【安価】漁る勇者

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461 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/10/27(日) 16:11:18.32 ID:WVxJYQKL0
近未来的な風景
しかし異質に思えて同化するその工場
気になった勇者一行は工場に入ることになった


勇者「誰かいますか?」

作業員「こんにちは。あなたは誰ですか?」

勇者「勇者です。仲間たちもいますよ」

作業員「噂は聞いていますよ」
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/10/27(日) 16:26:13.50 ID:WVxJYQKL0
勇者「それは光栄ですね」

作業員「なんでも、性奴隷が沢山いるとか、下僕がいるとか」

勇者「......んん。なんのことだろう?そんなことないよ」

作業員「そうなんですか?ああ。世間話をしに来たんじゃないですよね、何の用です?」

勇者「この工場、すごく桃色のガスが出てるんだけど何を作っているんだい?」

作業員「>>464
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/27(日) 16:26:50.34 ID:fXH+SV+ko
かそく
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/27(日) 16:34:48.93 ID:FBr4GrRCO
媚薬だ。ここじゃ、ガス状でも売っている
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/10/27(日) 17:57:52.57 ID:WVxJYQKL0
作業員「媚薬だ。ここじゃ、ガス状でも売っている」

勇者「ほー」

作業員「工場から出ているガスも薄いが媚薬が含まれている」

ローブ女「だからラブホしかなかったのね」

司書「媚薬買いましょうよ」

勇者「そういうの好きだよなぁ。いくら?」

作業員「お試し分は無料ですので、持ってって良いですよ」


作業員が差し出した二つの袋を受けとる
どうやら、ガス状の媚薬と固体の媚薬らしい
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/10/27(日) 18:10:11.34 ID:WVxJYQKL0
外に出ると、陽が傾き始めていた


司書「媚薬使いましょうよ」

勇者「まだ取っとこうよ」

魔法少女「勇者にしては理性的ね」

勇者「そんな変態じゃないから」

シスター「神の僕が嘘を吐いてはなりませんよ」

勇者「嘘じゃないから!」
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/10/29(火) 00:08:34.49 ID:MmEx0lVL0
歩き疲れたので、勇者一行はビルに帰ってきた


勇者「どうです?結果は出ましたか?」

貴族「えっ、早くないですか」

司書「やはり媚薬で時間を潰したほうが......」


唐突にけたたましい音が鳴り響く
どうやら無線が入ったようだ。コール付きとは律儀なものだ


解析班「こちら解析班。魔王城の位置を特定できたものと思われます」

貴族「どこてすか?」

解析班「>>469
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 00:12:49.13 ID:0ubUxOy90
現在位置の反対側です
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 00:14:29.00 ID:nkEr84p10
星の裏側です
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/10/29(火) 20:45:57.18 ID:MmEx0lVL0
解析班「星の裏側です」

勇者「ふぁ!?」

シスター「さ、さすがに遠すぎですね......」

勇者「......ペガサス!!」

ペガサス「はい」

勇者「みんな!ちょっと急ごう!」
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/10/29(火) 23:09:36.74 ID:MmEx0lVL0
こうして、勇者はそう言ってペガサスに搭乗する
その言葉に乗せられるまま全員ペガサスに搭乗する
開け放たれた窓から飛び出し、空を舞う


魔法少女「どうしてそんなに焦っているの?」

勇者「姫がまだ城にいますし......何より星の反対とか言われたら急ぐ他ないですねぇ」

ローブ女「急げ急げ!止まるなよ!」

ペガサス「それくらいが丁度いいですよ!」

司書「バフもかけてあげるよ」
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/10/29(火) 23:22:39.40 ID:MmEx0lVL0
こうしてペガサスは高速で空を駆けた
陽が暮れて皆が寝静まってもペガサスは飛び続けた


ペガサス「うおおおおっ!!」


轟音が響き渡る
驚き目を覚ませば、ペガサスが墜落していた


勇者「ペ、ペガサス!?どうして墜落したんだ!?」

ペガサス「>>474
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 23:25:36.72 ID:0ubUxOy90
流石にこの人数だと肉離れが……体と精神は別です
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 23:30:15.72 ID:2tOEdlU4o
これは……禁じられたハズの、即死魔法………皆さん……逃げ…
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/10/30(水) 20:37:31.90 ID:2M3SFv440
ペガサス「これは......禁じられたハズの、即死魔法.........皆さん......逃げ...」

勇者「ペガサス!?おいペガサス!!しっかりしてくれ!!」

???「ンククク......」


馬車の外から不気味な笑い声が聞こえる
どうやら犯人がいるようだ


勇者「......くそっ......!仲間殺されて黙って逃げる勇者がいるか!」


勇者は馬車から飛び出した
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/10/31(木) 00:27:34.07 ID:zNNRJjEI0
勇者「何者だ!?」

???「この顔を見ても分からないか?勇者」

勇者「......そ、そんなまさか!!」


そこにいた人物
それは魔王に拐われた姫だった


勇者「いや、お前は姫じゃない」

姫?「なぜそう言い切れる?」

勇者「>>478
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2019/10/31(木) 00:36:58.31 ID:AGfnAPhD0
なぜなら本物の姫は俺のことを勇者様と呼ぶからだ!(はったり)
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 07:39:01.53 ID:67zUc7GhO
「姫は男の娘で下半身露出の変態だからだ」
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/10/31(木) 19:41:05.59 ID:zNNRJjEI0
勇者「姫は男の娘で下半身露出の変態だからだ」

姫?「な、なんだと?だから服を着ていなかったのか......」

司書「その発言......中身だけ別物ですね?」

姫?「バレてしまってはしょうがあるまい......」


すると、姫の姿をしたそれは懐から魔導書を取り出す
禍々しいオーラを纏うそれを持ち宣言する


GM「我はゲームマスター!想定外の挙動を防ぐ為、そしてその剣を用いて世界を完全にする為貴様を殺す!」
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/10/31(木) 19:58:42.17 ID:zNNRJjEI0
勇者「そうか。じゃあ僕はお前を殺すよ。仲間を巻き込む必要はないはずだからね」

GM「貴様にそんなことが出来るかな?」


勇者は一瞬にして距離を詰める
そして剣を素早く振り抜いた


勇者「はっ!」

GM「っくく......0ダメージだ」

勇者「馬鹿な!」

GM「その剣は世界の中心を貴様にする。だがこの魔導書は我を宇宙の中心とするのだ!!」
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/10/31(木) 20:06:00.29 ID:zNNRJjEI0
勇者「......もしそうなら最初から正体なんてバレなかったんじゃないのか?」

GM「この我を愚弄するか!?ライフチェーン!!」


GMの放った鎖が勇者を絡めとる
圧倒的な力の鎖に締め付けられ、身動きが取れない


勇者「ぐ......っ」

GM「これは命によってのみ解ける鎖だ。貴様が死を選ぶか......仲間が全員死ぬか」

ローブ女「なんということを......!」

魔法少女「......ふん。どうすべきか、なんて簡単なことよ」

司書「その通り」
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/10/31(木) 20:10:32.36 ID:zNNRJjEI0
GM「選択権は貴様の仲間にやろう」

勇者「みんな......僕が死んだら......その力、世界に役立ててくれ」

シスター「勇者様の意見を聞きましたか?そして私たちの意見も決まりましたね?」


仲間たちは無言で頷く


シスター「それではいきますよ!せーの!」


仲間たち「私たちを殺して下さい!!!」


勇者「......は?」

GM「ンクククククク!!実に素晴らしい!!」
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/10/31(木) 20:13:32.08 ID:zNNRJjEI0
鎖が妖しい光を放つ
すると仲間たちは全員、魂を抜き取られて死んでしまった


勇者「嘘だ......こんなの......」

GM「残念だったな。それじゃ、貴様もここでゲームオーバーを選ぶか?」

勇者「......>>485


1.諦める
2.闘う
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 20:17:20.28 ID:Do7nLpsdO
2
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2019/10/31(木) 20:19:46.70 ID:AGfnAPhD0
2
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/10/31(木) 21:13:55.15 ID:zNNRJjEI0
勇者「......闘う」

GM「何か言ったか?」

勇者「闘うさ。お前と、宇宙とやらと」

GM「バカな!ここまでされてまだ戦意があると言うのか?ありえん!」

勇者「うるせぇ!!」

GM「......ま、まさか!『安価』なのか!?」

勇者「お前がそう言うならそうなんだろうな」
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/10/31(木) 21:19:37.63 ID:zNNRJjEI0
勇者「分かったよ。お前の正体」

GM「う、ウソだ!貴様なんぞが知ることは宇宙が許可しない!」

勇者「リインカーネーション。お前の魂は姫の体に転生した」

GM「......だからだからなんだと言うのだっ!!我が奥義で貴様を____」

勇者「連結技!>>488×>>489×>>490!!!」
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 21:27:02.84 ID:JkldUtH8o
覇王翔吼拳
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 21:27:59.73 ID:UgBf05W60
カンチョー!
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 21:28:00.90 ID:eGggxe3k0
多元宇宙開闢(マルチバースビッグバン)
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/10/31(木) 22:30:41.14 ID:zNNRJjEI0
勇者「覇王翔吼拳!カンチョー!多元宇宙開闢!」


勇者は覇王翔吼拳を撃つ
高威力の技に咄嗟にガードを取ったGMの裏に回り込む
そしてそのままカンチョーをぶちこむ


GM「ぐあああああっっ!!」

勇者「まだだ!多元宇宙開闢!!」


GMのケツの中で大量のビッグバンを発生させる
宇宙の中心が相手とはいえ、宇宙の始祖には敵わないのだ


GM「う......ぐ......貴様ぁ......!」
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/10/31(木) 22:38:32.22 ID:zNNRJjEI0
勇者「その魔導書は貰うよ」

GM「お.....のれ......!」


魔導書を手にすれば、その叡知が脳内に流れ込んでくる
叡知を手にした勇者の願い事は一つだった


勇者「*生命復活*」


シスター「わわっ!?」

司書「おや、どうして生きているんだ?」

魔法少女「勇者!まさかついに......!」

ローブ女「よく生きてましたね勇者」
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/01(金) 20:02:03.51 ID:A73qtZHQ0
勇者「*強制成仏*」

GM「ぐああああ......」


GMは苦しんだ後に意識を失う
その器には、もはや彼の魂など入ってはいないのだ


ペガサス「死ぬってのもなかなか良いもんでしたよ」

勇者「......お前正気かぁ......?」


小さくうめき声
見れば姫の体が起き上がる


姫「うぅ......ん」

勇者「おや、目を覚ましましたか」
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/01(金) 20:29:46.99 ID:A73qtZHQ0
姫「わたくしはどうしてこんなところに?」

勇者「姫は操られていたのです。魔王よりも強大なものに」

姫「まぁ、それでその者はどうなったんです?」

勇者「倒しました。ご安心下さい」

姫「ということは、貴方......」

勇者「はい。勇者です。国へ帰りましょう」


勇者は彼女の手を取り、馬車へ案内する


姫「......はい!」
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/01(金) 20:33:52.13 ID:A73qtZHQ0
勇者は仲間と共に姫を連れて帰った
直ちに玉座に招かれた


勇者「いかがなさいましたか」

王「うむ、お主に褒美をとらせようと思ってな」

勇者「ありがたき幸せ。一体どんなものなんですか?」

姫「それはわたくしから話しましょう。>>497です」
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2019/11/01(金) 20:35:45.81 ID:tZrS5P8s0
本物の姫と結婚
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/11/01(金) 20:36:54.79 ID:zyJAw5eX0
王の座につき世界中の女の子たちとハーレムイチャイチャライフ
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/01(金) 21:35:19.66 ID:A73qtZHQ0
姫「王の座につき世界中の女の子たちとハーレムイチャイチャライフです!」

勇者「えっ」

王「載冠だ」


王は勇者の頭に王冠を載せる


勇者「あー......ははは」
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/01(金) 21:51:03.41 ID:A73qtZHQ0
こうして勇者は王となり、町へ繰り出すのであった____

と、いう訳にもいかず


シスター「女の子たちとイチャイチャなんてふしだらです!認めませんよ!」

司書「その通り。勇者さんは節操ある暮らしをすべきです」

魔法少女「私のパンツを見た責任は絶対に取ってもらうから!」

ローブ女「人を馬鹿にした勇者には屈服してもらいますよ」

姫「私も......男の娘だけど愛してね?」


勇者「......こりゃまいった」


こうして彼は囲いこまれ、深い愛情を育んだ


END
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/01(金) 21:52:04.23 ID:tZrS5P8s0
続きしてほしい
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/01(金) 21:52:34.26 ID:A73qtZHQ0
安価に付き合っていただき、ありがとうございました
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/01(金) 22:29:45.50 ID:xJFOdXh2O
乙。
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/01(金) 22:46:03.53 ID:KXTVKXQk0
乙でした。楽しく、エロく、面白かったです。
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