジーッ

P(なに普通に取り出してんだよ俺、バカか?)

ちひろ「気をつけてくださいね?」

P「そ、そうですね。ありがとうございます……」

P(見逃してもらえた……本当に気を付けないと)

ガチャ

楓「おはようございます♪」

瑞樹「おはようございます」

早苗「おはようございまーす」

P(やべぇ)サッ
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