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【安価】女探偵「奇々怪々な事件ならおまかせあれ」
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1 :
◆VewnKbCuMWTD
[saga]:2020/03/01(日) 10:12:15.62 ID:zBoxq7UcO
寂れた喫茶店の脇にある、薄暗がりの細い階段。
コンクリート剥き出しのそれを登ると、湿気た埃の臭いがする。
バチバチと途切れる蛍光灯が、訪れたものを威嚇する。冷たい空気が、歩を進める足を留めるように這い上がってくる。
ここは、本来立ち入るべき場所ではない。
ここではないどこかに繋がっていると思えるような長い廊下の最奥に、その探偵事務所はあった。
扉の曇りガラスに張られたチラシには、前世紀のセンスを思わせるやたらポップな文字でこう書かれていた。
『幽霊 魔術 超能力
オーバーテクノロジー 未確認生命体
その他何でも 奇々怪々な事件ならおまかせあれ』
ふざけている。今時、中高生のイタズラだってもっとマシな作りをしている。
それでも、扉の前に立つその人物は、意を決したように丸いドアノブを握った。
もう、縋れるものがここしかない。ここは、そういう者しか訪れない場所だった。
「ようこそ。我が探偵事務所へ」
黒革に包まれた大きなソファが、開かれた扉の方へゆっくりと向き直った。
そこには、一人の女が座っていた。
彼女こそ、この部屋の主。
世にも珍しい、超常事件専門の女探偵だ。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
このスレは、女探偵が魔術や超能力で起こった事件を解決していくスレです。
まず主人公の女探偵の設定を決めます。
性別は♀固定です。
↓1〜3 から
>>1
が選びます
【名前】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【異能・特徴】
【その他】
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2020/03/01(日) 10:33:23.15 ID:n4ZlOHEfO
【名前】白峰 奏(しらみね かなで)
【年齢】23
【容姿】どう見ても小中学生にしか見えない合法ロリ。眼鏡に茶の長髪
【性格】あっけらかんとして掴み所が無いが、不意を突かれると割りとすぐにテンパる
【異能・特徴】ものに触れることでその記憶を読み取るサイコメトリー
【その他】性的な方面の経験が薄くそっち系には弱いが知識はあり割りと興味津々
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 10:37:55.98 ID:DVW9oj/6O
【名前】高辻 奈月(たかつじ なつき)
【年齢】19
【容姿】平均よりやや高めの身長、しなやかで均整の取れた体躯。童顔気味で若干幼く見えるが、スタイルが良く胸は大きめ
【性格】明るく元気で人懐っこい。一方で理知的でしっかりものの一面も持っている
ややお人好しで、ジョーク好きなところもあり
【異能・特徴】霊視、第六感が非常に鋭い(超能力や魔術の類いを逃さず見破る)
【その他】知的好奇心が強く、博識
また、自身の異能の性質上、超常的な事件に巻き込まれてきたため、体を鍛えたり護身術他様々な技術、技能に長けている
警察とも事件を解決したりで友好的な関係を築いている
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2020/03/01(日) 10:44:29.55 ID:+Cfw7peuO
【名前】早川 ひなた(はやかわ ひなた)
【年齢】21
【容姿】黒のロングヘアーの長身爆乳美人
【性格】明るくユーモア溢れる。一人称は『ボク』で探偵っぽい感じの男口調(助手を『◯◯君』とか呼ぶようなあんな感じ)
【異能・特徴】
【その他】
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 10:45:10.22 ID:+Cfw7peuO
すいません誤送信しました、書き直しますので
>>4
は安価下でお願いします
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 10:51:19.69 ID:cHFD6e8tO
去年にエタった地球を守る少女スレと同じ人か?
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 10:51:37.24 ID:+Cfw7peuO
不足分追記しました
【名前】早川 ひなた(はやかわ ひなた)?
【年齢】21?
【容姿】黒のロングヘアーの長身爆乳美人?
【性格】明るくユーモア溢れる。一人称は『ボク』で探偵っぽい感じの男口調(助手を『◯◯君』とか呼ぶようなあんな感じ)?
【異能・特徴】幽体離脱。一時的に肉体から意識だけを外に飛ばすことが出来る。
能力使用中は物理的な干渉を一切受けず壁などもすり抜けることが出来る。しかし物を動かすなども出来ないので基本的に情報収集用。
また幽体離脱中は肉体は無防備なので安全な場所で使う必要がある。また肉体から一定以上の距離には移動出来ない。
【その他】探偵としての矜持はもちろん持っているが、どちらかというと異能に触れることが目的なようなフシが見受けられることも。
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 10:51:46.29 ID:JxAZw2wjO
【名前】 アメリア・ガトリング
【年齢】 25
【容姿】 金髪縦ロールで爆乳 安産型の尻
【性格】 傲慢不遜を絵に書いたような性格
【異能・特徴】 視力強化(視力はもちろん、静止するような動体視力)
【その他】とある財閥の令嬢だが、妾の子
自己防衛で自分を守って強くなった。
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 14:46:18.99 ID:6gPuRvxfO
早速更新なくて草
10 :
◆VewnKbCuMWTD
[saga]:2020/03/01(日) 14:57:11.93 ID:UxT4KTQOO
主人公は
>>3
にします
【名前】高辻 奈月(たかつじ なつき)
【年齢】19
【容姿】平均よりやや高めの身長、しなやかで均整の取れた体躯。童顔気味で若干幼く見えるが、スタイルが良く胸は大きめ
【性格】明るく元気で人懐っこい。一方で理知的でしっかりものの一面も持っている
ややお人好しで、ジョーク好きなところもあり
【異能・特徴】霊視、第六感が非常に鋭い(超能力や魔術の類いを逃さず見破る)
【その他】知的好奇心が強く、博識
また、自身の異能の性質上、超常的な事件に巻き込まれてきたため、体を鍛えたり護身術他様々な技術、技能に長けている
警察とも事件を解決したりで友好的な関係を築いている
>>6
俺ではないですね。このスレはエタらないように頑張ります
11 :
◆VewnKbCuMWTD
[saga]:2020/03/01(日) 14:59:47.03 ID:UxT4KTQOO
奈月「はじめまして! 高辻 奈月(たかつじ なつき)です」
人好きのする笑みを浮かべながら手渡された名刺を、来訪者はやや困惑した表情で見下ろした。
『高辻探偵事務所 所長兼探偵 高辻 奈月』。
確かに、目の前の女性が来訪者が求めていた探偵で間違いないらしい。
いかにも裏社会と通じていそうな強面の男か、あるいは胡散臭い優男でも出てくるかと思っていたが、まさかこんな綺麗な女性だったとは。
しかも、想像していたよりもずっと若い。その顔立ちは、まだ少女らしいあどけなさを残しているように見えた。
ただ、すらりとしたモデルのような身躯は黒のパンツスーツがよく似合い、柔らかくも凛としたその佇まいには仕事を請け負うプロとしての風格があった。
奈月「ふふ、安心してください! 私これでも探偵としては優秀ですから」
ふふん、と彼女――奈月は胸を張った。
スーツを羽織っていて分かりづらいが、そのタイトな白いブラウスの内側には、幼い顔立ちに似つかわしくない豊満な胸が押し込まれているようだった。
不信感を悟られ泳いだ来訪者の目を、奈月の瞳が見つめる。
美しい瞳だった。その煌めきは満点の夜空に浮かぶ星屑のようだったが、その向こうにはどこまでも続く昏い深淵が広がっていた。
全てを見透かされてしまっている。畏怖にも似た感情に指先が震えたが、その魔性を帯びた美しさから目を背けることができない。
奈月が柔和に微笑み、目が細められる。その時ようやく、来訪者は奈月から視線を外すことができた。
やはり、彼女『も』普通ではない。それでこそ、ここに来た甲斐があったというものだ。
奈月「早速ですけど、教えてください。あなたの周りで起こっている『ありえない』出来事について」
来訪者の周りでおこっている内容について(幽霊でも魔術でも超能力でも何でもあり。来訪者についても情報も簡単に) ↓1〜3 コンマ最大
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 15:03:57.37 ID:dy1hiWdCO
文体とかキャラシートからして魔女学園とかカルデア学園の人だろう?
ID同じなのに、魔女学園エタらせたし
多分これもエタる
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 15:08:16.59 ID:SSANjJa9O
安価で求める内容が広すぎる
これじゃ書き手読み手双方の負担大きいから
長く続かせるのは難しいわな
やる気や実力はあるんだしもうちょい改善すべき
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 15:13:38.31 ID:VVGjsu5LO
来訪者、女子校の男性教師
起こってる内容、女子高生が理事長と売春行為
理事長、50代男性。異性を魅了、発情させるフェロモンを発生させる超能力
こんな感じ?
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 15:18:17.93 ID:R+1OyHrjO
よくわからんから
>>14
で
16 :
◆VewnKbCuMWTD
[sage]:2020/03/01(日) 15:25:09.79 ID:UxT4KTQOO
>>14
起きてる事件の内容だけでもいいですし犯人の異能まで指定してるものでもOKです
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 15:36:57.82 ID:6fbghqyrO
【来訪者】
【起きている事件・怪異】
【事件の首謀者】
こんな感じのテンプレあるとやりやすいかも
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 15:42:10.11 ID:FK7poNI5O
捜査官やヒロインの人かと思ったけど違うか
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 15:56:19.59 ID:IEXg1i0C0
【来訪者】 資産家の男性
【起きている事件・怪異】 娘が誘拐された
【事件の首謀者】 借金関係でこの資産家に恨みを持ってる男性。恨みを晴らすために黒魔術を学び、催眠や空間転移で誘拐を行ったため警察もお手上げの様子
20 :
◆VewnKbCuMWTD
[saga]:2020/03/01(日) 16:48:46.49 ID:1xt8Auw1O
奈月「売春、ですか……」
女子高の教師だというその男の話によれば、彼の勤務する学園の生徒がそこの理事長と売春行為を行っているのだという。
奈月「売春を行っているというのはどうして分かったんですか?」
女子高教師「何人もの生徒が放課後に理事長室に入っていくのを見てるんです。それも、うちの学園でも可愛いと言われる人気の子たちばかり!」
女子高教師「そのうちの何人かに聞いてみても、用事があったから呼ばれただけとはぐらかされるだけで……」
奈月「何か確証があるわけではないんですね?」
女子高教師「た、確かに、証拠とかはないですけど……でも、間違いないんです!」
奈月「なんでそう言い切れるんですか?」
女子高教師「それは……」
奈月「……その中に、あなたと付き合っていた子がいたんですね」
女子高教師「ッ!?」
奈月「その子がある日から急に高価なブランド品を身に着けるようになって、様子がおかしいと思ったあなたは彼女を尾行し、そして理事長室に入っていくのを見た、と」
女子高教師「……は、はい、その通りです。でも、なんで」
奈月「女の……いえ、探偵としての勘です」
そういって笑う奈月に対し、男は肩を縮こまらせ青くなった顔を伏せた。
そこまで怖がる必要はないのに。奈月は小さく笑いながら、男に優しく語り掛けた。
奈月「ふふ、安心してください。私は警察じゃないですし、あなたと彼女との関係をどうこう言うつもりはないです。真剣交際だったみたいですしね」
女子高教師「あ、ありがとうございます……で、でも、そうなんです! 彼女は俺を裏切るような子なんかじゃない! きっと、あの男が何か特別な力を使って彼女を騙してるに違いないんです!」
そうとは限らないんじゃないか、という言葉を口にするほど、奈月は子供ではなかった。
真偽は不明確だが、うら若き乙女の純情が悪漢に弄ばれているというのなら、女としても探偵としても見過ごせるはずがない。
目の前の男も、自身の社会的地位が危ぶまれることを承知の上で奈月に助けを求めに来たのだ。プロとしてクライアントの期待に答えなければ。
奈月「分かりました。まずは調べてみますね」
やると決まればあとは動くのみだ。理事長が何らかの異能を持っていようとそうでなかろうと、奈月の『眼』ならば全てを見抜くことができる。
奈月の行動 ↓2
1.依頼主の彼女に話を聞いてみる
2.気付かれぬように理事長に近づく
3.理事長室に忍び込みカメラを仕掛ける
4.その他
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 16:54:49.29 ID:YGKBipz0O
2
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 16:57:39.36 ID:p8gr3dL60
1
23 :
◆VewnKbCuMWTD
[sage]:2020/03/01(日) 17:46:44.92 ID:EBuyJ5JcO
奈月「すみませーん、街頭アンケートにご協力いただけますかー?」
女子高生「え?」
ニコニコと営業スマイルを浮かべながら、奈月は標的の少女に声をかけた。
度の入っていない黒ぶち眼鏡をかけ、髪型のアレンジも変えている。メイクの雰囲気も変えて、普段よりもやや軽い印象を与えるものにしている。
女はメイクとオシャレ次第で人相が変わる。こういうときに便利だ。
戸惑う少女を無視し、あらかじめシミュレートしていた台詞を何度も口にしている風に話す。
奈月「イマドキ女子高生の恋愛模様をちぇーっく! って感じなんですけど、彼氏とかいます?」
女子高生「は? いや、今急いでるんで……」
奈月「ちょっとお話聞くだけですって、お時間とらせませんから! あなたすっごく可愛いし、やっぱり彼氏ぐらいいるよね? 年上? 年下? 同い年?」
女子高生「ちょっと、本当にやめてください……!」
奈月「あーすみません、ありがとうございましたー」
足早にその場を去っていく少女を見ながら、奈月は小さく息を吐いた。
あまりしつこく話しかけると、今度は周りの通行人に注目されてしまう。日常の一風景として、すぐに忘れ去られてしまうぐらいがいい。
一分にも満たない標的との接触は、傍から見れば明らかな失敗に終わった。標的に対し無駄な警戒心を与えたにも関わらずなんの情報も引き出せていない。
しかし、奈月は普通ではない。奈月には、異能とも呼べるほどの驚異的な第六感がある。
彼氏というワードを出すことで、少女の頭の中には関連するイメージが否応なしに浮かび上がる。それだけで、奈月はそれを感じ取ることができた。
奈月の収穫は? ↓1コンマ一桁
1〜3 理事長と売春をしていること、何らかの異能により魅了させられていることまで確信した
4〜7 理事長と性行為をしていることまでは分かった
8〜0 彼氏である男性教師よりも強く理事長の姿を思い浮かべていたことだけは分かった
ゾロ目 大した情報を得られなかったうえ、魅了の力を第六感で感じたことで僅かに魅了がかかってしまった
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 17:52:00.65 ID:1dlmOYF9O
sageだと更新気付けないからsaga入れて
25 :
◆VewnKbCuMWTD
[saga]:2020/03/01(日) 18:44:22.53 ID:Vz8e5g3gO
『んっ、ふぁ……あっ、あぁん……っ♥』
甘く、溺れたくなるほどの恍惚感。胸が高鳴り、頭がのぼせたように茹っている。
心を奪われるほどに魅了された男に愛され、組み敷かれ、女としての快楽を絶え間なく注がれている。
涙に滲む視界に浮かぶのは、満足げに彼女を見下ろす一人の男。
男は、汗と脂でテカる分厚い頬肉を持ち上げ、まんまると肥えた腹を一心不乱に打ち付けていた。
奈月「おえっ……」
先ほど見えたイメージを振り払うように奈月は頭を振った。
イメージであるため細部はぼやけ、昨今の詐欺アプリ並に美化補正がなされていたが、あれは間違いなく依頼主に見せてもらった写真の男だろう。
奈月(彼女と理事長とそういう関係にあるのは間違いない。売春をしてなかったとしても、未成年との淫行で十分罪に問えるけど……)
奈月の見たイメージでは、少女は理事長に対し嫌悪感を抱いている様子はなかった。
むしろ、運命の王子様に恋するお姫様状態だ。恋に恋しがちな思春期の少女とはいえ、あそこまで強い好意を持っているというのは珍しく思えた。
こうなってくると、依頼主である男性教師の方がストーカーで、理事長と付き合う少女に横恋慕したという線もある。
理事長と少女が純粋な恋愛関係なら、依頼主の意向だけ聞いて理事長を罰するというのも筋が通らない気がしてくる。
26 :
◆VewnKbCuMWTD
[saga]:2020/03/01(日) 18:46:17.98 ID:Vz8e5g3gO
奈月「でも、私の直感だと依頼主さんはシロなんですよねー、どう思います?」
刑事『知らん。お悩み相談ならよそにかけろ。俺はお前と違って暇じゃないんだ』
奈月「私だってそうですよ! これも仕事のうちです! そうじゃなかったら刑事さんと電話なんてしませんから」
刑事『お前っ……!』
奈月「ねぇ、刑事さん。警察の方で理事長の周辺を調べてもらえませんか?」
刑事『無理に決まってるだろ。証拠もないのに警察は動けない』
奈月「私のお願いでも?」
刑事『無理だ』
奈月「ケチ!」
刑事『あのなぁ……お前の力を信じてないわけじゃない。ただ、その力が365日いつでも正しいなんて保証はどこにもないだろ?』
奈月「正しいですもん!」
刑事『とりあえず、なんでもいいから証拠を掴んでくれよ。そしたら、適当に理由でっち上げて家でも学園でも踏み込むから』
奈月「刑事さん……国家権力がそんなめちゃくちゃなんて、私はこの国の未来が心配です」
刑事『お前がめちゃくちゃだからだろうが! 妄言と切り捨てられないだけありがたく思え!』
奈月「はいはい。じゃあ証拠掴んだから連絡しますから、その時はお願いしますね」
刑事『ああ。あと、くれぐれも無茶だけは――』プツン!
奈月「さて、どうしよう」
奈月の行動 ↓1〜3 コンマ最大
1.理事長とそういう関係にありそうな他の女生徒と接触する
2.バレないように理事長に近づく
3.理事長室に忍び込みカメラを仕掛ける
4.その他自由指定
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 18:46:50.41 ID:FLDYFCTu0
3
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 18:47:01.88 ID:2PHKMUDAo
3
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 18:47:08.63 ID:3ZrT35A4o
3
30 :
◆VewnKbCuMWTD
[saga]:2020/03/01(日) 20:12:24.45 ID:MhZfMzmZO
奈月(まぁ、決定的な瞬間を撮っちゃうのが一番手っ取り早いよね)
女子高教師「本当にうまくいくんですか、こんなの……」ヒソヒソ
奈月「任せてください。私こう見えて鍛えてるんで、いざというとき走るのめっちゃ速いですよ」
女子高教師「バレるかどうかの心配ですよ!? あなたはともかく私はバレたら即アウトなんですから!」
奈月「勤め先の生徒と付き合う方がチャレンジャーだと思いますよ、せんせい♥」
女子高教師「っ……!」
放課後。
奈月は売春の決定的証拠を掴むため、依頼主である男性教師と一緒に校舎内を歩いていた。
学園という閉ざされた空間で、よそ者が怪しまれることなく内部に潜り込むのは極めて難しい。
だが、奈月はいつもの人懐っこい笑みを浮かべながら廊下を堂々と歩いていた。
途中、何人かの生徒や教師とすれ違ったが、奈月の存在が怪しまれることはなく、むしろ挙動不審となった男教師の方が怪訝な目で見られていた。
奈月は迷いのない足取りで理事長室に向かう。
歩みに合わせ、ひだのついたチェックスカートが揺れた。すらりと伸びた健康的な太ももが、白い素肌を大胆に晒している。
奈月は今、その学園の制服を着て女子生徒に扮していた。
奈月「この制服かわいいですねー! ふふ、私もまだまだイケますよね?」
女子高教師「そ、そうですね……」
奈月「ちょっと、今のはジョークですよ。ツッコんでくれないと私が痛い人みたいじゃないですか」
奈月はそういうが、実際のところ違和感はほとんどないといってよかった。
やや背は高く要所要所の発育はいいものの、幼さの残った端正な顔立ちのおかげで女子高生として十分通用した。
そもそも、年齢で言えば奈月は去年まで高校三年の一つ上でしかない。探偵としていろいろと危ない橋を渡ってきているとはいえ、彼女もまだまだ少女だった。
31 :
◆VewnKbCuMWTD
[saga]:2020/03/01(日) 20:14:34.07 ID:MhZfMzmZO
奈月「ここまででいいですよ。校舎の構造は把握しているのであとはひとりで行けます」
女子高教師「だ、大丈夫ですか?」
奈月「大丈夫ですって。私、野生の勘は鋭いのでヤバいと思ったらすぐに察知して逃げられます」
奈月「じゃ、また明日ね、先生!」
そう言って奈月は、男に向けて屈託のない笑みを浮かべた。
あどけない。本当にまだ学生のようだ。その無垢な笑顔に、男は胸が締め付けられるような高鳴りを覚えた。
奈月(さて……理事長がこの時間いないのは依頼主さんに確認してもらってる。生徒が理事長室に入るところは、依頼主さんの話だと珍しいことじゃないから見られても問題ない)
奈月は理事長室の前に立つと、ドアのカギ穴に小さな針金を挿し込んだ。
手首だけを器用に動かし、最小限の動きで鍵を開ける。はじめから鉤などかかっていなかったというように、奈月は自然な動作で扉を開けて中に入った。
奈月(休憩室とかがあるわけじゃないのね……とりあえず、死角ができないよう2、3個取り付けよう)
理事長は留守にしているとはいえ、あまり時間はかけられない。
奈月は学生カバンから小型のカメラを取り出すと、慣れた手つきでバレにくい場所に設置していった。
奈月(……これでよし。さて、あとは数日後回収してからのお楽しみか)
三分もしないうちにカメラを設置し終わった奈月は、そのままその場を去ることにした。
奈月はどうなる? ↓1コンマ一桁
1〜3 無事に売春の証拠を掴めた
4〜7 出ていこうとしたところで理事長が戻ってきてしまい、咄嗟に物陰に隠れた
8〜0 部屋に戻ってきた理事長に見つかってしまった
ゾロ目 後ろから理事長に羽交い絞めにされ、フェロモンを強制的に嗅がされてしまった
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 20:15:15.97 ID:4g6PcDCJ0
ん
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 20:22:39.86 ID:FK7poNI5O
主人公が不利になるコンマ範囲はもっと広くてもええんやで(提案
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 20:27:08.99 ID:iLLs0njw0
質問この主人公が調教されて落とされたりした場合は新しい主人公作るんですか?
35 :
◆VewnKbCuMWTD
[sage]:2020/03/01(日) 20:54:45.11 ID:UxT4KTQOO
>>34
早く終われば新主人公で続けるつもりですが、長く続けばこの子で終わるかも
36 :
◆VewnKbCuMWTD
[saga]:2020/03/01(日) 20:56:59.96 ID:UxT4KTQOO
奈月(――ヤバい、来る!?)
扉の方へ踵を返した瞬間、奈月の第六感が警鐘を鳴らした。
部屋のすぐそばまで理事長が迫っている。今外に出れば、理事長室から出る瞬間を目撃されてしまう。
奈月(今日は遠方の会議ででかけてるんじゃなかったの!? と、とりあえず隠れないと!)
奈月は周囲を確認し、身を隠せそうな場所を探す。
そして、部屋の中央に置かれた接客用の机の下に滑り込んだ次の瞬間、ドアが開いた。
むわっと、蜜のような甘い匂いが香ってきたような気がした。
瞬間、脳に流れる桃色のイメージ。
奈月は察した。
これからこの部屋で、男と女のまぐわいが始まろうとしている。
奈月(これは……現行犯逮捕できるのでは?)
刑事ではなく探偵である奈月に逮捕権はないし、そもそも不法侵入をしている身なのでたとえ現行犯だとしてもこの場で理事長を問い詰めることなどできないのだが。
それでも、奈月の代わりに設置したカメラが一部始終を収めてくれるはずだ。
37 :
◆VewnKbCuMWTD
[saga]:2020/03/01(日) 20:58:51.95 ID:UxT4KTQOO
「ん、んちゅ、ちゅぱ……あぁん……♥」
奈月(うわ、うわ、うわっ! お、落ち着いて! ここを無事に乗り切れれば、確固たる証拠がつかめるはず!)
自身のすぐ上で繰り広げられている痴態を想像しながらも、奈月は冷静さを保とうとする。
探偵と言う仕事柄、色恋や痴情がもつれたあれこれに立ち会うことも多い。
しかし、誰もが振り返る端正な顔立ちを持ちながらもそういう縁に恵まれなかった奈月は、こういう場面がどうしても苦手なのだった。
まだ幼さの残る少女の艶めかしい声がすぐ頭上から聞こえてくる。
布の擦れる音がする。机の下で寝そべる奈月のすぐそばにスカートとショーツが脱ぎ捨てられたのを見て、奈月は思わず息を呑んだ。
秘所を掻き回す、水気を帯びた音が激しく響き渡る。少女が一際甲高い嬌声を上げたと同時に、男の手は止まったようだった。
荒い息遣いが耳元まで聞こえてくる。それは少女のものだけでなく、自分の吐息の音も含んでいるのだと気付いたとき、本格的な抽挿が開始された。
ぱんぱん、と肉を打つ子気味良い音が響く。
イメージで見た、あの肥えた体躯に細身の少女が突き上げられている様をどうしても想像してしまう。
恥ずかしげもなく喘ぐ少女の快感が、昂揚が、イメージとなって奈月の肌を焦がす。
わずかに鼻を掠める程度だった甘い臭いが、いつの間にか辺り一面に充満していた。
荒く息を吸うたびに、少女と男がまき散らす淫臭が体内に取り込まれる。
ゆらゆらと揺れるような心地よい酩酊感に、奈月の思考がぼやけていく。
奈月(お、おかしい……こんなの、『普通』じゃない……)
奈月の第六感に頼るでもなく、今の奈月の状態は異常だとすぐに分かった。
いくらすぐ傍で本物の性行為が行われているとしても、それだけでここまで興奮してしまうほど奈月は変態ではない。
奈月(間違いない……異能なのか道具なのかは知らないけど、理事長は何らかの方法で生徒たちをそういう気持ちにさせて食いものにしてるんだ!)
奈月(今は、耐えないと……! 映像さえ見れれば、私の目がその正体を教えてくれるはず……!)
奈月「んっ……はぁ、はぁ……♥」
奈月はどうなる? ↓1コンマ一桁
1〜3 なんとかその場をやり過ごし証拠を掴む
4〜7 なんとかその場をやり過ごすも、部屋から出ようとしたところを見つかってしまう
8〜0 気配を殺しきれず見つかってしまう
ゾロ目 我慢できず自慰を始めてしまい、そのままイってしまう
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 21:00:56.83 ID:wlFLbEosO
はい
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/03/01(日) 21:01:20.81 ID:7z05UIRFO
高校生探偵的なキャラも出したいが事務所ありだと19あたりが年齢の下限かな?
40 :
◆VewnKbCuMWTD
[saga]:2020/03/01(日) 21:36:35.18 ID:EBuyJ5JcO
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
刑事「ご苦労さま、お手柄だったな。おかげでホシを捕まえることができた」
奈月「ご褒美ください!」
刑事「会っていきなりそれかよ……依頼主からちゃんと報酬は貰ったんだろ?」
奈月「仕事ですから当然です! でも、私のおかげで凶悪な異能犯罪者を捕まえられたんですから、警察からもご褒美ほしいなぁ♥」
刑事「……ほら、駅前のたい焼き」
奈月「わーい! さすが刑事さん! 当然カスタードですよね!」
刑事「は? あんこに決まってんだろ」
奈月「えぇ!? あの店はカスタードの方がおいしいんですよ!」
刑事「知るかそんなもん」
奈月「はぁあ、まあいいや。いただきまーす!」
刑事「……特殊なフェロモンで女を誑かす異能犯罪者……厄介なやつだったな。お前も危ない橋を渡ったんじゃないか?」
奈月「ぜ、全然! 余裕ですよ余裕! 私はプロの探偵ですから!」
41 :
◆VewnKbCuMWTD
[saga]:2020/03/01(日) 21:39:10.75 ID:EBuyJ5JcO
刑事「はいはい……んで、ひとつツッコんでいいか?」
奈月「なんですか?」
刑事「その格好はどうした。コスプレにでも目覚めたのか」
奈月「違いますよ! 潜入の時に使った制服をもらい受けたんです! せっかくなんで今日だけ着ようと思って」
刑事「そんなもんなんでわざわざ貰ったんだ」
奈月「いろいろあって高校に通えなかったから、制服って憧れがあるんですよねー。まあ、中学は制服だったんですけど」
刑事「……」
奈月「えへへ、似合ってますか?」
刑事「ギリギリな」
奈月「もう、素直じゃないんだからー」
刑事(似合ってるさ、探偵なんかより……とか言ったらうるさそうだな)
奈月「私は天職だと思ってますよ、探偵」
刑事「……!」
奈月「この力はきっと、困ってる人を助けるために授かったんだと思うから」
刑事「……無茶だけはすんなよ。警察の仕事を増やされたらたまったもんじゃないからな」
奈月「それはお互い様ですね」
刑事「ガキが大人の心配なんて百年早い」
奈月「もう! 本当に素直じゃない人だなー!」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
42 :
◆VewnKbCuMWTD
[saga]:2020/03/01(日) 21:40:08.11 ID:EBuyJ5JcO
次の事件 ↓1〜3 コンマ最大
テンプレ参考にさせていただきました
【依頼主】
【事件・怪異】
【犯人・元凶】※犯人・元凶は指定しても現時点では不明でもいい
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