このスレッドは1000レスを超えています。もう書き込みはできません。次スレを建ててください

【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その13

Tweet

756 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/25(水) 23:37:24.14 ID:h8tpVnRj0
――



カリカリ…


フローレン「うん、ぜぇったいお馬鹿さんはこの問題で止まるわねぇ」ニヤニヤ

フローレン「簡単な問題を続けて解かせた後に、これをぶつければ……」

フローレン「調子よく解けてたんだから、絶対にこれもあと少しで解けると思いこむ……!」プフー!

フローレン「そうして無駄に時間を使いなさぁい。この問題で後の問題用の時間を削ぎ落してやるわぁ……♪」

フローレン「おまけでこれの配点は0.5点とかにしてやるのも面白そうねぇ……!」



フローレン「……あえて、択一式の問題も入れようかしらぁ?」

フローレン「――答えを全部1番にしてやるけどねぇ」ニヤニヤ

フローレン「ふふふ、まさか10問連続1番とは思わないでしょぉ……?」

フローレン「本当にこれであっているのか。一度自分を疑い始めたらあっているところも、これからの問題も自信を失うわよねぇ」ニヤリ

フローレン「あ、でも丁度真ん中だけ違う番号っていうのもいいかもぉ?」カリカリ…



フローレン「数式系は難易度を高めにしておこうかしらぁ?」

フローレン「単純だけど計算回数を増やして、じわりじわりと集中力を欠かせてやれば……」

フローレン「最後のこの辺りで、絶対に計算を間違ってくれるわぁ……♪」ニヤニヤ



フローレン「穴埋め問題……あったわねぇそんなの。でも普通じゃつまらないし……」

フローレン「……こっち、いやこっちかしらぁ……?」

フローレン「……!」ピコーン!

フローレン「うん、ここがいいわぁ♪ 頭の固いお馬鹿さんはここでぐるぐる悩んで沼に嵌まりなさぁい♪」


フローレン「やぁねぇ……案外愉しいじゃない、これ」カリカリ

フローレン「私には簡単すぎるけど、お馬鹿さん達にはこれでも結構厳しいと思うわよぉ?」

フローレン「ふふ、どれだけの人数が悶えるか見物だわぁ……♪」


757 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/25(水) 23:39:53.16 ID:+Od6qqL00
すでにフラグが……
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/25(水) 23:41:33.37 ID:upieoKqaO
思っていた以上にガチのえげつない試験だこれ!?
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/25(水) 23:42:26.65 ID:tJIyHBDTO
試験問題って難しく作りすぎたり意地悪な要素入れすぎると
後で始末書書かされるんやで
760 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/25(水) 23:45:14.16 ID:h8tpVnRj0
……


フローレン「……」カリ…

フローレン「流石は私ねぇ……もう立派な試験が出来上がっちゃったわぁ……!」




フローレンテスト「……」ゴゴゴゴゴゴ!




フローレン「いくつか仕掛けは用意したけどぉ……」

フローレン「よっぽどのお馬鹿さんじゃない限り、ちゃんとある程度は点数も取れるようにしたしぃ……」

フローレン「ちゃあんと平等になるように歴史や文化の問題は入れてない……」

フローレン「ああ、私ったらなんて優しいのかしらねぇ……?」

フローレン「……」

フローレン「……愉しかったし、またやってもいいかもねぇ」

フローレン「……うん、この私を愉しませてくれたお礼に、この記述問題はやっぱり無しにしましょ」ガリガリ

フローレン「代わりに……誰もが絶対に正解できるサービス問題入れてあげるわぁ」カリカリ…







問70


『この世で最も強い男の名を記述しなさい』





フローレン「これで完璧ねぇ!」



……



――
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/25(水) 23:48:03.40 ID:+Od6qqL00
これは……誰だよ、この人に問題作らそうとした人は!?
762 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/25(水) 23:49:18.06 ID:h8tpVnRj0
――


そして……



【帝国・王城内】



フローレン「ああっ! 久々のお城だわぁ……!」

ギルバート「秘密裏に試験を行える場所が、王城しかなかったというだけの話だ」

ギルバート「試験が終われば、我らはあるべきところに戻るぞ?」

フローレン「はぁい……」

バーンズ「……しかし陛下、何故我々が先行して試験を受けるのです?」

ギルバート「……こやつが、試験に妙な小細工をしていないかを確認するためだ」

フローレン「してないわよぉ!?」ガーン!

アドルラン「お許しください母上。実際に試験として適正かどうかは、皆に受けさせる前に確認が必要なのです」

ネスト「あ、なんか不備があったら俺は遠慮なく王国と聖国に飛ぶんでお願いしますねー?」

フローレン「よ、よってたかってこんなチェックをされるだなんて心外極まりないわぁ……!」

フローレン「いいわよぉ……?」

フローレン「そんなに気になるなら、このフローレンのテスト、受けてみなさぁい!?」ダァン!

フローレン「制限時間は90分! はじめぇ!」



バサァ!



――試験開始!!!





763 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/25(水) 23:50:39.14 ID:3U+2OFr60
フローレン、その問題の答えは人によると思うんだが…
764 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/25(水) 23:54:39.27 ID:h8tpVnRj0
―――


ただいま採点中……ただいま採点中……



フローレン「……」シャッ…

フローレン「……」シュッ…

フローレン「……」シャッ…

フローレン「……」シャッ…

フローレン「……」シャッ…

フローレン「……」シャッ…

フローレン「……」シャッ…

フローレン「……」シャッ…

フローレン「……」カタ…

フローレン「……」

フローレン「…………」

フローレン「………………」ダラダラ

フローレン「……も、持っていきたくないわぁ、この答案……っ!」ブルブル…

フローレン「あ、あんなに愉しみにしてたのに、どうしてこんな……」

フローレン「で、でも……せっかく作った試験、他の子でも試したいし……」

フローレン「……」

フローレン「ああ、もうっ!」バッ!


……



フローレン「はぁいっ! お待たせぇっ!」ダァン!

フローレン「さっきの試験を、もう返却していくわねぇっ!?」グオン!


先行受験者達((な、何故荒ぶっているんだ……))



フローレン「はぁい、いくわよぉ!?」ピラ!


765 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/25(水) 23:56:44.68 ID:JFrNnrgxO
ざわざわ…
766 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/25(水) 23:59:16.52 ID:h8tpVnRj0
フローレンテスト結果
50で十分。70以上で優秀

※一部キャラは最低保証及び追加得点有

※奇数ゾロは保証補正貫通の問答無用0点

(>>723より)

1アドルラン:25<45+10(大器晩成)
=55点(なんとか半分は越えたけど、まだまだ頑張れ未来の皇帝)


――


フローレン「はぁい、アドルラン55点」

アドルラン「ぬ、ぬぅぅ……!?」ダラダラ

フローレン「……もうちょっと頑張りなさぁい?」

フローレン「一応、私の中では普通の人間なら50点越えればいいとは思っていたけどぉ……」

フローレン「あなた、これから帝国を引っ張っていくんでしょぉ?」

アドルラン「も、申し訳ありません。気を引き締め、精進致します……」ガクリ…

フローレン「……」

フローレン「……いいのよぉ?」

アドルラン「え?」

フローレン「言ったでしょう? 50点越えてればとりあえずは及第点……」

フローレン「あなたが遅咲きなのは今に始まったことじゃないしぃ?」

フローレン「あの頃みたいに、またがむしゃらに頑張ってみなさい?」

アドルラン「は、はい!」

フローレン「……」フゥ…



残り三人(50点……平均的な壁だな)




フローレン「……きえいっ!」クワッ!


一同「「!?」」ビクゥ!



767 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/26(木) 00:05:48.25 ID:FtD5+S690
――


2バーンズ:06
=6点( お い 親 衛 隊 長 ! ? 武術へのストイックさが仇になったか)

3ギルバート:55(奇数ゾロ目)

= 0 点 ( 力 さ え あ れ ば 知 識 な ど い ら ん ! ……いいえ、限度があります)


4ネスト:04
=4点( お い 斥 候 隊 長 ! ? 直感で生き抜いてきたのか?)


――




フローレン「バーンズ、6点ッ!!!」ビタァン!




バーンズ「なっ!?」ガーン!




フローレン「そしてあなたぁっ!? これ……これどういうことなのよおおぉぉぉぉぉぉ!?」バッ!!!




0点答案「……」ババーン!




ギルバート「……!?」アセアセ

フローレン「あなたが昔からよく赤点取ってたのは知ってるわよぉ!?」

フローレン「でもこれ、子供も受けるっていうから、あの頃より難易度落としているのよぉ!?」

フローレン「しかもあなたがこの問70答えられないってどういうことなのっ!?」

ギルバート「わ、我は既にアベル達に敗れ……」アセアセ

フローレン「一対一であなたに敵う男なんているわけないでしょぉ!?」

ネスト「ま、まぁまぁ落ちつ――」



フローレン「ネストォ! あなたも似たような4点よぉ!!!」バシィン!

ネスト「」





フローレン「――今頃になって帝国の大問題発見ってどういうことよおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!?」




――

768 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/26(木) 00:08:19.23 ID:0hf0yHj/O
パパンさあ……
草生え散らかすわこんなん
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/26(木) 00:08:35.04 ID:3xMzQOPg0
A:あなたが作った問題が悪い
770 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/26(木) 00:10:55.54 ID:FtD5+S690
開幕から悲惨な点数が乱舞したあたりで今日はここまで
……ギルバート、おまけに入ってから奇数ゾロ目の被弾率高過ぎませんかね?
これ以上にやばいのは、次の奇数ゾロの人なんですけどね……(白目)

本日もありがとうございました!
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/26(木) 00:13:50.08 ID:4EFw9fKAO
乙
大惨事だなぁ…
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/26(木) 00:15:57.16 ID:HEw37IXS0
乙です!
これは笑うしかないww
次の奇数ゾロ誰なんだ…
773 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/26(木) 00:17:59.47 ID:3xMzQOPg0
乙
またカインが引っかかったか?
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/26(木) 00:18:18.14 ID:XGQP8uQ+O
おつおつ
流石のフローレンも夫が0点とっちゃ楽しめないわな……
てかこのパパンよりやばいってそれ本当にヤバすぎない?
775 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/26(木) 23:30:09.45 ID:FtD5+S690
こんばんはー
それではゆっくりですが試験結果を公開していきます
776 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/26(木) 23:34:06.87 ID:FtD5+S690
――

……


ギルバート「……」セイザ

バーンズ「……」セイザ

ネスト「……」セイザ

ネスト(殿下、これ真面目にやばい難敵ですよ……)

ネスト(どうかご武運を……!)



フローレン「ああ、頭が痛いわぁ……」

アドルラン「まさか、こんな結果になるとは……」

フローレン「こんなの誰にもわかるわけないでしょぉ!?」

フローレン「それは、確かに意地悪な問題も作ったけどぉ……」アセアセ

フローレン「アドルランが半分以上は取れてるわけだし、私だけのせいってわけでもないわよねぇ?」

アドルラン「は、はい。やはり、途中の難題に時間を費やし過ぎてしまったものかと……」

フローレン「はぁ……」

フローレン「よく考えなさいよぉ。問題は全部で70問。そして満点は100よぉ?」

フローレン「どれだけ配点が高くとも、簡単な問題2〜3問と同じ価値しかないわぁ」

フローレン「時には切り捨てるって決断、大事なのにねぇ……」

アドルラン「……肝に銘じます」

フローレン「とりあえず、あの人達のことは後で考えるとして……」

フローレン「残りは、もうまとめて一つの部屋でやっちゃうわねぇ」

フローレン(あの人すらこんな有様だったんだもの……)

フローレン(ノワールが失敗する可能性も高いからねぇ……!)

フローレン「もう覚悟は決めた……というより、もう怖いものなんてないわよぉ!」

フローレン「さぁアドルラン、いよいよ試験本番、哀れな受験者達を集めなさぁい!」

アドルラン「はっ!」


……

――
777 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/26(木) 23:34:52.51 ID:FtD5+S690
――

【帝国・大会場】


ザワザワ…


カイン「まさか、兄さんがこんなことを企画していただなんてね」

カイン「僕にも声をかけてくれてよかったのに」

エメリナ「カ、カイン様はまた別のお仕事がありましたし……」

カイン「ふふん、まあ僕の実力を見せつけるいい機会かな?」

アベル「カイン兄様、油断はできません。何しろあのフローレン作の試験」

アベル「一体、どのような罠があるか……」

エリス「た、たとえどんな罠があろうと、切り崩してみせます!」ブルブル

ヒバリ「震えてるけど大丈夫エリス……?」

ルーシェ「アドルラン様の話、だと、かなり難しいみたい、です……」

アドルラン「ああ。試験前のお前達の助けになっても不味いから、具体的なことは言えないが……」

アドルラン「一筋縄ではいかない、とだけは言っておこう」

キアラ「……」ドキドキ

フィーア「き、緊張します……!?」ドキドキ

ローズ「ううん、アドルラン様が苦戦する程の試験……天使達には早すぎないかしら?」

カイン「ふふ、問題ないよ。兄さんやアベルにキアラ達が失敗しても、この僕がいるからね」

カイン「肉体労働はともかく、こういった頭脳戦なら僕の十八番。帝国に負けは無いさ」



ザッ!



スカーレット「あら、それは聞き捨てなりませんわね?」バッ!

クラウス「私も、戦闘よりはまだ勉学の方が得意だ。今日は、頑張らせて貰おう」

778 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/26(木) 23:40:09.66 ID:FtD5+S690
アベル「まさか本当に、クラウス王にスカーレット将軍まで……」

アベル「試験を受けに帝国まで御足労頂いたのは申し訳ないのですが、王国の方は……」

スカーレット「大丈夫。他の将とワタクシの優秀な部下がいますもの」

スカーレット「今回の試験は、陛下も常日頃より頭を悩ませてきた王国の教育事情に一石を投じるもの……」

スカーレット「王国の将として、貴族として、受けざるを得ませんわ!」

クラウス「そういうことだ。今日は同じ受験者として、皆どうかよろしく頼む」ペコリ

スミレ「ク、クラウス様。そこまでかしこまる必要はないかと……」アセアセ

アイナ「皇族や王族の方に混じって、私達みたいなメイドも一緒にって結構すごいよね?」

ロウル「帝国だけならばともかく、今回は事情が全然違いますからね。流石に緊張します」

パトラ「ええ……ですが、この抜き打ち試験。今から対策の取りようもありませんからね」

アーシャ「ここは落ち着いて肩の力を抜いて、普段通りにするのが一番だと思いますよ?」

マックス「……」ガタガタブルブル

マックス(うおああぁぁ……聖国の教会より緊張するんだけどおぉぉぉ!?)

マックス(なんだよこれ、試験ってこんな緊張するものかぁ!?)

マークス「はっはっはっ! 震えているぞマックス君! 大丈夫、君ならばできる!」ムキィ!

マークス「不安ならば、私が隣りの席で見守ろうではないか!」グッ!

ティア「あ、あの、マークス神父? それは下手をすると不正行為になってしまうかと……」アセアセ

シア「大丈夫ですよ〜。そんなずるいことをしなくても、簡単な試験だと聞きましたよ〜?」

ノワール「……油断は、できませんよ?」

ノワール(わざわざ私まで招く以上……きっと一部に難問があるはず)

ノワール「……」

ノワール(ど、どうしよう……昔から暗技ばかりで、ちゃんとした勉強そんなにしてないし……)ブルブル…






アルフ「ふふ、皆が緊張しているな……」

アルフ「なるほど、聖国では味わえぬ空気ではある」

アルフ「だが私とて智将と呼ばれた身。魔女の試験を打ち倒してみせよう」

リーナ「ええ! 私と兄上がいる以上、聖国にこそ負けはありえませんわ!」

リーナ「そ、それに……」

リーナ「やっぱり、沢山のお友達と同じ話題を共有するのって……いいものですの///」

アルフ「……そうだな」


779 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/26(木) 23:41:26.07 ID:FtD5+S690
ザワザワ…




フローレン「――集まったようねぇ?」



一同「「!!!」」



フローレン「それじゃあ、下らない前置きなんていらないわぁ……!」

フローレン「……」

フローレン「――私のせいじゃないって、証明してちょうだぁい!」シュバ!


フローレン「問題は全部で70問よぉ!? 制限時間は90分!」

フローレン「終わったら、私がすぐに採点してあげるから大人しくしてなさぁい!?」



フローレン「――始めぇ!」






――試験開始!!!





780 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/26(木) 23:43:44.60 ID:FtD5+S690
―――


ただいま採点中……ただいま採点中……


……



フローレン「……」シャッ…

フローレン「……」シュッ…

フローレン「……」シャッ…



フローレン「……」シャッ…

フローレン「……」シャッ…

フローレン「……」シャッ…


フローレン「……」シュッ…

フローレン「……」シュッ…

フローレン「……」シュッ…

フローレン「あら、この答案……誰のかしらぁ?」ペラ…

フローレン「……!!」

フローレン「……そう」



……


フローレン(流石に、それなりの量があった)

フローレン(とりあえず、私の中で色々な感情が渦巻いたのは確かだけどぉ……)

フローレン(これは、うん……避けられない道ってやつねぇ……)ハァ…



……
781 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/26(木) 23:44:46.94 ID:FtD5+S690
――運命の結果発表!――



ザワザワ…



フローレン「はぁい、お待たせ」ドサ!

一同「「!!」」

フローレン「……採点、終わったわぁ」ユラリ…

フローレン「今から」

フローレン「今から、この私がこの場で、名前と点数を暴露していってあげるぅ……」ゴゴゴゴゴ…

アドルラン(は、母上のあの気配……)

アドルラン(まさか、私達の時以上の参事が……!?)ドキドキ





フローレン「――容赦はしないわぁ! まずはこの二人からまとめて発表ぉ!」バッサァ!




一同「「こ、これは!?」」





――
782 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/26(木) 23:48:06.82 ID:FtD5+S690
――


5クラウス:16<25+10(勤勉な国王)
=35点(まだまだ未熟な若き王だもの。これからに期待……いやもう一声!?)

6スカーレット:25<35+10(最上級貴族)
=45点(試験中に性欲が高まったか? 王国が誇る貴族も今回は完敗)


――



フローレン「はぁい、王国のお二人さんの答案でぇす!」ダン!

フローレン「国王様は35点っ! 将軍様は45点っ!」


フローレン「――王国が誇る国王様と大貴族様はぁ、半分の点数もとれませんでしたぁ!」ダァン!



クラウス「なっ……」ガクゼン

スカーレット「そ、そんな! このようなことが……!?」ワナワナ…



ザワザワ


マックス「そ、そんな……嘘だろ!?」

パトラ「陛下とあのスカーレット将軍が敗れるだなんて……信じられない」


ザワザワ

ザワザワ


リーナ「こ、これは予想外ですの……」

アルフ「……王国の最上位陣がこのような結末を迎えるとは、私にも見抜けなかった」

アルフ(……アドルラン、一応聞いておきたいのだが。そちらの点数は?)コソコソ

アドルラン(恥ずかしながら、私は55点。スカーレット将軍達とさほど大きな差があるわけではない)コソコソ

アルフ(いや、たとえ1点であっても、帝国は王国を学力で打ち負かしたということになるぞ)

リーナ(これは、我ら聖国も油断できませんの……!)



フローレン「……答案を見る限りぃ? 国王様は真っ直ぐに正直過ぎてきれーいにこっちの仕掛けた問題にかかってくれたみたいねぇ」

フローレン「将軍様は……これ、私も経験あるけど途中で飽きてなぁい?」

スカーレット「当然ですわ! 進めど進めど、どこにも夜の体位――」

クラウス「スカーレット将軍っ! 帰国後に私と猛勉強っ!!!」ビシ!

スカーレット「は、はい陛下ぁっ!?」

フローレン「うん……本当にそれをおすすめするわぁ……次、頑張ってねぇ」

フローレン「……で、これはまだいいのよぉ。今回の一番の問題児……」

フローレン「私の胃が持たないから、もう発表しちゃうわぁ!」バッ!


フローレン「――この二人よぉっ!」バァン!


783 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/26(木) 23:52:15.31 ID:FtD5+S690
――



7アルフ:33(奇数ゾロ目)

= 0 点 ( お い 聖 王 代 理 ィ ! ? 智将とはなんだったのか?)

8リーナ:09<25+10(生まれ持っての秀才)
=35点(どんな知識も、使わなければ錆びつく。 隣の席に巨乳が座ったのかもしれない)



――




0点答案「……」ズギャアアアアン!

35点答案「……」ズドーン!






一同「「え゛っ!?」」






アルフ「ば……ばかなああああぁぁぁぁぁああああぁぁぁぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?」ゴパァ!



マックス「アルフさんの喉が割けたぁ!?」ビクゥ!

シア「ひえええええぇぇぇ〜!? 回復、回復ですよ〜!?」パアァ!



リーナ「あ……ありえませんのおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!? 神、神よぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」グルグル




ロウル「うっそでしょうお二人ともぉ……」

ロウル「あ、あれだけ賢い雰囲気出してたじゃないですか!?」

ロウル「いや、リーナさんはまだぎりぎりわかりますよ? クラウス様達すらああなったわけですからね!?」

アドルラン「あ、ああ……ど、どうしたんだアルフ、君らしくもない……」

カイン「……その眼鏡は飾りなのかい聖国兄妹?」

アルフ「」サラサラ…

リーナ「」サラサラ…

ティア「ああっ!? お二人が聖王様のように真っ白に!?」ワタワタ




784 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/26(木) 23:54:46.99 ID:4EFw9fKAO
これは予想外な人物だな
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/26(木) 23:55:21.50 ID:XGQP8uQ+O
これはシュタイナー号泣不可避
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/26(木) 23:58:01.88 ID:HEw37IXS0
完全に予想外だわww
787 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/27(金) 00:01:25.37 ID:Ytm+D4vy0
フローレン「はぁい、ちゅうもぉく……」パンパン!



一同「「!?」」ビク!



フローレン「そこのお馬鹿眼鏡二人……特に自称智将には言ってやらないと気が済まないことあるんだけどぉ……」

リーナ「」

アルフ「」

フローレン「その前に、この私から重要なお知らせがあるわぁ……」

フローレン「本当に……ほんっとぉに嫌なんだけどぉ……」

フローレン「私でもわかるわぁ……これは、目を背けちゃいけない現実……」ユラリ…



フローレン「はい、これみなさぁい!」バァァン!




王国国王クラウス:35点

帝国元皇帝ギルバート:0点

聖国聖王弟アルフォンス:0点

聖国聖王妹エカチェリーナ:35点






フローレン「……」スウウゥゥ…





フローレン「 こ ん の お 馬 鹿 さ ん 達 ぃ ! ! ! 」ビリビリ!




フローレン「馬鹿なのぉ!? ねえあなた達本当に馬鹿なのぉ!? わかってるぅ!?」





フローレン「――これもう帝国どころか、世界全体の未曾有の大問題って、自覚あるうぅぅぅぅぅ!?」





フローレン「上がこんなんじゃ、そりゃ下の教育も大変になるわけよねぇ!?」ビターン!

一同「「」」ガタガタ

フローレン「はぁはぁ……」


フローレン(これ、本格的に私が動かないとまずいんじゃないかしらぁ……)ブルブル…



――

※世界の惨状に、流石の享楽の魔女も危機感を覚えました

――
788 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/03/27(金) 00:04:11.21 ID:fnwzPV7YO
何だろう、お馬鹿さんってセリフのせいかフローレンのCVが田中理恵で再生されるようになってきた
789 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/27(金) 00:05:06.82 ID:Ytm+D4vy0
大惨事の公開が済んだあたりで、今日はここまで
……なんでほのぼのおまけの予定が、補正値持ちの最上位陣二人を綺麗に奇数ゾロでぶち抜かれるのか?
頼みのクラウスとリーナも最低保証で、いつのまにか世界の深刻な問題が浮き彫りになってしまいました
なお、この問題はこの後より大変なことになります(白目)

本日もありがとうございました!
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/27(金) 00:07:23.95 ID:AQLvvnpvO
乙
混沌としてるなぁ
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/27(金) 00:10:32.06 ID:QNio6MiNO
おつおつ
パパンはともかく、アルフォンスはほんと一体何があったんだ……
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/27(金) 00:18:28.14 ID:G3D2CBu60
乙
一体何があったんだ…
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/27(金) 00:24:48.95 ID:AQLvvnpvO
長い戦乱のせいで学力は二の次になっていたのもあるだろうか
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/27(金) 00:32:32.18 ID:fBpnZZjx0
大問題じゃねえか国の上がおばかで逆に市民の方が賢いとか………うん考えるとヤバイから察しなかった事にしよう(白目)
795 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/27(金) 03:49:14.17 ID:Bb4Uf9ldO
乙です
各国トップ陣はフローレンの罠に面白い位にハマったとしか思えんな
そういう意味ではようやくフローレンが本来の実力を発揮したとも言えるような
796 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/27(金) 23:37:35.53 ID:Ytm+D4vy0
こんばんはー
それではまた少しづつですが再開です
797 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/27(金) 23:38:17.67 ID:Ytm+D4vy0
――

……


フローレン「……少し落ち着いたわぁ」フゥ…

フローレン「まったく、あの人といいこのお馬鹿さん達といい……」

フローレン「帝国は力があれば良かったからともかく、あなた達の国は違ったんでしょぉ!?」

フローレン「予想以上に酷くて、この私すら国民に結果をばら撒くのを止めようって思うレベルよぉ?」

リーナ「な、なんて恐ろしい……」ブルブル

リーナ「だ、だいたい戦争が悪いんですの! 最近はそれであまり……」アセアセ

フローレン「しばらく膠着状態だった筈だけどねぇ……」

フローレン「まぁ、その言い分も少しはわかるわよぉ?」

フローレン「凡才は、時間が空くとすぐに忘れちゃうものねぇ?」

リーナ「くぅ、酷い点数で言い返せませんの……」

フローレン「ふふん、わかっててこっちも仕掛けたけど、やっぱりムキになりやすいお馬鹿さん多いのよねぇ」

フローレン「なかなか解けなくて焦れば、それは後々にも響くのよぉ?」

フローレン「そして後の問題も、そういった焦ったお馬鹿さんが引っかかりやすいようにしたけど……」

フローレン「ほんっと……面白いくらいに引っかかってくれてびっくりよぉ……」トオイメ

フローレン「やっぱり私天才ねぇ……自分の才能が怖いわぁ……」トオイメ

リーナ(自慢をしているのに、目が死んでいますの……)

ロウル「ま、まあ確かにリーナさんは、一度こうと決めたら突っ走る性格ですもんね」

アドルラン「アルフも、一途な性格だからなぁ」

シア「やっぱり、ご兄妹なんですね〜」

フローレン「……」



798 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/27(金) 23:38:53.80 ID:Ytm+D4vy0
フローレン「……違うわよぉ?」

一同「「え?」」

フローレン「こっちの妹さんとそっちの駄眼鏡を一緒にするのは、同じお馬鹿さんでも酷ってものよぉ?」

リーナ「だ、駄眼鏡って……私と兄上に、そこまでの差がありますの?」

リーナ「正直、私も今かなり辱められている状況ですの……」

クラウス「安心して欲しい。私達もだ」

スカーレット「やはり、70点は越えたかったですわ……」

アドルラン「ええ。しかし言われてみるとやはり……」

ティア「アルフォンス様が、まったくの無得点だなんて……信じられません」

アーシャ「択一式の問題もありましたし、むしろ0は狙っても中々……?」

アルフ「」

リーナ「兄上はまだ帰って来ませんの……」

フローレン「……0点の理由は、すごく単純よぉ」

フローレン「ほら、この恥ずかしい答案をよぉく見てみなさぁい?」ピラ








氏名『アルフォート』







一同「「」」

アルフ「」





フローレン「――試験で自分の名前を書き間違える、とんっでもないお馬鹿さんなのよぉぉぉぉぉ!」ビターン!

フローレン「他がどれだけあってようが、始まる前からこんなのありえないのよぉ!」

フローレン「消去法であなたの答案ってわかったのよぉ!? 何か言いたいことあるかしらぁ!?」クワッ!

アルフ「わ、私はしばらくその偽名が馴染み過ぎて……」カタカタ

フローレン「妹はちゃんと書いてるんだから、その言い訳は通用しないわよぉ!」

フローレン「神様とやらを気にする前に、その残念な頭を気にしなさぁい!」

アルフ「」

アルフ「」

アルフ「」サラサラ…

リーナ「兄上……流石にこれは擁護できませんの……」シクシク

アベル「偽名を名乗らせて悪かったな……」ポン…

アルフ「」



……


――
799 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/27(金) 23:39:30.34 ID:Ytm+D4vy0
――


アルフ「」

フローレン「はぁ……」

フローレン「とりあえず、まだ言いたいことある人残ってるからそろそろ次ねぇ……」

リーナ(おそらく、兄上以上の人はもういないとは思いますの……)


ザワザワ


カイン「やれやれ……こんな衝撃の後じゃ、何を聞かされてもみんな霞んじゃうんじゃないか?」

アドルラン「そういうなカイン。誰にでも間違えることはあるのだからな?」

カイン「問題で間違えるならともかく、名前を間違えるって……」

アベル「やはり俺が間接的な原因なのではないだろうか……」


ザワザワ


フローレン「さて、次は……」ピラ

フローレン「……」

フローレン「はい、これも二人まとめて晒すわぁ」

フローレン「よぉく見なさいなぁ!」バッ!



一同「「!?」」





800 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/27(金) 23:43:51.50 ID:Ytm+D4vy0
――


9カイン:08<25+10(インテリお兄ちゃん)
=35点(どうした第二皇子。平和になってから頭の切れも鈍ってしまったのか!?)

10エメリナ:13
=13点(主従揃って撃沈。夜のお勉強を重点的にし過ぎたかも……?)


――




カイン「がぁっ!?」ビシャア!

エメリナ「ひぇっ!?」ガーン!


フローレン「――カインンンンンンンンッッッ!」グオングオン!

フローレン「ぬぁぁぁんでぇああなたまでっ、やらかしてくれてるのよおおおぉぉぉぉぉぉ!?」ビターン!

フローレン「お母さん普通に悲しいわよこれえええぇぇぇぇぇぇぇ!?」

フローレン「あなた昔からそうよねぇ!? ちゃんと最後の詰めをしっかりしないからこうなるのぉ!」ダンダン!

アドルラン「ああ、またカインの悪い癖が出たのか勿体ない……」

フローレン「あとエメリナァ!? あなたはふっつーに間違いが多いのぉ!」

エメリナ「も、申し訳ありませんんんっ!?」ビックゥ!

フローレン「妙に難易度高めの問題は解けているあたり、背伸びした勉強してたんじゃないかしらぁ?」

フローレン「いいかしらぁ? 難しい問題解ければ頭いいって考えるその思考こそが、お馬鹿さんの証明だからねぇ!?」

フローレン「身の丈にあった勉強から始めなさいっ! わかったぁ!?」

エメリナ「は、はいっ!?」ビシ!

カイン「」ビクンビクン

フローレン「カインも、成長したと思ったらこれって……」

フローレン「もう本当に、あなたは落ち着いて問題解いてちょうだいよぉ……」ハァー…

カイン「」ビクンビクン

パトラ「あの、先程からカイン皇子痙攣しているのですが……」

アベル「だ、大丈夫だとは思うが……」

アドルラン「う、うむ。カインのことだ。いつかはこのショックを乗り越えて、きっと猛勉強して帰ってくるさ」

フローレン「本当に切にそう願うわぁ……」

エメリナ「が、頑張りましょうカイン様……?」

カイン「」ビクンビクン

エメリナ「カイン様ぁ!?」

リーナ「気持ちがすっごくよくわかりますの……」




801 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/27(金) 23:48:29.58 ID:877attWSO
今回のやり取り
全部うすた京介の作画で再生される
802 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/27(金) 23:49:35.27 ID:Ytm+D4vy0
――


クラウス:35点
リーナ:35点
カイン:35点



フローレン「わぁすごい! 三国の上の人達が綺麗に同じ点数になっちゃったわぁ!」ビターン!

クラウス「……リーナ王女、申し訳ないが少し答案を見せていただけないだろうか?」コソコソ

リーナ「わかりましたの……」サッ

クラウス「私のはこれだ。……む、ほぼ正答箇所は同じなのか……」

カイン「」ビクンビクン

リーナ「……失礼しますの」サッ

リーナ「……カインもですわ。道理で点数が重なるわけですの」

クラウス「これが魔女フローレンの試験……」ゴクリ…

クラウス「我々は、見事なまでに彼女の試験に踊らされているということか……」

リーナ「悔しいですけど、その通りですの……」

フローレン「あーはっはっは! 見事に嵌ってくれて嬉しいわぁ!」

フローレン「……ごめんなさぁい、そう笑い飛ばしたいのに、笑えないのよぉ……」

フローレン「変ねぇ、愉しい時間のはずなのに凄く頭が痛いのよぉ……」トオイメ


クラウス&リーナ「「本当に申し訳ありませんでした!」」


フローレン「もういいわぁ……あの人と駄眼鏡はもっと凄いんですものぉ……」

フローレン「……」

フローレン「それじゃあ、気を取り直して次……」ピラ…

フローレン「……あなた達、ショックで死ぬんじゃないわよぉ?」



一同「「えっ!?」」



フローレン「次はこの二人っ!」バッ!




803 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/27(金) 23:56:42.91 ID:Ytm+D4vy0
――

11ローズ:17<25+10(帝国メイド長)
=35点( お い メ イ ド 長 ! ? 見事にフローレンの罠にかかってしまったようです)

12フィーア:25<79+5(ローズ教育)
=84点(14歳にしてこの高得点。親代わりとお姉ちゃんの教育の賜物です)


――


フローレン「はい、また出たわね35点、ローズ!」バシン!


ローズ「いやあああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?」


アイナ「た、大変ローズさんの雄の部分が出ちゃってるよ!?」

スミレ「いや……これは無理もないですよ!?」


ザワザワ


アベル「馬鹿な、あのローズさんが!?」

エリス「何かの謀なのでは……!?」

ルーシェ「……」ガタガタ

エメリナ「や、やっぱり今回の試験が凄く難しいんじゃ……?」





フローレン「――そしてフィーア、84点」


フィーア「え?」

一同「「え?」」


フローレン「よく頑張ったわぁ……」

フローレン「正直、あなたの年齢を考えればもっと低いと思ってたんだけどぉ……」

フローレン「――この結果を見て、何か言うことはあるかしらねぇお馬鹿さん達ィ!?」グリン




クラウス「……私は玉座から降りた方がいいのではなかろうか」ガクーン

スカーレット「……明日だけ、兵士を搾り取るのを我慢しますわ……」ガクーン

リーナ「お友達が……お友達が遠のいていきますのぉ……」ガクーン

アルフ「」サラサラ…

カイン「」サラサラ…




ローズ「――もう、思い残すことはないワ」ガクリ

アイナ「わぁ、駄目駄目ローズさん!?」ワタワタ

スミレ「死んじゃ駄目です!?」ワタワタ

フィーア「わ、私が……カイン兄様達よりも……?」

フローレン「ええ、そうよぉ? これで年齢を理由に点数に言い訳もできないわねぇ」

フローレン「……」

フローレン「…………」

フローレン「………………そして」

804 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/28(土) 00:01:07.71 ID:n6Le4uZM0
――


13キアラ:25<97+5(ローズ教育)

= 1 0 0 点 (本を読み続けた日々は無駄では無かった。聡明なる第一皇女ここに降臨!)


――




フローレン「……キアラ」

キアラ「は、はい!?」ビクン!







フローレン「あなたは――100点。満点よぉ」

キアラ「え!?」




一同「「!?」」



ローズ「」ファー…

アイナ「ローズさぁん!?」

スミレ「も、戻ってきてください!?」ユサユサ



フローレン「……」

キアラ「わ、私が……本当に?」

フローレン「……ええ」

フローレン「あの人や他国の長にも容赦なく採点してる私よぉ? 間違いはないわぁ」

フローレン「とはいえ……」

フローレン「これは、0点や35点とかは酷いけど……それでも、容易には点を取れない仕掛けをいくつも用意してあるの」

フローレン「それをあなた、どうやって……」

キアラ「……」




805 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/28(土) 00:03:00.66 ID:Kzs9WOO60
キアラはコンマ神の寵愛を受けすぎなのでは?(適当)
806 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/28(土) 00:08:36.66 ID:n6Le4uZM0
キアラ「……だって、この問題。すごく懐かしかったから……」

フローレン「え……?」

キアラ「お母様は、もう覚えていないかもしれないけど……」

キアラ「昔、ローズさんがお母様に抗議したことがあったんですよ?」

キアラ「たまには、母親のあなたもこの子達の面倒を見るべきヨ!って」

キアラ「そうしたらお母様、あの日は私のお勉強を見てくれて……」

キアラ「そして最後に、こうやって試験を作ってくれた」

キアラ「……あの時は、本当に全然できなくて」

キアラ「お母様に、こんな問題も解けないなんて、本当に駄目な子ねって、怒られちゃって……」

フローレン「……!」

キアラ「だから、お母様に怒られた後だけど……ちゃんと、お勉強し直したんです」

キアラ「もしまたいつか……」

キアラ「お母様が気まぐれでもいいから、また私のお勉強を見てくれた時に……」

キアラ「がっかりしてほしくなかったから……」

フローレン「……そう」

フローレン「私は、言われても思い出せないっていうのにねぇ……」

キアラ「……」

フローレン「……嫌がらせを真に受けて、本当に馬鹿な子ねぇ」

フローレン「……」

フローレン「……でも」

フローレン「この結果は……認めざるをえないわねぇ……」フゥ…








フローレン「――よく頑張ったわね、キアラ」



フローレン「――それでこそ……私の娘よぉ……」フイッ…



キアラ「お、お母……様……」ポロッ…



フローレン「……っ」


フローレン「はい! 次々ぃ! 次のお馬鹿さんの発表に移るわよぉ!」



807 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/28(土) 00:13:01.82 ID:n6Le4uZM0
妹ズの公開まで済んだあたりで今日はここまで

14歳と17歳の皇女に惨敗する各国上位陣とメイド長の図です(白目)

本当に妹組はコンマに恵まれていますね……
なお、実は今回は数々の予想外の結果により、判定総数が27ではなくEXの判定も拾っています(大体アルフのせい)
それも相まって、若干名にはまだ苦難が待っています(白目)

本日もありがとうございました!
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/28(土) 00:14:52.37 ID:+QCjAN0AO
乙
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/28(土) 00:16:25.92 ID:9NdbaMAV0
乙です!
妹組のコンマ運ww
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/28(土) 00:19:42.19 ID:ouyWieGF0
乙
実は帝国皇族きょうだいの中ではキアラが総合力ではトップ?
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/28(土) 00:43:58.33 ID:1We0TXKfO
おつおつ。邪険にされてもめげずに頑張って実を結ぶとかキアラまじ大天使
ローズさんまで餌食になったのは驚きだが、大人って逆に簡単な試験を難しく考えちゃう時あるしね
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/28(土) 05:00:52.68 ID:9ItiYghm0
おつです
着々とキアラとフローレンの溝を埋めていくコンマ神
そこにシビれる憧れるゥ
813 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/29(日) 23:38:48.44 ID:7Y/h5FIP0
こんばんはー
間が空いてしまいましたが、EX判定前まで進んでいきたいと思います
814 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/29(日) 23:39:41.98 ID:7Y/h5FIP0
――

14アイナ:49
=49点(惜しい、あともう一点欲しかった。でもローズさんに勝っちゃった!?)

15スミレ:37
=37点(元々貧しい王国民。学校へは通えず勉強も……あれ? クラウス様!?)

――


フローレン「はい、アイナ49点にスミレ37てぇん!」バッ!


アイナ「ひやああああぁぁぁぁぁ!? せ、せめてあと一点欲しかったよぉぉぉ!?」ガクブル

スミレ「くっ! 空欄が多かった以上、覚悟はしていたつもりだけどこれは酷い……」ガクッ…

フローレン「そうねぇ……」フゥ…

フローレン「一応あなた達、キアラとフィーアのお付きなんでしょぉ?」

フローレン「もし何か質問された時とか、答えられるのぉ?」

フローレン「キアラにもフィーアにも、点数相当負けてるわねぇ?」

アイナ「うぅ、返す言葉もございません……」ショボン…

スミレ「……ボクは自分が情けないです。やはり、今は武芸よりも勉学の方が……」




アイナ&スミレ「「……あれ?」」




ローズ「」サラサラ…

クラウス「」サラサラ…



フィーア「ああっ!? ローズさんとクラウス様まで真っ白に!?」ワタワタ

キアラ「も、戻ってきてください!?」ワタワタ



カイン「ぐはぁっ!」ビチャ!

リーナ「神よぉっ!」ガクーン!


アドルラン「いかん、こっちにもダメージが入ったぞ!?」

アベル「キアラとフィーアは凄まじかったが、落ち込んでいるメイド二人を更に下回ったわけだからな……」

フローレン「そうなのよぉ。キアラ達の後だから霞んじゃってるかもしれないけどぉ……」

フローレン「この子達、見事に引っかかってくれたローズや国王様よりも正解はしてるのよねぇ」


アイナ「ご、ごめんなさいローズさん!?」オロオロ

スミレ「ああ、ボクは一体どちらの意味で謝れば!?」オロオロ


フローレン「まぁ、キアラとフィーアはあの点数だしぃ? あなた達は身の丈にあった勉強頑張りなさぁい?」

フローレン「さてさてぇ、次の結果はぁ……」ペラ…

815 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/29(日) 23:40:25.68 ID:7Y/h5FIP0
――

16ヒバリ:25<71+10(帝国名門)
=81点(蘇ったアドルランとのかつての勉強の日々。しっかり点数を取る名門貴族は伊達ではない)

17ルーシェ:04
=4点( 頑 張 れ な か っ た ! ? 難問につまずいて混乱したのが不味かった)

――


フローレン「ん、これはなかなかいい点数ねぇ。ヒバリ81点よぉ」サッ

ヒバリ「ありがとうございます。ん、あー……やっぱりここら辺落としてたかぁ……」

ヒバリ「昔アドルランによく勉強教えてたけど、忘れちゃった箇所も多いわね」

フローレン「ふぅん、それでもアドルランよりはだいぶ上よぉ?」

アドルラン「め、面目ないヒバリ……」

ヒバリ「いいっていいって。アドルランだってずっと色々忙しかったんだしさ」

ヒバリ「私も思っていたより正解できてなかったし、これを機にまたアドルランと一緒に勉強するのも悪くないかな///」

アドルラン「そ、そうか。それはありがたい///」

フローレン「ま、あなたには程々に賢い子から教えて貰った方が理解は早いかもねぇ?」

フローレン「……で。ヒバリはよかったんだけど問題はこっちよぉ?」ピラ


4点答案「……」ドドーン!


ルーシェ「はうっ!?」ダラダラ…


ヒバリ「ああー……ルーシェ、やっぱり……」

アドルラン「だ、大丈夫かルーシェ!?」ワタワタ

フローレン「もう本人も隣に座っていたあなたも悟っているだろうけどぉ……」

フローレン「この子は最初の引っかけ問題に、面白いくらいに嵌まってくれたみたいねぇ?」

ルーシェ「だ、だって、最初の方なのに、いきなり解けなくて、頭が、ぐるぐるして……」

ヒバリ「うん、試験中に無言で凄く焦ってるルーシェが目に入ったから、わかってはいたよ」ポン

アドルラン「ルーシェは真面目できっちりした子だからな。問題もきっちり順に解きたかったんだろう」ナデナデ

ヒバリ「ルーシェなら大丈夫。一緒に頑張ろうよ、ね?」

ルーシェ「ヒバリさん……アドルラン様……!」ジーン…!


816 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/29(日) 23:46:18.69 ID:7Y/h5FIP0
フローレン「……ま、この子は特に嵌っちゃったみたいだしねぇ……」

フローレン「後ろの問題が正解していたかどうかわからないし、可能性はあるのかしらねぇ?」



フローレン「――でも、あなたも今回は低点数なのは間違いない」

フローレン「――だから、駄眼鏡さん筆頭にこの後は結構な地獄を見ちゃうかもねぇ?」


ルーシェ「!?」ガタガタ

ローズ「お、落ち着くのよルーシェちゃん!」バッ!

リーナ「あの言い方だと、多分私達も含まれていますの!」バッ!

クラウス「辛い現実だが……我々は、一人ではないぞ!」バッ!

カイン「ふっ……この僕も、力を貸してあげてもいいんだよ?」バッ!

エメリナ「は、はい! 私もお手伝いします!」バッ!

アルフ「……」ガタガタ

リーナ「兄上はいい加減に帰ってきてほしいんですのっ!?」

アイナ「うぅ、私も多分地獄を見ちゃう側だよね……」ガクリ

スミレ「いえ、アイナさんは惜しかったじゃないですか。ボクの方が覚悟を決めるべきです」


フローレン「……まぁ、先に地獄を味わったのは私の方なんだけどねぇ……」ボソリ…

ルーシェ「?」

フローレン「……」

フローレン「……」ハァ…

フローレン「さーて、ここまで結構なお馬鹿さんが見つかったけどぉ……」

フローレン「もう気がついているわよねぇ……?」チラ…

アベル「……」

ノワール「……」

フローレン「ここまでは、各国の上層部やその側近達……」

フローレン「恵まれた教育環境にいたと言える、そんな人達の結果発表だったわけねぇ」

フローレン「そしてここからは……王城から追い出されたアベル達のばぁん……」

アベル「……なんとなく、察してはいたがやはりか」

フローレン「寂れた城塞なんかに籠って、ろくに勉強もしてなかったであろう……」

フローレン「お馬鹿さんと思われる人たちの発表よおおおぉおおぉぉぉぉぉぉ!」



フローレン「――括目して、現実というものを受け止めなさぁい!」ダァン!



一同「「!?」」


817 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/29(日) 23:47:02.13 ID:7Y/h5FIP0
――

18アベル:25<94+5(野心の為の修練)
=99点( 詰 め が 甘 か っ た ! でもほぼ全問正解のとても優秀な成績です)

19エリス:90
=90点(取った本人も驚く高得点。努力家な彼女はお勉強もちゃんとしていたようです)

――


フローレン「……っ、アベル99点!!! エリス90点よぉ!!!」ビッターン!!!


アベル「ぐっ……!?」

エリス「え? わ、私がですか!?」

カイン「ごぼぁ!?」ショック!

エメリナ「カイン様ぁ!?」

フィーア「す、すごい!? アベル兄様もエリス姉様もすごいです!?」ピョンピョン!

フローレン「どーーーーーいうことよこれぇ!?」

フローレン「まぁ? アベルはこの点数で察せるとは思うけどぉ?」

フローレン「キアラと違ってぇ? ここの計算式を間違えているからぁ?」

フローレン「――最後が甘い、お馬鹿さんってぇことに違いはないかもしれないけどねぇ……?」ニヤリ…

アベル「あっ!? く、そ……確か、前も似たような間違いをした記憶があるぞ……不覚!」ガク…

アドルラン「いやいや、素晴らしいぞアベル!」パチパチ!

ヒバリ「う、うん。キアラ様も凄いけど、あの数々の嫌な問題を一つしか落とさないって凄いよ?」

ルーシェ「エリスさん、も、凄いです……!?」キラキラ

アベル「そ、そうだ。エリスはすごく頑張ったな!」ナデナデ

エリス「///」ホクホク

フローレン「……確かにアベルは一時期とはいえ王城にいたから、百歩譲ってまだわかるけどぉ……」

フローレン「この頭悪そーなメイドが90点って衝撃的だわぁ……」

エリス「た、確かに私は学はありませんけれど……アベル様の顔に泥を塗らない為なら、死力を尽くしますっ!」フンス!

フローレン「まったく、悪夢でしかないわぁ……ねぇ、カイン? それに35点台の人達ぃ?」

カイン「」ゴパァ!

低点数達「「」」ゴパァ!

フローレン「そんな顔しても、まだまだ発表あるわよぉ……? 次は……」



818 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/29(日) 23:54:01.38 ID:ghpCQELN0
2人は相変わらずすげえ
819 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/29(日) 23:54:27.10 ID:7Y/h5FIP0
――

20マークス:39
=39点(流石の筋肉も試験には通用しない。知識も聖国のものに偏り過ぎたかな?)

21マックス:72
=72点(年齢と試験難易度を考えれば十分な点数。こちらでも王国期待の星になれるか?)

22パトラ:25<86+5(没落したけど貴族です)
=91点(清廉な貴族にして誇りある王国将。家が没落しようとも、文武両道を貫きます!)

――



フローレン「なんか名前がややこしかったけどぉ、新米騎士とその保護者みたいな人達よぉ」ピラ

マックス「お、俺のことか!?」

フローレン「えーと、マークスは39てぇん。もう点数はこの際置いておくわぁ」

マークス「むむむ……! 神よ、やはり私はまだ鍛え方が足りないということなのですね……!」ムキィ!

フローレン「……とりあえずあなた、試験中は服を着なさいな?」

マークス「試験中に不正を働けぬよう、あえて上半身を曝け出し潔白を証明しようとしたのだが……」

フローレン「そんな真似しなくても、私なら見抜けるわよぉ! あと解答に力込めすぎて用紙も撓んでるからやめてぇ!」

マックス「そ、そんな……マークス神父ですらこの点数じゃ、俺は……」ブルブル…


フローレン「……マックス、72点よぉ?」


マックス「――え!?」


クラウス「おぉ……!?」ガタ!

スカーレット「!?」ジュワ…

マークス「おお、やったではないかマックス君! やはり、神は君の努力を見ておられたのだよ!」

フローレン「そうねぇ……確かに、顔つきからして期待してなかったけど、なかなかの点数と言っていいわぁ」

フローレン「国王様に将軍様があんな中で、まさかの新米騎士がねぇ……エリスもだけど、本当にこれも驚きだわぁ」

フローレン「国王を超える新兵、なかなか愉しい、貴重な場面が見られたのは収獲ねぇ」

マックス「お、俺が……クラウス様やスカーレット将軍を……?」

フローレン「もしかしたら、次の王国を担う頭脳に――」

マックス「///」





フローレン「――なるのはこっちの将軍様かもねぇ。パトラ91点よぉ」サッ

パトラ「はい?」

マックス「あ、やっぱ俺じゃないよねー!? でも流石パトラ将軍!?」パチパチ


820 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/29(日) 23:57:48.99 ID:7Y/h5FIP0
フローレン「えーと……うん、悔しいけど見事ねぇ……」

フローレン「間違えているのも、私が特に念入りに相手を潰す目的で仕込んだ問題だしぃ……」

フローレン「純粋な興味で聞くんだけどぉ、本当に王国の教育事情ってどうなっているのぉ?」

フローレン「お馬鹿さんの方が上に立てる国なのかしらぁ?」

パトラ「い、いえそんなことはありません!」ブンブン!

パトラ「確かに貴族として、あらゆる修練は欠かさないようにしていますが、私程度……」

クラウス「いや、誇れパトラ! そしてマックス!」

クラウス「君達は、紛れも無く王国の希望だ……!」グッ!

パトラ「へ、陛下……勿体なきお言葉です///」

マックス「へへ、俺……今度はもっと頑張りますからね!」




クラウス「――私は玉座を降りた方がいいかもしれない」トオイメ

スカーレット「――ワタクシも町娘になった方がいいかもしれない」トオイメ



マックス「だ、駄目ですってぇ!?」ユサユサ!

パトラ「まだ王国にはあなた達が必要ですっ!?」ユサユサ!



キアラ「マックスさん……」

アベル「やるなマックス。前に勉強は苦手と言っていたんだがな」

ロウル「パトラさんも流石ですねぇ……」

アベル「これで、残るは……」

フローレン「残り少なくなってきたこの答案……」ピラピラ

フローレン「次はぁ……」

フローレン「……」

フローレン「この二人っ!」パァン!

一同「「!!」」

821 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/29(日) 23:58:34.86 ID:7Y/h5FIP0
――

23アーシャ:44(偶数ゾロ目)

= 1 0 0 点 (流石の貫録。アベルの目標にして城塞メンバーの教育係の実力は、本物でした)

24ロウル:76
=76点(罠問題への直感は抜群。解ける問題から解いていき手堅く点数ゲット)


――



フローレン「……っ」


満点答案「……」キラキラ!


フローレン「……アーシャ、キアラと同じく100点よぉ……」ガクリ…


アベル「……おめでとうアーシャ」パチパチ

アベル「また、君に一問差で敗れるとはなぁ……」

エリス「流石はアーシャさんです!」パチパチ

パトラ「ええ、やはりまだまだ私は及ばないようですね……」

ヒバリ「む、むぅ……すごいや、あの面倒な問題もしっかり正解してるよ。これは完敗ね……」

キアラ「凄い、お母様の意地悪な問題、初めての筈なのに……」

フィーア「やっぱりアーシャ姉様は凄いです!」ピョンピョン!

アーシャ「いくつか怪しいところもあったけれど、正解できていたのね。みんなどうもありがとう」ニコリ

フローレン「……」ハァ…

フローレン「これは、こっちとしてもすっごく悔しいわぁ……」フルフル…

フローレン「キアラの言う通り、あなたには私の問題傾向を掴む機会すらなかった筈よぉ」

フローレン「それなのに、記述問題含めて文句の言いようがないって、あなた一体……」

アーシャ「ふふ……アベルが、こんな私でも褒めてくれたところですもの」

アーシャ「彼が失望しないように、やっぱり学力は常に鍛えておかないとじゃないですか?」

フローレン「くっ……私程ではないけれど、あなたも天才の類なのねぇ……」

アーシャ「……少し前なら、赤ちゃんの生まれ方とか聞かれたら危なかったんですけどね」ボソリ…

フローレン「?」


822 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 00:01:43.95 ID:samEeAiEO
あれ、聖国の人たち学力ヤバくね?
823 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/30(月) 00:04:48.30 ID:z5lPiYv+0
フローレン「まぁ、いいわ……次だけど――ロウルは76点よぉ」

ロウル「おぉ? 結構捨てた問題多かったんですけどねぇ。思っていたよりは取れましたかね?」

フローレン「こっちはこっちで悔しいわぁ……!」フルフル…

フローレン「狙い澄ましたかのように、こっちが用意した仕掛けだけを綺麗に回避して……!」

ロウル「いやはや、これも日頃アーシャさんが私達のお勉強を見ていてくれたおかげですかね?」

ロウル「本当にありがたい限りですよ!」パタパタ

エリス「ええ、本当に!」

アーシャ「ふふ、私は少ししか教えていませんよ? この結果は、二人が頑張った結果。二人の力よ?」

フローレン「まったく、こんな隠し玉がいるなんて聞いてないわよぉ……」ブツブツ

フローレン「それに勉強教わっていたなら、こっちの問題とか解ける気になって挑んでくれてもいいのにぃ」

ロウル「いやいや、その問題露骨になんかいやーな気配しましたもん」

ロウル「下手に飛び込んで絡め取られて時間を使うなんてごめんですよ」

フローレン「……だそうよぉ、あなた達ぃ?」



ローズ達「「」」チーン…



ロウル「あ、いえ違うんです!? 嫌な気配がしたのはその……」アセアセ

ロウル「そ、そう! 私のこの自慢の嗅覚と聴覚のおかげで!」アセアセ

リーナ「だ、大丈夫ですのロウル……」ヨロ…

クラウス「魔女の罠に嵌った、我々が悪いのだ……」ヨロ…

フローレン「嵌ってくれる人は本当に綺麗に嵌ってくれたのにぃ……」

フローレン「はぁ……次いくわぁ……」ピラ…


824 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 00:07:10.72 ID:nFVMMLYeO
前半のコンマが酷かったね…
825 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/30(月) 00:08:48.76 ID:z5lPiYv+0
――

25シア:89
=89点(これでも聖国教会のシスター。誰かに物事を教える為に知識は豊富なのです)

26ティア:18
=18点( お い シ ス タ ー ! ? 敬虔な信徒だけど謎のシスター格差発生)

――



フローレン「……」

フローレン「……」

フローレン「えーっと、シアはあなたであってるわよねぇ?」

シア「あ、やっと私の番ですか〜?」ポヤポヤ

シア「程々の点数は取れたんじゃないかな〜って思うんですけど〜」ポヤポヤ

フローレン「……」

フローレン「……シア、89点よぉ……」スッ…

一同「「!?」」

シア「わ〜い! 結構いい点数じゃないでしょうか〜?」ニコニコ

シア「――でも皆さんの反応が酷いっ!?」ガーン!

フローレン「いや、多分それが普通よぉ……?」

フローレン「あなた、どう見ても頭良さそうには見えないというかぁ、雰囲気がもうお馬鹿さんだものぉ」

シア「あれ〜!? な、なんだか点数の割に評価が辛辣ですよぉ〜!?」

シア「ま、前にカインさんにも頭が悪そうとか言われましたけどぉ……そ、そう見えちゃいますか〜?」オソルオソル…

アドルラン「カイン、お前と言う奴は……」ヤレヤレ…

カイン「」

アベル「安心しろシア。そんな風には見ていないよ」

シア「よかったです〜♪」

シア「これでも、聖国のシスターとしてお仕事はちゃんとしていたんですからね〜?」

フローレン「……ですってよぉ? そこの愕然としている王家のお二人ぃ?」チラリ

アルフ「」ファー…

リーナ「シアさん、後を託しますの……」ガクリ…

シア「だ、駄目ですよ〜!? か、回復〜!?」

ロウル「確かにシアさんからは、とても大切なことを教わりましたもんね///」

アーシャ「ええ/// 私の知らない知識をお持ちでしたからね……///」

シア「あ、あれはお二人がおかしかったんですよ〜!?///」アタフタ

フローレン(アーシャが知らないって、何を知っていたかしらこの緩い子……?)

フローレン「……まあ、聖国全員がお馬鹿さんではなくてよかったわねぇ?」ニヤニヤ

ティア「……」ドキドキ

826 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 00:09:47.75 ID:PJ/NwIH90
相変わらずコンマ神はシアに優しい
827 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/30(月) 00:12:12.14 ID:z5lPiYv+0
フローレン「――でもざあぁぁんねぇん! そっちのシスターは18てぇぇぇぇぇん!」バッ!




ティア「きゃあああぁぁぁぁぁぁ!?///」



シア「あらら〜?」

フローレン「どうやらシスターなら賢い、というわけでもなさそうねぇ?」ニヤニヤ

フローレン「――頭に行くべき栄養が、全部そのぶら下げている脂肪に行ってるのかしらねぇ?」ビキビキ

ティア「ひいぃ!?」

ティア「ご、ごめんなさいごめんなさい!?」ペコペコ!

ティア「アベル様、ごめんなさい!」ペコペコ!

アベル「いや、別に謝ることはないぞ?」

ティア「で、でも、城塞の中で……アベル様の隊の中で、私だけこんな……」ウルウル…

ティア「こ、これは私に、神に代わって罰をお与え――」モガモガ

アベル「リーナ、マークス神父? 後でティアを慰めてやってくれるか?」クチフサギ

リーナ「了解ですの。むしろティアさんより、私と兄上の方がずっと神に裁かれかねませんし……」

マークス「うむ! 私もだが、今回の点数はむしろ好機だぞ!」

マークス「この苦境を糧に励む次の試験では、きっとより成長した自分を強く実感できることだろう!」

リーナ「そ、そうですの! 次こそは聖国の力をお見せしますの!」フンス!

リーナ「……そ、それまではシアさん? お願いしますの……」フカブカ

シア「は、はいぃ!?」


828 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/30(月) 00:16:43.10 ID:z5lPiYv+0
フローレン「……さて、もうお馬鹿さん達でも気づいているんじゃなぁい?」




フローレン「――どの国も、上流よりも圧倒的に下々の人達の点数が高いってことにねぇぇぇ!?」




各国上層「「本当に申し訳ありませんでした!!!」」バッ!




ロウル「いやぁ……ほんと驚きの結果だらけといいますか……」

アーシャ「各国のダメージが思ったよりも深刻ですね……」

エリス「……あれ? でも、まだ?」チラ…






ノワール「……」







フローレン「……そして、絶対最後にしてやろうって決めていたあなた……」

一同「「……」」ゴクリ…

フローレン「その澄ました顔……ここまで保っていられるなんて、大したものねぇノワールゥ?」

ノワール「……」

フローレン「わかったぁ? 王城だとか、権力とか地位とか、今回の試験ではなぁんの役にも立っちゃいないの」

フローレン「むしろ枷なんじゃないかと思う程よぉ……」

ノワール「……」

フローレン「……」

フローレン「くっ、少しは動じなさいよぉ!」ダンダン!

フローレン「ああもうっ! これが最後よぉ! ノワールの解答はこちらぁ!」ブォン!


829 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/30(月) 00:23:38.08 ID:z5lPiYv+0
――

27ノワール:80
=80点(内心ビクビクだったけど、それでも高水準の点数。アベルへの教育の経験が生きました)

――





80点答案「……」テテーン!



一同「「!!」」




フローレン「ノワール……80点……」ガクッ…




ノワール「……」ホッ…

ノワール「!!」ハッ!

ノワール「……」


フローレン「はぁ……本当に動じないわねあなたぁ……」ムクリ


ルーシェ(い、今、ノワール様……)



一同((すごく安心した顔してた……))



ノワール「……ありがとうございます」スッ…

フローレン「ま、まぁ? 微妙な点数よねぇ?」

フローレン「息子達には負けてるし? かつ罵り尽くすには難しい点数だし?」

フローレン「そ、そう。無難過ぎてつまらない点数ねぇノワールゥ?」

ノワール「……そうですね。私は、あなたほど頭はよくありませんから」

フローレン「そ、そうよねぇそうよねぇ! 当たり前よねぇ!」

フローレン「あなたが、この私に頭の良さで勝とうだなんて、無理な話よねぇ!」

フローレン「あーはっはっはっはっ!」

フローレン「ほんっとー気分が……」

フローレン「……」



830 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/30(月) 00:27:39.46 ID:z5lPiYv+0
【成績まとめ】


1位・キアラ:100点
1位・アーシャ:100点
3位・アベル:99点
4位・パトラ:91点
5位・エリス:90点
6位・シア:89点
7位・フィーア:84点
8位・ヒバリ:81点
9位・ノワール:80点
10位・ロウル:76点
11位・マックス:72点

――優秀点 70の壁

12位・アドルラン:55点

――基準点 50の壁

13位・アイナ:49点
14位・スカーレット:45点
15位・マークス:39点
16位・スミレ:37点
17位・クラウス:35点
17位・リーナ:35点
17位・カイン:35点
17位・ローズ:35点
21位・ティア:18点
22位・エメリナ:13点
23位・バーンズ:6点
24位・ネスト:4点
24位・ルーシェ:4点
26位・ギルバート:0点
26位・アルフ:0点



フローレン「――良くなるわけないでしょぉがこのお馬鹿さん達ィ!?」クワッ!

一同「「!?」」ビックゥ!

フローレン「何よこの成績表!? ヒバリ以外全員アベル派閥じゃないのよぉ!?」

フローレン「でも正直もうそれもどうでもよくなるくらいにぃ……!」




フローレン「――頑張りなさいよ各国の上の人ぉ!!!」ビリビリ!


831 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 00:30:04.14 ID:samEeAiEO
フローレンさんがまともな突っ込み役に回るとかいう
良く考えたらカオス極まりない空間
832 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/30(月) 00:30:38.66 ID:z5lPiYv+0
戦績をまとめたあたりで今日はここまで
……アベル城塞強すぎませんかねぇ?(白目)
アーシャがよっぽど奮戦したにしても、凄まじい数値の嵐です
アベルがアーシャにまた1点差で負ける(軍学校時代の試験)というコンマも地味にすごい

次回は、主に上層部組がやらかしたことによるEX判定の公開となります
本日もありがとうございました!
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 00:35:08.46 ID:nFVMMLYeO
乙
補習か追試かな?
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 00:35:19.37 ID:KKOLkoeqO
おつおつ
というかノワールアベル母子以外の夜レベル高い組がみんな下位にいるのに笑った
やはり煩悩が妨げになったのか……
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 00:37:27.24 ID:rR6Q2TkkO
おつです
よく見たらヒロインズはティアだけやらかしちゃったのかこれ
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 00:38:52.26 ID:PJ/NwIH90
乙
70の壁を超えているマックススゲーな
下の方でも驚かないキャラなのに
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 08:32:41.20 ID:pTvFpHkzO
おつおつ
上位陣ほとんどアベル隊ってなると、ほんとにアーシャの教育がしっかりしてたんだろうなぁ
ティアは一番新入りかつ切迫状態で勉強教える時間なかったともとれるし
838 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/30(月) 23:32:44.21 ID:z5lPiYv+0
こんばんはー
それではEX判定その1の公開まで進んでいきたいと思います
839 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/30(月) 23:33:34.42 ID:z5lPiYv+0
――


……


フローレン「本当に頭が痛いわぁ……」

フローレン「上流階級の教育は意味ないって突き付けるかのような結果よぉ?」

フローレン「あの人やバーンズも大概だったけどぉ……」

アベル(父とネストの点数が想像を絶する値だったが……)

アベル(確かに、思っていた以上に皆が間違えているな?)

アベル(特に……)チラ…



カイン「ぼ、僕が皇族の中で最下位……?」プルプル

カイン「戦闘も駄目、頭も駄目じゃ僕の存在意義は……」プルプル

アドルラン「そう卑屈になるなカイン」ポン

アドルラン「お前が賢い弟だということは、私が良く知っているよ」

アドルラン「少々、抜けているところもあるがな?」

カイン「くっ……」

アドルラン「ははは、それよりも見ろ私の点数を!」


――優秀点 70の壁

12位・アドルラン:55点

――基準点 50の壁


アドルラン「……一番扱いに困るだろう?」ガクリ

カイン「い、いやいいじゃないか兄さんは。基準点は越えているんだから」

リーナ「いえ、お二人とも悩みが贅沢すぎですの!」

リーナ「見てくださいな、兄上を!」



アルフ「」チーン…


リーナ「名前を間違えるとか、そもそも皆様と同じ土台に立ててもいないんですの……」

リーナ「かく言う私も、普通に点数がカインと同じですし……」ガクリ

クラウス「私もだ。なんというか、これでもなんらかの力に救われたような気さえする」

リーナ「……ある意味で、三国が仲良しな点数ですの」

カイン「こんな繋がりは嫌だなぁ!?」


アベル(兄様達の心の傷は意外と大きそうだ)


840 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/30(月) 23:34:06.14 ID:z5lPiYv+0
ロウル「アーシャさーん、折角なんで間違えた箇所の答え教えてくれます?」

ロウル「また似たような罠を繰り出されないとも限りませんからねぇ」

アーシャ「ええ、私でよければ。あ、ここは難しく考えないで……」

ヒバリ「あー、なるほど。こうすればよかったのね」

パトラ「仕組みがわかっても、嫌な問題ですね……」

スカーレット「美しい、これぞ貴族の解き方ですわね……」

アーシャ「そして、こっちの問題は――」



ローズ「今のアタシに、メイド長の名を語る資格はないワ……」

ローズ「まさか、こんな簡単にあのフローレンの罠に引っかかってしまうなんてっ!」

アイナ「し、仕方がないよローズさん!」アセアセ

スミレ「不甲斐ないですが、ボクを含めて……」

エメリナ「いつものメイドの皆さんが揃って……こう……」スッ…

ルーシェ「恥ずかしい、です……///」

エメリナ「でも……」チラ

エリス「?」

アイナ「メイド隊が壊滅している中で、エリスちゃんだけ抜きんでてるんだよね……」

ローズ「……次期メイド長は、あなたかもねエリスちゃん」

エリス「い、いえそんな!?」ブンブン!

エリス(……あれ?)

エリス(そういえば、もし本当にアベル様と結婚できたとして……私はその時もメイドを続けられるのでしょうか?)

スミレ「エリスさん、従者のよしみで解法を教えて頂けると……」

エリス「ええっ!? アーシャさん達の方がいいと思いますけど……」

ルーシェ「ここ、どうしても解けなかった、です……」ウルウル

エリス「こ、ここはですね、まずこの長い問題文を整理してから――」



841 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/30(月) 23:34:38.54 ID:z5lPiYv+0
マークス「やったなマックス君!」ガシ!

マックス「まだ実感がわかないんですけど、やっぱり結構いい点数なんですか?」

マークス「うむ! 私達も次は負けないぞ!」

ティア「つ、次もあるんですかぁ……!?」ブルブル

シア「ん〜、これから仲良く平和に暮らしていくとなると〜、やっぱり色々な知識は必要だと思いますよ〜?」

シア「今回は、フローレンさんが意図的に文化や歴史の問題を外してくれていたみたいですからね〜」

ティア「そうだったんですか……!?」

マックス「まじかよ……そ、それじゃあ次はもっと……?」ブルブル

キアラ「だ、大丈夫だよマックスさん。今回の試験で、これだけ点数が取れているんですから」

キアラ「きっと、日々のお勉強も欠かしていなかったんですよね?」

マックス「あ、ああ。その……色々と、成長したいからな。少しは成果が出たってことなのかな」

フィーア「日々の努力は、絶対に裏切りません!」ピョン!

マークス「その通りだ! 日々の鍛錬は、着実に積み上がるぞ?」

マックス「でもやっぱり、独学だとなぁ……」

マックス「……」

マックス「キアラちゃん、よければなんだけど……」チラ…

キアラ「あ……その、私もまだまだですし、一緒にお勉強したりします?」

マックス「するっ!」

フィーア「あ、姉様! 私もしたいです!」

ティア「その、私も……///」

マークス「むむ、ならば私も参加せねば!」

シア「仲良くお勉強会、いいかもしれませんね〜。私もちょっと頑張っちゃいますよ〜!」

マックス「あ、あれ……?」

マックス(ま、まあ二人きりじゃないけど、楽しそうだしこれはこれでいいか?)

キアラ「ふふっ……!」

842 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/30(月) 23:41:28.50 ID:z5lPiYv+0
ノワール「……」

アベル「母上?」

ノワール「本当に、信じられないような光景ですね……」

ノワール「三国の王族も交えて、こんな談笑もできるだなんて」

アベル「ええ……」

ノワール「そして、何より……」フフッ…

ノワール「あのフローレンが、少しはキアラを認めてくれたのは、嬉しいですね」

アベル「キアラは満点ですからね。流石のフローレンも、認めざるを得ないでしょう」

ノワール「フィーアも頑張っていたし、本当にあの子達は昔から……」

アベル「兄としては、1点を逃したのがかなり悔しいですよ。アーシャに続き妹にも完敗したわけですし」

ノワール「アーシャちゃんもすごかったですね。あのフローレンの罠を全て潰したのですから」

アベル「彼女は軍学校時代から、ずっと俺の友であると同時に目標でもありましたからね」

アベル「最初のうちはともかく、しばらくすれば俺はいつも彼女に試験結果で負けていましたが」

アベル「いつか、彼女を超える知識を身に着けたいと努力した結果が、この99点だとすれば……」

アベル「俺はまだまだ努力が足りないということなのでしょう」

ノワール「いいえ、よく頑張りましたねアベル。母の点数を超えているのですから、大丈夫です」

アベル「……今更ですが、母上も幽閉生活が長かったのに点数がかなりいいですよね?」

ノワール「これもあなたに色々と教えたおかげかしら? 記憶力はまだまだ衰えていないみたいで」

ノワール「あ、そういえばアベル?」

アベル「はい?」

ノワール「あなた、アーシャちゃんに夜の知識なら勝てていたのではありませんか?」

アベル「勝てていましたけど、それで勝っても嬉しくはなかったですよ!?」



843 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/30(月) 23:42:02.67 ID:z5lPiYv+0
フローレン「……」

フローレン(柄にもなくかなり叫んだわねぇ)

フローレン(ほんっと、お馬鹿さん発見で愉しめるかと思えば……)

フローレン(いくらなんでも、愉しむ度を超えすぎた結果にびっくりよぉ)

フローレン(まあ……キアラやアーシャがいる分、帝国が他の国に勝ったと言えなくもないけど……)

フローレン(答案を見る限りじゃ、あのシアにパトラもなかなかやりはするみたいだしぃ……)

フローレン(この試験で終わりってしちゃうのは、つまらないというか……)



フローレン(――不味いわよねぇ……)


フローレン(私は天才だったから、一回勉強すればすぐに定着したけどぉ……)

フローレン(お馬鹿さん達は、定期的に頭に入れなきゃ覚えそうにないものねぇ)

フローレン(様子を見る限り、次に向けて頑張ろうとか言っている子もいるしぃ?)

フローレン(結構いい暇潰しにもなるし、また作ってあげてもいいけど……)

フローレン(いますぐ、は駄目ねぇ。また忘れて気を抜いているような時にやるのが一番よぉ)

フローレン(でもそれじゃあ、このままなんだか平和に終わっちゃいそうだし、それもつまらないわぁ)

フローレン(……あの人とカインは特に大変な状態だし、なんとか刺激できそうなことないかしらぁ?)

フローレン(二人とも負けず嫌いだしぃ、でもあの人はともかくカインはアベル達に大敗してしょげてるし……)

フローレン(圧倒的な点数差を突き付けるんじゃなくて、もっと別の方向から……)


フローレン「……」

フローレン「……!」ピコーン!


フローレン「――いいことを思いついたわぁ……!」ニヤリ…




フローレン「はぁい、静かにしなさぁい!」パァン!


一同「「!?」」



844 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/30(月) 23:47:53.56 ID:z5lPiYv+0
フローレン「みんな自分の点数には色々思うところがあると思うけど……というか思いなさぁい?」

フローレン「共通しているのは多分、0点だとか信じられない点数って本当にあるんだぁってことだと思うのよぉ」

アルフ「」ゴフ!

リーナ「兄上! もう覚悟を決めてくださいまし!」

フローレン「何回でも言うけど、今回は本来高い点数を取るべき人に限ってやらかしているわぁ……」

フローレン「――そこでぇ!」

フローレン「そんなお馬鹿さん達に、もっと頑張ってもらうために!」

フローレン「この私が! たった今、素晴らしい作戦を思いついたわぁ!」

クラウス「わ、我々のためにそのような……」

クラウス「しかし、何故あなたがそこまでして王国と聖国を……」

フローレン「……」





フローレン「お馬鹿さんが支配する国を攻めあぐねていた帝国って見られるのが嫌なのよぉ!」ビターン!

フローレン「まああの人もお馬鹿さんな結果出しちゃったけどねぇ!」ビターン!

フローレン「ここに聖王様がいたら、是非とも試験を受けて貰いたかったわねぇ!」ビターン!

フローレン「そこの眼鏡達から考えれば、18点前後かもしれないけどぉ!?」ビターン!






一同((採点で相当疲れたのかな……))

フローレン「はぁはぁ……ふぅ」

フローレン「とにかく、作戦実行。このまま移動するわよぉ」

ノワール「……移動?」

フローレン「そうよぉ。フィーア、案内は任せたわぁ」

フィーア「え!? わ、私ですか!?」

フィーア「案内と言われましても、一体どこへ……」オロオロ

フローレン「決まっているでしょう?」



……

845 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/30(月) 23:48:56.43 ID:z5lPiYv+0
――


【帝国・白帝の住処】




サク「……キュ、キュル?」

フローレン「へぇ? これが白帝竜ねぇ……」

フローレン「やっぱり大きいだけで、羽の生えた蜥蜴ってところかしらぁ?」

サク「キュル!? キュッキュー!」バッサバッサ!

フローレン「んぷぅ!? な、なによこの蜥蜴ぇ!? 私とやるつもりなのぉ!?」バチバチ!

フローレン「いいわ、相手になってあげ――」





サク「キュッキュルー……」←レベル510


フローレン「……」←レベル440



フローレン(……フィーア、どうやってこいつを拾ってきたのかしらぁ……)ゾクリ…



一同((一体この人は何をしにここに来たんだろう……?))



フローレン「……はぁ、そんな馬鹿なことをしに来たわけじゃないわぁ」プシュゥ…

サク「キュル?」

フローレン「フィーア、あなた言ってたわよねぇ?」

フローレン「――白帝竜は賢いってぇ」

フィーア「は、はい!」



846 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 23:53:16.28 ID:xdWOL09QO
これは予想外なところ来たな
ショウジキめっちゃ期待
847 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/30(月) 23:56:35.43 ID:z5lPiYv+0
フィーア「サクちゃんは、私達の言葉を完璧に理解しています!」

アーシャ「ええ。私達と言葉はかわせませんが、私達の言いたいことはほぼ伝わる筈です」

フローレン「そう。それなら問題ないわねぇ……」









フローレン「――特別しけぇぇぇぇぇん!」バッ!






一同「「!?」」ビク!

フローレン「今からぁ、この白帝竜にさっきと同じ試験を解いて貰うわぁ……」

一同「「!?!?」」

サク「……キュ?」

カイン「ま、待ってくれ母さん!? いくらなんでも無茶だろう!?」

カイン「というより、何の意味があるんだい!?」

フローレン「自称賢い帝竜さんと、自称智将の駄眼鏡さんの対決が見たくなったのぉ」

アルフ「ごふ……! ど、どこまで私を抉り続けるのだ、この魔女は……!」プルプル…

リーナ「もう比較対象が人ですらなくなりましたの……」

フローレン「言葉が理解できているなら、問題は音読すれば伝わるでしょぉ?」

フローレン「もっともぉ? 文字を書く技能があるかも怪しいから、記述とかは絶対に解けないでしょうけどねぇ」

ノワール「……そうでしょうね。一体、何が狙いなのですフローレン?」

フローレン「……カイン達に危機感を持ってもらう為よぉ?」

カイン「!?」

フローレン「いーいぃ? 今のあなた達は、蜥蜴と比較されるくらいに私から馬鹿にされているのよぉ?」

フローレン「嫌ならば、本当にもっと頑張りなさぁい!?」

カイン「く、屈辱だ! まさかこの僕がここまでこけにされるなんて……!」プルプル

サク「キュルーン! キュルルル!」バッサァ!

フィーア「あ、サクちゃんも怒っています!?」

ロウル「そりゃあ、言い方を変えれば扱いは、お馬鹿な蜥蜴呼ばわりですからね……」

サク「キュルルル!」フンス!

フローレン「やる気は十分みたいねぇ……フィーア、音読は任せたわぁ」

フィーア「は、はい!」バッ!

スミレ「ま、まさかこんな形で白帝竜と争う日がくるだなんて……!?」

カイン「争いなものか!? 人でない動物に人の試験を解かせて僕らと比較しようとしてるんだよ!?」

アルフ「いくら私が失態を犯そうと、流石にこれは……」

フローレン「――始めっ!」

サク「キュルーン!」バッ!



――Ex試験開始!!!

848 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/31(火) 00:03:50.11 ID:NTbptfrY0
……



フィーア「第45問! この空欄に当てはまる言葉は……お母様、サクちゃんこれ見えているのでしょうか!?」バッ!


サク「キュ……キュル?」ガリゴリ…


アーシャ「お、驚いたわ……まさか、地面を抉って文字を書こうとしているの……?」


サク「キュゥ……」ガリ…


アベル「……様子からして、耳にした言葉とかつてみた人間の文字を頭の中で照らし合わせているのか?」

クラウス「むぅ……やはり、相当な知能の持ち主のようだな。争わずに済んだのは本当に幸いだった……」

スカーレット「……歪んで生み出される前に止めていられたら、それが一番幸いだったのですけど」ガクリ



ガリガリ…



フィーア「――えーと、第70問!」




サク「……キュルル?」



フローレン「はぁい、終了〜」

フローレン「結構頑張っていたみたいだけど、どうかしらねぇ?」

サク「キュ!」

フローレン「まさか地面を削って文字を書くとは思わなかったけどぉ……」

フローレン「蜥蜴の解答はこっちでしっかり記録しておいたわぁ」

フローレン「ふふ、何点取れているか、今から私がしっかり見てあげるわぁ!」バッ!



849 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/31(火) 00:06:24.76 ID:NTbptfrY0
――


28サク:38<50(上限値)
=38点(まあ、竜と人っていう大きな差があるからね。……あれ? 35点より上取れちゃったの!?)


――





フローレン「」

フローレン「」ポト…

フローレン「」サラサラ…




カイン「か、母さんまで真っ白になった!? 一体何があったんだ!?」

アベル「採点を終えた途端に固まったが、まさかまた0点が?」ヒョイ



38点の採点表「……」ジャーン




アベル「」ポト…

アベル「」サラサラ…


フィーア「アベル兄様!?」

カイン「待て待てアベル!? 何を見た!?」

アベル「……」

アベル「……」スッ…






一同「「」」サラサラ…



サク「キュル……!?」





16位・サク:38点
17位(降格)・スミレ:37点


スミレ「さ、流石にこれは堪えますね……」プルプル…




……

850 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/31(火) 00:09:10.72 ID:NTbptfrY0
EX判定その1を公表したあたりで、今日はここまで
うん、きっと択一問題を全部正解したりして頑張ったのでしょう(白目)
カイン達には追撃となってしまいましたが、もう少しだけ続きます

本日もありがとうございました!
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 00:09:42.20 ID:R2etUjYOO
白帝龍が金真龍に(ある意味)勝った瞬間である
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 00:24:34.08 ID:PJMNAT470
乙!
この竜頭良すぎるww
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/31(火) 10:53:11.79 ID:1SijVruKO
乙
これはサクちゃんが賢すぎたのか、お兄ちゃん達が間抜けすぎたのか……
てかまだ判定残ってるってことは下手すりゃまだ追い討ちあるのか?
854 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/31(火) 23:47:39.92 ID:NTbptfrY0
こんばんはー
また遅くなりましたが、とりあえず判定その2まで進めたいと思います
855 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/03/31(火) 23:48:25.53 ID:NTbptfrY0
……


フローレン「……蜥蜴と言ったことは謝るわぁ……」ヘナ…

サク「キュルル♪」ドヤッ!

フローレン「だってあなたを蜥蜴呼ばわりすると……」

【蜥蜴以下の面々】

17位・スミレ:37点
18位・クラウス:35点
18位・リーナ:35点
18位・カイン:35点
18位・ローズ:35点
22位・ティア:18点
23位・エメリナ:13点
24位・バーンズ:6点
25位・ネスト:4点
25位・ルーシェ:4点
28位・ギルバート:0点
28位・アルフ:0点


フローレン「こうなっちゃうのよっ!!!」

フローレン「大惨事もいいところよこれぇ!?」

フローレン「あの人を悪くは言いたくないのだけれど……」

フローレン「三国揃って負けてるのよぉ!?」

フローレン「何かの間違いで魔物が活性化して、国を謀略で乗っ取られるとかあったらどうするのぉ!?」

キアラ「お、お母様? 流石にそれは本の中だけのことで……」

フローレン「この帝竜がもうその本の中にしかいない筈の存在でしょぉ!?」

フローレン「もっとこう……人型で、でも実は化けていたとかいう輩の存在ももはや否定できないわぁ……」ブルブル…

スミレ「……ボクはそれに近しいのでは?」シャキン!

フローレン「うっ……あなたがお馬鹿さん側でよかったわぁ……」

スミレ「うぅ、本当にお勉強頑張ります……」

フローレン「わかってはいるんだけどねぇ。もし、を考えると笑えない話よぉ?」

フローレン「そんな人外そうはいるわけ――」


ロウル「……」ピョコピョコ


フローレン「……あなた、違うわよねぇ?」

ロウル「ふっ……! 気がつかれたなら仕方がありませんね!」バッ!

フローレン「!?」

ロウル「そう、銀狼ロウルは仮の姿! 私の正体は人間を支配しようと目論む魔狼族の長で……」

一同「「」」

ロウル「ちょっ、冗談ですって!? 真っ赤なウソですからね!?///」アセアセ

ロウル「前にキアラ様から借りた本をちょっと真似ただけですよ///」

フローレン「心臓に悪いわぁ……」


713.86 KB Speed:0.4   ↑ VIP Service SS速報R 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む

スポンサードリンク


Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2026/05/10 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)