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【安価】ヒカリ「リリウム魔法学校へ! 4人でダブルデート……?」【百合】

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900 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/02(木) 03:50:43.12 ID:GYX88wrfO
1年生組ってラクリマは姉キチ、ゼレスはマホリオキチだからチーム内恋愛成立しなそう……

ステラも性格上、先輩(or来年度以降の後輩)と結ばれそうな予感
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/02(木) 13:27:10.24 ID:Dh5RVIesO
>>1がどこ住まいかは分からないけど、東京は今日100人越えの感染確認されたみたいだから不安
無事なら良いんだが
902 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/04(土) 19:59:33.89 ID:PC0TtGvQO
生存報告欲しいな
903 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/05(日) 00:05:52.58 ID:3DCfJaD4o
生存報告です
お待たせしてすみません…
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 00:07:24.30 ID:V6zSLFfBO
ご無事でよかった。お気になさらず
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 00:20:27.25 ID:5YjJpj+FO
こんなご時世だし無事が確認出来て何より
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 00:43:47.17 ID:CcB4c/6Y0
待ってるよ
907 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 07:23:06.44 ID:zxWLQZuq0
この板に限らないけど更新止まってるSSが結構あって少し寂しい
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 07:33:33.71 ID:upCYd8BzO
>>1が描けない時に無理に急かしてもSSの質が下がるだけだ、ゆっくり待ちましょうぜ
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/12(日) 05:35:23.92 ID:Vo53OsFd0
リアルと作中の時期が一致して安価に季節のネタとか入れやすくなるかもと思ったけど、普通の状況では無いから微妙なところか
910 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/17(金) 01:51:00.18 ID:dBsb5j4so
現況報告です
このSSを書く際には、文字の入力のしやすさから古めのスマホを使っておりました
しかしこの間からバッテリーの膨張が酷く、いろいろ試したり調べたりしたのですが、どうやらこれ以上は使用しない方が良さそうという結論に達しました
新しいスマホもあるのですが、画面下部のフリック入力でホームボタンなどが反応してしまい、とても文章を書くのに向いてるとは言えません
そこでひとまず、パソコンで書いたり、他の中古スマホを購入したり、いろいろ試そうと思っています

ずいぶんお待たせしてしまい本当に申し訳ありません
執筆はまだやめませんので、これからもよろしくお願いします
(なお1は至って健康です、ご安心ください!)
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/17(金) 03:03:17.57 ID:Y5gjuM0e0
アンドロイドならこんなの出てきたけど

https://blue-de.com/blog/20190904140028/?amp
912 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/17(金) 13:13:08.19 ID:ocawrxDiO
新しいスマホあるあるすぎる
とりあえずしばらくはPCで試すとかどうかな?
913 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 20:13:15.64 ID:vqYWUyDv0
そろそろ再開できるのかな、うれしい
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 01:02:49.54 ID:6465giEDO
どこまで進んでたっけと読み返したけど夏休み終わるタイミングだったね
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/22(水) 01:28:27.22 ID:TBY7VAnE0
まだかなー
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 07:08:28.71 ID:6m9gy4Cn0
文字入力問題は解決出来たのかな??
917 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/26(日) 21:27:38.05 ID:SMTzgR6ro
橘花の研究室ーー


コンコンッ


クロエ「失礼するわ」ガチャッ


橘花「おお、クロエか。よく来たな」


クロエ「エミールさんがどうなってるのか気になって見に来たんだけど……」


エミール「……」


クロエ「あら、戻ってるじゃない。よかったわね」


エミール「よ、よくないよっ! 何もかも見られて……ううう……! も、もうお嫁にいけない……」


橘花「何を言ってるんだ」


エミール「裸にひん剥かれて、お……お世話されて、恥ずかしいんですっ!」


橘花「はんっ、そんなことか」


エミール「そんなことって……!」


橘花「お前の世話は私が見る。この先もずっとな」


クロエ「!?///」


エミール「そ、それって……///」


橘花「何赤くなってる。こんな面白い魔法使い放っておくわけがないだろう」


エミール「あ、そ、そうですよね……」

エミール(びっくりした……)


クロエ(この二人実はもう付き合ってたりしないわよね……? 橘花先生無意識にしてもすごいこと言ってるわよ?)


橘花(ん……? 今の発言……まあいいか。とにかく夏休みが明ける前にもう少し実験を進めよう)


ーーーーー

ーーー

918 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/26(日) 21:28:05.03 ID:SMTzgR6ro
カフェーー


ステラ「すいませーん」


店員「いらっしゃいませ! ご注文はお決まりですか?」


ゼレス「チーズケーキとコーヒーをお願いします」


ステラ「私はそうですね……あ、このカップルプレートなんてどうでしょう。なーんて……」


店員「チーズケーキとコーヒー、カップルプレート ですね」


ステラ「あ、ま、待ってください! やっぱなしで! その、ショートケーキとダージリンをお願いします!」アワワ


店員「チーズケーキとコーヒー、ショートケーキとダージリンですね」


ステラ「は、はい。お願いします」


店員「かしこまりました。少々お待ちください」


ゼレス「何してるんですかステラさん……」


ステラ「ほ、ほんの冗談のつもりで……」

ステラ「こ、恋人に見えたんでしょうか……?///」


ゼレス「……さあ」プイッ

ゼレス(変なこと言わないでくださいよ……!///)


ラクリマ「あれ、二人とも」


ステラ「ら、ラクリマさん!? どうしてここに……」


ラクリマ「お姉ちゃんと服を見てたんだ。疲れたからちょっと休憩に寄って、今から帰るところ!」


ティア「……」ペコリ


ステラ「そ、そうだったんですね」


ティア【もう服は買ったので早く帰りましょう】


ラクリマ「せっかく会ったんだし、二人にご一緒してもいい?」


ゼレス「別に構いませんよ」


ステラ「どうぞどうぞ」


ティア【では私は先に帰ってますね】


ラクリマ「うん!」
919 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 21:28:32.33 ID:JJNVV2AaO
おおおお!久しぶり!
920 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/26(日) 21:28:32.35 ID:SMTzgR6ro
店員「お待たせしました」コトッ


ラクリマ「二人は今からケーキ食べるとこだったんだ。お邪魔しちゃったかな」


ステラ「いえいえ。ですが少しお待たせしてしまうかも……」


ラクリマ「全然だいじょーぶ! 二人が食べてるの見てるから!」


ゼレス「見られてると気が散るのですが……」


ラクリマ「気にせず食べて食べて」ジー


ステラ「では……」パクッ

ステラ「うん、美味しいですっ」


ゼレス「あむ……」パクッ

ゼレス「ん……美味しいですね」


ラクリマ「……」ジー…


ステラ「……」

ステラ(見られてます……)


ゼレス「……」

ゼレス(すごく視線を感じる……)


ラクリマ「……」ジー…


ステラ「ひ、一口あげますから!」


ゼレス「ジロジロ見るのやめてください!」


ラクリマ「やった♪ ケーキいただきまーす!」パクッ

ラクリマ「うまー」ニコニコ


ステラ(毒気抜かれる笑顔ですね……)


ーーーーー

ーーー

921 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/26(日) 21:29:02.08 ID:SMTzgR6ro
その頃橘花の研究室ーー


橘花「さあエミール、次の実験だ。この魔法陣の中でいつもの魔法を頼む」


エミール「は、はい。えいっ!」


橘花「今回は何が起きるか……」


玄関ーー


ラクリマ「ただいまー」


ティア「おかえりなさいです、ラクリマ。二人に迷惑はかけませんでしたか?」


ステラ「大丈夫でしたよ。とっても楽しく過ごせました」


ティア【それは何よりです】

ティア「……っ!?」ドクンッ


ラクリマ「お姉ちゃん!? うっ……!」ドクンッ


ゼレス「ちょ……二人とも大丈夫ですか!?」


ラクリマ?「は、はい……少しふらついただけです」ヨロ…


ティア?「びっくりしたー……なんだったんだろ……」


ステラ「あれ、口調が……」


ティア?「あれ、私が目の前にいる……」


ラクリマ?「え、あれ……私……?」


ティア?「もしかして……」


ラクリマ?「私達……」


ティアラクリマ「入れ替わってるー!?」


ゼレステラ「ええーーー!?」


ーーーーー

ーーー

922 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/26(日) 21:29:31.26 ID:SMTzgR6ro
クロエ「それで相談に来たのね……正直パッと見じゃ分からないけど」


ティア?「でも入れ替わってるのは確かなの!」


ラクリマ?【助けてください!】


クロエ「そんな奇妙な魔法を使う人なんて……あ」


ステラ「心当たりが?」


クロエ「一人だけね」


橘花の研究室ーー


橘花「不発……と」カキカキ


エミール「何か出た気はしたんですけど……」


橘花「そういうこともあるさ。魔力だけ消費したのかもしれん」


コンコンッ


クロエ「失礼するわ。今日ってエミールさんの魔法使ったかしら」


橘花「使ったが……何かあったか?」ウキウキ


クロエ「なんでウキウキしてるのよ……。まあいいわ、入ってきて」


ティア?「失礼しまーす」


ラクリマ?【失礼します】


橘花「その二人に何か? 見た目にはよく分からないが……」


クロエ「入れ替わってるらしいのよ。中身が」


橘花「ほう!」

橘花「分析魔法【アナライズ】」ヴン…

橘花「……なるほど、確かにエミールの魔力が関与しているようだ」


クロエ「治るのかしら?」


橘花「この魔力量なら二日といったところか。夏休みが終わる前には勝手に魔力が薄れて元に戻る」


ラクリマ?【戻るんですね】ホッ


ティア?「よかったー。ずっとこのままじゃ不便だもんね」
923 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/26(日) 21:29:58.66 ID:SMTzgR6ro
ティア?「それじゃあこのままアルシェさんに会ってみよーっと」ニヒヒ


ラクリマ?「……まあ構いませんが」


ティア?「えっ?」


ラクリマ?「さすがに入れ替わった以上アルシェに会わないで、というのは難しいですし」


ティア?「そ、その反応は予想外」


ラクリマ?「人に迷惑をかけなければいいです。アルシェにはしっかり説明しておきますから」


ティア?「はーい! 迷惑はかけません!」


ラクリマ?(……このままアルシェとラクリマが愛し合うとどういうことになるんでしょう……。見た目は私だし、浮気じゃない……? う、ううーん……?)モヤモヤ

ラクリマ?「あ、あんまりイチャイチャはしないでくださいね」


ティア?「うん、お姉ちゃんの彼女だもん。気をつけます!」ピシッ


ーーーーー

ーーー

924 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/26(日) 21:30:27.47 ID:SMTzgR6ro
ラクリマ?「というわけで、今は中身が入れ替わってます」


アルシェ「こっちがティア?」


ラクリマ?「はい」コクリ


アルシェ「こっちはティアじゃなくてラクリマ」


ティア?「そうでーす!」


アルシェ「……」チラッ


ラクリマ?「今回はラクリマとくっついても仕方ないです。三日の辛抱なので、お部屋はこのままでお願いします」


アルシェ「分かった」コクリ


ティア?「よろしくね、アルシェおねえちゃん!」


アルシェ「おねえちゃん……」キュンッ


ラクリマ?(うう……ああ言ったばかりですが、目の前でこうイチャイチャされると気が気ではないですね……。寝取られ……になるんでしょうか)モヤモヤ


ーーーーー


夜ーー


ティア?「アルシェおねえちゃん、ご飯一緒に食べよう!」


アルシェ「……」フルフル


ティア?「ええー、今のラクリマはティアお姉ちゃんの体だよ? 浮気じゃないよ?」


アルシェ「アルシェが好きなのはティア。ティアの体じゃない」


ティア?「う……か、かっこいいなあ、もう」


アルシェ「ラクリマも好きな人ができたら分かるよ」


ティア?「そういうもんかなあ……」


ーーーーー

ーーー

925 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/26(日) 21:31:00.84 ID:SMTzgR6ro
二日後ーー


ティア?(結局一度もイチャつけなかった……)


アルシェ「今日はプリンを買ってくる」


ティア?「プリン?」


アルシェ「食堂で美味しいのが売られるらしい。個数限定だから急がないと」


ティア?「……ぷっ」


アルシェ「?」


ティア?「なんかあれこれ悩んでたのが馬鹿らしくなってきちゃった。一緒に食堂行こ!」


アルシェ「ん。人手は多い方が嬉しい」


ティア?(アルシェおねえちゃんはブレないな……)クスッ


食堂ーー


「これより極上プリンの限定販売をはじめまーす!」


わあああああっ!


ティア?「すごい熱気……」


アルシェ「女の子は甘いものに目がない。こうなるのも仕方ない」グウウ…


ティア?「女の子は甘いもののためにそんなギラついた目はしないよ……」


ラピス「分かりますよ、アルシェさん」ヌッ


ティア?「うわびっくりした!」ビクッ


ラピス「負けられない戦いがここにはある。そういうことです」


アルシェ「その通り」コクリ


「他人の取ったプリンを強奪しない、ルールはそれだけです! では、スタート!」バサッ


ラピス「行きますよアルシェさん!」


アルシェ「ん!」


ーーーーー
926 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/26(日) 21:31:28.59 ID:SMTzgR6ro
アルシェ「うまうま」パクパク


ラピス「美味しいですねえ」パクパク


ラクリマ?「あ、いました」


ティア?「お姉ちゃん!」


ラクリマ?「そろそろ魔力が切れるらしいので探してたんです。プリンが売ってると聞いて、もしかしたらここにいるかもと」


ティア?「そっか、もう入れ替わりもおしまいか」


アルシェ「元に戻るの?」


ラクリマ?「そのようです」


ラピス「ふむふむ、確かになんらかの魔力が消えかけてるのを感じますね。魔力消滅のカウントダウンでもしましょうか」


ラクリマ?「お願いします。急に変わったらびっくりしそうなので」


ラピス「残り30秒ほどでしょうか」


ティア?「え、もう終わっちゃうじゃん!」


ラピス「そうこう言ってる間に残り20秒です」


ラクリマ?(気が気でない数日でした……やっと終わるんですね)


ラピス「10、9、8……」


アルシェ「……」ウズウズ


ラピス「3、2、1、はい!」


ティア?「ううっ」ズクッ


ラクリマ?「く……っ」フラッ


アルシェ「ティア、ラクリマ!」ガシッ


ティア「ううん……」


ラクリマ「戻ったの……?」ムクリ

ラクリマ「おお! 体の感覚がいつもどおり! 戻ってる!」


ティア「よかった……無事戻ったみたいです」ホッ


アルシェ「ティア!」ガバッ

アルシェ「ティア……」スリスリ


ティア「ちょ、ちょっとアルシェ!?///」


ラクリマ「我慢してた分爆発してるのかな〜。私が何しても反応しなかったもん」
927 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/26(日) 21:31:56.39 ID:SMTzgR6ro
ティア「そ、そうなんですか……?」


アルシェ「うん……中身までティアじゃないとティアじゃないから」ギュウウ…


ティア「わ、分かりましたからちょっと離れて……」


アルシェ「ティア……ちゅ」


ティア「んんっ!?///」


ラクリマ「!!///」キャー


ラピス「あらあら」


アルシェ「ティア……足りない……もっとぉ……」


ティア「ま、待ってください!」グイッ

ティア「せ、せめてお部屋で……ね?」


アルシェ「うぅ……」ウズウズ


ティア「ほ、ほら、行きますよ」


てくてく


ラクリマ(すごいもの見ちゃった……生ちゅー……///)


ラピス「あつあつですねえ。微笑ましいです」ウフフ


ーーーーー

ーーー

928 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/26(日) 21:32:23.95 ID:SMTzgR6ro
始業式の日ーー


ヒカリ「ふあ……」ムクリ


クロエ「ちょっと、大丈夫? 用意しないとまずい時間よ」


ヒカリ「え、嘘……」ノソリ


クロエ「何回も起こしたのにぽけーっとしてるんだもの。初めて見たわ、そんなヒカリ」


ヒカリ「うん……なんでだろ……」モソモソ


クロエ「……ヒカリ、おでこ出して」


ヒカリ「うん……?」


クロエ「んー……」ピトッ

クロエ「熱はなさそうだけど……なんか気分悪そうね。大丈夫?」


ヒカリ「分かんないけど……なんか気分が悪いかも」


クロエ「今日は無理しないで休んだら? 今日は始業式だけだし……」


ヒカリ「うん……そうする……」モゾモゾ


クロエ(だ、大丈夫かしら……)


ーーーーー

ーーー

929 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/26(日) 21:32:50.91 ID:SMTzgR6ro
始業式ーー


樹「ーーこれからの学生生活もより自立した精神で取り組むよう心がけてください。以上です」


「校長先生ありがとうございました。では退場を……」


クロエ(なんか休みが多いわね)キョロキョロ

クロエ(休み明け、だからかしら……)


校長室ーー


樹「休みが多すぎる!」ダンッ!


ラミー「い、樹落ち着いて……」


樹「休んだ生徒を集めて一度お説教が必要ね……!」ブツブツ


ラミー「い、樹っ」


樹「なに、ラミー。今忙しいから後で……」


ラミー「変じゃない? こんなに休むなんて……」


樹「変?」


ラミー「えっとえっと……休んだのに何か理由があるのかも。例えば……そう、昨日のプリンの争奪戦でケガしちゃったとか」


樹「それはそれでお説教ものだけど……確かにそうね、何か理由があるのかも……。一度確認しましょう。呼び出すから、ラミーは少し別の部屋にいてね」


ラミー「うん」


樹「拡声魔法【スピーカー】。『本日始業式に出られなかった生徒で、体調不良などて動けない者以外、校長室にお集まりください。繰り返しますーー』」


ーーーーー

ーーー

930 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/26(日) 21:33:21.34 ID:SMTzgR6ro
樹「けっこう集まったわね……」

樹「さて、理由を聞かせてもらおうかしら。なんで休んだのか」


「それはその……宿題が終わってなくて」

「夏休みの終わりが受け入れられなくて……」


ヒカリ「なんだか気分が乗らなくて……」


ナナ「あ、わ、私もです……なんだか気分が」


樹「宿題が終わらないだの気分が乗らないだの……そんなことで休むのはごんごどうだ……」ハッ

樹「ヒカリさんに……ナナさん?」


ヒカリ「はい……」


ナナ「なんでしょう……」


樹「あなた達は気分が乗らないからって休むような生徒じゃ……いえ、他の子も休みがちな子ではないわね……」

樹「本当に「気分が乗らない」から休んだの?」


ヒカリ「そうです……朝からなんかダルくて……」


樹「……みんな、悪いけど今から橘花のところへ行ってくれる? 一応診てもらいましょう」


ナナ「はい……」


ぞろぞろ……
931 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/26(日) 21:33:49.96 ID:SMTzgR6ro
橘花の研究室ーー


橘花「ふむふむ……なかなか面白そうな話だな。早速解析してみよう」


樹「ええ、お願い。終わったらあなたの主観で構わないから、何が起こってるのか教えてちょうだい」


橘花「了解した。じゃ、早速やっていこう。解析魔法【アナライズ】」

橘花「ふむふむ」カキカキ


ーーーーー

ーーー




橘花「樹、結果が出たぞ。ひとまず生徒たちは自室に帰した」


樹「そう。結果は?」


橘花「全員に魔力量減少の傾向が見られた。量に差はあるが、ひどい奴は半分以上も魔力が減ってる」


樹「そんなに……」


橘花「魔力量が突然減ったことによる強い倦怠感が原因だろうな。しっかり寝て休めば大丈夫だ」


樹「いっせいにいろんな人の魔力が無くなるなんて……そんなことってあるの?」


橘花「普通はない。明らかに人為的な何かが働いてる」


樹「誰かが魔力を奪った……」


橘花「そういうことだ。誰がなんのためにやったのかは分からないがな」


樹「分かったわ、ありがとう橘花」


橘花「いやいや、中々楽しかったよ。じゃあな樹」


バタン


樹(嫌な予感がするわ……)
932 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/26(日) 21:34:19.25 ID:SMTzgR6ro
翌日、部室ーー


クロエ「ヒカリ、もう動いて大丈夫?」


ヒカリ「うん。動ける程度には元気だよ」


クロエ「良かったわ。みんな心配してたし、動けるのが一番よね」

クロエ「さてと……」

クロエ「みんなに報告があるわ。聞いてちょうだい」


ざわざわ ざわざわ


クロエ「私達二年生に転入生が来たの。その人が演劇部に入りたいとの希望で、早速来てくれてるわ」


ガラガラッ


舞「ごきげんよう。音無舞です」ペコリ


レナ「は!?」


モミジ「え、カサブランカの人……だよね?」


ざわざわ ざわざわ


ラクリマ(誰?)キョトン


クロエ「紹介するわ。元カサブランカ演劇部、音無舞。カサブランカを全国二連覇に導いた役者よ」


舞「よろしくお願いします」ペコリ


レナ「辞めてこっちに来たの?」


舞「はい。カサブランカは私一人には背負えませんから」


凜華「カサブランカの演劇部は舞さんに頼り切りで、他の人はやる気がないみたい」


レナ「ふうん……」


舞「リリウムの一員として、これから切磋琢磨していければと思っています。どうぞよしなに」ペコリ


クロエ「それじゃあ、今日の練習を始めるわよ。まずはストレッチから、次に発声よ」


はいっ!


ーーーーー

ーーー

933 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/26(日) 21:34:55.54 ID:SMTzgR6ro
クロエ(舞の入部もまずまず受け入れられたみたいね。さ、これからどうなるかしら)


現在の目標
・部活に精を出す

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

9月第1週
1/16回目の行動です

二学期は9月〜12月までの4ヶ月です(年末にはお休みになります)
1ヶ月を4週間として行動します

8回目の行動終了後、マホリオ学外対抗戦へと移ります
12回目の行動終了後、文化祭へと移ります
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 21:50:08.66 ID:9CMTEAjF0
リズがさらにひと回り大きくなる
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 22:05:24.51 ID:JrNyrTHMO
ラクリマ、ノルンに付き合ってもらって演劇のお勉強をする
936 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 22:11:19.26 ID:PfSDoNO40
リズがイタズラの楽しさを覚え色々やらかす

なお保護者達からのガチ説教が待っている模様
937 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 22:16:43.35 ID:Jd57MN2RO
魔獣2匹と仲良くなろうと色々頑張ってみるクロエ
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 22:17:53.00 ID:gxkAJb+Io
先日の集団体調不良について調べてみる
939 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 10:16:52.88 ID:cP0Lp6Wp0
お帰りなさい
940 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 13:00:03.41 ID:9B1ppyVqO
演劇戦力めっちゃ増えたけど今後の目標的にはどうなんだろかね
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/28(火) 20:49:43.12 ID:v844YTMB0
意外な安価からシリアスになるの面白いな
942 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/29(水) 18:04:05.70 ID:UEDBbKZpo
空き教室ーー


リズ「しゅあ……」ムズムズ


ローラ「よしよし」ナデナデ


クロエ「リズ、どうかしたの?」


リズ「体中かゆいの〜……」ムズムズ


ローラ「脱皮の前兆だよ。また体が大きくなってるの」

ローラ「少し皮がめくれてきてるし、もう少しの辛抱だよ」ナデナデ


リズ「ううう〜……!」ムズムズ


ルク「ほら、暴れない。暴れるときれいに脱皮できませんよ」


ローラ「ルクさんも人化して頭撫でてあげてくれませんか? そしたら落ち着くと思うので……」


ルク「構いませんよ」キンッ

ルク「ほら、これでどうですか」ナデナデ



リズ「ルクの手あったかい……」


ローラ「不死鳥の体温と癒やしの力の合わせ技だね」


リズ「うん……」ウトウト

リズ「!」ピクン


ずるずる……っ


リズ「脱皮できたー!」ワーイ


クロエ「おおー」パチパチ


ルク「中々大きくなりますね……不死鳥状態の私といい勝負なくらいですよ」


ローラ「まだまだ大きくなるはずだよ。成体のバジリスクは木と同じくらい大きくなるんだから」


リズ「大きくなるの楽しみ!」


ローラ「んーと……それじゃあリズ、脱皮した体に慣れてほしいから少しこの教室にいてくれる?」


リズ「うん!」
943 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/29(水) 18:04:33.51 ID:UEDBbKZpo
クロエ「じゃあ次は私の番ね」


ローラ「うん。別の教室行こっか」


リズ「どこいくの?」


クロエ「私も魔獣と仲良くなる練習中なの。ここだと強力な魔獣がいすぎて訓練にならないわ」


リズ「そっかー……」


ルク「私も人化したのでちょっと出掛けてきます。いいですか?」


ローラ「うん、もちろんだよ」


クロエ「少し一人になるみたいね。留守番できる?」


リズ「できるよー! みんな、いってらっしゃい!」


ーーーーー

ーーー




リズ「……みんなもう行ったかな」キョロキョロ

リズ「しゅるる♪」


カチャリ


リズ(窓の鍵開けもお手の物♪)スルスル

リズ(今日はー……あそこ!)ウネウネ


食堂ーー


アルシェ「もぐもぐ……」パクパク


ティア「……」ジー…


アルシェ「……そんなに見られてると食べづらい……///」


ティア「ご、ごめんなさい。食べてるアルシェ可愛くて、ずっと見てられるから……///」


リズ(通りますよ〜♪)ウネウネ


アルシェ「!?」ガタンッ


ティア「どうしました?」


アルシェ「い、いま、窓の外、へ、へび、でっかいヘビ……!」ワナワナ


ティア「窓の外って……そんなところからヘビが見えるわけ……」チラッ
944 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/29(水) 18:05:02.41 ID:UEDBbKZpo
リズ(べろべろば〜♪)


ティア「ひっ……!!」


アルシェ「こ、こっち見てる……! き、破壊魔砲【キャノン】!!」ズゴオオオッ!


バリイイイイインツ!


リズ(ひいいっ!?)ピューッ


「な、なにごと!?」 「窓割れてるよ……」 「びっくりしたー」


アルシェ「いま、窓の外に、へ、へび、いて、こっち、見てて……」


「わ、私も見ました……食べようとこっちを見てて……」


ティア「こ、こわかった……」


「先生に知らせてくる!」 「ちょっと誰か魔法強い人呼んできてー!」


リズ(あー面白かった♪ 教室にもーどろっと♪)シュルシュル


ーーーーー

ーーー




別の教室ーー


クロエ「テネリタス、ティト、こっちを見なさい」


テネリタス「……」ツーン


ティト「……」グテー…


クロエ「な、なんでダメなのよ……」


ローラ「どこかに逃げたり噛み付いたりはしないんだけど……」


ティト「すまないご主人……我は星の輝きがないと力が出ないのだ……」グダー…


クロエ「ティトはまあ……理由は分かるわ。テネリタスは……」


テネリタス「別に主のことは嫌いじゃないよ。でも特別好きでもない。一番魔力が馴染むから近くにいるだけさ」


クロエ「くう……!」
945 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/29(水) 18:05:44.97 ID:UEDBbKZpo
ローラ「最初はそんなものだよ。ご飯とか、毛づくろいとか、そういうことを一緒にやってく内にいつの間にか特別な関係になれるんじゃないかな」


クロエ「じゃあほら……さっきローラからもらった小魚でも」ザラーッ


テネリタス「おっ、いいねー♪」パクッ


クロエ「はあ……早くローラと魔獣のみんなみたいに仲良くなりたいわね……」ナデナデ


テネリタス「!」


クロエ「……」ナデナデ


テネリタス「……これは」ボソッ

テネリタス(主の手……気持ちいいな……)スリスリ


ごろごろ……♪


ローラ「あっ」


クロエ「?」ナデナデ


ローラ「テネリタスちゃん、クロエちゃんの手が気持ちいいんでしょ」


テネリタス「!? そ、そんなことはないっ!///」


ローラ「でも喉鳴ってるもんなー。そのタイプの魔獣は気持ちいいところを撫でられると、ついつい喉がごろごろーって鳴っちゃうんだよね」


クロエ「そうなの?」ナデナデ


テネリタス「……っ、くるる……っ」プルプル


ローラ「わ、抑えようとしてる。可愛い♪」

ローラ「クロエちゃんはマッサージが上手だから、魔獣にも気に入ってもらえるかもね」


クロエ「そうなのね……! まずはナデナデから始めるわ!」ナデナデ


テネリタス「ごろごろ……っ♪」


ティト(気持ち良さそうだな……)


コンコンッ


ローラ「? はーい」ガララッ


樹「ああ、やっぱりここにいたのね。少しお話いいかしら」


ーーーーー

ーーー

946 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/29(水) 18:06:17.66 ID:UEDBbKZpo
空き教室ーー


ルク「ただいま戻りましたよ」


リズ「おかえり、ルク!」


ルク「いい子にしてましたか?」


リズ「うん!」


ルク「そうですか」

ルク「勝手に脱走して、食堂の周りをうろちょろして、他の人に迷惑をかけるのがいい子ですか」


リズ「ひっ!?」


ローラ「リズ……」ユラリ


リズ「ろ、ローラ!?」


ローラ「私がクロエちゃんと他の教室にいた間、何をしてたか聞かせてくれる……?」ギギギ…


リズ「あ、あう、あうぅ……!」


クロエ(リズ……これはもう私にも止められないわ……)


ーーーーー

ーーー




リズ「ごべんなさいでした……」ベソベソ


ローラ「まったく……急に校長先生に声かけられてびっくりしたんだから。イタズラはもうしちゃダメだからね」


リズ「はい……」


クロエ「校長先生がフェイクの魔獣を仕留めたって言って回ったから、あまり混乱は広がってないみたいね」


ローラ「校長先生には頭が上がらないよ……」


ルク「一歩間違えたらアルシェさんの魔法が当たってたかもしれないんですよ。そこのところ分かってますか?」


リズ「はい……分かってます……」


クロエ「ルクさんやけに怒るわね。やっぱり心配だった?」


ルク「心配ですよ! リズはまだ子供なんですから、しっかり守らないと……」
947 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/29(水) 18:06:46.70 ID:UEDBbKZpo
クロエ「最初の頃暴れてたリズを仕留めようとした人と同一人物とは思えないわね」


ルク「あれは……」


ローラ「ルクさんもいつの間にかリズのこと大好きになってましたもんね」


ルク「う、うるさいです。それよりリズ、あなたはもう少し反省して……」


リズ「ルク、リズのこと好きなの?」キラキラ


ルク「うぐ……っ。し、知りませんそんなこと」プイッ


リズ「……」シュン


ルク「ああもうっ、嫌いな相手のお世話なんかするわけないじゃないですか」


リズ「……!」パアアッ


クロエ(……というかルクさんが人化して済ませた用事って)チラリ


ローラ(子供服の紙袋……。リズがいつ人化できるようになってもいいように、お洋服買いに行ってたんだ)ホッコリ


リズ「えへへ、もうイタズラしないからね」


ルク「そ、そんなの当たり前です」プイッ


クロエローラ「……」ホッコリ


ーーーーー

ーーー

948 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/29(水) 18:07:14.16 ID:UEDBbKZpo
中庭ーー


ラクリマ「あ、ノルンいた」


ノルン「ん〜……?」


ラクリマ「ここで寝てるって聞いてきたんだ。隣いい?」


ノルン「どうぞー……ふああ……」


ラクリマ「あのさ……ズバリ言うけど、演技を教えてほしいんだ」


ノルン「えー……?」


ラクリマ「ほら、途中入部で勝手が分からなくてさ。やっぱやるなら本気でやりたいし」


ノルン「いい心がけだねー。でも、わたしより先輩に聞いたほうがいいんじゃないの〜」


ラクリマ「先輩達はこれから文化祭に向けてそれどころじゃないでしょ。だからノルンにお願いしたいの」


ノルン「……ノルンも初心者だから、教えられることは少ないよ〜。それでもいいならいいけど〜」


ラクリマ「ぜひお願いします!」ガバッ


ノルン「分かったよ〜も〜。じゃあ部室行こ〜」


ラクリマ「うん!」


部室ーー


ノルン「ノルンが知ってるのは、一人でできる発声練習と筋トレくらいだから、それをまず教えるね〜」


ラクリマ「お願いします!」


ノルン「じゃあまず腹式呼吸の練習から〜。肩幅で足開いて立って〜」


ラクリマ「ふむふむ……」


ーーーーー

ーーー

949 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/29(水) 18:07:49.17 ID:UEDBbKZpo
クロエ「ラクリマもいい感じで馴染んできたわね」


ヒカリ「舞さんの演技もみんな感心してるよ。今のところはいい影響が出てるみたい」


クロエ「……」ジ…ッ


ヒカリ「な、なに?///」


クロエ「いえ、今はもうヒカリも元気だなーって」

クロエ「あの時休んでた人もみんなもう普通に生活してるのよ」


ヒカリ「いいことじゃない?」


クロエ「そうだけど……あの一日だけ大量に休むっておかしくない?」


ヒカリ「おかしい……かな」


クロエ「あの日と何か違うことってある?」


ヒカリ「あれから橘花先生に検査してもらって、体内の魔力量が正常値に戻ってるって聞かされたよ」


クロエ「魔力が減ってたの?」


ヒカリ「そうみたい。魔力が突然減ったせいでダルくなっちゃうのは、魔法使い共通の現象なんだって」


クロエ「魔力が突然減る……それも大量に……」

クロエ「誰かに奪われたとか、ないわよね?」


ヒカリ「夏休み終わる前はクロエと一緒にいたし、体調悪くなるまで誰とも会ってないよ」


クロエ「そうよね……。それは私が一番知ってることだったわ」

クロエ「ちょっと聞き込みが必要かもしれないわね」


ヒカリ「そこまでしなくても……」


クロエ「彼女がまたいつ体調不良になるか分からないって怖いわよ?」


ヒカリ「確かに……ボクもクロエが体調不良で寝込んだら嫌だな」


クロエ「でしょ? だから納得するまで調べるわ」


ヒカリ「うん、ボクも手伝うよ!」


現在の目標
・集団体調不良について調べる
・部活に精を出す

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

9月第2週
2/16回目の行動です

8回目の行動終了後、マホリオ学外対抗戦へと移ります
12回目の行動終了後、文化祭へと移ります
950 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/29(水) 18:33:36.09 ID:TjHRCloyO
体調不良の件からかナナにいつも以上にべったりのウィン
ナナや時雨が言うにはかなりピリピリしているらしい
951 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/29(水) 18:49:58.17 ID:yeCc2H2VO
旅行などのいつものメンバーで集合して他に体調を崩した人がいないかとか色々情報共有
952 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/29(水) 19:02:48.56 ID:3OCOmL350
リリィから樹に「下心があるならまだしも橘花の行動は後々エミールや元黒魔術部員を悲しませる事にならないか?」と相談が上がる

生徒×教師の立場からナミネ・ラミーも交えて教え子のために介入すべきか自由恋愛の名の下静観すべきか方針検討会議(と言う名で実質デート)
953 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/29(水) 19:03:16.60 ID:D+gJiGbpO
ラクリマがマホリオで合図がバレないよう古代言語を使おうと提案するが、ステラもゼレスもさっぱり理解できなかった
954 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/29(水) 19:08:01.30 ID:JdOjt1ffO
ティトをステラ(とゼレス?)に預けてみる
955 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/31(金) 07:20:07.84 ID:qRSfoFAPo
橘花の研究室ーー


橘花「じゃあな、エミール。また来週来てくれ」


エミール「は、はい」


リリィ「……」ジー…


校長室ーー


リリィ「あれはだめです。いけません!」バーン


樹「え、なに、なに!?」ビクッ


リリィ「橘花先生のことです! ラミーさんをたぶらかして……!」


樹「ああ、そういうこと……。でも橘花にはそのつもりはないのよね」


リリィ「余計たちが悪いですね……」


樹「橘花は面白い魔法にしか興味がないのよ」


リリィ「どうするんですか。あのままだとラミーさんが悲しむことになります。それに元黒魔術部員の皆さんも……」


樹「あまり介入しすぎても良くないけど、元とはいえうちの生徒が悲しむのは見たくないわね……。少し話し合いの時間を取りましょう」


リリィ「はいっ」


ーーーーー

ーーー

956 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/31(金) 07:20:38.42 ID:qRSfoFAPo
レストランーー


樹「で、リリィ先生はどう考えてるのかしら」


リリィ「橘花先生に置かれてる状況を説明すべきです。誰がどう見てもエミールさんは橘花さんのことが好きです。それなのにあんな態度……」


樹「私はエミールさんが自ら動かない以上、静観するのも手だと思ってるわ」


リリィ「ナミネさんはどうですか?」


ナミネ「私はその……校長先生に賛成です。何も言わないってことは、今の関係で満足してるのかも」


ラミー「私は伝えた方がいいと思います。実験にだけ付き合わされるって……嫌じゃないですか。自分じゃなくて魔法にしか興味がないみたいで」


樹「意見が分かれたわね……」


ナミネ「やっぱりその、エミールさん? に聞くのが一番ではないでしょうか」


リリィ「それもそうなんですが……」


樹「ひとまず話し合いはやめて、食事でも楽しみましょう」


ラミー「うん。いただきます」


ナミネ「いただきます」


リリィ(ナミネさん一口ちっちゃい……可愛い……)キュン


樹(ラミーは美味しそうに食べるわね……)ホッコリ


ーーーーー

ーーー

957 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/31(金) 07:21:12.57 ID:qRSfoFAPo
学校、食堂ーー


クロエ「大体集まったわね」


凜華「こんなに人を集めてどうするんだい?」


クロエ「単刀直入に聞くけど、夏休み明けに休まなきゃいけないほど体がダルかった人っているかしら」


ヒカリ「はい」スッ


ナナ「私もです」スッ


アルシェ「ん」スッ


デン「は、はい」スッ


クロエ「こんなに……」

クロエ「聞いてる人もいるかもしれないけど、夏休み明けに魔力不足で休んだ人がいるの。そこで、みんなの話を聞いてみたくて」


イリス(ママのせいだ……)


ノワール「イリス? どうかした?」


イリス「ど、どうもしてませんよ。大丈夫です」


ウィン「誰かが夏休み最後の日に盗ってったんだよ。間違いない」


クロエ「そうなの?」


ナナ「らしい……です」


ウィン「ボクも盗られたから分かる。誰かに何かされたんだ」


クロエ「ウィンさん機嫌悪い?」


ウィン「ちょっとね。ナナも目の前で魔力が盗られてたのに、何もしなかった自分が悔しくて……」ギリッ


時雨「ちょっとじゃないだろう。そんなにピリピリしてるくせに」


クロエ「まあ、そこはいいわ。それよりもこのメンバーを見るに……」


ウィン「魔力の質が高い人、魔力を他人に渡せる人を狙ったみたいだね」


クロエ「そう……ね」
958 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/31(金) 07:21:41.69 ID:qRSfoFAPo
クロエ「魔力を欲しがってる人がいるってことね」


ノワール(なんだかイリスのママさんみたいな人だな)


ウィン(イリスの母親は確か魔法の研究を……)


クロエ「今のところは誰がなんのためにやったのか不明だけど……みんなもこれから注意してね。またいつ来るか分からないんだから」

クロエ「魔力がなくなると免疫力も下がって風邪引いたりもするし、それに魔力で悪さされないととも限らないし、いいことないからね」


ウィン「次来たらぶっ飛ばす」


クロエ「た、頼もしいわ」

クロエ「集まってもらって悪かったわね。解散してもらっていいわ」


ノワール「クロエ、ちょっと話が」ヒソヒソ


クロエ「?」


ーーーーー


ノワール「関係あるか分からないんだけど、イリスのママさんが魔力を欲しがってたなって」


クロエ「そうなの?」


ノワール「研究がどうのって言ってたし、なんかやばい人っぽかったし……」


クロエ「イリスのママってセレニテさんよね? 会ったことあるけど優しそうな人だったわよ」


ノワール「えっ?」


クロエ「えっ、違うの?」


ノワール「いや、セレニテさんだけど……娘のためならなんだってするみたいな感じの人だったし……」


クロエ「変ね……」


ノワール「もしセレニテさんならやばい気がする。これ、私から言っていいのか分からないけど、イリスって魔力欠乏症を患ってて、それも関係してるかもしれないから……」
959 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/31(金) 07:22:10.33 ID:qRSfoFAPo
クロエ「魔力欠乏症!?」


ノワール「う、うん。でもその例のママさんのおかげで、人から魔力を貰って魔法が使えてるみたい」


クロエ「そうなのね……」

クロエ「調べてみてもいいかもね。ありがとう、ノワール」


ノワール「ううん。私は知ってることを教えただけだから。伝えたいことはそれだけ」


クロエ「そう。じゃあ私行くわね」


ノワール「うん」

ノワール(もし仮にイリスのママさんだとしたら、イリスに説得してもらわないとなのかな……)


ーーーーー

ーーー




クロエ「ステラ、ちょっといい?」


ステラ「あ、先輩。どうかしましたか?」


クロエ「ティト、おいで」


ティト「……」テクテク


ステラ「この子は……」


クロエ「ステラが落とした星から産まれた子よ。もしかしたらステラの魔力と馴染むかもと思って」

クロエ「ステラさえよかったら少しの間お世話してみてくれない?」


ステラ「ええ、いいですよ。懐いてくれるかは分かりませんが……」


クロエ「ダメならまた私が面倒見るわ。まあ、ティトは人間が好きみたいだからあまり心配はしてないけど」


ティト「よろしく頼む」


ステラ「はい、ティトさん。よろしくお願いしますね」ナデナデ


ーーーーー
960 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/31(金) 07:22:41.20 ID:qRSfoFAPo
ステラ「二人とも、お待たせしました」


ラクリマ「なんの話だったのー?」


ティト「我のことだ」ヒョコッ


ゼレス「わっ!?」


ラクリマ「おお? 何この子」


ステラ「少しの間お世話してほしいとクロエ先輩に頼まれまして」


ティト「我はステラ殿の魔法によって引き寄せられた。よってステラ殿の魔力と馴染むかもしれないという我が主の提案だ」


ラクリマ「ほー」


ゼレス「人の言葉を喋る狼……興味深いですね」


ラクリマ「ねー」ナデナデ

ラクリマ「おっと、その前に作戦会議の続きだよ」


ステラ「そうでしたね。お待たせしてすみません」


ラクリマ「いいよいいよ。で、早速提案なんだけど、私のチェンジボードに番号を振ってるじゃん? その番号を古代数字に置き換えたら相手にバレにくいんじゃないかなって」


ゼレス「古代数字?」


ラクリマ「まず、マ、ア、サ、ラ、タが基本の1〜5ね」


ステラ「ま、待ってください。聞き取りづらいです」


ラクリマ「マ、ア、サ、ラ、タ」


ゼレス「……続けてください」


ラクリマ「それで、これがバレたときはチュータを使う」


ゼレス「チュータ?」


ラクリマ「足し算だね。マ、チュータ、マなら1たす1で2、つまりアってこと。ア、チュータ、サなら2たす3で5。タになる」


ステラ「えっと、えっと……」


ラクリマ「これもバレたら、キュータ。引き算を使う」

ラクリマ「タ、キュータ、マなら5ひく1で4。つまりラ」
961 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/31(金) 07:23:16.57 ID:qRSfoFAPo
ゼレス「数字も記号も聞き取りづらすぎです! 却下!」


ラクリマ「えー!?」ガーン


ステラ「試合中に聞き分けて、しかもその数字を思い浮かべるとなるとちょっと厳しいと思います……」


ラクリマ「そんなあ……けっこういい案だと思ったんだけど」


ゼレス「別の案を考えましょう。例えば、6と言ったらその後からは数字をプラス1して計算するとか」


ステラ「最初は数字通りで、バレそうなタイミングで数字を入れ替えるわけですね」


ラクリマ「そっちの方が分かりやすいか……」


ーーーーー

ーーー

962 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/07/31(金) 07:23:43.07 ID:qRSfoFAPo
クロエ「さて、どう動こうかしら」


現在の目標
・集団体調不良について調べる
・部活に精を出す

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

9月第3週
3/16回目の行動です

8回目の行動終了後、マホリオ学外対抗戦へと移ります
12回目の行動終了後、文化祭へと移ります
963 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/31(金) 08:23:47.76 ID:1ynFa81A0
マホリオ学外対抗戦に向けて手当たり次第に野良試合をしかけまくる
964 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/31(金) 08:31:58.79 ID:ng9eoRPM0
野良試合をしすぎて疲れたクロエにローラとヒカリが愛のマッサージ
965 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/31(金) 08:40:31.40 ID:EGlWTud20
スフィアとルクが良い感じになってる
966 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/31(金) 08:44:11.87 ID:1mkCI0SbO
久々にコンマでノワール悪魔ガチャ
967 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/31(金) 08:53:50.17 ID:W1HERfKiO
↓1と↓2がば街中でばったり出会す
968 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/31(金) 08:56:13.11 ID:dfOTaKMwo
セレニテ
969 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/31(金) 09:03:19.95 ID:dy5NfrI/O
クロエ
970 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/31(金) 18:02:33.48 ID:iFxUb+SfO
ノワールは今度は何にブチギレるんだ……
971 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 22:23:08.41 ID:y9hRDrVF0
次スレの季節
972 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/03(月) 21:58:52.83 ID:m/ZhE9j9O
ゼレスの愛が重い設定はそろそろ活きてくるかな?
973 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/04(火) 00:13:36.37 ID:LKlwZQCYO
まだかなー
974 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/04(火) 23:24:27.39 ID:DYIbr/Lg0
待ってる
975 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 19:08:35.61 ID:hkRJyvaY0
また暫く間空いちゃうのかな
976 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/08(土) 22:46:57.05 ID:imyH43Ix0
まだこのスレ内で投下するかもしれないし、そろそろレス控えた方がいいんじゃない

スレ埋まるまでは行かなくても投下するスペースが無くなるぞ
977 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/12(水) 23:22:52.33 ID:gahdJqybo
掲示板前ーー


クロエ「今のところ私達のチームの順位は……」


1.ウィンチーム
3.楓チーム
11.クロエチーム


凜華「ギリギリ10位圏外だね……」


クロエ「大会に出るためにも、たくさん試合をこなしましょう」


モミジ「うん!」


ーーーーー


クロエ「とゆーわけで挑ませてもらうわウィンさん!」


ウィン「いつでもどーぞ」


リリィ「審判は私が。試合開始!」


クロエ「闇弾【ダークボール】!」


ウィン「魔弾【シュート】」


ゴオオオッ!


ーーーーー

ーーー




クロエ「いたた……」


凜華「これは明日筋肉痛かな……」


モミジ「ウィンさんから始まって、今日だけで5試合もしたもんね……」


クロエ「付き合わせてごめんなさいね、二人とも」


凜華「ううん。私も大会には出たいし、そのためならこれくらいへっちゃらだよ」


モミジ「わ、私も……クロエちゃんの役に立ちたいから」


クロエ「モミジ……」

クロエ「じゃあ今日はここまでね。また明日も何試合かするつもりだから、よろしくね」


凜華「ああ」


モミジ「うんっ」


ーーーーー

ーーー

978 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/12(水) 23:23:25.36 ID:gahdJqybo
街中ーー


クロエ(薬局でモミジと凜華分の湿布と、あとは魔獣ショップでおやつを買って……)テクテク


どんっ


クロエ「ご、ごめんなさいっ。考え事をしてて……」


セレニテ「いえ、こちらこそ……」


クロエ「あ、あなた確か……イリスのお母さん」


セレニテ「あなた、リリウムの生徒の……」


クロエ「クロエ・アートルムよ」


セレニテ「そう、クロエさん。ぶつかってごめんなさいね」


クロエ(やっぱり普通の人に見えるけど……)


セレニテ「そうそう、イリスは今どんな様子かしら?」


クロエ「イリス? 特に変わった様子はなかったけど……」


セレニテ「そう、良かったわ。成功したみたいね」


クロエ「成功?」


セレニテ「あ、あら。なんでもないのよ、気にしないで」


クロエ「……勘違いならごめんなさい。セレニテさん、夏休みの最後の日にリリウムに来た?」


セレニテ「……ああ、もしかして気づいてたの?」


クロエ「その口ぶり……あなたが皆から魔力を奪ってたのね」


セレニテ「そうよ。でも死ぬほどじゃない。生活に支障は出てないでしょう?」


クロエ「なんのために……」


セレニテ「そんなのイリスのために決まってるじゃない。イリスのために、少しでも多くの魔力が必要なのよ」


クロエ「……そう」

クロエ「今はもう誰も魔力が減ったことを気にしてないわ。でももう二度と魔力を奪いに来ないで」
979 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/12(水) 23:24:03.62 ID:gahdJqybo
セレニテ「大丈夫よ。たくさんの人からちょっとずつもらってるだけだから、人が死んだりはしないわ」


クロエ「体調を崩してる人がいるのよ! 何人も!」


セレニテ「ふふっ、ムキにならないで? それもこれもイリスのためなの。イリスの病気が治るまでの辛抱だから」


クロエ「……っ!」ギリッ

クロエ「言っても無駄みたいね。もういいわ」


セレニテ「あら、行くのね。イリスによろしくねー」


クロエ「ふんっ!」ツカツカ

クロエ(なんなのよあの人……!)


ーーーーー

ーーー

980 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/12(水) 23:24:43.57 ID:gahdJqybo
学校ーー


ノワール「そんなことが……」


クロエ「セレニテさんが犯人ってことは校長先生にも伝えるつもり。まあ、証拠がないから警察は動かないでしょうけどね」


ノワール「やっぱりあの人おかしいよ……」


クロエ「そうね、ちょっと常軌を逸してるわ」


ノワール「魔力欠乏症だって、必死に治すほどの病気じゃないよ。魔法が使いたいなら魔力がストックされた魔石とか使えばいいんだし。目が悪い人がメガネかけるようなものじゃん」


クロエ「どうしても治すつもりみたいだったわね。何か理由があるのかしら……」


ノワール「理由……」

ノワール「お金……とか?」


クロエ「お金って……あの人天才なんでしょう? 稼ぎようならいくらでもあるじゃない」


ノワール「誰かがイリスのママさんにお金を渡して研究してもらってるみたい。娘の病気と最前線で戦えるし、それでお金も貰えるから……」


クロエ「つまり……」


ノワール「そのお金渡してるやつが悪いんだよ。自分で研究しないで誰かに丸投げしてさ」


クロエ「その人を説得して無茶な治療は止めさせるように言えばいいんじゃない? さすがに研究の過程で問題が起きるのは支援者からしても本意じゃないでしょうし」


ノワール「確かに! イリスは会ったことないって言ってたから、怖いけどイリスのママさんに頼んでみよう」


クロエ「そうね。連絡取るだけなら校長先生に頼めばなんとかできると思うわ」


ノワール「決まり! 連絡ついたら教えてね」


クロエ「ええ」


ーーーーー

ーーー

981 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/12(水) 23:25:12.76 ID:gahdJqybo
修練場ーー


ノワール「はあ……」

ノワール(クロエの話聞いてたらムカムカしてきたから……この状態でパンデモニウムのコントロール練習しよう……)ムカムカ

ノワール(魔力を奪った犯人がイリスのママさん……! 娘のためとか、研究のためとか、そりゃ言い訳はできるだろうけど……それをさせてる奴がいるのが気に食わない!)ギリッ

ノワール「悪魔召喚【パンデモニウム】!!」カッ!


バシュウウウウウ!


黒い騎士「ゴ……オ……」ガシャン


ノワール「あ……」


黒い騎士「ガア!」ブンッ!


ノワール「きゃあっ!」バッ


ゴシャアッ!


黒い騎士「……ギ」ギョロリ


ノワール(こいつ……ヤバい……! 上級の悪魔だ……!)カタカタ


黒い騎士「ニガ……サヌ゛……」ガシャン


ノワール「い、いや! 来ないで!」ダッ!
982 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/12(水) 23:25:43.37 ID:gahdJqybo
校舎裏ーー


ノワール(誰か……誰か……!)タタタッ


ルク「おや?」


ノワール「あ、ふ、不死鳥さん! 助けてください!」


スフィア「あの黒い鎧?」


ノワール「そうです! 魔界から召喚しちゃって……!」


スフィア「凍てつけ」パキンッ


黒い騎士「ギオ……!?」ガクンッ

黒い騎士「アア……マコウテイ……サマ゛……!!」


スフィア「……燃えろ」ゴオッ!!


ジュオオッ!


スフィア「……チッ」


ルク「おおー……」


ノワール「た、助かりました。ありがとうございます……」


スフィア「これぐらいお安いご用よ」ケロッ


ルク「……さっきマコウテイって……」


スフィア「やっぱ聞かれてたか……」

スフィア「あいつを見てちょっと思い出したよ、魔界時代のこと。確かにわたしは魔皇帝って呼ばれてた」


ノワール「魔皇帝って……確か魔界に三体いるすごく強い悪魔のことですよね」


スフィア「物知りね。そう、その三体の内一体がわたし」


ノワール「昔魔界について研究した人がいたらしくて、いろいろな本で勉強したので」フンス


スフィア「いい心がけだわ。思い出しついでに言っておくと、魔界は完全に実力主義。わたしと同列の魔皇帝がもう一体、わたしより強いのがもう一体。そして、わたしより遥かに強い魔王が魔界の頂点に君臨してる」


ノワール「魔王……」


ルク「聞くだけで恐ろしいですね……」
983 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/12(水) 23:26:10.75 ID:gahdJqybo
スフィア「まあよっぽどのことでも起こらない限り、魔王に会うことなんてないでしょ」


ノワール「そうですね。次からは気をつけます……」


スフィア「それよりルク、どう? 惚れ直したかしら?」


ルク「惚れ直すもなにも惚れてませんから……」


スフィア「えー、ひどいなー。いいとこ見せようと思ったのに」


ルク「ま、まあ……カッコよかった……とは思いますが」ボソボソ


スフィア「えっ///」キューン


ルク「……///」


ノワール(あれ、いい雰囲気? 私いない方がいいかな……)ソソクサ


ーーーーー

ーーー

984 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/12(水) 23:26:51.89 ID:gahdJqybo
♡愛のマッサージ♡

放課後、部活をこなし、そしてマホリオを連戦。その足で街中まで買い物へ向かい、帰宅。
言うまでもなく、その足はパンパンにむくれきっていた。

(ふう……今日はよく寝れそうね……)

そう心の中で独りごちて、自室のドアに手をかける。
開ければそこにはヒカリがいて、多少の労いの言葉をかけてもらえることだろう。

「ヒカリ、ただいま……」

「おかえり、クロエ」

「おかえり、クロエちゃん」

驚いたことに、そこには私の彼女が二人とも揃っていた。思わぬ歓迎に嬉しさがこみ上げる。

「ローラ、どうしたのよ。もう夜遅いわよ?」

「凜華さんとモミジさんが来て、クロエちゃんが買い物に行ったって聞いたから待ってたんだよ。きっと疲れてるだろうなって思って」

「部活にマホリオに買い物なんて、ちょっとハードスケジュール過ぎるよ。ほら、マッサージしてあげるから横になって」

ヒカリがポンポンと私のベッドを叩いて、横になるよう促してくる。

「お願いするわ。歩き過ぎて足がパンパンで……」

断る理由もないので、素直にうつ伏せになる。
その後でギシギシと二度ベッドが揺れ、ローラとヒカリもベッドに乗ってきたことを伝えてきた。
ソックスが脱がされ、ひんやりとした外気が足に触れる。

「それじゃ、やってくね」

ローラの手がむぎゅっと左足のふくらはぎを掴む。
暖かくて小さな両手が、必死にほぐそうとムニムニ動いている。

「こっちも」

今度はヒカリの手が右足のふくらはぎに乗せられる。
ひやりとしたきれいな指で、包まれるように動かされる。

これは……。

「気持ちいいわ……」
985 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/12(水) 23:27:24.85 ID:gahdJqybo
固まった筋肉がほぐされていく感覚。
じわじわと熱が足先まで広がっていく。
しばらくふくらはぎをほぐされ、次は足の裏のようだ。
指でぎゅうぎゅうと押されると、これまたなんとも言えない感覚に体をよじってしまう。

「どうかな、気持ちいい?」

ローラから声がかかる。

「ええ、気持ちいいわ。だいぶほぐれたんじゃないかしら」

手をついて体を起こすと、足元の二人は顔を赤くして目線を交わしていた。
何事だろうか。

「あ、あのね、クロエちゃん。その……嫌だったら言ってね?」

「な、なんの話?」

「んと……今からクロエのこともっと癒やすから、やめてほしかったら言ってほしいな」

「もっと? お願いしようかしら」

さらに癒やしてくれると聞いて、もう一度うつ伏せてで横になる。
やめてほしくなるなんて、なんの心配かしら。
すると、膝まであったスカートが持ち上げられる感覚。そして太ももに手を置かれる。
なるほど、太もものマッサージもしてくれるらしい。何も言わずに二人に身を任せる。
むにむに、ぐにぐにと押し込まれる。

「ん、ふ……」

あまりの気持ち良さに、少し声が漏れてしまう。

「ご、ごめんクロエ。やめようか?」

「え? 気持ちいいからもう少しやって欲しいくらいだけど……」

「じゃあ……」

ごくりとツバを飲み込む音が私にまで聞こえた。
何をそんなに緊張しているのだろう。
太ももに置かれた手がゆっくりと上に上がって……。
986 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/12(水) 23:27:57.37 ID:gahdJqybo
「んひっ!?」

「わーごめん! やっぱりやめるよ!」

い、今……下着の上からだけど……触られた……。
そっか、そういうことだったのね……。

「い、いいわよ、続けても……」

一気に心臓の鼓動が早まる。炎魔法を顔面で浴びたかのような頬の熱くなり方だ。

「そ、それって……」

「い、言わせないでよ……」

体の芯がきゅんきゅんとうずく。
ころんと仰向けになると、そこには顔を真っ赤にした二人がいた。

「クロエちゃん……」

「んっ……」

まず、ローラがちゅっと口づけてくる。
いつも可愛らしい声をころころと響かせている、幼馴染の唇。
暖かくて、甘い。

「ちゅ、ちゅ……」

「ん、んう……」

「ろ、ローラさん。ボクも……」

ローラの唇が離れると、今度はヒカリが覆いかぶさってキスしてきた。
形のいい、瑞々しい唇だ。
この短時間で二人の美少女の唇の感触を味わってしまった。

「ふ、ん……っ」

「ちゅ、ん……」

ぷはっと唇が離れる。
あまりの突然の関係の進展に、正直脳みそがぐらついている。
しかし、二人が勇気を出してくれたのだ。ここで逃げては女がすたる。

「脱がすね……」

二人がかりでまとっていた制服を脱がされる。
ヒカリがプチプチと上半身のボタンを外し、そのまま剥ぎ取られる。
ローラはスカートのベルトを緩め、そしてするりと脱ぎ去られてしまった。
上はキャミソールで、下は白いショーツが丸出しだ。
キャミソールの中に付けているブラジャーは下とお揃いだし、よれてもいない恥ずかしいものではない。
でも、二人に見られるかと思うとやはり隠したくなってくる。

「へ、変じゃない……わよね」

「うん。綺麗だよ、クロエちゃん」

キャミソールから覗いている鎖骨の辺りにキスを落とされる。

「んっ」

体が反応して、ぴくんと跳ねる。
今度はヒカリにキャミソールをまくられ、おへその辺りにキスされる。

「あぁっ、だ、ダメ……っ」

反応しまいと力を入れているのに、どうしても声が出てしまう。
987 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/12(水) 23:28:30.26 ID:gahdJqybo
「ふふ、クロエ可愛い」

「クロエちゃん、もっと声聞かせて……?」

二人がかりのキスの雨。
ぴくぴくとどうしても体が反応してしまう。

「うっ、くぅ……! 〜〜〜もうっ! 二人とも!」

ガバッと体を跳ね起こす。
二人も驚いて手を止めた。

「二人も脱ぎなさいよ! せめて同じ格好になりなさいよ! 私だけこんな格好なんて、恥ずかしくてどうにかなりそうなの!」

うがーっとまくし立てると、二人はキョトンとした顔。
その後顔を見合わせてくすりと笑う。

「分かった、いいよ」

「クロエちゃんになら……」

するすると恥じらいなく脱いでいく二人……。いや、止まった。
上のボタンを外して、そこで二人とも手を止めている。

「どうしたのよ二人とも」

「や、やっぱり見られるのは恥ずかしいね……」

なるほどそういうことらしい。ならば。

「私が脱がせてあげるわ。まずヒカリからね」

え、と声を出す前にボタンが外れた上着を引っ張る。
そしてさっと腰のベルトを緩め、下も手早く下ろす。

「え、えっ!?」

そして、いっそのことと中に着ていたインナーもするっと頭から抜く。
これでヒカリは上下ともに下着姿になった。
青色の下着で、上品なフリルがあしらわれている。

「はい完了」

我ながら驚くスピードで脱がすことができた。ふふんと鼻を鳴らし、次の標的に向き直る。

「次はローラよ」

「うう……っ」

さささっとこちらも同じ手順で脱がせる。
ローラの下着は、緑色のスポーツブラとスタンダードなショーツだった。
脱がされた二人は顔を真っ赤にして体を隠そうとしている。

「こ、こうなったらクロエちゃんもだよっ」

「そ、そうだそうだ!」
988 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/12(水) 23:29:01.39 ID:gahdJqybo
わっと襲いかかってくる二人。ヒカリにのしかかられ、ローラに頭からキャミソールを抜き去られる。
白地に花の刺繍があしらわれたブラがあらわになってしまう。

「〜〜〜っ!!」

「クロエ、恥ずかしい? ボクらも脱がされて恥ずかしかったからおあいこだね」

ぐぬう……。
確かにおあいこではあるので強く反論できない。

「……ぷっ」

すると、頭上の方からローラの笑い声が。
どうしたのだろうか。

「ご、ごめんね笑って。でも、なんだかえっちする雰囲気にしては明るいなあって思ったら、なんだか可笑しくって……ふふっ」

「そ……そうね。脱がし合ってイタズラしあってただけだものね」

「まあ、ボクらにはこれくらいの雰囲気が合ってるんじゃない?」

三人の小さな笑い声が部屋に響く。
そして……。

「じゃあ……全部脱ごっか」

ヒカリの声で、それぞれが自身の下着に手をかける。
ぷるんっ。そんな擬音が聞こえるような一瞬だった。三人ともが一気に下着を脱ぎ、そして恥ずかしがって滑るようにベッドへと潜り込む。

「なんでベッドに入ってるのよ」

「恥ずかしかったんだもん。それにクロエちゃんも入ってる」

「こ、ここは私のベッドだからいいのよ」

「クロエ、その言い訳は苦しいよ」

裸で密着しながら、互いに軽口を叩き合う。
すりすりと触れる柔らかい肌が心地良い。

「えへへ……クロエちゃん、こっち見て?」

「? 何よローラ……んんっ」

「えへへぇ……またキスしちゃった」

か、可愛い。

「クロエ」

ちょんちょんとヒカリに肩を叩かれて振り向く。

「んっ」

「ん……」

「ローラさんばっかりズルい……」

こっちも可愛い。
私の彼女可愛すぎる。
989 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/12(水) 23:29:45.72 ID:gahdJqybo
やがて二人が両側から挟むように体を密着させて来た。
そしてすりすりと体をこすりつけてくる。

「んっんっ……」

「あっ、だめだよヒカリさんっ、クロエちゃんでオナニーしてるっ」

「ローラさん、だって……っ」

太ももの両サイドが、しっとりとしていくのを感じる。
そして二人の熱い吐息が首元にかかる。

「は、あっ……だめ、イく……!」

先に果てたのはヒカリだった。びくんと体を跳ねさせる。
力が抜け、くたりとしてしまう。
続いて、ローラも。

「クロエちゃん、クロエちゃん……っ! ぁぁあっ!」

びくびくとカラダを震わせ、甘い声を上げて、そして力尽きる。
二人とも軽くイってしまったらしい。

「……いや、私動けないんだけど」

「あっ」

やってしまった、というような声がステレオでシンクロする。
二人にされるがままだった私は、何をするでもなく二人に任せておくことしかできなかった。
結果二人は果てたが、私は一人で熱を持て余すこととなってしまったのだ。

「ご、ごめん……」

むにゅうと胸が押し付けられ、そのままヒカリの手が伸びてくる。

「っあ……」

手がそこに触れた瞬間、くちゅりと濡れた音がした。
そんなになっていたのかと、かあっと顔が熱くなるのを感じる。

「ふふ、濡れてるね」

くにくにと指で入り口をいじられる。
それだけのことに体の最奥が喜んでしまっている。

「ヒカリ、ヒカリぃ……っ」

「うんうん、任せて。大丈夫だよ」

「ヒカリさんズルいよお……私も触っちゃうからね」

そう言うが早いか、ローラはワタシの無い胸に口を寄せた。

「ちゅうう……」

「んんんっ!? ちょ、ローラ、なに、してぇ……!」

んふー、とドヤ顔で上目遣い。可愛いけどびっくりしてしまう。
挙げ句に口の中で舌が動き初め、ピンピンと乳首を弾かれてしまう。

「ふぁ、やら、ふたりともっ、もう、も、だめ……っ! 〜〜〜〜〜っ!!」
990 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/12(水) 23:30:55.28 ID:gahdJqybo
体中に電撃魔法を浴びせられるような衝撃。
びくびくと跳ねる体が制御できない。

「ーーっは、あ……っ」

「ちゃんとイかせられたね」

ヒカリがちゅっと頬に口づけを落とす。

「かわいい、クロエちゃん」

ローラは逆側の頬に。

「気持ちよかったし……このまま寝ようか?」

一通り盛り上がって徐々に体の熱が引いていく中、ヒカリがそんな提案をする。
確かにもう寝てもいい程の疲労感と倦怠感に体を支配されている。でも……。

「私が二人を気持ちよくしてないわ」

ばさっとシーツをどけて、二人の足元へ。

「で、でも私達ももう気持ちよくなったし……」

「それは私の体でオナニーしただけでしょ、ローラ」

うぐっと言葉に詰まった顔をする二人。
何より、私が二人を気持ちよくしてあげたいのだ。

「ね、いいでしょ?」

「……クロエに頼まれたら断れないよ」

「……その代わり、ちゃんと気持ちよくしてね」

ヒカリとローラがそれぞれ自身の秘所に両手の指をあてがい、そして外側に開いた。
ぬぱあっと開かれたそこにはピンクの穴が二つ、いやらしく私を誘っていた。
体を近づけ、両手をそれぞれの秘所へと持っていく。そして、まず中指の腹で触れた。

「んっ」

二人の声が重なる。

「大丈夫……?」

二人ともこくりとうなずく。そして、ローラが口を開いた。

「く、クロエちゃん。あのね……中まで、入れてほしいな……」

それはつまり、膜を破って破瓜の血を流すということで……。

「いいのね?」

「ん……」

こくり。ヒカリも同時にうなずく。
それを見て、私はできるだけ痛くないようにと中指から小指に添える指を代えた。
そして……。
991 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/12(水) 23:31:26.97 ID:gahdJqybo
「あ、ぁあ……っ!」

「く、う……!」

「だ、大丈夫?」

二人が顔を歪める。
愛液とは違うどろりとした熱い液体が小指にまとわりつく。

「あは、すごい、クロエちゃん……」

「すごいって何が……」

「幸せで、胸がいっぱいなの……!」

つう、と涙を零しながら。
きっと痛いだろうに、それでも本当に心の底から嬉しそうで。

「いいよ、クロエちゃん。動かして……」

できるだけ優しく、痛みの出ないように動かす。
くぷ、くぷ、と小さな音が響く。

「ボクも、もう大丈夫だから……」

ヒカリも、うっとりとした顔で告げる。
ああもう。

「あっあっあっ……!」

「クロエ……はぅ……っ」

私は、きっと。

「クロエちゃん……! もう、わたし……っ」

「ボクも、もう……!」

世界一の幸せ者だ。

「んきゅううぅぅ……っ!!」

「ふやああぁぁっ!」

きゅんきゅんと指が締め付けられる。
ローラはまるでかじりつくかのような締め付けで、指を離そうとしない。
ヒカリの方は、みっちりと全方位から包むようにしてきて、こちらも簡単には離そうとしない。
ややあって二人の絶頂が引き、二人の息が整うのを待って、ゆっくりと指を引き抜く。
やはりそこには赤い血の跡があり、行為の証拠をまざまざと見せつけてくる。

「えへへ、幸せだねえ……」

「うん。心の奥から温まる感じだ」

「ほらほら、ピロートークの前にささっと片付けるわよ。制服もシワになっちゃうし、シーツも取り替えないと」

はーいと元気に返事が返ってきて、三人で片付けに取り掛かる。
そのさなかキスをして、抱き合って。やっぱり幸せだなと感じながら夜は更けていった。
992 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/12(水) 23:31:56.99 ID:gahdJqybo
クロエ(し、しちゃったわ……。それに、初めてが三人だなんて……///)ドキドキ


現在の目標
・集団体調不良について調べる
・部活に精を出す

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

9月第4週
4/16回目の行動です

8回目の行動終了後、マホリオ学外対抗戦へと移ります
12回目の行動終了後、文化祭へと移ります
993 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/12(水) 23:58:43.35 ID:qru7mlIG0
ゼレスが風邪を引いたのでステラが看病。いつものツンツンした態度とは真逆の甘えたがりなゼレスに内心ドキドキなステラ。このレスのコンマ一桁が偶数なら回復後もゼレスの記憶が残っている
994 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/13(木) 00:14:30.96 ID:8mbyyudpO
ソレル姉妹が週末にお出かけ
995 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/13(木) 00:31:21.29 ID:lDs47PD+O
以前スフィアに言われた吸血鬼の吸血欲求に関して色々と気になった楓が親(吸血鬼の方)にそれとなく電話で聞いてみる
会話が終わった辺りでちょうど晶と嵐に出くわす
996 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/13(木) 00:33:09.64 ID:OSxj+OdT0
舞、めきめきと演技が上達していくラクリマに興味を持つ
997 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/13(木) 00:34:45.85 ID:Uzbkz7meO
演劇部にて、主人公凜華とヒロイン舞のエチュードの破壊力にやられる部員多数。
なお最も被害を被ったのはたまたま覗きに来ていた百合江で『止まるんじゃありませんわよ……』とでも言いたげに満足そうに倒れていたという。
998 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/13(木) 01:00:00.40 ID:zPM7EV4B0
次からは次スレでスタートかな?
>>1投稿お疲れ様やで
999 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 00:42:56.06 ID:Ov0p0Wu90
>>1000ならデンちゃんにハーレムができる
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