【鯖鱒wiki】どうやら坂松市で聖杯戦争が行われる様です【AA不使用】2

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1 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/04/19(日) 22:06:38.01 ID:IIc4+1l/O


【坂松市の聖杯戦争、三つ+一つのあらすじ】




【坂松高校に通う貴方は、偶然サーヴァントを召喚してしまい聖杯戦争に参加する事に】

【その過程でサーヴァント・バーサーカーとの仲違いを起こし、バラバラになってしまう】

【孤立した貴方は、ライダーとそのマスター、新重から殺害されかけるものの間一髪の所でバーサーカーに救われ、和解】




【……が、ライダーは突如マスターである新重を裏切り、その身に牙を向けたのだった】


【より詳しく知りたい方は下記のスレで】
 https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssr/1582520327/

【こちらは鯖鱒wiki】
 https://w.atwiki.jp/ssfate/sp/

2 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/04/19(日) 22:07:58.20 ID:IIc4+1l/O




「新重っ!!」
「……あ…………痛、い。痛い……」
「もう喋るな!血が……!」

倒れ伏す新重に、全速力で駆け寄る貴方
どくどくと流れる血を少しでも止めようと、着ていた上着を腹部に当てる
みるみる彼女の血で染まる両手。気休め程度の効果しかなくとも、それでも動かずにはいられなかった

「“治癒(シゲル)”!これで多少は……。っ!」
「ほう?俺を傍目に気を向けるか。随分と舐めきられたものだ」

しかし、それをライダーがおめおめと見過ごす訳がなく。倒れ伏す新重へと攻撃を
今度こそは命を獲らんとする一振りを迎撃するバーサーカー。その顔には明確な怒りが浮かぶ


「……何故、自分のマスターを!」
「単純な話だ。俺はどの様な人間であれ、三つまでは非礼を許す事にしている」
「しかし、この女は俺に四つの非礼を犯した。罪人には重罰を。当然の理だ」
「馬鹿な事を……!貴様はアーチャーではない、単独行動が無い以上、自滅するしかない!」
「それこそ、愚かと言うものだ」

打ち合いを止め、黒衣をはためかせながら背後に下がる。これ以上の戦闘はしないと言いたげな笑みを浮かべながら


「その女に頼らずとも、魔力を補給する手段は幾らでもある」
「この土地に水がある限り、俺は戦闘どころか現界する事すら苦にならんな」



『ライダーのスキルを開示します』
 ◆竜の渇喉:B
   水分と魔力の相互変換を可能とする魔力炉心。飲料水などを魔力源として利用できる。
   また、魔力を雷雨に変換して圧縮し、ブレスとして放出する。
   ハンガリーの多頭竜(サーカニィ)は雷雨神の特質を持つ。


3 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/04/19(日) 22:08:52.94 ID:IIc4+1l/O




「な…………」


水がある限り。それは、ライダーには魔力切れの心配等は無用という事実に他ならない
勝ち誇った様に手を振ると、ゆっくりと新重に向けて歩を進めていく

「しかし、その女との縁は不愉快だ。今ここで逃げ出すならば、ここは許す」
「何。貴様等はまだ一度目。この約束を反故にしない事を、この空に誓おう」


ライダーは問い掛ける。ここで逃げるのならば見逃すと
それはつまり……新重は捨てろと勧告したのだ


「……断る!新重は俺のクラスメイトだ!」
「だろうな。だが、バーサーカー、貴様はどうだ?ここで戦う事が賢い事と思うか?」

「実力の差は明白。その女を庇う理由も無い。死に急ぐ危篤な趣味があるなら別だが……」
「……引け。ここで貴様等を仕留める事より現世の縁を早く断ち切りたいのでな」

さっさとしろと決断を急かす。それほど、自分のマスターである新重を憎んでいたのだろう
問われるバーサーカー。彼女は剣を下げ、彼女を一瞥し、答える



「……ええ。そうでしょう。私にはこの女を庇う理由等存在しない」
「しかし、貴様の下らない流儀に付き合う程、私は生温く、寛容では無い」

「……下らない?」
「貴様も、自ら決めた法に従う者の筈だろう」
「その貴様と俺。何が違うと決めつける!」



「違うでしょう。私は自分のみの意志で全てを決めて、行動する」
「貴様は全てが他人任せ。都合が良ければ放置し、不都合になれば切り捨てる身勝手の極み」
「そんな貴様と私。比べる事すら烏滸がましいと知れ!ライダー!」



4 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/04/19(日) 22:10:36.24 ID:IIc4+1l/O






「──そうか。貴様は死を望むか」

身勝手。バーサーカーの言葉に顔が歪む

「人より見放され、人より切り捨てられた俺の苦悩を、ただの一言で済ますとは」
「その骸、晒すに能わず。塵と消え失せ、微塵も遺らぬと思うがいい……!」


ひりつく程の殺気。震える程の怒気。凍てつく程の冷気
一介の人である貴方の身には、それだけで動きが出来なくなる程の重圧。耐えきれず、両膝をつきそうになる
倒れそうになる身体を、バーサーカーが支えて立たせてくれた


「言ったはずだ。私は貴方の剣になると」
「だから……自信を持って。このサーヴァントはここで倒す」


「大きく出たな。よもや、貴様程度の英霊が俺を倒すとは」
「確かに、生前トカゲ狩りはした覚えが無い。だが、やってやれない事も無いだろう?」
「……フ」

不敵に笑う両者。その意味を把握し、訪ねる

「まさか、ライダーの真名が……」
「今の今まで確信は出来なかった。しかし、水を魔力に変換するという性質は、ある国の伝承でしか見覚えが無い」
「ハンガリーの竜、サーカニィ。恐らく、奴の真名は……」


言葉を紡ぐ瞬間、豪風が吹き荒れる。ライダーを中心にして、荒れ狂う流れを産み出していく


「ここは俺の全力を出すには狭すぎる。俺の国へと招待してやろう」
「遠慮は要らん。貴様等は我が国初の処刑人として名を刻ませてやる故に」
「──飛べ!飛べ!遠く遠く、遥かな空の彼方まで!」


「来るがいい、貴様が勇者足り得るか、見定めてやろう!」
「“果て無き空路の幕明風(オーバーエンド・トルネード)”!」



5 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/04/19(日) 22:12:31.19 ID:IIc4+1l/O





暴風が周囲を包み込む。しかし、不思議とその身に傷はなく
体がふわりと宙に浮く感覚。そのまま地面から足が離れていく


「うわっ……と!新重っ!」
「あ……庶務、く……」
「寝ていろ。……これは、移送する気か!」


『ライダーの宝具を開示します』
 ◆『果て無き空路の幕明風(オーバーエンド・トルネード)』
  ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:10〜30 最大補足:1人
   英雄譚の始まりを告げる、王女を攫う強烈な上昇気流。
   風に捕らえられたものは、天まで届く木の頂上にあるような異界に連れ去られてしまう。
   その異界は国一つの大きさがある一枚の木の葉。地上のような街並みに畑、竜の館が存在する。
   天まで飛ばされてしまえば脱出はほぼ不可能だが、
   ライダーはこの宝具で飛んでもノーダメージなので撤退にも利用できる。
   異界の開閉はライダーの一存。ライダー一人なら異界に行っても問題なく戻ってこられる。







“──空の国にて、貴様等を待つ”

“精々、命乞いの言葉でも考えておく事だ──”



声は遠く。どこから聴こえてくるかももう判別が出来ない
そのまま意識が剥離していく。彼方の果ての果てまで……


6 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/04/19(日) 22:14:03.09 ID:IIc4+1l/O




「……ん」

……どれくらい寝ていたのだろう
頬に伝わる冷えた感触がやけに鮮烈に感じる
先刻までの記憶を辿る。そうだ、ここは……

「……バーサーカー!新重っ!」
「叫ばなくてもいい。ここにいる」

隣から声が聴こえる。もう見知った女性の声
女性……バーサーカーは、負傷した新重を護る様に佇んでいた

「彼女の事は心配しなくてもいい。怪我が広がらない様に注意を払った」
「サンキュ。……にしても、ここは」


周囲を見渡すと、石造りの柱や家。そして石の床が足元に広がる
頭上には雲一つ浮かばない青い空だけが。その風景はどこか牧歌的に映る
異国の中世へとタイムスリップしたかの様な異色の風景に面食らう。すると、またどこからか響く様に声が鳴る


“如何かな?俺の国、俺の世界は”

“下界の低俗な気体とは比べ物にすらならん程に澄んだ空気。乱雑に伸びた鉄棒とは見違える程に洗練された街”

“これこそが俺の理想、俺の住み処。本来ならば汚れたドブネズミすら足を踏み入れる事すら不可能な素晴らしき街”

“貴様如き矮小な存在が、足を踏み入れる事すら出来ない場所だ”

「どこだ!?出てこい、ライダー!」



『……“ああ、いいとも”』
『“見せてやろう、これこそが俺の真の姿!”』




突然、空が暗く翳る。太陽に何かが重なり、空の都に影を作る
遮ったものは……巨大な“竜”。竜は翼を広げて空を舞い、貴方の前に降り立った


 
7 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/04/19(日) 22:14:42.34 ID:IIc4+1l/O




「……な!?」
『“GaaAAAAAAAAAA!!!”』


目の前に姿を現した黒竜……ライダー
高らかに咆哮を上げて威圧する。その声だけで貴方は吹き飛ばされそうに
しかし、今度は耐える。二度も膝をつく事はしないとばかりに歯を食い縛りながら


「……竜騎兵は聞いた事があるが、まさか騎兵の竜とはな」
『“意外でもあるまい。俺は風に乗り、勇者に討伐される存在”』
『“こう見えても、俺は馬に乗るのが得意だったんだ。魅せられんのが悔しい程にはな”』

咆哮とは変わって、理知的な語り口に戻る
その姿に感じたのは強い矛盾。怪物の姿を為していながら、その心は間違いなく人間のもの


「ライダー……お前の目的は……」
『“言っただろう。その女との繋がりは不快。故に邪魔をした貴様等は処刑対象だ”』
『“……それとも、聖杯への願いか?それこそ、貴様に話す事でもない”』

「……マスター、私はこの竜の名を知っている」
「私の想像通りなら恐らくは……貴様の願いは、復讐ではないのか?」
「自らを殺した人間の勇者への!」


叫ぶバーサーカー。彼女はライダーの真名に気がついた様だ
自分も暫し考える。ライダーの本当の名を。真の目的を……



22:20から
↓1〜3まで。ライダーの真名
8 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/04/19(日) 22:23:31.92 ID:IIc4+1l/O

【やっぱり点呼は重要(確信)】

【とりあえず後十分待ってこなければ流します】


9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/19(日) 22:27:26.23 ID:xMcYWvjZ0
フェルニゲシュ?
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