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【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その12
- 233 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 23:54:08.01 ID:KH3VPNs00
- あ
- 234 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 23:57:13.74 ID:CKXkqMIcO
- お兄ちゃん返り討ちかこれは
- 235 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2019/11/05(火) 00:18:41.28 ID:+UNCPEvB0
- イチオオイだな
- 236 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/05(火) 00:23:06.62 ID:8gHWDDj2O
- いや、もしこれが事後の勝敗判定だとしたら
アベルの時は49以下(−1補正)で勝ちだったし、これもしかしたらお兄ちゃん大勝利あるんじゃないか?
- 237 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/05(火) 00:42:17.40 ID:QVF8n/840
- 奇跡の大勝利か腹上死寸前のミイラになるまで搾り取られるのか
- 238 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/05(火) 19:57:42.64 ID:FrkwggVk0
- >>233のコンマが00だったらどんな面白いことになっていたか気になる
- 239 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/05(火) 22:29:55.53 ID:bGXJbjpd0
- こんばんはー
コンマ見てびっくりでした。ほんとみんな要所で凄いコンマとるなぁ……
それでは大変お待たせしてしまいましたが、カイン&エメリナパートを投下します
- 240 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/05(火) 22:31:15.10 ID:bGXJbjpd0
- ――
「カ、カイン様……」
「……」
薄暗い寝室。
帝国の第二皇子は愛しい従者を抱き寄せると、そのまま寝台へその身を沈ませる。
枕元の僅かな灯りが二人の紅く染まった顔を照らすが、それは灯りの熱のせいだけではないだろう。
「エメリナ……いいんだね?」
「は、はい……!」
「……君に満足して貰える保証も無いし、上手い言葉も思いつかないけど、これだけは言える」
「――僕は、君を愛している。僕の全身全霊でもって、それを証明してみせるよ」
「カイン様……んっ!」
両者共に、顔に熱が集まっていくのを自覚する。
日々性知識を蓄えていったエメリナも、いざこうして本番……
いや、この主人から進んで求めてくるという状況には免疫がなかった。
いくら知識を深めたとはいえ、実践はお互いにこれが初めて。
唇と唇とが近づくうちに、目は無意識のうちに閉じられる。
「は……む……ちゅ……」
「ちゅ……エメ、リナ……っ」
軽く触れ合うだけの唇。
続いて、啄むようなものへ。
たどたどしいが、二人の熱は顔に留まらず全身へと巡る。
紛れの無い、愛しい人との口付け。経験が無くとも、本能がその情欲を昂ぶらせる。
初々しく、しかし貪欲に。もう少し、もう少し先へ。
啄みあっていた唇はやがて押し付けるようなものへと変わり、内側の粘膜とも触れ合う。
「ん、んんっ……ちゅ、ぢゅ……っ……」
未だ目を閉じる中、徐々に深さを増していく口づけはその音を強めていく。
カインはとうに知ることだが、視界を塞げば他の部分はより鋭敏となる。
淫らさを含み始めた音は、耳から脳へと流れ込み、理性を溶かす。
「あっ……」
口づけをしたまま、カインはその身をさらに深く押し当てる。
皇子の中では最も細いとはいえ、帝国の鍛えられた青年であることには違いなく。
対するエメリナは非常に小柄であり、体躯の差は歴然である。
肩と頭に腕を回されれば、彼女はすっぽりと納まるように抱きすくめられていた。
「ふぁ……ん、んんっ……ちゅ、っはぁぁ……ぷぁっ……んぁぁ……」
甘美な刺激。いつこれをやめればいいのか。
その機がわからず、結局お互いの息が切れるまで唇を吸い合い、舌を絡め合う。
蠢く舌が掻き回しているのは口内だというのに、まるで頭の中そのものを掻き回されているような。
そんな錯覚さえ覚えてしまう口づけも、ようやく終わりを迎える。
粘ついた銀の糸がゆっくりとちぎれていく様を眺めながら、より頬を紅潮させて二人はお互いを見つめ合う。
- 241 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/05(火) 22:32:08.72 ID:bGXJbjpd0
- ――
「エメリナ……ぬ、脱がすよ?」
「あっ……」
少女を抱きしめていた腕が動き、脱がしにかかる。
だぼついているとはいえメイド服の作りは普通のものとは少し異なる。
本来であれば手間取ったであろうその行為も、予習を済ませた皇子であれば問題ない。
「ご、ごめんなさい……こんな、貧相な身体で……」
従者の証が取り払われれば、まるで子供のような身体が露わになる。
胸部はほんの僅か、申し訳程度の細やかな膨らみがあるのみ。
主への奉仕の仕方を語り合ったり、料理を教えてくれる先輩のメイドとは比較にならない。
「……っ」
しかし、詫びながら覗きこんだ主の顔は……
既に赤かった顔はさらに朱が増し、食い入るように細やかな膨らみを見つめていた。
そして、喉を鳴らす音がいやに大きく響く。
「い、いや……すごく、綺麗だと思うよ」
そしてその音を誤魔化すかのように、カインはその身体を褒める。
異性の裸を見ることはこれが初めてな彼にとって、それは嘘偽りの無い言葉だった。
「カイン様……うれ、しいです……どうか、あなた様の望むままに……!」
「あ、ああ」
エメリナの瞳が潤む。
子供のような自分の身体を、最愛の人が受け入れてくれた。
称賛の言葉だけではない。
荒さを増した吐息が。
再び鳴らされた喉が。
そして身体に触れている、彼の熱いシンボルが。
全てが、それを裏付けてくれる。
それが何よりも嬉しくて。
恥ずかしさと申し訳なさはまだ残るものの、少女は微笑みながらその身体からゆっくり力を抜く。
この身の全てを、主に捧げるために。
- 242 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/05(火) 22:33:59.89 ID:bGXJbjpd0
- ――
「んっ……! ふっ……ぁ……!」
躊躇いがちに伸ばされた手が、そっと緩やかな丘を撫でる。
たとえ豊かではなくとも、そこが性感帯であることに変わりは無い。
自身で慰める時とは違う、男の手による愛撫。
くすぐったさに混じる快感に、エメリナは吐息を漏らしながら悶える。
「……エメリナ」
自分の手で、彼女が反応を示してくれる。
不安材料であった自分の技術の問題もどうやらクリアできたらしい。
それならばと、カインは徐々に息を荒げて、己の欲望に従い始める。
小ぶりな丘の頂で、ぷくりと硬く尖った先端。
控えめながらに確かに主張しているそれは、彼女そのものに見えて愛おしい。
「カイン様っ……あっ、くっ、ふぅぅっ……!?」
撫でられ、揉まれ、摘まれて。
声を押し殺そうとしても、まだまだ弄られて執拗に捏ね回される。
ぴりぴりと痺れるような刺激に、やがて声は抑えられなくなる。
「エメリナ……あぁ、可愛いよエメリナ……!」
「きゃっ!? カイン様、そんなっ……んぅ!」
触るだけでは満足しきれなくなったのか、指の次には唇が迫る。
次の瞬間には、硬くなった乳首は無遠慮に吸い付かれていた。
「んっ、んくぅ!? ふぅぅ……!」
より強い刺激に漏れそうになる嬌声を、指を噛んで堪えるエメリナ。
そんな姿を見て、ますますカインは昂ぶり激しさを増していく。
夢中になり異性の胸に吸い付くなど赤子のよう……
かつてのカインならば避けたであろう行為も、今は躊躇いも無くできてしまう。
……そうせずにはいられないほどに、目の前の少女が愛しかった。
(エメリナ、もっと――君の可愛い姿を、僕に見せてくれ……)
必至に指を噛んで耐えようとするその姿がいじらしくて。
小さいながらに自分を惹きつけてやまないこの胸をもっと弄りたくて。
あのまま、目が見えないまま偽りの強者として腑抜けていれば、この光景は拝めなかったことだろう。
これまで見られなかった分。これからはより深く彼女の全てを見よう。
まるで埋め合わせをするかのように、凝視しながらの愛撫はさらに続いていく。
- 243 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/05(火) 22:34:50.84 ID:bGXJbjpd0
- ――
唇が触れては、離れる。
舌が這っては、離れる。
主の愛撫に、従者は抵抗することはない。
粘ついた音と、体内に滲みこんでしまうのではないかと思う程に塗りたくられた唾液。
耳も目も、その淫猥な情景をしっかりと受け取ってしまう。
(カイン様が、こんなにも私を……)
起伏の無い、女らしさの少ない未熟な身体。
劣等感すら抱いていたこの身体を、一心不乱に求められているという現実は、エメリナに大きな幸福感をもたらした。
抱いてはいけないと思っていた、主人への恋慕の情。
主と従者の関係として、奉仕はともかくとして……
こうして、愛し慈しまれることは望外の悦びだ。
(嬉しい……)
自分だけは、彼の味方でいようと思った。
たとえ気まぐれだったにしろ、あのままでは自分はどこかに売られていたのは揺るがぬ事実。
そして取り柄の無い自分は、きっとすぐに捨てられていたのだろう。
自分を救ってくれた、皇子様。
周りには表立った動きこそないが敵は多くて、当人もそれをわかった上で気にもしていなかった。
それでも……時折見せる陰が、どうしても気になって。
メイドに志願して、それから沢山の迷惑をかけて。
それでも――傍にいることを許されて。
そして今……こんなにも愛して貰えている。
「んっ……!カイン様……ありがとうございます」
「え?」
「こんな私を、愛してくださって……」
「……それを言うなら、僕の方さ」
「ありがとうエメリナ。こんな僕を、受け入れてくれて……」
照れ臭そうに笑うその顔は、かつてとはまるで別人で。
それでも、自分が大好きな人には変わりなくて……
- 244 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/05(火) 22:35:58.70 ID:bGXJbjpd0
- ――
「カイン様っ!」
「うおっ!?」
気がつけば、エメリナは全身でカインに抱きついていた。
予想外の行動に驚いてしまうが、カインも反射的にエメリナを抱きしめ返す。
「――って!?」
ここで止まるかと思えば、その勢いは止まらず。
不意を突いた形とはいえ、帝国の皇子が小柄な少女に一時とはいえ押し倒されるような構図となった。
「エ、エメリナ……?」
「私は、いつまでも、ずっと……カイン様のお傍に……」
「――そして、ずっとご奉仕致します!」
感極まった様子のエメリナに対して、カインは一瞬だけ昂ぶる熱とは違うものを己の身に感じた。
寒気。
本来感じる筈の無いそれだが、彼には心当たりがあり過ぎた。
「ま、待てエメリナ! 今日は僕が――」
「いいえ。カイン様が私を愛して下さるように……私だって、カイン様を愛したいです……!」
「っ……」
いつもよりもはっきりとした口調で告げられたその言葉に、カインは次の言葉を口に出せなかった。
彼女のあの卓越した技術も、全ては自分を想った故のもの。
こうして今、そしてこれからも肌を重ね合うというのに。
その努力の成果を全て無碍に扱うのは果たして正しいことなのか?
互いを愛し合う。それは男女の性交においてどこもおかしな点はないのではないか?
- 245 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/05(火) 22:37:27.75 ID:bGXJbjpd0
- ――
「えーい!」
「っ!?」
そうこう考えているうちに、カインの腹部にはエメリナが跨っていた。
心からの感謝の言葉は、どうやら彼女にも火をつけたらしい。
(こ、これは……)
跨られた腹部に感じる温かな感触。
柔肉だけではない。とろりとした、液状のものも感じる。
――ああ、僕でも彼女を感じさせることはできたのか。
小さな達成感も、これからを考えるとすぐに吹き飛んでしまう。
「し、失礼します……」
愛液が潤滑油となっているのか、エメリナは滑るように位置をずらしていく。
ぷにゅりとカインの膨張した性器が、エメリナの小ぶりな尻肉で挟み込まれるような形となった。
このまま騎乗位に移るのだろうか。
柔らかな感触に身を震わせながらそう考えている矢先、エメリナはさらに動く。
「ん……♪ まだ、です。まだ、ちゃんとご奉仕できてないから……」
可愛らしい、そう断言できる笑みを浮かべながら。
しかし同時に、口の端からたらりと唾液を零す姿が酷く淫らに見えて。
「エメ、リナ……」
もう静止をかけることすら忘れ、喉を鳴らして下腹部に熱をさらに集めることしかできない。
「あぁ、カイン様のおちんぽ、前よりもずっと熱くて硬いです……♪」
「本当に、私でこんなに興奮してくださっているんですね……」
唾液をまぶされ、ぬるぬるになったカインの肉棒が掴みとられる。
がちがちに硬くなったそれは、確かに以前のそれよりも遥かに立派になっていた。
まさかここに来て、薬に頼ったなどとは言えないが……
全てはエメリナの為であったことには違いないため、カインは荒い息を吐きながらも首を縦に振る。
実際に、ここまで深く彼女と身体を触れ合わせることは初めてで。
今までにない程に興奮しているのも、事実なのだから。
- 246 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/05(火) 22:38:37.49 ID:bGXJbjpd0
- ――
「……でも、ごめんなさい。私も、アイナさんみたいに胸が大きければパイズリができたのですが……」
「ふふ、僕を普通の男どもと一緒にしないでくれよ?」
「……僕は、控えめで高貴さのある小さい胸の方が好みだね」
「カイン様ぁ……」
最後の方は首を横にふいと向けてしまったが、その言葉は確かにエメリナの耳にも届く。
果たして本心か、励ましの言葉か。
それはわからないが、それでもエメリナを奮起させるには十分な言葉だ。
「今日は、いつも以上に、精一杯ご奉仕させていただきますっ!」
「ん、くああああぁぁぁぁっ!?」
そして、小さな胸での奉仕が始められる。
先端と乳首を擦り付けあったり、先の唾液で滑りがよくなっている胸全体でぬるりと扱いて見せたり。
小さいながらに、彼女はその身の使い方をしっかりと理解していた。
(嘘、だろ……!? なん、で、こんなにっ……!?)
ともすれば、一瞬で情けない声をあげてしまいそうになるのをカインは必死に食いしばる。
口で吸引されるだけじゃない。彼女は本当に、自分の為にあらゆる奉仕を学んだのだということが嫌でもわかった。
そのひた向きさは嬉しいが、あまりの心地よさに若干の恐ろしささえ感じてしまう。
それでも、様々な意味で自分は以前とは違うのだと頭の中で言い聞かせ、達することは耐える。
「あはっ♪ カイン様、まだ硬くなって、こんなに震えて……♪」
あの手この手で、奉仕は休まず続けられる。
胸の次は唇で。
頬張り全力で吸い込めばどうなるかは、流石にエメリナも学習した。
丸ごと咥えるのではなく、まずは側面から。
竿を優しく食むようになぞりつつ、要所で吸い付きながら頂を目指していく。
その間に、空いた手は張りつめた玉袋を優しく揉み解す。
「くっ……はぁ……っ!?」
「ん、んちゅ♪ んん〜、ちゅぷぅ……カイン様、気持ちいいですかぁ〜?」
「っ……! あぁ、いい、よ、エメリナッ……!」
かつて、これほどまでに何かに耐えるということをしただろうか。
暗黒街での生活はともかく、王城に戻ってからはおそらくないだろう。
声を噛み殺すので精一杯。
エメリナの唾液でわかりにくいが、自分でも先走った汁が溢れ出ているであろうことは自覚している。
限界は、もうすぐそこだ。
- 247 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/05(火) 22:39:47.57 ID:bGXJbjpd0
- ――
「ん、あん♪ んんっ♪」
再び体勢が変わり、エメリナの幼さの残る割れ目に挟みこまれ、彼女が腰を前後に動かし始めた頃。
本当にもう暴発してしまいそうになるその寸前で、今度はカインが動く。
この構えでは、次にどのような形に移行するかは彼でもわかった。
そしてそれだけは、避けたかったからだ。
「っぁ……エメリナ、ありがとう」
「――さぁ、ここからはまた僕の番だよ?」
「え……ひゃあ!?」
先程不意を突かれたように、同じことをやり返す。
本来の体格差であれば、カインが押し負けることはないのだ。
再び最初と同じ、カインが上の格好となる。
(ごめんよ、エメリナ)
普段であれば、このまま気持ちよく果ててもよかったのかもしれない。
しかし、自分の精力の限界を彼はよく理解していた。
このままエメリナの口や身体に射精すれば、彼女の中には……
エメリナを満足させてやることは、できないのだと。
想いを伝え、受け入れられた、大切な夜。
それを不完全なもので終えたくないと思うのは、きっと自分だけではないだろうと思って。
「……エメリナ、そろそろ、いいかな?」
「……っ!」
はち切れんばかりになったそれは、二人とも初めて見る程であった。
ただ愛しい人を全力で愛したい。
二人の共通した想いのおかげか、両者の準備は整っていた。
「はい……カイン様の、望まれるままに……♪」
顔を紅潮させながらも、エメリナもいよいよなのだとゆっくりと足を動かす。
ゆっくりとした動きなのは、やはり彼女も緊張しているからなのだろうか。
しかし開ききれば、手を太ももに添えてよりその場所がはっきりとわかるようにして雄を誘う。
晒された蜜壺は、すでに決壊したかのごとく蜜を滴らせていた。
- 248 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/05(火) 22:41:28.90 ID:bGXJbjpd0
- ――
「カイン様……もう、私……こんなに濡れちゃいました……♪」
「カイン様にご奉仕しなきゃいけないのに、その最中にも、気持ちよくなってしまいました……♪」
「こんな淫らな私でも、カイン様は――」
「くどいよ、エメリナ。僕は……君だから……」
言葉の途中で、今日一番の大きさでごくりと喉が鳴らされる。
無理もない話だろう。カインもいよいよなのだと覚悟は決めている。
しかし初めて見る異性の性器が、ああも淫らに自分を誘ってくるものなのかと困惑せずにはいられない。
書物で得た知識は、いざこうして実物を前にするとまるであてにならない。
「――君じゃなきゃ、駄目なんだよ」
ずい、とカインの身体がエメリナに近づく。
余裕があれば、あの淫らな壺に顔を埋めて蜜を啜りたい衝動にも駆られた。
しかし限界が近いことはわかっており、自分もエメリナもこれが初めてなのだ。
少し物足りない、もう少しと欲張りたくもなってしまうが……
今は、これでいい。
近くて遠かった二人にとって、まずはこれが大切な第一歩なのだから。
今はただ純粋に、この想いを伝えられればそれでいい。
「カイン様……」
髪をかきあげられ、互いの目と目でしっかりと見つめ合う。
見ることはもう叶わないのだろうと思っていたその宝石は、二人の頬を同時に赤くさせる。
「……お願いします。カイン様のおちんぽ――私に、ください」
「カイン様の全てを、私に、感じさせてください……!」
「あぁ……!」
体格差、それに伴う破瓜の恐怖。
全くないといえば嘘になるが、この想いの前には些細なこと。
愛しい人の力強い言葉を受け、股の間からはさらに蜜が垂れ落ちた自覚はある。
その脚はさらにひらかれ、その時を待つ。
- 249 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/05(火) 22:42:40.53 ID:bGXJbjpd0
- ――
「行くよ、エメリナ……」
優しくかけられた声に、首が縦に振っての了承。
最後の確認を済ませ、少し躊躇いがちに腕が伸ばされる。
緊張からなのか、僅かに汗ばんだ掌が太ももの内側に置かれ。
力が籠れば、華奢な少女の股はさらに押し広げられた。
「あっ……」
唾液や先走った汁、愛液とでぬめりにぬめったそれは、ぴたりとエメリナの割れ目に当てられる。
ほんの少し。あとほんの少し押されるだけで……
「エメリナ、痛かったら、言うんだよ?」
「は、はい……!」
向かいあい、見つめあい。
どちらからともなく、二人は身体を近づけあった。
もっと傍で。もっと近くで。
その存在を確かめたい。その存在を――刻み込みたいと思って。
「……っ!」
「んっ……くっ……!? っあああぁぁぁぁっ!?」
そして一呼吸置いて、二人は完全に重なりあった。
悦びの感情は強いが、それでも惜しむべきはこの体格差だろうか。
エメリナは下半身に奔った鋭い衝撃に、声を我慢しきれなかった。
痛い、だけではない。悦びもあるが息苦しい、なんともいえない圧迫感。
「エメ、リナ……大丈夫、か……?」
「は、はいっ……♪ カイン様が、私の中に……!」
しかしそれも、愛する人の言葉を聞けば薄れていく。
あの誰からも恐れられた帝国の第二皇子が、自分にこんなにも優しげな声をかけてくれる。
紆余曲折の末に辿りついたこの幸せな現実に、エメリナは歓喜の涙を零す。
「っ、ごめんやっぱり痛かったかい!?」
「い、いえ。これは、嬉しくて……」
そんな涙も指先で拭ってくれる優しさも、何もかもが嬉しくて。
この人はこんなに優しい人なのだと、みんなに知ってほしい。
だけど、自分だけが知っている秘密にもしたいと、愛する感情を抱きながら。
エメリナはその両腕を回し、再び全身で愛情を表現する。
- 250 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/05(火) 22:43:37.20 ID:bGXJbjpd0
- ――
「ん、はぁ……♪」
「ん、んんっ……!」
優しいのは言葉だけではない。
抜き挿しもゆったりと、慈しむように穏やかなもの。
にゅちっ、じゅぷっといやらしい水音こそ鳴り響くが、それも間隔に空きがある。
「はぁぁ……♪ カイン様、もう、激しくなさっても、大丈夫、ですよぉ……♪」
「折角だが、遠慮するよ。もっと、エメリナの膣内を堪能したいからね」
「――ああ、勿論、こっちの可愛い胸もだよ?」
「あ、ひゃふぅ♪」
片方の腕を伸ばし、摘むように先端を虐めてやる。
腰の動きもゆっくりとしたもので、じわりじわりと身体に馴染ませるように。
そして指で慰める時とは物が違う淫らな水音は、耳にも馴染んでくる。
カインのものも決して大きいとはいえないが、それを納めるエメリナは小さいのだ。
結果としてゆっくりと、しかし奥底が確実に突かれていく。
その一突きの度に、エメリナの身体は震えて甘い響きをもらす。
「あっ、んっ……くぅん♪ カイ、ン様ぁ……!?」
「まだだ。まだだよ……もっとじっくりじっくりと、ね……!」
焦らすように、動く速度が変わることは無い。
着実に昇り詰めていくエメリナも、徐々に余裕が無くなっていく。
奉仕しなければ、先にイかせなければと思っていても、彼女も今日が初めてなのだ。
その初めての、それもゆったりと優しい注挿でじわりと責められるなど想像もしていなかった。
「あ、あぁっ! だ、めぇ……! このままじゃ、ふあぁ……! わ、私が先にぃぃ……♪」
「いいんだよエメリナ、それで……!」
最後まで、ゆっくりと。
間もなく限界を迎える少女は知る由も無いが、別に主は深く考えてこのような焦らしを行っているわけではない。
ただただ習った基本に忠実に。大切な人を優しく扱いたい。
そして……この速度であれば、瀬戸際ではあるが自分も耐えられるのだと。
繋がってからの僅かな時間で、彼はそれを理解したのだ。
自分が先に果てて終わるのは御免被る。
何としてでも彼女を先に導いてやりたい。
砕けに砕けた皇子のプライドの中で、僅かに残されていた男としての意地が、彼を突き動かす。
- 251 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/05(火) 22:45:52.94 ID:bGXJbjpd0
- ――
落ち着いた絡み合いは、どれだけ続けられただろうか。
しかし、それもついに終わりを迎える。
ひっそりと呼吸を整え、休みを挟んでいた男と。
焦らす様に、しかし何度も何度も子宮を小突かれてきた少女。
どちらが先に限界を迎えるかは、明らかだろう。
「あっ……♪ だめぇっ♪ カインさまが、まだなのに……」
「もう、きちゃ―――♪」
「エメリナッ……!」
ゆっくり、ゆっくりと。
しかしその声を聞いた瞬間、カインは歯を食いしばって腰を深く突きだした。
最後くらいは、激しく。
「〜〜〜〜〜ッ!??」
これまで耐えてきた所に、慣れてきたところに、大きな一撃。
それは経験の無い少女へのトドメの一撃には十分過ぎた。
「あ、あ、あ、あっ……♪ いっ……ぁ……♪ イっちゃいますううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……♪」
「あああああ゛あ゛あ゛っ!? し、搾り取られっ……!?」
渾身の一突きは、少女から淫らな悲鳴を引きずり出すと同時に迸る精も吐き出した。
刺し違えるかのようになったが、僅かに少女が達した方が早い。
絶頂の余韻に浸り、胎内に熱いものが注がれていく感覚を受け止めながら。
きゅうきゅうと締め付けられ、このまま意識も刈り取られそうな幸福感を味わいながら。
「エメ、リナ……」
「カイン、さ、まぁ……♪」
二人はどちらからともなく腕を伸ばし、抱き合いながらその身を沈めるのであった。
――
- 252 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/05(火) 22:47:17.90 ID:bGXJbjpd0
- ――
特殊判定結果
カインvsエメリナ、夜の勝負の最終結果は?
カイン:夜57<エメリナ:夜100
カインに補正−43
01〜07:カイン勝利
08〜00:エメリナ勝利
コンマ01
01〜07:カイン勝利!!!
――――
―――
――
―
……
エメリナ「カイン、さまぁ……」ムニャムニャ…
カイン「……」
カイン「…………」
カイン「………………」
カイン「や、やった……!」グッ!
カイン(エメリナを、満足させてやれた……っ!)
エメリナ「むにゅぅ……」
カイン「ふふ、なんて間抜けで幸せそうな顔だ」ツンツン…
カイン「……今、鏡は見れないな」
カイン「僕も多分……似たような顔だろうしね……///」
カイン「……」
カイン「一応、アベルには感謝してやるかな……」ポリポリ…
カイン「でもそれ以上に、やっぱり僕も体力はつけないと不味いかなぁ……」
カイン「か、身体の節々が……」ギシギシ…
エメリナ「カインさま――次は、私が……吸いつく……」スヤァ…
カイン(……今日から鍛えよう)
- 253 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/05(火) 22:48:31.33 ID:bGXJbjpd0
-
――
※カインは独自に夜の戦い方を把握できたようです
――
――EXイベント6――
【戦いを終えて〜〜帝国第二皇子の初体験〜〜】 おしまい
- 254 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/05(火) 22:53:14.65 ID:bGXJbjpd0
- はい、というわけでおまけイベント6は以上になります
以前の判定でエメリナ控えめ、カインの技術は並なので意識するのが結構大変だったり……
いつものことですが、皆さんのご期待に応えるのは難しいものです
次は相当空いてしまった為お忘れの方も多いとは思いますが、おまけ6のちょっとしたアフター後に歌唱力の発表となります
ただ、そのあとの予定が決まっていないため、先にチケットを消費してのおまけイベントを再度募集しようかと思います
↓1〜5あたり自由安価で
本日もありがとうございました!
- 255 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/05(火) 22:55:14.08 ID:M+0epMFDO
- お兄ちゃんすげぇ……あのエメリナ相手に奇跡の逆転勝利決めおった……
てか
アベル×ティア:お互い貪り合い息も絶え絶え(アベル辛勝)
お兄ちゃん×エメリナ:終始甘々でお兄ちゃん辛勝
同じ夜レベル100相手でなんだこの内容の差は……
おまけイベントは流れに乗ってアイナ&スミレかなぁ。
ただ連続してR展開キツいとかならフィーアと白帝さんの遊びで。
- 256 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/05(火) 22:58:25.89 ID:6+hNoOws0
- パパン達に結婚・恋人ができたこと等を報告する子供組(示し合わせたわけではなく偶然に鉢合わせた、フィーアは純粋に会いに来た)
その流れで、ギルバート・ノワール・フローレンの恋愛関係を中心とした過去話
- 257 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/05(火) 23:05:31.57 ID:eEl+v6YvO
- おつおつ。
お兄ちゃん改心してから本当に運の上振れがすごいなぁ。
安価はフィーアと白帝竜の絡みが見たい。
白帝竜の住処に遊びに行ったり白帝竜に乗って帝国領内を(極力目立たないように)飛び回って野山とか色々なところに行ったりとか。
- 258 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/05(火) 23:05:44.67 ID:jU4b7tLkO
- あのいつもカービィされてたお兄ちゃんが勝った……!?本当にこのスレのコンマ凄いなおい
アベルとはまた違った甘さがあって控えめに言っても最高でした
次のイベントはロウルの副官頑張り物語とかできるかな?
- 259 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/05(火) 23:06:15.36 ID:ZPmZKTHDO
- >>256
- 260 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/05(火) 23:10:52.67 ID:TshqQ3vKO
- 抑えているとはいえ、むしろ抑えるって発想がある分ティアの方がエメリナ以上にどエロいのか……?
何にせよこれで帝国は安泰だな!
おまけはこの流れでパパンへの報告かな?流石にぶちギレはないと思いたいけど
- 261 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2019/11/05(火) 23:34:21.91 ID:+UNCPEvB0
- 今更だけど、歌手コンマどうなってた?
最高値はどれくらいなんだろう?
- 262 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/06(水) 00:43:12.34 ID:3va7z0zjO
- 普段は結構強気だけど、夜は甘いお兄ちゃん
普段は落ち着いてるけど、夜は意外とSなアベル
これお互いの夜の光景見せたらイメージ違って驚くだろうなぁ
- 263 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/06(水) 13:26:57.84 ID:8KSNGR7w0
- 結界の時とか改めて本当にお兄ちゃんは土壇場で強い
エロも良かったけど直後のエメリナの「吸いつく」というパワーワードが強すぎる
- 264 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/06(水) 13:54:31.00 ID:GqIitGII0
- 相変わらずエロ可愛くて良かった
- 265 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/06(水) 14:26:21.73 ID:Mvj44wV7O
- まぁでも男性陣のギャップはティアのそれよりはマシだから(震え声)
- 266 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/06(水) 23:32:12.59 ID:eLZH6EqR0
- こんばんはー
コンマと票数的に、次のイベントはギルバート達の過去編でしょうかね?
ざっくりしたものしか考えていなかったので、肉付けを色々考えたいと思います
遅くなってしまいましたが、ほんの少しだけ再開です
- 267 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/06(水) 23:33:31.34 ID:eLZH6EqR0
- ――
……
エメリナ「むにゅ……」
カイン「……」ジー…
カイン「目が見えるって、本当に素晴らしいことだったんだなぁ……」プニプニ
エメリナ「んぅ……」
カイン「……」ホッコリ
カイン「このまま眺めていたいけど、今日は今日で仕事はあるし……」
エメリナ「……カインさまぁ……」スヤァ…
カイン「……エメリナも初めてで疲れただろうしね。今日はまだ寝てていいよ」ポン
カイン「――今の僕なら、いつも以上に早く仕事を片付けられそうだしね!」バサ!
カイン「……」チラ…
おまけ判定
↓1コンマ一桁
- 268 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/06(水) 23:33:55.74 ID:V+uRcfqNO
- そぉい
- 269 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/06(水) 23:41:18.23 ID:eLZH6EqR0
- 奇跡の勝利で掴んだもの
コンマ74
カイン:夜57+4=61
――
カイン「……うん、なんだか男としても成長できた気がするし……」
カイン「今日からの僕は、また一味違うぞっ!!!」
カイン「……」
カイン「……って、朝からすっごくいい気分なのに」
カイン「なんだろう、風が騒がしい……」
カイン「この感じ、またちょっとした厄介ごとが起きるか……?」
カイン「やれやれ、何処の誰だか何だかわからないけど、エメリナとの余韻を邪魔するとは無粋だねぇ」
カイン「ま、このかつてなく満ち足りている僕なら、どんな問題でもすぐに解決するだろうけどね!」
カイン「はーっはっはっ!」
エメリナ「んにゅ……」ゴシゴシ…
エメリナ「はわっ!?///」
エメリナ「お、おお、おはようございますカイン様ぁっ!?///」
エメリナ「す、すぐに支度を整えますので……」ワタワタ…
エメリナ「あわ、あわ……きゃー!?」ステーン!
カイン「ああ、ごめんよエメリナ!? 落ち着いて、今日は僕がやるからさぁ!?」オロオロ…
――
- 270 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/06(水) 23:43:02.42 ID:eLZH6EqR0
- ――小イベント『歌うことは心の豊かさ?』――
――その頃……――
【聖国・教会】
リーナ「ふんふ、ふんふ〜ん……」
アルフ「張り切っているな、リーナ」
リーナ「当然です。何しろ大切なお友達の結婚式が、ここで挙げられるのですよ?」
リーナ「すぐではないとのことでしたが、今から入念に不備がないか確認しておきませんと……!」
マークス「リーナ様のお手を煩わせないよう、私達も常に清掃には気を配って入るのですが……」
リーナ「ええ、確かにマークス神父の仰る通りですわね」
リーナ「かなり細かいところまで確認したというのに、非常に綺麗で気持ちがいいですわ!」
リーナ「皆さん、いい仕事でしてよ!」グッ!
聖国兵達「「ありがとうございますっ!」」ビシ!
アルフ「教会の用意は万全、ドレスの用意もある。これで、式が早まっても大丈夫そうだな」
リーナ「そうですわ、ね……?」
アルフ「どうしたリーナ?」
リーナ「……」
リーナ「式の時の祝福の歌は……大丈夫ですの……!?」
アルフ「!?」
マークス「!?」
リーナ「勿論、肝心の新郎新婦に拒否されたならば引き下がりますけども……」
リーナ「我が聖国での結婚式、聖歌隊や参列者の方による祝福の歌は伝統ですの」
リーナ「神を讃えるというよりも、新郎新婦への祝福の意味合いが強いこの歌……」
リーナ「最近は戦争でろくに歌っていませんでしたけど……だ、大丈夫でしょうか?」ドキドキ
リーナ「……よし。折角教会ですし、今ここで歌ってしまいましょう。兄上、マークス神父! 援護を頼みますの!」スゥー…!
アルフ&マークス「「!!?」」
――
- 271 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/06(水) 23:44:13.77 ID:scjDIsMCO
- ぶっちゃけお兄ちゃん
今なら捕虜や奴隷に対して十分なレベルで
性的拷問とか行えるスキル得てるよね
ただどう転んでもそれを実行する状況にならない
- 272 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/06(水) 23:45:28.08 ID:eLZH6EqR0
- ――
それぞれの歌唱技能
50で並。70以上で聞き惚れるレベル
00(最強)>偶数ゾロ>奇数ゾロ(壊滅)
(>>24より)
1リーナ:56(聖国王女ですもの。でも久々で鈍っちゃったかも)
2アルフ:29(……気づいてしまったようだな。私が意外と脳筋であると……)
3マークス:20(元気なのはよろしい。でも、もう少し周りに合わせましょう)
――
リーナ「♪〜、♪〜〜」
アルフ「あ、あぁ〜、ぁぁ……?」
マークス「まああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
リーナ「――練習して正解でしたわねぇお二人ともぉっ!!??」クワッ!
アルフ「お、落ち着こう。一旦落ち着こうリーナ?」ガタガタ
マークス「そ、そうですな。神はきっとこれを克服する時間を与えてくださいます……」ガタガタ
リーナ「あ、危うく大切な結婚式が大惨事になるところでしたの……」プルプル…
アルフ「私としたことが……戦や異教徒にかまけて、ここまで悪化しているとは……」ガクリ
リーナ「……かく言う私もですわ。以前と比べたら、全然駄目ですの。あとマークス神父はまず音量を下げてくださる?」
マークス「はい……」ショボン
リーナ「しかし困りましたわね……聖国の王族である私達がこんな有様だなんて、由々しき事態ですの」
リーナ「式への影響もですが、聖国全体への影響も出かねませんわ……」
アルフ「流石に聖国内で誰かに教えを乞うのは避けたいところだな……」
リーナ「……それなら、他国に頼るまでですわ! ついでに参列してくれそうな方の歌唱技能もチェックですの!」
アルフ「なるほど、その手があったか!」
リーナ「善は急げですわ! マークス神父、留守をお願いしますの!」ダダダダ!
マークス「かしこまりました。どうか、お気をつけて!」
――
- 273 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/06(水) 23:47:15.01 ID:Bc6e+rZwO
- さぁ、ジャイアンは誰だ
- 274 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/06(水) 23:49:03.01 ID:scjDIsMCO
- マークスさん珍しく低めだな
見方によってはマークスさんでさえこうなるってことか
- 275 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/06(水) 23:58:56.22 ID:eLZH6EqR0
- ――
……
【帝国・???】
アルフ「……リーナ」
リーナ「なんですの?」
アルフ「確かに私は、お前一人では不安だからついていくとは言ったぞ?」
アルフ「言いはしたが……」チラ…
ギルバート「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴ!
バーンズ「……」ズズズズズズズ…
フローレン「あらぁ? 随分と珍しい人がやってきたわよあなたぁ?」クテー…
アルフ「……何故にここから攻めた?」ダラダラ
リーナ「式には関係の深い方ですし、帝国最強ならば歌も最強なのでは?」
リーナ「そう思った次第ですわ」ムフー!
アルフ(……私もリーナも、知性を鍛え直した方がいい気がしてきたぞ?)
ギルバート「……聖王家の者が、こんなところまで何用だ?」
リーナ「あ、朝早くからおしかけてしまったことは謝りますの……」ペコリ
リーナ「ただ、私達は今少々事情がありまして……歌が上手い人を探していますの」
ギルバート「……歌?」
アルフ「……はい。そして、今はまだ深くは話せませんが……」
アルフ「ギルバート殿、あなたにも完全には無関係、という話でもありません」
ギルバート「……ふむ」
ギルバート「死合に来たわけではないのか」
リーナ&アルフ「「違います」」
ギルバート「歌などという娯楽……もう幾十年も忘れていたな」
リーナ「……聖国も、王国も、帝国も。これから変わっていきますわ」
リーナ「歌で少しだけ、心に余裕を持ってみるのもいいと思いますわよ」
ギルバート「……よかろう」
ギルバート「――このギルバート、挑まれた戦いからは逃げも隠れもせぬっ!!!」ゴゴゴゴゴゴ!
アルフ(挑んではないのだが……)
――
- 276 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/07(木) 00:09:23.07 ID:7B0QORoz0
- ――
元・帝国上層歌唱技能
4ギルバート:02( ギルバート は 覇者の雄叫び をあげた !!! 弱者はこれだけで封殺できちゃう)
5バーンズ:58(なんと兜越しでもちゃんと聞こえる。やっぱり兜取れよは禁句)
6フローレン:65(いい歌声。でも歌っている途中からやる気を無くすので減点)
――
……
ギルバート「 ズエアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァッッッ!!!! 」ビリビリビリビリ!
小鳥「」ボト…
虫「」バタ…
小動物「」ビクンビクン…
リーナ(身の危険を感じて防壁を張ってなかったら即死でした……)ブルブル…
アルフ(なんという怪物だ……)ブルブル…
バーンズ「おぉ、流石は陛下……! なんと勇ましい……私には、この程度の声しか出せない〜♪」
リーナ「いや、そっちが正解ですのよ!? というよりもあなた、よくその状態で歌えますわね!?」ビックリ
バーンズ「……兜越しでの会話が明瞭に聞き取れるよう、訓練はしてきたのでな」
アルフ(兜を取るという発想はないのか……)
フローレン「ふぅん、意外とやるわねぇバーンズ」
フローレン「でもこれが、本当の歌声なのよぉ? ら〜らら〜♪」
リーナ「おお……私達よりもずっと上手ですの……!?」
フローレン「当然よぉ。私を誰だと思っているのかしらぁ?」ドヤァァ…
フローレン「何しろ私は――」
ギルバート「 シェエアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァッッッ!!!! 」ビリビリビリビリ!
フローレン「ちょっとあなたぁ!? せっかくの私の美声が潰されちゃうからやめてぇ!?」
リーナ(さ、先行きが不安ですの……)
――
- 277 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/07(木) 00:10:34.53 ID:SOt4KZNLO
- 滅びの歌(物理)
- 278 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/07(木) 00:12:59.77 ID:W7WQhtKVO
- パパン海に続いて一桁とか、もしかして本当に戦闘以外はポンコツなのか!?
- 279 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/07(木) 00:14:46.77 ID:kdsV/XZoO
- むしろ戦闘特化してるから歌声が音響兵器になってる可能性が微レ存……?
- 280 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/07(木) 00:14:59.90 ID:7B0QORoz0
- イベントの途中ですが、今日はここまで
今回の歌唱力判定は、全体的にみんな低め+ギルバート以外に致命傷を負った人はいます(白目)
まあ他の技能は生活上必要ですが、歌は使わないですからある意味納得の結果かも?
本日もありがとうございました!
- 281 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/07(木) 00:15:49.74 ID:+Y3V43n10
- 乙
- 282 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/07(木) 00:19:38.09 ID:kdsV/XZoO
- おつおつ。
いったい誰が被弾したんだ……海の時みたいにノワールアベルか、もしくはまさかの妹組ではないかと予想してみる。
- 283 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/07(木) 00:23:35.83 ID:wQTT+NBJO
- 乙です!この誰がどんな目にあうかわからない技能判定ほんと大好き
でもこのパパンに結婚式会場来られたら地獄絵図にしかならない……
- 284 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/07(木) 00:30:19.53 ID:miiOaomDO
- 乙です
- 285 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/07(木) 09:59:41.83 ID:UwMADFxA0
- そもそもパパン
式場に現れたら歌う前に気合いのオーラで参列者の大半を失神させそう
負けたらギャグ要員をここまで突っ走るキャラも珍しいというか
まあパパンは「愛すべき」が枕にくるから特に問題もないけど
- 286 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/07(木) 13:29:37.20 ID:5f9l245R0
- ギルバートの大体のステータス
戦闘→ラスボスに相応しいレベル4000オーバーのガチのバケモン
夜→男性キャラ最強。流石アベルのお父さん
酒→ノワール以外には負けなしの酒豪
海→犬神家
西瓜→木っ端微塵
歌→滅びの歌
クリア後のご褒美みたいなものだからだけど、まさかラスボスとこんなに微笑ましく交流できるとは思わなかったわ
- 287 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/07(木) 23:22:53.15 ID:7B0QORoz0
- こんばんはー
ギルバート達との交流というか生存は、以前のキアラの判定をクリアしているのが大きいですね
(あと、戦闘から外れた瞬間に一桁コンマや99フルパワースイカクラッシュとかある意味コンマ運が強いギルバートのおかげ)
本日もちょっとだけ再開です
- 288 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/07(木) 23:23:40.49 ID:7B0QORoz0
- ――
……
リーナ「……堪らず逃げてしまいましたわ」ハァ…
アルフ「魔女フローレンの歌も悪くはなかったのだが……」
リーナ「あの人は駄目ですわ。なんだか、歌っている最中に欠伸をしそうな気がしますの……」
アルフ「ううむ……」
リーナ「とりあえず、次に行きましょう。次はそうですわね……」
……
【王国・街道】
アルフ「……リーナ、まさかとは思うのだが」スタスタ
リーナ「なんですの兄上?」スタスタ
アルフ「……国王と深紅の令嬢に頼むつもりなのか?」ドキドキ
リーナ「……王国で私達が頼れそうな人はそこしかいませんの……」
アルフ「むしろ人選的に、追加の国際問題が生まれかねない気がするのだが……」ダラダラ…
ネスト「おや? リーナさんにアルフさんじゃないですか。えらく珍しい光景ですねー」
リーナ「!!」
ネスト「……って、もしかして国家間の機密――」
リーナ「ネスト、歌ってくださいな!」ビシ!
ネスト「唐突に無茶振りかましたよこの王女様!?」ガーン!
アルフ「……すまないが、頼む」ペコリ
ネスト「えぇー……な、なんなんです一体……?」スゥー…
- 289 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/07(木) 23:25:25.62 ID:7B0QORoz0
- ――
7ネスト:60(特に気にしたことはないけど人並み以上には歌える。なのに怒られる)
――
ネスト「ららら〜♪ ……って、こんな男の歌なんざ下手に決まってるでしょ恥ずかしい……」
般若「」クワッ!
ネスト「うおおおおぉぉぉぉぉぉ!?」ビックゥ!
リーナ「またですの!? またですのあなたはぁ!?」ユッサユッサ!
ネスト「おうおうっ!? な、何がぁ!?」ガクンガクン!
リーナ「あなた、前の料理の時もなんだかんだ言って私よりも美味しく作っていましたのおぉぉぉぉ!」ユサユサ!
リーナ「い、今の歌も私よりも上手でぇぇぇぇ!」ユサユサ!
リーナ「いくらお友達でも、謙遜するふりして自慢は酷いですのぉぉぉぉぉぉ!」ユサリ!
ネスト「おっふ……い、いや、俺は別にそんなつもりは……」ヨロ…
アルフ「落ち着くんだリーナ。流石に彼も混乱している」
ネスト「いや、この王女様が時たまぶっ飛ぶのはもうわかってはいるんですが……」
ネスト「今日はアルフさんも一緒で王国になんて、本当に何事なんです?」
アルフ「……詳細は言えないが、歌の上手い人物を探しているのだ」
ネスト「ははーん……」
ネスト「……え? 国王様達に歌わせるつもりで来たんですか!?」
リーナ「その通りですの!」
ネスト「ま、まぁ大きな問題じゃないならいいんですけど……」
ネスト「それじゃ折角ですんで案内しますよ。俺も丁度手伝いを終えて戻るところでしたし」
アルフ「すまないな……」
――
- 290 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/07(木) 23:27:55.42 ID:zr7uITC5O
- 密偵という危なっかしい立場にいるにも関わらず安定したコンマ運を誇るネスト
ヒバリと並んで>>1にとっては癒しなのではなかろうか
- 291 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/07(木) 23:31:43.65 ID:7B0QORoz0
- ――
【王国・王城】
ネスト「国王陛下、ご依頼のあった地区の貴族の情勢調査、完了致しました」
クラウス「すまない、助かったよ」
クラウス「アベル皇子の斥候部隊をこうも長期間頼ってしまうのは、本当に情けないとは思うのだが……」
スカーレット「真っ先に貴族連中に買収か排除されたのが斥候部隊だったのが痛手でしたわ」
スカーレット「後進の育成にもまだまだ時間がかかりそうで……」フゥ…
ネスト「あはは、別に大丈夫ですよ。俺も殿下を援助してくださっている王国には大きな恩がありますし」
ネスト「あ、あと珍しい二人が来客に来てます。それでは御免!」シュ!
アルフ(説明が面倒で逃げたな……当たり前だが)
リーナ「突然の訪問、お許しください」ペコリ
クラウス「む……聖王家のお二人が揃って王城にいらっしゃるとは……」
スカーレット「……何かまた、よからぬことですの?」
アルフ「い、いえ。今回は然程重要な案件ではないのですが……」チラ
リーナ「不躾ですが、私達は今現在、歌の上手い人を方々に探している最中ですの」
リーナ「それでもしよろしければ、お二人にも……」
クラウス「う、歌……?」
スカーレット「これはまた、予想外ですわね」
アルフ「本当に申し訳ありません。私と妹の歌唱力がもっとあれば、このような事態にはならなかったのですが……」
リーナ「ちょっと兄上!? 私は一応そこそこには歌えていましたでしょう!?」
クラウス「事情はわからないが……」スッ…
スカーレット「歌う程度ならば、お安いご用ですわ」スッ…
――
- 292 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/07(木) 23:39:43.18 ID:7B0QORoz0
- ――
8クラウス:61(王国民へ呼びかけるために、声には結構気を使っていたようです)
9スカーレット:09(1/2の確率で喋らせたら不味い人が、歌なら平気なわけがないのです)
――
クラウス「あー、あぁ〜♪ ……ど、どうだろうか?」ドキドキ
リーナ「お、お上手ですの……」ガクリ
クラウス「よかった……歌など、あまり歌う機会が無かったもので」
クラウス「民に声を届ける為に、声の出し方や喉の維持には結構気を使っていたのだが、その成果だろうか?」
アルフ「なるほど……」
リーナ「むぅ、これは私達も見習うべきですわね」
クラウス「お役に立てたなら幸い……といいたいが、肝心なのは歌そのものだったね」
クラウス「そうなるとやはりもっと上手な者を探した方が――」
スカーレット「××れて♪ 嬉しいか♪」
王国兵達「「イエス!」」バッ!
スカーレット「それならアナタは×よ!」
スカーレット「ワタクシに♪ 言わせれば♪ 全員××××××!」
リーナ「!?///」
アルフ「!?///」
クラウス「スカーレット将軍および今合いの手を入れた者、全員自室待機っ!!!!」ビシッ!
スカーレット&王国兵「「そ、そんな陛下っ!?」」ガーン!
――
- 293 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/07(木) 23:42:20.82 ID:744zcFKMO
- SM判定フォーラムwwww
そうなると王国兵はMばっかなのか……?
- 294 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/07(木) 23:44:27.56 ID:r4beE7GpO
- スカーレット将軍(CV:杉田智和)
- 295 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/07(木) 23:49:43.30 ID:7B0QORoz0
- ――
リーナ「な、なんだか危なそうな歌でしたわね……///」
アルフ「あ、ああ……」
リーナ「でも、合いの手はやはりいい手段かもしれませんわね!」
アルフ「流石に祝福の歌にあのような合いの手は無いがな……」
アルフ「とにかく、あれではとても参考にならないぞ」
アルフ「というよりも、いたずらに国王の心労を増やしてしまっただけのような気もする……」
リーナ「……後日、改めてお詫びの品を持って来ましょう」
リーナ「聖国も帝国も王国も、上層部はこれで全滅ですわね……」
リーナ「他に私達が頼れそうな人は……」
アルフ「……もう、わかっているだろうリーナ?」
……
【帝国・王城】
アドルラン「何?」
カイン「僕たちに?」
アベル「歌を歌え……だと……!?」
リーナ「お願いですの! このとーりですのっ!」パン!
アルフ(あぁ、とうとう式のメインの片方にまで頼る始末か……)
アドルラン「むう、よくわからないが……そちらも大変なようだなアルフ」
アルフ「すまないなアドルラン……お前達が現状、一番忙しいであろうに……」
カイン「……今朝感じた風はこれか」ボソリ…
アベル「?」
カイン「ま、どうということはないね。歌なんて歌った記憶はほとんどないけど……」
カイン「今の僕は、きっとなんだってできるからねぇ……!!!」バッ!
アドルラン「私もあまり経験はないが、声を出すのは好きだぞ! やってみようじゃないか!」
アベル「お、俺も歌うのか……」
リーナ「当然ですの! さあ……さん、はい!」
- 296 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/07(木) 23:54:43.87 ID:7B0QORoz0
- ――
10アドルラン:40(ちょっと豪快すぎるかな? もう少し抑えてみましょう)
11カイン:42(歌っていると徐々に熱が入っちゃうタイプ。落ち着きましょう)
12アベル:89(なんで普段歌わないの? その気になれば多くの人を魅了できる筈)
――
アドルラン「ららららー! らーらーらあああぁぁぁぁぁぁ!」
アルフ「……わかってはいたが、やはりアドルランは私やマークス神父と同じタイプだな」
リーナ「ああもう! もう少し抑えるんですの!」バッ!
アドルラン「むう、なかなか難しいものだな」
カイン「そーれなーらばー、僕の歌声はぁぁぁぁああああああ♪」
カイン「ふっ、どうだいこの歌声! 天にまで響く――」
リーナ「お兄さんと一緒ですわね」
アルフ「驚いた。カイン皇子も我々と同じ脳筋の類だったのか?」
カイン「ぐほぉっ!?」グサァ!
アドルラン「おお、私とカインは似ているようだな。兄として嬉しいぞ!」ハハハハ!
カイン「僕は嬉しくないよ!? くそ、けどアベルよりはマシ――」
アベル「〜〜〜〜♪ 〜〜〜♪ ……も、もういいだろうリーナ、アルフ!?///」
リーナ「」
アルフ「」
アドルラン「」
カイン「」サラサラ…
- 297 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/08(金) 00:06:59.98 ID:TwoltMUe0
- リーナ「……」パチパチ…
アルフ「……」パチパチ…
アベル「め、珍しい顔をしながら拍手をするな!?///」
リーナ「いや、だって……アベルあなた……」
アルフ「私達が聞いた中では、圧倒的に上手いぞ……?」
アベル「そ、そんなわけないだろう。あまりからかわないでくれ……///」
アドルラン「いや、私も今の歌はすごく上手かったと思うぞ?」
アドルラン「疎いものでいい言葉が出てこないのだが……」ムムム…
リーナ「……声の強弱、切り替えが上手いのだと思いますわ」
リーナ「それに改めて聞くと、アベルの声は元々が耳に入りやすいですわね」
カイン「な、なんでだアベル……」ガクーン…
アベル「そ、そう言われても……」
アベル「確かに、黒騎士やかつての王城内で冷酷非道を演じる時は、意図的に声の雰囲気も変えるようにしていましたが」
アルフ「なるほど……野心を隠すために鍛えられた、隠された才であったわけか」
アベル「や、やめてくれ。俺はそもそもこんな歌を人前で披露するなど、がらでは無いし……///」
アベル「し、失礼する……!///」ピュー!
リーナ「あ、待って欲しいんですのぉ!?」
アルフ「……惜しいが、やめておけリーナ」
アドルラン「はははは、アベルがあそこまで赤くなるのも珍しいな」
カイン「くそ、いつか僕だって……」
アルフ「しかし参ったな。アベル皇子に頼むのは酷と言うか本末転倒だ」
リーナ「他に歌が得意そうな方は……」
カイン「とりあえず、アベルクラスなら問題ないのか?」
リーナ「そうですわね。十二分な合格点ですの」
カイン「それなら、二人ほど心当たりはあるよ」
- 298 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/08(金) 00:21:33.33 ID:TwoltMUe0
- ――
ローズ「あら、アドルラン様にカイン様?」
ノワール「二人とも、アベルに何かあったのか知りませんか?」
ローズ「さっき顔を真っ赤にして全力疾走してたのヨ?」
カイン「くっ……くく……」プルプル
ノワール「?」
アドルラン「ああ、すみません義母上。ちょっとアベルはそっとしておいてあげてください」
ローズ「何かあったのネ……」
ローズ「それより、後ろの二人はもしかしなくても……」
リーナ「お邪魔していますの。カイン、このお二人が心当たりのあるという?」
カイン「ああ。メイド長ローズに、母さんすら一瞬で叩きのめす黒妃ノワール……」
カイン「その実力や多才さは、帝国においても間違いなく最高峰さ」
ノワール「こらカイン、あまり持ち上げすぎないで?」
ローズ「全力は尽くすけど、アタシはアタシにできることしかできないわヨ?」
アドルラン「その全力で、あらゆる分野に精通なされているような気もしますが……」
アルフ「なるほど、この気配……やってくれそうな感じがするな」
ノワール「?」
ローズ「聖王家直々のご依頼……といったところかしらネ?」
リーナ「その通りですの! お二人とも、この場で歌ってくださいな!」
ローズ&ノワール「「……え?」」
――
- 299 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/08(金) 00:23:10.04 ID:TwoltMUe0
- ――
13ローズ:09(ついに発覚メイド長の弱点。歌に力を込めるとどうしてもレディーから遠ざかっちゃう!)
14ノワール:01( や め て き か な い で く だ さ い ! ! ! )
――
ローズ(雄)「る゛あ゛あ゛あ゛ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ローズ「――ああもうっ!/// レディーの秘密を暴かないでちょうだい!///」クネクネ
リーナ「」
アルフ「」
アドルラン「」
カイン「」
カイン「――はっ!? ま、まだだ! 義母さんなら――」
ノワール「――」
――しばらくお待ちください――
ノワール「うあああぁぁぁ……誰か私を殺してくださいいぃぃぃ///」シクシク…
リーナ「」マッシロ
アルフ「」マッシロ
アドルラン「」マッシロ
カイン「」マッシロ
――
- 300 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 00:25:26.71 ID:Yp9pTA/tO
- この両親からアベルのあの歌唱力が産まれるって奇跡なんじゃないかな……
あとローズさんの雄の部分はアイナには需要ありそうだから(震え声)
- 301 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/08(金) 00:26:20.17 ID:TwoltMUe0
- まさかの頼れる大人組が揃って沈んだあたりで今日はここまで
はい、致命傷を負ったのはまずこの二人です。どちらかは頼れるだろうと思ったら驚きの結果でした
そしてまさかの範囲内最高値を出したのはアベル。どうなってるの(白目)
ちなみにあともう一人、致命傷を出した人はいますがそれはまた後日
本日もありがとうございました!
- 302 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 00:28:35.22 ID:WXYV3DDDO
- おつです。
あと一人残ってるのか……残りはヒロインズ&妹組&メイド組&マックスといった感じだが……
よし、被害を最小限にするためにも頼むぞマックス()
- 303 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 00:32:58.06 ID:KP05UqsRO
- おつおつ!これは完全に予想外だ……
アベルが歌うまで声がいいって、そりゃシアさん達も耳元で囁かれたらきゅんきゅんくる訳だわ
そしてパパンに続きあのママンまで急に笑えるコンマになり始るとかコンマ神仕事し過ぎ
- 304 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 08:44:18.44 ID:tiGRwy6pO
- ギルバートとノワール泳ぎに続いてほぼ最低値繰り出し合うとかやっぱりまだ夫婦なんじゃね?
- 305 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 10:46:42.45 ID:IamntGaA0
- まあノワールさんは経歴や長い軟禁生活鑑みたら
歌とは関わり持たずに生きて来たと考えられるし妥当ではある
アベルは……ネストがそこそこだし
貧民街での生活時代に意外と歌を拠り所にしてきたとか
もしくは子ども達や貧民の人々に偶然良い講師がいたのかも
(とかいってエリスやロウルが致命傷やらかしてたらどうしよう)
- 306 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 11:11:53.48 ID:Hcs7153wO
- なんだかんだ言ってパパンがノワールママン抱いちゃったのって、自分と似たところが多いって本能で悟ったからなんじゃないかな?
しかし詳しくは知らないけど、リアルな教会式結婚式って新郎新婦も讃美歌歌わされるんだよね?
そう考えるとアベルはかなりラッキーだな(エリスが致命傷でもカバーできる)
- 307 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 18:10:04.88 ID:p5oVdcKY0
- 新郎が新婦に対して
式中にピアノを演奏しながら歌を披露した結婚式があったのを
個人的には知ってる
- 308 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 23:48:19.27 ID:ZVd1Fzw80
- >>307
某芸人のあれのことならもう忘れてさしあげろ
- 309 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/09(土) 23:21:37.37 ID:g/QMgMX/0
- こんばんはー
昨日は空いてしまい、申し訳ありません
今日も遅くなりましたが、少しだけ再開です
- 310 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/09(土) 23:22:38.23 ID:g/QMgMX/0
- ――
……
カイン「い、や……驚いた、としか言えないね……」
アドルラン「う、うむ。まさかお二人が……」
ローズ「だ、誰にだって苦手なことはあるものなのヨ?///」アセアセ
ノワール「酷いものを聞かせてごめんなさい……///」
ノワール「……恥ずかしい話だけれど、この歳になっても歌を歌うなんて経験はなかったの」
ノワール「過去の私にとって、音や声は抑えるもの。体力の消耗を抑える意味でも、口はあまり開かない……」
ノワール「そうして生き延びて……囚われて。もう少しどこかで、機会があればよかったのだけれど」
カイン「っ……ごめん、義母さん」
ノワール「ああぁぁぁ!? でも、アベルにちゃんと、子守唄とかを歌っていてあげればこんなことには!?」ガーン!
カイン「か、義母さん……」
ローズ「フフ、ノワール様も本当に明るくなられたのヨ?」
ローズ「これもアベル様やアナタ達のおかげネ!」
アドルラン「うむ。誰であれ、笑っているのが一番! 義母上、あまり気を落とさないでください」
ノワール「あ、ありがとう。でも、折角頼ってくれたのにこれでは……」
リーナ「お気になさらずですの! 元々、私達が突然無理難題を投げかけているのですから」アセアセ
アルフ「ええ。それに歌が苦手なのは、こちらも同じことです」
ローズ「アタシももう少しは特訓した方がいいかしらネ……」
ノワール「私達に代わって、頼れそうな歌の上手い人……誰かいなかったかしら?」
ローズ「帝国では、あまり歌は重視されていないから……あ」
リーナ「心当たりがあるんですの!?」
ローズ「……あのコ達なら、もしかして?」
――
- 311 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/09(土) 23:23:43.86 ID:g/QMgMX/0
- ――
……
キアラ「え? 歌……ですか?」
フィーア「ど、どうして私とキアラ姉様なのでしょうか!?」ドキドキ
カイン「ローズさん直々のご指名だからだよ」
アドルラン「そして残念ながら、私達を含めてなかなか歌の上手い者には出会えていなくてな」
アルフ(一人、例外はいたが……今は黙っておこう)
リーナ「お願いですの!」パン!
キアラ「う〜ん、そこまで頼まれてしまうと恐縮してしまうというか……」
フィーア「お友達のお願いは聞いてあげたいのですが……」
妹ズ「「は、恥ずかしいです……///」」
アドルラン「はははは! 大丈夫、一度歌い始めてしまえばこっちのものさ」
カイン「正直な所、今の僕はどんな歌が来ても耐えきれる自信があるから安心しなよ?」
キアラ「何があったんですか!?」
フィーア「ほ、本当に少しだけですよ?///」
リーナ「どんとこいですの!」
キアラ「うぅ、フィーアちゃん、一緒にお願いできる?」
フィーア「勿論です! むしろ姉様、お願いします!」
キアラ「よ、よし……」スーハー…
フィーア「いきます……!」スーハー…
――
- 312 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/09(土) 23:24:41.43 ID:g/QMgMX/0
- ――
15キアラ:67(まさに天使の歌声。練習すれば、きっともっと良くなる筈)
16フィーア:64(姉様と一緒に歌っていたおかげか。こちらも天使です)
――
キアラ「〜〜〜〜♪」
フィーア「〜〜〜〜♪」
キアラ「〜〜♪ 〜♪」
フィーア「〜〜♪ 〜♪」
キアラ「……///」ペコリ
フィーア「ど、どうでしょうか?///」ドキドキ
リーナ「――天使ですの」
妹ズ「「えっ!?」」
アルフ「驚いた……二人とも、上手いだけではないな」
カイン「キアラとフィーアの歌が、ズレ無く綺麗に重なっているんだ。大したものだね……」
アドルラン「ああ、見事だったぞ二人とも!」パチパチ!
妹ズ「「あ、ありがとうございます……///」」
アルフ「他者に合わせて歌える技量は、非常に大きいな」
リーナ「ええ。魔女と違いこの二人なら性格的にもなんら問題はありません」
リーナ「――二人に、特別講師をお願いしますの!」バッ!
キアラ「む、無理です無理です!?」ブンブン!
フィーア「もっと大勢の方の前で、私なんかが細やかな指導なんて!?」ワタワタ!
リーナ「あ、あら?」
キアラ「私達より上手い人は、きっといる筈ですので!」アセアセ
フィーア「そうですそうです!」コクコク
アルフ「……無理強いはやめておこうリーナ」
アルフ「フィーア皇女はともかく、キアラ皇女が人前は苦手なのは間違いないだろう」
フィーア「わ、私も恥ずかしいという感情はあるんですよ?///」
リーナ「むぅ、無念ですの……」
――
- 313 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 23:28:05.76 ID:m4gsrcpZO
- 相変わらず安定の天使
いつも二人のコンマが乗馬以外はほとんど近い値なのほんとすごい
- 314 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/09(土) 23:28:56.16 ID:g/QMgMX/0
- ――
リーナ「さて、困りましたわね……」ムムム…
アドルラン「すまないな。あの子達も、あまり人前で何かを教えるという経験はないのだ」
アルフ「いや、わかっている。無理を言っているのはこちらだからな」
カイン「……僕もちょっと他の連中の技量は気になるんだけどさ」
カイン「僕は……というか兄さんもだけど。そろそろ仕事に戻らないとまずそうなんだよねぇ」」
アドルラン「何、もうそんな時間か!?」
リーナ「か、重ね重ね申し訳ないですの……」
カイン「普段ならまだ大丈夫なんだけどね」
アドルラン「今日はルーシェはメイドの研修、ヒバリは休暇をとっていてな……」
カイン「エメリナも同じくさ。無理をしなくていいと言ったのに……」
アドルラン「彼女達の分も、我々が頑張らねばな!」
アドルラン「そういうわけで申し訳ないが、協力できるのはここまでになりそうだ」
アルフ「すまないな。この埋め合わせはいずれ必ず」
アドルラン「はははは! そう気にするな。私ももう少し歌を頑張るべきだと知れたしな!」
アルフ「……誰かに教えを乞う前に、やはり私もまず独学から始めるべきかもしれないな」
リーナ「独学の結果があれではないんですの……?」ジトー…
アルフ「うぐ……」
カイン「……んー、義母さんとローズさんが苦手だったのが本当に意外だったけど」
カイン「――エメリナも他の子も、帝国のメイドは父さんが認める程に優秀な人材が多い」
カイン「もしかするともしかするかもしれないね。まぁ、頑張るといいよ」ヒラヒラ
リーナ「あ、ありがとうですの! 行きますわよ兄上!」ダッ!
アルフ(研修の邪魔にならなければいいのだが……)
――
- 315 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/09(土) 23:30:22.52 ID:g/QMgMX/0
- ――
【帝国・メイド&執事研修室】
アイナ「はいっ!」バッ!
アイナ「……と、まあ皆にはこのくらいは出来るようになって貰いたいかな?」
スミレ「メイド長ローズさんが求めている最低基準が、このくらいです」
ザワザワ…
新人メイド「う、嘘でしょ……?」ガタガタ…
新人執事「メイド長が研修担当から外れる日だからって、期待してたのに……」ブルブル…
スミレ「……あまり慌てなくても大丈夫ですよ。ボク達もまだまだ半人前ですので」
アイナ「そ、そうそう! これから一緒に頑張ろうよ、ね?」
新人メイド「こ、これで半人前……」ゴクリ…
新人執事「お、俺実は、仕える主様の護衛の方が得意で〜……」オソルオソル…
アイナ「あ、そうなんだ?」
スミレ「……ご安心を。今日はそういう人も多いと思い、助っ人を呼んであります」
新人メイド「え?」
ルーシェ「よ、よろしく、です……」ペコリ
カイン「あわわわ、私やっぱり場違いなような……」ビクビク
エリス「わ、私もです。でも、全力で参ります!」ゴォ!
アイナ「第一皇子アドルラン様のメイド、ルーシェちゃん」
アイナ「そして第二皇子カイン様のメイド、エメリナちゃん」
アイナ「最後に第三皇子アベル様のメイド、エリスちゃん」
スミレ「皇帝陛下が退位された今……三皇子の直属メイドである彼女達は、メイドの目指す目標地点であるとも言えます」
スミレ「それでは次はこの三人を加えて、清掃の指導ですけど……」
アイナ「……私達全員、清掃には結構うるさいから気をつけてね?」
スミレ「清掃はボク達にとっても基本中の基本」
ルーシェ「いえ、人としての基本だと思います」フンス!
新人メイド「」
新人執事「」
ヒィィィィィィィ!
リーナ「……恐ろしい光景ですの」
アルフ「ああ……」
――
- 316 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/09(土) 23:33:00.75 ID:g/QMgMX/0
- ――
……
エリス「お待たせしました!」
リーナ「いえ、こちらこそ大事な時に申し訳ないんですの……」フカブカ
アルフ「我々が思っていた以上に、過酷な研修なようだな……」
アイナ「まさか、ローズさんからこんな大役を任されるとは思ってなくて……」
スミレ「正直、ボク達も震えが止まりません……」
エメリナ「皆さんは大丈夫ですけど、私なんて料理がまだまだで……」
アイナ「そこはほら、こっちもこれだけいるし、みんなで助け合えば大丈夫だよ」
ルーシェ「それにしても、珍しい、です……」
エリス「いくらマークスさんがいるからとはいえ、聖国を開けてきて大丈夫なんですか?」
アルフ「……まぁ、本来であればあまり好ましくはないのだがな」
アルフ「一応、聖国の結界は修復したからな。外部からの敵は遮断できるようになっている」
リーナ「万一があれば、王国に正式に譲って頂いた転移の護符もありますの」サッ
エメリナ「そこまでして……」
アイナ「ローズさん、今日は別の仕事があるからここにはいないけど……」
スミレ「ボク達でよければ、ご用件は伺います」
ルーシェ「もしかして……また、妙な司教が……?」
アルフ「その節には世話になった。ヘリング司教なら今は更生指導を受けているし、他の司教も今のところは問題ない」
リーナ「今日はそのような大事ではありませんが、しかしある意味で非常に重要な案件ですの」
メイドズ「「……」」ゴクリ
リーナ「皆さん……歌ってください、お願いしますのっ!」パン!
メイドズ「「……???」」
アルフ「その反応はごもっともだが、宜しく頼む」
アルフ「こちらも、かなり後が無い状態なのだ……」ペコリ
アイナ「よ、よくわからないけど平和そうだし大丈夫かな? よ、よーし!」
――
- 317 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/09(土) 23:35:38.30 ID:g/QMgMX/0
- ――
17アイナ:59(ローズさんに恥じないようこっそり練習はしてた。でも実はそのローズさんより上手いことは知らない)
18スミレ:46(流石に歌はメイドや執事の仕事にないもの。今後に期待)
19ルーシェ:37(声はいいけれど、その性格からどうしても途切れ途切れになっちゃう……)
20エメリナ:34(ルーシェと同じく。カイン以外には基本的に引っ込み思案だし仕方がない)
21エリス:78(戦闘スタイルとは裏腹に、とても優しく落ち着いた美声。今は亡きお母さんに感謝)
――
アイナ「〜〜〜♪ あ、駄目だこれやっぱり結構恥ずかしい……///」
スミレ「らら〜♪ ……い、いやアイナさん、ちゃんと歌えているじゃないですか。流石です」
ルーシェ「ら……らら……ら…………。………///」プシュー…
エメリナ「あ、あぁー……♪ ご、ご奉仕に歌の項目は無くて……///」アセアセ
リーナ「うーん、皆さん兄上よりもしっかりと歌えてはいるのですが……」
アルフ「だが、彼女達の様子では皇女と同じく指導役は引き受けてはくれまい」
リーナ「どうしたもの……あら?」
エリス「る〜♪ ら〜ら〜♪ らららる〜♪」
アイナ「エ、エリスちゃん上手い!?」ビックリ
スミレ「凄く、落ち着きます……なんだか、眠気も……?」ウト…
ルーシェ「すごい、です」パチパチ
エメリナ「メ、メイドとしての壁が分厚すぎます……!」
エリス「そ、そんなことは……///」
リーナ「いえいえ、そんなことあるんですのよ!?」
アルフ「ああ……少なくとも、初めてではないだろう。今日聞いた数々の歌の中でも、上位だぞ?」
エリス「あ、ありがとうございます///」
エリス「……この歌、実はお母さんが昔よく歌ってくれた歌なんです」
エリス(……)
――
- 318 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/09(土) 23:40:51.76 ID:g/QMgMX/0
- 〜〜〜〜
【帝国・暗黒街】
エリス母「ただいま、エリス」
エリス父「悪いな、一人で留守番なんてさせてしまって。寂しくなかったか?」
幼エリス「だいじょうぶ! おかあさんが教えてくれたお歌のれんしゅうしてたから!」
エリス母「あら、嬉しい。この歌かしら? る〜♪ ら〜ら〜♪ 」
幼エリス「らららる〜♪」
エリス父「おお、上手いぞエリス。母さんと同じ、落ち着くいい歌声だ……」
エリス母「ええ、このまま練習すれば、すぐに私より上手くなるわ」
幼エリス「えへへ……/// おとうさんとおかあさんにほめられちゃった///」テレテレ
幼エリス「あ、ちゃんとまほうのおべんきょうも、してたからね?」アセアセ
幼エリス「あとにがてだけど、おとうさんの剣のふりかたも!」アセアセ
エリス両親「「……」」ギュ…
幼エリス「ふぇ?」キョトン
エリス父「……すまない。小さなお前に、そんなことばかり教えちまう俺達を許してくれ……」
エリス父「ほとぼりが冷めたら必ず……俺はもう一度、這い上がって将に戻ってみせる」
エリス父「そうすればお前にも母さんにも、もっといい暮らしをさせてやれる……!」グッ!
エリス母「ごめんねエリス……お母さんのせいで、こんな辛い思いをさせてしまって……」
幼エリス「ううん、へいきだよ! だって、おとうさんとおかあさんがいるもの!」ニコニコ
エリス父「くぅ、我が娘ながら立派に育ちやがって……!」ゴシゴシ…
エリス父「へへ、今日は母さんと一緒にご馳走を手に入れてきたからな。もっと立派に育てよ!」ナデナデ
幼エリス「わーい!」
……
幼エリス「むにゃむにゃ……」
エリス母「る〜♪ ら〜ら〜♪ らららる〜……お休みなさい、エリス」ポン、ポン…
エリス母(この子は、絶対に守り抜いてみせる。たとえ神に裁かれ、この身が朽ち果てることになっても……)
――
- 319 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/09(土) 23:47:05.10 ID:g/QMgMX/0
- ……
幼アベル「っく……」フラ…
幼エリス「だ、だめだよ! まだケガが……」アセアセ
幼アベル「この程度、まだ大丈夫だ……お前達は、休め……」
幼エリス「……っ、……る〜♪ ら〜ら〜♪」
幼アベル「!? な、んだ……急に、眠く……」
幼エリス「……私このお歌聞くと、すごくおちつくの」
幼エリス「いまは、ゆっくりと、〜〜〜♪」
幼アベル「……」スヤァ…
幼エリス「……」フゥ…
幼エリス「……わ、私ががんばらないと!」キッ!
幼ロウル「……あなたも、疲れているでしょう?」スッ…
幼エリス「ロ、ロウルさん……?」
幼ロウル「ふぁ……私は今の歌を聞いても眠らない程度には、まだまだ元気です」
幼ロウル「あなたも休んで。見張りは、私がやります」
幼ロウル(……この二人なら、信じられるから……)
……
幼エリス「ふぅ……ふぅ……!」フラフラ…
幼ロウル「ま、まさか熊が乱入してくるなんて……でも、これは大物です……」フラフラ…
幼エリス「はやく切って、食べられるように……」フラフラ…
幼アベル「……る〜♪ ら〜ら〜♪ らららる〜♪」
幼エリス「この、歌……?」スヤァ…
幼ロウル「すごく、落ち着き、ます……」スヤァ…
幼アベル「はぁ……頻繁に聞いていたら覚えてしまったな……」
幼アベル「今日はお前達が休め。全く無茶をして……」ナデナデ…
幼アベル「さて、熊か……確か母上の教えだと裁き方はこう……」ザシュザシュ!
……
- 320 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/09(土) 23:56:59.85 ID:g/QMgMX/0
- 〜〜〜〜
エリス「……色々と、思い出深い歌なんです」
リーナ「そうでしたの……」
エリス「あ、そして私よりもアベル様の方がお上手なんですよ!」パアァ!
エリス「お母さんとは違うけど、凄く優しくて、落ち着けて、ずっと聞いていたくて……///」
アイナ「へぇ〜……アベル様も多才なんだねー」
スミレ「少し、聞いてみたいかもしれません」
ルーシェ「……でも、アベル様……断り、そう?」
エメリナ「あ、なんとなくそんな感じはするかも……?」
アルフ「……アベル皇子にはここに来る前に既に当たったが、お察しの通りだ」
スミレ「そうですか……少し、残念です」
エリス「うーん……確かに最近は、私もアベル様もあまり歌っていなかったですからね……」
エリス「アベル様がいらっしゃるのに、私が歌を披露するというのも妙な話ですし……」
エリス「ごめんなさい、ちょっと他に歌が得意な人が思いつかないです……」
リーナ「い、いえいえ大丈夫ですのよ!?」ワタワタ
リーナ(うぅ、エリスに頼もうと思ったら流れ的に無理になりましたの……)ガクリ…
アルフ(いや、そもそもここまで来てアベル皇子かエリスのみ……)
聖国兄妹((祝福の歌を受けるべき二人から歌を教わるのはちょっと……))
アイナ「でも、いい歌だったね本当に!」
スミレ「はい。ボクももう少し、上手くなってみたいですね」
アイナ「ローズさんに、メイド技能の中に歌も入れてもらおうかな〜……」
ルーシェ「……は、恥ずかしい///」
エメリナ「それはちょっと……///」
リーナ(他の方々もこの様子では厳しいですし……)
アルフ(もはや残されたのは……)
リーナ(――アベルの城塞だけですの!)
――
- 321 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/10(日) 00:01:35.28 ID:MGfs8i940
- 残る対象者がアベル隊+ヒバリになったあたりで今日はここまで
元々の歌指導の基準値が70でしたが、実はここまでそのコンマ値が出ているのは除外対象のアベルとエリスのみです(白目)
この後のメンバーで最後の公表ですが、その中に一人だけ良コンマを出したキャラが幸いにも現れてくれた為、指導はそのキャラ主導ということになります
最後に、先にとある判定で使うコンマを取っておこうと思います
特殊判定
↓1〜3コンマ二桁
本日もありがとうございました!
- 322 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 00:03:30.00 ID:d+ZpfZb00
- 乙
- 323 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 00:03:44.24 ID:mE8N1F3DO
- はい
- 324 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 00:04:40.60 ID:VdA4a1LA0
- 00来たよ
- 325 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 00:05:13.90 ID:hviAFWvcO
- おつおつ!
相変わらずのさすエリかと思ったら、ちょっとしんみり……
パトラさんが歌上手いといいなぁ
- 326 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 00:06:56.69 ID:hviAFWvcO
- また判定開幕ゾロ目どころかハイパークリティカルってこのスレ本当にすごいな
明日>>1は白目か吐血どっちになるかな?
- 327 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 04:08:18.22 ID:51DN2MmiO
- 乙
アベル隊に良い結果とやらかしが一人ずついることになるのか
まさかのハイパークリティカルと併せて気になるわね
- 328 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 09:02:44.65 ID:ko/9aNE20
- 今回は>>1も北斗の拳の雑魚みたく体が吹っ飛ぶかもしれん……
- 329 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 10:00:52.93 ID:scpwCapOO
- >>1が爆発四散するのはドギツすぎるデメリットや鬱展開の可能性が出た時(例:ロックス隊)だから、今回は多分北斗有情破顔拳ぐらいで済むと思う
- 330 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 11:18:09.93 ID:EWTvO0E00
- どのみちハイパークリで>>1はゾロ目で吐血爆散するじゃん
- 331 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 11:49:55.37 ID:PTIfFuY1O
- しかしなんの判定なんだろう?歌うまがいなくて急遽再判定ってわけでもなさそうだし
先に判定取るってことはこの後のパパンへの挨拶か過去編絡みか?
- 332 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 12:11:08.40 ID:wwZ6xS+UO
- 親世代過去編で気になるのは
・ノワールママ(当時エリスと同じぐらい)に対してパパンが割りと強引に迫った
・でもノワールママ曰くパパンのプレイはかなりまともっぽい
・パパンは夜最強、ノワールママも凄腕
ということでどんなプレイになるのかかなぁ
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