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【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その12

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466 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 14:10:32.11 ID:+dMJgShnO
パパン視点のノワールさん一連について
ノワールさん視点だとどうなるか結構気になる
元々パパンの寝首かこうとしたら返り討ちに逢って
夜で絞り殺そうとするも更に上回られて
そうこうしてたらパパンの弱さを把握しちゃって
暗殺稼業だったのに慈母愛に目覚めちゃって
アベル産んで更にそれが加速して……とか
こう……グッとくるんですが
467 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/24(日) 23:46:11.98 ID:GdO8R0rd0
こんばんはー
本当に連日遅くて申し訳ないですが、再び少しだけ再開です
468 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/24(日) 23:46:51.35 ID:GdO8R0rd0
――


アベル「あー……その、父上?」

ギルバート「なんだ?」

アベル「できれば、夜伽の件は置いて母上のことをお聞きしたいのですが……」

ギルバート「何故だ? あやつがそちらの才もあったからこそ、お前は産まれたのだぞ?」

アベル「」

カイン「あ、あの義母さんが……?」ゴクリ…

アドルラン「……」ゴクリ…

ギルバート「恥じることはない。むしろ、誇るべきだろう」

ギルバート「我とフローレンにとって、性交はより強き子を生み出すための儀式のようなものであった」

ギルバート「だからこそ、お前達が生まれた後もフローレンを抱き続け……」

ギルバート「キアラとフィーアも誕生したのだ」

ギルバート「お前達が成長しなければ、今頃はまた弟か妹が増えていたやもしれぬな」

カイン「」

アドルラン「」

ギルバート「……しかし、ノワールの時ばかりは……」

ギルバート「戯れ……いや、魔が差したと言うべきか……」

ギルバート「我としたことが、欲望を抑えきれなかったのだ」

アベル「父上、もう覚悟は決めましたが……」

アベル「できれば、出会った頃から順を追ってお話を……」

ギルバート「む、そうだな」

ギルバート「……そう。あれはアドルランが不甲斐なく、そろそろ次の子を作ろうと……」

ギルバート「帝国の発展が緩やかになり、他国と小競り合いを続ける停滞期の頃だったか……」


――――
―――
――

469 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/24(日) 23:47:20.69 ID:GdO8R0rd0
〜〜〜〜〜


【帝国・王城】


幼アドルラン「うぅ……げほ、ごほ……」グッタリ…

ギルバート「……」

フローレン「はぁ……駄目ねぇこの子は」

フローレン「私とあなたの子だから、きっと比類なき強さの子になると期待したのにねぇ」

ギルバート「まさか、ここまでの弱者とはな……」

幼アドルラン「っ……」ググ…

ギルバート「……今しばらく、様子は見てやろう」

フローレン「あなたも結構根気強いわよねぇ。私はもう、次の子を作った方がいいと思うわよぉ?」

フローレン「ねぇ……どうかしらぁ?」クネクネ…

ギルバート「……考えておこう」

フローレン「ふふ、愉しみねぇ♪」

ギルバート「……」

ギルバート「アドルランよ。よく覚えておくがいい」

ギルバート「いずれお前には、弟か妹が出来る」

フローレン「その子があなたよりも優秀だったら……」

ギルバート「――我は、お前を捨てる。生き延びたければ、強者となるのだ」

幼アドルラン「は、はい……!」

フローレン「まぁ、判断できるまでまた4〜5年はかかると思うから……」

フローレン「それまでは安心かもねぇ……?」クスクス


……

――

470 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/24(日) 23:49:08.56 ID:GdO8R0rd0
――


【帝国・貧民街】


フローレン「ふわぁ……珍しいわねぇ、あなたが自分からこんなところを視察したいだなんて……」

ギルバート「……帝都の兵は未だ精強と呼ぶには程遠い」

ギルバート「確かに、かつての帝国兵よりは強くはなったであろうが、我に言わせれば誤差の範囲だ」

ギルバート「アドルランも兵もまだ期待できぬなら……」

ギルバート「或いは、這い上がろうと牙を砥ぐ弱者がいないかと思ってな」

ギルバート「クク……我を殺し、這い上がろうとする猛者がいればいいがな」ゴゴゴゴゴ…

フローレン「その圧を抑えた方がいいわよぉ……?」

フローレン「あなたに勝てる男なんて、この世のどこにもいないと思うけどねぇ」

ギルバート「……」

フローレン「はぁ、でも本当になんというか……陰気な場所ねぇ」

フローレン「見事に落ちぶれた敗者、弱者の掃き溜めって感じじゃない」キョロキョロ

ギルバート「……確かにな」キョロキョロ


貧民達「「」」ガタガタブルブル…


ギルバート「……しかし、予感がするのだ」

ギルバート「この場所は、強者を生み出すというな……!」


ワーワー!

ドゴォ! ガシャァン!


ギルバート「む?」

フローレン「あっちの方、なんか騒がしいわねぇ?」

ギルバート「……」ダッダッ!

フローレン「あ、ちょっとあなたぁ!?」タタタ!


――
471 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/24(日) 23:57:14.88 ID:GdO8R0rd0
――


ズガァ!


覆面少年「う……く……!」ググ…


屍の山「」


略奪者1「ちぃ、しぶてぇ餓鬼だな……!」

略奪者2「折角生き延びれたんだから、大人しくどっかに逃げときゃよかったのによぉ……」

覆面少年「だ、黙れ……!」

覆面少年「貴様ら、一体何をしたんだ……!」

略奪者3「あぁ、ここら一帯を支配してたこいつらには俺らも苦労しててなぁ?」

略奪者3「まともにやりあっても勝ち目が薄いが、住むにはなかなかいい場所だ。欲しくなって当然さ」

略奪者1「だから――井戸水にちょいと毒を入れてやったのさ」

略奪者2「へへ、流石兄貴は賢いぜ。知恵あるものこそが真の強者ってわけだ!」

覆面少年「な、何が強者だ……! そんな手を使って……!」

略奪者3「勝てば強者なんだよぉ! それに、一応こうして解毒薬はちゃんと用意してたんだぜ?」スッ…

略奪者3「ちょっと弱らせて、死にたくなければ俺達にこの場所を譲れと言うつもりだったのに……」

略奪者3「まさか、あっという間に血ィ吐いて死んじまうなんてなぁ? とんだ弱者だぜこいつらはよぉ!」

覆面少年「こ、この……!」

略奪者3「あばよ餓鬼。奪われる者として生まれたことを恨むんだなぁ!」グォ!

覆面少年「……! このまま、ただ死んでたまるかっ!」チャキ!



バキィィィィ!



略奪者3「……へ?」

覆面少年「!?」




ギルバート「…………」ゴゴゴゴゴゴゴ…



一同「「ギ、ギルバート陛下!?」」




472 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/24(日) 23:58:10.62 ID:GdO8R0rd0
略奪者1「あ、あぁ……」ジョバー…

略奪者2「い、息が……」ブクブク…

略奪者3「へ、陛下……」ガタガタ

ギルバート「……」ゴゴゴゴゴゴゴ…

略奪者3「い、いかがでございましょう? わたくしめの立ち回りは……」ガタガタ…

略奪者3「安全に、確実に多くの弱者を葬って――」






ギルバート「帝国の面汚しめ―― 消 え る が い い 」ブオン!



グジャアアアァァァァ!



ギルバート「ふん……下劣な手段で強者を気取る者など、我が帝国には不要よ」

ギルバート「……ん?」

覆面少年「っ……!」ガタガタ…

ギルバート「ほう……面白いぞ小僧……!」

ギルバート「我に、そんな小さき刃を向けて抗おうとするか!」

覆面少年「……!」ブルブル…

ギルバート「我との力の差を理解しながら……その瞳は諦めるということをしていない」

ギルバート「ククク……! これは、思わぬ収穫だ……!」

ギルバート「面白い……この場で消すには惜しき人材よ」スッ…

覆面少年「え……?」



フローレン「はぁはぁ、やっと追いついたわぁ……って、何があったのぉ?」

ギルバート「遅いぞフローレン。なに、思わぬ人材が見つかっただけのことよ」

フローレン「人材って……この子供が?」

ギルバート「屑共にも、我にすらも退くことをしなかった。今は弱者だが……いずれは強くなることだろう」

ギルバート「……小僧。貴様は今ここで、本来ならば死んでいた」

ギルバート「だが、その揺るがぬ瞳……戦う意志は評価に値する」

ギルバート「……その意志を持ち続け、強くなり、這い上がってみせよ!」

覆面少年「……!」

フローレン「へぇ、久々に面白い子が見つかったのねぇ。でも、その格好じゃ次に会ってもわからないわよぉ?」

フローレン「せめてその顔を覆ってる布を取って、できれば名乗りも欲しいんだけどぉ?」

覆面少年「……」シュルシュル…


――
473 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/25(月) 00:00:34.12 ID:p2/5MGW10
特殊判定結果

バーンズ少年の素顔

01〜33:醜い子として捨てられた哀れな少年
34〜66:女のようだとからかわれる美少年
67〜99:傷だらけの生まれながらの戦士
00:素顔は秘密。その方がカッコいいから

コンマ68

67〜99:傷だらけの生まれながらの戦士

――

バーンズ「……バーンズと申します」キズダラケ

フローレン「あら……」

ギルバート「ほう……その年で、随分と死地を切り抜けてきたようだな」

ギルバート「ますます、気に入ったぞ」ニヤリ

バーンズ「……強くなければ、生き延びられませんから」

バーンズ「……先程は、失礼致しました。陛下がいらっしゃらなければ、俺は殺されていたというのに」

バーンズ「挙句、弱者の俺を殺さずに見逃していただくなど……」

ギルバート「フフ、お前の戦う意志の強さ……傷は負ったかもしれぬが、あの程度の輩など倒せたであろう」

バーンズ「え?」

ギルバート「強き肉体は勿論だが、意志の力も大切よ。必ず成し遂げたい、譲れぬ信念……それは強さの糧となる」

ギルバート「我を前に怯まず刃を向けたお前は、必ずや強者となるだろう」

バーンズ「俺が……」

フローレン「そうねぇ、確かにアドルランよりも遥かに気迫があるわぁ」

フローレン「……ねぇあなたぁ? 折角面白そうな子見つけたのに、ここに数年放置するのも勿体ないとは思わない?」

フローレン「どうせなら、もう手元に置いちゃいましょうよぉ」

ギルバート「なるほど、それも面白いやもしれんな」

バーンズ「!?」

ギルバート「バーンズよ――我が下で牙を砥げ。いついかなる時でも、我に刃を向けてもよいぞ?」ニヤリ

フローレン「いや、それは駄目でしょう!?」

バーンズ(な、なんて人だ……揺るがぬ自信と、確かな強さ……)

バーンズ(汚い手も闇討ちも裏切りも、この人は全てを捻じ伏せられると確信させる……)

バーンズ(これが、真の強者……皇帝ギルバート陛下……!)ゴクリ…

バーンズ「……!」バッ!

フローレン「あら、綺麗な敬礼。いきなり兵士登用しても通用しそうねぇ?」


……

――
474 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/25(月) 00:05:48.11 ID:p2/5MGW10
――


……


ザワザワ…


貧民1「お、おい見たか……?」

貧民2「あ、ああ。確かにあれはギルバート様とフローレン様だったが……」

貧民3「子供を一人連れて行ったみたいだけど、どういうことだ?」

貧民1「決まってるだろ! 実力主義、強者こそが全てと言う陛下だぞ!?」

貧民1「あの子供はきっと、陛下に強者として認められたんだ!」

貧民1「こんなところから、一気に王城生活、極楽浄土だよ!」


ザワザワ!


貧民2「ほ、本当に強ければ、俺達みたいに学のない奴でも……?」

貧民3「こ、子供ですら認められるなら、俺らにもチャンスはあるんだよな……!?

貧民1「ああ! 次に陛下がいらっしゃるのがいつかはわからないが……」

貧民1「とにかく、鍛えるぞ! そうすればいつか、俺達も……!」

貧民達「「「うおおおぉぉぉぉぉぉぉ!」」」









黒衣少女「……」

病人「ゲホゴホ……」

黒衣少女「……」

黒衣少女「……待っているだけじゃ、駄目」

黒衣少女「生き延びるには……」タタタタタ!



……


――
475 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/25(月) 00:11:23.03 ID:p2/5MGW10
――


……とある日……


【帝国・王城】


ズガ! ズガァ!



フローレン「……なーんか騒がしいわねぇ?」

ギルバート「ふむ……」



ダダダ!



帝国兵「へ、陛下!」ボロボロ…

ギルバート「……何事だ」

帝国兵「し、侵入者です! たった一人の筈なのですが、既に守備隊は壊滅し――」


シュッ…!


帝国兵「おふぅ!?」ゴス!

パタリ…

ギルバート「!!」

フローレン「投剣……!?」


シュン!


フローレン「……そこぉ!」バチバチ!



ズドオォォォン!



黒衣少女「……!」スッ…

フローレン「!! 私の一撃を、かわしたですって……!?」

フローレン「こんな、みすぼらしい小娘が……!?」ワナワナ…

ギルバート「ほう……!」

黒衣少女「……」チャキ…
476 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/25(月) 00:28:26.50 ID:p2/5MGW10
黒衣少女「……陛下」

フローレン「!!」

ギルバート「!!」

黒衣少女「……私は強者でしょうか?」

ギルバート「ククク……! その身なり、貧民街でも最下層の者か……」

ギルバート「面白い、こうも続けて思わぬ逸材が見つかるか……!」

ギルバート「見事なものよ。力持つ者はそれ相応の物を得る。何が望みだ娘……?」

黒衣少女「……食べ物と、薬」

ギルバート「いいだろう……だが……」グッ…

黒衣少女「っ!!」チャキ!

ギルバート「――もっと、我にその力を見せてみるがいいっ!」ダン!

黒衣少女「!!!」バッ!


ズガァン!


ギルバート「このくらいはかわせるか!」

黒衣少女「……!」スゥ…

ギルバート「む……!?」

ギルバート(気配が……柱の影に潜みおったか!)

バシュ!


ギルバート「ぬっ!?」ガキィン!

ギルバート(弓矢に切り替えてくるか! ならば次は……)

シュン!


ギルバート「ぐ……!?」ドス!

フローレン「あなたぁ!?」ガタ!

ギルバート(投剣も混ぜ込んできたか、こやつ……!)



黒衣少女「……!」スッ…

ギルバート「――面白い、面白いぞ! 我に傷をつけたのはフローレン以来だっ!!!」ダン!

黒衣少女「!?」


――『七星剣』発動――


ズガガガガガガガ!


黒衣少女「……っ!?」ズシャアアァ!

ギルバート「――だが、まだ我が命までには届かぬな」ジャキン!

ギルバート「しかし、大したものだ。望み通りの食事と薬はすぐに用意し――」


パサ…


黒髪美少女「うぅ……」ボロボロ


ギルバート「///」キュン!

フローレン「……あなたぁ?」

――
477 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/25(月) 00:31:54.75 ID:p2/5MGW10
バーンズとノワールに出会ったあたりで今日はここまで
キャラシートから逆算すると、ノワールがアベルを産んだのはキアラと同じ頃の年齢……
随分手が早いなぁと思っていましたが、ゾロ目爆撃も相まってアベルはエリス(16)を孕ませるの確定だったり
泳ぎのコンマとかもそうですが、やはりアベルはギルバートの子ということなのかもしれません

本日もありがとうございました!
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 00:35:16.25 ID:bL1agkvBO
おつおつ
ここまでやられたらそりゃフローレンもノワールママに嫌がらせ()するわなぁ
そして『キュン!』じゃねぇよパパンww
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 00:40:17.91 ID:XRjV2+vYO
おつー
バーンズさんの素顔判定、地味にかなり厳しかったけどイメージ通りになってなにより
この後ノワールママン共々気に入られて部隊に配属されたんだろうけど、パパンの反応的に続きが気になって仕方がない
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2019/11/25(月) 00:43:28.44 ID:jx0nfIKd0

ノワールママはエリスだった?
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 05:18:21.02 ID:q9N03dpOO
ここにきてバーンズさんの素顔分かるとは
実際傷だらけではあるけどスカーレットさんが
気に入るレベルには男前なんだろうな
ただマジで武を高めることしかしてこなかったせいで
お酒も夜もからっきしってのが又良いんだよな

ノワールさんとパパンの夜の戦いは正直見たいです
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 05:38:02.64 ID:mKpslKQgO
ママンがアベル産んだのは18だから
手を出して着床させたのはもっと早いことになるし
そうなると丁度エリスと同じ位の年齢になるんだよね
ママンが助けようとした病人が何気に気になるが
コンマ次第でアベルの血縁者になるかあるいはってところかな
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 08:06:22.20 ID:SVhucG9A0
何かノワールさんが帝国のメイド隊・執事隊を発案したと考えると
凄くしっくりくる
ローズさんとも仲良いし
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 09:26:49.75 ID:1g/C+Ol90
普段「強者は弱者に対して絶対である」と信念曲げずにいるパパンが
ここから暫く「強者は弱者に対して絶対であるって初代皇帝が言ってた」って
心の中で言い訳しまくる展開が鮮明に浮かぶ件
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 10:38:27.91 ID:DCeNUVVaO
お兄ちゃんとアベルが産まれた日が殆ど差が無いあたり、フローレン抱いた後にもの凄い勢いでノワールに迫ったんだろうなぁ……
まぁ(実力主義をこの後否定されるが)自分に傷をつける強さで、若くて、綺麗で、一緒に酒の飲める、おっぱい大きい子が現れたら誘惑されても仕方がない
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 13:05:13.37 ID:SVhucG9A0
ノワールさんテクは凄いけど純愛願望もぶっちぎりなんだよな
ついでに生クリームプレイに似たようなことをされたくだりとかも併せて考えると……

……ゾロ目券消費してでもノワールさんの初夜やアベルがログインした夜の内容が見たいです
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 14:37:04.57 ID:0rzbvPsw0
キュンとするギルバート可愛い
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 16:52:03.11 ID:LFyijVpy0
ところでキアラとフィーアは結局今回の話には登場しないのかな
まあ天使2人が聞くには色々と生々しい話があるから仕方ないか
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 18:32:21.99 ID:QYf4jrqYO
鋼メンタル持ちとはいえ流石に十代の女の子に聞かせたらアカン内容やで
特に産まれた理由のくだりとか
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 19:16:19.25 ID:p8/ty/DjO
きっと今頃キアラはマックスとお忍びデート、フィーアは白帝さんのところに遊びに行ってるんだよ
だからそっとしておこう(提案)
491 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/25(月) 23:45:41.18 ID:p2/5MGW10
こんばんはー
ほんの少しだけ再開しておきます

妹ズですが、話の内容が内容のため、過去話が終わったタイミングでギルバートハウスに訪れる予定になっています
492 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/25(月) 23:47:09.87 ID:p2/5MGW10
――

……


ギルバート「――バーンズやノワールとの出会いは、このような具合だったな」

ギルバート「その後バーンズは我に刃を再び向けることこそ無かったが、我が傍で腕を磨き……」

ギルバート「ノワールはその戦い方から、新設された隠密部隊にフローレンが推薦した」

カイン「へぇ、あの黒騎士がねぇ……」

アドルラン「義母上も、当時からそれほどまでの強さを……」

ギルバート「あやつは、生まれ持っての才を持っていた」

ギルバート「それにあの容姿で暗黒街の出身だ。狙われることも多く、嫌でも技術を磨くことになったのだろうな」

アベル「しかし母上は何故、一人で王城に乗り込むなんて無茶を……」

ギルバート「……あやつが物心つく頃には、もう両親は死んでいたという」

ギルバート「そんなノワールを育てたのは、暗黒街の中でもとりわけ地位の無い最下層の連中だったそうだ」

ギルバート「紛れもない弱者達だが、寄せ集まり細々と生き続けていたらしい」

アベル「……」

ギルバート「微々たるものでも、子供には多くの食料を分け与え、老いた大人は日に日に弱っていく」

ギルバート「……そして武器を持てる年齢になった頃から、ノワールは一人で狩りに出るようになった」

ギルバート「幼いながらに己の才を自覚し、自分を育ててくれた者達へ恩を返したいと思っていたらしい」

アドルラン「義母上らしいな……」

ギルバート「しかしいくら食料を調達できたとしても、あの環境だ。老いた者が病にかかるのも当然のこと」

ギルバート「その頃に我がバーンズを拾ったということを、噂で聞きつけたらしい」

ギルバート「帝国は実力主義。我に直接力を示せば、認められるかもしれないとな……」

カイン「それですぐに動けるのも凄いけど、あっさり父さんに辿りつくのも凄いなぁ……」

ギルバート「クク、実に優秀な娘だったぞ」

ギルバート「あやつを認め、望み通りに薬と食糧を届けた後も……我は、逐一あやつの様子を眺めたものだ……」


……


――
493 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/25(月) 23:47:58.45 ID:p2/5MGW10
――

……

【深夜・帝国領】



王国暗部1「な、なんだこいつは……!? 作戦は中止だ、逃げるぞ!」

王国暗部2「て、転移の護符を――」


バシュ!


王国暗部2「なっ……」パラパラ…


ノワール「……」チャキ…



王国暗部達「「う、うわあああぁぁぁぁぁ!?」」


ドシュ! ドシュ!


ノワール「……」


ヒュ!


ノワール「……」ガキン!

王国暗部3「何ぃ!?」

王国暗部3(馬鹿な、完全に死角からの攻撃だった筈なのに……!?)

ノワール「……」ヒュン!


ザシュ!


王国暗部3「」ゴト…


ノワール「……」

ノワール「……」クル、スタスタ…



帝国隠密達((お、俺達何もできてねぇ……))


……


――
494 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/25(月) 23:56:31.60 ID:p2/5MGW10
――



――


【帝国・王城】


ノワール「……」スタスタ…


フローレン「……すごいわねぇ、もう片付けたの?」スッ…

ノワール「……フローレン様」

フローレン「……ちょっとはびっくりしなさいよぉ?」

フローレン「皇妃様が柱の影からいきなり出てきたら驚くでしょぉ?」

ノワール「……気配が、漏れていましたので」

フローレン「あ、あらそぉ? やっぱり、私程になるとどうしても高貴さが滲み出ちゃうのかしらぁ……」

ノワール「……」

フローレン「……」

ノワール「……」

フローレン「あ、ああごめんなさいねぇ。仕事終わりのところ悪いんだけど、あの人が用があるみたいよぉ?」

ノワール「……陛下が?」

ノワール「……ありがとうございます」スタスタ…



フローレン「……」

フローレン「ほんっと、最低限しか喋らないわねぇ」

フローレン「最下層の人間に社交性を求めるのは間違っているかもしれないけど……」

フローレン「それなのにあの人ったら、あの子をすっかり気に入っちゃってぇ……!」

フローレン「まぁ確かに、私程じゃないけど天才ではありそうだけど……」チラ…



ノワール「……」タップタップ…



フローレン「……」ペッタペッタ…

フローレン(あんな邪魔な脂肪、戦いには不要だと思うのよねぇ……!)ギリギリ…


……


――
495 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/26(火) 00:04:46.19 ID:Ze1fHJlZ0
――




【帝国・皇帝の私室】


ギルバート「……来たか、ノワール」

ノワール「……はい」

ギルバート「敵はどうであった?」

ノワール「……問題なく」

ギルバート「ふむ……もはや王国との装備の差など、お前にとっては意味の無いものか」

ギルバート「その実力であれば、たとえ正面からであっても騎士団を蹴散らせるであろう」

ノワール「……」

ギルバート「……案ずるな。前線には送らぬ。連中のことが気にかかるのであろう?」

ノワール「……」コクリ

ギルバート「お前は我に力を示し、それに見合うだけの物資を送った」

ギルバート「今では病も治り、体力もかつて以上についたそうだぞ?」

ノワール「……」ホッ…

ギルバート「――ならば、もう支援の必要もないな?」

ノワール「……っ!?」ビク!

ギルバート「……何をそんなに驚いている?」

ギルバート「お前のおかげで、連中は周りの貧民に比べて遥かに豊かになったのだ」

ギルバート「だがそれは、あやつらの力で手に入れたものではない」

ギルバート「病による衰弱という理由も無くなったのだ。これ以上は、やつらが自分で掴み取るべきであろう?」

ノワール「……そ、そんなことは……!」

ギルバート「否。今はまだよいであろうが……」

ギルバート「この先、お前がさらに強さを磨き我に報酬を求め、それを貧民どもに送ったとしよう」

ギルバート「……確実に連中は、いつか堕落する。お前からの支援を期待し、何もしなくなる」

ギルバート「そうなれば、後は想像に容易かろう。労せずに恵まれる者を、他の貧民はどう思うであろうな?」

ギルバート「確実に徒党を組み、堕落した連中を皆殺しにしてその全てを奪うであろう」

ノワール「……っ」

ギルバート「それでもなお、どうしてもまだ送り続けたいとお前が願うのであれば、致し方が無いがな」

ノワール「……」



496 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/26(火) 00:13:11.13 ID:Ze1fHJlZ0
ギルバート「だが、それを望むには、さらに我に力を示す必要があるぞ?」

ギルバート「より腕を磨き、更なる強者となるのだ……」

ノワール「……」

ギルバート「この世は実力主義……」

ギルバート「我を含め、常に上を目指せねばいつかは誰かに蹴落とされるぞ?」

ギルバート「強者は多くの物を得る。一部の弱者はこの理を知り、這い上がろうとするだろう」

ギルバート「そしてより多くを得る為に、さらに強くなろうとする」

ギルバート「お前は強者……だが、まだ我には至らぬ。より多くを得たければ、より強くなれ……」

ギルバート「我をも超える程に、な……」スル…

ノワール「……っ!?」ビックゥ!

ギルバート「む……頬を撫ぜただけで、随分な反応だな」

ギルバート「あの冷静沈着に戦い抜くお前が、まさかこんなことで反応を――」

ノワール「……///」カアァ…

ギルバート「……」

ギルバート「…………」

ギルバート「……強者は、より多くを得る」ボソリ…

ノワール「?」

ギルバート「……強くならねば、何もかも奪われてしまうぞ?」グッ…






ギルバート「――このようにな」ガシッ!





ノワール「……!?」ジタバタ!


497 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/26(火) 00:23:33.09 ID:Ze1fHJlZ0
ギルバート「……わかるか? 我が手一つで、お前の両手は拘束されてしまう」

ギルバート「如何にお前とて、こうなってしまえば上手くは戦えまい」グイ…

ノワール「……」シュ!

ギルバート「そして、両腕を塞がれた場合の次の反撃手段も、限られてくる」パシ!

ノワール「!!」

ギルバート「大抵の場合、こうして脚が飛んでくるわけだが……」

ギルバート「わかっていれば、こうして捕えることは容易く……」ググググ…

ノワール「……!?///」

ギルバート「……両脚共に拡げきり、より動きにくくしてしまうことも可能だ」ガシ!

ノワール「……!///」ググググ!

ギルバート「……お前の身のこなしは驚異的だが、単純な力では我には劣る」

ギルバート「現状の強さに胡坐をかいていては、こうして敗れることもあるのだ……」

ギルバート「慢心せずに、己を高めてこそ帝国の強者であり――」

ノワール「っ……!」シュル!

ギルバート「っ!!」

ギルバート(我の拘束から、腕を逃がせるとは……! やはりこやつは強いな……!)

ノワール「……!」

ギルバート「……見事だ。だが、武器も持たぬ非力なお前でこの状況は――」


ムニュ!


ギルバート「」

ギルバートソード「」ムクムク!

ノワール「……///」コシュコシュ…

ギルバート「ぬ、ぬおおぉぉぉ!?///」ビクビク!

ノワール「……///」コシュコシュコシュコシュ!

ギルバート「おおおぉぉぉぉぉぉ!?///」ビグンビグン!

ノワール「……///!」ギュゥ!


ギルバート「ぐっ、おふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?///」ドピュルルルルルルル!


ノワール「……っ!」バッ!


ダダダダ…バタン!


ギルバート「おふぅ……///」ビュク…ビュク…



ギルバート(わ、我が……負けたというのか……?)


……


――
498 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/26(火) 00:26:33.35 ID:Ze1fHJlZ0
ほとんど進んでいませんが、今日はここまで
この後もうしばらくギルバートとノワールの話は続きます

なお偶数ゾロ目のせいで息子たちもこの状況を聞かされています

本日もありがとうございました!
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/26(火) 00:29:08.90 ID:n9F2hNrxO
おつおつ
パパンの夜カンストはこの負けを糧にノワールママに勝つために鍛えたってことなのか……そしてやっぱ妹組いなくて本当に良かった()
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/26(火) 00:30:53.94 ID:nevrzUtg0
笑うわこんなのwww
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/26(火) 00:35:50.56 ID:ySVhqUN00
乙です!
これ聞かされるアベル達の気持ちになるとゲンナリするわww
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/26(火) 00:43:24.83 ID:5smrbzP7O
乙!
まさかのパパン実力行使でとうとうこのスレ初のやべーぞレイプだ!なことになるかと思えばこれはwww
しかし昔のママンは無口クールだったのね。そんな子が顔赤らめつつ凄い手コキしてるかと思うと滾らざるをえない
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2019/11/26(火) 00:49:02.12 ID:KeO+FM6Z0
てか、今までレイプとかなかったのがすげーな
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/26(火) 00:55:12.36 ID:24e5+7pA0
カインはギュポポポで
パパンはコシュコシュかあ…

しかしノワールさんのこれは咄嗟のものなのか
それとも生きる為に身につけたものなのか果たして
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/26(火) 00:57:35.69 ID:24e5+7pA0
レイプは一瞬だけロックス隊がモブ相手にやってたよ
あとスカーレットさんがバーンズさんにガッツリ逆レを複数回
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/26(火) 09:08:05.15 ID:BoTIu5PmO
このノワールさんが本編では
気品溢れて頼りになるけど
親バカなかーちゃんになるんだよな……
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/26(火) 11:13:08.91 ID:Mxk4YID7O
>>504
3スレ目に何も知らない私に手で〜というママンの独白あったから
ママンこの時点では性知識無さそう
ていうかパパン15歳離れたノワールさんに何やらせてんのよ……
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/26(火) 12:00:08.69 ID:L0fOLufv0
33歳の男が18歳の娘に…それってただのロリコンじゃ?
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/26(火) 12:19:21.07 ID:qHmSZHJP0
現代でも医療や法曹の世界で結構あるパターンなんだよなあ
いつの間にか偉い人の奥さんが変わってて新人や若手の名字が変わっていて産休とったり寿退社してたり……とかな
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/26(火) 18:57:24.13 ID:tLkegHl2O
>>507
ちょいと見てきたが、それアーシャに対する警告でママンの経験では無さげだぞ?
むしろヒロインズにバナナ使って実践する時にこうして襲われた時に対処すれば〜って発言あるし、
多分まさにこれがその襲われた時の対処=この時点でママンは知識豊富……やだエロい
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/26(火) 23:50:19.79 ID:l3ClxnyeO
おそらくこの部分かな(3スレ目より)

>ノワール「……時代は、変わるのですね」ハラハラ…

ノワール「アベル、アーシャちゃん達を大切にするのですよ?」

ノワール「そしてできるなら、あなたの手で彼女達を守ってあげるの」

ノワール「いつ悪い男に騙されてしまうか……」

ノワール「何も知らないことをいいことに、男性器を手淫させたりとか……」




正直ドンピシャでパパンアウトじゃないかなこれ
512 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/27(水) 23:46:07.49 ID:BhhfcddN0
こんばんはー
ちょっと仕事の関係で今週の更新はいつも以上に怪しいです……
が、ちびちびと少しだけ再開します
513 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/27(水) 23:47:05.25 ID:BhhfcddN0
――


……


ギルバート「――こうして、我は床の上で初の敗北を喫したのだ」



アベル「」

カイン「」

アドルラン「」


ギルバート「……どうしたお前達?」

アベル「色々と、聞きたくありませんでしたよ……!」

ギルバート「順を追って話すように言ったのはそちらではなかったか?」

アベル「それはそうなのですが……」ゲンナリ…

カイン「……」ポン

アベル「うぅ……」ガクリ…

カイン「いや、色々予想外だったけど……何故だか凄く納得もできたよ」

カイン(――僕がエメリナに負け続けたのは、父さんの血だったんだね!)グッ!

ギルバート「まさか、あの場であのような行動に出るとは我も予想外であった」

ギルバート「暗黒街を単独で動き回る見た目麗しい娘だ……」

ギルバート「飢えた男どももノワールを度々狙い、その影響もあったのだろう」

ギルバート「後から聞いたのだが、幼い頃より意味はわからずとも、そこが男の急所であることを把握していたらしい」

ギルバート「全く、改めて思い返しても恐ろしき女よ……」

アベル「俺は父上が恐ろしいですよ……」

アドルラン「父上、当時の義母上はおそらく今のキアラに近い歳でしょう?」

アドルラン「流石にそのような手で強引に迫るのは……」ジトリ…

ギルバート「……確かに、我としたことがあやつの容姿に心惹かれたことは認めよう」

ギルバート「だが、最初から無理矢理に抱こうというつもりはなかったぞ?」

カイン「いや、言い逃れできないくらい無理矢理迫ってたよね!?」

ギルバート「それはあくまで、ノワールといえどこういった状況になれば敗れ、奪われるのだということをわからせるためだ」

ギルバート「そうしてその危険性を理解したノワールは、更なる強者になると踏んだのだが……」

カイン「……父さんがまさかの返り討ちと」

ギルバート「うむ……あの日の出来事は今も忘れられぬ」

ギルバート「ノワールに搾取された我は、しばらく絶頂の余韻で動くこともままならなかった」

ギルバート「あやつの腕前なら、その隙に我の首を刎ねることもできたであろう」

ギルバート「つまりは、我は敗けたのだ……」

ギルバート「――だからこそ!」クワッ!

ギルバート「我はあの日以来……下半身の鍛錬も念入りに行うように心がけたっ!!!」

皇子ズ「「「」」」


……

――
514 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/27(水) 23:48:05.75 ID:BhhfcddN0
――


……ギルバート敗北後……




ギルバート「……ノワールよ」

ノワール「……!」ビク!

ギルバート「……先日は、すまなかった」バッ!

ノワール「……!」

ノワール「……いえ。私も、陛下に無礼を――」

ギルバート「我は実力主義を謳いながら……お前に敗れた」






ギルバート「――夜においてもお前が百戦錬磨なことを認めよう」

ギルバート「――だが、我も常に上を目指す……」

ギルバート「――すぐに、お前に相応しい力を身につけてみせよう」

ギルバート「――その時、今一度我と勝負せよ!!!」カッ!





ノワール「……!?///」ボッ!

ギルバート「愉しみにしているがいい……!」スタスタ…



ノワール「……」

ノワール「…………」

ノワール(……ど、どうしよう)

ノワール(夜も百戦錬磨って……私、まだ一度も……///)

ノワール(しかも勝負って、まさか……また同じことを!?///)

ノワール(……この前の陛下は、多分まだ本気で私を捕えてどうこうしようとはしていなかった……)

ノワール(あの圧倒的な力で、今度は本気で迫られたら……逃げられないっ!)

ノワール(……やだ。やだよ……初めては大切な人に捧げなさいって……)

ノワール(……これまでの対処法じゃ駄目。もっと、本格的に勉強をしないと……!)グッ!


……


――
515 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/27(水) 23:53:02.22 ID:BhhfcddN0
――

……


ギルバート「ぬおおぉぉぉぉ!」ギギギギギ…



股間に釣り下がる重石「……」ズッシリ…



ギルバート「まずは、耐久性を上げる必要がぁぁぁ……!」ギギギギギギ!


フローレン「あ、あなたぁ? 何をしているのかしらぁ……?」ヒキッ…


ギルバート「――来るべき時に備えて、だっ……!!!」ギギギギギ…!

フローレン「まぁっ♪」キュン!

フローレン(この人ったら、もう次の子が作りたくて仕方がないのねぇ……♪)



……


ノワール「……」キョロキョロ

隠密兵「ん、どうしたノワール?」

ノワール「……書庫、探しています」

隠密兵「書庫? ああ、確かにわかりにくいかもな。あっちの廊下のつきあたりを右」

隠密兵「そんでそこから数えて4つ目のドアを開けた先の階段の下だ」

隠密兵「しかし珍しいな。暇さえあれば得物を砥いでいるお前が……何を探しているんだ?」

ノワール「……来るべき時に備えて」

ノワール「……あまり、口外できない手段を」

隠密兵「そ、そうか……熱心だな」

隠密兵(……毒の製法か何かか? こいつの手にかかりゃ、毒が効く前に仕留めちまいそうだがなぁ)

ノワール「……では」ペコリ


……


ノワール「……」ペラ…

ノワール「……」ペラ…

ノワール「……///」ペラ…

ノワール(……本当は、大切な人にする行為だけど、身を守る為だもの)

ノワール(……私もいつか、お母さんになるのかな……)



……


――

516 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/27(水) 23:58:22.71 ID:BhhfcddN0
――


――数日後……


フローレン「ノワールゥ? またあの人が呼んでたわよぉ?」

ノワール(……き、来た!? こんなに早く!?)ビク!

フローレン「すっかりお気にいりねぇ……」

ノワール「……」ブルブル…

フローレン「まあ、あの人と私には負けるけど、あなたも相当強いからねぇ……」

フローレン(あの人に認めて貰えるだなんて、とても名誉なことなのに……)

ノワール「……」ゴクリ

フローレン(なーんでこの子はあまり嬉しそうじゃないのかしらねぇ?)



……



ギルバート「……来たか、ノワール」

ノワール「……」

ギルバート「以前の我と、同じと思うな……?」スッ…



ギルバートソード「……」バッキバキ!



ノワール「きゃっ!?///」

ギルバート「……ほう。そのような声も出せるのだな……」ムクムク…

ノワール(あ、あんなに……///)ドキドキ…

ギルバート「――今日は勝たせてもらうぞ!」バッ!

ノワール「!!」バッ!


特殊判定
↓1コンマ二桁
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/27(水) 23:59:24.21 ID:YcshWTZT0
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2019/11/28(木) 00:00:25.93 ID:3p1+JMaM0
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2019/11/28(木) 00:00:59.55 ID:3p1+JMaM0
これゾロ目だったらどうなってたんだろう?
520 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/28(木) 00:15:31.92 ID:+wEwEvo30
ギルバートVSノワール リベンジマッチ
ギルバートの手淫敗北

25>21

※基準値を下回った為、ギルバート耐久!
※まさかの驚異的な成長により、今後の展開が変化します

――

ギルバート「まずは前回と同じく、身動きを封じさせてもらおうか」グイ!

ノワール「っ!」シュ!

ムニッ!

ノワール「っぁ……///」

ノワール(あ、熱くて硬い……この前と違って、直接、だし……///)

ギルバート「ぬ、ぬぅ……///」

ギルバート(短剣に弓を扱うこやつの手も、鍛錬で傷んでいる筈……)

ギルバート(だというのに、なんなのだこの滑らかな心地よさは……///)

ノワール「……!///」コシュコシュ!

ギルバート「ふっ……ぐっ……///」

ギルバート(だが……っ!)


ギルバートソード「……!」ガチガチィ!


ノワール「えっ……!?」ビク!

ノワール(もっと、大きく……!? こ、こうなったら……)

ギルバート「言ったであろう、お前に相応しい力を身につけると!」グッ!

ギルバート「見たか、常に鍛錬を重ねることにより、より強くなることが――」


チュ


ギルバート「!?」ビクン!

ノワール「んっ……」チュピチュピ…

ノワール(うぅ、変な味が……でも、この反応なら……!)ギュ…

ギルバート「な、何をする気――」



ギュポポポポポポポポ!



ギルバート「はふぉああぁぁ!?///」ドピュピュピュピュ!

ノワール「ん、んぐぅぅぅぅ……!?」

ギルバート「ま、まさか……次なる刃を、隠し持つとは……///」パタン…

ノワール「……///」


ノワール(あ、危なかった……まさか、もう手で触ることに耐性を持たれるだなんて……)






ノワール(……やめて欲しいけど、本当に目的の為なら努力を欠かさない人なんですね)


……


――
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/28(木) 00:16:04.56 ID:VIwvZ1GfO
二人とも見事にどこかずれてるせいで
何とも微笑ましすぎる
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2019/11/28(木) 00:17:30.10 ID:3p1+JMaM0
出たー!伝家の宝刀『ギュポポポポポポポポ!』
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/28(木) 00:18:39.79 ID:VIwvZ1GfO
前言撤回
ギュポポポポが微笑ましい訳ないだろ!いい加減にしろ!
524 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/28(木) 00:18:57.56 ID:+wEwEvo30
第二戦が終わったあたりで今日はここまで
結構判定きつめにしたんですが突破された為、割と平穏な展開なるかも?
(なおそれも全部アベル達は聞かされていますが)
ちなみに偶数ゾロでギルバート大勝利、奇数ゾロでノワール大勝利でした

本日もありがとうございました!
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/28(木) 00:21:52.69 ID:VIwvZ1GfO
乙です
何気に一番得してるのって
パパンの成長の余波をゲットしている
フローレンさんじゃねこれ
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/28(木) 00:25:22.81 ID:QSsVxEnqO
おつおつ
確かにパパンは真っ直ぐだな!(白目)
やろうとしてることはつまり「絶対に孕ませてやる」対「絶対チンポには負けない」なのになんでかほっこりできる不思議
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2019/11/28(木) 00:29:58.25 ID:3p1+JMaM0
>>526
最終的にはラブラブセックスしそうな二人だなw
いや、未来は決まっているけどさ
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/28(木) 14:15:10.93 ID:et4MEG6M0
パパンも実力主義にこだわり過ぎなきゃ相性的にママン正妻にしてアベルも王宮で暮らしてたんかな……
でもそうなると貧民街でエリスとロウルも死んじゃうんだろうとおもうとなんとも言えない
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/29(金) 10:15:08.43 ID:ZUWJc9jA0
何だかんだでノワールさんが嫌がる気配無いのは
パパンに色々便宜図って貰った恩義の念や
色々間違っている部分もあるが強くて真っ直ぐな姿勢への敬意の念が強いからか

ここから子供産んでも良いと思う程度には惚れるまでの展開がやっぱどうしても気になる
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/30(土) 12:11:39.87 ID:5P4op9kMO
何気にここからエリスのパパンが絡んでくるんだよね
ギルバートもノワールさんエリスのそういう素性
知らずに来ていそうだし知ったときの反応も気になる
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/30(土) 23:20:31.75 ID:R7bCqq/fO
あれ?エリスパパンて一帝国将程度じゃなかったけ?
ギルバートも兵や将への関心はバーンズさん以外にはかなり薄かったし、エリスも自分の出自を訴える感じじゃなさそう
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 00:02:19.49 ID:vbVuLktMO
どこかにノワールさんがエリスパパンから
何か託されたて軟禁状態であっても帝国を
見守ることを決意……みたいな内容があったような
気のせいだったかな?てかパパンの方は
いずれにしても意識してないかサーセン
533 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/02(月) 00:15:46.48 ID:XVBTk/hR0
こんばんはー
日曜日にすら間に合わず申し訳ないです……
と、とりあえず日曜日と言い張って少しだけ投下しておきます

あと上で言われていますエリスの父親は帝国内での地位はそこまで高くなく、もうほぼ忘れ去られています
元々が聖国で戦死した扱いなのをエリス母に救われ駆け落ち、暗黒街で隠れ住んでいたところを聖国の追っ手に見つかり
そのまま死亡ですので(暗黒街での死傷沙汰は日常茶飯事で帝国上層の管理外)
エリスも問われれば正直に話はしますが、逆に言えば問われなければ自ら話すこともないです
534 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/02(月) 00:16:34.31 ID:XVBTk/hR0
――


……後日……


ヒュオン!


王国暗部1「」ドサ…

王国暗部2「」ドサ…


ノワール「……」チャキン…

ノワール(王国暗部の夜襲、どうしてこんなに……?)ゴソ…

ノワール(……前とは装備が違う?)

ノワール(王国は、有力貴族も正規軍に匹敵する兵力を持つ……だったかしら?)

ノワール(国王だけでなく、貴族まで帝国を狙っているの……?)タタタ…

ノワール(聖国は結界があるから、こちらの方が狙いやすいのかもしれないけど……)

ノワール(……? 王城の、あんな場所に灯りが……?)

ノワール「……」

ノワール(行ってみよう……)タタタ…





ノワール(城内じゃ、ない……)タタタ…

ノワール(この先は……)


……


――


535 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/02(月) 00:17:04.22 ID:XVBTk/hR0
――


【王城・展望台】


ノワール「……!」




ギルバート「む……ノワールか?」



ノワール「陛下……?」サッ…

ギルバート「……そう身構えるな。今日は挑まぬ」

ノワール「……」ホッ…

ギルバート「……愚か者共の始末の帰りか?」

ノワール「……はい。ですが、ここに灯りが見えたため……」

ギルバート「……そうか」

ギルバート「……時にノワールよ、お前は飲めるか?」

ノワール「……はい?」

ギルバート「酒のことだ。先日奪い返した王国貴族の領地から回収したのだが……なかなかの代物でな」キュポ…

ギルバート「だが、こやつはどうにも酒に弱くてな。まともに会話が成立せぬのだ」

フローレン「すぴー……」

ギルバート「折角の酒だ。語らう者がいた方が、愉しかろう?」ズイ

ノワール「……私などが、よろしいのですか?」

ギルバート「酒を嗜むには十分な強さであろう? 遠慮をするな」

ノワール「……では」スッ…

ノワール「……」コク…

ノワール「あ……美味しい……」ニコリ

ギルバート「……どうやら、平気そうだな」

ギルバート「しばし、我に付き合え……」


……


――
536 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/02(月) 00:17:38.58 ID:XVBTk/hR0
――

……


ギルバート「……」コクリ…

ノワール「……」コクコク…

ギルバート「……気に入ったようだな?」

ノワール「!?///」

ノワール「そ、そんなことは……///」アセ…

ギルバート「別に恥じることはなかろう。少しばかり、意外ではあったがな」

ギルバート「我もこれは気に入ったぞ。奪い返した土地は葡萄園に変えられていたが、悪くはないやもしれん」コクリ…

ギルバート「少なくとも、王国の手法で育てられた葡萄の方が帝国産よりも優れているのは疑いようもない」

ノワール「確かに、いい香りです……」コクリ…

ギルバート「うむ。フローレンめ、何故これを愉しめぬ……」

ノワール「……」コクリ…

ギルバート「……次を開けるか?」

ノワール「あっ、いえ!?///」

ギルバート「くくっ……残念だな、もう開けてしまった」キュポ…

ギルバート「こうなれば、飲まざるをえまい?」

ノワール「……///」

ギルバート「しかし……」トクトク…

ノワール「?」

ギルバート「いくら美味とはいえ、よく我の前で飲むことができるな」

ギルバート「酒の出回らぬ貧民街では無いのかもしれんが……」

ギルバート「酒で酔わした女を手籠めにするなど、王国等では常套手段だというのに」コクリ…

ノワール「……」コトン…

ノワール「……私は、まだこうして陛下とお話をするようになって日が浅いです」

ノワール「……ですが、私でもわかったことはあります」

ノワール「――あなたは、何に対しても練磨し、正面から挑む人なのだと。搦め手はお嫌いなのでしょう?」

ノワール「さっきも、今日は挑まないと。ですから、安心できます……」

ギルバート「くく、そうか……」



ギルバート「――少し、饒舌になったな。酒の力か、それともこちらが本来のお前なのか?」

ノワール「……!?///」

537 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/02(月) 00:18:13.32 ID:XVBTk/hR0
ギルバート「少なくとも、あの日乗り込んできた時よりもずっと、な……」

ノワール「……」

ノワール(気がつかなかった……)

ギルバート「確かに、お前の言う通りだ。酔い潰したお前を抱いたところで、我の敗北が消えることは無い」

ギルバート「約束も違えぬ。今日はこのまま、今しばらく我につきあってくれればそれでいい……」

ギルバート「――日を改め、さらに修練を積んでいずれは負かすがな?」ククク…

ノワール「……で、できればご遠慮したいのですが……///」

ギルバート「我より弱い者に拒否権は無い。嫌であれば、実力で我を打ちのめすがいい」

ギルバート「……それに心配はなかろう。現時点では、我はお前を押し倒すことはできても、そこから勝てぬのだから……」

ノワール「……///」

ノワール「……陛下、少しよろしいでしょうか?」

ギルバート「……なんだ?」

ノワール「陛下は何故、そこまで力を……実力主義を謳うのですか?」

ギルバート「……偉大なる初代皇帝の築き上げた、かつての帝国を取り戻すためだ」

ギルバート「金があるだけで無能が上に立つ王国も……」

ギルバート「平和と平等を謳い、神に縋り思考を放棄する聖国も……我の望むものではない」

ギルバート「実力を持つ者が相応しいものを得る。そのために這い上がろうとする者も現れる……」

ギルバート「この世は、力が全てなのだ。力が無ければ、何も得ることも守ることもできぬ」

ノワール「……陛下は、何を得たのですか?」

ギルバート「……未だ我が強さは不完全。故に、得たものも不完全な帝国よ」

ギルバート「だが、地位……豪奢な暮らしにこうした美味な酒……」

ギルバート「己を鍛えてこなければ、これらは得られなかっただろう」

ギルバート「ノワール、今のお前もそれは実感できているのではないか?」

ノワール「それは……」


538 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/02(月) 00:18:52.69 ID:XVBTk/hR0
ギルバート「……もっとも、我はあまり興味はないのだがな」

ノワール「え?」

ギルバート「あくまでそれらは、強さに付随する副産物に過ぎぬ」

ギルバート「それらを求めて練磨する者を否定はせぬが、我は……」

ギルバート「強く逞しく、皇帝だけでなく民までもが強く、己が手で道を拓いていく……」

ギルバート「我が真に望むものは、未だ遥か遠く……」

ノワール「……それでは、陛下は強者でありながら相応しい物を得られていないのでは……?」

ギルバート「っ……それこそ、我がまだまだ初代皇帝に及ばぬからよ」

ギルバート「さらに強くなり、帝国の栄光を取り戻し……」

ギルバート「最期の時まで練磨を重ね、育った子らがより帝国を強く導いていく……」

ギルバート「いつかは、初代皇帝すら為しえなかった次代の発展も……」

ノワール「……」

ギルバート「……まぁ、今の帝国も我も不完全」

ギルバート「我の鍛錬の相手が務まる者も、次を託せる子もおらぬがな……」



ギルバート「だがきっと、いつの日か………………」フッ……



ギルバート「ふっ……我としたことが、喋り過ぎたか……」コクリ…

ギルバート「これも酒のせいか、あるいは……」

ギルバート「誰かが傍で耳を傾けていたからなのか……」

ギルバート「……思えば、誰かとこうして酒を愉しむということ自体が初めてだったか?」

ギルバート「ふふ……悪くない……」コクリ…

ノワール「……ありがとうございます」コクリ…



ノワール(ギルバート……強くて、真っ直ぐな人)

ノワール(そして同時に――孤独な人……)

ノワール(立ち止まらないで強くあろうとし続けたせいなの……?)

ノワール(力の頂点に立っても、本当に欲しかったものが手に入らないって……気がついている筈なのに……)

ノワール(だって、さっきの一瞬だけ見せた寂しそうな顔は……)

ノワール(……)


……


――
539 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/02(月) 00:23:21.81 ID:XVBTk/hR0
短いですがここまで
なんとか月曜夜も更新できればなと思います
この後は少しだけアベル誕生の様子を交えつつ締めに入っていきます
そして再びチケット消化の次のおまけに移行する感じになるかと思います
更新不安定になっていますが、お付き合い頂ける方はよろしくお願いいたします
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/02(月) 16:05:19.64 ID:AnfXrUAA0

酒が両者の本心良くも悪くもさらけ出して…という展開か
両者のハイスペック振りから目を逸らすと結構王道な展開で良いな

なおアベル隊の場合パトラ以外は一滴口にしただけで大惨事脱衣大戦が始まる模様
(そういやマックスって酒判定取りましたっけ)
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/02(月) 19:57:14.93 ID:6KAaYX240
乙!
実際パパンは強過ぎて孤独ってのはあるんだろうなぁ……レベルや耐久とか完全に人間離れしてるし

>>640
とってて、しかも90オーバーだったから脱ぎ魔の仲間入りしてる。ティアも脱ぎ魔で、ぶっちゃけパトラさん以外みんな脱ぐ
542 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/02(月) 23:50:43.75 ID:XVBTk/hR0
こんばんはー
アベル誕生まで持って行けてませんが、少しだけ再開です

マックスは要所要所のコンマをきっちり決めていく(特に聖国決戦前の覚醒)のですが、
フレーバーのおまけ判定運は酷く、奇数ゾロを二回ぶち抜いたり酒その他も悲惨だったりとかなりムラッ気のある青年ですね……
543 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/02(月) 23:51:48.23 ID:XVBTk/hR0
――

……


……深夜・帝国王城内……



パン、パン…!


フローレン「んぅぅぅぅぅぅ……!」グチョグチョ…

ギルバート「……」パンパン!

フローレン「あはぁ……♪ すごいわあなたぁ……♪」ジュプ!

フローレン「こ、こんなはげしっ……初めてよぉ……♪」

フローレン「も、もう……っ♪」ビクン!

ギルバート「……出すぞ、フローレンッ!」グポォ!

フローレン「〜〜〜〜〜〜〜っ!?」ビクンビクン!



カインの素「」ドピュッ!



フローレン「あっ♪ 来てる、来てるわぁ……♪」ゾクゾク!

フローレン「私の身体があなたに屈服して、孕もうとしてるのがわかるぅぅぅぅぅぅ♪」ビクンビクン!


ヌチュ…


フローレン「あふぁ……♪」パタリ…

ギルバート「……」ビキビキ…

フローレン「まぁ、これだけ出してまだこんなに……♪」

フローレン「でも、こんなに激しくされちゃったら私も限界よぉ……?」

フローレン「また明日、ヤりましょぉ……」スヤァ…

ギルバート「……」

ギルバート「むぅ……」




544 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/02(月) 23:52:49.87 ID:XVBTk/hR0
ギルバート(我が半身を鍛えた結果、こうしてフローレンは楽に組み伏せられるようになった)

ギルバート(この歳で大きさも増したのか、より奥深くを突いている感触もある)

ギルバート(それにこれだけ出せば、きっと新たな子供も宿ることだろう……)

ギルバート(我は強くなり、全てが順調の筈だ)

ギルバート(だというのに……)

ギルバート「……」フゥ…

ギルバート(この言いようのない、燻った感情はなんなのだ……)

ギルバート(……敗れたノワールに勝たねば意味が無いということか?)



ギルバート(――我は、あやつをどうしたいのだろう?)



ギルバート(ノワール……最下層の者ながらに強く美しい女……)

ギルバート(……我と酒を愉しんでいた時に見せた、普段とは少し違う様……)

ギルバート(卓越した技能を持ちながら、時折見せる年相応の反応……)

ギルバート(……まさか、この我が惹かれているとでもいうのか?)

ギルバート(……しかしあやつは強者ではあるが、より強くなろうという気概を感じられぬ……)

ギルバート(総合的に見れば、フローレンの方が強者……)

ギルバート(我が肉体の力と、フローレンの魔力が合わされば、必ずや強き子が産まれる筈なのだ)

ギルバート(抱くに値する強者は、フローレンの筈なのだ)

ギルバート(それだというのに……)

ギルバートソード「……」バッキバキ!

ギルバート(……こんな状態では、余計に思考も纏まらぬか)

ギルバート(致し方があるまい。今日はとりあえず、このまま射精を耐える鍛錬に移行し……)グッ!

ギルバート(ノワールのことは、また後日考えるとしよう……)


……


――
545 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/02(月) 23:54:13.98 ID:XVBTk/hR0
――

……


【王城・鍛錬場】



ブオン! ブオン!



ギルバート「998……999……1000っ!」ブオン!

ギルバート「……」チャキン

ギルバート「……少し、休憩するか」ドサ!


ノワール「……皇帝陛下が、誰もいない鍛錬場で一人素振りの鍛錬ですか?」スッ…


ギルバート「ノワール……何故ここに?」

ノワール「……私も、少し鍛錬を。それと差し出がましいですが、陛下にこれを」

サンドイッチ「……」キラキラ…

ギルバート「……ほう」

ノワール「……陛下は、もう十分お強いのです」

ノワール「全く動かないというのも鈍ってしまうでしょう。でも……」

ノワール「時には、立ち止まったり……休むことも、大切だと思います……」

ギルバート「……だからこうして、休んでいるではないか?」

ノワール「……そう、ですね……」

ギルバート「……折角の食事だ。頂こう」パクッ

ノワール「大した代物ではありませんが……」

ギルバート「……ほう」モグモグ…

ギルバート「……ほう、ほう」ヒョイ、モグモグ…

ギルバート「…………美味いな」

ノワール「あ、ありがとうございます」

ギルバート「む……もう空か」スカッ…

ギルバート「……馳走になったな。これでより鍛錬に励めるというものよ」スクッ

ノワール「そ、そんな! もう少し、ゆっくりと……」

ギルバート「……美味な食事は、身体に力が漲ることがわかったのだ。この機を逃すことはせぬ」

ノワール「だからと言って、また一人寂しく素振りなど……」

ギルバート「……一人ではない。見るがいい」スッ…

ノワール「え?」チラ


546 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/02(月) 23:56:39.78 ID:XVBTk/hR0
バーンズ「……」メモメモ…


ギルバート「あやつはまだ我には程遠いが、早くもああして我が剣を盗もうと必死になっているのだ。無駄ではない」

ノワール「……」

ギルバート「ああ、折角来たのだ。……少し、付き合うがいいノワール」

ノワール「…………かしこまり、ました」チャキ…

ギルバート「ふふ、やはり打ち合った方が熱も入るというものよ……!」グッ!





バーンズ(陛下観察日記その54。やはり陛下の普段の食生活は何故か貧民街と同等かそれ以下と推察される)カキカキ

バーンズ(察するにフローレン様の腕前が酷いのであろう。天性の戦の才も、料理にまでは及ばないらしい)カキカキ

バーンズ(私に次いで拾ったという黒衣の女性が用意した軽食は、表情の変化は少ないが大変お気に召した様子)カキカキ

バーンズ(万が一毒が盛られていたらと危惧したが、杞憂だったようだ。そもそも陛下なら、毒もねじ伏せることだろう)カキカキ

バーンズ(使われている食材もシンプルに見えた。葉野菜に香ばしく焼いた鶏肉、そしてあの匂いはマスタードだろうか?)カキカキ

バーンズ(距離があってなお、食欲をそそる匂い。陛下がすぐに平らげてしまったのにも頷ける)カキカキ

バーンズ(未熟なこの身では戦いのお役には立てないが、もしかしたらこちらで役立てるかもしれないため、これも記録しておく)カキカキ



ギルバート「見るがいいノワール! バーンズの速度が上がったぞ」ブオン!

ノワール「……」サッ!

ギルバート「やはり、強者とのやりとりは良い刺激となるようだな!」

ギルバート「我も、昂ぶって来るぞ……!」ゴゴゴゴ!

ノワール(あの子、覆面で表情がわからないけど……)

ノワール(……私達より、私が持って来たバスケットに注視しているような?)

ギルバート「ぬぅん!」バッ!

ノワール「……!」ヒラリ

ノワール(本当に、強い人……でも……)

ノワール(どうすれば、この人を……)

キィン!

ノワール「!!」

ギルバート「勝負ありだな」チャキン!

ノワール「……参りました」

ノワール(この人を、一人強くなり続ける道から……)

……

――
547 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/03(火) 00:02:51.42 ID:WDC6BwNX0
――


……


ギルバート「……鍛錬に行ってくる」

フローレン「今日もなのぉ?」

ギルバート「慢心し、鍛錬を怠る者に訪れるのは破滅よ……」

フローレン「そうは言うけどぉ……」

フローレン「……なんというか、最近あなた少し楽しそうじゃなぁい?」

ギルバート「……我が?」

フローレン「そうよぉ。ちょっと前まで、素振りの鍛錬はどことなく無機質にやってたのに」

ギルバート「……」

ギルバート「……少しだけ、楽しみが増えたのだろうな」

フローレン「ま、まさかまた新しい剣技を?」

フローレン「さすがあなただわぁ……」ブルブル…

ギルバート「……行ってくる」スタスタ


……


ギルバート「……」

ギルバート「…………」

ギルバート「我は……」



特殊判定
↓1コンマ二桁


548 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 00:04:14.00 ID:mvB5BswY0
n
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 00:04:37.10 ID:BCsnZPEzO
550 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/03(火) 00:05:39.68 ID:WDC6BwNX0
なん……だと……!?(白目吐血)
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 00:06:32.47 ID:BCsnZPEzO
ここで決めてくるかコンマさんww
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 00:06:37.77 ID:S1jWodDt0
ここで00は流石に何かあるわwwww
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 00:07:15.04 ID:lGGYygLoO

このスレ開幕判定ゾロはよくあったけどとうとう開幕クリティカルとは
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 00:07:48.53 ID:i1eqr08k0
00来たよ
555 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/03(火) 00:13:11.49 ID:WDC6BwNX0
特殊判定結果

アベルが仕込まれる夜。どちらからもちかけた?

偶数:ギルバート
奇数:ノワール

コンマ00

 0 0


 ハ イ パ ー ク リ テ ィ カ ル ! ! !

00:二人同時に。お互いがお互いに溺れてしまう


判定をとったあたりで今日はここまで
えー……うん、ギルバート過去編だけでまさか二度もクリティカル攻撃を受けるとは思いませんでした
これはアベル一発着床ですねー……
1パーセントってこんなごんごん飛んでくるものだったかなぁ……

本日もありがとうございました!
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 00:14:18.97 ID:S1jWodDt0

まさか00で笑うしかない
てか、なんでこんなに愛し合ったのに今はああなってしまったのか…
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 00:19:45.09 ID:i1eqr08k0
乙ー
これじゃあフローレンさんただのピエロじゃないですかー
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 00:20:53.45 ID:S1jWodDt0
>>557
それがフローレンという女なんだろう…多分
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 00:28:24.61 ID:3xxfo57PO
おつおつ
フローレンさんも00の運命的な出会いなら、一夜の過ち?とはいえ00で燃えあがったノワールさんも流石やね……
やっぱ直前に胃袋掴んだのも大きいのかも?てかバーンズさんの料理上手のルーツにもなってるとなると影響力すごいな
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 07:13:42.45 ID:cIvOLzUEO
本編では決めるべきタイミングでやべーの決めてくるパパンと
コンスタントにゾロマシーンと化して荒ぶるノワールさん
今回の00もそう考えると必然だったと言える(錯乱)

しかし00となると
息子3人が羞恥心通り越して前屈みになるような
濃厚な一夜が期待される
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 10:12:07.34 ID:rgrrg5aA0
自分の琴線に触れない者には興味を一切持たないが
興味を持った相手には確実に00で落としにかかるギルバートのガチっぷりは
何だかんだで子供達が皆決して安易に異性に手を出さない形で正しく受け継がれている感あるわ
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 12:38:53.28 ID:msaop/ZaO
アドルラン兄様:朴念仁(どうにか解消)
お兄ちゃん:嫁が強すぎる(鍛練の甲斐あり辛くも勝利)
アベル:ハーレムだけどみんな純愛(主に聖国組から目を背けながら)
キアラ:ガードが異常に固い
フィーア:夜這いして逆襲されたけど夢オチで済んだ
確かに王族側は割りとセーフか
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 13:18:45.48 ID:doUvYzNj0
何気にお兄ちゃんの夜レベルの成長(1桁から60超えで普通に平均以上に)も
パパンの血かもなあ
まああれは大体初期100でギュポポった現嫁のメイドのせいでもあるけど
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 14:16:01.22 ID:doUvYzNj0
カイン初期夜レベル14だった1桁じゃなかったサーセン
レベルダウンの印象強すぎて混同してた模様

ノワールさんはギルバートを思うが故に
最悪の時には刺し違えることも覚悟で自ら帝国の陰に身を置いた感じになるか
そう考えるとアベルが逞しく成長してギルバートを倒そう(正そう)と発起した途端親バカになるのも割と頷ける気がする
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 13:19:39.81 ID:pS7a4cTA0
>>557
というかノワールさん懐妊を知った時点で
自分がピエロになってるのに気づいたからこその
その後の正妻賭けた決闘やら軟禁やら子供達の貧民街送りやらなんだろうな
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