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【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その12
- 641 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 00:32:43.63 ID:IxAaPcp0O
- 乙!
おでかけ……最後の判定で偶数ゾロ……うっ、頭が!?とりあえず>>1のこの反応見るかぎりアイナ大勝利の可能性でてきたかな?
白帝さん名付けはありだと思う。アベルも愛馬にファフニールって名前つけたし
- 642 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 07:44:01.41 ID:CutP/IZQO
- ほのぼのした導入と
割と平穏そうな序盤からの
ゾロ目発動による急展開
最早お約束と化してるレベルやね
しかしこのメンバーでやべーレベルのトラブル……
……生えちゃう?
- 643 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 13:25:00.56 ID:BMC61XTA0
- 白帝さんの名前かー
強くて立派な見た目だけど
小動物っぽいところがあって愛嬌があるとなると
フィーア「ドラ〇もんが良いと思います!普段はドラちゃんで!」
キアラ「まずいですよ!」
- 644 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 15:55:42.26 ID:C8RVpvHoO
- ネーミングセンスある人はほんと羨ましいわ。俺なんか白い竜ならもうシロちゃんくらいしか思い浮かばんもん
しかし何故かドジっ子臭する白帝さんも実はレベル500オーバーかつ大補正持ち?っていう化け物という事実
ガチギレ魔改造リーヴに素の状態で匹敵するとなると本来なら相当やばい相手だった筈だよね
- 645 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 18:59:37.08 ID:VLOo6VF2O
- フィーアが名付けるとなると
可愛らしさとそこそこの教養に
沿った感じの名前ってイメージ
シンプルにパイロンとかでもしっくりきそうではあるかな
まあ先走りはあんま良くないだろうし
まずはローズさん一行の続きを待ってます
- 646 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 19:15:53.12 ID:UvCyMpq/0
- 広大・巨大な純白となると雪
竜の特徴となれば角・牙・翼
白帝竜の特徴といえば鳴き声の「キュ」
各国の言葉と組み合わせればテュッキュとかキュネーヴェとか色々出てくるね
何気にファフニールも先に使われていなければ候補だったかも
- 647 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/12(木) 01:31:48.86 ID:lEh1W2720
- ここはシンプルに「ハク」…使い古されて面白くないか
- 648 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/16(月) 23:48:59.05 ID:S1kQmrim0
- こんばんはー
また間がかなり空いてしまい申し訳ない限りです……
せめてまたクリスマスには更新できるよう仕事を片付けておきたい今日この頃
白帝さんの名前は有りのようなので、イベント発生時に安価コンマ判定をとろうと思います
少しだけですが、ローズ隊のお話進めておきます
- 649 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/16(月) 23:49:43.79 ID:S1kQmrim0
- 5連特殊判定結果(>>633より)
1:帝都の治安
59>40
※基準値を超えたため、平和なおでかけ
――
【帝国・帝都】
ガヤガヤ…
アイナ「今日も賑やかですね……」キョロキョロ
ローズ「えぇ。心なしか、以前よりも明るい雰囲気に感じるわネ」
スミレ「以前はちょっといざこざがあったようですけどね」
スミレ「その時は、偶々居あわせたカイン様が騒動を治めてくれたようです」
ローズ「フフ、カイン様にもだいぶいい変化が出てきたわネ」
ローズ「天使達の不安が一つ取り除かれたのは、大きな進展ヨ」ホクホク
アイナ「お二人とも、兄妹仲良くしたいって常々思われていましたもんね」
ローズ「そうヨ。兄妹で争い合うなんてもっての他なんだから!」
スミレ「もっとも、もし皇族のご兄妹が争われたら……」
アイナ「キアラ様とフィーア様が勝っちゃいますよね、多分……」
ローズ「……それは言わないお約束ヨ」
ローズ「あの子達だって稀有な才能に恵まれただけで、本当は争いごとは嫌いなんだから」
アイナ「争い事が好きな女の子って、そもそもいないんじゃ……?」ウーン?
ローズ「あら、アタシは強者と拳を交えるのは結構好きヨ?」
アイナ「」
ローズ「はしたないかもしれないけれど、これが天使を守る力にも繋がると思うと、ネ」ゴキゴキ…
ザワザワ…
帝都民1「お、おいメイド長だぞ……!?」
帝都民2「やばいやばい、なんか拳鳴らしてるぞぉ!?」ガクブル…
スミレ「……ローズさん、今日は休暇のお買いものですので」スッ…
スミレ「普段以上に、レディー面を出しておいた方がよろしいかと……」コソコソ…
ローズ「そ、そうネ……」スッ…
アイナ「……」
アイナ(争うとか、喧嘩は嫌だけど……)
アイナ(――私は、逞しくてカッコいい男の時のローズさんも好きなんですよ?)
……
――
- 650 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/16(月) 23:50:19.36 ID:S1kQmrim0
- ――
……
ローズ「ふぅ……思ったより買っちゃったわネ」
アイナ「そ、そうですね。ちょっとお財布の紐が……」アセアセ
スミレ「いえ、前にボクが見た時よりも安くなっていましたし……」
ローズ「質も良くなっているように見えるワ。王国との交流のおかげかしらネ?」
アイナ「なんだかんだで、ちゃんと帝国と王国も馴染めているのでしょうか?」
ローズ「まだまだこれから、と言ったところネ。急速に溝は埋まらないものヨ?」
スミレ「そうですね。確かに質は良くなりましたが、王国本土と比較するとまだまだです」
スミレ「お店も、手さぐりしている状態なのではないでしょうか?」
アイナ「なるほど……」
ローズ「それでも、良くなったのは確か。これでよりレディーとして身だしなみを整えられるワ!」
ローズ「あなた達も普段から身だしなみに気を使ってくれてるし、本当に嬉しい!」
アイナ「えへへ///」テレテレ
スミレ「ローズさんのおかげですよ///」
ローズ「ふふ、そう言って貰えるとありがたいわネ」
ローズ「待っていなさいアタシの爪にお肌……」
ローズ「すぐに、元以上の美しさにしてあげるワ……!」ゴゴゴ…!
アイナ「ローズさん、元のお肌が綺麗だから大丈夫ですよ!」
スミレ「……」
スミレ「そういえば……」
ローズ&アイナ「「?」」
スミレ「ふと気になったのですが、ローズさんのお肌の手入れ……」
スミレ「いえ、レディーとしての嗜みを身に着け始めたのはいつ頃からなのでしょう?」ハテ?
アイナ「ローズさんがまだ、完璧なレディーじゃなかった頃ってことかな?」
スミレ「そうですね。少し、気になります」
ローズ「あら、乙女の秘密を探りたいお年頃かしら?」
ローズ「そうねェ……」
ローズ「……」
――
- 651 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/16(月) 23:51:09.50 ID:S1kQmrim0
- ――
特殊判定結果
2:ローズの過去の境遇
29(恵まれてはいたが、理解はされず)<50
※基準値を下回った為、過酷な境遇回避
――
ローズ「……そういえば、しっかりとアタシの昔話なんてしたことなかったかしら?」
スミレ「そう、ですね。ボク達からすればローズさんは初めから頼りになる存在でしたし……」
アイナ(私はスミレちゃんよりも前からローズさんを知ってるけど……)
アイナ(だいたい10年くらい前だったかな? あの時から、すごくかっこよくて……///)
アイナ「わ、私も気になります///」
ローズ「ん〜……別に大したものでもないわヨ?」
ローズ「一応これでもアタシの家はそれなりに裕福でネ……所謂お貴族様かしらネ?」
ローズ「帝国は実力主義とはいえ、お金の力も強いのもまた事実だけど……」
ローズ「それ以上に、帝国貴族はあることに力を入れていたの」
アイナ&スミレ「「?」」
ローズ「作法と教養、そして美貌。アタシに限らず、貴族は自分の娘達を立派なレディーにしようとしていたのヨ」
ローズ「――皇子様に、あわよくば皇帝陛下に取り入ろうとしてネ?」
アイナ「えっ!?」
スミレ「……なんとも、無謀に聞こえてしまいますね」
ローズ「勿論その通りヨ? 実力至上主義の陛下がそこら辺の貴族の娘に靡くことはありえなかったというか……」
ローズ「まずあのフローレンに見つかった瞬間に、もれなく炭にされるんだもの」
ローズ「だから、貴族達は第一皇子のアドルラン様に目をつけたわけ」
ローズ「もっとも、あの人も媚びてくる女が嫌いだったから、まるで意味はなかったみたいだけどネ……」
ローズ「それでも、鍛えずにさらに裕福な暮らしを追い求める貴族もまだまだ残っていたワ」
ローズ「そういった貴族は、地位は低くとも皇子には違いないとアベル様を狙っていたみたい」
ローズ「まだ子供のアベル様を性的に襲って、手籠めにしようとする悪女もいたそうヨ?」
アイナ「エリスちゃんが聞いたら怒りそうだなぁ……」ブルブル…
ローズ「まあ今のアベル様を見ればわかるけど、結局それも失敗しているワ」
ローズ「貴族の打算的なレディーのお勉強じゃあ、当然の結果ネ」
アイナ「そ、そうですよ! 邪な目的を持っていては、本当の自分磨きなんてできません……!」
ローズ「偉い! 流石アイナちゃん、その通りヨ!」ビシ!
アイナ「えへへへ///」テレテレ
スミレ「……」
スミレ(……カイン様に触れない。これが、今ボクが取るべき最善の行動ですね)
- 652 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/16(月) 23:51:48.05 ID:S1kQmrim0
- アイナ「……あれ? でもそれだと、作法の勉強をしていたのは女の子だけ?」
アイナ「男の子の貴族はどうしていたんですか?」
ローズ「……女の子よりもっと単純。帝国男子、強くあれ! ヨ」
ローズ「帝国は装備の質も良くなかったのが大きいけど……」
ローズ「王城の正規の騎士団や皇族以外は重鎧や大剣なんて高価なものは手を出せなかった」
ローズ「だから比較的安価な剣やナイフ、もっと行き着くと買い替える必要のない己の拳を武器とする人が多い……」
ローズ「……そしてそんな人たちよりも優位に立ちたいというか、誇示したかった貴族の御坊ちゃまの武器は豪奢なもの」
ローズ「装飾の施された細剣……見た目も綺麗だし、大ぶりな剣やナイフの攻撃も経験を積めばいなせる武器ネ」
ローズ「……」フゥ…
ローズ「とはいえ、所詮は貴族のおままごと。アーシャちゃんみたいな細剣使いの方が極めて稀な存在ヨ」
ローズ「男の子も女の子も、中途半端なお勉強……それが帝国貴族の大部分を占めていたワ」
スミレ「……王国もですが、まともな貴族というものはどこの国でも少ないようですね」
ローズ「そうネ。そしてアタシの家も、漏れなくその駄目な方の家だった……」
ローズ「……一応、昔のアタシは男の子だったから。ひたすらに武術の稽古をさせられたワ」
ローズ「逆に女の子はほとんど作法のお勉強。やることが多岐に渡るから、武芸なんて最後の最後にできるかどうか……」
ローズ「男に生まれても、女に生まれても。結局は不自由な暮らしを強いられるのヨ」
アイナ「……」
スミレ「……」
ローズ「昔のアタシは弱くてネ。別の貴族の娘さんが剣を振らずに紅茶の淹れ方の勉強しているのを見て……」
ローズ「心底思ったものヨ。女の子に生まれたかったってネ……」
アイナ「ローズさん……」
ローズ「だけど、すぐにその考えは改められることになったワ」
アイナ「え?」
――
- 653 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/16(月) 23:56:54.93 ID:S1kQmrim0
- 短いですが今日はここまで
ローズはキャラシートに本名があるので、最初期は普通に男の子だったと認識しています
このままローズ→アイナ→スミレの過去を交えつつ進み、現在でのローズ隊と白帝の小イベント→コンマ偶数ゾロイベントの流れになるかと思います
本日もありがとうございました!
- 654 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/17(火) 00:00:04.82 ID:XTxSJ05A0
- 乙です 忙しそうですが無事で何より
低コンマが上手いこと良い位置を踏み抜いてたのは朗報やね
- 655 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/17(火) 00:04:29.72 ID:e6ZA8DPcO
- おつおつ!年末は忙しいし仕方がないというか、空いてもこの程度でちゃんと更新来るのは嬉しい
しかしこうなると、残った判定からしてアイナとスミレの境遇が基準値超えのハード踏み抜いたかな?
あとお兄ちゃんに合掌したいが、エメリナに会えたこと考えると悪く無いかもね
- 656 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/17(火) 00:06:08.36 ID:YgSA/3Q00
- 偶数ゾロ目アピしていた>>837の自己中か?
悪い結果になってたら嬉ションしながら煽って叩くつもりだっただろ?
- 657 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/17(火) 08:06:56.96 ID:kmaPPHBH0
- ローズさんは育ちが過酷な環境ではなかった分だけ
他者を指導して引き上げるという発想に行きつく余裕があったともとれそう
- 658 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/17(火) 16:09:08.28 ID:CLzaJlVWO
- キャラシ確認してきたがローズさんまだ若いのね。それでいてあの有能っぷりとは……
パパン達親世代除くと最年長スカーレットさんってのにも驚きだが、そういや鯖読みってバレてないのか?
- 659 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/20(金) 16:39:57.19 ID:XzkbbQZA0
- スカーレットさんは精力が力の源でそれをクラウス王始めきちんと理解しているからこその
容認とやり過ぎへのストップだよな改めて色々見直すと
ローズさんは普通に男が一番脂乗ってる年齢層だし如何にそれまでの下積みや努力が凄まじかったかを表す今の実力でもある
なおそれと互角以上で渡り合うメイド
- 660 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/20(金) 19:38:30.07 ID:KhUKL2XsO
- エリスも境遇は悲惨だったけど、めぐまれた才能+弛まぬ努力+強烈なコンマ運ってそりゃ強くなるわな
次期メイド長になりそうなレベルだけど、ローズさんと違って装備品開発力とかは無いから難しいんかな
- 661 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/22(日) 23:48:49.12 ID:7BnyMnY50
- こんばんはー
立て続けにこんなに空いてしまうって本当にもう……
とりあえず、ローズ過去部分だけ投下していきます
- 662 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/22(日) 23:49:48.79 ID:7BnyMnY50
- ――
ローズ「……ある時のこと。その密やかに憧れていた貴族の娘さんはある事件に巻き込まれた」
アイナ「!!」
ローズ「今のアタシからみても、小さいながらに立派なレディーと言える、本当に気品溢れる子だったんだけどネ」
ローズ「……武芸まで、手はまわっていなかったのヨ」
ローズ「帝国は実力主義。最終的には、武力が持ち出されるワ」
ローズ「もし、あの子もせめて身を守る術を知っていれば……」
アイナ「……」
ローズ「ただ闇雲に剣を振るうだけの男の子には品格が足りない……」
ローズ「でも所作が洗練されても戦えない女の子は餌食にされてしまう……」
ローズ「――強く、美しく。両方兼ね備えた人こそが、一番なんだって気がついたのヨ」
スミレ「それで、今のローズさんに……」
ローズ「ええ。まあアタシは元々からして、女の子のドレスとかに憧れていた節はあったんだけれどネ……」
ローズ「正直に両親に話したら、見事に勘当されたワ」
アイナ「そ、そんな!」
ローズ「まあ覚悟は決めていたけれどネ。あの家にいたところで、アタシは一生強くも美しくもなれなかったと断言できる」
ローズ「そして一人放り出されたアタシは……まず剣を捨てて、拳を鍛えたワ」
スミレ「拳を、ですか?」
ローズ「そうヨ? 強く男らしくなるには、自分の肉体が基本だもの」
アイナ「あれ? でも男の子だけじゃ駄目だから女の子の勉強もするんですよね?」
ローズ「うーん……自分で言うのも変だけれど、アタシのこれは自分でも変わっている自覚はあったしネ」
ローズ「両親の反応もそうだけれど、一般的にはアタシがレディーの作法を学ぶなんて変な目で見られたワ」
ローズ「――だからまずは男を、力を磨くの。実力主義なんだから、強ければ多少変わっていようが認めざるを得ないでしょう?」
アイナ「な、なるほど」
ローズ「しばらく生き延びるために喧嘩に明け暮れた後は、王城の使用人試験に向かったワ」
スミレ「兵士志願ではなかったんですね?」
ローズ「あなた達ならわかると思うけど、兵士よりもメイドや執事の方が覚えなきゃいけないこと沢山あるでしょう?」
ローズ「一人前のレディーを目指すにおいて、これ以上の適職はないわヨ?」
ローズ「まさかちゃんとした知識も教養も無い人が、誰かのお世話なんてできないでしょう?」
アイナ「確かに言われてみると……」
- 663 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/22(日) 23:50:33.65 ID:7BnyMnY50
- ローズ「まあ、それでも当時からして最優先は武力だったんだけれどネ……」ハァ…
ローズ「合格した後は、王城内の平執事から始めたワ」
スミレ「メ、メイドじゃなかったんですか!?」
ローズ「……本当はそっちのほうがよかったんだけれどネ」
ローズ「自分でも未熟とわかっている状態で、まだ早いと思ったのヨ」
ローズ「でも同時に活力にもなったワ。いつか、あの可愛いメイド服を着てやるんだって……!」
ローズ「ゆくゆくは、アタシの趣味も取り入れたさらに可愛いメイド服にしてやるんだってネ!」グッ!
アイナ「私が今、このメイド服を着られているのもローズさんのおかげなんですよね……」ヒラヒラ
ローズ「アイナちゃんが私の趣味をわかってくれる子で本当に嬉しかったわぁ……」
アイナ(確かにこのデザイン好きだけど、本当は少しでもローズさんに近づきたいからなんだけどね……///)
スミレ「……メイド服じゃないローズさん、ですか」
スミレ「きっとボクよりもずっと上手く執事服も着こなされたんでしょうね……」
アイナ(うん! カッコいいよ執事ローズさん///)グッ!
ローズ「当時のアタシはまだまだだったわヨ? 与えられる仕事も雑務ばかり……」
ローズ「でもそんな雑務の中で、一つの出会いがあったの」
アイナ&スミレ「「出会い?」」
ローズ「ええ。メイド長という今のアタシを生み出す原因になったとも言えるわネ」
ローズ「……もう、十数年前かしら?」
ローズ「そうあの日……」
――――
―――
――
―
- 664 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/22(日) 23:51:15.38 ID:7BnyMnY50
- 〜〜〜〜
……
【帝国・王城】
フローレン「それじゃあ、よろしくねぇ?」
上級メイド達「「はっ!」」ビシ!
ローゼン「……」
下級メイド達「「……」」ブルブル…
フローレン「あら、あなた達は余っちゃった子かしらぁ?」
フローレン「まだ新米みたいだけどぉ……あ、そうだわぁ!」ポン!
フローレン「優しい私が、特別にお仕事をあげるわよぉ?」
フローレン「どれだけ家具を割ろうが、お茶をぶちまけようが怒らないから安心なさいな?」
下級メイド「ど、どのような……?」ブルブル
フローレン「――妾のノワールのお世話よ」
下級メイド達「「!?」」
フローレン「ああ、ついでに庭園の草むしりもお願いしとこうかしら?」
フローレン「それじゃあ私は用事があるし失礼するわぁ。頑張ってねぇ?」ヒラヒラ
……
下級メイド1「ど、どうしよう……」ガタガタ…
下級メイド2「妾って言っても、一度は陛下が選ばれるような方……」ガタガタ…
下級メイド3「もし、また何か失敗をすればきっと……!」ガタガタ…
ローゼン「……」
ローゼン「まずは、俺……が行きます。仮に罰を受けたとして、一番丈夫なのは俺ですから」
下級メイド1「た、確かに戦闘技能ではローゼン君が一番だったけれど……本当にいいの?」
ローゼン「ええ。草むしりとかを先輩に押し付けることになってしまいますが……」
下級メイド2「ううん全然全然!」ブンブン!
下級メイド3「私達毟るの大好きぃ!」
ローゼン「では……」
……
――
- 665 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/22(日) 23:52:22.79 ID:7BnyMnY50
- ――
……
ローゼン「……」ツカツカ…
ローゼン(フローレン妃は、どうにも好きになれないけど……)
ローゼン(所作は、紛れもない淑女のもの。皇妃ともなれば、当然に求められるもの……)
ローゼン(今の身分じゃとても近づけないけど、妾とはいえ同じく妃のノワール様のお世話……)
ローゼン(至らないだろうけれど、レディーとしての知識を得られるまたとない機会……!)
ローゼン「……」スゥ…
コンコン
「はい。開いていますよ?」
ガチャ…
ローゼン「……失礼致します。本日のお世話を担当させて頂きます、ローゼンとっ――」
ノワール「あら、わざわざありがとう。ちょうどさっき焼き菓子を作ったのだけれど、いかがです?」
ローゼン「」
ノワール「できれば私以外の誰かに味の感想を聞きたかったのだけれど……」
ローゼン「」
ローゼン(な、なんだこの人は……!?)
ローゼン(ドレスじゃない、とても皇妃が着るとは思えない質素な黒衣なのに……見事な着こなし、そして滲み出る気品!)
ローゼン(それでいて、隙が無い……! 間違いなく、戦闘経験を積んだ強者の気配……!)
ローゼン「……!」ハッ!
ローゼン「し、失礼致しました。しかし私如きに……」
ノワール「ふふ、もっと楽になさって? そっちの方が私も嬉しいわ」
ローゼン「で、では恐れ多いですが……いただきます」サク!
ローゼン「っ、お……美味しい!?」
ノワール「ふふ、よかった。あ、紅茶も用意した方がいいかしら?」
ローゼン「ま、待ってください! 私がすぐに用意致しますのでっ!?」バッ!
――
- 666 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/22(日) 23:53:20.48 ID:7BnyMnY50
- ――
ローズ「いやぁ、あの日は色々と驚いたわねぇ……」シミジミ…
アイナ「ノワール様の、お世話係……」ゴクリ…
スミレ「本来であれば、とても雑務とは思えないですね……」
ローズ「そもそもあの人に、お世話役なんて不要だったと思うけどネ」
ローズ「フローレンとしては、あえて経験の浅いメイドや執事を宛がうことで……」
ローズ「慈悲深い皇妃様は、妾にもちゃんとお世話役を送っているという体を取りたかったのかしらネ?」
ローズ「まあ多分、あの言い振りからするとミスをしてノワール様に紅茶をぶっかけて欲しかったのかもしれないケド」
ローズ「仮にアタシがぶちまけたとしても、多分ノワール様なら回避するか凍らせるかしたと思うワ」
スミレ「当時から、既にお強い方だったんですね……」
ローズ「……ええ。あの時感じたのは、確かな強さと気品。アタシが求めるものを、あの人はもう持っていたの」
アイナ「確かにノワール様、レディーですよね。色々なことに精通なさっていますし……」
スミレ「……改めて思うと、ボクらはローズさんを目標としていますが、ノワール様も十分に目標にすべき方ですね」
アイナ「うんうん……。でもそっかぁ……」
ローズ「?」
アイナ「当時のローズさんにとって、ノワール様が目指すべき目標だったんですよね?」
ローズ「そうネ。気品に加えて、隠し刃のようなあの強者の圧は憧れたワ」
アイナ「……か、髪とかも、やっぱりノワール様みたいな艶やかな黒髪に憧れますかっ!?」
ローズ「ん? ん〜……確かにあの髪はとても綺麗とは思うけど、アタシは明るい色の方が好きかもネ?」
アイナ(よし!)グッ!
スミレ(アイナさん、露骨過ぎますよ……)
ローズ「……でも、アタシにとってノワール様は憧れではあったけど、本当の出会いはまだまだなのヨ?」
アイナ&スミレ「「え?」」
ローズ「ノワール様は、アタシなんかにも気さくに接してくれたワ」
ローズ「正直、聞いていた噂は冷徹冷酷って話ばかりだったから面食らったけど……」
――――
―――
――
―
- 667 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/22(日) 23:54:00.18 ID:7BnyMnY50
- ……
ノワール「あら、嬉しい。今日もあなたなのね」
ローゼン「……申し訳ありません」
ノワール「どうして謝るのですか?」
ローゼン「……私は執事です。だというのに、紅茶の淹れ方から何まで、ノワール様のお手を……」
ノワール「ふふふ……別に構わないのに」ニコニコ
ローゼン「……」
ノワール「……意外かしら?」
ローゼン「え!?」ドキ!
ノワール「闇夜に溶け込み、多くの敵兵を葬ってきた私が、こんなことをしているだなんて?」
ローゼン「……いえ、そのような」フルフル…
ローゼン「その……正直に言ってしまうと私は、貴女様に憧れの感情さえ抱いています」
ノワール「あら……」
ローゼン「強く、美しく……男も女も関係なく、私の目指す姿といいますか……その」
ノワール「……ありがとう。自分でも、まさかこんな風になるとは思っていなかったのですけれどね」
ローゼン「?」
ノワール「……私は、あの人の隣にはいられない。けれど、あの人から子供を授かった……」
ノワール「こんな私に、子供が出来た。私と違ってしっかりと育ってほしい、そう思うと……」
ノワール「――母親として、あの子に色々教えてあげたい。だからこそ、まずは自分が色々と磨かないといけない」
ノワール「あの子のことを思えば、どんな勉強も全然苦になりませんもの」フフフ
ローゼン「……とても、大切になされているのですね」
ノワール「ええ、とても大切です。アベルも、そして……あの子達も」
ローゼン「……達?」
ノワール「たとえ私と血は繋がっていなくても、あの人の子供。アベルの大切な兄妹ですもの……」
- 668 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/22(日) 23:55:03.31 ID:7BnyMnY50
- ノワール「あ、そういえばまだあなたにちゃんと挨拶をさせていなかったかしら?」
ノワール「ちょっとだけ待っていてくださいね。もうすぐアベルも鍛錬を終えてくる筈だから……」
ガチャ…
幼アベル「母上、午前の鍛錬を終えて参りました」スッ
幼アベル「この後は座学で……ん?」
ローゼン(この子が……)
幼アベル「母上、こちらの方は?」
ノワール「ローゼンさんよ。私のお世話をしてくれている優しい人ですよ?」
ローゼン「いえ、私など……」
幼アベル「ローゼンさん……」
幼アベル「初めまして、第三皇子のアベルでございます」ペコリ
ローゼン「か、顔をお上げください!? 私のような見習い執事にそのような……!」
ノワール「ふふ、でも前回の紅茶の淹れ方……かなり手際がよかったですよね?」
ノワール「きっとすぐに、優秀な執事になれますよ。 アベルも教わってみたらどうかしら?」
ローゼン「!?」
幼アベル「……そうですね。俺は、様々なことを学んで強くならなければなりませんからね」
ローゼン(荷が重すぎる!?)
アベル「ただ、今は――」クイクイ
ローゼン「ん?」
幼キアラ「にーたま、ごほんよんで……?」
幼アベル「ああ、待っていろキアラ。あまり時間は無いが、好きな本を読んでやるからな」
ローゼン「――天使がいるワ!?」ヴッ!
幼アベル「!?」ビク!
幼キアラ「!?」ビク!
ノワール(……わ?)
- 669 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/22(日) 23:56:52.57 ID:7BnyMnY50
- ローゼン「!!!」ハッ!
ローゼン「し、失礼致しました!」フキフキ!
ローゼン(あ、危ない危ない。こんなところで取り乱すなんて、全然駄目……)
ローゼン(ああ、でも……)チラ
幼キアラ「」ビクビク…
幼アベル「よしよし、大丈夫だぞキアラ……」ナデナデ
ローゼン「ん゛んっ!」ビクン!
ノワール(……丁寧な紅茶の淹れ方といい、もしかしてこの子……)ジー…
ドタドタ!
帝国兵「し、失礼致します! キアラ様はこちらにおりますでしょうか!?」ザザ!
ノワール「……ええ。ここに。どうされました?」
帝国兵「その、実は……」
幼フィーア「ぴええええぇぇぇぇぇぇぇ!」ジタバタ!
帝国兵「あたた!? フィーア様が、また泣き止まなくてですね……!」
帝国兵「確か、キアラ様には特に懐かれているようでしたので、どうにかしていただければと……」
キアラ「……」
キアラ「……」トコトコ…
アベル「キアラにはまだ重いだろう? 俺がフィーアを持つから、その間にあやしてくれ」スッ
帝国兵「か、かしこまりました」スッ…
アベル「よ……と。ん?」
キアラ「あ……?」
幼フィーア「あぅ、だぁ〜♪」ニコニコ
帝国兵「驚いたな。やっぱりキアラ様達の傍にいた方がフィーア様も……」
帝国兵「……」
帝国兵「その……申し訳ありません。後でフローレン様がいらっしゃるかもしれませんが……」
ノワール「……ええ。彼女が戻るまで、私達でフィーアの面倒はちゃんと見ておきます」
帝国兵「ありがとうございます……!」ペコリ
タタタ…
幼フィーア「きゃっきゃっ♪」
幼キアラ「よし、よし……」ユサユサ
幼アベル「ふふ、こうしてるとキアラももうお姉さんだな?」
ノワール「ええ、本当に……あら?」
ローゼン「」ボタボタ…
一同「「」」
――
- 670 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/22(日) 23:57:33.92 ID:7BnyMnY50
- ――
ローズ「……その日、私は二人の天使に出会えたのヨ」
ローズ「ノワール様にも、アタシの趣味が色々ばれちゃったけど……」
ローズ「あの人はそれでも、アタシを受け入れてくれた」
ローズ「だから、あの部屋でだけは……あの子達の前でだけは、あの頃からアタシは自分自身を曝け出せたワ」
ローズ「……流石に外では表に出せなかったけどネ?」
アイナ「そんなことが……」
スミレ「本当にキアラ様とフィーア様が幼い頃から、お二人を守ってきたのですね……」
ローズ「……フィーアちゃんのあの笑顔は、絶対に守ってみせると自分に誓ったワ」
ローズ「それにキアラちゃんの、お兄ちゃんの袖を引っ張りながらの精一杯のアピール……!」
ローズ「アタシったらいつの間に天使を二人も産んでいたのかって、変な気分になっちゃった程ヨ!」クネクネ
ローズ「まあ、そこからネ。王城で働きつつ、ノワール様のところで自分を解放しつつ知識を学び……」
ローズ「アベル様も、どこか危なっかしい気もしたけどアタシには気を許してくれたみたいだし」
ローズ「アベル様の後ろについてきた天使達とも会えて、楽しい時間だったわぁ……」
アイナ「でも……」
ローズ「……ええ。それから数年もしないうちに、アベル様とカイン様は暗黒街に捨てられたワ」
ローズ「思えばあの時のアタシも天使に浮かれて、周りが見えていなかった……」
ローズ「あれだけ子供達を前ににこやかに笑うノワール様が、どうして時々表情を曇らせるのか……」
ローズ「どうして、アベル様はノワール様の教育を必死に頭に叩き込んでいたのか……」
ローズ「きっと、その時が近いことがわかっていたのネ……」
ローズ「それからノワール様もどこかへ連れられて……天使達は拠り所を失ってしまった」
ローズ「……だから、残されたアタシが二人を守らないと。より強い決心を固めて、さらなる修行にはげんだの」
ローズ「もう王城内でアタシの本性を剥きだしにしても、誰も何も言えなくなるくらい……」
ローズ「天使達が、アベル様にまた会いたいと願ってもそれを強行できるくらいに、ネ……」
ローズ「あとは二人も知る通り、いつも天使達を気に掛けるメイド長ローズヨ?」
スミレ「ローズさんがキアラ様達に強い想いをもってお世話する理由、少しわかった気がします」
アイナ「うん!」
アイナ(……やっぱり、ローズさんは憶えてないよね)
アイナ(今のお話だと、まだ修行中の頃だったのかな?)
アイナ(それでも、私にとってはあの日……///)
――――
―――
――
―
- 671 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/23(月) 00:00:28.52 ID:3fJc9MbG0
- と、ローズの過去語りが終わって次にアイナというあたりで今日はここまで
せめてクリスマス用にまた小ネタを用意で来たらとか考えている場合ではありませんね
本当に一年って早いというか、年明けたら少しは時間取り戻せるかなぁ……
本日もありがとうございました!
- 672 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/23(月) 00:00:41.34 ID:FMJ8QFcFO
- そう考えるとローズさん
一歩間違えば即妹ズの世話係とか
速攻で出禁レベルだったんやな
- 673 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/23(月) 00:13:27.73 ID:lriE3f1RO
- 乙
なるほど昔から短いとはいえママンやアベルとも交友はあったのか
残された妹ズがいい子に育ったのもローズさんがあれだけ有能なのもこっから猛特訓したからなんだな……
- 674 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/23(月) 00:16:38.84 ID:Vy4w9S1A0
- 乙 更新されてホッとした
小ネタはこの世界だと旧約の天使がそのままいそうだし
クリスマスに関係するキリストのような主がいるのか微妙っぽそうだが
あるいは俺らの年末年始に被せるのも有りかも
スポーツ王みたいなノリとか
リーナが帝国の行事に目をつけて歌合戦みたいの企画して
結婚式とは別に皆の歌唱力の上昇具合を確認しながら優劣も付けるとか
- 675 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/23(月) 00:23:26.09 ID:gFlnNf8R0
- 乙
ローズさんが鼻血出すのも無理もない天使ですな
- 676 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/23(月) 11:20:39.54 ID:D2GtXAbBO
- 改めて見るとキアラの人生かなりハードモードだな
両親からは期待されず、慕っていたぽいアベルと義母とはすぐに別離
残った実兄もアドルラン兄様は多分自分の肉体改善で余裕無し、カインお兄ちゃんは復帰後はあの有様だし、ローズさんマジ偉大
- 677 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/23(月) 18:25:40.14 ID:Q504KQGeO
- >>674
年始でスポーツ王だとまず杉谷が浮かぶけど、この面子だとあのポジションはほぼ間違いなくお兄ちゃんだよなw
- 678 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 10:54:27.35 ID:zBZ9xNdFO
- フローレンの方が似合いそうな気もする
ノワール「フローレン。左で撃ちなさい」
フローレン「なんなのなんなの氷影の暗殺者があなた」
ノワール「左で撃ちなさい」
フローレン「……やってやろうじゃないのよぉぉぉ!!」
こうか
- 679 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/29(日) 23:45:56.49 ID:t5FTX3+E0
- 生存報告です……本当に申し訳ありません
ようやく職場のデスマーチが終わった為、少しづつですが明日から更新を再開できればと思います
年始イベントとか挟めればよかったのですが、イベント途中の為少々難しいかもです
- 680 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/30(月) 00:46:35.98 ID:9WqjEPjsO
- おつおつ
ようやっと仕事納めか、無理せずしっかり休んでくれてええんやで
- 681 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/30(月) 23:56:50.49 ID:MFHqCXFA0
- こんばんはー
ぎ、ぎりぎりまだ今日の筈……
だいぶ間が空いてしまいましたが、再開します
- 682 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/30(月) 23:58:05.58 ID:MFHqCXFA0
- ――
特殊判定結果(>>635)
3:アイナの過去の境遇(キャラシートより平民以上は確定)
53(平民街で、苦労しながら細々と)>50
※基準値を上回った為、少し過酷な境遇
――
……10年前……
アイナ母「アイナ、本当に大丈夫かい……?」コホコホ…
幼アイナ「う、うん……! わ、私だってもう立派な大人だもん……!」
幼アイナ「お母さんのお薬くらい、一人でも買いに行けるよ……!」
アイナ母「ごめんねぇ……こんな時に、風邪をこじらせるだなんて……」コホコホ…
アイナ母「私が行ければいいんだけど、眩暈が酷くて……」
幼アイナ「だ、駄目だよじっとしてなきゃ!」ワタワタ
――
私の家は……所謂、平民の家だった。
帝国と言う国の中では、どちらかと言えば恵まれている方ではあったと思う。
隅っこの方とはいえ、帝都で暮らせていたのだから。
雨の降り込まない石造りのお家。
贅沢はできないけれど、毎日何かを食べることができた。
硬くて軋むけど、安心して眠れるベッド。
過酷な貧民街に比べたら、なんて恵まれた環境だろう。
帝都で暮らす。これは貧民街の住民なら誰もが憧れることだ。
そして同時に、ステータスでもある。
帝都で暮らせるイコール、程度の差はあるけど立派な実力者。
貧民や、上がり立ての平民に対して強く出ても許される身分。
彼らを搾取して、取り込んで、奪って……
その身を肥やして、やがて帝都内でもその地位をあげることはできる筈だ。
――
アイナ母「ごほごほ……! アイナ、わかっているね……?」
アイナ母「絶対に、絶対に無茶は駄目だよ?」
幼アイナ「うん、大丈夫……!」
幼アイナ「お父さんの代わりに、私がお母さんを助けるんだから……!」
アイナ母「アイナ……」
――
でも、私はそんなことはできなかった。
帝国人らしくないのかもしれないけれど、私は誰かから何かを奪ってまで幸せになろうとかは思えなかった。
……仮に思えても、私は返り討ちにあって逆に毟られていただろうけど。
私は――私の家は、帝都の平民ながらに……貧民街にも劣る程の弱い家だったから。
- 683 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/30(月) 23:58:33.11 ID:MFHqCXFA0
- あの頃の私は、ただの取り柄の無い子供で。
お母さんは、働き過ぎで体調をよく崩していた。
そんな私達が帝都で暮らせていたのも、全部お父さんのおかげ。
腕っぷしに自信があったお父さんは、末端だけど帝国騎士団の一員を務めていた。
実力主義、とりわけ武力がものを言う帝国において……
皇帝陛下の御膝元、帝国の兵になれるということは帝国の人間の中では最も選ばれた存在と言ってもよかったと思う。
貧民も、平民も、お金のある貴族さえもが、帝国の兵士を夢見た。
兵士であれば、たっぷりとお給金が出る。
兵士であれば、貧民は勿論平民からも徴収できる。
兵士であれば、弱者として扱われることもない。
兵士であれば……
――奪われることはもうない。そこまでは、言い切れなかった。
少し考えれば、わかることだ。
兵士は、強者。
強者は、多くを得る。
強者は――お金を持ち歩いている。
どんな手を使ってでも、奪い取りたいに決まっている。
いくら強者だなんていっても、皇帝陛下に比べれば誰もが弱者だ。
そして誰もが夢見て、安定した暮らしが確約される帝国兵士になってしまえば。
大抵の人は、その『ゴール』に安心しきってしまう。
確かに恵まれた身体に装備、油断してもそこら辺の人に負けることはないんだろう。
――まさか、兵士の自分がただの人に負けるとは思っていなかったんだと思う。
大人になった今ならわかる。どんなに強い人も、囲まれたら危ない。
多人数を相手にしても大丈夫なのは、本当に血の滲むような鍛錬を積んだ人か……
或いは、本当に生まれ持った才を持つ人だけだ。
- 684 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/30(月) 23:59:03.74 ID:MFHqCXFA0
- 帝国は実力主義。
たとえ兵士でも、敗ければそこまで。
平民でも貧民でも誰でも、倒した人が全てを奪い去れる。
『鍛錬を欠かしてはならない。現状に満足してはならない!』
遅咲きだったという第一皇子様が、当時から口にしていた言葉らしい。
全くもってその通り。兵士は『ゴール』なんかじゃない。
むしろ『牙持つ弱者』は、そんな兵士にこそ狙いをつけているんだろう。
――お父さんは、夜道で囲まれて、何もできないままに全てを奪われた。
お金も。
剣も。
鎧も。
服も。
命も。
私達との、時間も。
二度と取り返すことなんてできない。
私とお母さんは、当然だけど泣いた。
だけど泣いたところで、何も事態が好転しないことぐらいは子供でもわかった。
だから、悲しくて悲しくて仕方がないのに。
しばらくしたら、冷静に二人ともこれからのことを考えていた。
泣いても、お父さんはもう帰ってこないんだから。
泣いても、お腹は膨らまないんだから。
泣いても、お父さんの貯金はもう増えないんだから。
泣いても、この国では敗けたお父さんが全て悪い事実は変わらないんだから。
お母さんはすぐに、涙を拭った。
私にこれまでの暮らしを続けさせる為に、お母さんは奮い立ってくれた。
お母さんは戦えなかったけど、立派な人だった。
心が、強かった。
- 685 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/30(月) 23:59:35.55 ID:MFHqCXFA0
- たとえお父さんを失っても、こんなにいいお母さんが傍にいてくれる。
私はそれだけでも、ずっと恵まれていた。改めて、そう思える。
――
アイナ母「ああ、心配だよ……」
アイナ母「お前は優しい子だから、武器も握ったことがないし……」
幼アイナ「だ、大丈夫! フライパンなら、握ってるよ!」グッ!
アイナ母「ああやめておくれ。そんなもので下手に武装しようものなら、逆に狙われるわよ!」
アイナ母「いいかい? 帝都で生き延びるには、堂々とすることだよ?」
アイナ母「たとえ何もなくとも、堂々としていれば、それだけで人は立派に見えるんだからね?」
幼アイナ「う、うん……」
アイナ母「それでも何かに巻き込まれそうになったら、知り合いの兵士の人を探すんだよ?」
幼アイナ「わかった!」
――
お母さんは私と違って、とてもしゃんとした人だった。
お父さんが死んじゃってからも、全然それを気にした素振りも見せないように振る舞った。
悲しいと正直に口には出していたけど、それでも前を向いてお店を開いた。
盛況……とは言えなかったけど、毎日を生きていくには十分だった。
お父さんと仲がよかったという兵士の人達が、よく顔を出してくれたのも大きいと思うけど。
……私は子供ながらにその時、この国の厳しさを改めて耳にしてしまった。
お父さんと仲良しだった兵士の人がある時、お母さんを訪ねてきた。
いつものお買いものかと思えば、私はどこかに行っているように言われて。
純粋に気になってしまった私は部屋に戻るふりをして、ついつい陰から聞き耳を立てていた。
――お父さんの仇が、もう死んだ。そういった内容だった。
お父さんを殺したのは、貧しい平民数人だったらしい。
彼らはお父さんを殺してその全てを奪った。
そんな彼らは、実はこの直後にお父さんの後を追っていたらしい。
- 686 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/31(火) 00:00:06.40 ID:J+W8gkNi0
- 戦利品を確認――誰もがお金を数える中、一人だけ真っ先に剣と鎧を確保した人がいたらしい。
そのままその装備で、さっきまで協力していた仲間全員を殺したそうだ。
こうすれば確かに一人あたりの取り分は増えるどころか、総取りになる。
そして協力者が黙れば、自分一人で帝国の兵士を倒したと偽ることもできる。
一人で兵士を倒す、これは立派な強者の証明。
力を示したとされ、そのまま空いた席に兵士をして登用される。
最下層から一気に登りつめる。きっとその人も、幸せだったことだろう。
でも。
何もできないまま殺されちゃったお父さんは、確かに帝国の兵士としては恥ずかしかったのかもしれないけれど。
それでも、私にとっては優しい頼れるお父さんで。
そして――誇らしいことに、お父さんは隊の中では円滑な交友を築き上げていたらしい。
なり上がったお父さんの代わりの兵士を、数日の内にすぐにお父さんの仲間の一人が問い詰めたらしい。
返答は帝国ではお決まりのもの。敗けた奴が悪い。
実力主義。誰もこれには逆らえない。
その人も、笑いながらそう言ったらしい。
――そうだな。じゃあ今度は、俺と決闘しようじゃないか。
お父さんの仲間は、そう言い返したそうだ。
帝国の兵士といえど、結局は帝国民の一人に過ぎない。
だからこそ死んだら自己責任なのは変わらない。
だけど兵士間には、この決闘の仕組みがあった。
皇帝陛下があまりにも強すぎ、ほとんどの兵士が現状に満足してしまった状態では、風化寸前だった制度。
一対一の、王城で行われる正式な戦い。
多くの他の兵が観客として集まるその場から、逃げ出すことなんてできない。
結局、束にならなければお父さんを殺せなかった人に、正面の決闘なんてできるわけも無く。
その人は決闘の場で、真っ先に喉を潰されて降参を口にすることもできないまま殺されたらしい。
私は、その報せを喜べなかった。
兵士の入れ替わりが珍しくも無い帝国だけれど、こうして即座に仇討がされるのは非常に稀なケースであると……
後になってから知った今からすれば、お父さんの仇を討とうとしてくれた人がいる、お父さんの人望こそ喜べるけれども。
子供だった私にとっては、お父さんが帰ってくるわけでもなく。
この国の現実をただ突き付けられたみたいで、複雑だった。
- 687 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/31(火) 00:01:27.85 ID:J+W8gkNi0
- 帝国は無慈悲な国だ。
だけど、戦えなくても生きていくことはできる。
戦えても、生きることができないこともある。
お母さんとお父さんは、それを私に教えてくれた。
お父さんはもういないけれど、お母さんはまだいる。
だから残されたお母さんと一緒に、頑張って生きて行こうって。
ずっとそう思っていた。
――
幼アイナ「すぐに、お薬買ってくるからね!」タタタ!
――
本当は、一人で外に出るなんて怖かった。
でも、あの時お母さんを助けられるのは自分だけだって思っていた。
お母さんがいつも以上の高熱で倒れて、私もきっと焦っていたんだろう。
大人しく、私にできる看病を部屋の中で続けていればよかったのかもしれない。
少し待てば、きっといつもの兵士の人がお店に来ていた筈なんだから。
事情を話せば、私のお買い物に同行くらいはしてくれたと思う。
でも、今こうして生きているからこそ言えることだけど。
私はあの日、勇気を振り絞って一人で買い物に出たことを褒めてあげたい。
あの一歩があったからこそ。
私は、運命の出会いを果たせたんだから。
――
- 688 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/31(火) 00:04:15.72 ID:J+W8gkNi0
- ……
幼アイナ「あ、ありがとうございました!」
商人「嬢ちゃん、気をつけて帰りなよぉ!」
幼アイナ「や、やった……!」
幼アイナ「私でも、一人でこんな遠くのお店でもお買いものできた……!」
幼アイナ「お母さん、褒めてくれるかなぁ……?」
幼アイナ「……ううん、今ははやくお薬をお母さんに飲ませてあげないと……!」タタタ!
幼アイナ「はやく、はやく……!」タタタ!
ドン!
幼アイナ「きゃ!」ドシャ!
大男「あん? なんだこのガキ?」
幼アイナ「ご、ごめんなさい!? 私、急いでて……!?」ビクビク
大男「おーおー、おめえがぶつかったせいで、こりゃ腕が折れてるぜぇ?」ズイ!
幼アイナ「ひ、そんな……!?」ガタガタ…
大男「こりゃあ、治療費払って貰わねえとなぁ?」
大男「ついでに、その身体もなぁ……?」ハァハァ
幼アイナ「や……やあぁ……!?」
ガシ!
幼アイナ「!?」
大男「あん!?」
ローゼン「……」ギリギリ…
大男「な、なんだテメェ!? 離しやがれ!」ググ…
ローゼン「……」ハァ…
ローゼン「子供相手に脅迫に欲情だなんて……」
ローゼン「少し、俺とお話でもしようか?」
幼アイナ(お城の、執事の人……?)
幼アイナ(か――かっこいい///)ポー…
- 689 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/12/31(火) 00:09:32.31 ID:J+W8gkNi0
- アイナ過去イベント途中ですが、今日はここまで
本当に月日が経つのは早いものですね……
明日は来れるか怪しいというか、皆さまもお忙しい筈ですので、少々早いですがご挨拶を
本編を無事に完結まで持って行けて、こうしておまけを書いていられるのもひとえに参加してくださる皆様のおかげです
改めまして、今年一年このスレにご参加くださり、本当にありがとうございます
だいぶゆったりになってしまいましたが、お付き合い頂ける方は来年度もどうかよろしくお願いいたします
それでは皆様、よいお年を!
- 690 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/31(火) 00:13:37.55 ID:VibK238fO
- 乙です
この作品は本当カップリングに説得力しっかり持たせてくるのが良いところ
- 691 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/31(火) 00:29:04.83 ID:eFFjW7Gm0
- 乙です!
今年も本当にありがとうございました!
- 692 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/31(火) 07:36:02.40 ID:UBXnK8piO
- おつおつ。アイナもこの頃はまだ苦労人の娘っぽいのにこの後生やしにいくのか……
てかエリス過去とかもだけど作風に合わずちょくちょく暗めの展開もあるのね
- 693 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/31(火) 09:49:08.84 ID:wS9F6W740
- 乙です
来年もよろしくお願いします
- 694 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/31(火) 10:38:53.44 ID:UBnST/ZeO
- 来年もよろしく!折角だし、確かとってないアイナとスミレの新年お酒イベとかどうかな?
- 695 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/01(水) 00:17:17.30 ID:ovuIUSD+0
- 明けましておめでとうございます
本年度も亀更新かと思いますが、よろしくお願いいたします
お酒は過去回想が終われば少し挟んでみようかと思います
- 696 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/03(金) 10:50:26.21 ID:8bIfYrf50
- 正月ネタは駅伝を上手くアレンジするのも有りかな
走る以外にも色々な手段で「皆でタスキやタスキに準ずるものを繋いでゴールする」みたいな感じで
- 697 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/04(土) 23:41:33.06 ID:H0b/gs200
- こんばんはー
改めて今年もよろしくお願い致します
ゆったり再開しますが、新年早々にやる内容じゃないなぁ……
イベントにくぎりがついたら、また軽いものをいれたいと思います
- 698 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/04(土) 23:42:11.21 ID:H0b/gs200
- ――
……
大男「」ピクピク
ローゼン「やれやれ……」パンパン
ローゼン「図体と態度は大きい癖に、この程度か?」
幼アイナ(す、凄い……)
幼アイナ(あんなに大きくて強そうな人を、一瞬で倒しちゃった!)
幼アイナ(かっこよくて、強くて……)
ローゼン「……君、大丈夫だったか?」スッ…
幼アイナ(それに、優しくて……///)ポー…
ローゼン「やっぱり、ショックが大きかったか……?」ポン
幼アイナ「ひゃい!?」ビクン!
幼アイナ「あ、その……助けてくれて、ありがとうございます!」ペコリ
ローゼン「ん、無事そうで何より。気をつけるんだよ?」
幼アイナ「は、はい!」
ローゼン「……」
ローゼン「……天使達を少し待たせるけど、この子をこのままにも……」ブツブツ…
幼アイナ「天使?」
ローゼン「あ、ああ、なんでもないヨ。さ、こいつが起きないうちにお家に送ってあげよう」ヒョイ
幼アイナ「ひゃ!? えっ!?///」カカエラレ
ローゼン「お家はどっちかな?」
幼アイナ「あ、あっちの方です///」スッ
ローゼン「しっかり掴まって。一気に走るからネ!」ダダダダダ!
幼アイナ「きゃあああぁぁぁぁぁぁ!?」ガシ!
……
- 699 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/04(土) 23:43:02.39 ID:H0b/gs200
-
【アイナの自宅】
ローゼン「よし、到着」ザッ!
幼アイナ「はわぁ……///」ストン
アイナ母「アイナ!?」
幼アイナ「ふぇ? ……お、お母さん!?」ワタワタ
アイナ母「だ、大丈夫かい? なんだか顔が偉く赤いけど……」
幼アイナ「う、うん。危ないことがあったけど、この人が助けてくれたの!」
アイナ母「まぁ……! 申し訳ありません、うちの娘がご迷惑をっ!」バッ!
ローゼン「いえ、自分は偶々居あわせて、見過ごせなかっただけです」
アイナ母「大したものはありませんが、是非お礼を……!」
ローゼン「お気持ちだけで結構です。それでは、仕事の途中ですので、失礼致します」ペコリ
幼アイナ「あ」
ダダダダ!
幼アイナ「行っちゃった……」ガクリ
幼アイナ「お名前、聞きそびれちゃったなぁ……」
アイナ母「そうだね。でもそれ以上に!」
幼アイナ「!」ビク!
アイナ母「あれだけ言ったのに、この子ったら……!」
幼アイナ「ご、ごめんなさいぃぃ!」
幼アイナ「でも、ほら! お薬、ちゃんと買えたよ!」ニコリ
アイナ母「本当にもう、この子は……!」ダキ!
……
- 700 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/04(土) 23:44:08.32 ID:H0b/gs200
- 数日後……
アイナ母「ふう、アイナの薬で完全復活!」グッ!
アイナ母「いい加減に店も再開させないとねぇ」
幼アイナ「お母さん、私もお手伝いするよ……!」ヨタヨタ
アイナ母「こらこら、休んでなさい。お母さんは大丈夫だから」
アイナ母「……アイナ、急にどうしたんだい?」
幼アイナ「え?」
アイナ母「前から手伝いはしてくれてたけど、ここ最近は全部やろうとするじゃないの?」
アイナ母「嬉しいけど、無茶は駄目よ?」
幼アイナ「お、お母さんが言っても説得力ないよっ!」プンプン!
アイナ母「はは、確かにね」
幼アイナ「……私ね、やりたいことができたの」
幼アイナ「――私もいつか、あの執事の人みたいな立派なメイドになるの!」グッ!
幼アイナ「お城のメイドならお給金もいいし、お母さんにも楽をさせてあげられるよ!」
幼アイナ(……それに、あの人にもう一度会えるかもしれないし///)
アイナ母「メ、メイドってアイナ……簡単に言うけれど、大変なんだよ?」
アイナ母「料理に掃除洗濯、それに夜戦……げふん、夜遅くまで起きてなきゃいけないお仕事もあるかもしれない」
アイナ母「何より、採用の基準を大きく占めるのは戦闘技能よ? あなた、あんまり戦うのは好きじゃないでしょう?」
幼アイナ「も、もう決めたんだもん……! 頑張って、いつかメイドになってみせるもん……!」
アイナ母「やれやれ……アイナはたまに私には予想もつかない行動力をみせるからねぇ……」フゥ…
アイナ母「……まぁ、確かにアイナは掃除や料理好きだし、向いている職ではあるのかね?」
アイナ母「……わかった。今すぐは無理だろうけど、いつかなれるように、頑張るんだよ!」
幼アイナ「うん! 約束!」グッ!
……
- 701 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/04(土) 23:45:35.30 ID:H0b/gs200
- ――――
―――
――
―
アイナ(……あの日から、私は地道に修行を続けた)
アイナ(何年もかかっちゃったけど、試験に合格できた喜びは今も覚えている)
アイナ(お母さんも一緒になって飛び跳ねてくれて……)
アイナ(焦がれていたローズさんの見た目はだいぶ変わっていたけど、中身は変わっていなくて)
アイナ(あの日がなければ、今の私はいなかった……)
アイナ(ローズさん、私は……///)
ローズ「アイナちゃん?」
アイナ「ひゃわぁ!? すみません!?」ビクン!
ローズ「なんだかぼーっとしてたみたいだけど、大丈夫?」
アイナ「だ、だい、大丈夫です!」ブンブン!
アイナ「ちょっとローズさんの昔のお話を聞いていたら、私も昔を思い出しちゃって……」
ローズ「ああ、アイナちゃんも昔は大変だったのよネ?」
ローズ「お父さんを早くに亡くされて、お母さんの為に頑張ってメイド試験を通って……本当にいい子ネ」
アイナ「えへへ……/// 今のメイド修行も大変ですけど、頑張ります!」グッ!
ローズ「その意気ヨ!」グッ!
スミレ「……」
スミレ(アイナさんの正体に、ローズさんは気がついていない)
スミレ(……無理もないとは思う。アイナさんの話では、合格当日からローズさんの格好を真似たというし)
スミレ(それでも、今のアイナさんをローズさんが可愛がっているのは間違いない)
スミレ(頑張りましょう、アイナさん……!)グッ!
スミレ(……そう。大切なのは、過去じゃなくて今だ)
スミレ(どんなものであれ過去を乗り越えて進んで、ボク達は今を生きている……)
――――
―――
――
―
- 702 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/04(土) 23:50:56.54 ID:H0b/gs200
- ――
特殊判定結果(>>636)
4:スミレの過去の境遇(キャラシートより最低過酷は確定)
59(王国の貧民。クラウスに期待を寄せていたが……)>55
※基準値を上回った為、追加の過酷な境遇。追加判定有
――
……数年前・王国領……
スミレ「……」グウゥゥ…
スミレ「お腹、空いたな……」
スミレ「ちょっと早いけど、お米齧っておこうかな」ガジガジ
――
私の家は……貧しかった。
帝国の貧民と比べれば、血生臭い目にあったりしない分は幾分恵まれてはいたと思うけど。
それでも、裕福とは言えなかった。
国王と貴族は際限なく自分の富を優先し、民に重い税を課していた。
せめてもの救いだったのは、貴族の中にも優しい人が少数だけど存在していたことだ。
――
貴族「……」スタスタ…
スミレ「あ……」
貴族「む、なんだこのパンは! 全部にカビが生えているではないか!?」ガサガサ
貴族「こんなゴミなど食えるか!」ポイ!
スミレ「っと!」キャッチ!
貴族「ほほ、私が捨てたゴミに飛びつくとは卑しいのう」
貴族「……もっと我が家から沢山ゴミを持ちだせたらよかったものを」
スミレ「……!」ペコペコ!
貴族「礼など不要だ。私はただゴミを捨てただけ。それだけしかできておらぬよ……」スタスタ
パン「……」ホカホカ
スミレ「全部、焼き立てだ……」ゴクリ…
スミレ「これだけあれば、お父さんやみんなも……!」
――
でもその数は圧倒的に少なくて。
表立って貧民に施しをすれば自分達が囲まれて潰されてしまう。
彼らは悩み耐えつつ、遠回しに私達を助けてくれた。
王国は腐っている。でも、全部が腐っているわけではない。
それがわかるだけでも、貧しい人たちは希望を持てた。
- 703 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/04(土) 23:57:39.23 ID:H0b/gs200
- そんな希望を持ちながら生きてきた私達に、ある日新しい希望の光が差し込んだ。
――国王陛下が亡くなった――
王国を揺るがす衝撃的な報せは、辺境領まで届くほどだった。
どうして亡くなったのか、詳細まではわからなかったけど。
これまでがこれまでだ。様々な憶測も飛び交う。
食べ過ぎ肥え過ぎ、贅の果ての自滅だの。
実は昔から病を患っていただの。
王国内のクーデターだの。
はたまた帝国か聖国の陰謀だの。
今となっても詳しいことは知らないし、別に知る気もない。
大切なのは、悪政国王が死んだという確かな事実。
そしてやっぱり詳細は知らないが、当時の王城内の混乱は想像以上だったらしい。
国王に子息はいなかった。まだ国王は死ぬ気はなかったのか、あるいは秘密裏に子息が消されていたのか。
悪辣な貴族の中には国王の地位を狙う者すらいたというし、何があっても不思議ではないだろう。
帝国は実力主義によって、強い者が皇帝になるというが、王国と聖国はこれには当てはまらない。
代々の王家の血筋の者が、その王の血を絶やさぬように後を継いでいく。
この王国の根幹、脈々と続いてきた仕組みがある以上混乱もするだろう。
強欲な貴族連中でさえもが、二分したのは当然かもしれない。
新たな国王に立候補する欲の深い貴族と、王国の伝統こそが最優先とする古参の貴族の争い。
結局後者に軍配が上がって、彼らはなんとか遥か遠縁の血筋の男性を見つけ出したらしい。
新たな王の名はクラウス。まだまだ若い、頼りない新王と風当たりは相当に強かった。
――
クラウス「なんということだ……話には聞いていたが、ここまで酷い有様とは」
クラウス「至急、この近辺の村にも物資の配達を急ぐのだ!」
貴族兵「へ、陛下。流石にこんな末端にまで配っていては国庫予算の問題が……」
クラウス「我々の得ている分を切り崩せばまだまだいけるだろう!? 急げ!」バッ!
貧民「ク、クラウス様がこのようなところまで……!?」
スミレ「あれが、新しい国王様……?」
――
それでも。
私達にとっては、とても眩しい希望の人だった。
- 704 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/04(土) 23:58:40.15 ID:H0b/gs200
- 後になって聞いた話だけれど、クラウス様は元々王国の現状を嘆いていた方だそうだ。
もっと知識を深め、王国を内側から変えていきたいと願っていたそうだけれど……
まさか、いきなり国王の座につくとは夢にも思っていなかったらしい。
自他共に認める、経験不足の王様。
それでも常に真っ直ぐで、本当に王国を考えてくれている人だということは察することができた。
当然、敵も多かったみたいだけれど、それも覚悟の上。
今までの貴族や高官がいい顔をしないとわかった上で、国民優先の政策を組み立ててくれた。
欲深い貴族たちは、刺客を放ったことすらあるという。
それを一人残らず叩き伏せたのは、深紅の令嬢と呼ばれる大貴族の将軍。
その圧倒的な地位と戦闘力の援護もあり、新王……
クラウス様はゆっくりとだけど、着実に王国をいい方向に持って行ってくれた。
貧しい人のほとんどが、クラウス様に期待した。
耐え忍んだ甲斐があったと、喜んだ。
――私も、そのうちの一人だ。
でも……あの日。
――
追加特殊判定
↓1コンマ二桁
- 705 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/04(土) 23:59:27.58 ID:8jhbowA70
- あ
- 706 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/05(日) 00:00:22.05 ID:d0n71HH5O
- はい
- 707 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/05(日) 00:04:10.82 ID:xDskiZQU0
- ――
特殊判定結果(>>636)
スミレの過去・???
58>55
※基準値を上回った為……?
――
スミレ判定をとったあたりで今日はここまで
明日か明後日にはスミレの過去を終え、少し軽めの判定をとれればと思います
本日もありがとうございました!
- 708 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/05(日) 00:05:38.98 ID:xDskiZQU0
- 失礼しました。安価部分は誤りです……
- 709 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/05(日) 00:09:42.20 ID:d0n71HH5O
- 乙です。今年もよろしく
アイナもだけど、やっぱスミレも厳しめの境遇か。まあ金神竜の一部埋め込まれてる時点でハード確定だったけど
- 710 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/05(日) 23:15:22.58 ID:xDskiZQU0
- こんばんはー
亀ですが更新再開です。なんとか判定部分まで進めればいいなぁ……
- 711 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/05(日) 23:16:06.81 ID:xDskiZQU0
- ……
スミレ「ただいま戻りました」
スミレ父「おぉ、おかえりスミレ」
スミレ母「ご苦労様。何か収穫はあったかしら?」
スミレ「はい。今日もパンを頂くことができました」
スミレ「クラウス様のおかげで、ゆっくりとだけど配給網が出来上がっているようですよ」
スミレ父「クラウス様か……」
スミレ父「私は直接お会いしたことがないのだが、やはり素晴らしい方なのか?」
スミレ「そうですね……」
スミレ「私も遠巻きにそのお姿を見ただけですが、兵に指示を出されている姿は頼もしさを感じました」
スミレ「きっと、王国はこれから良い国になるのではないか。そう思えます」ホクホク
スミレ母「そう……よかったわ」
スミレ「ええ、本当に」
スミレ母「……ふふ、そして今日はさらにいいことがあるのよ?」ニコニコ
スミレ「え?」
スミレ父「配給とは違うが、良い貴族の方が直々にこの家を訪ねてくださってな」
スミレ父「見ろ、これを!」バッ!
金貨袋「……」ズッシリ
紅茶葉「……」ドッサリ
スミレ「こ、これは……!?」
スミレ父「本当に、ありがたい限りだよ……!」ポロポロ…
スミレ母「これだけあれば、もっといいところに家を建てて、まともな食生活を送ってもまだお釣りが出るわ」
スミレ母「もう、この貧困生活からおさらばできるのよ……!」ポロポロ…
スミレ父「さあさ、前祝いだ! 頂いたこの茶葉で、さっそく紅茶を飲んでみようじゃないか!」
スミレ「な、なんだかドキドキします……」ドキドキ
……
――
- 712 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/05(日) 23:17:24.15 ID:xDskiZQU0
- 生まれて初めて飲んだ紅茶。
貴族の嗜好品と呼ばれる理由もわかる程のいい香り。
すぐに飲むのは勿体なくて、ゆっくりと飲んだのを覚えている。
両親はそんなボクを見て、おかわりもあるからもっと飲んでいいんだと、笑っていた。
その時の嬉しそうな顔も、今でもはっきりと覚えている。
大量の金貨に嗜好品。底辺の暮らしから中流階級までは這い上がれるとなれば、当然の反応だったと思う。
紅茶の香を嗅ぎながら、両親の笑みを見つめながら。
ボクもつられて笑い、幸せな表情をしていたと思う。
もっとこの時間を楽しみたい。
そう思っていても、温かな紅茶のせいか急激な睡魔に襲われて……
――
……
スミレ「ん……んん……?」ムニャ…
「やっと起きたかい?」
スミレ「ん……お父、さん……?」
悪貴族「――いいや。今日から私が君のご主人様だよ?」ニタリ
スミレ「なっ!?」ゾクリ…
――
目が覚めた時には、偽りの幸せは崩れ去っていた。
なんのことはない。当時の王国では珍しい話でもなかった。
――ボクは、両親に売られた。それだけのことだ
――
- 713 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/05(日) 23:22:14.67 ID:xDskiZQU0
- 悪貴族「ふひ……君にはだいぶ前から目をつけていてねぇ」
悪貴族「清廉さを持ちながら、なかなかこちらは男を惑わす立派なもので……」モニュ!
スミレ「んっ!?///」
悪貴族「それにこの綺麗な髪の毛……」サラサラ…
スミレ「……!」ゾクゾク…
悪貴族「うん、いい触り心地だ。だが、それだけじゃない……」プツ!
悪貴族「おい!」
悪従者「はっ! 早速検査致します!」バッ!
スミレ「な、何を……」
悪貴族「なぁに、ちょっと魔力の適正検査をするだけだよ」
悪貴族「実験が済んだら、君は私が末永く可愛がってあげよう」
悪貴族「だからその綺麗な身体を切り刻む真似はしない。安心したまえ」
スミレ「じ、実験……!?」ジャラ…!
悪貴族「まったくあやつらは物の価値をわかっていなくて困る」
悪貴族「折角の素体、検査くらい髪の毛で間に合わせればよいものを……」ブツブツ…
スミレ(……っ、駄目だ動けない……!)ジャラジャラ…!
悪従者「――結果出ました! 性質は『雷』! つまりは金ですよっ!!!」ウオオォォ!
悪貴族「おほぉ!? これはこれは、想像以上の成果だ!」
悪貴族「やはり高貴な者は生まれ持った運も違うということだなぁ……」ウンウン
スミレ(この人達、一体何をするつもりなの……!?)
- 714 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/05(日) 23:30:36.75 ID:xDskiZQU0
- 悪貴族「いやはや、改めてありがとうスミレ」
悪貴族「涼しげな色合いだったから、蒼帝に適性があるかと思えば……」
悪貴族「まさか、まさか真竜に適性があるとは!」バッ!
悪貴族「くくく、これで私の地位もますます安泰というものよ……!」
悪従者「おめでとうございます!」
スミレ「蒼帝? 真竜……?」
悪貴族「む……そうか。下民には知る術もないか」
悪貴族「王国には、かつての実験で産み出された人には御しきれぬ怪物……竜がおるのだよ」
スミレ「!?」
悪貴族「その力は、圧倒的。騎士団の一つや二つは一薙ぎにするという」
悪貴族「詳しい資料は残されていなかったが、その数は5体」
悪貴族「灼熱を操る赤帝。大地の如き硬さを誇る黒帝」
悪貴族「氷嵐を操る蒼帝に、風を操る天の支配者たる白帝」
悪貴族「そんな帝竜達すら従える、雷鳴の覇者たる金真竜……!」
悪貴族「君は、その最強の存在に対する適正があったのだ!」
悪貴族「そして君のご主人様である私は、まさに最強の支配者になれたということだよ!」
悪貴族「ははははははは! まったく、笑いが止まらないよ! あははははははは!」
スミレ「……!」
- 715 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/05(日) 23:31:29.13 ID:xDskiZQU0
- ――
饒舌に竜について語る貴族の姿は、恐ろしいものがあった。
話を聞いていればどうやら、前王死亡の混乱に乗じて仲間の貴族と共に封印の宝玉を持ち去ったらしい。
実験の為には日数が必要。
竜は好戦的な前王すら使用を躊躇う程であり、一部貴族の間でも封印は厳重にするようという意見が多かったそうだ。
それを、この貴族達は破った。より強い力を得る為に。
感づかれたら不味いという自覚はあったのでしょう。
だからこそ、新王クラウス様が手を回しきれていない今の内に実験を……
人間の身体に、竜の因子を埋め込み生体兵器を造るということをしたかったのだろう。
それも、いなくなっても気がつかれない貧しい民を攫うか買うかしてまで。
帰る場所を失えば、必然的に戻る場所は貴族の下……
その庇護が無ければ、生きていくことはできない。
故に、いずれ誰もが従順な奴隷となる。
竜の力を持ちながら、竜とは違い遥かに楽に隷従させることができると。
本当に、楽しげに、誇らしげに、語って聞かせてきた。
――
スミレ「…………」
悪貴族「あぁ〜……やっぱりショック受けちゃうよねぇ」
悪貴族「でも安心するといい。さっきも言った通り、君は私が責任を持って可愛がってあげるからねぇ……」ニタリ
悪従者「……主様、その娘の身体は確かに楽しみではありますが、まずは実験が先です」
悪従者「いくら愚王とはいえ、長期間宝玉がないことに感づかれては……」
悪貴族「わ、わかっておるわ!」
スミレ「…………」
スミレ(……無理矢理攫われなかっただけ、私はマシなのかもしれない)
スミレ(襲って確実に捕まえられる自信が無かったとか……?)
スミレ(……戦争の道具になんて絶対になりたくない!)
スミレ(なんとか逃げ出さないと、クラウス様が……!)
――
ただ、貴族に誤算があるとすれば。
ボクは両親に捨てられたというのに、恐ろしい計画を聞かされたと言うのに。
頭の片隅で、逃げる算段をたてていたということだろう。
蒼帝の方がやはり適性があったんじゃないかと思える程に。
ボクはどこか氷の様に冷静でいられた。
今ではこの性格には、感謝しかない。
――
- 716 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/05(日) 23:39:02.33 ID:xDskiZQU0
- ……
金宝玉「……」バチバチィ!
悪従者「うぅ、封じられてなおこの危ない気配よ……」
悪貴族「しかし宝玉からゆっくりと竜の力を抜き出して、それを投与していくなどまどろっこしいのう」チュウウゥゥ…
悪貴族「直接本体から力を組み込めぬものなのか?」キュポ…
悪従者「む、無理ですって! こんなものを解き放ったら、最も弱い赤帝ですら王国全土を焦土にしてしまいます」
悪従者「非効率的ですが、我々ができる実験は今はこれが精一杯ですよ」
悪貴族「ぬぅ、致し方が無いか。元より操れぬ竜を操りやすい人間に組み込む実験ではあるしな……」トコトコ
悪貴族「それに仮に片鱗の力しか得られぬとしても、最強の金真竜ならばそれでも十分というものか」
悪貴族「さぁーて……それでは、いよいよだ。まずはこのぐらいの量を投与してみようか!」ブスゥ!
スミレ「っ……!」ギリッ…!
悪貴族「おお、ごめんよ。痛かったかい? 流石に注射痕ぐらいは我慢してくれないかな」ギュウゥゥ…!
スミレ「っぁ……!? ああぁぁぁぁぁっ……!?」
スミレ(腕が、灼ける……! 自分の中が、書き換えられていくような……!?)グラッ…
スミレ「っあ゛あ゛あ゛ぁぁぁ……!」ジャラジャラ!
悪貴族「おっと、少し量が多かったかな?」
悪従者「急激な発汗、やはり素体には負荷がかかるようですね」
悪貴族「壊すことだけはならんぞ。私の大切な最強の愛玩奴隷なのだからな?」
悪従者「承知しております。この様子では、少し休憩をいれた方がよさそうですね」
スミレ「……」ハァハァ…
- 717 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/05(日) 23:44:50.43 ID:xDskiZQU0
- スミレ(あぁ、自分でももうわかってしまう)
スミレ(力を注がれるまでに逃げれなかった時点で、こうなることはわかっていたのに)
スミレ(私はもう――人じゃない。竜を埋め込まれた、戦争兵器)
スミレ(でも、まだ意識ははっきりしている。熱いけど、腕も自分の意思で動かせる……)グ…
スミレ(私は兵器だけれど、まだ私ではある)ググ…
スミレ(――今が、好機!)グググ!
悪貴族「この後は両脚にも――」
バギィィィィィン!
悪貴族「なっ!?」
スミレ「ふうぅぅぅぅぅ……!」ギラリ!
悪従者「ば、馬鹿な!? もう両腕を真竜のものに!?」
スミレ「ああああああぁぁぁぁぁぁ!」ブオン!
悪貴族「ひいいぃぃぃぃぃ!?」
ゴバアアアァァァァ!
スミレ「……!」ダダダ!
悪貴族「か、壁を容易く壊す程の……」ガタガタ…
悪貴族「はっ!? お、追うのだ! 早く!?」
……
- 718 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/05(日) 23:47:36.50 ID:xDskiZQU0
- ――
その後の事は、よく覚えていない。
ひたすらに逃げて逃げて、走って走って。
乗ったこともなかったのに、馬に飛び乗った。
行く宛なんてない。もう王国に居場所はないんだから。
何処へ向かっているかもわからない。
馬の気まぐれで、ただ走るだけ。
でもそれでよかった。
ボクはもう戦争の道具に成り果てて、人では無くなってしまったのだから。
最後の人としての意思が望んだのは、貴族達に利用されることだけは嫌だと言うこと。
ボクが逃げ切れれば、連中も次回以降は警戒しておいそれと実験ができなくなるかもしれない。
クラウス様なら、いつかきっと王国を良くしてくれる筈だから。
だから、戦争兵器にだけはなりたくない。
もうなってしまったけれど、最後の一線だけは越えたくない。
何処に向かっているかもわからない。
それでも、どこか遥か遠くに逃げ出せたなら。
その場で、この命を断とう。
そうすれば、兵器はひとまず人知れずに一つ消え去るのだから。
――
……
スミレ(どれだけ移動したんだろうな……)
馬「……」モシャモシャ…
スミレ「……」ジー…
スミレ「……」スッ…ブチ!
スミレ「……」モシャモシャ…
スミレ(……あれ? なんで馬と一緒に草を食べているんだろう?)
スミレ(死ぬ気なら、もう空腹も気にしなくていいのに……?)
――
……本当は気がついていた。
兵器は嫌だ。
……まだ死ぬのも嫌だって。
だから、その後もひたすら馬を走らせた。
そして、あの日……
――
- 719 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/05(日) 23:54:16.99 ID:xDskiZQU0
- ……
【帝国領・辺境】
ローズ「あったあった! この素材なら、あの子達にもいい贈り物が作れるわネ!」ガサガサ!
ローズ「折角だし、もう少し採っていこうかしら?」ガサガサ…
ローズ「ん……?」
スミレ「うっ……」
ローズ「お、女の子!? ちょっとあなた、大丈夫!?」バッ!
スミレ「ぁ……ぅ……?」
ローズ「酷い衰弱具合ネ……あら?」
スミレ「……!」
ローズ「金色の、鱗?」
ローズ「……今はそんなことはどうでもいいワ。とにかく、急いで戻らないと!」ビュオン!
スミレ「……!?」
……
ローズ「ほら、食べられる? ありあわせで申し訳ないけど……」
スミレ「あ……」
ローズ「やっぱり無理よねェ。ほら、お口あけて!」ズイ!
スミレ「え、あ……!?」
ローズ「ほら、あーんして。あーん!」ズズイ!
スミレ「あ、あー……?」
スミレ「……」モグ…
スミレ「っ!!!」
スミレ「……おい……しい……」ポロポロ…
ローズ「ふふ、よかった。まだまだあるから遠慮しないでネ?」
――
- 720 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/05(日) 23:58:49.97 ID:xDskiZQU0
- ……
スミレ「……ごちそう、様でした」ペコリ
ローズ「ふふ、いい食べっぷりだったワ」ニコニコ
スミレ「あの……」
ローズ「……」
ローズ「ここは帝国の王城。アタシの部屋の中だから安心して大丈夫ヨ?」
スミレ「!?」
ローズ「アタシはメイド長のローズ。あなたは?」
スミレ「わ、私は……」
スミレ「……」グッ…
ローズ「……」
ローズ「……やっぱり何か、相当訳ありのようネ。それならそれでいいワ」
スミレ「え?」
ローズ「あなたが話してもいいと思えるその時になったら聞くから。それまではゆっくりしていきなさい?」
スミレ「……こ、この腕が、恐ろしくは、ないのですか?」ギラリ…
ローズ「確かにちょっと変わっているわネ。アタシも初めてみるワ」
ローズ「でも人とちょっと違うことぐらい、些細なことヨ? アタシも普通の人とはちょっと違うしネ」
スミレ「ちょ、ちょっと……?」
ローズ「そうよォ? アタシはただ天使達を完璧なレディーにしたいと願うどこにでもいるおと……乙女ヨ!」バーン!
スミレ「……」ポカーン…
ローズ「ささ、お腹が満たされたなら次はお風呂ネ! せっかく可愛い顔してるんだから、綺麗にしないと!」グイグイ!
スミレ「え、え、ええぇ!?」
……
- 721 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/05(日) 23:59:16.69 ID:xDskiZQU0
- ――――
―――
――
―
スミレ(ローズさん、あなたがいてくれたからボクは……///)
アイナ「……スミレちゃーん?」ツンツン
スミレ「ひゃ!? ア、アイナさん!?」ドキドキ
アイナ「もう、スミレちゃんまで私みたいになってどうしたの?」
スミレ「い、いえ。なんでもありません」コホン
スミレ「アイナさんが昔を思い出したように、ボクも少し昔を思い出しただけですよ」
アイナ「あ……」
ローズ「……」
スミレ「あ、いえ、そんな顔をなさらないでください!?」ワタワタ!
スミレ「ボクは、今の生活こそが大切で手放したくないものですから」
スミレ「過去よりも今。ローズさんとアイナさんとのひと時の方が、ずっと価値あるものなんです」
アイナ「スミレちゃん……」
ローズ「……ごめんなさいネ。私が昔話なんてしちゃったから」
アイナ「ロ、ローズさんのせいじゃないですよ!?」
スミレ「そうですよ。元々、ボク達が気になったからですし」
スミレ「ボクもアイナさんも、昔を思い出したのは……」
アイナ「……ローズさんには、昔も今も助けられてばっかりだなーって……///」
ローズ「もう、この子達ったら……」
ローズ「……」
ローズ「折角三人揃ってお外に来てるんだし、そろそろお昼にしない?」
ローズ「美味しいお店、連れて行ってあげるワ!」
アイナ「え、いいんですか!?」
アイナ(本当はローズさんの手料理の方がいいけど///)
スミレ「す、すみませんローズさん……」
ローズ「いいのヨ。パァーっと食べて飲んじゃいましょう!」
――
特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
- 722 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/06(月) 00:00:04.97 ID:kf2eBd0jO
- サッー
- 723 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/06(月) 00:00:12.56 ID:tbaLgtEi0
- はい
- 724 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/06(月) 00:00:40.08 ID:BrbzDQSbO
- てりゃ
- 725 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/06(月) 00:01:25.29 ID:fs9ES0+O0
- まただよ(白目)
- 726 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/06(月) 00:02:44.69 ID:kf2eBd0jO
- 久々の極端な数値なのよね
どうなったのか
- 727 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/06(月) 00:07:07.06 ID:fs9ES0+O0
- ローズ隊・酔いやすさ判定
1アイナ:97(カインクラスにベロンベロンに酔います。そして当然脱いじゃいます。帝国泥酔者多すぎ)
2スミレ:56(ちょっと酔いやすいかも。でも、酔わないよう冷静に節度を守ります)
――
判定を取った辺りで今日はここまで。
新年系は無理そうですが、お酒描写を挟んだ後、想定外の4番目の判定結果(偶数ゾロ)
イベント描写。そののちに従来の業務として白帝との交流に入ろうかと思います
本日もありがとうございました!
- 728 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/01/06(月) 00:10:13.15 ID:nAhYWUB2O
- おつおつ
ロリ巨乳のセックスモンスター(ティア・アイナ)はどちらも酒がダメなのか……
いや逆に考えるんだ、ティアと同じくその勢いでローズさんに迫れば良いのだと
- 729 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/06(月) 00:15:20.95 ID:BrbzDQSbO
- おつおつ
アイナは本当に色々荒ぶるな……
スミレも過去かなりキツイのに酒判定共々安定してると思ったが、そういやこの子も鬼メンタルだった
- 730 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/06(月) 19:19:37.95 ID:rR+fC6CR0
- スミレやキアラ達もメンタル判定でゾロったからこそよかったものの、ティアメンタルだったら鬱展開結構あったんかな
- 731 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/07(火) 23:28:38.31 ID:oUIMkLPR0
- こんばんはー
牛歩ですが、以前の5連判定最後部分まで再開です
>>730
序盤のシアだけで3回程マイナスイベント圧し折られてると言いますか、本当はもっと血生臭い展開もあるにはあったのですが……
本当に要所のコンマが強すぎました
- 732 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/07(火) 23:29:24.23 ID:oUIMkLPR0
- ――
【帝国・料亭】
アイナ「……も、もの凄く高そうなお店だよ!?」
スミレ「……」ガチガチ
ローズ「そう硬くならなくていいわヨ?」
ローズ「このお店は最近、王国から食材を仕入れているそうでネ」
ローズ「アタシもまだあまり王国食材には馴染みもないし、食べて味を盗もうってわけヨ」
スミレ「な、なるほど」
アイナ「でも、ローズさんほどの腕で、外のお店で満足できるものなんですか?」
ローズ「アタシだってまだまだヨ? エリスちゃんや天使達も凄い腕前だし……」
ローズ「後、頻繁に作っていると自分の味の癖に飽きて来ちゃうのヨ」
アイナ「あ、それはわかるかも?」
スミレ「とはいえ、ローズさんに通われるお店側もプレッシャーが凄そうですが……」
料理長「ま、またメイド長がいらっしゃったぞ……!?」
料理長「しかも今度は直属のメイドを引き連れて!」
料理長「みんな! ここが踏ん張りどころだ! いつも以上に全力を尽くしてくれ!」
従業員達「「了解です!!」」ビシ!
……
――
- 733 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/07(火) 23:29:59.84 ID:oUIMkLPR0
- ……
ローズ「うんうん……」モグモグ
ローズ「いい貝を使っているわネ。素晴らしい歯触りだワ!」
スミレ「……この独特の風味は、この貝の肝を使っているのでしょうか?」モグモグ
アイナ「後は焦がしバターかな? シンプルだけど、食材が引き立っているね……」モグモグ
ローズ「ふふ、あなた達も随分と料理の知識が深まって嬉しいワ」
アイナ「ローズさんのお傍にいるためにも、頑張っていますから!」
スミレ「ええ。周りからも贔屓とみられぬ様、色々と知識は深めなければ」
ローズ「ふふふ……! 本当に、立派になって!」
料理長「お次の料理をお持ちしました」スッ
ローズ「あらありがとう。この匂いは……」クンクン
料理長「王国産最高級の牛肉。それを塩と胡椒のみで味付ました」
ローズ「焼き加減も見事……相当の自信作のようネ」
料理長「ありがとうございます。そしてこちらは、この肉に合う果実酒になります」スッ…
ローズ「あら? ここまで注文した記憶はないけれど?」
料理長「ローズ様にはお世話になっております故。私からの、せめてもの品でございます」
ローズ「あらそう? それじゃあ折角だし、頂いちゃおうかしら?」
料理長「ええ、是非。そして今後ともよろしくお願いいたします」ペコリ
ローズ「思わぬ代物が手に入ったわネ」ホクホク
ローズ「彼の言う通り、これは合いそうなお酒ネ。保存状態もいいし……」チラ
アイナ「……」ドキドキ
スミレ「……」ドキドキ
ローズ(熱視線を感じるワ……)
ローズ(……天使達が大丈夫なんだし、この子達も少しくらい大丈夫よネ?)
ローズ「……慌てないの。ちゃんと飲ませてあげるから」トクトク…
アイナ「あ、ありがとうございます!」
スミレ「……実は、高いお酒と安いお酒の違いというものを知りたかったんです」
グイッ
- 734 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/07(火) 23:34:10.86 ID:oUIMkLPR0
- スミレ「んっ……!?///」
スミレ「こ、これは……なんだか身体がふわふわしますね」
スミレ「美味しいですけど、それにつられて飲み続けたらすぐに酔い潰れちゃいそうですね」
ローズ「スミレちゃんは、あまりお酒に強くはなさそうネ?」
スミレ「そうですね。でも成程、この芳醇な香りが高級さの証――」
アイナ「ひゃっほーーーーーーーい!!!」スッポーン!
ローズ「」
スミレ「」
アイナ「これおいひいでふれ〜♪ からだもぽっかぽかであつ〜い♪」ゼンラ!
ローズ「またしくじったワッ!!!」ダン!
スミレ「あわわ……アイナさん、まだ一口目ですよ!?」
ローズ「とりあえず個室だったのが不幸中の幸いネ。はやく服を着せて介抱してあげないと」
スミレ「お酒って怖い……」
アイナ「あ〜、ローズさんだ〜♪」
アイナ「ローズさんちゅきちゅき〜♪」チュパチュパ!
ローズ「こ、こら! レディーがはしたないわヨ!?」
スミレ(……でも、今のアイナさんの方が積極的だ!?)
スミレ(普段からこれくらいすれば、ローズさんも……)
スミレ(……)
ローズ「ちょ、止まってアイナちゃん!?」ワタワタ
アイナ「えへへへ〜♪」スリチュパスリチュパ
スミレ(……でも、今は止めよう!)ダッ!
……
――
- 735 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/07(火) 23:37:53.27 ID:oUIMkLPR0
- ――
……しばらくして……
アイナ「うわあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!///」ゴロゴロゴロ!
ローズ「こらアイナちゃん、レディーが道端で転がらないの!」
スミレ「いえ、ボクがアイナさんだったらきっと同じことをしていますよ……」
スミレ「しかし流石はローズさん。まさかの事態にも、冷静に対処なさるなんて!」
ローズ「……前に、もっと凄い惨状を見てしまったからネ」トオイメ
スミレ「何があったんですか……」
アイナ「あああああああぁぁぁぁぁ!/// もう、もうお嫁にいけないいぃぃぃぃぃぃぃ!///」ゴロゴロ!
ローズ「大丈夫だから、そろそろ起き上がりなさい?」
ローズ「――いざとなったら、アタシが貰ってあげるから」
スミレ「!!!」
アイナ「えっ!?」ガバァ!
ローズ「!?」
アイナ「本当ですかっ!?」ガッ!
スミレ「今、確かに言いましたよね!?」ガッ!
ローズ「スミレちゃんまで!?」
- 736 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/07(火) 23:42:18.14 ID:oUIMkLPR0
- スミレ「――アイナさん! 今こそです!」
スミレ「ほら、もっとしっかりちゃんと立って!」ヨイショ!
アイナ「あ、ありがとうスミレちゃん。……うん、大丈夫」グ…
アイナ「今のローズさんの言葉で、酔いも消し飛んだよ……!」
ローズ「そ、そう? それなら良かった――」
アイナ「……」スー…ハー…
アイナ「……ねえ、ローズさん。もう一度聞かせて?」
ローズ「え?」
アイナ「……」
アイナ「本当に、こんな私でも、……ローズさんのお嫁さんに、してくれますか……?」ポロポロ…
ローズ「アイナちゃん……?」
アイナ「……たとえ、私を起き上がらせる為の言葉だったとしても……」
アイナ「それでも、私にはたまらなく嬉しい言葉なんです……っ!」
アイナ「わ、私は……!」
アイナ「――私はローズさんが大好きなのっ! 10年前助けてくれたあの時から、ずっとずっと……!」ポロポロ…
ローズ「!!」
アイナ「ローズさんは私のことを覚えていなかったけど、私は一日も忘れたことはなかった……!」
アイナ「執事からメイドになってても、声や動きはローズさんだった! 見間違えるわけがない……!」
アイナ「だから、だから私は、あなたの傍にいられるようにって……!」
ローズ「アイナちゃん、あなたもしかして……」
アイナ「男だからとか、女だからとか、そんなの関係ない! ローズさんだから、私は……!」
ローズ「でも、アタシは……」
アイナ「ローズさんとスミレちゃんが、そういう関係なのも知ってる! それでも、私は、私は……っ!」ポロポロ…
ローズ「アイナちゃん……」
- 737 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/07(火) 23:48:35.53 ID:oUIMkLPR0
- スミレ「……」スッ…
ローズ「スミレちゃん?」
スミレ「ローズさん、ご無礼を承知で申し上げます」
スミレ「……ボクも、ローズさんが大切です。この上なく大好きです」
スミレ「ですが、同じくらいアイナさんも大好きです」
スミレ「ボクを温かく受け入れてくれた二人が……本当に」
アイナ「スミレちゃん……!」ポロポロ…
スミレ「ですから、ローズさん。ボクのことは考えずに、アイナさんの気持ちに応えてあげてください」
スミレ「こんなに感情を爆発させたアイナさん、見たことがないでしょう?」
ローズ「スミレちゃん……」
アイナ「ごめん、ごめんねスミレちゃん……!」ポロポロ…
アイナ「な、なんでかな? 一回喋ったら、なんだか抑えられなくなっちゃって……!」
スミレ「いえ、むしろよかったですよ」ポンポン
スミレ「正面きってここまで言えば、アイナさんの気持ちもローズさんに伝わった筈ですから」
ローズ「……」
ローズ「…………」
ローズ「……少し、時間を頂戴」
アイナ「!!」ジワ…
スミレ「!!」
ローズ「少しだけ……ここで、待っていて」ザッ…
アイナ「え……?」ポロポロ…
スミレ「ローズさん……?」
……
――
- 738 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/07(火) 23:55:51.41 ID:oUIMkLPR0
- 特殊判定結果(>>637)
5:ローズのアイナとスミレに対する答え
コンマ66
6 6
偶数ゾロ:???として受け止める
――
アイナ「うぅ……」
スミレ「大丈夫。きっとアイナさんの想いは伝わりますよ」
アイナ「わ、私どうしてあんな……///」
スミレ「まだお酒が残っていたのかもしれませんね」
スミレ「お店の中でアイナさんが裸になった時は驚きましたけど……」
スミレ「こうしてアイナさんの一歩を踏み出す一因になってくれたなら、お酒も悪くないかもしれませんね」
アイナ「……禁酒するもん」
スミレ「あはは、確かに外では控えた方がいいかもですね」
???「……」ザッ…
スミレ「だ、誰ですっ!?」バッ!
ローゼン「……この格好にこの顔はいつ以来だろう」スッピンシツジ
アイナ「ローズさん!?」
スミレ「えっ!!?」
アイナ「あの時の、ローズさんだ……///」
スミレ「……///」
ローゼン「……」
ローゼン「……可愛いレディーを泣かせるなんて、酷い真似をしてしまったんだ」
ローゼン「挙句理由が、長い間その想いに気がつかなかったからだなんて……」
ローゼン「――真摯な想いには、こちらも相応の態度で応えるべきだろう」
ローゼン「……だから『メイド長ローズ』という『乙女』としてではなく」
ローゼン「――『一人の男』として。『ローゼン』として、『俺』の返事をしよう!」
アイナ「!?///」
スミレ「!?///」
- 739 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/07(火) 23:57:19.15 ID:oKKZgmyd0
- 低確率でないとでないレアキャラ出たな……
- 740 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 00:03:16.44 ID:HxOlBda7O
- ほんとここのコンマさんは恋愛要素に関しては命賭けておられる
- 741 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/08(水) 00:07:26.75 ID:v986vw530
- ローゼン「……ようやく、思い出したよ」
ローゼン「アイナちゃん、君はあの時に俺が助けた……」
アイナ「っ! うん、うん!」コクコク!
アイナ「ローズさんが助けてくれたから、現れてくれたから……!」
アイナ「私は、目標を見つけられた。頑張って、ここまでこれたの……!」
ローゼン「……悪かったな」ナデナデ
ローゼン「……アイナちゃん、知っての通り、普段の俺はああだ」
ローゼン「今ですら、気を抜けば元に戻りかねない人間だ」
ローゼン「それに、だな……」チラ…
スミレ「……///」
ローゼン「……情けなくも、雄として欲情してしまい、スミレちゃんの後ろに嵌まってしまう程の変態でもある///」
ローゼン「そして、君のその想いを受けて尚、どちらかを選ぶこともできないほどに、未熟だ」
ローゼン「乙女としても、男としても、駄目なところが多い。そんな俺でも、いいのか?」
アイナ「は、はい……! 何度でも言います。私は……ローズさんも、ローゼンさんも……」
アイナ「『あなた』だから、好きなんです……!///」ギュゥ!
ローゼン「……ありがとう、アイナちゃん」ギュゥ!」
スミレ「……おめでとうございます、アイナさん」パチパチ
アイナ「ス、スミレちゃん……」
ローゼン「……」グイッ!
スミレ「きゃ!?///」
ローゼン「……言っただろう? 選べないって」
ローゼン「頼りないかもしれないけど――二人とも、これからもずっと一緒だ!」ダキ!
アイナ「!!」ポロポロ…
スミレ「!!」ポロポロ…
アイナ&スミレ「「はい……どうか末永く……♪」」
――
- 742 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/08(水) 00:12:46.34 ID:v986vw530
- アイナとスミレの双方が女の子として受け入れられた辺りで今日はここまで
……指輪やらドレスやら、本当になんで狙い澄ましたかのように最重要とも言える場所を綺麗にゾロれるのか?
ちなみに本来のローズのガード値はコンマ75(スミレへの罪悪感から高め)でした
ここからスミレの説得やらで増減して最終判定をとか考えていたら一発というね(白目)
本日もありがとうございました!
- 743 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 00:13:40.56 ID:qjuJrL/B0
- 乙
このスレのコンマ神はかなり変わってる
- 744 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 00:19:08.15 ID:Hb66ckJ8O
- 乙!やっぱこのスレコンマ神いるよ絶対
本編クリアで平和になった後のあちこちでおめでたラッシュすぎる
でも個人的には生やしたアイナも見てみたかっ(ry
- 745 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 00:23:10.52 ID:AwaSq2mLO
- おつおつ
コンマさん『えーとお出かけの途中で邪魔が入らないようにして、三人の過去はこんな感じにしといて……ん!?二人の思いにローズさんがどう答えるかだと!?』
『そんなもん展開と>>1へのダメージ考えたらこうするしか無ぇだろぉ!!(偶数ゾロ)』
- 746 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 00:33:03.47 ID:MVve6E8pO
- おまけイベントでのカップル進展
アベル:胸の好みやら結婚願望やらで安定のエリス大勝利 さらにティアがハーレム入り(ただし危うく性的に敗北しかけた)
カイン:アベルの講義のおかげで遂にエメリナと一線越え&まさかのエメリナに勝利
アドルラン:ようやくヒバリルーシェと結ばれる
キアラ:いくつもの判定をくぐり抜けマックスとお忍びカップルに(ただしガードはめっちゃ固い)
ローズ:渾身の偶数ゾロ目効果により男としてメイド二人の思いを受け入れる←NEW!!
- 747 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 03:58:07.17 ID:DmPSDUAvO
- ローズさんはアイナの後ろを
ローゼン氏は二人の前を
貰う義務があると思いました
- 748 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 16:18:54.11 ID:FkexNx250
- 前にローズさん結婚式出る時はすっぴん新郎になりそうって言ってる人いたけど本当にそうなるとは……
しかし赤髪の執事って聞くと黒執事のグレルが頭よぎって仕方がない(ローズさんとタイプまるで違うが)
- 749 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/08(水) 23:27:43.96 ID:v986vw530
- こんばんはー
今日も少しだけ再開
おまけの判定と、後半部分の導入まで入れればと思います
- 750 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/08(水) 23:28:14.21 ID:v986vw530
- ――
……
アイナ「……///」
スミレ「……///」
ローゼン「さて……名残惜しいけど、一度離れよう」スッ…
アイナ「あ……」
ローゼン「あまり、こうしている場所は誰かに見られたくはないからね」
ローゼン「素性を知らない者からすれば、メイド長のメイドに手を出す不届きものだ」
スミレ「……確かに、驚きました」
スミレ「その……夜に、逞しいことは知っているつもりでしたが///」
スミレ「まさかお化粧を落として髪型を変えるだけで、見た目もこんなに……///」
アイナ「私は、どっちのローズさんも大好きです///」
ローゼン「ありがとう。ただ、やっぱり……普段はあっちの方が馴染むんだ」
ローゼン「この姿は公務外、君達との時間の時だけ見せる。それでもいいかな?」
アイナ「は、はい!///」
スミレ「ボク達だけが、ローズさんの秘密を知っている……///」
アイナ「なんだか、ますますドキドキしちゃうね……///」
ローゼン「それじゃあ……」スッ…
ガサゴソ…
ローズ「悪いけれど、元に戻らせてもらうわヨ?」パッ!
アイナ「わ、はやい!?」
ローズ「元々フィーアちゃんに変装を教えたのはアタシなのヨ?」
ローズ「まあ、今ではすっかり越されちゃったけどネ」
- 751 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/08(水) 23:28:43.12 ID:v986vw530
- ローズ「……さてと。アイナちゃんとスミレちゃんの気持ちは嬉しかったけど……」
ローズ「まだしばらくは、秘密の関係ヨ?」
ローズ「女の子なら、結婚式とかも憧れるとは思うけど、もう少し我慢して頂戴……」
スミレ「それは、理解しています」
スミレ「帝国も未だ不安定な情勢ですし、皇子様達を差し置いてメイドが結婚というのも不味いですからね」
アイナ「そうでなくてもローズさん忙しいし、仕方がないよね」
アイナ「私は、ローズさんとこれからも一緒っていうだけで……///」クネクネ
ローズ「本当にごめんなさいネ……」
ローズ「色々落ち着いたら、しっかりとした式を行うワ」
ローズ「――勿論、ローゼンとしてネ?」
アイナ「……///」プシュー…
スミレ「……///」プシュー…
アイナ「あ、でも大丈夫かな……!?」
ローズ「?」
ローズ「あぁ、二人と同時に結婚すること? それは大丈夫ヨ」
ローズ「元々一夫多妻は認められているし、アドルラン様なら上手いことそこも調整してくれそうだしネ」
アイナ「ち、違うんです! それも大事だけど、もう一つ!」
アイナ「私――まだ生やせていないんですっ!!!」
ローズ「」
スミレ「」
- 752 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/08(水) 23:30:21.92 ID:v986vw530
- ローズ「」
ローズ「……お、落ち着いてアイナちゃん?」アセアセ
ローズ「大丈夫。ちゃんと誓うワ。あなた達はアタシが男としてしっかり愛してあげる」
ローズ「だから――」
アイナ「でもローズさん、最初にスミレちゃんのお尻から責めたんですよね?」
アイナ「そしてスミレちゃんは、今も処女なんだよね?」
スミレ「は、はい///」カアァァ…
アイナ「それを見てから、ローズさんは本当は男の子のお尻の穴を一番求めているって……」
アイナ「苦労しましたけれど、裏道からそういった本も仕入れて、沢山お勉強したんですっ!」
ローズ「ち、違うのヨ!?」アセアセ
ローズ「た、確かにアタシは男女問わずかわいい子が好きだけど……」
ローズ「あの日は、男装したスミレちゃんが本当にもう、たまらなく可愛くて、我慢ができなくてネ……」
スミレ「///」
ローズ「……後ろならまだお互い引き返せる、そんな言い訳を考えてしまっただけなのヨ」
ローズ「雄の部分を制御しきれなかった、アタシの責任だワ……」ガクリ…
スミレ「いえ、ボクもまさかお尻であんなに気持ちよくなれるとは思っていなかったので……///」
スミレ「ボクの方から求めはじめてしまったことこそが、そもそもの原因ですよ///」
アイナ「……」ゴクリ…
アイナ「つまりローズさんは、男の子の身体じゃなくても大丈夫?」
ローズ「え、ええ。本当に、酷い誤解をさせてしまったわネ……」
ローズ「スミレちゃんも、改めて悪かったワ」
ローズ「……アタシも、決めたワ。今度はしっかり向き合って……前の方を可愛がってあげるからネ」
スミレ「///」
アイナ「……」
おまけ特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
- 753 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 23:30:32.34 ID:JXXcBsBp0
- あ
- 754 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 23:30:48.93 ID:l7zpUNMDO
- はい
- 755 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 23:35:48.95 ID:qjuJrL/B0
- 今回は特に問題なかったのかな?
- 756 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/08(水) 23:43:14.66 ID:v986vw530
- 凄まじく高めの保証を更に越えてくるメイド長の恐ろしさよ……
1:アイナの生やしたい願望
75>34
※基準値を下回った為、沈静化
※普通の女の子として愛されるでしょう
2:失念していたローズの夜レベル(最低保証有)
最低保証85<93(乙女の繊細なテクと男の逞しさ。スミレも納得の陥落)
――
アイナ「そ、それじゃあ……」
アイナ「私、このままでも、ローズさんに……愛して貰えるんですか?///」
ローズ「もちろんよ、アイナちゃん!」ギュウ!
アイナ「ふわあぁぁ///」
ローズ「まったく、あなた可愛いんだから、変なことはもう考えちゃ駄目ヨ?」
アイナ「はい///」
アイナ「あ、でもローズさんがスミレちゃんの前を塞いだら、今度はスミレちゃんのお尻が寂しくなっちゃう!?」ガーン!
アイナ「やっぱり、スミレちゃんのお尻の為にも生やした方がいいのかなっ!?」
ローズ「」
スミレ「や、やめてくださいアイナさん!///」
アイナ「で、でも前に読んだ本に書いてあったよ!? 二穴責めって凄いって!」
アイナ「ローズさんもだけど、スミレちゃんのことも大好きだし、必要なら言っていいよ!?」
スミレ「だ、だから大丈夫ですってば///」
アイナ「本当に? ローズさんの為だけじゃなくてスミレちゃんの為にも生やせるから覚えておいてね!?」
ローズ「アイナちゃんっ!!!」
アイナ「ひぅ!?」ビクーン!
ローズ「レディーが外で生やすとか二穴とかそんなに叫んじゃ駄目でしょう!?」
ローズ「ああ、もう! やっぱりまだレディーには遠そうネ!」
ローズ「まだまだこれからもずっと、二人とも傍で可愛がってあげるから覚悟なさいっ!」
アイナ&スミレ「「はいっ!!」」
ローズ「ふふ……!」
アーシャ「あ、よかった見つかって……!」
ローズ隊「「「!?」」」ビックゥ!
- 757 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 23:45:31.11 ID:MVve6E8pO
- アイナがガキ使で稲垣が歌ってた例のアレを熱唱する様子を幻視した
- 758 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 23:47:41.12 ID:CKuAvTmsO
- 流石ローズさんやでぇ……
でもアイナとスミレ同時に相手するならこれくらいないと危なそうだし、本当にコンマさん仕事する
- 759 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/08(水) 23:47:57.84 ID:v986vw530
- アーシャ「あ、あら?」
ローズ「ア、アーシャちゃん奇遇ネ……」ドキドキ
アイナ「な、何か御用でしょうか……!?」ドキドキ
スミレ(い、色々と聞かれていないことを願います……)ドキドキ
アーシャ「突然ごめんなさい。メイド試験をお休みになられるくらいですから、貴重な休暇とわかってはいたのですけど……」
アーシャ「実は、ちょっとフィーアちゃんに関係する急ぎの案件が発生しまして……」
ローズ「な、なんですってぇっ!!?」
ローズ「……」チラ…
アイナ「ふふ、大丈夫ですよローズさん。私はローズさんの言葉で大満足です♪」
スミレ「ええ。それにフィーア様はボク達の主。従者の本業を疎かにするなど、あってはならないことです」
ローズ「……また今度、改めて三人でおでかけしましょうネ」
ローズ「それじゃあ、急いで天使の所にいくわヨ!」バッ!
アイナ&スミレ「「はい!」」バッ!
アーシャ「ありがとうございます」ペコリ
アーシャ「では、ご案内いたしますね」
……
――
- 760 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 23:52:08.59 ID:UwB79aWyO
- アイナはエメリナに続く夜カンスト組だからな……
- 761 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/08(水) 23:55:11.58 ID:v986vw530
- ――
【帝国・辺境の森林】
ロウル「ふ、ふふ……!」
ロウル「ついに、ついに見つけましたよアベルさーん!」グッ!
ロウル「近すぎて見落としていましたが、城塞に割と近いながらにこの充実具合!」
ロウル「巨体でも姿を隠すには十分な森! 岸壁に空いた穴!」
ロウル「それでいて少し動けば、こうして風が気持ちいい草原!」
ロウル「こーやって寝っ転がっても……」ファサァ…
ロウル「きーもちいー♪」コロンコロン
ロウル「……って、私が楽しんじゃ駄目じゃないですか」スク
ロウル「しかし、本当に我ながらいい場所を見つけたものですよ」ウンウン
ロウル「……平和にはなりましたし、城塞の方ももう少し緑を増やすのもいいかもしれませんね」
ロウル「この私が太鼓判を押すこの場所ならきっと……!」
ロウル「きっとフィーア様も白帝竜も満足してくれるに違いありません!」ムフー!
ロウル「フィーア様まだかなまだかなー♪」ソワソワ
白帝竜「キュルルーン!」バサァ!
フィーア「あ、いたいたロウル姉様ー!」ブンブン!
ロウル「いきなり白帝竜と頭上からの登場ですか!?」ガーン!
- 762 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/09(木) 00:00:06.74 ID:vLywzHzo0
- ロウル「お、驚かさないでくださいよ」ドキドキ
ロウル「確かにいい場所を見つけたとはお伝えしましたけど、確認もしないで白帝竜同伴だなんて……」
フィーア「だ、だって〜……」
フィーア「私もこの子も、待ちきれなかったんですもの!」ピョンピョン!
白帝竜「キュルン!」コクコク
フィーア「それに、ロウル姉様が探し出してくれた場所ならば間違いありませんから!」
ロウル「そ、それほどでも……」テレテレ
ロウル「でも、どうですかこの場所!」
ロウル「この場所なら、フィーア様は勿論のこと私達でも様子を見に来ることができます」
ロウル「万が一密猟者がいたとしても……」チラ
白帝竜「キュ?」
ロウル「流石に竜を捕えようなんて思う命知らずもいないでしょうからね……」
ロウル(正直、私達も正面からぶつかると普通に敗けそうですし)ダラダラ
ロウル(多分、アベルさんとエリスさん。それに元皇帝陛下とノワール様くらいですよ、正面からいけるの)
ロウル「それにほら、ここすっごく風が気持ちいいんですよ」ソヨソヨ…
ロウル「どうです? なかなかいい場所を見つけたでしょう?」ムフー!
白帝竜「キュルルーン♪」バッサバッサ!
フィーア「よかった、この子も気に入ってくれたみたいです!」ピョンピョン!
フィーア「勿論私も大満足です! ロウル姉様、ありがとうございます!」
ロウル「いえいえ。私も頑張って探した甲斐があったというものですよ」
- 763 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/09(木) 00:07:53.53 ID:vLywzHzo0
- ロウル「とはいえ、流石に私の一存でも決めきれないのも事実」
ロウル「特に白帝竜はよくとも、フィーア様がここに来ることを反対されては駄目ですからね」
ロウル「事前にアーシャさんにお願いして、ローズさん達にもここを訪ねて貰う手筈にはなっているんですけれど……」
フィーア「ローズさんなら、許してくれると思うけどなぁ……」
フィーア「でも、ちょうどよかったです!」ピョン!
ロウル「?」
フィーア「実は、もう一つ。ロウル姉様やローズさんにもお願いしたいことがあったんです」
ロウル「はて? 私に出来る範囲のことであればいいんですけれど」
フィーア「実はですね!」
フィーア「こうして、この子の暮らしていけるいい場所が見つかったのに……」
フィーア「お友達を、いつまでも白帝竜って種族名呼びし続けることに違和感があって」
フィーア「――せっかくだから、この子に名前をつけてあげたいなって!」ニコニコ
白帝竜「キュ、キュルー!?」
ロウル「なるほど、アベル様のファフニールのような感じですね」
ロウル「確かに愛着や親しみやすさは増えるかもしれませんけど……」
ロウル(どういった名前をつけましょうかねぇ……?)
……
――
- 764 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/09(木) 00:10:07.40 ID:vLywzHzo0
- 白帝竜の新居がみつかったあたりで今日はここまで
この後ローズ隊と白帝の交流を経て今回のおまけは終了となりますが、
以前お話した通り、白帝さんの名前を折角なので募集します
お暇なときに案を考えていただければ、後日多数決かコンマで決定をしようと思います
本日もありがとうございました!
- 765 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 00:13:24.27 ID:Fizo5odj0
- 乙
白帝竜の名前候補に「パイロン」とかどうだろう?
白龍の中国語
- 766 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 00:19:51.35 ID:oBkccX1pO
- おつおつ!スミレとの接触に密やかな期待
白帝さんはカピバライメージ強いせいか、ホワイトさんの名前が離れない
フィーアが名付け親ならシロちゃんとかもありかも?
- 767 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 12:16:59.15 ID:PIswD5W20
- きゅーきゅー鳴いてるからキューちゃんとか(直球)
- 768 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 12:37:09.28 ID://iUZ/dOo
- きゅうりじゃないか
- 769 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/10(金) 23:32:57.13 ID:MwUKOWGpO
- 確か王国の竜って金・白・蒼・黒・赤の五種類だったと思うんだけど、中国に古くから伝わる『麒麟』も対応する色があるんだよね
金(黄色)が『麒麟』、青が『聳孤(しょうこ)』、赤が『炎駒(えんく)』、黒が『?端(ろくたん)』もしくは『角端(かくたん)』、で白が『索冥(さくめい)』
ここから取って『サク』とか『メイ』とかどうかな?
- 770 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/11(土) 14:29:58.78 ID:jMEVfbBjO
- 気になって少し調べてみたけど、王国の帝竜とパパンのスキルの元ネタが四神なのかな
色が当てはまるし中央の黄龍(金)は皇帝の権威の象徴みたいだし開幕攻撃でも使ってきてたし
- 771 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/13(月) 11:35:22.54 ID:XyqxFH8p0
- すみません、またしてもインフルエンザでダウンしておりました……
型違いをこんな頻度で貰うもんなんですかね?
ある程度は回復したので、近いうちに更新を再開したいと思いますが、
人がいるかわかりませんが、とりあえず先に名前だけ多数決とっておきたいと思います
>>770
概ねその通りです(本来の色や司と違うけど)。王国の五竜も帝国に合わせて同じ、聖国はそのまま四大天使
宗教観ごっちゃとかは今更です
1:パイロン
2:ホワイト(さん)
3:シロ(ちゃん)
4:キュー(ちゃん)
5:サク
6:メイ
↓1〜3多数決
- 772 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/13(月) 12:05:09.73 ID:lRMmXcUWO
- インフル二回は経験無いな……無理せず休んで
安価は5で
- 773 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/13(月) 13:38:18.55 ID:ZD7Hdb4e0
- お大事に安価は1
- 774 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/13(月) 13:52:47.32 ID:LAW40kUiO
- いのちだいじに!
名前はペット過ぎでもなく親しみやすさもあるし5番で
- 775 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/15(水) 23:40:25.96 ID:SRfzUz7X0
- こんばんはー
とりあえず白帝さんの名前決定あたりまで再開します
- 776 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/15(水) 23:41:30.40 ID:SRfzUz7X0
- ……
ロウル「……」ムムム…
フィーア「……」ムムム…
白帝竜「……」ドキドキ
フィーア「!!」ピコーン!
フィーア「閃きました!」
ロウル「おおぅ、思ったより早いですね。どんな名前ですか?」
フィーア「――ドラちゃんです!」ムフー!
白帝竜「ギュ!?」ガーン!
フィーア「あ、あれ?」
ロウル「んー……この反応だといまいちなんですかねぇ?」
フィーア「わかりやすくていい名前だと思ったのですが……」ガックリ
ロウル「確かにわかりやすいですけど、帝竜全体通して使えちゃう名前でもありますからね」
フィーア「な、なるほどです!」
ロウル「名前を聞いて、一発であーあの人かとわかるといいと思うんですよ」
ロウル「そしてこの白帝竜の特徴を考慮すれば、答えは一つです!」グッ!
ロウル「――キューキュー鳴くからキューちゃん! これでどうですっ!?」ドヤ!
白帝竜「キュル……」ショボン…
ロウル「あれ、駄目ですか!?」
フィーア「難しいですね……」
ロウル「むむむ、これはローズさん達にも色々案を出して貰う必要がありそうですね」
……
――
- 777 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/15(水) 23:42:37.89 ID:SRfzUz7X0
- ……
ローズ「待たせたわネ愛しの天使!」バッ!
白帝竜「キュル?」
アーシャ「あら、こんにちは。元気そうですね」フフ
アイナ「な、なんでアーシャさんそんな平然と……」ブルブル
スミレ「……まさかこうして、本物の白帝と対峙するとは思いもしませんでしたよ」
ローズ「本当に人生、どこでどう変わるかわからないものよネ」
ローズ「この竜も、一歩間違えばアベル様達のお腹の中だったかもしれないし」
白帝竜「キューンキューン……」プルプル…
フィーア「ローズさん、怖がらせちゃ駄目ですっ!」
ローズ「あらごめんなさい。本当に、いろいろびっくりネ」
アイナ「スミレちゃん、白帝竜って大体どのくらい強いんだっけ?」
スミレ「帝竜の中では最強の存在。ローズさんですら太刀打ちできない相手の筈ですよ?」
ローズ「まったく、燃えちゃうようなことを言わないの!」ゾクゾク!
白帝竜「キュルル……!」ドヤ!←レベル510
ロウル「まず、こんな巨大な生き物と一対一の勝負を考える時点で間違っていると思いますよ?」
アーシャ「そうね。一人一人は及ばずとも、みんなで力を合わせて初めていい勝負ができるでしょう」
アイナ「うわぁ……流石。皇帝陛下を相手取った強者の余裕を感じる……」
ロウル「いや、流石にあのとんでもない人と比べればこの竜もだいぶ可愛いですって」
白帝竜「キュン!?」ガーン!
フィーア「ああっ!? もう、あんまりこの子をいじめないでください!」プンプン!
スミレ「ふふ、皆様にかかればもう、竜は戦争兵器なんかじゃないと言い切れそうですね」
スミレ(本当にまさか、こんなことになるなんて。夢にも思わなかったなぁ……)
- 778 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/15(水) 23:44:01.28 ID:SRfzUz7X0
- ローズ「さて、この子が思ったよりも大丈夫そうなのもわかったし、そろそろ本題に移りましょう?」
ローズ「見たところ、ロウルちゃんがこの子の住処を見つけてあげて、そのお披露目ということでいいのかしら?」
ロウル「ええ。ですが、今はそれに加えてもう一つ」
フィーア「この子の、名前を考えてあげたいんです!」ピョン!
アイナ「名前……ですか?」
アーシャ「確かに、白帝竜では味気ない気もしますものね」
スミレ「フィーア様の案はどのようなものなのでしょう?」
フィーア「残念ながら、却下されてしまいました……」
ロウル「私も同じくです。何かいい案はありませんかね?」
ローズ「なるほどそういうことネ……」
ローズ「……二人とも準備はいい!? 天使のサポートもアタシ達の大事な仕事ヨ!」
アイナ&スミレ「「は、はい!」」
アーシャ「ふふ、私も少し考えてみようかしら?」
白帝竜「……」ドキドキ
ロウル「……今更ですけどこの竜、結構わかりやすいですよね。今は結構緊張してそうですし」
フィーア「とっても感情豊かです!」ピョンピョン!
ロウル(……他の帝竜を食べてしまったことへの罪悪感が)
ロウル(――食べませんけど、この竜も美味しかったりしたんでしょうか?)チラリ
ロウル(なんとなくガラから濃厚な旨味が出そうな、そんな気配を感じます)
白帝竜「!?」ゾク!
ローズ「――よし!」
ロウル「お、一番手はローズさんですかね?」
- 779 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/15(水) 23:45:09.07 ID:SRfzUz7X0
- ローズ「ずばりこの子の名前は――パイロン! どうかしらっ!?」
白帝竜「キュー……」
ローズ「あら……駄目みたいネ」
フィーア「かっこいいですけど、ちょっと固い感じがします?」
ロウル「そうですねぇ。ローズさんにしては、男の子よりというか……」
ローズ「そ、そんなことないわヨ? アタシずっと乙女ヨ?」アセアセ
ローズ(……久々に戻った影響残っているのかしら?)
ローズ「なかなか、難しいわネ……」
アーシャ「では、次は私が」スッ…
アーシャ「……アベルと言えばイメージカラーは黒。同じように白帝竜と言えばイメージカラーは白です」
アーシャ「――ここはシンプルに、ホワイトはどうでしょうか?」
白帝竜「キュッキュー……」フルフル…
アーシャ「駄目ですか……」
アイナ「今更だけど、しっかり私達の言葉理解してるんだね……」
アイナ「でもアーシャさんの名前はいい線いってると思うんだ……!」グッ!
アイナ「シンプルに、それでいて可愛く! そうなるとここは――シロちゃんとかどうかな!?」
白帝竜「キューン」バツジルシ!
アイナ「思った以上に明確に拒否された!?」ガーン!
ロウル「私のキューちゃんも拒否されましたし、やむを得ないかと思いますよ?」
アーシャ「本当に賢い子ですね……」
ローズ「まいったわネ。流石のアタシも、名づけの鍛錬はしてこなかったワ……!」
スミレ「……」
- 780 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/15(水) 23:46:48.29 ID:SRfzUz7X0
- スミレ「……ふむ」
ローズ「あらスミレちゃん、妙案が浮かんだかしら?」
アイナ「気になる気になる……!」
スミレ「いえ、ボクもまだ考えている途中なのですが……」
スミレ「白帝竜の反応を先程から観察している限り、白帝竜は落ち着きこそすれその誇りは残っているようです」
アイナ「誇り?」
スミレ「ええ。金真竜の護衛、最強の帝竜としての誇り、自負」
スミレ「そしてその賢さ……ひたすら暴れ者という赤帝よりも、高い知能を持っているでしょう」
白帝竜「キュキュー」コクコク
アーシャ「頷いているわ……」
スミレ「勿論腕力その他もずば抜けてはいるでしょうけど、白帝竜はその知性にも誇りがありそうです」
スミレ「……ですから、あまりに可愛らしい名前では受け付けないのかと」
フィーア「な、なるほどです!?」
スミレ「あとは細く洗練された外見ですからね。もしかすると、女の子かもしれません」
スミレ「そうなると雄々しい名前にも抵抗があるかも?」
スミレ「これらを踏まえると、知的で優雅さのある名前なら気に入ってもらえるのではないかな、と」
ローズ「す、すごいわスミレちゃん!?」
アイナ「流石スミレちゃん、すごい洞察力だよ!?」
フィーア「わ、私も頑張ります!?」
スミレ(……)
スミレ(ボクも少なからず、この力を誇りに思っているからでしょうか?)
スミレ(たとえ戦争兵器ではなくなっても、なんとなく白帝竜の気持ちもわかる気がするんですよ……)
白帝竜「キュルル……」
- 781 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/15(水) 23:47:55.93 ID:SRfzUz7X0
- アーシャ「知的な名前、それでいてこの子に似合いそうな……」ウーン…
ロウル「……駄目です。一度思い浮かんだらキューちゃんが頭から離れません!?」
ロウル「大体なんで白帝だけキューキュー鳴くんですか!?」
白帝竜「キュルー! キューン!」
スミレ「……多分、その辺りも他の帝竜との格の違いなのでは?」
アーシャ「黒帝竜はかなり大柄かつ鳴き声も動きも大きかったですし、本当にそうなのかもしれませんね」
アーシャ「一番強いけど、一番控えめ……みたいな?」
ローズ「知的で優雅で控えめ……難しいワ!」
アイナ「も、もう案がでませーん!」
フィーア「でもでも、仲良くなるにはやっぱり名前って大切だと思います!?」ワタワタ!
アイナ「スミレちゃん、もう一声お願いっ!」
スミレ「ええっ!? ボクが言ったのはあくまで推察なんですけど……」
スミレ「そうですね……」
スミレ「……」モクモク
スミレ「……あ」ピーン!
フィーア「来ましたか!?」ピョーン!
スミレ「……ええ。一応は」
- 782 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/15(水) 23:50:56.40 ID:SRfzUz7X0
- スミレ「……以前、キアラ様からお借りした本にこんな記述がありました」
スミレ「五竜と同じように、様々な色を体現する空想上の生き物……」
スミレ「その中に、五竜と色が重なる縁起のいい生き物もいたんです」
フィーア「縁起のいい生き物?」
スミレ「はい。吉報の前触れともされていたようですね」
スミレ「そんな生き物の白い個体は――サクメイと呼称されるようで」
スミレ「もう王国貴族のいいなりになる必要もありませんし、こうして新しい住み場所も見つかったんです」
スミレ「――絶望の顕現ではなく、吉を運ぶ存在となれるような願いも込めて」
スミレ「親しみやすく、品よく、サクという名前ではいかがでしょうか?」
白帝竜「!!」
白帝竜「キュルルーン♪」バッサバッサ!
ロウル「おおぅ!? 明らかな好感触ですよこれは!」
スミレ「気に入って、貰えたのでしょうか?」
ローズ「ふふ、これをみれば一目瞭然じゃない!」
アイナ「スミレちゃん、ありがとう!」
アーシャ「優しいとてもいい願いだと思います。この子も喜んで当然ですね」フフ
フィーア「はい! 私も気に入りました!」
フィーア「――これからも、よろしくお願いします! ――サクちゃん♪」
サク「キュッキュルー♪」バサァ!
……
――
- 783 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/15(水) 23:54:17.43 ID:SRfzUz7X0
- 白帝改めサクちゃんになったあたりで今日はここまで
もう少しだけ続いた後、おまけ8は終了となります
というわけで、激烈亀になっていますが次のおまけ9の題材を早いですが先に安価募集しておこうかと思います
人いるか怪しいけど↓1〜5あたりで
本日もありがとうございました!
- 784 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/15(水) 23:59:04.56 ID:gFvXWfCG0
- 乙
キアラと巨大天使(+α)が人知れず帝国で人助けする話を希望
プ〇キュアや特撮といったニチアサ物的なノリで
- 785 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 00:03:06.04 ID:FLGTmAJOO
- おつおつ
この可愛さならサクちゃんも帝国のマスコットになれば安泰だな!
イベントはアベル城塞メンバーの日常というか、普段の仕事とかみてみたいかも
- 786 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 00:14:20.55 ID:1zwoJQzV0
- 登場キャラが被っちゃうけど、ちょっと話に出てきた過去の幼キアラと幼フィーアの話をもっと見たいです
- 787 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 00:20:27.84 ID:XTd2RqFUO
- おつおつ
個人的には名前決まったことだし、この流れでフィーアとサクのふれあいとかかな?
- 788 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 00:31:01.68 ID:iGG+o0CDO
- 乙です
季節物ならちょっと先になるけどバレンタインの恋人達の様子とかもしくは雪山にある温泉旅館に旅行でスキーとか温泉とか卓球とか色々冬系のイベントをするとかかな
- 789 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 02:23:16.21 ID:SLb2p+zTO
- 乙です
病み上がりっぽいし一旦小ネタでのんびりも良いかも
王国か帝国で池の水抜いたらすごいもの出てきたから
皆で調査しよう的な
- 790 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 08:26:01.62 ID:DvSh3mtp0
- 範囲外だが、自分もアベル達の冬イベというか旅行は見てみたいかも
温泉あるなら混浴で(直球)
- 791 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 17:17:33.47 ID:PW9uQhEw0
- 全部バラバラのときは作者さんが決めるのかゾロ目の>>786なのか単純にコンマが一番大きい>>787なのか
範囲内の内容をを無理やり1つの内容にまとめると、最初は城塞内のとある日常や仕事の様子→その途中で旅行の話になってキアラとフィーアの幼少時の思い出がある温泉旅館に行くことになる
→サク含む城塞外のメンバーも含めて旅行にいって色々と楽しむ(キアラと巨大天使の人助けやフィーアとサクのふれあい含む)
とかかなぁ。小ネタどころじゃない、かなり長丁場になりそうだけど
- 792 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 19:35:10.69 ID:FLGTmAJOO
- 流石にそのギュッと詰めは>>1の負担大きくない?てか俺もある程度他の人の案出てから合わせるべきだったか
後から変更可能なら、仕事後に慰安的に温泉旅行とかできるかな?
- 793 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 19:41:05.71 ID:3lOUGkYc0
- 負担とか言いつつちゃっかり>>785の要素残したまま変更とか言うのってどういう神経してんだ
- 794 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 19:48:01.50 ID:iGG+o0CDO
- 何をリクエストするか考えてリロードしないで書き込んでしまったけど、単純に多数决で決まるなら>>784選択した方が良かったかな……
- 795 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 20:01:07.19 ID:FLGTmAJOO
- >>793すまん書き方悪かった。流れ的にお疲れ様会的な旅行の方がしっくりくると思ったんよ
両方が贅沢なのはわかってるし、温泉の方がメイン
まあそもそも変更きくのかからして怪しいし、大人しく>>1を待ちます
- 796 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/17(金) 00:14:53.30 ID:cNEStfcC0
- こんばんはー
予想以上に埋まるのが早かった&範囲を明確化してなくて申し訳ないです
基本的にこういった安価の時は票数>コンマ(00>偶ゾロ>奇ゾロ>その他)になっているのですが……
今回は私が範囲を曖昧にしてしまい(一日かからず↓5以降まで埋まると思わず)、範囲外の人や
変更したいという方も含めると(本来駄目ですが、こちらの不手際でもあるので今回のみ)
『冬の旅行』が票数最多となるため、今回はこちらを拾わせて頂きます
また票割れも激しいようなので、残りチケットは僅かですが、次回以降はある程度私からおおまかな案を提示します
(当然自由安価も継続しますが)
そして申し訳ありませんが、キアラの人知れずニチアサチック世直しはちょっと難しそうです
私の技量もですが、帝国内だとキアラが忍べない問題が……(帝国内で天使を生み出せて動かせるのはキアラとルーシェのみ+皇女)
色々と、どうかご容赦ください……
そして『冬の旅行』も少々考えるべきところがあるので、こちらの具体的内容も改めて多数決安価を取りたいと思います
1:なんらかの流れで旅行券ゲット。アベル隊+カイン隊+アドルラン隊+妹ズでどこかの旅館に
2:アベル自腹で部隊のみんなと休暇旅行。アベル隊のみだが、個別に絡みやすいかも
3:スカーレット将軍の招待。王国や聖国メンバーも巻き込んでどたばた
4:同行者や展開含めてコンマ判定で切り拓いていく。(何が起きるかわからない)
5:その他自由安価
今度は確定して
↓1〜5多数決コンマ
- 797 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/17(金) 00:18:14.15 ID:2NtCyQQG0
- 1
- 798 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/17(金) 00:21:07.22 ID:2FNBbZrdO
- 安牌取りたい反面このスレのコンマの荒ぶり見たいのもあるんで4番
- 799 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/17(金) 00:21:49.78 ID:yFDx8KOM0
- 1
- 800 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/17(金) 00:24:17.60 ID:n2DRxiLDO
- 1
- 801 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/17(金) 07:12:54.64 ID:hTwR8Y66O
- 1
ぶっちゃけアベル隊のみんなの
後継ぎ仕込みイベントを見るまで俺は[ピーーー]ない
- 802 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/17(金) 18:05:18.11 ID:ufgesazgO
- アベルとヒロインズの子供ってどんな子になるのか凄い気になるよなぁ
……特に性ゲフンゲフン聖国組
- 803 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/18(土) 23:54:06.04 ID:zCAYgohx0
- こんばんはー
それでは遅くなりましたが、おまけ8終了までとおまけ9導入まで投下していきます
- 804 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/18(土) 23:55:43.26 ID:zCAYgohx0
- ――
サク「キュルーン♪」バッサー!
フィーア「名前も決まって、新しいお家も気に入ってもらえて、本当によかったです!」ピョンピョン!
ロウル「ほんと頑張った甲斐がありましたよ。ここ以上はなかなか厳しいですからねぇ」
スミレ「ええ、ボク達から見ても快適な場所だと思います」
アイナ「うんうん。自然のまま、あまり人の手はいれたくないね」
ローズ「帝国の環境を考えると、こういった場所が手つかずで残っているのもなかなか珍しいのよネ」
ローズ「この子の為にも、ここは大切にしていきましょ」
サク「キュキュー♪」モシャモシャ
フィーア「あ、さっそく美味しそうに草を食べてます!」
ローズ「そういえば、草食だったそうネ?」
スミレ「いえ、おそらくは雑食かと。金真竜を宿してから、ボクも少し肉食に偏った気がしますし」
アーシャ「確かに牙の様子からして、お肉も食べれそうだけれど……」
アイナ「あ、もしかして健康に気を使ってるのかも?」
サク「ギュ!?」モシャ…
フィーア「あ、あれ? 急にどうしたんでしょうか?」
ローズ「喉に詰まらせたってわけでもないわネ?」
アーシャ「ん、この反応は……」
ロウル「あー、もしかしてスミレさんが原因かもですね」
スミレ「ボ、ボクですか!?」
アイナ「あ、そっか。スミレちゃんが宿している金真竜って元々はこの子の上の存在だから!?」ポン!
サク「キュー!?」
ローズ「どうやら間違いないわネ……」
スミレ「そんな。ボクが宿しているのはこのくらいの片鱗程度」ジャキン!
スミレ「別に怯える必要もないと思いますよ?」
サク「」
フィーア「か、固まっちゃいました!?」
アイナ「本当に反応がわかりやすいなぁ……」
- 805 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/18(土) 23:57:04.69 ID:zCAYgohx0
- ――賢い白帝竜サクの現在の思考――
・私、強くて頭いい。帝竜で一番偉い。白帝>他帝竜
・でも金真竜、私よりも偉い。金>白>他
・スミレはそんな金真竜の力を持っている。今のが全力かも判断不能
つまり可能性としてスミレ≧金>白>他
・会話のやりとりからして、スミレとアイナは同格。そんな二人はローズに忠実
そうなると必然、ローズ>アイナ=スミレ≧金>白>他
・そんなローズもフィーアに忠実。
そもそも前に助けに来てくれた時に気配を察せなかった実力者なのは間違いない
フィーア>ローズ>アイナ=スミレ≧金>白>他
・そしてフィーアが慕うアーシャとロウルは、蒼帝の捕食者でもある実力者
アーシャ=ロウル>フィーア>ローズ>アイナ=スミレ≧金>白>他
・現時点で、多分他の帝竜は全員死んでいる
アーシャ=ロウル>フィーア>ローズ>アイナ=スミレ≧金>白
結論……自分は最下層
サク「キューン……」ペター…
スミレ「ど、どうしたんですか急に!?」
ロウル「なんだかひれ伏している様にも見えますよ……」
アイナ「やっぱりスミレちゃんの力を恐れているんだ!?」ワタワタ
スミレ「だからボクは金真竜本体程の力は無いと!?」ワタワタ
ローズ「うーん……染みついてしまった習慣って、なかなか抜けないのよネ」
スミレ「だからといってこれは……フィーア様、フィーア様からもどうかお願いします」
フィーア「えっと、えっと、どうすればいいんでしょう!?」
アーシャ「サクちゃんもフィーアちゃんには特に心を開いてくれているから、思ったことを伝えれば大丈夫だと思いますよ?」
フィーア「わ、わかりました!」グッ!
フィーア「……サクちゃん。私達は上下関係とかじゃなくて、あなたとお友達になりたいと思っています」
サク「……キュ?」チラ
スミレ「……ボクもですよ?」
フィーア「だから、そんな恰好はしなくて大丈夫です! もっと自由に、楽にしてください!」
サク「キュル……」
サク「キュ!!」コクン!
サク「キュルルーン!」バッ!
フィーア「やっぱり、元気が一番です!」
……
――
- 806 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/18(土) 23:58:03.98 ID:zCAYgohx0
- ――
……
スミレ「ふぅ……なんとかボクの誤解も解けたようで何よりです」
スミレ「まさか金真竜の力が、片鱗でも帝竜に影響を与えるなんて思いもしませんでした」
アイナ「でもよかった。フィーア様のおかげでもあるけど、最後の方はスミレちゃんにも懐いてくれたみたいだし!」
ローズ「結構感情豊かな子だったし、ちゃんと触れ合えばみんな仲良くなれそうネ」
ローズ「でもまさか、あの子がお兄ちゃんだけじゃなくて、異種族とまで仲良くなれる世界になるとは……」
ローズ「人生何が起きるかわからない。流石のアタシも、こんな未来は考えもしなかったワ」
スミレ「……そうですね。ボクも、今のこの状況は奇跡的だと思います」
アイナ「うん、私もそう思う。あの頃の私に未来はこうなるんだよって教えても、絶対に信じないだろうなぁ……」
ローズ「……みんなが頑張ったから、今のこの時があるのヨ?」
ローズ「そして、これからの為にも……もっともっと頑張って、もっともっといい未来にしていかないとネ?」
アイナ「ローズさんと一緒なら、なんでもできます!」フンス!
スミレ「ボクもです!」バッ!
ローズ「……アタシもよ。可愛い天使達に、あなた達がいる。それだけで、アタシの活力は無尽蔵に湧いてくるワ!」ダキッ!
アイナ「///」
スミレ「///」
ローズ「皇子様達より先に挙げるのは不味いから、もうしばらくは待ってもらうけど……」
ローズ「アタシと結婚するからには、とびっきりのお世話を約束するワ♪」
アイナ「ま、待ってください! 私だって、ローズさんをちゃんとお世話したいです!?///」
スミレ「その……全てお任せしてしまうというのも、ボク達としては避けたい事態でして……///」
ローズ「ふふ、今よりももっと立派になったあなた達にお世話をされる……か」
ローズ「それも良いけれど、それなら尚のことお互い頑張らないとネ!」
ローズ「さ、戻ったら早速サクちゃんの住処が変なことにならないような準備に取り掛かるわヨ!」
ローズ「アタシ達はメイド。本業も忘れちゃ駄目ヨ?」
アイナ&スミレ「「はい、ローズさん!!」」ビシ!
ローズ(――明るい未来をありがとう、愛しい子達……)
――
EXイベント8
【戦いを終えて〜〜帝国メイド長と可愛いコ達〜〜】 おしまい
――
- 807 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/18(土) 23:58:34.09 ID:zCAYgohx0
- ――
――おまけEXイベント9――
【戦いを終えて〜〜帝国兄妹の旅行〜〜】
――
- 808 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/18(土) 23:59:31.23 ID:zCAYgohx0
- ――
【帝国・王城】
ルーシェ「……」ペラペラ…
ヒバリ「お帰りルーシェ。あ、ルーシェもそれ集めてるの?」
ルーシェ「いえ、お買いもの、してたら、勝手に集まって……」
ヒバリ「思ったより大変なのよねー、狙って集めるって」
ヒバリ「一定額以上のお買いもののサービスで一枚って楽に聞こえるけど……」
ルーシェ「福引一回、10枚……景品に釣られて余計なお買いもの、痛い出費になります」
ヒバリ「日用品ならいいんだけどね。あの通りの店は普段の買い物するっていう店とはちょっと違うし」
ヒバリ「でも面白い試みではあるよね。実際この券のおかげで普段は寄らないお客も入っているんでしょ?」
ルーシェ「王国が一枚噛んでいる、らしいです……」
ヒバリ「なるほど、だから特別賞が王国領の旅行券なわけだ。他も結構豪華なの多かったし納得かも」
ルーシェ「でも、末賞はすごく微妙……です」
ヒバリ「あはは……そうしないと、お店も儲けがでないからね」
ヒバリ「というよりもルーシェ、しっかり把握しているってやっぱり集めてるんじゃないの?」
ルーシェ「……///」
ルーシェ「……よ、四等のお掃除セット……当たればいいなって///」
ヒバリ「もう、別に集めてることなんて恥ずかしいことじゃないんだから正直に言えばいいのに」
ヒバリ「帝都の人にとっても、商店のこんなイベントは初めてだからね。意外な人が集めているかもよ?」
ルーシェ「そ、そうなんでしょうか?」
フィーア「……」ヒョコ
……
――
- 809 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/19(日) 00:01:41.27 ID:19EXcg5y0
- 【帝国・アベルの城塞】
アベル「福引券?」
フィーア「はい! ヒバリさん達は集められているようです!」
エリス「あ、私も何枚かもっていますよ」ピラ
パトラ「私も。とはいえ、狙って10枚は少々難しそうですが」ピラ
アベル「王国が絡んでいると聞いたが、王国ではよくあったことなのか?」
パトラ「そうですね……」
パトラ「多少の差異はありますが、一定額の買い物をするとおまけで券を配る」
パトラ「そしてそれを一定枚数集めて、福引と引き換えるというものはちらほらとありました」
パトラ「その福引の景品にはかなり差があった覚えがありますけどね」
エリス「確か、帝都で今やっている福引の特賞は旅行券でしたよね?」
パトラ「はい。とはいえ確かあの王国領は相当な北方領だったかと思うのですが……」
アベル「北方領……気候的には帝国同様、かなり過酷なのではなかったか?」
パトラ「はい。帝国程では無いと思いますが、山岳地帯に加えて降雪も相当だったかと」
パトラ「まあ貴族達は、その雪すらも娯楽扱いしていたようですが」
アベル「なるほど、娯楽文化に抜きんでた王国らしい。雪の娯楽か……」
フィーア「……」ソワソワ…
アベル「……」チラ
エリス「……」コクン
パトラ「……」コクン
……
――
- 810 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/19(日) 00:04:02.19 ID:19EXcg5y0
- ――
【帝国・帝都】
カイン「え? 福引券だって?」
エメリナ「あ、私何枚か持っています……!」サッ!
アドルラン「私も少しだけだが持っているよ」サッ!
アベル「ふむ、意外と浸透したイベントのようですね」
エメリナ「商店で買い物をよくする人は、集まりやすいかも……?」
カイン「ふぅん、これを集めてくじ引きねぇ……」ペラ…
カイン「まったくこんなわかやすい罠はないだろうに」
エメリナ「え?」
カイン「これを10枚集めるってだけでも、それなりの出費だ」
カイン「そこから狙った景品を当てるなんて、一般人には無理に決まっているだろう?」
カイン「いい景品をぶら下げておきながら、本当に当たりが入っているかどうかも疑わしいしね」
カイン「で、アベル? わざわざ僕らにこんなことを聞きに来るってお前まさか……」
アベル「……実は、フィーアが特賞の旅行に興味を持っているようで」
アベル「その……当たるかは別として、少しはイベントを楽しませてやりたいというか……」
カイン「はぁ……」ヤレヤレ
カイン「僕らの分を掻き集めてフィーアに渡したところで、すぐに底をつくに決まっているだろう?」
カイン「……エメリナ、丁度部屋の模様替えをしたかったし、この後の買い物ついてきてくれるかな?」
エメリナ「か、かしこまりました!」
アドルラン「はははは! カインも素直じゃないなあ!」
カイン「べ、別にこれは僕がたまたま買い物をしたかっただけで、別に……」
アベル「俺もちょうど部屋の模様替えをしたいところでした」
アドルラン「私もだ。よし、折角だからこのまま兄弟揃って買い物にいくとするか!」
カイン「だ、だから僕は!? というか二人とも、福引なんてそもそも……」
ワーワー!
ローズ「……次のミッション、決定ネ」コソコソ
アイナ「はい!」
スミレ「……」チラ
ギルバート「…………」
バーンズ「……御意」
スミレ(大変なことになりそうだ……)ブルブル…
……
――
- 811 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/19(日) 00:11:37.58 ID:19EXcg5y0
- ――数日後――
福引券「……」ズドーン!
キアラ「ど、どうしたのフィーアちゃんそれ……」
フィーア「そ、それが起きたら枕元に……」オロオロ
ローズ「買い物だけして、券はいらないって人も多いらしいからネ!」
ローズ「きっとそういう人からの贈り物ヨ! うん!」
ローズ(でもアタシ達が用意した量の倍近くあるような……?)
アベル(フィーアに渡す予定だったこれ、どうしたものか……)コソコソ
アドルラン(ううむ、こうなっては仕方がない。折角集めたのだから、我々で使わせて貰おうか?)
カイン(それがいいね。あれだけあっても、フィーアが当てられるとは限らないし)
アドルラン(作戦変更、兄妹で揃って福引会場に向かう作戦決行だ!)
アベル(了解です!)
カイン「ん、なんだフィーアも集めていたのか?」サッ!
フィーア「カイン兄様? あ、もしかして!?」
アドルラン「ああ、私もカインもアベルも、みんな集めていたんだ」
キアラ「ちょ、ちょっと意外です……」
フィーア「キアラ姉様も集めていましたし、これで兄妹全員がが集めていたことになるのでしょうか?」
アベル「そうなるな。どうだフィーア、折角だから、みんなで引きに行かないか?」
アドルラン「みんなで回せば、その分当たる可能性も増えるかもしれないしな!」
カイン「ま、僕の運を見せつけてあげるのも悪くないかもね」
ローズ(あなた達……ありがとう!)グッ!
皇子ズ「「……」」グッ!
フィーア「?」
キアラ(兄様達、きっとフィーアちゃんの為に集めてくれてたんだね。そういう私もなんだけど……)
フィーア「で、では早速行きましょう!」ワクワクドキドキ!
……
――
- 812 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/19(日) 00:20:43.74 ID:19EXcg5y0
- 【帝都・福引会場】
ワーワー…
ガラガラ…
ポト…
商人「あー残念、ハズレだねー」
客「くそぉ……」
商人「はい、次の方ー」
ガラガラ…
カイン「……驚いたね。想像以上の賑わいじゃないか」
アベル「景品の有無にかかわらず、帝国ではこういった催し物が珍しいですからね」
アドルラン「今後は国をあげて、こういった文化を取り入れるのも悪くないかもしれないな」
キアラ「そうですね。でも……」
客1「こ、皇族の方が勢揃いしているぞ!?」
客2「一体何が始まるんです!?」
フィーア「や、やっぱり変装してきた方がよかったかもしれません!?」
アベル「俺もそれは思った」
アドルラン「ははははは! なに、私達でもこういったことをするのだと、民に広める意味もあるのだ」
アドルラン「ここは正面から、正々堂々福引をするのが一番さ!」
カイン「福引に正々堂々も無いと思うけど……」
カイン「あと兄さんはとりあえず、その回すやつを全力で回すんじゃないよ?」
アベル「見たところ、程々の力でないと玉も出てこないようですからね」
キアラ「当たりは金色ですか……」
フィーア「……」ドキドキ…
商人「で、ではお次の方……」ドキドキ…
特殊判定(おまけあり)
↓1〜4コンマ二桁
- 813 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:21:43.15 ID:KTckQcOi0
- あ
- 814 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:21:43.94 ID:egLrtaGFO
- 「何が始まるんです?」
「大惨事大戦だ」
- 815 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:21:57.06 ID:sXQfC/AI0
- さい
- 816 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:22:03.82 ID:QQSfrLJDO
- はい
- 817 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:23:04.37 ID:sXQfC/AI0
- イッチが白目になるコンマではなさそう
- 818 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:23:05.84 ID:Vk6Ng5WYO
- 確かにアドルラン兄様ガラガラ全力でぶん回しそう
- 819 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/19(日) 00:33:34.31 ID:19EXcg5y0
- 福引結果・三皇子の新年運勢と旅行先(すかした場合フィーア引き当て)
1:カイン
15(そうそう当たるわけがない)<90
2:アドルラン
94(出ちゃった特賞。無欲の勝利)>90
3:アベル
06(こういった時の運はない第三皇子)<90
4旅行先グレード(イベント量)
01〜33:旅館のみ
34〜66:旅館+娯楽施設有
67〜99:旅館+娯楽+露天温泉有
コンマ82
67〜99:旅館+娯楽+露天温泉有
――
判定をとった辺りで今日はここまで
……しっかりイベント量最大コンマを持っていかれた程度で吐血はしないです、はい
とはいえ、ちょっと描写増やす程度なのであまり期待はしないでください
本日もありがとうございました!
- 820 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 03:15:07.67 ID:0k+A5vACO
- 乙
本当コンマ神が狙ったとしか思えないレベルで
アドルランが特賞引き当てて後の二人がスカ引くのが
違和感が無さすぎる
- 821 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/19(日) 23:59:36.24 ID:19EXcg5y0
- こんばんはー
遅くなりましたが少しだけ再開
最後にちょっとだけおまけ判定ありです
- 822 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/20(月) 00:00:49.59 ID:4VWLLPHM0
- ――
カイン「それならまずは、この僕がやるべきだろうねぇ」ザッ!
カイン「僕の運の強さを、見るがいいさ!」グオッ!
ガラガラ…
ポト…
商人「……白玉ですので、ハズレですね」
カイン「ふ、ふふん……」ヒク…
カイン「この程度で退く僕じゃないよ。券はまだあるからねぇ!」バッ!
ガラガラ…ポト…
ガラガラ…ポト…
ガラガラ…ポト…
ガラガラ…ポト…
商人「……全部白玉ですね」
カイン「」
客1「おいおい、皇族相手にこれ大丈夫なのか……?」ヒソヒソ
客2「い、いや逆にこの福引は凄い公正だってことだろ? 俺らもチャンスあるぞ!」ヒソヒソ
アベル「真っ白になっていますね……」
アドルラン「はははは、まあこういう時もあるさ!」
アベル(しかし、ハズレの玉が出れば出る程に後続の当たりは出やすくなる筈)
アベル(そうなると、次は俺が出るべきか)
アベル「では、次は俺が」スッ…
フィーア「アベル兄様、頑張ってください!」
キアラ「連続白玉だから、アベル兄様にはそろそろ違う色が来るかも……?」
アベル「いざ……!」ガッ!
- 823 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/20(月) 00:01:24.56 ID:4VWLLPHM0
- ガラガラ…ポト…
ガラガラ…ポト…
ガラガラ…ポト…
ガラガラ…ポト…
ガラガラ…ポト…
商人「お、おかしいな……また全部白玉です……」ビクビク
アベル「そ、そうか……」ガクリ
アベル(せめて末賞くらいは欲しかったな。これでは無駄遣いとアーシャに咎められかねん……)
客1「ほ、本当に当たり入っているのかあれ?」
客2「見ろよ、アベル様はともかくカイン様まだ真っ白だぜ……?」
キアラ「な、なかなか厳しいんだね福引って……」
フィーア「予想以上の強敵です!?」
アドルラン「こればかりは運だからなぁ。この流れだと次は私かな?」
キアラ「流石にそろそろ白以外が出てもいいとは思うのですが……」
フィーア「緑玉の。焼き菓子詰め合わせもちょっと欲しいです!」ピョン!
アドルラン「はははは、そう都合よく出ればカインもアベルも苦労しなかっただろうな」
アドルラン「出れば良しだが、まああまり期待はしないでくれ」ザッ…
アドルラン「――第一皇子アドルラン、参るっ!」ギュオン!
商人「ああっ!? 勢い強すぎぃ!?」
- 824 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/20(月) 00:02:52.56 ID:4VWLLPHM0
- ガラララララ!
シュポーン!
金の玉「……」コロコロ…
アドルラン「おや?」
商人「」
商人「で……出ましたぁ!? 特賞! 特賞ですっ!!!」ガランガラン!
客達「「うおおおおぉぉぉぉぉ!?」」
アドルラン「なんと、まさか一発目で出るとは」ビックリ
フィーア「す、凄いですアドルラン兄様!」ピョンピョン!
キアラ「あまりにあっさりと出ちゃって、ちょっとびっくりです……!?」
アドルラン「はははは! 今日は運がよかったようだな!」
アベル「流石、アドルラン兄様。絶対に当たりを引こうという欲が無かったからこそなのかもしれませんね」
アドルラン「いやいや、私も少しは何か当たればいいなと期待はしていたぞ?」
アドルラン「ルーシェは四等を狙っていたようだしな」
商人「いやはや、流石はアドルラン様……こちら、特賞の旅行券となります」
アドルラン「ありがとう。おや、こんなに貰えるものなのか?」
商人「何しろ目玉の特賞ですので。王国側としても、一気に多くの客を呼びたい思惑があるのでしょうな」
アドルラン「なるほど。これならばフィーア達とも一緒に楽しめそうだな!」
フィーア「え、いいんですか!? わーいわーい!」ピョンピョン!
アドルラン「ほらカイン! いつまでも落ち込んでないで、お前も一緒に楽しむぞ!」バシバシ!
カイン「」
- 825 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/20(月) 00:03:46.93 ID:4VWLLPHM0
- 商人「おや……アドルラン様、まだ福引券をお持ちのようですね」
商人「既に特賞を引き当てられましたが、まだ続けますか?」
アドルラン「ふむ……まさか私が当たるとは思ってもいなかったからな」
アドルラン「まさかとは思うが、このまま私が他の当たりを引いてしまっては他の者の楽しみを奪ってしまうだろう」
アドルラン「折角だが、この券は引き取っていただこう」
商人「さ、左様でございますか。いえ、アドルラン様らしいというか……」スッ…
ワーワー!
フィーア「……キアラ姉様、私達もこの券をお返ししましょう!」
キアラ「うん、そうだね」スッ…
フィーア「元々、いつの間にか増えていた券ですし……」アセアセ
フィーア「ここは、姉様と集めた本来の枚数だけ回させて頂きます!」バッ!
商人「おっと、失礼致しました。キアラ様とフィーア様も券をお持ちなのですね」
商人「それでは、どうぞ!」
ガラガラ…ポト…
ガラガラ…ポト…
ガラガラ…ポト…
ガラガラ…ポト…
ガラガラ…ポト…
緑玉×5「……」テーン
商人「……出方が随分と偏るなぁ?」ウーン?
商人「えっと緑玉は焼き菓子の詰め合わせですので……」
焼き菓子の山「……」ドッサリ
フィーア「や、やった! これは違った意味で大当たりですよ兄様!」ホクホク
フィーア「これだけあれば、兄様やローズさん達にもお裾分けできます!」ピョンピョン!
アドルラン「よかったな二人とも! まさかこんなに景品を貰えるとは!」
アベル「俺とカイン兄様の運が極端に酷かっただけのようですね……」
キアラ「こうして緑玉が続くと、兄様達が全ての白玉を出し切ったんじゃないかなって……」
カイン「ぐはぁ!?」
キアラ「兄様!?」
アドルラン「はははは! それはそれでなかなかな確率だぞ。凄いじゃないかカイン!」
アベル「兄様、追い討ちはやめてあげてください」
アドルラン「よし、さっそく今後の計画を皆で練るぞ!」
フィーア「わーい!」ピョーン!
……
――
- 826 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/20(月) 00:04:40.63 ID:4VWLLPHM0
- ――
……
【帝国・王城会議室】
アドルラン「さて、まさか本当に手に入るとは思っていなかったこの旅行券」ペラ
アドルラン「なんと人数制限はないようでな。折角だから、兄妹水入らずの旅行にしたいと思うんだがどうだろう?」
アドルラン「ああ、折角の機会だ。普段お世話になっている人を誘うのもいいかもしれないな!」
アベル「なるほど、素晴らしい案だとは思いますが……」
アベル「多分、俺は相当な人数を誘ってしまいますよ?」
カイン「ふん、お前が節操ない奴だってのはもうわかりきっていることだ」
カイン「僕は別に、兄さんからの施しなんて――」
アドルラン「カインとも一緒に旅行に行きたいなぁ!」ガシ!
アドルラン「お前にも兄らしいことはしてやれていなかったからな。今更かもしれないが、存分にこの兄を頼ってくれ!」
カイン「ばっ、なんで兄さんはそんな気軽に……」
アベル「……でもカイン兄様、もしかしなくてもフィーア以上にこの旅行気にかけていましたよね?」
カイン「なっ!?」
アベル「そうでなきゃ、全部ハズレを引いてあんな顔にはなりませんよ……」
カイン「う、煩いな! そりゃ、僕だって普段見慣れない景色とかには憧れはあるよ悪いか!?」バン!
キアラ「いえ、とても素敵だと思いますよ兄様?」
フィーア「はい! 私も、帝国とは違う雪景色に興味があります!」
カイン「ほ、ほらな!? 別に僕だけじゃないんだぞ!?」
アドルラン「ははははは! よし、カインも乗り気になってくれたところでどんどんいこう。エメリナ君はもちろん呼ぶんだよなカイン?」
カイン「…………うん」
アドルラン「私も、ヒバリとルーシェを呼ぼうかな。彼女達にも息抜きをしてもらいたい」
フィーア「ローズさん達も……」
キアラ「……と言いたいところだけど、ちょっと難しいかもしれませんね」
アドルラン「む、何故だ?」
カイン「いや、気付きなよ兄さん……」
- 827 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/20(月) 00:05:53.39 ID:4VWLLPHM0
- カイン「まず、券を当てた兄さんは確定。それにヒバリとルーシェが同伴」
カイン「元々楽しみにしていたキアラとフィーアも当然向かう」
カイン「そして僕も行けるならエメリナと一緒に行きたい」
カイン「ここでアベルだけ仲間外れは流石に可哀相だし、アベルのことだから部隊全員声をかけるだろう」
カイン「……一応僕ら、今の帝国トップなんだよね。そして身近な人は直属の護衛でもある」
カイン「これにローズさんや直属メイド隊まで呼んだら、流石の帝国の戦力もガタガタだよ」
アドルラン「む……」
カイン「父さんや母さんがいるから、完全に帝国が陥落することはないだろうけど……」
カイン「あの父さんのことだ。隙を見せるだけでも怒り心頭に達しかねない」
フィーア「うーん、王国にもサクちゃんを利用しようとする悪い貴族の人がいましたからね」
キアラ「聖国のヘリング司教もです。帝国にも、王城の隙を窺う人が0であるとは言い切れませんね……」
アドルラン「……はやく、帝国ももっと安定した状勢にしなければな」
一同「「……」」コクリ
アドルラン「――しかしこの旅行券、使用期限はあるからなぁ」ソワソワ
カイン「やっぱり兄さんも楽しみにしてるじゃないか!」バーン!
アドルラン「ん? 私は一度も楽しみにしていないとは言っていないぞ?」
アベル「ちなみに俺も楽しみにしていたりします」ソワソワ
カイン「くそ、僕だけ馬鹿をみた感じじゃないか!」
カイン「まあいいや……確かに、兄妹揃っての旅行なんて滅多にない機会ではある」
カイン「ローズさん達には申し訳ないが、今回は留守番をしてもらうしかないだろうな……」
……
――
- 828 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/20(月) 00:07:19.10 ID:4VWLLPHM0
- ――
【帝国・王城】
ローズ「んまっ!? 本当にあの特賞を当てちゃったの!?」
ローズ「そういうことなら留守は任せておいて。アタシ達がしっかり守りを固めるワ!」
フィーア「ご、ごめんなさい。本当はローズさん達も……」
ローズ「いいのよアタシ達は。まずは折角のお兄ちゃん達との時間を大切になさいな?」
スミレ「はい。サクのお世話も、お任せください」
アイナ「あ、お土産はちょっと欲しいかもです……///」
キアラ「か、必ず!」
……
フィーア「な、なんだかローズさん達、あまり旅行に行けないの残念そうじゃありませんでしたね?」
キアラ「ローズさん達も忙しいし、元々時間がとれなかったのかな?」
フィーア「でも、今度はローズさん達とも旅行に行ってみたいです!」
フィーア「よーし、今度の福引は、私が一番を当てちゃいますよ〜!」
キアラ「フィーアちゃん、また特別賞が旅行券とは限らないよ?」
フィーア「確かにです!?」ガーン!
キアラ「……でもいつか、私達で一から計画するのもいいかもね?」
フィーア「はい!」
……
ローズ「うぅ、アタシ達にまで声をかけてくれる二人はまさに天使ヨ……」ウウウ…
ローズ「でも、二人や皇子様達が落ち着いて羽休めできる環境を整えるのも、アタシ達メイドの務めヨ!」
アイナ&スミレ「「はい!」」バッ!
ローズ「……」
ローズ「でも折角だから、お仕事が一段落したらまた三人だけの時間も作りましょうネ?」
アイナ&スミレ「「は、はい///」」
????「……」コソ…
おまけ特殊判定
↓1コンマ二桁
- 829 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/20(月) 00:07:40.46 ID:evbs9EaJ0
- ん
- 830 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/20(月) 00:11:59.93 ID:4VWLLPHM0
- 判定をとったあたりで今日はここまで
次からいよいよ旅行先に向かえればと思いますが、私自身がもう旅行なんで何年も行ってないので旅行感が出せるかが不安なところ
そしてそれとは別のとあるフレーバー判定を↓1コンマから先に回収しておきます
(例によって量が多いので、私のコンマも拾っていきますので無理にコンマをとらなくても大丈夫です)
本日もありがとうございました!
- 831 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/20(月) 00:14:14.62 ID:8PZSR1xDO
- 乙です
- 832 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/20(月) 00:14:33.20 ID:evbs9EaJ0
- 乙
今回のおまけも楽しみ
- 833 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/20(月) 00:18:00.30 ID:61usWfjTO
- おつおつ!温泉卓球技能とかかな?
しかしほんとにカインお兄ちゃんがきょうだいに馴染んだ会話してるの嬉しい
- 834 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/20(月) 09:48:19.61 ID:+20AZxk6O
- 特殊判定は隠密的にノワールママかな?
- 835 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/20(月) 10:26:00.68 ID:1fkZU9P9O
- そっかママンも幽閉生活長かったし旅行は行きたいわな
でもパパンの可能性ももしかしたら?
- 836 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/20(月) 13:39:19.08 ID:orsSBgg/0
- 乙です!
どこかから巨大戦力が来て帝国を守ってくれればみんなて行けるのにな〜
- 837 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/20(月) 15:08:02.01 ID:qbqqJOwsO
- マックスはあとでキアラからお土産貰って、その時の話でキアラ達の入浴風景妄想して悶々としてそう
- 838 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/20(月) 15:38:07.08 ID:z9/nprbpO
- アベル隊の旅行みたいだし、マックスも連れて行って貰えるのでは?
混浴だった場合大変なことになりそうだけど
- 839 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/20(月) 16:41:18.51 ID:QZKxV00+O
- アベルの場合は部隊全員だからマックスも行けそうやね
となると温泉旅行定番、女湯の会話に耳を澄ます男達のネタが行けるかも
- 840 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/20(月) 19:14:44.85 ID:U4gPli2BO
- 三兄弟にその直属、天使二人にノワールママンが旅行対象となると、多分拾う判定コンマは15、6
ということは久々のコンマ一桁三連発も誰かにヒットしたかな
- 841 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/20(月) 23:42:51.41 ID:4VWLLPHM0
- こんばんはー
それではまた少しだけ再開です
このレスから私のコンマも拾っていきますが、既に結構大変なコンマ結果に……
- 842 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/20(月) 23:43:41.15 ID:4VWLLPHM0
- おまけ特殊判定
お母さんの自制心
01〜50:我が子との旅行……い、行きたい!
51〜00:あの子達が何も気にせず遊べるように私が頑張らないと
コンマ46
01〜50:我が子との旅行……い、行きたい!
※葛藤の末、自制心敗北!
――
ノワール「……」スッ…
ノワール(盗み聞きするつもりはなかったのだけれど……)
ノワール(王国の旅行券、あの福引で誰かが当てたのね)
ノワール(……)
ノワール(わ、私が引きたかったですね……)
ノワール(そうすれば、自然な形であの子達と一緒に旅行なんて……)
ノワール(そんな、夢みたいなこともできたかもしれないのに……)
ノワール(……)
ノワール「……」ソワソワ…
ノワール(で、でも……あの子達なら、お願いすれば私も一緒に……)
ノワール(……いやいや!)ブンブン!
ノワール(何を考えているのですか、私は)
ノワール(あの子達が引き当てた旅行券なのですよ? 自分達で自由にしたいに決まっています)
ノワール(ここで私がすべきは、あの子達が気兼ねなく旅行を楽しめるように……)
ノワール(……でも、さっき彼女達を誘っていましたよね?)
ノワール(ああ、でも、あの子達にとってローズはまさに家族同然だし……)
ノワール(でもでも、私だって……)グルグル…
ノワール「あぁ……」
ザッ…
ノワール「!!」
ヒュオン!
ローズ「っとぉ!? アタシですよノワール様!?」バッ!
ノワール「あ、あらごめんなさい!? 私としたことが……」
- 843 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/20(月) 23:44:21.49 ID:4VWLLPHM0
- アイナ「み、見えなかった……」ブルブル…
スミレ「流石ノワール様……」ブルブル…
ローズ「突然声をかけてしまってごめんなさいネ。なんだか、酷く悩まれているようだったから……」
ノワール「いけませんね……もしあなた達ではなくフローレンだったら、手痛い一撃を受けているところでした」
ローズ「それほどまでに悩まれるなんて……やっぱりアベル様絡み?」
ノワール「そう、ですね。その、なんと言えばよいのでしょう……」
ノワール「……」
ノワール「…………」
ノワール「………………」
ローズ「……」
ローズ「あー、でもやっぱり心配だワ! 天使達だけで旅行に行かせて大丈夫かしらっ!?」
ノワール「?」
アイナ「そ、そうですね! でもどうしましょう、私達の予定が埋まってしまっています!」
スミレ「これは困りました。アドルラン様がいるとはいえ、やはりもっと大人の引率者がいた方が安全なのでは?」
ローズ「まったくその通りネ! ああっ! 誰かアタシの代わりに天使達を見守ってくれる頼れる大人が現れないかしらっ!?」チラ…
ノワール「……ごめんなさい三人とも! ちょっと急用が入ったから、しばらく帝国を離れますねっ!」シュバッ!
アイナ「……最近、ノワール様もわかりやすくなってきたよね?」
スミレ「研ぎ澄まされた刃のような方ですけど、同時に優しいお母さんですね……」
ローズ「ええ、そうヨ? さ、ノワール様の分までアタシ達は頑張るとしまショ!」
……
――
- 844 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/20(月) 23:44:26.76 ID:iliIkI1B0
- 負けてよかった
- 845 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/20(月) 23:45:37.04 ID:4VWLLPHM0
- ――
【帝国・アベルの城塞】
ノワール「――というわけで、お邪魔かもしれないけれど引率役として同行させて貰っていいかしら?」
アベル「え、ええ。勿論です」
アベル「むしろ申し訳ありません、母上にお声掛けせずに……」
ノワール「良いのですよ。あなた達ももう立派な大人、親同伴の旅行なんて嫌がっても止む無しですからね」
アドルラン「いえ、そのようなことは。とにかく、ご一緒できるのは嬉しい限りです!」
フィーア「はい! お義母様との思い出、どんどん増やしていきたいです!」ピョンピョン!
キアラ「うん。それにもし何かあった時、凄く頼もしいし……」
カイン「それは言えてるね。でも義母さんまで帝国を空けるとなると、本当にメイド隊の負担が凄そうだな」
カイン「それに父さんからも浮かれていると怒られないかどうか……」
アドルラン「ああ、それは私も危惧していた。だがヒバリがいい案を出してくれてな。これならば堂々と旅行を楽しめる」
アベル「そ、そんな一手が!?」
ヒバリ「ふふん、まあアドルラン達家族の時間にお邪魔させて貰っちゃうわけだからね」
ヒバリ「そのままアドルランの優しさに甘えっぱなしなのも悪いし、実際問題として帝国の防衛力と元皇帝陛下の問題があったし」
ヒバリ「――ずばり、今回の旅行は表向きは『帝国発展の為の調査』にしようと思うんだ」
カイン「……まあ、そういった理由なら父さんとかからの文句は少なそうだけど」
ヒバリ「この旅行先ってさ、北方領……早い話が厳しい雪山で環境的には帝国に近いんだよね」
ヒバリ「それなのに、王国はこれを旅行先としている……」
ヒバリ「その理由を探って、上手くそれをこっち側にも取り込めれば……!」
ノワール「なるほど、帝国にも観光客を招けるようになれば、収益上昇……」
アドルラン「それだけではなく、新たな帝国の姿を他国にも見せることができるかもしれませんからね」
カイン「へぇ、思ったより考えているんだね。確かに内側を変えるのも大事だが、他国への姿勢も課題だったし」
アベル「王国や聖国は上手く上層部と関係を作れたが、点在する小国や地方民にとっては父の脅威が根深いですからね」
ヒバリ「そういうこと。本当に上手くいけば帝国の利益は計り知れない」
ヒバリ「だから本気だという姿勢を見せる為にも、皇族全員と直属兵全員で向かう!」
ヒバリ「どう? これならアドルラン達がまるっと帝国を留守にしても言い訳がたつでしょう?」
- 846 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/20(月) 23:45:57.99 ID:ZEWCipEsO
- ママン外伝に入ってtから
ヒロインしすぎじゃないですかねえ
- 847 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/20(月) 23:46:17.74 ID:4VWLLPHM0
- キアラ「なるほど、公務と休暇を上手く兼ね備えているんですね」
フィーア「で、でもそうなると、ちょっと緊張しちゃいそうです……」
ヒバリ「いや、王国側には逆に調査なんかしない100%の休暇って体を伝えれば大丈夫」
フィーア「え?」
ヒバリ「せっかくの旅行で気を張り詰めるなんて嫌じゃないですか?」
ヒバリ「だから『ただの客を装って王国の宿泊施設の秘密を暴く』という感じでいけばいいんですよ」
ヒバリ「存分に遊んだって、その遊ぶ客の行為こそが仕事に繋がるわけですからね」ニヤリ
フィーア「つ、つまり!?」
アドルラン「――存分に遊んでも怒られないぞフィーア!」ババーン!
フィーア「わーい♪」ピョーン!
ヒバリ「あ……ノワール様、このことはくれぐれも内密に……」コソコソ
ノワール「ふふ、わかっていますよ」ニコリ
ノワール「ですがまだ、肝心なことが決まっていませんよ?」
一同「「え?」」
ノワール「――遠方への旅行ですからね! 何を用意すべきかとか、ちゃんと下調べをしないと!」ワクワク
ノワール「戦いと同じですよ? ちゃんと戦況を把握すればですね……」ワクワク
カイン「もちろん、この僕にぬかりはないよ! もうバッグの用意だってほら!」ドヤァ!
アドルラン「おお、準備がいいなカイン! なんだ、やっぱり一番楽しみにしてたんじゃないのか?」ニヤニヤ
カイン「こ、これくらいは当然の備えだろう!? ねえ義母さん!?」
ノワール「ええ♪ それじゃあカインのこれを参考にして、私も色々準備をしないと……」イソイソ…
アベル「……楽しい旅行になりそうだな」
キアラ「うん。兄様達と旅行だなんて、本当に夢みたい……!」
フィーア「私達も、早速準備開始です!」
……
――
- 848 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/20(月) 23:47:52.00 ID:U4gPli2BO
- ノワールママン可愛すぎて普通に抱けるわ
- 849 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/20(月) 23:49:19.89 ID:4VWLLPHM0
- ――
……
アドルラン「えっと、これを入れてあれも入れて……」ゴチャゴチャ
ヒバリ「アドルラン……流石に予備の鎧は邪魔だと思うよ?」
ルーシェ「雪山……軽装過ぎても、重装過ぎても、危ないです」
アドルラン「むむ、やはり後でカインに基本の用意を頼むべきか?」
ヒバリ「でもアドルラン、本当によかったの?」
ヒバリ「さっき言った作戦でも、調査だけなら皇族だけでも十分足りる。私達まで、その……」
アドルラン「はははは! 何を言っているんだ!」
アドルラン「弟に妹は当然大切だ。しかし、君達も大切だからな! 当然だろう?」
アドルラン「誰にも文句は言わせないさ。二人がいつも私を支えてくれていることを知る者なら、言いっこないがな」
ヒバリ「も、もうアドルランったら!///」
ルーシェ「……///」
――
カイン「ふふふふ……」ワクワク
カイン「あれもいれたこれもいれた。エメリナ、他に抜けているものはないかい?」
エメリナ「え、えっと……」ペラリ…
エメリナ「だ、大丈夫です! チェックリスト、完璧です!」ビシ!
カイン「よぉーし……」
カイン「滅多にない機会だからね。万全の構えでいかないと……」
エメリナ「……カイン様、私などもお招きいただき、本当にありがとうございます!」
カイン「何を言っているんだ、当然だろう?」
カイン「普段は勿論、旅行の時だって離したりなんかしないからな?」
エメリナ「カ、カイン様ぁ……!///」ガバッ!
カイン「あ、ちょ、待て待てエメリナ!? 準備、せめて準備を完璧にしてからあああぁぁぁぁぁぁぁ!?」
ギュポポポ!
――
- 850 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/20(月) 23:49:36.96 ID:dU/JbmbuO
- パパン並みの技量無いと搾り尽くされるぞw
- 851 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/20(月) 23:50:50.33 ID:ZEWCipEsO
- 内容も面白いけど
合間合間のコメントのコンマが妙に荒ぶってる件
- 852 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/20(月) 23:50:50.85 ID:4VWLLPHM0
- ――
アベル「……俺はこんなものかな」ギュッ!
アーシャ「アベル、防寒着はもう少しあった方がいいと思いますよ?」トサ
ロウル「あとは非常食ですかね? 急激な天候変化が無いとは限りませんし」ゴソゴソ…
エリス「凶暴な野生動物がいるかもしれません! 馴染みの武器も当然持っていきましょう!」ガチャガチャ!
シア「りょ、旅行なんですよね〜? 山籠もりの修業じゃないんですよね〜?」ワタワタ
パトラ「ここは辺境とはいえ、真っ当に管理されている王国領。何かがあってもすぐ対応できるとは思いますが……」
ティア「で、でもアベル様、本当によろしいのですか?」
アベル「ん、何がだ?」
ティア「皆さんだけでなく、新参者の私まで……」
アベル「やれやれ、さっきマックスにも同じことを言われたぞ?」
アベル「――俺がみんなと旅行に行きたいんだ」
アベル「……あ、ティアが嫌なら勿論無理強いはしないぞ?」
ティア「いえいえそんな!? 実は楽しみ過ぎて、荷物がこんなことになっています///!?」パンパン!
ロウル「あっはっはっは! 最初から素直になればいいんですよ。何を隠そう私もなんかすごいですし!」ミッチミチ!
アーシャ「ふふ、みんな浮かれてしまうのも無理はないわ。こんなに大勢で旅行だなんて、まさに平和の象徴ですしね」ピッチリ
エリス「はい! 色々と楽しみで、私もはしゃいでしまいそうです///」ピチピチ!
シア「あ、おやつやお茶も一杯持って行った方がいいですかね〜?」ムギュムギュ!
パトラ「……皆さん、楽しみな気持ちはよくわかりますけど荷物多くないですか?」ズドーン!
アベル「……パトラ、それは?」
パトラ「非常用の、実家と同じ天幕です!」フンス!
アベル(……俺ももう少し装備を整えた方がいいのか?)
――
- 853 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/20(月) 23:57:46.94 ID:4VWLLPHM0
- ――
フィーア「あれと、これと……」キュッ!
キアラ「着替えはこれくらいかな?」パタパタ
フィーア「ふふふふ……!」ニコニコ
キアラ「嬉しそうだねフィーアちゃん?」ニコニコ
フィーア「キアラ姉様だって!」
キアラ「だ、だってぇ……///」
フィーア「どんな場所なのか、今から気になって眠れません!」
キアラ「王国の北方領。ヒバリさんのお話通り、帝国に環境は近いみたいだけど……」
キアラ「なんでも、隠れた名湯……天然のお風呂もあるっている話だよ?」
フィーア「た、楽しみです……!」
……
マックス「……」ソロリソロリ…
マックス「……」ソロリ…
マックス「……」ピタ
マックス「……」
マックス「うおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」ゴロロロロロロロロ!
マックス(二人っきりじゃないけど、キアラちゃんと旅行うおおおぉぉぉぉぉぉ!!!)
マックス(しかも温泉有りの場所ってむぉうこれはあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!)
マックス(くそ、どうせ縁が無いと思ってそういった本は買ってなかったのが痛手に!)
マックス(王国領の、温泉有りの宿泊施設……そうなりゃ当然、一部は……)
マックス( 混 浴 っ ! )
マックス「うほあああああぁぁぁぁぁ!? だ、駄目だぁ!? キアラちゃんをこんな穢れた目で見るわけにはああぁぁ!」ゴロゴロ!
パトラ「さ、騒がしいと思ったら何をしているのマックス……?」
パトラ「旅行に浮かれてしまう気持ちはわかるけど、そういう時こそ気を引き締めないと駄目よ?」
パトラ「みんな初めての旅行でどうしても浮いてしまう! だからこそ私達はしっかりしてアベルさん達をお守り――」
マックス(そ、そうだ。混浴だとパトラ将軍まで……!?)
マックス「うおおおぉぉぉぉ! 俺は、俺は浮気なんてぇぇぇ!?」ガンガン!
パトラ「ちょっと、本当に大丈夫マックス!?」
……
――
- 854 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/21(火) 00:03:55.04 ID:9xfHp3gB0
- ――そして、旅行当日――
【王国領・雪路】
アベル「おぉ、かなり足が沈むな」ズボッ
アドルラン「帝国に降る雪よりも、さらにすごいなぁ」ズボッ
カイン「でも変に凍ってないから、転ぶ心配は少ないかもね」
フィーア「ふかふかしていて、なんだか楽しいです!」
キアラ「フィーアちゃん、気をつけてね?」
ノワール「もっと険しい雪道を想像していたけれど、流石王国ですね」ススス
エリス「やっぱり、観光用にしっかりしているということなのでしょうか?」
ロウル「帝国の雪はすぐに赤黒く汚れてましたし、こう真っ白な雪はすごく新鮮ですねぇ」
アーシャ「ええ本当に。これだけでも来た価値があるかもしれませんね」
ヒバリ「ルーシェ、転んじゃ駄目よ? あなた白いから埋もれちゃうと大変そう……」
ルーシェ「だ、大丈夫です!///」
エメリナ「む、むしろ私の方が不安です〜……!?」
シア「待って〜、おいていかないでください〜……!」トテトテ
ティア「シアさん、急ぐと余計転んじゃいますよ……!?」モタモタ
マックス「速っ!? なんで帝国の皆さんあんな速いんですか!?」
マックス「キアラちゃんのエスコートどころじゃないってこれ……!?」
パトラ「くっ、流石ですね。このぐらいの雪道は慣れ親しんだものということなのね……!」
パトラ(せめて、あの道具があれば。宿泊先に置いてあればいいのだけれど……)
アベル「ん? 見えてきたな。あれが宿泊施設か?」
特殊判定
↓1コンマ二桁
- 855 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/21(火) 00:05:34.08 ID:XgMe9L7RO
- とう
- 856 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/21(火) 00:10:26.53 ID:9xfHp3gB0
- 判定をとったあたりで今日はここまで
今コンマを拾ってきましたが判定しているのはコンマ99までですので、残念ながら00は今回は不発ですね
最後に99も凄まじいですが、私のコンマ含めてこれまた結構大変なことに……
本日もありがとうございました!
- 857 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/21(火) 00:27:47.05 ID:Vou3f+GtO
- 乙!99ってことは>>831〜>>846までか?どうなるか楽しみ
マックスじゃないけど混浴かどうかも判定なのかな。男女別はそれはそれで楽しみだけど
- 858 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/21(火) 00:30:10.06 ID:OFBBACGd0
- 乙です!
00入らなかったか、残念
- 859 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/21(火) 00:31:21.44 ID:JCv4p3JB0
- 乙
自分がレスしなければ00入ったのか……
コンマ判定していると気づかなかったとはいえ、申し訳ない
- 860 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/21(火) 12:57:26.63 ID:moXIkmCuO
- >>859
コンマは>>1の分も拾ってるらしいから、どのみち00は範囲外だったと思うよ?あんまり気にしなくても大丈夫
しかし最後にママンが飛び入りの状況で最後のコンマが奇数ゾロってこれ、ママンがやらかす可能性もあるのか
- 861 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/21(火) 23:39:10.35 ID:9xfHp3gB0
- こんばんはー
ほんの少しだけですが再開します
- 862 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/21(火) 23:39:44.43 ID:9xfHp3gB0
- 特殊判定結果
他の宿泊客
08(ほぼいない。貸切同然に楽しもう!)<15
※基準値を下回った為、多少の事なら揉み消せます
――
……
【王国領・雪山旅館】
責任者「あー、今日はお客が少ないと思うかもしれないが……」
責任者「この後、団体さんがいらっしゃるからな。各員、気を引き締めるように!」
従業員達「「はいっ!」」
責任者「なんでも帝国からの団体さんらしいからな」
責任者「味付けの好み等、普段の常識が通用しない可能性もある」
責任者「我々が最高の環境を提供できれば、帝国の人にも王国の良さが伝わるかもしれない」
責任者「それは即ち、陛下をお助けすることにも繋がる。これを努々忘れてはならんぞ?」
パタパタ!
従業員「だ、団体様がいらっしゃいましたぁ!」
責任者「む、来たか。しかしそう慌てるな。いつも通り冷静な接客を――」
従業員「そ、それが……」
……
フロント「ようこそ、おいでくださいました」フカブカ
フロント「こちらに御記帳頂いた後、お部屋の方へ――」
アドルラン「ううむ、既に風格があるなぁ……」サラサラ…
フロント(……え? アドルランって確か帝国第一皇子では?)
フロント(お、落ち着け私。まさか第一皇子がいらっしゃるのに何の通達もないなんて……)
フロント(そうだ、きっと同名の他人なんだ。うん)
- 863 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/21(火) 23:40:44.47 ID:9xfHp3gB0
- カイン「ん? 記名者が少ないということは、今日は僕ら以外の客はほぼいないのか?」サラサラ…
アベル「秘境の宿のようですからね。人が少ない方が羽も伸ばしやすいですよ」サラサラ…
フロント(…………カインにアベル?)ダラダラ…
キアラ「外は寒いですけど、中は適温で快適なんですね。灯りもすごく綺麗……」サラサラ…
フィーア「こういうのを、趣があると言うんですよね?」サラサラ…
フロント(キアラに、フィーア……ま、まさか……)チラ…
ルーシェ「ん……?」メイドフクー
エメリナ「み、見られているような?」メイドフクー
エリス「やはり雪道でこの格好は少し異質なのかもしれません……」メイドフクー
ロウル「ふふん、この私の特製防寒メイド服ですからね。機能はしっかりしているのでご安心ください」
フロント(――メイド従えて、これ完全に皇族様御一行だーっ!?)ガタガタ!
パトラ「うん! やたら貴族の金色じゃない、節度ある豪華さの信頼できる場所のようね。これこそが本来の王国の美しさです!」ドヤ!
フロント(緑髪の巨乳貴族っ、パトラ将軍!?)
フロント(待て待て待て、落ち着け私……)ドキドキ…
フロント(えーと、帝国の皇族様御一行がいらっしゃって?)
フロント(パトラ将軍も同行している。つまり……)
フロント(――か、完全に当旅館を査定しに来ているぅぅぅぅぅぅぅ!?)ガタガタ!
キアラ「な、なんだか受付の人が時々震えているような?」
フィーア「やっぱりまだ寒いのかも?」
……
――
- 864 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/21(火) 23:43:34.95 ID:9xfHp3gB0
- ――
【旅館・従業員控室】
フロント「もう間違いありませんって! 完全に覆面調査ですって!)
従業員1「お、落ち着け。ならば皇族全員が本名だなんて……」
従業員2「いや、そこからもう勝負は始まっていたのかもしれない」
従業員2「あえて正体を隠さず、誇示せず。我々の反応を確認しているのかもしれない……」
従業員3「パトラ将軍も同行しているとなると、少なくとも陛下のお耳には確実に……」
従業員4「同盟を組んだ帝国のトップを、きっちりとおもてなしできているかどうか……」ゴクリ
従業員5「ここはいつも以上に気合を入れ……いや、普段と違い過ぎると報告されればそれこそおしまいだ!」
従業員6「……冷静になろう。今回は確か、試験的に景品とした券を使っての旅行だろう?」
従業員6「いくら皇族とはいえ、休みたい時もあるだろう。偶々景品を手に入れ、普通に休みに来たのかもしれない」
従業員1「なるほど。そうなると本当にお忍び休暇の可能性も?」
従業員1「下手に皇族扱いをし過ぎてしまうと、かえって息を詰まらせてしまうかもしれないのか?」
従業員2「誰か、もう一度様子を見てきてくれないか?」
従業員5「よ、よし! 俺が行こう。お忍び旅行なら、少しは気を抜いている筈」
従業員5「もし査定なら、きっと目を光らせている筈だ。その違いを嗅ぎ分けることができれば……!」タタタ!
……
従業員5「……」コソコソ…
アーシャ「なるほど、木材をこうやって整えて……参考になりますね」サワサワ…
ヒバリ「ふむふむ、へー……こうやってお花を……」シゲシゲ…
ロウル「ほんのりお香を使っているようですね。建物全体がいい香りですよ」クンカクンカ
ルーシェ「……」ツー…
ルーシェ「……窓枠、埃、無し」ホクホク
従業員5「」
……
従業員5「やばいやばい受付や部屋どころか、この建物全体が調査されかねないレベルだよ!?」ガタガタ
従業員一同「「ひええええええぇぇぇぇぇぇ!?」」ガタガタ!
責任者「……総員、首が飛ばないよう状況に合わせて最善の行動を取れ! 以上!」ブルブル…
従業員一同「「丸投げしないでくださいっ!?」」
……
――
- 865 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/21(火) 23:46:35.60 ID:9xfHp3gB0
- ――
ゾロゾロ…
アベル「……」キョロキョロ
カイン「なんだアベル、落ち着きが無いぞ?」キョロキョロ
アベル「すみません。ですがやはり、俺には珍しい光景で……」
アドルラン「うむ、よくわかるぞ。カインだって、さっきから視線があちこちに向いているしな!」ソワソワ
カイン「ぼ、僕はいいんだよ。みんなより色々な景色に飢えているんだから。そういう兄さんもそわそわしてるだろう?」
アドルラン「ああ、しているとも!」グッ!
従業員(……完全に皇族のご兄弟だ……)
従業員「お待たせいたしました。こちらがお部屋の方になっておりまして……」
特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
- 866 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/21(火) 23:48:40.54 ID:UQv0dUYE0
- あ
- 867 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/21(火) 23:48:42.67 ID:eH6Vpd5So
- ほいさ
- 868 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/21(火) 23:48:48.38 ID:DpqIhReDO
- はい
- 869 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/21(火) 23:49:40.28 ID:WtyqPSmOO
- とぅ
- 870 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/22(水) 00:00:41.34 ID:2jWmGp1t0
- 特殊判定結果
部屋どうなってるの?
1:男女は?
54<85
※基準値を下回った為、当然別々です
2:部屋割りは?
コンマ67
67〜99:3分け
※女性陣は二つ分け
――
従業員「当旅館でも最上のお部屋をご用意させていただきました」
従業員「こちらが男性様のお部屋」
従業員「そしてあちらとその隣が女性のお客様のお部屋となっております」
従業員「鍵は特注の複製不可能な金属製ですので、紛失にはお気をつけください」チャラ
従業員「また最新鋭の魔法結界も施されておりますので、安心してごゆるりとお過ごしいただけるかと……」
アドルラン「至れり尽くせりだな。ありがとう」
ヒバリ「アドルランと部屋一緒じゃないのかー……」
ルーシェ「……ヒバリさん、当然です」
フィーア「兄様達とはお部屋が違うのですか……」
アベル「そんな顔をするなフィーア。部屋は近いんだから、荷物を置いたら後で来ても大丈夫だぞ?」
フィーア「わーい! 流石アベル兄様です!」
ノワール「……ね、寝る時は流石に部屋に戻らないと駄目ですよね?」ソワソワ
アベル「そ、それはそうでしょう……」
エメリナ「……」ショボン…
マックス(……もしかしなくても、俺……三皇子の部屋に放り込まれるんですかっ!?)ガタガタ…
……
――
- 871 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/22(水) 00:03:38.20 ID:2jWmGp1t0
- 忘れてた部屋分けを済ませたあたりで今日はここまで
この後先日のフレーバー判定内容公開しつつ進めて行くのですが……
とりあえず、温泉卓球の判定ではないんですよね
ただ温泉ではそういうのが定番なのかと思うと、そちらのイベントや判定も取った方がいいのでしょうか?
ちょっとご意見伺いたいところです
本日もありがとうございました!
- 872 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/22(水) 00:09:42.41 ID:NwfZrkrdO
- おつおつ
そういや男女比えげつない(4:12)からマックスは必然的にそうなっちゃうんやなって
- 873 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/22(水) 00:15:44.89 ID:kiyWGErgO
- おつー
でもマックスとお兄ちゃん達の絡みってなんか新鮮だし楽しみかも
温泉卓球はできるなら是非!寝巻きが浴衣ならポロリとかも期待したい
- 874 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/22(水) 00:18:21.38 ID:t2jOySRe0
- 乙
判定は何だったか気になるけど楽しみ
- 875 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/22(水) 13:27:54.62 ID:9LRIm3szO
- 今更だけどリーナがいないのは惜しいな温泉で胸囲の格差社会を強烈に実感できたろうに
卓球はなんとなくカインお兄ちゃん得意そうだし見て見たい
- 876 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/22(水) 23:00:24.17 ID:2jWmGp1t0
- こんばんはー
否定されている方はいないようなので、では折角なので後ほど温泉卓球のコンマも拾っていこうかと思います(おまけのおまけですが……)
それでは今日も少しだけ再開します
- 877 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/22(水) 23:01:04.68 ID:2jWmGp1t0
- ――
【旅館・男部屋】
アドルラン「これはまた、随分と立派な部屋だなぁ」
カイン「ふぅん、悪くないじゃないか」
アベル「やはり独特な雰囲気がありますね。不思議と落ちつけます」
アドルラン「元々は王国が吸収したとある小国の文化を参考にしているそうだな」
カイン「ああ、王国と帝国に挟まれてて両方から削られた国だっけ?」
カイン「こうやって独自の文化があっても、強国に攻め落とされるのかと思うと何とも言えないね」
アベル「ですが、こうして現代でも文化は引き継がれているわけですからね」
アベル「確か帝国でも一部地域では残っている筈ですし、その小国も血筋は絶えてはいないのでは?」
アドルラン「うむ、意外と私達の身近にも溶け込んでいるかもしれないな」
アドルラン「改めて、こういった文化を帝国に取り込むのは、やはりいい手だと思うな!」
カイン「机の上の容器……なんか見慣れない菓子が入っているけど、食べていいのかな?」カパ
アベル「恐らく大丈夫でしょう。……なるほど、容器もまた面白いですね」
アドルラン「いやぁ、来たばかりだというのに色々な発見があるな!」マンゾク!
マックス「あのー……俺、本当にこの部屋で寝泊まりして大丈夫なんでしょうか?」ブルブル…
アドルラン「ん? 勿論だとも!」
カイン「流石に君だけ廊下に放り出すなんて真似は外道過ぎるだろう?」
アベル「遠慮するなマックス。お前にも色々と世話になっているからな」
アドルラン「折角の機会だ。アベルだけでなく今日は私とも語ろうじゃないかマックス君!」ハハハハ!
カイン「ほどほどにしときなよ兄さん?」
マックス「うう、ありがとうございます……!」
マックス「でもどうしてこういった部屋割りになったんです?」
カイン「アベルが節操なく女に手を出して全員連れてくるから男女比が偏ってるんだよ」
アベル「俺のせいですか!?」
アドルラン「いやいや、私達も連れてきているしキアラ達もいるからな。どの道我々男は一部屋だったと思うぞ?」
マックス「女の子は二部屋でしたけど、どう分けるのかなぁ……」
……
――
- 878 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/22(水) 23:01:35.93 ID:2jWmGp1t0
- ――
【女部屋・手前】
ノワール「……さて、部屋は二つ」
ノワール「私は外でも眠れるけれど、あなた達はどう部屋をわけるつもりですか?」
キアラ「だ、駄目ですよ!? ちゃんと一緒のお部屋に!?」ワタワタ
フィーア「そうだ、お義母様は私とキアラ姉様のお部屋と一緒にしましょう!」
ノワール「まぁ、ありがとう……!」
ロウル「保護者的な意味でも、それが一番でしょうね」
アーシャ「我々は12人。これを二部屋で分けると6人ずつが無難でしょうか?」
エリス「片方のお部屋にノワール様とキアラ様にフィーア様。こちらは残り三人ですね」
パトラ「……さて、どうしましょう。皇妃様に皇女様と同室。普通に考えるとかなりの重責ですよこれ?」
シア「せっかくの親子の時間をお邪魔しちゃうのも、悪い気がします〜……」
フィーア「いえ、折角の機会ですから私はどなたでも大歓迎ですよ!」
キアラ「うん、私もこんなこと初めてだから、色々経験したいかな?」
ヒバリ「そう言って頂けるのはありがたいですけど、やはり萎縮はしてしまいますね……」
ルーシェ「……ローズさんの代わり、メイド3人とか?」
エリス「あ、それなら――」
ノワール「……」
ノワール「ごめんなさい、エメリナちゃんとティアちゃんだけはお隣の部屋でいいかしら?」
エメリナ「ええっ!? 大丈夫ですけど、どうしてですか……!?」ガーン!
ティア「や、やっぱり私ったら、知らない間にやはりなにか粗相を……!?」オロオロ
ノワール「いえ、そういうわけではないのですが……」
ノワール「……なんと言えばよいのでしょう?」
ノワール「……教育的な意味で、女の勘です」
ルーシェ「…………なるほど、理解、しました」ポン
エメリナ「えぇっ!?」ガーン!
- 879 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/22(水) 23:02:04.95 ID:2jWmGp1t0
- ノワール「あまり部屋の前で立ち話も邪魔になってしまいますし……」
ノワール「ここは公平に、くじで決めてしまいましょう」スッ…
アーシャ(どこからくじを……?)
ロウル「まあどっちの部屋になっても、私は外の散策をしたいですからあまり部屋にはいないと思いますが……」
ヒバリ「どっちかの部屋が凄まじいってこともないだろうし、ぱぱーっとやっちゃおうか。それっ!」スポッ!
特殊判定
↓1コンマ二桁、↓2コンマ一桁(数値重複の場合は二桁目以降あり)
- 880 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/22(水) 23:02:20.43 ID:jtBXOTDy0
- あ
- 881 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/22(水) 23:03:00.29 ID:c5MEiVKDO
- はい
- 882 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/22(水) 23:03:08.55 ID:K6Cj8qNpO
- はい
- 883 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/22(水) 23:06:27.88 ID:zl1wOb7jO
- おしり
- 884 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/22(水) 23:07:24.82 ID:2jWmGp1t0
- 超デンジャーだった……(白目)
- 885 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/22(水) 23:19:22.98 ID:2jWmGp1t0
- 女性陣部屋割り
1:アーシャ
2:パトラ
3:シア
4:エリス
5:ロウル
6:ルーシェ
7:ヒバリ
8〜0:コンマ二桁目
奇数ゾロ:エメリナ+ティア
1コンマ43
3:シア
4:エリス
2コンマ29
9→8〜0:コンマ二桁目
=2
2:パトラ
部屋割り結果
1部屋
ノワール・キアラ・フィーア・シア・エリス・パトラ
2部屋
エメリナ・ティア・アーシャ・ロウル・ルーシェ・ヒバリ
――
……
シア「ん〜? 色がついてますね〜?」
エリス「私のくじもです」
パトラ「私もです。そうなると、この三人がノワール様達のお部屋ということでしょうか?」
ノワール「ええ。よろしくねみんな?」
キアラ「よろしくお願いします!」ペコリ
フィーア「よろしくお願いします!」ピョン!
ヒバリ「それじゃ残ったメンバーがこっちの部屋かな? よろしくね!」
アーシャ「こっちも賑やかなことになりそうですね?」
エメリナ「えっと、えっと、こういうお泊りの時って、何をお話しすれば!?」
ロウル「なんでもいいと思いますよー? あ、折角部屋が違いますしアベルさんとか皇子様の愚痴とか?」ニヤリ
ティア「そ、そんな! アベル様にそんなことを思ったことは……!?」
ルーシェ「…………羨ましい、です」
ロウル「約一名、確実にお掃除絡みで苦労してそうな方が」
ヒバリ「あー……そういえばアドルラン、私とルーシェいない状態で部屋汚さないといいけどなぁ……」
……
――
- 886 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/22(水) 23:33:57.10 ID:2jWmGp1t0
- ――
……
パトラ「さて、皆さんお部屋も決まって荷物もまとめたと思いますけど……」
パトラ「この後、予定はどうなっています?」
ノワール「そうですね、具体的には特に何も。この子達との旅行というだけで楽しいですからね」
キアラ「私とフィーアちゃんは、ちょっと外に出てみたいかなって……」
フィーア「はい! 柔らかい雪、もっと楽しみたいです!」
エリス「私はまず、外敵がいないか見回りをしようと思っていたのですが……」
シア「エリスさん、流石に大丈夫だと思いますよ〜?」
シア「私はこのお部屋気に入りましたし、少しのんびりしたいかな〜って〜」
パトラ「そうですか。ではノワール様達にはちょうどいいかもしれませんね」
ノワール「?」
パトラ「そもそも、どうしてこんな北方領が観光地とされているのか」
パトラ「私も少し調べましたが……やはり理由は、王国貴族の存在」
パトラ「つまりは、貴族の娯楽によるところが大きいんです」
パトラ「そしてその娯楽……まぁ、私も実際にやったことはないのですが……」
パトラ「雪山を滑って遊ぶ娯楽――スキーをやってみませんか?」
パトラ「確認したところ、やはりここはそういった施設も併設されているみたいですから!」ワクワク
キアラ「あ、本で読んだことあります!」
フィーア「なんだか楽しそうです! どのような娯楽なのですか?」
パトラ「至って単純ですよ。専用の板を2枚足に装着して、両手に専用の杖を持って雪道を滑るんです」
ノワール「氷では無く雪の上を、ですか。面白そうですね」
ノワール「アベル達にも声をかけてみましょうか……?」ソワソワ
エリス「で、でしたら私も向かいます!?」バッ!
シア「ひ、一人は寂しいですよ〜。私もやってみます〜」ノソ…
パトラ「よし、それじゃあ早速他の皆さんにも伝えて来ます!」
……
――
- 887 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/22(水) 23:37:28.76 ID:9LRIm3szO
- なるほどそうきたか
- 888 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/22(水) 23:47:20.68 ID:2jWmGp1t0
- ――
【雪山・スキー施設】
アベル「言われるがままに来てみたが……」
カイン「なんだか動きにくいぞこの板……」
アドルラン「はははは! 誰だって初めての装備はそんなものさ!」
アドルラン「しかし自然の脅威たる雪山をまさか娯楽にしてしまうとは……」
アドルラン「王国の娯楽への探求心は、我々も見習うべきかもしれないな!」
パトラ「見習ってはダメなところも多いのが情けない限りです」
パトラ「しかし流石皆さんですね。初めてのスキー装備で一番乗りとは……」
カイン「エメリナ……というか女の子はどうしてか毎回外出の支度に時間をかけるからねぇ」
パトラ「すみません。元々私が思いつきで提案したのにまさか全員が快諾してくださるとは……」
アベル「みんなこんな雪景色は初めてだからな。それを滑るともなれば、やはり一度は経験したいものだろう」
アドルラン「マックス君だけまだ来ていないが……」
カイン「ああ、あいつは忘れ物したとか言ってたし、ちょっと遅れてくるんじゃないかな?」
カイン「今の内に、僕らは先にやってみよう。先手を打つっていうのは大きいよ?」ワクワク
アベル「兄様……滑りたいなら滑りたいと正直になられたらどうです?」
アドルラン「ははははは! カインももっと素直になってくれていいんだぞ?」
アドルラン「カインが滑らないなら、まずは私が行こうじゃないか」
アドルラン「どんな物事も、挑戦あるのみっ!」バッ!
カイン「あ、待ちなよ兄さん!? 誰も滑らないとは言ってないだろ!?」バッ!
アベル「ふふ、それじゃあ俺も兄様達に続くとしましょう!」バッ!
- 889 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/22(水) 23:48:26.81 ID:FdUyDKliO
- 奇数ゾロ目はギャグマンガみたいに雪玉になって麓までゴロゴロ転がっていく感じかな
- 890 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/22(水) 23:58:24.66 ID:2jWmGp1t0
- 雪山娯楽・スキー技能
50で並。70以上で相当な熟練者
00(最強)>偶数ゾロ>奇数ゾロ(壊滅)
>>831より
1アドルラン:62(鍛えられた体幹は伊達じゃない。なかなか上手です)
2カイン:20(想定外の時は混乱しやすい第二皇子。急加速になれていません)
3アベル:30(黒騎士、白雪に苦戦。コツを掴むにはまだまだ練習しましょう)
――
ゴオオォォォォ!
アドルラン「おおおおおおぉぉぉぉ!?」
アドルラン「これは――気持ちがいいなっ!?」キラキラ!
アドルラン「なかなか難しいが、この疾走感は癖になりそうだ……!」
アドルラン「――っと。なるほど、麓付近では減速する必要があるわけだ」
アドルラン「いやぁ、シンプルだが楽しい! しかも登りなおすのもいい鍛錬になりそうじゃないか!」ホクホク
アドルラン「おや? そういえばカインとアベルは……」
カイン「うわあああああああぁぁぁぁぁぁ!?」ズゴオオォォォォォォ!
カイン「速い!? 目に冷気が染みるぅ!? とま、止まれないぃぃぃぃぃ!?」
カイン「た、助けてくれええぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」アタフタ
アドルラン「カイン! 周りは雪だ! 無理だと思ったら横に倒れこめ!」
カイン「わ、わかったぁ!? くっ、おおおおおおおっ!?」ボッフン!
カイン「わっぷ……」ウモレ
カイン「な、なんて加速だよ……」ブルブル…
アドルラン「はははは! 久々にお前の慌てた顔を見た気がするな」
カイン「なんで兄さんは平気なんだよ!? くそ、アベルの奴はどうだ……?」
アベル「うおああああああぁぁぁぁぁぁ!? せ、制御がっ……!?」
アベル「っ……く!」ボッフン!
カイン「はははは! なんだ、僕と同じじゃないか。よかったぁ……」
アドルラン「だがアベルは私が声をかけずとも緊急停止できていたな」
カイン「くそぅ!?」
- 891 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/23(木) 00:05:40.17 ID:n9XazOdk0
- ズボッ!
アベル「ぷぅ……」ブルブル…
アベル「こ、これはなかなか難しいですね……」
アベル「海の時も思いましたけど、王国の娯楽は難易度が高くありませんか?」
アドルラン「だが、気持ちよかっただろう? 私は気に入ったぞ!」
カイン「風を切るっていっても、あそこまで速いのは想定外だよ……」
カイン「あとこの板が妙に重い!」
アベル「兄様、運動不足では?」
アドルラン「普段から軽装だからなぁ」
カイン「兄さん達が普段から鎧着込んで変なんだよ!」
カイン「というか今更だけど、多分この板も自分に合ったものを見つける必要あるよね?」
アドルラン「そうだな。長さや重さも違うようだし、次は違うものを試すのも悪くない」
アドルラン「まあ、まずは元の場所に戻らねばならんがな!」ハハハハハ!
カイン「くぅぅ……これまた体力を使いそうな……」
アベル「ですが、この板をつけていると足が沈まなくなるんですね。その分少しは楽に……ん?」
シャアアァァ……
アドルラン「誰かが滑ってきたな。あれは……」
- 892 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/23(木) 00:13:45.81 ID:n9XazOdk0
- 4キアラ:61(何事もまずはちゃんと調べてから。止まり方もちゃんと学習済みです)
5フィーア:68(慣れない板だけど、元々身のこなしは抜群。きっとすぐ上達するはず)
――
キアラ「わっ、わっ、速度落とさないと……!?」ザザザ…
フィーア「なるほど、そう動くと速度を落とせるんですね!」
フィーア「風が気持ちいいですけど、そろそろ私もゆっくりにしないと危ないかな?」ザザザ…
シュザ!
キアラ「ふぅ……な、なんとか滑れたのかな?」ホッ…
フィーア「はい! とっても気持ちいいです!」ホクホク
アドルラン「すごいじゃないか二人とも!」パチパチ!
アドルラン「見事な滑り、これは私も負けていられないな!」
キアラ「い、いえそんな///」
フィーア「兄様達はどうでしたか?」
アベル「はは、情けないことに俺は慣れるのに時間がかかりそうだな」
アベル「しかしフィーアは元々動き回るのが得意だからある程度予測はついたが、キアラもすごいな?」
キアラ「じ、実はいきなり滑るのは怖くて。備え付けの教本を読んでから滑ったんです」
アベル「流石キアラだな……というか、俺達が迂闊過ぎたのか。ねえカイン兄様?」
カイン「ぼ、僕を誰だと思っているんだい? スキーだって、すぐに上達してみせるさ……!」プルプル…
アベル「……前に進むのもふるえていませんか?」
カイン「武者震いってやつだよ!」プルプル…
- 893 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/23(木) 00:16:53.30 ID:n9XazOdk0
- 判定結果公開途中ですが、今日はここまで
最近はアベルのコンマ運もお休みが多い中、本当に妹ズはお互いのコンマが近いこと多い不思議
さてではまたおまけのおまけでフレーバー判定↓1からコンマを拾っていこうかと思います(スキー技能とはキャラ位置ずらします)
相変わらずですが、私のレスのコンマも拾う方式です
本日もありがとうございました!
- 894 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 00:19:11.53 ID:ufsRGFnYO
- おつおつ
よくエリスやシアのコンマ運がおかしいって言われてるけど、未だにあらゆる判定で致命的失敗(一桁や奇数ゾロ目)を出さない妹組も別ベクトルでヤバいと思うの
- 895 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 00:21:52.77 ID:bOOhlMN40
- 乙
結構皇族兄妹は予想していた結果になった
- 896 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 00:23:23.77 ID:ycMwxsmzO
- おつおつ
これは奇数ゾロ引いた人は雪だるまコースになりそうですね……
妹組もだけどアドルラン兄様も掃除以外では致命傷負ってなかった筈だしやっぱり長男の貫禄か
- 897 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 00:28:57.00 ID:xFYPibuDO
- 乙です
早速二連続で奇数ゾロが出たがどうなるかな
- 898 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 00:31:36.14 ID:geL0y6qgO
- おいおい同一奇数ゾロ二連発からのクリティカルってこれ確率どんだけよ?
もうすでに誰であっても波乱の予感しかしない
- 899 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 00:39:44.44 ID:y0UUDwJP0
- 乙です!
奇数ゾロ2連からのクリティカルは笑うしかないww
- 900 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 00:41:26.55 ID:y0UUDwJP0
- ちょっと待って俺も偶数ゾロ!?
ほんとこのスレゾロ目率高すぎる!!ww
- 901 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 00:44:47.32 ID:TW37Y4uC0
- ゾロ出すぎですねえ
- 902 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 01:15:17.00 ID:5uCOw4JMO
- 今度は卓球かな
しかし何やこのゾロ目率
- 903 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 01:20:48.65 ID:Sij5rUAA0
- ハイパーが複数はヤバいな
対象者同士が戦ったら下手なスポーツ漫画よりも熱い対戦になりそう
- 904 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 07:36:00.68 ID:kgh33KmB0
- 乙……と思ったら久しぶりにコンマが荒ぶってるな
- 905 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 08:26:31.08 ID:E96ekOQI0
- 元々ゾロ目で荒ぶるスレだったけど、これは過去最大なのでは……
>>1も確実に白目になりそうってかゾロ目三連あるしチケット補充もあるか?
- 906 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 12:32:16.54 ID:pbfcx0JYO
- 奇数ゾロ目:3
偶数ゾロ目:3(うち二つは00のハイパークリティカル)
これは帰ってきたら何回爆散するのかな……
ところで卓球といえば、龍が如くの卓球では相手の胸に当たって得点ゲットってあったけど、このメンツならティア・キアラ・パトラ辺りはそれ起こりそうだよね
- 907 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 12:43:06.85 ID:ggabavXRO
- >>1がハガレンの人体錬成をして生き返らせようとした人みたいになると聞いて
- 908 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/23(木) 23:22:52.67 ID:n9XazOdk0
- こんばんはんひぃん!?(空中噴血四散)
えぇー……?(白目)
こんなん完全に想定外というか、もう何度も言ってるけどやっぱこっちの判定表ばれてんじゃないかというか
クリティカル2発もやばいけど2番と3番の77もこれはちょっといやもうどうしよう?
と、とりあえずほんの少しだけ本編再開しつつ考えて行こうと思います……
- 909 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/23(木) 23:23:31.02 ID:n9XazOdk0
- ――
カイン「よい、しょと……」
アドルラン「山の登り降り、実にいい鍛錬だな!」
カイン「くそ、何かこう……麓と開始地点を結ぶ何かを作っておけよな!?」ハァハァ…
アベル「……」
アベル(転移魔法陣があるにはあったが、しばらくは黙っておくか)
アベル(皇族の中だと、俺とカイン兄様だけが上手く滑れていないからな……)
アベル(楽をせず、まずはこの板を装備している状況に慣れなくては)
フィーア「スキーって気持ちいいですね! これでお天気もよかったらもっと気持ちよかったと思います!」
キアラ「うーん……むしろ程々の天気の方がいいと思うよ?」
フィーア「え?」
カイン「……陽の光を雪が反射するんだよ。少ないとはいえ、露出している肌を焼かれるぞ?」
フィーア「そ、そうだったのですか……」
アドルラン「日焼け以上に吹雪の方が厄介だがな。幸い今はどちらでもない」
アドルラン「今の内に、もう少し滑ろうじゃないか!」ザッザッ!
アベル「そうですね」
シュゴオオォォォォ…!
カイン「――っと、また上から誰かが?」
- 910 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/23(木) 23:26:02.35 ID:n9XazOdk0
- 6エリス:08(ノンストップ爆進。立ち塞がる者に衝突するまで止まれないかも。要練習者その1)
7アーシャ:01(どうしてこうなった!? 登る時もゆっくり下降しちゃって誰か助けて!要練習者その2)
8ロウル:08(尻尾でバランスをとるにも限界が。なんの因果か、再び三人仲良く大惨事!要練習者その3)
――
エリス「アベル様、お逃げくださいいいいぃぃぃぃぃぃ!?」ズゴオオオオオオォォォ!
アーシャ「でも余裕があれば助けて欲しいですうぅぅぅぅぅぅ!?」ズゴオオオオオオォォォ!
ロウル「耳と尻尾がちぎれそうですーっ!? あああああぁぁぁぁぁ!?」ズゴオオオオオオォォォ!
アベル「みんなぁ!? お、落ち着け! 横に倒れて――」
アアアアァァァァァァ……!
アベル「うわあああああぁぁぁぁぁぁ!?」ザッシザッシ!
カイン「お、落ち着けアベル!」ガシ!
カイン「僕と大差ないお前が滑って追ったところで、下手をすれば彼女達とぶつかるだけだぞ!」
アベル「くぅ!?」
アドルラン「カインの言う通りだ。確かに少し心配だが、きっとアベルの声は届いていたよ」
アドルラン「それに彼女達は優秀だし、雪が衝撃も緩めてくれる。大丈夫さ!」
アベル「そ、そうですね……ちょっと、あまりの光景に錯乱してしまいました」
キアラ「確かに、ちょっと意外でしたね……」ビックリ
フィーア「アーシャ姉様達が、まさか全員スキーが苦手とは思いませんでした……」
フィーア「でも、姉様達ならきっとすぐに楽しさを見出してくれますよね!」
アドルラン「ああ!」
アベル「三人とも、無事だといいんだが……」ハラハラ
……
――
- 911 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 23:28:40.09 ID:pbfcx0JYO
- 性知識といい何故この三人は肝心なところで仲良しなのか
- 912 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 23:31:54.32 ID:9Yiqj3seO
- ほんとにこの3人は仲良しだなwww
- 913 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/23(木) 23:32:45.32 ID:n9XazOdk0
- ――
……
エリス「わっぷぅ!?」ベシャ!
アーシャ「ひゃあ!?」ズボッ!
ロウル「むきゅっ!?」ボフン!
エリス「うぅ、なんという失態でしょう……」ムクリ
アーシャ「まさかあれ程の速度に達するなんて、完全に想定外でしたね……」ムクリ
ロウル「アベルさんをからかうとか言ってる場合じゃないですよこれ……」プルプル…
ロウル「今日は他のお客さんもほとんどいないのが不幸中の幸いでしたけど、本当にたまたまです」
ロウル「さっきアベルさん達にもぶつかりかけましたし、このままじゃ誰かに怪我をさせちゃいますよ!」
エリス「それだけは絶対に避けなければ……」
アーシャ「しっかりとコツを掴めれば、楽しめそうな競技だともわかりますし、色々な意味で練習が必要そうですね」
エリス「はい! 何事も、継続した努力が大切です!」
ロウル「以前、マークスさんから教わったことなんですけれど、やっぱり私達も初めてのこと……慣れていないことは苦手です」
ロウル「今回の場合だと、普段とは違う装備で雪道を滑るということですね」
ロウル「まずはゆっくりと、この装備に慣れて行って、ちょっとずつ練習を積み重ねましょう!」グッ!
エリス「はい! 頑張ります!」
エリス「確かに滑ると止まれないという恐怖がありましたけど……」トントン…
エリス「平面になった今なら、少しはこの板と杖も動かせます」
エリス「戻りつつ、この装備品の使い方を身体に馴染ませることができれば……!」ザッ!
ロウル「ゆっくりでも、着実に一歩を……!」ザッ!
アーシャ「ええ!」ザッ!
ズズズ…
アーシャ「あ、あら……!?」ズリズリ…
エリス「アーシャさん!?」
ロウル「ちょ、ゆっくりとまた後ろに滑り出していませんか!?」
アーシャ「え? え!? ど、どうすれば……!?」オロオロ
アーシャ「あ、あ、あ……あああああぁぁぁぁぁぁぁぁ…………!?」ズリー…!
エリス&ロウル「「アーシャさあぁぁぁぁぁぁん!?」」
……
――
- 914 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 23:36:50.40 ID:HN7hIBVvO
- まずは八の字か坂に垂直に立つことから覚えないとな……()
- 915 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/23(木) 23:41:07.55 ID:n9XazOdk0
- ――
アベル「……今、三人の悲鳴が聞こえたような?」オロオロ
フィーア「だ、大丈夫ですよきっと!」アセアセ
シャアアァァ!
アドルラン「む?」
――
9ノワール:51(氷はともかく雪で滑るのは慣れていない。それでも人並には滑れちゃう)
10ヒバリ:85(初めてなのにこの上手さ。雪道も自在に動けるお姉さんに色々助けて貰おう!)
――
ノワール「あら、アベル。アーシャちゃん達をみかけませんでしたか?」ザッ!
ヒバリ「エリスとロウルもいたんだけどさ、止める間も無く凄い勢いで……」シュザ!
アベル「あー……多分、麓まで一気に滑り落ちたかと思われます」
ノワール「まぁ大変。私も氷雪系統には少し覚えがあるつもりでしたけど、これがなかなか難しくて……」
ノワール「ヒバリちゃん、申し訳ないけれど三人の救援をお願いしてもいいかしら?」
ヒバリ「ええ。私でよければ喜んで!」トン!
ヒバリ「急いで助けてくるからさ、アドルラン達は上で待ってて。今度は一緒に滑ろう!」ザッ!
アドルラン「ああ、こちらこそよろしく頼むよ。しかしヒバリ、その様子だともしかして?」
ノワール「ええ、とっても上手ですよ? 滑りながら私もアドバイスをもらったくらいですもの」
アドルラン「驚いたな。まさか君にそんな才能があっただなんて」
ヒバリ「あはは、たまたまだよ。でも、私はこれ気に入ったかなー」
ヒバリ「最近書類関係ばっかで、こうして外で身体動かすってことあんまりしてなかったし……」
ヒバリ「久々に思う存分動いて、私の身体も喜んでいるのかもね?」
ヒバリ「さて、それじゃあちょっといってくるね!」シャッ!
キアラ「わ、ヒバリさん速い!?」
フィーア「でも、すごく安定しています!?」
アドルラン「ああ、美しいフォームだな……私も負けてられん!」グッ!
カイン「おかしい、僕だって速度は負けていない筈なのに……」
アベル「後でコツを教わった方がいいかもしれませんね」
シャアア…
- 916 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 23:42:58.47 ID:5uCOw4JMO
- 珍しくママンが平和なコンマ引いててほっこりする
- 917 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/23(木) 23:51:26.25 ID:n9XazOdk0
- ――
11ルーシェ:41(持ち前のスペックで頑張るけど、斜面を滑るのはちょっと怖いので減速安全運転)
12エメリナ:15(ご主人様同様、急激な加速にパニック状態。でも似た技量で一緒に練習しやすいかも)
――
ルーシェ「ゆ、ゆっくりです……ゆっくりゆっくり……」ブルブル…
エメリナ「はわぁ!? こ、これで本当にゆっくりになれるんですかぁ……!?」ブルブル…
ルーシェ「だ、大丈夫。この板を、こうして動かせば、ゆっくり、です……!」ズザザ!
エメリナ「ひぃ、ひぃ……! ルーシェさん、傍にいてくださいねぇ……!?」ブルブル…
アドルラン「だ、大丈夫か二人とも?」
ルーシェ「あ、アドルラン様……!」
エメリナ「カイン様ぁ!」パアァ!
カイン「うん……なんとなく、君はこれが苦手そうな気がしてたよ」ウンウン
エメリナ「ごめんなさい、カイン様……」
カイン「いや、別にいいよ。僕も似たようなものだったし……///」
アドルラン「ルーシェも、あまり得意といった様子ではないな?」
ルーシェ「は、はい……」
ルーシェ「ヒバリさんみたいに、格好良く滑ろうと、思っても、怖くて……」ブルブル…
アドルラン「はははは! 無理をするな。誰だって怖いものはあるからな。落ち着いてゆっくり練習しよう」ナデナデ
ルーシェ「は、はい///」
カイン「……僕らも、練習しような」
エメリナ「はい……!///」
ノワール「ごめんなさいアベル……私もこれは経験が無くて、あなたに教えることは……」ガクーン…
アベル「い、いえ。お気になさらないでください」アセアセ
アベル「俺もなんとか、もう少し滑れるようになって……彼女達と練習ができるよう頑張りたいと思います」グッ!
フィーア「みんなで、頑張りましょうね!」グッ!
キアラ「アベル兄様、その為にもまずはストックの握り方をこうしてみてはどうでしょう?」ギュ!
アベル「こ、こうか?」
キアラ「後は板の構え方を……」
- 918 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 23:54:44.19 ID:ALeIoZwEO
- 99候補はパトラ・マックス・シア・ティアのいずれかに絞られたか
- 919 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 23:55:55.05 ID:U0c7LD530
- シアかマックスあたりだと予想
- 920 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 23:57:18.58 ID:5uCOw4JMO
- マックスとかいう奇数ゾロの申し子
- 921 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/24(金) 00:03:10.45 ID:Kh1GwFmx0
- ――
13マックス:49(愛しの皇女様にかっこいいところを見せたかったけど、そう上手くはいかないものです)
14パトラ:76(事前知識に加えて身体能力の高さ。貴族は貴族の娯楽もちゃんとこなせます!)
――
マックス「ああっ!? アベル皇子がキアラちゃんから手解きを!?」ズザザ!
アベル「マックス!?」
マックス「……ってことは、アベル皇子よりもキアラちゃんの方が滑れるってことですね?」
アベル「ああ、恥ずかしいが完敗だ。キアラもフィーアもなかなか上手いんだ」
マックス(くぅぅ……! キアラちゃんにかっこいいところ見せたかったなぁ……)
シュザァ!
パトラ「マックス、急に速度を上げ直したら駄目でしょう?」ザッ!
マックス「ご、ごめんなさい!?」
アベル「おお……流石だなパトラ。スキーを提案したその腕前は本物ということか」
パトラ「そ、それほどでも。ありがとうございます///」テレテレ
パトラ「まあ私も王国貴族ですので。やったことはありませんが少しばかりの知識はありましたからね」
マックス「いや、パトラ将軍本当に初めてなのに上手なんですよ!」
マックス「俺も将軍の指導のおかげで、なんとかある程度は滑れるようになれたんですから」
アベル「そうだったのか。それじゃあマックスの指導はキアラじゃなくてパトラに任せた方がいいか?」
マックス「え゛!?」
パトラ「ええ、お任せを!」
キアラ(うん、パトラさんの方が私より上手だし、それがマックスさんの為だよね……?)
フィーア「それじゃあ私とキアラ姉様は、アベル兄様と一緒に練習します!」キャッキャッ!
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!
アベル「んんっ!?」
- 922 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/24(金) 00:07:09.27 ID:zd2oZm/iO
- どっちの聖国ドエロシスターが当たったんだ……?
……まぁ残りは99と4だからどっちにしろ大惨事だけどな!(白目)
- 923 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/24(金) 00:09:44.66 ID:Kh1GwFmx0
- ――
15ティア:04(エメリナ以上に臆病なせいか、一度加速したらもうどうしようもない。要練習者その4)
16シア: 9 9 (奇数ゾロ)
( 雪 山 の 大 惨 事 ! 冗談のような転がり、埋まってからの動きも緩慢で練習以前に要救助!)
――
――それは、雪玉だった
ゴロゴロと転がるそれは、そうとしか呼べなかった。
凄まじい勢いで転がりつつ巨大化するそれ。
フィーアの頭の中には、昔読んだ絵本の雪だるまの姿が鮮明に思い起こされていた。
だがこれは絵本の中ではなく現実。
魔力を込めたならいざしらず、魔力も無い雪玉が自ら動くことはありえない。
それはつまり……
シア「た〜〜す〜〜け〜〜て〜〜く〜〜だ〜〜さ〜〜い〜〜!?」ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!
アベル「シアアァァァァ!?」
ノワール「どういうことなの……」
転がっている哀れな雪玉の正体がわかったところで、あまりの事態に誰もがその動きを止めてしまう。
ティア「いやああああああぁぁぁぁぁぁぁ!?」コロンコロンコロン!
アベル「ティアァァァァァ!?」
――そして追撃。
先程よりは幾分小型だが、大玉の後を追う小玉。
恐らくは転がり始めた彼女を懸命に助けようとして、動きがゆったりしている彼女も後を追う形で転がってしまったのだろう。
ふと視線を上げれば、雪道にポツンと寂しく彼女達の板や杖が散らばっている。
倒れ込んだ勢いで外れたのだろうか。その時の勢いで投げ出されて雪玉になったのだろうか。
いや、今はそんなことを気にしている場合ではない。
パトラ「た、大変!? 後を追います!」シャッ!
アベル「すまない、頼んだパトラ!」
自分が向かえないことを悔やみつつ、同時にアベルは少しばかり安堵していた。
幸いなことに、かなりの技量を持ったパトラがこの現場を目撃してくれた。
そして麓の方には別の救助者の為にヒバリが既に向かっている。
これならば、最悪の事態は回避できるのだから。
……
――
- 924 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/24(金) 00:15:11.62 ID:Kh1GwFmx0
- イベント途中ですが、今日はここまで
まさかのヒロインズ壊滅再び。なんとお酒同様パトラ以外の全員が壊滅状態という奇跡でした
そして追加の判定のゾロ目乱舞……
まさか本当に再度三連ゾロが出るとは思っていませんでしたが、以前公言してしまった以上ゾロ目チケットも配布です(白目)
(2→3)
ちょっと改めて卓球の方のコンマを拾いなおして展開を色々模索しておきますので、明日の更新はお休みになるかもです
そうそうでないだろうとコンマ15以下と奇数ゾロはポロリありにするかーなどと馬鹿なことを考えた結果がこの有様です(白目)
本日もありがとうございました!
- 925 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/24(金) 00:16:51.47 ID:T91YISGB0
- 乙
男子のあれがぽろりするのだろうか…?
- 926 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/24(金) 00:17:27.35 ID:DiqlXkxy0
- 乙
あれか、コンマ神は脱衣麻雀ならぬ脱衣卓球がお望みか(白目)
- 927 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/24(金) 00:20:40.18 ID:zd2oZm/iO
- おつおつ
ポロリがあるのか!(ガタッ)
……本当にいなくて良かったなリーナ……
- 928 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/24(金) 00:25:00.99 ID:uApf2NDoO
- おつおつ!
仲良し三人組揃って一桁にしたりエロシスターズを揃って雪だるまにしたりコンマ神はやはり意思を持っている……
てかまた16人判定でコンマ15以下も含むと脱衣6人ってこんだけいるとコンマ00の人の超スマッシュでアーマーブレイクされたとしか思えない
- 929 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/24(金) 00:26:39.36 ID:rVzCiGRW0
- 乙です!
俺偶数ゾロと奇数ゾロを連続で出したんだけど何かした?
- 930 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/24(金) 00:29:07.53 ID:BIo/SW7t0
- >>929
そういうウザいところまでなろう主人公の真似しなくていい
- 931 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/25(土) 06:08:05.29 ID:GCg9zlr00
- 年末年始とコンマ神休まないな
みんなを幸せにすることに命かけてる
ワーカホリックかな?
- 932 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/26(日) 23:29:29.08 ID:YLnKBtDd0
- こんばんはー
最近遅くなってばかりですが、今日も少しだけ更新です
- 933 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/26(日) 23:30:20.70 ID:YLnKBtDd0
- ――
【雪山・麓】
アーシャ「あ、あああぁぁぁ……」ズザー…
ロウル「おうぅ……アーシャさんを助けるつもりが、まさか私達まで……」ズザー…
エリス「の、登れません……!?」ズザー…
アーシャ「どうしましょう、このままでは今日はここで野宿になってしまいます……!」
ロウル「うう、持ってきた非常食のほとんどは宿の中です。ここは現地調達するしかないですかね?」
エリス「刃物は全て没収されてしまいましたけど、この尖った杖なら野生動物も仕留められると思います!」シャキン!
シャアアァァァ!
ヒバリ「あ、いたいた! 三人とも大丈夫?」ズザ!
ロウル「ヒバリさん!? 助かりましたぁ!」
アーシャ「ど、どうしてそんなに綺麗に滑れるのですか……」ガクーン…
エリス「それに、斜面なのに綺麗に止まっています!?」
ヒバリ「あぁー……なるほど、止まり方がわかんなかったんだね」
アーシャ「はい。どれだけこの杖を刺しても止まることなく……」
ヒバリ「そりゃあ先端これだけのストック2本じゃ、勢いは殺しきれないよ」
ヒバリ「止まりたい時は、こうやってスキー板の向きをこんな感じにしてごらん?」ザッ!
エリス「こうでしょうか?」ザッ!
ロウル「おおっ!? 止まった、止まりましたよ!」
ヒバリ「そうそうその調子だよ。滑ってみたかった気持ちはわかるけど、止まり方だけはちゃんと覚えておこうね?」
アーシャ「面目ありません……」
ヒバリ「あと滑る時は姿勢も大事だからね。落ち着いて構えれば変な所に突っ込む前に止まれるよ」
ヒバリ「大丈夫だって! 三人とも私よりも鍛えているんだし、すぐに身体が覚えてくれるって!」
ヒバリ「さ! 戻ってもう一回滑る練習しよ?」
- 934 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/26(日) 23:31:15.65 ID:YLnKBtDd0
- ロウル「うーん、そうしたいのはやまやまなんですけど……」
エリス「止まり方を教わっても、やはりこの装備は身動きが取りにくく……」
アーシャ「これは戻るだけでもやはり結構な時間が……」
ヒバリ「……ならさ、一回板外しちゃえばいいと思うよ?」カチャ!
三人「「「あ」」」
ヒバリ「ほら、こうやって立てれば普通に持ち運べるでしょ?」
アーシャ「そ、そうでした。スキー中だからと言って、常につけている必要があるわけでもないのですね……」
ヒバリ「あはは! アーシャにしては珍しく頭が動いてなかったかな?」
アーシャ「///」
ヒバリ「これなら三人とも大丈夫でしょ?」
エリス「はい! 早速戻ったら練習です!」
ロウル「焦らず着実にものにしていきたいですね。……ん?」ピョコピョコ
アアアァァァァ…
ロウル「この音、いや声は……?」
シア玉「」ゴロゴロゴロ!
ティア玉「」ゴロゴロゴロ!
ヒバリ「何あれ!?」ガーン!
シャアアァァァァ!
パトラ「あ、皆さん!? その雪玉を止めるのを手伝っていただけませんか!?」
パトラ「中身はシアさんとティアさんですっ!」
アーシャ「なんですって!?」
ロウル「しかし、止めると言ってもどうやって……!?」
エリス「これだけ雪があるんです! それならば……上級土魔法!」ゴゴゴゴゴゴ!
雪壁「……」モリモリモリ!
ヒバリ「よし! これなら!」
ボフン!
……
――
- 935 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/26(日) 23:33:55.52 ID:YLnKBtDd0
- ――
……
ロウル「よいしょ、っと!」ズポ!
シア「きゅ〜……」ピヨピヨ…
アーシャ「だ、大丈夫かしら?」ズポ!
ティア「め、目がぁ……」ピヨピヨ…
エリス「雪の壁で受け止められましたし、怪我が無さそうなのは幸いでしたね」
パトラ「ありがとうございます。なんとか回り込んで止められればよかったのですが……」
ヒバリ「いやいや、あの速度で転がる雪玉の前に飛び出したら雪玉に取り込まれちゃうって」
ヒバリ「でもパトラもかなり滑れるみたいだし、アベル様の部隊が全滅ってわけでもないんだね」
パトラ「いえ、それほどでも」テレテレ
ロウル「むむむ、そう言われるとより一層頑張らないとと思えますね」
エリス「はい! アベル様の隊の一員として不甲斐ない姿ばかりは見せられません!」
アーシャ「幸い、今日は他のお客さんもいないことだし……何度転げまわることになっても、練習はできそうですね」
シア「あうぅ〜……皆さんが燃えています〜……」
シア「でも寒いです〜……」ブルブル…
ヒバリ「あらら、やっぱりだいぶ身体も冷えちゃったか」
ヒバリ「まあ上で温かい飲み物飲んで休んだ方がいいかもしれないけど、何にせよまずは登らないとね」
パトラ「ティアさん、立てるかしら?」
ティア「は、はい。なんとか……」フラフラ…
ティア「でも、私ももっと上手く……ううん、ちゃんと滑れるようになりたいです」
ティア「折角、こうして皆さんと平和に遊べているのですから。もっと、しっかり噛みしめたいなって……」
パトラ「さっきの光景は、ちょっと平和とは遠かった気がするけれど……」
パトラ「そういうことならば、不肖このパトラ! 少なくとも雪玉にはならないよう手解き致しましょう!」ドン!
ヒバリ「お、いいね。それなら私も一肌脱いじゃおうか!」
シア「お、お手やらかにお願いしますよ〜?」
ティア「が、頑張りましょうシアさん……!」グッ!
シア「そうですね〜。あまりに酷すぎると、アベルさんのイメージが――」ズルッ!
シア「――え?」コロン…
シア「ええええぇぇぇぇぇ〜……!?」コロンコロン!
ヒバリ「え!? スキー板も無いのにどうして転がっちゃうの!?」
パトラ「しかもここ傾斜緩やかなのに!?」
ロウル「シアさん、魔法で補助しないと歩くのかなりゆっくりですからねぇ……」
エリス「普段の速度だと、雪に足をとられてしまうのも無理はないかと……」
アーシャ「と、とにかく助け……きゃっ!?」ズボ!
ヒバリ「ああ、アーシャも気をつけて! 雪玉量産しちゃうから!?」ワタワタ
ティア(相変わらず、私は皆さんにご迷惑をかけてばかりだけど……)
ティア(神よ、この幸せな時間に感謝致します)ニコリ
……
――
- 936 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/26(日) 23:35:05.54 ID:YLnKBtDd0
- ――
……
アドルラン「よーし、大丈夫だ。頑張れルーシェ!」
ルーシェ「は、はいぃ……!」プルプル…
カイン「よ、よし! 立った! 立ったぞエメリナ!」プルプル…
エメリナ「あ、後はゆっくりゆっくり……!」プルプル…
アベル「こ、これで身体を前に倒せばいいのか?」
キアラ「はい。これでゆっくりと滑れる筈ですよ」
フィーア「危ないと思ったら、早め早めに止まった方が安全だと思います!」
マックス「……」
ノワール「あら、あなたは滑らないの? アベル達よりも上手く滑れていたように見えましたけれど……」
マックス「あ、いえ!? 今はちょっと休憩中といいますか……」チラ…
ノワール「……」
ノワール「キアラ、フィーア。私も少しはアベルに教えてあげたいわ」
アベル「は、母上!?///」
ノワール「ちょっとの間だけ、アベルを借りてもいいですか?」
フィーア「あ、ごめんなさいお義母様!? 勿論です!」
ノワール「ありがとう。それじゃあ、代わりにマックス君に指導をお願いできる?」
キアラ「は、はい!」
マックス「!?」
マックス(あ、ありがとうございますノワール様ぁ!?)
ノワール(あの視線、あの子達のどちらかが気になるのかしら?)
ノワール(……まさかとは思いますけど、アベルを狙っているわけではありませんよね?)
アベル「母上?」
ノワール「なんでもありませんよアベル。さあ、もう少し練習を続けてみましょう?」
従業員「……」コソ…
- 937 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/26(日) 23:37:59.65 ID:YLnKBtDd0
- 従業員(な、なんとか皆さんにはお楽しみ頂けているようだな……)ホッ…
従業員(しかしなんでまたこんな突然?)
従業員(アベル皇子にフィーア皇女、王国を救ってくださった方々だけでなく、まさかごきょうだいまでとは)
従業員(陛下ならば、我々にも相応のもてなしをするよう準備の時間をくださる筈だが……)
従業員(……いや、我々は我々にできる今の最大限を尽くすまで! 悩んでいる場合ではない!)バッ!
――
……その頃・王国王城……
クラウス「むう、まさかアベル皇子達が揃って王国領に旅行に来ていたとは……」
ネスト「申し訳ありません陛下。ですが、先に陛下にお伝えすれば陛下のことです」
ネスト「我が帝国の皇子達をもてなそうと、奮戦なされたのでは?」
クラウス「そうだろうな。王国を天使から救って貰っただけでなく……」
クラウス「白帝竜のこと、そして戦後も君達に面倒事を任せてしまっていること……」
クラウス「アベル皇子達に対しての恩は、計り知れないからね」
ネスト「あはははは! 俺達は別に大丈夫ですよ。戦争時に比べれば格段に安全な任務ばかりですし」
ネスト「それにこうして俺達みたいな者を信頼して使ってくださるというのは、やっぱりありがたいですよ」
ネスト「アベル皇子達も、陛下にはお世話になったとよく仰っていましたからね」
ネスト「あまり陛下も気に病み過ぎることはありませんよ」
クラウス「そういって貰えるのは嬉しいが……」
クラウス「ああ、しかし……その宿の者達はちゃんと動けているのか不安だ」
クラウス「それにネスト、君達も本来ならばその旅行に同行していたのではないか?」
クラウス「私の仕事でその機会を奪ってしまったのだとすれば、なんと申し訳ないことを……」
ネスト「あー、大丈夫ですよ? ギルバート様すら倒された皆さんには護衛は不要でしょうし」
ネスト「それに、なんて言うんですかね? 同行したらえらいことに巻き込まれそうな……」
ネスト「危険な臭いを感じちゃったんですよねー。まあ仕事が落ち着いたら、旅行も悪くないかもしれませんけど」
クラウス「そ、そうか……」
バン!
スカーレット「陛下! アベル皇子達が温泉宿に向かったという情報は本当なのですか!?」
スカーレット「ああっ! きっとアベル皇子達の部隊には屈強な男がいっぱいいて……」
スカーレット「混浴の温泉で、ワタクシのこのボディで骨抜きにしようと――」
クラウス「スカーレット将軍! 自室待機っ!」
スカーレット「そんな陛下、まだ行動していませんのにっ!?」
ネスト(……殿下の部隊、俺達除くとほとんど女の子ばっかなんですけどねー)
……
――
- 938 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/26(日) 23:38:55.11 ID:YLnKBtDd0
- ――
【雪山・宿】
アドルラン「いやー、滑った滑った!」ホクホク
アドルラン「これは明日も向かいたいところだな!」
ヒバリ「アドルランも結構滑れてたね。流石だね!」
ルーシェ「うぅ、私もヒバリさんやアドルラン様のように……」
カイン「くそ、なんで兄さんはあんな元気なんだ……」
エメリナ「ちょっと、休みたいです……」
アベル「確かに、慣れないことをしたせいか思った以上の疲労が溜まっていますね」
アベル「あとは、シアを温めてやりたいというのもありますけど……」
シア「さ、さむい〜……」ガタガタ…
パトラ「シアさん、あれから何度も埋まりましたからね……」
従業員(よし、あっちのみんなは上手くやってくれたみたいだな……)
従業員(しかしどうやら皆さん、疲労なされている様子)
従業員(ならばここは……!)
従業員「皆様、おかえりなさいませ」
従業員「スキーはお楽しみいただけましたでしょうか?」
アドルラン「ああ!」
従業員「雪と戯れるというのも、良いものでしょう?」
従業員「しかしお身体を冷やしてしまっているかもしれません」
従業員「どうでしょう、お夕食まではまだ時間がありますので……」
従業員「当宿が誇ります、天然温泉で温まれては?」
マックス「お、温泉!?」
一同「「!?」」ビク!
従業員「え、ええ」
マックス「あの、その温泉って……」
特殊判定
↓1コンマ二桁
- 939 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/26(日) 23:39:21.15 ID:CpxGECGV0
- あ
- 940 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/26(日) 23:52:12.69 ID:YLnKBtDd0
- 温泉事情・ここって混浴なの?
50>15
※基準値を下回った為、残念ながら男女別!
――
従業員「ご安心ください。当温泉の効能は抜群です!」
従業員「疲労回復や各症状の改善は勿論、美肌効果まで!」
従業員「さらに非常に広いため、男女のお客様それぞれに温泉を……」
マックス「あ……やっぱり男女別ですよねー……」
アドルラン「はははは! それが公共施設というものだろう?」
パトラ「……マックス?」ゴゴゴゴ…
カイン「くくく、こいつは面白いや」
カイン「――エメリナの裸をみたらバラバラに切り刻んで野犬の餌にしてやるからな?」
マックス「ひいっ!?」ズザ!
ポン…
マックス「あ、アベル皇子――」
アベル「――凍らせた人間は果たして温泉で解けるのにどれだけかかるだろうな?」キィィン!
マックス「」ガタガタ
ヒバリ「いやー、ここまで直球だとむしろ清々しいね」
ヒバリ「……アドルランもこれくらいでよかったのに」
ティア(アベル様とは、別々かぁ……)
エメリナ(カイン様とは一緒に入れないんですね……)
マックス(何故かあっちからも残念そうな気配を感じる……)
マックス(で、でも逆にこれでよかったのかもな!)
マックス(やっぱり、キアラちゃん以外のを見るのはその、あれだし……)
マックス(お、俺も自制しきれる自信ないからな……///)
……
――
- 941 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/26(日) 23:53:34.65 ID:AtimD3M70
- コンマ神は力をためている……
- 942 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/26(日) 23:56:32.14 ID:YLnKBtDd0
- 温泉事情が決まったあたりで今日はここまで
そしてここで、男女別となりましたので、
女湯と男湯でのトーク内容を↓1〜3辺りで募集したいと思います(拾えそうなものを選びますが、混ぜれそうなら混ぜます)
そして温泉後の卓球ですが、ダブル77に少々困っていましたが、ポロリは決行しようかと思います
勿論男も対象です
00二人も折角だから対決させた方がいいかな?
本日もありがとうございました!
- 943 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/01/27(月) 00:10:21.79 ID:enc9KO/hO
- おつおつ
女性陣の胸事情と、それに聞き耳を立てる男子(主にマックス)とかどうかな?
ティア・キアラ・パトラ辺りは確実に湯船に浮くだろうから話題にされたりスキンシップでイタズラとかされそう
- 944 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/27(月) 00:17:41.15 ID:PqkGV/Ov0
- 乙
さっきのお風呂云々で誰目当てだったのか他の男性陣に詰め寄られるマックスで
- 945 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/01/27(月) 00:22:54.19 ID:xJze+vvFO
- おつです
男性陣と女性陣でそれぞれの恋愛事情とかどうですか?
男性陣:三兄弟が普段どう過ごしているか、そこから派生してマックスに『良い相手はいないのか』と詰め寄られて内心(キアラとの仲がバレたらどうなるのかと)めっちゃ焦るマックス
女性陣:男性陣とのいつもの過ごし方 皇女姉妹組にもそれとなく聞いてみたり(キアラははぐらかすもののノワールママはなんとなく察してる)
あと女性陣の大半が上がった辺りでティア・エメリナ・シアのドエロ組が情報交換(意味深)とか
- 946 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/27(月) 08:27:27.17 ID:91zI4hGM0
- 純粋な夜レベルはルーシェやキアラの方が上なのにドエロイメージが強すぎるシアさん
- 947 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/27(月) 08:39:35.59 ID:/30iSpT3O
- マックスが覗こうとしているのを何となく察したママンが
スキーでの様子と流石にフィーアに邪な念は持たないだろうと
キアラにマックスについて軽く関係を確認
キアラの綺麗すぎる話の内容が聞こえて浄化されるも
未遂とはいえ覗こうとしたことに対する軽いお仕置き
とか
- 948 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/01/27(月) 10:05:38.80 ID:OhjO2loSO
- 牝奴隷願望持ちで『堕ちた聖女』なんて名前のスキル持ってるシスターがドエロじゃないわけないじゃないですかやったー
まぁ原因は半ば羞恥プレイ(ヒロインへの性教育)押し付けちゃったアベルなんですけどね
- 949 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/27(月) 15:05:00.42 ID:RaxbjIRA0
- つかポロリは男にも起こってる可能性あるのか……
もうお兄ちゃんがやらかしたとしか思えない(何か逆に00の可能性もありそうだけど)
パトラさん辺りに温泉のマナーとかレクチャーしてもらうのも有りか
体洗うときに一部メンバーがポヨンポヨンさせて
ロウルが幽体離脱する恒例の流れで(ただイッチの負担が増大するから難しいかな)
- 950 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/27(月) 20:52:37.76 ID:VAr/GKf+O
- 身体洗う時にドピンク組が泡を使ってのヌルヌルご奉仕ラーニングしちゃったらどうしよう
特にドピンク組(どころかこの場で)最巨乳のティア
- 951 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/27(月) 23:59:04.93 ID:2puL/Rta0
- こんばんはー
色々な案をありがとうございます
日付変わるギリギリですが今日も少しだけ再開。男湯からになります
- 952 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/27(月) 23:59:48.92 ID:2puL/Rta0
- ――
【大浴場・入口】
従業員「こちらになります」
従業員「左側が女性、右側が男性となっておりまして……」
従業員「湯上りの際は、こちらにお着替えいただけますと快適でございますよ」サッ!
アベル「む……? また変わった作りの服だな?」
ヒバリ「あ、これ知ってるよ。うちにも少しだけあったからね。浴衣だっけ?」
ヒバリ「まずこうやって羽織って」ファサ
ヒバリ「前を合わせて、この帯を巻いていって後ろで結んで止めれば出来上がりだよ」キュ!
ヒバリ「動きやすいし風通しもいいから、お風呂上りには丁度いいと思うよ?」ヒラヒラ
従業員「おお、お上手ですお客様!」
アドルラン「……」ジー…
ルーシェ「……」ムス…
ロウル「へえ、こういった服もあるんですねぇ。私は尻尾の問題がありそうですけど……」
従業員「ご安心ください! 当宿ではそういったお客様にお応えするため、穴あきのご用意もあります!」バッ!
ロウル「ありがたいですけど、用意よすぎませんか!?」
パトラ(……ロウルさんみたいな尻尾の持ち主を従わせている貴族はいたけど、そういった連中御用達だったのかしら?)
シア「可愛い服も用意してくださっていますし〜、そろそろ入りませんか〜?」ブルブル…
ノワール「そうですね。あまり入り口に固まり過ぎると邪魔になってしまいますよ?」
カイン「時間はどう分けるんだい? この人数だと――」
フィーア「折角ですから、このまま全員で入りましょう!」ピョン!
一同「「!?」」
……
――
- 953 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/28(火) 00:00:20.08 ID:p1zfrOuG0
- ――
【大浴場・男湯】
アベル「おぉ、これは凄いな……」
アドルラン「これが温泉、それも露天と呼ばれるものか!」
カイン「へぇ、悪くないじゃないか」
マックス「俺の場違い感が凄い……」ガタガタ
アドルラン「はははは! だからそう緊張しなくてもいいというのに!」バシバシ!
アドルラン「裸の付き合い、今日は親睦を深めようじゃないかっ!」
マックス「……アドルラン皇子って、ちょくちょくマークス神父に似ますよね」
アドルラン「うん? 彼も私の大切な鍛錬仲間だからな! やはり鍛えた身体は国境を越えるということかな!」ハハハ!
カイン「聖国のアルフもだけど、何? 身体って鍛えると頭が緩くなるもんなの?」
アベル「いや、そういったことはないとは思いますが。それにしても……」
カイン「ん?」
アベルボディ「……」ガッシリ!
アドルランボディ「……」ムッキィ!
マックスボディ「……」キュッ!
カインボディ「……」ヒョロン…
アベル「……いざこうして見ると、カイン兄様の身体ちょっと弛んでいませんか?」
カイン「なっ!?」
アドルラン「はははは! まだまだ鍛え方が足りないぞカイン!」
アドルラン「それに比べて、マックス君は若いのに大したものだな。引き締まったいい身体だ」
マックス「ありがとうございます。これでも、王国騎士として鍛錬はしてきましたからね」
マックス「……あと、アベル皇子の隊に入ってからは地獄のような鍛錬と実戦を積みましたから」トオイメ
アベル「パトラ達にもだいぶ扱かれていたからな……」
アベル「まあ、旅行中だけは鍛錬も忘れていいだろう。今までの疲れを存分に癒してくれ」
アドルラン「では早速――」
マックス「あ、ちょっと待って!?」
- 954 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/28(火) 00:01:51.81 ID:p1zfrOuG0
- アドルラン「?」
マックス「その、皇族の方に言うのも不味いかもしれないんですが……」
マックス「一応、このタオルって湯船につけちゃ不味いんですよ」サッ
マックス「王国流のマナーといいますか、その……」
アドルラン「なるほど、そうなのか。身体を洗うのは構わないんだよね?」
マックス「ええ、それは勿論」
アドルラン「ならば安心だ。湯船の中でもただ堂々としていればいいということだな!」ブラーン!
マックス「羞恥心は持ちこんでもいいと思いますよ!?」
アドルラン「はははは! 何、ここには女性もいないからね。私も少しは開放的になりたい時もあるさ」ブラブラ
アベル「……確かに、周りに女性が多いと何かと気を使いますからね」
アベル「言われてみると、こうして男ばかりで集まったのは随分と久しく思います」
アドルラン「そうだなぁ……」シミジミ
アドルラン「時間はかかってしまったが、こうしてまた兄弟揃って……それに新たな友を加えて湯につかれる日が来るとは」
アドルラン「本当に、素晴らしい日だな! なあカイン!」
カイン「……」ギリギリギリ…
アドルラン「ど、どうしたカイン!?」
アベル「……ああ。アドルラン兄様が隠さずに堂々とし過ぎたせいかと思います」
マックス「あぁー……うん、アドルラン皇子の相当立派ですもんね……」
カイン「くそぁ!」ギリギリ…
アドルラン「アベル、お前もタオルをはやく取ったらどうだ?」
アベル「……そうですね」ファサ…
アベルの黒剣「……」ブラーン
マックス「うおぅ!?」ズザ!
マックス(ひえぇ……アベル皇子のってあんな大きいのかよ!?)
マックス(そりゃあ色々な人を虜にできるわけだよ……)ゴクリ…
カイン「……っ!」ガクーン!
カイン「!!」ハッ!
カイン「マックス、言い出した君もはやくタオルを取るべきなんじゃないかな?」ニヤリ
マックス「あ、そうでした」ファサ…
マックスソード「……」ドーン!
カイン「くそおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!」ビターン!
アドルラン「こらカイン、タオルを地面に叩きつけるな!」
カインジュニア「……」プラプラ
マックス(あ、あぁー……な、なんか申し訳ない!?)
アベル(……兄様の、前よりも遥かに大きくなっているような? どれだけの無茶をしたんですか……)
……
――
- 955 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/28(火) 00:02:38.29 ID:p1zfrOuG0
- ――
アドルラン「うむ、やはり身体を洗うのは気持ちがいいものだな!」ゴシゴシ!
カイン「温泉を前にして、すぐに入れないってのもなんかあれだけどねぇ……」ゴシゴシ
アベル「身体を清潔に保てるというのは、それだけでもある程度の地位が無ければできないことでしたが……」ゴシゴシ
アベル「今日は温泉、いわば最上級の贅沢ですね」ゴシゴシ
マックス「やっぱり、帝国はそういった方面も大変だったんですか?」ゴシゴシ
カイン「そりゃあね。暗黒街は言わずもがな、貧民街も大変なもんだよ」
カイン「何しろ人数が多いもんで、全員が川に飛び込めばそこは使い物にならなくなる」
カイン「湯浴みも水浴びも夢のまた夢。汲んだ水に布を浸して、こうして今みたいに身体を拭けたら十分さ」ゴシゴシ
アドルラン「王城の方でも、節水は基本だったからな。湯が次々に湧く温泉というものは、やはりすごいものだ」
マックス「王国でも、どこにでも温泉があるってわけでもないですからね」
マックス「素人目でも、ここが特に立派な場所だってのはわかりますよ。本当にお招きいただきありがたい限りです」
アベル「マックスにも色々と世話になっているんだ。これくらいはな」
カイン「くく、しかしさっきのは笑えたなぁ」
マックス「え?」
カイン「温泉って聞くなり、いきなり混浴かどうかを気にするって……」ククク…
カイン「――まさに、童貞丸出しじゃあないか! ん? 童貞なんだろうマックス!?」
マックス「な、なななっ!?///」
アドルラン「こらカイン!」
アベル(……以前、俺が煽り過ぎたせいだろうか。カイン兄様が妙に生き生きとしているように見える……)
- 956 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/28(火) 00:03:18.80 ID:p1zfrOuG0
- カイン「何、恥じることはないよマックス……」クク…
カイン「たとえこの場で、君一人が童貞だとしても……」
カイン「なんっの問題もないからねぇ?」
アベル(……色々暴露してやりたい気分だ)
マックス「そ、そりゃ確かに……俺はまだ童貞ですけど///」
マックス「というか、やっぱり皇族ともなると皆さんやっぱり……?」
アドルラン「そうだな。第一皇子という身分もあってか、かなり前だがそういった手解きを受けたことはあるよ」
アベル「……俺もまあ、色々あったからな」
カイン「ま、僕ほどになれば相手も選ぶことができる。好きでも無いどこの誰ともしらぬ女を抱くなんて、したくないからねぇ」
マックス「むむむ……俺だって、いつか……」
カイン「ま、誰でもいいから童貞を捨てたいっていうなら、娼館に行けばいいんじゃないか?」
カイン「帝国でもそれなりにあったんだ。王国ともなれば、それこそさらに多かったんじゃないか?」
マックス「それは、そうですが……」ゴニョゴニョ…
アドルラン「うむ、言わずともわかるぞ! マックス君も真っ直ぐな人間だからな。きっとしっかりとお付き合いをした子と結ばれたいのだろう!」
カイン「そうかなぁ? そんな真っ直ぐというか愚直な奴なら、混浴にあんな反応は示さないと思うよ?」
アベル「……」
アベル「……なあマックス?」
マックス「な、なんでしょう?」
アベル「お前のさっきのあの様子から察するに、混浴を望んでいたのは疑う余地も無い」
アベル「しかし童貞、相手はしっかりと選びたいという思考の持ち主でもあるようだ」
アベル「――まさかとは思うが、今日来ている彼女達の中の誰かを狙っているわけではないだろうな?」
マックス「――!?」ドッキーン!
カイン「……へぇ?」ゴゴゴ…
アドルラン「……そうなると、少し話は変わって来るぞ?」ズズズ…
アベル「――吐け、マックス」ドドド!
マックス「ひいいぃ!?」
特殊判定
↓1コンマ二桁
- 957 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/28(火) 00:05:26.76 ID:Qs3T3gALO
- 頑張れマックス
- 958 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/28(火) 00:06:03.50 ID:Qs3T3gALO
- ってあぶねぇ!!
- 959 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/28(火) 00:06:14.98 ID:rU1LahlW0
- 奇数ゾロ目だったらバレてぼこぼこにされていたのかな?
- 960 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/28(火) 00:06:38.30 ID:PKrQFRU+O
- そういやマックスってかなりビッグサイズだっけ
- 961 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/28(火) 00:07:49.51 ID:TkTFWUEAO
- お兄ちゃんは確か一回縮んだんだよね
- 962 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/28(火) 00:09:02.16 ID:p1zfrOuG0
- 判定を取ったあたりで今日はここまで
……お察しの方もいらっしゃるようですが、奇数ゾロは特殊でカミングアウトでした
なお、既に裏では女性陣も入浴済みですので、ターン交代後の判定次第でこの会話は全部聞かれます
本日もありがとうございました!
- 963 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/28(火) 00:16:14.22 ID:TkTFWUEAO
- おつおつ
会話聞かれてるってことは、確実にマックスの相手云々でみんな(特にパトラが)食いつきそうだしキアラに動揺判定とか入りそう(※なおオリハルコンメンタル)
- 964 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/28(火) 00:22:49.53 ID:PKrQFRU+O
- おつおつ
そういやマックスてお父さんの遺伝か巨乳派だけど三皇子の性癖って
アベル→全部いけるけど、実は微乳派
カイン→エメリナ主義(ちっぱい派)
アドルラン→コスプレ派?
だからもしかすると論争勃発もありえるか?
- 965 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/28(火) 00:25:20.33 ID:XKAlUaaR0
- 乙です!
マックスの童貞卒業はいつになるやら
- 966 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/28(火) 00:35:22.51 ID:vOZGEmqDO
- 乙です
個人的にはキアラとマックスは当分プラトニックな関係が続いて欲しいかな(>>1の負担的な意味でも)
- 967 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/28(火) 23:31:30.18 ID:p1zfrOuG0
- こんばんはー
今日も亀の歩みでちょっとだけ再開です
最後の方にちょっと大事かもしれない判定ありです
- 968 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/28(火) 23:32:03.02 ID:p1zfrOuG0
- 特殊判定結果
76>25
※基準値を超えたため、マックスごまかし!
――
マックス(キアラちゃんのことは、まだ秘密だし……)ゴクリ…
マックス(ここはなんとか、ごまかすしかない!)
マックス「だ、だって仕方がないじゃないですか!?」クワッ!
皇子ズ「「!?」」
マックス「カイン皇子の仰る通り、俺は童貞ですよ!」
マックス「だからこそ、だからこそ大きなおっぱいに魅了されてしまうのは当然だとは思いませんか!?」
マックス「それに何故だか皇子達の周りには決まって美少女から大人のお姉さんまで集まりますしね!?」
マックス「勿論、俺だって弁えてはいますよ? それこそカイン皇子のエメリナちゃんに手をだそうだなんて滅相も無い!」ブンブン!
マックス「俺は皆さんにすっごい恩を感じていますし、感謝の念しかありません」
マックス「そして仲良くなれるなら、どんどん仲良くなりたいと思っています」
マックス「――こんな俺を受け入れて、信じてくれているんだ。その期待を裏切る真似はしたくないんです」
マックス「でもね、考えてみてくださいよ?」
マックス「服越しでもわかるあのおっぱいが、薄布一枚で覆われるだけになったかもしれないんですよ!?」
マックス「童貞が混浴温泉の欲望に抗えるわけないじゃないですか!?」
マックス「皆さんだって、おっぱい好きでしょう!?」ハァハァ…
アベル「……俺は、愛したいと思った女性ならば胸の大きさは気にしないぞ?」
アベル(まぁ……丁度弄り易くて、もしかしたら自分の手で育てられるかもしれないサイズの胸は好きかもしれないが)
カイン「はっ……胸なんて所詮は脂肪の塊だろう? むしろ小さい方が慎み深くて高貴な感じがしないかい?」
アドルラン「ううむ、言わんとすることはわかるが……」
アドルラン「私としては、大きさはともかく普段は露出を控えてくれると嬉しいかな。やはりどうしても心が乱れてしまうからな!」ハハハ!
マックス「まさかの巨乳派がいないだと!?」ガーン!
マックス「皇子達、本当に人間ですか!? 普段彼女達と何をしたらそんな境地になれるんですか! 教えてくださいよ!?」
アベル「な、何をって……」
カイン「特に意識してやったことはないと思うけど?」
アドルラン「恥ずかしながら、私もまだまだ女性の扱いには疎くてね。何かをできているとは思えないが……」
マックス(よし、このまま話の流れを変える!)
- 969 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/28(火) 23:32:43.68 ID:p1zfrOuG0
- マックス「いやいや、でも皆さんは童貞でもないし、お付き合いもしているんでしょう?」
マックス「ここは一つ、この哀れな童貞を助けると思って……!」パン!
マックス「本人にとっては何気ないことでも、もしかしたら秘策が隠れているかもしれませんし……」
マックス「――ちょっと、皇子達の普段の過ごし方教えてくれませんか?」
カイン「普段、ねぇ……」
アドルラン「普段、普段か。……鍛錬をして、領内を周って、書類に目を通して……」
マックス「いやいや、そういうお仕事じゃなくて。女の子達と普段どうしているのかなーと」
アドルラン「ヒバリ達と? そうだな……」
アドルラン「……」
アドルラン「…………」
アドルラン「ううむ、困った。改めて思い起こすと二人とは常に一緒にいたが……」
アドルラン「常に一緒にいすぎて、私の世話を焼いてくれている姿ばかりが思い起こされる……」ダラダラ…
マックス「普段から鍛錬と仕事漬けなんですか!?」
アベル「アドルラン兄様らしいといえばらしいですが……」
カイン「兄さん、流石の僕でも引くよ? どこか好みの場所に連れて行ってあげるとかはなかったのかい?」
アベル「ヒバリもルーシェも、兄様を優先させちゃいますからね」
カイン「僕が言えた義理じゃないけど、甘えっぱなしは不味いと思うんだ。貰った分は、ちゃんと返さないと」
マックス「おぉ、まさかのカイン皇子の口からそんな言葉が……」
カイン「どういう意味だよ!?」
アドルラン「……そうだな。彼女達にもそれとなく聞いてみて、まずは仕事を忘れた外出でもしてみよう」
アベル「それがいいですよ」
マックス(アドルラン皇子、キアラちゃんとは違った意味でガード硬いなぁ……)
- 970 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/28(火) 23:33:46.27 ID:p1zfrOuG0
- マックス「まあとにかく、アドルラン皇子は職務を疎かにしない硬派な人だというのはわかりました」
マックス「それじゃあ次、カイン皇子お願いします!」
カイン「やれやれ、なんでこの僕が童貞の為に……」
カイン「ま、いいだろう。ありがたく僕の施しを受けなよマックス?」
アベル(童貞の上に立てることが本当に嬉しいんだな……)
カイン「さっきも言った通り、巨乳である必要性はどこにもない」
マックス「うぐぐ、本当に信じられない……」
マックス「それじゃあ、カイン皇子はまず女性のどういったところに惹かれたりするんです?」
カイン「そうだな……」
カイン「……」
カイン「……あまり深く考えたことは無かったけど、うん。これだというものはあったよ」
マックス「そ、それは!?」
カイン「……一緒にいて、落ち着ける人、かな///」
マックス「落ち着ける?」
カイン「ああ。今でこそ治ったけど、目が見えない時はやっぱりどうしても気を張り詰めていたんだ」
カイン「いつ弱者として、今度こそ父さんから用済み扱いされるのか。怯えながら、虚勢を張り続けた」
アドルラン「カイン……」
カイン「……そんな時でも、彼女と一緒にいる時は不思議と落ち着けたんだよ」
カイン「それは今も変わらない。でも僕はそれに気がつくのが遅すぎた」
カイン「だから……今はゆっくりと、彼女がくれた時間を僕も返したいと思っているんだ」
カイン「なかなか時間を作るのは大変だけど、偶に二人だけで落ち着ける場所にでかけたりしてね……」
マックス「おぉ……」
マックス「……なんかカイン皇子のイメージが違う」
カイン「悪かったなぁ!? 僕もそうは思うけど、仕方がないだろう!?」
カイン「これだから童貞は! どうせヤることしか考えていないんだろうこの童貞め!」
マックス「そ、そんなことないですよ!?」
カイン「そーかいそーかい、それなら折角だしお前にもいいことを教えてやるよ!」
カイン「――胸よりも口の方が凄い武器だ」
マックス「!!??」ガガーン!
アベル(事情を知っているだけに、本気で言っているのがわかる……)
マックス(だ、駄目だ……本当に、童貞の俺にはまだわからない世界なのか……!?)ブルブル…
- 971 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/28(火) 23:35:49.38 ID:p1zfrOuG0
- マックス「さ、最後がよくわかりませんでしたけど、つまりは……」
カイン「好きな子ができたら、一緒に落ち着いた時間を過ごすだけでも十分幸せだってことだよ」
カイン「兄さんは一緒にいすぎたせいか、そこら辺の感覚がなんか鈍くなっているけど」
アドルラン「うむむ……私もまだまだ精進せねばな」
マックス「でも、なんだかわかった気もします!」
カイン「ふふん、そうだろう?」
マックス(俺も、キアラちゃんとは一緒にいられるだけで楽しいしなぁ……)
マックス「それじゃあ最後! 多分一番女性慣れしているアベル皇子お願いします!」
アベル「どういう意味だ!?」
カイン「間違っちゃいないだろう? 城塞の仲間全員に手を出すとか正気か?」
アドルラン「初めて聞いた時は驚いたが、今となっては私も人のことは言えないからな」
アドルラン「アベル、しっかりと責任をとりつつ明るい未来を築くんだぞ?」
アベル「ええ。それは勿論です」
マックス「くぅ、男の力の差を見せつけられた気もしますけど……」
マックス「実際問題、アベル皇子って女の子と普段どうやって過ごしているんです?」
アベル「マックスも城塞にいるからわかるだろう? 俺も言う程アドルラン兄様と変わらないのが現状だよ」
アベル「以前、シアからも女の子の扱いが下手だと指摘をされたこともあるしな……」
カイン「それでいてやることはやっているんだから恐ろしい奴だよ……」
マックス「でも、アベル皇子って本当に皆から慕われていますよね?」
マックス「その辺の男だったら滅多刺しにされていてもおかしくない状況だと思うんですけど……」
アベル「それは俺も思った」
アベル「結局俺は、エリスやみんなの優しさに甘え続けているのかもしれない……」
アベル「――だが、それでも俺は手放したくないと思ったものは絶対手放さない。そういう強欲な人間なんですよ」
アドルラン「……大切な者を守りたい、一緒にいたいという気持ちは私もよくわかる」
アドルラン「あまり思い悩むなアベル。ただの強欲な人間に、彼女達はついていきはしないよ」
アベル「兄様……」
- 972 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/28(火) 23:38:46.48 ID:p1zfrOuG0
- カイン「ま、だろうね。こいつは昔から色々と拾う癖があったからね。その延長線なんじゃないか?」
カイン「ああ、兄さんもそうだったか……」
アドルラン「はははは! やはり兄弟、血は争えないか?」
マックス「実際アベル皇子、帝国内は勿論のこと俺達王国の兵や聖国の兵も拾っているわけですからね……」
マックス「なんというか、アベル皇子は……助けていただいてなんですけれど、おひとよしですよねぇ」
アベル「なっ!?///」
アドルラン「そうだな。アベルは昔から困っている人は見過ごせない優しい心の持ち主だったからな」
カイン「甘い、とも言えるんだけどねぇ……」
マックス「そういうところにみんなも惹かれているんですかね?」
アベル「やめろこそばゆい……」
アベル「別に俺はそこまで大した人間ではないし、彼女達に報いれているかどうかも怪しい」
アベル「……一応、なんとか時間を見繕って全員と交流できるようには努力してはいるが」
一同「「……」」
アベル「な、なんですかその目は……」
アドルラン「うむ、私もアベルを見習おう!」グッ!
カイン「やれやれ、こいつは本当に……」
マックス「多股を苦にしないなんて、流石ですアベル皇子!?」
アベル「やめろマックス!?」
マックス「なるほどなるほど。女の子と付き合ったらとにかく触れ合いの時間は欠かしてはならないと……」
アベル「く……///」
カイン「……なあマックス?」
マックス「な、何か?」
- 973 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/28(火) 23:42:50.77 ID:p1zfrOuG0
- カイン「ふと思ったんだけどさ、童貞で僕らにアドバイスを貰いたいって言うなら……」
カイン「――普通、どうやったら女の子と付き合えるかとか聞くよね?」
カイン「僕らが普段どうしているかは『女の子と付き合った後』の話だ」
カイン「――もう、誰か付きあっているんじゃないのかい?」
マックス「」ピタ…
マックス「や、やだなー! そんなわけないじゃないですかー!」ドキドキドキドキ
マックス「ただちょっと、先に行っている皇子達の行動から何かヒントを得られないかなーって!」アハハ!
マックス「ああ、外で話していたらすっかり身体が冷えた!」
マックス「はやく温泉に入ってあったまりましょー!」シュバ!
カイン「あ、おい!?」
アドルラン「言われてみれば、その通りだ。折角の温泉、楽しまねばな!」
アベル(マックスの挙動が妙だが……助かりもしたか)
アベル(あのまま兄様達の前で根掘り葉掘り聞かれたら堪ったもんじゃないからな……)
マックス(あ、あぶなーっ!? まさかまた俺に戻ってくるなんて!?)
マックス(温泉だ! 温泉に今は逃げるしかない!)
マックス(そしてなんとかこの場を凌ぐんだ……!)
……
――
- 974 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/28(火) 23:46:25.05 ID:p1zfrOuG0
- ――
……少し前、女湯にて……
ドウテイガー
オッパイー!
ロウル「……///」
ロウル(旅先で何を話しているんですかマックスさーん!?)
ロウル(アベルさんもアベルさんですよ!? 止めましょうよ!?)
ロウル(カイン様とアドルラン様まで巻き込んでもぉー!?)
ロウル(うぅ、なんだかんだでアベルさん達もこの旅行ではしゃいで浮かれているんですかねぇ……)
ロウル(私の耳が人一倍優れた聴覚を持っていること、お忘れですか……?)ピョコピョコ
ロウル(ああもう、こういう時はこっちも何か別のことを話して気を紛らわせましょう)
ロウル(温泉に入ったら、何かいい話題はないもんですかね?)
ロウル(……)
ロウル(……私には聞こえちゃいましたけど、あちらの会話って……)ドキドキ
特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
- 975 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/28(火) 23:46:50.70 ID:8nniN7PR0
- あ
- 976 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/28(火) 23:46:55.93 ID:vOZGEmqDO
- はい
- 977 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/29(水) 00:01:32.02 ID:ERQUQ0+l0
- 特殊判定結果
1男湯の会話、防音大丈夫?
70>50
※基準値を上回ったため、普通にしていればロウル以外には漏れません
2ロウルのもやもや
93(リーナさん! 今の私ならあなたの気持ちがよくわかりますよぉ!!!)>85
※基準値を上回った為、ロウルの嫉妬爆発
※女湯で一騒動追加
――
アーシャ「あれ? ロウルちゃん顔が赤いけれど大丈夫?」タプ…
ロウル「え? あ、ああ大丈夫ですよ!?」
パトラ「随分と丁寧に身体を洗っていたみたいだけれど……」タプーン!
ロウル「そりゃあ私のこの尻尾の美しさを維持するためには、毎日のお手入れは欠かせませんからねぇ」
ロウル「というのは建て前で、万一にも温泉の中に私の毛を撒き散らすわけにもいきませんので、念入りに」コシュコシュ…
ロウル(……お二人が無反応となると、どうやら私以外には聞こえていなかったみたいですね)ホッ…
ロウル(でも……)チラ…
パトラ「そこまでしなくても大丈夫だとは思いますけど、マナーを強く意識する姿勢は流石ですね」
パトラ「温泉というものにもいくつかマナーはありますけど、あと大切なのは――湯船にタオルをつけ込まないことです」
パトラ「ですからその、恥ずかしくはあるのですが……///」ハラリ…
ボイーン!
パトラ「み、皆さんもタオルを取って頂けると……///」
シア「恥ずかしいです〜///」ボイーン!
ノワール「ごめんなさいね、こんなおばさんの身体を……///」ボイン!
アーシャ「そんな。むしろお綺麗といいますか……」プリン!
キアラ「こ、混浴じゃなくてよかったかも……///」ドタプン!
ティア「ど、同性の方でも恥ずかしいです///」タプンタプン!
ロウル「」
ロウル(リーナさん、今の私ならあなたの気持ちがよーくわかりますよぉ……)ペタン…
ロウル(……アベルさん達もはしゃいじゃっているんです)
ロウル(――こっちだって、少しは羽目を外しても許されますよね?)
……
――
- 978 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/29(水) 00:05:32.47 ID:ERQUQ0+l0
- ロウルのもやもやが炸裂したあたりで今日はここまで
かなり高めに設定したはずなんですが、やはりこれだけ巨乳が多いと耐えきれないんでしょうか?
お触りタイムから再度男湯の判定に移行するかと思います
今更ですけど、女性陣のほとんどが普乳(41以上)以上の持ち主なんですよねぇ……
本日もありがとうございました!
- 979 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/29(水) 00:09:55.80 ID:W0w28gPsO
- おつおつ
でぇじょうぶだロウル、まだフィーアがいる(※なお今後の成長で姉の血が発現した場合はお察し)
- 980 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/29(水) 00:12:16.15 ID:h6IxI8RDO
- 乙です
- 981 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/29(水) 01:06:15.38 ID:6HEiL1E0O
- 乙です
ロウルよでえじょうぶだ アベルは小さめの方がストライクなんやで
- 982 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/29(水) 09:13:33.44 ID:qRYLMa/EO
- おつおつ
僕はロウルくらいのサイズが大好きです(真顔)
しかしこれマックス聞き耳たてたらそのまま興奮して勃起しそう。お兄ちゃんもちょっと怪しい
- 983 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/29(水) 23:30:00.59 ID:ERQUQ0+l0
- こんばんはー
フローレンを考えると、むしろキアラの方が突然変異なんですけどね
今日も少しづつ再開です
- 984 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/29(水) 23:30:47.48 ID:ERQUQ0+l0
- ――
……
フィーア「わぁ〜! これが温泉なのですね!」ツルペター!
エメリナ「ゆ、湯気が凄いです……」ペターン
ロウル(……うん、数少ない味方です!)グッ!
エリス「これは、お湯が少し白濁しているのでしょうか?」ポヨン
ロウル(エリスさんは……ぎりぎりこちら側でしょうかねぇ?)
ロウル(やっぱり、あれくらいは欲しいものですよ)
ルーシェ「凄く、広い、です……」ポヨン
ヒバリ「美肌効果か〜……どれだけ綺麗になれるんだろうね?」ポイーン
アーシャ「流石に触れただけでスベスベになるとは思えませんけどね」ポイーン
ロウル(くぅ……! 十分綺麗だと思いますけどねぇ……!)
ロウル(本当に、身体全体のバランスが一番いいといいますか……)
ノワール「澄んだ空気に、この落ち着いた雰囲気……いいですね」ボイーン!
パトラ「はい。現状はまだ高級で大衆向けではないそうですけど……」
パトラ「いつかは、民の誰もがここを楽しめるようになるといいですね!」ボイーン!
シア「は、はやく入りましょうよ〜、恥ずかしいです〜///」ボイーン!
ロウル(うううぅぅ……!)ググ…
ロウル(落ち着け、落ち着くんです私……!)
ロウル(ここで暴れちゃ、リーナさんと全く同じになってしまいます……!)
ロウル「……」チラ
- 985 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/29(水) 23:32:43.19 ID:ERQUQ0+l0
- キアラ「パ、パトラさん? 後は普通に入って大丈夫なんですよね……///?」ムニュウ!
ティア「……か、肩まで浸かってもマナー違反じゃありませんよね///?」ムニュゥゥゥ!
ロウル「――ごふっ」
ヒバリ「ちょ、大丈夫ロウル!?」ワタワタ
アーシャ「今、口から嫌な音が聞こえましたよ!?」ワタワタ
ロウル「だ、大丈夫です。ちょっと湯気に咽ただけですよ……」ヨロ…
ロウル(な、なんなんですかあの大きさは……?)
ロウル(必死に腕で隠しても、零れているじゃないですか!?)ガーン!
ロウル(何を食べたら、あんなことになるんですか?)
ロウル(しかも何があれって、お二人とも私よりも年下という……)
ロウル「……」ペタペタ…
ロウル(はぁ……どうしてでしょう?)
ロウル(昔は胸の大きさなんて、なんとも思わなかったのに……)
ロウル(弓を射るうえでは、私の身体はまさにうってつけなのに……)
ロウル(…………アベルさんのせいですからね)
ロウル(さっきのお隣の会話から察するに、やっぱり男の人は大きい方がいいみたいですし)
ロウル(アベルさんだって、遠慮している可能性がありますし……)
ロウル「……」フルフル
ロウル(なーんて悩んでも、どうせ私の胸はすぐには大きくなりませんからね)
ロウル(今はこの温泉を楽しむことに集中しましょう!)
……
――
- 986 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/29(水) 23:34:24.04 ID:ERQUQ0+l0
- チャポン…
ロウル「あああぁぁぁ……♪」
ロウル(な、なんですかこれ……)
ロウル(身体の内側までじんわりとする心地よさ……!)
ロウル(これが、温泉! いいものですねぇ……♪)チャプチャプ
フィーア「気持ちいいです〜♪」ハフー
エメリナ「お風呂と、違う気がしますねぇ……♪」ハフー
ルーシェ「はい……私、気に入りました……♪」ハフー
エリス「アベル様達も、くつろがれているのでしょうか……♪」ハフー…
アーシャ「ええ、きっと……あら?」
シア「……///」ググ…
パトラ「……///」ググ…
キアラ「……///」グググ…
ティア「……///」ググググ…!
アーシャ「どうしたの? これだけ気持ちいいのだから、もっとリラックスしましょう?」
シア「そ、それが〜……///」
四人「「なんだか浮いてきちゃって……///」」タプタプ!
ロウル「」ブチ!
ロウル「うわあああああぁぁぁぁぁぁぁ! これ以上、これ以上その大きなブツを見せつけないでくださいよおおぉぉぉぉ!」クワッ!
四人「「!?」」ビクゥ!
アーシャ(最近、ロウルちゃんとリーナさんが似てきた気がするわ。本当に……)
――
- 987 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/29(水) 23:35:49.09 ID:ERQUQ0+l0
- ――
……その頃男湯……
ウワアアアアアアア!
カイン「な、なんだ!?」
アベル「これはロウルの叫びか? 一体何が……」
ミナサン! ナニヲシタラソンナニムネガ! ウクホドニ! ナルノデスカ!?
……! ……!
アベル「な、何を叫んでいるんだロウルのやつ……///」
アドルラン「ははは、先程我々も似たようなことを話していたがな」
アドルラン「やはり温泉という互いを曝け出す場。普段は言えないことも口に出てしまうのかもしれないな」
カイン「いや、さっきのマックスでもここまで叫んではいなかったと思うよ?」
カイン「というか、浮くって……え?///」
アベル(……ロウルの叫びが俺達に聞こえるということは、ロウルならばこれよりも低い音量の声も拾える筈)
アベル(まさかさっきのやりとりは聞かれていないだろうな……)ダラダラ…
マックス「……」スススス…
アベル「ん? どこに行くんだマックス――」
仕切り壁|マックス耳「……」ピト…
アドルラン「……マックス君、それは流石に不味いと思うぞ?」ガシ!
- 988 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/29(水) 23:37:12.69 ID:ERQUQ0+l0
- マックス「……でも、気になりませんか?」
アドルラン「いや、特には――」
マックス「も、勿論胸の大きさじゃありませんよ? さっきアドルラン皇子も言ったじゃないですか」
マックス「普段は言えないことも口にしてしまうかもって!」
マックス「ロウルちゃんがあれだけ叫んで、ようやくこっちが聞きとれるくらいにここの防音はしっかりしている」
マックス「つまり、みんなこっちには聞こえないと思って……」
マックス「――みんなも集まっている空気で、普段は皇子達に遠慮して話さないことも口にしてくれるかもしれませんよ……?」
三皇子「「……!」」ピク!
マックス「それでもし、彼女達の悩みやしてほしいことがわかれば……?」
三皇子「「……」」ゴクリ…
マックス「勿論、中の様子は絶対に見ません! ただちょっとだけ、聞いてみるだけですって!」
マックス「ね? どうでしょう?」
特殊判定
↓1〜3コンマ二桁
- 989 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/29(水) 23:37:21.05 ID:RlAy7Nob0
- ん
- 990 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/29(水) 23:37:41.49 ID:h6IxI8RDO
- はい
- 991 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/29(水) 23:38:03.44 ID:71FOm5QZo
- ほいさ
- 992 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/29(水) 23:38:40.06 ID:AHN3M1+S0
- 久々の白目かな?(期待)
- 993 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/29(水) 23:41:21.68 ID:ERQUQ0+l0
- よりによってそこで偶数ゾロはやめてぇ!?(吐血)
すみません、気がつけばこのスレも残り少なかったんで次スレの用意をしてきます
- 994 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/29(水) 23:42:43.09 ID:AHN3M1+S0
- 久々の吐血でコンマ神もニッコリ
- 995 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/01/29(水) 23:49:08.88 ID:ERQUQ0+l0
- 次スレになります
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1580309195/
残り少ないので、ここは埋めてしまって大丈夫です
1000ボーナスはいつもの通り、無茶振りは避けていただけると嬉しいです
- 996 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/29(水) 23:51:34.49 ID:AHN3M1+S0
- 乙、>>1000ならキアラとマックスの関係が進む
- 997 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/29(水) 23:57:56.56 ID:Msbps/AR0
- 乙埋め
- 998 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/30(木) 00:00:10.32 ID:zIi2fNpD0
- 加速
- 999 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/30(木) 00:00:51.85 ID:cZjIXh2E0
- 1000ならマックス童貞卒業
- 1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/30(木) 00:01:04.05 ID:auLCe9mDO
- >>1000なら幼キアラと幼フィーアの過去編
- 1001 :1001 :Over 1000 Thread
- ___, - 、
/_____)
. | | / ヽ || 父さんな、会社辞めて小説で食っていこうと思うんだ
|_| ┃ ┃ ||
(/ ⊂⊃ ヽ) /  ̄ ̄ ̄ \
! \_/ ! ( ( (ヽ ヽ
,\ _____ /、 | −、ヽ\ !
ゝ/  ̄ ̄ ̄ \ /. \/ ̄\/ .\ | ・ |─ |__ /
/ _____ヽ | | _┌l⊂⊃l | | ┌ - ′ ) /
| | / ─ 、−、! | | / ∋ |__| | | ヽ / ヽ <
|__|─ | ・| ・ | | /`, ──── 、 | | ` ─┐ ?h ̄
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ヽ、 ┬─┬ノ / ̄ ./ ヽ- 、\ /  ̄ ヽ\
// /ヽ─| | ♯| / i | ..) ) \ i ./ |\\
| | / `i'lノ))┘/ , ─│ !-l⊂⊃l┐__ヽ__/\ / | | |
| | | ̄| / /| / ( (... .ヽ / |____|∈ __./ .| | |
|_|/ヽ、_/ ./ ` ─ /\ /ヽ  ̄ \-──| \|_|
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