【安価】漁る勇者

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 11:56:11.42 ID:pGMHQooa0
神は勇者を選んだ
そして勇者は任命された


勇者「......あの、すみません」

国王「なんじゃ?」

勇者「なぜ僕は身ぐるみ剥がされてここにいるんですか?」


勇者は先ほどあらゆる衣服を脱ぎ捨てさせられた
そのため、裸で国王の前に座り込んでいる


国王「勝手な話だが勇者のイメージアップの為にお主の財産は国に還元させてもらった」

勇者「わ、分かりました。しかし裸のまま謁見するのは不敬に当たります」

勇者「ですから、至急される装備を下さい。急かすようですみませんが」
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 12:03:37.74 ID:pGMHQooa0
国王「ないぞ」

勇者「え」

国王「しかしお主には人の部屋に立ち入り、タンスを開け、ツボを割る権利を与える」

勇者「ということは?」

国王「それで装備を揃えよ。まだ早朝だ、今すぐ漁りに行けば一般人に見つかる心配もあるまい」

勇者「えぇ......」

国王「何をボケッとしておる!早く旅立て!」


城から追い出されてしまった
しかし知らない人間の家に踏みいるのは憚られる
ならば知り合いの家に行くしかない


>>4...どこへ行く?

1.ライバルの魔法学校主席の魔法少女
2.いつも相談に乗ってくれる優しい男
3.教会のシスター
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/09/15(日) 12:04:00.01 ID:mbNMjEat0
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/15(日) 12:04:10.60 ID:kPGLwbMzO
1
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/15(日) 12:04:23.88 ID:66001FqV0
1
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 12:12:06.56 ID:pGMHQooa0
ライバルはリスペクトし合うものだ
ならばきっと窮地の僕を救ってくれるに違いない
チャイムを鳴らすと、長めのラグを伴って彼女は出てきた


魔法少女「ねぇ貴方、こんな早朝に......何その格好!?騎士団に通報するわよ!?」

男「待て!これには深い訳がある!まず家に入れてくれ!」

魔法少女「急に何言って.....うわっ」


強行突破する
理由は後だ、ともかく服を探さねば
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 12:14:36.33 ID:pGMHQooa0
あっやべ男じゃなくて勇者だ


勇者「うおおお!タンスはどこだ!」

魔法少女「待ちなさい!」

勇者「あったァ!」


彼女の部屋に踏みいりタンスを見つけ、勢いよく開ける


>>9...タンスの中には何があった?
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2019/09/15(日) 12:15:08.74 ID:vyg4yVyf0
強行突破+女性物で良いから服貸してくれ
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/15(日) 12:16:01.81 ID:AF1eFXMQo
魔法少女の黒ストッキング
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 12:37:53.84 ID:pGMHQooa0
中には黒ストッキングが
履くべきか否か、どうしたものか


勇者「履くぞぉぉ!」

魔法少女「させるかこの変態!」


魔法少女は精霊術で勇者を拘束する
勇者は特に対抗しなかったのであっさり拘束されてしまった
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 12:49:32.82 ID:pGMHQooa0
勇者「......頼む、服を貸してくれ」

魔法少女「何で?貴方家でも燃やされたの?」

勇者「燃えちゃいないが、まあそんなとこだろう」

魔法少女「だからといって人の家に入って服を奪おうとするのは如何なものでしょう」

勇者「僕勇者だから、タンスを開けたりツボを割ったりする権利があるんだ」

魔法少女「デリカシーってもんがないの!?」

勇者「身ぐるみ剥がされたから、気が動転しちゃって......もう一度頼む、服を貸してくれ」

魔法少女「>>13
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/15(日) 12:51:21.28 ID:jm1pTh9Wo
勇者に合いそうなのが今着てる服くらいしか……
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/15(日) 12:52:14.66 ID:ik0uxCzco
ここに男物なんてないわよ
買ってきてあげるから待ってなさい
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 14:03:23.29 ID:DKHdnYSW0
魔法少女「ここに男物なんかないわよ」

勇者「......それもそうか」

魔法少女「買ってきてあげるから待ってなさい」

勇者「いいのか!?」

魔法少女「ええい一々暑苦しい!大人しくしてて!」


彼女は家を飛び出した
勇者は少し申し訳なく思ったが、反面予想が当たって安堵していた
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 14:18:52.21 ID:DKHdnYSW0
早朝の薄暗さが消える頃、彼女は戻ってきた


勇者「おかえり」

魔法少女「いいからその汚ならしいモノを隠して」

勇者「ごめん、ところで服は?」

魔法少女「旅人用の丈夫な奴よ」

勇者「ありがとう。なんとお礼を言ったらいいか」

魔法少女「礼なんていらないわ。この私のライバルがそんな下らない理由で逮捕されたら困るのよ」

勇者「そう......か。じゃあ俺は発つよ」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/15(日) 14:42:13.68 ID:qFZU/Ae8o
勃つ?
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 14:43:13.80 ID:DKHdnYSW0
魔法少女「お代は?」

勇者「......悪い。一文ナシなんだ」

魔法少女「は?ちょっと待ちなさい」

勇者「じゃあな!」


勇者は逃げ出した
術による捕縛も免れ、逃走に成功した


勇者「さて、後は武器を調達しなければ......」


>>18...どこへ行く?

1.荒くれの古株
2.同級生の女剣士
3.ライバルの魔法学校主席の魔法少女
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/15(日) 14:43:40.81 ID:yYxOFnagO
2
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/15(日) 14:43:43.19 ID:sIemG8DC0
2
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 15:30:49.28 ID:DKHdnYSW0
女剣士の家の前までやってきた
こいつの家は、用心深く鍵はかける癖にチャイムがついていない
ノックしようとドアに触れた瞬間、違和感に気付く
ドアが開くのだ。彼女が鍵をかけ忘れることなんてあり得ない
嫌な想像が脳に浮かび、反射的に家に入った


勇者「女剣士!大丈夫か!?」

女剣士「うわっ!?」

勇者「誰かに襲われているのか?」

女剣士「いや。というかお前どうやって入って来た。私は鍵をかけたぞ」

勇者「......へ?鍵はかかってなかったが」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 15:33:44.89 ID:DKHdnYSW0
怪訝な顔をする彼女をよそにタンスを探す
少し進めば彼女の部屋があり、タンスがあった


勇者「ご開帳ー!」

女剣士「おいお前なんのつもりだ!」


>>23...タンスの中身
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/15(日) 15:35:14.15 ID:Nhh8NU6RO
フリフリの可愛い服の詰め合わせ
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/15(日) 15:35:28.58 ID:XmHmrsTDO
可愛いぬいぐるみや人形がたくさん
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/15(日) 15:35:32.69 ID:jm1pTh9Wo
オープンブラ&ショーツ
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/15(日) 15:35:52.65 ID:fPKvx6ZvO
勇者の私服
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 16:11:11.27 ID:DKHdnYSW0
タンスの中には可愛いぬいぐるみや人形がたくさん入ってきた
その可愛さとは少女趣味的なかわいさで、あまりにも意外だった
とんでもない堅物だと思っていた彼女の意外な一面に驚いていると


女剣士「きゃあああああ!!」


耳をつんざく叫び声
振り返れば顔を紅潮させてこちらに向かって来る彼女がいた


勇者「お、落ち着け!」

女剣士「これが冷静でいられようか!!!」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 16:17:58.84 ID:DKHdnYSW0
過去にも一度怒り狂った彼女を見たことがある
そんな彼女の攻撃方法とは___


勇者「やべっ!思い出した!」


勇者は横に受け身をとれないレベルに推進力を集中させ、跳んだ
その瞬間、彼女は脇差を使った高速の居合を行った
ギリギリで回避には成功した


勇者「これはれっきとした勇者の権利なんだ!ほら、僕が勇者になるって話をしただろう!?」

女剣士「ぐ!......ぐぬぬ......!」

勇者「謝るから一回落ち着いてくれ!その剣にかけた手を放して!」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 18:39:24.12 ID:DKHdnYSW0
女剣士「......今回だけだぞ」

勇者「ありがてぇ」

女剣士「私としては勝手にタンスを開けられたくはないんだ」

勇者「はい」

女剣士「そういえばお前どうやってタンスを開けた?タンスにも鍵をかけておいた筈だが」

勇者「そうなのか?......まさか」

女剣士「何か心当たりがあるのか?」

勇者「僕の体に解錠術式が備わっているのかもしれない」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 18:42:12.35 ID:DKHdnYSW0
女剣士「それが神の力ってことか」

勇者「かもしれないな。それはそうとして武器が欲しいんだが」

女剣士「武器?」

勇者「実はあらゆる財産を売り払われてしまってね。さっきまで裸だったんだぞ」

女剣士「ふむ、さすがにそれは可哀想だ。ならば>>31をやろう」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/15(日) 18:43:21.99 ID:Y3HcLwlVo
ksk
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