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穂乃果「えっ…此処、何処なの…?」『19』【せいぞん・たんさく・げぇむ】【R-18】

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300 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 03:26:28.95 ID:mGeQRp0n0
【音楽室】
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 03:33:57.80 ID:8dW/iRlX0
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           今回はここまで!

     次回は明日 11月10日 日曜日の夜21時00分頃の予定

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302 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 03:51:53.72 ID:mGeQRp0n0
>>1乙 人間真姫ちゃんに会ってあびりてぃいもらってからこっちの真姫ちゃん呼び出して
その後なら色々チャレンジできそう
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 18:42:22.19 ID:p8FtrryA0
凛ちゃんチャレンジはしないのか
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 21:35:40.07 ID:8dW/iRlX0
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[ログインボーナス]+知識値300



        30分近く遅れてしまい申し訳ありません…

        これよりげぇむを開幕致します!


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『希望値』5000/5000

『知識値』20100+300=20400

『思い出・帰郷心』
100/100

『人間性』
100/100
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 21:43:51.70 ID:8dW/iRlX0
音楽室を選択



   〜♪ ♪♪   〜♪



 学校に半日近く居た二人は最後に此処に行こう、と決めた
気晴らしという訳ではないが、何かと思い出深いこの教室に行って彼女と話でもしておこうと思ったからだ


 音楽室からは調和の取れた音が流れて来る、幾つもの音が重なってそれが唄になって、聞く人の心に入り込む






  穂乃果「やっぱりこの場所に居たね、来て良かった…!」




 この校舎は古いだけあって、音楽室から流れてくる音楽も扉の外へと簡単に零れていく
他所の学校設備と比べれば然程防音性も高くはない


 そんな古い戸を開いて入って来た二人に目を丸くして彼女は音を出す事を止めた





 01〜33 真姫

 34〜66 ことり

 67〜99 花陽


↓1
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 21:45:56.27 ID:mGeQRp0n0
はい
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 22:13:18.21 ID:8dW/iRlX0
結果27 真姫





    真姫「…!ほ、穂乃果」



 鍵盤に触れていた手を止めて、彼女は顔上げる…こうしてみると何だかいつかの再現の様だった、あの時と違い
拍手喝采とべた褒め付きで彼女が来たという訳ではないが



 凛「相変わらず真姫ちゃんのピアノは綺麗な曲だよね〜」

 穂乃果「耳を澄ませばつい音のなる方に足を運んじゃって気が付いたら音楽室に居るって感じだものね」



 真姫「な、なによ急に2人して褒めてきて…調子狂っちゃうじゃないの///」カミノケ クルクル



 偶に合唱部に付き合って花陽やことりがコーラスを奏でている教室はそれらが無い時は決まって真姫が
この部屋の主のようなモノだった、黒と白の鍵盤を弾く長い指、赤髪の後ろ姿

気付けば音楽室=真姫が居る場所という印象がついていた、それも今年の1年生が入学してすぐのことだ




 真姫「…」

 真姫「あ、あのさ…変なこと聞いても良いかしら?」


 穂乃果「変な事?」

 凛「はっ!?まさか凛のお気に入りのラーメン屋さんをリストアップした凛ノートのことかにゃ!?」


 真姫「違うわよ!!っていうかアンタじゃないし!そもそもそんなノート取ってたの!?」


 真姫「コホン、あのさ…先月、なんだか意識が変にぼんやりしてることがあったんだけど、何か私変な事言ったりした?」

 穂乃果「えっ?」



 真姫「だ、だからぁ!穂乃果の家に遊びに行った辺りからなんだか妙にふわふわした感じで、夢でも見てたみたいに意識が所々飛んでるのよ!!」

 真姫「自分がなんだか知らない土地に居て、なんだかわからない荒廃した場所に居て、出来の悪いSF映画の舞台に迷い込んだみたいな…」


 真姫「見たことない景色とか知らない物の映像が頭の中に流れ込んできたみたいな…何か心当たりない?」



 凛「えぇ…真姫ちゃんそれって勉強疲れなんじゃ…」


 真姫「…そう、なのかしらね?」



 穂乃果「―――――」



穂乃果の発言or行動
↓1


※何をしようとこの後、確定であびりてぃいは貰えます
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 22:34:39.65 ID:mGeQRp0n0
親指の指輪をはめているなら見せて見覚えがあるかきく
はめてないなら私や凛ちゃんたちはどんな風だったかときく
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 23:17:34.42 ID:8dW/iRlX0



  穂乃果(え、それって―――)



  穂乃果「真姫ちゃんはその時の私や凛ちゃんの事がどんな風だったか覚えてる?」


  真姫「…"その時の穂乃果や凛"ですって?」


  真姫「…」



  真姫「覚えてる限りだと…そうね、なんかバスケしてた気がするわね私達」

  真姫「それで観客席で凛は応援してて、穂乃果は同じチームの仲間でって感じだけど?」


  穂乃果(その辺は覚えてるんだ…)



  穂乃果「他には?」

  真姫「お昼に希が来てたり、夜に海未と公園で会って、穂乃果の家に泊って夜更かししたり…」




  真姫「…駄目ね、どうも先月は穂乃果の家に泊りに行った辺りの記憶が曖昧で、誰と会って何をしたかは覚えてるけど具体的に何を話したかとか」

  真姫「なんだか細かい内容が抜けてるみたいなのよね」


  凛「えぇぇ…怖いにゃぁ、やっぱり勉強のしすぎだって、ちょっと休もうよ」

  凛「穂乃果ちゃん、真姫ちゃんを保健室に連れってあげよ?」


  穂乃果「う、うん…!」

  穂乃果(大体の原因はわかってるけど…ここはそういう事にしておこう)


  真姫「…お言葉に甘えようかしらね」




 いつもなら「大袈裟よ」とか「そこまでしなくたっていいじゃない」くらいの返事が来そうなのものだが
今日ばかりは流石に不安を感じたのか友人達に従ったという…


―――
――




 凛「保健室の先生はいないみたいだね…あっ、凛何か飲み物買ってきてあげるから!真姫ちゃんは横になっててね」ダッ!


タッタッタッ…!



 真姫「保健室で飲み食いなんてしちゃいけないでしょうに…まったく」クスッ

 穂乃果「真姫ちゃんのことが心配なんだね」フフッ


 真姫「…」


 真姫「あの日の記憶はどうも曖昧で何を口走ってどんな会話したのか覚えてないけど…」

 穂乃果「真姫ちゃん?」チラッ


 真姫「その代わりに薄らと見えた光景は白昼夢にしては妙に現実味があって、少し怖かった、かな…」ボソッ
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 23:26:24.61 ID:8dW/iRlX0


  真姫「寂れた街、壊れた家、人の気配は無くて…そんな悲しい風景を歩いてて」

  真姫「ずっと一人だったような気がするのよ」



  真姫「目が覚めた時にはそれは夢で」

  真姫「あぁ…夢で良かった、自分が住んでる世界はあんな世界じゃなくて本当によかったってそう思ったわ」ギュッ



  穂乃果「…」


  真姫「っと、変な話しちゃったかしら?」


  穂乃果「ううん!そんなことないよ」

  真姫「そう?そういって貰えると嬉しいわね…」



  穂乃果「それにしても真姫ちゃんのそんな一面見れるなんて貴重な体験ができちゃったなぁ〜」ニヤニヤ

  真姫「ぐっ!な、なによ!その顔は…!!もうっ」

  穂乃果「へへっ!」


  真姫「…全く」


  真姫「…」




  真姫「穂乃果は、此処にいるわよね」



  穂乃果「えっ」


  真姫「明日、眼が覚めたら普通に学校があって、登校したらμ'sがあって私はみんなに会える」

  真姫「穂乃果にも」

  真姫「今ここにいる貴女にも会える、のよね…?」



  真姫「もう、会えない気がして…」




  真姫「…」

  真姫「あ、あぁぁ!!もうっ!本当何言ってるのかしら!!今日はダメね!訳の分からないことばかり口走って!」



  真姫「今のは忘れて頂戴!この飴玉あげるから!!」

311 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 23:32:23.69 ID:8dW/iRlX0
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     西木野真姫絆MAX!!!『 ☆  ☆  ☆ 』


   穂乃果があびりてぃい『beat in angel』を修得(貰った)



 戦闘時に使える奥義(あびりてぃい)として使える

 リキャスト使ってから5ターン



 味方1人に対して『死者蘇生効果』『戦闘不能復帰効果』



※瓶詰めの錠剤…ではなく瓶詰めのドロップス、甘いお薬

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312 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 23:41:20.78 ID:8dW/iRlX0


 真姫「喉の調子が悪い時用ののど飴代わりよ」


 真姫「これあげるから、さっき変な事を言ったのは忘れて頂戴!いい?口止め料よ」ズイッ

 穂乃果「う、うん…」




半ば押し付けられるような形で瓶を受け取った




   -真姫『明日、眼が覚めたら普通に学校があって、登校したらμ'sがあって私はみんなに会える』-

  -真姫『穂乃果にも』-

  -真姫『今ここにいる貴女にも会える、のよね…?』-




 …"明日"か、此処を出たらあの向日葵は枯れるだろう、そうなれば今居るこの夢世界は……きっと…




 …いや、やめておこう




 凛「ただいまーっ!ジュース買ってきたにゃー!」パタパタ


 凛「にゃ?どうしたの穂乃果ちゃん、渋柿でも食べたような顔して…」

 穂乃果「ん、なんでもないよ…」



凛、真姫、どちらかに何か渡しますか?

『おにぎり』『運命ダイス』
 『チーズケーキ』

↓1



 『綺羅ツバサ:☆ ・ ・ (あと2つで ツバサ絆MAX時のあびりてぃい修得)』
 『南ことり:☆ ・ ・ (あと2つで ことり絆MAX時のあびりてぃい修得)』
 『理事長:☆ ・ ・ (あと2つで 理事長絆MAX時のあびりてぃい修得)』
 『アルパカ:☆ ・ ・ ・(あと1つ と 3つでアルパカ絆MAX時のあびりてぃい修得)』
 『星空凛:☆ ・ ・(あと2つで星空凛絆MAX時のあびりてぃい修得)』
 『絢瀬絵里:☆ ☆ ・(あと1つで絢瀬絵里絆MAX時のあびりてぃい修得)』

【ガーーーピーーー日目】【夕】(残り4/7)

穂乃果 (SP 25/25)

凛 同行者

『選択』

【しゅうとくずみ の あびりてぃい】【アイテム】

・【呼び出せた子を呼び寄せてみる】
・【凛と話す】
・【雪穂の部屋】
・【居間】
・【台所】
・【公園】
・【電話】
・【商店街】
・【駅前(ターン消費2)】

↓2
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 23:49:36.28 ID:yM3XKZWcO
せい
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 00:02:06.31 ID:pAc/8m3q0
↓1なら凛ちゃんに『運命ダイス』を
↓2なら・【呼び出せた子を呼び寄せてみる】
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 00:19:01.20 ID:pAc/8m3q0
・【呼び出せた子を呼び寄せてみる】
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/11(月) 00:32:24.26 ID:IwcIgGId0
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        短いですが今回はここまで


   次回は11月の16日 土曜日の 夜21時00分頃の予定です

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317 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 00:55:57.52 ID:pAc/8m3q0
>>1乙 2つ目のおにぎりの中身きいてなかったけど鮭やツナマヨだったりするんだろうか
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/16(土) 21:00:24.23 ID:3xguwCLJ0
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[ログインボーナス]+知識値300


        今宵もげぇむを再開いたします!


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『希望値』5000/5000

『知識値』20400+300=20700

『思い出・帰郷心』
100/100

『人間性』
100/100
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/16(土) 21:24:27.37 ID:3xguwCLJ0
運命ダイスを凛に
呼びせ寄せ…※現状真姫しかいない為、真姫で決定となります




    凛「えっ、凛にこれくれるの!?」パァァァ…!




 賽子、何の変哲もない六面体の四角形が凛の掌に2つ転がる
光に照らすと白く汚れ1つとして無い面が光沢を放ち、キラキラの宝物に見えた


 穴をあけて紐を通してお守りにする人なんかもいるらしい、運が巡ってきますようにと
一種の開運のおまじないとして一時期流行ったほどだ





     穂乃果「そっ!何かイイコトありますようにって、気に入ってくれた?」フフッ

       凛「もっちろん!ありがとうっ!! えへへ…今度行きつけのラーメン屋さんのくじ引き試してみよっかなぁ〜」




凛の好感度が上がった―――――







           凛「あっ"運命ダイスを貰ったし折角だからゲームしよう"よ!!」




   穂乃果「ゲーム?」


     凛「あれ、知らないの?運命ダイスあげたら、『おい!決闘<デュエル>しろにゃ!』っていうのと同意義なんだよ?」キョトン






 どこのジャンプ漫画だ、と思ったがなんだかこの賽子をあげるのは確かにそんな意味だったような気がする…




  凛「どうどう?やろうよ!! 凛と『high & low』で勝負しようよ!」

  凛「穂乃果ちゃんが出した数より、次に凛が出すのが高いか低い数字か当てる、シンプルでしょ!」コロコロ





早速、手の中で『運命ダイス』を弄りながら楽し気に笑う…さて、この勝負受けるか否か、当然、強制ではないのだから断るのも良し





☆ 凛と運命ダイスで勝負する? 負けた場合はランダムでアイテムが1つ減ります 勝てば凛から何か貰えます

↓1
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/16(土) 22:41:59.60 ID:zEjA5yEs0
勝負する



やっぱりダイスで遊べるのね
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/16(土) 23:03:03.14 ID:3xguwCLJ0
勝負を選択





    穂乃果「良いねぇ〜、"シンプル"その言葉好きだよ」



 小難しい話なんてポイ!丸めてゴミ箱にダンクシュート決めてやれば良い
単純だからこそ良いんじゃあないか、分かりやすくて話が早い




    凛「ふっふっふ〜、さっすが穂乃果ちゃんにゃ」ニヤリ

   穂乃果「こういうのはノリが大事だからね」

   穂乃果「勝負事1つにしたって勢いがある方が勝つ、何かの本に書いてたもんっ!」



 精神論だが、気運は勢いづいた方に巡るというのもあながち間違いではないのかもしれない
過去史において軍隊と軍隊がぶつかり合った際、兵力に不利があっても士気の高さで押し退けて勝ったなんて話もある程だ

 なんやかんやで勢いのある者が勝利の栄光を得るのかもしれない
あれやこれやと準備してる内に機会を逃す人間も世の中決して少なくはないのだろう、かの有名な音楽家もそんな名言を残すくらいだ





   凛「よーしっ! 凛が勝ったら穂乃果ちゃんが持ってる『チーズケーキ』を貰っちゃうからねー」

   穂乃果「おぉっ…理事長の作ったケーキかぁ、中々お目が高い」ムムッ


   凛「いっくよー!」スッ『運命ダイス』




   凛「ていっ!!」バッ!






   運命ダイス『』コロコロ…



 凛「さぁ、穂乃果ちゃん…この数字より大きいのが出るか低いの出るかいざ尋常に勝負!!」



※このレスのコンマ、右側数値より大きいか小さいか、例えばコンマ32なら3『2』より 自分の出すコンマの方が大きいか当てるという形です

  特例として 1が出たら 1より小さいのは0     9が出たら9より大きいのは0とします    0が出たらふり直し



high & low

↓1
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/16(土) 23:20:30.16 ID:w1iUQ6JRO
4よりデカイで
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/16(土) 23:37:43.19 ID:3xguwCLJ0
結果4 →『16』…[6]high  勝利!




    凛「うっ、負けちゃったかぁ…」ガックシ


 賽子の目は確かに、凛の叩き出した数字を上回っており
それは揺るぎない勝利の証であった、肩を落とした凛はちょっぴりだけ気の毒に思えたが勝負の世界は非情なのだ仕方ない


    凛「け、けど、勝負は勝負!勝っても負けてもめげない!それが漢って奴にゃ!」グッ!!


漢字の漢と書いてオトコと読む、女だけど漢だ
 グッと拳を握りしめて顔を上げて、凛は約束通りどれか一つだけあげる、と荷物を見せてきた…



   凛「どうかな、凛大した物は持ってないけど…気に行ってくれそうなのある?」



   穂乃果「えっと、それじゃあ―――」



次の中から一つだけどうぞ

『カップラーメン』『白銀の砂時計』『おにぎり』『おにぎり』『チョコレート』『ロケットパンチャー1号』


↓1
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/16(土) 23:48:07.41 ID:zEjA5yEs0
良いコンマ またおにぎりが2つ ロケパンは11-685だけど持ち帰っても使いどころないかな
安価下
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/16(土) 23:51:09.85 ID:zEjA5yEs0
『白銀の砂時計』で



これ以前ぷれいやぁが凛に渡したものだったりするんだろうか
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/17(日) 00:12:41.14 ID:FwisgZtE0
白銀の砂時計を貰います


  穂乃果「それじゃあこの綺麗な砂時計を貰ってもいい?」スッ

    凛「うんっ!商店街で見つけたんだけど綺麗な時計だよね、中の砂粒がきらきらしてて宝石が落ちて来るみたいなんだ」


思わぬダイス勝負から砂時計を受け取り、凛と一旦別れて家に帰る最中、立ち止って声に出さずに彼女は念じて見た


     穂乃果(…こうやって念じたら真姫ちゃんに繋がったりするかな?)

     穂乃果(真姫ちゃん、こっち側に来れるなら来て…)











  「呼んだかしら?」



    穂乃果「!?」バッ



  真姫「なによ、驚いた顔しちゃって」

  穂乃果「いや、まさか本当に繋がるとは思わなかった、てか来るの早くない?1分も経ってないよ?」

  真姫「ここは現実じゃないでしょ、…深層心理の夢世界ならどんな常識外れな事柄が起きても不思議じゃないわよ」

  真姫「念じて1分しない内にこの世界に一度脚を踏み入れた私が呼ばれたらすぐ来れたのと同じでね」



  真姫「向こうに居たらふいに向日葵の方から声がしたから見つめてたのよ…そしたらこの有様、気が付けば貴女の真後ろに突然って感じね」

  穂乃果「他の皆は…?」

  真姫「私が見た感じだと何も聞こえてなさそうだった、海未なんかは助けになれないかってじーっと向日葵を凝視し続けてたけど……」


  穂乃果「…海未ちゃんが来たっていう事は無い、ね」

  真姫「そっ!なんか条件があるのかもしれないわね、海未は満たせてないから花を睨んでてもこっちに来れなかったと」



 『綺羅ツバサ:☆ ・ ・ (あと2つで ツバサ絆MAX時のあびりてぃい修得)』
 『南ことり:☆ ・ ・ (あと2つで ことり絆MAX時のあびりてぃい修得)』
 『理事長:☆ ・ ・ (あと2つで 理事長絆MAX時のあびりてぃい修得)』
 『アルパカ:☆ ・ ・ ・(あと1つ と 3つでアルパカ絆MAX時のあびりてぃい修得)』
 『星空凛:☆ ☆ ・(あと1つで星空凛絆MAX時のあびりてぃい修得)』
 『絢瀬絵里:☆ ☆ ・(あと1つで絢瀬絵里絆MAX時のあびりてぃい修得)』

【ガーーーピーーー日目】【夕】(残り4/7)

穂乃果 (SP 25/25)

凛 真姫 同行者

『選択』

【しゅうとくずみ の あびりてぃい】【アイテム】

×【呼び出せた子を呼び寄せてみる】
・【同行中の子と話す】
・【雪穂の部屋】
・【居間】
・【台所】
・【公園】
・【電話】
・【商店街】
・【駅前(ターン消費2)】

↓1
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/17(日) 00:34:16.84 ID:ks5Goeq90
・【公園】
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/17(日) 00:47:21.24 ID:FwisgZtE0
公園を選択



 凛「ふぅ、休みの日に勉強用具を持って学校に行ってまた自宅に持って帰るってなんだかなぁ〜、いっそずっと置いとけばいいのに」トテトテ

 凛「っとそうこうしてる内に公園に着いちゃったにゃ、おーい!穂乃果ちゃー…ん?」ピタッ




 真姫「」カミノケ クルクル


 凛「??? なんで真姫ちゃん?」キョトン

 穂乃果「ついさっきそこで会ってね、公園に凛ちゃんと遊びに行くって言ったら一緒に行こうって話になったんだよ」


 凛「なぁんだ!そうだったんだ!じゃあさ何やる、やっぱり2人だけじゃなくなったし走り込みじゃなくていっそ遊んじゃう?」



 公園での体力トレーニングに付き合うという話だったが此処で真姫が来たなら小洒落たお店でお茶を楽しむのも悪くない
そんな内容で会話の花を咲かせていると






     (あんなところで3人共なにを…?)テクテク…ピタッ







 類は友を呼ぶ、友達は更なる友達を呼び寄せるのだろうか
公園で急遽予定を変更しようと声を上げればさらに誰かがやって来た―――その誰か、というのは


 判定

ゾロ目 脱走してきたアルパカ

01〜32 南ことり

34〜65 矢澤にこ

67〜98 小泉花陽

↓1
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/17(日) 01:06:11.17 ID:ks5Goeq90
はい 小さな占いを使ってください
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/17(日) 01:07:39.89 ID:ks5Goeq90
残念 安価下
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/17(日) 01:25:32.32 ID:FwisgZtE0
結果17+補正値±03…結果変わらず




     ことり「みんな何してるの?」



     凛「おぉ…ことりちゃんまで、これで9人中半数近く集まったにゃ!」

   穂乃果「体力トレーニングしようよって話だったんだけど今日はお休みして何処かでお茶でもしないって話をしてたんだよ」

   穂乃果「ことりちゃんもどう?」


  ことり「えっ、いいの!丁度私も予定とか無かったから…」パァァァ…!



 聞けば、夕焼け空を見る、たったそれだけの理由でふらりと彼女は南家を出て公園まで歩いてきたらしい
そうしたら3人を見かけたという、これも何かの御縁であろう旅は道連れなんとやら…女子4人で和気藹々とするのも良いでしょう




  真姫「まずは何するか決めましょうよ、結局お茶にするにしても何処へ行くか決めてないワケでしょ」

   凛「っと、そうだったにゃ…でもどうする?本当にお茶にしちゃうそれとも公園でできる遊びとか」



  穂乃果「だったらさ――――」




1 ここは童心に帰ってかくれんぼでもしてみない?

2 じゃあ洋菓子店『おじゃる丸』に行こう、コーヒーと一緒にお菓子を楽しめるブースあった筈だから

3 4人いるから2・2に分かれ柔軟トレーニングにしよう

4 合唱練習にしない?(スマイル・クール・ピュア 好きな楽曲を選択)

5 そんなことよりお腹空いたよ…

6 内容自由

↓1
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/17(日) 01:48:17.75 ID:ks5Goeq90
2 じゃあ洋菓子店『おじゃる丸』に行こう、コーヒーと一緒にお菓子を楽しめるブースあった筈だから
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/17(日) 02:18:07.46 ID:FwisgZtE0
2を選択



   穂乃果「『おじゃる丸』! 皆で今日は洋菓子店『おじゃる丸』に行かない?」


   ことり「おじゃるに?良いね!」


   穂乃果「あそこってコーヒーと一緒にお菓子を食べれるブースがあったからさ、この時間帯だともしかしたら値引きされてる焼き菓子があるかもよ」

   ことり「シュークリームやチーズケーキもふわっとしてて甘いんだけどしつこくないのがいいよねっ!」





 すっかり意気投合のことほの、テンションが昂る2人に置いてけぼりの真姫は真横に居る凛に
そんなに美味しいの?と尋ね帰って来た言葉は『えぇぇ!?真姫ちゃんってば知らないのー遅れてるにゃ』だった


   真姫「ぐっっっ、し、知ってるわよ!!」

    凛「だよねー、此間、部室に皆で食べてよねって買って来たくらいだし」


   真姫「そ、そうよ」ギクッ



    凛「そりゃあ真姫ちゃんからしたらもっといろんな所に旅行したりしてご当地の美味しいお菓子を食べたりするかもだけど」

    凛「この辺りじゃ間違いなく美味しいと凛は思うよ?」


   真姫「え、えぇ…そうね、今のは私が悪かったわ、うん」




   真姫(1ヶ月間のこっち側の私の行動が読めないのって割と致命的ね…危なかったわ)



―――
――



『洋菓子店:おじゃる丸』

     ;;;\\B A R ヾ;;;;((;;;;;/;;;ヽ;;ゞ
\      :\|λλ@στη ||i;/;));ヽ;;ゞ
   ̄ ̄| ̄ ̄          ;;||;;;ヽ;;ゞ)     |
__    ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    ゞヽ ;;;i(;;;|
 |;;|     ヾ;;;ヽ;;ゞ//;;;ヽ;;ゞ|\  |    ヾ;.ヾ|
 |;;|    ___ヾ;i;/;;;ヽ;;;ゞ | |;|  |       i|
 |;;|    | kosti |l );l;;     | |;|  |       l| .;/|   ;;;|
 |;;|    | spata |li;/;;;ヽ;;;ゞ  | |;|  |       i| ;|| |   ;;;|
 |;;|    |palama|l;;;ii;;|ヾ;ソ  | |;|  |       l| ;|| |   ;;;|
 |;;|     ̄ ̄|''ヾ ;l/;;    |/./__i__./_\__i...\|| |   ;;;|
 |;;|     ..::;;;|         /_ノ__/___l, ___i___,,\;|   ;;;|
===i       | ̄||    | ̄||  _...../____l, ___i__...ヽ__.ヽ  :::::|;;;;
;;ニi二二二l   |  ||_===|__/____i__...../____l, ___i___\__|;;;:..
;;;;;;;,ニi二二二l |l ̄l|  l| _,||,_ l| ____i__...../____l, ___i__...ヽ____,,\''''
_____ニi二二二l__/____l, ____i__...../____l, ___i__...ヽ____l, ____i__ヽ_,, \
_/_____l, ____i__...../_____l, ___i__...ヽ_____l, __ヽ____l, ____i__...ヽ____l,,ヽ
  ;;l, __...../  l,   i;;.  ヽ_ l,   ヽ   ) ;;; i  ヽ  )  / ;;;;
____l, ____i__...../_____l, ___,,i__...ヽ__,,,l, __ヽ____l, ____i__...ヽ_,,,,i__...ヽ__,,,



 洋菓子店おじゃる丸の戸を開くと、小麦と砂糖を焼く特有の香りが鼻を擽る…
ショーウィンドウの向こう側から客を除くお菓子の群れが僕達をお食べよと口々にしているのではないかと
錯覚させられる光景だった、そんなことはあるはずは無いのだが


  穂乃果「良い香り…焼きたてのパンと同じで私はこの匂い好きだな」

    凛「わかるにゃ〜」
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/17(日) 02:23:04.80 ID:ks5Goeq90
やはりこの真姫ちゃんで合唱練習や柔軟は鬼門だったか 安価下
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/17(日) 02:38:18.06 ID:FwisgZtE0



                                  ___,イ/}i
                          , .-:'´: : : \〃}
                        /: : : : : : : : : :}、ゝ
                       ___,/.: : : : : : : : : : : :} `´
                     /⌒-/.: : : : : : : : : : : : :}
                  イ´/^/ゝ、:_:_:_: : : : : : :イ`ヽ
                      Y{ i{〈. / / { { {^{^ヽ^ゝミヽ、}
                  | . . .`{__{ { }  } ヽ ヽ.ヽ.ヽヽ}
                    i! . . . . . `´ゝ-、_ノ、_}、_ノ、_}、ノ'.{
               /´: \. . . . . . . . . . . . . . . . . . . .ノ
                { : : : : :7<_. . . . . . . . . . . . ._./`ヽ
                   ハ.: : : ノ\/: ̄`¨¨:‐‐:-rヘ7´: : : : : }
                    }.:.ゝ-'ヽ._/: : : : : : : : : : ヽ/ : : : : : ノ
                    {ヽ.:.:.:.:.:.:{: : : : : : : : : : : : :ト、_:_:_:_/ .}
                 ヽ.\.:.:.:.ゝ : : : : : : : : : :./.:.:.:.:./__「
                \ `ヽ:.:.`ー- _:_:_z=ニ’-‐'´. ./
                       \__  ̄ ̄. . . . . . . . . ._./
                     `ー―――‐'´ ̄



 サク、銀の突き匙を突き立てればそんな音を立てるビス生地でホイップとスライスした苺を挟みんだ小さな洋菓子がお皿に乗っている
香り立つマグカップの紅茶には角砂糖を2つ、ミルクも入れて混ぜて渦を作る
 思わず舌も火傷してしまいそうなそれらが冷めるまで会話に花咲かせ、時折匙で救った甘味を口の中へ放り込む




     穂乃果「幸せってさ、こういう時の為にある言葉なんだよねえ〜」サクッ

     真姫「何を大袈裟なことをしみじみと…」



 大好きな苺の果肉を噛み締めた時の甘味と生地のサクサク感、周りからしたらなんてことない事なのかもしれないけど
自分にとってはこれを"幸せ"と感じる一時に他ならない

価値観の違いという奴だろう特にこれが好物であるからこそだ



     凛「でも実際美味しいでしょ、人間好きな物や美味しいのを食べる時が幸せなんだよ」パクッ

    ことり「そうだよね〜♪」



     真姫「…まぁ、否定はしないわね」サクッ






全員の絆が上がった!!


 『南ことり:☆ ☆ ・ (あと1つで ことり絆MAX時のあびりてぃい修得)』


 『星空凛:☆ ☆ ☆ (MAX!!!)』

 『西木野真姫 既にMAXです SP+10に変わります』



<ありがとうございましたー!


  穂乃果「お土産も買っちゃったし雪穂喜ぶだろうなぁ〜」


『抹茶ババロア』を手に入れた!


凛、真姫、ことり 誰かに何か渡しますか?

『おにぎり』『白銀の砂時計』
『チーズケーキ』 『抹茶ババロア(今回は渡せません)』

↓1
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/17(日) 02:56:54.67 ID:ks5Goeq90
『チーズケーキ』をことりに
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/17(日) 03:07:39.99 ID:FwisgZtE0
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲


           今回はここまで


  次回は明日 11月17日 日曜日の夜 21時00分頃の予定

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/17(日) 03:23:13.06 ID:ks5Goeq90
>>1乙 前の希の+10と今回の真姫ちゃんの+10とでもう一回小さな占いが使える 凛ちゃんもうそろそろ帰る時間?
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/17(日) 21:00:37.42 ID:FwisgZtE0
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
[ログインボーナス]+知識値300


     げぇむを再開いたします、>>338夕Last後に帰ります


▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
『希望値』5000/5000

『知識値』20700+300=21000

『思い出・帰郷心』
100/100

『人間性』
100/100
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/17(日) 21:27:13.08 ID:FwisgZtE0
チーズケーキをことりに渡す



  穂乃果「はい、ことりちゃん」スッ

  ことり「えっ!!ご馳走にまでなったのにお土産まで良いの!?」


 綺麗な白い紙箱の中には彼女の好物が入っている、ふんわり蕩ける甘さのチーズケーキ

 冷蔵庫に閉まってある妹のとっておきを知らずに食べてしまうことは穂乃果自身よくあった
その詫びという訳ではないが抹茶ババロアを購入して、それと同じくして日頃の感謝も込めて隣を歩く親愛なる友人に1つ
満点の笑みで手渡したのが蕩ける甘さのソレであった



  穂乃果「いつもことりちゃんには頑張ってもらってるでしょ?私はその…お裁縫とか下手だし」ポリポリ



 小中学生時代の家庭科で創った縫物の悲惨さがふと脳裏に過る、縫い目が滅茶苦茶でよく解れたり
海未や目の前の彼女に幾度となく間違いを指摘してもらったことか
 センスも周囲と比べれば独特であった、新しい衣装の提案でフラダンス風だったり
ハロウィンの時期に一時期迷走してデスメタルチックな方向性だったり………まぁまぁぶっ飛んでた



  穂乃果「海未ちゃんみたいに語彙力があるワケじゃないから作詞だってそう上手くない」

  穂乃果「真姫ちゃんみたくピアノだって弾けない、かといって花陽ちゃんにこちゃんみたいな知識や流行の考え方も分からない」


  穂乃果「できるのって言ったらさ、こんなことくらいだから」



 たはは、と力なく困った様に笑う幼馴染を見て、ことりは「そんなことはない」と言いたかった
どんなに才能があっても、どれだけの長所、優れた能力を培ったとしても、それを見つけてくれる人がいなければ意味など無いのだ





喩えるならば、それはそう―――夜空に浮かんだ星の一粒だ



 星は無数にあって、そのどれもこれもが地球から離れた位置で光っている

 どれも同じに見えるが実際には光の強さは全部強弱が違う、弱い輝きでありながらも近いから見える星
本当は何よりも強く光っているのに、遠すぎるからちっぽけに見える星



 人間と同じだ、どれだけ優秀であろうとたった1人の天才が100万人の普通の人混みの渦中で埋もれたら
誰にも気づいて貰えない、その芽が世に出る事さえないのだ




 取柄が無いなんて言うがそんなことはない、寧ろ9人の中で一番"鼻が利く"のだ
当人が全く気が付いてないだけで無自覚に原石を掘り当てていて
更に言えば当人自身も何をすれば前に進めるのか直感レベルで理解できてる




   ことり「私は、そうは思わないよ」

   ことり「穂乃果ちゃんには穂乃果ちゃんだけが持ってる良さがあるんから」


   穂乃果「そうかな?」


   ことり「…どうしても自信がない?」

   ことり「だったら…」ゴソゴソ


   ことり「これを受け取って!」

341 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/17(日) 21:32:27.35 ID:FwisgZtE0
▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽


     南ことり絆MAX!!!『 ☆  ☆  ☆ 』


   穂乃果があびりてぃい『黄金色のマニュキュア』を修得(貰った)


 戦闘時に使える奥義(あびりてぃい)として使える

 リキャスト使ってから5ターン



 全あびりてぃい リキャストターン 3ターン回復

 ※24時間で回復するものは 12時間分回復します


▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/17(日) 21:43:45.33 ID:FwisgZtE0


 檸檬、いや蜂蜜色に輝く目薬入れと見紛うサイズの小瓶でした
中に入った液体は瓶の色彩とは違う液体なのだろうとは予測がつきますが



  ことり「それは爪に塗るマニュキュアの小瓶」

  ことり「女の子ってお化粧とかすると気持ちも変わるんだよ…たった爪に塗るだけって思うかもしれないけど」

  ことり「そんな小さな一歩でも良いからまずは騙されたと思って初めて欲しいの」


  穂乃果「まずは初めてみる?」


  ことり「気持ちの問題ってよく言うでしょ?少しだけ試してみてそこから興味を持って人はどんどん次へと挑戦していくの」





 



  ことり「一歩目からスタートして、二歩目でしっかりと、そして散歩目で恐れず大胆に……ね?」クスッ







   穂乃果「!……ふふっ、そうだね!!」





 それはまだこの夢世界では創られていない曲の詩だ、遠い未来で組み込まるフレーズにふと微笑みが出てしまう


   穂乃果(まずは何でも良いから試してみること、か…!)


   穂乃果「私やってみるよ!」ニコッ

   ことり「その意気だよっ!」


―――
――



※この後何処に行っても確定で凛からあびりてぃいを受け取れます

【ガーーーピーーー日目】【夕Last】(残り5/7)

穂乃果 (SP 20/35)

凛 真姫 同行者

『選択』

【しゅうとくずみ の あびりてぃい】【アイテム】

×【呼び出せた子を呼び寄せてみる】
・【同行中の子と話す】
・【雪穂の部屋】
・【居間】
・【台所】
・【公園】
・【電話】
・【商店街】
・【駅前(ターン消費2)】

↓1
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/17(日) 21:47:53.55 ID:6i7OMQsTO
帰られるなら魔物凛チャレンジした方が良くないか
安価下
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/17(日) 22:12:00.95 ID:ks5Goeq90
・【同行中の子と話す】
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/17(日) 22:41:22.27 ID:FwisgZtE0
同行中の子と話す>真姫か凛で選択されていないため次で決定となります…ご了承ください




  テクテク…




  ことりからもらった綺麗な小瓶『』キラキラ…



  穂乃果「」スッ…


  穂乃果(こうやって御日様に翳してみると本当に綺麗)



 冬季に入り、季節の色が濃さを深めていく程に陽光に満ちた時間というのは比例して減っていく
秋風は街を冷やかし、木枯らしを土産に遠い海の向こうへと旅支度を初める今日この頃
 やはり以前にも増して冬至が刻一刻と近づきつつあることをいつもより低い位置に居る夕陽から高坂穂乃果は察していた
暗色の度合いが強まった赤焼け空をふと見上げて、ふいに南お嬢から贈られた小瓶を翳して見たくなった


 理由はこれといって深いワケもなく、ただなんとなく綺麗な色をした瓶だから夕陽に翳したら綺麗かも…と思っただけだ


特に深い意味など本当に無い、単なる思い付きの範囲




    凛「宝石みたいで綺麗…」



 傾ければ中身の液体も水平を保とうと動き、ちゃぷん!と音を立てて動く
陽光に照らされて反射する輝きは確かに彼女の言う通り宝石と言っても―――――






   穂乃果「ふえぁえ!?凛ちゃん!?」バッ!


     凛「まーた、変な声出してるにゃ…そんな驚かなくてもいいじゃん」




気が付けば後ろには猫が居た。



―――
――


     凛「へぇ〜ことりちゃんがくれたんだ」

   穂乃果「そっ!だから穂乃果も少しだけお化粧に興味持ってみようかなって…」


    凛「穂乃果ちゃんがお化粧…」チラッ



 結ったオレンジ髪が揺れる、澄んだ青い瞳がじっと赤焼けの空を眺めていた……そんな綺麗な顔の先輩の横顔を凛は眺めていた
いつも一緒に馬鹿なことやって、怒られて、すごく気が合って

だけど、こうして何も言わないで黙っていると本当に美人だ、可愛い子だなって、凛は横顔を見ていつも思った




   穂乃果「あははっ…私には似合わないって思うかな?そりゃあ色気より食い気って―――」

     凛「似合うに決まってるじゃん、なんでそういうこと言っちゃうかな」

346 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/17(日) 22:58:53.43 ID:FwisgZtE0



   穂乃果「えっ」

     凛「」ムスッ…



 半ば遮る様に、ちょっとだけ怒気を孕んだ声で星空凛は穂乃果の発言を否定した
頬を膨らませてプイ!っとそっぽを向く
 実は誰よりも女の子らしさに憧れている子が、『自分はどうせ化粧なんて似合わない』そんなことを言った先輩に


少なからず好意的に想っていて、黙ってれば別嬪さんだと思ってる先輩が自分を否定する言い草をしたのだから臍を曲げるというモノだ



 ならば何だ?穂乃果を可愛い女の子だなと思う凛自身の感性は?

 自分の審美眼は化粧しても何一つ変わらない女の子を美人だと宣う瞽<めくら>だとでも言いたいのか?



 ならば何だ?昔スカートが似合わないと小学生の同級生に小馬鹿にされた自分は?

 自分が夕陽を眺める横顔を綺麗だと感じた先輩で駄目なら、凛自身は…凛自身は…っ!心の奥底で女子らしさへの憧れは馬鹿げてるとでも言いたいのか!?





 二重の意味で否定されたようで凛は、内心穏やかではなかった





  凛「……今からさ、凛の考えをちょーーーーーっとだけ言っちゃうね?」



―――
――





   凛「―――だから穂乃果ちゃんは似合わないなんてことないの!!」ゼェゼェ

   凛「わかってくれた…? あぁ、喋り過ぎて喉乾いちゃったよ…」

   穂乃果「えっと、なんかゴメンナサイ」



   凛「わかってくれたならいいよ」スッ



 すっかり日は没して、自前のハンカチを敷いたベンチから立ち上がり凛はポケットからあるモノを取り出す



  凛「ハイ!これ」スッ


  穂乃果「えっ…これは」



  凛「凛が使おうと思ってた物、でも…穂乃果ちゃんにあげるっ!」


 指先で摘ままれた一本の筒状の物、それは唇に塗るどこにでもある一般的なモノだった

347 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/17(日) 23:04:24.10 ID:FwisgZtE0
▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽


     星空凛絆MAX!!!『 ☆  ☆  ☆ 』


   穂乃果があびりてぃい『祝福のリップクリーム』を修得(貰った)


 戦闘時・MAP時に使える奥義(あびりてぃい)として使える



 リキャスト 5ターン


 あびりてぃいのリキャストターンを1つだけ完全回復させることができる


▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/17(日) 23:13:43.48 ID:FwisgZtE0


   凛「唇がカサカサしちゃうこの時期には大事でしょ?乾燥は敵だーって希ちゃんやかよちんもよく言うよ」


   凛「…凛は、何度だっていうけど穂乃果ちゃんが似合わないなんてこと、ぜーーったいに無いと思うから」




  凛「そういう事をいうのは…たぶん、知らない内に回りの人を傷つける事だから言わないで」

  凛「その、凛だって嫌だし、なにより…お世辞とか気を遣ってるとかじゃなくって」





  凛「ほ、本当に穂乃果ちゃんはお化粧したら…すごく、綺麗になる、と思うから///」カァァ…///



 また、顔を逸らされた、さっきとは反対方向にそっぽを向かれた凛の顔は不思議な事に夕陽はとっくに沈んだというのに
赤焼け空の色に染まっていて、何故だかそれを眺めていた穂乃果の顔も同じ色をうつされてしまったようだ…



  凛「……〜〜〜っ///」


  凛「な、なんかこれだと、よ、よくある恋愛ドラマの遠まわしなプロポーズみたいで恥ずかしいねっ!あ、あはは…」

  穂乃果「そ、そうだね〜…はははは」




  凛/穂乃果「「あはははは…」」




  凛/穂乃果「「…」」


  穂乃果「な、何か言おうよ?」


    凛「ほ、穂乃果ちゃんもど、どう?何か話す事ない?」



  穂乃果「えっと、そのぉ…あ、あーーーーっそうだ!さっき凛ちゃん喉乾いたって言ったじゃん?なんか買ってくる!」ダッ!


   凛「あっ!ちょっと―――」






<リップクリームのお礼だからーーーーっ!! ダダダッ…




 妙な空気に耐え切れずにそのまま全力疾走してしまった…、どうしようまだ顔が赤い、熱い

お互いに、走りながら、もう一度ベンチに座りながら自分の頬に手を触れていた…


―――
――


同行中の子と話す>真姫か凛で選択されていない為、今から選択安価です


1 ジュースを持って凛の元へ戻る

2 真姫にどうしたの?風邪と心配される

↓1
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/17(日) 23:30:27.27 ID:ks5Goeq90
1 ジュースを持って凛の元へ戻る



一緒に選べるんですね ありがとうございます
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/17(日) 23:52:42.95 ID:FwisgZtE0
1を選択




 ぷしゅ、缶ジュースのプルタブを開けた音、空気が入る音が聞こえて次に喉に飲料を流す音が聞こえる


 さっきから音しか聞こえないのは穂乃果が凛に背を向けているからだ…大分落ち着いたとはいえ
まだ彼女と面と向かって話すのはなんだか妙な気恥ずかしさがある…


 言葉を出そうにも糖度の低い、酸っぱい苺を食べたような微妙な感覚で口を窄めて言葉が出ない様な何とも言えない空気





  凛「…あ、あのね」


  穂乃果「ひゃ、ひゃい!?」


  凛「な、何か話そっか?」


  穂乃果「そうだね…うん」


―――
――




  穂乃果「あははっ!それで雪穂ってばおかしいんだよ、そのまんま転んじゃって」

    凛「へぇ〜、雪穂ちゃんって結構しっかりものさんな感じだけどね」



 ギクシャクはしたが、それも時計の針がグルリと一周しそうな頃には収まった
難しく考えず、いつも通りの自分達で居れば良い、…そう考えた、というかそう思う様にした


 するとどうだ?驚く程簡単に会話が弾んだではないか、元から気の合う性格だったからなのかもしれない
難しくあれやこれや考えるより思った事をそのまま口にすればいい、それでこそ自分達なのだから



  穂乃果「話しは変わっちゃうけど」

  穂乃果「―――」



1 やっぱり凛ちゃんみたいにバク転とかやってみたいな

2 その、変な事言うけど良い?別の世界とか魔物ってさ

3 凛ちゃんの言う通りもっと自信をもってお化粧してみたい

4 凛ちゃんも変身してみない、一緒にお化粧やってみようよ

5 内容自由

↓1
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 00:10:29.80 ID:KV8ez3BH0
2 その、変な事言うけど良い?別の世界とか魔物ってさ
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/18(月) 00:27:18.11 ID:K/xAsfNW0
2を選択



    穂乃果「凛ちゃん、その、変な事言うけど良い?」





言うなら、このタイミングしかない

この機を逃せば凛は星空家に帰る、そうなれば顔を合わせて直接こんなことを言える機会は今日はもう失くす

今日を逃すという事は…即ち―――











     凛「変な事?」


    穂乃果「別の世界とか、魔物娘って単語聞いたことある?」




























                凛「     ――― ―― 」









  ガガッ、ザザッ、――−―〜〜〜√~~~~~- ――____/^ … ピーーーッ





   判定




 01〜79 強制送還

 80〜99 「んん〜?それは新しいテレビゲームの話か 、な 、に か  …あ、れ? あれれ?凛は確か向日葵を…」

↓1
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 00:46:01.78 ID:KV8ez3BH0
はい
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 00:47:21.88 ID:KV8ez3BH0
やってしまった 安価下
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/18(月) 01:04:40.43 ID:K/xAsfNW0
結果78…失敗、強制送還








       グニャァァァ…






世界がぐにゃり、潰れた空き缶の様に拉げていく奇妙な感覚を覚える



世界が変わったいくおかしナ感覚ニ頭が痛くなりソうだ




グニャ理ぐにゃり 世界が渦を巻いていく、コーひーカップの中身に落ちたミるクのよウに














       ▽強制送還されます夢世界から帰還となります、なお今回で3回目の為、向日葵は枯れます







▽パチリ、目を覚ますと高坂穂乃果は幾度となく見た石造りの部屋に居た

▽4番の施設、墓標……柱が数本立ち並ぶ異質な室内で、その中の1本に手向けた花の姿を眼にする


▽向日葵の花は役目を終えた様に枯れていた…




▽何故だか知らないがそれが無性に悲しかった



▽目頭が熱くなって、服の裾で抑えるように目を覆う…その時、裾から先の手首は力強く何かを握っていたことを今更ながら知った


  穂乃果「…これは」



『おにぎり』『白銀の砂時計』
『抹茶ババロア』

▽三つとも持って行きますか?荷物容量の関係で持ちたくないなら捨てることも可能です

直下
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 01:07:52.04 ID:KV8ez3BH0
残念 身代わりの強制送還はこれには使えないのなら気づいてないだけで他にも送還の罠が眠ってたのかな 安価下
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 01:29:12.05 ID:KV8ez3BH0
では3つとも
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/18(月) 01:34:33.78 ID:K/xAsfNW0
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
>>356 ありました


           今回はここまで!

   次回は 土曜日 11月23日 夜21時00分頃の予定

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359 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 01:50:02.04 ID:KV8ez3BH0
>>1乙 覚醒娘の身代わりが新たな覚醒チャレンジに使えないとなると 仲間にしやすいのはあとは希くらいかな
向日葵自体が随分先になりそうだけど ほむ饅と飴4つで炭水化物増えたな
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/23(土) 21:02:11.02 ID:exa7c4+l0
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[再現コラム]+知識値300


  大抵の人はほんとうになにがほしいのか、心の中でわかっています。

       人生の目標を教えてくれるのは直感だけ。

    ただ、それに耳を傾けない人が多すぎるのです


<バーバラ・ブラハム  アメリカビジネスコンサルタント >

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『希望値』5000/5000

『知識値』21000+300=21300

『思い出・帰郷心』
100/100

『人間性』
100/100
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/23(土) 21:27:21.24 ID:exa7c4+l0



   絵里「まずは状況を整理しましょうか」


▽石造りの部屋で吸血鬼の声が反響する、夢から目覚めた穂乃果と程なくして意識が戻って来た凛、真姫の両名

▽何故、先に穂乃果だけが現実に戻り花が枯れたのか



▽幾つかの仮説だが、どうも向こうでの状況を顧みるに一度夢世界へ飛び込む毎に向こう側では一ヶ月程時間が飛んでいるということ
  そして"3回"……即ち"3ヶ月"たったらあの世界は消滅するのではないか?という事



▽【3ヶ月経つと消える世界】……何故、1番の柱もとい向日葵でそうなるのか9人に知る術は無いが、ここまでを客観的に見るにそうなるとしか言えない








▽……憶測だが、この9人が知らない事実を他所から来た白妙の魔物こと綺羅ツバサなら何でか知っているのではないだろうか


▽このツギハギの世界を繋げたのが彼女なら何かしらの事情は知っていそうなモノだ






  絵里「それで向こう側で凛に真姫がやって来れた時のように魔物の事を口にしたら時間が来てないのに戻って来た…」

  絵里「んー、真姫の時はなんで大丈夫だったのかしら?」


  真姫「…判断材料が少ないからなんとも言えないわね、成功する子としない子で何か"共通点"があるのかもしれない」



▽真姫は考える、が…今しがた彼女が口にしたように判断材料が足らない、凛と自分に何か違いがあるのか
  海未の時は魔物関連の話題を出していないから分からない、せめて海未の時も行動を起こしていたならある一つの共通点が浮かんだかもしれないが


 にこ「とにかくそのブローチや口紅は大事にしなさいよ?」

 穂乃果「わかってるよ、この砂時計とかは―――」


 真姫「その砂時計は私が持つわ、残りは希ね」


『7時40分』

×  [1](…もう何も起こらない)

・  [2](修得アーツ 1/2)

☆  [3](修得アーツ 済み)

・  [4](修得アーツ 1/3)

☆  [5](修得アーツ 済み)

・  [6](修得アーツ 1/2)

・  [7](修得アーツ 2/3)

・  [8](修得アーツ 1/2)

・  [9](修得アーツ 1/2)

・ 仲間と会話(10分消費)

・ この部屋を出る

▽ 2から9までの数値が壁に刻まれている…

直下
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/23(土) 22:40:11.31 ID:JCs1Xm8p0
穂乃果のチョコレートを絵里に 絵里の【転移の魔石×3】を穂乃果に
穂乃果の銀の指輪をにこに にこの【勝利者の咆哮<ザ・ウィナー・バウリング>】を穂乃果に交換してください
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/23(土) 23:07:27.21 ID:exa7c4+l0
▽アイテム整理を選択、以下の様になりました

穂乃果
・【聖なる案山子<ファンブルキラー>】 【白妙の記憶Last】『綺羅ツバサの宝』
・【運命ダイス】【運命ダイス】
・【勝利者の咆哮<ザ・ウィナー・バウリング>】 ・【転移の魔石×3】


にこ
・【輸血パック】 【鶏のぬいぐるみ】 【浮力の羽のペンダント】
・【山彦の帽子】 【デュラハンの劔】 【輸血パック】
・【銀の指輪】 【理想郷開拓者の地図】


絵里
・【チョコレート】 【風魔手裏剣×5】 【黄金の湾曲剣<ハルパー>】
・【ほむ饅】【飴玉(イチゴ味)ハロウィン仕様×4】
・【メディウス・リボン】【折り鶴】【デコイの呪術書】 【魔力回復剤(MAX)】 【火薬】





  にこ「はいよ」スッ、ポイッ

  穂乃果「よっと!」キャッチ!


  穂乃果「時間はあれから大分経ったように思ったけど、実際にはまだ8時にもなってないんだね」


  絵里「寝てた貴女達からすれば1日以上経過してたかもしれないけどこっちじゃ一瞬だもの仕方ないわ」

  絵里「…それでこれからの方針だけど、どこを目指したい?」




  絵里「私見だけど、今なら塔に向かってもいいんじゃないかしら?少なくともその装備ならもう十分渡り合える気もするのだけど」チラッ


  情熱のブローチ『』キラッ
  約束のお守り『』チャリッ
  四つ葉のクローバー『』ピラッ
  beat in angel『』コロッ…



  希「ふむふむ、他にもビー玉サイズで占いの水晶玉みたいなのに、お化粧道具が二つ、あとは…詩集かな?」


  希「まぁ、行くか行かないか決定権は全部リーダーが決めるもんやしね」

『7時40分』

×  [1](…もう何も起こらない)

・  [2](修得アーツ 1/2)

☆  [3](修得アーツ 済み)

・  [4](修得アーツ 1/3)

☆  [5](修得アーツ 済み)

・  [6](修得アーツ 1/2)

・  [7](修得アーツ 2/3)

・  [8](修得アーツ 1/2)

・  [9](修得アーツ 1/2)

・ 仲間と会話(10分消費)

・ この部屋を出る

▽ 2から9までの数値が壁に刻まれている…

直下
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/23(土) 23:23:36.42 ID:JCs1Xm8p0
では9番で
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/23(土) 23:48:49.77 ID:exa7c4+l0
▽9番を選択





       絵里「わかったわ…もう一度あそこへ行くのね」





▽荒廃した都市部、崩れたビルの群れ、突きだした鉄材の枝木から垂れ下がる鉄線の蔦

▽風に乗りふわりと流れて来る灰塵が濁った雨粒に当たり溶け合って地表に澱みを作る、あそこで金糸雀色の糸を揺らす吸血鬼を確かに見た







▽ずっと昔、いやつい最近までだったかな

▽朝起きて歯を磨く時、入浴する際に、出掛ける前の身支度を整える時に




▽鏡を覗き込んだ時確かに同じ顔を見た

▽八つ当たりに近い葛藤も、行き場の無い怒りを遺物にぶつける怨嗟も、憎悪の形相も確かに身近にあった自分の顔だ




       花陽「絵里ちゃん、行ける?」


       絵里「ふふっ、一度倒した相手よ?…たった1つのシンプルな答え、もう一度打ち勝つ、それだけよ」



▽ウインクを一つ、金髪伯爵は笑って答えた





    絵里「穂乃果、行きましょう…こっちはいつだってやれるわ」


▽絵里は眼を細めて穂乃果に手を伸ばす、伸ばされた手を彼女は取り、柱の前へと進み…二人で眼を閉じた





―――
――

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二ニ=-──ー‐‐- : : : :川川川川 /ゝ──=彡.::.::.::.::.::::::::::::::::::: : : : : : ::::::::::;:;:⌒ヽ、::://:::::::::::::::::::::::::::;:;:;:;:
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366 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/23(土) 23:58:07.56 ID:exa7c4+l0


▽視界が徐々に狭まり完全にブラックアウト、周りの音が聞こえなくなる、仲間達が口々に発する言葉も何も







▽そして、地下に居た筈の二人の頬を風が撫でる



▽無風の空間から風を感じ次に鼻頭に冷たい水の感触、パラパラと小雨が降り始めたようだ




▽ゆっくりと閉じた瞼の幕を開けば廃墟の舞台ど真ん中、匂いは湿り気を帯びた悪天候日特有の臭さと埃っぽさや黴臭さの混じったソレ

▽前回は不意を突かれたが今回は果たして…











          穂乃果「絵里ちゃん、提案があるんだけど」

           絵里「提案?」




          穂乃果「いつも私達が進んで敵に襲われる形でしょ?」

          穂乃果「だから考えたんだ、逆にこっちから待ち伏せの形を取るって言うのは?」

          絵里「…なるほど、攻めじゃなくて待ちの一手ね」




          絵里(遮蔽物の多い廃墟、身を隠す場もあるけど…)


          絵里(どうしたものかしらね、身を隠して敵が視えたら強襲を掛けるのも手ではあるのだけど)

          絵里(それを看破されて逆手に取られるという場合もある…ここは―――)






1 今回も此方から進んで倒しに行くわ

2 そうね、こっちから待ち伏せ作戦で行きましょう


↓1
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/23(土) 23:58:23.47 ID:7qpItBTyo
全員分習得するのは時間かかりすぎて無理かなあ
368 :このレスは判定に含めない [saga]:2019/11/24(日) 00:03:29.70 ID:cEvt8ukm0
ちょっと説明足りないと思うので補足


1を選択の場合は前回同様 コンマ次第で分断されます(ただし確定で先手を取れる)

2の場合だと分断はされないけど先制攻撃を取られる可能性が高い


といった具合ですね


>>367
ですね、必ず全部なければクリア不可能という事ではありませんので

369 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 00:19:06.26 ID:btEI2SFL0
1


11番もまだいってないなあ
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/24(日) 00:44:49.50 ID:cEvt8ukm0
▽1を選択



   絵里「悪くない、悪くないのだけれど…」





▽それはここが相手のホームグラウンドでなければの話だ



▽こちらが絵里なら相手も当然ながら銃撃と風属性の<アーツ>を使って戦う絢瀬絵里だ

▽遮蔽物があって、身を隠すことにかけては困らないだろうが、敵の観点で見れば当然周囲の何処がどのような地形で
 どこなら敵は待ち伏せしそうかと凡その見当をつけられる



▽…こっちから下手に動いて、知らぬ間に分断という危険はないかもしれないがこうも考えられる





▽初めっから隠れてる所にそこ諸共ブッ飛ばされる大火力を叩き込まれるのでは?と


▽待ち伏せ、という奴は相手が自分達が潜伏しているのを知らないというのが前提で成立する、初めから分かり切ってたら
 それこそ敵の裏を掻いて"動かずじっとしてる標的"を一方的に反撃できない位置から狙い撃ちにされかねない



▽リスキー過ぎるのだ、殊更にそんなことをする理由などあるものか






  絵里「最善の注意は払うけど、今回も此方から進んで倒しに行くわ…着いて来てくれるわね?」

  穂乃果「当然っ!」


  絵里「ふふっ、当てにしてるわ」




―――
――






  絵里(前回の反省を踏まえるなら、悪天候の中を進んでこちらが歩き疲れて身を休め始めた時に動かれた…ならば早期見つけられたなら)




   ▽▼判定


00 大通りを歩いてる所をBANNG! …見事にヘッドショットされた!

01〜33 濃い霧が出始めた…

34〜66 疲れ始めてきたが…

67〜99 人影を確認できた…


直下
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 01:00:12.64 ID:btEI2SFL0
はい
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 01:01:37.01 ID:hlC20SNSO
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/24(日) 01:34:42.23 ID:cEvt8ukm0
▽結果『64』



テクテク…スタスタ…


 ザァアァァァァァァァアアアアアァァァァァアアアア




▽濁った雨、鼻につく嫌な匂い

▽油や生活排水が混じった不愉快な匂いが立ち込める蓋の砕けたマンホール




▽硝子片をじゃりじゃりと踏み鳴らし、雨水で滑りやすい瓦礫上を進み、どれだけ歩いたか…



▽滅びた街中の時計は当然機能していない、絵里の懐中時計は…相変わらずだ


▽体感時間が狂ったのでなければ此処じゃ時計は動かないのだろうよ、初めに確認した時と同じ位置に分針どころか秒針さえも留まっている

▽目安にならない時計を懐に仕舞って、もう短い針が1、2歩は進んでいそうな程に歩き続けた
 道中で傘の骨組みを(おそらく百貨店だと思われる)倒壊したビルの付近で拾って、自前のマントと蝙蝠で簡易傘を作って二人で差した





▽歩き続けることもそうだが、雨に打たれ体温の低下、無駄な体力の消耗はなるべく避けたい




   穂乃果「結構歩いたかもね…」

     絵里「ええ、こんな状況じゃなきゃ相合傘も楽しめたのにね」

   穂乃果「相合傘…ぷっ、絵里ちゃんってば結構余裕だね〜」くくっ




▽余裕、ではないが…冗談めいた軽口の1つでも飛ばして陰鬱になりそうな気分を紛らわしたかった

▽そんな絵里の気持ちを察してくれたわけでは無いだろうが、穂乃果もまたお茶目な洒落に噴き出し、くつくつと苦笑した








▽こういう時にこの手のキザったらしい軽口を飛ばす絵里は相手の不安を取り除こうと気を遣っている時の絵里だ
        平素なら穂乃果の方から天然無自覚攻撃が飛んで「ち、チカァ///あ、相合傘…」とか口をパクパクさせて




▽まるで好きなクラスメートの女子が隣に居る時に限って変にキョドる男子中学生みてーな反応を見せる








▽つまり逆説的に言えば、キザな口説き文句言いだしたりカッコつけてきた時はそれだけ"ヤバい状況"と言えよう




  絵里「…貴女まだ、歩ける?」

  穂乃果「ん、なんとか」

374 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/24(日) 01:52:57.13 ID:cEvt8ukm0



▽吸血鬼としての五感を尖らせる


▽魔狼の海未が、砂漠の賢者である凛が、視力や聴力、五感を鋭くさせられるように、自分もまたこの雨の中でそれを武器とする

▽傘布代わりにした黒外套の布を叩く雨粒は強さを増し、激しいビートを刻む、白手袋で握った傘骨から振動が伝わる

▽気づけば靴の踵が濡れていた、靴底が瓦礫や硝子片でボロボロになってそこから浸水でもしたか横風が運ぶ雨水でやられたか





  絵里(救いがあるとすれば…これが霧でなく雨であることね、まだ目で敵を目視できる)




▽"霧"を使った<アーツ>を得意とする絵里ならば吸血鬼の視力を以てしても不可視の壁を造れる

▽そうなると耳だけしか頼れるものが無い状態になる…






パシャッ





  絵里「!」ハッ!?






  穂乃果「はぁ…はぁ、ご、ごめん…ちょっと瓦礫で躓いて直ぐに立ち上がるかr――」



  スッ…



  穂乃果「え、絵里ちゃん…?」



▽絵里の手がそっと、穂乃果の肩に乗る顔を上げれば絵里は優しく言葉を紡ぐのであった




   絵里「…ううん、無理は禁物よ、そこで少し雨宿りでもしましょう、これ以上は足が棒切れになって折れてしまうもの、こうポキッ!ってね」クスッ

   穂乃果「…へへっ、そうだね」

―――
――


           重 要 判 定


※前回雨音に紛れてやって来た敵を撃ち抜いていない(経験していない) 成功コンマ-20




 00 絵里の目の前で穂乃果を掻っ攫われる

 01〜50(雨…-20)…01〜30 雨音に紛れて蝙蝠の羽ばたき音を察知、咄嗟に吸血鬼の左翼を撃ち抜いたッ! (先制+ダメージ)

 31〜60 今度はうたた寝しない様に警戒した(対峙 先攻判定へ)

 61〜99 このエリーチカが穂乃果を護ってるんだから平気チカ!ドヤチカァ(慢心からの敵に一杯喰わされる 分断確定)

直下
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 02:07:38.82 ID:hlC20SNSO
ハラショー
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 02:08:49.83 ID:hlC20SNSO
こいついつも慢心してんなあ(責任転嫁)
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/24(日) 02:16:16.12 ID:cEvt8ukm0
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           今回はここまで!


    次回は明日 日曜日の11月24日 夜21時00分頃の予定


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378 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 02:23:11.32 ID:hlC20SNSO
乙分断されちったぜ
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 02:35:16.18 ID:btEI2SFL0
>>1乙 また同じ轍を踏んでしまった 絵里は試練運がないけど貰ったあびりてぃ
>>35>>97>>136>>177>>243>>311>>341>>347で乗り切りたいな
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 02:50:35.45 ID:hlC20SNSO
>>379
それ思ったけど穂乃果いなくても使えるんかな
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/24(日) 21:00:17.33 ID:cEvt8ukm0
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[ログイン・ボーナス再現コラム]+300



          死ぬことは少しも怖くない


   <チャールズ・ダーウィン  イギリス自然学者
                         1809〜1882 >
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『希望値』5000/5000

『知識値』21300+300=21600

『思い出・帰郷心』
100/100

『人間性』
100/100
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/24(日) 21:34:47.99 ID:cEvt8ukm0
▼結果『82』分断+敵から挨拶代わりに一発




▽倒壊した建物の陰に潜り込み雨水を避ける、穴が空いて綿やスプリングが飛び出した横長のソファを見つけて

▽それを潜伏している場所まで引き摺る塵埃と瓦礫だらけの地べたに腰を下ろすのは何かと痛くて休めそうにないから、無いよりはマシだった




▽自分達の背は壁、上は屋根、視界の先は丁度外が見える、これならば敵の警戒もできよう


▽引き摺って来たオンボロを軽く叩いて塵を払う、そこに穂乃果を座らせて傘骨から絵里は自分の黒外套と蝙蝠達を外す

▽蝙蝠はスッと消えて闇色の粒子に変わり、水を吸って重くなった外套はバサリと振るって水気を飛ばす

▽壁から突き出た鉄杭と尖った破片に糸を巻き付けて洗濯紐の様にして乾ききらないだろうがそれでも少しの間は黒外套を吊るして干す






   絵里「参ったわね、まさかこうも…見つからないとは」帽子パンパン!


   穂乃果「くしゅんっ!…そうだね、てっきりすぐ見つかるかと…」





▽雨は勢いを殺さない、寧ろ小雨から集中的な豪雨へと変わり、余計に外へ出にくい状態になってしまった

▽魔力弾が使えない時の為に懐に忍ばせている実弾を一つ取り出して中の火薬で焚き火の1つでも起こせば冷えた身体も温まるのだが

▽それをすれば敵に居場所を教えるようなモノでやることはできない






▽相変わらず時計の針は秒針が1ミリたりとも進まない、時間の概念が狂いそうな夢世界で

▽雨煙が立ち込める中、二人はそこで雨宿りを続けた…







―――
――




     絵里(…あれから、どれだけ経ったかしら?)

     絵里(一向に敵はこちらに姿を見せない、まさか私達が来てるということ自体を知らないのかしら…)




▽ここまで何の動きも無いと疑念も浮かんでくる、いつでも撃てるように持っていた銃を握る力も弱まり

▽絵里はそっと銃を自分の隣に置いた





▽手を頬に当てて、息を吐く…冷えた空気に温かい息が白くなって消えていく

383 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/24(日) 21:53:18.33 ID:cEvt8ukm0




   ▽ぼんやりと、天に広がり消えていく白息を見ながら呆けていた僅かな合間であった

























        幻影の伯爵「ふっ!!!」シュッ!ドコォッ!

          穂乃果「っ!!」ドサッ







▽唯一の出入口、から少しだけ視界を上部に逸らした一瞬の隙に影が飛び込んで来た


▽気を抜いて呆けた絵里の横を文字通り風が如く素通り

▽絵里がそれにハッと目を見開いて銃を取り振り返った時には既に穂乃果の鳩尾に軽いジャブが入っていた

▽ドサッ、彼女は意識を手放して椅子から転げ落ちると同時に絵里の眼前には自分と同じ顔が迫っていた…っ!!!




【幻影の伯爵】生命力(15000/15000)

       魔翌力(9400/9400)

       攻撃翌力(890)

『<アーツ>』

【吸血鬼の牙】…消費魔翌力500 攻撃翌力×2のダメージを与え、同時に与ダメージ分回復する

【魔界のそよ風】…消費魔翌力1400 魔翌力の籠った霧を【風】で飛ばす【敵全体に魔封じ】【敵全体に幻惑】を付加

【竜巻(大)】…消費魔翌力600 風属性の攻撃ダメージ1900

【風の弾痕】…消費魔翌力200 2連続で銃弾を撃ち込む(通常攻撃×2)

【蹂(銃)躙乱舞】 …消費魔翌力1600 全体攻撃(ランダム) 700ダメージ×12


奥義…このターン含めてあと3ターン後に使用

奥義【地獄の風<アビス・ストーム>】…なにが起こるか分からない



▽判定

00 【地獄の風<アビス・ストーム>】

01〜16 通常攻撃  17〜28 風の弾痕 29〜45 竜巻(大)  46〜62 吸血鬼の牙 63〜78 蹂(銃)躙乱舞  79〜99 魔界のそよ風


直下
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 21:57:22.91 ID:btEI2SFL0
はい
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 22:07:22.24 ID:btEI2SFL0
やってしまった 風魔手裏剣は幻惑だと命中率厳しそう 安価下
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/24(日) 22:18:27.42 ID:cEvt8ukm0
▽結果『91』


      絵里「この――――ッ!」



▽銃口をまっすぐ相手の顔に向ける、眼界に迫っていた相手の片目―――自分と同じゴーグルをつけた急所に狙いを定めて引鉄を引く



BANNG!!



▽弾丸は確かに放たれたが、それより先に幻影の腕が伸びてあろうことか銃身を掴み奴は自分の耳よりも横にずれた位置に射線を逸らした

▽全く見当違いな方角に飛んで行った弾は幻影の伯爵の真後ろ…雨煙の向こうに薄らと映る廃墟の中へと消えていく






▽絵里の銃口を見事に逸らした敵は銃身から手を離してすぐさま今度は武器ではなく使用者本人に向けて掌を翳し魔力を解放する

▽赤黒い霧が渦を巻いて発生し、そのまま絵里の身体を飲み込んで彼女を外へと吹き飛ばすッッ!!





        絵里「がぼっ!?―――」バシャッ

        絵里(霧を、思いっ切り吸い込んで…力が出ないっ)グラッ




▽水溜りに背中からばしゃりと落ちた絵里は頭を抱えた、ズキズキと何処か打っただけではない…遊園地の絶叫マシーンに数時間乗せられて

▽目に映る光景が常に揺れているような錯覚を…!【幻覚】を見せられているからだ…


『絢瀬絵里』 【幻覚】【魔封じ】
(朝・昼)攻撃力S 【410】
(朝・昼)防御力 SS 【7300/7300】
(朝・昼) 魔力 SS【4500/4500】

×『<アーツ>』魔封じで使えない

【吸血】…消費魔力200 攻撃力の半分のダメージを与え、同時に与ダメージ分回復する
【魔霧】…消費魔力150 魔力の籠った霧を【風】で飛ばす【魔封じ】を付加
【竜巻(大)】…消費魔力600 風属性の攻撃ダメージ1900
【風の弾痕】…消費魔力200 2連続で銃弾を撃ち込む(通常攻撃×2)
【眷属召喚陣】…消費魔力300 大量のコウモリが風の刃と共に襲い掛かる 敵全ダメージ 400
【魅了の瞳<チャーム>】…消費魔力500 コンマが成功すれば【洗脳】
【蹂(銃)躙乱舞】 …消費魔力800 全体攻撃(ランダム) 350ダメージ×12

【地獄の風<アビス・ストーム>】…消費魔力2000 なに が おこるか わからない!

「   地獄の風<アビス・ストーム>   ¬


   00…その場にいる者が全員 死ぬ
   0…敵味方の魔翌力値が消失した!
   1…味方全体の魔物の血濃くなった…ッ! 生命力、魔翌力値 全回復!!(色欲、喰人欲が上がった!
   2…敵全体の攻撃が1ターン当たらなくなった!
   3…味方全体の攻撃が1ターン当たらなくなった!
   4…敵全体が【魔封じ】【幻惑】【鈍足】【必中】になった!
   5…味方全体が火属性ダメージ1000【火傷】を負った!
   6…敵全体が火属性ダメージ5000【火傷】を負った!
   7… しかし なにも おこらなかった !
   8…地獄の瘴気にあてられて敵全体の生命力が 1 になった!(特定の敵には99999ダメージ扱い
   9…味方全体の状態異常が解除された!そして『防御壁』と『<アーツ>反射壁』が付加された!

L               」

戦闘時に使えるアイテム
・【風魔手裏剣×5】 【黄金の湾曲剣<ハルパー>】
・【メディウス・リボン】【デコイの呪術書】 【魔力回復剤(MAX)】

直下
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 22:39:28.58 ID:btEI2SFL0
風魔手裏剣を1個使用


後は>>1のレスで命中するかが決まるのかな
388 :>>387 『アイテム使用』以外のコマンドでmiss判定 なので 手裏剣は普通に当てれます [saga]:2019/11/24(日) 23:16:35.11 ID:cEvt8ukm0
▽『風魔手裏剣使用』58×200=11600 分霊箱で1.5減=7733



▽景色が灯篭の灯火の様に揺れている、向こうからゆっくりと歩いてくる影も揺れている



 絵里「くっ…私を舐めないで!!」スッ




▽鞄の中には海未や凛、仲間達から集めた『風魔手裏剣』の束がある、1つだけ取り出し狙いを定める



▽以前此処に来た時に相手を一撃で仕留めたのだ、一度できた事なら二度目だってできる筈だ

▽絵里は自分にそう言い聞かせ――――









▽――――そう言い聞かせ…




▽…そう言い聞かせる事で信じた、何の被害を被ることなくこの一撃で今回も倒せる、否、"倒したい"


▽祈りとも、願うとも取れる言い聞かせ



▽風属性の上級位魔物娘は風魔手裏剣を今一度、最高の角度で最善のフォームで投げた…





▽が、




       幻影の伯爵「ウグッ!?」グザッ




▽手応えはあった、間違いなく確実に当たると自信をもって答えられる速度と精密さだった、だがそれは…標的が揺れてないならだ



▽絵里の眼に映る人影は先述の通り、蝋燭の火の如く揺らいで見えるのだ…
      千鳥足どころか真っすぐ立ってる電柱柱がぐにゃぐにゃに見える程に酒を飲んだ酔っ払いでさえそこまでブレては見えない


▽伯爵目線でなら確殺のコースも正常な第三者の眼で視れば心臓や頭部直撃ではなく肩や横っ腹に当たるコースの放物線を描いているようにしか見えない



       絵里(…くっ、やっぱりダメみたいね)ヨロ…


【幻影の伯爵】生命力(7267/15000)

       魔翌力(8000/9400)

       攻撃翌力(890)

▽判定
00 【地獄の風<アビス・ストーム>】

01〜49 吸血鬼の牙 50〜67 竜巻(大)  68〜88  蹂(銃)躙乱舞  89〜99 風の弾痕


直下
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 23:26:20.35 ID:dSnguJpNo
ほっ
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 23:43:26.45 ID:btEI2SFL0
風魔手裏剣はコンマ×300(4-350参照)かと 安価下
391 :このレスがゾロ目で穂乃果が目覚めそうになる [saga]:2019/11/24(日) 23:49:40.72 ID:cEvt8ukm0
▽結果『35』吸血鬼の牙! 890×2…の前に分霊箱で1.5減 593×2=1186



【幻影の伯爵】生命力(7267/15000) →(8453/15000)

       魔翌力(8000/9400) →(7500/9400)

       攻撃翌力(890)




『絢瀬絵里』 【幻覚】【魔封じ】
(朝・昼)攻撃力S 【410】
(朝・昼)防御力 SS 【7300/7300】 →【6114/7300】
(朝・昼) 魔力 SS【4500/4500】







  ――――ヒュッ! ヒュヒュッ!



         飛来してくる瓦礫『 』
                         飛来してくる瓦礫『 』
   飛来してくる瓦礫『 』
        飛来してくる瓦礫『 』


  絵里(うっ、瓦礫が空を飛んで私に向かって飛んでくる…いやこれは、相手が投げたんだわ、私が見てる変な幻覚じゃなくて…)サッ!腕ガード






▽両腕で頭部、特に分霊箱たる眼球を傷つけない為にしっかりと身を守り、並みの人間なら骨が砕けて当然の大きさの礫に耐える

▽飛んでくる礫の中で一際大きい塊が自分の真横に落下した、と思った次の瞬間







      瓦礫の裏にベッタリ張り付いてた吸血蝙蝠『きぃぃ―――!!』バッ!ガブゥ!!!



  絵里「痛っ!」ドジュッ!




 バサバサ…ッ!


       「ふふ、よくやったわね、戻ってらっしゃい!」



   敵の吸血蝙蝠『きぃ…』バサバサッ、フッ!


▽絵里に取りつき血を吸って行った蝙蝠は声のする方へと羽ばたき粒子になって幻影の伯爵の体に溶け込んだ



・『通常攻撃』
×『<アーツ>』魔封じで使えない


戦闘時に使えるアイテム
・【風魔手裏剣×4】 【黄金の湾曲剣<ハルパー>】
・【メディウス・リボン】【デコイの呪術書】 【魔力回復剤(MAX)】

直下
392 :このレスは判定に含めない [saga]:2019/11/24(日) 23:52:11.60 ID:cEvt8ukm0
>>390
失礼いたしました

200×58ではなく300×58=17400に1.5減で11600ですね

【幻影の伯爵】生命力(3400/15000) →(4586/15000)
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 23:54:06.63 ID:hlC20SNSO
風魔で10以下でなきゃ勝てるかな安価下
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 00:09:28.62 ID:JVWjHSzZ0
風魔手裏剣を1個使用
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/25(月) 00:41:06.55 ID:wOfO46rh0
▽風魔手裏剣使用!62×300=18600、1.5減で12400






▽満ちた水差しは天に、地は空から傾けられ注がれた水を受け止める受け皿

▽いっそ痛いとすら思う大粒の水が落ちて来る、羽付き帽子も流れる金糸雀色の髪でさえもずっしりと水を吸っていて

▽ずぶ濡れの黒外套の影と、外套を置き去りにし肌着が透けそうなくらいにずぶ濡れた白シャツ姿の絵里が並んでいた




▽黒外套の方は前髪が重力に従って目元に掛かるがそれを直しはしない、ただ銃を握る手をずっと相手に向けたままだ

▽白シャツ姿の方も体裁など気にしちゃいない、そんなものを気にする余裕があるなら今頃とっくに勝てている





▽黒も白もどちらも三竦みの蛇と蛙、蛞蝓の様に微動だにしない




▽首を撥ね飛ばされたワケでもない、心臓を貫かれたワケでもない―――然して、横腹を裂かれた黒外套は次を受ければ致命傷は避けれない


▽蝙蝠に噛まれた腕は血液を失ったことからか痺れを感じていた、【幻惑】と【魔封じ】に苛まれる身で穂乃果のサポートも望めない








▽お互いにわかっていた、次で地に伏すのは自分かもしれない、笑うのはもう一人の自分かもしれない、と






   幻影の伯爵(こうなれば使うしかないとっておきの奥義【紅夜叉】を…っ!!)


      絵里(あと1発で良い…っ!この手裏剣が当たりさえすれば、…きっと)






▽横風が吹いた、叩き付けるような雨が一層二人を襲い、風の切れ間に…ほんの一瞬だけ雨の勢いが弱まった






       ――――バッ!
                   グッ!――――−





     絵里「当たれえええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇ ぇ ぇぇ ぇ ぇ――――!!」

  幻影の伯爵「爆ぜろ!【赤夜叉】の―――!!」





               「金貨よ!!動きを止めて!!!」ヒュッ!

396 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/25(月) 00:48:36.29 ID:wOfO46rh0



▽その瞬間、世界が朱に染まり掛けたが――――飛んできた一枚の硬貨が世界の侵食を食い止めた






        幻影の伯爵「な、なにィー―――――ッッッ!!」







▽たった一枚、雨風に紛れて飛んできたコインは黒外套を羽織った方の絵里へ向かい、白手袋に当たった


▽そこから先は、幾度となく目にした一枚の金貨が粘土のように薄く広くなって相手の身体を包み込むということだった






   ▽逆転の一手であった奥義は、介入者の手によって不発という形で幕を閉じ、影は飛来してくる凶器に腹を裂かれ今度こそ絶命した――…









   ドサッ






 
  絵里「…遅いわよ、穂乃果」フッ、フフッ… ヨロヨロ




  穂乃果「…ごめん、遅くなっちゃって、…これ忘れ物だよ」スッ





▽そういってまだ痛む腹部を抑えながら高坂穂乃果はずぶ濡れの黒外套を白シャツの絵里に手渡した


―――
――



        
【幻影の伯爵】生命力(0/15000)戦闘不能

       魔翌力(7500/9400)

       攻撃翌力(890)





     ▽――――戦闘終了ッッ!!
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/11/25(月) 00:49:51.53 ID:wOfO46rh0
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲


          今回はここまで!

   次回は土曜日 11月の30日 夜21時00分頃の予定です


▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 00:51:38.28 ID:JVWjHSzZ0
>>1乙 コンマが低くてもったいないことをしてしまった 他に修行したい子いるかな
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/28(木) 03:47:26.24 ID:UcUsmivuo
今誰が修行してないっけ?
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